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JP2012067032A - ノンガスフォーマーに充填させて用いる毛髪化粧料 - Google Patents

ノンガスフォーマーに充填させて用いる毛髪化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】毛髪にむらなく塗布可能で、乾いた毛髪およびタオルドライした毛髪のいずれに用いても毛髪の指通り及びまとまりといった感触を向上させる毛髪補修機能を有する毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】絹タンパク質をアミノ酸単位に加水分解した化合物をアシル化して得られる化合物(a1)を含む成分(A)と、ジメチコノール(b1)、界面活性剤(b2)および水(b3)を含むジメチコノールエマルジョン(B)とを含有する毛髪化粧料であって、前記成分(A)が、式(1)中のR2が異なる3種以上の化合物(a1)を含み、前記毛髪化粧料全体を100重量%とした場合、前記化合物(a1)の含有量が0.05〜3.0重量%であり、前記ジメチコノール(b1)の含有量が0.05〜4.0重量%であり、前記毛髪化粧料が、ノンガスフォーマーに充填させて用いることを特徴とする毛髪化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、ノンガスフォーマーにより泡沫状にして用いる毛髪化粧料に関する。より詳しくは、洗い流さないタイプの毛髪化粧料として好適に用いられる毛髪化粧料に関する。
カラーやパーマまたは日常生活によりダメージを受けた毛髪には、指どおりの悪さ、パサつき、ごわつき、及びまとまり感の欠如といった問題が生じる。このような問題を、シリコーン等を毛髪補修成分として含有する毛髪化粧料により解決することが行われている。中でも、洗い流さないタイプの毛髪化粧料を毛髪に塗布して毛髪補修を行うと、毛髪補修成分が洗い流されることなく毛髪に吸着および浸透するため、高い補修効果が得られる。
しかしながら、これらの洗い流さないタイプの毛髪化粧料の場合、毛髪に毛髪補修成分が均一に付着されないと、べたつきやごわつきが生じることがあった。また洗い流さないタイプの毛髪化粧料を乾いた毛髪に用いた場合と、タオルドライ(水で濡らした毛髪の水分を、完全に除去することなく、自然状態で垂れ落ちない程度にふき取ること)した毛髪に用いた場合とでは、毛髪化粧料の毛髪への浸透が異なるため、いずれにも使用した場合でも、毛髪へのなじみやすさと仕上がりの滑らかな感触とが得られる毛髪化粧料が望まれていた。
洗い流さないタイプの毛髪化粧料の剤型として、毛髪化粧料を霧状にする剤型があり、該剤型には噴射剤を封入するエアゾールタイプと噴射剤(ガス)を用いないノンエアゾールのミストタイプがある。これら霧状の毛髪化粧料は、乾いた毛髪およびタオルドライした毛髪のいずれに対しても、毛髪補修成分を均一に塗布して付着浸透させることが可能であることから、べたつきが生じない。しかしながら、毛髪補修成分を特定の箇所に集中させて塗布することが困難であるという問題点、一部の毛髪化粧料が毛髪に塗布されることなく床に飛び散ることにより床が滑りやすくなってしまうという問題点があった。一方、乳液状、ジェル状、ジェルクリーム状およびミルク状などの剤型は、上記霧状の剤型の問題点は生じないが、毛髪補修成分を均一に毛髪全体に塗布することができず、つけムラがおき、べたついた仕上がりになる。
床を汚すことなく毛髪に塗布可能な剤型の毛髪化粧料として、泡沫状の剤型の毛髪化粧料が提案されている(特許文献1および2参照)。泡沫状の剤型の毛髪化粧料は、毛髪に毛髪化粧料を均一に塗布するのに適しているため、つけムラやべたつきの問題がない。毛髪化粧料を泡沫状にする方法として、エアゾールタイプおよびノンガスタイプ(ノンエアゾールタイプ)があるが、コストや環境面からも噴射剤を用いないノンガスタイプのものが最近は好まれる傾向にある。
ノンガスタイプで毛髪化粧料を泡沫状にするためには、界面活性剤を添加した毛髪化粧料をノンガスフォーマー(泡吐出容器)を用いて泡沫状にする方法がある。しかし、界面活性剤を含有する毛髪化粧料を毛髪に塗布すると、一般に毛髪の指通り及びまとまりについて良好な効果が得られにくい。そのため、界面活性剤を添加してノンガスフォーマーにより泡沫状にする毛髪化粧料は寝ぐせ直し用途等に限られており、毛髪の感触を向上させるための毛髪補修用途に用いることは考えられていなかった。
界面活性剤を添加した組成物を毛髪用途に用いた例として、毛髪からの染毛剤の色落ちを防止するためにアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤を添加した染色毛髪用シャンプー組成物が知られている(特許文献3参照)。しかしながら、特許文献3は、洗い流して用いる用途(シャンプー用途)に関するものであり、洗い流さない用途に界面活性剤を用いた場合に、毛髪の感触に与える影響については検討されていなかった。
特許第4256092号公報 特許第3711576号公報 特開2005−139151号公報
本発明は、毛髪にむらなく塗布可能な泡沫状とすることができ、乾いた毛髪およびタオルドライした毛髪のいずれに用いても毛髪に良好になじみ、毛髪の指通り及びまとまりといった感触を向上させる毛髪補修機能を有する環境負荷の少ない毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明は、特定の毛髪補修成分を特定の界面活性剤とともに用いて泡沫状の剤型の毛髪化粧料とすることにより、毛髪化粧料が毛髪に均一に塗布可能となるとともに、毛髪の指通り及びまとまりが良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の[1]〜[5]である。
[1]絹タンパク質の加水分解物をアシル化して得られ、下記一般式(1)で表わされる化合物(a1)を含む成分(A)と、
下記一般式(2)で表わされるジメチコノール(b1)、界面活性剤(b2)および水(b3)を含むジメチコノールエマルジョン(B)と
を含有する毛髪化粧料であって、
前記成分(A)が、式(1)中のR2が異なる3種以上の化合物(a1)を含み、
前記毛髪化粧料全体を100重量%とした場合、前記化合物(a1)の含有量が0.05〜3.0重量%であり、前記ジメチコノール(b1)の含有量が0.05〜4.0重量%であり、
ノンガスフォーマーに充填させて用いることを特徴とする毛髪化粧料。
(式1):R1CONHCH(R2)COOM
[式(1)中、R1はヒドロキシル基を有していてもよい炭素数5〜21の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基もしくはアルケニル基を表し、R2は絹タンパク質を加水分解して得られたアミノ酸の側鎖を表わし、Mはアルカリ金属、水素原子またはトリエタノールアミンを表わす。]
(式2):HO[(CH32SiO]m
[式(2)中、mは、25℃におけるジメチコノール(b1)の粘度を、0.01〜5000Pa・sの範囲にする値である。]
[2]毛髪に塗布後、洗い流さないで用いることを特徴とする[1]に記載の毛髪化粧料。
[3]前記界面活性剤(b2)がアニオン性界面活性剤であることを特徴とする[1]または[2]に記載の毛髪化粧料。
[4]前記ジメチコノールエマルジョン(B)が、アニオン性界面活性剤の存在下で下記一般式(3)で表わされる化合物を乳化重合することにより得られたものであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
(式3):HO[(CH32SiO]n
[式(3)中、nは、25℃における式(3)で表わされる化合物の粘度を、1〜3000mPa・sの範囲にする値である。]
[5][1]〜[4]のいずれか一項に記載の毛髪化粧料をノンガスフォーマーにより起泡させ、毛髪に塗布することを特徴とする毛髪補修方法。
本発明の毛髪化粧料は、ノンガスフォーマーにより起泡させて泡沫状とすることが可能であり、形成された泡は、毛髪への塗布に適した持続性を有する。泡沫状の本発明の毛髪化粧料は、毛髪になじみやすく毛髪の所望の箇所にむらなく塗布可能であるとともに、毛髪に付着しなかった化粧料が床等を汚すという問題もない。さらには、本発明の毛髪化粧料は、乾いた毛髪およびタオルドライした毛髪のいずれに使用してもなじみが良く、毛髪の指通り及びまとまりといった感触を向上させる。
以下、本発明について具体的に説明する。
<毛髪化粧料の組成>
本発明の毛髪化粧料は、絹タンパク質の加水分解物をアシル化して得られ、下記一般式(1)で表わされる化合物(a1)を含む成分(A)と、
下記一般式(2)で表わされるジメチコノール(b1)、界面活性剤(b2)および水(b3)を含むジメチコノールエマルジョン(B)とを含有し、
前記成分(A)が、式(1)中のR2が異なる3種以上の化合物(a1)を含み、
前記毛髪化粧料全体を100重量%とした場合、前記化合物(a1)の含有量が0.05〜3.0重量%であり、前記ジメチコノール(b1)の含有量が0.05〜4.0重量%であり、
ノンガスフォーマーに充填させて用いることを特徴とする。
(式1):R1CONHCH(R2)COOM
式(1)中、R1はヒドロキシル基を有していてもよい炭素数5〜21の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基もしくはアルケニル基を表し、R2は絹タンパク質を加水分解して得られたアミノ酸の側鎖を表わし、Mはアルカリ金属、水素原子又はトリエタノールアミンを表わす。
(式2):HO[(CH32SiO]m
式(2)中、mは、25℃におけるジメチコノール(b1)の粘度を、0.01〜5000Pa・sの範囲にする値である。
(i)成分(A)
本発明の毛髪化粧料は、絹タンパク質をアミノ酸単位に加水分解した化合物をアシル化して得られる、下記一般式(1)で表わされる化合物(a1)を含む成分(A)を含有する。
(式1):R1CONHCH(R2)COOM
前記成分(A)は、絹タンパク質をアミノ酸単位まで加水分解したものを、アシル化(高級脂肪酸と縮合)させて得られる混合物である。絹タンパク質を加水分解して得られるアミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、スレオニン、セリン、チロシン、メチオニン、シスチン、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸およびトリプトファンが挙げられる。
式(1)中、R1はヒドロキシル基を有していてもよい炭素数5〜21、好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは炭素数9〜13の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基もしくはアルケニル基を表す。炭素数が上記範囲にあると起泡性が優れるため好ましい。R1COの具体例としては、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、ココイル基等が挙げられる。R2は絹タンパク質を加水分解して得られたアミノ酸の側鎖を表わす。R2の具体例としては、アラニンの側鎖であるメチル基、グルタミン酸の側鎖であるカルボキシエチル基が挙げられる。Mはアルカリ金属、水素原子またはトリエタノールアミンを表わし、乾燥後の毛髪の指通りの観点からナトリウムまたはカリウムが好ましい。
成分(A)は、R1が同一でも異なっていてもよいが、R2が異なる3種以上、好ましくは4種以上、より好ましくは17種以上の化合物(a1)を含む。
成分(A)の例としては、グリシンおよびアラニンのアシル化物がそれぞれ混合物全体の3分の1程度を占め、セリンのアシル化物が混合物の約10分の1を占め、バリンその他のアミノ酸のアシル化物が残りを占める混合物が挙げられ、絹タンパク質のアミノ酸の組成比と同じである該アミノ酸のアシル化物混合物が好ましく挙げられる。
このような成分(A)の例としては、日本化粧品工業の表示名称で、ラウロイルシルクアミノ酸Na、ラウロイルシルクアミノ酸Kが挙げられる。
前記成分(A)は、本発明の毛髪化粧料をノンガスフォーマーに用いた場合に、毛髪化粧料を起泡させ持続させる効果を奏するとともに、本発明の毛髪化粧料を塗布した毛髪に良好な指通り及びまとまりやすさを与える。
本発明の毛髪化粧料100重量%中、前記成分(A)は、化合物(a1)の毛髪化粧料(100重量%)中の濃度が、0.05〜3.0重量%、好ましくは0.1〜2.0重量%、さらに好ましくは0.2〜1.0重量%の量で含まれる。毛髪化粧料中の化合物(a1)の含有量が上記範囲よりも少ないと泡の起泡性が悪くなり、上記範囲よりも多いと毛髪化粧料の毛髪へのなじみが悪くなったり、毛髪化粧料を塗布して乾燥させた毛髪の指通りが悪くなる。
(ii)成分(B)
本発明の毛髪化粧料は、下記一般式(2)で表わされるジメチコノール(b1)、界面活性剤(b2)および水(b3)を含むジメチコノールエマルジョン(B)を含有する。
(式2):HO[(CH32SiO]m
式(2)中、mは、25℃におけるジメチコノール(b1)の粘度を、0.01〜5000Pa・s、好ましくは0.1〜3000Pa・s、より好ましくは0.5〜1000Pa・sの範囲にする値である。
前記界面活性剤(b2)としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤およびノニオン性界面活性剤のいずれも使用することができるが、毛髪化粧料の起泡性および泡の持続性ならびに乾燥後の毛髪の指通りの観点からアニオン性界面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸、アルキル硫酸、およびそれらの塩が挙げられる。その中でも、アルキルベンゼンスルホン酸として、ドデシルベンゼンスルホン酸などが、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸などが、アルキル硫酸として、ラウリル硫酸、ミリスチル硫酸、セチル硫酸などおよびそれらの塩が好ましく挙げられる。
前記ジメチコノールエマルジョン(B)は、界面活性剤(b2)を用いて水(b3)にジメチコノール(b1)を乳化させる方法の他、界面活性剤(b2)の存在下で下記式(3)で表わされる化合物を乳化重合する方法によっても得ることができ、毛髪を乾かした後の毛先のまとまりの観点から、界面活性剤(b2)の存在下で下記式(3)で表わされる化合物を乳化重合する方法により得ることが好ましく、アニオン性界面活性剤の存在下で下記式(3)で表わされる化合物を乳化重合する方法により得ることがより好ましい。
(式3):HO[(CH32SiO]n
式(3)中、nは、25℃における式(3)で表わされる化合物の粘度を、1〜3000mPa・sの範囲にする値である。
ジメチコノールエマルジョン(B)は、毛髪を補修し、毛髪の指通り及びまとまりを良好にする。また、エマルジョンの形態であるため、ジメチコノールが毛髪になじみやすい。
ジメチコノールエマルジョン(B)は、ジメチコノール(b1)の毛髪化粧料(100重量%)中の濃度が、0.05〜4.0重量%、好ましくは0.1〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜2.5重量%となる量で用いられる。本発明の毛髪化粧料中のジメチコール(b1)の含有量が上記範囲よりも少ないと、毛髪化粧料を毛髪に塗布して乾燥させた後の毛髪の指通りやまとまり感がなくなり、上記範囲よりも多いと、毛髪化粧料を毛髪に塗布して乾燥させた後の毛髪の指通りが悪くなる。
ジメチコノールエマルジョンは、ジメチコノール、界面活性剤および水の他に、ジメチコノールおよびエマルジョンの性質を損なわない範囲で、防腐剤、殺菌剤等の成分を含んでいてもよい。
(iii)任意成分
本発明の毛髪化粧料は、本発明の目的を損なわない範囲で上記成分の他に成分(A)以外のアニオン性界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等の界面活性剤、エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、炭化水素、油脂類等の油剤、鎖状シリコーン、環状シリコーン、変性シリコーン、(B)以外のシリコーンエマルジョン等のシリコーン類、天然水溶性高分子、半合成水溶性高分子、合成水溶性高分子等の水溶性高分子、多価アルコール、糖類、低級アルコール、芳香族アルコール等の水性成分、アミノ酸、アミノ酸誘導体、ペプチド、ペプチド誘導体、植物エキス等の毛髪用美容成分、エデト酸塩等の金属キレート剤、クエン酸、乳酸、リン酸またはこれらの塩等のpH調整剤、香料、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色素、顔料等、毛髪用化粧料あるいは化粧料一般において汎用される他の成分を配合することができる。
<毛髪化粧料の製造方法>
本発明の毛髪化粧料は、上述した各成分を、公知の方法で、撹拌、混合、加熱、溶解、分散および乳化等を必要に応じて選択して行うことによって製造することができ、製造方法は特に限定されない。
<毛髪化粧料の使用態様>
本発明の毛髪化粧料は、ノンガスフォーマーによって手に起泡させてから毛髪に塗布する方法で用いられる。このような剤型とすることにより、毛髪の所望の箇所に均一に毛髪化粧料を塗布でき、使用者の周りの床等を汚すことがない。
ノンガスフォーマーとしては、充填された毛髪化粧料を空気と混合して泡状に吐出できる機構を備えたものであれば特に限定はなく、ポンプ機構を備えた容器およびスクイズ容器等を用いることができる。また、これらノンガスフォーマー内部には、通常メッシュ等の多孔体が設けられているが、メッシュの場合、網目の大きさは特に限定されず、通常50〜300メッシュ、好ましくは100〜200メッシュ程度とすることが好ましい。上記ノンガスフォーマーの例としては、ポンプ機構とメッシュ等の多孔体を備えたポンプ容器であって、ポンプの頭部(押圧部)を押すことにより、毛髪化粧料が空気と混ざり発泡した状態で多孔体を通過して均質な泡状になる容器が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、乾いた毛髪またはタオルドライした毛髪に塗布し、洗い流すことなく乾燥させて用いる。乾燥は自然乾燥またはドライヤーによる乾燥のいずれでもよい。このような使用方法により、乾いた毛髪およびタオルドライした毛髪のいずれに対しても高い毛髪補修機能が得られる。また、このように使用しても、毛髪のごわつきや、べたつきが生じることがない。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例において、アニオン界面活性剤を用いて乳化したジメチコノールエマルジョンとしてはDM3112VP(旭化成ワッカーシリコーン(株)製)、ノニオン界面活性剤を用いて乳化したジメチコノールエマルジョンとしてはXS−65C2173(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)、ラウロイルシルクアミノ酸Kとしては、カワシルクS(川研ファインケミカル(株)製)を使用し、ラウロイル加水分解シルクKとしては、カワシルク(川研ファインケミカル(株)製)を使用し、ココイルアラニンNaとしては、アミライトACS−12(味の素ヘルシーサプライ(株)製)を使用し、ココイルグリシンNaとしては、アミライトGCS−12K(味の素ヘルシーサプライ(株)製)を使用し、ジメチルシリコーンエマルジョンとしては、FZ−4188(東レ・ダウコーニング(株)製)を使用した。これら成分の表に記載された量は、純分の量である。
[実施例1〜16、比較例1〜9]
表1に示す組成の毛髪化粧料を調製した。得られた毛髪化粧料の各試料について、下記評価方法1にて、試料の(A−1)起泡性および(A−2)泡の持続性を評価した。また、下記評価方法2にて、(B−1)タオルドライした毛髪に試料を塗布する時の試料の毛髪に対するなじみやすさ、(B−2)タオルドライした毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛髪の指通り、および(B−3)タオルドライした毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛先のまとまりを評価し、また、評価方法3にて(C−1)乾燥した毛髪に試料を塗布する時の試料の毛髪に対するなじみやすさ、(C−2)乾燥した毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛髪の指通り、および(C−3)乾燥した毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛先のまとまりを評価した。その結果を表1に示す。
<評価方法1:起泡性、泡の持続性の評価>
200メッシュのネットを有するポンプ型泡吐出容器(商品名;F2ポンプフォーマー、大和製罐社製)に充填した実施例1〜16および比較例1〜9の各試料をラップ(商品名;
サランラップ(登録商標)、旭化成ホームプロダクツ(株)製)上に2プッシュ吐出し、(A−1)起泡性を目視にて下記評価基準により評価した。その後、そのまま1分間静置した試料の(A−2)泡の持続性を目視にて下記評価基準により評価した。(A−1)および(A−2)のいずれも10人の美容師のテスターにより評価した。評価は、各パネラー毎に評点を出し、10人の評点の平均を評価基準に基づき判定した。
(A−1)起泡性
(評点)
4点:泡密度が高く、起泡性が非常に良好である。
3点:泡密度は普通であるが、起泡性が良好である。
2点:起泡性がやや悪い。
1点:起泡性が悪く泡立たない。
(A−2)泡の持続性
(評点)
4点:起泡時の泡を保っている。
3点:極僅かに破泡が確認されるが、起泡時の泡をほぼ保っている。
2点:破泡が多数確認される。
1点:ほとんど破泡してしまう。
<評価用毛束の作製>
中国人毛髪(商品名;BS-B3A、(株)ビューラックス製)の10g、30cmをブリーチ処理(毛髪を6%過酸化水素水pH11の水溶液400mLに30分浸漬させ、その後、毛髪を水洗し、ドライヤーで乾燥させる処理)した。次いで、得られた毛髪にパーマ処理(毛髪にチオグリコール酸6.0%(pH9)の水溶液を塗布し、15分放置した。毛髪を水洗後、10%臭素酸ナトリウム水溶液を塗布し20分放置し、水洗し、乾燥させる処理)を施した。さらに、得られた毛髪に上記ブリーチ処理をもう一度行い、評価用毛束を作成した。
<評価方法2:タオルドライした毛髪に試料を使用したときの評価>
評価用毛束を、シャンプー(商品名;ケアトリコシャンプータイプS、(株)アリミノ製)、トリートメント(商品名;ケアトリコトリートメントタイプS、(株)アリミノ製)を用いて前処理し、タオルドライした。200メッシュのネットを有するポンプ型泡吐出容器(商品名;F2ポンプフォーマー、大和製罐(株)製)に充填した実施例1〜16および比較例1〜9の各試料1プッシュ分を上記評価用毛束に塗布し、毛髪になじませ(B−1)の評価を行った後、毛髪をドライヤーで乾燥させ(B−2)および(B−3)の評価を行った。評価は10人の専門テスター(美容師)により官能評価した。評価は、各パネラー毎に評点を出し、10人の評点の平均を下記評価基準に基づき判定した。
(B−1)タオルドライした毛髪に試料を塗布する時の試料の毛髪に対するなじみやすさ
(評点)
4点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消え、毛髪化粧料が毛髪になじみやすく、毛髪全体に非常に均一に塗布できる。
3点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消え、毛髪化粧料が毛髪になじみやすく、毛髪のほぼ全体に均一に塗布できる。
2点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消えにくく、毛髪化粧料の毛髪へのなじみが悪い。
1点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消えず、毛髪化粧料が毛髪になじまない。
(B−2)タオルドライした毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛髪の指通り
(評点)
4点:非常に滑らかである。
3点:滑らかである。
2点:やや滑らかである。
1点:滑らかさは無い。
(B−3)タオルドライした毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛先のまとまり
(評点)
4点:非常にまとまる。
3点:まとまる。
2点:ややまとまりに欠ける。
1点:まとまらない。
<評価方法3:乾燥した毛髪に試料を使用したときの評価>
評価用毛束を、シャンプー(商品名;ケアトリコシャンプータイプS、 (株)アリミノ製)、トリートメント(商品名;ケアトリコトリートメントタイプS、 (株)アリミノ製)を用いて前処理し、タオルドライした後、乾燥させた。200メッシュのネットを有するポンプ型泡吐出容器(商品名;F2ポンプフォーマー、大和製罐(株)製)に充填した実施例1〜16および比較例1〜9の各試料1プッシュ分を上記評価用毛束に塗布し、毛髪になじませ(C−1)の評価を行った後、毛髪をドライヤーで乾燥させ(C−2)および(C−3)を評価した。評価は10人の専門テスター(美容師)により官能評価した。評価は、各パネラー毎に評点を出し、10人の評点の平均を下記評価基準に基づき判定した。
(C−1)乾燥した毛髪に試料を塗布する時の試料の毛髪に対するなじみやすさ
(評点)
4点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消え、毛髪化粧料が毛髪になじみやすく、毛髪全体に非常に均一に塗布できる。
3点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消え、毛髪化粧料が毛髪になじみやすく、毛髪のほぼ全体に均一に塗布できる。
2点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消えにくく、毛髪化粧料の毛髪へのなじみが悪い。
1点:毛髪化粧料の泡が塗布時に消えず、毛髪化粧料が毛髪になじまない。
(C−2)乾燥した毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛髪の指通り
(評点)
4点:非常に滑らかである。
3点:滑らかである。
2点:やや滑らかである。
1点:滑らかさは無い。
(C−3)乾燥した毛髪に試料を塗布し、毛髪を乾かした後の毛先のまとまり
(評点)
4点:非常にまとまる。
3点:まとまる。
2点:ややまとまりに欠ける。
1点:まとまらない。
(A−1)〜(C−3)の評価基準
◎:評点の平均点が3.5点以上である。
○:評点の平均点が3点以上3.5点未満である。
△:評点の平均点が2点以上3点未満である。
×:評点の平均点が2点未満である。
Figure 2012067032
Figure 2012067032

Claims (5)

  1. 絹タンパク質の加水分解物をアシル化して得られ、下記一般式(1)で表わされる化合物(a1)を含む成分(A)と、
    下記一般式(2)で表わされるジメチコノール(b1)、界面活性剤(b2)および水(b3)を含むジメチコノールエマルジョン(B)と
    を含有する毛髪化粧料であって、
    前記成分(A)が、式(1)中のR2が異なる3種以上の化合物(a1)を含み、
    前記毛髪化粧料全体を100重量%とした場合、前記化合物(a1)の含有量が0.05〜3.0重量%であり、前記ジメチコノール(b1)の含有量が0.05〜4.0重量%であり、
    ノンガスフォーマーに充填させて用いることを特徴とする毛髪化粧料。
    (式1):R1CONHCH(R2)COOM
    [式(1)中、R1はヒドロキシル基を有していてもよい炭素数5〜21の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基もしくはアルケニル基を表し、R2は絹タンパク質を加水分解して得られたアミノ酸の側鎖を表わし、Mはアルカリ金属、水素原子またはトリエタノールアミンを表わす。]
    (式2):HO[(CH32SiO]m
    [式(2)中、mは、25℃におけるジメチコノール(b1)の粘度を、0.01〜5000Pa・sの範囲にする値である。]
  2. 毛髪に塗布後、洗い流さないで用いることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 前記界面活性剤(b2)がアニオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪化粧料。
  4. 前記ジメチコノールエマルジョン(B)が、アニオン性界面活性剤の存在下で下記一般式(3)で表わされる化合物を乳化重合することにより得られたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
    (式3):HO[(CH32SiO]n
    [式(3)中、nは、25℃における式(3)で表わされる化合物の粘度を、1〜3000mPa・sの範囲にする値である。]
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料をノンガスフォーマーにより起泡させ、毛髪に塗布することを特徴とする毛髪補修方法。
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