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JP2012179030A - 青果物用包装体の設計方法、その製造方法、及び青果物用包装体 - Google Patents

青果物用包装体の設計方法、その製造方法、及び青果物用包装体 Download PDF

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JP2012179030A
JP2012179030A JP2011045663A JP2011045663A JP2012179030A JP 2012179030 A JP2012179030 A JP 2012179030A JP 2011045663 A JP2011045663 A JP 2011045663A JP 2011045663 A JP2011045663 A JP 2011045663A JP 2012179030 A JP2012179030 A JP 2012179030A
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vegetables
fruits
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Takaaki Mizozoe
孝陽 溝添
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

【課題】短時間で、かつ、精度よく、青果物用包装体を設計する。
【解決手段】本発明に係る青果物用包装体の設計方法は、青果物の品質に関係する酵素を特定するステップ(S101)と、酸素を透過する孔を有する包装体で包装された青果物を保存し、孔の設計仕様と、青果物の保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップ(S106)と、把握した関係に基づき、包装体を用いて所定期間青果物を保存したときの酵素の変化量を所定の閾値以下にする設計仕様を決定するステップ(S108)とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、青果物用包装体の設計方法、その製造方法、青果物用包装体、これを用いた青果物の保存方法、青果物の品質管理方法、及び、この青果物用包装体の検査方法に関する。
青果物用包装体として、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1の青果物用包装体は、開孔面積比率が1×10-5〜1×10-4%であり、枝豆100gあたりの袋内表面積が200〜600cm2の有孔合成樹脂フィルムである。特許文献1では、この包装体を使用することによって、枝豆の嫌気呼吸のため発生する臭気を防ぎ、しかも嫌気呼吸による糖分の消化を防止し、一方、過剰の酸素による褐変および黄化を防ぎ、枝豆の鮮度を保った状態で永く保存することができるとされている。
特許文献2、及び非特許文献1にもまた、青果物の鮮度を保持する包装体が記載されている。
特開平6−125696号公報 特開2006−204194号公報
エダマメ研究、第2巻、第1号、66−70、2004年3月
しかしながら、上記文献記載の従来技術は、以下の点で改善の余地を有していた。特許文献1、2及び非特許文献1に記載される包装体は、中に入れる青果物の種類、重量、及び保存条件等に応じて、包装体の酸素透過量を調整する仕様になっている。このとき、透過量の異なる複数の包装体を用意し、臭気発生状況、褐変および黄化状況、食味・香りの劣化等を外観や嗅覚・味覚により定性的に評価し、仕様を決定する。そのため、評価結果が得られるまでに時間がかかり、仕様の決定に長時間を要してしまう。また、評価試験の精度を向上させるため、定量的に評価できる技術が求められる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、短時間で、かつ、精度よく、青果物用包装体を設計できる技術を提供することにある。
本発明によれば、
青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
酸素を透過する孔を有する包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記設計仕様を決定するステップと、
を含む、青果物用包装体の設計方法が提供される。
また、本発明によれば、
酸素を透過する孔を有する包装体を設計する設計工程と、
包装材料に前記孔を形成する穿孔工程と、
を含み、
前記設計工程は、
青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
前記包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記設計仕様を決定するステップと、
を含み、
前記穿孔工程において、決定した前記設計仕様に対応する前記孔を前記包装材料に形成する、青果物用包装体の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、上記の製造方法により得られた、青果物用包装体が提供される。
また、本発明によれば、上記の青果物用包装体により青果物を包装して前記青果物を保存する青果物の保存方法が提供される。
また、本発明によれば、
青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
上記の保存方法を用いて前記青果物を保存するステップと、
前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量を把握するステップと、
前記酵素の変化量が所定の閾値を超えるか否かを判断し、前記酵素の変化量が前記閾値以下と判断されたとき、前記青果物の保存を継続するステップと、
を含む、青果物の品質管理方法が提供される。
さらに、本発明によれば、
青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
酸素を透過する孔を有する包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記包装体を選別するステップと、
を含む、青果物用包装体の検査方法が提供される。
この発明によれば、青果物の品質に関係する酵素を特定し、孔の設計仕様と、青果物の保存前後における酵素の変化量との関係を把握し、包装体を用いて所定期間青果物を保存したときの酵素の変化量を所定の閾値以下にする設計仕様を決定する。これにより、青果物の品質の劣化と孔の設計仕様の関係とを定量的に把握できるため、任意の保存期間で保存したときの品質の劣化の程度を見積もって孔の設計仕様を決定することができる。したがって、設計仕様の決定時間を短縮し、かつ、精度の高い設計が可能になる。
本発明によれば、短時間で、かつ、精度よく、青果物用包装体を設計することができる。
本発明に係る青果物用包装体の設計方法を示すフローチャートである。 本発明に係る青果物の保存方法を示すフローチャートである。 本発明に係る青果物の検査方法を示すフローチャートである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。 実施例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の青果物用包装体の設計方法を示すフローチャートである。この青果物用包装体の設計方法は、青果物の品質に関係する酵素を特定するステップ(S101)と、酸素を透過する孔を有する包装体で包装された青果物を保存し、孔の設計仕様と、青果物の保存前後における酵素の変化量との関係を把握するステップ(S106)と、把握した関係に基づき、包装体を用いて所定期間青果物を保存したときの酵素の変化量を所定の閾値以下にする設計仕様を決定するステップ(S108)とを含む。
以下、具体的に各ステップを説明する。まず、青果物の品質に関係する酵素を特定する(S101)。青果物は、野菜、又は、果物であればよいが、具体的には、ナス、トマト、ピーマン、キュウリ、オクラ等の果菜類、トウモロコシ等の穀物類、インゲン、エンドウ、枝豆、ソラマメ、キヌサヤ等の豆類、もやし等の発芽野菜、キャベツ、コマツナ、ニラ、菜花、ホウレンソウ、ミズナ、レタス、オオバ、ハーブ、ルッコラ等の葉菜類、アスパラガス、ニンニク、ネギ、タマネギ等の茎菜類、ブロッコリー等の花菜類、ショウガ、ナガイモ等の根菜類、エノキ、エリンギ、シイタケ、シメジ等の菌茸類、レモン、甘夏、スダチ等の柑橘類、梅、柿、バナナ等のその他果実類が挙げられる。青果物は、収穫された状態であってもよいし、収穫後カット、洗浄等の処理がされていてもよい。
青果物の品質に関係する酵素には、青果物の好気呼吸に関する酵素(第一の酵素)、嫌気呼吸に関する酵素(第二の酵素)が挙げられる。また、青果物の好気呼吸に関する酵素としては、例えば、青果物の甘みに関する酵素(第三の酵素)、青果物の旨みに関する酵素(第四の酵素)等が挙げられる。青果物の甘みに関する酵素としては、インベルターゼ等のショ糖分解酵素がある。また、青果物の旨みに関する酵素としては、グルタミン酸アンモニアリガーゼ等のグルタミン合成酵素、アスパラギン合成酵素及びアスパラギン酸アミノ基転移酵素が挙げられる。その他、青果物の好気呼吸に関する酵素には、クエン酸回路関連酵素(ピルビン酸脱水素酵素、クエン酸合成酵素、アコニット酸ヒドラターゼ、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ、α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ、コハク酸デヒドロゲナーゼ、フマル酸ヒドラターゼ、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、ホスホノエノールピルビン酸カルボキシラーゼ、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ)、CoQ(補酵素Q、ユビキノン)、シトクロムc(チトクロームc)が挙げられる。また、青果物の嫌気呼吸に関する酵素には、アルコールデヒドロゲナーゼ、ピルビン酸デカルボキシラーゼ、解糖系関連酵素(ヘキソキナーゼ、グルコキナーゼ、ホスホヘキソースイソメラーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、アルドラーゼ、トリオースリン酸イソメラーゼ、グリセルアルデヒド3−リン酸デヒドロゲナーゼ、ホスホグリセリン酸キナーゼ、ホスホグリセリン酸ムターゼ、エノラーゼ、ピルビン酸キナーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ)が挙げられる。その他、GABA転換酵素、スクロース合成酵素、スクロースリン酸合成酵素、葉緑素異化酵素、テトラヒドロ葉酸合成酵素、ATPクエン酸リアーゼ、リボヌクレアーゼ、アスパラギナーゼ、グルタミン依存性アスパラギン合成酵素、等が挙げられる。S101では、これらの酵素の一つを特定してもよいし、複数特定してもよい。複数特定する場合は、甘み、旨み、みずみずしさ等、品質のタイプごとに酵素を特定することが好ましく、例えば、甘みに関する酵素及び旨みに関する酵素をそれぞれ一つ又は複数選択することができる。また、青果物が枝豆の場合は、さらに、莢の老化酵素、組織の老化酵素、リポキシゲナーゼ、種成熟たんぱく質等の老化酵素を特定してもよい。
酵素を特定する手法としては、特に限定されず、青果物の品質に関係することが既知の酵素を任意に選択することができる。また、保存対象の青果物を既知の包装体(例えば、住友ベークライト(株)製、P−プラス)に保存し、所定の条件下に保存して、発現量が増加する酵素をスクリーニングにより特定してもよい。このとき、所定の条件には、任意の温度、湿度、及び、保存時間等があるが、既知の青果物の保存手法を採用すればよい。酵素の発現は、酵素をコードする遺伝子の発現量をみればよく、遺伝子の発現量の測定方法としては、DNAマイクロアレイ法、あるいはリアルタイムPCR法などの定量RT−PCR法、アガロースゲル電気泳動法などの半定量RT−PCR法、ノーザンブロッティング法、あるいは次世代シーケンサーによる転写産物の網羅的解析が例示できる。特定される酵素は、青果物が販売不可あるいは食用不可になるまで保存したとき、保存前の発現量に対して、2倍以上発現するものが好ましく、3倍以上発現するものが好ましく、4倍以上発現するものがより好ましい。青果物は複数の品種を用いると、より精度よく酵素が特定できるため好ましい。なお、既知の酵素についてはこの工程を省略することも可能である。
次に、保存前の青果物中の酵素の発現量を測定する(S102)。具体的には、S101で特定した酵素をコードする遺伝子の発現量を分析することにより、S101で特定した青果物の酵素の発現量を測定することができる。測定用試料は、消費者に出荷する直前の青果物の食用部分を一部又は全部用いて調製することができ、枝豆の場合は、収穫日から0〜1日以内に莢または豆の全部又は一部を液体窒素で凍結したものを測定試料とすることができ、柑橘類の場合は、予措終了日から0〜1日以内に果実の皮または果肉の全部又は一部を液体窒素で凍結したものを測定試料とすることができる。収穫又は予措終了後、測定試料を調製するまで(液体窒素で凍結させるまで)の青果物の保存条件は、3〜40℃が好ましく、3〜20℃がより好ましく、低温障害により変色する青果物例えばバナナなどを除けば3〜10℃がさらに好ましい。遺伝子の発現量の測定方法としては、S101において説明したものと同様のものを用いることができるが、DNAマイクロアレイ法、あるいはリアルタイムPCR法などの定量RT−PCR法がより好ましい。
青果物が枝豆等のダイズである場合、分析される遺伝子としては、gene ID:BW663102.1、AI988327.1、AW759778.1、AW761454.1、BW658701.1、AW567607.1、AW350759.1、CF806726.1、AW102262.1、CF807454.1、BE020760.1、BE806149.1、BE440863.1、CX705274.1、CO984019.1、BW674614.1、CX702804.1、BE659875.1、BU761061.1、BE658423.1、BE658550.1、BM308286.1、BU577035.1、BI942018.1、CX702916.1、BF324098.1、BW654259.1、BI943536.1、BI945547.1、BW663954.1、BI972655.1、CX703353.1、BU927245.1、BU964968.1、CO979693.1、CX705218.1、CX710371.1、BQ629333.1、CA784063.1、AW311010.1、BW662478.1、CX705914.1、BW653498.1、BW659019.1、CD487645.1、CX706466.1、CD391177.1、BG652295.1、BW658774.1、AW704161.1、AI460519.1、AI855626.1、BW677297.1、BE660202.1、AW234701.1、BU548728.1、CF807799.1、BW669363.1、AW781421.1、CO983411.1、BE659925.1、BW678894.1、AW433030.1、BW680317.1、BI892849.1、CD394533.1、BM121594.1、BM523089.1、AW132594.1、BW663590.1、BW677796.1、BI969530.1、BW659710.1、BW659173.1、BM891142.1、AW432645.1、BU544321.1、BM188950.1、BQ612913.1、CX702751.1、CA783140.1、AI939105.1、CX703097.1、AW133022.1、BE020722.1、BW655907.1、BW658699.1、BW676740.1、CF809316.1、BU549803.1、BW660428.1、CA852676.1、AW458311.1、AW507814.1、BW658681.1、BE820950.1、BE658128.1、BI946107.1、BW657805.1、BW658706.1、BW659175.1、BW659466.1、BW683769.1、BE660995.1、BW669209.1、CX547381.1、BW678692.1、BQ576594.1、AI496627.1、BW679030.1、BW655619.1、BW673645.1、CF806772.1が挙げられる。
S101において、インべルターゼが特定された場合は、gene ID:BU761061.1の発現量を測定することが好ましい。
また、S101において、グルタミン合成酵素が特定された場合は、AW761454.1を測定することが好ましい。このとき、枝豆の中でもより高い精度でうま味を評価することができる。
また、S101において、アルコールデヒドロゲナーゼが特定された場合は、BW679030.1を測定することが好ましい。このとき枝豆でより高い精度で、エタノールなどの嫌気臭を評価することができる。
次に、酸素を透過する孔を有する包装体を用意し、青果物を包装する(S103)。包装体の材料は、青果物の包装に用いることのできるものであればどのようなものであっても差し支えはないが、例えば、樹脂フィルムを用いることができ、具体的には、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、生分解性フィルム、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ乳酸等のフィルム、これらのフィルムの中から選ばれた複合フィルムが挙げられる。また、樹脂フィルム表面にシーラント層を設けたものでも、防曇処理したフィルムであってもよい。さらに、これらのフィルムは透明であっても、不透明であっても良く、また表面に印刷を付したものであっても何等差し支えはない。樹脂フィルムの厚さは、例えば、20〜60μmとすることができる。
ここで、孔の設計仕様とは、包装体の表面積に対する包装体に形成させる孔の総面積の比率(以下、「開孔面積比率」ともいう)を考慮するものであり、具体的には、孔1個あたりの面積、平均孔径、包装体ごとの孔の個数、及び、個々の包装体ごとに形成される孔の間隔からなる群から選択されるものであることが好ましい。S103で用意される包装体の孔の設計仕様は任意のものでよいが、青果物の鮮度を保持できる包装体として一般的に知られているもの(例えば、P−プラス(登録商標)、住友ベークライト社製)と同様にすることにより、短期間でかつ精度よく設計できるため好ましい。例えば、開孔面積比率は1×10-5〜1×10-1%、好ましくは1×10-5〜1×10-2%、平均孔径は20〜500μm程度とすると好ましい。孔の形状は、樹脂フィルムを貫通する貫通孔とするが、開口形は、円形や四角または三角形など、どのような形状であってもよく、円形とすると穿孔作業等の面から好ましい。包装体1袋当たりの孔の個数は、開孔面積比率及び平均孔径より算出することができるが、複数個とすることが望ましい。
包装体は、三方シール袋、四方シール袋、チャック付きの袋またはガゼット袋などの形態の袋であっても差し支えなく、さらには、トレー、カップ等に青果物を充填し、これをフィルムで蓋をして包装する形態や包装袋で包装する形態のものであってもよい。また、このような包装袋に青果物を入れ、包装袋の口を閉じることにより青果物を包装する。包装袋の口を閉じる方法は特に規定されず、公知の方法を用いることができる。包装体が袋の場合、青果物100gあたりの袋内表面積は、設計しようとする包装体と同様にし、例えば、200〜1000cm2とすることができる。
なお、S102において測定試料を液体窒素で凍結した日と、S103の包装の日とは同日であることが好ましく、S102、S103の順で行うことが好ましいが、収穫又は予措終了日に、S103の包装を行い、その後0〜1日以内に青果物の一部又は全部を液体窒素で凍結してS102の測定試料としてもよい。
つづいて、包装された青果物を所定の保存条件で保存する(S104)。保存条件は、設計しようとする包装袋の用途に合わせることが望ましく、一般的な青果物の保存温度としては、3〜40℃である。保存期間は、任意の保存期間とすることができ、必ずしも、目標とする保存期間に限られず、より短い期間を設定することもできる。例えば、1日〜1年とすることができる。
次に、保存後の青果物の酵素の発現量を測定する(S105)。測定試料は、所定の保存経過の日の青果物の一部又は全部を液体窒素で凍結させて調製する。このときの測定方法、及び、測定対象は、S102における保存前の青果物の酵素の発現量の測定条件と同じにする。
その後、再び青果物を保存し(S104)、保存後の青果物の酵素の発現量を測定してもよい(S105)。S104とS105とを繰り返すことで、保存期間中の青果物の酵素の発現量の経時変化を調べることができる。
つづいて、S102において測定した保存前の青果物の酵素の発現量と、S105において測定した保存後の青果物の酵素の発現量とを対比して、S104の保存期間中の酵素の変化量を算出する。ここでいう変化量は、絶対値であってもよいし、相対値であってもよい。そして、S104で使用した包装体の孔の設計仕様と算出された酵素の変化量との関係を把握する。孔の設計仕様の異なる複数の包装体を用いて酵素の変化量を調べることにより、より精度よく孔の設計仕様と算出された酵素の変化量との関係を把握することができる(S106)。
その後、S106で把握した関係に基づき、包装体を用いて所定期間青果物を保存したときの酵素の変化量を所定の閾値以下にする孔の設計仕様を選別する(S107)。ここでは、例えば、S106で把握した酵素の変化量が所定の閾値以下であるか否かを判断し、所定の閾値以下であった場合に、S104で使用した孔の設計仕様を抽出してもよい。こうすることで、S104における保存期間と同じ期間青果物を保存したとき酵素の変化量を所定の閾値以下にする設計仕様を選別することができる。
また、S106で把握した関係から、任意の保存期間における酵素の変化量を予測する。そして、予測した変化量が所定の閾値以下となるか否かを判断し、所定の閾値以下であった場合に、S104で使用した孔の設計仕様を抽出してもよい。こうすることで、所望の期間、青果物を保存したときの酵素の変化量を所定の閾値以下にする設計仕様を選別することができる。
また、S101において、複数の酵素を特定した場合においては、特定した酵素のいずれか1つの変化量を閾値以下にする設計仕様を選別してもよいし、特定したすべての酵素の変化量を閾値以下にする設計仕様を選別してもよい。例えば、S101において、青果物の甘みに関する酵素と、青果物の旨みに関する酵素とをそれぞれ特定した場合、青果物の保存前後における酵素の変化量がいずれも閾値以下になる設計仕様を選別することができる。こうすることで、甘み及び旨みの両方の低下を抑制しうる包装体を設計することができる。
また、既知の包装体を対照とし、既知の包装体における保存限界時の酵素の発現量を閾値としてもよい。保存限界時とは、青果物が販売不能になった時、生食不能になった時、食用不能になった時などである。こうすることで、既知の包装体よりも長く保存可能な包装体を設計することもできる。
設計仕様を選別するとき、S104で採用した保存条件と同一の保存条件で使用する包装体を抽出することが精度の向上の点で好ましいが、必ずしも同一の保存条件で使用される必要はなく、一定の誤差も許容されるように閾値を設定することが実用的である。また、S106で把握した関係から、S104で使用した保存条件とは異なる条件にも適合するように設計変更した仕様を決定してもよい。
ただし、S101〜S106の全ステップにおいて、青果物の種は同一又は類似とすることが好ましく、同一種の青果物を用いることがより好ましい。例えば、枝豆用の包装体を設計する場合、S101においては青果物として枝豆の品質に関係する酵素を特定し、S104においては枝豆を保存する。枝豆の場合は保存期間が短いため、S106において、包装体を用いて5日間20℃で保存したとき、保存後における酵素の発現量が保存前における酵素の発現量の10倍以下にする設計仕様を決定すればよい。こうすることで、3〜40℃の範囲で枝豆の品質を維持できる包装体を設計することができる。
次いで、選別された設計仕様を設計仕様として決定するか否かを判断する(S108)。決定できない場合(S108N)は、S101に戻り、さらに、同じ又は異なる酵素を特定して、S102〜S107の各ステップを繰り返しても良い。選別された設計仕様を設計仕様として決定できる場合は(S108Y)、設計を終了する。
このようにして、決定した設計仕様に対応する孔を樹脂フィルム等の包装材料に形成させる(穿孔工程)。孔以外の包装体の設計は、S104の保存に用いた包装体と同じにする。例えば、包装体が樹脂フィルムの場合は、材料、厚み、袋内表面積は同じにする。
上記のように設計及び作製した包装体を用いて青果物を保存することにより、保存中の青果物における特定の酵素の発現を所望の量に制御することができる。図2には、この包装体を用いて、青果物を保存する方法を説明するフローチャートを示す。まず、包装体の設計時に使用した青果物と同種の青果物を用意し、設計時に特定した酵素と同じ酵素の発現量を測定する(S201)。その後、包装体に包装して(S202)、包装体の設計に適合する保存条件で、青果物を保存する(S203)。一定期間経過後、S201と同様にして、保存した青果物における酵素の発現量を測定する(S204)。そして、保存前後の酵素の変化量を把握する(S205)。あらかじめ、品質の低下の限界を示す閾値を設定し、把握した変化量の結果が閾値以下か否かを判断する(S206)。閾値以下であれば(S206Y)、S203に戻り、保存を継続する。一方、閾値を超えた場合は(S206N)、保存を停止し、廃棄する。また、保存により青果物を熟成させる場合は、食べ頃にある酵素の発現量を閾値としてもよい。この場合、閾値以下であれば(S206Y)、S203に戻り、保存を継続する一方、閾値を超えた場合は(S206N)、保存を停止し、出荷、消費する。こうすることで、青果物の品質を管理することができる。なお、S202における測定試料は、S102で説明したように調製することができ、S204における測定試料は、S105で説明したように調製することができる。S202、S203の順で行うことが好ましいが、S203、S202の順で行っても構わない。
また、設計した包装体を複数用意して、酵素の発現を制御できる青果物用包装体の検査をしてもよい。図3は、この検査方法を示すフローチャートである。まず、保存しようとする青果物の品質に関係する酵素を特定し(S301)、保存前の青果物の酵素の発現量を測定する(S302)。そして、青果物を包装体に包装して(S303)、保存する(S304)。一定期間保存した青果物における酵素の発現量をS302の測定条件と同じ条件で測定し(S305)、保存前後における酵素の変化量を把握する(S306)。把握した変化量が所定の閾値以下となるか否かを判断し(S307)、所定の閾値以下となる包装体を合格とし(S307Y、S308)、所定の閾値を超えた包装体を不合格とする(S307N、S309)。こうすることで、特定の酵素の発現量が所望の量に制御されている包装体を選別する。このような検査方法を包装体の製造工程の一部に取り込むことにより、製造工程における包装体の検査時間を短縮し、かつ、包装体の信頼性を向上させることができる。また上記の検査方法は、包装体の設計工程の一部に取り込むこともできる。こうすることで、迅速かつ精度良く包装体の設計を行うことができる。なお、S302における測定試料は、S102で説明したように調製することができ、S305における測定試料は、S105で説明したように調製することができる。S302、S303の順で行うことが好ましいが、S303、S302の順で行っても構わない。
つづいて、本発明の効果について説明する。この発明によれば、酵素の発現量を測定することにより、青果物の劣化の程度を評価できるため、短期間で、かつ、定量的に包装体の仕様を決定することができる。例えば、柑橘類の場合、長期間(3〜4ヶ月)の鮮度を維持する必要があり、また、収穫時期のシーズン性のため、従来の外観試験や嗅覚・味覚による評価では1年に1回の評価しかできていなかった。一方、本発明では、酵素の発現量から定量的に孔の設計仕様を評価できるため、1ヶ月で大凡の目安がつき、1年に複数回の評価が可能になる。また、保存期間が短い青果物でも同じことがいえ、1〜2日の時間短縮にもなる。さらに、定量的に結果を把握できるため、評価の精度が向上する。このように、本発明によれば、短時間で、かつ、定量的に、青果物の種類や保存条件等に応じた所望の包装体を設計することが可能になる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
図1のフローチャートに従い、包装体を設計した。
[S101:酵素の特定]
1.供試材料
埼玉県さいたま市で収穫された枝豆「おいしいエダマメ」(サンプル1)を用いた。収穫直後の枝豆を300gずつ、酸素を透過する孔を有する包装区としてP−プラス(登録商標、住友ベークライト(株)社製、袋サイズ:160×210mm)包装、対照包装区としてパンチ穴(直径5mmの有孔を8個あけた、袋サイズ:160×210mm)包装で密封包装した。遺伝子発現解析には莢を外した子実を用いるため、収穫直後、20℃保存1,2,5日後の枝豆を莢を外して子実を液体窒素で凍結保存した。品種の異なる枝豆として、山形県鶴岡市で収穫されただだちゃ豆「白山」(サンプル2)を上記と同様の袋で包装したものを用いた。
2.保存条件
枝豆の保存は、20℃、40RH%の恒温庫で行い、保存期間は5日間であった。枝豆の袋が重ならないように庫内の棚に平置きした。
3.測定項目
枝豆について、保存中の袋の酸素濃度、及び、二酸化炭素濃度、並びに重量保持率を測定した。また、外観検査を行った。
4.測定方法
(1)保存中の評価(酸素濃度、二酸化炭素濃度、重量保持率、外観検査)
ガスタイトシリンジで袋内ガスを1ml採取し、ガス濃度の測定を行った。酸素および二酸化炭素の分析にはガスクロマトグラフ(島津製作所社製、GC−6A、カラムは島津製作所社製、ZY−1)を用い、キャリアガスはヘリウム、検出器はTCDとした。濃度の単位は、体積百分率であるが、以下、単に%と示す。重量保持率は、AND社製ELECTRONIC BALANCE FX−3200で測定し、試験開始時を100とした重量百分率であるが、以下、単に%と示す。外観は目視で行い、黄化、褐変、萎れ、軟腐について、4:新鮮である、3:僅かに変化(販売可能)、2:一部変化(販売不可)、1:かなり変化(廃棄妥当)で点数化した。
(2)RNA抽出
−80℃にて凍結保存したサンプルをサンプルミル(協立理工社製、SK−M2)で粉砕し、その一部を液体窒素を注いだ乳鉢で破砕した。その粉末からRNAをQIAGEN,RNeasy Plus miniを用いて抽出した。
得られたRNAからcDNAをTaKaRa、PrimeScript II 1st strand cDNA synthesis Kitを用いて合成した。
(3)DNAマイクロアレイ
上記方法で抽出したRNAを用いて、Agilent Technologies社製の44kダイズ用のDNAマイクロアレイを北海道システム・サイエンス(株)に依頼分析した。サンプル条件は、サンプル1の初期値、P−プラス包装及びパンチ穴包装のそれぞれの20℃1日目、2日目、5日目の7条件と、反復データとして初期値、P−プラス包装及びパンチ包装のそれぞれの20℃1日目、5日目の5条件の計12条件で実施した。
結果については、バックグラウンドと有意差のあるシグナルフィーチャーを選択し、鮮度低下に関係する酵素を特定するため保存直前の発現量に対してP−プラス包装、パンチ穴包装ともに2倍以上で、保存日数毎にパンチ穴包装/P−プラス包装の発現比が4倍以上の遺伝子を抽出した。NCBI BlastXにてシロイヌナズナとEvalue=0.01以下で相同性を確認し、TAIRからアノテーションを付けた。
5.結果
(1)保存中の結果
図4(a)は、サンプル1について、20℃保存中の酸素濃度の変化を示す。図4(b)は、サンプル1について、20℃保存中の二酸化炭素濃度の変化を示す。P−プラス包装内、及び、パンチ穴包装内のガス濃度は、どちらも1日目からほぼ一定で推移し、P−プラス包装内の酸素濃度が10.6%であり、パンチ穴包装内の酸素濃度が20.7%であった(図4(a))。また、P−プラス包装内の二酸化炭素濃度が10.7%であり、パンチ穴包装内の二酸化炭素濃度が0.2%であった(図4(b))。保存5日目の重量保持率は、P−プラス包装で100%、パンチ穴包装で85.7%であった(図4(c))。また、外観評価を評価した結果を図5に示した。図5(a)が莢の黄化、図5(b)が莢の褐変、図5(c)が莢の萎れ、図5(d)が莢の軟腐を示す。P−プラス包装は5日間ほぼ良好であったが、パンチ穴包装は萎れ、黄化、褐変の順に変化が進み鮮度が低下していた。
図6(a)は、サンプル2について、20℃保存中の酸素濃度の変化を示す。図6(b)は、サンプル2について、20℃保存中の二酸化炭素濃度の変化を示す。P−プラス包装内、及び、パンチ穴包装内のガス濃度は、どちらも1日目からほぼ一定で推移し、P−プラス包装内の酸素濃度が8.0%であり、パンチ穴包装内の酸素濃度が20.7%であった(図6(a))。また、P−プラス包装内の二酸化炭素濃度が16.3%であり、パンチ穴包装内の二酸化炭素濃度が0.2%であった(図6(b))。保存5日目の重量保持率は、P−プラス包装で100%、パンチ穴包装で86.5%であった(図6(c))。また、サンプル2の外観評価を評価した結果を図7に示した。図7(a)が莢の黄化、図7(b)が莢の褐変、図7(c)が莢の萎れ、図7(d)が莢の軟腐を示す。P−プラス包装は5日間ほぼ良好であったが、パンチ穴包装は萎れ、黄化、褐変の順に変化が進み鮮度が2日目から低下していた。
(2)DNAマイクロアレイの結果
44000個の遺伝子中、DNAマイクロアレイによる保存日数毎でパンチ穴/P−プラスの発現比を比較した場合、発現比が4倍以上の遺伝子数を図8に示す。44000個の遺伝子の中から、保存日数毎にパンチ穴包装/P−プラス包装の発現比が4倍以上の遺伝子の中から抽出した遺伝子、これに対応する酵素、及び、Clustal Wで絞り込んだシロイヌナズナとの相同性を表1に示す。
リポキシゲナーゼ(lipoxygenase)は、α-リノレン酸から老化・成熟に関与するホルモンであるジャスモン酸を生合成する酵素である。インベルターゼ(invertase、β-fructofranosidase)は、スクロースからグルコースとフルクトースを合成する酵素である。アスパラギン合成酵素(asparagine synthase)は、アスパラギン酸からアスパラギンを合成する酵素である。グルタミン合成酵素(glutamine synthase)は、グルタミン酸からグルタミンを合成する酵素で可逆反応である。種成熟たんぱく質(seed maturation protein)は、種子が成熟する際に産出されるたんぱく質である。アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(asparate:2-oxoglutarate aminotransferase, asparate aminotransferase)は、アスパラギン酸と2-オキソグルタル酸から、グルタミン酸とオキサロ酢酸を合成する酵素で可逆反応である。
(3)リアルタイムPCRの結果
DNAマイクロアレイから選ばれた表1に示す酵素をコードする遺伝子について、上記方法で合成したcDNAを1/10TE溶液で20倍希釈して、リアルタイムPCRを実施した。装置はApplied Biosystems社製、7300 Fast リアルタイムPCRシステムを用いた。遺伝子は、FASTAファイルをDDBJのClustal Wにて遺伝子配列を確認し、配列が異なるものを選んだ。なお、プライマーの設計は、Primer3Plusを用いて生成物が100bp前後になる20bpのプライマーを設計した。プライマーの配列を表2に示す。蛍光試薬はPower SYBR Green PCR Master mixを用いた。内部標準としてアクチンを用い、比較Ct法(ΔΔCt法)により、発現比を算出した。n=3で測定した。数値は、収穫直後を基準(分母)として算出した。
図9−11に、サンプル1の20℃保存中の各酵素をコードする遺伝子の発現比の経時変化を示す。図9(a)は、インベルターゼをコードする遺伝子(gene ID:BU761061.1。「インベルターゼ遺伝子」ともいう)の発現比の変化、図9(b)は、グルタミン合成酵素をコードする遺伝子(gene ID:AW761454.1。「グルタミン合成酵素遺伝子」ともいう)の発現比の変化を示す。実線にリアルタイムPCRの結果を示し、点線にDNAマイクロアレイの結果を示す。インベルターゼ遺伝子、及び、グルタミン合成酵素遺伝子のいずれも、リアルタイムPCRの結果は、DNAマイクロアレイと同じ傾向を示した。パンチ穴包装による保存では、1日目からインベルターゼ遺伝子の発現比が大きくなっており保存初期に差が見られた。グルタミン合成酵素遺伝子の発現比は、1日目では、P−プラス包装における保存とパンチ穴包装における保存との間に差が見られないが、5日目に大きく差が見られた。
図10(a)は、アスパラギン合成酵素をコードする遺伝子(gene ID:BW659466.1。「アスパラギン合成酵素遺伝子」ともいう。)の発現比の変化、図10(b)は、リポキシゲナーゼをコードする遺伝子(gene ID:BW658699.1。「リポキシゲナーゼ遺伝子」ともいう。)の発現比の変化を示す。アスパラギン合成酵素遺伝子、及び、リポキシゲナーゼ遺伝子のいずれも、リアルタイムPCRの結果は、DNAマイクロアレイと同じ傾向を示した。アスパラギン合成酵素は、パンチ穴包装の1、5日目の発現比が収穫日より若干高いものの、P−プラス包装は徐々に低下した。リポキシゲナーゼ遺伝子の発現比は、パンチ穴包装では、1日目が高くなったが5日目はどちらも低下した。
図11(a)は、種成熟タンパク質をコードする遺伝子(gene ID:BW660428.1。「種成熟タンパク質遺伝子」ともいう)の発現比の変化、図11(b)は、アスパラギン酸:オキソグルタル酸アミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子(gene ID:BW669209.1。「アミノ基転移酵素遺伝子」ともいう)の発現比の変化を示す。種成熟タンパク質遺伝子、及び、アミノ基転移酵素遺伝子のいずれも、リアルタイムPCRの結果は、DNAマイクロアレイと同じ傾向を示した。種成熟タンパク質遺伝子は、P−プラス包装、パンチ穴包装ともに経時変化で発現が高くなっているが、パンチ穴包装の5日目はかなり高くなっていた。アミノ基転位酵素遺伝子では、どちらも収穫日よりも発現が低下していたが、P−プラス包装の方が低かった。
図12〜14に、サンプル2の20℃保存中の各酵素の発現比の経時変化を示す。図12(a)は、インベルターゼ遺伝子の発現比の変化、図12(b)は、グルタミン合成酵素遺伝子の発現比の変化を示す。インベルターゼ、グルタミン合成酵素遺伝子の発現比の変化は、図9と同じ傾向を示した。
図13(a)は、アスパラギン合成酵素遺伝子の発現比の変化、図13(b)は、リポキシゲナーゼ遺伝子の発現比の変化を示す。アスパラギン合成酵素遺伝子、リポキシゲナーゼ遺伝子の変化は、図10で示す結果と同様に、パンチ穴包装の方が、発現比が高かったが、パンチ穴包装の発現比は、図10と比べると高かった。
図14(a)は、種成熟タンパク質遺伝子の発現比の変化、図14(b)は、アミノ基転移酵素遺伝子の発現比の変化を示す。種成熟タンパク質遺伝子、アミノ基転移酵素遺伝子の発現比の変化は、図11と同じ傾向を示した。
DNAマイクロアレイ、リアルタイムPCR、異なる品種での実験結果から、枝豆の鮮度保持には表1で示すアクチン以外の酵素6種が関わっていると思われた。その中でも酸素の透過を制御する孔を有する包装体による美味しさ保持には、インベルターゼ及びグルタミン合成酵素が関係していると思われたため、この酵素を包装体の設計に用いることにした。また、臭気(エタノール)に関係していることが既知であるアルコールデヒドロゲナーゼも用いることにした。
[S102:保存前の青果物中の酵素の発現量の測定]
群馬県沼田市で収穫された枝豆「錦秋」(サンプル3)を収穫直後(収穫後0日)に莢を外して子実を取り出し、液体窒素で凍結した。そして、上記S101で説明した方法でRNA抽出を行い、リアルタイムPCR法により、インベルターゼ遺伝子、グルタミン合成酵素遺伝子、及び、アルコールデヒドロゲナーゼをコートする遺伝子(gene ID:BW679030.1。「アルコール脱水素酵素遺伝子」ともいう。)の発現量をそれぞれ測定した。具体的には、上記RNA抽出で合成したcDNAを用い、装置はTakara社製、Theramal Cycler Dice Real Time System Single TP850を用いた。遺伝子は、FASTAファイルをDDBJのClustal Wにて遺伝子配列を確認し、配列が異なるものを選んだ。なお、インベルターゼ遺伝子、及び、グルタミン合成酵素遺伝子のプライマーの配列は、表1に示すものを用いた。また、アルコール脱水素酵素遺伝子のプライマーとしては、フォワードプライマーとして5’−CGACGGTGCTAAGGAGAGAC−3’(配列番号13)、及び、リバースプライマーとして5’−GTGAAACACTGCATGGCAAC−3’(配列番号14)を用いた。蛍光試薬はTakara社製 SYBR Premix Ex Taq II(Perfect Real Time)を用いた。内部標準としてアクチン(gene ID:CD405838.1)を用いて測定し、比較Ct法(ΔΔCt法)により発現比を算出した。n=3で測定した。
[S103:包装体で青果物を包装]
表面積が67200mm、袋サイズ(内寸)が160mm×210mm、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンからなる三方シール袋を用意し、それぞれ表3に示す設計仕様で孔を開け、P0〜5、及び、対照包装区となる包装体(RE)(「対照包装体」ともいう。)を作製した。P0〜5、及び、対照包装体を用いて収穫直後(0日)のサンプル3をそれぞれ270gずつ包装した。孔の形状は、平面視でほぼ円形にした。
[S104:青果物を保存]
20℃のインキュベーターで行い、平均湿度は76.8%RH、保存期間は11日間であった。エダマメの袋が重ならないように庫内の棚に平置きした。
[S105:保存後の青果物中の酵素の発現量を測定]
保存1、3、5、8、11日後の枝豆をそれぞれ莢を外して子実を液体窒素で凍結保存した後、S102と同じ条件でRNA抽出を行った後、リアルタイムPCR法で、特定した酵素に対応する遺伝子の発現量を測定した。なお、P0は袋が膨張して3日目には破裂したため、試験を1日目のみで中止した。
[S106:孔の設計仕様と酵素の変化量との関係の把握]
測定された発現量から、S102で得られた収穫直後を基準(分母)として発現比を算出した。算出された発現比を表4〜6に示す。
また、P1〜5の包装体について、対照包装体との発現比との対比を行った。具体的には、後述する外観検査において、平均が2点以下になる8日目のREの結果を基準として、発現比の対比をした。表7〜9には、8日目の対照包装体の発現比に対するP1〜5の各包装体の発現比の対比結果を示す。表7がインベルターゼの発現比の対比結果であり、表8がグルタミン合成酵素の発現比の対比結果であり、表9がアルコール脱水素酵素の発現比の対比結果である。
[外観検査]
P0〜5、及び、対照包装体で保存した枝豆について外観試験を行った。外観は目視で行い、黄化、褐変、萎れについて、4:新鮮である、3:僅かに変化(販売可能)、2:一部変化(販売不可)、1:かなり変化(廃棄妥当)で点数化した。臭気について、4:異臭がしない、3:僅かに異臭がする、2:異臭がする(販売不可)、1:強い異臭がする(販売不可)で点数化した。食味は、5人で行い、4:美味しい、3:やや低下、2:かなり低下、1:まずいで点数化した。結果を図15、16に示す。
[S107、S108:孔の設計仕様の選別・決定]
選別は、種々の方法により行った。
(選別方法1)表4〜6から、5日間枝豆を保存したときのインベルターゼ遺伝子、グルタミン合成酵素遺伝子、及び、アルコール脱水素酵素遺伝子の全ての発現比が10以下になるものを選別した。この方法では、P2、3が選別された。さらに、発現比が5以下になるものを選別すると、P2が抽出された。
(選別方法2)表9の結果から、P1は、対照包装体よりも発現比の増加が見られたことから、好ましい設計ではないと決定した。また、表9において、閾値を500%以下として、P1が、好ましい設計ではないと決定した。また、表7において、P5は、対照包装体よりも発現比の増加が見られたことから、好ましい設計ではないと判断した。表7〜9において、P2、3、4は、対照包装体の各酵素遺伝子の発現比と同等又は小さくできるため、仕様を満たすものとして選別された。また、表7において閾値を10%以下とし、表8において閾値を15%以下とすると、P2、3が仕様を満たすものとして選別された。また、表7において閾値を5%以下とし、表8において閾値を10%以下とすると、P2が仕様を満たすものとして選別された。
選別方法1、2の結果から、P2が最も長期間、鮮度良く枝豆を保存できる包装体であると決定された。また、選別方法2から、P3、4も対照包装体より長期間保存できる包装体となり得ることが明らかとなった。

Claims (16)

  1. 青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
    酸素を透過する孔を有する包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
    把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記設計仕様を決定するステップと、
    を含む、青果物用包装体の設計方法。
  2. 前記設計仕様を決定する前記ステップは、前記関係を把握する前記ステップで使用した前記設計仕様により、前記所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量が前記閾値以下になるか否かを判断し、前記酵素の変化量を前記閾値以下にする前記設計仕様を選別することを含む、請求項1に記載の青果物用包装体の設計方法。
  3. 前記酵素を特定する前記ステップにおいて、前記青果物の好気呼吸に関する少なくとも一つの第一の酵素と、前記青果物の嫌気呼吸に関する少なくとも一つの第二の酵素とをそれぞれ特定し、
    前記設計仕様を決定する前記ステップにおいて、前記青果物の保存前後における前記第一の酵素、及び、前記第二の酵素のいずれか一方又は両方の変化量が前記酵素ごとに定められた閾値以下になる前記設計仕様を決定する、請求項1又は2に記載の青果物用包装体の設計方法。
  4. 前記第一の酵素がショ糖分解酵素及びグルタミン合成酵素のいずれかであり、前記第二の酵素がアルコールデヒドロゲナーゼである、請求項3に記載の青果物用包装体の設計方法。
  5. 前記酵素を特定する前記ステップにおいて、前記第一の酵素として、さらに、前記青果物の甘みに関する少なくとも一つの第三の酵素と、前記青果物の旨みに関する少なくとも一つの第四の酵素とをそれぞれ特定し、
    前記設計仕様を決定する前記ステップにおいて、前記青果物の保存前後における前記第三の酵素、及び、前記第四の酵素のいずれか一方又は両方の変化量が前記酵素ごとに定められた閾値以下になる前記設計仕様を決定する、請求項3に記載の青果物用包装体の設計方法。
  6. 前記第三の酵素がショ糖分解酵素であり、前記第四の酵素がグルタミン合成酵素である、請求項5に記載の青果物用包装体の設計方法。
  7. 前記設計仕様が、前記包装体の材質、材質の厚み、前記包装体に形成させる前記孔の平均孔径、前記包装体ごとの前記孔の個数、前記包装体の表面積に対する前記包装体に形成させる前記孔の総面積の比率、及び、個々の包装体ごとに形成される前記孔の間隔からなる群から選択される、請求項1乃至6いずれか1項に記載の青果物用包装体の設計方法。
  8. 前記酵素を特定するステップにおいて、枝豆の品質に関係する前記酵素を特定し、
    前記関係を把握する前記ステップにおいて、枝豆を前記包装体で包装して保存して、前記関係を把握し、
    前記設計仕様を決定する前記ステップにおいて、前記包装体を用いて5日間枝豆を保存したとき、保存後における前記酵素の発現量を保存前における前記酵素の発現量の10倍以下にする前記設計仕様を決定する、請求項1乃至7いずれか1項に記載の青果物用包装体の設計方法。
  9. 前記包装体が樹脂フィルムである、請求項1乃至8いずれか1項に記載の青果物用包装体の設計方法。
  10. 前記関係を把握する前記ステップにおいて、前記酵素をコードする遺伝子の発現量を分析することにより、保存前後における前記青果物の前記酵素の変化量を把握する、請求項1乃至9いずれか1項に記載の青果物用包装体の設計方法。
  11. 前記包装体を設計する前記ステップにおいて、前記青果物における前記遺伝子の発現量をDNAマイクロアレイ法若しくはリアルタイムPCR法による定量RT−PCR法、アガロースゲル電気泳動法による半定量RT−PCR法、ノーザンブロッティング法、又は次世代シーケンサーによる転写産物の網羅的解析により分析する、請求項10に記載の青果物用包装体の設計方法。
  12. 酸素を透過する孔を有する包装体を設計する設計工程と、
    包装材料に前記孔を形成する穿孔工程と、
    を含み、
    前記設計工程は、
    青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
    前記包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
    把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記設計仕様を決定するステップと、
    を含み、
    前記穿孔工程において、決定した前記設計仕様に対応する前記孔を前記包装材料に形成する、青果物用包装体の製造方法。
  13. 請求項12に記載の製造方法により得られた、青果物用包装体。
  14. 請求項13に記載の青果物用包装体により青果物を包装して前記青果物を保存する青果物の保存方法。
  15. 青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
    請求項14に記載の保存方法を用いて前記青果物を保存するステップと、
    前記青果物の保存前後における前記酵素の変化量を把握するステップと、
    前記酵素の変化量が所定の閾値を超えるか否かを判断し、前記酵素の変化量が前記閾値以下と判断されたとき、前記青果物の保存を継続するステップと、
    を含む、青果物の品質管理方法。
  16. 青果物の品質に関係する酵素を特定するステップと、
    酸素を透過する孔を有する包装体で包装された前記青果物を保存し、前記孔の設計仕様と、保存前後における前記酵素の変化量との関係を把握するステップと、
    把握した前記関係に基づき、前記包装体を用いて所定期間前記青果物を保存したときの前記酵素の変化量を所定の閾値以下にする前記包装体を選別するステップと、
    を含む、青果物用包装体の検査方法。
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