以下、本発明の各実施形態を図面により説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第1実施形態を示している。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール(図示しない)内の島(図示しない)に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、機枠(図示しない)と、この機枠に対し前後方向に開閉可能に支持される遊技機本体B及び前扉FDとにより構成されている。
なお、前扉FDは、図1にて示すごとく、前枠FD1の中空部に窓ガラスFD2を嵌め込んで構成されている。また、図1において、図示左右方向が、当該パチンコ遊技機の左右方向に対応し、図示奥行き方向が、当該パチンコ遊技機の前後方向に対応し、また、図示上下方向が、当該パチンコ遊技機の上下方向に対応する。
遊技機本体Bは、図2にて示すごとく、遊技盤10を備えており、この遊技盤10は、遊技機本体Bの枠体(図示しない)に嵌装されている。なお、遊技機本体Bは、上記枠体にて、上記機枠により前後方向に開閉可能に支持されている。
また、当該遊技機本体Bは、ガイドレール20、環状のセンター構造物30及び遊技釘群40を備えている。ガイドレール20は、内側レール部21及び外側レール部22からなるもので、これら内側レール部21及び外側レール部22は、図2にて示すごとく、遊技盤10の盤面11の外周部に沿い配設されている。
ここで、内側レール部21は、外側レール部22の内周側にて、遊技盤10の盤面11に沿いセンター構造物30(後述する)の左側上部から当該センター構造物の下方にかけて左斜め下方に向けて凸な円弧状に配設されている。また、外側レール部22は、遊技盤10の盤面11に沿い、内側レール部21に所定間隔をおいて位置するように、センター構造物30の左側斜め下部から上側を介し右側にかけて外方に向け凸な円弧状に配設されている。なお、ガイドレール20は、外側レール部22の内周側において、遊技盤10の盤面11上に遊技領域12を形成する。
しかして、当該ガイドレール20は、操作ハンドルHの図1にて図示時計方向への回動操作により、球発射装置(図示しない)から発射される遊技球を内側レール部21及び外側レール部22の間を通して遊技領域12の左側上部内に案内する。本第1実施形態において、上記球発射装置は、遊技機本体Bの上記枠体の右下部に配設されている。また、操作ハンドルHは、上記球発射装置の一構成部品として遊技機本体Bの上記枠体の右下部にその前面から設けられている。
ここで、当該球発射装置は、操作ハンドルHの回動角度に応じた打球力でもって、内側レール部21及び外側レール部22の間に向け、遊技球を所定の時間間隔にて順次発射するように構成されている。なお、操作ハンドルHの回動角度は、所定回動角度以下に規制されている。
しかして、操作ハンドルHの回動角度を、上記所定回動角度の最大値(最大回動角度)にすれば、遊技球は、操作ハンドルHの最大の打球力でもって、内側レール部21及び外側レール部22の間に向け発射されて、外側レール部22の内周面に沿いセンター構造物30の右側へ転動する。以下、このように操作ハンドルHをその最大回動角度まで回動する操作を、右打ち操作という。
また、操作ハンドルHの回動角度を中間回動角度にすれば、遊技球は、センター構造物30の右側に達することなく左側へ転動する。以下、このように操作ハンドルHをその中間回動角度まで回動する操作を、左打ち操作という。
センター構造物30は、図2にて示すごとく、遊技盤10の中央開口部13の外周部に盤面11側から組み付けられている。遊技釘群40は、多数の遊技釘41からなるもので、当該多数の遊技釘41は、ガイドレール20の内周側において、センター構造物30の左上側から左下側を介し右下側にかけて、遊技盤10にその盤面11側から分散して打ち込まれている。しかして、遊技釘群40によれば、ガイドレール20から遊技領域12の左側上部内に順次案内される遊技球は、遊技盤10の盤面11に沿い、各遊技釘41との衝突を経て、下方へ転動する。
また、当該遊技機本体Bは、画像表示器50を備えており、この画像表示器50は、その表示面である液晶パネル51にて、遊技盤10の中央開口部13から前方を臨むように、遊技盤10にその裏面側から配設されている。しかして、この画像表示器50は、後述する制御装置300(図8参照)による制御のもと、当該パチンコ遊技機による遊技の進行に伴い、大当たり抽選の結果を複数の装飾図柄により表示したり、或いは、リーチ演出として各種の動画像を表示する等の種々の演出表示を行う。
また、当該遊技機本体Bは、スタートチャッカー60、電動チューリップ70、左右両側スルーゲート80、風車90、複数(3つ)の普通入賞口100、表示器群110及びアタッカー200を備えており、スタートチャッカー60、電動チューリップ70、左右両側スルーゲート80、風車90、各普通入賞口100及びアタッカー200は、センター構造物30とともに、左打ち操作による遊技球を始動入賞口61(後述する)に入賞させ易いように、かつ、右打ち操作による遊技球を始動入賞口61に入賞させにくいように、図2に示す各配置位置にて、遊技盤10の盤面11に遊技領域12内にて組み付けられている。
ここで、スタートチャッカー60は、センター構造物30の下縁中央部の直下に位置している。このスタートチャッカー60は、始動入賞口61を備えており、当該スタートチャッカー60は、その左右周辺に位置する複数の遊技釘41(いわゆる道釘41)により案内される遊技球やセンター構造物30のステージ上から落下する遊技球に対し始動入賞口61への入賞(始動入賞)の機会を与える。また、当該スタートチャッカー60は、始動入賞口61への遊技球の入賞に基づき、所定個数の賞球を払い出すとともに大当たり抽選の機会を形成する。なお、上記大当たり抽選は、当落抽選ともいい、遊技球の大量獲得を目的とする長当たり、遊技球の大量獲得を目的としない短当たり、遊技球の大量獲得を目的としない小当たり、遊技球の獲得を不能にするハズレのいずれであるかにつき抽選することをいう。
電動チューリップ70は、普通電動役物としての役割を果たすべく、スタートチャッカー60の直下に位置しており、この電動チューリップ70は、電チュー入賞口71及び左右両側羽根部材72を備えている。しかして、当該電動チューリップ70は、左右両側羽根部材72による閉鎖状態(図2にて示す状態)にて、遊技球に対し電チュー入賞口71への入賞の機会を与える。また、当該電動チューリップ70は、左右両側羽根部材72による開放状態にて、遊技球の電チュー入賞口71への入賞の機会を増大させる。なお、電チュー入賞口71は、始動入賞口61と同様の遊技球の始動入賞口としての役割をも兼ね、所定個数の賞球の払い出すととともに大当たり抽選の機会を形成する。
本第1実施形態では、電動チューリップ70の左右両側羽根部材72は、遊技盤10にその裏面側から設けた電チューアクチュエータ73(図8参照)により互いに離れる方向に傾動するように駆動されて、電動チューリップ70を上記開放状態にし、また、電チューアクチュエータ73により互いに近づく方向に傾動するように駆動されて、電動チューリップ70を上記閉鎖状態にする。
左右両側スルーゲート80のうち、左側スルーゲート80は、図2にて示すごとく、センター構造物30の左縁中央部の左側に位置している。これにより、操作ハンドルHの左打ち操作によりセンター構造物30の左側上部に案内された遊技球が当該左側スルーゲート80の直上から遊技盤10の盤面11に沿い下方へ転動するとき、当該遊技球は左側スルーゲート80を通過する機会を得る。
一方、右側スルーゲート80は、図2にて示すごとく、センター構造物30の右下側隅角部の右斜め下側に位置している。これにより、操作ハンドルHの右打ち操作によりセンター構造物30の右側上部内に案内された遊技球が遊技盤10の盤面11に沿い下方へ転動するとき、当該遊技球は右側スルーゲート80を通過する機会を得る。
しかして、上述のように遊技球が左右両側スルーゲート80のいずれかを通過すると、後述のような遊技球に対する左右両側スルーゲート80のいずれかの通過の検出のもと、普通図柄の抽選が開始される。
ここで、この普通図柄の抽選は、電動チューリップ70の電チュー入賞口71を開放するか否かの抽選である。ちなみに、普通図柄の抽選が当選であると、電動チューリップ70が、遊技状態に応じて、電チュー入賞口71を左右両側羽根部材72により所定の時間及び所定の回数だけ開放するようになっている。
風車90は、左側スルーゲート80の下方に位置しており、この風車90は、遊技盤10の盤面11に沿い左側スルーゲート80或いはその周囲から下方へ転動する遊技球により衝突されたとき、回転しつつ当該遊技球を下方へ転動させる。
複数(3つ)の普通入賞口100は、スタートチャッカー60の左側に位置しており、これら各普通入賞口100は、その直上から下方へ転動する遊技球に対し入賞の機会を与える。ここで、普通入賞口100への遊技球の入賞に伴い、所定個数の賞球が払い出される。
表示器群110は、図2にて示すごとく、遊技盤10の右下隅角部にその前面側から配設されており、この表示器群110は、普通図柄表示器111、普通図柄保留器112、特別図柄表示器113及び特別図柄保留器114でもって構成されている。
ここで、普通図柄表示器111は、普通図柄を変動表示してこの普通図柄の変動表示の終了に伴い当該普通図柄の抽選結果を表示する。普通図柄保留器112は、普通図柄の変動表示の保留数を表示する。
特別図柄表示器113は、スタートチャッカー60の始動入賞口61への遊技球の入賞或いは電動チューリップ70の電チュー入賞口71への遊技球の入賞に伴いなされる大当たり抽選の結果に基づき、特別図柄を変動表示して、この特別図柄の変動表示の終了に伴い大当たり抽選の結果を表示する。また、特別図柄保留器114は、特別図柄の変動表示の保留数を表示する。
なお、図2において、符号100aは、アウト口を示しており、このアウト口100aは、電動チューリップ70の直下にて、内側レール部21の右側下端部(遊技盤10の中央下端部に対応)にて遊技盤10にその盤面11側から設けられている。しかして、当該アウト口100aは、遊技盤10の盤面11に沿い環状センター構造物30の左側或いは右側を介し遊技盤10の中央下端部に向けて転動する遊技球を進入させて当該遊技盤10の裏側へ排出する。
アタッカー200は、大入賞口装置ともいい、このアタッカー200は、図2にて示すごとく、当該パチンコ遊技機の左右方向にはスタートチャッカー60と右側スルーゲート80との間において、また、当該パチンコ遊技機の前後方向には前後両側飾り板120a、120bの間において、右側スルーゲート80の左斜め下方に位置するように、遊技盤10にその盤面11側から組み付けられている。
本第1実施形態において、前側飾り板120aは、図2にて示すごとく、表示器群110を上側及び左右両側から包囲するように、後側飾り板120b及びアタッカー200を介し、遊技盤10の右下隅角部にその前面に沿い設けられている。また、後側飾り板120bは、図2から分かるように、前側飾り板120a及びアタッカー200の後方にて、遊技盤10の右下隅角部にその前面に沿い設けられている。
当該アタッカー200は、図3及び図4のいずれかにて示すごとく、アタッカー本体200aと、左右両側案内板200b、200cとを備えている。アタッカー本体200aは、遊技盤10の右側下部に形成した組み付け穴部(図示しない)に組み付けられており、このアタッカー本体200aは、コ字状大入賞口210と、平板状開閉扉220と、駆動機構230により構成されている(図3或いは図4参照)。
コ字状大入賞口210は、底壁211と、左右両側壁212、213とを備えている。底壁211は、前後両側飾り板120a、120bの間にて、遊技盤10の盤面11に直交して位置して当該盤面11に沿い左右方向に延在するように配設されており、この底壁211は、後述のように大入賞口210に入賞する遊技球を後方へ転動させるように、その前縁部から後縁部にかけて僅かに下方に向け傾斜している。
このため、コ字状大入賞口210内にて転動する遊技球は、当該コ字状大入賞口210の後側開口面(後述する)を通り遊技盤10内にその裏側へ開口するように形成した大入賞口入賞通路(図示しない)内に転動する。なお、本第1実施形態において、前側扉FDを閉じた状態では、底壁211及び左右両側壁212、213の各前縁部と前扉FDの窓ガラスFD2との間隔は、遊技球の外径よりも幾分狭くなっている。
左右両側壁212、213は、それぞれ、底壁211の左右両端部から上方へ延出されて、当該底壁211と共に、コ字状大入賞口210を形成している。このようにコ字状大入賞口210を形成することで、当該大入賞口210は、底壁211の上方並びに左右両側壁212、213の前方及び後方に向けて開口している。
本第1実施形態では、以下、大入賞口210において、左右両側壁212、213の各上端部間に形成される開口面を上側開口面ともいい、左右両側壁212、213の各前縁部間に形成される開口面を前側開口面ともいい、また、左右両側壁212、213の各後縁部間に形成される開口面を後側開口面ともいう。但し、右側壁213は、左側壁212よりも上方へ高く延出している。このため、上記上側開口面は、遊技盤10の盤面11に沿い右側から左側にかけて下方へ緩やかに傾斜している。
平板状開閉扉220は、図3にて示すごとく、その左右両側端部221、222にて、大入賞口210の左右両側壁212、213の各上端部上に沿い、前後方向に移動可能となるように設けられているもので、当該平板状開閉扉220は、その左側端部221及び右側端部222にて、左側壁212の上端部及び右側壁213の上端部上に位置している。このため、当該平板状開閉扉220は、その右側端部222から左側端部221にかけて、上記上側開口面に沿い下方に向けて傾斜している。
しかして、当該開閉扉220は、左右両側壁212、213の各上端部(即ち、大入賞口210の上記上側開口面)に沿い後方へ移動することにより、大入賞口210を上記上側開口面の側から開き、また、大入賞口210の上記上側開口面に沿い前方へ移動することにより、大入賞口210を上記上側開口面の側から閉じるようになっている(図3及び図4参照)。
ここで、当該平板状開閉扉220は、図3にて示すごとく、その左側端部221の前端部221a(左前側隅角部221a)から右側端部222の前後方向中間部位222aにかけて、直線状に傾斜するように切除されている。換言すれば、平板状開閉扉220の前縁部は、傾斜状前縁部224として、左前側隅角部221aから右側端部222の前後方向中間部位222aにかけて直線状に後方へ傾斜するように形成されている。
これにより、平板状開閉扉220は、傾斜状前縁部224と、窓ガラスFD2と、右側壁213の上端部のうち閉状態の開閉扉220の右側端部222からの前方への延出部位との間にて、上記前側開口面に直交するように、直角三角形状補助開口面を形成する。このことは、当該直角三角形状補助開口面が、その斜辺にて、図3にて示すごとく、平板状開閉扉220における左側端部221の左前側隅角部221aから右側端部222の前後方向中間部位222aに向けて直線状に傾斜していることを意味する。
左右両側案内板200b、200cのうち、左側案内板200bは、図3或いは図4にて示すごとく、その右端部から左側下方に向けて緩やかな直線状に傾斜するように、コ字状大入賞口210の左側壁212の上端部から左側に向けて前側飾り板120aの左端部上に沿い延出されている。これにより、遊技球が、大入賞口210に入賞することなく開閉扉220の上面に沿い左側へ転動すると、当該遊技球は、左側案内板200bにより左側に向け案内されて、当該左側案内板200bの左端部から落下してアウト口100aに向けて転動する。
また、右側案内板200cは、図3或いは図4にて示すごとく、その左端部から右側下方に向けて緩やかな直線状に傾斜するように、コ字状大入賞口210の右側壁213の上端部から延出されている。これにより、遊技球が、大入賞口210に入賞することなく開閉扉220から右側へ転動すると、当該遊技球は、右側案内板200cにより右側に案内されて、当該右側案内板200cの右端部から落下して転動板110aに沿いアウト口100aに向け転動する。なお、転動板110aは、表示器群110を配設してなる壁部110b上に沿い左側に向け緩やかな直線状に傾斜するように設けられている。
駆動機構230は、図5或いは図6にて示すごとく、開閉扉220を前後方向に移動可能に下方から支持するように、遊技盤10の上記組み付け穴部内に組み付けられており、この駆動機構230は、図5〜図7のいずれかにより示すごとく、大入賞口アクチュエータ230aと、回動部材230bと、連動部材230cと、回動部材230dとにより構成されている。
大入賞口アクチュエータ230aは、筒状矩形状筐体231、ソレノイド231a、プランジャー232及びコイルスプリング(図示しない)を有している(図5〜図7のいずれか参照)。筒状矩形状筐体231は、その軸方向にて、遊技盤10の左右方向に沿うように、遊技盤10の上記組み付け穴部内に組み付けられており、この矩形状筐体231は、その前壁開口部231bにて、遊技盤10の右側を臨むように位置している。
ソレノイド231aは、矩形状筐体231内に同軸的に支持されており、当該ソレノイド231aは、その励磁により吸引力を発生し、その消磁により上記吸引力の発生を停止する。プランジャー232は、矩形状筐体231の前壁開口部231bを通しソレノイド231a内に同軸的に摺動可能に嵌装されており、このプランジャー232は、その縦断面T字状突出部232aにて、矩形状筐体231の前壁開口部231bから右方へ突出している。なお、縦断面T字状突出部232aは、プランジャー232の先端部と、この先端部に同軸的にかつ傾動可能に支持してなる円板状頭部232bとでもって構成されている。
しかして、当該プランジャー232は、ソレノイド231aの吸引力のもとに、上記コイルスプリングに抗して当該ソレノイド内に向けて摺動し、また、ソレノイド231aの消磁により当該ソレノイドの吸引力から解放されて、上記コイルスプリングによる付勢のもとに、矩形状筐体231の前壁開口部231b側に向けて摺動する。なお、上記コイルスプリングは、ソレノイド231a内にてプランジャー232を右方へ付勢するように配設されている。
回動部材230bは、プランジャー232のT字状突出部232aにその右側から対向して位置するように、遊技盤10の上記組み付け穴部内に支持されている。
この回動部材230bは、基部233と、この基部233から上方へ延出するコ字状板部234と、ピン235とを備えている。基部233は、その軸(図5にて一点鎖線233a参照)にて、プランジャー232のT字状突出部232aの下方に位置しかつプランジャー232の摺動方向に直交して位置して、左右方向(プランジャー232の摺動方向)に回動可能に遊技盤10の上記組み付け穴部内に支持されている。
コ字状板部234は、基部233から上方へ延出してなるもので、このコ字状板部234は、連結部234aから前後両側腕部234bを左方へ延出させてコ字状に形成されている。ピン235は、コ字状板部234内にてその連結部234aに平行となるように、前後両側腕部234b間に支持されている。
このように構成した回動部材230bは、大入賞口アクチュエータ230aと次のように連結されている。
即ち、大入賞口アクチュエータ230aのプランジャー232は、その縦断面T字状突出部232aにて、コ字状板部234の前後両側腕部234bの間に挿入されて、円板状頭部232bでもって、ピン235と連結部234aとの間にてコ字状板部234に対し相対傾動可能に挟持されている。
これにより、回動部材230bにおいて、コ字状板部234は、プランジャー232の矩形状筐体231内への摺動に伴い、ピン235にて左方へ引っ張られて、軸233aを軸として、基部233とともに、反時計方向に回動し、また、プランジャー232の矩形状筐体231の右方に向かう摺動に伴い、連結部234aにて、右方へ押されて、軸233aを軸として、基部233とともに、時計方向に回動する(図5及び図6参照)。
連動部材230cは、回動部材230bにその回動に連動して回動するように連結されているもので、この連動部材230cは、上壁部236及び下壁部237でもって構成されている(図5〜図7参照)。
ここで、上壁部236は、その前後方向壁部236aと、この前後方向壁部236aの後端部から左方に向けL字状に屈曲してなる左右方向壁部236bとを備えている。しかして、当該上壁部236においては、その前後方向壁部236aが、回動部材230d(後述する)にその右側から対向するように前後方向に沿い支持されており、左右方向壁部236bは、回動部材230bの基部233の前側部位に形成した凹状切り欠き部(図6参照)内に組み付けられている。これにより、連動部材230cは、回動部材230bと一体的に連結されて、回動部材230bと共に一体となって、反時計方向或いは時計方向へ回動する。
下壁部237は、前後方向壁部237aと、上下両側突出壁部237b、237cとにより構成されており、当該下壁部237は、その前後方向壁部237aにて、前後方向壁部236aの前端部から下方に向け延出している。
上下両側突出壁部237b、237cは、図5にて示すごとく、互いに上下に間隔をおいて平行に位置して、前後方向壁部237aから左方へ突出されており、これら上下両側突出壁部237b、237cは、回動部材230dにその右側から対向している。
回動部材230dは、図5にて示すごとく、回動軸238と、この回動軸238から延出するレバー239とにより構成されている。回動軸238は、大入賞口アクチュエータ230aのプランジャー232の軸に平行となるように、矩形状筐体231の前壁の前縁下端部に回動可能に支持されており、この回動軸238は、その右端部にて、連動部材230cにその左側から対向している。
レバー239は、図5にて示すごとく、基部239a及び両レバー部239b、239c及びピン239dを有しており、当該レバー239は、基部239aにて、回動軸238の外周部からその半径方向に向けて延出している。
ここで、レバー部239bは、図5にて示すごとく、基部239aの左側部から前方に向けて凸な湾曲形状にて上方に向け延出されており、このレバー部239bは、その延出端部にて、開閉扉220の左右方向中間部位に形成した連結穴部223内に前後方向に相対傾動可能に連結されている。これにより、レバー部239bは、その前方への傾動により、開閉扉220を大入賞口210の左右両側壁212、213の各上端部に沿い前方へ移動させる。また、当該レバー部239bは、その後方への傾動により、開閉扉220を大入賞口210の左右両側壁212、213の各上端部に沿い後方へ移動させる。
また、レバー部239cは、基部239aの右端部から前方へL字状に屈曲して延出されており、このレバー部239cは、回動軸238を軸として、レバー部239bと同一方向に傾動する。
ピン239dは、レバー部239cの前方延出端部から右方に向けて突出して、上下方向に相対傾動可能に回動部材230cの上下両側突出壁部237b、237cの間に挿入係合されている。
このように構成したレバー部239cは、ピン239dにて、回動部材230cの時計方向への回動に伴い、上側突出壁部237bにより下方へ押動されて、レバー部239bとともに、遊技盤10の前側に向けて傾動する。このことは、開閉扉220が大入賞口210を閉じることを意味する。
また、レバー部239cは、ピン239dにて、回動部材230cの反時計方向への回動に伴い、下側突出壁部237cにより上方へ押動されて、レバー部239bとともに、遊技盤10の後側に向けて傾動する。このことは、開閉扉220が大入賞口210を開くことを意味する。
また、上記パチンコ遊技機は、図8にて示すごとく、制御装置300を備えている。この制御装置300は、始動入賞口センサS1、左右両側ゲートセンサS2、S3、電チュー入賞口センサS4及び大入賞口センサS5と、電チューアクチュエータ73及び大入賞口アクチュエータ230aとの間に接続されている(図8参照)。
始動入賞口センサS1は、スタートチャッカー60の始動入賞口61内に設けられており、この始動入賞口センサS1は、始動入賞口61内に入賞する遊技球毎に当該遊技球の入賞を検出する。この検出毎に、所定個数の賞球が払い出され、かつ、大当たり抽選がなされるとともに、特別図柄表示部113により特別図柄の変動表示がなされる。
左側ゲートセンサS2は、左側スルーゲート80内に設けられており、この左側ゲートセンサS3は、左側スルーゲート80を通過する遊技球毎に当該通過遊技球を検出する。また、右側ゲートセンサS3は、右側スルーゲート80内に設けられており、この右側ゲートセンサS3は、右側スルーゲート80を通過する遊技球毎に当該通過遊技球を検出する。
電チュー入賞口センサS4は、電動チューリップ70の電チュー入賞口71内に設けられており、この電チュー入賞口センサS4は、電動チューリップ70を介しその電チュー入賞口71に入賞する遊技球毎に当該遊技球の入賞を検出する。この検出毎に、所定個数の賞球が払い出され、かつ、大当たり抽選がなされるとともに、特別図柄の変動表示が特別図柄表示器113によりなされる。
大入賞口センサS5は、アタッカー200の上記後側開口面を通り形成した上記大入賞口入賞通路内に配設されており、この大入賞口センサS5は、上記大入賞口入賞通路を通る遊技球を、大入賞口210への遊技球の入賞として検出する。
制御装置300は、マイクロコンピュータからなるもので、この制御装置300は、所定のフローチャート(図示しない)に従い制御プログラムを実行する。しかして、この実行中において、制御装置300は、始動入賞口センサS1、左側ゲートセンサS2、右側ゲートセンサS3、電チュー入賞口センサS4或いは大入賞口センサS5の検出出力に基づき、電チューアクチュエータ73或いは大入賞口アクチュエータ230aの制御に要する演算処理を行う。
以上のように構成した本第1実施形態において、上記パチンコ遊技機がその電源投入により遊技可能な作動状態になると、制御装置300が作動状態になる。これに伴い、制御装置300は、上記所定のフローチャートに従い上記制御プログラムを繰り返し実行する。
このとき、アタッカー200においては、開閉扉220が、大入賞口210を閉じた状態にあるものとする。従って、大入賞口アクチュエータ230aは、そのソレノイド231aの消磁及び上記コイルスプリングによる付勢のもとに、プランジャー232を、矩形状筐体231の前壁開口部231b側に向けて摺動させた状態にあり、回動部材230bは、図5にて示すごとく、軸233aを軸として時計方向に回動した状態にあり、連動部材230cは、回動部材230bと共に時計方向へ回動した状態にあり、回動部材230dは、連動部材230cの時計方向への回動状態のもとに開閉扉220を前方に向けて移動させた状態にあり、大入賞口210は開閉扉220により閉じられた状態にある(図4及び図5参照)。
しかして、遊技者が、上記パチンコ遊技機による遊技を開始するにあたり、上記パチンコ遊技機の操作ハンドルHを左打ち操作すれば、遊技球が、順次、上記球発射装置により発射されてガイドレール20を通り遊技領域12内に案内され、さらに、環状のセンター構造物30の左側にて下方に向けて転動していく。
このように各遊技球が、順次、環状のセンター構造物30の左側にて下方に向けて転動していく過程において、当該各遊技球のうちのいくつかの遊技球が、順次、スタートチャッカー60の始動入賞口61に入賞すると、これら各遊技球の入賞が始動入賞口センサS1により順次検出される。これに伴い、大当たり抽選が、始動入賞口センサS1の各検出出力に基づき順次行われる。なお、この大当たり抽選が順次行われる過程においては、特別図柄表示器113が特別図柄を変動表示する。また、この変動表示中において、次の大当たり抽選がなされる場合には、これに伴う特別図柄の特別図柄表示器113による変動表示は、特別図柄保留器114による保留表示のもとに、先の特別図柄の変動表示の終了まで保留される。
上述のように順次行われる大当たり抽選のいずれかにおいて、当該大当たり抽選の結果が「長当たり」、「短当たり」或いは「小当たり」に当選するものとする。ここで、「長当たり」及び「短当たり」は、大当たりに含まれるが、「長当たり」は、当該パチンコ遊技機の遊技状態を「長当たり遊技状態」におくための当たりであり、「短当たり」は、当該パチンコ遊技機の遊技状態を「短当たり遊技状態」におくための当たりである。また、「小当たり」は、当該パチンコ遊技機の遊技状態を「小当たり遊技状態」におくための当たりである。
ここで、「長当たり遊技状態」は、アタッカー200において、所定のラウンド数(例えば、15(回))に亘り、ラウンド毎に、大入賞口210を所定長時間(例えば、30(秒))の間開放するか或いは大入賞口210に対する入賞遊技球の数が所定球数(例えば、9(個))になるまで当該大入賞口210を開放するパターン(長当たり開放パターン)に対応する遊技状態である。このため、この「長当たり遊技状態」では、遊技球の大入賞口210への入賞可能性が高くなり、遊技者は、多くの賞球の獲得を期待し得る。
また、「短当たり遊技状態」は、アタッカー200において、所定のラウンド数(例えば、15(回))に亘り、ラウンド毎に、大入賞口210を所定短時間(例えば、0.1(秒))の間開放するか或いは大入賞口210に対する入賞遊技球の数が所定球数(例えば、9(個))になるまで当該大入賞口210を開放するパターン(短当たり開放パターン)に対応する遊技状態である。このため、この「短当たり遊技状態」では、大入賞口210への入賞可能性が低くなり、遊技者による多くの賞球の獲得は困難になる。
また、「小当たり遊技状態」は、「短当たり遊技状態」と同様に、アタッカー200において、所定の回数(例えば、15(回))に亘り、回毎に、大入賞口210を所定短時間(例えば、0.1(秒))の間開放するか或いは大入賞口210に対する入賞遊技球の数が所定球数(例えば、9(個))になるまで当該大入賞口210を開放するパターン(小当たり開放パターン)に対応する遊技状態である。このため、この「小当たり遊技状態」では、「短当たり遊技状態」と同様に、大入賞口210への入賞可能性が低くなり、遊技者による多くの賞球の獲得は困難になる。なお、「小当たり遊技状態」は、上述のごとく、「短当たり遊技状態」と同様の遊技状態であることから、遊技者は、「小当たり遊技状態」と「短当たり遊技状態」とを区別することは困難である。
しかして、上述のごとく大当たり抽選の結果が「長当たり」になる場合には、当該パチンコ遊技機の遊技状態は、制御装置300により、「長当たり遊技状態」に制御される。換言すれば、制御装置300は、当該パチンコ遊技機の遊技状態を「長当たり遊技状態」におくように、駆動機構230を制御する。このことは、駆動機構230が、15ラウンドに亘り、ラウンド毎に、大入賞口210を上述した長当たり開放パターンにて開放するように駆動されることを意味する。
このような駆動においては、大入賞口アクチュエータ230aが、そのソレノイド231aにて、15ラウンドに亘り、ラウンド毎に、上記所定長時間の間231aにて、最初のラウンドにて励磁されると、プランジャー232が、ソレノイド231aにより吸引されて上記コイルスプリングに抗して矩形状筐体231内に向け摺動する。
すると、回動部材230bが、プランジャー232によりその矩形状筐体231内への摺動に伴い、引っ張られて、図6にて示すごとく、反時計方向に回動し、連動部材230cを当該反時計方向に回動させる。これに伴い、回動部材230dが、そのピン239dにて、連動部材230cの上記反時計方向への回動に伴い下側突出壁部237cにより上方へ押動されて、大入賞口アクチュエータ230a側へ回動して、開閉扉220を後退させる。これにより、開閉扉220が上記所定長時間の間大入賞口210を開く(図6及び図4参照)。
しかして、このように開閉扉220が開くと、遊技者は、操作ハンドルHを右打ち操作する。これに伴い、遊技球は、操作ハンドルHの最大の打球力でもって、順次、内側レール部21及び外側レール部22の間に向け発射されて、外側レール部22の内周面に沿いセンター構造物30の右側へ転動する。
このように転動する各遊技球は、環状のセンター構造物30の右側にて盤面11に沿い下方に向けて転動する。このような状態では、大入賞口210が上述のごとく上記所定長時間の間開状態に維持されていることから、上述のように環状のセンター構造物30の右側にて盤面11に沿い下方に向けて転動する各遊技球は、大入賞口210に順次容易に入賞していく。すると、これら各遊技球が大入賞口センサS5により順次検出される。これに伴い、大入賞口センサS5による検出ごとに、所定数の賞球が繰り返し払いださされる。
このような状態において、上記所定長時間が経過するか、或いは、賞球の払い出し数が所定数に達すると、駆動機構230が、大入賞口210を閉じるように制御装置300により駆動制御される。
しかして、大入賞口アクチュエータ230aが、そのソレノイド231aにて、消磁されると、プランジャー232が、ソレノイド231aによる吸引から解放されて、上記コイルスプリングにより付勢されて回動部材230bに向けて摺動する。
すると、回動部材230bが、プランジャー232により押動されて、図5にて示すごとく、時計方向に回動して、連動部材230cを当該時計方向に回動させる。これに伴い、回動部材230dが、そのピン239dにて、連動部材230cの上記時計方向への回動に伴い上側突出壁部237bにより下方へ押動されて、大入賞口アクチュエータ230aから離れる方向へ回動して、開閉扉220を前進させる。このため、開閉扉220が、その前縁部224にて、前扉FDの窓ガラスFD2に近づいていく(図10参照)。
このような過程において、遊技盤10の盤面11に沿い落下する遊技球Mが、例えば、図9或いは図10から分かるように、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、当該遊技球Mは、前縁部224の左端部、窓ガラスFD2及び左側壁212の上端部により、挟み込まれることとなる。このため、当該遊技球Mは、落下することなく、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に見かけ上挟み込まれたままになる。
ここで、開閉扉220の前縁部224は、上述のごとく、左端部から右端部にかけて、後方に向け直線状に傾斜している。このため、開閉扉220の前縁部224は、左端部から右端部に近づく程、窓ガラスFD2から離れるようになっている。しかも、開閉扉220は、上述のごとく、駆動機構230による駆動のもとに前進しているから、当該開閉扉220の前縁部224と窓ガラスFD2との間隔が、順次狭くなっていく。
このため、上述のように挟み込まれた状態にある遊技球は、開閉扉220により、その前進に伴い、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動される。
このような過程において、当該遊技球Mは、その自重により下方へ移動しつつ前縁部224の左端部側から右端部側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放されて、図11或いは図12にて示すごとく、大入賞口210内に落下していく。このとき、大入賞口210の底壁211の前縁部と窓ガラスFD2との間の間隔は、遊技球の外径よりも小さいので、遊技球は、必然的に大入賞口210内に落下する。このため、開閉扉220は、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができる。
以後、残りの各ラウンドにおいても、開閉扉220が、上述と同様に、開閉されるが、残りの各ラウンドにおける開閉扉220の前進過程において、上述のごとく、遊技球の挟み込みが、大入賞口210の左側壁212の上端部と、開閉扉220の前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間に生じても、この挟み込みが、上述と同様に瞬時に解消されて、開閉扉220が、各ラウンド毎に、大入賞口210を適正に閉じる。
また、上述のごとく大当たり抽選の結果が「短当たり」或いは「小当たり」になる場合には、当該パチンコ遊技機の遊技状態は、制御装置300により、「短当たり遊技状態」或いは「小当たり遊技状態」に制御される。換言すれば、制御装置300は、当該パチンコ遊技機の遊技状態を「短当たり遊技状態」或いは「小当たり遊技状態」におくように、駆動機構230を制御する。このことは、駆動機構230が、「短当たり遊技状態」では、15ラウンドに亘り、ラウンド毎に、大入賞口210を上述した短当たり開放パターンにて開放するように駆動され、また、「小当たり遊技状態」では、15回に亘り、回毎に、大入賞口210を上述した小当たり開放パターンにて開放するように駆動されることを意味する。
このような駆動においては、開閉扉220は、上述と同様に、大入賞口210を開閉するように駆動されるが、大入賞口210を開いて開状態におく時間は、短当たり開放パターン或いは小当たり開放パターンでは、長当たり解放パターンに比べ、非常に短いことから、遊技球は、大入賞口210には入賞し難い。
また、上述のように大入賞口210を閉じるにあたり、開閉扉220は、駆動機構230により上述と同様に駆動されて繰り返し前進することになる。この開閉扉220の繰り返しの前進過程の各々において、上述と同様に、遊技球Mが開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれることがあっても、当該遊技球Mは上述と同様にその挟み込み状態から解放されて大入賞口210内に落下していく。このため、「短当たり遊技状態」或いは「小当たり遊技状態」においても、開閉扉220は、上述と同様に、上記挟み込みの解消のもと、円滑に前進して大入賞口210を適正に閉じることができる。
また、上述のように各遊技球が、順次、環状のセンター構造物30の左側或いは右側にて下方に向けて転動していく過程において、遊技球が、始動入賞口61に到達することなく、順次、左側或いは右側のスルーゲート80を通過すると、これら各遊技球は、左側ゲートセンサS2或いは右側ゲートセンサS3により、順次、検出される。
これに伴い、普通図柄の抽選が、左側ゲートセンサS2或いは右側ゲートセンサS3の各検出出力に基づき順次行われる。なお、この普通図柄の抽選が順次行われる過程においては、普通図柄表示器111が普通図柄を変動表示する。また、この変動表示中において、次の普通図柄抽選がなされる場合には、これに伴う普通図柄の普通図柄表示器111による変動表示は、普通図柄保留器112による保留表示のもとに、先の普通図柄の変動表示の終了まで保留される。
しかして、上述した普通図柄の抽選のいずれかが当選すると、制御装置300が、電チューアクチュエータ73を駆動する。これに伴い、電動チューリップ70が、左右両側羽根部材72にて、電チュー入賞口71を、電チューアクチュエータ73により間欠的に解放するように駆動される。
このような状態においては、遊技盤10の盤面11の中央下方へ転動する遊技球が電チュー入賞口71に入賞し易くなる。しかして、当該遊技球が、順次、電チュー入賞口71に入賞するごとに、当該各遊技球が電チュー入賞口センサS4により順次検出される。すると、この電チュー入賞口センサS4の検出毎に、所定個数の賞球が払い出され、大当たり抽選がなされるとともに、特別図柄が特別図柄表示器113により変動表示される。なお、この変動表示にあたり、既に特別図柄の変動表示がなされている場合には、特別図柄の変動表示の保留表示が特別図柄保留器114によりなされる。
上述のように大当たり抽選が電チュー入賞口センサS4の検出毎になされる過程において、大当たり抽選の結果が、長当たり、短当たり或いは小当たりになると、アタッカー200が、大入賞口210にて、制御装置300による制御のもとに、上述と同様に、「長当たり開放パターン」。「短当たり開放パターン」或いは「小当たり開放パターン」に基づき開閉される。
そして、開閉扉220が、上述のように、大入賞口210を閉じるように前進する過程において、遊技球が、上述と同様に、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれることがあっても、当該遊技球は、上述した開閉扉220の前縁部224の傾斜形状のもとに、上述と同様に、上記挟み込み状態から解放されて、大入賞口210内に落下していく。
このため、開閉扉220は、遊技球の上記挟み込み状態からの解放のもとに、円滑に前進して、大入賞口210を適正に閉じる。
以上説明したように、本第1実施形態においては、アタッカー200の開閉扉220が、その前縁部224にて、上述のごとく、左端部から右端部にかけて、後方に向け直線状に傾斜するように構成されている。
このため、開閉扉220が大入賞口210を閉じるべく前進する過程において、遊技球が、大入賞口210の左側壁212の上端部と、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2との間に挟み込まれても、当該遊技球は、上述のごとく、開閉扉220により、その前進に伴い、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動されるとともに下方へ移動して、上記挟み込み状態から瞬時に解放されて、大入賞口210内に落下する。従って、開閉扉220は、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができる。これにより、上述の球噛みのままにある場合生じがちな本来入賞すべきでない不必要な遊技球の入賞口への入賞を未然に防止することができるのは勿論のこと、遊技者は、上述のような遊技球の挟み込み状態にいらだちを覚えることなく、快適に、遊技を継続し得る。
(第2実施形態)
図13は、本発明に係るパチンコ遊技機の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220が、上記第1実施形態とは異なり、その左端部221にて、大入賞口210の左側壁212の上端部よりも上方に位置するように、かつ右端部222から左端部221に向けて下方へ傾斜するように支持されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に大入賞口210を閉じるために、開閉扉220が駆動機構230による駆動のもとに前進する過程において、遊技球が、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、上述のごとく、開閉扉220の左端部は、大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れて位置するため、上述のように挟み込まれた遊技球は、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部とによる互いに離れた3点支持によって、見かけ上落下不能に挟み込まれることとなる。
しかしながら、開閉扉220の前縁部224は、上述のごとく、左端部から右端部にかけて、後方に向け直線状に傾斜しており、しかも、開閉扉220は、上述のごとく、駆動機構230による駆動のもとに前進する。
このため、上述のように3点支持により挟み込まれた状態にある遊技球は、開閉扉220により、その前進に伴い、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動される。従って、開閉扉220の左端部が大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れていることで、遊技球が上述のように3点支持によりしっかりと挟み込まれた状態になっても、当該遊技球は、その自重により下方へ移動しつつ左側壁212の上端部から容易に離れて前縁部224の左端部側から右端部側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放され、上記第1実施形態と同様に大入賞口210内に落下していく。これにより、上記第1実施形態と同様に、開閉扉220は、大入賞口210を適正に閉じることができる。その結果、上述の球噛みのままにある場合生じがちな本来入賞すべきでない不必要な遊技球の入賞口への入賞を未然に防止することができるのは勿論のこと、遊技者は、上述のような遊技球の挟み込み状態にいらだちを覚えることなく、快適に、遊技を継続し得る。その他の作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図14は、本発明に係るパチンコ遊技機の第3実施形態の要部を示しており、この第3実施形態では、上記第1実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220の左端側部位が、図14にて示すごとく、その下面部において、開閉扉220の左端部221から右側へ下方に向けて断面直線状に緩やかに傾斜するように切り欠かれている。このことは、開閉扉220の上記左端側部位が、当該開閉扉220の上面を基準として、左右方向に断面楔状となる楔部225として形成されていることを意味する。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第3実施形態においては、上述のごとく、アタッカー200の開閉扉220は、その前縁部224にて、左側端部221の左前側隅角部221aから右側端部222の前後方向中間部位222aにかけて直線状に後方へ傾斜するように形成されており、この開閉扉220の上記左端側部位が、当該開閉扉220の上面を基準として、左右方向に断面楔状となる楔部225として形成されている。
しかして、上記第1実施形態にて述べたと同様に、遊技球が、開閉扉220の前進過程において、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれたとき、開閉扉220の上記左端側部位が上述のごとく楔部225として形成されていることから、当該遊技球の開閉扉220の前縁部224の左端部との間の接触範囲は非常に狭い。このことは、当該遊技球が、より一層落下し易い状態に維持されつつ、当該上記第1実施形態と同様に、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動されることとなる。
従って、当該遊技球は、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動されながら、逸早く、下方の大入賞口210内に落下していくこととなる。
以上説明したように、本第3実施形態によれば、上述のごとく、アタッカー200の開閉扉220は、その前縁部224にて、右側端部221の左前側隅角部221aから右側端部222の前後方向中間部位222aにかけて直線状に後方へ傾斜するように形成されており、この開閉扉220の上記左端側部位が、上述のごとく、楔部225として形成されていることから、遊技球が、開閉扉220の前進過程において、開閉扉220の前縁部224の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれても、当該遊技球は、逸早く、上記挟み込みから解消されて、開閉扉220が逸早く円滑に前進して開閉扉220を適正に閉じることができる。その他の作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図15及び図16は、本発明に係るパチンコ遊技機の第4実施形態の要部を示している。この第4実施形態では、上記第1実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220に代えて、開閉扉220Aが採用されている。
この開閉扉220Aは、上記第1実施形態にて述べた開閉扉220の傾斜状前縁部224に代えてV字状前縁部226を有する点を除き、当該開閉扉220と同様に構成されている。
当該開閉扉220Aにおいて、V字状前縁部226は、開閉扉220Aの左前側隅角部221aと右前側隅角部222bとの間にて、当該開閉扉220Aの左右方向中央部を中心として、当該開閉扉220Aの前側部位をその前方から後方に向けて緩やかなV字状となるように切り欠くことで形成されている。なお、当該V字状前縁部226の前面は、開閉扉220Aの板厚方向に平行となっている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第4実施形態において、上記第1実施形態と同様に大入賞口210を閉じるために、開閉扉220に代わる開閉扉220Aが、駆動機構230による駆動のもと、前進する過程において、遊技球Mが、開閉扉220AのV字状前縁部226の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、当該遊技球は、落下することなく、開閉扉220AのV字状前縁部226の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に見かけ上挟み込まれたままになる(図17及び図18参照)。
ここで、上述のごとく、開閉扉220AのV字状前縁部226は、開閉扉220Aの左前側隅角部と右前側隅角部との間にて、当該開閉扉220Aの左右方向中央部を中心として、当該開閉扉220Aの前側部位をその前方から後方に向けて緩やかなV字状となるように切り欠くことで形成されている。このため、開閉扉220Aの前縁部226は、当該開閉扉220Aの左端部から左右方向中央部に近づく程、窓ガラスFD2から離れるようになっている。しかも、開閉扉220Aは、上述のごとく、駆動機構230による駆動のもと前進しているから、当該開閉扉220Aの前縁部226と窓ガラスFD2との間隔が、開閉扉220Aの前進に伴い順次狭くなっていく。
これに伴い、上述のように挟み込まれた状態にある遊技球は、開閉扉220Aの前縁部226の左端部と窓ガラスFD2との間において、前縁部226の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動される。
このような過程において、当該遊技球は、その自重により下方へ移動しつつ前縁部226の左端部側から左右方向中央部側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放されて、図19及び図20にて示すごとく、大入賞口210内に落下していく。このとき、大入賞口210の底壁211の前端部と窓ガラスFD2との間の間隔は、遊技球の外径よりも小さいので、遊技球は、必然的に大入賞口210内に落下する。このため、開閉扉220Aは、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができる。
なお、上述の作動説明においては、遊技球が、開閉扉220Aの左側端部にて挟持されて例について説明したが、例えば、遊技球が、大入賞口210の右側壁213の上端部と、開閉扉220Aの右前側隅角部222bと、窓ガラスFD2との間に挟み込まれた場合には、当該遊技球は、その自重により下方へ移動しつつ前縁部226の右端部側から左右方向中央部側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放されて、大入賞口210内に落下していく。このため、開閉扉220Aは、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができる。
以上説明したように、本第4実施形態では、開閉扉220Aの前縁部が、上記第1実施形態とは異なり、V字状に形成されていることから、遊技球が開閉扉220Aの左側端部及び右側端部のいずれの側で上述のように挟み込まれても、当該遊技球は、上記第1実施形態と実質的に同様に、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができ、その結果、遊技者の継続的な遊技を良好に維持し得る。その他の作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図21は、本発明に係るパチンコ遊技機の第5実施形態の要部を示している。この第5実施形態では、上記第4実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220Aが、上記第4実施形態とは異なり、その左端部にて、大入賞口210の左側壁212の上端部よりも上方に位置するように、かつ右端部から左端部に向けて下方へ傾斜するように、支持されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第5実施形態では、上記第4実施形態と同様に大入賞口210を閉じるために、開閉扉220Aが駆動機構230による駆動のもとに前進する過程において、遊技球が、開閉扉220AのV字状前縁部226の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、上述のごとく、開閉扉220Aの左端部は、大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れて位置するため、上述のように挟み込まれた遊技球は、開閉扉220Aの前縁部226の左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部とにより、互いに離れた3点支持により、見かけ上落下不能に挟み込まれることとなる。
しかしながら、開閉扉220AのV字状前縁部226は、上述のごとく、左端部から左右方向中央部にかけて、後方に向け直線状に傾斜しており、しかも、開閉扉220は、上述のごとく、駆動機構230による駆動のもとに前進する。このことは、当該前縁部226と窓ガラスFD2との間隔が、開閉扉220の前進に伴い、順次狭くなっていくことを意味する。
このため、上述のように3点支持により挟み込まれた状態にある遊技球は、開閉扉220により、その前進に伴い、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動される。
従って、開閉扉220Aの左端部が大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れていることで、遊技球が上述のように3点支持によりしっかりと挟み込まれた状態になっても、当該遊技球は、その自重により下方へ移動しつつ左側壁212の上端部から容易に離れて前縁部226の左端部側から左右方向中央部側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放され、上記第1実施形態と同様に大入賞口210内に落下していく。これにより、上記第4実施形態と同様に、開閉扉220Aは、大入賞口210を適正に閉じることができる。これにより、上述の球噛みのままにある場合生じがちな本来入賞すべきでない不必要な遊技球の入賞口への入賞を未然に防止することができるのは勿論のこと、遊技者は、上述のような遊技球の挟み込み状態にいらだちを覚えることなく、快適に、遊技を継続し得る。その他の作用効果は上記第4実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図22及び図23は、本発明に係るパチンコ遊技機の第6実施形態の要部を示している。この第6実施形態では、上記第1実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220に代えて、開閉扉220Bが採用されている。
開閉扉220Bは、図22にて示すごとく、左側扉部227及び右側扉部228を備えており、これら左側扉部227及び右側扉部228は、上に凸な縦断面略への字状となるように互いに折れ曲がって一体的に形成されている。
ここで、左側扉部227は、その左端部にて大入賞口210の左側壁212の上端部上に前後方向へ移動可能に位置しており、この左側扉部227は、その左端部から右側上方に向け傾斜状に延出している。右側扉部228は、左側扉部227の延出端部から上方へ緩やかに傾斜するように右側に向け延出されており、この右側扉部228は、その延出端部である右側端部にて、大入賞口210の右側壁212の上端部上に前後方向に移動可能に位置している。これにより、当該開閉扉220Bは、大入賞口210の上記上側開口面に沿い前後方向に移動可能となっている。
但し、開閉扉220Bは、その後縁部にて、遊技盤10の盤面11に平行となるように形成されており、開閉扉220Bの左側扉部227は、その前縁部227aにて、図23にて明らかに示すごとく、当該左側扉部227の左側端部から延出側端部にかけて、当該左側扉部227の前側左端隅角部を基準にその当該左側扉部227の後方へ傾斜するように傾斜状前縁部227aとして形成されている。
また、右側扉部228は、その前縁部228aにて、図23にて明らかに示すごとく、左側扉部227の前縁部227aのうち当該左側扉部227の延出端部に対する対応部位から開閉扉220Bの後縁部に平行となるように形成されている。これにより、開閉扉220Bと前扉FD2との間において、図23にて示すような空所が形成される。なお、開閉扉200Bが適正に閉じた状態において、右側扉部228と窓ガラスFD2との間の間隔は、遊技球の外径よりも幾分大きい。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
以上のように構成した本第6実施形態において、上記第1実施形態と同様に大入賞口210を閉じるために、開閉扉220に代わる開閉扉220Bが、駆動機構230による駆動のもと、前進する過程において、遊技球Mが、開閉扉220Bの左側扉部227の前縁部224aの左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、当該遊技球Mは、落下することなく、開閉扉220Bの左側扉部227の前縁部227aの左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に見かけ上挟み込まれたままになる(図24及び図25参照)。
ここで、上述のごとく、開閉扉220Bの左側扉部227及び右側扉部228は、上に凸な縦断面略への字状となるように互いに折れ曲がって一体的に形成されている。さらに左側扉部227は、その前縁部227aにて、当該左側扉部227の左側端部から延出側端部にかけて、当該左側扉部227の前側左端隅角部を基準にその当該左側扉部227の後方へ傾斜するように傾斜状前縁部227aとして形成されるとともに、右側扉部228は、その前縁部228aにて、遊技盤10の盤面11に平行に形成されている。
このため、開閉扉220Bが大入賞口210を閉じるべく前進する過程において、遊技球Mが、上述のごとく、大入賞口210の左側壁212の上端部と、左側扉部227の前縁部227aの左端部と、窓ガラスFD2との間に挟み込まれても、当該遊技球は、上述のごとく、開閉扉220により、その前進に伴い、前縁部224の左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動されるとともに右側扉部228の下側へ移動して、上記挟み込み状態から瞬時に解放されて、大入賞口210内に落下する(図26及び図27参照)。従って、開閉扉220Bは、上記挟み込み状態からの瞬時の解放のもとに、円滑に窓ガラスFD2に向けて前進して、大入賞口210を適正に閉じることができる。
これにより、上述の球噛みのままにある場合生じがちな本来入賞すべきでない不必要な遊技球の入賞口への入賞を未然に防止することができるのは勿論のこと、遊技者は、上述のような遊技球の挟み込み状態にいらだちを覚えることなく、快適に、遊技を継続し得る。その他の作用効果は上記第1実施形態と同様である。
(第7実施形態)
図28は、本発明に係るパチンコ遊技機の第7実施形態の要部を示している。この第7実施形態では、上記第6実施形態にて述べたアタッカー200において、開閉扉220Bが、上記第6実施形態とは異なり、その左側扉部227の左端部にて、大入賞口210の左側壁212の上端部よりも上方に位置するように支持されている。なお、右側扉部228は、上記第6実施形態と同様に、左側扉部227の延出端部から緩やかに上方へ傾斜している。その他の構成は、上記第6実施形態と同様である。
このように構成した本第7実施形態において、上記第6実施形態と同様に大入賞口210を閉じるために、開閉扉220Bが駆動機構230による駆動のもとに前進する過程において、遊技球が、開閉扉220Bにおける左側扉部227の前縁部227aの左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部との間に挟み込まれると、上述のごとく、開閉扉220Bの左側扉部227の左端部は、大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れて位置するため、上述のように挟み込まれた遊技球は、左側扉部227の前縁部227aの左端部と、窓ガラスFD2と、大入賞口210の左側壁212の上端部とによる互いに離れた3点支持によって、見かけ上落下不能に挟み込まれることとなる。
しかしながら、左側扉部227の前縁部227aは、上述のごとく、左端部から右方に向けて、後方へ直線状に傾斜しており、しかも、開閉扉220Bは、上述のごとく、駆動機構230による駆動のもとに前進する。
このため、上述のように3点支持により挟み込まれた状態にある遊技球は、開閉扉220Bにより、その前進に伴い、左側扉部227の前縁部227aの左端部と窓ガラスFD2との間の間隔のうちより広い間隔部位に向けて押動される。従って、開閉扉220Bの左側扉部227が、その左端部にて、大入賞口210の左側壁212の上端部から上方へ離れていることで、遊技球が上述のように3点支持によりしっかりと挟み込まれた状態になっても、当該遊技球は、その自重により下方へ移動しつつ左側壁212の上端部から容易に離れて左側扉部227の前縁部227aの左端部側から右側へ移動し、上記挟み込み状態から瞬時に解放され、上記第6実施形態と同様に大入賞口210内に落下していく。これにより、上記第6実施形態と同様に、開閉扉220Bは、大入賞口210を適正に閉じることができる。その結果、上述の球噛みのままにある場合生じがちな本来入賞すべきでない不必要な遊技球の入賞口への入賞を未然に防止することができるのは勿論のこと、遊技者は、上述のような遊技球の挟み込み状態にいらだちを覚えることなく、快適に、遊技を継続し得る。その他の作用効果は、上記第6実施形態と同様である。
なお、本発明の実施にあたり、上記各実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本発明の実施にあたり、アタッカー200は、上記各実施形態にて述べた位置に限ることなく、スタートチャッカー60の下側、センター構造物30の左側或いは上側等のどのような位置にて遊技盤10の盤面11に設けるようにしてもよい。従って、大入賞口装置としてのアタッカーに限ることなく、一般的には、入賞口を有する可変入賞装置であってもよい。
(2)本発明の実施にあたり、アタッカー200は、左右両側案内板200b、200cを除いたアタッカー本体200aのみで構成してもよい。
(3)本発明の実施にあたり、上記各実施形態にて述べた前扉FDは、ガラス板FD2に代えて、透明板を有していてもよい。