JP2012020970A - {2−アミノ−1,4−ジヒドロ−6−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピリジンジカルボン酸3−(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル5−イソプロピルエステル}の製造方法 - Google Patents
{2−アミノ−1,4−ジヒドロ−6−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピリジンジカルボン酸3−(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル5−イソプロピルエステル}の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】原料化合物に含まれる特定の不純物が反応して得られる副生物を含む粗アゼルニジピンから純度の高いアゼルニジピンを製造する方法を提供する。
【解決手段】イソプロピルアルコール100容量部に対して、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を5容量以上50容量部以下含む混合溶媒中に、アゼルニジピン、および下記式(2)
【化1】
で示される化合物が溶解した溶液を調製する調製工程、前記調製工程で得られた溶液中にアゼルニジピンの結晶を析出させる析出工程、および 前記析出工程で得られた結晶を取り出す分別工程とを含むことを特徴とするアゼルニジピンの製造方法を提供する。
【選択図】なし
Description
イソプロピルアルコール100容量部に対して、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を5容量部以上50容量部以下含む混合溶媒中に、下記式(1)
前記調製工程で得られた溶液中に前記式(1)で示される化合物の結晶を析出させる析出工程、および
前記析出工程で得られた結晶を取り出す分別工程
とを含むことを特徴とする前記式(1)で示されるアゼルニジピンの製造方法である。中でも、本発明が特に効果を発揮するのは、前記式(1)で示される化合物100質量部に対して、前記式(2)で示される化合物が0.01〜10質量部含まれる場合である。
本発明において、調製工程は、イソプロピルアルコール100容量部に対して、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を5容量部以上50容量部以下含む中に、下記式(1)
アゼルニジピンを合成する際の原料化合物である3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩は、前記の通り、公知の方法により製造することができる。前記方法により得られた3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩は、UV検出器(検出波長254nm)では確認できない不純物が含まれる。この不純物は、アゼルニジピンを合成する際、2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステルと反応して前記式(2)で示される化合物(第一副生物)へ転化されると考えられる。このような不純物は、前記式(3)で示される化合物(酢酸塩を含む)と考えられる。本発明は、このような前記式(3)で示される化合物を含む粗3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩を原料化合物として得られるアゼルニジピンの製造に適用される。
また、もう一方の原料化合物である2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステルも、特に制限されるものではなく、公知の方法により製造することができる。例えば、非特許文献1に示されている通り、3−ニトロベンズアルデヒドとアセト酢酸イソプロピルをピペリジン酢酸塩触媒下、イソプロピルアルコール中で反応させることにより得ることができる。このような反応で得られる2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステルは、非常に純度が高く、不純物は殆んど含まれない。
アゼルニジピンは、特許文献1に記載の方法に従い製造することができる。アゼルニジピンの合成に用いる3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩には、前記式(3)で示される化合物(酢酸塩を含む)が含まれる。3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩と2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステルの使用量は、2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステル1モルに対して、3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)酢酸塩を0.8〜2.0モルとすることが好ましく、さらには1.0〜1.2モルとすることが好ましい。
上記の通り、アゼルニジピンを合成する際、反応溶媒としてイソプロピルアルコールを使用した場合には、得られた反応溶液に、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を所定量加えることにより、アゼルニジピン、および第一副生物が溶解した溶液を調製することができる。また、この際、アゼルニジピンに対して溶媒量を調整する必要がある場合には、イソプロピルアルコールを加えるか、濃縮して留去した後、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を加えることもできる。こうすることにより原料化合物を反応させて得られる反応溶液から、アゼルニジピン、および第一副生物が溶解した溶液を調製することができる。
本発明においては、アゼルニジピン、および第一副生物をイソプロピルアルコール100容量部に対して、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を5容量部以上50容量部以下含む混合溶媒中に溶解させることが重要である。メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒は、1種類であってもよいし、2種以上使用してもよい。2種類以上使用する場合には、その合計量が前記範囲を満足すればよい。中でも、収率よく、より高純度のアゼルニジピンを製造するためには、エタノールを使用することが好ましい。
この析出工程においては、前記調製工程で調製された溶液中にアゼルニジピンの結晶を析出させるものである。アゼルニジピンの結晶を析出させる方法は、特に制限されるものではなく、混合溶媒を濃縮してもよいし、溶液を冷却することもできるし、種結晶を使用することもできる。
分別工程においては、特に制限されるものではなく、公知の方法により溶液中の結晶を取り出してやればよい。具体的には、デカンテーション、ろ過等の公知の方法により、アゼルニジピンの結晶と混合溶媒とを分離し、該結晶を取り出せばよい。中でも、ろ過により溶液と結晶とを分別し、得られた結晶を混合溶媒、またはイソプロピルアルコールで洗浄することが好ましい。
前記分別工程で取り出した結晶は、溶媒を乾燥する前にシクロヘキサンと混合することが好ましい。アゼルニジピンはシクロヘキサンには溶解しないため、該結晶とシクロヘキサンとを混合することによりスラリーとすることができる。スラリーとすることにより、混合溶媒がシクロヘキサンに移行するため、容易に溶媒の除去ができる。
装置システム:WATERS社製 型式2695−2489。
カラム:INERTSIL ODS(GLサイエンス社製)
−粒子径5μm 内径4.6mm×長さ250mm。
検出波長:254 nm。
カラム温度:40 ℃。
サンプル温度:25 ℃。
移動相:アセトニトリル/10mM KH2PO4水溶液=70/30(V/V)
流速:1.0mL/min。
この測定条件において、アゼルニジピンは約7分にピークを確認することができる。また、第一副生物は、約16分にピークを確認することができる。
(粗アゼルニジピンの合成 調製工程1)
窒素雰囲気下、0〜10℃に冷却したイソプロピルアルコール(IPA)2750mL中に2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステル550g(1.98mol)と3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル酢酸塩761g(1.98mol、1.0eq)を加え、0〜10℃の温度を超えないようにトリエチルアミン201g(1.98mol、1.0eq)を滴下し、50℃に昇温後、同温にて4時間反応を行った。反応終了後、反応溶液にイソプロピルアルコール2750mL、およびエタノール(EtOH)550mLを追加した。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:イソプロピルアルコール/エタノール=100容量部/10容量部であり、アゼルニジピン100質量部に対して混合溶媒が424質量部となった。該混合溶媒(溶液)中には、アゼルニジピンが1.94mol(1130.3g)、第一副生物が5.8mmol(2.3g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.2質量部であった。また、該溶液は、HPLC純度 アゼルニジピン99.5%、第一副生物0.3%であった。この溶液の組成を表1の調製工程1に示した。
調製工程1で得られた溶液を2時間かけて0〜5℃に冷却した。その後、該溶液を0〜5℃の範囲で保持し、15時間攪拌したところ結晶が析出した。
析出した結晶を濾取し、イソプロピルアルコール1650mLで洗浄し、湿体の粗アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体1237.9gを得た。この湿体の粗アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノールは、アゼルニジピン941g(1.62mol)、第一副生物0.9g(2.3mmol)、イソプロピルアルコール290g、エタノール6gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は81.6%、アゼルニジピンの面積百分率純度99.81%であり、第一副生物含有率(HPLC)は0.14%であった。この湿体(第一精製アゼルニジピン)の組成を表1の分別工程1に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して15質量部、質量が減少した。
減圧濃縮終了後、得られた濃縮物(混合物)にイソプロピルアルコール8550mLを加え、さらに減圧濃縮を行い、イソプロピルアルコール2850mLを回収し、減圧濃縮を終了後、エタノール950mLを追加した。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/17容量部 アゼルニジピン100質量部に対して混合溶媒を558質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピン100質量部に対して、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が2.3mol(0.9g)含まれていた。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.81%、第一副生物0.14%であった。この溶液の組成を表1の調製工程2に示した。
調製工程2で得られた溶液を80℃に加温した。同温にて30分間保持した後、2時間かけて10℃に冷却した。その後、該溶液を0〜10℃の範囲で保持し、8時間攪拌したところ結晶が析出した。
析出した結晶を濾取し、イソプロピルアルコール1900mLで洗浄し、湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体1141.2gを得た。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノールの組成は、アゼルニジピン849g(1.46mol)、第一副生物0.17g(0.44mmol)、イソプロピルアルコール285g、エタノール7gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は90.2%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.95%であり、第一副生物含有率(HPLC)は0.03%であった。この湿度の組成を表1の分別工程2に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して13質量部、質量が減少した。
上記工程で得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体990.15g(アゼルニジピン737g、第一副生物0.15g、溶媒類253g)にシクロヘキサン7650mLを加え、昇温し、40℃で3時間攪拌した。分散終了後、30℃以下まで冷却し、10〜30℃で1時間攪拌した。攪拌終了後、濾取した結晶を2550mLのシクロヘキサンで洗浄後、40℃以下で乾燥し、アゼルニジピン690.6gを得た。収率93.7%。アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)は99.95%であり、第一副生物含有率(HPLC)は0.03%であった。得られたアゼルニジピンの融点は125〜127℃であり、NMRスペクトル、IRスペクトル、XRDからアゼルニジピンであることを確認した。
窒素雰囲気下、0〜10℃に冷却したイソプロピルアルコール27.5L中に2−(3−ニトロベンジリデン)アセト酢酸イソプロピルエステル5.5kg(19.8mol)と3,3−ジアミノアクリル酸(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル酢酸塩7.61kg(19.8mol、1.0eq)を加え、0〜10℃の温度を超えないようにトリエチルアミン2.01kg(19.8mol、1.0eq)を滴下し、50℃に昇温後、同温にて4時間反応を行った。反応終了後、反応溶液にイソプロピルアルコール33.0Lを追加し、得られたイソプロピルアルコール(アゼルニジピン100質量部に対して、イソプロピルアルコールは429質量部となり、このイソプロピルアルコール中には、アゼルニジピンが19.4mol(11.303kg)、第一副生物が58mmol(23g)含まれていた。HPLC純度 アゼルニジピン99.5%、第一副生物0.3%であった。この溶液の組成を表2に示した。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調製工程)
製造例1で得られた濃縮物(混合物)にイソプロピルアルコール8550mLを加え、さらに減圧濃縮を行った。イソプロピルアルコール2850mLを回収し、減圧濃縮を終了後、エタノール400mLを追加した。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/7容量部 アゼルニジピン100質量部に対して混合溶媒510質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が4.2mmol(1.6g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.17質量部であった。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.60%、第一副生物0.26%であった。この溶液の組成を表3の調製工程に示した。
調製工程で得られた溶液を80℃に加温した。同温にて30分間保持した後、2時間かけて10℃に冷却した。その後、該溶液を0〜10℃の範囲で保持し、8時間攪拌したところ結晶が析出した。
析出した結晶を濾取し、イソプロピルアルコール1900mLで洗浄し、湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体1170.3gを得た。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は、アゼルニジピン894g、第一副生物0.27g、イソプロピルアルコール267g、エタノール9gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は95.0%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.92%であり、第一副生物含有率(HPLC)は0.05%であった。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物の量は0.03質量部であった。この湿体の組成を表3の分別工程に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して12質量部、質量が減少した。
得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体483.11g(アゼルニジピン369g、第一副生物0.11g、溶媒類114g)にシクロヘキサン3825mLを加え、昇温し、40℃で3時間攪拌した。分散終了後、30℃以下まで冷却し、10〜30℃で1時間攪拌した。攪拌終了後、濾取した結晶を1275mLのシクロヘキサンで洗浄後、40℃以下で乾燥し、アゼルニジピン347gを得た。収率94.0%。アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)は99.92%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.05%であった。得られたアゼルニジピンの融点は125〜127℃であり、NMRスペクトル、IRスペクトル、XRDからアゼルニジピンであることを確認した。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調製工程)
実施例2の調製工程において、追加したエタノールを2736mLとした以外は、実施例2と同様の操作を行った。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/48容量部 アゼルニジピン100質量部に対して、混合溶媒713質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が4.2mmol(1.6g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.17質量部であった。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.60%、第一副生物0.26%であった。この溶液の組成を表4の調製工程に示した。
調製工程で得られた溶液を80℃に加温し、実施例2と同様の操作(再結晶)を行った。
分別工程も実施例2と同様の操作を行った。得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は1104.08gであった。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は、アゼルニジピン781g、第一副生物0.08g、イソプロピルアルコール284g、エタノール39gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は83.0%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.96%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.02%であった。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物の量は0.01質量部であった。この湿体の組成を表4の分別工程に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して20質量部、質量が減少した。
前記湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体1042g(アゼルニジピン737g)を使用した以外は、実施例2と同様の操作で除去工程を実施した。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調製工程)
実施例2の調製工程において、追加したエタノールを950mLとした以外は、実施例2と同様の操作を行った。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/17容量部 アゼルニジピン100質量部に対して、混合溶媒558質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が4.2mmol(1.6g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.17質量部であった。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.60%、第一副生物0.26%であった。この溶液の組成を表5の調製工程に示した。
調製工程で得られた溶液を80℃に加温し、実施例2と同様の操作(再結晶)を行った。
分別工程も実施例2と同様の操作を行った。得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は1064gであった。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は、アゼルニジピン837g、第一副生物0.25g、イソプロピルアルコール210g、エタノール17gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は89.0%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.94%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.04%であった。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物の量は0.03質量部であった。この湿体の組成を表5の分別工程に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して10質量部、質量が減少した。
前記湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体937.22g(アゼルニジピン737g、第一副生物0.22g、溶媒類200g)を使用した以外は、実施例2と同様の操作で除去工程を実施した。
(粗アゼルニジピンの再結晶(調製工程・析出工程・分別工程)
実施例4において、エタノールを使用した代わりにメタノールを使用した以外は実施例4と同様の操作を行った。調製工程における溶液の組成を表6に示した。
前記精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・メタノール付加体958g(アゼルニジピン737g、第一副生物0.24g)を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行った。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調製工程・析出工程・分別工程)
実施例4において、エタノールを使用した代わりに酢酸エチルを使用した以外は実施例4と同様の操作を行った。調製工程における溶液の組成を表7に示した。
前記精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・酢酸エチル付加体958g(アゼルニジピン737g、第一副生物0.24g)を使用した以外は、実施例4と同様の操作を行った。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調製工程)
実施例2の調製工程において、追加したエタノールを60mLとした以外は、実施例2と同様の操作を行った。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/1.1容量部 アゼルニジピン100質量部に対して、混合溶媒481質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が4.2mmol(1.6g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.17質量部であった。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.60%、第一副生物0.26%であった。この溶液の組成を表8の調製工程に示した。
調製工程で得られた溶液を80℃に加温し、実施例2と同様の操作(再結晶)を行った。
分別工程も実施例2と同様の操作を行った。得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は1167gであった。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は、アゼルニジピン895g、第一副生物0.63g、イソプロピルアルコール270g、エタノール2gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は95.1%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.88%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.10%であった。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物の量は0.07質量部であった。この湿体の組成を表8の分別工程に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して13質量部、質量が減少した。
前記湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体961g(アゼルニジピン737g)を使用した以外は、実施例2と同様の操作で除去工程を実施した。
(粗アゼルニジピンの再結晶 調整工程)
実施例2の調製工程において、追加したエタノールを3420mLとした以外は、実施例2と同様の操作を行った。得られたイソプロピルアルコール/エタノール溶液は、混合溶媒比:100容量部/60容量部 アゼルニジピン100質量部に対して、混合溶媒772質量部であった。そして、この溶液には、アゼルニジピンが1.62mol(941g)、第一副生物が4.2mmol(1.6g)含まれていた。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物は0.17質量部であった。また、HPLC純度 アゼルニジピン99.60%、第一副生物0.26%であった。この溶液の組成を表9の調製工程に示した。
調製工程で得られた溶液を80℃に加温し、実施例2と同様の操作(再結晶)を行った。
分別工程も実施例2と同様の操作を行った。得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は647gであった。この湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体は、アゼルニジピン471g、第一副生物0.05g、イソプロピルアルコール156g、エタノール20gを含んでいた。アゼルニジピンの収率は50.0%であり、アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)99.96%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.02%であった。アゼルニジピン100質量部に対する第一副生物の量は0.01質量部であった。この湿体の組成を表9の分別工程に示した。また、一部乾燥を行ったところ、アゼルニジピン100質量部に対して15質量部、質量が減少した。
得られた湿体の精製アゼルニジピン・イソプロピルアルコール・エタノール付加体568g(アゼルニジピン369g)にシクロヘキサン3825mLを加え、昇温し、40℃で3時間攪拌した。分散終了後、30℃以下まで冷却し、10〜30℃で1時間攪拌した。攪拌終了後、濾取した結晶を1275mLのシクロヘキサンで洗浄後、40℃以下で乾燥し、アゼルニジピン347gを得た。収率94.0%。アゼルニジピンのHPLC純度(面積百分率純度)は99.96%であり、第一副生物含有率(HPLC)0.02%であった。得られたアゼルニジピンの融点は125〜127℃であり、NMRスペクトル、IRスペクトル、XRDからアゼルニジピンであることを確認した。
Claims (5)
- イソプロピルアルコール100容量部に対して、メタノール、エタノール、および酢酸エチルからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒を5容量部以上50容量部以下含む混合溶媒中に、下記式(1)
で示される化合物と下記式(2)
で示される化合物が溶解した溶液を調製する調製工程、
前記調製工程で得られた溶液中に前記式(1)で示される化合物の結晶を析出させる析出工程、および
前記析出工程で得られた結晶を取り出す分別工程
とを含むことを特徴とする前記式(1)で示される{2−アミノ−1,4−ジヒドロ−6−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピリジンジカルボン酸 3−(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル 5−イソプロピルエステル}の製造方法。 - 前記調製工程において、前記式(1)で示される化合物100質量部に対して、前記式(2)で示される化合物が0.01〜10質量部の割合で含まれる溶液を調製することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 前記分別工程で取り出した結晶とシクロヘキサンとを混合した後、50℃未満の温度で前記混合溶媒、およびシクロヘキサンを除去する除去工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記除去工程において、シクロヘキサンと混合する前記結晶が、前記式(1)で示される化合物100質量部に対して、イソプロピルアルコールを1〜50質量部含む湿体であることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
- 前記除去工程で得られる前記式(1)で示される化合物の融点が120℃以上130℃以下であることを特徴とする請求項3又は4に記載の製造方法。
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