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JP2011249445A - 固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

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JP2011249445A
JP2011249445A JP2010119107A JP2010119107A JP2011249445A JP 2011249445 A JP2011249445 A JP 2011249445A JP 2010119107 A JP2010119107 A JP 2010119107A JP 2010119107 A JP2010119107 A JP 2010119107A JP 2011249445 A JP2011249445 A JP 2011249445A
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Ryosuke Ueha
亮介 上羽
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Abstract

【課題】遮光膜の開口をマイクロレンズの光軸とずらして形成することによって位相差検出画素を構成する固体撮像素子において、位相差検出画素の受光量の増加を図る。
【解決手段】固体撮像素子であるCCDイメージセンサ10は、第1位相差検出画素12と第2位相差検出画素13とを有している。各位相差検出画素12、13には、下凸半球状に形成された下凸型インナーレンズ37b、37cが設けられている。第1平坦化層33の基となるBPSG膜に対して等方性のエッチングを行うことにより、半球状に凹んだ凹部をBPSG膜に形成し、この上にSiN膜を製膜してSiNで各凹部を埋めることにより、下凸型インナーレンズ37b、37cを形成する。こうすれば、各位相差検出画素12、13の下凸型インナーレンズ37b、37cを下凸半球状に適切に形成することができ、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換部に入射する光の角度に選択性を持たせるようにした位相差検出画素を有する固体撮像素子の製造方法に関する。
フォトダイオード(PD)の受光面に向けて光を集光させるマイクロレンズの光軸に対し、PDの受光面を露呈させる遮光膜の開口の中心を右方向にずらして形成した第1位相差検出画素と、マイクロレンズの光軸に対し、遮光膜の開口の中心を左方向にずらして形成した第2位相差検出画素とを有し、これらの各位相差検出画素を用いることによって、位相差方式のオートフォーカス(AF)を行えるようにした固体撮像素子(以下、位相差AF用固体撮像素子と称す)が、特許文献1などで提案されている。
位相差AF用固体撮像素子では、遮光膜の開口のずれ方向に応じて、各位相差検出画素が、それぞれ入射する光の角度に選択性を持つ。これにより、位相差AF用固体撮像素子をデジタルカメラなどの撮像装置に適用した場合、各第1位相差検出画素によって構成される画像と各第2位相差検出画素によって構成される画像とには、デジタルカメラの撮影レンズの合焦状態に応じてずれが生じるようになる。各画像は、遮光膜の開口のずれ方向に応じて左右方向にずれるとともに、焦点が前側にずれているか後側にずれているかによって、ずれ方向の位相が変化する。また、各画像のずれ量は、撮影レンズの焦点のずれ量に対応しており、各画像は、撮影レンズが合焦しているときに一致し、焦点がすれるほど、そのずれ量も大きくなる。従って、位相差AF用固体撮像素子では、各第1位相差検出画素によって構成される画像と、各第2位相差検出画素によって構成される画像とのずれ量、及びそのずれの方向を検知することで、撮影レンズのフォーカス調整量を求めることができる。
このように、位相差AF用固体撮像素子を用いた場合には、フォーカスレンズを移動させる必要がないので、コントラスト検出方式のAFよりも高速なAFを行うことができる。また、コントラスト検出方式のAFと同様に、専用のセンサやAF用の固体撮像素子などを設ける必要がないので、コストアップを招くこともない。
上記のように構成された各位相差検出画素には、所定の方向からの光が入射しないため、マイクロレンズが集光させた全方向の光が入射する通常の画素に比べて受光量が低いという問題がある。遮光膜の開口を極力大きく形成すれば、こうした受光量の低下を防ぐことができるが、開口が大きくなって開口の中心とマイクロレンズの光軸とのずれ量が小さくなってしまうと、焦点のずれ量に応じた各画像のずれ量も小さくなってしまい、位相差方式のAFの検出精度が低下してしまう。このため、位相差AF用固体撮像素子では、位相差方式のAFの検出精度の低下を招くことなく、各位相差検出画素の受光量の増加を図ることが望まれている。
各位相差検出画素の受光量を増加させる対策の1つとして、特許文献2などで提案されているインナーレンズを各位相差検出画素に設けることが考えられる。各位相差検出画素にインナーレンズを設け、PDに対する光の集光性を高めるようにすれば、位相差方式のAFの検出精度の低下を招くことなく、各位相差検出画素の受光量を増加させることができる。
特許第2959142号公報 特開2007−305683号公報
特許文献2には、上凸の半球状に形成されたインナーレンズのみを設ける例が記載されているが、各PDに対する集光性をより高めるためには、これに加えて下凸の半球状に形成されたインナーレンズをさらに設けることが好ましい。しかしながら、従来のインナーレンズの形成方法では、各位相差検出画素に下凸半球状のインナーレンズを適切に形成することができなかった。
下凸半球状のインナーレンズを形成する場合には、まず転送電極や遮光膜などが形成された半導体基板の上に、BPSGなどのリフロー処理が可能な材料を製膜し、リフロー処理を行って前記材料を転送電極などの凹凸に馴染ませることにより、下凸半球状の凹部を有する絶縁膜を半導体基板上に形成する。そして、この絶縁膜の上に窒化シリコンなどを製膜し、前記凹部を埋めることにより、この凹部の部分を下凸半球状のインナーレンズとして機能させる。
通常の画素では、PDの受光面の略全体を露呈させるように遮光膜の開口が形成されるため、上記のようにリフロー処理を行うことによって、開口の中心付近を頂点とする下凸半球状の凹部が形成される。ところが、各位相差検出画素では、PDの受光面の一部を覆うように遮光膜の開口が形成されるため、上記のようにリフロー処理を行うと、遮光膜の影響を受けて凹部がきれいな下凸半球状の形状にならない。
このように、各位相差検出画素には、下凸半球状の凹部を適切に形成することができない。このため、この凹部に窒化シリコンなどを埋めて下凸のインナーレンズを形成したとしても、所望の集光性を得ることはできなかった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、遮光膜の開口をマイクロレンズの光軸とずらして形成することによって各位相差検出画素を構成する固体撮像素子において、各位相差検出画素に下凸半球状のインナーレンズを適切に形成できるようにすることにより、各位相差検出画素の受光量の増加を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、入射した光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に向けて光を集光するマイクロレンズと、下凸の半球状に形成され、前記マイクロレンズが集光させた光を前記光電変換部に向けてさらに集光させる下凸型インナーレンズと、前記光電変換部が設けられた半導体基板の表面を覆うように形成されるとともに、前記光電変換部を露呈させる開口が設けられ、前記光電変換部以外の部分に光が入射することを防ぐ遮光膜とを備え、前記マイクロレンズの光軸に対して前記開口の中心を所定の方向にずらして形成することにより、前記光電変換部に入射する光の角度に選択性を持たせるようにした位相差検出画素を有する固体撮像素子の製造方法において、前記半導体基板の表面と略平行な平面を有する平坦化層を前記遮光膜が設けられた前記半導体基板の上に形成するステップと、前記平面に対してエッチングを行うことにより、前記平坦化層の前記光電変換部に対応する位置に、半球状に凹んだ凹部を形成するステップと、前記凹部が形成された前記平坦化層の上に透光性の有る材料を製膜し、この材料で前記凹部を埋めることによって前記下凸型インナーレンズを形成するステップとを有することを特徴とする。
前記平面に対して等方性のエッチングを行うことにより、半球状に凹んだ前記凹部を前記平坦化層に形成することが好ましい。
前記位相差検出画素は、上凸の略半球の前記開口のずれ方向と反対側の一部を切り欠いた形状に形成されるとともに、略半球の状態で前記マイクロレンズと光軸が略一致するように配置され、前記マイクロレンズからの光を受けて前記下凸型インナーレンズに入射させる上凸型インナーレンズを有し、前記下凸型インナーレンズが形成された層の上に、透光性の有る材料からなる材料膜を製膜するステップと、前記材料膜の上に、上凸の半球状のレジストマスクを形成するステップと、前記レジストマスクをエッチングすることにより、前記開口のずれ方向と反対側の前記レジストマスクの一部を切り欠くステップと、前記材料膜に対してエッチングを行い、前記レジストマスクの形状を前記材料膜に転写させることによって前記上凸型インナーレンズを形成するステップとを、さらに有することが好ましい。
また、前記位相差検出画素に、上凸の略半球の中央部分を切り欠いた形状に形成されるとともに、略半球の状態で前記マイクロレンズと光軸が略一致するように配置され、前記マイクロレンズからの光を受けて前記下凸型インナーレンズに入射させる上凸型インナーレンズを設け、前記下凸型インナーレンズが形成された層の上に、透光性の有る材料からなる材料膜を製膜するステップと、前記材料膜の上に、上凸の半球状のレジストマスクを形成するステップと、前記レジストマスクをエッチングすることにより、前記レジストマスクの中央部分を切り欠くステップと、前記材料膜に対してエッチングを行い、前記レジストマスクの形状を前記材料膜に転写させることによって前記上凸型インナーレンズを形成するステップとを、さらに含めるようにしてもよい。
前記レジストマスクを形成するステップは、前記材料膜の上にレジストを塗布するステップと、前記レジストを前記上凸型インナーレンズに対応させてパターニングするステップと、約130度の温度で熱処理を行ってパターニング後の前記レジストを溶融させ、表面張力によって前記レジストを半球状に成形することにより、上凸の半球状の前記レジストマスクを形成するステップとからなることが好ましい。
前記半導体基板の表面を覆うように設けられ、前記半導体基板の表面と略平行な平面と、前記遮光膜の前記開口に対応して形成された開口とを有し、これらによって前記遮光膜を形成するための領域を構成する遮光膜領域形成層を前記半導体基板の上に形成するステップと、この遮光膜領域形成層の上に前記遮光膜を形成するステップとを含めると、より好適である。
前記固体撮像素子は、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を所定の方向にずらして形成した第1位相差検出画素と、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を前記第1位相差検出画素と反対の方向にずらして形成した第2位相差検出画素とを有し、複数の前記各位相差検出画素を所定のパターンで配列することによって、位相差方式のオートフォーカスを行えるようにした固体撮像素子であることが好ましい。
前記固体撮像素子は、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を所定の方向にずらして形成した第1位相差検出画素と、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を前記第1位相差検出画素と反対の方向にずらして形成した第2位相差検出画素とを有し、複数の前記第1位相差検出画素を垂直方向に一列に並べて配列するとともに、複数の前記第2位相差検出画素を垂直方向に一列に並べて配列し、これらの各列を交互に並べることにより、一対の視差画像を取得できるようにした単眼3D撮影用の固体撮像素子でもよい。
本発明では、半導体基板の表面と略平行な平面を有する平坦化層を遮光膜が設けられた半導体基板の上に形成し、平坦化層の光電変換部に対応する位置に、半球状に凹んだ凹部を形成し、平坦化層の上に透光性の有る材料を製膜し、この材料で凹部を埋めることによって下凸型インナーレンズを形成するようにした。こうすれば、下凸型インナーレンズの形成に際して、遮光膜及びこれに設けられた開口の影響を受けることがない。従って、下凸型インナーレンズを下凸半球状に適切に形成することができ、良好な集光性が得られるようになるので、位相差検出画素の受光量の増加を図ることができる。
CCDイメージセンサの構成を概略的に示す説明図である。 上凸型インナーレンズの集光特性を示す説明図である。 n型半導体基板の上にBPSG膜を形成した状態を示す説明図である。 BPSG膜に凹部を形成した状態を示す説明図である。 BPSG膜の上にSiN膜を製膜した状態を示す説明図である。 第1平坦化層を形成した状態を示す説明図である。 第1平坦化層の上にBPSG膜を形成した状態を示す説明図である。 BPSG膜の上に半球状の複数のレジストマスクを形成した状態を示す説明図である。 半球状のレジストマスクから各位相差検出画素に応じた形状のレジストマスクを形成した状態を示す説明図である。 インナーレンズ層を形成した状態を示す説明図である。 各位相差検出画素の上凸型インナーレンズを上凸の略半球の中央部分を切り欠いた形状に形成した例を示す説明図である。 上凸の略半球の中央部分を切り欠いた形状に形成された上凸型インナーレンズの集光特性を示す説明図である。 遮光膜領域形成層を設けた例を示す説明図である。 n型半導体基板の上にSiO膜を形成した状態を示す説明図である。 遮光膜領域形成層を形成した状態を示す説明図である。 遮光膜領域形成層の上にタングステン膜を形成した状態を示す説明図である。 遮光膜を形成した状態を示す説明図である。 単眼3D撮影用のCCDイメージセンサの構成を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、CCDイメージセンサ(固体撮像素子)10は、スルー画表示時や撮影実行時の画像形成にのみ用いられる撮影専用画素11と、位相差方式のオートフォーカスを行うための第1及び第2の位相差検出画素12、13とを有している。CCDイメージセンサ10は、これら3種類の各画素11〜13を所定のパターンで行列状に複数配列することにより、被写体像の撮像を行う撮像面を構成している。
撮影専用画素11は、入射した光を電荷に変換して蓄積する光電変換部としてのフォトダイオード(PD)14aと、このPD14aに向けて光を集光するマイクロレンズ15aとを有している。同様に、各位相差検出画素12、13は、それぞれPD14b、14cと、マイクロレンズ15b、15cとを有している。
各位相差検出画素12、13は、PD14b、14cに入射する光の角度に選択性を持ち、且つその角度がマイクロレンズ15b、15cの光軸に対して略対称となるように構成されている。具体的には、第1位相差検出画素12は、マイクロレンズ15bの左側から進入する光がPD14bに入射しないように構成され、第2位相差検出画素13は、マイクロレンズ15cの右側から進入する光がPD14cに入射しないように構成されている。
このCCDイメージセンサ10をデジタルカメラなどの撮像装置に用いた場合、撮像面内に設けられた各第1位相差検出画素12の撮像信号によって形成される画像と、各第2位相差検出画素13の撮像信号によって形成される画像とには、CCDイメージセンサ10に被写体像を結像する撮影レンズの合焦状態に応じて左右方向にずれが生じる。これにより、各第1位相差検出画素12の撮像信号によって構成される画像と、各第2位相差検出画素13の撮像信号によって構成される画像とのずれ量、及びそのずれの方向を検知することで、撮影レンズのフォーカス調整量を求めることができる。
なお、位相差方式のオートフォーカスについては、特許第2959142号などに詳細に説明されている。また、各位相差検出画素12、13は、オートフォーカス時のみならず、撮影専用画素11と組み合わせて使用することで、画像形成時にも用いることができる。
CCDイメージセンサ10は、n型半導体基板18を有している。n型半導体基板18には、各PD14a〜14cと、各PD14a〜14cが蓄積した電荷を垂直方向に転送する電荷転送部である垂直転送路(VCCD)20と、隣接する各画素11〜13間で電荷の移動が起こらないように各画素11〜13を分離させる素子分離部21とが設けられている。
VCCD20及び素子分離部21は、各PD14a〜14cの列毎に複数設けられている。VCCD20は、読み出しゲート22を介して対応する各PD14a〜14cと接続されている。各PD14a〜14cが発生させた信号電荷は、この読み出しゲート22を介してVCCD20に読み出される。VCCD20は、読み出しゲート22を介して各PD14a〜14cから読み出した信号電荷を図示を省略した水平転送路に向けて垂直方向(紙面と直交する方向)に転送する。
素子分離部21は、PD14a〜14cと隣のPD14a〜14cのVCCD20との間に配置され、PD14a〜14cが発生させた信号電荷が隣のPD14a〜14cのVCCD20に流れ込むことを防ぐ。
n型半導体基板18の表面には、pウェル層25が形成されている。pウェル層25の表層には、各PD14a〜14cを構成するn型層26a〜26c、VCCD20を構成するn型層27、素子分離部21となるp+層28、及び読み出しゲート22となるp型層29が形成されている。CCDイメージセンサ10は、周知の蒸着、ドーピング、フォトリソグラフ、エッチングなどの技術を用いてn型半導体基板18の上に上記の各部などを形成することによって製造される。なお、図1では図示を省略しているが、各n型層26a〜26cの表面に白キズを抑制するためのp型層を形成してもよい。
各PD14a〜14cは、pウェル層25と各n型層26a〜26cとの接合で構成される。各PD14a〜14cは、これらの接合部に入射した光に応じて電子‐正孔対を生成し、その電子を各n型層26a〜26cに蓄積する。各n型層26a〜26cとn型層27とは、所定の間隔を空けて配置されており、これらの間に位置するp型層29によって互いに離間されている。また、各n型層26a〜26cは、p+層28によって隣のPD14a〜14c用のn型層27と離間されている。これにより、各n型層26a〜26cに蓄積された信号電荷が、意図せず他の領域に移動してしまうことが防止される。
VCCD20は、n型層27と、このn型層27の上に設けられた転送電極30とで構成されている。読み出しゲート22は、各n型層26a〜26cとn型層27とを離間するp型層29と、このp型層29の上に設けられた転送電極31とで構成されている。各転送電極30、31には、例えば、ポリシリコンが用いられる。
各n型層26a〜26cに蓄積された信号電荷は、転送電極31に電圧を印加し、各n型層26a〜26cとn型層27との間のp型層29の電位を変化させることで、n型層27に転送される。n型層27に転送された信号電荷は、転送電極30へ所定のタイミングで印加される電圧に応じて、垂直方向に転送される。これにより、各PD14a〜14cが発生させた信号電荷が、VCCD20によって水平転送路に向けて転送される。
素子分離部21は、各n型層26a〜26cとn型層27との間に設けられたp+層28によって構成されている。このように、素子分離部21は、各PD14a〜14cを構成する各n型層26a〜26c及びVCCD20を構成するn型層27とは反対の導電型の不純物の濃度を高めたポテンシャル障壁である。これにより、隣のPD14a〜14c用のVCCD20への信号電荷の流れ込みが素子分離部21によって防止される。
各転送電極30、31が表面に形成されたpウェル層25の上には、遮光膜32が設けられている。遮光膜32は、pウェル層25の表面全体を覆うように形成されている。また、遮光膜32には、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する部分を露呈させる複数の開口32a〜32c(図3参照)が設けられている。これにより、遮光膜32は、各PD14a〜14c以外の部分に余計な光が入射することを防ぐ。この遮光膜32には、例えば、タングステンが用いられる。
撮影専用画素11のPD14aに対応する開口32aは、その中心がマイクロレンズ15aの光軸と略一致するように形成されている。これにより、PD14aには、マイクロレンズ15aが集光させた各方向からの光が開口32aを介して入射する。
一方、第1位相差検出画素12のPD14bに対応する開口32bは、撮影専用画素11用の開口32aよりも横幅が狭く、且つその中心がマイクロレンズ15bの光軸に対して右方向にずれて形成されている。そして、第2位相差検出画素13のPD14cに対応する開口32cは、第1位相差検出画素12用の開口32bと略同一の横幅で、且つその中心がマイクロレンズ15cの光軸に対して第1位相差検出画素12用の開口32bと反対の方向、すなわち左方向にずれて形成されている。
これにより、マイクロレンズ15bが集光させた各方向からの光のうち、左側から進入する光は、開口32bに入射することなく遮光膜32によって遮られ、マイクロレンズ15cが集光させた各方向からの光のうち、右側から進入する光は、開口32cに入射することなく遮光膜32によって遮られる。このように、開口32b、32cを光軸からずらして形成することによって、マイクロレンズ15bの左側から進入する光がPD14bに入射しないように第1位相差検出画素12が構成され、マイクロレンズ15cの右側から進入する光がPD14cに入射しないように第2位相差検出画素13が構成される。
遮光膜32の上には、第1平坦化層33、インナーレンズ層34、第2平坦化層35、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cが設けられている。第1平坦化層33は、転送電極30、31などによって生じる基板上の凹凸を埋め、インナーレンズ層34を形成するための平面33a(図3参照)を構成する。この第1平坦化層33には、BPSGなどのリフロー処理が可能な透光性の有る材料が用いられる。
第1平坦化層33の平面33aには、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する複数の下凸型インナーレンズ37a〜37cが設けられている。各下凸型インナーレンズ37a〜37cは、下凸の半球状に形成され、それぞれ対応するマイクロレンズ15a〜15cと光軸が略一致するように配置されている。これらの各下凸型インナーレンズ37a〜37cは、各マイクロレンズ15a〜15cによって集光された光を、さらに各PD14a〜14cに向けて集光し、各PD14a〜14cに対する光の集光効率を高める。また、各下凸型インナーレンズ37a〜37cには、例えば、窒化シリコン(SiN)などの透光性の有る材料が用いられる。
インナーレンズ層34には、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する複数の上凸型インナーレンズ38a〜38cが設けられている。これらの各上凸型インナーレンズ38a〜38cは、各マイクロレンズ15a〜15cからの光を受けて各下凸型インナーレンズ37a〜37cに入射させることにより、各下凸型インナーレンズ37a〜37cとともに、各PD14a〜14cに対する光の集光効率を向上させる。また、各上凸型インナーレンズ38a〜38cを含むインナーレンズ層34には、各下凸型インナーレンズ37a〜37cと同様に、SiNなどの透光性の有る材料が用いられる。
撮影専用画素11のマイクロレンズ15aに対応する上凸型インナーレンズ38aは、上凸の半球状に形成され、マイクロレンズ15aと光軸が略一致するように配置されている。第1位相差検出画素12のマイクロレンズ15bに対応する上凸型インナーレンズ38bは、上凸の略半球の左側半分を切り欠いた形状に形成されている。また、この上凸型インナーレンズ38bは、略半球の状態でマイクロレンズ15bと光軸が略一致するように配置されている。
図2(a)に示すように、上凸型インナーレンズ38bが半球状に形成されていると、マイクロレンズ15bの左側から進入する光のみならず、マイクロレンズ15bの正面から進入する光の一部も遮光膜32によって遮られてしまう。これに対し、図1及び図2(b)に示すように、上凸の略半球の左側半分、すなわち開口32bのずれ方向と反対側の半分を切り欠いた形状に上凸型インナーレンズ38bを形成すると、マイクロレンズ15bの正面から進入する光が、PD14bに適切に入射するようになるので、第1位相差検出画素12の受光量の増加を図ることができる。
第2位相差検出画素13のマイクロレンズ15cに対応する上凸型インナーレンズ38cは、上凸の略半球の右側半分を切り欠いた形状に形成され、略半球の状態でマイクロレンズ15cと光軸が略一致するように配置されている。このような形状に上凸型インナーレンズ38cを形成すれば、第1位相差検出画素12の場合と同様に、第2位相差検出画素13の受光量の増加を図ることができる。
第2平坦化層35は、各上凸型インナーレンズ38a〜38cによって生じる凹凸を埋め、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cを形成するための平面を構成する。この第2平坦化層35には、第1平坦化層33と同様に、BPSGなどのリフロー処理が可能な透光性の有る材料が用いられる。
カラーフィルタ層36は、各PD14a〜14cのそれぞれに対応して複数設けられた複数のカラーフィルタによって構成されている。これらの各カラーフィルタは、周知のように、赤色の光のみを透過させるもの、緑色の光のみを透過させるもの、青色の光のみを透過させるものの3種類からなり、それぞれが所定のパターンで配列されている。CCDイメージセンサ10では、カラーフィルタ層36を透過したそれぞれの色の光を対応するPD14a〜14cに入射させることにより、カラーの画像を得ることができる。
各マイクロレンズ15a〜15cは、カラーフィルタ層36の上に設けられ、既述のように、それぞれ対応するPD14a〜14cに向けて光を集光する。
次に、上記構成のCCDイメージセンサ10の製造手順について説明する。CCDイメージセンサ10を製造する場合には、まず周知のフォトリソグラフ技術などを用いてn型半導体基板18にpウェル層25、各n型層26a〜26c、n型層27、p+層28、p型層29を形成した後、このn型半導体基板18の上に、各転送電極30、31、及び遮光膜32を形成する。この後、これらが形成されたn型半導体基板18の上に、BPSGの製膜、及びリフロー処理を行うことにより、図3に示すように、n型半導体基板18の表面と略平行な平面33aを有し、第1平坦化層33の基となるBPSG膜33bを形成する。
BPSG膜33bを形成したら、レジストの塗布、各下凸型インナーレンズ37a〜37cに対応するパターンの露光、及び現像などを行うことにより、BPSG膜33bの上に前記パターンに応じたレジストマスクを形成する。そして、このレジストマスクの形成後に、平面33aに対して等方性のエッチングを行うことにより、図4に示すように、BPSG膜33bの各PD14a〜14cのそれぞれに対応する位置に、半球状に凹んだ凹部33cを形成する。
平面33aに各凹部33cを形成したら、図5に示すように、この上にSiN膜37dを製膜し、SiNで各凹部33cを埋める。この後、周知のCMP処理によってSiN膜37dの表面を研磨したり、SiN膜37dの表面をエッチングしたりして、BPSG膜33bの平面33aを露呈させることにより、図6に示すように、第1平坦化層33及び各下凸型インナーレンズ37a〜37cを形成する。
このように、等方性のエッチングを行って下凸半球状の凹部33cをBPSG膜33bに形成し、この凹部33cをSiNなどで埋めることによって下凸半球状の各下凸型インナーレンズ37a〜37cを形成するようにすれば、各下凸型インナーレンズ37a〜37cの形成に際して、遮光膜32、及びこれに設けられた各開口32a〜32cの影響を受けることがない。従って、各位相差検出画素12、13の各下凸型インナーレンズ37b、37cも、下凸半球状に適切に形成することができ、良好な集光性が得られるようになるので、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図ることができる。
第1平坦化層33を形成したら、図7に示すように、この上にインナーレンズ層34の基となるSiN膜(材料膜)34aを形成する。SiN膜34aを形成したら、そのSiN膜34aの上にレジストを塗布し、各上凸型インナーレンズ38a〜38cに対応するパターンの露光、及び現像を行うことにより、レジストを各上凸型インナーレンズ38a〜38cに対応させてパターニングする。そして、約130度の温度で熱処理を行ってパターニング後のレジストを溶融させ、表面張力によって各レジストを半球状に成形することにより、図8に示すように、SiN膜34aの上に各上凸型インナーレンズ38a〜38cに応じた半球状の複数のレジストマスク40を形成する。
各レジストマスク40を形成したら、これらの各レジストマスク40のうち各位相差検出画素12、13に対応するものをエッチングすることにより、図9に示すように、第1位相差検出画素12に対応するレジストマスク40から第1位相差検出画素12の上凸型インナーレンズ38bに応じた上凸の略半球の左側半分を切り欠いた形状のレジストマスク41を形成するとともに、第2位相差検出画素13に対応するレジストマスク40から第2位相差検出画素13の上凸型インナーレンズ38cに応じた上凸の略半球の右側半分を切り欠いた形状のレジストマスク42を形成する。
各レジストマスク40〜42を形成したら、SiN膜34aに対して異方性のエッチングを行い、各レジストマスク40〜42の形状をSiN膜34aに転写させることにより、図10に示すように、インナーレンズ層34、及び上凸型インナーレンズ38a〜38cを形成する。このように、略半球の半分を切り欠いた形状に各位相差検出画素12、13の各上凸型インナーレンズ38b、38cを形成すれば、前述のように、マイクロレンズ15b、15cの正面から進入する光が、PD14b、14cに適切に入射するようになるので、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図ることができる。この後、インナーレンズ層34の上に第2平坦化層35、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cを形成することにより、CCDイメージセンサ10が完成する。
ところで、レジストを溶融させて半球状の形状にする際には、150〜180度の温度を加えるのが一般的である。しかしながら、こうした温度でレジストを溶融させると、半球状の形状で硬化した後のレジストマスク40が硬くなり過ぎてしまう。そして、このようにレジストマスク40が硬くなり過ぎると、エッチングによってレジストマスク41、42を形成するのが難しくなり、これにともなって上凸型インナーレンズ38b、38cの形状にバラツキが生じてしまう。
これに対し、上記のように130度程度の比較的低い温度でレジストを溶融させるようにすれば、レジストマスク40が硬くなり過ぎてしまうことを防ぎ、レジストマスク41、42、及びこれにともなう上凸型インナーレンズ38b、38cの成形性を高めることができる。
上記実施形態では、上凸の略半球の左側半分を切り欠いた形状に第1位相差検出画素12の上凸型インナーレンズ38bを形成し、上凸の略半球の右側半分を切り欠いた形状に第2位相差検出画素13の上凸型インナーレンズ38cを形成したが、これに限ることなく、図11に示すCCDイメージセンサ45の各位相差検出画素12、13の上凸型インナーレンズ38d、38eのように、上凸の略半球の中央部分を略円柱状又は略角柱状に切り欠いた形状に形成してもよい。
上記実施形態のように、半球の左右の半分を切り欠いた形状では、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図ることができる反面、第1位相差検出画素12のPD14bに対してマイクロレンズ15bの左側から進入する光の受光量、及び第2位相差検出画素13のPD14cに対してマイクロレンズ15cの右側から進入する光の受光量も増加してしまうため、各位相差検出画素12、13によって構成される画像のずれ量の低下、すなわち位相差検出精度の低下を招いてしまうことが懸念される。
これに対し、上凸の略半球の中央部分を切り欠いた形状に上凸型インナーレンズ38d、38eを形成すると、図12に示すように、マイクロレンズ15b、15cの正面から進入する光をPD14b、14cに適切に入射させつつ、マイクロレンズ15bの左側から進入する光のPD14bへの入射、及びマイクロレンズ15cの右側から進入する光のPD14cへの入射を防ぐことができるので、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図るとともに、位相差検出精度の低下を防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と機能・構成上同一のものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。図13に示すように、本実施形態のCCDイメージセンサ50は、pウェル層25、各n型層26a〜26c、n型層27、p+層28、p型層29、及び各転送電極30、31が形成されたn型半導体基板18の上に、遮光膜領域形成層51を有し、この遮光膜領域形成層51の上に遮光膜52が設けられている。
遮光膜領域形成層51は、遮光膜52を形成するための領域を構成する層である。この遮光膜領域形成層51には、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する部分を露呈させる複数の開口51a〜51c(図15参照)が設けられている。遮光膜52は、遮光膜領域形成層51の表面及び側面を覆うように構成されている。この遮光膜52にも、各開口51a〜51cのそれぞれに対応する複数の開口52a〜52c(図17参照)が設けられている。遮光膜領域形成層51には、例えば、酸化シリコン(SiO)が用いられる。
各開口51a〜51c及び各開口52a〜52cは、上記第1の実施形態の遮光膜32に設けられた各開口32a〜32cと同様に構成されている。すなわち、撮影専用画素11のPD14aに対応する開口51a、52aは、その中心がマイクロレンズ15aの光軸と略一致するように形成され、第1位相差検出画素12のPD14bに対応する開口51b、52bは、撮影専用画素11用の開口51a、52aよりも横幅が狭く、且つその中心がマイクロレンズ15bの光軸に対して右方向にずれて形成され、第2位相差検出画素13のPD14cに対応する開口51c、52cは、第1位相差検出画素12用の開口51b、52bと略同一の横幅で、且つその中心がマイクロレンズ15cの光軸に対して左方向にずれて形成されている。
遮光膜52の上には、上記第1の実施形態と同様に、第1平坦化層53、インナーレンズ層54、第2平坦化層55、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cが設けられている。第1平坦化層53には、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する複数の下凸型インナーレンズ56a〜56cが設けられている。これらの各下凸型インナーレンズ56a〜56cは、下凸の半球状に形成され、各開口51a〜51c及び各開口52a〜52cの中心と光軸とが略一致するように配置されている。
従って、撮影専用画素11の下凸型インナーレンズ56aは、上記第1の実施形態と同様に、その光軸がマイクロレンズ15aの光軸と略一致する。一方、第1位相差検出画素12の下凸型インナーレンズ56bは、開口51b、52bの幅に応じて直径が下凸型インナーレンズ56aよりも小さくなり、かつ光軸がマイクロレンズ15bの光軸に対して右方向にずれている。同様に、第2位相差検出画素13の下凸型インナーレンズ56cは、開口51c、52cの幅に応じて直径が下凸型インナーレンズ56aよりも小さくなり、かつ光軸がマイクロレンズ15cの光軸に対して左方向にずれている。
インナーレンズ層54には、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する複数の上凸型インナーレンズ57a〜57cが設けられている。撮影専用画素11の上凸型インナーレンズ57aは、上凸の半球状に形成され、マイクロレンズ15aと光軸が略一致するように配置されている。
第1位相差検出画素12の上凸型インナーレンズ57bは、上凸の略半球の左側の一部を切り欠いた形状に形成されている。上凸型インナーレンズ57bは、略半球の状態でマイクロレンズ15bと光軸が略一致するように配置されている。そして、上凸型インナーレンズ57bは、上記のように配置された状態で、遮光膜52の開口52bの左端よりも外側の部分を切り欠くことによって形成される。第2位相差検出画素13の上凸型インナーレンズ57cは、左右を反転させた状態で、上凸型インナーレンズ57bと同様に形成されている。このように、略半球の一部を切り欠いた形状に各位相差検出画素12、13の各上凸型インナーレンズ57b、57cを形成すれば、上記第1の実施形態と同様に、マイクロレンズ15b、15cの正面から進入する光が、PD14b、14cに適切に入射するようになるので、各位相差検出画素12、13の受光量の増加を図ることができる。
第2平坦化層55は、上記第1の実施形態の第2平坦化層35と同様に、各上凸型インナーレンズ57a〜57cによって生じる凹凸を埋め、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cを形成するための平面を構成する。そして、上記第1の実施形態と同様に、この第2平坦化層55の上にカラーフィルタ層36と各マイクロレンズ15a〜15cとが設けられている。
次に、上記構成のCCDイメージセンサ50の製造手順について説明する。CCDイメージセンサ50を製造する場合には、まず周知のフォトリソグラフ技術などを用いてn型半導体基板18にpウェル層25、各n型層26a〜26c、n型層27、p+層28、p型層29を形成した後、このn型半導体基板18の上に、各転送電極30、31を形成する。この後、これらが形成されたn型半導体基板18の上に、SiOを製膜し、CMP処理などによって表面を平坦にすることにより、図14に示すように、n型半導体基板18の表面と略平行な平面51eを有し、遮光膜領域形成層51の基となるSiO膜51dをn型半導体基板18の上に形成する。
SiO膜51dを形成したら、レジストの塗布、各開口51a〜51cに対応するパターンの露光、及び現像などを行うことにより、SiO膜51dの上に前記パターンに応じたレジストマスクを形成する。そして、このレジストマスクの形成後に、平面51eに対して異方性のエッチングを行うことにより、図15に示すように、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する位置に、各開口51a〜51cを有する遮光膜領域形成層51を形成する。
遮光膜領域形成層51を形成したら、この遮光膜領域形成層51の上にタングステンを製膜することにより、図16に示すように、遮光膜52の基となるタングステン膜52dを遮光膜領域形成層51の上に形成する。タングステン膜52dを形成したら、レジストの塗布、各開口52a〜52cに対応するパターンの露光、及び現像などを行うことにより、タングステン膜52dの上に前記パターンに応じたレジストマスクを形成する。そして、このレジストマスクの形成後に、タングステン膜52dに対して異方性のエッチングを行うことにより、図17に示すように、各PD14a〜14cのそれぞれに対応する位置に、各開口52a〜52cを有する遮光膜52を形成する。
そして、遮光膜52を形成した後、上記第1の実施形態と同様の手順で、第1平坦化層53、インナーレンズ層54、第2平坦化層55、カラーフィルタ層36、及び各マイクロレンズ15a〜15cを遮光膜52の上に順次形成することにより、CCDイメージセンサ50が完成する。
上記第1の実施形態のように、各転送電極30、31などが設けられた半導体基板18の上に遮光膜32を直接形成すると、各開口32b、32cから各転送電極30、31の側面部分を覆う遮光膜32までの距離が左右で異なり、こうした各開口32b、32cに対する左右の形状差が各PD14b、14cに入射する光の角度選択性に影響を与えてしまう。
これに対し、本実施形態のように、遮光膜領域形成層51を形成し、この上に遮光膜52を形成するようにすれば、各開口52b、52cから転送電極31や遮光膜領域形成層51の側面部分を覆う遮光膜52までの距離に左右差が生じることがない。従って、左右の形状差に起因する角度選択性への影響を防ぎ、位相差方式のAFの検出精度をより高めることができる。
上記各実施形態では、遮光膜にタングステン、平坦化層にBPSG、各インナーレンズにSiN、遮光膜領域形成層にSiOを用いるようにしたが、これらの材料は、これに限定されるものではなく、その役割に応じて適宜選定すればよい。
上記各実施形態では、上凸の略半球の一部を切り欠いた形状に上凸型インナーレンズを形成する際に、切断面が半導体基板18に対して略垂直な平面となるようにしているが、これに限ることなく、例えば、切断面が半導体基板18に対して所定の角度傾斜した傾斜面となるようにしてもよいし、切断面が曲面となるようにしてもよい。
上記各実施形態では、各位相差検出画素12、13を隣接させて配置したが、これらは、必ずしも隣接させなくてもよい。また、上記各実施形態では、撮影専用画素11と各位相差検出画素12、13とを所定のパターンで配列した位相差AF用のCCDイメージセンサに本発明を適用した例を示したが、本発明は、これに限ることなく、例えば、図18に示す単眼3D撮影用のCCDイメージセンサ70に適用してもよい。
CCDイメージセンサ70は、半球状に形成されたマイクロレンズ71aの光軸に対して遮光膜の開口71bが右方向にずれて形成された第1位相差検出画素71と、半球状に形成されたマイクロレンズ72aの光軸に対して遮光膜の開口72bが左方向にずれて形成された第2位相差検出画素72とを有している。そして、CCDイメージセンサ70は、第1位相差検出画素71を垂直方向に一列に並べて配列するとともに、同様に第2位相差検出画素72も垂直方向に一列に並べて配列し、かつ第1位相差検出画素71の列と第2位相差検出画素72の列とを交互に並べて配列している。
これにより、CCDイメージセンサ70では、右方向から入射する被写体像の画像(いわゆる右眼画像)を各第1位相差検出画素71によって取得することができるとともに、左方向から入射する被写体像の画像(いわゆる左眼画像)を各第2位相差検出画素72によって取得することができる。このように、CCDイメージセンサ70は、3D表示に必要となる一対の視差画像を、このCCDイメージセンサ70のみで取得できるようにするものである。
上記各実施形態では、CCDイメージセンサに本発明を適用した例を示したが、これに限ることなく、例えば、CMOSイメージセンサなどの他のタイプの固体撮像素子に適用してもよい。
10、45、50、70 CCDイメージセンサ(固体撮像素子)
11 撮影専用画素
12 第1位相差検出画素
13 第2位相差検出画素
14a〜14c PD(光電変換部)
15a〜15c マイクロレンズ
32 遮光膜
32a〜32c 開口
33 第1平坦化層
33a 平面
33c 凹部
34a SiN膜(材料膜)
37a〜37c 下凸型インナーレンズ
38a〜38c 上凸型インナーレンズ
40、41、42 レジストマスク
51 遮光膜領域形成層

Claims (8)

  1. 入射した光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に向けて光を集光するマイクロレンズと、下凸の半球状に形成され、前記マイクロレンズが集光させた光を前記光電変換部に向けてさらに集光させる下凸型インナーレンズと、前記光電変換部が設けられた半導体基板の表面を覆うように形成されるとともに、前記光電変換部を露呈させる開口が設けられ、前記光電変換部以外の部分に光が入射することを防ぐ遮光膜とを備え、前記マイクロレンズの光軸に対して前記開口の中心を所定の方向にずらして形成することにより、前記光電変換部に入射する光の角度に選択性を持たせるようにした位相差検出画素を有する固体撮像素子の製造方法において、
    前記半導体基板の表面と略平行な平面を有する平坦化層を前記遮光膜が設けられた前記半導体基板の上に形成するステップと、
    前記平面に対してエッチングを行うことにより、前記平坦化層の前記光電変換部に対応する位置に、半球状に凹んだ凹部を形成するステップと、
    前記凹部が形成された前記平坦化層の上に透光性の有る材料を製膜し、この材料で前記凹部を埋めることによって前記下凸型インナーレンズを形成するステップとを有することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  2. 前記平面に対して等方性のエッチングを行うことにより、半球状に凹んだ前記凹部を前記平坦化層に形成することを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子の製造方法。
  3. 前記位相差検出画素には、上凸の略半球の前記開口のずれ方向と反対側の一部を切り欠いた形状に形成されるとともに、略半球の状態で前記マイクロレンズと光軸が略一致するように配置され、前記マイクロレンズからの光を受けて前記下凸型インナーレンズに入射させる上凸型インナーレンズが設けられており、
    前記下凸型インナーレンズが形成された層の上に、透光性の有る材料からなる材料膜を製膜するステップと、
    前記材料膜の上に、上凸の半球状のレジストマスクを形成するステップと、
    前記レジストマスクをエッチングすることにより、前記開口のずれ方向と反対側の前記レジストマスクの一部を切り欠くステップと、
    前記材料膜に対してエッチングを行い、前記レジストマスクの形状を前記材料膜に転写させることによって前記上凸型インナーレンズを形成するステップとを、さらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像素子の製造方法。
  4. 前記位相差検出画素には、上凸の略半球の中央部分を切り欠いた形状に形成されるとともに、略半球の状態で前記マイクロレンズと光軸が略一致するように配置され、前記マイクロレンズからの光を受けて前記下凸型インナーレンズに入射させる上凸型インナーレンズが設けられており、
    前記下凸型インナーレンズが形成された層の上に、透光性の有る材料からなる材料膜を製膜するステップと、
    前記材料膜の上に、上凸の半球状のレジストマスクを形成するステップと、
    前記レジストマスクをエッチングすることにより、前記レジストマスクの中央部分を切り欠くステップと、
    前記材料膜に対してエッチングを行い、前記レジストマスクの形状を前記材料膜に転写させることによって前記上凸型インナーレンズを形成するステップとを、さらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像素子の製造方法。
  5. 前記レジストマスクを形成するステップは、前記材料膜の上にレジストを塗布するステップと、前記レジストを前記上凸型インナーレンズに対応させてパターニングするステップと、約130度の温度で熱処理を行ってパターニング後の前記レジストを溶融させ、表面張力によって前記レジストを半球状に成形することにより、上凸の半球状の前記レジストマスクを形成するステップとからなることを特徴とする請求項3又は4記載の固体撮像素子の製造方法。
  6. 前記半導体基板の表面を覆うように設けられ、前記半導体基板の表面と略平行な平面と、前記遮光膜の前記開口に対応して形成された開口とを有し、これらによって前記遮光膜を形成するための領域を構成する遮光膜領域形成層を前記半導体基板の上に形成するステップと、
    この遮光膜領域形成層の上に前記遮光膜を形成するステップとを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法。
  7. 前記固体撮像素子が、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を所定の方向にずらして形成した第1位相差検出画素と、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を前記第1位相差検出画素と反対の方向にずらして形成した第2位相差検出画素とを有し、複数の前記各位相差検出画素を所定のパターンで配列することによって、位相差方式のオートフォーカスを行えるようにした固体撮像素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法。
  8. 前記固体撮像素子が、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を所定の方向にずらして形成した第1位相差検出画素と、前記マイクロレンズの光軸に対して前記遮光膜の前記開口の中心を前記第1位相差検出画素と反対の方向にずらして形成した第2位相差検出画素とを有し、複数の前記第1位相差検出画素を垂直方向に一列に並べて配列するとともに、複数の前記第2位相差検出画素を垂直方向に一列に並べて配列し、これらの各列を交互に並べることにより、一対の視差画像を取得できるようにした単眼3D撮影用の固体撮像素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法。
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