JP2012011868A - ラック軸支持装置および車両用操舵装置 - Google Patents
ラック軸支持装置および車両用操舵装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012011868A JP2012011868A JP2010149224A JP2010149224A JP2012011868A JP 2012011868 A JP2012011868 A JP 2012011868A JP 2010149224 A JP2010149224 A JP 2010149224A JP 2010149224 A JP2010149224 A JP 2010149224A JP 2012011868 A JP2012011868 A JP 2012011868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack shaft
- shaft support
- sheet
- support member
- rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
【課題】騒音の少ないラック軸支持装置および車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】封止部材19の前面19aに摩擦低減シート20を固定する。摩擦低減シート20は、芯金29と、芯金29の前面29aに貼り付けられた、固体潤滑剤を含むシート30とを備える。路面からの逆入力を受けて傾いた状態で後退したラック軸支持部材18が、固体潤滑剤を含むシート30に片当たり状態で当接する(図4参照)。ラック軸支持部材18の片当たり箇所Bを、抵抗なくスムーズに、摩擦低減シート20の前面20aに沿って矢符Y1の方向へ滑らせて、ラック軸支持部材18および摩擦低減シート20の全面接触に導く。
【選択図】図4
【解決手段】封止部材19の前面19aに摩擦低減シート20を固定する。摩擦低減シート20は、芯金29と、芯金29の前面29aに貼り付けられた、固体潤滑剤を含むシート30とを備える。路面からの逆入力を受けて傾いた状態で後退したラック軸支持部材18が、固体潤滑剤を含むシート30に片当たり状態で当接する(図4参照)。ラック軸支持部材18の片当たり箇所Bを、抵抗なくスムーズに、摩擦低減シート20の前面20aに沿って矢符Y1の方向へ滑らせて、ラック軸支持部材18および摩擦低減シート20の全面接触に導く。
【選択図】図4
Description
本発明はラック軸支持装置およびこれを含む車両用操舵装置に関する。
ラックアンドピニオン式のステアリング装置には、通例、ラックとピニオンとの間のバックラッシを除去するためのラック軸支持装置が設けられている。
そのラック軸支持装置では、ハウジングに設けられた保持孔に、前後に摺動可能なラック軸支持部材(サポートヨーク)と、保持孔の入口を塞ぐ封止部材と、ラック軸支持部材と封止部材の間に介在した圧縮コイルばねとを収容している。圧縮コイルばねにより付勢されたラック軸支持部材によって、ラック軸を軸方向に摺動可能に支持するとともにラック軸をピニオン軸側へ押圧している。
そのラック軸支持装置では、ハウジングに設けられた保持孔に、前後に摺動可能なラック軸支持部材(サポートヨーク)と、保持孔の入口を塞ぐ封止部材と、ラック軸支持部材と封止部材の間に介在した圧縮コイルばねとを収容している。圧縮コイルばねにより付勢されたラック軸支持部材によって、ラック軸を軸方向に摺動可能に支持するとともにラック軸をピニオン軸側へ押圧している。
長期の使用によって、ラック軸およびラック軸支持部材の摺動部分の摩耗が進行すると、封止部材とラック軸支持部材との間の隙間が大きくなるため、ラック軸支持部材の前後方向のがたつきが大きくなる。その結果、ラトル音が発生するおそれがある。
そこで、ラック軸支持部材の前後のがたつきを抑制するために、封止部材とラック軸支持部材との間に介在し封止部材にカム結合された中間部材を、捩じりばねによって回転させることにより、中間部材を封止部材側へ移動させて、中間部材とラック軸支持部材との間の、増大した隙間を減じるようにしたラック軸支持装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
そこで、ラック軸支持部材の前後のがたつきを抑制するために、封止部材とラック軸支持部材との間に介在し封止部材にカム結合された中間部材を、捩じりばねによって回転させることにより、中間部材を封止部材側へ移動させて、中間部材とラック軸支持部材との間の、増大した隙間を減じるようにしたラック軸支持装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、中間部材とラック軸支持部材との間の上記隙間に、環状のゴム等の弾性部材を介在している。ラック軸支持部材がラック軸側からの逆入力を受けたときには、弾性部材が、当該弾性部材が収容されている環状凹部内に完全に収容されることにより、ラック軸支持部材が、封止部材により受けられた中間部材に当接する(隙間がゼロになる)。
また、捩じりばねによって中間部材をスムーズに回転させることができるように、弾性部材と中間部材との間に環状板を介在し、その環状板の中間部材側の面を低摩擦面に仕上げている。すなわち、ラック軸支持部材、ゴム等の環状の弾性部材および環状板は、回転せず、環状板に対して中間部材がスムーズに回転できるようにしている。
しかしながら、上記隙間を適正な量に調整しているにもかかわらず、路面からの逆入力を受けたときに、大きな打音による騒音が生じるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、騒音の少ないラック軸支持装置および車両用操舵装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、騒音の少ないラック軸支持装置および車両用操舵装置を提供することを目的とする。
本願発明者は、路面からの逆入力のときの騒音の原因が下記にあるという知見を得た。すなわち、路面からの逆入力が入るときに、ラック軸がねじられた状態でラック軸支持部材を押す。このため、ラック軸支持部材が傾きながら保持孔内を後退し、傾いた状態のラック軸支持部材の後端の外縁のみが、封止部材の前面に当接する、いわゆる片当たり状態となる。ラック軸支持部材の後端と封止部材の前面との間の摩擦が大きいと、ラック軸支持部材の後端の片当たり箇所が、封止部材の前面に引っ掛かった状態となる。そして、ラック軸支持部材を押す力が、上記摩擦に打ち勝ったときに、ラック軸支持部材が傾きを戻しながら、封止部材の端面に全面で衝突する。すなわち、一旦、ラック軸支持部材が傾いて引っ掛かった状態で蓄えられていたたエネルギが、一気に解放され、ラック軸支持部材が揺動しながら封止部材の端面を衝撃的に叩くことで、非常に大きな打音が発生するという知見を得た。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、上記目的を達成するため、本発明は、ハウジング(17)に形成された保持孔(16)内に上記保持孔の深さ方向(X1)に摺動可能に収容され且つラック軸(8)を摺動可能に支持するラック軸支持部材(18)と、上記保持孔の入口に固定された封止部材(19)と、上記封止部材によって受けられ上記ラック軸支持部材を上記ラック軸側に付勢する付勢部材(21)と、を備え、上記ラック軸支持部材の後面(18b)およびこれに対向する上記封止部材の前面(19a)の何れか一方に、固体潤滑剤を含む摩擦低減シート(20;120;220)が固定されているラック軸支持装置(15;115;215)を提供する(請求項1)。
例えば摩擦低減シートが封止部材の前面に固定されている場合に則して説明すると、路面からの逆入力を受けて傾いた状態で後退したラック軸支持部材が、片当たり状態で摩擦低減シートの前面に当接した際に、ラック軸支持部材の片当たり箇所を、抵抗なくスムーズに、摩擦低減シートの前面に沿って滑らせることができる。このため、片当たり状態でエネルギが蓄積されることがないので、ラック軸支持部材の後退時の打音を格段に小さくすることができる。その結果、騒音を小さくすることができる。
また、上記摩擦低減シートは、上記ラック軸支持部材の後面およびこれに対向する上記封止部材の前面の上記一方に固定された芯金(29;129;229)と、上記芯金の表面(29a;129a;229a)に設けられた、固体潤滑剤を含むシート(30;130;230)または被膜と、を含む場合がある(請求項2)。この場合、芯金によって、摩擦低減シートとして十分な強度を確保することができる。また、逆入力でラック軸支持部材が、例えば摩擦低減シートに片当たりした際に、その片当たり箇所を、固体潤滑剤を含むシートまたは固体潤滑剤を含む被膜によって抵抗なくスムーズに滑らせることができる。
また、上記摩擦低減シート(20)は、上記付勢部材としてのコイルばねの後端(21b)を受けている場合がある(請求項3)。この場合、付勢部材としてのコイルばねの倒れを抑制でき、安定した付勢荷重を得ることができる。
また、上記摩擦低減シート(120;220)は、上記付勢部材としてのコイルばねの後端を取り囲む環状をなす場合がある(請求項4)。この場合、摩擦低減シートを小型化でき、製造コストを安くすることができる。
また、上記摩擦低減シート(120;220)は、上記付勢部材としてのコイルばねの後端を取り囲む環状をなす場合がある(請求項4)。この場合、摩擦低減シートを小型化でき、製造コストを安くすることができる。
また、上記ラック軸支持装置を用いて上記ラック軸を軸方向に摺動可能に支持する車両用操舵装置(1)であれば、好ましい(請求項5)。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示している。図1を参照して、車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック8aを有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸8とを有している。ピニオン軸7およびラック軸8により舵取り機構としてのラックアンドピニオン機構Aが構成されている。
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示している。図1を参照して、車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック8aを有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸8とを有している。ピニオン軸7およびラック軸8により舵取り機構としてのラックアンドピニオン機構Aが構成されている。
ラック軸8は、車体に固定されるラックハウジング9内に、滑り軸受であるラックブッシュ50を介して、軸方向Z1に沿って直線往復動可能に支持されている。ラック軸8の両端部はラックハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド10が結合されている。各タイロッド10は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する転舵輪11に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン7aおよびラック8aによって、自動車の左右方向に沿ってのラック軸8の直線運動に変換される。これにより、転舵輪11の転舵が達成される。
図2を参照して、ピニオン軸7は、ピニオン7aを挟んだ上部7bと下部7cを有している。ピニオン軸7は、例えば玉軸受からなりピニオン軸7の上部7bを支持する第1の軸受12と、例えば針状ころ軸受からなりピニオン軸7の下部7cを支持する第2の軸受13とによって、ピニオンハウジング14内に回転可能に支持されている。ピニオン軸7のピニオン7aとラック軸8のラック8aとは、ピニオンハウジング14内で相互に噛み合わされている。
図2を参照して、ピニオン軸7は、ピニオン7aを挟んだ上部7bと下部7cを有している。ピニオン軸7は、例えば玉軸受からなりピニオン軸7の上部7bを支持する第1の軸受12と、例えば針状ころ軸受からなりピニオン軸7の下部7cを支持する第2の軸受13とによって、ピニオンハウジング14内に回転可能に支持されている。ピニオン軸7のピニオン7aとラック軸8のラック8aとは、ピニオンハウジング14内で相互に噛み合わされている。
車両用操舵装置1にはラック軸支持装置15が装備されている。ラック軸支持装置15は、円孔からなる保持孔16を有するハウジング17と、保持孔16に保持孔16の深さ方向X1に沿って摺動可能に収容され且つラック軸8のラック8aの背面である被支持面8bを摺動可能に支持するラック軸支持部材18と、保持孔16の入口にねじ込まれて固定された封止部材としての封止ねじ19とを備えている。保持孔16の入口における内周面16aに、雌ねじ部16bが形成され、この雌ねじ部16bに、上記封止ねじ19の雄ねじ部19cがねじ込まれている。
ラック軸支持装置15のハウジング17は、ピニオンハウジング14と単一の材料で一体に形成され、ラック軸8を隔ててピニオン軸7とは反対側に配置されている。ピニオンハウジング14およびハウジング17は例えばダイキャストにより製作される。
封止ねじ19の前面19aには、固体潤滑剤を含む円板状の摩擦低減シート20が固定されている。ラック軸支持装置15は、ラック軸支持部材18と摩擦低減シート20との間に介在する付勢部材21を備えている。付勢部材21は、ラック軸支持部材18をラック軸8側へ弾性的に付勢する例えば圧縮コイルばねからなる。
封止ねじ19の前面19aには、固体潤滑剤を含む円板状の摩擦低減シート20が固定されている。ラック軸支持装置15は、ラック軸支持部材18と摩擦低減シート20との間に介在する付勢部材21を備えている。付勢部材21は、ラック軸支持部材18をラック軸8側へ弾性的に付勢する例えば圧縮コイルばねからなる。
ラック軸支持部材18の前面18aには、ラック軸8を軸長方向に摺動自在に支持する凹面22が形成されている。この凹面22にはラック軸8の周面に摺接するパッド23が取り付けられている。ラック軸支持部材18の後面18bには、付勢部材21を収容する凹所24が設けられている。その凹所24の底には、付勢部材21の前端21aの内径に遊嵌する突起からなるガイド25が形成されている。
ラック軸支持部材18の外周面18cには、周方向に延びて環状をなす一対の収容溝26が形成され、各収容溝26には例えばOリングからなる環状の弾性部材27がそれぞれ収容され、保持孔16の内周面16aに弾性的に接触している。一対の弾性部材27はラック軸支持部材18を径方向に弾性支持し、ラック軸支持部材18のがたつきを防止する。
封止ねじ19の前面19aに固定された摩擦低減シート20の前面20aと、ラック軸支持部材18の後面18bとは、所定の隙間Sをあけて対向している。この隙間Sの量は、封止ねじ19のねじ込み位置の調整により、例えば0.05〜0.1mmの範囲内の所定値に厳密に調整されている。
封止ねじ19の後面19bには、封止ねじ19を回動操作する工具に係合するための工具係合孔28が形成されている。工具係合孔28は例えば断面多角形形状に形成される。
封止ねじ19の後面19bには、封止ねじ19を回動操作する工具に係合するための工具係合孔28が形成されている。工具係合孔28は例えば断面多角形形状に形成される。
図2の拡大図である図3を参照して、摩擦低減シート20は、封止ねじ19の前面19aに固定された円板状の芯金29を有している。芯金29の表面としての前面29aに、固体潤滑剤を含むシート30が貼り付けられている。固体潤滑剤としては、例えば、PTFE、二硫化モリブデン、グラファイト等を用いることができる。芯金29の後面29bから突出する突起31が、封止ねじ19の前面19aに設けられた圧入孔32に圧入されることにより、摩擦低減シート20が、封止ねじ19に固定されている。摩擦低減シート20において、固体潤滑剤を含むシート30が、付勢部材21の後端21bを受けている。
本実施の形態によれば、路面からの逆入力を受けて傾いた状態で後退したラック軸支持部材18が、図4に示すように、摩擦低減シート20の前面20aに片当たり状態で当接した際に、そのラック軸支持部材18の片当たり箇所Bを、抵抗なくスムーズに、摩擦低減シート20の前面20aに沿って、矢符Y1の方向へ滑らせて、ラック軸支持部材18および摩擦低減シート20の全面接触に導くことができる。したがって、片当たり状態で引っ掛かってエネルギが蓄積されることがないので、ラック軸支持部材18の後退時の打音を格段に小さくすることができる。その結果、騒音を小さくすることができる。
また、摩擦低減シート20が、芯金29と、芯金29の表面としての前面29aに貼り付けられた、固体潤滑剤を含むシート30とを含んでいるので、芯金29によって、摩擦低減シート20として十分な強度を確保することができる。また、逆入力でラック軸支持部材18が、摩擦低減シート20の前面20aに片当たりした際に、その片当たり箇所を、上記前面20aに貼り付けられた、固体潤滑剤を含むシート30によって、抵抗なくスムーズに滑らせることができる。
また、摩擦低減シート20によって、付勢部材21の後端21bを受けているので、付勢部材21の倒れを抑制でき、安定した付勢荷重を得ることができる。
なお、本実施の形態において、芯金29の前面29aに、固体潤滑剤を含むシート30を貼り付けていたが、このシート30に代えて、芯金29の前面29aに、固体潤滑剤を含む被膜(固体潤滑被膜)を被覆するようにしてもよい。
なお、本実施の形態において、芯金29の前面29aに、固体潤滑剤を含むシート30を貼り付けていたが、このシート30に代えて、芯金29の前面29aに、固体潤滑剤を含む被膜(固体潤滑被膜)を被覆するようにしてもよい。
図5は本発明の第2の実施の形態を示している。図5を参照して、本実施の形態のラック軸支持装置115が図3の実施の形態のラック軸支持装置15と主に異なるのは、図3で用いた円板状の摩擦低減シート20に代えて、付勢部材21の後端21bを取り囲む摩擦低減シート120を用いた点にある。付勢部材21の後端21bは、封止ねじ19の前面19aによって受けられている。
摩擦低減シート120は、封止ねじ19の前面19aに固定された環状の芯金129を有している。芯金129の表面としての前面129aに、PTFE等の固体潤滑剤を含む環状のシート130が貼り付けられている。このシート130に代えて、芯金129の前面129aに被覆された、固体潤滑剤を含む被膜(固体潤滑被膜)を用いるようにしてもよい。芯金129の後面129bから突出する複数の突起131が、封止ねじ19の前面19aに設けられた対応する圧入孔132に圧入されることにより、摩擦低減シート120が、封止ねじ19に固定されている。
本実施の形態の構成要素において、図3の実施の形態と同じ構成要素には、図3の実施の形態と同じ参照符号を付してある。本実施の形態においても、図3の実施の形態と同じように、路面からの逆入力を受けたときに、ラック軸支持部材18が片当たり状態で引っ掛かってエネルギが蓄積されることがないので、ラック軸支持部材18の後退時の打音を格段に小さくすることができる。その結果、騒音を小さくすることができる。
次いで、図6は、本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態のラック軸支持装置215が図5の実施の形態のラック軸支持装置115と主に異なるのは、図5の環状の摩擦低減シート120に代えて、ラック軸支持部材18の後面18bに、環状の摩擦低減シート220を固定するようにした点にある。
摩擦低減シート220は、ラック軸支持部材18の後面18bに固定された環状の芯金229を有している。芯金229の表面としての後面229bに、PTFE等の固体潤滑剤を含む環状のシート230が接合されている。このシート230に代えて、芯金229の後面229bに被覆された、固体潤滑剤を含む被膜(固体潤滑被膜)を用いるようにしてもよい。芯金229の前面229aから突出する複数の突起231が、ラック軸支持部材18の後面18bに設けられた対応する圧入孔232に圧入されることにより、摩擦低減シート220が、ラック軸支持部材18に固定されている。
摩擦低減シート220は、ラック軸支持部材18の後面18bに固定された環状の芯金229を有している。芯金229の表面としての後面229bに、PTFE等の固体潤滑剤を含む環状のシート230が接合されている。このシート230に代えて、芯金229の後面229bに被覆された、固体潤滑剤を含む被膜(固体潤滑被膜)を用いるようにしてもよい。芯金229の前面229aから突出する複数の突起231が、ラック軸支持部材18の後面18bに設けられた対応する圧入孔232に圧入されることにより、摩擦低減シート220が、ラック軸支持部材18に固定されている。
本実施の形態においても、図5の実施の形態と同じように、路面からの逆入力を受けたときに、ラック軸支持部材18が片当たり状態で引っ掛かってエネルギが蓄積されることがないので、ラック軸支持部材18の後退時の打音を格段に小さくすることができる。その結果、騒音を小さくすることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記各実施の形態では、芯金に固体潤滑剤を含むシートを貼り付けたり、芯金に固体潤滑剤を含む被膜を被覆したが、これに代えて、芯金を用いないで、摩擦低減シートの全体をPTFE等の固体潤滑剤で形成してもよい。その他、本発明の請求項記載の範囲で種々の変更を施すことができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記各実施の形態では、芯金に固体潤滑剤を含むシートを貼り付けたり、芯金に固体潤滑剤を含む被膜を被覆したが、これに代えて、芯金を用いないで、摩擦低減シートの全体をPTFE等の固体潤滑剤で形成してもよい。その他、本発明の請求項記載の範囲で種々の変更を施すことができる。
1…車両用操舵装置、2…操舵部材、7…ピニオン軸、8…ラック軸、14…ピニオンハウジング、15;115;215…ラック軸支持装置、16…保持孔、17…ハウジング、18…ラック軸支持部材、18b…(ラック軸支持部材の)後面、19…封止ねじ(封止部材)、19a…(封止ねじの)前面、20;120;220…摩擦低減シート、21…付勢部材、21b…(付勢部材の)後端、29;129;229…芯金、29a;129a…(芯金の表面としての)前面、229b…(芯金の表面としての)後面、30;130;230…(固体潤滑剤を含む)シート、X1…(保持孔の)深さ方向
Claims (5)
- ハウジングに形成された保持孔内に上記保持孔の深さ方向に摺動可能に収容され且つラック軸を摺動可能に支持するラック軸支持部材と、
上記保持孔の入口に固定された封止部材と、
上記封止部材によって受けられ上記ラック軸支持部材を上記ラック軸側に付勢する付勢部材と、を備え、
上記ラック軸支持部材の後面およびこれに対向する上記封止部材の前面の何れか一方に、固体潤滑剤を含む摩擦低減シートが固定されているラック軸支持装置。 - 請求項1において、上記摩擦低減シートは、上記ラック軸支持部材の後面およびこれに対向する上記封止部材の前面の上記一方に固定された芯金と、上記芯金の表面に設けられた、固体潤滑剤を含むシートまたは被膜と、を含むラック軸支持装置。
- 請求項1または2において、上記摩擦低減シートは、上記付勢部材としてのコイルばねの後端を受けているラック軸支持装置。
- 請求項1または2において、上記摩擦低減シートは、上記付勢部材としてのコイルばねの後端を取り囲む環状をなすラック軸支持装置。
- 請求項1から4の何れか1項に記載のラック軸支持装置を用いて上記ラック軸を軸方向に摺動可能に支持する車両用操舵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010149224A JP2012011868A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010149224A JP2012011868A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012011868A true JP2012011868A (ja) | 2012-01-19 |
Family
ID=45598821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010149224A Pending JP2012011868A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012011868A (ja) |
Citations (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58168965A (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-05 | Mitsubishi Electric Corp | プラント診断方法 |
| JPS5913360U (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-27 | オイレス工業株式会社 | ラツクピニオン式ステアリング装置 |
| JPH04124584A (ja) * | 1990-09-12 | 1992-04-24 | Daido Steel Co Ltd | 電気炉の操業方法 |
| JPH11198826A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-27 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式舵取装置 |
| JP2001310742A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-11-06 | Koyo Seiko Co Ltd | ラック軸の支持構造 |
| JP2002037089A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式ステアリング装置 |
| JP2003165449A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-10 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式舵取装置 |
| JP2006213281A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Nsk Ltd | ラック・アンド・ピニオン式ステアリング装置 |
| JP2006312400A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Nsk Ltd | ラックピニオン式ステアリングギヤ |
| EP1743826A1 (de) * | 2005-07-12 | 2007-01-17 | ThyssenKrupp Presta SteerTec GmbH | Lenkgetriebe für ein Fahrzeug |
| JP2010036610A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
| JP2010254238A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010149224A patent/JP2012011868A/ja active Pending
Patent Citations (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58168965A (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-05 | Mitsubishi Electric Corp | プラント診断方法 |
| JPS5913360U (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-27 | オイレス工業株式会社 | ラツクピニオン式ステアリング装置 |
| JPH04124584A (ja) * | 1990-09-12 | 1992-04-24 | Daido Steel Co Ltd | 電気炉の操業方法 |
| JPH11198826A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-27 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式舵取装置 |
| JP2001310742A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-11-06 | Koyo Seiko Co Ltd | ラック軸の支持構造 |
| JP2002037089A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式ステアリング装置 |
| JP2003165449A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-10 | Koyo Seiko Co Ltd | ラックピニオン式舵取装置 |
| JP2006213281A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Nsk Ltd | ラック・アンド・ピニオン式ステアリング装置 |
| JP2006312400A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Nsk Ltd | ラックピニオン式ステアリングギヤ |
| EP1743826A1 (de) * | 2005-07-12 | 2007-01-17 | ThyssenKrupp Presta SteerTec GmbH | Lenkgetriebe für ein Fahrzeug |
| JP2010036610A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
| JP2010254238A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8511191B2 (en) | Rack shaft support device | |
| JP5962977B2 (ja) | ラック軸支持装置およびこれを用いたステアリング装置 | |
| JP2013071679A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP5294007B2 (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP2014223860A (ja) | ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置 | |
| JP5196259B2 (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP5305092B2 (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP2016210320A (ja) | ラックガイド装置 | |
| JP2008273294A (ja) | ラックバー支持装置 | |
| JP5062465B2 (ja) | ステアリング装置 | |
| JP5945705B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
| JP5408497B2 (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP2012011868A (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP6132147B2 (ja) | ラックガイド装置 | |
| JP2013210005A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2012214192A (ja) | 車両用ステアリング装置 | |
| JP2015182521A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
| JP2010254238A (ja) | ラック軸支持装置および車両用操舵装置 | |
| JP2010254080A (ja) | ラック軸支持装置 | |
| CN110382915B (zh) | 齿条引导件以及齿轮机构 | |
| JPH10217984A (ja) | ステアリングギヤボックス構造 | |
| JP2017013648A (ja) | ラックガイド装置 | |
| JP2012081867A (ja) | ステアリング装置 | |
| JP7506623B2 (ja) | ステアリング装置 | |
| JP2013010390A (ja) | ラックガイド機構及びステアリング装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130516 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140501 |