JP2013011251A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、ターボチャージャなどの高速回転軸を有する回転機械に好適である浮動ブッシュ軸受に関する。
浮動ブッシュ軸受は、回転軸と軸受ハウジングとの隙間に浮動ブッシュを回転可能に介装させ、軸受ハウジングから供給される加圧された潤滑油を軸受ハウジング内周面と浮動ブッシュの外周面との間に供給すると共に、浮動ブッシュに設けた半径方向の給油路によって、浮動ブッシュ内周面と回転軸との隙間に供給する。
そして、これらの隙間に形成された潤滑油膜の減衰効果によって回転軸の振動を抑制しながら安定した支持を行い、且つ焼付きを防止するように構成されている。
そして、これらの隙間に形成された潤滑油膜の減衰効果によって回転軸の振動を抑制しながら安定した支持を行い、且つ焼付きを防止するように構成されている。
図7に、ターボチャージャなどの高速回転機械の回転軸を回転可能に支持する浮動ブッシュ軸受の詳細図を示す。
図7において、ターボチャージャ0100は、一対の羽根車0102a及び0102bとこれらを一体的に連結するロータ軸0104からなる。浮動ブッシュ軸受0110は、軸受ハウジング0112と、該軸受ハウジング0112とロータ軸0104との間に介装されて、ロータ軸0104を回転可能に支持する浮動ブッシュ0114とから構成されている。
図7において、ターボチャージャ0100は、一対の羽根車0102a及び0102bとこれらを一体的に連結するロータ軸0104からなる。浮動ブッシュ軸受0110は、軸受ハウジング0112と、該軸受ハウジング0112とロータ軸0104との間に介装されて、ロータ軸0104を回転可能に支持する浮動ブッシュ0114とから構成されている。
軸受ハウジング0112及び浮動ブッシュ0114には、夫々油路0116及び0118が設けられている。そして、潤滑油は軸受ハウジング0112から油路0116及び0118を通って、軸受ハウジング0112の内周面と浮動ブッシュ0114の外周面の隙間、及び浮動ブッシュ0114の内周面とロータ軸0104との隙間に供給される。
浮動ブッシュ0114は回転可能に配設され、ロータ軸0104との摺動抵抗によりロータ軸0104より遅い速度で連れ回りする。
潤滑油でこれらの隙間に油膜を形成することで、該隙間の摺動面に発生する焼付き、損傷(磨耗)を防止している。
浮動ブッシュ0114は回転可能に配設され、ロータ軸0104との摺動抵抗によりロータ軸0104より遅い速度で連れ回りする。
潤滑油でこれらの隙間に油膜を形成することで、該隙間の摺動面に発生する焼付き、損傷(磨耗)を防止している。
また、特開昭58−142014号公報(特許文献1)には浮動ブッシュの内外周面間を連通する給油路を設けると共に、浮動ブッシュの外周面又は、内周面に該給油路に連通した溝部を形成し、該溝部の隙間に潤滑油による高い動圧力を発生させることにより、浮動ブッシュの内外周面への潤滑油の供給を行い、内外周面の焼付き、損傷を防止する技術が開示されている。
更に、特開2007−46642号公報(特許文献2)においては、フルフロートベアリングの内周面及び外周面の少なくとも一方に螺旋溝が設けられて、フルフロートベアリングが回転すると内周面及び外周面の少なくとも一方に設けられた螺旋溝により、内周面及び外周面が流体(潤滑油)から受ける圧力の分布が軸方向に沿って変化する技術が開示されている。この変化によってフルフロートベアリングが安定状態となりにくく、自励振動を抑制するようにしたものが示されている。
特許文献1においては、浮動ブッシュの内外周面間を連通する給油路に連通した溝部を外周面又は、内周面に設け、潤滑油の動圧力によって、潤滑油不足を解消するものである。
更に、特許文献2においては、フルフロートベアリングの内周面及び外周面の少なくとも一方に螺旋溝が設けられている構造によって、フルフロートベアリングの自励振動を抑制するようにしたものである。
従って、これら特許文献1、2には、低速回転域の早い時期にロータ軸に対し連れ回りさせて、低速回転時における摩擦損失を低減させるような構造については開示されていない。
更に、特許文献2においては、フルフロートベアリングの内周面及び外周面の少なくとも一方に螺旋溝が設けられている構造によって、フルフロートベアリングの自励振動を抑制するようにしたものである。
従って、これら特許文献1、2には、低速回転域の早い時期にロータ軸に対し連れ回りさせて、低速回転時における摩擦損失を低減させるような構造については開示されていない。
そこで、本発明はこのような不具合に鑑み成されたもので、浮動ブッシュの内周面に、該浮動ブッシュの内外周面を連通する給油孔を避けた位置に、潤滑油の流れを受け止めて圧力を発生させる受圧部を設けることにより、浮動ブッシュを低速回転域の早い時期にロータ軸に対し連れ回りさせて、低速回転時における摩擦損失の低減を図り、ターボチャージャの低速回転域での過給圧力上昇を図ることを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、内燃機関の燃焼室への給気を加圧するターボチャージャのタービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間に介装され、軸受部を有する軸受ハウジングと、該軸受ハウジング内を貫通するタービンロータのロータ軸と、
前記軸受部と前記ロータ軸との間に介装されると共に、外周面と内周面とを連通する給油孔を設け、前記軸受ハウジングからの潤滑油を前記外周面と前記内周面に供給されるようにした浮動ブッシュと、を備え、前記浮動ブッシュの内周面に、該内周面に沿い且つ、前記給油孔との連通を避けた位置に、潤滑油の流れを受け止めて圧力を発生させる受圧部を設けたことを特徴とすることを特徴とする。
前記軸受部と前記ロータ軸との間に介装されると共に、外周面と内周面とを連通する給油孔を設け、前記軸受ハウジングからの潤滑油を前記外周面と前記内周面に供給されるようにした浮動ブッシュと、を備え、前記浮動ブッシュの内周面に、該内周面に沿い且つ、前記給油孔との連通を避けた位置に、潤滑油の流れを受け止めて圧力を発生させる受圧部を設けたことを特徴とすることを特徴とする。
かかる発明において、浮動ブッシュの内周面に受圧部を設けたので、ロータ軸の低回転域において、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に発生させて、ロータ軸の回転摩擦抵抗を軽減し、ターボチャージャの低回転域での過給圧力向上を図ることができる。
また、本願発明において好ましくは、前記受圧部は前記内周面の周方向へ等間隔に複数配設するとよい。
このような構成にすることにより、浮動ブッシュに発生する回転力を周方向においてバランスさせ、浮動ブッシュの連れ回りの回転力の変動を小さくすることにより、浮動ブッシュの回転騒音、回転斑の発生を抑制する。
また、本願発明において好ましくは、前記受圧部は前記給油孔を避けて前記ロータ軸の回転方向へ向かって深さが変化する溝形状にするとよい。
このような構成にすることにより、受圧部の溝の底面深さを変化させることにより、潤滑油の回転に対向する斜面(又は垂直面)に潤滑油があたり、浮動ブッシュの回転力を生起させて、浮動ブッシュの回転をターボチャージャの低回転域においても容易に起動させることができる。
また、本願発明において好ましくは、前記受圧部は前記給油孔を避けて前記ロータ軸の回転方向へ向かって深くなる溝形状で、該溝形状の最終部が受圧面を形成するとよく、さらに、前記受圧面は前記溝形状を形成する底面と成す角度θを直角又は、鋭角に形成するとよい。
このような構成にすることにより、前記受圧部は回転方向に進むに従い、深くなる溝形状なので、潤滑油がロータ軸の回転に沿って滑らかに溝形状部に導入されるので、気泡等の発生が抑えられ、浮動ブッシュの回転斑(気泡による回転抵抗)をなくし、受圧面に効率よく圧力を発生させることができ、浮動ブッシュの回転をターボチャージャの低回転域においても容易に起動させることができる。
さらに、受圧面が前記溝形状を形成する底面と成す角度θを直角又は、鋭角に形成されているため、受圧面に当たった潤滑油がロータ軸と浮動ブッシュとの隙間に逃げ難く、ロータ軸の低回転域においても浮動ブッシュの回転起動力を効果的に得ることができる。
さらに、受圧面が前記溝形状を形成する底面と成す角度θを直角又は、鋭角に形成されているため、受圧面に当たった潤滑油がロータ軸と浮動ブッシュとの隙間に逃げ難く、ロータ軸の低回転域においても浮動ブッシュの回転起動力を効果的に得ることができる。
また、本願発明において好ましくは、前記溝形状の幅は、前記ロータ軸の回転方向に沿って狭くするとよい。
このような構成にすることにより、溝形状の幅の幅が回転方向に沿って狭くしたので、潤滑油が受圧面に至るまでに、溝形状部分とロータ軸との間において圧力が高まり、受圧面の圧力がより高くなるので、浮動ブッシュの回転をターボチャージャの低回転域においても容易に起動させることができる。
また、本願発明において好ましくは、前記受圧部は前記浮動ブッシュの幅方向中心の両側に千鳥状に配設されるとよい。
このような構成にすることにより、浮動ブッシュの受圧面を多く配置でき、ロータ軸の低回転域において浮動ブッシュの回転起動力が高くなると共に、受圧部を同位相(中心に対して片側)に配設した場合に比べ、ロータ軸と浮動ブッシュとの軸受面積が少なくなるのを防止でき支軸が安定する。
また、本願発明において好ましくは、前記浮動ブッシュをロータ軸に対しオフセット軸受としたことを特徴とする。
このような構成にすることにより、内周面とロータ軸との間、又は外周面と軸受ハウジングとの間の少なくとも一方において、内周面とロータ軸との隙間、又は外周面と軸受ハウジングとの隙間が、ラジアル方向の向きによって変化する(異なる)ので、その隙間に形成される油膜のバネ定数及び、減衰特性もラジアル方向の向きによって変化し、オイルウィップ(自励振動)が生じ難い回転軸系が実現できる。
従って、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に発生させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させると共に、高回転域におけるロータ軸の安定支軸が可能となる。
従って、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に発生させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させると共に、高回転域におけるロータ軸の安定支軸が可能となる。
本発明によれば、浮動ブッシュの内周面に受圧部を設けたので、ロータ軸の低回転域において、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に発生させて、ロータ軸の回転摩擦抵抗を軽減し、ターボチャージャの低回転域での過給圧力向上を図ることができる。
(第1実施形態)
図1に、本発明を実施したターボチャージャの高速回転を回転可能に支持する浮動ブッシュ軸受の詳細図を示す。
図1において、ターボチャージャ1は、内燃機関(以後「エンジン」と称す)の排ガスによって駆動される排気タービン14と、該排気タービン14を覆うタービンハウジング11と、排気タービン14の駆動力によってエンジンへの給気を加圧するコンプレッサインペラ15と、該コンプレッサインペラ15を覆うコンプレッサハウジング12と、排気タービン14とコンプレッサインペラ15とを一体的に連結するロータ軸16と、タービンハウジング11とコンプレッサハウジング12と、の間に介装され該ロータ軸16を軸支する軸受ハウジング13と、ロータ軸16のスラスト荷重を受けるスラストベアリング16bと、コンプレッサインペラ15側からの締結部材(図示省略)による締付に対し該コンプレッサインペラ15の位置決めをするスリーブ16cとで構成されている。
図1に、本発明を実施したターボチャージャの高速回転を回転可能に支持する浮動ブッシュ軸受の詳細図を示す。
図1において、ターボチャージャ1は、内燃機関(以後「エンジン」と称す)の排ガスによって駆動される排気タービン14と、該排気タービン14を覆うタービンハウジング11と、排気タービン14の駆動力によってエンジンへの給気を加圧するコンプレッサインペラ15と、該コンプレッサインペラ15を覆うコンプレッサハウジング12と、排気タービン14とコンプレッサインペラ15とを一体的に連結するロータ軸16と、タービンハウジング11とコンプレッサハウジング12と、の間に介装され該ロータ軸16を軸支する軸受ハウジング13と、ロータ軸16のスラスト荷重を受けるスラストベアリング16bと、コンプレッサインペラ15側からの締結部材(図示省略)による締付に対し該コンプレッサインペラ15の位置決めをするスリーブ16cとで構成されている。
軸受ハウジング13には、該ロータ軸16のコンプレッサインペラ15側を支軸する第1浮動ブッシュ軸受17と、排気タービン14側を支軸する第2浮動ブッシュ軸受18と、が配設されている。
第1浮動ブッシュ軸受17は、軸受ハウジング13に形成された軸受部13dと、該軸受部13dに内嵌し、内部にロータ軸16が配設される第1浮動ブッシュ19とで構成されている。
第1浮動ブッシュ19は環状に形成され、外周面から内周面に貫通した給油孔19aが配設されている。
また、第2浮動ブッシュ軸受18は、軸受ハウジング13に形成された軸受部13dと、該軸受部13dに内嵌し、内部にロータ軸16が配設される第2浮動ブッシュ20とで構成されている。
第2浮動ブッシュ20は環状に形成され、外周面から内周面に貫通した給油孔20aが配設されている。
第1浮動ブッシュ軸受17は、軸受ハウジング13に形成された軸受部13dと、該軸受部13dに内嵌し、内部にロータ軸16が配設される第1浮動ブッシュ19とで構成されている。
第1浮動ブッシュ19は環状に形成され、外周面から内周面に貫通した給油孔19aが配設されている。
また、第2浮動ブッシュ軸受18は、軸受ハウジング13に形成された軸受部13dと、該軸受部13dに内嵌し、内部にロータ軸16が配設される第2浮動ブッシュ20とで構成されている。
第2浮動ブッシュ20は環状に形成され、外周面から内周面に貫通した給油孔20aが配設されている。
浮動ブッシュ軸受17及び、18には軸受ハウジング13の連結口13aに連結された配管(図示省略)によって潤滑油が送油されている。
コンプレッサ側潤滑油路13cは第1浮動ブッシュ軸受17側に連結口13aから直線状に傾斜させた油路になっている。第1浮動ブッシュ軸受17側に送油された潤滑油は、第1浮動ブッシュ軸受17と、該第1浮動ブッシュ軸受17とスラストベアリング16bとの間にも送油させて、当該部の潤滑と冷却を行っている。
一方、タービン側潤滑油路13bは第2浮動ブッシュ軸受18側に連結口13aから直線状に傾斜させた油路になっている。第2浮動ブッシュ軸受18側に送油された潤滑油は、第2浮動ブッシュ軸受18と、ロータ軸16の排気タービン14側の拡径部に送油されて当該部の潤滑と冷却を行っている。
コンプレッサ側潤滑油路13cは第1浮動ブッシュ軸受17側に連結口13aから直線状に傾斜させた油路になっている。第1浮動ブッシュ軸受17側に送油された潤滑油は、第1浮動ブッシュ軸受17と、該第1浮動ブッシュ軸受17とスラストベアリング16bとの間にも送油させて、当該部の潤滑と冷却を行っている。
一方、タービン側潤滑油路13bは第2浮動ブッシュ軸受18側に連結口13aから直線状に傾斜させた油路になっている。第2浮動ブッシュ軸受18側に送油された潤滑油は、第2浮動ブッシュ軸受18と、ロータ軸16の排気タービン14側の拡径部に送油されて当該部の潤滑と冷却を行っている。
そして、第1浮動ブッシュ軸受17に送油された潤滑油は、軸受部13dと第1浮動ブッシュ19の隙間を満たし、第1浮動ブッシュ19の外周側から内周側に貫通した給油孔19aを通り、第1浮動ブッシュ19とロータ軸16の支軸部16aとの間に供給される。
また、第2浮動ブッシュ軸受18に送油された潤滑油は、軸受部13dと第2浮動ブッシュ20の隙間を満たし、第2浮動ブッシュ20の外周側から内周側に貫通した給油孔20aを通り、第2浮動ブッシュ20とロータ軸16の支軸部16aとの間に供給される。
そして、浮動ブッシュ19及び、20とロータ軸16夫々を軸受ハウジング13に対し潤滑油にて浮動支持させた構成になっている。
尚、説明上混乱を避けるため、第1浮動ブッシュ軸受17(含む第1浮動ブッシュ19)と第2浮動ブッシュ軸受18(含む第2浮動ブッシュ20)は同形状になっているにも係わらず説明した。
従って、以後は「第1浮動ブッシュ軸受17」を「浮動ブッシュ軸受17」として、さらに「第1浮動ブッシュ19」を「浮動ブッシュ19」として説明する。
また、第2浮動ブッシュ軸受18に送油された潤滑油は、軸受部13dと第2浮動ブッシュ20の隙間を満たし、第2浮動ブッシュ20の外周側から内周側に貫通した給油孔20aを通り、第2浮動ブッシュ20とロータ軸16の支軸部16aとの間に供給される。
そして、浮動ブッシュ19及び、20とロータ軸16夫々を軸受ハウジング13に対し潤滑油にて浮動支持させた構成になっている。
尚、説明上混乱を避けるため、第1浮動ブッシュ軸受17(含む第1浮動ブッシュ19)と第2浮動ブッシュ軸受18(含む第2浮動ブッシュ20)は同形状になっているにも係わらず説明した。
従って、以後は「第1浮動ブッシュ軸受17」を「浮動ブッシュ軸受17」として、さらに「第1浮動ブッシュ19」を「浮動ブッシュ19」として説明する。
図2に本発明の浮動ブッシュ軸受17を示し、図2に基づいて説明する。
図2(A)は第1実施形態の浮動ブッシュ軸受の概略図を示し、(B)は(A)のZ−Z矢視図、(C)は(B)の変形例を示す。
浮動ブッシュ軸受17を構成する浮動ブッシュ19は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ19の外周面19bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ19の内周面19cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ19の給油孔19aを通って、浮動ブッシュ19の内周面19cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油によって浮いた状態に支持される。
図2(A)は第1実施形態の浮動ブッシュ軸受の概略図を示し、(B)は(A)のZ−Z矢視図、(C)は(B)の変形例を示す。
浮動ブッシュ軸受17を構成する浮動ブッシュ19は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ19の外周面19bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ19の内周面19cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ19の給油孔19aを通って、浮動ブッシュ19の内周面19cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油によって浮いた状態に支持される。
そして、浮動ブッシュ19の内周面19cには、ロータ軸16の回転方向に沿い、且つ、給油孔19aとの連通を避けた位置に、潤滑油の流れを受けて圧力を発生させる受圧部25が周方向へ等間隔で2箇所に設けられている。
図3に示すように、受圧部25は、ロータ軸16の回転方向に向かって、浮動ブッシュ19の内周面19cから受圧面25aに向け底面25cが滑らかに深く(ラジアル方向へ)なる溝25bにより構成されている。
そして、受圧部25は、給油孔19aを避けて内周面に沿って配設されている。
尚、図3では給油孔19aの側部の片側に配設してあるが、給油孔19aを中心にして両サイド〔図2(B)参照〕に設けてもよい。
また、本実施形態において、受圧面25aは該受圧面25aと溝25bの底面25cとの成す角度θが直角又は鋭角に形成してある。
図3に示すように、受圧部25は、ロータ軸16の回転方向に向かって、浮動ブッシュ19の内周面19cから受圧面25aに向け底面25cが滑らかに深く(ラジアル方向へ)なる溝25bにより構成されている。
そして、受圧部25は、給油孔19aを避けて内周面に沿って配設されている。
尚、図3では給油孔19aの側部の片側に配設してあるが、給油孔19aを中心にして両サイド〔図2(B)参照〕に設けてもよい。
また、本実施形態において、受圧面25aは該受圧面25aと溝25bの底面25cとの成す角度θが直角又は鋭角に形成してある。
従って、浮動ブッシュ19は内周面19cに周方向へ2箇所等間隔に配設したので、浮動ブッシュ19に発生する回転力を周方向においてバランスさせ、浮動ブッシュの連れ回りの回転力の変動を小さくすることにより、浮動ブッシュの回転騒音、回転斑の発生を抑制することができる。
また、受圧部25は回転方向に進むに従い、深くなる溝形状なので、潤滑油がロータ軸の回転に沿って滑らかに溝形状部に導入されるので、気泡(キャビテーション)等の発生が抑えられ、浮動ブッシュの回転斑(気泡による回転抵抗)をなくし、受圧面25aに潤滑油の動圧が作用して効率よく圧力を高めることができる。
更に、受圧面25aは該受圧面25aと溝25bの底面25cとの成す角度θが直角又は鋭角に形成してあるので、受圧面25aに受け止められた潤滑油がロータ軸16と浮動ブッシュ19との隙間に逃げ難く、ロータ軸16の低回転域においても浮動ブッシュ19の回転起動力が高くなり易くなる効果を有している。
さらに、溝25bの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めると、潤滑油が受圧面25aに至るまでに、溝形状部分とロータ軸との間において圧力が高まり、受圧面25aの圧力がより高くなるので、さらに、浮動ブッシュ19の回転作用力を大きくすることができる。
また、さらに本実施形態では、受圧部25を周方向へ2箇所等間隔に配設したが、受圧部25の周方向の長さを短くして、受圧部25は両サイドに千鳥状に配置してもよい。〔図2(c)〕
この場合、浮動ブッシュの受圧面が多くなり、ロータ軸の低回転域において浮動ブッシュの回転起動力が高くなると共に、受圧部を同位相に配設した場合に比べ、ロータ軸と浮動ブッシュとの軸受面積が少なくなるのを防止でき、支軸が安定する。
更に、受圧面25aは該受圧面25aと溝25bの底面25cとの成す角度θが直角又は鋭角に形成してあるので、受圧面25aに受け止められた潤滑油がロータ軸16と浮動ブッシュ19との隙間に逃げ難く、ロータ軸16の低回転域においても浮動ブッシュ19の回転起動力が高くなり易くなる効果を有している。
さらに、溝25bの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めると、潤滑油が受圧面25aに至るまでに、溝形状部分とロータ軸との間において圧力が高まり、受圧面25aの圧力がより高くなるので、さらに、浮動ブッシュ19の回転作用力を大きくすることができる。
また、さらに本実施形態では、受圧部25を周方向へ2箇所等間隔に配設したが、受圧部25の周方向の長さを短くして、受圧部25は両サイドに千鳥状に配置してもよい。〔図2(c)〕
この場合、浮動ブッシュの受圧面が多くなり、ロータ軸の低回転域において浮動ブッシュの回転起動力が高くなると共に、受圧部を同位相に配設した場合に比べ、ロータ軸と浮動ブッシュとの軸受面積が少なくなるのを防止でき、支軸が安定する。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態にかる浮動ブッシュ軸受の概略形状を示す。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
図4は浮動ブッシュ軸受21の概略形状を示し、浮動ブッシュ軸受21を構成する浮動ブッシュ22は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ22の外周面22bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ22の内周面22cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ22の給油孔22aを通って、浮動ブッシュ22の内周面22cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油の油膜によって浮いた状態に支持される。
図4は本発明の第2実施形態にかる浮動ブッシュ軸受の概略形状を示す。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
図4は浮動ブッシュ軸受21の概略形状を示し、浮動ブッシュ軸受21を構成する浮動ブッシュ22は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ22の外周面22bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ22の内周面22cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ22の給油孔22aを通って、浮動ブッシュ22の内周面22cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油の油膜によって浮いた状態に支持される。
そして、浮動ブッシュ22の内周面22cには、ロータ軸16の回転方向に沿い、且つ、給油孔22aとの連通を避けた位置に、潤滑油の流れを受けて圧力を発生させる受圧部23が周方向へ等間隔で2箇所に設けられている。
図4に示すように、受圧部23は、ロータ軸16の回転方向に向かって、浮動ブッシュ22の内周面22cに回転方向に沿って受圧面である底面23bが滑らかに浅く(ラジアル方向へ)なる溝23aに成っている。
底面23bは、浅くなっていく傾斜面に潤滑油が当接して、回転方向の作用力を生起させるものである。
そして、受圧部23である溝23aは、給油孔22aを中心にして図2(B)に示すように、両サイドに配設されている。
さらに、溝23aの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めるとさらに、浮動ブッシュ22の回転作用力を大きくすることができる。
図4に示すように、受圧部23は、ロータ軸16の回転方向に向かって、浮動ブッシュ22の内周面22cに回転方向に沿って受圧面である底面23bが滑らかに浅く(ラジアル方向へ)なる溝23aに成っている。
底面23bは、浅くなっていく傾斜面に潤滑油が当接して、回転方向の作用力を生起させるものである。
そして、受圧部23である溝23aは、給油孔22aを中心にして図2(B)に示すように、両サイドに配設されている。
さらに、溝23aの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めるとさらに、浮動ブッシュ22の回転作用力を大きくすることができる。
従って、浮動ブッシュ22は内周面22cに周方向へ2箇所等間隔に配設したので、浮動ブッシュ22に発生する回転力が周方向においてバランスさせることになり、浮動ブッシュ19の連れ回りの回転力の変動を小さくすることにより、浮動ブッシュの回転騒音、回転斑の発生を抑制することができる。
また、受圧部23は回転方向に進むに従い、浅くなる溝形状なので、傾斜面に潤滑油が当接して、回転方向の作用力を生起させるものである。
また、受圧部23は回転方向に進むに従い、浅くなる溝形状なので、傾斜面に潤滑油が当接して、回転方向の作用力を生起させるものである。
(第3実施形態)
図5(A)は、本発明の第3実施形態にかかる浮動ブッシュ軸受26の概略形状を示し、(B)は(A)のY−Y矢視図を示す。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
図5(A)に示すように、浮動ブッシュ軸受26を構成する浮動ブッシュ27は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ27の外周面27bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ27の内周面27cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ27の給油孔27aを通って、浮動ブッシュ27の内周面27cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油の油膜によって浮いた状態に支持される。
図5(A)は、本発明の第3実施形態にかかる浮動ブッシュ軸受26の概略形状を示し、(B)は(A)のY−Y矢視図を示す。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
図5(A)に示すように、浮動ブッシュ軸受26を構成する浮動ブッシュ27は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ27の外周面27bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ27の内周面27cとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ27の給油孔27aを通って、浮動ブッシュ27の内周面27cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油の油膜によって浮いた状態に支持される。
そして、図5(A)に示すように、浮動ブッシュ27の内周面27cには、該内周面27cに沿い、且つ、給油孔27aの周方向における間に受圧部28が設けられている。
受圧部28は、周方向に略同一深さの溝28aにより形成されている。
各溝の周方向の壁面28cは底面28bと成す角度θが直角又は鋭角に形成してある。受圧部28は図5(A)の回転方向側の壁面28cに潤滑油が当接して、浮動ブッシュ27の連れ回り力を生起するように形成されている。
尚、図5(B)では給油孔27aと給油孔27aとの間に受圧部28が配設されているが、給油孔27aを中心にして両サイドに設けてもよいし、両方を併合してもよい。
さらに、溝25bの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めるとさらに、浮動ブッシュ27の回転作用力を大きくすることができる。
受圧部28は、周方向に略同一深さの溝28aにより形成されている。
各溝の周方向の壁面28cは底面28bと成す角度θが直角又は鋭角に形成してある。受圧部28は図5(A)の回転方向側の壁面28cに潤滑油が当接して、浮動ブッシュ27の連れ回り力を生起するように形成されている。
尚、図5(B)では給油孔27aと給油孔27aとの間に受圧部28が配設されているが、給油孔27aを中心にして両サイドに設けてもよいし、両方を併合してもよい。
さらに、溝25bの幅Wを一定にしてあるが、回転方向に向かうに従い幅Wを狭めるとさらに、浮動ブッシュ27の回転作用力を大きくすることができる。
従って、浮動ブッシュ27は受圧部28を給油孔27aと給油孔27aとの間に多数配設したので、ロータ軸16の低回転域においても浮動ブッシュ27の回転起動力が高くなり易くなる効果を有している。
(第4実施形態)
図6は本発明の第4実施形態にかかる浮動ブッシュの拡大断面図である。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
浮動ブッシュ軸受30を構成する浮動ブッシュ31は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ31の外周面31bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ31の内周面31aとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ19の給油孔31cを通って、浮動ブッシュ19の内周面19cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油によって浮いた状態に支持される。
図6は本発明の第4実施形態にかかる浮動ブッシュの拡大断面図である。
尚、本実施形態は浮動ブッシュの形状以外は同じなので、ターボチャージャ1の全体構造の説明は省略し、同じものは同一符号を付与して説明を省略し、浮動ブッシュの形状のみを説明する。
浮動ブッシュ軸受30を構成する浮動ブッシュ31は軸受ハウジング13の軸受部13dと浮動ブッシュ31の外周面31bとの間に油膜を形成するための隙間αを有するように配置されている。
浮動ブッシュ31の内周面31aとロータ軸16の支軸部16aとの間に油膜を形成するための隙間βを有して遊嵌している。
これらの隙間α、βには、軸受ハウジング13内のコンプレッサ側潤滑油路13c(タービン側潤滑油路13bも同様)を通って潤滑油が圧送されてくる。
潤滑油は隙間αを満たしながら、浮動ブッシュ19の給油孔31cを通って、浮動ブッシュ19の内周面19cと支軸部16aとの隙間βを満たし、ロータ軸16は潤滑油によって浮いた状態に支持される。
浮動ブッシュ31の内周面31aは円弧の半径Rの中心(C1,C2)が2箇所ある多円弧状に形成され(図6に示すように浮動ブッシュ軸受30のラジアル方向の肉厚が変化)ている。
従って、ロータ軸16に対し、浮動ブッシュ31がオフセットした位置関係に配設されている。
尚、本実施形態では、浮動ブッシュ31の内周面31aを多円弧状に形成したが、浮動ブッシュ31の外周面31bを多円弧状に形成してもよく、又は、内周及び外周面を多円弧状に形成しても同様の効果を得ることができる。
従って、ロータ軸16に対し、浮動ブッシュ31がオフセットした位置関係に配設されている。
尚、本実施形態では、浮動ブッシュ31の内周面31aを多円弧状に形成したが、浮動ブッシュ31の外周面31bを多円弧状に形成してもよく、又は、内周及び外周面を多円弧状に形成しても同様の効果を得ることができる。
そして、浮動ブッシュ31の内周面31aには、ロータ軸16の回転方向に沿い、且つ、給油孔31cとの連通を避けた位置に、潤滑油の流れを受け止めて圧力を発生させる受圧部32が周方向へ等間隔で2箇所に設けられている。
受圧部32は、ロータ軸16の回転方向に沿って、浮動ブッシュ31の内周面31aから第1受圧面32aに向け底面32cが滑らかに深く(ラジアル方向)なる溝32dが形成されている。
そして、溝32dを形成している壁部は、該壁部の基点Pから受圧面25aに向う中間部で、且つ溝32dの深さ方向(浮動ブッシュ31のラジアル方向)中間部までを削除して、周方向の第2受圧面32bを形成したものである。
また、第2受圧面32bは上記削除した溝32dの壁面の厚さ面と成す角度θ2を直角又は鋭角に形成して、浮動ブッシュ31の回転起動力が高くなり易くしている。
これにより、浮動ブッシュ31は、第1受圧面32aに加え第2受圧面32bによって、ロータ軸16の低回転域でのロータ軸16に対する連れ回り起動力がさらに増すこととなり、ターボチャージャの低回転域での更なる性能向上が図られる。
受圧部32は、ロータ軸16の回転方向に沿って、浮動ブッシュ31の内周面31aから第1受圧面32aに向け底面32cが滑らかに深く(ラジアル方向)なる溝32dが形成されている。
そして、溝32dを形成している壁部は、該壁部の基点Pから受圧面25aに向う中間部で、且つ溝32dの深さ方向(浮動ブッシュ31のラジアル方向)中間部までを削除して、周方向の第2受圧面32bを形成したものである。
また、第2受圧面32bは上記削除した溝32dの壁面の厚さ面と成す角度θ2を直角又は鋭角に形成して、浮動ブッシュ31の回転起動力が高くなり易くしている。
これにより、浮動ブッシュ31は、第1受圧面32aに加え第2受圧面32bによって、ロータ軸16の低回転域でのロータ軸16に対する連れ回り起動力がさらに増すこととなり、ターボチャージャの低回転域での更なる性能向上が図られる。
また、内周面31aとロータ軸16との間、又は外周面31bと軸受ハウジング13との間の少なくとも一方において、ラジアル方向の向きによって内周面31aとロータ軸16との隙間、又は外周面31bと軸受ハウジング13との隙間が、ラジアル方向の向きによって変化する(異なる)ので、その隙間に形成される油膜のバネ定数及び、減衰特性もラジアル方向の向きによって変化し、オイルウィップ(自励振動)が生じ難い回転軸系が実現できる。
従って、浮動ブッシュ31のロータ軸16による連れ回りを早期に発生させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させると共に、高回転域におけるロータ軸16の安定支軸が可能となる。
尚、本実施形態の場合、浮動ブッシュ31の内周面31a形状は、円弧がロータ軸16の回転方向に沿って肉厚が小さくなる形状にしたが、円弧がロータ軸16の回転方向に沿って肉厚が大きくなる形状にしても同様の効果を得ることができる。
従って、浮動ブッシュ31のロータ軸16による連れ回りを早期に発生させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させると共に、高回転域におけるロータ軸16の安定支軸が可能となる。
尚、本実施形態の場合、浮動ブッシュ31の内周面31a形状は、円弧がロータ軸16の回転方向に沿って肉厚が小さくなる形状にしたが、円弧がロータ軸16の回転方向に沿って肉厚が大きくなる形状にしても同様の効果を得ることができる。
従って、ロータ軸16の回転数が比較的低い時期から浮動ブッシュ31の連れ回りするようにすることにより、ターボチャージャ1が低速回転域においても浮動ブッシュ31とロータ軸16との回転抵抗を小さくして、低速域におけるターボチャージャ1の過給圧力の向上効果を得ると共に、浮動ブッシュ31をオフセット軸受とすることで、高速域でのロータ軸16の支軸を安定させることができる。
本発明によると、内周面19cとロータ軸16の支軸部16aとの間、又は外周面と軸受ハウジングとの間の少なくとも一方において、内周面とロータ軸との隙間、又は外周面と軸受ハウジングとの隙間が、ラジアル方向の向きによって変化する(異なる)ので、その隙間に形成される油膜のバネ定数及び、減衰特性もラジアル方向の向きによって変化し、オイルウィップ(自励振動)が生じ難い回転軸系が実現できる。
従って、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に生起させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させ、回転作用力を大きくすることができると共に、高回転域におけるロータ軸の安定支軸が可能となる。
従って、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に生起させて、ターボチャージャの低回転域における摩擦損失を低減させ、回転作用力を大きくすることができると共に、高回転域におけるロータ軸の安定支軸が可能となる。
本発明によれば、浮動ブッシュの内周面に受圧部を設けたので、ロータ軸の低回転域において、浮動ブッシュのロータ軸による連れ回りを早期に発生させて、ロータ軸の回転摩擦抵抗を軽減し、低回転域での回転作用力を大きくすることができるため、ターボチャージャ等の回転機械に適用できる。
1 ターボチャージャ
11 タービンハウジング
12 コンプレッサハウジング
13 軸受ハウジング
13a 連結口
13b、13c 潤滑油路
13d 軸受部
14 排気タービン
15 コンプレッサインペラ
16 ロータ軸
16a 支軸部
17,21,26,30 第1浮動ブッシュ軸受(浮動ブッシュ軸受)
18 第2浮動ブッシュ軸受
19、22,27,31 第1浮動ブッシュ(浮動ブッシュ)
19a、20a、22a、27a 給油孔
19b 外周面
19c 内周面
20 第2浮動ブッシュ
23、25、28,32 受圧部
25a 受圧面
25b 溝
11 タービンハウジング
12 コンプレッサハウジング
13 軸受ハウジング
13a 連結口
13b、13c 潤滑油路
13d 軸受部
14 排気タービン
15 コンプレッサインペラ
16 ロータ軸
16a 支軸部
17,21,26,30 第1浮動ブッシュ軸受(浮動ブッシュ軸受)
18 第2浮動ブッシュ軸受
19、22,27,31 第1浮動ブッシュ(浮動ブッシュ)
19a、20a、22a、27a 給油孔
19b 外周面
19c 内周面
20 第2浮動ブッシュ
23、25、28,32 受圧部
25a 受圧面
25b 溝
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