JP2012091831A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】多角形状の開口部を有す容器体に嵌着される多角形状の蓋体においても片手による操作で簡単に容器本体から蓋体を取り外すことができる構造を備えた容器を提供する。
【解決手段】上面11を開口し、開口縁12にはフランジ部13が形成された合成樹脂シート製の多角形状の容器本体10Aと、その容器本体に開閉可能に設けられ、容器本体に対する閉鎖状態でフランジ部に外嵌可能な嵌合部21を外周縁22に有する合成樹脂シート製の多角形状の蓋体20Aとを備えた容器1であり、蓋体の嵌合部の周壁23aには、平面視において嵌合部から外側へはみ出しかつ外方へ向かって膨らむ単一の屈曲可能な膨出部30が嵌合部の周壁の辺部24aに形成され、膨出部の下端両側縁31,32と嵌合部の周壁下端縁33,34との間には多角形状蓋体の外周方向の隣接する角部25,26に延びる平面視三角形状の一対のヒレ部35,36が接続形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】上面11を開口し、開口縁12にはフランジ部13が形成された合成樹脂シート製の多角形状の容器本体10Aと、その容器本体に開閉可能に設けられ、容器本体に対する閉鎖状態でフランジ部に外嵌可能な嵌合部21を外周縁22に有する合成樹脂シート製の多角形状の蓋体20Aとを備えた容器1であり、蓋体の嵌合部の周壁23aには、平面視において嵌合部から外側へはみ出しかつ外方へ向かって膨らむ単一の屈曲可能な膨出部30が嵌合部の周壁の辺部24aに形成され、膨出部の下端両側縁31,32と嵌合部の周壁下端縁33,34との間には多角形状蓋体の外周方向の隣接する角部25,26に延びる平面視三角形状の一対のヒレ部35,36が接続形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、容器に関し、特に開口部を多角形状とする容器本体と蓋体とからなり片手で簡単に蓋体を外すことができる容器に関する。
例えば、惣菜等の食品、その他の加工食品類を収容する包装用容器においては、多様な形状の容器とこれに対応した蓋体の形状が提案されている。包装容器とこれに被せられる蓋体の一般的な特徴として、包装容器本体の開口部にフランジ部が形成される。そして、蓋体の側に包装容器本体のフランジ部に係合可能な突部が設けられる。蓋体の突部が容器本体のフランジ部と係合して挟み込むことより、蓋体が容器本体に嵌着する構造である(特許文献1等参照)。通常、包装容器と蓋体の構造においては、流通、販売時の取り扱いを考慮して比較的強固に蓋体は容器本体に嵌着されている。そのため、喫食時に蓋体を容器本体から取り外そうとする際、片手で容器本体を握持しながら、蓋体を残りの手で掴んで剥がす動作が必要となっていた。
しかし、事故や疾病等を考慮すると片手しか使うことができない状況は決して少ないことではない。また、高齢化に伴う身体能力の低下も問題視される。さらに、介護の現場を考えると、介護者も常時両手を自由に使えるとは限らない。そこで、近年のバリアフリー化への取り組みより、密着性を維持しながらもなるべく簡単に蓋体を容器本体から取り外すことができる容器の要望が高まっている。そして、できることなら片手の操作により蓋体を容器本体から取り外せればなお良いとされている。このような経緯から、密着性を維持しつつ片手だけでも蓋体を簡単に取り外すことができる容器の提案がなされている。
例えば、蓋体の縁につまみを設けるとともに、つまみに対応する位置の蓋体にくぼみを設けた蓋体の容器がある(特許文献2参照)。あるいは、蓋体に設けられるつまみ(膨出部)の構造を改良することにより操作しやすくした容器も提案されている(特許文献3参照)。
引用文献2、3等に代表される蓋体の構造を採用することにより、片手で蓋体を容器本体から取り外すという目的を達し得た。しかしながら、容器本体とこれに嵌着される蓋体との関係において、引用文献2では容器本体の開口部を円形または楕円形とする容器に形状が限られていた。引用文献3においては、開口部を円形とする形状の容器において一定の効果を発揮するものの、他の形状においては必ずしも満足する開けやすさには至っていなかった。ここで問題となるのが、容器本体と蓋体の形状である。昨今の多様な消費動向に対応するため、できるだけ多種類の容器や蓋体の形状が望まれる。これは内容物や容量等の多彩な商品展開、他商品との差別化、購入者や販売者への訴求性を重視する必要性によるためである。現状、片手で簡単に開けることが可能な容器はほとんど開口部が円形であり、開口部を多角形あるいは複雑な形状とする容器では十分に浸透していなかった。
そこで、容器形状の多様化を図ると同時に、多角形容器に見られる複雑な形状の蓋体においても片手で簡単に取り外すことができる容器の構造の改善が急務となっていた。
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであり、多角形状の開口部を有す容器体に嵌着される多角形状の蓋体においても片手による操作で簡単に容器本体から蓋体を取り外すことができる構造を備えた容器を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、上面を開口し、開口縁にはフランジ部が形成された合成樹脂シート製の多角形状の容器本体と、その容器本体に開閉可能に設けられ、容器本体に対する閉鎖状態で前記フランジ部に外嵌可能な嵌合部を外周縁に有する合成樹脂シート製の多角形状の蓋体とを備えた容器において、前記蓋体の嵌合部の周壁には、平面視において前記嵌合部から外側へはみ出しかつ外方へ向かって膨らむ単一の屈曲可能な膨出部が前記嵌合部の周壁の辺部に形成されているとともに、前記膨出部の下端両側縁と前記嵌合部の周壁下端縁との間には前記多角形状蓋体の外周方向の隣接する角部に延びる平面視三角形状の一対のヒレ部が接続形成されていることを特徴とする容器に係る。
請求項2の発明は、前記膨出部の外面には、その内部空間に向かって突出する窪み部が形成されている請求項1に記載の容器に係る。
請求項3の発明は、前記膨出部の前記蓋体中央部側には、その膨出部の頂部よりも高い頂部を有するとともに、前記膨出部より小さい小膨出部が形成されている請求項1または2に記載の容器に係る。
請求項4の発明は、前記膨出部に近接して、前記膨出部よりも前記蓋体中央側には、ノッチ状の凹部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の容器に係る。
請求項5の発明は、前記フランジ部に外嵌する前記嵌合部は複数の突状部を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の容器に係る。
請求項6の発明は、前記突状部の突出量が前記嵌合部に応じて異なる突出量としている請求項5に記載の容器に係る。
請求項7の発明は、前記突状部の突出量が該突状部の端に向けてテーパー状に減少している請求項5または6に記載の容器に係る。
請求項1の発明に係る容器によると、上面を開口し、開口縁にはフランジ部が形成された合成樹脂シート製の多角形状の容器本体と、その容器本体に開閉可能に設けられ、容器本体に対する閉鎖状態で前記フランジ部に外嵌可能な嵌合部を外周縁に有する合成樹脂シート製の多角形状の蓋体とを備えた容器において、前記蓋体の嵌合部の周壁には、平面視において前記嵌合部から外側へはみ出しかつ外方へ向かって膨らむ単一の屈曲可能な膨出部が前記嵌合部の周壁の辺部に形成されているとともに、前記膨出部の下端両側縁と前記嵌合部の周壁下端縁との間には前記多角形状蓋体の外周方向の隣接する角部に延びる平面視三角形状の一対のヒレ部が接続形成されているため、多角形状の開口部を有す複雑な形状の容器本体に嵌着される多角形状の蓋体においても片手による操作で簡単に容器本体から蓋体を取り外すことが可能である。また、膨出部を辺部に設けたことにより、単位面積当たりの合成樹脂シートから多角形状の蓋体を成形する際の出来高を多くできる。加えて、昨今の多様な消費動向に対応し、内容物や容量等の多彩な商品展開、他商品との差別化、購入者や販売者への訴求性につながる容器や蓋体の形状においても蓋体の開けやすさを実現することができる。
請求項2の発明に係る容器によると、請求項1の発明において、前記膨出部の外面には、その内部空間に向かって突出する窪み部が形成されているため、膨出部の構造強度が確保される。加えて、窪み部は膨出部の表裏双方における指の乗せ位置を示すとともに、膨出部を指でつまみ上げるときのつまみ部位となる。
請求項3の発明に係る容器によると、請求項1または2の発明において、前記膨出部の前記蓋体中央部側には、その膨出部の頂部よりも高い頂部を有するとともに、前記膨出部より小さい小膨出部が形成されているため、膨出部を屈曲させるための力を加えるべき位置を示唆するとともに屈曲時の始点ともなる。
請求項4の発明に係る容器によると、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明において、前記膨出部に近接して、前記膨出部よりも前記蓋体中央側には、ノッチ状の凹部が形成されているため、ノッチ状の凹部が蓋体の応力を集中させる部位となり、蓋体を撓ませて屈曲変形させやすくすることができる。
請求項5の発明に係る容器によると、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明において、前記フランジ部に外嵌する前記嵌合部は複数の突状部を有するため、容器本体と蓋体の嵌め合わせが強固となり不用意な脱離が回避される。
請求項6の発明に係る容器によると、請求項5の発明において、前記突状部の突出量が前記嵌合部に応じて異なる突出量としているため、蓋体を取り外す際に容器本体のフランジ部から蓋体の嵌合部を離れやすくすることができる。
請求項7の発明に係る容器によると、請求項5または6の発明において、前記突状部の突出量が該突状部の端に向けてテーパー状に減少しているため、蓋体を容器本体から取り外す際、蓋体が容器本体から離れようとする順番を考慮して嵌合部の突状部と容器本体のフランジ部との間の接触抵抗を徐々に減らすことができ、総じて容器本体から円滑に蓋体を離脱させることができる。
請求項1等の発明に規定した本願の容器に関し、はじめに図1ないし図6の第1実施例の容器1に基づいて説明する。図1の斜視図に示したとおり、第1実施例の容器1とは、多角形状の容器本体10Aとこれに嵌合される多角形状の蓋体20Aとを備える。すなわち、容器本体と蓋体はともに平面視において多角形状を成す。図示実施例では多角形状として平面視で正八角形を成す容器を開示する。なお、多角形状とは角部分が辺同士により接合されている形態に加え、辺同士の接合部分が湾曲状に面取りされた形態も含まれる(以降の実施例も同様である)。
容器本体10Aは上面11を開口して開口部17を成し、開口部17の開口縁12にはフランジ部13が形成される。フランジ部13の周囲には該フランジ部の外側を囲むフランジ壁部18も設けられる。符号14は容器本体の内部、15は容器壁部、16は容器底部であり、容器構造を成している。多角形状の蓋体20Aは容器本体10Aと開閉可能に設けられており、容器本体10Aに対し蓋体が閉鎖状態であるとき、容器本体のフランジ部に外嵌可能な嵌合部21aを外周縁22に有する。
多角形状の容器本体10A及び多角形状の蓋体20A、後記する第2実施例以降の容器本体10B、10C、10D及び多角形状の蓋体20B、20C、20Dは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等、さらにはポリ乳酸等の生分解性樹脂の熱可塑性樹脂のシート(合成樹脂シート)を真空成形により所定形状に成形して得ることができる。樹脂シートの厚さは適宜ではあるものの、概ね1mm以下の厚さである。容器本体と蓋体の組み合わせにおいて、合成樹脂シートの原料樹脂を同一種類としても異なる種類としてもよい。樹脂の種類は用途、内容物、包装対象により適宜選択される。
蓋体20Aの嵌合部21aに設けられた周壁23aには、平面視において嵌合部21aから外側(蓋体の中心から遠くなる方向)へはみ出し、かつ蓋体の外方へ向かって膨らむ膨出部30が備えられる。蓋体20Aは合成樹脂シートから成形されるため、当該蓋体に備えられる膨出部30も樹脂弾性により屈曲変形可能に構成される。膨出部30は、蓋体20Aにおいて嵌合部21aの周壁23aの辺部24aに一箇所のみ形成される。つまり、いずれか一つの辺部にのみ形成される。膨出部30の作用は後記するように、蓋体20Aを容器本体10Aから取り外すときに用いられる。特に、片手で簡単に容器を開けやすくすることが本発明の主眼であることから膨出部30の配置数を単一としている。また、膨出部30の左右が対称形であれば、荷重が均等となるように膨出部30は当該辺部24aの左右の長さ方向の中間部に形成される。なお、膨出部30は蓋体の取り外し時に供されることから操作部ということもできる。
膨出部30の下端両側縁(左側縁31,右側縁32)と嵌合部21aの周壁下端縁(下端縁33,34)との間には、平面視三角形状の一対のヒレ部(左ヒレ部35,右ヒレ部36)が接続形成される。より詳しく述べると、図示のとおり膨出部30の左側縁31から多角形状蓋体20Aの左周り外周方向の隣接する角部25に向かう下端縁33に左ヒレ部35が形成される。同様に膨出部30の右側延32から同蓋体20Aの右周り外周方向の隣接する角部26に向かう下端縁34に右ヒレ部36が形成される。
蓋体20Aにおいて膨出部30が設けられている辺部24aとその両側(外周方向左右)の角部25,26との間に形成されたヒレ部35,36の大きさについては膨出部30の下端両側縁を包含しつつ平面視三角形状を構成することが望まれる。そのため、膨出部左右のヒレ部35,36は膨出部30の動きに合わせて辺部24aとその両側の角部25,26を引き寄せることができる。なお、ヒレ部の大きさを過大とすると、単位面積当たりの合成樹脂シートからの蓋体の生産量が減少するため、蓋体及び膨出部の大きさ並びに形状を考慮して設定される。
特に図示から把握されるように、膨出部30が辺部24aに形成されていることから、膨出部と辺部を接続するヒレ部は、膨出部を辺部同士の角部に形成したときよりも少ない面積とすることができる。そのため、単位面積当たりの合成樹脂シートから多角形状の蓋体を成形する際の出来高を多くできる。以降の実施例についても同様である。なお、蓋体の嵌合部における膨出部の形成位置は、蓋体自体の形状、開けやすさ、用途を勘案して選択される。
図2の主要部拡大図も用い、蓋体20Aの膨出部30の詳細を説明する。実施例の膨出部30は側面視において蓋体20Aの蓋面部27側(蓋体上側)に突出した半球形状に形成される。そして、請求項2の発明に規定するように、膨出部30の外面40には、当該膨出部の内部空間(蓋体下側)に向かって突出する窪み部41が形成されている(図5参照)。膨出部30の突出方向と窪み部41の突出方向は互いに異なることから、膨出部30の構造強度が確保される。加えて、窪み部41は膨出部30の表裏双方における指の乗せ位置を示す役目を有する。同時に、膨出部30を指でつまみ上げるときのつまみ部位となる。
次に、請求項3の発明に規定するように、膨出部30の蓋体20Aの中央部側となる蓋面部27側には、膨出部30の頂部42よりも高い頂部43を有するとともに、当該膨出部30よりも小さい小膨出部44が形成されている。膨出部30に小膨出部44を設けた理由は、膨出部30の操作の円滑化のためである。当該第1実施例の容器1において蓋体20Aを取り外そうとするとき、蓋体20Aの膨出部30を操作する。この場合、膨出部30に小膨出部44がある場合、心理的に人は指を小膨出部44に乗せるとともに、突状物である同小膨出部44を押さえ込もうとする。そこで、蓋体20Aを取り外そうとする人に対し、小膨出部44は膨出部30を屈曲させるための力を加えるべき位置を示唆するとともに屈曲時の支点(起点)ともなり得る。
図示の蓋体20Aの例では、蓋体の中央部が蓋面部27であり、蓋面部27の周囲を取り囲む蓋上壁部28が設けられる。蓋上壁部28と外周縁22との間には周壁面部29が設けられる。図示の蓋上壁部28には周囲に連続する菱形の凹凸が形成されている(図3も参照)。図中の符号60は突状部である。
図3は蓋体20Aの平面図であり、一部の周壁23aで切り欠いた横断面図である。同図並びに請求項5の発明に規定するように、容器本体10Aのフランジ部13に外嵌する嵌合部21aの周壁23aに、複数の突状部60が形成される。図示の蓋体20Aは平面視で正八角形としており、突状部60は周壁23aの辺部同士が接合する角部分に形成される。突状部60の具体的な形状、嵌合部における大きさ、長さ、その突出量は蓋体の形状、開けやすさ等を勘案して規定される。
図4ないし図6を用い、第1実施例の容器1の蓋体20Aを取り外す際の膨出部30の操作とこれに連動するヒレ部35,36の動きを説明する。蓋体20Aを容器本体10Aから取り外そうとする場合、図4の主要部拡大斜視図のとおり、膨出部30の窪み部41を目安に当該膨出部は上下から指で挟まれ、矢印F1の向きに膨出部30の端部39が引き上げられる。また矢印F1の膨出部30の動きとともに小膨出部44が押し込まれ、矢印F2に従い蓋上壁部28と小膨出部44をつなぐ屈曲部位28oに応力が集中して同部位は蓋体の内部側に谷折れとなる。
膨出部30が引き上げられることに伴い、膨出部30の下端両側縁(左側縁31,右側縁32)と嵌合部21aの周壁下端縁(下端縁33,34)との間に接続形成された平面視三角形状の一対のヒレ部(左ヒレ部35,右ヒレ部36)に膨出部30の屈曲変形が伝わる。そして、矢印F3の向きのとおり、当該一対のヒレ部35,36は膨出部30側に引っ張られる。
この様子について、図5の主要部縦断面図も交えて説明する。図5(a)は、容器本体10Aに蓋体20Aが外嵌している状態(閉じた状態)である。蓋体20Aにおける嵌合部21aの周壁23aに形成された突状部60の突出部69は、容器本体10Aにおけるフランジ部13のフランジ壁部18の外周側に形成された凹状構造の係合凹部19に係合する。また、蓋体20Aの周壁面部29は容器本体10Aのフランジ部13の上面となるフランジ面部13sに面接触する。蓋体20の外周縁22の嵌合部21aに立設されている周壁23aはフランジ部13のフランジ壁部18に外側から被さり外嵌する。そこで、双方ともに強固な嵌合が成立し、気密性が高められる。
図5(b)は、前掲図4の蓋体20Aを容器本体10Aから取り外そうとする場合である。周壁面部29と小膨出部44との交点付近を回動の支点にして膨出部30はつまみ上げられ、これと同時に嵌合部21aの周壁23aも引き寄せられる(矢印F1,F2参照)。最初に突状部60の突出部69はフランジ壁部18(係合凹部19)から離れる。
図6の蓋体20Aの平面図のように、膨出部30のつまみ上げにより上向きの力が生じ辺部24a側に屈曲変形が生じる(矢印F1,F2)。左ヒレ部35と接続している辺部24a左側の角部25と、右ヒレ部36と接続している辺部24a右側の角部26の両方も膨出部30側に引き寄せられる(矢印F3参照)。そこで、蓋体20Aの辺部24aの左右の角部25,26方向に樹脂弾性に伴う歪み変形が生じる。蓋体は一体成形物であるため、辺部24aに生じた上向きの力は多角形状の蓋体20Aの周壁23aに形成された平面視三角形状の一対のヒレ部35,36を介して蓋体の外周方向に一気に伝播される(矢印F4,F5,F6参照)。そして蓋体20Aの外周縁22や周壁面部29に変形が生じ、容器本体10Aのフランジ部13と蓋体20Aの嵌合部21aとの嵌合係着は嵌合部21aがある周壁23aの辺部24aを始点に容器本体の周方向にフランジ部13を伝わりながら連続的に解除される。こうして、片手の一回の操作によりワンタッチで容器1は簡単に開封され、蓋体20Aは容易に取り外される。
次に図7ないし図13の第2実施例の容器2を説明する。図7の斜視図に示したとおり、第2実施例の容器2とは、多角形状の容器本体10Bとこれに嵌合される多角形状の蓋体20Bとを備える。図示実施例では多角形状として平面視で辺の長さを交互に「長・短」と異ならせてなる八角形の容器である。さらに、長辺は蓋体の内部側に弓なり状に湾曲された形状である。このような変形の多角形状を採用した場合であっても、多角形状とは角部分が辺同士により接合されている形態に加え、辺同士の接合部分が湾曲状に面取りされた形態も含まれる。
容器本体10Bは上面11を開口して開口部17を成し、開口部17の開口縁12にはフランジ部13が形成される。フランジ部13の周囲には該フランジ部の外側を囲むフランジ壁部18も設けられる。符号14は容器本体の内部、15は容器壁部、16は容器底部であり、容器構造を成している。多角形状の蓋体20Bは容器本体10Bと開閉可能に設けられており、容器本体10Bに対し蓋体が閉鎖状態であるとき、容器本体のフランジ部に外嵌可能な嵌合部21bを外周縁22に有する。
蓋体20Bの嵌合部21bに設けられた周壁23bには、平面視において嵌合部21bから外側(蓋体の中心から遠くなる方向)へはみ出し、かつ蓋体の外方へ向かって膨らむ膨出部30が備えられる。蓋体20Bは合成樹脂シートから成形されるため、当該蓋体に備えられる膨出部30も樹脂弾性により屈曲変形可能に構成される。膨出部30は、蓋体20Bにおいて嵌合部21bの周壁23bの辺部24bに一箇所のみ形成される。つまり、いずれか一つの辺部にのみ形成される。特に、片手で簡単に容器を開けやすくすることを目的とするため膨出部30の配置数を単一としている。また、荷重が均等となるように、膨出部30は当該辺部24bの左右の長さ方向の中間部に形成される。膨出部30は蓋体の取り外し時に供されることから操作部ということもできる。第2実施例の容器2の場合、蓋体20Bの短い辺(辺部24b)と長い辺は極端に長さが異なるため、辺部そのものが膨出部と同様の大きさとなることもある。
膨出部30の下端両側縁(左側縁31,右側縁32)と嵌合部21bの周壁下端縁(下端縁33,34)との間には、平面視三角形状の一対のヒレ部(左ヒレ部35,右ヒレ部36)が接続形成される。より詳しく述べると、図示のとおり膨出部30の左側縁31から多角形状蓋体20Bの左周り外周方向の隣接する角部25に向かう下端縁33に左ヒレ部35が形成される。同様に膨出部30の右側延32から同蓋体20Bの右周り外周方向の隣接する角部26に向かう下端縁34に右ヒレ部36が形成される。
蓋体20Bにおいて膨出部30が設けられている辺部24bとその両側(外周方向左右)の角部25,26との間に形成されたヒレ部35,36の大きさについては膨出部30の下端両側縁を包含しつつ平面視三角形状を構成することが望まれる。そのため、膨出部左右のヒレ部35,36は膨出部30の動きに合わせて辺部24bとその両側の角部25,26を引き寄せることができる。なお、ヒレ部の大きさを過大とすると、単位面積当たりの合成樹脂シートからの蓋体の生産量が減少するため、蓋体及び膨出部の大きさ並びに形状を考慮して設定される。特に図示から把握されるように、膨出部30が辺部24bに形成されていることから、膨出部と辺部を接続するヒレ部は、膨出部を辺部同士の角部に形成したときよりも少ない面積とすることができる。
図8の主要部拡大図を用い、蓋体20Bの膨出部30の詳細を説明する。実施例の膨出部30は側面視において蓋体20Bの蓋面部27側(蓋体上側)に突出した半球形状に形成される。そして、請求項2の発明に規定するように、膨出部30の外面40には、当該膨出部の内部空間(蓋体下側)に向かって突出する窪み部41が形成されている(図12参照)。膨出部30の突出方向と窪み部41の突出方向は互いに異なることから、膨出部30の構造強度が確保される。加えて、窪み部41は膨出部30の表裏双方における指の乗せ位置を示す役目を有する。同時に、膨出部30を指でつまみ上げるときのつまみ部位となる。
次に、請求項3の発明に規定するように、膨出部30の蓋体20Bの中央部側となる蓋面部27側には、膨出部30の頂部42よりも高い頂部43を有するとともに、当該膨出部30よりも小さい小膨出部44が形成されている。膨出部30の操作の円滑化のため膨出部30に小膨出部44は設けられる。当該第2実施例の容器2において蓋体20Bを取り外そうとするとき、蓋体20Bの膨出部30を操作する。この場合も第1実施例の容器1と同様に、心理的に人は指を小膨出部44に乗せるとともに、突状物である同小膨出部44を押さえ込もうとする。そこで、蓋体20Bを取り外そうとする人に対し、小膨出部44は膨出部30を屈曲させるための力を加えるべき位置を示唆するとともに屈曲時の支点(起点)ともなり得る。
図示の蓋体20Bの例では、蓋体の中央部が蓋面部27であり、蓋面部27の周囲を取り囲む蓋上傾斜部28bが設けられる。蓋上傾斜部28bと外周縁22との間には周壁面部29が設けられる。とりわけ、第2実施例の容器のように、容器本体及び蓋体の意匠を興趣ある形状に造形したとしても、後述する蓋体の取り外し易さが確保されることから、複雑や特徴ある形状にも膨出部を適用可能である。図中の符号60は突状部である。
図9は蓋体20Bの平面図であり、一部の周壁23bで切り欠いた横断面図である。同図並びに請求項5の発明に規定するように、容器本体10Bのフランジ部13に外嵌する嵌合部21bの周壁23bに、複数の突状部60が形成される。周壁23bの辺部同士が接合する角部分には第1突状部61が形成され、周壁23bの中間部分には第2突状部62が形成される。
突状部60の具体的な形状、嵌合部における大きさ、長さ、その突出量は蓋体の形状、開けやすさ等を勘案して規定される。図示実施例の蓋体20Bにおいては、請求項6の発明に規定するように、突状部60が設けられている嵌合部21bの周壁23bの位置に応じて異なる突出量としている。辺部同士が接合する角部分に形成される第1突状部61の突出量Dp1は、嵌合部21bの周壁23bに形成される第2突状部62の突出量Dp2よりも大とされている(Dp1>Dp2)。
蓋体20Bにおける突状部60がフランジ部13から離れる順番を勘案すると、第1突状部61は蓋体20Bを四隅で容器本体と嵌合し係合状態を維持する必要から幾分突出量を多くして深く形成している。これに対し第2突状部62は蓋体の取り外し時のフランジ部13から受ける抵抗を少なくして素早くフランジ部13から離れる必要があるため、第1突状部61よりも突状部の突出量を抑えて浅く形成している。これとは逆に、実施例とは逆に第2突状部62側の突出量Dp2を第1突状部61よりも大きくして、容器本体との嵌着性能を高めておくことも可能である。このように、個々の突状部の突出量は、多角形状の蓋体の形状に応じ蓋体の取り外しやすさ、容器の大きさ等を考慮して具体的に規定される。
さらに、図10に示し、請求項7の発明に規定するように、突状部の突出量を当該突状部の端に向けてテーパー状に減少させることも可能である。図示第2実施例では、一部の第1突状部61の膨出部30を向く側に突条端部61eと、一部の第2突状部62の膨出部30を向く側に突条端部62eが形成される。突条端部61eにはテーパー状の傾斜部66が形成される。突条端部62eには角度T1でテーパー状に傾斜する傾斜部65が形成される。突状部にテーパー状の傾斜部65や66を形成することにより、蓋体20Bを容器本体10Bから取り外す際、蓋体20Bが容器本体10Bから離れようとする順番を考慮して蓋体20Bの嵌合部21bに設けられた突状部60と容器本体のフランジ部13との間の接触抵抗を徐々に減らすことができ、容器本体10Bからの蓋体20Bの円滑な離脱が可能となる。
図11ないし図13を用い、第2実施例の容器2の蓋体20Bを取り外す際の膨出部30の操作とこれに連動するヒレ部35,36の動きを説明する。蓋体20Bを容器本体10Bから取り外そうとする場合、図11の主要部拡大斜視図のとおり、膨出部30の窪み部41を目安に当該膨出部は上下から指で挟まれ、矢印G1の向きに膨出部30の端部39が引き上げられる。また矢印G1の膨出部30の動きとともに小膨出部44が押し込まれ、矢印G2に従い蓋上傾斜部28bと小膨出部44をつなぐ屈曲部位28oに応力が集中して同部位は蓋体の内部側に谷折れとなる。
膨出部30が引き上げられることに伴い、膨出部30の下端両側縁(左側縁31,右側縁32)と嵌合部21bの周壁下端縁(下端縁33,34)との間に接続形成された平面視三角形状の一対のヒレ部(左ヒレ部35,右ヒレ部36)に膨出部30の屈曲変形が伝わる。そして、矢印G3の向きのとおり、当該一対のヒレ部35,36は膨出部30側に引っ張られる。
この様子について、図12の主要部縦断面図も交えて説明する。図12(a)は、容器本体10Bに蓋体20Bが外嵌している状態(閉じた状態)である。蓋体20Bにおける嵌合部21bの周壁23bに形成された突状部60の突出部69は、容器本体10Bにおけるフランジ部13のフランジ壁部18の外周側に形成された凹状構造の係合凹部19に係合する。また、蓋体20Bの周壁面部29は容器本体10Bのフランジ部13の上面となるフランジ面部13sに面接触する。蓋体20Bの外周縁22の嵌合部21bに立設されている周壁23bはフランジ部13のフランジ壁部18に外側から被さり外嵌する。そこで、双方ともに強固な嵌合が成立し、気密性が高められる。図12(b)は、前掲図11の蓋体20Bを容器本体10Bから取り外そうとする場合である。周壁面部29と小膨出部44との交点付近を回動の支点にして膨出部30はつまみ上げられ、これと同時に嵌合部21bの周壁23bも引き寄せられる(矢印G1,G2参照)。最初に突状部60の突出部69はフランジ壁部18(係合凹部19)から離れる。
図13の蓋体20Bの平面図のように、膨出部30のつまみ上げにより上向きの力が生じ辺部24b側に屈曲変形が生じる(矢印G1,G2)。左ヒレ部35と接続している辺部24b左側の角部25と、右ヒレ部36と接続している辺部24b右側の角部26の両方も膨出部30側に引き寄せられる(矢印G3参照)。そこで、蓋体20Bの辺部24bの左右の角部25,26方向に樹脂弾性に伴う歪み変形が生じる。前記同様、蓋体は合成樹脂シートの一体成形物であるため、辺部24bに生じた上向きの力は多角形状の蓋体20Bの周壁23bに形成された平面視三角形状の一対のヒレ部35,36を介して蓋体の外周方向に一気に伝播される(矢印G4,G5,G6参照)。そこで蓋体20Bの外周縁22や周壁面部29に変形が生じ、容器本体10Bのフランジ部13と蓋体20Bの嵌合部21bとの嵌合係着は嵌合部21bがある周壁23bの辺部24bを始点に容器本体の周方向にフランジ部13を伝わりながら連続的に解除される。こうして、片手の一回の操作によりワンタッチで容器2は簡単に開封され、蓋体20Bは容易に取り外される。
図14は第3実施例に係る容器3の蓋体20Cの平面図である。同実施例は多角形状として五角形を開示する。蓋体20Cが嵌合する容器本体は蓋体の形状に合わせて上面を五角形状の開口とする容器形状であり鉢型や椀型、あるいは寸胴型である。蓋体20Cの単一の屈曲可能な膨出部30は辺部24cに設けられている。同膨出部30の下端両側縁31,32と嵌合部21cの周壁下端縁33,34との間にも、辺部24cから、当該蓋体20Cの外周方向の隣接する角部25c,26cに延びる平面視三角形状の一対のヒレ部35,36が接続形成されている。符号p、q、rは五角形の蓋体20Cの他の角部である。
蓋体20Cの嵌合部21cの周壁23cにおいて、容器本体のフランジ部(図15参照)に外嵌する突状部60として角部25c、26c、及びrに第1突状部61cが形成され、角部p及びqに第2突状部62cが形成される。第3実施例の蓋体20Cでは、第2突状部62cの突出量を膨出部30を形成した辺部24c側に向けてテーパー状に減少させて形成している。同実施例では、蓋面部27と周壁面部29との間に周設段部50が備えられる。そして、請求項4の発明に規定するように、膨出部30に近接して、当該膨出部よりも蓋体20の中央部側となる蓋面部27側には、ノッチ状(V字状)の凹部51が形成されている。周設段部50は蓋体の意匠を装飾するとともに、蓋体に生じる撓み変形も抑える(後出第4実施例も同様である。)。
図15は当該第3実施例の容器3のX−X線付近における縦断面図である。蓋体20Cは、蓋面部27、周設段部50、周壁面部29、及び嵌合部21cの周壁23cの順に多段構造に構成される。容器本体10Cのフランジ部13(フランジ壁部18)に嵌合部21cの周壁23cが被さるとともに、突状部60の突出部69はフランジ壁部18に係合する。また、図示では、蓋体20Cの周壁面部29は容器本体10Cのフランジ部13の上面となるフランジ面部13sに面接触する。
この実施例では、ノッチ状の凹部51は、蓋面部27と周壁面部29との間に設けられた周設段部50において膨出部30との最短位置であり蓋体の中央側(蓋面部27側)に形成される。蓋体20Cを取り外そうとして膨出部30を操作する場合、前述のとおり小膨出部44を押し込む等により、膨出部30自体を上方に反らすこととなる。この場合、ノッチ状の凹部51の位置が蓋体の応力を集中させる部位に形成されたため、蓋体を撓ませて屈曲変形させることが比較的容易となる。膨出部30及び小膨出部44等の構造は、既述の第1実施例の蓋体20Aと同様である。当該蓋体20Cを容器本体から取り外す際の膨出部30並びにその周囲のヒレ部、周壁等の動作態様は既述の第1実施例に準ずる。
図16は第4実施例に係る容器4の蓋体20Dの平面図である。同実施例は多角形状として三角形を開示する。中でも、ルーロー多角形とした三角形の開示である。蓋体20Dが嵌合する容器本体は蓋体の形状に合わせて上面を五角形状の開口とする容器形状であり鉢型や椀型、あるいは寸胴型である。蓋体20Dの単一の屈曲可能な膨出部30は辺部24dに設けられている。同膨出部30の下端両側縁31,32と嵌合部21bの周壁下端縁33,34との間にも、角部24bから、当該蓋体20Bの外周方向の隣接する角部25b,26bに延びる湾曲した平面視三角形状の一対のヒレ部35b,36bが接続形成されている。符号sは三角形の蓋体20Dの他の角部である。
蓋体20Dの嵌合部21dの周壁23dにおいて、容器本体のフランジ部(図17参照)に外嵌する突状部60は角部25d、26d、及びsに形成される。実施例の突状部はいずれも同形状に形成している。同実施例の周設段部50は、第3実施例のように蓋面部27と周壁面部29との間に備えられているのではなく、外周縁22に沿う周壁面部29に形成されている。ノッチ状の凹部51は、請求項4の発明に規定するように、膨出部30に近接して同膨出部よりも蓋体中央側に形成されている。
図17は当該第4実施例の容器4のY−Y線付近における縦断面図である。蓋体20Dは、蓋面部27、周壁面部29、周設段部50、及び嵌合部21dの周壁23dとする順に凹凸の段差を設けて構成される。容器本体10Dのフランジ部13(フランジ壁部18)に嵌合部21dの周壁23dが被さるとともに、突状部60の突出部69はフランジ壁部18に係合する。また、図示では、蓋体20Dの周壁面部29は容器本体10Dのフランジ部13の上面となるフランジ面部13sに面接触する。
この実施例では、ノッチ状の凹部51は、周壁面部29と外周縁22との間に設けられた周設段部50において膨出部30との最短位置であるとともに蓋体の中央側(蓋面部27側)に形成される。蓋体20Dを取り外そうとして膨出部30を操作する場合、前述のとおり小膨出部44を押し込む等により、膨出部30自体を上方に反らすこととなる。この場合、ノッチ状の凹部51の位置が蓋体の応力を集中させる部位に形成されたため、蓋体を撓ませて屈曲変形させることが比較的容易となる。膨出部30及び小膨出部44等の構造は、既述の第1実施例の蓋体20Aと同様である。当該蓋体20Cを容器本体から取り外す際の膨出部30並びにその周囲のヒレ部、周壁等の動作態様は既述の第1実施例に準ずる。
これまでに図示し、詳述した第1ないし第4実施例の容器における蓋体20A,20B、20C,20Dの構造を適用すると、多角形状の開口部を有す複雑な形状の容器本体に嵌着される多角形状の蓋体においても片手による操作で簡単に容器本体から蓋体を取り外すことができる。それゆえ、包装容器のバリアフリー化に叶う。そして、蓋体の開けやすさを実現しつつ、昨今の多様な消費動向に対応し、内容物や容量等の多彩な商品展開、他商品との差別化、購入者や販売者への訴求性につながる容器や蓋体の提案が可能である。加えて、膨出部を嵌合部の周壁の辺部に形成したことにより、膨出部から延びるヒレ部自体の大きさを抑えることができるため、使用する合成樹脂シートの量の節約にもつながる。なお、ノッチ状の凹部の位置、突状部の位置及び個数、突状部の突出量、突状部のテーパー状の減少部位の形成等は、容器の形状、大きさ、用途等を勘案して最適に選択され適用される。このため、図示し詳述した実施例の構成のみには限定されない。
1,2,3,4 容器
10A,10B,10C,10D 容器本体
11 上面
12 開口縁
13 フランジ部
18 フランジ壁部
20 蓋体
21a,21b,21c,21d 嵌合部
22 外周縁
23a,23b,23c,23d 周壁
24a,24b,24c,24d 辺部
25,26 角部
27 蓋面部
30 膨出部
31 左側縁(下端両側縁)
32 右側縁(下端両側縁)
33,34 周壁下端縁(下端縁)
35 左ヒレ部(ヒレ部)
36 右ヒレ部(ヒレ部)
40 膨出部の外面
41 窪み部
44 小膨出部
50 周設段部
51 凹部
60 突状部(突条部)
61 第1突状部
62 第2突状部
65 傾斜部
69 突出部
10A,10B,10C,10D 容器本体
11 上面
12 開口縁
13 フランジ部
18 フランジ壁部
20 蓋体
21a,21b,21c,21d 嵌合部
22 外周縁
23a,23b,23c,23d 周壁
24a,24b,24c,24d 辺部
25,26 角部
27 蓋面部
30 膨出部
31 左側縁(下端両側縁)
32 右側縁(下端両側縁)
33,34 周壁下端縁(下端縁)
35 左ヒレ部(ヒレ部)
36 右ヒレ部(ヒレ部)
40 膨出部の外面
41 窪み部
44 小膨出部
50 周設段部
51 凹部
60 突状部(突条部)
61 第1突状部
62 第2突状部
65 傾斜部
69 突出部
Claims (7)
- 上面を開口し、開口縁にはフランジ部が形成された合成樹脂シート製の多角形状の容器本体と、その容器本体に開閉可能に設けられ、容器本体に対する閉鎖状態で前記フランジ部に外嵌可能な嵌合部を外周縁に有する合成樹脂シート製の多角形状の蓋体とを備えた容器において、
前記蓋体の嵌合部の周壁には、平面視において前記嵌合部から外側へはみ出しかつ外方へ向かって膨らむ単一の屈曲可能な膨出部が前記嵌合部の周壁の辺部に形成されているとともに、前記膨出部の下端両側縁と前記嵌合部の周壁下端縁との間には前記多角形状蓋体の外周方向の隣接する角部に延びる平面視三角形状の一対のヒレ部が接続形成されていることを特徴とする容器。 - 前記膨出部の外面には、その内部空間に向かって突出する窪み部が形成されている請求項1に記載の容器。
- 前記膨出部の前記蓋体中央部側には、その膨出部の頂部よりも高い頂部を有するとともに、前記膨出部より小さい小膨出部が形成されている請求項1または2に記載の容器。
- 前記膨出部に近接して、前記膨出部よりも前記蓋体中央側には、ノッチ状の凹部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の容器。
- 前記フランジ部に外嵌する前記嵌合部は複数の突状部を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の容器。
- 前記突状部の突出量が前記嵌合部に応じて異なる突出量としている請求項5に記載の容器。
- 前記突状部の突出量が該突状部の端に向けてテーパー状に減少している請求項5または6に記載の容器。
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