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JP2011222610A - 位置合わせ方法、露光方法及びデバイスの製造方法、並びに露光装置 - Google Patents

位置合わせ方法、露光方法及びデバイスの製造方法、並びに露光装置 Download PDF

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JP2011222610A
JP2011222610A JP2010087555A JP2010087555A JP2011222610A JP 2011222610 A JP2011222610 A JP 2011222610A JP 2010087555 A JP2010087555 A JP 2010087555A JP 2010087555 A JP2010087555 A JP 2010087555A JP 2011222610 A JP2011222610 A JP 2011222610A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布に基づいた条件で、ショットS1〜S32の配列を求めることで、基板PのショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像とを高精度に位置合わせする位置合わせ方法を提供する。
【解決手段】EGAの処理条件として、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数とを、第1保持部26上面の温度分布に基づいて決定し、EGA処理を実行してショットS1〜S32の配列を推定する。そして、順次、配列を推定したショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像とを位置合わせし、基板Pを露光していく。
【選択図】図8

Description

本発明は、デバイスの製造に用いる位置合わせ方法、露光方法及び露光装置、並びにデバイスの製造方法に関するものである。
マスク又はレチクル(以下「マスク」と総称する)上に形成されたパターンを感光性基板上に転写する、いわゆるリソグラフィ工程において、マスクのパターンを投影光学系を介して感光性基板上の各ショットに投影する露光装置が使用されている。この種の露光装置としては、感光性基板を2次元的に移動自在な基板ステージ上に保持し、この基板ステージにより感光性基板を歩進(ステッピング)させて、マスクのパターン像を感光性基板上の各ショットに順次露光する動作を繰り返す、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置、いわゆるステッパや、感光性基板を保持した基板ステージとマスクとを1次元方向に同期移動(スキャン)させて、マスクのパターン像を感光性基板上の各ショットに順次露光する動作を繰り返す、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置、いわゆるスキャナが多用されている。
また近年、デバイスのパターンのより一層の高集積化に対応するために投影光学系の更なる高解像度化が望まれている。投影光学系の解像度は、使用する露光波長が短くなるほど、また投影光学系の開口数が大きいほど高くなる。そのため露光装置で使用される露光波長は年々短波長化しており、投影光学系の開口数も増大している。現在主流の露光波長は、KrFエキシマレーザの248nm及び、ArFエキシマレーザの193nmである。また、露光を行う際には、解像度と同様に焦点深度(DOF)も重要となる。解像度R、及び焦点深度δはそれぞれ以下の式で表される。
R=k1・λ/NA ・・・(1)
δ=±k2・λ/NA2 ・・・(2)
ここで、λは露光波長、NAは投影露光系の開口数、k1、k2はプロセス係数である。
(1)式、(2)式より、解像度Rを高めるために、露光波長λを短くして、開口数NAを大きくすると、焦点深度δが小さくなることが分かる。
焦点深度δが狭くなり過ぎると、投影光学系の像面に対して基板表面を合致させることが困難となり、露光動作時のフォーカスマージンが不足する恐れがある。そこで実質的に露光波長を短くして、且つ焦点深度を広くする方法として、例えば下記特許文献1に開示されている液浸法が提案されている。この液浸法は、投影光学系の仮面と基板表との間を純水や有機溶媒等の液体で満たし、液体中での露光光の波長が、空気中の1/n(nは空気中の屈折率で通常1.2〜1.6程度)になることを利用して解像度を向上するとともに、焦点深度を約n倍に拡大するというものであり、液浸法により高解像度で基板を露光する液浸露光装置が利用されている。
上記の露光装置によるリソグラフィ工程を経て製造される半導体デバイスや液晶表示デバイスは、基板上に多数層のデバイスパターン(マスクのパターン)を重ねて形成されるため、2層目以降のデバイスパターンを感光性基板上に投影露光する際には、感光性基板上の既に回路パターンが形成された露光領域であるショットと、これから露光するマスクのパターン像との位置合わせ(アライメント)を精確に行う必要がある。
上記の位置合わせとして例えば、下記特許文献2に開示されているように、基板上において所定の基準温度からの変動による熱変形を補償するために、基板上の温度を測定し、その温度に対して算出した基板の寸法応答を補償するために、基板テーブルに対する標的部分の空間特性が調整される露光装置及びデバイスの製造方法がある。
国際公開第99/49504号 特開2005−286333号(対応米国特許第7,561,251号)
ところで、液浸法による基板の露光において、露光装置内で漏れた液体(液浸水)に 起因して基板の熱的な変形が生じるため、基板上の各ショットと、マスクのパターン像 との位置合わせ精度が低下するという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、各ショットとパターン像と の高精度な位置合わせ方法、露光方法、デバイスの製造方法、露光装置を提供すること を目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図11に対応付けした以下の構成を採用している。なお、以下の対応付けはあくまで一例であって、本発明の構成が、下記の対応付けに限定されるものではない。
本発明における第1の態様の位置合わせ方法は、エネルギビームの投影により、基板テーブル上に保持された基板の上面に形成されるパターン像と、基板上面に形成された露光領域との位置合わせ方法で、基板を保持する面を含む基板テーブル上面の温度分布を測定する段階と、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を求めるための条件を温度分布に基づいて決定する段階とを有する方法である。
第1の態様の位置合わせ方法において、決定する段階は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により基板上面に形成された複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、決定する段階は、基板上面に形成された複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分することを温度分布に基づいて決定しても良い。
この決定する段階は、区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、決定する段階は、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を求めるための方法を温度分布に基づいて選択する段階を含んでも良い。
この選択する段階は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により複数の露光領域の配列を推定する方法又は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測していき、複数の露光領域の配列を測定する方法を温度分布に基づいて選択しても良い。
この決定する段階は、選択する段階で推定する方法が選択された場合、該推定する方法に用いる条件を温度分布に基づいて決定する段階を含んでも良い。
もしくは、この複数の露光領域の配列を推定する方法は、複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分し、区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の露光領域の配列を推定しても良い。
この、選択する段階で推定する方法が選択された場合、基板上面に形成された複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分することを温度分布に基づいて決定しても良い。
この区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の露光領域の配列を推定するための条件を決定しても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、決定する段階は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により基板上面に形成された複数の露光領域の配列及び形状を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、複数の露光領域の配列を求めるための条件を、計測を実施するアライメントマークの数としても良い。
この、複数の露光領域の配列を求めるための条件は、計測が実施される、1つの露光領域当たりのアライメントマークの数としても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、複数の露光領域の配列を求めるための条件を、少なくとも1つのアライメントマークの計測を実施する露光領域の数としても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、複数の露光領域の配列を求めるための条件を、アライメントマークの計測が実施される露光領域の基板上面における配置としても良い。
第1の態様の位置合わせ方法において、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定する場合に、その条件を、アライメントマークを計測して得られた該計測結果を統計演算処理により回帰分析する次数としても良い。
本発明における第2の態様の露光方法は、上記、第1の態様の位置合わせ方法を用い、パターン像と露光領域とを位置合わせする段階と、エネルギビームの投影により基板を露光する段階とを有する方法である。
本発明における第3の態様のデバイスの製造方法は、上記、第1の態様の位置合わせ方法を用い、パターン像と露光領域とを位置合わせする段階と、エネルギビームの投影により基板を露光する段階と、露光した基板を現像する段階とを有する方法である。
本発明における第4の態様の露光装置は、基板テーブル上に保持され、液体で形成された液浸領域が表面に形成される基板をエネルギビームにより液浸領域を介して露光し、基板上面にアライメントマークを含む露光領域を形成する露光装置において、基板テーブルに設けられ、基板を保持する面を含む基板テーブル上面の温度分布を測定する温度センサと、アライメントマークを計測し、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を求めるための条件を温度分布に基づいて決定する制御装置とにより構成される。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、複数の前記露光領域の配列において、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により基板上面に形成された複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、基板上面に形成された複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分することを温度分布に基づいて決定しても良い。
この制御装置は、区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を求めるための方法を温度分布に基づいて選択しても良い。
この制御装置は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により複数の露光領域の配列を推定する方法又は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測していき複数の露光領域の配列を推定する方法を、温度分布に基づいて選択しても良い。
この制御装置は、露光領域の配列を推定する方法を選択した場合、該推定する方法に用いる条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
もしくは、複数の露光領域の配列を推定する方法において、基板上面に形成された複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分し、区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理していくことにより複数の露光領域の配列を推定しても良い。
この、露光領域の配列を推定する方法を選択した場合、基板上面に形成された複数の露光領域を、露光領域を単位として複数の領域に区分することを温度分布に基づいて決定しても良い。
この区分された複数の領域毎に、領域内の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の露光領域の配列を推定する方法に用いる条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、複数の露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により基板上面に形成された複数の露光領域の配列及び形状を推定するための条件を温度分布に基づいて決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、計測を実施するアライメントマークの数を、複数の露光領域の配列を求めるための条件として決定しても良い。
この制御装置により決定される、計測を実施するアライメントマークの数は、計測を実施する、1つの露光領域当たりのアライメントマークの数としても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、少なくとも1つのアライメントマークの計測を実施する露光領域の数を、複数の露光領域の配列を求めるための条件として決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、アライメントマークの計測が実施される露光領域の基板上面における配置を、複数の露光領域の配列を求めるための条件として決定しても良い。
第4の態様の露光装置において、制御装置は、基板上面に形成された複数の露光領域の配列を推定するための条件を温度分布に基づいて決定する場合に、その条件を、アライメントマークを計測して得られた該計測結果を統計演算処理により回帰分析する次数として決定しても良い。
本発明における第5の態様のデバイスの製造方法は、上記、第4の態様の露光装置を用い、エネルギビームの投影により基板を露光する段階と、露光した基板を現像する段階とを有する方法である。
本発明によれば、基板テーブル上面の温度分布に応じた条件で、ショットの配列又は、配列及び形状を求めるため、マスクのパターン像と各ショットとの位置合わせを高精度に実行することができる。
第1実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る基板テーブルPTの断面図である。 第1実施形態に係る基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平面図で 、温度センサ27の配置を表した図である。 第1実施形態に係る基準部材4を示す図である。 第1実施形態に係る基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平面図で 、ショットS1〜S32を表した図である。 第1実施形態に係るショットS1〜S32の各ショットと基板アライメントマー クPAMの拡大平面図である。 第1実施形態に係る露光装置EXの基本的な動作の一例を示したフローチャート である。 第1実施形態に係る露光装置EXのショットS1〜S32の配列を推定する詳細 な動作の一例を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る露光装置EXのショットS1〜S32の配列を推定する詳細 な動作の一例を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平 面図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。
また、以下の説明において、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しながら説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。
まず、本実施形態の露光装置EXの構成について図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態における露光装置EXの一例を示す概略構成図である。
露光装置EXは、マスクMをエネルギビームELで照明する照明光学系ILと、マスクMを保持して移動可能なマスクステージMSと、エネルギビームELで照明されたマスクMのパターン像を基板Pに投影する投影光学系PLと、基板Pを保持して移動可能な基板テーブルPTを含む基板ステージPSと、基板テーブルPTに設けられた基準部材4上のマスク用基準マークMFM及び、マスクM上のマスクアライメントマーク(不図示)の少なくともどちら一方を検出するマスクアライメント系5と、基板Pの基板アライメントマークPAM及び、基準部材4上の基板用基準マークPFMの少なくともどちらか一方を検出する基板アライメント系6と、基板テーブルPTの上面に液体LQで液浸領域AR2を形成するため、基板テーブルPTの表面に液体LQを供給する液体供給機構7と、液体供給機構7から供給された液体LQを回収する液体回収機構8と、露光装置EXの各要素及び全体の動作を制御する制御装置CONTとを備えている。
以下、露光装置EXの構成の各要素について説明する。
照明光学系ILは、マスクステージMSに支持されているマスクMをエネルギビームELで照明するものであり、露光用光源、露光用光源から射出された光束の照度を均一化するオプティカルインテグレータ、オプティカルインテグレータからのエネルギビームELを集光するコンデンサレンズ、リレーレンズ系、エネルギビームELによるマスクM上の照明領域IRをスリット状に設定する可変視野絞り等を有している。マスクM上の所定の照明領域IRは照明光学系ILにより均一な照度分布のエネルギビームELで照明される 。本実施形態において、照明光学系ILから射出されるエネルギビームELはArFエキシマレーザ光(波長193nm)である。なお、この他にもエネルギビームELは、水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などを用いても良い。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスのパターンが形成されたマスク又はレチクルである。マスクMは、例えばガラス基板等の透明板上にクロム等の遮光膜を用いて所定のパターンが形成された透過型マスクを含む。また、マスクMにはマスクMのアライメントに用いるマスクアライメントマーク(不図示)が形成されている。なお、マスクMとして、反射型マスクを用いることも出来る。
マスクステージMSは、リニアモータで構成されるマスクステージ駆動装置MSDにより駆動され、マスクMをXY平面とほぼ平行に保持して、X軸方向及びY軸方向に2次元移動可能でθZ方向に回転可能である。マスクステージMS上に設けられた移動鏡9に対向する位置にマスク側レーザ干渉計2が設置されている。
マスク側レーザ干渉計2は、移動鏡9に計測光を照射し、その移動鏡9を介した計測光を用いて、マスク側レーザ干渉計2で規定される座標系内にて、マスクステージMSのXY平面における位置、及びθZ方向の回転角をリアルタイムに計測する。
投影光学系PLは、複数の光学素子(不図示)と、投影光学系PLの像面に最も近い終端光学素子10と、複数の光学素子(不図示)及び終端光学素子10を保持する鏡筒PKとで構成される。投影光学系PLは、投影領域AR1にエネルギビームELを照射し、投影領域AR1に入るように配置された基板Pにおいて、基板Pの少なくとも一部に所定の投影倍率でマスクMのパターン像を投影する。投影光学系PLの投影倍率は、1/4、1/5又は1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは、等倍系及び拡大系のいずれでも良い。投影光学系PLの光軸AXは、Z軸とほぼ平行である。
なお、投影光学系PLは反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれでも良い。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成しても良い。また、投影光学系PLの終端光学素子10は、交換可能なように鏡筒PKに対して着脱出来るように設けられている。また、終端光学素子10は鏡筒PKより露出しており、液浸領域AR2の液体LQが終端光学素子10に接触し、金属からなる鏡筒PKへの接触が抑制されるため、鏡筒PKの腐蝕等が防止されるようになっている。なお、液浸領域AR2の液体LQの圧力が大きい場合には、終端光学素子10を交換可能とするのではなく、その圧力によって終端光学素子10が動かないように堅固に固定しても良い。
終端光学素子10は蛍石で形成されている。蛍石は水との親和性が高いので、終端光学素子10の液体接触面のほぼ全面に液体LQを密着させることができる。なお、終端光学素子10は水との親和性が高い石英であってもよい。なお、終端光学素子10の液体接触面に親水化(親液化)処理を施して、液体LQとの親和性をより高めるようにしてもよい。
フォーカス検出系1は、発光部33aと受光部33bとを有し、発光部33aから基板P表面(露光面)に斜め方向から検出光を投射し、その反射光を受光部33bで受光する。フォーカス検出系1の構成としては、例えば、特開平8−37149号(対応米国特許第6,195,154号)に開示されているものを用いることができる。フォーカス検出系1は、基板P上(基板テーブル上面)に液体LQが無い状態(液浸領域AR2が形成されていない状態)で、基板PのZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出する。また、基板Pにおいて、Z方向における位置(フォーカス位置)を数箇所検出することにより、基板PのθX、θYを検出する。つまり、投影光学系PLと液体LQとを介して形成されるマスクMのパターン像の結像面と基板Pの上面とのズレを検出する。なお、フォーカス検出系1は液体LQを介して基板Pの表面に検出光を投射するものであっても良い。 基板ステージPSは、基板Pを保持して移動可能な基板テーブルPTと、基板テーブルPTを支持するステージ本体11と、ステージ本体11を支持するベース12とを備えている。リニアモータで構成される基板ステージ駆動装置PSDにより、基板テーブルPT及びステージ本体11が駆動される。
ステージ本体11は、基板ステージ駆動装置PSDによりX軸、Y軸、及びθZ方向に移動可能となる。つまり、ステージ本体11に支持されている基板ステージPTに保持された基板PのXY方向における位置(投影光学系PLの像面と実質的に平行な方向の位置)が制御される。
基板テーブルPTは、基板テーブルPT上に設けられた移動鏡13と、マスクステージMSの位置合わせに用いるマスク用基準マークMFM及び、基板テーブルPTの位置合わせに用いる基板用基準マークPFMが形成された基準部材4と、基板Pと基準部材4との周囲を覆うように保持された補助プレート14とが設けられている。基板テーブルPTは、基板ステージ駆動装置PSDにより基板Pを保持しつつステージ本体11に対して、Z軸、θX、及びθY方向に移動可能である。すなわち、基板テーブルPTは、基板ステージ駆動装置PSDにより、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動可能である。また、基板テーブルPT上に設けられた移動鏡13に対向する位置に設置された基板側レーザ干渉計3が設けられている。なお、基板テーブルPTとステージ本体11とを一体的に設けても良い。
基板側レーザ干渉計3は、移動鏡13に計測光を照射し、その移動鏡13を介した計測光を用いて、基板側レーザ干渉計3で規定される座標系内にて、基板テーブルPTのXY平面における位置、及びθZ方向の回転角をリアルタイムに計測する。
ここで、基板テーブルPTの詳細な構成について図2〜図4を用いて説明する。
図2は、本実施形態における基板テーブルPTの断面図である。
図2に示すように、基板テーブルPTは、基材25と、基板Pを吸着保持可能な第1保持部26と、第1保持部26の周囲に配置され、補助プレート14を吸着保持可能な第2保持部28と、第1保持部26上面の温度を計測する温度センサ27と、基材25上に着脱可能に設置された基準部材4とで構成されている。第1保持部26及び第2保持部28のそれぞれは、基板Pの裏面及び補助プレート14の裏面と対向可能な基材25の上面34に設けられている。第1保持部26は、基板Pの裏面(下面)と対向し、基板Pを保持する。第2保持部28は、補助プレート14の裏面(下面)と対向し、補助プレート14を保持する。基準部材4の詳細な構成については後述する。なお、基板テーブルPT(第2保持部28)と補助プレート14とは着脱保持可能となっているが、補助プレート14は基板テーブルPTに固定されてあっても良い。また、基板テーブルPT(基材25)と基準部材4とは着脱可能になっているが、基準部材4は基板テーブルPTに固定されてあっても良い。
第1保持部26は、基材25の上面34に配置され、基板Pの裏面を支持するピン形状(凸形状)を有した複数の第1支持部29と、上面34において第1支持部29の周囲に配置され、基板Pの裏面と対向する環状の上面を有する第1リム部30と、上面34において第1リム部30の内側の上面34に配置されており、真空システム等を含む吸引装置(不図示)に接続され、気体を吸引する複数の吸引口(不図示)とで構成される。第1リム部30は、基板Pの外形とほぼ同形状の環状に形成されている。第1リム部30の上面は、基板Pの裏面の周縁領域(エッジ領域)と対向する。すなわち、第1保持部26はピンチャック機構になっており、基板Pをリリース可能に、かつ基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行になるように吸着保持する。また、第1保持部26は、温空調により、基準温度として23℃に保たれている。なお、第1保持部26の基準温度は23℃でなくても良く、装置の構成や露光条件等に応じて変えても良い。
第2保持部28は、基板テーブルPTの基材25の上面34において、第1リム部30の周囲に配置されており、補助プレート14の裏面と対向する環状の上面を有する第2リム部31と、上面34において第2リム部31の周囲に配置され、補助プレート14の裏面と対向する環状の上面を有する第3リム部32と、第2リム部31と第3リム部32との間の上面34に配置され、補助プレート14の裏面を支持するピン形状(凸形状)を有した複数の第2支持部33と、第2リム部31と第3リム部32との間の上面34に配置されており、真空システム等を含む吸引装置(不図示)に接続され、気体を吸引する複数の吸引口(不図示)とで構成される。第2リム部31の上面は、補助プレート14裏面の内縁領域(内側のエッジ領域)と対向する。第3リム部32の上面は、補助プレート14の裏面の外縁領域(外側のエッジ領域)と対向する。すなわち、第2保持部28はピンチャック機構になっており、補助プレート14をリリース可能に、かつ補助プレート14の表面とXY平面とがほぼ平行になるように保持する。
補助プレート14は、基板P及び基準部材4を配置可能な開口を有する。第2保持部28に保持された補助プレート14は、第1保持部26に保持された基板P及び、基材25の上面34に設置された基準部材4の周囲に配置され、基板Pの周縁近傍を露光する場合に、補助プレート14により投影光学系PLの下に液体LQを保持することができるように設けられている。補助プレート14の表面は、液体LQに対して撥液性である。補助プレート14は、ステンレスの基材Tbと、その基材Tb上に形成された撥液性材料の膜Tfとで構成される。なお、基材Tbは、ステンレス以外の金属であっても良いし、金属以外のガラスやプラスチックであっても良い。また、補助プレート14自体が撥液性材料で形成されていても良い。液体LQに対する補助プレート14の表面の接触角は、例えば90度以上である。
基板テーブルPTにおいて、補助プレート14の上面と基準部材4の上面とは、ほぼ同一平面内になるように配置されており(ほぼ面一であり)、基板Pが第1保持部26に保持された状態で、補助プレート14の上面と、基準部材4の上面と、基板Pの上面とは、ほぼ面一になる。また、基板Pの直径に対して、補助プレート14の開口(基材Tbの中央に形成された円形開口)の直径は大きくなっており、基板P上面の外側エッジと補助プレート14上面の内側エッジとの間にギャップGが形成されている。ギャップGの開口幅は、液浸領域AR2の形成に伴い、液体LQがその液体LQに作用する表面張力によりギャップGに浸入しないように0.1mm〜1.0mmとなっており、ギャップGを形成する基板Pの表面と、補助プレート14の表面とが、液体LQに対して撥液性を有する。
温度センサ27は、基板テーブルPTの第1保持部26上面から所定の浅い深さの位置に、第1保持部26上面の温度を計測可能なように埋設されている。また、図3に示すように、本実施形態の温度センサ27は、第1保持部26上面全体の温度を計測可能なように、基板テーブルPTに一様に13個設けられており、13個の温度センサ27が第1保持部26上面における13箇所の温度を計測する。
本実施形態の温度センサ27は、計測精度の高い白金センサを用いる。なお、白金以外の測温抵抗体を用いた温度センサ27でも良く、熱電対やサーミスタであっても良い。なお、温度センサ27の配置は、基板P保持の際、基板Pの裏面が対向する基板テーブルPT上面(第1保持部26上面)の温度が計測可能なように基板テーブルPTにできるだけ一様に埋設されていれば良い。また、温度センサ27の配置は、一様でなくても、例えば、第1保持部26上面の外周部における温度の計測分解能を向上させるために、第1保持部26上面の中心から外周に向かうほど密にセンサを配置しても良い。なお、温度センサ27の設置場所は、基板Pの保持の際、基板Pの裏面が対向する基板テーブルPT上面(第1保持部26上面)の温度が計測可能ならばどこに設置しても良い。例えば、基板テーブルPTの裏面に設置しても良い。なお、温度センサ27の数は13個に限られるものではなく、第1保持部26上面における温度分布の計測分解能を向上させるために増やしたり、基板Pの大面積化に合わせて増やしても良い。
次に、基板テーブルPTに着脱可能に設置された基準部材4の詳細な構成について図3及び図4を用いて説明する。
図3は、本実施形態における基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平面
図で、温度センサ27の配置を表した図である。
図4は、本実施形態における基準部材4を示す図である。
図3に示すように、基準部材4は、補助プレート14の開口に合わせて設置されており、基板アライメント系6で検出される基板用基準マークPFMと、マスクアライメント系5で検出されるマスク用基準マークMFMとが離れて配置されている。
また、図4(a)に示すように、基準部材4の基材16にはガラス板部材等の光学部材が使用されており、その基材16上に例えば互いに異なる材料(光反射率の異なる材料)でパターニングすることで基板用基準マークPFM及びマスク用基準マークMFMが形成されている。そして、基板用基準マークPFM及びマスク用基準マークMFMは無段差に形成されており、基準部材4の表面はほぼ平坦となっている。したがって、基準部材4の表面は、フォーカス検出系1の基準面としての役割も果たすこともできる。図4(a)のA−A矢視断面図である図4(b)に示すように、基準部材4はガラス板部材等からなる基材16と、その基材16上にパターニングされた互いに異なる光反射率を有する第1材料17及び第2材料18とを有している。
本実施形態においては、第1材料17は、光反射率の低い酸化クロム(Cr23) により構成され、第2材料18は、酸化クロムよりも光反射率の高いクロム(Cr)により構成されている。そして、十字状に形成された基準マークは酸化クロムにより形成され、その周囲をクロムが取り囲むように配置され、更にその外側の領域に酸化クロムが配置されている。
なお、使用する材料としては上記材料の組み合わせに限定されず、例えば第1材料17をアルミニウムにより構成し、第2材料18をクロムにより構成してもよい。また、基準部材4の上面のうち、マスク用基準マークMFM及び基板用基準マークPFMを含む少なくとも一部の領域は、撥液性を付与する撥液化処理を施されることによって撥液性となっている。撥液化処理としては、例えば撥液性材料を使ったコーティング処理が挙げられる。撥液性材料としては、例えば、PFA(Tetra fluoro ethylene-perfluoro alkylvinyl ethercopolymer)やPTFE(Poly tetra fluoro ethylene)等のフッ素系化合物やシリコン化合物、あるいはアクリル系樹脂やポリエチレン等の合成樹脂が挙げられる。また、表面処理のための薄膜は単層膜であっても良いし、複数の層からなる多層膜であっても良い。
再び図1に戻り、引き続き、露光装置EXの構成の各要素について説明する。
マスクアライメント系5は、マスクステージMSの近傍に設けられている。
また、特開平7−176468号(対応米国特許5,646,413号)に開示されて いるように、マスクアライメント系5は、エネルギビームELを利用してマスクMに形成されたマスクアライメントマーク(不図示)及び基板テーブルPTに設置された基準部材4のマスク用基準マークMFMを照明し、マスクアライメントマークからの反射像とマスク用基準マークMFMからの反射像とをCCDカメラで撮像する。そして、マスク側レーザ干渉計2で規定される座標系内において、マスク用基準マークMFMに対するマスクアライメントマークの位置ズレ量を計測してマスクMとマスク用基準マークMFMとの位置合わせを行うVRA(Video Reticule Alignment)方式が採用されている。
なお、その他のマスク用基準マークMFMに対するマスクアライメントマークの位置ズレ量を計測方法として、米国特許6,151,102号に開示されているように、エネル ギビームELを、マスク上に形成されたマスクアライメントマーク(不図示)の部分に照射し、このマスクアライメントマーク(不図示)の像を、投影光学系PLを介して基板ステージPS上に形成した基準開口マーク(スリット、不図示)に投影する一方、マスクステージMS又は基板ステージPSを相対的に移動しながら、マスクアライメントマーク(不図示)の投影像を基準開口マーク(不図示)を介して光電センサにより受光し、マスクアライメントマーク(不図示)の基準開口マーク(不図示)に対する位置を検出してアライメントするAIS(Aerial Image Sensor)方式を採用しても良い。
基板アライメント系6は、投影光学系PLの先端の近傍に設けられている。
また、特開平4−65603号(対応米国特許第5,493,403号)に開示されて いるように、基板アライメント系6は、基板テーブルPTを静止させて、ハロゲンランプからの白色光等の照明光で、基板PにおいてマスクMのパターンが形成された露光領域(ショット)の配列を求めるために用いる基板アライメントマークPAM、又は基板用基準マークPFMを照明し、それらのマークの像をCCDカメラで撮像して得られる画像情報を画像処理することによってそれらのマークの位置を計測するFIA(フィールド・イメージ・アライメント)方式が採用されている。
基板アライメントマークPAMの位置は、基板アライメントマークPAMを基板アライメント系6で検出したときの基板テーブルPTを基板側レーザ干渉計3で計測することで、基板側レーザ干渉計3により規定される座標系内において計測される。
また、基板アライメント系6の終端の光学素子(基板P、基板ステージPSに最も近い光学素子)の周囲には液体LQの付着を防止するように撥液性のカバー(不図示)が設けられている。また、基板アライメント系6の終端の光学素子の表面は撥液性の材料で被膜されており、液体LQの付着が防止されているばかりでなく、終端の光学素子に液体LQが付着しても、容易に拭き取れるようになっている。また、基板アライメント系6の終端の光学素子とその光学素子を保持する金物との間に液体LQの浸入を防止するためのVリングなどのシール部材が配置されている。マスクMのパターンが形成された露光領域(ショット)及び基板アライメントマークPAMの詳細については後述する。
液体供給機構7は、液浸領域AR2を形成するために基板テーブルPT上に所定の液体LQを供給するものであって、液体LQを送出可能な液体供給装置19と、液体供給装置19に供給管20を介して接続され、この液体供給装置19から送出された液体LQを基板P上に供給する供給口を有する供給ノズル21とを備えている。供給ノズル21は基板Pの表面に近接して配置されている。
液体供給装置19は、液体LQを収容するタンク及び加圧ポンプ等を備えており、供給管20及び供給ノズル21を介して基板テーブルPT上に液体LQを供給する。また、液体供給装置19は液体LQの温度調整機構を有しており、液体供給装置19が収容されるチャンバ内の温度とほぼ同じ温度(例えば23℃)の液体LQを基板P上に供給するようになっている。なお、液体LQを供給するためのタンクや加圧ポンプは必ずしも露光装置EXで備えている必要はなく、露光装置EXが設置されている工場などの設備を利用することもできる。
液体回収機構8は、基板テーブルPT上の液体LQを回収するものであって、基板Pの表面に近接して配置された回収ノズル22と、この回収ノズル22に回収管23を介して接続された液体回収装置24とを備えている。
液体回収装置24は、真空ポンプ等の真空系(吸引装置)及び回収した液体LQを収容するタンク等を備えており、基板テーブルPT上の液体LQを回収ノズル22及び回収管23を介して回収する。なお、液体LQを回収するための真空系やタンクは必ずしも露光装置EXで備えている必要はなく、露光装置EXが設置されている工場などの設備を利用することもできる。
制御装置CONTは、上述の露光装置EXの各要素を制御すると共に、露光装置EX全体の動作を統括制御する。
次に、上述の露光装置EXの基本的な動作について説明する。
まず、露光装置EXで1枚目に露光する基板Pは、基板テーブルPTにロードされ、基板Pに形成された全ての露光領域(ショット)の配列が推定された後、所定のアライメントが実行される。そして、基板P上(基板テーブル上)に形成された液浸領域AR2を介して、基板Pの各露光領域(ショット)と、予めロードされたマスクMのパターン像とが、順次、位置合わせされ、露光が実行される(露光装置EXの動作の詳細については後述する)。
ここで、本実施形態の露光装置EXにおいて、基板テーブルPTはギャップGからの液体LQの浸入を抑制する構成を有しているが、所定のアライメントや基板Pの露光の際、基板テーブルPTの駆動に伴い、液浸領域AR2がギャップGの少なくとも一部に至った場合、ギャップGから液体LQが浸入する可能性がある。この場合、基板Pの表面及び補助プレート14の表面に供給された液体LQは、液体回収機構8の回収ノズル22により吸引回収可能であるが、ギャップGから浸入した液体LQを回収ノズル22で吸引回収することは困難である。つまり、2枚目以降の基板Pの露光において、ギャップGから液体LQが浸入し、第1保持部26(第1支持部29及び第1リム部30)に付着した状態で、露光を実行する可能性がある。
ギャップGから浸入した液体LQが第1保持部26に付着し、残留すると、残留した液体LQが気化することにより、第1保持部26の上面で温度変化が生じる。温度変化が生じた基板テーブルPTで、一定の温度に温調されてロードされてきた1枚目以降の基板Pを保持すると、第1保持部26と基板Pとの接触により、第1保持部26上面で生じた温度変化が基板Pに影響し、基板Pに熱変形が生じる。基板Pに熱変形が生じると、基板Pに形成されている露光領域(ショット)の配列が変位する。この変位により、基板Pの露光領域(ショット)の配列を推定する精確性が低下するため、基板Pの露光の際、各露光領域(各ショット)とマスクMのパターン像との位置合わせの精度が低下する場合がある。
そこで、本実施形態の露光装置EXでは、2枚目以降の基板Pの露光で、露光領域(ショット)の配列を推定する動作において、基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布を計測し、その温度分布に基づいて露光領域(ショット)の配列を推定するための条件が決定され、基板Pの露光領域(ショット)の配列が推定される。
ここで、露光装置EXの動作の詳細な説明に先立ち、基板Pの構成について図5及び図6を用いて説明する。
図5は、本実施形態における基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平
面図で、ショットS1〜S32を表した図である。
図6は、本実施形態におけるショットS1〜S32の各ショットと基板アライメントマークPAMの拡大平面図である。
基板Pは、シリコンウエハの基材Wと、基材W上に、エネルギビームELの投影により形成された露光領域であるショットS1〜S32と、基材W及びショットS1〜S32の上面に形成された感光膜Rgとで構成されている。基板Pの表面は、液体LQに対して撥液性である。また、基板Pの表面は感光膜Rgの表面を含む。感光膜Rgは、液体LQに対して撥液性である。液体LQに対する基板Pの表面の接触角は、例えば90度以上である。
なお、基材Wはシリコン以外の半導体ウエハであっても良い。また、基板Pの表面が、感光膜Rgを覆う保護膜で形成されても良い。保護膜は、トップコートと呼ばれる膜であり、感光膜Rgを液体LQから保護する。
基板Pの基材W上には、エネルギビームELの投影によりマスクMのパターンが形成された露光領域である複数のショットS1〜S32がマトリクス状に配列している。
ショットS1〜S32は、ショットS1〜S32の各ショットに、ショットS1〜S32の位置合わせに用いる基板アライメントマークPAMと、図6(a)に示すように、半導体デバイスの製造時にデバイスの主となる回路網が形成される領域であるデバイスパターン領域15とを有している。
基板アライメントマークPAMは、図6(a)に示すように、ショットS1〜S32に含まれるデバイスパターン領域15の対角線上に4個形成されている。なお、基板アライメントマークPAMの配置は、一直線上に4個の基板アライメントマークPAMが並ばないようにすれば、図6(a)の配置でなくても良い。なお、基板アライメントマークPAMの数は、4個でなくても良く、一直線上に並ばないように3個としても良い。なお、本実施形態では基板アライメントマークPAMは、ショットS1〜S32の内部において、デバイスパターン領域15の外部に含まれているが、デバイスパターン領域15の内部に含まれていても良い。基板アライメントマークPAMの形状は、図6(b)に示すように十字型であり、基板側レーザ干渉計3で規定される2次元座標系上のX方向及びY方向に同時に位置合わせできる。また、このような2次元のマークは、図6(c)に示すようにX方向へのライン・アンド・スペースパターンとY方向へのライン・アンド・スペースパターンを並列に並べても良く、L字、T字、又はハの字であっても良い。また、X方向又はY方向のどちらかが位置合わせできる1次元のマークとして、X方向又はY方向に配列したライン・アンド・スペースパターンを並べても良い。
以下、2枚目以降の基板Pの露光における、露光装置EXの動作の詳細について図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態における露光装置EXの基本的な動作の一例を示したフローチャ
ートである。
まず、温調プレート(不図示)に載置され、23℃に温調された基板Pが、ロボットアーム(不図示)を含む搬送装置の駆動により、基板ステージPT(第1保持部26)にロード(吸着保持)される(ステップ101)。なお、基板Pが温調プレートに載置され、温調されるときの温度は23℃でなくても良く、装置の構成や露光条件等に応じて変えても良い。
ステップ101でロードされた基板PのショットS1〜S32のうち、少なくとも2つのショットが指定される。そして、それらのショットに含まれる基板アライメントマークPAMが基板アライメント系6で検出され、基板アライメントマークPAMの位置が計測される。続いて、制御装置CONTに予め記憶された設計上の基板アライメントマークPAMの位置に対し、上記で計測された基板アライメントマークPAMの位置誤差が算出され、その誤差が補正される(ステップ102)。この補正は、後のステップ103に備えた所謂、サーチアライメントである。
続いて、制御装置CONTにより、予め温度センサ27で計測された基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布に基づいて、特開昭61−44429号(対応米国特許第4,780,617号)に開示されているEGA(Enhanced Global Alignment)処理 が実行され、基板PのショットS1〜S32の配列が推定される。より詳しくは、制御装置CONTにより、予め温度センサ27で計測された第1保持部26上面の温度分布に応じてEGAの処理条件が決定され、その条件でEGA処理が実行され、統計演算処理により基板PのショットS1〜S32の配列が推定される(ステップ103)。本ステップ103で基板PのショットS1〜S32の配列を推定する動作の詳細については後述する。

また、本ステップ103にて基板ステージPTが駆動されている際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が順次、計測されていく。この計測結果は、基板Pの露光の際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせに用いられる。
なお、ショットS1〜S32の各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)を計測は、ステップ103のEGA処理と同時でなくても良く、他の動作と同時に実行されても良い。例えば、ステップ102の基板Pのサーチアライメントの際に同時に実行されても良い。また、露光装置EXの動作と動作の間に実行されても良く、例えば、ステップ102で実行される基板Pのサーチアライメントとステップ103で実行されるEGA処理との間に実行されても良い。
なお、液浸領域AR2の液体LQを介して、ショットS1〜S32の各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が計測されても良い。この場合、基板Pがロードされてから基板PのZ位置が計測され始めるまでの間(ステップ101とステップ103の間)に液浸領域AR2が形成される。液浸領域AR2の形成に関しては後述する。
なお、基板PのZ位置の計測は、ショットS1〜S32の一部のショットに実施されるだけでも良い。なお、基板PのZ位置の計測は、ショットS1〜S32に含まれるショット毎に実施されなくても良く、基板Pの全体に設定され、ショット毎よりも高密度な計測点のZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が計測されても良い。
これより、マスクMのパターン像と基板アライメント系6との間隔であるベースライン量を算出するため、基板P及びマスクMのアライメントを実行していく。
まず、基板アライメント系6で基板テーブルPT上面に設置された基準部材4の基板用基準マークPFMが検出され、基板アライメント系6と基板用基準マークPFMとの位置関係が計測される(ステップ104)。
なお、本実施形態において、基板用基準マークPFMは液体LQを介さないで基板アライメント系6で検出されるが、基板用基準マークPFMが液浸領域AR2の液体LQを介して基板アライメント系6で検出され、基板アライメント系6と基板用基準マークPFMとの位置関係が計測されても良い。この場合、本ステップ104の前に基板Pがロードされ、液浸領域AR2が形成される。
次に、液浸領域AR2が形成される。液浸領域AR2は、液体供給機構7の駆動により、基板テーブルPT上への液体供給動作が開始されると共に、液体回収機構8の駆動により、基板テーブルPT上からの液体回収動作が開始されることで投影光学系PLと基板テーブルPTとの間に形成される(ステップ105)。この時、液体供給装置19による基板テーブルPT上への単位時間あたりの液体供給量が制御されると共に、液体回収装置24による単位時間あたりの液体回収量が制御される。
続いて、マスクステージMSにロードされたマスクMのアライメントが実行される(ステップ106)。
より具体的には、マスクMに形成されたマスクアライメントマーク(不図示)が、マスクアライメント系5で検出され、マスクMの位置が計測される。そして、この計測結果に基づいて、基板テーブルPT上面に設けられた基準部材4のマスク用基準マークMFMとマスクアライメントマークとが、ステップ105で形成された液浸領域AR2の液体LQ及び投影光学系PLを介して同時にマスクアライメント系5で検出され、マスクアライメントマークとマスク用基準マークMFMとの位置関係、つまり、マスクMのパターン像とマスク用基準マークMFMとの位置関係が計測される。
なお、本実施形態において、マスクアライメントマーク(不図示)とマスク用基準マークMFMとが同時に液体LQを介してマスクアライメント系5で検出されるが、マスクアライメントマーク(不図示)とマスク用基準マークMFMとが同時に液体LQを介さずにマスクアライメント系5で検出され、マスクアライメントマークとマスク用基準マークMFMとの位置関係、つまり、マスクMのパターン像とマスク用基準マークMFMとの位置関係が計測されても良い。
そして、ステップ104で計測された、基板アライメント系6と基板用基準マークPFMとの位置関係と、ステップ106で計測された、マスクMのパターン像とマスク用基準マークMFMとの位置関係と、予め制御装置CONTに記憶されているマスク用基準マークMFMと基板用基準マークPFMとの位置関係とにより、マスクMのパターン像と基板アライメント系6との間隔であるベースライン量が算出される(ステップ107)。つまりこの計測により、ステップ104にて基板アライメント系6で計測した基板アライメントマークPAMの位置は既知であるから、マスクMのパターン像を基準とした基板アライメントマークPAM(ショットS1〜S32に含まれる各ショット)の位置がわかる。このベースライン量は、基板Pの露光の際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせに用いられる。
なお、米国特許第5,243,195号に開示されているように、ステップ104で計測した基板アライメント系6と基板用基準マークPFMとの位置関係と、ステップ106で計測したマスクMのパターン像とマスク用基準マークMFMとの位置関係とを同時に実行しても良い。この動作を実行する場合、基板用基準マークPFMとマスク用基準マークMFMとを、予め設定されたマスクMのパターン像と基板アライメント系6との設計上の間隔(つまり、設計上のベースライン量)をもった位置関係で基準部材4に配置する。
最後に、ステップ103で推定されたショットS1〜S32の配列と、同ステップ103と同時に計測されたショットS1〜S32の各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)と、ステップ107で計測された基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)とに基づいて、順次、基板PのショットS1〜S32の各ショットがマスクMのパターン像に合わせられ、基板Pが液浸領域AR2を介して露光されていく(ステップ108)。
以下、本実施形態におけるステップ103でショットS1〜S32の配列を推定する動作の詳細について図8を用いて説明する。
図8は、本実施形態における露光装置EXのEGA処理の詳細な動作の一例を示した
フローチャートである。
図8に示すように、ステップ102で基板Pのサーチアライメントが実行された後に、基板テーブルPTに一様に設けられた13個の温度センサ27で、基板テーブルPTの第1保持部26上面における13箇所の温度が計測され、得られた計測結果が第1保持部26上面の温度分布として制御装置CONTに記憶される(ステップA−1)。続いて、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度分布と、制御装置CONTに予め記憶された所定の温度範囲とが比較され、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたかどうかが判断される(ステップA−2)。
ここで、所定の温度範囲とは、基板テーブルPTの第1保持部26の基準温度23℃に対して±0.03℃の温度変化を考慮した温度範囲(22.97℃〜23.03℃)である。この温度範囲は、基板PのショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像とを位置合わせしたときの誤差の3σが3nm以下となることに基づいて決定されている。
この後、ショットS1〜S32から所定の数のショットがサンプルショットに指定(後述)されるが、本実施形態のように、ステップA−1の第1保持部26上面における温度分布の計測が、ショットS1〜S32のサンプルショットへの指定の直前に実施されることにより、計測された温度分布の経時的な変化が少なくなり、第1保持部26上面の温度分布に応じたEGAの処理条件の決定が適切に実行されるため、ショットS1〜S32の配列の推定精度が増す。つまり、ショットS1〜S32の実際の配列とショットS1〜S32の推定された配列との誤差がより少なくなる。
次に、ステップA−2において、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたと判断された場合、制御装置CONTにより、基板Pの全体において密にサンプルショットが配置されるように、ショットS1〜S32から所定の数のショットがサンプルショットに指定される(ステップA−3)。より詳しくは、基板Pの全体において密にサンプルショットが配置されるように、ショットS1〜S32から市松模様状に、S1・S3・S6・S8・S10・S12・S14・S16・S18・S20・S22・S24・S26・S28・S29・S31(図5参照)の16個のショットがサンプルショットに指定される。
そして、特開2004−265957号(対応米国公開2006/0040191号)に開示されているように、基板アライメントマークPAMの変位モデルが高次の回帰分析で算出される(ステップA−4)。より詳しくは、指定されたサンプルショットに含まれる一つの基板アライメントマークPAMの位置が計測され、制御装置CONTに予め記憶された基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する、計測位置の変位について、最小二乗法等の統計演算を用いて高次の回帰分析が実行され、変位に関する非線形モデルが算出される。これにより、基板PのショットS1〜S32の配列が推定される。
本実施形態において、制御装置CONTにより回帰分析される次数は5次である。この算出過程において、高次の回帰分析が実行される際、基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する実測した位置の変位に関する誤差パラメータが算定されるが、その誤差パラメータは、ショットS1〜S32のX方向及びY方向のオフセット成分、ショットS1〜S32のX方向及びY方向の倍率成分、ショットS1〜S32の回転、ショットS1〜S32の直交度の線形誤差成分に加え、ショットS1〜S32のX方向及びY方向におけるC字歪成分やショットS1〜S32のX方向及びY方向における台形成分等の非線形誤差成分である。
また、ステップ103と同様に、本ステップA−4で基板ステージPTが駆動されている際、基板Pの全てのショットS1〜S32に含まれる各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が順次、計測されていく。
一方、ステップA−2において、第1保持部26の温度が所定の温度範囲を超えないと判断された場合、まず、制御装置CONTにより、基板Pの全体において一様にサンプルショットが配置されるように、ショットS1〜S32から所定の数のショットがサンプルショットに指定され(ステップA−5)、より詳しくは、基板Pの全体において一様にサンプルショットが配置されるように、ショットS1〜S32から基板Pの中心に対する同心円の円周上の8個のショット(S7・S8・S12・S15・S18・S21・S25・S26、図5参照)がサンプルショットに指定される。
続いて、基板アライメントマークPAMの変位モデルが1次の回帰分析で算出される(ステップA−6)。より詳しくは、指定されたサンプルショットに含まれる一つの基板アライメントマークPAMの位置が順次、計測され、制御装置CONTに予め記憶された基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する、計測位置の変位について、最小二乗法等の統計演算を用いて1次の回帰分析が実行され、変位に関する線形モデルが算出される。これにより、基板PのショットS1〜S32の配列が推定される。
なお、この算出過程において、1次の回帰分析が実行される際、基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する実測した位置の変位に関する誤差パラメータが算定されるが、その誤差パラメータは、ショットS1〜S32のX方向及びY方向のオフセット成分、ショットS1〜S32のX方向及びY方向の倍率成分、ショットS1〜S32の回転、ショットS1〜S32の直交度の線形誤差成分である。また、ステップ103と同様に、本ステップA−6で基板ステージPTが駆動されている際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が順次、計測されていく。
その後、図7で説明したように、ステップ104〜ステップ107を経て、液浸領域AR2が形成され、基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)が算出される。そして最後に、ステップ108と同様に、ステップA−4又はA−6で推定されたショットS1〜S32の配列と、同ステップA−4又はA−6で計測されたショットS1〜S32の各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)と、ステップ107で計測された基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)とに基づいて、順次、基板PのショットS1〜S32の各ショットがマスクMのパターン像に合わせられ、基板Pが液浸領域AR2を介して露光されていく。
本実施形態において、ショットS1〜S32に含まれる各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせを行う過程で、露光装置EXの制御装置CONTは、ショットS1〜S32の配列を求めるための条件として、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数とを、第1保持部26上面の温度に基づいて決定する。
なお、ステップA−1の第1保持部26上面の温度分布の計測は、なるべくショットS1〜S32から所定のショットがサンプルショットへ指定される直前に実施されることが望ましいが、例えば、ステップ101の基板Pのロード後で、ステップ101とステップ102の間で実行されても良い。
あるいは、ステップA−1の温度分布の計測は、基板Pのロード前に実行されても良い。基板Pのロード前に第1保持部26上面の温度分布を計測することによって、例えば、大量の液体LQが第1保持部26に付着し、気化することにより大きな温度変化が生じた場合、基板Pをロードする前に第1保持部26で生じた温度変化を計測することができるため、第1保持部26に生じた温度変化を緩和させる乾燥時間等を設けることができる。

あるいは、ステップA−1の温度分布の計測は、ショットS1〜S32のサンプルショットへの指定の前であれば、各ステップの動作と同時に実行されても良い。例えば、ステップ102で基板Pのサーチアライメントが実施されている最中に、第1保持部26の温度分布の測定が実行されても良い。これにより、温度分布の計測が効率良く実行される。

あるいは、ステップA−1の温度分布の計測は、同ステップA−1の一回に限らず、何回実行されても良い。例えば、基板Pがロードされる前(ステップ101の前)と、基板Pのサーチアライメントの前(ステップ101とステップ102の間)と、ステップA−1とにおいて3回実行し、その平均値を第1保持部26上面の温度分布としても良い。
なお、ステップA−2において、第1保持部26上面の温度分布と、予め記憶された温度範囲との比較を行うが、この温度範囲は、22.97℃〜23.03℃でなくても良く、第1保持部26の基準温度に対して許容される温度変化(±0.03℃)は、基板PのショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との重ね合わせ精度や露光条件、装置の構成等に応じて変えても良い。
なお、制御装置CONTにより、ステップA−2で第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたと判断された場合において、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットは、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えないと判断された場合において、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットに対して、数が多く、基板Pの全体においてより密にサンプルショットが配置されるようにすれば良い。例えば、ステップA−3において、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットは市松模様状でなくても良く、ショットS1〜S32の全てのショットがサンプルショットに指定されても良い。
なお、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたと判断された場合、ステップA−4において、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数は5次でなくても良い。例えば、制御装置CONTにより、制御装置CONTに予め記憶された所定の温度範囲に対し、第1保持部26上面の温度が超えた量に基づいて回帰分析の次数が決定されても良く、所定の温度範囲から超えた量の大きさに比例した次数で回帰分析されても良い。
なお、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えないと判断された場合、ステップA−5において、サンプルショットに指定されるショットの数は8個としたが、露光される基板Pの大面積化に伴い、サンプルショットに指定されるショットの数が増やされても良い。また、サンプルショットの配置は、基板Pに一様に配置されていれば、基板P上の中心に対する同心円の円周上でなくても良い。
なお、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度に基づいて、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットの数が変えられずにサンプルショットの配置が変えられても良い。例えば、ステップA−5において、ショットS1〜S32から基板P上の中心に対する同心円の円周上の8個のショット(S7・S8・S12・S15・S18・S21・S25・S26、図5参照)がサンプルショットに指定されるとしたが、サンプルショットが基板Pに一様に配置されていれば、ショットS1〜S32からS7・S9・S13・S15・S19・S21・S25・S27(図5参照)の8個のショットがサンプルショットに指定されても良い。
なお、ステップA−4及びステップA−6においてEGA処理を実行する際、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数は1つとしたが、第1保持部26の温度分布に応じて、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数を決定しても良い。例えば、ステップA−6のように第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えない場合は、計測される基板アライメントマークPAMの数は1つとし、ステップA−4のように所定の温度範囲を超えた場合は、計測される基板アライメントマークPAMの数を2つとしても良い。計測される基板アライメントマークPAMが2つの場合、例えば、各サンプルショットで、2つの基板アライメントマークPAMと、その2つの基板アライメントマークPAMの設計値とのそれぞれの変位の平均値が算出され、その平均値について最小二乗法等の統計演算が実行されても良い。これにより、第1保持部26上面の温度分布が所定の温度範囲を超えたとしても、より高精度にショットS1〜S32の配列を推定することが出来る。
また、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えた場合は、超えた量に応じて計測される基板アライメントマークPAMの数を増やしても良い。
この各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数は、ショットS1〜S32の配列を求めるための条件として、上述した配列を求めるための他の条件である、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数と組み合わせて用いることが可能である。
なお、以上の露光装置EXの動作において、上述のショットS1〜S32の配列のみを推定するEGA処理に変えて、米国特許第6,278,957号に開示されているように、ショットS1〜S32に含まれる各ショットの配列と形状とを推定する動作を実行しても良い。
この動作では、まず、制御装置CONTにより、ショットS1〜S32からサンプルショットが指定され、サンプルショットに形成された少なくとも3つの基板アライメントマークPAMの位置が計測される。次に、制御装置CONTに予め記憶された基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する、計測した基板アライメントマークPAMの位置の変位に基づいて、ショットS1〜S32の各ショットの形状に関する誤差パラメータ(ショットS1〜S32の各ショットの回転、ショットS1〜S32の各ショットの直交度、ショットS1〜S32の各ショットのX方向及びY方向の倍率成分)と、配列特性に関する誤差パラメータ(ショットS1〜S32のX方向及びY方向のオフセット成分、ショットS1〜S32のX方向及びY方向の倍率成分、ショットS1〜S32の回転、ショットS1〜S32の直交度)とが、最小二乗法等による統計演算で算出され、算出された誤差パラメータに基づいて、ショットS1〜S32の配列及び形状が推定される。
以上の動作には、上述したショットS1〜S32の配列を求めるための条件である、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定されるショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数と、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数とが適用される。
そして、上述の露光装置EXの動作(ステップA−1〜A−6)と同様に、第1保持部26上面の温度分布に基づいて、ショットS1〜S32の配列及び形状を推定するための条件が決定されて、ショットS1〜S32の配列及び形状の推定が実行される。
以上の動作が実行されることにより、ステップ103でショットS1〜S32の配列のみを推定する動作に加えショットS1〜S32の各ショットの形状も推定するため、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせをより高精度に実施することが可能となる。
以上、説明した本実施形態の露光装置EXにおいて、予め、EGA処理前に温度センサ27を用いて、基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布を計測し、その温度分布に基づいて、上述したEGAの処理条件を決定し、EGA処理を実行してショットS1〜S32の配列、又はショットS1〜S32の配列及び形状を推定することで、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせを高精度に実行することができ、液体LQの影響による基板Pの露光精度の低下を抑制することが出来る。
また、以上の露光装置EXの動作により、第1保持部26上面の温度分布に基づいたEGA処理を実行することが可能なため、基板Pが熱的に変形し、ショットS1〜S32の配列が変位しても、EGA処理を繰り返す必要性がない。より詳しくは、一度のEGA処理ではショットS1〜S32の配列を推定することが出来ず、EGA処理で得られたショットS1〜S32の配列情報に基づいて、再度、EGA処理を実行する必要性が無いため、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせで時間をロスすることがなく、基板Pを露光するスループットの低下を抑制することが出来る。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
以下、本実施形態の露光装置EXのショットS1〜S32の配列を推定する動作(ステップ103、図7参照)における詳細について図9及び図10を用いて説明する。
なお、本実施形態の露光装置EXの動作において、基板Pのロードからサーチアライメント(ステップ101〜ステップ102、図7参照)は第1実施形態と同様である。
図9は、本実施形態に係る露光装置EXのショットS1〜S32の配列を推定する詳
細な動作の一例を示したフローチャートである。
図9に示すように、ステップ102で基板Pのサーチアライメントが実施された後に、まず、13個の温度センサ27で第1保持部26上面における13箇所の温度が計測されて得られた計測結果に基づき、制御装置CONTにより、各温度センサ27間の温度勾配が算出され、第1保持部26上面の温度分布が算定される。(ステップB−1)。続いて、ステップA−2(図8参照)と同様に、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度分布と、制御装置CONTに予め記憶された所定の温度範囲とが比較され、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたかどうかが判断される(ステップB−2)。
次に、ステップB−2において、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたと判断された場合について説明する。
ここで、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えたと判断された場合のショットS1〜S32について図10を用いて簡単に説明する。
図10は、本実施形態における基板テーブルPTを上方(Z軸方向)から見た概略平
面図である。
図10に示すように、基板Pの裏面に接した第1保持部26上面には、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えた領域50が存在し、基板Pには、所定の温度範囲を超えた領域50に対応した基板Pの所定の領域に少なくとも一部が含まれるショット(S14〜S19・S26〜S30)が存在する。
ステップB−2において、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を越えたと判断された場合、制御装置CONTにより、所定の温度範囲を超えた領域50に対応した基板Pの所定の領域に少なくとも一部が含まれるショットで構成される温度変動領域100と、ショットS1〜S32からこのショットを除いたショットで構成される温度安定領域200とに区分される(ステップB−3)。
続いて、ステップB−3において区分されたそれぞれの領域において、一様にサンプルショットが配置されるように、それぞれの領域を構成しているショットから、構成しているショットの数に応じて所定の数のショットがサンプルショットに指定される(ステップB−4)。より詳しくは、制御装置CONTにより、それぞれの領域において一様にサンプルショットが配置されるように、温度変動領域100では、S18・S26・S28の3個のショットがサンプルショットに指定され、一方、温度安定領域200では、S2・S6・S10・S13・S22・S24の6個のショットがサンプルショットに指定される(図10参照)。
そして、それぞれの領域において、基板アライメントマークPAMの変位モデルが1次の回帰分析で算出される(ステップB−5)。より詳しくは、基板Pの温度変動領域100と温度安定領域200のそれぞれの領域において、ステップB−4で指定されたショット(サンプルショット)の位置が計測され、それぞれの領域を構成しているショットの配列が推定される。この時、それぞれの領域において、ステップB−4で指定されたショット(サンプルショット)の基板アライメントマークPAMの位置が計測されてから、ステップB−5でそれぞれの領域を構成するショットの配列が推定されるまでの動作はステップA−6(図8参照)と同様であり、この動作がステップB−3で区分された全ての領域において実行される。これにより、基板PのショットS1〜S32の配列が推定されたことになる。また、ステップ103(図7参照)と同様に、本ステップB−5で基板ステージPTが駆動されている際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が順次、計測されていく。
そして、ステップ104〜ステップ107(図7参照)を経て、液浸領域AR2が形成され、基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)が算出される。最後に、ステップ108(図7参照)と同様に、ステップB−5で推定されたショットS1〜S32の配列と、同ステップB−5と同時に計測されたショットS1〜S32毎のZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)と、ステップ107で計測された基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)とに基づいて、順次、基板PのショットS1〜S32の各ショットがマスクMのパターン像に合わせられ、基板Pが液浸領域AR2を介して露光されていく。
なお、図10では、温度変動領域100と温度安定領域200とが1つずつある場合について説明したが、本実施形態において、ステップB−3で、ショットS1〜S32が、複数の温度変動領域100と温度安定領域200とで区分される可能性がある。
一方で、ステップB−2において、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えないと判断された場合、ステップA−5(図8参照)と同様に、制御装置CONTにより、基板Pの全体において一様にサンプルショットが配置されるように、ショットS1〜S32から所定の数がサンプルショットに指定され(ステップB−6)、ステップA−6(図8参照)と同様に、基板アライメントマークPAMの変位モデルが1次の回帰分析で算出されて、基板PのサンプルショットS1〜S32の配列が推定される(ステップB−7)。すなわち、ショットS1〜S32から基板P上における同心円の円周上の8個のショットがサンプルショットに指定され、指定されたサンプルショットの基板アライメントマークPAMの位置が計測され、その位置に基づいて、統計演算処理により基板PのショットS1〜S32の配列が推定される。また、ステップ103(図7参照)と同様に、本ステップB−7で基板ステージPTが駆動されている際、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)が、順次、計測されていく。
そして、ステップ104〜ステップ107(図7参照)を経て、液浸領域AR2が形成され、基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)が算出される。最後に、ステップ108と同様に、ステップB−7で推定されたショットS1〜S32の配列と、同ステップB−7と同時に計測されたショットS1〜S32毎のZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢(θX、θY)と、ステップ107で計測された基板アライメント系6とマスクMのパターン像との間隔(ベースライン量)と、に基づいて、順次、基板PのショットS1〜S32の各ショットがマスクMのパターン像に合わせられ、基板Pが液浸領域AR2を介して露光されていく。
本実施形態において、ショットS1〜S32に含まれる各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせを行う過程で、露光装置EXの制御装置CONTは、ショットS1〜S32の配列を求めるための条件として、ショットS1〜S32の温度変動領域100及び温度安定領域200への区分と、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置とを第1保持部26上面の温度分布に基づいて決定する。
なお、温度変動領域100と温度安定領域200のそれぞれの領域に一様にサンプルショットが配置されていれば、それぞれの領域の中心に対する同心円の円周上のショットがサンプルショットに指定されても良い。
なお、各領域を構成するショットからサンプルショットに指定されるショットの数は、温度変動領域100では3つ、温度安定領域200では6つとしているが、温度変動領域100において、所定の温度範囲を超えた量に基づいて、より密にサンプルショットが配置されるようにサンプルショットに指定されるショットの数を増やしても良い。一方で、所定の温度範囲を超えない場合でも、第1保持部26の基準温度(23℃)からの温度変化量に基づいて、温度変動領域200でサンプルショットに指定されるショットの数を増減させても良い。
なお、本実施形態において、ステップB−2で、第1保持部26上面の温度が、所定の温度範囲を超えた場合、ショットS1〜S32が、温度変動領域100と温度安定領域200との2種類の領域に区分されるとしたが、ショットS1〜S32は上記2種類の領域で区分されなくても良く、例えば、第1保持部26上面の温度が所定の温度範囲を超えた量に基づいて、ショットS1〜S32が区分される領域の種類を増やしても良い。また、ステップB−2で、第1保持部26上面の温度が、所定の温度範囲を超えない場合、第1保持部26の基準温度(23℃)からの温度変化量に基づいて、ショットS1〜S32が上述のように複数の領域で区分されても良い。
なお、本実施形態では、ステップB−7にて温度変動領域100及び温度安定領域200のそれぞれの領域でEGA処理が実行される際、それぞれの領域では、ステップA−6(図8参照)と同様に、基板アライメントマークPAMの変位モデルが1次の回帰分析で算出されるが、第1保持部26上面の温度分布に基づいて、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数を決定しても良い。
より詳しくは、それぞれの領域に対応する第1保持部26上面の所定領域の温度分布のムラの大きさに基づいて、それぞれの領域で、ステップA−4(図8参照)と同様に、サンプルショットに含まれる一つの基板アライメントマークPAMの位置が計測され、制御装置CONTに予め記憶された基板アライメントマークPAMの設計上の位置に対する、計測された基板アライメントマークPAMの位置の変位について、最小二乗法等の統計演算を用いて高次の回帰分析が実行され、変位に関する非線形モデルが算出されても良いし、温度変動領域100においてのみ、基板アライメントマークPAMの変位モデルが高次の回帰分析で算出されても良い。
この基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数は、ショットS1〜S32の配列を求めるための条件として、上述した配列を求めるための他の条件である、ショットS1〜S32の温度変動領域100及び温度安定領域200への区分と、サンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置と組み合わせて用いることが可能である。
なお、第1実施形態で前述した、第1保持部26上面の温度分布に基づいた、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数の決定は、本第2実施形態についても、EGAの処理条件として適用可能である。この場合、例えば、温度変動領域100に対応する第1保持部26上面の所定領域における温度分布のムラの大きさに基づいて、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数を増減させても良い。
この各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数はEGAの処理条件として、上述した他の処理条件である、ショットS1〜S32の温度変動領域100及び温度安定領域200への区分と、サンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数と組み合わせて用いることが可能である。
なお、第1実施形態で前述した露光装置EXの動作と同様に、以上、第2実施形態の露光装置EXの動作においても、上述のショットS1〜S32の配列のみを推定するEGA処理に変えて、米国特許第6,278,957号に開示されているように、ショットS1 〜S32に含まれる各ショットの配列と形状とを推定する動作を実行しても良い。
以上の動作には、上述したショットS1〜S32の配列を求めるための条件である、ショットS1〜S32の温度変動領域100及び温度安定領域200への区分と、ショットS1〜S32からサンプルショットに指定するショットの数と、サンプルショットの配置と、基板アライメントマークPAMの変位モデルの算出に用いる回帰分析の次数と、各サンプルショットで計測される基板アライメントマークPAMの数とが適用される。
そして、上述の露光装置EXの動作(ステップB−1〜B−7)と同様に、第1保持部26上面の温度分布に基づいて、ショットS1〜S32の配列及び形状を推定するための条件が決定されて、ショットS1〜S32の配列及び形状の推定が実行される。
以上、説明した本実施形態の露光装置EXにおいて、予め、EGA処理前に温度センサ27を用いて、基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布を計測し、計測した温度分布に基づいて、ショットS1〜S32を温度変動領域100及び温度安定領域200に区分し、それぞれの領域で、計測した温度分布に基づいて上記のEGA処理条件を決定し、EGA処理を実行するため、第1保持部26上面の温度分布が所定の温度範囲を超えた場合において、より精確にショットS1〜S32の配列を推定することが可能となり、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせをより高精度に実行することができ、液体LQの影響による基板Pの露光精度の低下を抑制することが出来る。
また、以上の露光装置EXの動作により、第1保持部26上面の温度分布に基づいたEGA処理を実行することが可能なため、基板Pが熱的に変形し、ショットS1〜S32の配列が変位しても、EGA処理を繰り返す必要性がない。より詳しくは、一度のEGA処理ではショットS1〜S32の配列を推定することが出来ず、EGA処理で得られたショットS1〜S32の配列情報に基づいて、再度、EGA処理を実行する必要性が無いため、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせで時間をロスすることがなく、基板Pを露光するスループットの低下を抑制することが出来る。
なお、上述の各実施形態における露光装置EXの動作において、ステップ103で基板テーブルPTの第1保持部26上面の温度分布に基づいてEGAの処理条件を決定し、基板PのショットS1〜S32の配列を推定する前に、基板PのショットS1〜S32の基板アライメントマークPAMの位置を計測し、ショットS1〜S32の配列を測定するダイ・バイ・ダイ方式又は、統計演算処理によりショットS1〜S32の配列を推定するEGA処理のどちらの方法を利用して基板PのショットS1〜S32の配列を求めるかを、第1保持部26上面における温度分布のムラが主因となる基板Pの歪み量に応じて選択しても良い。
この動作では、制御装置CONTにより、第1保持部26上面の温度分布に基づいて、基板Pの歪み量が算出され、この歪み量が、露光装置の性能や露光条件に応じて予め設定された基板Pの歪み量の閾値を超えた場合、ダイ・バイ・ダイ方式が選択され、算出された歪み量が閾値を超えない場合、EGA処理方式が選択される。この動作は、例えば、ステップA−1とステップA−2との間(図8参照)や、ステップB−1とステップB−2との間(図9参照)に実行される。
この選択において制御装置CONTにより、ダイ・バイ・ダイ方式が選択された場合、その後、基板PのショットS1〜S32に含まれる各ショットの基板アライメントマークPAMの位置が順次、計測され、その計測結果に基づいて基板Pが露光される。
一方、EGA処理方式が選択された場合は、上述の各実施形態と同様に、EGAの処理条件において、ショットS1〜S32の配列を求めるための条件が第1保持部26上面の温度に応じて決定され、ショットS1〜S32の配列が推定された後、この配列に基づいて、ショットS1〜S32の各ショットがマスクMのパターン像に合わせられ、基板Pが液浸領域AR2を介して露光されていく。
つまり、以上の動作ではショットS1〜S32の配列を求めるための条件として、ショットの配列を推定する方法(EGA処理方式)とショットの配列を測定する方法(ダイ・バイ・ダイ方式)の選択と、この選択でショットの配列を測定する方法が選択された場合、上述のEGAの処理条件とが、それぞれ、第1保持部26上面の温度分布に基づいて決定する。
なお、以上の動作において、EGA処理方式が選択された場合、ショットS1〜S32の配列のみを推定するEGA処理に変えて、各実施形態で上述したショットS1〜S32に含まれる各ショットの配列と形状とを推定する動作(米国特許第6,278,957号)を実行することが可能である。
以上の動作が実行されることにより、第1保持部26上面で生じた温度変化が大きく、その温度変化が基板Pに影響し、EGA処理によるショットS1〜S32の配列の推定が不可能なほど基板Pに大きな熱的変形が発生した場合であっても、より精確にショットS1〜S32の配列を求めることが可能となり、ショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像との位置合わせを高精度に実行することができ、液体LQの影響による基板Pの露光精度の低下を抑制することが可能となる。
なお、露光装置EXでは、2枚目以降の基板Pの露光において、上述のショットS1〜S32の配列を求めるための条件又は、ショットS1〜S32の配列及び形状を求めるための条件を第1保持部26上面の温度分布に基づいて決定したが、これらの動作は、1枚目の基板Pの露光においても適用可能である。
なお、上述の各実施形態において、投影光学系PLは、終端光学素子10の射出側(像面側)の光路空間を液体LQで満たしているが、国際公開2004/019128号(対応米国特許第7,362,508号)に開示されているように、終端光学素子10の入射 側(物体面側)の光路空間も液体LQで満たす投影光学系を採用することも出来る。また、露光対象の基板Pの表面全体が液体LQで覆われる液浸露光装置にも適用出来る。
なお、上述の実施形態の液体LQは水であるが、水以外の液体であってもよい。液体LQとしては、露光光ELに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系、あるいは基板の表面を形成する感光材(フォトレジスト)の膜に対して安定なものが好ましい。例えば、液体LQとして、ハイドロフロロエーテル(HFE)、過フッ化ポリエーテル(PFPE)、フォンブリンオイル、セダー油等を用いることも可能である。また、液体LQとして、屈折率が1.6〜1.8程度のものを使用してもよい。更に、石英及び蛍石よりも屈折率が高い(例えば1.6以上)材料で、液体LQと接触する投影光学系PLの光学素子(終端光学素子など)を形成してもよい。また、液体LQとして、種々の流体、例えば、超臨界流体を用いることも可能である。
また、例えば露光光ELがF2レーザ光である場合、このF2レーザ光は水を透過しな いので、液体LQとしてはF2レーザ光を透過可能なもの、例えば、過フッ化ポリエーテル(PFPE)、フッ素系オイル等のフッ素系流体を用いることができる。この場合、液体LQと接触する部分には、例えばフッ素を含む極性の小さい分子構造の物質で薄膜を形成することで親液化処理する。
なお、上述の各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
なお、露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを、液体LQを介して走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の液浸スキャナの他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを、液体LQを介して一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の液浸ステッパにも適用することが出来る。
また、基板Pの熱変形は、液体LQの影響に限らず、例えば、基板Pの温調の際に生じる温度ムラ等によっても生じる。したがって、上述の各実施形態において、露光装置EXとして、液体LQを介さずに、マスクMのパターンを基板Pに露光していく、スキャナ及びステッパにも適用することが出来る。これにより、液体LQを介さず、マスクMのパターンを基板Pに露光していくスキャナ及びステッパにおいても、基板PのショットS1〜S32の各ショットと、マスクMのパターン像とを順次、高精度に位置合わせし、基板Pを露光することが出来る。
また、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光してもよい(スティッチ方式の一括露光装置)。また、スティッチ方式の露光装置としては、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用出来る。
更に、例えば特表2004−519850号(対応米国特許6,611,316号)に 開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。また、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどにも本発明を適用することが出来る。
また、本発明は、特開平10−163099号(対応米国特許第6,400,441号)、国際公開98/28665号、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、及び米国特許6,590,634号、
米国特許6,208,407号、米国特許6,262,796号などに開示されているような複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用出来る。この場合、上述の各実施形態において、温度センサ27を、それぞれの基板ステージに設けても良いし、複数の基板ステージのうち、所定の数のステージに設けても良い。また、上述の各 実施形態において、基準部材4の少なくとも一部を、それぞれの基板ステージに設けても良いし、複数の基板ステージのうち、所定の数のステージに設けても良い。
更に、例えば特開平11−135400号公報(対応国際公開1999/23692号)、特開2000−164504号公報(対応米国特許第6,897,963号)等に開示されているように、基板を保持する基板ステージと基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置にも適用することが出来る。計測ステージが終端光学素子10の射出面と対向する位置に配置されることによって、終端光学素子10は、計測ステージとの間で液浸空間を形成することができる。この場合、上述の各実施形態において、温度センサ27を、それぞれの基板ステージと計測ステージに設けても良いし、これら複数のステージのうち、所定の数のステージに設けても良い。また、上述の各実施形態において、基準部材4の少なくとも一部を、それぞれの基板ステージと計測ステージに設けても良いし、これら複数のステージのうち、所定の数のステージに設けても良い。
なお、露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用出来る。
なお、上述の各実施形態においては、基板ステージ駆動装置PSD及びマスクステージ駆動装置MSDにリニアモータを用いたが、このリニアモータは、エアベアリングを用いたエア浮上型及びローレンツ力又はリアクタンス力を用いた磁気浮上方のどちらを用いても良い。また、基板ステージPSとマスクステージMSは、ガイドに沿って移動するタイプでも良く、ガイドを設けないガイドレスタイプであっても良い。
また、基板ステージ駆動装置PSD及びマスクステージ駆動装置MSDには、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により基板ステージ駆動装置PSD及びマスクステージ駆動装置MSDの各ステージを駆動する平面モータを用いても良い。
なお、基板ステージの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号(対応米国特許第5,528,118号)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしても良い。
なお、マスクステージの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号(対応米国特許第5,874,820号)に記載されてい るように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしても良い。
なお、上述の各実施形態においては、マスク側レーザ干渉計2及び基板側レーザ干渉計3を用いてマスクステージMS及び基板テーブルPTの各位置を計測するものとしたが、これに限らず、例えば、マスクステージMS及び基板テーブルPTに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。この場合、マスク側レーザ干渉計2及び基板側レーザ干渉計3の少なくともどちらか一方とエンコーダシステムとの両方を備えるハイブリッドシステムとし、マスク側レーザ干渉計2及び基板側レーザ干渉計3の少なくともどちらか一方の計測結果を用いてエンコーダシステムの計測結果の較正(キャリブレーション)を行うことが好ましい。また、マスク側レーザ干渉計2及び基板側レーザ干渉計3の少なくともどちらか一方とエンコーダシステムとを切り換えて用いる、あるいはその両方を用いて、ステージの位置制御を行うようにしても良い。
なお、上述の各実施形態では、エネルギビームELとしてArFエキシマレーザ光を発生する光源装置として、ArFエキシマレーザを用いているが、例えば、国際公開第1999/46835号(対応米国特許第7,023,610号)に開示されているように、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザなどの固体レーザ光源、ファイバーアンプなどを有する光増幅部、及び波長変換部などを含み、波長193nmのパルス光を出力する高調波発生装置を用いてもよい。さらに、上記実施形態では、前述の各照明領域と、投影領域がそれぞれ矩形状であるものとしたが、他の形状、例えば円弧状などでも良い。
なお、上述の各実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6,778,257号に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。可変成形マスクは、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)等を含む。また、可変成形マスクとしては、DMDに限られるものでなく、DMDに代えて、以下に説明する非発光型画像表示素子を用いても良い。ここで、非発光型画像表示素子は、所定方向へ進行する光の振幅(強度)、位相あるいは偏光の状態を空間的に変調する素子であり、透過型空間光変調器としては、透過型液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)以外に、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)等が例として挙げられる。また、反射型空間光変調器としては、上述のDMDの他に、反射ミラーアレイ、反射型液晶表示素子、電気泳動ディスプレイ(EPD:Electro Phonetic Display)、電子ペーパー(または電子インク)、光回折型ライトバルブ(Grating Light Valve)等が例として挙げられる。
また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。この場合、照明系は不要となる。ここで自発光型画像表示素子としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、無機ELディスプレイ、有機ELディスプレイ(OLED:Organic Light Emitting Diode)、LEDディスプレイ、LDディスプレイ、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)等が挙げられる。また、パターン形成装置が備える自発光型画像表示素子として、複数の発光点を有する固体光源チップ、チップを複数個アレイ状に配列した固体光源チップアレイ、または複数の発光点を1枚の基板に作り込んだタイプのもの等を用い、該固体光源チップを電気的に制御してパターンを形成しても良い。なお、固体光源素子は、無機、有機を問わない。
上述の各実施形態においては、投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に本発明を適用することができる。このように投影光学系PLを用いない場合であっても、エネルギビームELはレンズ等の光学部材を介して基板Pに照射され、そのような光学部材と基板Pとの間の所定空間に液浸空間が形成される。
また、例えば国際公開第2001/035168号に開示されているように、干渉縞を基板P上に形成することによって、基板P上にライン・アンド・スペースパターンを露光する露光装置(リソグラフィシステム)にも本発明を適用することができる。
なお、上述の各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図11に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ301、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ302、デバイスの基材である基板を製造するステップ303、上述の実施形態に従って、マスクのパターンを用いて露光光で基板を露光すること、及び露光された基板を現像することを含む基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ304、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)305、検査ステップ306等を経て製造される。
なお、上述の各実施形態の要件は適宜組み合わせることが出来る。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態で引用した露光装置等の全ての公開公報、及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
M:マスク、PL:投影光学系、AR2:液浸領域、LQ:液体、G:ギャップ、
5:マスクアライメント系、6:基板アライメント系、26:第1保持部、
27:温度センサ 、4:基準部材、MFM:マスク用基準マーク、
PFM:基板用基準マーク、P:基板、S1〜S32:ショット、
PAM:基板アライメントマーク、50:所定の温度範囲を超えた領域、
100:温度変動領域、200:温度安定領域

Claims (35)

  1. エネルギビームの投影により、基板テーブル上に保持された基板の上面に形成されるパ ターン像と、前記基板上面に形成された露光領域との位置合わせ方法において、
    前記基板を保持する面を含む前記基板テーブル上面の温度分布を測定する段階と、
    複数の前記露光領域に含まれるアライメントマークを計測し、前記基板上面に形成され た複数の前記露光領域の配列を求めるための条件を前記温度分布に基づいて決定する段 階と、
    を有することを特徴とする位置合わせ方法。
  2. 請求項1記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、複数の前記露光領域に 含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により前記基 板上面に形成された複数の前記露光領域の配列を推定するための条件を決定することを 含む位置合わせ方法。
  3. 請求項1記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、前記基板上面に形成さ れた複数の前記露光領域を、前記露光領域を単位として複数の領域に区分することを前 記温度分布に基づいて決定することを特徴とする位置合わせ方法。
  4. 請求項3記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、区分された複数の領域 毎に、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測 結果から統計演算処理して複数の前記露光領域の配列を推定するための条件を決定する ことを特徴とする位置合わせ方法。
  5. 請求項1記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、前記基板上面に形成さ れた複数の前記露光領域の配列を求めるための方法を前記温度分布に基づいて選択する 段階を含むことを特徴とする位置合わせ方法。
  6. 請求項5記載の位置合わせ方法において、前記選択する段階は、複数の前記露光領域に 含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により複数の 前記露光領域の配列を推定する方法又は、複数の前記露光領域に含まれる前記アライメ ントマークを計測していき、複数の前記露光領域の配列を測定する方法を、前記温度分 布に基づいて選択することを特徴とする位置合わせ方法。
  7. 請求項6記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、前記選択する段階で前 記推定する方法が選択された場合、該推定する方法に用いる条件を前記温度分布に基づ いて決定する段階を含むことを特徴とする位置合わせ方法。
  8. 請求項6記載の位置合わせ方法において、複数の前記露光領域の配列を推定する方法は 、複数の前記露光領域を、前記露光領域を単位として複数の領域に区分し、区分された 複数の前記領域毎に、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記アライメントマークを 計測し、該計測結果から統計演算処理して複数の前記露光領域の配列を推定することを 特徴とする位置合わせ方法。
  9. 請求項8記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、前記選択する段階で前 記推定する方法が選択された場合、前記基板上面に形成された複数の前記露光領域を、 前記露光領域を単位として複数の領域に区分することを前記温度分布に基づいて決定す ることを特徴とする位置合わせ方法。
  10. 請求項9記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、区分された複数の領域 毎に、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測 結果から統計演算処理して複数の前記露光領域の配列を推定するための条件を決定する ことを特徴とする位置合わせ方法。
  11. 請求項1記載の位置合わせ方法において、前記決定する段階は、複数の前記露光領域に 含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により前記基 板上面に形成された複数の前記露光領域の配列及び形状を推定するための条件を前記温 度分布に基づいて決定することを特徴とする位置合わせ方法。
  12. 請求項1、2、4、7又は11に記載の位置合わせ方法において、前記条件は、計測を 実施する前記アライメントマークの数であることを特徴とする位置合わせ方法。
  13. 請求項12記載の位置合わせ方法において、前記条件は、計測が実施される、1つの前 記露光領域当たりの前記アライメントマークの数であることを特徴とする位置合わせ方 法。
  14. 請求項1、2、4、7又は11に記載の位置合わせ方法において、前記条件は、少なく とも1つの前記アライメントマークの計測を実施する前記露光領域の数であることを特 徴とする位置合わせ方法。
  15. 請求項1、2、4、7又は11に記載の位置合わせ方法において、前記条件は、前記ア ライメントマークの計測が実施される前記露光領域の前記基板上面における配置である ことを特徴とする位置合わせ方法。
  16. 請求項2、4、7又は11に記載の位置合わせ方法において、前記条件は、前記アライ メントマークを計測して得られた該計測結果を、統計演算処理により回帰分析する次数 であることを特徴とする位置合わせ方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の位置合わせ方法を用いて、前記パターン像と前 記露光領域とを位置合わせする段階と、
    前記エネルギビームの投影により前記基板を露光する段階と、
    を有することを特徴とする露光方法。
  18. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の位置合わせ方法を用いて、前記パターン像と前 記露光領域とを位置合わせする段階と、
    前記エネルギビームの投影により前記基板を露光する段階と、
    露光した前記基板を現像する段階と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
  19. 基板テーブル上に保持され、液体で形成された液浸領域が表面に形成される基板をエネ ルギビームにより前記液浸領域を介して露光し、前記基板上面にアライメントマークを 含む露光領域を形成する露光装置において、
    前記基板テーブルに設けられ、前記基板を保持する面を含む前記基板テーブル上面の 温度分布を測定する温度センサと、
    前記アライメントマークを計測し、前記基板上面に形成された複数の前記露光領域の 配列を求めるための条件を前記温度分布に基づいて決定する制御装置と、
    を有することを特徴とする露光装置。
  20. 請求項19記載の露光装置において、前記制御装置は、複数の前記露光領域に含まれる 前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により前記基板上に形 成された複数の前記露光領域の配列を推定するための条件を前記温度分布に基づいて決 定することを特徴とする露光装置。
  21. 請求項19記載の露光装置において、前記制御装置は、前記基板上面に形成された複数 の前記露光領域を、前記露光領域を単位として複数の領域に区分することを前記温度分 布に基づいて決定することを特徴とする露光装置。
  22. 請求項21記載の露光装置において、前記制御装置は、区分された複数の前記領域毎に 、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測結果 から統計演算処理して複数の前記露光領域の配列を推定するための条件を前記温度分布 に基づいて決定することを特徴とする露光装置。
  23. 請求項19記載の露光装置において、前記制御装置は、前記基板上面に形成された複数 の前記露光領域の配列を求めるための方法を前記温度分布に基づいて選択することを特 徴とする露光装置。
  24. 請求項23記載の露光装置において、前記制御装置は、複数の前記露光領域に含まれる 前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により複数の前記露光 領域の配列を推定する方法又は、複数の前記露光領域に含まれる前記アライメントマー クを計測していき複数の前記露光領域の配列を推定する方法を、前記温度分布に基づい て選択することを特徴とする露光装置。
  25. 請求項24記載の露光装置において、前記制御装置は、前記露光領域の配列を推定する 方法を選択した場合、該推定する方法に用いる条件を前記温度分布に基づいて決定する ことを特徴とする露光装置。
  26. 請求項24記載の露光装置において、複数の前記露光領域の配列を推定する方法は、前 記基板上面に形成された複数の前記露光領域を、前記露光領域を単位として複数の領域 に区分し、区分された複数の前記領域毎に、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記 アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理していくことにより複数の 前記露 光領域の配列を推定することを特徴とする露光装置。
  27. 請求項26記載の露光装置において、前記制御装置は、前記露光領域の配列を推定する 方法を選択した場合、前記基板上面に形成された複数の前記露光領域を、前記露光領域 を単位として複数の領域に区分することを前記温度分布に基づいて決定することを特徴 とする露光装置。
  28. 請求項27記載の露光装置において、前記制御装置は、区分された複数の前記領域毎に 、前記領域内の前記露光領域に含まれる前記アライメントマークを計測し、該計測結果 から統計演算処理して複数の前記露光領域の配列を推定する方法に用いる条件を前記温 度分布に基づいて決定することを特徴とする露光装置。
  29. 請求項19記載の露光装置において、前記制御装置は、複数の前記露光領域に含まれる 前記アライメントマークを計測し、該計測結果から統計演算処理により前記基板上面に 形成された複数の前記露光領域の配列及び形状を推定するための条件を前記温度分布に 基づいて決定することを特徴とする露光装置。
  30. 請求項19、20、22、25又は28に記載の露光装置において、前記制御装置は、 計測を実施する前記アライメントマークの数を前記条件として決定することを特徴とす る露光装置。
  31. 請求項30記載の露光装置において、前記制御装置は、計測が実施される、1つの前記 露光領域当たりの前記アライメントマークの数を前記条件として決定することを特徴と する露光装置。
  32. 請求項19、20、22、25又は28に記載の露光装置において、前記制御装置は、 少なくとも1つの前記アライメントマークの計測を実施する前記露光領域の数を前記条 件として決定することを特徴とする露光装置。
  33. 請求項19、20、22、25又は28に記載の露光装置において、前記制御装置は、 前記アライメントマークの計測が実施される前記露光領域の前記基板上面における配置 を前記条件として決定することを特徴とする露光装置。
  34. 請求項20、22、25又は28に記載の露光装置において、前記制御装置は、前記ア ライメントマークを計測して得られた該計測結果を統計演算処理により回帰分析する次 数を前記条件として決定することを特徴とする露光装置。
  35. 請求項19〜34のいずれか一項に記載の露光装置を用いて、前記エネルギビームの投 影により前記基板を露光する段階と、
    露光した前記基板を現像する段階と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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