JP2012119090A - 電球型ランプ及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱性に優れ、なお且つ安価に製造できる電球型ランプを提供する。
【解決手段】照明器具のソケット部20に着脱自在に装着されて、ソケット部20からの電力供給によって照明光を放出する電球型ランプ1であって、照明光を発する発光素子2が設けられた光源部3と、光源部3を一面に接触させた状態で保持する台座部4と、光源部3を先端側に向けた状態で台座部4を保持する胴体部5と、胴体部5の先端側に取り付けられたグローブ部6と、胴体部5の基端側に取り付けられた口金部8とを備え、胴体部5の内側には、台座部4の光源部3が接触する面とは反対側を放熱面4aとしたときの当該放熱面4aから放出される輻射熱を伝搬する放熱空間Sが形成されており、なお且つ、胴体部5の内面には、放熱空間S内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層15が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】照明器具のソケット部20に着脱自在に装着されて、ソケット部20からの電力供給によって照明光を放出する電球型ランプ1であって、照明光を発する発光素子2が設けられた光源部3と、光源部3を一面に接触させた状態で保持する台座部4と、光源部3を先端側に向けた状態で台座部4を保持する胴体部5と、胴体部5の先端側に取り付けられたグローブ部6と、胴体部5の基端側に取り付けられた口金部8とを備え、胴体部5の内側には、台座部4の光源部3が接触する面とは反対側を放熱面4aとしたときの当該放熱面4aから放出される輻射熱を伝搬する放熱空間Sが形成されており、なお且つ、胴体部5の内面には、放熱空間S内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層15が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を光源に用いた電球型ランプ、並びにそのような電球型ランプを用いた照明器具に関する。
近年、光源にLEDを用いた電球型ランプ(いわゆるLED電球)が開発され、普及し始めている。このLED電球は、従来のフィラメントを用いた白熱電球に比べて消費電力が低く且つ長寿命であることから、環境に優しい商品として更に普及していくものと予想される。
ところで、LEDは熱に弱い素子であり、LEDの温度が上昇すると、輝度が下がり寿命も短くなる。したがって、長寿命且つ信頼性の高いLED電球を実現するためには、LEDの放熱対策を適切に行う必要がある。
例えば、従来のLED電球では、LEDが実装された基板を熱伝導率の高いアルミダイキャスト製の胴体部(放熱部)に連結し、LEDで発生した熱を熱伝導により胴体部に伝えながら、この胴体部の外面から輻射により外部へと放熱することが行われている(例えば、特許文献1,2を参照。)。また、LED電球では、外部への放熱性を高めるため、胴体部の外面にフィンを設けたり、内部の熱伝導性を高めるため、胴体部の内側を熱伝導性の樹脂で覆ったりすることが行われている。
しかしながら、このような放熱対策が施されたLED電球は、放熱対策が不要な従来の白熱電球に比べて、製造コストが割高となってしまう。したがって、LED電球の放熱性を高めつつ、LED電球の部品コストを低く抑えて、LED電球をより安価に製造することが望まれる。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、放熱性に優れ、なお且つ安価に製造できる電球型ランプ、並びにそのような電球型ランプを備えた照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決することを目的とした本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1) 照明器具のソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって照明光を放出する電球型ランプであって、
前記照明光を発する発光素子が設けられた光源部と、
前記光源部を一面に接触させた状態で保持する台座部と、
前記光源部を先端側に向けた状態で前記台座部を保持する胴体部と、
前記胴体部の先端側に取り付けられたグローブ部と、
前記胴体部の基端側に取り付けられた口金部とを備え、
前記胴体部の内側には、前記台座部の前記光源部が接触する面とは反対側を放熱面としたときの当該放熱面から放出される輻射熱を伝搬する放熱空間が形成されており、なお且つ、前記胴体部の内面には、前記放熱空間内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層が設けられていることを特徴とする電球型ランプ。
(2) 前記熱吸収層の80〜200℃の温度範囲で測定した波長600〜3000cm−1の領域における全熱吸収率が0.65以上であることを特徴とする前記(1)に記載の電球型ランプ。
(3) 前記熱吸収層は、前記胴体部の内面を被覆する熱吸収性被膜であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の電球型ランプ。
(4) 前記熱吸収層は、黒系色であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(5) 前記台座部の放熱面には、前記放熱空間への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする前記(1)〜(4)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(6) 前記胴体部の外面には、外部への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする前記(1)〜(5)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(7) 前記胴体部は、鋼材からなることを特徴とする前記(1)〜(6)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(8) 前記胴体部は、凹凸形状を有することを特徴とする前記(1)〜(7)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(9) 前記光源部の点灯を制御する回路部を備え、
前記回路部は、前記胴体部の内側に支持部材を介して取り付けられていることを特徴とする前記(1)〜(8)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(10) 前記発光素子がLED(Light Emitting Diode)であることを特徴とする前記(1)〜(9)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(11) 電球型ランプがソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって前記電球型ランプが照明光を放出する照明器具であって、
前記ソケット部に、前記(1)〜(10)の何れか一項に記載の電球型ランプが装着されていることを特徴とする照明器具。
(1) 照明器具のソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって照明光を放出する電球型ランプであって、
前記照明光を発する発光素子が設けられた光源部と、
前記光源部を一面に接触させた状態で保持する台座部と、
前記光源部を先端側に向けた状態で前記台座部を保持する胴体部と、
前記胴体部の先端側に取り付けられたグローブ部と、
前記胴体部の基端側に取り付けられた口金部とを備え、
前記胴体部の内側には、前記台座部の前記光源部が接触する面とは反対側を放熱面としたときの当該放熱面から放出される輻射熱を伝搬する放熱空間が形成されており、なお且つ、前記胴体部の内面には、前記放熱空間内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層が設けられていることを特徴とする電球型ランプ。
(2) 前記熱吸収層の80〜200℃の温度範囲で測定した波長600〜3000cm−1の領域における全熱吸収率が0.65以上であることを特徴とする前記(1)に記載の電球型ランプ。
(3) 前記熱吸収層は、前記胴体部の内面を被覆する熱吸収性被膜であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の電球型ランプ。
(4) 前記熱吸収層は、黒系色であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(5) 前記台座部の放熱面には、前記放熱空間への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする前記(1)〜(4)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(6) 前記胴体部の外面には、外部への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする前記(1)〜(5)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(7) 前記胴体部は、鋼材からなることを特徴とする前記(1)〜(6)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(8) 前記胴体部は、凹凸形状を有することを特徴とする前記(1)〜(7)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(9) 前記光源部の点灯を制御する回路部を備え、
前記回路部は、前記胴体部の内側に支持部材を介して取り付けられていることを特徴とする前記(1)〜(8)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(10) 前記発光素子がLED(Light Emitting Diode)であることを特徴とする前記(1)〜(9)の何れか一項に記載の電球型ランプ。
(11) 電球型ランプがソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって前記電球型ランプが照明光を放出する照明器具であって、
前記ソケット部に、前記(1)〜(10)の何れか一項に記載の電球型ランプが装着されていることを特徴とする照明器具。
以上のように、本発明によれば、放熱性を高めつつ、部品コストを低く抑えることができるため、長寿命且つ信頼性の高い電球型ランプ、並びにそのような電球型ランプを備えた照明器具を安価に提供することが可能となる。
以下、本発明を適用した電球型ランプ及び照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明を適用した電球型ランプは、例えば図1に示す光源にLEDを用いたLED電球1であり、このLED電球1は、照明器具のソケット部20に着脱自在に装着されて、ソケット部20からの電力供給によって照明光を放出するものである。照明器具としては、従来の白熱電球と同じ規格のソケット部20を備えたものを一般に用いることができるが、独自に規格されたソケット部20を備えたものであってもよい。
本発明を適用した電球型ランプは、例えば図1に示す光源にLEDを用いたLED電球1であり、このLED電球1は、照明器具のソケット部20に着脱自在に装着されて、ソケット部20からの電力供給によって照明光を放出するものである。照明器具としては、従来の白熱電球と同じ規格のソケット部20を備えたものを一般に用いることができるが、独自に規格されたソケット部20を備えたものであってもよい。
LED電球1は、図1に示すように、照明光を発するLED(発光素子)2が設けられた光源部3と、光源部3を一面に接触させた状態で保持する台座部4と、光源部3を先端側に向けた状態で台座部4を保持する胴体部5と、胴体部5の先端側に取り付けられたグローブ部6と、胴体部5の内側に配置されて光源部3の点灯を制御する回路部7と、胴体部5の基端側に取り付けられた口金部8とを概略備えている。
光源部3は、チップ状のLED2が実装基板9の一面(実装面)に面実装されてなるLEDモジュールである。このうち、LED2には、例えば青色LEDと黄色蛍光体との組み合わせによって白色光を得る白色LEDが用いられ、このような白色LEDが実装基板9の実装面に複数並んで配置されている。一方、実装基板9には、例えば放熱性に優れたアルミニウム等の金属又はセラミック製基板が用いられ、LED2の作動に伴って発生する熱を、この実装基板9を介して台座部4側に効率良く伝熱できるようになっている。なお、この光源部3の構成は、ほんの一例であり、LED2の種類や数、配置、実装基板9の構成等については、このような構成に限らず、適宜変更して実施することが可能である。
台座部4は、光源部3で発生した熱を熱伝導により胴体部5に伝えると共に、輻射により胴体部5の内側へと放熱させる放熱部としての機能を有している。この台座部4には、例えばアルミニウム、鉄、銅又はそれらの合金などからなる金属板やセラミック基板などの放熱性に優れた高熱伝導性部材を用いることができる。また、台座部4には、後述する胴体部5と同じ材質のものを用いることができる。
台座部4のグローブ部6と対向する側の面には、上記実装基板9(光源部3)が接触した状態で取り付けられている。一方、台座部4は、この実装基板9が接触する面とは反対側を放熱面4aとして、光源部3から伝わる熱を輻射熱として放出させる。そして、この台座部4は、胴体部5の内形に対応した形状を有して、胴体部5の先端側開口部を閉塞するように、胴体部5の内面に高熱伝導性を有する絶縁性接着材10を介して取り付けられている。
胴体部5は、台座部4から熱伝導により伝わる熱と、台座部4の放熱面4aから放出される輻射熱を外部の空気へと放熱させる放熱部としての機能を有している。この胴体部5には、例えばアルミニウム、鉄、銅又はそれらの合金等からなる金属やセラミックなどの放熱性に優れた高熱伝導性部材を中空筒状に成形したものを用いることができる。
本発明では、その中でも部品コストを低く抑えることが可能な鋼材を好適に用いることができる。鋼材としては、例えば、冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、溶融合金化亜鉛めっき鋼板、アルミめっき鋼板、アルミ−亜鉛合金化めっき鋼板、ステンレス鋼板などの一般に知られている鋼板及びめっき鋼板を挙げることができる。
胴体部5は、基端側から先端側に向かって漸次径が拡大する形状を有している。そして、この胴体部5の内側には、図1に示すように、上記台座部4の放熱面4aから放出される輻射熱を伝搬する放熱空間Sが形成されている。また、胴体部5は、図2に示すように、軸線方向に延在する凸条部5aと凹条部5bとが周方向に交互に並ぶ凹凸形状を有している。これにより、胴体部5の表面積を拡大して、外部への放熱性を高めることが可能となっている。特に、本発明では、胴体部5の内面における表面積を70cm2以上とすることが放熱性を高める上で好ましい。
グローブ部6は、光源部3から放出された照明光を透過させるものであり、例えば球面状を為すガラス又はプラスチック製の透光性カバーからなる。そして、このグローブ部6は、胴体部5の先端側開口部を覆うように取り付けられている。
回路部7は、図1及び図3に示すように、上記光源部3の点灯を制御するための回路部品が実装された回路基板7aを有し、この回路基板7aは、胴体部5の内側に支持部材11を介して取り付けられている。支持部材11は、回路基板7aを収容する凹部11aが設けられた絶縁ケースであり、胴体部5の内側に固定支持されている。また、回路基板7aは、リード配線12を介して上記実装基板9と電気的に接続されると共に、台座部4には、このリード配線12を貫通させる孔部4bが形成されている。さらに、回路基板7aは、リード配線13a,13bを介して口金部8と電気的に接続されている。
口金部8は、ソケット部20に螺合等により着脱自在に装着される部分であり、絶縁部材14を介して胴体部5の基端側開口部を閉塞するように取り付けられている。また、口金部8は、装着時にソケット部20の内側に設けられた接点と電気的に接続されて、回路部7に電力を供給する。
本発明を適用したLED電球1では、胴体部5の内面に、放熱空間S内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層が設けられている。具体的に、このLED電球1では、熱吸収層として、胴体部5の内面を被覆する熱吸収性被膜15が設けられている。
この熱吸収性被膜15は、樹脂成分のみ、又は各種バインダーと熱吸収性顔料から構成されるものである。バインダーには、樹脂が好適に用いられ、具体的に、樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹脂などを用いることができ、熱可塑タイプ又は熱硬化タイプの何れのタイプであってもよく、又これらの樹脂は必要に応じて数種のものを併用することができる。樹脂以外のバインダーとしては、ゾルゲル法によって形成される無機物や無機有機複合物など一般に知られているものを使用することができる。熱吸収性顔料としては、カーボンブラックや、炭、黒鉛、フェロシリコンなどを使用することができる。また、熱吸収性被膜15としては、WO2003/087432号公報に記載の熱吸収性被膜や、特開2010−062521号公報に記載の放熱性塗膜などを用いることもできる。
また、胴体部5の内面の熱吸収性を高めるためには、熱吸収層が黒色であることが好ましい。この胴体部5の内面を黒色化する手法については、一般に黒色処理として知られている黒色合金めっき処理やアルカリ黒色処理、陽極酸化処理などを挙げることができる。また、上記熱吸収性被膜15が黒色であってもよい。すなわち、上記熱吸収性顔料として、上述したカーボンブラックや炭、黒鉛などの黒色の顔料を用いることで、黒色の熱吸収性被膜15を得ることができる。更に、これらの黒色処理と上記熱吸収性被膜15とを併用してもよい。なお、本発明において「黒色」とは、赤外線に対して黒色であることを指し、一般的な黒色のみならず、その類似色を含んだ黒系色全般を指すものとする。また、熱吸収層は、赤外線に対して熱吸収性の高い色であればよく、黒系色以外の色とすることも可能である。
本発明では、上述した熱吸収性を高める処理が施された面(熱吸収層)の80〜200℃の温度範囲で測定した波長600〜3000cm−1の領域における全熱吸収率が0.65以上であることが好ましい。これにより、胴体部5では、台座部4の放熱面4aから放出されて放熱空間S内を伝搬する輻射熱を吸収しながら、外部の空気へと効率良く放熱させることができる。
ここで、金属板や非金属材料などの表面に入射した熱放射線の吸収率を調べる方法としては、赤外線分光光度計による反射法がよく知られているが、このような方法で測定する場合、金属板又は非金属材料の表面の粗度が粗いと、入射した熱放射線が乱反射するので、精度の高い吸収率の測定が困難である。
熱は、物体から発散する電磁波の一部であり、熱放射線が物体に入射すると、一部は反射し、一部は透過し、残りの部分は吸収されることが知られており、熱放射に関するキルヒホッフの法則によると、一定温度においては、物体の吸収率と放射率は同じとなる(例えば西川、藤田共著の「機械工学基礎講座 電熱工学」、p.289、発行:理工学社(1983))。また、金属板、若しくは表面処理を施した金属板、又は非金属材料に熱放射線が入射した場合、熱放射線が透過することは殆ど無いため、実質的には熱放射線は反射するか吸収するかの何れかとなる。
このような知見に基づいて、本発明では、日本分光社製のフーリエ変換赤外分光光度計「VALOR−III」を用いて、上述した熱吸収性を高める処理が施された面の80〜200℃の温度範囲で測定したときの波長600〜3000cm−1の領域における赤外発光スペクトルを測定し、これを標準黒体の発光スペクトルと比較することで、この熱吸収性を高める処理が施された面における熱吸収率(熱放射率)を求めた。なお、標準黒体には、鉄板にタコスジャパン社販売(オキツモ社製)の「TH1−1B黒体スプレー」を30±2μmの膜厚でスプレーしたものを用いた。
また、本発明を適用したLED電球1では、台座部4の放熱面4aに放熱空間Sへの放熱性を高める放熱層を設けることも可能である。この場合、上記胴体部5の内面に施された熱吸収性を高める処理と同様の処理を行えばよく、放熱層には上記熱吸収層と同じものを用いることが可能である。すなわち、本実施形態では、台座部4の放熱面4aが上記熱吸収性被膜(熱吸収層)15と同様の熱吸収性被膜(放熱層)16により被覆されており、これによって、光源部3で発生した熱を輻射により台座部4の放熱面4aから胴体部5の内側へと効率良く放熱させることが可能となっている。
また、本発明を適用したLED電球1では、胴体部5の外面に外部への放熱性を高める放熱層を設けることも可能である。この放熱層には、上記熱吸収層と同じものを用いることが可能であり、本実施形態では、胴体部5の外面を被覆する熱吸収性被膜(放熱層)17が設けられている。また、この熱吸収性被膜17には、上記熱吸収性被膜15に着色顔料を添加したものを用いることによって、胴体部5から外部への放熱性を高めつつ、意匠性を高めることが可能である。なお、着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウムなどの一般的に知られている無機顔料や有機顔料を用いることができる。
以上のように、本発明を適用したLED電球1では、光源部3で発生した熱を熱伝導により台座部4を介して胴体部5に伝えながら、この胴体部5の外面から輻射により外部へと放熱するのとは別に、台座部4の放射面4aから放出されて放熱空間S内を伝搬する輻射熱(赤外線)を胴体部5の内面で吸収させながら、この胴体部5の外面から輻射により外部の空気へと効率良く放熱させることができる。
すなわち、本発明を適用したLED電球1では、光源部3で発生した熱を伝熱と輻射の両方を利用して効率良く外部に放熱させることができる。また、このLED電球1では、胴体部5の内面に熱吸収性を高める処理を施すことによって、この胴体部5に部品コストを低く抑えることが可能な鋼材等を用いることができる。さらに、このLED電球1では、台座部4の放出面4aや胴体部5の外面に放熱性を高める処理を施すことによって、光源部3で発生した熱を輻射を利用して更に効率良く外部に放熱させることができる。
以上のように、本発明によれば、放熱性を高めつつ、部品コストを低く抑えることができるため、長寿命且つ信頼性の高いLED電球1、並びにそのようなLED電球1を備えた照明器具を安価に提供することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
具体的に、上記LED電球1では、LED2が実装された実装基板9が台座部4に取り付けられた構成となっているが、本発明は、このような構成に限らず、実装基板9となる台座部4にLED2が直接実装された構成であってもよい。また、放熱部として、上記台座部4と上記胴体部5とを一体に形成することも可能である。
具体的に、上記LED電球1では、LED2が実装された実装基板9が台座部4に取り付けられた構成となっているが、本発明は、このような構成に限らず、実装基板9となる台座部4にLED2が直接実装された構成であってもよい。また、放熱部として、上記台座部4と上記胴体部5とを一体に形成することも可能である。
また、本発明では、上記台座部4と上記胴体部5との取付構造についても、上述した台座部4を絶縁性接着材10を介して胴体部5に取り付けた構造に限らず、例えば、内嵌又は外嵌により取り付ける構造としたり、かしめ等により取り付ける構造としたりすることが可能であり、その取付構造について特に限定されるものではない。また、台座部4と胴体部5との接触面積は、台座部4から胴体部5への伝熱を考慮した場合、3cm2以上とすることが好ましい。
また、上記胴体部5の形状については、特に制限はなく、必要な表面積を確保できる形状であれば、上述した凹凸形状に必ずしも限定されないものの、表面積を効率良く確保するためには、何らかの凹凸形状を有することが好ましい。したがって、上述した図1〜図3に示す凹凸形状に限らず、例えば、胴体部5の周方向に延在する凸条部と凹条部とが軸線方向に交互に並ぶ凹凸形状としたり、胴体部5にエンボスを設けたり、胴体部5の外面にフィンを一体又は別体に設けたり、胴体部5の表面にブラスト処理を施したりするなど、胴体部5の表面積を拡大するための加工を施すことが可能である。また、上記グローブ部6の形状についても適宜変更して実施することが可能である。
また、本発明では、台座部4の放熱面4aから放出された輻射熱を放熱空間S内で効率良く伝搬させるため、例えば、上記胴体部5の放熱空間Sを密閉構造とし、この放熱空間Sを減圧した空間(真空雰囲気)としたり、この放熱空間Sに窒素等の赤外不活性なガスを充填したりすることも可能である。
また、本発明では、上記LED2を用いた構成以外にも、発光素子としてEL(Electro Luminescence)素子等を用いることが可能である。さらに、上記LED電球1では、回路部7に調光機能を持たせたりすることも可能である。
本発明を適用した照明器具としては、全般(全体)照明や部分照明など従来より使用されているものとして、例えば、シーリングライト、ペンダントライト、シャンデリア、シーリングファン、ダウンライト、ブラケットライト、スタンドライト(フロアスタンド、テーブルスタンド等)、フットライト、スポットライト、ガーデンライト、ポーチライト、吹き抜け灯、門灯などを挙げることができる。
1…LED電球(電球型ランプ) 2…LED(発光素子) 3…光源部 4…台座部 4a…放熱面 4b…孔部 5…胴体部 6…グローブ部 7…回路部 7a…回路基板 8…口金部 9…実装基板 10…絶縁性接着材 11…支持部材 12,13a,13b…リード配線 14…絶縁部材 15…熱吸収性被膜(熱吸収層) 16…熱吸収性被膜(放熱層) 17…熱吸収性被膜(放熱層) 20…ソケット部
Claims (11)
- 照明器具のソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって照明光を放出する電球型ランプであって、
前記照明光を発する発光素子が設けられた光源部と、
前記光源部を一面に接触させた状態で保持する台座部と、
前記光源部を先端側に向けた状態で前記台座部を保持する胴体部と、
前記胴体部の先端側に取り付けられたグローブ部と、
前記胴体部の基端側に取り付けられた口金部とを備え、
前記胴体部の内側には、前記台座部の前記光源部が接触する面とは反対側を放熱面としたときの当該放熱面から放出される輻射熱を伝搬する放熱空間が形成されており、なお且つ、前記胴体部の内面には、前記放熱空間内を伝搬する輻射熱の熱吸収性を高める熱吸収層が設けられていることを特徴とする電球型ランプ。 - 前記熱吸収層の80〜200℃の温度範囲で測定した波長600〜3000cm−1の領域における全熱吸収率が0.65以上であることを特徴とする請求項1に記載の電球型ランプ。
- 前記熱吸収層は、前記胴体部の内面を被複する熱吸収性被膜であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電球型ランプ。
- 前記熱吸収層は、黒系色であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 前記台座部の放熱面には、前記放熱空間への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 前記胴体部の外面には、外部への放熱性を高める放熱層が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 前記胴体部は、鋼材からなることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 前記胴体部は、凹凸形状を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 前記光源部の点灯を制御する回路部を備え、
前記回路部は、前記胴体部の内側に支持部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電球型ランプ。 - 前記発光素子がLED(Light Emitting Diode)であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電球型ランプ。
- 電球型ランプがソケット部に着脱自在に装着されて、前記ソケット部からの電力供給によって前記電球型ランプが照明光を放出する照明器具であって、
前記ソケット部に、請求項1〜10の何れか一項に記載の電球型ランプが装着されていることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010265486A JP2012119090A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 電球型ランプ及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010265486A JP2012119090A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 電球型ランプ及び照明器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012119090A true JP2012119090A (ja) | 2012-06-21 |
Family
ID=46501712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010265486A Withdrawn JP2012119090A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 電球型ランプ及び照明器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012119090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014075257A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-04-24 | Rohm Co Ltd | Led電球 |
| KR102016433B1 (ko) * | 2019-05-21 | 2019-10-21 | 김관태 | Led 기반의 전구를 이용한 조명장치 |
-
2010
- 2010-11-29 JP JP2010265486A patent/JP2012119090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014075257A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-04-24 | Rohm Co Ltd | Led電球 |
| KR102016433B1 (ko) * | 2019-05-21 | 2019-10-21 | 김관태 | Led 기반의 전구를 이용한 조명장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140204 |