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JP2012038924A - 半導体装置、表示装置、および電子機器 - Google Patents

半導体装置、表示装置、および電子機器 Download PDF

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JP2012038924A JP2010177799A JP2010177799A JP2012038924A JP 2012038924 A JP2012038924 A JP 2012038924A JP 2010177799 A JP2010177799 A JP 2010177799A JP 2010177799 A JP2010177799 A JP 2010177799A JP 2012038924 A JP2012038924 A JP 2012038924A
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organic semiconductor
semiconductor layer
gate electrode
electrode
gate
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Masahisa Katsuhara
真央 勝原
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Abstract

【課題】ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固なトップコンタクト構造において、有機半導体層の膜質を確保しつつチャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図る。
【解決手段】基板11上のゲート電極13と、ゲート電極13を覆うゲート絶縁膜15と、ゲート電極13の幅の範囲内でゲート絶縁膜15を介してゲート電極13の上部に重ねて配置された有機半導体層17と、ゲート電極13を幅方向に挟んだ状態で有機半導体層17上において端部が対向配置されたソース電極19sおよびドレイン電極19dとを備えた半導体装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置、表示装置、および電子機器に関し、有機半導体層を備えた薄膜トランジスタ構成の半導体装置、この半導体装置を備えた表示装置、および電子機器に関する。
チャネル領域が形成される活性層として有機半導体層を用いた半導体装置、いわゆる有機薄膜トランジスタ(有機TFT:thin film transistor)は、有機半導体層に対してのゲート電極とソース電極/ドレイン電極との位置関係によって4種類に分類される。例えば有機半導体層よりも下層にゲート電極を備えたボトムゲート構造は、ソース電極/ドレイン電極が有機半導体層上に位置するトップコンタクト構造と、有機半導体層下に位置するボトムコンタクト構造の2種類がある(下記非特許文献1参照)。
このうちトップコンタクト構造は、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触がより強固であり、非常に信頼性の高い電極構造である。
「Advanded Materials」、(2002年)、vol.14、p.99
ところで一般的に、有機半導体層を用いた半導体装置においては、活性層となる有機半導体層中において電荷伝導を担うチャネル領域は、ゲート絶縁膜の界面から数分子層(〜10nm)程度の非常に限られた領域であることが知られている。
ところが上述したボトムゲート・トップコンタクト構造の半導体装置では、ソース電極/ドレイン電極が、有機半導体層においてチャネル領域とはならない非活性な領域に接触している。このため、ソース電極/ドレイン電極とチャネル領域との間に、有機半導体層の非活性な領域が大きな抵抗成分として介在することになり、チャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減が難しい。
有機半導層を薄くすることで、この非活性な領域による抵抗を減少することが可能であるが、大面積プロセスにおいては〜10nm程度の極薄膜を均一に成膜することは難しい。またこのような極薄膜の領域では、有機半導体層に良好な特性を得ることが困難であると共に、また成膜後の工程において有機半導体層のチャネル領域が損傷を受け易いという問題もある。
そこで本発明は、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固なトップコンタクト構造において、有機半導体層の膜質を確保しつつコンタクト抵抗を低減し、これによって信頼性および機能性の向上が図られた半導体装置を提供することを目的とする。また本発明は、このような半導体装置を備えたことにより機能性の向上が図られた表示装置および電子機器を提供することを目的としている。
このような目的を達成するための本発明の半導体装置は、基板上のゲート電極と、このゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられた有機半導体層と、さらにこの上部に設けられたソース電極およびドレイン電極を備えている。有機半導体層は、ゲート絶縁膜を介してゲート電極の上部に重ねて配置されており、特にゲート電極の幅の範囲内に設けられていることが特徴的である。またソース電極およびドレイン電極は、ゲート電極を幅方向に挟んだ状態で有機半導体層上において、端部が対向配置されている。
また本発明は、上述した本発明の半導体装置を備えた表示装置および電子機器でもある。
このような構成の半導体装置は、ボトムゲート・トップコンタクト構造の有機薄膜トランジスタであるため、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固である。また特に有機半導体層がゲート電極の幅方向の範囲内に配置されていることから、ソース電極とドレイン電極とで挟まれた有機半導体層部分においては、ゲート絶縁膜との境界部に位置するソース電極−ドレイン電極間の全面がチャネル領域となる。したがって、チャネル領域がソース電極およびドレイン電極と直接接する形状となり、有機半導体層の膜厚に依存せずに、チャネル領域とソース電極/ドレイン電極との間の抵抗成分が排除される。
以上説明したように本発明によれば、ボトムゲート・トップコンタクト構造でありながらも、有機半導体層の膜厚に依存せずに、チャネル領域とソース電極/ドレイン電極との間の抵抗成分が排除される。したがって、有機半導体層の膜質を確保しつつチャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることが可能となり、有機半導体装置の信頼性および機能性の向上を図ることができる。またこの様な構成の半導体装置を用いて構成された表示装置および電子機器の信頼性および機能性の向上を図ることが可能になる。
第1実施形態の半導体装置の構成を示す断面図および平面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法(1)を示す断面工程図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法(2)を示す断面工程図である。 第2実施形態の半導体装置の構成を示す断面図および平面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す断面工程図である。 第3実施形態の半導体装置の構成を示す断面図および平面図である。 第3実施形態の半導体装置の製造方法の一例を示す断面工程図である。 第4実施形態の表示装置の一例を示す断面図である。 第4実施形態の表示装置の回路構成図である。 本発明の表示装置を用いたテレビを示す斜視図である。 本発明の表示装置を用いたデジタルカメラを示す斜視図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。 本発明の表示装置を用いたノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。 本発明の表示装置を用いたビデオカメラを示す斜視図である。 本発明の表示装置を用いた携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す斜視図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて、次に示す順に実施の形態を説明する。
1.第1実施形態(半導体装置の実施形態例)
2.第2実施形態(保護膜を備えた半導体装置の実施形態例)
3.第3実施形態(有機半導体層が段差形状を有する半導体装置の実施形態例)
4.第4実施形態(薄膜トランジスタを用いた表示装置への適用例)
5.第5実施形態(電子機器への適用例)
尚、第1〜第3実施形態においては、同一の構成要素には同一の符号を用いて重複する説明は省略する。
≪1.第1実施形態≫
<半導体装置の構成>
図1は、第1実施形態の半導体装置1の断面図および平面図ある。断面図は平面図におけるA−A’断面に対応している。これらの図に示す半導体装置1は、ボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタであり、基板11上には、一方向に延設されたゲート電極13を覆う状態でゲート絶縁膜15が設けられている。ゲート絶縁膜15の上部には、有機半導体層17が設けられている。有機半導体層17は、ゲート電極13の上方において島状にパターニングされ、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極13上に積層された状態で設けられている。またゲート絶縁膜15上には、ゲート電極13を挟んで対向配置される位置にソース電極19s/ドレイン電極19dが設けられている。これらのソース電極19s/ドレイン電極19dは、ゲート電極13を挟んで対向配置された縁部が、有機半導体層17上に重ねた状態で設けられていることとする。
以上の構成において本第1実施形態では、ゲート電極13に対する有機半導体層17の形状が特徴的である。すなわち、有機半導体層17は、ゲート電極13の幅の範囲内において、ゲート電極13の上部に重ねて配置されている。つまり半導体装置1をソース電極19s/ドレイン電極19d側から平面視的に見た場合、有機半導体層17におけるゲート電極13の幅方向の両端縁は、ゲート電極13の端縁と一致しているか、またはゲート電極13の端縁よりも内側に位置している。ゲート電極13の端縁と有機半導体層17の端縁との平面的な間隔dは、d≧0であれば良い。
また有機半導体層17は、ゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が、幅方向の中央部の膜厚tよりも薄い断面形状になっていることが好ましい。ここで、有機半導体層17において膜厚tを有する中央部とは、少なくともソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分であり、ソース電極19sおよびドレイン電極19dから露出している部分であることとする。このような有機半導体層17の中央部の膜厚tは、この半導体装置1のさらに上層を形成する際のプロセスにおいて、当該有機半導体層17におけるゲート絶縁膜15との界面、すなわちチャネル領域にダメージが加わることのない十分な膜厚であることとする。このような膜厚tは、有機半導体層17を構成する材料にもよるが、例えば30nm以上、好ましくは50nm以上である。
以上のような形状の有機半導体層17は、例えばゲート電極13の幅方向の両側側壁がテーパ形状に形成されていることとする。テーパ形状の場合、有機半導体層17の中央部の膜厚tが必要膜厚に確保されていれば、テーパ形状の側壁とゲート絶縁膜15の表面とのなす角度が限定されることはない。
尚、有機半導体層17は、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが積層された部分、およびソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分において、上述した断面形状になっていれば良い。したがって、ソース電極19sおよびドレイン電極19d脇の有機半導体層17部分は、ゲート電極13よりも幅広く形成されていても良い。
またソース電極19sおよびドレイン電極19dは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層17の端縁上に積層されていれば良く、有機半導体層17の中央部(膜厚t部分)上にまで重なっている必要はない。ゲート電極13とソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の寄生容量低減の観点からは、有機半導体層17上へのソース電極19sおよびドレイン電極19dの重なり幅は小さい方が好ましい。
以下、下層から順に上述した各部材を構成する材料の詳細を説明する。
<基板11>
基板11は、少なくとも表面が絶縁性に保たれていれば良く、ガラス基板のほか、プラスチック基板、金属箔基板、紙等を用いることができる。プラスチック基板であれば、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネート、ポリイミド類、ポリアミド類、ポリアセタール類、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチルエーテルケトン、ポリオレフィン類等が例示される。金属箔基板であれば、アルミニウム、ニッケル、ステンレス等からなる金属箔を絶縁性の樹脂でラミネートした基板が用いられる。またこれらの基板上には、密着性や平坦性を改善するためのバッファー層、ガスバリア性を向上するためのバリア膜等の機能性膜が形成されても良い。フレキシブルな屈曲性を得るためには、プラスチック基板や金属箔を用いた基板が適用される。
<ゲート電極13>
ゲート電極13には、金属材料または有機金属材料が用いられる。金属材料であれば、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、インジウム(In)、錫(Sn)、マンガン(Mn)、ルテニウム(Rh)、ルビジウム(Rb)等が用いられる。これらの金属材料は、単体または化合物として用いられる。有機金属材料であれば、(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(4−スチレンスルホナート[PEDOT/PSS]、テトラチアフルバレン/テトラシアノキノジメタン[TTF/TCNQ]等が用いられる。以上のようなゲート電極13を構成する材料膜の成膜は、抵抗加熱蒸着、スパッタリング等の真空蒸着法の他,インク・ペーストを用いて上に挙げたような塗布法によっても行うことができる。また電界メッキ、無電界メッキ等のメッキ法により成膜しても良い。
<ゲート絶縁膜15>
ゲート絶縁膜15には、無機絶縁膜または有機絶縁膜を用いることができる。無機絶縁膜としては、例えば酸化ケイ素、チッ化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ハフニウム等が用いられる。これらの無機絶縁膜の成膜には、スパッタ法、抵抗加熱蒸着法、物理的気相成長法(PVD)、化学的気相成長法(CVD)等の真空プロセスが適用される。さらにこれらの無機絶縁膜の成膜には、原料を溶解させた溶液のゾル・ゲル法を適用しても良い。一方、有機絶縁膜としては、例えばポリビニルフェノール、ポリイミド樹脂、ノボラック樹脂、シンナメート樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ポリパラキシリレン等の高分子材料を用いることができる。これらの有機絶縁膜の成膜には、塗布法や真空プロセスが適用される。塗布法であれば、スピンコート法、エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法、浸漬法等が例示される。真空プロセスであれば、化学的気相成長法や蒸着重合法等が例示される。
<有機半導体層17>
有機半導体層17を構成する材料としては、次の材料が例示される。
ポリピロールおよびポリピロール置換体、
ポリチオフェンおよびポリチオフェン置換体、
ポリイソチアナフテンなどのイソチアナフテン類、
ポリチェニレンビニレンなどのチェニレンビニレン類、
ポリ(p−フェニレンビニレン)などのポリ(p−フェニレンビニレン)類、
ポリアニリンおよびポリアニリン置換体、
ポリアセチレン類、
ポリジアセチレン類、
ポリアズレン類、
ポリピレン類、
ポリカルバゾール類、
ポリセレノフェン類、
ポリフラン類、
ポリ(p−フェニレン)類、
ポリインドール類、
ポリピリダジン類、
ポリビニルカルバゾール、ポリフエニレンスルフィド、ポリビニレンスルフィドなどのポリマーおよび多環縮合体、
上述した材料中のポリマーと同じ繰返し単位を有するオリゴマー類、
ナフタセン、ペンタセン、ヘキサセン、ヘプタセン、ジベンゾペンタセン、テトラベンゾペンタセン、ピレン、ジベンゾピレン、クリセン、ペリレン、コロネン、テリレン、オバレン、クオテリレン、サーカムアントラセンなどのアセン類、およびアセン類の炭素の一部をN、S、Oなどの原子、カルボニル基などの官能基に置換した誘導体(トリフェノジオキサジン、トリフェノジチアジン、ヘキサセン−6,15−キノン,ペリキサンテノキサンテンなど)、さらにはこれらの水素を他の官能基で置換した誘導体、
金属フタロシアニン類、
テトラチアフルバレンおよびテトラチアフルバレン誘導体、
テトラチアペンタレンおよびテトラチアペンタレン誘導体、
ナフタレン1,4,5,8−テトラカルボン酸ジイミド、N,N' −ビス(4−トリフルオロメチルベンジル)ナフタレン1,4,5,8−テトラカルボン酸ジイミド、N,N' −ビス(1H,1H−ペルフルオロオクチル)、N,N' −ビス(1H,1H−ペルフルオロブチル)、N,N' −ジオクチルナフタレン1,4,5,8−テトラカルボン酸ジイミド誘導体、ナフタレン2,3,6,7テトラカルボン酸ジイミドなどのナフタレンテトラカルボン酸ジイミド類、
アントラセン2,3,6,7−テトラカルボン酸ジイミドなどのアントラセンテトラカルボン酸ジイミド類などの縮合環テトラカルボン酸ジイミド類、
C60、C70、C76、C78、C84等フラーレン類およびこれらの誘導体、
SWNTなどのカーボンナノチューブ、
メロシアニン色素類、ヘミシアニン色素類などの色素とこれらの誘導体。
以上のような有機半導体材料からなる膜の成膜には、塗布法や真空プロセスが適用される。塗布法であれば、スピンコート法、エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法、浸漬法等が例示される。真空プロセスであれば、抵抗過熱蒸着およびスパッタリング等の真空蒸着法が例示される。
<ソース電極19s/ドレイン電極19d>
ソース電極19sおよびドレイン電極19dは、ゲート電極13と同様の材料を用いて構成され、特に有機半導体層17に対してオーミック接合されるものであれば良い。
<製造方法(1)>
次に第1実施形態の半導体装置1の製造方法の第1例として、有機半導体材料膜上に直接レジストパターンを形成する方法を、図2の断面工程図に基づいて説明する。
先ず、図2(1)に示すように、基板11上にゲート電極13をパターン形成する。ここでは、上述したゲート電極13を構成する電極材料膜を成膜した後、フォトリソグラフィ法を適用してこの上部にレジストパターン(図示省略)を形成し、これをマスクにして電極材料膜をパターンエッチングすることによってゲート電極13を得る。エッチング終了後にはレジストパターンを除去する。
次に、ゲート電極13を覆う状態で、基板11上の全面にゲート絶縁膜15を成膜する。ここでは例えば、スピンコート法によって、ポリビニルフェノール(PVP)からなるゲート絶縁膜13を塗布成膜する。
次に、ゲート絶縁膜15上に、有機半導体材料膜17aを成膜する。ここでは有機溶剤耐性の高い有機半導体材料を用いて有機半導体材料膜17aを成膜する。そこで例えばスピンコート法によって、ポリ3ヘキシルチオフェン(P3HT)からなる有機半導体材料膜17aを50nmの膜厚で成膜する。
その後、図2(2)に示すように、フォトリソグラフィ法を適用し、有機半導体材料膜17a上にレジストパターン21を形成する。このレジストパターン21は、ゲート電極13の幅と略同程度の幅を有し、素子領域に形成されることとする。尚、ここで形成するレジストパターン21として、フッ素系樹脂からなるレジスト材料を用いることが好ましい。これにより、有機半導体材料膜17aへのダメージを抑え、有機半導体材料膜17aに対してレジスト材料を選択的に溶解除去する現像処理を行うことができる。
このような形状のレジストパターン21を形成するフォトリソグラフィ法では、一例としてゲート電極13をマスクにして基板11側から露光光を照射する裏面露光を行っても良い。この場合、レジスト材料には、ポジ型のレジスト材料が用いられる。これのような裏面露光により、ゲート電極13に対して完全に重なる位置に、ゲート電極13と同一形状のレジストパターン21を得ることができる。尚、素子分離が必要な場合であれば、ゲート電極13の延設方向でレジストパターン21をパターニングするように、表面側からの追加露光を行えば良い。
次に図2(3)に示すように、レジストパターン21をマスクにしたエッチングにより、有機半導体材料膜17aをパターンエッチングし、ゲート電極13と重なる位置に有機半導体層17を形成する。ここでは、等方性エッチングを行うことにより、有機半導体層17の側壁を順テーパ形状にする。また、有機半導体層17が、ゲート電極13の幅の範囲内に収まる程度にまで十分にエッチングを進め、ゲート電極13の幅方向の端縁と、有機半導体層17の端縁との平面的な間隔dがd≧0とすることが重要である。
このような有機半導体材料膜17aのエッチングは、等方的なドライエッチングによって行う。このようなドライエッチングの一例としては、例えば酸素をエッチングガスに用いたリアクティブイオンエッチング法によって行われる。エッチング終了後には有機半導体層17に対して選択的に残りのレジストパターン21を溶解除去する。
次に図2(4)に示すように、有機半導体層17を覆う状態で、ゲート絶縁膜15上に電極材料膜19を成膜する。ここでは例えば真空蒸着法により、上述した材料の中から有機半導体層17に対して良好にオーミック接合される材料を選択して成膜する。
次いで図2(5)に示すように、電極材料膜19をパターニングすることによって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dを形成する。ここでは、フォトリソグラフィ法を適用して電極材料膜19上にレジストパターン(図示省略)を形成し、これをマスクにして電極材料膜をパターンエッチングすることによってソース電極19sおよびドレイン電極19dを得る。ここでは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層17の端縁上に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部が積層され、有機半導体層17上においてこれらの端部が対向配置されるようにパターンエッチングを行うことが重要である。この際、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部は、有機半導体層17の中央部(膜厚t部分)上にまで重ねて形成される必要はない。ここでは水溶性エッチャントを用いることにより、有機半導体層17に対して影響を及ぼすことなく電極材料膜19のパターンエッチングを行う。パターンエッチング終了後にはレジストパターンを除去する。
以上により、図1を用いて説明した構成のボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタ構成の半導体装置1を得ることができる。
<製造方法(2)>
次に第1実施形態の半導体装置1の製造方法の第2例として、有機半導体材料膜上にバッファ層を介してレジストパターンを形成する方法を、図3の断面工程図に基づいて説明する。
先ず図3(1)に示すように、基板11上にゲート電極13を形成し、これを覆う状態でPVPからなるゲート絶縁膜15を成膜し、さらにこの上部に有機半導体材料膜17aを成膜する。ここまでの工程は、上述した第1例において図2(1)を用いて説明したと同様に行う。
ただし、ここで成膜される有機半導体材料膜17aは、特に有機溶剤耐性の高い有機半導体材料を用いる必要はなく、ここで形成する半導体装置に適する特性を得られる有機半導体材料を用いればよい。そこで例えば真空蒸着法によって、ペンタセンからなる有機半導体材料膜17aを50nmの膜厚で成膜する。
次に、図3(2)に示すように、有機半導体材料膜17a上に金属バッファ層23を成膜する。この金属バッファ層23は、有機半導体材料膜17aに対してダメージを与えることなくエッチングが可能なバッファ層として形成される。このような金属バッファ層23は、例えば金,銅,アルミ等からなり、真空蒸着法によって成膜される。
次いで、この金属バッファ層23上に、フォトリソグラフィ法を適用してレジストパターン21を形成する。このレジストパターン21は、ゲート電極13の幅と略同程度の幅を有し、素子領域に形成されることは、第1例と同様である。
ただし、ここで形成するレジストパターン21は、金属バッファ層23上に形成されるため、有機半導体材料膜17aへのダメージを考慮する必要はなく、パターニング性に優れたレジスト材料を用いることができる。
尚、金属バッファ層23が、光透過できる程度に薄膜であれば、このような形状のレジストパターン21を形成するフォトリソグラフィ法において、ゲート電極13をマスクにして基板11側から露光光を照射する裏面露光を行っても良い。この場合、レジスト材料には、ポジ型のレジスト材料が用いられる。これのような裏面露光により、ゲート電極13に対して完全に重なる位置に、ゲート電極13と同一形状のレジストパターン21を得ることができる。尚、素子分離が必要な場合であれば、ゲート電極13の延設方向でレジストパターン21をパターニングするように、表面側からの追加露光を行えば良い。
次いで、図3(3)に示すように、レジストパターン21をマスクにしたエッチングにより、金属バッファ層23をパターンエッチングする。この際、水溶性のエッチャントを用いたウェットエッチングを行うことにより、有機半導体材料膜17aに対してダメージを与えることなく金属バッファ層23のみをパターンエッチングする。
次に、レジストパターン21を積層させた状態で、金属バッファ層23をマスクにして有機半導体材料膜17aをパターンエッチングし、ゲート電極13と重なる位置に有機半導体層17を形成する。ここでは、等方性エッチングを行うことにより、有機半導体層17の側壁を順テーパ形状にすることは、第1例と同様である。そして有機半導体層17が、ゲート電極13の幅の範囲内に収まる程度にまで十分にエッチングを進め、ゲート電極13の幅方向の端縁と、有機半導体層17の端縁との平面的な間隔dがd≧0とすることが重要である。
このような有機半導体材料膜17aのエッチングは、第1例と同様の等方的なドライエッチングによって行う。すなわち、例えば酸素をエッチングガスに用いたリアクティブイオンエッチング法によって行われる。エッチング終了後には、水溶性のエッチャントを用いたウェットエッチングを行うことにより金属バッファ層23をエッチング除去し、これにより金属バッファ層23上に残存するレジストパターン21も除去する。
その後は第1例の図2(4)及び図2(5)と同様にして、ソース電極およびドレイン電極の形成を行う。
すなわち先ず、図3(4)に示すように、有機半導体層17を覆う状態で、ゲート絶縁膜15上に電極材料膜19を成膜する。ここでは例えば真空蒸着法により、上述した材料の中から有機半導体層17に対して良好にオーミック接合される材料を選択して成膜する。
次いで図3(5)に示すように、電極材料膜19をパターニングすることによって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dを形成する。ここでは、フォトリソグラフィ法を適用して電極材料膜19上にレジストパターン(図示省略)を形成し、これをマスクにして電極材料膜をパターンエッチングすることによってソース電極19sおよびドレイン電極19dを得る。ここでは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層17の端縁上に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部が積層され、有機半導体層17上においてこれらの端部が対向配置されるようにパターンエッチングを行うことが重要である。この際、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部は、有機半導体層17の中央部(膜厚t部分)上にまで重ねて形成される必要はない。ここでは水溶性エッチャントを用いることにより、有機半導体層17に対して影響を及ぼすことなく電極材料膜19のパターンエッチングを行う。パターンエッチング終了後にはレジストパターンを除去する。
以上により、図1を用いて説明した構成のボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタ構成の半導体装置1を得ることができる。
以上説明した構成の半導体装置1は、ボトムゲート・トップコンタクト構造の有機薄膜トランジスタであるため、ソース電極19s/ドレイン電極19dと有機半導体層17との接触が強固である。また特に有機半導体層17がゲート電極13の幅方向の範囲内に配置されている。このため、ソース電極19sとドレイン電極19dとで挟まれた有機半導体層17部分においては、ゲート絶縁膜15との境界部に位置するソース電極19s−ドレイン電極19d間の全面がチャネル領域chとなる。したがって、チャネル領域chに対して、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが直接接する形状となる。これにより、有機半導体層17の膜厚に依存することなく、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の抵抗成分を排除することができる。
また、有機半導体層17は、ゲート電極13の幅方向の両側壁がテーパ形状である。このため、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の寄生容量を抑えつつ、チャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることが可能である。
以上より、有機半導体層17の膜厚をある程度の大きさに維持してチャネル領域chの膜質を確保しつつ、チャネル領域chに対するソース電極19s/ドレイン電極19dのコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることができる。この結果、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固ではあるが、コンタクト抵抗の低減が困難とされていたトップコンタクト構造において、信頼性を低下させることなくコンタクト抵抗を低減させて機能性の向上を図ることが可能となる。
≪2.第2実施形態≫
<半導体装置の構成>
図4は、第2実施形態の半導体装置2の断面図および平面図ある。断面図は平面図におけるA−A’断面に対応している。これらの図に示す半導体装置2は、第1実施形態と同様のトップコンタクト・ボトムゲート構造の薄膜トランジスタである。また、この半導体装置2において、有機半導体層17は、ゲート電極13の幅の範囲内で、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極13の上部に重ねて配置されていることは、第1実施形態と同様である。特に本第2実施形態では、有機半導体層17の上部に、絶縁性の保護膜25が積層されている構成が特徴的であり、それ以外の構成および各部を構成する材質は第1実施形態と同様である。
すなわち半導体装置2は、基板11に設けられたゲート電極13がゲート絶縁膜15で覆われ、この上部に島状にパターニングされた有機半導体層17と保護膜25との積層体が設けられ、さらにソース電極19s/ドレイン電極19dが設けられている。
本第2実施形態に特有の保護膜25は、有機半導体層17をパターン形成する際に、有機半導体層17に対してダメージが加わらないように保護するための膜である。このような保護膜25は、有機絶縁性材料または無機絶縁性材で構成される。特に有機絶縁性材料であれば、有機半導体層17をパターン形成する際に、有機半導体層17を構成する有機半導体材料膜と同一工程でエッチング可能であるため好ましい。このような有機絶縁性材料としては、フッ素樹脂を用いることができる。
また上記保護膜25が積層された有機半導体層17は、第1実施形態と同様に、ゲート電極13の幅の範囲内において、ゲート電極13の上部に重ねて配置されているところが特徴的である。つまり半導体装置2をソース電極19s/ドレイン電極19d側から平面視的に見た場合、有機半導体層17におけるゲート電極13の幅方向の両端縁は、ゲート電極13の端縁と一致しているか、またはゲート電極13の端縁よりも内側に位置している。ゲート電極13の端縁と有機半導体層17の端縁との平面的な間隔dは、d≧0であれば良い。
また有機半導体層17は、ゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が、幅方向の中央部の膜厚tよりも薄い断面形状になっていることが好ましいことも、第1実施形態と同様である。ここで、膜厚tを有する有機半導体層17の中央部とは、少なくともソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分であり、ソース電極19sおよびドレイン電極19dから露出している部分であることとする。
ただし本第2実施形態においては、このような有機半導体層17の中央部の膜厚tは、有機半導体層17が安定した膜質として成膜される程度の膜厚であれば良く、上層の形成する際のプロセスによるダメージを考慮する必要ははい。このような膜厚tは、有機半導体層17を構成する材料にもよるが、例えば30nm以上、好ましくは50nm以上である。
以上のような形状の有機半導体層17は、第1実施形態と同様に、例えばゲート電極13の幅方向の側壁がテーパ形状に形成されていることとする。テーパ形状の場合、有機半導体層17の中央部の膜厚tが必要膜厚に確保されれば、テーパ形状の側壁とゲート絶縁膜15の表面とのなす角度が限定されることはない。
尚、有機半導体層17は、第1実施形態と同様に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが積層された部分、およびソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分において、上述した断面形状になっていれば良い。したがって、ソース電極19sおよびドレイン電極19d脇の有機半導体層17部分は、ゲート電極13よりも幅広く形成されていても良い。
またソース電極19sおよびドレイン電極19dは、第1実施形態と同様に、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層17の端縁上に積層されていれば良い。したがって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dは、有機半導体層17の中央部(膜厚t部分)上、すなわち保護膜25上にまで重なっている必要はない。ゲート電極13−ソース電極19s/ドレイン電極19d間の寄生容量低減の観点からは、有機半導体層17上へのソース電極19sおよびドレイン電極19dの重なり幅は小さい方が好ましいことも、第1実施形態と同様である。
<製造方法>
以上のような第2実施形態の半導体装置2の製造方法を、図5の断面工程図に基づいて説明する。
先ず図5(1)に示すように、基板11上にゲート電極13を形成し、これを覆う状態でPVPからなるゲート絶縁膜15を成膜し、さらにこの上部に有機半導体材料膜17aを成膜する。ここまでの工程は、第1実施形態の半導体装置の製造方法の第1例において図2(1)を用いて説明したと同様に行う。
ただし、ここで成膜される有機半導体材料膜17aは、特に有機溶剤耐性の高い有機半導体材料を用いる必要はなく、ここで形成する半導体装置に適する特性を得られる有機半導体材料を用いればよい。そこで例えば真空蒸着法によって、ペンタセンからなる有機半導体材料膜17aを50nmの膜厚で成膜する。
次に、図5(2)に示すように、有機半導体材料膜17a上に保護膜25を成膜する。この保護膜25は、有機半導体材料膜17aを保護するための膜として形成される。このような保護膜25は、例えばフッ素樹脂からなり、スピンコート法によって塗布成膜される。
次いで、この保護膜25上に、フォトリソグラフィ法を適用してレジストパターン21を形成する。このレジストパターン21は、ゲート電極13の幅と略同程度の幅を有し、素子領域に形成されることは、第1実施形態の第1例および第2例と同様である。
ただし、ここで形成するレジストパターン21は、保護膜25上に形成されるため、有機半導体材料膜17aへのダメージを考慮する必要はなく、パターニング性に優れたレジスト材料を用いることができる。
また、このような形状のレジストパターン21を形成するフォトリソグラフィ法では、一例としてゲート電極13をマスクにして基板11側から露光光を照射する裏面露光を行っても良いことも、第1例と同様である。したがってこの場合、レジスト材料には、ポジ型のレジスト材料が用いられる。これのような裏面露光により、ゲート電極13に対して完全に重なる位置に、ゲート電極13と同一形状のレジストパターン21を得ることができる。尚、素子分離が必要な場合であれば、ゲート電極13の延設方向でレジストパターン21をパターニングするように、表面側からの追加露光を行えば良い。
次いで、図5(3)に示すように、レジストパターン21をマスクにしたエッチングにより、保護膜25をパターンエッチングし、さらに有機半導体材料膜17aをパターンエッチングする。これにより、ゲート電極13と重なる位置に有機半導体層17と保護膜25との積層体を形成する。
ここでは少なくとも有機半導体材料膜17aのエッチングは、第1実施形態の第1例および第2例と同様に、等方性エッチングを行う。これにより、有機半導体層17の側壁を順テーパ形状にする。そして有機半導体層17が、ゲート電極13の幅の範囲内に収まる程度にまで十分にエッチングを進め、ゲート電極13の幅方向の端縁と、有機半導体層17の端縁との平面的な間隔dがd≧0とすることが重要である。
この際、保護膜25がフッ素樹脂のような有機材料からなる場合であれば、保護膜25と有機半導体材料膜17aとのパターンエッチングは同一工程で行われる。このような保護膜25および有機半導体材料膜17aのエッチングは、等方的なドライエッチングによって行われる。すなわち、例えば酸素をエッチングガスに用いたリアクティブイオンエッチング法によって行われる。尚、保護膜25のパターンエッチングと有機半導体材料膜17aのパターンエッチングとは、それぞれ別工程で行うようにしても良い。またエッチング終了後には有機半導体層17および保護膜25に対して選択的に、残りのレジストパターン21を溶解除去する。
その後は第1実施形態の第1例および第2例と同様にしてソース電極およびドレイン電極の形成を行う。
すなわち先ず、図5(4)に示すように、パターニングされた保護膜25および有機半導体層17を覆う状態で、ゲート絶縁膜15上に電極材料膜19を成膜する。ここでは例えば真空蒸着法により、上述した材料の中から有機半導体層17に対して良好にオーミック接合される材料を選択して成膜する。
次いで、図5(5)に示すように、電極材料膜19をパターニングすることによって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dを形成する。ここでは、フォトリソグラフィ法を適用して電極材料膜19上にレジストパターン(図示省略)を形成し、これをマスクにして電極材料膜をパターンエッチングすることによってソース電極19sおよびドレイン電極19dを得る。ここでは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層17の端縁上に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部が積層され、有機半導体層17上においてこれらの端部が対向配置されるようにパターンエッチングを行うことが重要である。この際、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部は、有機半導体層17の中央部(膜厚t部分)上、すなわち保護膜25上にまで重ねて形成される必要はない。パターンエッチング終了後にはレジストパターンを除去する。
以上により、図4を用いて説明した構成のボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタ構成の半導体装置2を得ることができる。
以上説明した構成の半導体装置2は、ボトムゲート・トップコンタクト構造の有機薄膜トランジスタであるため、ソース電極19s/ドレイン電極19dと有機半導体層17との接触が強固である。また第1実施形態と同様に、有機半導体層17は、ゲート電極13の幅方向の範囲内に配置されている。このため、第1実施形態の半導体装置と同様に、ソース電極19sとドレイン電極19dとで挟まれた有機半導体層17部分においては、ゲート絶縁膜15との境界部に位置するソース電極19s−ドレイン電極19d間の全面がチャネル領域chとなる。したがって、チャネル領域chに対して、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが直接接する形状となる。これにより、有機半導体層17の膜厚に依存することなく、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の抵抗成分を排除することができる。
また第1実施形態と同様に、有機半導体層17は、ゲート電極13の幅方向の両側壁がテーパ形状である。このため、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の寄生容量を抑えつつ、チャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることが可能である。
そして特に本第2実施形態の半導体装置2は、有機半導体層17の上面が保護膜25で覆われた構成である。このため、製造プロセスによって有機半導体層17がダメージを受けることがなくチャネル領域chの膜質が確保される。
以上より、第1実施形態の構成よりもさらに確実にチャネル領域chの膜質を確保しつつ、チャネル領域chに対するソース電極19s/ドレイン電極19dのコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることができる。この結果、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固ではあるが、コンタクト抵抗の低減が困難とされていたトップコンタクト構造において、信頼性を低下させることなくコンタクト抵抗を低減させて機能性の向上を図ることが可能となる。
≪第3実施形態≫
<半導体装置の構成>
図6は、第3実施形態の半導体装置3の断面図および平面図ある。断面図は平面図におけるA−A’断面に対応している。これらの図に示す半導体装置3は、第1実施形態及び第2実施形態と同様のトップコンタクト・ボトムゲート構造の薄膜トランジスタである。また、この半導体装置3においては、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、有機半導体層27がゲート電極13の幅の範囲内でゲート絶縁膜15を介してゲート電極13の上部に重ねて配置されている。このような構成において特に本第3実施形態では、有機半導体層27におけるゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が段階的に薄膜化している構成が特徴的である。それ以外の構成および各部を構成する材質は第1実施形態と同様である。
すなわち本第3実施形態の半導体装置3は、第1実施形態と同様に、基板11上のゲート電極13がゲート絶縁膜15で覆われ、この上部に島状にパターニングされた有機半導体層27が設けられ、さらにソース電極19s/ドレイン電極19dが設けられている。
そして本第3実施形態において特徴的な有機半導体層27は、ゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が、幅方向の中央部の膜厚tよりも薄い断面形状になっており、両端縁に向かって膜厚が段階的に薄膜化している。つまり、膜厚tを有する中央部に対して、両端部は段差を有して薄膜化されているのである。本第3実施形態では、膜厚tの中央部と比較して、両端縁の膜厚が1段階で薄膜化している状態を例示している。
ここで、膜厚tを有する有機半導体層27の中央部とは、少なくともソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分であり、ソース電極19sおよびドレイン電極19dから露出している部分であることとする。
このような有機半導体層27の中央部の膜厚tは、この半導体装置1のさらに上層を形成する際のプロセスにおいて、当該有機半導体層27におけるゲート絶縁膜15との界面、すなわちチャネル領域にダメージが加わることのない十分な膜厚であることとする。このような膜厚tは、有機半導体層27を構成する材料にもよるが、例えば30nm以上、好ましくは50nm以上である。一方、有機半導体層27において薄膜化されている端縁部分の膜厚は、有機半導体層27として機能する範囲で小さいことが好ましい。このような薄膜部の膜厚は、有機半導体層27を構成する材料にもよるが、例えば10nm程度であることとする。
このような形状の有機半導体層27は、ゲート電極13の幅方向の両端縁が、複数段の階段状をなして薄膜化されていても良く、段数が制限されることはない。ただし、階段状の段数が増えるほど、第1実施形態と類似の形状となる。また、膜厚tを有する有機半導体層27の中央部に対して、段差を有して薄膜化されている両端部が順テーパ形状であっても良い。
以上のような断面形状を有する有機半導体層27は、第1実施形態と同様に、ゲート電極13の幅の範囲内において、ゲート電極13の上部に重ねて配置されている。つまり半導体装置3をソース電極19s/ドレイン電極19d側から平面視的に見た場合、有機半導体層27におけるゲート電極13の幅方向の両端縁は、ゲート電極13の端縁と一致しているか、またはゲート電極13の端縁よりも内側に位置している。ゲート電極13の端縁と有機半導体層27の端縁との平面的な間隔dは、d≧0であれば良い。
また有機半導体層27は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが積層された部分、およびソース電極19sおよびドレイン電極19dで挟まれた部分において、上述した断面形状になっていれば良い。したがって、ソース電極19sおよびドレイン電極19d脇の有機半導体層27部分は、ゲート電極13よりも幅広く形成されていても良い。
またソース電極19sおよびドレイン電極19dは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層27の薄膜部分上に積層されていれば良い。したがって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dは、有機半導体層27の中央部(膜厚t部分)上にまで重なっている必要はない。ゲート電極13−ソース電極19s/ドレイン電極19d間の寄生容量低減の観点からは、有機半導体層27上へのソース電極19sおよびドレイン電極19dの重なり幅は小さい方が好ましいことも、第1実施形態と同様である。
<製造方法>
以上のような第3実施形態の半導体装置3は、例えば第1実施形態の製造方法の第1例を適用し、有機半導体層27をパターンエッチングするためのレジストパターンの形成におけるフォトリソグラフィ工程を変更して製造することが可能である。以下図7の断面工程図に基づいて説明する。
先ず、図7(1)に示すように、基板11上にゲート電極13を形成し、これを覆う状態でPVPからなるゲート絶縁膜15を成膜し、さらにこの上部に有機半導体材料膜27aを成膜する。ここまでの工程は、上述した半導体装置1の製造方法の第1例において図2(1)を用いて説明したと同様に行う。つまり、有機半導体材料膜27aは、ポリ3ヘキシルチオフェン(P3HT)のような有機溶剤耐性の高い有機半導体材料を用い、スピンコート法によって50nmの膜厚で成膜される。
次に、図7(2)に示すように、フォトリソグラフィ法を適用し、有機半導体材料膜27a上にレジストパターン29を形成する。ここではハーフトーンマスクを用いた露光、または2段階の露光を行うことにより、ゲート電極13の幅方向の端縁と中央部とで露光量が異なるように、レジスト膜に対して露光を行う。これにより、ゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が、中央部よりも薄膜化された構成のレジストパターン29を得る。このレジストパターン29は、ゲート電極13の幅と略同程度の幅を有し、素子領域に形成されることとする。
尚、ここで形成するレジストパターン29として、フッ素系樹脂からなるレジスト材料を用いることが好ましいことは、第1実施形態の第1例と同様であり、同様の現像液を用いることで、有機半導体材料膜27aに対してダメージのない現像処理が可能である。
次に図7(3)に示すように、レジストパターン29上からのエッチングにより、有機半導体材料膜27aをパターンエッチングし、ゲート電極13と重なる位置に有機半導体層27を形成する。ここでは、レジストパターン29と共に有機半導体材料膜27aを異方性エッチングすることにより、レジストパターン29の形状を有機半導体材料膜27aに転写する。これにより、ゲート電極13の幅の範囲内においてゲート電極13の上部に重ねて配置され、ゲート電極13の幅方向の両端縁の膜厚が幅方向の中央部の膜厚tよりも薄い断面形状の有機半導体層27を得る。
以上のような異方性エッチングは、例えば酸素をエッチングガスに用いたリアクティブイオンエッチング法によって行われる。またエッチング終了後にレジストパターン29が残存している場合には、有機半導体層27に対して選択的にレジストパターン29を溶解除去する。尚、有機半導体層27の中央の厚膜部分のみに残ったレジストパターン29は、除去絶にそのまま保護膜として残しても良い。
以上の後には、第1実施形態の第1例と同様にしてソース電極およびドレイン電極の形成を行う。
すなわち先ず、図7(4)に示すように、有機半導体層27を覆う状態で、ゲート絶縁膜15上に電極材料膜19を成膜する。ここでは例えば真空蒸着法により、上述した材料の中から有機半導体層27に対して良好にオーミック接合される材料を選択して成膜する。
次いで、図7(5)に示すように、電極材料膜19をパターニングすることによって、ソース電極19sおよびドレイン電極19dを形成する。ここでは、フォトリソグラフィ法を適用して電極材料膜19上にレジストパターン(図示省略)を形成し、これをマスクにして電極材料膜をパターンエッチングすることによってソース電極19sおよびドレイン電極19dを得る。ここでは、少なくともゲート電極13の幅方向における有機半導体層27の端縁上に、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部が積層され、有機半導体層27上においてこれらの端部が対向配置されるようにパターンエッチングを行うことが重要である。この際、ソース電極19sおよびドレイン電極19dの端部は、有機半導体層27の中央部(膜厚t部分)上にまで重ねて形成される必要はない。ここでは水溶性エッチャントを用いることにより、有機半導体層27に対して影響を及ぼすことなく電極材料膜19のパターンエッチングを行う。パターンエッチング終了後にはレジストパターンを除去する。
以上により、図6を用いて説明した構成のボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタ構成の半導体装置3を得ることができる。
以上説明した構成の半導体装置3は、ボトムゲート・トップコンタクト構造の有機薄膜トランジスタであるため、ソース電極19s/ドレイン電極19dと有機半導体層27との接触が強固である。また他の実施形態と同様に有機半導体層27がゲート電極13の幅方向の範囲内に配置されている。このため、他の実施形態と同様に、ソース電極19sとドレイン電極19dとで挟まれた有機半導体層27部分においては、ゲート絶縁膜15との境界部に位置するソース電極19s−ドレイン電極19d間の全面がチャネル領域chとなる。したがって、チャネル領域chに対して、ソース電極19sおよびドレイン電極19dが直接接する形状となる。これにより、有機半導体層27の膜厚に依存することなく、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の抵抗成分を排除することができる。
そして特に本第3実施形態の半導体装置3は、有機半導体層27のゲート電極13の幅方向の端縁は、中央部に対して段差を有して薄膜化されている。このため、チャネル領域chとソース電極19s/ドレイン電極19dとの間の寄生容量を抑えつつ、チャネル領域に対するコンタクト抵抗(注入抵抗)の低減を図ることが可能である。
以上より、他の実施形態の構成よりもさらに確実にチャネル領域chに対するソース電極19s/ドレイン電極19dのコンタクト抵抗の低減を図ることができる。この結果、ソース電極/ドレイン電極と有機半導体層との接触が強固ではあるが、コンタクト抵抗の低減が困難とされていたトップコンタクト構造において、信頼性を低下させることなくコンタクト抵抗を低減させて機能性の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の半導体装置は、第1実施形態〜第3実施形態で例示した構成および製造方法に限定されることはなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能であり、同様の効果を得ることが可能である。例えばエッチングの際にマスクとして用いるレジストパターンの形成は、フォトリソグラフィ技術の適用に限定されることはなく、印刷法により直接パターンを形成しても良い。印刷法としては、インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、マイクロコンタクト印刷等が例示される。また、第3実施形態は、第2実施形態と組み合わせ、有機半導体層27における膜厚tの中央部上に絶縁性材料からなる保護膜を設けても良い。
≪4.第4実施形態≫
次に、上述の実施形態で説明した構成の薄膜トランジスタを備えた表示装置の構成を説明する。ここでは表示装置の一例として、有機電界発光素子ELを用いたアクティブマトリックス型の表示装置を説明する。
<表示装置の層構成>
図8は、本発明を適用した表示装置30の3画素分の構成図である。この表示装置30は、第1〜第3実施形態で例示した本発明の薄膜トランジスタを用いて構成されたものであり、ここでは一例として第1実施形態で説明した半導体装置1、すなわちボトムゲート・トップコンタクト構造の薄膜トランジスタを設けた構成を示す。
この図に示すように、表示装置30は、基板11上の各画素aに、薄膜トランジスタ1を用いた画素回路と、これに接続された有機電界発光素子ELとが配列されたアクティブマトリックス型の表示装置30である。
薄膜トランジスタ1を用いた画素回路が配列された基板11上は、パッシベーション膜31で覆われ、この上部に平坦化絶縁膜33が設けられている。平坦化絶縁膜31およびパッシベーション膜31には、各薄膜トランジスタ1に達する接続孔31aが設けられている。この平坦化絶縁膜31上に、各接続孔31aを介して薄膜トランジスタに接続された画素電極35が配列形成されている。
各画素電極35の周縁はウインドウ絶縁膜37で覆われて素子分離されている。素子分離された各画素電極35上は、各色の有機発光機能層39r,39g,39bで覆われ、さらにこれらを覆う状態で各画素aに共通の共通電極41が設けられている。各有機発光機能層39r,39g,39bは、少なくとも有機発光層を備えた積層構造からなり、少なくとも有機発光層が画素毎に異なる構成でパターン形成されており、各画素に共通の層を有していても良い。共通電極41は、例えば陰極として形成され、さらにここで作製する表示装置が基板11と反対側から発光光を取り出す上面発光型であれば光透過電極として形成されることとする。
以上により、画素電極35と共通電極41との間に有機発光機能層39r,39g,39bが挟持された各画素a部分に、有機電界発光素子ELが形成される。尚、ここでの図示は省略したが、これらの有機電界発光素子ELが形成された基板11上には、さらに保護層が設けられ、接着剤を介して封止基板が貼り合わされて表示装置30が構成されている。
<表示装置の回路構成>
図9には、表示装置30の回路構成図の一例を示す。尚ここで説明する回路構成は、あくまでも一例である。
図9に示すように、表示装置30の基板11上には、表示領域11aとその周辺領域11bとが設定されている。表示領域11aには、複数の走査線51と複数の信号線53とが縦横に配線されており、それぞれの交差部に対応して1つの画素aが設けられた画素アレイ部として構成されている。また周辺領域11bには、走査線51を走査駆動する走査線駆動回路55と、輝度情報に応じた映像信号(すなわち入力信号)を信号線53に供給する信号線駆動回路57とが配置されている。
走査線51と信号線53との各交差部に設けられる画素回路は、例えばスイッチング用の薄膜トランジスタTr1、駆動用の薄膜トランジスタTr2、保持容量Cs、および有機電界発光素子ELで構成されている。
この表示装置30は、走査線駆動回路55による駆動により、スイッチング用の薄膜トランジスタTr1を介して信号線53から書き込まれた映像信号が保持容量Csに保持される。そして保持された信号量に応じた電流が駆動用の薄膜トランジスタTr2から有機電界発光素子ELに供給され、この電流値に応じた輝度で有機電界発光素子ELが発光する。尚、駆動用の薄膜トランジスタTr2は、共通の電源供給線(Vcc)59に接続されている。
尚、以上のような画素回路の構成は、あくまでも一例であり、必要に応じて画素回路内に容量素子を設けたり、さらに複数のトランジスタを設けて画素回路を構成しても良い。また、周辺領域11bには、画素回路の変更に応じて必要な駆動回路が追加される。
このような回路構成において、薄膜トランジスタTr1,Tr2が、上述した実施形態で例示した本発明の薄膜トランジスタ(半導体装置)として構成される。尚、図8においては、以上のような回路構成の表示装置30における3画素分の断面図として、薄膜トランジスタTr2と有機電界発光素子ELとが積層された部分の断面図を示している。スイッチング用の薄膜トランジスタTr1および容量素子Csも、駆動用の薄膜トランジスタTr2と同一層に形成されている。また、図9においては、薄膜トランジスタTr1,Tr2がpチャンネル型である場合を例示している。
以上のような構成の表示装置30においては、第1実施形態〜第3実施形態で説明したように、機能性の向上が図られた薄膜トランジスタ(半導体装置)を用いて画素回路が構成されている。これにより、画素の高集積化と高機能化を達成することが可能になる。
尚、上述した本第4実施形態では、本発明の表示装置の一例として有機EL表示装置を示した。しかしながら本発明の表示装置は薄膜トランジスタを用いた表示装置、特に薄膜トランジスタを画素電極に接続させたアクティブマトリックス型の表示装置に広く適用可能であり、同様の効果を得ることができる。このような表示装置としては、例えば液晶表示装置や電気泳動型表示装置が例示され、同様の効果を得ることができる。
≪5.第5実施形態≫
図10〜14には、以上説明した本発明に係る電子機器の一例を説明する。ここで説明する電子機器は、例えば第4実施形態で説明した表示装置を表示部として用いた電子機器であることとする。尚、第4実施形態で一例を説明した本発明の表示装置は、電子機器に入力された映像信号、さらに電子機器内で生成した映像信号を表示するあらゆる分野の電子機器における表示部に適用することが可能である。以下に、本発明が適用される電子機器の一例について説明する。
図10は、本発明が適用されるテレビを示す斜視図である。本適用例に係るテレビは、フロントパネル102やフィルターガラス103等から構成される映像表示画面部101を含み、その映像表示画面部101として本発明に係る表示装置を用いることにより作成される。
図11は、本発明が適用されるデジタルカメラを示す図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。本適用例に係るデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部111、表示部112、メニュースイッチ113、シャッターボタン114等を含み、その表示部112として本発明に係る表示装置を用いることにより作製される。
図12は、本発明が適用されるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。本適用例に係るノート型パーソナルコンピュータは、本体121に、文字等を入力するとき操作されるキーボード122、画像を表示する表示部123等を含み、その表示部123として本発明に係る表示装置を用いることにより作製される。
図13は、本発明が適用されるビデオカメラを示す斜視図である。本適用例に係るビデオカメラは、本体部131、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ132、撮影時のスタート/ストップスイッチ133、表示部134等を含み、その表示部134として本発明に係る表示装置を用いることにより作製される。
図14は、本発明が適用される携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上側筐体141、下側筐体142、連結部(ここではヒンジ部)143、ディスプレイ144、サブディスプレイ145、ピクチャーライト146、カメラ147等を含んでいる。このうちディスプレイ144やサブディスプレイ145として本発明に係る表示装置を用いることにより作製される。
尚、上述した第5実施形態では、本発明の電子機器の一例として表示装置、および表示装置を表示部として用いた電子機器の各例を示した。しかしながら本発明の電子機器は、このような表示部を用いた物への適用に限定されることはなく、薄膜トランジスタを導電性パターンに接続させた状態で搭載した電子機器に広く適用可能である。このような例として、IDタグ、センサー等の電子機器への適用が可能であり、同様の効果を得ることができる。
11…基板
13…ゲート電極
15…ゲート絶縁膜
17,27…有機半導体層
19s…ソース電極
19d…ドレイン電極
1,2,3…半導体装置(薄膜トランジスタ)
25…保護膜
35…画素電極
30…表示装置

Claims (7)

  1. 基板上のゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート電極の幅の範囲内で、前記ゲート絶縁膜を介して当該ゲート電極の上部に重ねて配置された有機半導体層と、
    前記ゲート電極を幅方向に挟んだ状態で前記有機半導体層上において端部が対向配置されたソース電極およびドレイン電極とを備えた
    半導体装置。
  2. 前記有機半導体層は、前記ゲート電極の幅方向の両端縁の膜厚が、当該幅方向の中央部の膜厚よりも薄い
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記有機半導体層は、前記ゲート電極の幅方向の側壁がテーパ形状に形成されている
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記有機半導体層は、前記ゲート電極の幅方向の両端縁の膜厚が段階的に薄膜化している
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記有機半導体層は、側壁が露出された状態で上面が絶縁性の保護膜で覆われている
    請求項1記載の半導体装置。
  6. 薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とを有し、
    前記薄膜トランジスタが、
    基板上のゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート電極の幅の範囲内で、前記ゲート絶縁膜を介して当該ゲート電極の上部に重ねて配置された有機半導体層と、
    前記ゲート電極を挟んだ状態で前記有機半導体層上において端部が対向配置されたソース電極およびドレイン電極とを備えた
    表示装置。
  7. 基板上のゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート電極の幅の範囲内で、前記ゲート絶縁膜を介して当該ゲート電極の上部に重ねて配置された有機半導体層と、
    前記ゲート電極を挟んだ状態で前記有機半導体層上において端部が対向配置されたソース電極およびドレイン電極とを備えた薄膜トランジスタを有する
    電子機器。
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