JP2012005790A - 身体装着具 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着感が良好な身体装着具を提供すること。
【解決手段】身体装着具1は、使用時に着用者の肌に対向する肌側シート2と、使用前は包材として機能し且つ使用時に外方を向く最外側シート3とを有する。最外側シート3は、身体装着具の使用前の状態においては肌側シート2を内包するように最外側シート3の外縁部どうしが剥離可能に接合しており、最外側シート3の外縁部どうしの剥離可能接合部を引き剥がして使用する。最外側シート3と肌側シート2とが剥離不可能に部分接合している。
【選択図】図1
【解決手段】身体装着具1は、使用時に着用者の肌に対向する肌側シート2と、使用前は包材として機能し且つ使用時に外方を向く最外側シート3とを有する。最外側シート3は、身体装着具の使用前の状態においては肌側シート2を内包するように最外側シート3の外縁部どうしが剥離可能に接合しており、最外側シート3の外縁部どうしの剥離可能接合部を引き剥がして使用する。最外側シート3と肌側シート2とが剥離不可能に部分接合している。
【選択図】図1
Description
本発明は、マスクやカイロなど、使用者の身体に取り付けられて使用される身体装着具に関する。
いわゆる使い捨てカイロは、発熱手段として、鉄粉の酸化反応によって生じる熱を利用している。したがって、カイロの使用前には、これを酸素バリア性の外装袋内に入れて密封し、カイロが空気と接触しないようにしておく必要がある。使用に際しては外装袋を開封し、取り出したカイロを下着や肌に当接させる。開封された袋は廃棄される。しかし、昨今の省資源・エコロジーの観点から、廃棄物が極力生じないようにすることが望まれている。
前記の観点から、特許文献1においては、通気性シート3と非通気性シート4からなる、内部に発熱材1が封入された袋体2を、通気性シート3が内側になるよう中央部分で折り曲げて二つ折りにした使い捨てカイロが提案されている。このカイロにおいては、通気性シート3における折り曲げ部分を除く互いに対向する縁部同士を剥離可能に熱圧着して密封状の外装レス包装形態とする。そして、使用に際しては、二つ折り状の袋体2’の縁部同士を引き剥がし展開する。類似の構成の使い捨てカイロは、例えば特許文献2及び3にも記載されている。
前記の各特許文献に記載の技術においては、使用前の状態において外部から空気が流入しないようにするために、最外側シートとして非通気性シートが用いられている。カイロを長期にわたって保存した後であっても、発熱材の劣化が生じないようにするためには、非通気性シートとして酸素バリア性が十分に高いシートを用いる必要がある。そのようなシートとしては、例えばアルミニウム等の金属をラミネートした樹脂シートがしばしば用いられる。しかし、そのようなラミネートシートは硬い感触を有するものなので、そのようなシートを備えたカイロを使用者の肌に直接触れるように用いると、該シートの硬さに起因して良好な装着感が得られない。金属ラミネートシートに代えて、多層構造の樹脂シートを用いることも考えられるが、多層構造であることに起因して、やはりシートの硬さが目立ってしまう。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る身体装着具を提供することにある。
前記の課題を解決すべく、本発明者らは鋭意検討した結果、最外側シートと肌側シートとを特定の様式で接合することで、最外側シートとして硬いシートを用いた場合であっても、該シートの硬さを知覚しづらくなることを知見した。
本発明は前記の知見に基づきなされたものであり、使用時に着用者の肌に対向する肌側シートと、使用前は包材として機能し且つ使用時に外方を向く最外側シートとを有し、
前記最外側シートは、使用前の状態においては前記肌側シートを内包するように該最外側シートの外縁部どうしが剥離可能に接合しており、該最外側シートの外縁部どうしの剥離可能接合部を引き剥がして使用する身体装着具であって、
前記最外側シートと前記肌側シートとが剥離不可能に部分接合している身体装着具を提供することで、前記の課題を解決したものである。
前記最外側シートは、使用前の状態においては前記肌側シートを内包するように該最外側シートの外縁部どうしが剥離可能に接合しており、該最外側シートの外縁部どうしの剥離可能接合部を引き剥がして使用する身体装着具であって、
前記最外側シートと前記肌側シートとが剥離不可能に部分接合している身体装着具を提供することで、前記の課題を解決したものである。
本発明の身体装着具によれば、最外側シートと肌側シートとを剥離不可能に部分接合したので、接合部間に位置する非接合部における肌側シートが最外側シートから浮き上がって、浮き上がった肌側シートが肌と接するようになり、身体装着具の装着感が良好になる。また最外側シートが包材としても機能するので、使用時の廃棄物の発生が抑えられ、廃棄物の廃棄等の後片付けの手間が低減される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1(a)ないし(d)には、本発明の身体装着具の第1の実施形態としての発熱具が示されている。この発熱具1は、これを例えば使用者の両眼に当接させて、目の疲れをとったり、リラックス感を付与したり、目の隈をとったりする目的で用いられる。図1(b)ないし(d)に示すように、発熱具1は、本体部1Aと該本体部1Aを身体に固定するための取り付け部1Bとを有している。図1(c)に示すように、図1(a)に示す状態の発熱具1を展開した使用状態において、本体部1Aは、長手方向Xとこれに直交する幅方向Yを有する横長の形状をしている。本体部1Aは、発熱具1の使用時に使用者の肌に対向する肌側シート2と、発熱具1の使用時に外方を向く外面を構成する最外側シート3とを有している。最外側シート3は、発熱具1の使用前(保存中)の状態においては、発熱具1の包材としても機能する。
最外側シート3は、肌側シート2の外縁から外方に延出する外縁延出部3aを有している。外縁延出部3aは、肌側シート2を取り囲んでいる。肌側シート2と最外側シート3とは、肌側シート2の外縁域において部分接合によって剥離不可能に接合されている。図1(c)では、この剥離不能接合部が符号8で示されている。また、剥離不能接合部8は、幅方向Yに延びる折り線Fに沿っても形成されている。各剥離不能接合部8は、一方向に延びる線状の形状をしている。隣り合う剥離不能接合部8の間の部位は非接合部9となっている。非接合部9はもちろん剥離不能接合部8以外の全領域において、最外側シート3と肌側シート2とが非接合状態になっている。
本体部1Aにおいては、複数の剥離不能接合部8の形成によって断続的な外縁に囲まれた略矩形の領域が2つ形成され、各領域内に発熱部4が1つずつ配置されている。発熱部4は、本体部1Aの長手方向Xに沿って並列配置されている。
肌側シート2としては、通気性を有するシート材料が用いられる。肌側シート2は、本実施形態の発熱具の使用時に肌に対向する部材なので、風合いの良好な材料から構成されていることが好ましい。そのような材料としては、例えば各種の不織布を用いることができる。
最外側シート3としては、非通気性のシート材料が用いられる。最外側シート3は、本実施形態の発熱具において、その使用前は包材として機能するものなので、遮蔽性を有することが望ましい。その観点から、最外側シート3としては、酸素バリア性を有する樹脂シートが好ましく、中でもアルミニウム等の金属がラミネートされた樹脂シートであれば、遮光性等も有する点から特に好ましい。
発熱部4は、被酸化性金属粉、反応促進剤、電解質及び水を含んでいる。発熱部4は、被酸化性金属が酸素と接触することによる酸化反応で生じた熱を利用して発熱する部位である。発熱部4は、例えば粉体組成物であるか、又はシート状の成形体であり得る。発熱部4がいずれの形態であっても、必要に応じて該発熱部4を、通気性を有する多孔性フィルムで被覆して、該発熱部4の構成材料の脱落を防ぐようにしておいてもよい。
最外側シート3としては、非通気性のシート材料が用いられる。最外側シート3は、本実施形態の発熱具において、その使用前は包材として機能するものなので、遮蔽性を有することが望ましい。その観点から、最外側シート3としては、酸素バリア性を有する樹脂シートが好ましく、中でもアルミニウム等の金属がラミネートされた樹脂シートであれば、遮光性等も有する点から特に好ましい。
発熱部4は、被酸化性金属粉、反応促進剤、電解質及び水を含んでいる。発熱部4は、被酸化性金属が酸素と接触することによる酸化反応で生じた熱を利用して発熱する部位である。発熱部4は、例えば粉体組成物であるか、又はシート状の成形体であり得る。発熱部4がいずれの形態であっても、必要に応じて該発熱部4を、通気性を有する多孔性フィルムで被覆して、該発熱部4の構成材料の脱落を防ぐようにしておいてもよい。
図1(a)に示す状態の発熱具1を展開した使用状態において、本体部1Aの幅方向Yに沿った各側縁部5の位置における本体部1Aの内面に、取り付け部1Bが取り付けられている。取り付け部1Bは紐部材から構成されており、その両端が、本体部1Aの幅方向Yに沿って側縁部5にループ状に固定されている。ループ状の取り付け部1Bは、これを使用者の耳に掛けることで、本体部1Aを両眼に当接させた状態を維持する目的で用いられる。したがって、この目的のために、紐部材に代えて、帯部材を用いて取り付け部1Bを構成してもよい。取り付け部1Bの両端部の固定位置は、本体部1Aの内面における肌側シート2上であって良い。取り付け部1Bは、それが紐部材か、それとも帯部材であるかを問わず、伸縮性を有していることが好ましい。
図1(c)に示す状態の本体部1Aは、発熱具1の使用前(保存中)の状態においては、幅方向Yに延びる折り線Fに沿って二つ折りされている。折り線Fは、本体部1Aを左右に二分するように位置している。先に述べた発熱部4は、折り線Fを挟んで左右対称の位置に配置されている。本体部1Aが二つ折りされて図1(a)に示す状態になったとき、本体部1Aにおける折り線Fの左半部の外縁と右半部の外縁とは完全に重なり合っている。
図1(c)に示す状態の本体部1Aを二つ折りする場合、肌側シート2が内側になるように二つ折りされる。このとき、取り付け手段1Bを、本体部1Aの肌側シート側に位置させた状態で該本体部1Aを折り畳む。本体部1Aが二つ折りされて図1(a)に示す状態になったとき、取り付け手段1Bは本体部1Aの内部に完全に内包され、外方には全く露出していない。同様に、本体部1Aの内面、つまり肌側シート2も、本体部1Aの内部に完全に内包され、外方には全く露出していない。先に述べたとおり、本体部1Aを構成する最外側シート3は、肌側シート2よりも大きいものなので、取り付け手段1Bや肌側シート2が本体部1Aに内包されるということは、換言すれば、取り付け手段1Bや肌側シート2は最外側シート3に内包されることになる。
二つ折りに折り畳まれた状態の本体部1Aは、その折り畳み状態が維持されるように、折り畳まれた状態の該本体部1Aにおける対向面の少なくとも一部が開封可能に固定されている。詳細には、二つ折りされた状態の本体部1Aにおける、外縁部の全域が剥離可能に接合されて剥離可能接合部6が形成され、これによって本体部1Aの二つ折り状態が維持されている。本実施形態においては、肌側シート6を内包するように、最外側シート3の外縁部どうしが剥離可能に接合している。この接合部位は、最外側シート3のうち、肌側シート2の外縁から外方に延出した延出域である外縁延出部3aに存在している。
二つ折りされた状態の本体部1Aにおける、対向する外縁延出部3aどうしの接合は連続にかつ気密に行われる。こうすることによって、発熱具1の使用前において、剥離可能接合部6によって外部から発熱部4への空気の流入が確実に遮断され、上述した被酸化性金属粉と空気(酸素)との接触を確実に防止することができ、発熱具1の使用前における被酸化性金属粉の酸化を確実に防止することができる。この観点から、剥離可能接合部6の形成には、例えば接着剤による接着、熱融着、超音波接合等を用いることができる。
以上のとおりの構成を有する発熱具1によれば、包材として機能する最外側シート3が本来的に有する硬さが、該最外側シート3と肌側シート2とを部分接合することで知覚しづらくなり、発熱具1の装着感が良好になる。その上、その使用前の状態においては、剥離可能接合部6の形成によって発熱部4に含まれる被酸化性金属と外気との接触が確実に断たれているので、発熱具1の発熱特性の劣化が効果的に防止されている。しかも、包材としても機能する最外側シート3を用いているので、酸素バリア性の外装袋等に別途発熱具1を密封収容して保存する必要もない。更に、取り付け部1Bは、二つ折りされた本体部1Aの内側に内包されるので、発熱具1の外観がすっきりしたものとなり、見映えが良好になり、衛生的でもある。
最外側シート3の硬さを一層知覚しづらくする観点から、最外側シート3と肌側シート2とを接合する剥離不能接合部8の接合位置は、肌側シート2の外縁から1mm以上内側、特に3mm以上内側とすることが好ましい。隣り合う剥離不能接合部8の距離は、肌側シート2の浮き上がりによる良好な肌触りを顕著なものとする観点から、1〜20mmとすることが好ましい。3〜10mmとすることが特に好ましい。
また、折り線Fに沿って形成されている剥離不能接合部8に関しては、その端部が、肌側シート2の外縁から3mm以上内側に位置していることが好ましい。こうすることで、本体部1Aを二つ折りして、剥離可能接合部6によって連続接合を行った場合、気密性を保ちやすくなる。
図1(d)には、図1(a)及び(b)に示す状態の発熱具1を使用する直前の状態が示されている。発熱具1を使用するときには、本体部1Aの左半部と右半部とを接合している剥離可能接合部6を引き剥がして、本体部1Aを図1(c)に示す状態となるように開封する。こうすることで、二つ折りされた本体部1Aの内側に内包されていた取り付け部1Bが露出する。また、発熱部4に含まれている被酸化性金属粉と空気との接触が開始され、発熱を起こり始める。この取り付け部1Bを左右の耳に掛け、かつ本体部1Aを両眼に当接させることで、発熱部1の取り付け状態が完成する。取り付け部1Bを左右に引っ張ることで、本体部1Aの非接合部9における肌側シート2の浮き上がりが一層顕著になり、発熱具1の装着感が一層良好になる。
発熱部4への空気の流入は、肌側シート2を通じてなされる。これに加えて、剥離不能接合部8間に位置する非接合部9を通じても外部から発熱部4へ空気の流入が可能である。肌側シート2が使用者の肌に密着している場合は、肌側シート2を通じての空気の流入が妨げられやすいことがあるので、非接合部9を通じて空気の流入が可能になっている本実施形態の発熱具1は、安定した発熱特性を得ることができるという利点がある。この利点を更に顕著なものにするために、発熱部4のうち、最外側シート3との対向面の一部を、該最外側シート3と接合固定することが好ましい。あるいは、発熱部4のうち、肌側シート2との対向面の一部を、該肌側シート2と接合固定することが好ましい。
次に、本発明の第2ないし第7の実施形態について、図2ないし図7を参照しながら説明する。これらの実施形態について、特に説明しない点に関しては、先に詳述した第1の実施形態に関する説明が適宜適用される。また、図2ないし図7において、図1と同じ部材には同じ符号を付してある。
図2(a)及び(b)に示す第2及び3の実施形態は、第1の実施形態と同様に発熱具に係るものである。これらの実施形態においては、最外側シート3と肌側シート2とを接合する剥離不能接合部8が、本体部1Aの幅方向Yに沿ってのみ形成されている。図2(a)に示す実施形態においては、肌側シート2の長手方向Xの両端部に、幅方向Yに沿って剥離不能接合部8が形成されている。取り付け部1Bは、該本体部1Aに固定されている。具体的には、取り付け部1Bを構成する紐状の部材の端部は剥離不能接合部8において肌側シート2に固定されている。取り付け部1Bの肌側シート2への固定方法としては、粘着剤で貼り付けても、熱融着により接合してもよい。また、幅方向Yに延びるスリーブ状の空間が形成されるように剥離不能接合部8を形成し、該空間内に紐状取り付け部1Bを構成する紐状の部材を通すことにより、取り付け部1Bを該本体部1Aに固定してもよい。図2(b)に示す実施形態では、肌側シート2の長手方向Xの両端部に、幅方向Yに沿って剥離不能接合部8が形成されていることに加え、折り線Fに沿って1本の剥離不能接合部8が形成されている。両端部に形成されている一対の剥離不能接合部8の長さは、図2(a)に示す実施形態よりも短くなっている。その代わりに、図2(b)に示す実施形態においては、取り付け部1Bを構成する紐状の部材の端部が、肌側シート2のみに固定されている。これらの実施形態によれば、最外側シート3の硬さが一層知覚しづらくなり、発熱具1の装着感が一層良好になる。
図3(a)及び(b)に示す第4の実施形態の発熱具1は、剥離不能接合部8の形態は、先に説明した図2(a)に示す実施形態と同様である。本実施形態が、図2(a)に示す実施形態と異なる点は、(i)最外側シート3に、折り線Fに沿ってミシン目等の切断誘導線(図示せず)が形成されている点、及び(ii)肌側シート2が、少なくとも長手方向Xに沿って伸縮性を有している点である。
本実施形態の発熱具1を使用する場合には、まず図3(a)に示す状態の本体部1Aを長手方向Xに沿って引っ張る。こうすることで、最外側シート3に形成されている切断誘導線(図示せず)に沿って該最外側シート3が切断されて左右に二分される。引き続き本体部1Aを長手方向Xに沿って引っ張ると、肌側シート2が伸長して図3(b)に示す状態になる。この状態下に、各取り付け部1Bを耳に掛けることで装着状態が完成する。本実施形態によれば、良好な装着感が得られることに加えて、肌側シート2の伸長に起因して良好なフィット性も得られる。
上述の有利な効果を一層顕著なものとする観点から、発熱部4のうち、最外側シート3との対向面の一部を、該最外側シート3と接合固定することが好ましい。例えば、発熱部4を、Y方向の中心線に沿って間欠的に最外側シート3と固定することができる。
図4(a)及び(b)に示す第5の実施形態の発熱具1は、本体部1Aと、取り付け部1Cとを具備している。本体部1Aの構成は、第1の実施形態と同様になっている。取り付け部1Cの構成は、第1の実施形態と異なる。その詳細は以下のとおりである。
取り付け部1Cは、矩形のシート状部材から構成されている。シート状部材から構成される取り付け部1Cは、本体部1Aの内面、すなわち肌側シート2が配されている側の面の少なくとも一部を覆うように該本体部1Aに固定されている。具体的には、図4(a)に示すように、取り付け部1Cは、本体部1Aの内面の略上半部を覆っている。取り付け部1Cの長手方向Xの長さは、本体部1Aにおける肌側シート2の長手方向Xの長さと略一致している。
矩形をしている取り付け部1Cは、その長手方向を本体部1Aの長手方向Xと一致させて本体部1Aに固定されている。取り付け部1Cは、その長手方向の一辺が、本体部1Aにおける肌側シート2の上辺の位置と一致するように、該肌側シート2の上辺域に固定されている。
図4(b)は、図4(a)に示す展開状態の発熱具1において、取り付け部1Cを180度上側に反転させた状態を示している。同図に示すように、取り付け部1Cは、その2つの面のうち、本体部1Aの内面と対向する面(以下「本体部対向面」という。)に、粘着剤が塗布されて形成された粘着部7を有している。粘着部7は、本体部対向面の全域に形成されている。本体部対向面と対向する本体部1Aの内面には、剥離処理が施されており、取り付け部1Cの本体部対向面が、本体部1Aの内面から容易に剥離できるようになっている。
図4(a)に示す状態の本体部1Aは、幅方向Yに延びる折り線Fに沿って二つ折りされる。このとき、取り付け手段1Cを、本体部1Aの肌側シート側に位置させた状態で該本体部1Aを折り畳む。そして、本体部1Aが二つ折りされた状態になったとき、取り付け手段1Cは本体部1Aの内部に完全に内包され、外方には全く露出していない。同様に、本体部1Aの内面、つまり肌側シート2も、外方には全く露出していない。その結果、発熱具1は、先に説明した実施形態における図1(a)に示す状態と同じになる。
本実施形態の発熱具1を使用する場合には、先に述べた図1(a)に示す状態から、本体部1Aの左半部と右半部とを接合している剥離可能接合部6を引き剥がして、図4(a)に示す状態に開封した後、例えば図5(a)に示すように、取り付け手段1Cを180度上方に折り返して粘着部7を露出させる。そして露出した粘着部7を使用者の肌又は下着等の着衣に当接させて、発熱具1を固定すればよい。あるいは、図4(a)に示す状態に開いた後、図5(b)に示すように、取り付け手段1Cと本体部1Aとの間に、着衣のへりHの部分を挟み込み、この挟み込みと粘着部7によって発熱具1を固定すればよい。着衣のへりHとしては、例えばショーツのウエスト開口部等を利用できる。
図6(a)及び(b)に示す第6の実施形態は、上述した第5の実施形態と取り付け部の構成が異なる以外は、第5の実施形態と同様になっている。本実施形態の発熱具1における取り付け部1Dは、図6(a)に示すように、2枚の矩形のシート状部材から構成されている。シート状部材から構成される各取り付け部1Dは、本体部1Aの内面、すなわち肌側シート2が配されている側の面の少なくとも一部を覆うように該本体部1Aに固定されている。具体的には、図6(a)に示すように、取り付け部1Cは、本体部1Aの左半部における長手方向Xの外方寄りの半部と、本体部1Aの右半部における長手方向Xの外方寄りの半部とを覆っている。取り付け部1Cの幅方向Yの長さは、本体部1Aにおける肌側シート2の幅方向Yの長さと略一致している。
矩形をしている取り付け部1Dは、その幅方向を本体部1Aの幅方向Yと一致させて本体部1Aに固定されている。取り付け部1Dは、その幅方向の一辺が、本体部1Aにおける肌側シート2の左辺及び右辺の位置と一致するように、該肌側シート2の左辺域及び右辺域に固定されている。
図6(b)は、図6(a)に示す展開状態の発熱具1において、各取り付け部1Dを180度側方に反転させた状態を示している。同図に示すように、取り付け部1Dは、その2つの面のうち、本体部1Aの内面と対向する面である本体部対向面に、粘着剤が塗布されて形成された粘着部7を有している。粘着部7は、各取り付け部1Dにおける本体部対向面の全域に形成されている。本体部対向面と対向する本体部1Aの内面には、剥離処理が施されており、取り付け部1Dの本体部対向面が、本体部1Aの内面から容易に剥離できるようになっている。
本実施形態においても、先に説明した第5の実施形態と同様に、各取り付け手段1Dを、本体部1Aの内面シート2側に位置させた状態で、該本体部1Aを幅方向Yに延びる折り線Fに沿って二つ折りに折り畳み、更に外縁延出部3aを剥離可能接合部(図示せず)によって気密に接合する。これによって、各取り付け手段1Dは本体部1Aの内部に完全に内包され、外方には全く露出してなくなり、かつ本体部1Aの肌側シート2も、外方には全く露出してなくなる。その結果、発熱具1は、先に説明した実施形態における図1(a)に示す状態と同じになる。
本実施形態の発熱具1を使用する場合には、先に説明した図1(a)に示す状態から、本体部1Aの左半部と右半部とを接合している接合部6を剥離して、図6(a)に示す状態に開いた後、更に図6(b)に示すように、各取り付け手段1Dを180度側方に折り返して粘着部7を露出させる。そして露出した粘着部7を使用者の肌又は下着等の着衣に当接させて、発熱具1を固定すればよい。
図7(a)ないし(c)には、本発明の身体装着具の第7の実施形態としてのマスク10が示されている。このマスク10は、使用者の鼻から顎にかけての部位を覆うために用いられるものである。マスク10は、本体部10Aと、本体部10Aを使用者の顔面に固定するための取り付け部10Bとを有している。図7(c)に示すように、図7(a)に示す状態のマスク10を展開した使用状態において、本体部10Aは、長手方向Xとこれに直交する幅方向Yを有する横長の矩形状をしている。本体部10Aは、マスク10の使用時に使用者の肌に対向する肌側シート12と、マスク10の使用時に外方を向く最外側シート13とを有している。
最外側シート13は、肌側シート12の外縁から外方に延出する外縁延出部13aを有している。外縁延出部13aは、肌側シート12を取り囲んでいる。肌側シート12と最外側シート13とは、本体部10Aの幅方向Yに沿ってのみ接合部が形成されている。具体的には、肌側シート21の長手方向Xの両端部に、幅方向Yに沿って剥離不能接合部8が形成されている。
肌側シート12及び最外層シート13としては、マスク10の具体的な用途に応じて適切な材料が用いられる。例えばこれらのシート12,13として、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布、それらの積層体(例えばスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布)、ニードルパンチ不織布、エアスルー不織布などが挙げられる。肌側シート12は、通気性の材料であることが好ましい。最外側シート13は、通気性の材料でもよいが、非通気性の材料であるほうが良い。
図7(a)に示す状態のマスク10を展開した使用状態において、本体部10Aの幅方向Yに沿った各側縁部の位置における肌側シート2上には、紐部材からなる取り付け部10Bが取り付けられている。取り付け部10Bの詳細は第1の実施形態等と同様である。取り付け部10Bは、これを使用者の耳に掛けることで、鼻から顎にかけての部位を本体部10Aによって覆った状態を維持する目的で用いられる。
図7(c)に示す状態の本体部10Aは、幅方向Yに延びる折り線Fに沿って二つ折りされている。この場合、肌側シート12が内側になるように二つ折りされる。このとき、取り付け手段10Bを、本体部10Aの肌側シート側に位置させた状態で該本体部10Aを折り畳む。二つ折りに折り畳まれた状態の本体部10Aは、その折り畳み状態が維持されるように、折り畳まれた状態の該本体部10Aにおける対向面の少なくとも一部が剥離可能に固定されている。詳細には、二つ折りされた状態の本体部10Aにおける、外縁延出部3aのうち、側縁部15に位置する部位が、幅方向Yの略中央域のみにおいて接合されて剥離可能接合部16が形成されている。これによって本体部10Aの二つ折り状態が維持されている。本実施形態においては、先に説明した各実施形態と異なり、剥離可能接合部16を気密に形成することを要しない。すなわち、外縁延出部3aの剥離可能接合部16は不連続接合であって良い。
本実施形態のマスク10によれば、これまで説明してきた実施形態と同様に、最外側シート13の硬さを知覚しづらく、良好な装着感が得られる。また、空気の流通が、肌側シート12と最外側シート13との非接合部においても行われるので、息苦しさを感じることもない。このことは、特に、最外側シート13が非通気性である場合に有効である。更に本実施形態のマスク10は、それが使用される前まで、接顔面である肌側シート12側の面がマスク10の内側になっているので、該接顔面が埃やウイルスと接触しづらい状態になっている。したがって、マスク10を外装袋等に個別包装しなくても、使用前まで、接顔面の衛生的な状態が保たれているという利点がある。
本実施形態のマスク10においては、その機能を高める目的で、肌側シート12と最外側シート13との間に、各種の機能性部材、例えばフィルタ、賦香材、吸着剤等を配置してもよい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、身体装着具として発熱具及びマスクを例にとり説明をしたが、本発明の身体装着具はこれらに制限されず、例えば人体から排出される液の吸収に使用される吸収性物品、パップ剤、絆創膏等に適用することもできる。
また、前記の各実施形態においては、最外側シートが肌側シートの外縁から延出していたが、これに代えて、同形同寸の最外側シート及び肌側シート、あるいは肌側シートが最外側シートより大きく、肌側シートを折り畳んで最外側シートに内包するものであってもよい。
また、第5の実施形態においては、取り付け部1Cが、本体部1Aの内面の略上半部を覆っていたが、これに代えて本体部1Aの内面の全域を覆っていてもよい。また、取り付け部1Cを2枚用いて、その一方を、42(a)に示すように取り付け、他の一方を、その長手方向の一辺が、本体部1Aにおける肌側シート2の下辺の位置と一致するように、該肌側シート2の下辺域に固定して、2枚の取り付け部1Cによって、本体部1Aの内面の全域を覆うようにしてもよい。
また、第6の実施形態においては、2枚の取り付け部1Dを用いたが、これに代えて一方の取り付け部1Dのみを用いてもよい。その場合には、第5の実施形態に関して説明した図5(a)及び(b)に示す使用形態とすればよい。
また前記の各実施形態において、折り畳まれた本体部1A,10Aの間に、発熱具1又はマスク10の取り扱い説明書を配してもよい。
また前記の各実施形態においては、本体部1A,10Aを二つ折りにしたが、肌側シートが内側になり、かつ該肌側シートが外方に露出しないような折り畳み形状となる限りにおいて、本体部を三つ折り以上に折り畳んでもよい。
1 発熱具
1A 本体部
1B 取り付け部
2 肌側シート
3 最外側シート
3a 外縁延出部
4 発熱部
5 側縁部
6 剥離可能接合部
7 粘着部
8 剥離不能接合部
10 マスク
1A 本体部
1B 取り付け部
2 肌側シート
3 最外側シート
3a 外縁延出部
4 発熱部
5 側縁部
6 剥離可能接合部
7 粘着部
8 剥離不能接合部
10 マスク
Claims (4)
- 使用時に着用者の肌に対向する肌側シートと、使用前は包材として機能し且つ使用時に外方を向く最外側シートとを有し、
前記最外側シートは、使用前の状態においては前記肌側シートを内包するように該最外側シートの外縁部どうしが剥離可能に接合しており、該最外側シートの外縁部どうしの剥離可能接合部を引き剥がして使用する身体装着具であって、
前記最外側シートと前記肌側シートとが剥離不可能に部分接合している身体装着具。 - 前記肌側シートが該最外側シートによって内包されるように折り畳まれている請求項1記載の身体装着具。
- 前記最外側シートが非通気性シートであり、前記肌側シートが通気性シートであり、
該最外側シートと該肌側シートとの間に、被酸化性金属を含む発熱部が配置されており、
使用前の状態においては前記剥離可能接合部が連続且つ気密に形成され、該剥離可能接合部によって前記発熱部への空気の流入が遮断され、且つ、
該剥離可能接合部を引き剥がした状態においては、該最外側シートと該肌側シートとの剥離不能部分接合部間に位置する非接合部を通じて外部から該発熱部へ空気の流入が可能である請求項1又は2記載の身体装着具。 - 前記身体装着具を使用者の身体に固定するための取り付け部を有し、
該取り付け部が使用前の状態においては前記肌側シートとともに前記最外側シートによって内包されている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の身体装着具。
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Citations (5)
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| JPH07308337A (ja) * | 1994-05-17 | 1995-11-28 | Maikoole Kk | 温熱用具 |
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| JP2008119090A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Okamoto Ind Inc | 使い捨てカイロ |
| JP2009131597A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-18 | Kao Corp | 発熱具 |
-
2010
- 2010-06-28 JP JP2010146954A patent/JP2012005790A/ja active Pending
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