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JP2012031755A - 建設機械 - Google Patents

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JP2012031755A
JP2012031755A JP2010170316A JP2010170316A JP2012031755A JP 2012031755 A JP2012031755 A JP 2012031755A JP 2010170316 A JP2010170316 A JP 2010170316A JP 2010170316 A JP2010170316 A JP 2010170316A JP 2012031755 A JP2012031755 A JP 2012031755A
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cooling
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JP2010170316A
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Shuhei Noguchi
修平 野口
Hajime Ishii
元 石井
Hajime Yoshida
肇 吉田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジン全体の軸方向寸法が増大することを抑制できる建設機械を提供する。
【解決手段】エンジン9には、クランク軸9Aに取付けられる駆動プーリ21と、該駆動プーリ21に隣接して同一平面C−C上に配置される第1の従動プーリ23とを設ける。また、駆動プーリ21と第1の従動プーリ23との間には、1本のベルト26を巻回して設ける。そして、ラジエータ33等の熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンは、駆動プーリ21に取付けられる第1の冷却ファン27と、第1の従動プーリ23に取付けられる第2の冷却ファン30との2個のファンにより構成する。これにより、冷却性能を確保したまま、コンパクト化、ファン騒音の低減化を図れる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイルローダ等の建設機械に関し、特に、熱交換器、冷却ファン等を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能なクローラ式の下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成され、上部旋回体の前部側には、作業装置が俯仰動可能に設けられている。そして、油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、油圧ショベルの上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後端側に設けられ作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して旋回フレームに搭載されたエンジンと、該エンジンの近傍に設けられ加熱された液体を冷却する熱交換器と、該熱交換器に対面して配置されエンジンによって駆動されることにより熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンとを備えて構成されている。
この場合、熱交換器は、エンジンの冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ等により構成され、エンジンの作動時に冷却ファンが回転することにより、熱交換器に向けて冷却風が供給され、冷却水、作動油等の冷却すべき液体を冷却することができる構成となっている。
ところで、市街地等の狭い作業場所での掘削に用いる油圧ショベルとして、小旋回式と呼ばれる小型の油圧ショベルが知られている。この小旋回式の油圧ショベルは、上部旋回体がほぼ下部走行体の車幅内で旋回できるようになっており、カウンタウエイトを旋回中心に近接させて配置することにより、上部旋回体をできるだけコンパクトに形成している。このため、小旋回式の油圧ショベルは、カウンタウエイトを旋回中心に近接させた分、カウンタウエイトの前側に位置する外装カバー内の機器収容スペースが非常に狭くなる。
一方、熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンは、例えば同じ冷却性能(ヒートバランス性能)を得ることを考えた場合、1個よりも2個設ける方が、冷却ファンの翼径を小さくすることができコンパクト化を図ることができると共に、冷却ファンの回転速度を小さく設定することができファン騒音の低減化を図ることができる。
そして、例えば特許文献1には、エンジンのクランク軸に軸方向に離間して一対の駆動プーリを設け、一方の駆動プーリによりベルトを介して駆動される従動プーリに第1の冷却ファンを設けると共に、他方の駆動プーリにより別のベルトを介して駆動される別の従動プーリに第2の冷却ファンを設けることにより、2個の冷却ファンを駆動させる構成が開示されている。
実開平4−121422号公報
ところで、上述した従来技術では、2個の冷却ファンを2本のベルトを用いて駆動する構成となっている。そして、2本のベルトが干渉しないようにするために、一方の駆動プーリ、ベルトおよび従動プーリに対し、他方の駆動プーリ、別のベルトおよび別の従動プーリが熱交換器側に突出して設けられている。このため、各駆動プーリ、各ベルト、各従動プーリを含むエンジン全体の軸方向寸法が増大するという問題がある。
しかも、上述した従来技術では、ベルトに張力(テンション)を付与するためのテンション付与機構をそれぞれのベルト毎に1個ずつ合計2個設ける必要があり、その分、部品点数の増大、構造の複雑化、軸方向寸法の増大を招くという問題もある。
特に、小旋回式の油圧ショベルにおいては、エンジンを含む搭載機器の収容スペースが制限されるため、上述のようにエンジン全体の軸方向寸法が増大することは好ましくない。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、2個の冷却ファンを設ける構成を採用しても、エンジン全体の軸方向寸法を小さくすることができる建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、作業装置が設けられ自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、前記車体に設けられ加熱された液体を冷却する熱交換器と、該熱交換器に対面して配置され前記エンジンによって駆動されることにより該熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記エンジンには、クランク軸に取付けられる駆動プーリと、該駆動プーリに隣接して同一平面上に配置される従動プーリとを設け、前記駆動プーリと従動プーリとの間には、1本のベルトを巻回して設け、前記冷却ファンは、前記駆動プーリに取付けられる第1の冷却ファンと、前記従動プーリに取付けられる第2の冷却ファンとの2個のファンにより構成としたことにある。
また、請求項2の発明は、前記従動プーリは、前記エンジンの冷却水を循環させる水ポンプの回転軸に取付ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、第1の冷却ファンと第2の冷却ファンとの2個の冷却ファンを設ける構成としたので、1個の冷却ファンで冷却を行う場合に比べ、冷却性能を確保したまま、コンパクト化、ファン騒音の低減化を図ることができる。しかも、同一平面上に配置され1本のベルトにより巻回される駆動プーリと従動プーリとにそれぞれ第1の冷却ファンと第2の冷却ファンとを取付ける構成としたので、2本のベルトを用いて2個の冷却ファンを駆動する従来技術に比べ、部品点数を低減できると共に、駆動プーリ、従動プーリ、ベルトを含むエンジン全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
このため、例えば小旋回式の油圧ショベルのようにエンジンを含む搭載機器の収容スペースが制限される場合でも、当該エンジンの周囲のスペースに余裕を持たせることができ、設計の自由度を向上できる。そして、スペースに余裕を持たせることができる分、例えばエンジンの周囲の他の搭載機器の性能や耐久性等を向上させることができ、建設機械の信頼性を高めることができる。
また、請求項2の発明によれば、エンジンの冷却水を循環させる水ポンプの回転軸に従動プーリを設ける構成としたので、当該従動プーリにより第2の冷却ファンと共に水ポンプも駆動させることができる。このため、従動プーリの数を低減することができ、この面からも、部品点数の低減、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1の油圧ショベルを外装カバーの後部側を省略した状態で拡大して示す平面図である。 エンジン、熱交換器、冷却ファン等をカウンタウエイトと省略した状態で示す図2中の矢示III−III方向からみた拡大側面図である。 熱交換器、冷却ファン等を示す図3中の(IV)部の拡大斜視図である。 エンジン等を示す図3中の矢示V−V方向からみた拡大断面図である。 エンジン、熱交換器、冷却ファン等を示す図5中の矢示VI−VI方向からみた拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態による建設機械として、例えば小旋回式と呼ばれる小型の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図中、1は建設機械としてのキャブ仕様の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置4とにより大略構成されている。
ここで、上部旋回体3は、図2に示すように、下部走行体2の車幅(左,右のクローラ2Aの間隔)とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有し、上方からみてほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行ったときに、後述するカウンタウエイト8の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回式の油圧ショベルとして構成されている。
また、上部旋回体3は、例えば厚肉な鋼板等を用いて形成された支持構造体をなす旋回フレーム5と、該旋回フレーム5の前部左側に設けられ運転室を画成するキャブ6と、該キャブ6の右側から後側にわたって設けられた外装カバー7と、旋回フレーム5の後端部に取付けられたカウンタウエイト8と、後述のエンジン9、油圧ポンプ11、水ポンプ15、第1の冷却ファン27、第2の冷却ファン30、ラジエータ33、オイルクーラ34、コンデンサ35等を含んで大略構成されている。
9は旋回フレーム5の後側に搭載されたエンジンで、該エンジン9は、クランク軸9Aの軸線が左,右方向に延在する横置き状態に配置され、その四隅が防振マウント10を介して旋回フレーム5に取付けられている。そして、エンジン9の左端側には油圧ポンプ11が取付けられ、該油圧ポンプ11はエンジン9によって駆動されることにより、各種のアクチュエータに向け作動油を圧油として吐出するものである。
また、エンジン9の左端側で油圧ポンプ11よりも上側にはマフラ12が取付けられている。ここで、マフラ12は、エンジン9から排出される排気ガスの浄化、排気音の消音等を行うものである。そして、マフラ12により浄化、消音等がされた排気ガスは、当該マフラ12からエンジン9の後部下側に向けて延びる排気管13を通じて外部に排出される構成となっている。
一方、エンジン9の右端側には、図3、図6等に示すように、下側寄りに位置してクランク軸9Aの先端部が突出しており、該クランク軸9Aの先端部には後述の駆動プーリ21が取付けられている。また、エンジン9の右端側でクランク軸9Aの上側には、後述する水ポンプ15が取付けられており、該水ポンプ15よりも前側には、図5等に示すように、後述のオルタネータ17がブラケット14を介して位置調節可能に支持されている。
15はエンジン9の右端側でクランク軸9Aの上側に取付けられた水ポンプ(ウォータポンプ)で、該水ポンプ15は、エンジン9によって駆動されることによりエンジン9の冷却水を循環させるものである。このために、水ポンプ15の回転軸15Aには、後述する第1の従動プーリ23が取付けられている。
ここで、水ポンプ15の回転軸15Aには、該回転軸15Aと一体に回転する接続部材16が、例えば締り嵌め、キー結合等の結合手段を用いて取付けられている。そして、この接続部材16には、後述する第1の従動プーリ23、第2のスペーサ31、第2の冷却ファン30が取付けられている。
17はエンジン9の右端側で水ポンプ15から前方に離間した位置に取付けられたオルタネータで、該オルタネータ17は、エンジン9によって駆動されることにより発電を行うものである。このために、オルタネータ17の回転軸(図示せず)にも、後述の第2の従動プーリ25が取付けられている。
また、オルタネータ17は、図5等に示すように、一方の取付部17Aがエンジン9側に回動可能に取付けられ、他方の取付部17Bはエンジン9のブラケット14に矢示A,B方向に位置調整可能に取付けられている。これにより、オルタネータ17の他方の取付部17Bをエンジン9のブラケット14に沿って矢示A方向に移動させたときには、後述のベルト26に適度な張りを与えることができる。一方、オルタネータ17の他方の取付部17Bをエンジン9のブラケット14に沿って矢示B方向に移動させたときには、ベルト26を緩めて取外すことができる。
次に、21はエンジン9のクランク軸9Aに取付けられた駆動プーリで、該駆動プーリ21は、後述のベルト26を介して、第1の従動プーリ23と第2の従動プーリ25とを駆動するものである。ここで、駆動プーリ21は、例えば樹脂材料等により円環状に形成され、外径側にベルト26を巻回するベルト溝21Aが設けられている。また、駆動プーリ21の内径側は、エンジン9のクランク軸9Aに、例えばキー結合等の結合手段を用いて取付けられている。これにより、駆動プーリ21はクランク軸9Aと一体に回転する。
また、駆動プーリ21の側面(エンジン9とは反対側の側面)には、複数のねじ穴21Bが周方向に等間隔に設けられている。そして、このねじ穴21Bに螺合するボルト22を用いて、駆動プーリ21に後述の第1のスペーサ29を取付ける構成となっている。
23は水ポンプ15の回転軸15Aに取付けられた第1の従動プーリで、該第1の従動プーリ23は、駆動プーリ21の上側に隣接して配置され、水ポンプ15の回転軸15Aに接続部材16を介して取付けられている。
ここで、第1の従動プーリ23は、例えば金属板にプレス加工等を施すことにより段付き円筒状に形成され、接続部材16と第2のスペーサ31とに挟持される内向きフランジ状の取付部23Aと、該取付部23Aの外周縁から水ポンプ15側に延びる円筒部23Bと、該円筒部23Bの端縁から外径側に向けて拡径し後述のベルト26を巻回するベルト溝23Cが設けられたフランジ部23Dとにより大略構成されている。
また、第1の従動プーリ23の取付部23Aには、複数のボルト挿通孔23Eが周方向に等間隔に設けられており、これら各ボルト挿通孔23Eに挿通されるボルト24は、接続部材16に螺合されている。そして、第1の従動プーリ23は、後述の第2のスペーサ31と第2の冷却ファン30と共にボルト24を用いて接続部材16に取付けられている。
また、第1の従動プーリ23を水ポンプ15の回転軸15Aに接続部材16を介して取付けた状態で、第1の従動プーリ23のベルト溝23Cは、駆動プーリ21のベルト溝21Aと同一平面C−C上に配置されている。
25はオルタネータ17に取付けられた第2の従動プーリで、該第2の従動プーリ25は、駆動プーリ21の上方で、かつ、第1の従動プーリ23の前方に離間して配置されている。ここで、第2の従動プーリ25は、例えば樹脂材料等により円環状に形成され、外径側に後述のベルト26を巻回するベルト溝(図示せず)が設けられている。また、第2の従動プーリ25は、オルタネータの17回転軸に、例えば一方向クラッチ等の接続部材(図示せず)を介して取付けることにより、第2の従動プーリ25の回転をオルタネータ17の回転軸に伝達できるように構成している。
そして、オルタネータ17の回転軸に第2の従動プーリ25を取付けた状態で、第2の従動プーリ25のベルト溝は、第1の従動プーリ23のベルト溝23Cおよび駆動プーリ21のベルト溝21Aと同一平面C−C上に配置されている。
26は駆動プーリ21と第1の従動プーリ23と第2の従動プーリ25との間に巻回して設けられた1本のベルトで、該ベルト26は、エンジン9のクランク軸9Aによって、水ポンプ15、オルタネータ17、後述の第1の冷却ファン27、第2の冷却ファン30を回転駆動させるものである。ここで、ベルト26は、例えばVベルトと呼ばれる断面V字状の無端ベルトにより構成され、駆動プーリ21と第1の従動プーリ23と第2の従動プーリ25の各ベルト溝21A,23Cに巻回されることにより、駆動プーリ21の回転を第1の従動プーリ23と第2の従動プーリ25とに伝達するものである。
27は駆動プーリ21に取付けられた第1の冷却ファンで、該第1の冷却ファン27は、後述のラジエータ33に対面して配置されている。ここで、第1の冷却ファン27は、円筒部27Aと、該円筒部27Aの内周側に設けられた内向きフランジ状の取付部27Bと、円筒部27Aの外周側に列設された複数枚の羽根27Cとによって構成されている。
そして、第1の冷却ファン27の取付部27Bを、ボルト28を用いて第1のスペーサ29に取付けることにより、該第1のスペーサ29を介して第1の冷却ファン27を駆動プーリ21に取付ける構成となっている。これにより、第1の冷却ファン27は、エンジン9によって駆動される駆動プーリ21と共に回転し、後述のラジエータ33、オイルクーラ34、コンデンサ35に向けて冷却風を供給する。
また、第1のスペーサ29は、第1の冷却ファン27と駆動プーリ21との間の軸方向寸法を調節する役目を有している。すなわち、第1の冷却ファン27と駆動プーリ21との間に設けられた第1のスペーサ29の軸方向寸法と、後述の第2の冷却ファン30と第1の従動プーリ23との間に設けられた第2のスペーサ31の軸方向寸法とを適宜設定することにより、第1の冷却ファン27と第2の冷却ファン30とが同一平面D−D上に位置するようにしている。
30は第1の従動プーリ23に取付けられた第2の冷却ファンで、該第2の冷却ファン30も、第1の冷却ファン27と同様に、後述のラジエータ33に対面して配置されている。ここで、第2の冷却ファン30も、円筒部30Aと、該円筒部30Aの内周側に設けられた内向きフランジ状の取付部30Bと、円筒部30Aの外周側に列設された複数枚の羽根30Cとによって構成されている。
そして、第2の冷却ファン30の取付部30Bを、ボルト24を用いて第2のスペーサ31に取付けることにより、該第2のスペーサ31を介して第2の冷却ファン30を第1の従動プーリ23に取付ける構成となっている。これにより、第2の冷却ファン30は、駆動プーリ21とベルト26とを介してエンジン9によって駆動される第1の従動プーリ23と共に回転し、後述のラジエータ33、オイルクーラ34、コンデンサ35に向けて冷却風を供給する。
32は後述のラジエータ33の裏面側(エンジン9に対面する側)に取付けられたファンシュラウドで、該ファンシュラウド32は、第1の冷却ファン27と第2の冷却ファン30とからラジエータ33等に供給される冷却風の流れを整えるものである。ここで、ファンシュラウド32は、ラジエータ33に取付けられる取付部32Aと、第1の冷却ファン27の外周側を取囲む第1の円筒部32Bと、第2の冷却ファン30の外周側を取囲む第2の円筒部32Cとにより大略構成されている。そして、各冷却ファン27,30から供給される冷却風が外径側に逃げるのを各円筒部32B,32Cにより抑制し、ラジエータ33等を効率よく冷却できるようにしている。
33は熱交換器としてのラジエータで、該ラジエータ33は、図2等に示すように、エンジン9の右側に位置して前,後方向に延びるように旋回フレーム5上に設けられている。ここで、ラジエータ33は、エンジン9によって加熱された冷却水の熱を熱交換して冷却風中に放出することにより、エンジン9の冷却水を冷却するものである。
34は熱交換器としてのオイルクーラで、該オイルクーラ34は、ラジエータ33の正面側(エンジン9と反対側)に取付けられている。そして、オイルクーラ34は、各種のアクチュエータから作動油タンク(図示せず)へと還流する作動油の熱を熱交換して冷却風中に放出することにより、この作動油を冷却するものである。
35は熱交換器としてのコンデンサで、該コンデンサ35は、オイルクーラ34の正面側に取付けられている。そして、コンデンサ35は、キャブ6内に設けられた空調装置に用いる冷媒(圧縮された冷媒)の熱を熱交換して冷却風中に放出することにより、この冷媒を冷却するものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、以下、その作動について説明する。
まず、エンジン9を駆動すると、クランク軸9Aが回転し、このクランク軸9Aの回転が駆動プーリ21、ベルト26、第1の従動プーリ23、第2の従動プーリ25を介して、水ポンプ15、オルタネータ17に伝達される。これにより、水ポンプ15はエンジン9とラジエータ33との間で冷却水を循環させ、オルタネータ17は発電を行ないバッテリ(図示せず)に給電する。
一方、駆動プーリ21により第1の冷却ファン27が回転駆動され、第1の従動プーリ23により第2の冷却ファン30が回転駆動されると、該各冷却ファン27,30は、ラジエータ33、オイルクーラ34、コンデンサ35に冷却風を供給し、該ラジエータ33、オイルクーラ34、コンデンサ35を流れる冷却水、作動油、冷媒を冷却する。
このとき、冷却風の供給を第1の冷却ファン27と第2の冷却ファン30との2個のファン27,30を用いて行う構成としたので、1個の冷却ファンで冷却を行う場合に比べ、冷却性能を確保したまま、冷却ファン27,30の翼径を小さくすることができコンパクト化を図ることができると共に、冷却ファン27,30の回転速度を小さく設定することができファン騒音の低減化を図ることができる。
しかも、同一平面C−C上に配置され1本のベルト26により巻回される駆動プーリ21と第1の従動プーリ23とにそれぞれ第1の冷却ファン27と第2の冷却ファン30とを取付ける構成とした。これにより、2本のベルトを用いて2個の冷却ファンを駆動する従来技術に比べ、部品点数を低減(ベルト、プーリ、テンション付与機構等を少なく)できると共に、駆動プーリ21、第1の従動プーリ23、ベルト26等を含むエンジン9全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
このため、例えば小旋回式の油圧ショベル1のようにエンジン9を含む搭載機器の収容スペースが制限される場合でも、当該エンジン9の周囲のスペースに余裕を持たせることができ、設計の自由度を向上できる。そして、スペースに余裕を持たせることができる分、例えばエンジン9の周囲の他の搭載機器の性能や耐久性等を向上させることができ、油圧ショベル1の信頼性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、エンジン9の冷却水を循環させる水ポンプ15の回転軸15Aに第1の従動プーリ23を設ける構成としたので、当該従動プーリ23により第2の冷却ファン30と共に水ポンプ15も駆動させることができる。このため、冷却ファンを駆動するだけの従動プーリを設ける場合に比べ、従動プーリ23,25の数を低減することができ、この面からも、部品点数の低減、小型化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、水ポンプ15の回転軸15Aに設けた第1の従動プーリ23に第2の冷却ファン30を取付ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばオルタネータに設けられた第2の従動プーリに第2の冷却ファンを取付ける構成としてもよい。また、例えば水ポンプを必要としない空冷式のエンジンの場合等には、冷却ファンのみを駆動するための従動プーリを設け、当該従動プーリに第2の冷却ファンを取付ける構成とすることもできる。
また、上述した実施の形態では、駆動プーリ21と第1の冷却ファン27との間に第1のスペーサ29を設け、これら駆動プーリ21と第1の冷却ファン27とが同じ回転速度で回転するように構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば駆動プーリと第1の冷却ファンとの間に、冷却風や熱交換器の温度に応じて冷却ファンの回転速度を調節することのできる接続装置(例えばファンドライブ装置)を設ける構成とすることもできる。この場合は、運転状況(冷却風や熱交換器の温度)に応じて冷却ファンの回転速度を可変にできるため、冷却性能、冷却効率をより一層高めることができる。
また、上述した実施の形態では、運転席の前,後、左,右、上方を覆うキャブ6を用いたキャブ仕様の油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、運転席の上方を覆うキャノピを用いたキャノピ仕様の油圧ショベルに適用してもよい。この場合は、例えば空調装置に用いる冷媒を冷却するコンデンサを省略することができる。
さらに、本実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイルローダ、油圧クレーン、ブルドーザ等の他の建設機械に適用してもよい。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
5 旋回フレーム
9 エンジン
9A クランク軸
15 水ポンプ
15A 回転軸
21 駆動プーリ
23 第1の従動プーリ
25 第2の従動プーリ
26 ベルト
27 第1の冷却ファン
30 第2の冷却ファン
33 ラジエータ(熱交換器)
34 オイルクーラ(熱交換器)
35 コンデンサ(熱交換器)

Claims (2)

  1. 作業装置が設けられた自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、前記車体に設けられ加熱された液体を冷却する熱交換器と、該熱交換器に対面して配置され前記エンジンによって駆動されることにより該熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンとを備えてなる建設機械において、
    前記エンジンには、クランク軸に取付けられる駆動プーリと、該駆動プーリに隣接して同一平面上に配置される従動プーリとを設け、
    前記駆動プーリと従動プーリとの間には、1本のベルトを巻回して設け、
    前記冷却ファンは、前記駆動プーリに取付けられる第1の冷却ファンと、前記従動プーリに取付けられる第2の冷却ファンとの2個のファンにより構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 前記従動プーリは、前記エンジンの冷却水を循環させる水ポンプの回転軸に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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