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JP2012185974A - 非水電解質電池 - Google Patents

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JP2012185974A JP2011047515A JP2011047515A JP2012185974A JP 2012185974 A JP2012185974 A JP 2012185974A JP 2011047515 A JP2011047515 A JP 2011047515A JP 2011047515 A JP2011047515 A JP 2011047515A JP 2012185974 A JP2012185974 A JP 2012185974A
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健太郎 吉田
Kazuhiro Goto
和宏 後藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】各活物質層における活物質の体積変化の面内分布を抑制し、電池の充放電に伴う電池の放電容量の低下を抑制できる非水電解質電池を提供する。
【解決手段】正極活物質層12、負極活物質層22、及びこれら両活物質層12,22の間に介在される硫化物固体電解質層(SE層40)を備える非水電解質電池100である。この非水電解質電池100は、正極活物質層12の外周縁部を含む環状の部分を外周領域12h、その外周領域12h以外の部分を中央領域12cとしたとき、外周領域12hに含まれる正極活物質の量が、中央領域12cに含まれる正極活物質の量よりも少ない。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池などの非水電解質電池に関するものである。
充放電を繰り返すことを前提とした電源として、正極体と負極体とこれら電極体の間に配される電解質層とを備える非水電解質電池が利用されている。この電池に備わる電極体はさらに、集電機能を有する集電体と、活物質を含む活物質層とを備える。このような非水電解質電池のなかでも特に、正・負極体間のLiイオンの移動により充放電を行う非水電解質電池は、小型でありながら高い放電容量を備える。
上記非水電解質電池を作製する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが挙げられる。この特許文献1では、非水電解質電池の作製にあたり、正極集電体上に粉末成形体の正極活物質層を備える正極体と、負極集電体上に粉末成形体の負極活物質層を備える負極体とを別個に作製している。これら電極体はそれぞれ固体電解質層を備えており、これら正極体と負極体とを重ね合わせることで非水電解質電池を作製している。その重ね合わせの際、特許文献1の技術では、両電極体に備わる固体電解質層同士を、950MPaを超える高圧で圧接している。
特開2008−103289号公報
しかし、特許文献1の非水電解質電池では、電池の充放電時、各活物質層における外周縁部近傍に電流が集中し易く、この電流集中により、活物質層における活物質の体積変化に面内分布が生じるという問題がある。即ち、電池の充放電時における活物質層の外周縁部近傍の体積変化が中央部分に比べて大きいため、電池の充放電に伴って各活物質層の外周縁部近傍において各活物質層と固体電解質層との良好な接合が維持できなくなる恐れがある。そうなると、電池の充放電に伴って電池の放電容量が大幅に低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、各活物質層における活物質の体積変化の面内分布を抑制し、電池の充放電に伴う電池の放電容量の低下を抑制できる非水電解質電池を提供することにある。
(1)本発明の非水電解質電池は、正極活物質層、負極活物質層、及びこれら両活物質層の間に介在される硫化物固体電解質層を備える。この本発明非水電解質電池は、正極活物質層の外周縁部を含む環状の部分を外周領域、その外周領域以外の部分を中央領域としたとき、外周領域に含まれる正極活物質の量が、中央領域に含まれる正極活物質の量よりも少ないことを特徴とする。
正極活物質層の外周縁部近傍に正極活物質の濃度が少ない外周領域を設けることで、当該正極活物質層の外周縁部近傍における電流集中を緩和できる。それに伴って、正極活物質層に対応する位置にある負極活物質層の外周縁部近傍における電流集中をも緩和できる。その結果、正極活物質層および負極活物質層における活物質の体積変化の面内分布を抑制でき、電池の充放電を繰り返しても両活物質層と固体電解質層との接合を良好に維持することができる。即ち、本発明非水電解質電池は、充放電に伴って放電容量が低下し難い、サイクル特性に優れた電池となる。
ここで、外周領域の幅は、例えば、外周縁部と中心との距離の1/4以下とすると良い。また、外周領域(中央領域)における正極活物質の量は、外周領域(中央領域)全体に亘って均一としても良いし、正極活物質層の径方向中心に向かうに従って漸次増加するようにしても良い。
(2)本発明非水電解質電池の一形態として、外周領域の幅は、外周領域の全周に亘ってほぼ等しいことが好ましい。
外周縁部からの幅が全周に亘ってほぼ等しい帯状の外周領域とすることで、正極活物質層の外周縁部近傍における電流集中を効果的に緩和することができる。
(3)本発明非水電解質電池の一形態として、固体電解質層に対向する正極活物質層の対向面に占める前記外周領域の面積割合は、50%以下であることが好ましい。
正極活物質層に占める外周領域の面積割合を50%以下とすることで、正極活物質層全体に含まれる正極活物質の量を十分に確保でき、本発明非水電解質電池を種々の用途に使用できる電池とすることができる。外周領域の面積割合が小さくなるほど、正極活物質層全体に含まれる正極活物質の量が増加するので、電池の放電容量は向上する。正極活物質層における電流集中を効果的に緩和し、もって電池のサイクル特性を改善するという観点からすれば、外周領域の面積割合は、20%以上とすることが好ましい。なお、正極活物質層は通常ほぼ均一な厚さを有するため、正極活物質層に占める外周領域の体積割合と面積割合とは等しいと考えて良く、上記(3)の面積割合は体積割合と読み替えることができる。
(4)本発明非水電解質電池の一形態として、外周領域に占める正極活物質の量は、質量%で50%以上とすることが好ましい。
上記構成によれば、外周領域全体に含まれる正極活物質の量(つまり、外周領域における正極活物質の濃度)を十分に確保でき、本発明非水電解質電池を種々の用途に使用できる電池とすることができる。
ここで、外周領域における正極活物質の量が正極活物質の径方向中心に向かうに従って漸次増加する構成である場合、外周領域と中央領域との境界から外周縁部までの間で、等間隔に3点以上、正極活物質の濃度を測定し、その平均値を外周領域における正極活物質の濃度とすれば良い。また、中央領域における正極活物質の濃度も同様に、外周領域と中央領域との境界から中心までの間で、等間隔に3点以上、正極活物質の濃度を測定し、その平均値を中央領域における正極活物質の濃度とすると良い。
(5)本発明の非水電解質電池の一形態として、前記正極活物質層は、Co、Mn、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属とLiとを含む酸化物からなる活物質と、LiSとPとを含む固体電解質と、を含むことが挙げられる。
正極活物質層に上記活物質を含有させることで、非水電解質電池の放電容量を向上させることができる。また、正極活物質層に固体電解質を含有させることで、正極活物質層の抵抗値を下げることができ、その結果として電池の放電容量を向上させることができる。
(6)本発明の非水電解質電池の一形態として、前記負極活物質層は、C、Si、Ge、Sn、Al、及びLiから選択される少なくとも1種の元素を含む活物質、又はTiとLiとを含む酸化物からなる活物質と、LiSとPとを含む固体電解質とを含むことが挙げられる。
負極活物質層に上記活物質を含有させることで、非水電解質電池の放電容量を向上させることができる。また、負極活物質層に固体電解質を含有させることで、負極活物質層の抵抗値を下げることができ、その結果として電池の放電容量を向上させることができる。
本発明非水電解質電池の構成によれば、充放電を繰り返しても放電容量が低下し難い電池とすることができる。
(A)は実施形態に係る本発明非水電解質電池の概略断面図、(B)は(A)に示す非水電解質電池に備わる正極活物質層の平面図である。 実施形態に係る本発明非水電解質電池における各電極体の接合前の状態を示す説明図である。
以下、図に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
<非水電解質電池の全体構成>
図1(A)に示す非水電解質電池100は、正極集電体11、正極活物質層12、硫化物固体電解質層(SE層)40、負極活物質層22、及び負極集電体21とを備える。この非水電解質電池100のもっとも特徴とするところは、電池100に備わる正極活物質層12が、正極活物質の含有量が異なる中央領域12cと外周領域12hとに分けられることである(図1(B)を合わせて参照)。以下、各部の詳細について順次説明すると共に、製造方法の一例も示す。
≪正極集電体≫
正極集電体11は、導電材料のみから構成されていても良いし、絶縁基板上に導電材料の膜を形成したもので構成されていても良い。後者の場合、導電材料の膜が集電体として機能する。導電材料としては、AlやNi、これらの合金、ステンレスから選択される1種が好適に利用できる。
≪正極活物質層≫
正極活物質層12は、電池反応の主体となる正極活物質粒子を含む層である。正極活物質としては、層状岩塩型の結晶構造を有する物質、例えば、Liαβ(1−X)(αはCo,Ni,Mnから選択される1種、βはFe,Al,Ti,Cr,Zn,Mo,Biから選択される1種、Xは0.5以上)で表される物質を挙げることができる。その具体例としては、LiCoOやLiNiO、LiMnO、LiCo0.5Fe0.5、LiCo0.5Al0.5などを挙げることができる。その他、正極活物質として、スピネル型の結晶構造を有する物質(例えば、LiMnなど)や、オリビン型の結晶構造を有する物質(例えば、LiFePO(0<X<1))を用いることもできる。
上記正極活物質層12は、この層12のLiイオン伝導性を改善する電解質粒子を含有していても良い。上記電解質粒子としては、例えば、LiS−Pなどの硫化物を好適に利用することができる。硫化物は、さらにPなどの酸化物を含有していても良い。その他、正極活物質層12は、導電助剤や結着剤を含んでいても良い。
[外周領域と中央領域]
正極活物質層12は、図1(B)の平面図に示すように、外周縁部を含む環状の外周領域12hと、外周領域12h以外の中央領域12cとに分けることができる。外周領域12hと中央領域12cの相違点は、正極活物質の含有量が異なることで、外周領域12hにおける正極活物質の含有量は、中央領域12cにおける正極活物質の含有量よりも少ない。
外周領域12hは、電池の充放電時、正極活物質層12において正極活物質の体積変化に面内分布が生じることを緩和する。この外周領域12hのない電池を充放電すると、正極活物質層12の中央部分に比べて外周縁部近傍に電流が集中し、その外周縁部近傍の正極活物質には膨張収縮が生じ易く、中央部分の正極活物質には相対的に膨張収縮が生じ難くなる。また、正極活物質層12の外周縁部近傍に電流集中が起こると、負極活物質層22の外周縁部近傍にも電流の集中が生じ易く、負極活物質層22においても負極活物質の体積変化に面内分布が生じ易い。その結果、両活物質層12,22の面内において活物質の膨張収縮にばらつきが生じ、隣接するSE層40との接合が不十分になる虞がある。一方、正極活物質層12において外周領域12hと中央領域12cを形成すると、外周領域12hにおけるイオン伝導度が中央領域12cに比べて相対的に低下し、外周領域12hへの電流の集中を緩和することができる。
外周領域12hの幅、即ち、正極活物質層12の外周縁部から中央領域12cとの境界部までの長さは、当該外周領域12hの全周に亘ってほぼ均一であることが好ましい。局所的に幅が狭いところがあると、その部分に電流が集中する恐れがあるからである。
正極活物質層12を平面視したときの外周領域12hの面積割合は、50%以下とすることが好ましい。外周領域12hの面積割合を50%以下とすることで、正極活物質層12全体に含まれる正極活物質の量を十分に確保することができる。ここで、外周領域12hの面積割合が小さくなるほど、正極活物質層12全体に含まれる正極活物質の量が増加するので、電池100の放電容量は向上する。但し、正極活物質層12における電流集中を効果的に緩和し、もって電池100のサイクル特性を改善するという観点からすれば、外周領域12hの面積割合は、20%以上とすることが好ましい。
外周領域12hに占める正極活物質の量は、質量%で50%以上とすることが好ましい。当該量が多すぎると、外周領域12hの電流の集中を緩和する機能が低下するため、上限量は質量%で60%以下とすることが好ましい。外周領域12hに対して、中央領域12cに占める正極活物質の量は、質量%で70%以上とすることが好ましい。既に述べたように、正極活物質層12は、100%正極活物質で構成されているよりも電解質粒子を含有している方が高Liイオン電導性となるため、中央領域12cにおける正極活物質の量は、質量%で80%以下とし、残りは電解質粒子や導電助剤などで構成すると良い。
≪SE層≫
SE層40は、硫化物からなるLiイオン伝導体である。SE層40を構成する硫化物は、非晶質(アモルファス)でも良いし、結晶質でも良い。特に、SE層40に求められる高Liイオン伝導度、低電子伝導度の要件を満たすには、結晶質の硫化物であることが好ましい。このような硫化物としては、例えば、LiS−Pを挙げることができる。硫化物は、Pなどの酸化物を含有していても良い。
≪負極活物質層≫
負極活物質層22は、電池反応の主体となる負極活物質粒子を含む層である。負極活物質としては、C、Si、Ge、Sn、Al、Li合金、又はLiTi12などのLiを含む酸化物を利用することができる。
上記負極活物質層22は、この層22のLiイオン伝導性を改善する電解質粒子を含有していても良い。上記電解質粒子としては、例えば、LiS−Pなどの硫化物を好適に利用することができる。その他、負極活物質層22は、導電助剤や結着剤を含んでいても良い。
≪負極集電体≫
負極集電体21は、導電材料のみから構成されていても良いし、絶縁基板上に導電材料の膜を形成したもので構成されていても良い。後者の場合、導電材料の膜が集電体として機能する。導電材料としては、例えば、Cu、Ni、Fe、Cr、及びこれらの合金(例えば、ステンレスなど)から選択される1種が好適に利用できる。
≪その他の構成≫
SE層40が硫化物の固体電解質を含むと、この硫化物の固体電解質がSE層40に隣接する正極活物質層12に含まれる酸化物の正極活物質と反応して、正極活物質層12とSE層40との界面近傍が高抵抗化し、非水電解質電池100の放電容量を低下させる虞がある。そこで、上記界面近傍の高抵抗化を抑制するために、正極活物質層12とSE層40との間に中間層(図示略)を設けても良い。
上記中間層に用いる材料としては、非晶質のLiイオン伝導性酸化物、例えばLiNbOやLiTaOなどを利用できる。特にLiNbOは、正極活物質層12とSE層40との界面近傍の高抵抗化を効果的に抑制できる。
<非水電解質電池の効果>
以上説明した非水電解質電池100は、充放電を繰り返しても放電容量が低下し難い、サイクル特性に優れた電池100である。それは、正極活物質層12において外周縁部を含む外周領域12hを設けることで、正極活物質層12の外周縁部近傍における電流集中を緩和することができ、それに伴って負極活物質層22の外周縁部近傍における電流の集中をも緩和することもできるからである。各活物質層12,22における電流集中を緩和すると、電池100の充放電に伴う各活物質層12,22における活物質の体積変化の面内分布を抑制でき、各活物質層12,22とSE層40との接合状態を良好に保つことができる。その結果、本発明非水電解質電池100は、サイクル特性に優れた電池100となる。
<非水電解質電池の製造方法>
この非水電解質電池100は、例えば、以下の工程(A)〜(C)に従う非水電解質電池の製造方法により得ることができる。即ち、図2に示すように、個別に作製された正極体1と負極体2とを重ね合わせ、熱処理を施すことで作製することができる。
(A)正極体1を作製する。
(B)負極体2を作製する。
(C)正極体1と負極体2とを重ね合わせ、加圧しながら熱処理を施して、正極体1と負極体2とを接合する。
※工程A,Bの順序は入れ替え可能である。
≪工程A:正極体の作製≫
本実施形態の正極体1は、正極集電体11の上に、正極活物質層12と正極側固体電解質層(PSE層)13を積層した構成を有する。この正極体1を作製するには、正極集電体11となる基板を用意し、その基板の上に残りの層12,13を順次形成すれば良い。正極集電体11は、正極体1と負極体2とを接合する工程Cの後に、正極活物質層12におけるPSE層13とは反対側の面に形成しても良い。
正極活物質層12は、例えば、加圧成形法により形成することができる。その場合、正極活物質粒子からなる活物質粉末と、電解質粒子からなる電解質粉末とを個別に用意し、活物質粉末と電解質粉末の配合量を変えた混合粉末を2種類用意する。一方の混合粉末は外周領域12hの形成に使用する外周領域用混合粉末、他方の混合粉末は中央領域12cの形成に使用する中央領域用混合粉末とする。そして、金型内に配置した正極集電体11上の中央部分に中央領域用混合粉末を、外周部分に外周領域用混合粉末を配置して、加圧成形する。そうすることで、正極集電体11上に、外周領域12hと中央領域12cとを備える正極活物質層11が積層された正極体1を得ることができる。その他、中央領域用混合粉末を加圧成形して中央領域体を作製し、金型内に配置した正極集電体11上の中央部分に中央領域体を配置すると共に、中央領域体の周りに外周領域用混合粉末を配置して、加圧成形しても良い。
上記加圧成形の条件は、適宜選択することができる。例えば、室温〜300℃の雰囲気下、面圧100〜400MPaで加圧成形すると良い。また、加圧成形される正極活物質粒子の平均粒径は、1〜20μmが好ましい。さらに電解質粒子を利用するのであれば、その電解質粒子の平均粒径は、0.5〜2μmが好ましい。
正極側固体電解質層(PSE層)13は、硫化物からなるアモルファスのLiイオン伝導体とする。このPSE層13は、後述する工程Cを経て結晶化し、図1(A)に示す完成した電池100のSE層40の一部となる。PSE層13に求められる特性は、結晶化したときに高Liイオン伝導性で、かつ低電子伝導性であることである。例えば、アモルファス状態にあるPSE層13が結晶化したときのLiイオン伝導度(20℃)は、10−5S/cm以上、特に、10−4S/cm以上であることが好ましい。また、結晶化したときのPSE層13の電子伝導度は、10−8S/cm以下であることが好ましい。このようなPSE層13の材質としては、例えば、LiS−Pを挙げることができる。PSE層13は、Pなどの酸化物を含有していても良い。
PSE層13の形成には、気相法を利用することができる。気相法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法などを利用できる。ここで、アモルファス状態のPSE層13を形成するには、膜形成時の基材(つまり、正極活物質層12)の温度が膜の結晶化温度以下になるように基材を冷却したりすれば良い。例えば、LiS−PでPSE層13を形成する場合、膜形成時の基材温度を150℃以下とすることが好ましい。
≪工程B:負極体の作製≫
負極体2は、負極集電体21の上に、負極活物質層22と負極側固体電解質層(NSE層)23を積層した構成を有する。この負極体2を作製するには、負極集電体21となる基板を用意し、その基板の上に残りの層22,23を順次形成すれば良い。なお、負極集電体21は、工程Cの後に、負極活物質層22におけるNSE層23とは反対側の面に形成しても良い。
負極活物質層22は、正極活物質層12と同様に、加圧成形法により作製することができる。例えば、負極活物質粒子からなる負極活物質粉末と、上記固体電解質粉末とを混合し、金型内に配置した負極集電体21上でこの混合粉末を加圧成形する。
加圧成形の条件は、適宜選択することができる。例えば、室温〜300℃の雰囲気下、面圧100〜400MPaで加圧成形すると良い。また、加圧成形される負極活物質粒子の平均粒径は、1〜20μmが好ましい。さらに電解質粒子を利用するのであれば、その電解質粒子の平均粒径は、0.5〜2μmが好ましい。
負極側固体電解質層(NSE層)23は、上述したPSE層13と同様に、硫化物からなるアモルファスのLiイオン伝導体である。このNSE層23も、次の工程Cを経てSE層40の一部となる。このNSE層23と上述したPSE層13とは組成や作製方法などを同じとしておくことが好ましい。そうすることで、NSE層23とPSE層13とが次の工程Cを経ることで一層のSE層40となったときに、SE層40の厚み方向にLiイオン伝導性にばらつきが生じ難い。
≪工程C:正極体と負極体との接合≫
次に、PSE層13とNSE層23とが互いに対向するように正極体1と負極体2とを積層して積層体を作製する。その際、PSE層13とNSE層23とを圧接させつつ熱処理を施して、アモルファス状態にあるPSE層13とNSE層23を結晶化させ、これらPSE層13とNSE層23とを一体化させる。
工程Cにおける熱処理条件は、PSE層13とNSE層23を結晶化させることができるように選択する。熱処理温度が低すぎると、PSE層13とNSE層23が十分に結晶化せず、PSE層13とNSE層23との間に未接合の界面が多く残り、PSE層13とNSE層23とが一体化されない。逆に熱処理温度が高すぎると、PSE層13とNSE層23とが一体化しても、低Liイオン伝導性の結晶相が形成される虞がある。熱処理時間についても熱処理温度と同様に、短すぎると一体化が不十分になり、長すぎると低Liイオン伝導性の結晶相の生成を招く虞がある。具体的な熱処理条件は、PSE層13とNSE層23の組成などの影響を受けて変化するが、概ね150〜300℃×1〜60分で行うことが好ましい。より好ましい熱処理条件は、180〜250℃×30〜60分である。
また、工程Cでは熱処理時にPSE層13とNSE層23とを近づける方向に加圧する。これは、熱処理の際、PSE層13とNSE層23とを密着させておくことで、PSE層13とNSE層23との一体化を促進するためである。加圧の圧力は、非常に小さくともPSE層13とNSE層23との一体化を促進する効果はあるものの、高くする方が当該一体化を促進し易い。但し、加圧の圧力を高くすると、正極体1と負極体2に備わる各層に割れなどの不具合が生じる虞がある。特に、粉末成形体である正極活物質層12や負極活物質層22には割れが生じ易い。そこで、圧力は160MPa以下とすることが好ましい。なお、PSE層13とNSE層23との一体化はあくまで熱処理により生じるものであるので、加圧の圧力は10〜20MPaで十分である。
工程Cを行うことにより、図1(A)に示すように、結晶化された一層のSE層40を備える非水電解質電池100が形成される。この一層のSE層40は、上述したようにPSE層13とNSE層23とを一体化させることで形成されたものでありながら、PSE層13とNSE層23との界面がほとんど残らない。そのため、このSE層40は、当該界面に起因するLiイオン伝導性の低下がなく、高Liイオン伝導性で、かつ低電子伝導性のSE層40となる。
以上、例示した工程A〜Cを備える非水電解質電池の製造方法によれば、正極体1と負極体2とを高圧で圧接した従来の電池よりも優れた電池特性(放電容量や、放電出力)を発揮する。それは、SE層40において、PSE層13とNSE層23との接合界面に高抵抗層が形成されないからである。また、正極体1と負極体2とを高圧で圧接しないため、各活物質層12,22に割れが生じ難く、その割れに伴う不具合、例えば、割れが生じた箇所での正極体1と負極体2との接触による短絡などを防止することができる。
以下の構成を備える正極体1、負極体2を用いて非水電解質電池を作製した。そして、得られた電池に対して、後述する条件にて充放電サイクル試験を行った。
正極体1として、次の4種類(正極体A〜D)を作製した。正極体A〜Dの相違点は、正極活物質層12の構成のみである。
≪正極体A≫
・正極集電体11…
厚さ10μmのAl箔
・正極活物質層12…
厚さ150μm、直径16mmのLiCoO粉末とLiS−P粉末との加圧成形体
直径12mmの範囲(中央領域12c)−LiCoO:LiS−P=70質量%:30質量%
直径12mm〜16mmの範囲(外周領域12h)−LiCoO:LiS−P=60質量%:40質量%
中央領域12cの面積(体積):外周領域12hの面積(体積)≒56:44
・PSE層13…
厚さ5μmのアモルファスLiS−P膜(真空蒸着法)
≪正極体B≫
・正極活物質層12…
直径14mmの範囲(中央領域12c)−LiCoO:LiS−P=70質量%:30質量%
直径14mm〜16mmの範囲(外周領域12h)−LiCoO:LiS−P=60質量%:40質量%
中央領域12cの面積(体積):外周領域12hの面積(体積)≒77:23
≪正極体C≫
・正極活物質層12…
直径14mmの範囲(中央領域12c)−LiCoO:LiS−P=70質量%:30質量%
直径14mm〜16mmの範囲(外周領域12h)−LiCoO:LiS−P=50質量%:50質量%
中央領域12cの面積(体積):外周領域12hの面積(体積)≒77:23
≪正極体D≫
・正極活物質層12…
全域に亘ってLiCoO:LiS−P=70質量%:30質量%(中央領域12cと外周領域12hの区別がない)
一方、負極体2は、次の1種類を作製した。
≪負極体2≫
・負極集電体21…
厚さ10μmのステンレス箔
・負極活物質層22…
厚さ200μmの黒鉛粉末とLiS−P粉末との加圧成形体(黒鉛:LiS−P=50質量%:50質量%)
・NSE層23…
厚さ5μmのアモルファスLiS−P膜(真空蒸着法)
露点温度−50℃の大気中で、用意した正極体1(正極体A〜Dのいずれか)と負極体2とを互いの固体電解質層PSE13、NSE23同士が接触するように重ね合わせ、加圧加熱処理(16MPa、190℃×30分)を施すことにより、非水電解質電池(試料α〜δ)を作製した。
以上のようにして作製した試料α〜δの電池に対して10サイクルの充放電サイクル試験を行った。試験条件は、電流密度0.05mA/cm、カットオフ電圧3.0V−4.1Vとした。試料α〜δの構成と、充放電10サイクル後の容量維持率(10サイクル時の放電容量/最大放電容量)を表1に示す。
Figure 2012185974
表1の結果から、正極活物質層12が中央領域12cと外周領域12hとに分けられ、かつ中央領域12cに比べて外周領域12hの正極活物質濃度が低い正極体A〜Cを用いた試料α〜γの電池は、80%以上の良好な容量維持率を発揮した。一方、正極活物質層12の全域に亘って正極活物質濃度が均一な正極体Dを用いた試料δの電池は、70%を切る容量維持率であった。
また、表1に示す通り、試料α〜γの放電容量を比較したとき、試料β>試料α>試料γであった。これは、各試料α〜γに用いられる正極体A〜Cに含まれる正極活物質の量の多寡にほぼ一致していた。
なお、本発明の範囲は上述の実施形態に何ら限定されることはない。即ち、上述した実施形態に記載の非水電解質電池の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
本発明の非水電解質電池は、充放電を繰り返すことを前提とした電気機器の電源、例えば各種電子機器の電源に好適に利用できる他、ハイブリッド自動車、電気自動車の電源としての利用も期待できる。
100 非水電解質電池
1 正極体
11 正極集電体
12 正極活物質層 12c 中央領域 12h 外周領域
13 正極側固体電解質層(PSE層)
2 負極体
21 負極集電体
22 負極活物質層
23 負極側固体電解質層(NSE層)
40 硫化物固体電解質層(SE層)

Claims (6)

  1. 正極活物質層、負極活物質層、及びこれら両活物質層の間に介在される硫化物固体電解質層を備える非水電解質電池であって、
    前記正極活物質層の外周縁部を含む環状の部分を外周領域、その外周領域以外の部分を中央領域としたとき、
    前記外周領域に含まれる正極活物質の量は、前記中央領域に含まれる正極活物質の量よりも少ないことを特徴とする非水電解質電池。
  2. 前記外周領域の幅は、外周領域の全周に亘ってほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池。
  3. 前記固体電解質層に対向する正極活物質層の対向面に占める前記外周領域の面積割合は、50%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質電池。
  4. 前記外周領域に占める正極活物質の量は、質量%で50%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の非水電解質電池。
  5. 前記正極活物質層は、
    Co、Mn、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属とLiとを含む酸化物からなる活物質と、
    LiSとPとを含む固体電解質とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の非水電解質電池。
  6. 前記負極活物質層は、
    C、Si、Ge、Sn、Al、及びLiから選択される少なくとも1種の元素を含む活物質、又はTiとLiとを含む酸化物からなる活物質と、
    LiSとPとを含む固体電解質とを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の非水電解質電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022196364A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 全固体電池およびその製造方法
KR20230124906A (ko) 2020-12-25 2023-08-28 니폰 제온 가부시키가이샤 전기 화학 소자 정극용 조성물, 전기 화학 소자 정극용 슬러리 조성물, 전기 화학 소자용 정극, 및 전기 화학 소자

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