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JP2012035580A - 金属体転写加飾方法及びプレス転写装置 - Google Patents

金属体転写加飾方法及びプレス転写装置 Download PDF

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JP2012035580A JP2010179743A JP2010179743A JP2012035580A JP 2012035580 A JP2012035580 A JP 2012035580A JP 2010179743 A JP2010179743 A JP 2010179743A JP 2010179743 A JP2010179743 A JP 2010179743A JP 2012035580 A JP2012035580 A JP 2012035580A
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Yoshihiro Ogami
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】金属製品に対して転写シートによる良好な加飾を可能にする金属体転写加飾方法及びプレス転写装置を提供する。
【解決手段】金属体9の表面に転写層8を転写する金属体転写加飾方法であって、前記金属体9の周縁部に転写シート1の周縁部が位置するように金属体9の表面に転写シート1を配置する工程と、転写シート1を金属体9の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、転写シート1として、基体シート2上に転写層8が積層され、基体シート2と転写層8との付着力が、基体シート2の周縁部のうち少なくとも一辺において、基体シート2の他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いた。
【選択図】図6

Description

本発明は、金属体の表面に転写層(加飾層)を転写するための金属体転写加飾方法及びプレス転写装置に関する。
金属製品への加飾方法として、製品全体の場合には塗装や染色等があり、ワンポイントの加飾としては、レーザープリント、ホットスタンプ、シルク印刷等がある。特に、製品全体に加飾を行う塗装や染色の場合、塗料や染料の色管理が困難であり、多色多彩な表現にすることは難しい。また、ワンポイントの加飾を行う場合には、レーザープリント、ホットスタンプ、シルク印刷等のための別工程を設ける必要がある。このことから、金属製品への加飾は単調なものが多い。
こうした現状から、金属製品への加飾方法として転写シートを用いることが考えられる。転写シートを用いる場合には、成形後の金属製品に転写シートを押し付けて加飾する方法と、成形前の平板の金属体に転写シートを押し付けて加飾し、その後に成形する方法のいずれかとなる。前者では、成形後の金属製品の絞りの深い部分への加飾をするために、その形状に合った金型や圧空装置等を用いる必要がある。一方、後者では、金属体に転写シートの基体シートの付したまま成形し、その後に基体シートを金属体から剥がすことが可能であるため、別の金型や圧空装置等が不要であり、金属体加飾品の製造は容易である。このため、転写シートを用いて金属製品に加飾する場合には、成形前の平板の金属体に転写シートを押し付けて加飾し、その後に成形する方が有利となる。
金属製品への加飾方法として、成形前の平板の金属体に転写シートを押し付けて加飾し、その後に成形する場合、例えば、転写シートの転写層にグラフィックな柄の印刷層が含まれていると、ロール転写だけでは、金属製品に転写された転写層において、グラフィックな柄の印刷層の密着不良が発生することがある。また、転写シートの基体シートが付されたままの金属体をプレス成形する場合、成形途中の金属体の周縁の転写シートが剥離して、加飾面にプレス時に使用されるオイルが付着することもあり、また、基体シートのみがめくれてプレス不良を起こすこともある。
そこで、本発明では、金属製品に対して転写シートによる良好な加飾を可能にする金属体転写加飾方法及びプレス転写装置を提供することを目的としている。
本発明に係る金属体転写加飾方法の第1特徴手段は、金属体の表面に転写層を転写する金属体転写加飾方法であって、前記金属体の周縁部に転写シートの周縁部が位置するように前記金属体の表面に前記転写シートを配置する工程と、前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いた点にある。
金属体の周縁部に転写シートの周縁部が位置するように金属体の表面に転写シートを配置する工程と、転写シートを金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、転写シートとして、基体シート上に転写層が積層され、基体シートと転写層との付着力が、基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いたので、転写層とともに基体シートが付されたままの金属体を成形の際において、基体シートと転写層との付着力が他の領域より大きく設定された基体シートの周縁部と転写層の接着状態が維持される。したがって、金属体の周縁部において基体シートが転写層から剥離して、金属体の表面の転写層が傷ついたり、基体シートと転写層との間にゴミが侵入したりするといった不具合が抑制される。その後、金属体から不要な周縁部を切除し、基体シートを剥離することで転写層によって加飾された金属製品を得る。こうして、金属製品に対して転写シートによる良好な加飾が施されることとなる。
本発明に係る金属体転写加飾方法の第2特徴手段は、金属体の表面に転写層を転写する金属体転写加飾方法であって、前記金属体の周縁部に転写シートの周縁部が位置するように前記金属体の表面に前記転写シートをロール転写する工程と、ロール転写後の前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なく一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いた点にある。
金属体の表面を加飾する転写シートとして、基体シート上に転写層が積層され、基体シートと転写層との付着力が、基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いたことで、基体シートの周縁部において付着力が大きい領域は他の領域に比べて、基体シートと転写層との接着状態が維持される。
ここで、金属体の表面に転写シートをロール転写せずに、金属体の表面に当該金属体の周縁部と基体シートの周縁部が位置するように転写シートを配置し、転写シートを金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する場合には、被加飾体と転写シートとの間にゴミ等がはさまれないように、プレス転写機をクリーンブース等で囲ったり、クリーンルーム内でプレス転写機を動作させたりする必要がある。また、被加飾体と転写シートとの間にエア等が入らないように工夫する必要がある。
しかし、転写シートを金属体の表面に向けて押圧する前に、金属体の周縁部に基体シートの周縁部が位置するように金属体の表面に転写シートをロール転写することで、加飾体と転写シートとの間にゴミ等がはさまることや、エア等が入るといった不具合を防止することができる。そして、転写シートを金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧することで、金属体に対する転写層の転写が確実となる。
また、転写層とともに基体シートが付されたままの金属体を成形の際においても、基体シートと転写層との付着力が他の領域より大きく設定された基体シートの周縁部と転写層の接着状態が維持される。したがって、金属体の周縁部において基体シートが転写層から剥離して、金属体の表面の転写層が傷ついたり、基体シートと転写層との間にゴミが侵入したりするといった不具合が抑制される。その後、金属体から不要な周縁部を切除し、基体シートを剥離することで転写層によって加飾された金属製品を得る。こうして、金属製品に対して転写シートによる良好な加飾が施されることとなる。
本発明に係る金属体転写加飾方法の第3特徴手段は、前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程において、前記転写シートのうち、前記金属体の周縁部に位置する部分をそれ以外の部分よりも高温で加熱しつつ押圧する点にある。
金属体に押圧される転写シートのうち、金属体の周縁部に位置する部分は、金属体の周縁部が深絞り成形される場合等においては、金属体から転写層が剥がれてしまうことにもなる。ここで、本手段のように、転写シートを金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程において、前記転写シートのうち、前記金属体の周縁部に位置する部分をそれ以外の部分よりも高温で加熱しつつ押圧すると、金属体の周縁部の転写シートがより加熱され転写層が金属体に強固に接着されることとなる。また、金属体の周縁部の転写シートの基体シートと転写層との接着状態もより強固となる。その結果、金属体の周縁部が深絞り成形される場合等において、金属体の周縁部から転写層が剥がれたり、金属体の周縁部の転写層に対し基体シートが剥離したりする不具合をより抑制することができる。
本発明に係るプレス転写装置の第1特徴構成は、金属体の表面に転写層を転写するプレス転写装置であって、金属体を載置する載置部と、前記載置部に対して近接離間して前記金属体の表面に配置された転写シートを前記載置部に向けて押圧する押圧部とを有するとともに、前記押圧部に前記転写シートを加熱可能な弾性シートを配設して、前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なく一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いて前記金属体に向けて押圧する点にある。
プレス転写装置において、金属体を載置する載置部と、前記載置部に対して近接離間して前記金属体の表面に配置された前記転写シートを前記載置面に向けて押圧する押圧部とを有し、前記押圧部に前記転写シートを加熱可能な弾性シートを配設して、転写シートとして、基体シート上に転写層が積層され、基体シートと転写層との付着力が、基体シートの周縁部のうち少なく一辺において、基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いて金属体に向けて押圧することで、基体シートの周縁部において付着力が大きい領域は他の領域に比べて、基体シートと転写層との接着状態が維持されて、転写シートが金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧される。その結果、金属体の表面に位置する転写層の位置ずれが抑制されて、金属体に対する転写層の転写が確実となる。
本発明に係るプレス転写装置の第2特徴構成は、前記押圧部の側縁部に前記転写シートを前記弾性シートよりも高温で加熱可能に押圧する熱圧着部を備えた点にある。
金属体に押圧される転写シートのうち、金属体の周縁部に位置する部分は、金属体の周縁部が深絞り成形される場合等においては、金属体から転写層が剥がれてしまうことにもなる。ここで、本構成のように、押圧部の側縁部に転写シートを弾性シートよりも高温で加熱可能に押圧する熱圧着部を備えることで、金属体の周縁部の転写シートが熱圧着部により高温で加熱されて転写層が金属体に強固に接着されることとなる。また、金属体の周縁部の転写シートの基体シートと転写層との接着状態もより強固となる。その結果、金属体の周縁部が深絞り成形される場合等において、金属体の周縁部から転写層が剥がれたり、金属体の周縁部の転写層に対し基体シートが剥離したりする不具合をより抑制することができる。
転写シートの断面図である。 図1のII−II断面図である。 ロール転写により被加飾体の表面に転写シートを固着する方法を示す断面図である。 本発明に係るプレス転写装置による転写工程を示す図である。 本発明に係るプレス転写装置による転写工程を示す図である。 本発明に係るプレス転写装置による転写工程を示す図である。 本発明に係るプレス転写装置による転写工程を示す図である。 金属体の成形工程を示す図である。 金属体の周縁部を切断除去する工程を示す図ある。 金属体から基体シートを剥離する工程を示す図である。 第2実施形態のプレス転写装置による転写工程を示す図である。 第2実施形態のプレス転写装置による転写工程を示す図である。 別形態の転写シートを示す図である。 別形態の転写シートを示す図である。 別形態の転写シートを示す図である。 別形態の転写シートを示す図である。 別形態の転写シートを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本発明において用いる転写シート1は、例えば金属体等の被加飾体の表面を加飾するために用いるものである。当該転写シート1は、基体シート2上に離型層3を形成し、離型層3上にマット層4を部分的に形成し、次いで転写層8として剥離層5、図柄層6及び接着層7が形成されている(図1参照)。被加飾体への加飾は、被加飾体の表面に転写シート1の転写層8を加熱加圧して密着させた後、基体シート2を剥離して被加飾体の表面に転写層8のみを転写させて行う。
ここで、離型層3は、転写層8に対して基体シート2が容易に剥離されるように設けられた層であって、基体シート2と共に剥離される。マット層4は、表面に微細な凹凸を有し、転写層8の表面にその凹凸を写し取らせてマット形状を付与する層であり、基体シート2と共に剥離される。剥離層5は、転写後に基体シート2から剥離し、被加飾体の表面となる層である。図柄層6は、転写層8に模様を付与するための層である。接着層7は、被加飾体の表面に転写層8を接着させる層である。
基体シート2としては、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、ビニロン樹脂、アセテート樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などのプラスチックシートを使用することができる。基体シート2の厚さとしては、10〜100μmのものを使用するとよい。
図1及び図2に示すように、離型層3は、基体シート2の周縁部2A以外の部分に形成する。離型層3は、転写後は基体シート2とともに除去される層である。離型層3としては、メラミン樹脂系離型剤、シリコーン樹脂系離型剤、フッ素樹脂系離型剤、セルロース誘導体系離型剤、尿素樹脂系離型剤、ポリオレフィン樹脂系離型剤などを用いることができる。離型層を形成する方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの印刷法がある。
次に、離型層3上に被転写物の表面を部分的にマット状にするマット層4を部分的に形成する。離型層3とマット層4とは、転写シート1を被転写物の表面に密着させた後に基体シート2を剥離する際、基体シート2とともに剥離する層である。マット層4としては、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、またはこれらの共重合樹脂や混合物に、シリカ、アルミナなどの体質顔料や樹脂ビーズなどを分散させたものを用いる。樹脂としては、比較的乾燥が速く、ハードコート層5との剥離性にも優れたエポキシ・メラミン混合樹脂などを用いるとよい。また、マット層4が酸触媒を含有するようにしてもよい。酸触媒としては、パラトルエンスルフォン酸などを用いることができる。マット層4の形成方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの印刷法がある。
次に、転写層8として、まず剥離層5を形成する。剥離層5は基体シート2と離型層3とマット層4を剥離する際に、被加飾体の最外面となる層である。剥離層5の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離層5に硬度が必要な場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定してハードコート層としてもよい。剥離層5の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
そして、図柄層6を形成する。図柄層6の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。図柄層6の形成方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。図柄層6の厚さとしては、1〜30μmが好ましい。図柄層6は着色インキに限らず、金属蒸着層等を形成して金属光沢のある意匠表現をする場合もある。金属蒸着層の材質としては、アルミ、クロム、銅、スズなどを用いる。金属蒸着層の形成は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などを用いればよい。
次に、接着層7を形成する。転写層8において被加飾体と接する接着層7の材質として、ポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などが挙げられる。接着層7の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコーティングや、グラビア印刷、スクリーン印刷法などを用いるとよい。
上述のように、転写シート1は、基体シート2の周縁部2Aには離型層3が形成されずに、基体シート2に剥離層5が接するように構成されており、結果的に基体シート2の周縁部2Aと剥離層5との付着力が、離型層3と剥離層5との付着力よりも大きく設定されている。すなわち、基体シート2の周縁部2Aと転写層8との付着力が、基体シート2の他の領域と転写層8との付着力よりも大きく設定されている。このため、基体シート2の周縁部2Aは転写層8から剥離し難くなり、接着状態が維持される。この転写シート1を用いて被加飾体の表面を加飾する方法を、以下説明する。
図3に示すように、シリコンラバーなどの耐熱ゴム状弾性体11を備えたロール転写機を用い、板状の金属体9の表面に転写シート1の接着層7側を密着させ、温度80〜260℃程度の条件に設定した耐熱ゴム状弾性体11を介して転写シート1の基体シート2側から熱と圧力とを加える。こうすることで、接着層7が金属体9の表面に接着する。
次いで、図4〜図7に示すように、プレス転写装置20を用いて、金属体9に対する転写シート1の接着状態を強固にする。プレス転写装置20には、一対のダイセット21A,21Bに、それぞれ断熱板22A,22B、ヒータパイプが配設されたヒータプレート23A,23B、弾性シート24A,24Bが配設されている。弾性シート24A、24Bは、熱伝導率が高く、耐熱性、耐候性を有するものであって、例えば、EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー)シートやテフロン(登録商標)シート等である。
まず、図4及び図5に示すように、ロール転写により表面に転写シート1が積層された金属体9を、ダイ21Aの弾性シート24A上に配置する。
次に、図6に示すように、ダイ21Bをダイ21Aに対して近接移動させて型締めし、金属体9及び転写シート1を加熱しつつ、転写シート1を金属体9の表面に向けて押圧する。このとき、弾性シート24A,24Bの表面は80〜120℃程度まで加熱されており、例えば、4.0〜10MPaの圧力が1〜10秒程度加えられる。その後、図7に示すように、ダイ21Bをダイ21Aから離間して型開きし、転写シート1が積層された金属体9を取り出す。
次に、別のプレス機を用いて、図8に示すように、金属体9に対して絞り成形を施す。このとき、転写シート1のうち、金属体9の周縁部9Aに位置する部分には離型層3が形成されておらず、また、上記のプレス転写により、金属体9の表面と転写シート1の接着層7との接着状態及び、基体シート2と剥離層5との接着状態が強固となっている。このため、絞り成形された金属体9において、その表面に積層されている転写シート1の基体シート2及び離型層3は転写層8から剥離することなく、転写層8との接着状態が維持される。
その後、図9に示すように、金属体9の不要な端部を切除してから、図10に示すように、金属体9の表面から基体シート2及び離型層3を剥がすことで、金属体9の表面に転写層8による加飾が施された最終製品を得る。なお、転写シート1の周縁部において基体シート2と転写層8が接着する部分は、図8に示す金属体9の不要な周縁部9Aの切除に際に、同時に切除される。
こうして、基体シート2の周縁部と転写層8との接着状態が維持されて、転写シート1が金属体9の表面に向けて加熱しつつ押圧されて、金属体9の表面に位置する転写層8の位置ずれが抑制されて、金属体9に対する転写層8の転写が確実となった。また、転写層8とともに基体シート2が付されたままの金属体9を成形の際にも、基体シート2の周縁部と転写層8の接着状態が維持され、金属体9の周縁部において基体シート2が転写層8から剥離して、金属体9の表面の転写層8が傷ついたり、基体シート2と転写層8との間にゴミが侵入したりするといった不具合が抑制された。その結果、金属製品に対して転写シート1による良好な加飾が施されることとなった。
[第2実施形態]
本実施形態では、プレス転写時おいて、金属体9の周縁部に位置する転写シート1を過熱し押圧するものであり、図11に示すように、プレス転写機20の一方のダイ21Bのヒータプレート23B及び弾性シート24Bの外周端部に熱圧着部25を備える。
図12に示すように、型締め時において、熱圧着部25は金属体9の周縁部9Aに位置する転写シート1を弾性シート24Bよりも高温で加熱しつつ押圧する。
熱圧着部25は、例えば150〜250℃に加熱されており、0.1MPa程度の圧力で押圧される。転写シート1のうち、金属体9の周縁部9Aに積層されている部分は、離型層3が存在しない部分となる。つまり、熱圧着部25によって、転写シート1において離型層3が存在しない部分が加熱されつつ押圧されて、転写シート1における基体シート2と剥離層5がより強固に接着した状態となるとともに、転写シート1の接着層8と金属体9の表面がより強固に固着される。
その結果、以降の成形工程において、金属体9の周縁部9Aの転写層8から基体シート2及び離型層3が剥離するめくり上がりや、転写シート1の剥離がさらに抑制されて、転写による加飾ムラのない最終製品を得ることができる。
[第3実施形態]
上記の実施形態においては、プレス転写の前工程において、ロール転写を行う例を示したが、ロール転写を行わずに、プレス転写のみにより金属体9に転写シート1から転写層8を転写して加飾するようにしてもよい。
ただし、この場合には、金属体9と転写シート1との間にゴミ等がはさまれないように、プレス転写機をクリーンブース等で囲ったり、クリーンルーム内でプレス転写機を動作させたりする必要がある。また、金属体9と転写シート1との間にエア等が入らないように工夫する必要がある。
[その他の実施形態]
(1)上記の第1実施形態のプレス転写において、弾性シート25Bによって金属体9の表面全体を押圧したが、金属体1の表面全体ではなく、最終製品の部分のみを押圧するようにしてもよい。
(2)上記の各実施形態では、転写シート1の外周に相当する周縁部全体に離型層3を有しない領域を設けたが、離型層3を有しない領域は例えば、矩形状の転写シート1において、周縁部の対向する二辺であってもよく、一辺のみであってもよい。また、プレス転写装置20に備えられる熱圧着部25についても、金属体9の外周に相当する周縁部全体に対して必ずしも配置する必要はなく、例えば矩形状の金属体9の対向する二辺であってもよく、一辺のみに配置されていてもよい。
(3)上記の各実施形態では、転写シート1としてマット層4を形成されているものを例示したが、本発明に用いられる転写シート1は、マット層4が形成されていないものであってもよい。
(4)転写シート1において、基体シート2の周縁部2Aと転写層8との付着力を、基体シート2の他の領域における付着力よりも大きく設定するために、図13に示すように、他の層に比べて離型層3及び剥離層5を幅狭にし、基体シート2の周縁部2Aと図柄層6とが接するように構成されていてもよい。
(5)転写シート1において、基体シート2の周縁部2Aと転写層8との付着力を、基体シート2の他の領域における付着力よりも大きく設定するために、図14に示すように、他の層に比べて剥離層5のみを幅狭にして、基体シート2の周縁部2Aにおいて、離型層3と図柄層6が接するように構成されていてもよい。
(6)転写シート1において、基体シート2の周縁部2Aと転写層8との付着力を、基体シート2の他の領域における付着力よりも大きく設定するために、図15に示すように、他の層に比べて離型層3、剥離層5、図柄層6を幅狭にし、基体シート2の周縁部2Aと接着層7が接するように構成されていてもよい。
(7)転写シート1において、基体シート2の周縁部2Aと転写層8との付着力を、基体シート2の他の領域における付着力よりも大きく設定するために、図16に示すように他の層に比べて剥離層5および図柄層6を幅狭にして、基体シート2の周縁部2Aにおいて、離型層3と接着層7との間に両者を連結する連結層Cを設ける構成にしてもよい。また、図17に示すように、剥離層5のみを幅狭にして、離型層3と図柄層6との間に両者を連結する連結層Cを設ける構成にしてもよい。連結層Cは連結対象の2層のいずれにも接着する樹脂材料等である。
本発明は、自動車、家庭用電化製品、携帯電話、パーソナルコンピュータ等、さまざまな分野において、内装品、外装品を問わず、使用される金属製品において、金属体の表面に加飾層が形成する際に広く利用可能である。
1 転写シート
2 基体シート
3 離型層
4 マット層
5 剥離層
6 図柄層
7 接着層
8 転写層
9 金属体
11 耐熱ゴム状弾性体
20 プレス転写装置
21A,21B ダイセット
22A,22B 断熱板
23A,23B ヒータプレート
24A,24B 弾性シート
25 熱圧着部
C 連結層

Claims (5)

  1. 金属体の表面に転写層を転写する金属体転写加飾方法であって、
    前記金属体の周縁部に転写シートの周縁部が位置するように前記金属体の表面に前記転写シートを配置する工程と、
    前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、
    前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いた金属体転写加飾方法。
  2. 金属体の表面に転写層を転写する金属体転写加飾方法であって、
    前記金属体の周縁部に転写シートの周縁部が位置するように前記金属体の表面に前記転写シートをロール転写する工程と、
    ロール転写後の前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程と、を備え、
    前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いた金属体転写加飾方法。
  3. 前記転写シートを前記金属体の表面に向けて加熱しつつ押圧する工程において、前記転写シートのうち、前記金属体の周縁部に位置する部分をそれ以外の部分よりも高温で加熱する請求項1又は2記載の金属体転写加飾方法。
  4. 金属体の表面に転写層を転写するプレス転写装置であって、
    金属体を載置する載置部と、前記載置部に対して近接離間して前記金属体の表面に配置された転写シートを前記載置部に向けて押圧する押圧部とを有するとともに、前記押圧部に前記転写シートを加熱可能な弾性シートを配設し、
    前記転写シートとして、基体シート上に前記転写層が積層され、前記基体シートと前記転写層との付着力が、前記基体シートの周縁部のうち少なくとも一辺において、前記基体シートの他の領域における付着力よりも大きく設定してあるシートを用いて前記金属体に向けて押圧するプレス転写装置。
  5. 前記押圧部の側縁部に前記転写シートを前記弾性シートよりも高温で加熱可能に押圧する熱圧着部を備えた請求項4記載のプレス転写装置。
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