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JP2012005060A - 雑音除去装置 - Google Patents

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JP2012005060A
JP2012005060A JP2010140868A JP2010140868A JP2012005060A JP 2012005060 A JP2012005060 A JP 2012005060A JP 2010140868 A JP2010140868 A JP 2010140868A JP 2010140868 A JP2010140868 A JP 2010140868A JP 2012005060 A JP2012005060 A JP 2012005060A
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一男 高山
Mai Kozuki
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Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減すること。
【解決手段】雑音除去装置は、可変ローパスフィルタおよび可変位相器を備え、雑音成分の検出結果に従って可変ローパスフィルタおよび可変位相器を切り換えて使用するものであって、可変ローパスフィルタが、可変位相器の位相特性に基づいて算出された2次以上の伝達関数を1次の因数の積であらわした関数に対応した回路構成を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変フィルタと可変位相器とを切り換えて使用することによって入力信号の劣化を抑えつつ雑音除去を行う雑音除去装置に関し、特に、可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができる雑音除去装置に関する。
従来、マルチパスノイズが混入している区間についてのみマルチパスノイズの除去を行うことで、マルチパスノイズの除去に伴う入力信号の劣化を抑える雑音除去装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の雑音除去装置は、マルチパスノイズを検出した場合にのみ、可変ローパスフィルタが設けられた第1の経路からかかる可変ローパスフィルタによってマルチパスノイズが除去された入力信号を取り出す。また、特許文献1に記載の雑音除去装置では、マルチパスノイズが検出されていない場合には、可変位相器が設けられた第2の経路から入力信号を取り出すこととしている。
また、可変位相器は、可変ローパスフィルタと同一の位相特性を有している。これは、第1の経路と第2の経路との間で経路の切り換えを行った場合に、切り換え前の経路から出力される信号と切り換え後の経路から出力される信号との間に位相ずれが生じないようするためである。
ここで、特許文献1に記載の雑音除去装置では、可変ローパスフィルタおよび可変位相器の位相特性が一致するような可変ローパスフィルタの伝達関数を算出し、かかる伝達関数に従って可変ローパスフィルタの回路構成を設計することとしている。具体的には、特許文献1に記載の可変ローパスフィルタは、一般形であらわされた2次の伝達関数に対応する回路構成を有している。
また、特許文献1に記載の雑音除去装置では、入力信号の劣化をより確実に抑えるために、入力信号の周波数に応じて可変ローパスフィルタのカットオフ周波数を変更する処理も行っている。ここで、カットオフ周波数の変更は、可変ローパスフィルタのタップ係数を変更することによって行われる。
特開昭62−175025号公報
しかしながら、特許文献1に記載の雑音除去装置には、タップ係数の演算処理にかかる処理負荷が大きいという問題があった。これは、一般形であらわされた2次の伝達関数に従って可変ローパスフィルタの回路構成を設計したことで、タップ係数の演算処理が複雑化したためである。
すなわち、一般形であらわされた2次の伝達関数に従って設計された可変ローパスフィルタは、2次フィルタとなり、回路構成が複雑化する。また、可変ローパスフィルタの回路構成が複雑化すると、これに伴ってタップ係数の演算処理も複雑化し、この結果、係数演算処理の処理負荷が増大することとなる。
特に、特許文献1に記載の雑音除去装置では、入力信号の周波数に応じてカットオフ周波数を変更する処理を行うこととしているため、タップ係数の演算処理を頻繁に行う必要がある。このため、タップ係数の演算処理にかかる処理負荷が大きいと、信号処理の処理速度が低下し、雑音除去装置の性能に多大な影響を与えるおそれがある。
これらのことから、可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができる雑音除去装置をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができる雑音除去装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、カットオフ周波数を変更可能な可変フィルタおよび可変位相器を備え、雑音成分の検出結果に従って前記可変フィルタおよび前記可変位相器を切り換えて使用する雑音除去装置であって、前記可変フィルタは、前記可変位相器の位相特性に基づいて算出された2次以上の伝達関数を1次の因数の積であらわした関数に対応した回路構成を有することを特徴とする。
本発明によれば、可変フィルタが、可変位相器の位相特性に基づいて算出された2次以上の伝達関数を1次の因数の積であらわした関数に対応した回路構成を有することとしたため、可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る雑音除去装置の概要を示す図である。 図2は、本実施例に係る雑音除去装置の構成を示すブロック図である。 図3は、可変位相器および可変LPFの位相特性が一致することを説明するための図である。 図4は、可変位相器および可変LPFの振幅特性および位相特性を示す図である。 図5は、可変位相器および可変LPFのデジタル回路構成を示す図である。 図6は、可変位相器および可変LPFのデジタル回路構成を決定する手順を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る雑音除去装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る雑音除去装置の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係る雑音除去装置についての実施例を図2〜図6を用いて説明することとする。
まず、実施例の詳細な説明に先立ち、本発明に係る雑音除去装置の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る雑音除去装置の概要を示す図である。なお、同図の(A)には雑音除去装置の概略構成を、同図の(B)には可変位相器および可変LPFの伝達関数を、同図の(C)には可変LPFのデジタル回路構成をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、本発明に係る雑音除去装置は、可変ローパスフィルタ(以下、「可変LPF」と記載する)が設けられた第1の経路と可変位相器が設けられた第2の経路とを備え、雑音成分の検出結果に従ってこれらの経路を切り換えて使用することとしている。
具体的には、雑音除去装置は、マルチパスノイズ等の雑音成分を検出した場合には、可変LPFが設けられた第1の経路からかかる可変LPFによってマルチパスノイズが除去された入力信号を取り出す。
ここで、可変LPFは、雑音成分を除去するためのフィルタであり、特に、高周波成分を多く含むマルチパスノイズを好適に除去することができる。また、可変LPFは、カットオフ周波数を変更することができる。
一方、雑音除去装置は、雑音成分が検出されていない場合には、可変位相器が設けられた第2の経路から入力信号を取り出す。ここで、可変位相器は、入力信号が可変LPFを通過した際に生じる位相ずれと同一の位相ずれを生じさせる位相器である。雑音除去装置は、かかる可変位相器を第2の経路に設けることで、第1の経路と第2の経路との間で経路の切り換えを行った場合に、切り換え前の経路から出力される信号と切り換え後の経路から出力される信号との間に位相ずれが生じないようにしている。
ここで、可変位相器が可変LPFと同一の位相ずれを生じさせるためには、可変位相器および可変LPFの位相特性を一致させる必要がある。そこで、本発明に係る雑音除去装置では、可変位相器の位相特性に基づいて可変LPFの伝達関数を算出し、かかる伝達関数に従って可変ローパスフィルタの回路構成を決定することで、両者の位相特性を一致させることとしている。
具体的には、同図の(B)に示したように、可変位相器の伝達関数が同図の(B−1)に示した式であらわされるとき、可変LPFの伝達関数は、同図の(B−2)に示した式であらわされる。ここで、本発明に係る雑音除去装置では、可変LPFの伝達関数を一般形ではなく、1次の因数からなる因数分解形であらわし、かかる因数分解形であらわされた伝達関数に従って可変LPFの回路構成を決定した点に主たる特徴を有している。
すなわち、同図の(C)に示したように、本発明に係る可変LPFは、同図の(B−2)に示した1次の因数にそれぞれ対応する1次フィルタを直列に接続して形成される。具体的には、可変LPFは、同図の(C−1a)に示した1次の因数に対応する1次フィルタ(同図の(C−2a)参照)と同図の(C−1b)に示した1次の因数に対応する1次フィルタ(同図の(C−2b)参照)とを直列に接続して形成される。
このように、本発明に係る雑音除去装置は、可変LPFが、可変位相器の位相特性に基づいて算出され、かつ、1次の因数からなる因数分解形であらわされた2次の伝達関数に対応した回路構成を有することとした。したがって、可変LPFのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができる。
すなわち、従来では、一般形に展開された2次の伝達関数に従って可変LPFの回路構成を決定していたため、可変LPFの回路構成が2次フィルタとなり、カットオフ周波数を変更する場合のタップ係数の演算処理が複雑化していた。
一方、本発明に係る雑音除去装置のように、1次の因数からなる因数分解形であわらされた伝達関数に従って可変LPFの回路構成を決定すると、可変LPFの構成が1次フィルタを直列に接続した構成となる。この結果、タップ係数の演算処理が容易となり、係数演算処理の処理負荷を低減することが可能となる。
さらに、本発明に係る雑音除去装置では、可変LPFを構成する1次フィルタ同士が同一の構成を有している。このため、他方の1次フィルタについて係数演算処理を行えばよく、係数演算処理の処理負荷をより一層低減することができる。
以下では、図1を用いて説明した雑音除去装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、雑音除去装置が、FM放送電波に混入したマルチパスノイズを除去する場合について説明することとする。
図2は、本実施例に係る雑音除去装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例に係る雑音除去装置1は、入力端子10と、出力端子20と、雑音除去部30と、定数制御部40と、雑音検出部50とを備えている。入力端子10は、雑音除去装置1に対して入力信号を入力するための端子であり、出力端子20は、入力信号を雑音除去装置1外へ出力するための端子である。
雑音除去部30は、入力信号に混入したマルチパスノイズを除去する処理部であり、可変LPF31と可変位相器32と切り換え回路33とを含んでいる。なお、入力端子10に入力された入力信号は、二分岐されてそれぞれ可変LPF31および可変位相器32へ導かれ、それらを経た後に切り換え回路33へ導かれることとなる。
定数制御部40は、可変LPF31および可変位相器32のカットオフ周波数の変更を制御する処理部である。具体的には、定数制御部40は、可変LPF31および可変位相器32からの出力信号に基づいて可変LPF31および可変位相器32のタップ係数を算出するとともに、算出したタップ係数をそれぞれ可変LPF31および可変位相器32へ設定する。これにより、可変LPF31および可変位相器32のカットオフ周波数が変更される。
なお、定数制御部40は、検波器であるDET回路41,42と、DET回路41の検波出力に偏差σを与える偏差回路43と、DET回路42と偏差回路43との差分をとる差分回路44と、差分回路44の出力信号をホールドするホールド回路45とを含んでいる。これらの具体的な動作については、後述する。
雑音検出部50は、入力信号に混入するマルチパスノイズを検出する処理部である。具体的には、雑音検出部50は、マルチパスノイズを検出すると、ノイズ検出信号を切り換え回路33およびホールド回路45へ出力する。
なお、雑音検出部50は、HPF(High Pass Filter)51と、HPF51の出力信号を検波するDET回路52と、DET回路52の出力信号を基準電圧V(r)と比較する比較器53とを含んで構成される。これらの具体的な動作については、後述する。
ここで、切り換え回路33は、雑音検出部50からのノイズ検出信号に従い、可変LPF31が設けられた第1の経路と可変位相器が設けられた第2の経路との間で経路の切り換えを行う。
具体的には、切り換え回路33は、ノイズ検出信号を受け取った区間では、入力信号を取り出す経路を第1の経路に切り換える。これにより、可変LPF31によってマルチパスノイズが除去された入力信号が第1の経路から取り出されて出力端子20へ導かれることとなる。
一方、切り換え回路33は、ノイズ検出信号を受け取っていない区間では、入力信号を取り出す経路を第2の経路に切り換える。これにより、雑音除去がなされていない入力信号が第2の経路から取り出されて出力端子20へ導かれることとなる。
ここで、雑音除去装置1では、経路を切り換えた際に入力信号の位相ずれが生じることを防ぐために、入力信号が可変LPF31を通過した際に生じる位相ずれと同一の位相ずれを可変位相器32を用いて生じさせることとしている。これを実現するには、可変LPF31および可変位相器32の位相特性を一致させる必要がある。そこで、雑音除去装置1では、可変位相器32の位相特性に基づいて可変LPF31の伝達関数を算出し、かかる伝達関数に従って可変LPF31の回路構成を決定することとした。
以下では、かかる点について図3を用いて説明する。図3は、可変位相器32および可変LPF31の位相特性が一致することを説明するための図である。なお、同図の(A)には、可変位相器32の伝達関数、周波数伝達関数および位相を、同図の(B)には、可変LPF31の伝達関数、周波数伝達関数および位相をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、可変位相器32の伝達関数は、同図の(A−1)に示した式であらわされる。ここで、「τ」は、時定数である。また、S=jωとして周波数伝達関数を求めると、同図の(A−2)に示した式が得られる。かかる周波数伝達関数は、可変位相器32の振幅特性を示す式である。なお、「ω」は、角速度であり、ω=2πf(fはカットオフ周波数)である。
そして、かかる周波数伝達関数から可変位相器32の位相を求めると、同図の(A−3)に示した式となる。かかる位相φが、可変位相器32の位相特性を示している。
一方、同図の(B)に示したように、可変位相器32の位相特性に基づいて算出された可変LPF31の伝達関数は、同図の(B−1)に示した式となる。かかる伝達関数H(s)から、S=jωとして周波数伝達関数を求めると、同図の(B−2)に示した式となる。さらに、かかる周波数伝達関数から可変LPF31の位相を求めると、同図の(B−3)に示した式となり、可変位相器32の位相特性と一致することがわかる。
このように、可変位相器32および可変LPF31の位相特性を一致させることによって、第1の経路と第2の経路とを切り換えた場合に入力信号の位相ずれが生じることを防ぐことができる。ここで、可変位相器32および可変LPF31の振幅特性および位相特性について図4を用いて説明しておく。
図4は、可変位相器32および可変LPF31の振幅特性および位相特性を示す図である。なお、同図に示した振幅特性および位相特性は、それぞれ図3に示した周波数伝達関数H(jω)および位相φに対応する。
同図の(A)に示すように、可変位相器32の振幅特性は、全周波数に亘ってほぼ一定である。したがって、可変位相器32は、入力信号を劣化させることなく通過させることが可能である。なお、可変位相器32のように、入力信号の振幅を変化させることなく位相のみを変化させる回路をオールパスフィルタと呼ぶ場合もある。
また、可変LPF31の振幅特性では、周波数が高くなるほど振幅が小さくなっている。これにより、可変LPF31が、高周波成分を多く含むマルチパスノイズを除去することがわかる。なお、カットオフ周波数を変更した場合には、可変位相器32の振幅特性はほとんど変化することなく、可変LPF31の振幅特性のみが変化することとなる。
一方、同図の(B)に示したように、可変位相器32および可変LPF31の位相特性は、全周波数に亘って一致している。このように、可変位相器32および可変LPF31の位相特性を一致させることとしたため、第1の経路と第2の経路とを切り換えた場合に、切り換え前の経路から出力された入力信号と切り換え後の経路から出力された入力信号との間で位相ずれが生じることを防止することができる。
次に、本実施例に係る可変位相器32および可変LPF31のデジタル回路構成について図5を用いて説明する。図5は、可変位相器32および可変LPF31のデジタル回路構成を示す図である。
同図に示したように、可変位相器32は、図3の(A−1)に示した伝達関数に対応する回路構成を有している。具体的には、可変位相器32は、加算器A1と、係数乗算器M1〜M3と、遅延器Z1,Z2とを備えた1次フィルタで構成されている。
なお、係数乗算器M1のタップ係数は「(1−k)/(1+k)」、係数乗算器M2のタップ係数は「1」、係数乗算器M1のタップ係数は「−(1−k)/(1+k)」である。
一方、可変LPF31は、図3の(B−1)に示した伝達関数に対応する回路構成を有している。ここで、図3の(B−1)に示したように、本実施例における可変LPF31の伝達関数は、次数が2の有理関数であり、かつ、1次の因数からなる因数分解形であらわされる。したがって、可変LPF31のデジタル回路構成は、1次フィルタを2つ直列に接続した構成となる。
具体的には、図5に示したように、可変LPF31は、1次フィルタである1次LPF31a,31bを直列に接続して構成される。また、図3の(B−1)に示したように、可変LPF31の伝達関数に含まれる1次の因数は、同じ式であらわされる。したがって、これら1次の因数に対応した回路構成を有する1次LPF31aおよび1次LPF31bは、同一の構成となる。
具体的には、1次LPF31aは、加算器A2と、係数乗算器M4〜M6と、遅延器Z3,Z4とを備え、1次LPF31bは、加算器A3と、係数乗算器M7〜M9と、遅延器Z5,Z6とを備えており、両者は同一の構成を有する。
なお、係数乗算器M4、M7のタップ係数は「1/(1+k)」、係数乗算器M5,M8のタップ係数は「1/(1+k)」、係数乗算器M6,M9のタップ係数は「−(1−k)/(1+k)」である。
ここで、可変位相器32の伝達関数および可変LPF31の伝達関数に基づいて図5に示した可変位相器32および可変LPF31のデジタル回路構成を決定する手順について図6を用いて説明する。
図6は、可変位相器32および可変LPF31のデジタル回路構成を決定する手順を示す図である。なお、同図の(A)には、可変位相器32のデジタル回路構成を決定する手順を、同図の(B)には、可変LPF31のデジタル回路構成を決定する手順をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、可変位相器32の伝達関数(同図の(A−1)参照)を、S={2/T}*{(1−Z−1)/(1+Z−1)}として双一次変換(Z変換)することによって、同図の(A−2)に示した関数が得られる。ここで、「T」は、サンプリング時間間隔である。さらに、同図の(A−2)に示した関数を、k=2τ/Tとして整理することによって、同図の(A−3)に示した関数が得られる。したがって、可変位相器32は、図5に示したようなデジタル回路構成となる。
一方、同図の(B)に示したように、可変LPF31の伝達関数に含まれる1次の因数(同図の(B−1)参照)を、S={2/T}*{(1−Z−1)/(1+Z−1)}として双一次変換(Z変換)することによって、同図の(B−2)に示した関数が得られる。さらに、同図の(B−2)に示した関数を、k=2τ/Tとして整理することによって、同図の(B−3)に示した関数が得られる。したがって、可変位相器32の1次LPF31aは、図5に示したようなデジタル回路構成となる。なお、1次LPF31bのデジタル回路構成も同様の手順で決定される。
ここで、可変LPF31のカットオフ周波数を変更する場合には、各係数乗算器M4〜M9のタップ係数を変更する必要がある。しかし、可変LPF31は、図5に示したように、同一構成を有する1次LPF31a,31bを直列に接続した構成となっているため、一方の1次LPFについてのみタップ係数の演算を行えばよい。
しかも、1次LPFに含まれる3つの係数乗算器のうち2つのタップ係数が同一であるため、実際は、2つのタップ係数の演算処理のみを行えばよいこととなる。具体的には、「1/1+k」と「−(1−k)/(1+k)」の演算のみを行えばよい。そのうえ、これら2つのタップ係数には、同一の項「1+k」が含まれるため、係数演算処理がさらに容易となる。また、「1+k」や「1−k」といった項は、可変位相器32が有する係数乗算器M1〜M3のタップ係数にも含まれるため、可変位相器32および可変LPF31についての係数演算処理の処理負荷をトータル的に低減できる。
上述してきたように、本実施例では、可変LPFが、可変位相器の位相特性に基づいて算出された2次以上の伝達関数を1次の因数の積であらわした関数に対応した回路構成を有することとしたため、可変LPFのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減することができる。
しかも、本発明によれば、可変LPFが、同一の回路構成を有する複数の1次フィルタを含むこととしたため、演算すべき係数の数が減り、この結果、係数演算処理の処理負荷をより一層低減することができる。
なお、上述してきた実施例では、マルチパスノイズを除去する場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る雑音除去装置は、マルチパスノイズ以外のノイズを除去する場合にも適用可能である。かかる場合、可変フィルタは、可変LPFに限らず、可変HPF(High Pass Filter)や可変BPF(Band Pass Filter)等であってもよい。
また、上述してきた実施例では、可変LPFの伝達関数が2次関数(詳細には、2次の有理関数)である場合について説明したが、ペアとなる可変位相器の伝達関数によっては次数が3以上となってもよい。
また、以下に、図2に示した定数制御部40および雑音検出部50の動作について説明しておく。まず、定数制御部40の動作について説明する。
可変位相器32および可変LPF31から出力された入力信号は、DET回路41,42によってそれぞれ検波されるが、可変LPF31のカットオフ周波数が入力信号の周波数よりも十分に高い場合には、DET回路41,42の検波出力レベルは同じ値となる。
一方、DET回路41の検波出力は、偏差回路43によって一定の偏差σだけ差し引かれるので、差分回路44の入力においては偏差回路43とDET回路42との間に偏差σが生じ、この偏差σに対応した制御信号が可変位相器32および可変LPF31に送られる。これにより、可変LPF31は、そのカットオフ周波数を低域側に変化させる。
また、可変LPF31によって入力信号が偏差σに相当する分だけ除去されるようになると、DET回路42の出力レベルと偏差回路43の出力レベルが一致して差分回路44への差分入力はゼロとなり、これに対応した制御信号が出力される。この結果、可変LPF31のカットオフ周波数の変化は停止され、可変LPF31の振幅特性が維持される。これによって、可変LPF31のカットオフ周波数は、入力信号の基本周波数にほぼ一致するように常に制御される。
また、この制御信号に応じて可変位相器32のカットオフ周波数(位相角)も変化されて可変LPF31で生じた位相ずれと同じ量の位相ずれを入力信号に与える。
次に、雑音検出部50の動作について説明する。マルチパスノイズが混入した入力信号が入力されると、雑音検出部50は、その雑音部分を検出し、雑音重畳区間で雑音検出信号を出力する。この検出信号によりホールド回路45は、可変位相器32および可変LPF31の各特性を雑音発生前のものに保持すると共に、切り換え回路33は、入力信号の切り換えを行う。
すなわち、切り換え回路33は、通常は、可変位相器32側に切り換えられていて可変位相器32を経た入力信号を出力端子20に送出しているが、雑音検出部50から検出信号が与えられると可変LPF31側に切り換えられて可変LPF31を経た入力信号を送出するようになる。したがって、雑音発生区間では入力信号は、可変LPF31を経てマルチパスノイズが除去される。
なお、雑音検出時にホールド回路45によって制御信号をホールドする理由は、雑音発生中は、可変位相器32の出力側に雑音があらわれるので、この影響により定数制御部40が誤動作することを防止するためである。
以上のように、本発明に係る雑音除去装置は、可変フィルタのカットオフ周波数を変更する場合の係数演算処理の処理負荷を低減したい場合に有用であり、特に、車載用FMラジオ受信機に対して適用する場合に適している。
1 雑音除去装置
10 入力端子
20 出力端子
30 雑音除去部
31 可変LPF
31a 1次LPF
31b 1次LPF
A2,A3 加算器
M4〜M9 係数乗算器
Z3〜Z6 遅延器
32 可変位相器
A1 加算器
M1〜M3 係数乗算器
Z1,Z2 遅延器
33 切り換え回路
40 定数制御部
41,42 DET回路
43 偏差回路
44 差分回路
45 ホールド回路
50 雑音検出部
51 HPF
52 DET回路
53 比較器

Claims (3)

  1. カットオフ周波数を変更可能な可変フィルタおよび可変位相器を備え、雑音成分の検出結果に従って前記可変フィルタおよび前記可変位相器を切り換えて使用する雑音除去装置であって、
    前記可変フィルタは、
    前記可変位相器の位相特性に基づいて算出された2次以上の伝達関数を1次の因数の積であらわした関数に対応した回路構成を有することを特徴とする雑音除去装置。
  2. 前記可変フィルタは、
    前記1次の因数にそれぞれ対応する1次フィルタを直列に接続して形成されることを特徴とする請求項1に記載の雑音除去装置。
  3. 前記可変フィルタは、
    同一の回路構成を有する複数の前記1次フィルタを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の雑音除去装置。
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