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JP2012035471A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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JP2012035471A
JP2012035471A JP2010176371A JP2010176371A JP2012035471A JP 2012035471 A JP2012035471 A JP 2012035471A JP 2010176371 A JP2010176371 A JP 2010176371A JP 2010176371 A JP2010176371 A JP 2010176371A JP 2012035471 A JP2012035471 A JP 2012035471A
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liquid
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JP2010176371A
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Shohei Shiono
翔平 塩野
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Abstract

【課題】良好な液体を供給して吐出することができる液滴吐出装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる液滴吐出装置は、液体を収容する収容部と、前記収容部と接続され、前記収容部から前記液体が供給される第1供給管と、前記第1供給管と接続され、前記第1供給管から前記液体が供給される容器と、前記容器から供給される前記液体を吐出するヘッドと、前記容器内の前記液体を攪拌させる攪拌手段と、を有し、前記容器の容積は、前記第1供給管の容積以上であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
従来から、インクを収容するインクタンクからインク供給管を介して、インクを吐出可能な吐出ヘッドに供給するインク供給システムについて知られている。このようなインク供給システムを用いた場合、吐出ヘッドにインクの供給が行われた後、インクの供給が長時間行われないと、インク供給管の流路内に残留したインクに含まれる成分が沈降することがある。インクに含まれる成分が沈降すると、再度吐出ヘッドにインクを供給する際に、吐出ヘッドにインクの安定供給ができなかったり、吐出不良が発生したりすることがある。
特に、インクの成分として無機顔料(例えば酸化チタン等)や金属顔料(例えばアルミニウム)等を含む場合には、溶媒との比重差の点から、これらの顔料が沈降しやすいという問題がある。
例えば、特許文献1には、インク流路内に常に一定量のインクを保持させるサブタンクを設けたインク供給システムについて記載されている。また、特許文献1には、サブタンク内のインクを攪拌するためにサブタンク内に攪拌球を設けること等について記載されている。このようなサブタンクを設けることによって、インクに含まれる顔料等の成分の沈降を低減させることができる。
特開2006−272648号公報
しかしながら、前述の従来技術において、インク供給システムが長時間停止した後にインクの供給を開始すると、インク流路内の顔料濃度の低い上澄み部分の液体がサブタンク内に供給され、液体に含まれる顔料の濃度をサブタンク内で十分に回復できない場合があった。そのため、顔料濃度の低い液体がヘッドに供給され、ヘッドから良好な液体を吐出できない場合があった。
本発明のいくつかの態様にかかる目的の1つは、良好な液体を供給でき吐出することができる液滴吐出装置を提供することにある。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る液滴吐出装置の態様の1つは、
液体を収容する収容部と、
前記収容部と接続され、前記収容部から前記液体が供給される第1供給管と、
前記第1供給管と接続され、前記第1供給管から前記液体が供給される容器と、
前記容器から供給される前記液体を吐出するヘッドと、
前記容器内の前記液体を攪拌させる攪拌手段と、
を有し、
前記容器の容積は、前記第1供給管の容積以上である。
適用例1の記載の発明によれば、液体に沈降し得る成分が含まれている場合において、沈降し得る成分が第1供給管内で沈降して上澄み成分が容器内に供給されることになっても、容器の容積が第1供給管の容積以上であるので、容器内で実用上問題の無い水準まで液体に含まれる沈降し得る成分の濃度を回復することができる。これにより、沈降し得る成分の濃度低下の低減された液体をヘッドに供給することができ、ヘッドから良好な液体を吐出することができる。
[適用例2]
適用例1において、
さらに、前記容器および前記ヘッドを搭載して所定方向に往復移動するキャリッジを有することができる。
適用例2に記載の発明によれば、キャリッジの往復運動に伴って容器が所定の方向に移動するので、容器内の液体を容易に攪拌することができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2において、
前記容器の容積は、前記第1供給管の容積の5倍以下であることができる。
適用例3に記載の発明によれば、容器の容積が第1供給管の容積の5倍以下であるので、容器がキャリッジに搭載されている場合において、キャリッジの移動を妨げることなく、良好な液体をヘッドに供給することができる。
[適用例4]
適用例1または適用例3のいずれか1例において、
前記容器の容積は、前記第1供給管の容積の1.5倍以上5倍以下であることができる。
適用例4に記載の発明によれば、液体に沈降し得る成分が含まれている場合において、沈降し得る成分の濃度低下がさらに低減された液体をヘッドに供給することができ、ヘッドからより良好な液体を吐出することができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記容器内の前記液体を前記攪拌手段により攪拌させながら、前記ヘッドから前記液体を吐出させることができる。
適用例5に記載の発明によれば、容器内で十分に攪拌された液体をヘッドに供給できるので、ヘッドから良好な液体を吐出することができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれか1例において、
前記容器および前記ヘッドを接続する第2供給管と、
前記第2供給管の容積と前記ヘッドの容積とを合わせた容積以上の前記液体を排出させる手段と、
を有し、
前記容器の容積は、前記第2供給管の容積と前記ヘッドの容積との合計以上であることができる。
適用例6に記載の発明によれば、容器内の液体の排出を行う場合において、容器内の液体を全て排出すると、第2供給管およびヘッド内が容器から供給された液体で占められる。このとき、第2供給管およびヘッド内の液体は、容器内で十分攪拌されたものである。そのため、ヘッドから液体の吐出を行うと、液体に含まれる成分の濃度がヘッドより最初に吐出される液体から良好なものとすることができる。
本実施形態に係る液滴吐出装置を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る液滴吐出装置における攪拌手段およびヘッドを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る液滴吐出装置における攪拌手段を模式的に示す側面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置における攪拌手段を模式的に示す側面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置における攪拌手段を模式的に示す側面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置における攪拌手段を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係るインクジェットプリンターを模式的に示す斜視図。 種々の容量の容器に液体を供給した際にヘッドから吐出される二酸化チタン濃度を示す図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
1.液滴吐出装置
本発明に係る液滴吐出装置は、液体を収容する収容部と、前記収容部と接続され、前記収容部から前記液体が供給される第1供給管と、前記第1供給管と接続され、前記第1供給管から前記液体が供給される容器と、前記容器から供給される前記液体を吐出するヘッドと、前記容器内の前記液体を攪拌させる攪拌手段と、を有し、前記容器の容積は、前記第1供給管の容積以上である。
図1は、本実施形態に係る液滴吐出装置100を模式的に示す斜視図である。以下、図1を参照しながら、本実施形態に係る液滴吐出装置100について説明する。
1.1.収容部
本実施形態における液滴吐出装置100は、収容部10を有する。収容部10には、所定の成分を含有する液体が収容されている。図1に示す収容部10は、第1供給管30を介して容器20と接続されている。これによって、液体を容器20に流入させることができる。
本発明における液体は、沈降し得る成分を含むことができ、例えば、サスペンジョン、エマルジョン等の分散体等を挙げることができる。収容部10に収容されている液体としては、例えば、インク組成物、有機ELディスプレー用材料、液晶ディスプレー等のカラーフィルター用材料、FED(面発光ディスプレー)用材料、電気泳動ディスプレー等の電極やカラーフィルター用材料、バイオチップ製造に用いられる生体有機材料等が挙げられる。
また、本発明において「沈降」とは、一定期間液体を放置しておいた場合に、液体に含有されていた成分が沈殿し、液体に含有されていた成分が液体の下層に積もることをいう。例えば、溶媒に対する比重が高い成分であって、インク組成物にあっては、例えば、無機顔料、金属顔料、および中空樹脂粒子から選択される1種を含むことができ、それらに結合または吸着した成分を含むことができる。
無機顔料としては、例えば、二酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、カーボンブラックなどを挙げることができる。金属顔料としては、例えば、アルミニウム、金、銀、銅、真鍮、チタン等の単体、またはそれらの合金などを挙げることができる。中空樹脂粒子としては、例えば、米国特許第4880465号や特許第3562754号などの明細書に記載されている中空樹脂粒子を挙げることができる。なお、中空樹脂粒子とは、その内部に空洞を有しており、その外殻が液体透過性を有する樹脂から形成されているものである。中空樹脂粒子は、白色顔料として使用することができる。
以下、収容部10に収容される液体として代表的に使用される白色インク組成物について説明する。なお、本発明において「白色インク」とは、エプソン純正写真用紙<光沢>(セイコーエプソン社製)に、duty100%以上で吐出されたインクの明度(L)および色度(a、b)が、分光測光器Spectrolino(商品名、GretagMacbeth社製)を用いて、測定条件をD50光源、観測視野を2°、濃度をDIN NB、白色基準をAbs、フィルターをNo、測定モードをReflectance、として設定して計測した場合に、70≦L≦100、−4.5≦a≦2、−6≦b≦2.5、の範囲を示すインクのことをいう。
なお、本明細書において、「duty」とは、下式で算出される値である。
duty(%)=実吐出ドット数/(縦解像度×横解像度)×100
(式中、「実吐出ドット数」は単位面積当たりの実吐出ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
白色インク組成物は、顔料を定着させる樹脂を含むことができる。樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、ポリウレタン、ポリアクリルアミド、セルロース誘導体等が挙げられる。製品名でいうとアクリル系樹脂(例えば、アルマテックス、三井化学社製)、ウレタン系樹脂(例えば、WBR−022U、大成ファインケミカル社製)等が挙げられる。
白色インク組成物は、アルカンジオールおよびグリコールエーテルから選択される1種を含有することが好ましい。アルカンジオールやグリコールエーテルは、被吐出媒体などの被吐出面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
アルカンジオールとしては、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールなどの炭素数が4以上8以下の1,2−アルカンジオールであることが好ましい。これらの中でも炭素数が6以上8以下の1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールは、被吐出媒体への浸透性が特に高いためより好ましい。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエーテルを挙げることができる。これらの中でも、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを用いると良好な品質を得ることができる。
また、白色インク組成物は、アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤を含有することが好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤は、被吐出媒体などの被吐出面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、2,4−ジメチル−5−ヘキシン−3−オールなどが挙げられる。また、アセチレングリコール系界面活性剤は、市販品を利用することもでき、例えば、オルフィンE1010、STG、Y(以上、日信化学社製)、サーフィノール104、82、465、485、TG(以上、Air Products and Chemicals Inc製)が挙げられる。
ポリシロキサン系界面活性剤としては、市販品を利用することができ、例えば、BYK−347、BYK−348(ビックケミー・ジャパン社製)などが挙げられる。
さらに、白色インク組成物には、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などのその他の界面活性剤を含有することもできる。
白色インク組成物は、多価アルコールを含有することが好ましい。多価アルコールは、例えば、白色インク組成物をインクジェット記録装置に適用した場合に、インクの乾燥を抑制し、吐出ヘッド部分におけるインクの目詰まりを防止することができる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
白色インク組成物は、溶媒として水を含有することができる。水は、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、蒸留水などの純水または超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を紫外線照射または過酸化水素添加などにより滅菌処理した水は、長期間に亘りカビやバクテリアの発生を抑制することができるので好ましい。
さらに、白色インク組成物は、必要に応じて、水溶性ロジンなどの定着剤、安息香酸ナトリウムなどの防黴剤・防腐剤、アロハネート類などの酸化防止剤・紫外線吸収剤、キレート剤、トリエタノールアミン等のpH調整剤、酸素吸収剤などの添加剤を含有させることができる。これらの添加剤は、1種単独で用いることもできるし、2種以上組み合わせて用いることもできる。
なお、白色インク組成物として、水系インク組成物を例として説明しているが、紫外線硬化型インク等を用いてもよい。紫外線硬化型インクを用いる場合には、沈降し得る成分として、例えば、光重合開始剤等を挙げることができる。
1.2.供給管
本実施形態における液滴吐出装置100は、収容部10および容器20を接続する第1供給管30を有する。収容部10に収容された液体は、第1供給管30に供給される。
第1供給管30の内径は特に限定されないが、図1に示すように液滴吐出装置100が攪拌子15を有する場合には、第1供給管30の内径は、攪拌子15が第1供給管30内部に移動しないような大きさにすればよい。例えば、第1供給管30の内径は、好ましくは2mm以上5mm以下であり、より好ましくは2mm以上4mm以下である。
また、本実施形態における液滴吐出装置100は、図1に示すように、容器20と、ヘッド40と、を接続する第2供給管32を有することができる。図1の例では、収容部10に収容されている液体は、第1供給管30を介して容器20に供給され、容器20内の攪拌子15によって攪拌された後、第2供給管32を介してヘッド40に供給される。第2供給管32の内径については、第1供給管30と同様であるので、その説明を省略する。
なお、図1の例では、容器20およびヘッド40は、第2供給管32を介して接続されているが、これに限定されず、容器20およびヘッド40が第2供給管32を介さずに直接接続されていてもよい。
1.3.容器および攪拌手段
本実施形態における液滴吐出装置100は、第1供給管30と接続され、第1供給管30から液体が供給される容器20を有する。また、本実施形態の液滴吐出装置100は、容器内の液体を攪拌する攪拌手段を有する。
ここで、液滴吐出装置100を長時間放置すると、第1供給管30内で沈降物が発生する場合がある。このとき、収容部10から新たな液体を第1供給管30内に供給して、第1供給管30内に残留していた液体を流出させると、沈降し得る成分の濃度が低下した液体(上澄み成分)や沈降物が直接ヘッド40に供給される場合がある。そのため、ヘッド40が吐出不良を起こしたり、被吐出媒体P上に良好な画像を記録できない場合がある。このような不具合は、第1供給管30における液体の流出側に容器20を設けることで低減することができる。具体的には、容器20は、第1供給管30内の沈降物や上澄み成分を一時的に貯留して、第1供給管30内の沈降物や上澄み成分と容器20内の液体とを攪拌手段によって攪拌することができる。これにより、ヘッド40には、液体に含まれる沈降し得る成分の濃度低下を低減した液体を供給することができる。
本実施形態における液滴吐出装置が有する容器の攪拌手段としては、特に限定されず、例えば以下の機構を有するものを挙げることができる。
例えば、容器20は、特開2002−225255号公報に記載されているようなX・Y移動機構(X―Y平面を移動する)を備えたキャリッジに搭載されていても良い。この場合には、キャリッジの移動に伴って容器20が移動するので、容器20内の液体を攪拌することができる。また、図2に示すように、液滴吐出装置がライン型のヘッド40を備える場合において、ライン型のヘッド40の傍らに容器20があっても良い。この場合、図3に示すように、容器20に取り付けた振動装置35を用いて、容器20内に配置された攪拌子15を移動させて、容器20内の液体の攪拌を行っても良い。
また、図4に示すように、容器20を交互に傾ける傾斜装置36を用いて、容器20内で攪拌子15を移動させて、容器20内の液体の攪拌を行っても良い。その他、図5に示すように、容器20の外側から磁石37を動かして磁性金属製の攪拌子15を移動させて、容器20内の液体の攪拌を行っても良い。
本実施形態における攪拌手段は、攪拌子を一方向に移動させて攪拌させるものに限定されない。例えば、図6に示すように、X―Y平面で稼動する可動装置39に容器20を取付け、容器20の中の攪拌子15を可動装置39により容器20内を移動させ、容器20内の液体の攪拌を行っても良い。その他、液滴吐出装置は、攪拌子15を移動させる公知の攪拌手段を採用することができる。
ここで、ライン型のヘッドとは、ヘッドが被吐出媒体の幅よりも広く形成され、ヘッドが移動せずに被吐出媒体に液滴を吐出して所望の画像を形成するものを示す。なお、液滴吐出装置に備えられたヘッドがライン型のヘッドである場合には、容器の設置位置は特に限定されない。なお、第2供給管は、その内部の液体を攪拌子15で攪拌することができないので、可能な限り短い方がよい。また、ヘッドとしてライン型のヘッドを用いる場合において、容器およびヘッドは、隣あって設けられていることが好ましい。
また、シリアル型のヘッドとは、所定方向に移動可能なキャリッジにヘッドが搭載されており、キャリッジの移動に伴ってヘッドが移動することにより被吐出媒体上に所望の画像を形成するものを示す。なお、液滴吐出装置に備えられたヘッドがシリアル型のヘッドである場合には、容器の設置位置は特に限定されず、例えば、キャリッジ上に搭載することができる。
液滴吐出装置がシリアル型ヘッドを備えている場合において、上記以外の攪拌手段としては、キャリッジ上に容器を搭載してキャリッジの所定方向への移動とともに容器を移動させて容器内の液体を攪拌させる機構が挙げられる。このように、容器がキャリッジに搭載されていると、容器内の液体を攪拌させる機構を別に設ける必要がなく、キャリッジの移動機構を利用して容器内の液体を攪拌することができる。そのため、容器をキャリッジに搭載すると、攪拌効率の優れた液滴吐出装置を容易に得られるという観点から優れている。なお、容器をキャリッジに搭載した上記の攪拌手段を用いる場合には、容器の内部にあらかじめ攪拌子を配置することが好ましい。これにより、キャリッジの移動とともに容器内の攪拌子が移動するので、容器内の液体の攪拌効率を向上させることができる。
図1は、シリアル型ヘッドを有する液滴吐出装置100を示すものである。具体的には、図1における液滴吐出装置100は、容器20がキャリッジ50Aに搭載されており、容器20内の液体の攪拌手段として容器20内に攪拌子15が配置されている。また、容器20は、第1供給管30を介して収容部10に接続されており、第2供給管32を介してヘッド40に接続されている。
本実施形態に係る液滴吐出装置100の容器20の形状は、図1の例では、円筒形状であるが、これに限定されるものではなく、例えば直方体形状、楕円筒形状等であってもよい。
また、容器20の容積は、第1供給管30の容積以上であり、好ましくは第1供給管30の容積の1倍以上5倍以下であり、より好ましくは第1供給管30の容積の1.5倍以上5倍以下である。容器20の容積が第1供給管30の容積以上であると、第1供給管30内において沈降し得る成分の濃度が低下した液体(上澄み成分)を容器20に供給しても、容器20内で実用上問題の無い水準まで液体に含まれる沈降し得る成分の濃度を回復することができる。これにより、沈降し得る成分の濃度低下が低減された液体をヘッド40に供給することができ、ヘッド40から良好な液体を吐出することができる。具体的には、液滴吐出装置100が長時間放置された後に、容器20に対する第1供給管30内の上澄み成分の供給が開始されると、第1供給管30内の上澄み成分の全てが容器20内に供給されるまで、容器20内の沈降し得る成分の濃度が低下し続ける。このとき、容器20の容積が第1供給管30の容積以上であっても、容器20内の沈降し得る成分の濃度は低下するが、その低下率を少なくすることができる。これにより、沈降し得る成分の濃度低下が低減された液体をヘッド40に供給することができる。
一方、容器20の容積が第1供給管30の容積未満であると、ヘッド40に供給される液体に含まれる沈降し得る成分の濃度低下が大きくなり、ヘッド40から良好な液体を吐出できない場合がある。また、容器20をキャリッジ50Aに搭載した場合において、容器20の容積が第1供給管30の容積の5倍を超えると、容器20内で貯留される液体量が多くなり、キャリッジ50Aが移動しにくくなる場合がある。なお、本発明において、容器20の容積とは、容器20内部の体積のことをいい、第1供給管30の容積とは、第1供給管30内部の体積のことをいう。また、第2供給管32の容積とは、第2供給管32内部の体積のことをいう。さらに、ヘッド40の容積とは、ヘッド40内部における液体が充填される部分の体積のことをいう。
1.4.ヘッド
本実施形態に係る液滴吐出装置100は、容器20と接続され、容器20から供給される液体を吐出するヘッド40を有する。ヘッド40は複数のノズル孔を有していてもよく、ノズル孔から液体を吐出することができる。本実施形態に係る液滴吐出装置100が有するヘッド40は、上述したライン型ヘッドであっても、シリアル型ヘッドであってもよい。図1の例では、ヘッド40は、シリアル型ヘッドであって、キャリッジ50Aに搭載されており、第2供給管32を介して容器20と接続されている。ヘッド40は、第2供給管32から供給された液体を吐出することができる。
ヘッド40に供給される液体は、容器20内において攪拌され、沈降し得る成分の濃度低下が低減されたものである。これにより、ヘッド40は、沈降し得る成分の濃度低下の低減された液体を吐出することができる。
1.5.搬送機構
本実施形態に係る液滴吐出装置は、被吐出媒体(図示せず)を搬送する搬送機構(図示せず)を有することができる。搬送機構は、ヘッドから吐出された液体を着弾させることが可能な位置に被吐出媒体を移動させる。これにより、被吐出媒体上に所望の画像を形成することができる。搬送機構は、被吐出媒体を移動させる機構を備えていれば特に限定されず、例えばローラーおよびモーター等によって構成されていてもよい。この場合には、モーターの駆動力によってローラーを回転させて、ローラーの回転によって被吐出媒体を移動させることができる。また、搬送機構が設けられる位置は、特に限定されるものではなく、例えばヘッド40の吐出面と対向する位置に設けることができる。
被吐出媒体としては、特に限定されるものではないが、例えば、普通紙、マット紙、光沢紙、ガラス、塩化ビニルなどのプラスチックフィルム、基材にプラスチックや受容層をコーティングしたフィルム等が挙げられる。
1.6.キャリッジ
本実施形態に係る液滴吐出装置は、所定の方向に移動するキャリッジを有することができる。図1において、キャリッジ50Aは、例えば、駆動源となるキャリッジモーター(図示せず)の動力によって主走査方向MSDに往復運動することができる。容器20がキャリッジ50Aに搭載されており、容器20内部に攪拌子15を有する場合には、キャリッジ50Aが移動することによって、キャリッジ50Aに搭載された容器20内の攪拌子15が移動するので、容器20内の液体をより効率的に攪拌することができる。また、ヘッドがキャリッジに搭載されているシリアル型ヘッドである場合には、キャリッジ50Aの移動に伴ってヘッド40から液体を吐出することができるので、所望の位置に液体を吐出することができる。
1.7.排出手段
本実施形態に係る液滴吐出装置は、容器20内の液体をヘッド40から排出する排出手段に相当する吸引手段を有することができる。吸引手段としては、例えば、真空ポンプ、チューブポンプ等を挙げることができる。チューブポンプによる液体の吸引は、例えば、特開2003−165231号公報の図13に記載されている機構を用いることができる。
本実施形態における液滴吐出装置100において、ヘッド40から液体が吸引されると、容器20内の液体がヘッド40から排出されるとともに、第1供給管30内の液体が容器20内に供給され、併せて容器20内の液体が第2供給管32内に供給される。これにより、ヘッド40から被吐出媒体に対しての液体吐出動作(吐出動作)の前に、第2供給管32内の液体に含まれる成分の濃度を良好に保つことができる。
また、容器20内の液体を排出する排出手段は、上述した吸引を行うポンプ(吸引手段)に限定されない。例えば、従来から行われているような、ヘッド40から液体吸収パッドに対して液体の吐出を行って、ヘッド40のノズル孔のメンテナンスを行う手段(フラッシング)であっても良い。その他、被吐出媒体に液体の吐出を行わず、ヘッド40から液体を排出する他の手段であっても良い。
なお、容器20内の容積は、上述した第1供給管30の容積との関係を満たすとともに、第2供給管32の容積とヘッド40の容積との合計以上であることが好ましい。このような関係を満たすとき、上述の容器20内の液体の排出を行う場合において、容器20内の液体を全て排出すると、第2供給管32内およびヘッド40内部が容器20内から供給された液体で占められる。このとき、第2供給管32内およびヘッド40内部の液体は、容器内で十分攪拌されたものである。そのため、ヘッドから液体の吐出を行うと、液体に含まれる成分の濃度がヘッドより最初に吐出される液体から良好なものとすることができる。
1.8.作用効果
本実施形態に係る液滴吐出装置100は、容器20の容積が第1供給管30の容積以上であるので、容器20内で実用上問題の無い水準まで液体に含まれる沈降し得る成分の濃度を回復することができる。これにより、沈降し得る成分の濃度低下の低減された液体をヘッド40に供給することができ、ヘッド40から良好な液体を吐出することができる。
2.インクジェットプリンター
本発明に係る液滴吐出装置は、インクジェットプリンターに適用することができる。本実施形態では、液滴吐出装置100が適用されたシリアル型ヘッドを備えたインクジェットプリンター300について説明する。なお、本発明に係る液滴吐出装置をシリアル型ヘッドを備えたインクジェットプリンターに適用した例を示したが、これに限定されるものではない。本発明に係るインクジェットプリンターは、例えばライン型ヘッドを備えたインクジェットプリンターに適用してもよい。
図7は、液滴吐出装置100を含むインクジェットプリンター300を模式的に示す斜視図である。本実施形態に係るインクジェットプリンター300は、図7に示すように、制御部60と、収容部10と、第1供給管30と、第2供給管32と、駆動部50と、給紙部70と、吸引部80と、を有することができる。
収容部10、第1供給管30、第2供給管32、および収容部10に収容される液体については、「1.液滴吐出装置」で説明したので、その説明を省略する。
制御部60は、CPUとメモリーとを有するコンピューターを利用して構成されることができる。制御部60は、収容部10、駆動部50、給紙部70、および吸引部80を制御する機能を担う。
駆動部50は、キャリッジ50Aと、駆動ベルト50Bと、キャリッジモーター50Cと、を有することができる。駆動部50は、フレキシブルケーブル62を介して制御部60と接続されており、制御部60によって制御されている。
駆動部50は、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに往復移動させる機能を有する。具体的には、キャリッジ50Aの駆動源となるキャリッジモーター50Cの動力によって、キャリッジ50Aと接続されている駆動ベルト50Bを駆動させ、キャリッジ50Aを所定方向MSDへ往復移動させる。
キャリッジ50Aには、「1.液滴吐出装置」で説明したように、容器20と、ヘッド40と、が搭載されている。キャリッジ50Aを所定の方向MSDに移動させた際に、ヘッド40から適宜液滴が吐出され、記録紙Pへの記録が行われる。
ヘッド40は、液滴を吐出する複数のノズルを有することができる。また、ヘッド40の液滴の吐出方法は、特に限定されるものではなく、例えばインクジェット吐出方法を利用することができる。インクジェット吐出方法としては、従来公知の方法はいずれも使用でき、例えば、ピエゾ式インクジェット、サーマルジェット式インクジェット等を挙げることができる。
給紙部70は、その駆動源となる給紙モーター(図示せず)と、給紙モーターの作動により回転する給紙ローラー72と、を備えている。給紙部70は、記録紙Pを所定の方向MSDと交差する方向に搬送することができる。なお、給紙部70は、「1.液滴吐出装置」において説明した搬送機構に相当する。
吸引部80は、「1.液滴吐出装置」で説明した排出手段と同様の構成であってもよく、「1.液滴吐出装置」で説明した排出手段と共用してもよい。具体的には、図7に示すように、キャップ装置82と、チューブポンプ(図示せず)と、を備えることができる。吸引部80は、ヘッド40にキャップ装置82を接続してヘッド40の液体の吐出面を密閉した後、キャップ装置82に接続されたポンプローラー(図示せず)によってチューブ(図示せず)内の空気を排出することにより、ヘッド40を介して容器20内の液体を排出することができる。これにより、ヘッド40のノズル孔等の詰まり等を防止することができる。また、吸引部80は、ヘッド40のノズル孔の詰まりを防止することに限らず、例えば、第1供給管30内や第2供給管32内の沈降成分や液体を吸引するために使用することができる。なお、吸引方法については、上記のポンプローラー等を用いる方法に限らず、公知の方法を用いることができる。
本実施形態に係るインクジェットプリンター300は、上述した液滴吐出装置100を備えているので、沈降し得る成分の濃度低下の低減された液体をヘッド40に供給することができ、ヘッド40から良好な液体を吐出することができる。
本発明では、液滴吐出装置100をインクジェットプリンター300等の画像記録装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、液滴吐出装置100は、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射装置、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)、電気泳動ディスプレー等の電極やカラーフィルターの形成に用いられる液体材料噴射装置等にも適用することができる。
3.実施例
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
3.1.白色インク組成物の調製
下記の組成からなる白色インク組成物A〜Dを調製した。なお、各白色インク組成物に含まれる二酸化チタンの平均粒径は、体積平均径(Mv)を示すものであり、動的光散乱法を測定原理とするナノトラック粒度分布測定装置UPA−EX150(製品名、日機装株式会社製)を用いて測定されたものである。また、体積平均径(Mv)とは、体積で重みづけされた平均径のことを指し、粒子毎の体積および直径の測定値を基に下記式によって算出される。
体積平均径(Mv)=Σ(Vi・di)/Σ(Vi)
(なお、式中、Viは粒子iの体積(i=1,2,・・・,N)を示し、diは粒子iの直径(i=1,2,・・・,N)を示す。)
(1)白色インク組成物A
二酸化チタン(平均粒径440nm、比重4.3):10.0質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2.0質量%
1,2−ヘキサンジオール:5.0質量%
グリセリン:10.0質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
(2)白色インク組成物B
二酸化チタン(平均粒径440nm、比重4.3):5.0質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2.0質量%
1,2−ヘキサンジオール:5.0質量%
グリセリン:10.0質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
(3)白色インク組成物C
二酸化チタン(平均粒径440nm、比重4.3):3.0質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2.0質量%
1,2−ヘキサンジオール:5.0質量%
グリセリン:10.0質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
(4)白色インク組成物D
二酸化チタン(平均粒径440nm、比重4.3):2.8質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2.0質量%
1,2−ヘキサンジオール:5.0質量%
グリセリン:10.0質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
3.2.二酸化チタン濃度の許容低下率
所定濃度の沈降し得る成分を含むインク組成物を用いて画像の記録を行う際に、インク組成物中における沈降し得る成分の濃度が、どの程度まで低下しても良好な画像を記録することができるかを検証した。具体的には、以下の実験を行い、沈降し得る成分の濃度低下の許容できる範囲を決定した。
まず、白色インク組成物Aをインクジェットプリンター(セイコーエプソン株式会社製、商品名「PX−G930」)の専用カートリッジのインク室に充填した。そして、インクカートリッジをプリンターに装着し、被吐出媒体(「OHPシート」コクヨ株式会社製)に対してベタパターン画像の記録を行った。記録は、解像度1440×1440dpiで、duty100%で行った。このようにして、評価基準Aを得た。
次に、二酸化チタン濃度の許容低下率を決定するために、上記の評価基準用サンプルAの作成方法と同様にして、白色インク組成物B〜Dを用いて白色インク組成物毎にベタパターン画像を形成し、許容低下率の確認用サンプルB〜Dを得た。
上記の様にして得られた評価基準AおよびサンプルB〜Dを、分光測光器(製品名:Spectrolino、GretagMacbeth社製)によって測色して、L値(白色度)を測定した。なお、測色時には、評価用サンプルの下に黒色用紙を敷いた。黒色用紙は、インクジェットプリンター(製品名:PM−A700,セイコーエプソン社製)を用いて、写真用紙(製品名:クリスピア,セイコーエプソン社製)に、黒ベタ画像を記録して得られたものである。また、Lが高いほど、白色度に優れていることを示す。このようにして測定されたL値は、評価基準Aが75、サンプルBが71、サンプルCが67、サンプルDが64、であった。
また、評価基準Aと、サンプルB〜Dと、を目視にて比較した。その結果、サンプルBは、評価基準Aとほとんど差が認められないレベルであった。また、サンプルCは、評価基準Aからの白色度の低下が認められたが、実用上の使用に耐え得るレベルであった。一方、サンプルDは、評価基準Aからの白色度の低下が著しく認められ、実用上の使用が困難なレベルであった。
以上の結果から、白色インク組成物に含有される二酸化チタン濃度が3.0%まで低下しても、実用上の使用できるレベルの画像を記録できることが示された。
3.3.二酸化チタン濃度の評価用サンプルの作成
二酸化チタン濃度の評価用サンプルの作成には、インクジェットプリンター(製品名「EPSON PX−G930」、セイコーエプソン株式会社製)のキャリッジ上に上述した容器20を搭載し、容器20を第2供給管32を介してヘッドに接続した。なお、容器20は、長手方向がキャリッジの移動方向(水平方向)に平行となるように取り付けた。また、容器20内部、ヘッド内部および第2供給管32内部は、上記「4.1.白色インク組成物の調製」で調製した白色インク組成物Aで満たした。
なお、容器20には、円筒形状であるものを用い、容器20内部に配置された攪拌子15には、球体であるものを用いた。また、ヘッド内および第2供給管32内の容量の合計は、3mlであった。
(1)例1
第2供給管32内およびヘッド内の液体3mlをフラッシング動作によって除去した。次に、容器20内にグリセリン40質量%を含む水溶液(以下、「グリセリン水溶液」ともいう。)の供給を開始すると同時に、キャリッジを所定の方向に往復移動させながら、ヘッドから液体を吐出させた。このとき、1ml毎に吐出された液体をサンプル瓶に保存して、例1に係る評価用サンプルを得た。なお、例1で用いた容器20の容積は、5mlであった。
ここで、容器20に対するグリセリン水溶液の供給は、液滴吐出装置が第1供給管を有する場合において、第1供給管内の液体に含まれる沈降し得る成分が最も沈降し、上澄み成分のみが容器20に供給される場合を想定して行ったものである。
(2)例2
容器20の容積を10mlとした以外は、例1と同様にして、例2に係る評価用サンプルを得た。
(3)例3
容器20の容積を15mlとした以外は、例1と同様にして、例3に係る評価用サンプルを得た。
(4)例4
容器20の容積を20mlとした以外は、例1と同様にして、例4に係る評価用サンプルを得た。
(5)例5
容器20の容積を30mlとした以外は、例1と同様にして、例5に係る評価用サンプルを得た。
(6)例6
容器20の容積を40mlとした以外は、例1と同様にして、例6に係る評価用サンプルを得た。
(7)例7
容器20の容積を50mlとした以外は、例1と同様にして、例7に係る評価用サンプルを得た。
3.4.二酸化チタン濃度の評価用サンプルの評価試験
分光光度計(日立株式会社製、製品名「U−3300」)を用いて、例1〜例7の評価用サンプルの液体中の二酸化チタン濃度を測定した。
3.5.評価結果
上記試験の評価結果を図8に示す。
図8に示すように、容器の容積が容器に供給されるグリセリン水溶液の量(第1供給管の容積に相当)の1.0倍以上であると、いずれの容器を用いても回収された液体の二酸化チタン濃度が3.0%以上であることが確認できた。これにより、容器の容積が第1供給管の容積以上であると、実用上問題が無いレベルの画像を記録できることが示された。なお、各容器の容積に対して1.0倍のグリセリン水溶液が供給された際に、回収された液体の二酸化チタン濃度を表1に示す。
Figure 2012035471
また、容器の容積が、容器に供給されるグリセリン水溶液の量(第1供給管の容積に相当)の1.5倍以上であると、いずれの容器を用いても回収された液体の二酸化チタン濃度が5.0%以上であることが確認できた。これにより、容器の容積が第1供給管の容積の1.5倍以上であると、良好な画像を記録できることが示された。なお、各容器の容積に対して2/3倍以上のグリセリン水溶液が供給された際に、回収された液体の二酸化チタン濃度を表2に示す。
Figure 2012035471
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…収容部、15…攪拌子、20…容器、30…第1供給管、32…第2供給管、35…振動装置、36…傾斜装置、37…磁石、39…可動装置、40…ヘッド、50…駆動部、50A…キャリッジ、50B…駆動ベルト、50C…キャリッジモーター、60…制御部、62…フレキシブルケーブル、70…給紙部、72…給紙ローラー、80…吸引手段、82…キャップ装置、100…液滴吐出装置、300…インクジェットプリンター

Claims (6)

  1. 液体を収容する収容部と、
    前記収容部と接続され、前記収容部から前記液体が供給される第1供給管と、
    前記第1供給管と接続され、前記第1供給管から前記液体が供給される容器と、
    前記容器から供給される前記液体を吐出するヘッドと、
    前記容器内の前記液体を攪拌させる攪拌手段と、
    を有し、
    前記容器の容積は、前記第1供給管の容積以上である、液滴吐出装置。
  2. 請求項1において、
    さらに、前記容器および前記ヘッドを搭載して所定方向に往復移動するキャリッジを有する、液滴吐出装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記容器の容積は、前記第1供給管の容積の5倍以下である、液滴吐出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記容器の容積は、前記第1供給管の容積の1.5倍以上5倍以下である、液滴吐出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記容器内の前記液体を前記攪拌手段により攪拌させながら、前記ヘッドから前記液体を吐出させる、液滴吐出装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記容器および前記ヘッドを接続する第2供給管と、
    前記第2供給管の容積と前記ヘッドの容積とを合わせた容積以上の前記液体を排出させる手段と、
    を有し、
    前記容器の容積は、前記第2供給管の容積と前記ヘッドの容積との合計以上である、液滴吐出装置。
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