JP2012222007A - コプレナ型の酸化物半導体素子とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】絶縁性を有する基板と、前記基板上に配置され、チャネル領域及び電極接続領域を有する酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層上に配置され、コンタクトホールを有するゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層上に配置されたソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極と、を有するコプレナ型の酸化物半導体素子であって、前記ゲート絶縁層は、架橋ポリマーで形成されていることを特徴とするコプレナ型の酸化物半導体素子とその製造方法。
【選択図】図1
Description
前記ゲート絶縁層のゲート絶縁領域上にゲート電極を形成する工程、を有する電極の形成工程と、を有するコプレナ型の酸化物半導体素子の製造方法を提供する。
1.コプレナ型の酸化物半導体素子
本発明のコプレナ型の酸化物半導体素子の1実施形態を図1に基づいて説明する。
基板1は、絶縁性を有し、基板上にコプレナ型の酸化物半導体素子を積層できるものである。
基板の材料としては、ガラス、石英、金属、セラミックス、プラスチック等で絶縁性を有すれば特に限定されない。しかし、フレキシブル性を有するデバイスを製造できるため、基板の材料はフレキシブル性を有する材料が好ましい。フレキシブル性を有する材料としては、プラスチックが好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエステル、ポリカーボネート等が挙げられる。
基板が有する絶縁性とは、コプレナ型の酸化物半導体素子の機能に影響が無い程度に基板表面が絶縁性を有していればよい。例えば、ケイ素以上の体積抵抗率以上を有すること、すなわち体積抵抗率が1kΩm以上あることが好ましい。さらに、一般的な多くのプラスチック以上の体積抵抗率以上を有すること、すなわち体積抵抗率が1MΩm以上あることが好ましい。また、基板は、金属性の基板の表面にプラスチック等の絶縁性の材料を配置した構造でもよい。
酸化物半導体層5は、基板上の酸化物半導体層形成用材料、チャネル領域4、及び電極接続領域3で構成される。
酸化物半導体層形成用材料2としては、InMZnO(MはGa,Al,Feのうち少なくとも1種)を主たる構成元素とするアモルファス酸化物であることが好ましい。中でも、MがGaであるInGaZnO系のアモルファス酸化物が好ましく、この場合、In:Ga:Znの比が1:1:m(m<6)であることが、良好な半導体の特性を得るため好ましい。また、Mgをさらに含む場合においては、In:Ga:Zn1-xMgx の比が1:1:m(m<6)で0<x≦1であることが、良好な半導体の特性を得るため好ましい。なお、酸化物半導体層形成用層2は、酸化物半導体層形成用材料を基板上に形成することで得られる。
チャネル領域4とは、酸化物半導体層5の中の後述する電極接続領域3に挟まれた領域のことである。また、電極接続領域3は、チャネル領域4の電気抵抗よりも電気抵抗が低い領域であり、チャネル領域4に隣接して配置された領域のことである。
ゲート絶縁層7は、酸化物半導体層5上に、架橋ポリマーで形成され、コンタクトホール8を有するものである。ゲート絶縁層7の厚さは、特に限定はないが、酸化物半導体素子を薄くできるため、通常10nm〜250nmの範囲内であることが好ましく、15nm〜80nmの範囲内であることがより好ましい。
本発明のコプレナ型の酸化物半導体素子は、ゲート絶縁層7が架橋ポリマーであることが特徴である。従来のコプレナ型の酸化物半導体素子では、ゲート絶縁層7に脆性のケイ素化合物がもっぱら用いられていたが、本発明のコプレナ型の酸化物半導体素子では、ゲート絶縁層に架橋ポリマーを用いる。ゲート絶縁層7の架橋ポリマーが比較的可とう性が高いので、コプレナ型の酸化物半導体素子が折り曲げられたとしても、ゲート絶縁層7のコンタクトホールに欠陥が生じにくく素子特性が劣化しにくいので、素子の折り曲げ耐性が向上する。
コンタクトホール8は、電極接続領域3がソース電極9及びドレイン電極10に電気的に接続されるために、ゲート絶縁層7に形成され、電極接続領域3の一部上のゲート絶縁層7を貫通した孔である。
ソース電極9及びドレイン電極10は、ゲート絶縁層上に形成され、コンタクトホール8を介して電極接続領域3と電気的に接続されているものである。ゲート電極11は、ゲート絶縁層7上にソース電極9及びドレイン電極10と離れて形成され、チャネル領域4上に配置されているものである。
ソース電極9、ドレイン電極10、及びゲート電極11は、導電性を有する材料からなる。導電性を有する材料は、Al、W、Ta、Mo、Cr、Ti、Cu、Au、AlMg、MoW、MoNb等の金属材料;ITO(インジウム錫オキサイド)、酸化インジウム、IZO(インジウム亜鉛オキサイド)、SnO2 、ZnO等の透明導電材料;ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリアルキルチオフェン誘導体、ポリシラン誘導体のような透明な導電性高分子等を挙げることができる。中でも、コストが低いため、Alが好ましい。
2.コプレナ型の酸化物半導体素子の製造方法
本発明のコプレナ型の酸化物半導体素子の製造方法の1実施形態を図2に基づいて説明する。
本発明における酸化物半導体層の形成工程は、絶縁性を有する基板1を準備する工程、酸化物半導体層形成用層2を形成する工程、並びに酸化物半導体層形成用層2にチャネル領域4及び前記チャネル領域の電気抵抗よりも電気抵抗が低い電極接続領域3を形成する工程を有する工程である。
絶縁性を有する基板1を準備する工程は、1−1.で説明した絶縁性を有する基板を準備するものである。
酸化物半導体層形成用層2を形成する工程は、酸化物半導体層形成用材料の種類や基板の耐熱性に応じた手段が適用される。例えば、形成手段としてスパッタリング法やCVD法等を適用でき、パターニング手段としてフォトリソグラフィを適用できるが、低温形成が要求される場合には、形成手段としてスパッタリング法やプラズマCVD法を好ましく適用できる。酸化物半導体層形成用層の厚さは、形成条件によって任意に設計されるために一概には言えないが、薄すぎても厚すぎても良好な半導体の特性が出せないため、通常10nm〜150nmの範囲内であることが好ましく、15nm〜100nmの範囲内であることがより好ましい。
酸化物半導体層形成用層2にチャネル領域4及び前記チャネル領域の電気抵抗よりも電気抵抗が低い電極接続領域3を形成する工程は、活性化処理により酸化物半導体層形成用層2に電極接続領域3を形成するものである。ここでは、先ず、パターニングされた酸化物半導体層形成用層2を覆うように、感光性レジストを設ける。感光性レジストは市販のものを用いることができる。その後、その感光性レジストをマスク露光し、引き続いて現像して、開口部を有するレジストマスクを形成する。このレジストマスクの開口部は、酸化物半導体層形成用層の電極接続領域となる部分である。その後、活性化処理を行って、開口部の酸化物半導体層形成用層を電極接続領域にする。
本発明におけるゲート絶縁層7の形成工程は、ゲート絶縁層形成用層を形成する工程、ゲート絶縁領域を形成する工程、及びコンタクトホール8を形成する工程を有する工程である。
ゲート絶縁層形成用層を形成する工程は、酸化物半導体層を覆うようにモノマーで形成されたゲート絶縁層形成用層を形成するものである。本発明ではゲート絶縁層形成用層の形成は、特に限定されないが、塗布法、蒸着法等で行われることが好ましい。その中でも、簡単な工程で大量に製造できる塗布法が好ましい。ゲート絶縁層形成用層の材料は、絶縁性を有すれば特に限定されないが、扱いやすくなるため光硬化性又は熱硬化性を有する樹脂が好ましい。光硬化性又は熱硬化性を有する樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。
エステル類、ケトン類、エーテル類、アルコール類、及び芳香族炭化水素類等任意のものを用いることができる。
ゲート絶縁領域を形成する工程は、ゲート絶縁層形成用層のチャネル領域上のモノマーを架橋ポリマーにするものである。なお、ゲート絶縁層形成用層のモノマーを架橋ポリマーにする領域は、少なくともチャネル領域上だけであるという意味であり、コンタクトホールを形成する領域以外すべてのモノマーを架橋ポリマーにしても良い。
コンタクトホール8を形成する工程は、ゲート絶縁層形成用層の電極接続領域上のモノマーを除去するものである。
本発明に係るコンタクトホール8を形成する工程は、従来のコンタクトホール8を形成する工程よりも工程数が少ないためコストを削減することができる。具体的には、本発明に係るコンタクトホール8を形成する工程は、従来のコンタクトホール8を形成する工程における、フォトレジストの形成、フォトレジストのパターニング、及びフォトレジストの除去というフォトレジストに係る工程を削減することができる。また、従来のコンタクトホールを形成する工程では、フォトレジストの除去のときにフォトレジストを除去する液体に半導体層が接触するため特性が劣化する可能性があった。しかし、本発明に係るコンタクトホール8を形成する工程では、フォトレジストを除去する液体を用いないため、製造方法全体を通してフォトレジストを除去する液体を半導体層に接触させる回数を減らすことができる。そのため、半導体層の特性が劣化する可能性が減り、歩留まりの向上ができる。
本発明における電極の形成工程は、コンタクトホールを介して電極接続領域と電気的に接続されているソース電極9及びドレイン電極10を形成する工程、及びゲート絶縁層7のゲート絶縁領域上にゲート電極11を形成する工程を有する工程である。
コンタクトホールを介して電極接続領域3と電気的に接続されているソース電極9及びドレイン電極10を形成する工程は、ゲート絶縁層7のゲート絶縁領域上にコンタクトホールを介してソース電極9及びドレイン電極10が電極接続領域と電気的に接続するものである。
ゲート絶縁層7のゲート絶縁領域上にゲート電極11を形成する工程は、ゲート絶縁層のゲート絶縁領域上にゲート電極を形成するものである。
3.用途
本発明における酸化物半導体素子は、ディスプレイ、オーディオ、白物家電、プリンタ、複写機、スイッチング電源等の様々な電子デバイスに用いることが可能である。特に、ディスプレイにおいて用いられると省エネルギーが可能であるため、電子ブック等に好適に用いられる。
一辺の長さが150mmの正方形で厚さが0.7mmのガラスを準備した。次に、ガラス上にIGZO膜をスパッタ成膜した。
酸化物半導体層の形成工程までは実施例1と同様に行った。
2 … 酸化物半導体層形成用層
3 … 電極接続領域
4 … チャネル領域
5 … 酸化物半導体層
6 … モノマーで形成されたゲート絶縁層形成用層
7 … 架橋ポリマーで形成されたゲート絶縁層形成用層
8 … コンタクトホール
9 … ソース電極
10 … ドレイン電極
11 … ゲート電極
12 … ゲート絶縁層
13 … 絶縁層
14 … フォトレジストの層
15 … 露光したフォトレジスト(ゲート絶縁領域)
16 … レジストマスク
Claims (2)
- 絶縁性を有する基板と、前記基板上に配置され、チャネル領域及び電極接続領域を有する酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層上に配置され、コンタクトホールを有するゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層上に配置されたソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極と、を有するコプレナ型の酸化物半導体素子であって、
前記電極接続領域は、前記チャネル領域の電気抵抗よりも電気抵抗が低い領域であり、前記チャネル領域に隣接して配置されており、
前記コンタクトホールは、前記ゲート絶縁層を貫通する孔であり、前記電極接続領域上に配置されており、
前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、前記コンタクトホールを介して、前記電極接続領域と電気的に接続されており、
前記ゲート電極は、前記ソース電極及び前記ドレイン電極から離れて前記チャネル領域上に配置されており、
前記ゲート絶縁層は、架橋ポリマーで形成されていることを特徴とするコプレナ型の酸化物半導体素子。 - 絶縁性を有する基板を準備する工程と、
前記基板上に酸化物半導体層形成用材料を積層することで、酸化物半導体層形成用層を形成する工程、及び
前記酸化物半導体層形成用層の一部を活性化処理して電気抵抗を低下させることで、前記酸化物半導体層形成用層にチャネル領域及び前記チャネル領域の電気抵抗よりも電気抵抗が低い電極接続領域を形成する工程、
を有する酸化物半導体層の形成工程と、
前記酸化物半導体層上にモノマーを含むゲート絶縁層形成用材料を積層することで、ゲート絶縁層形成用層を形成する工程、
前記ゲート絶縁層形成用層のチャネル領域上のモノマーを架橋して架橋ポリマーにすることで、ゲート絶縁領域を形成する工程、及び
前記ゲート絶縁層形成用層の電極接続領域上のモノマーを除去することで、コンタクトホールを形成する工程、
を有するゲート絶縁層の形成工程と、
前記コンタクトホールを介して前記電極接続領域と電気的に接続されているソース電極及びドレイン電極を形成する工程、及び
前記ゲート絶縁層のゲート絶縁領域上にゲート電極を形成する工程、
を有する電極の形成工程と、
を有するコプレナ型の酸化物半導体素子の製造方法。
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