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JP2011196965A - 磁気センサ - Google Patents

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JP2011196965A
JP2011196965A JP2010067190A JP2010067190A JP2011196965A JP 2011196965 A JP2011196965 A JP 2011196965A JP 2010067190 A JP2010067190 A JP 2010067190A JP 2010067190 A JP2010067190 A JP 2010067190A JP 2011196965 A JP2011196965 A JP 2011196965A
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JP2010067190A
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Yasuhiro Kitaura
靖寛 北浦
Norihiro Kurumado
紀博 車戸
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

【課題】 被検出対象の検出精度を高めることができる磁気センサを実現する。
【解決手段】磁気抵抗素子5a〜5dを有するセンサチップ5をバイアス磁石2,3が発生するバイアス磁界内に配置し、ロータ50の歯51と磁気抵抗素子との相対位置の変化に伴うバイアス磁界の変化を磁気抵抗素子によって検出する磁気センサ1において、相対向して配置されており、かつ、歯51と対向する部位の磁極がNの一対のバイアス磁石2,3と、バイアス磁石2,3間に配置されており、各バイアス磁石と磁極の向きが同一の補助磁石4とを備えており、バイアス磁石2,3間にセンサチップ5が配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、磁電変換素子を有するセンサチップをバイアス磁石が発生するバイアス磁界内に配置し、被検出対象と磁電変換素子との相対位置の変化に伴うバイアス磁界の変化を磁電変換素子によって検出する磁気センサに関する。
従来、この種の磁気センサとして、永久磁石間に磁電変換素子を配置したものが知られている(特許文献1)。
特開平9−311008号公報(第7落、図1)。
図18は、ロータの回転角度を検出する従来の磁気センサの説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係を示す説明図、(b)は磁気抵抗素子の配置図、(c)はロータの歯とバイアス磁石とのギャップの説明図である。図19(a)は磁気センサの出力電圧およびロータの回転角度の関係を示すグラフ、(b)は(a)において符号Eで示す部分の拡大図、(c)は磁気センサの2値化出力およびロータの回転角度の関係を示すグラフである。
図18(a)に示すように、従来の磁気センサは、平板形状のバイアス磁石60と、このバイアス磁石60の上に配置されたセンサチップ61とを備える。また、図18(b)に示すように、センサチップ61は、ハの字状に配置された磁気抵抗素子62を一対備える。バイアス磁石60は、N極がロータ50に形成された歯51の歯面に対向するように配置される。また、図18(c)に示すように、歯51の歯面とバイアス磁石60とのギャップはGに設定される。
しかし、ロータ50の回転中心の偏心、歯面の凹凸、歯面の高さの公差などによってギャップGが変化することがある。図E(c)において、ギャップGは最初に設定されたギャップであり、ギャップG1はギャップGよりも小さいギャップであり、ギャップG2はギャップGよりも大きいギャップである。例えば、ギャップが最初の設定よりも大きくなると、図19(a)に示すように、磁気センサの出力電圧の立ち上がりが遅れるとともに、出力電圧が低くなる。
このため、図19(b)に示すように、出力電圧が閾値電圧Vtを超えるタイミング(t1,t2)が、ギャップが大きい場合(G1)と小さい場合(G2)とで大きく異なり、図19(c)においてΔtで示すように、出力電圧を2値化した2値化出力の立ち上がりタイミングが大きくずれてしまう。
つまり、前述した従来の磁気センサは、被検出対象とバイアス磁石とのギャップに誤差が存在するときに、被検出対象の検出精度が低くなるという問題がある。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、被検出対象の検出精度を高めることができる磁気センサを実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、磁電変換素子(5a〜5d)を有するセンサチップ(5)をバイアス磁石が発生するバイアス磁界内に配置し、被検出対象(51)と前記磁電変換素子との相対位置の変化に伴う前記バイアス磁界の変化を前記磁電変換素子によって検出する磁気センサ(1)において、相対向して配置されており、かつ、前記被検出対象と対向する部位の磁極が同一の一対のバイアス磁石(2,3)と、前記一対のバイアス磁石間に配置されており、各バイアス磁石と磁極の向きが同一の補助磁石(4)と、を備えており、前記一対のバイアス磁石間に前記センサチップが配置されていることにある。
上述した第1の特徴によれば、一対のバイアス磁石間に補助磁石を備えるため、バイアス磁石が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅を大きくすることができるので、被検出対象とバイアス磁石とのギャップが大きいときに磁気センサが出力する検出信号の電圧を高くすることができる。
したがって、上記ギャップが大きいときと小さいときにおいて、検出信号の電圧が閾値電圧を超えるタイミングの誤差を小さくすることができるため、被検出対象の検出精度を高めることができる。
この発明の第2の特徴は、前述した第1の特徴において、前記一対のバイアス磁石(2,3)が前記補助磁石(4)によって連結されていることにある。
上述した第2の特徴によれば、一対のバイアス磁石が補助磁石によって連結されているため、磁気センサを製造する際にバイアス磁石同士を補助磁石によって連結した状態にしておくことにより、バイアス磁石間で配置位置がずれるおそれがない。
したがって、被検出対象の検出精度をより一層高めることができる。
この発明の第3の特徴は、前述した第1または第2の特徴において、前記一対のバイアス磁石(2,3)および補助磁石(4)は、一体成形されていることにある。
上述した第3の特徴によれば、一対のバイアス磁石および補助磁石が一体成形されているため、一体成形時に一対のバイアス磁石および補助磁石の位置関係を調整しておけば、一体成形後に各バイアス磁石および補助磁石の位置関係に誤差が生じるおそれがない。
この発明の第4の特徴は、前述した第1ないし第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)は、それぞれ長さ方向の両端に磁極を有する棒状磁石であることにある。
上述した第4の特徴によれば、一対のバイアス磁石は、それぞれ長さ方向の両端に磁極を有する棒状磁石であるため、バイアス磁石が発生する磁場を被検出対象の方に延ばすことができる。
したがって、被検出対象とバイアス磁石とのギャップが大きいときでも磁気センサの検出信号の電圧を高くすることができるため、被検出対象の検出精度をより一層高めることができる。
この発明の第5の特徴は、前述した第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)には、縦断面の面積が他の部分よりも小さい部分がそれぞれ形成されていることにある。
この発明の第6の特徴は、前述した第1ないし第5の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)には、段部(2d,3d)がそれぞれ形成されていることにある。
この発明の第7の特徴は、前述した第6の特徴において、前記段部(2d,3d)が、前記一対のバイアス磁石(2,3)の相対向する部分(2c,3c)にそれぞれ形成されていることにある。
この発明の第8の特徴は、前述した第6または第7の特徴において、前記段部(2d,3d)が、前記一対のバイアス磁石(2,3)のうち、前記被検出対象(51)から遠い位置にそれぞれ形成されていることにある。
この発明の第9の特徴は、前述した第1ないし第8の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)は、それぞれ縦断面形状が略矩形であることにある。
上述した第5ないし第9の特徴のいずれかによれば、各バイアス磁石が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅を大きくすることができるので、被検出対象の検出精度をより一層高めることができる。
この発明の第10の特徴は、前述した第1ないし第9の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)および補助磁石(4)から成る部分の縦断面形状が凹形状であることにある。
上述した第10の特徴によれば、一対のバイアス磁石および補助磁石から成る部分の縦断面形状が凹形状であるため、凹部の空間にセンサチップを収容することができる。
この発明の第11の特徴は、前述した第1ないし第10の特徴のいずれか1つにおいて、前記補助磁石(4)が、前記一対のバイアス磁石(2,3)のうち、前記被検出対象(51)に近い位置に配置されていることにある。
上述した第11の特徴によれば、補助磁石が、一対のバイアス磁石のうち、被検出対象に近い位置に配置されているため、各バイアス磁石が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅をより一段と大きくすることができるので、被検出対象の検出精度をより一層高めることができる。
この発明の第12の特徴は、前述した第11の特徴において、前記一対のバイアス磁石(2,3)および補助磁石(4)のうち、前記被検出対象(51)と対向する着磁面が面一になっていることにある。
上述した第12の特徴によれば、一対のバイアス磁石および補助磁石のうち、被検出対象と対向する着磁面が面一になっているため、バイアス磁石から発生する磁場のばらつきをなくすことができる。
この発明の第13の特徴は、前述した第1ないし第12の特徴のいずれか1つにおいて、前記補助磁石(4)は、前記一対のバイアス磁石(2,3)間に形成された空間の上部に配置されており、前記センサチップ(5)は、前記補助磁石の下に形成された空間(11)に収容されていることにある。
この発明の第14の特徴は、前述した第1ないし第12の特徴のいずれか1つにおいて、前記補助磁石(4)は、前記一対のバイアス磁石間(2,3)に形成された空間の下部に配置されており、前記センサチップ(5)は、前記補助磁石の上に形成された空間に収容されていることにある。
上述した第13または第14の特徴によれば、センサチップが補助磁石の下または上に形成された空間に収容されているため、磁気センサを小型化することができる。
また、各バイアス磁石から発生し、補助磁石に戻ってくる磁場の近傍にセンサチップが存在するため、磁気センサの感度を高めることができる。
この発明の第15の特徴は、前述した第14の特徴において、前記センサチップ(5)が、その裏面が前記補助磁石(4)の表面に接するように配置されていることにある。
上述した第15の特徴によれば、センサチップの裏面が補助磁石の表面に接しているため、磁気センサの感度をより一層高めることができる。
この発明の第16の特徴は、前述した第14または第15の特徴において、前記補助磁石(4)を収容するための溝(33)が裏面に形成されており、前記センサチップ(5)を表面に取付けるための取付部材(32)を備えており、前記補助磁石を前記溝に収容すると、前記センサチップが前記一対のバイアス磁石(2,3)間に配置されるように構成されたことにある。
補助磁石を取付部材の裏面に形成された溝に収容するだけの簡単な作業により、センサチップを一対のバイアス磁石間に配置することができるため、一対のバイアス磁石の位置決め精度および位置決め作業効率を高めることができる。
この発明の第17の特徴は、前述した第1ないし第16の特徴のいずれか1つにおいて、前記センサチップ(5)の後端から一対の検出信号出力端子(7〜9)が延出しており、各検出信号出力端子が、近い方のバイアス磁石にそれぞれインサート成形されていることにある。
上述した第17の特徴によれば、検出信号出力端子がバイアス磁石にインサート成形されているため、検出信号出力端子を固定するための部材が不要となるため、その分、磁気センサの製造コストを削減することができる。また、検出信号出力端子がバイアス磁石にインサート成形されている分、磁気センサを小型化することができる。
この発明の第18の特徴は、前述した第1ないし第17の特徴のいずれか1つにおいて、前記一対のバイアス磁石(2,3)間に形成された空間およびセンサチップ(5)が絶縁材料(21)によってモールドされていることにある。
上述した第18の特徴によれば、センサチップが塵芥、気温および湿度の影響を受け難くすることができる。
前述した第1ないし第18の特徴は、この発明の第19の特徴のように、回転体(50)の周面に形成された凹凸(51)の検出に用いると効果が大きい。つまり、回転体の周面に形成された凹凸を検出するタイミングによって回転体の回転角を測定する回転角検出装置では、回転体の凹凸の検出タイミングの精度を高めることにより、回転体の回転角の測定精度を高めることができるからである。
この発明の第20の特徴は、前述した第1ないし第19の特徴のいずれか1つにおいて、前記磁電変換素子(5a〜5d)は磁気抵抗素子であることにある。
上述した第20の特徴によれば、磁電変換素子として磁気抵抗素子を用いるため、歪が小さく高い出力電圧を得ることができるので、感度および検出精度をより一層高めることができる。
この発明の第21の特徴は、前述した第1ないし第19の特徴のいずれか1つにおいて、前記磁電変換素子(5a〜5d)はホール素子であることにある。
上述した第21の特徴によれば、磁電変換素子としてホール素子を用いるため、リニアな出力を出すことができる。また、ホール素子は磁気抵抗素子よりも感度が小さいが、前述した第1ないし第17の特徴を用いれば、バイアス磁石が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅を大きくすることができるため、感度が小さいことを補うことができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
この発明の第1実施形態に係る磁気センサの外観斜視図である。 図1に示す磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すバイアス磁石3の内向き側面の説明図である。 図1に示す磁気センサがロータの歯と対向して配置された状態を示す説明図である。 樹脂によりモールドされた状態を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 実験結果を示すグラフであり、(a)は磁気センサの出力電圧およびロータの回転角度の関係を示すグラフ、(b)は(a)において符号Fで示す部分の拡大図、(c)は磁気センサの2値化出力およびロータの回転角度の関係を示すグラフである。 従来の磁気センサの検証内容を示す説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係の変化を示す説明図、(b)は磁気ベクトルの説明図である。 磁気センサ1の検証内容を示す説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係の変化を示す説明図、(b)は磁気センサがロータの歯を検出していないときの磁気ベクトルの説明図、(c)は磁気センサがロータの歯を検出したときの磁気ベクトルの説明図である。 第2実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。 第3実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。 第4実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。 第5実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。 第6実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。 第7実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 バイアス磁石および補助磁石を取付けた状態の説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 第8実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 (a),(b)は、第8実施形態に係る磁気センサの変更例を示す正面図である。 第9実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 ロータの回転角度を検出する従来の磁気センサの説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係を示す説明図、(b)は磁気抵抗素子の配置図、(c)はロータの歯とバイアス磁石とのギャップの説明図である。 (a)は磁気センサの出力電圧およびロータの回転角度の関係を示すグラフ、(b)は(a)において符号Eで示す部分の拡大図、(c)は磁気センサの2値化出力およびロータの回転角度の関係を示すグラフである。
〈第1実施形態〉
この発明に係る第1実施形態について図を参照して説明する。この実施形態では、この発明に係る磁気センサとして、ロータの周面に形成された凹凸を検出することにより、ロータの回転角を検出する磁気センサを例に挙げて説明する。
図1は、この第1実施形態に係る磁気センサの外観斜視図であり、図2は、図1に示す磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すバイアス磁石3の内向き側面の説明図である。図3は、図1に示す磁気センサがロータの歯と対向して配置された状態を示す説明図である。図4は、樹脂によりモールドされた状態を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
[磁気センサの構成]
図1に示すように、この実施形態に係る磁気センサ1は、相対向して配置され一対のバイアス磁石2,3と、バイアス磁石2,3間を連結するように配置された補助磁石4と、各バイアス磁石2,3間において補助磁石4の下方に配置されたセンサチップ5とを備える。また、磁気センサ1は、センサチップ5が搭載され、かつ、センサチップ5と電気的に接続されたリードフレーム10と、このリードフレーム10が搭載された基板6とを備える。
図2(a)に示すように、バイアス磁石2,3は同一の大きさおよび形状に形成されており、点対称に配置されている。バイアス磁石2,3は、それぞれ縦断面形状が略矩形の棒状に形成されており、長さ方向の両端に磁極を有する。バイアス磁石2,3のロータ50と対向する前面2a,3aがそれぞれN極に着磁されており、後面2f,3fがそれぞれS極に着磁されている。バイアス磁石3の内向き側面3cには、外向きに凹んだ段部3dが形成されている。段部3dは、側面3cの長手方向の中央よりも後面3f寄り、つまり、被検出対象であるロータ50の歯51から遠い位置に形成されており、その後面3fに向けて傾斜している。
換言すると、バイアス磁石3の後部(長さ方向の中央よりも後面3f寄り)には、縦断面積が小さい部分が形成されており、縦断面積が小さい部分と大きい部分との境界は、後面3fに向けて傾斜した傾斜面になっている。バイアス磁石2の内向き側面2c、つまり、バイアス磁石3の内向き側面3cと対向する部分には、段部3dと同じ形状の段部2dが形成されている。段部2dは、バイアス磁石3の段部3dと相対向しており、点対称に形成されている。
バイアス磁石2,3の各側面2c,3cの前端、つまり、ロータ50の歯51に近い位置の上端間は、補助磁石4によって連結されている。補助磁石4は、バイアス磁石2,3間を橋渡しするように配置されている。補助磁石4は、板状に形成されており、バイアス磁石2,3と一体成形されている。補助磁石4の前面4aは、バイアス磁石2,3の各前面2a,3aと同じN極に着磁されており、後面4fは、バイアス磁石2,3の各後面2f,3fと同じS極に着磁されている。つまり、補助磁石4は、バイアス磁石として作用し、バイアス磁石2,3の磁場を補う役割を持っている。バイアス磁石2,3および補助磁石4から成る部分の縦断面形状は凹形状になっている。また、補助磁石4の前面4aと、バイアス磁石2,3の各前面3a,4aとは、面一になっている。
つまり、バイアス磁石2,3および補助磁石4のうち、歯51と対向する着磁面が面一になっている。このため、バイアス磁石2,3および補助磁石4がそれぞれロータ50の歯51と対向したときの歯51と着磁面とのギャップが均一になる。
補助磁石4の裏面4cと、バイアス磁石2,3の各側面2c,3cとで囲まれた領域には、センサチップ5と、リードフレーム10のアイランド8aと、基板6とを収容する空間11が形成されている。図1,図3に示すように、センサチップ5は、補助磁石4の直下に配置されている。
リードフレーム10は、信号出力端子に設定された信号出力用リード端子7と、グランドに設定されたグランド用リード端子8と、センサチップに動作用電源を供給するための電源供給用リード端子9とを備える。グランド用リード端子8の前端には、平板形状のアイランド8aが形成されている。センサチップ5は、アイランド8aの表面に取付けられている。センサチップ5は、その表面に信号出力電極と、グランド電極と、電源電極とを配置しており、各電極と対応するリード端子とがボンディングワイヤ20によって電気的に接続されている。つまり、センサチップ5は、リードフレーム10にベアチップ実装されている。
リードフレーム10は、基板6の表面に搭載されている。図3に示すように、センサチップ5には、磁気抵抗素子5a〜5dが設けられている。磁気抵抗素子5a,5bは、磁化容易軸同士が90°を成すようにハの字状に配置されている。磁気抵抗素子5c,5dも同様の配置である。補助磁石4の中心からロータ50に向けて垂線を引いた場合、各磁気抵抗素子5a〜5dは、磁化容易軸が上記垂線と45°を成すように配置されている。つまり、バイアス磁石2,3からロータ50に向けて垂直に発生する磁場の磁気ベクトルと磁化容易軸とが45°を成すように配置されている。
また、図4に示すように、センサチップ5およびリードフレーム10は、樹脂21によってモールドされる。
なお、バイアス磁石2,3および補助磁石4として、フェライト磁石、ネオジウム磁石、サマリウムコバルト磁石などを用いることができる。また、樹脂21として、例えば、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。さらに、ロータ50の歯51は、鉄や炭素鋼などの磁性材料により形成することができる。
そして、上述したように構成された磁気センサ1は、図3に示すように、ロータ50の周面と対向して配置され、ロータ50の周面に形成された凹凸、つまり歯51がセンサチップ5の前面を通過したときの各磁気抵抗素子5a〜5dの抵抗値の変化を検出し、その検出結果に基いてロータ50の回転角を検出する。
[実験]
次に、本願発明者らが行った実験について説明する。本願発明者らは、上述した磁気センサ1の検出精度について実験を行った。図5は、実験結果を示すグラフであり、(a)は磁気センサの出力電圧およびロータの回転角度の関係を示すグラフ、(b)は(a)において符号Fで示す部分の拡大図、(c)は磁気センサの2値化出力およびロータの回転角度の関係を示すグラフである。
図5(a)において「ギャップ」とは、ロータ50の歯51の歯面とバイアス磁石2,3とのギャップである。また、ギャップの大小は、ロータ50の回転中心の偏心、歯面の凹凸、歯面の高さの公差などにより発生するものである。
実験の結果、図5(a)に示すように、従来の図19(a)と比較してギャップが大きいときおよび小さいときのいずれの場合も磁気センサの出力電圧が高くなることが分かった。また、バイアス磁石2,3にそれぞれ段部(2d,3d)を形成することにより、出力電圧がより一層高くなることも分かった。そして、図5(b)に示すように、ギャップが大きいときのグラフと小さいときのグラフとの交点Pが存在することが分かった。
つまり、この交点Pに対応する出力電圧を閾値電圧V1に設定することにより、ギャップの大小に関係なく、歯51の検出タイミングを同一にすることができることが分かった。そして、その交点Pに対応する電圧を閾値電圧V1に設定すると、図5(c)に示すように、出力電圧を2値化した2値化出力は、ギャップの大小に関係なく、同じタイミングでパルスが立ち上がることが分かった。つまり、ギャップに誤差が存在していても、検出精度が低下しないことが分かった。
なお、閾値電圧V1を必ずしも交点Pに一致させる必要はなく、例えば、図中V2で示すように、交点Pから少し離れた点を閾値電圧に設定することもできる。この場合、ギャップが大きいときと小さいときとで出力電圧が閾値電圧V2を超えるタイミングt1,t2は、非常に接近しており、2値化出力の立ち上がりの誤差を小さくすることができる。また、交点Pが形成されない場合は、タイミングt1,t2の間隔が小さくなるように閾値電圧V2を設定すれば良い。
[検証]
次に、本願発明者らは、前述の実施形態に係る磁気センサ1を用いると検出精度を高めることができる理由について検証した。図6は、従来の磁気センサの検証内容を示す説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係の変化を示す説明図、(b)は磁気ベクトルの説明図である。図7は、前述の実施形態に係る磁気センサ1の検証内容を示す説明図であり、(a)はロータの歯とバイアス磁石との位置関係の変化を示す説明図、(b)は磁気センサがロータの歯を検出していないときの磁気ベクトルの説明図、(c)は磁気センサがロータの歯を検出したときの磁気ベクトルの説明図である。
図6,図7において符号B1は、バイアス磁石からロータ50に向かって進む磁場(以下、進み磁場という)の磁気ベクトルを示し、符号B2は、バイアス磁石からロータ50に向かって進み、戻る磁場(以下、戻り磁場という)の磁気ベクトルを示す。
図6(a)に示すように、従来の磁気センサでは、ロータ50が図6(a)において符号Dで示す方向に回転し、歯51とバイアス磁石60とのギャップが小さくなると、進み磁場の磁気ベクトルB1が長くなり、戻り磁場の磁気ベクトルB2が短くなる。また、戻り磁場の磁気ベクトルB2は、ギャップの変化によって磁場のxy平面内で振れる。ギャップが最大のときの戻り磁場の磁気ベクトルをB2aとし、ギャップが最小のときの戻り磁場の磁気ベクトルをB2bとする。また、図6(b)に示すように、磁気ベクトルB2a,B2bがxy平面内で成す角度(以下、振れ角という)をθxy(>0°)とする。
一方、図7(a)に示すように、前述の実施形態に係る磁気センサ1では、ギャップが小さくなると、進み磁場の磁気ベクトルB1および戻り磁場の磁気ベクトルB2が、大きくなるとともに大きく振れる。図7(b),(c)を比較すると、ギャップが小さくなると、戻り磁場の磁気ベクトルがxy平面内で大きく振れることが分かる。つまり、振れ角θxyが、図6(b)に示した振れ角θxyよりも大きいことが分かる。このため、例えば、磁気抵抗素子5aを例にして説明すると、磁気センサ1が歯51を検出したときは、磁気抵抗素子5aに入射する戻り磁場の入射角度αが大きくなるから、磁気抵抗素子5aの抵抗値が大きくなり、出力電圧が高くなると推定した。
また、振れ角θxyの変化が大きいため、出力電圧の立ち上がりが速くなると推定した。また、本願発明者らの実験によれば、バイアス磁石2,3にそれぞれ段部(2d,3d)を形成することにより、振れ角θxyをより一層大きくできることが分かった。
従って、本願発明者らは、上記の理由により、前述の実施形態に係る磁気センサ1は、ギャップが変化しても検出精度を高めることができるとの結論を得た。
[第1実施形態の効果]
(1)前述した第1実施形態に係る磁気センサ1を用いれば、ロータ50の歯51とバイアス磁石2,3とのギャップに誤差が発生した場合であっても、磁気センサ1の出力電圧が閾値電圧を超えるタイミングの誤差を小さくすることができるため、ロータ50の回転角の測定精度を高めることができる。
(2)また、バイアス磁石2,3および補助磁石4が一体成形されているため、一体成形時に一対のバイアス磁石および補助磁石の位置関係を調整しておけば、一体成形後に各バイアス磁石および補助磁石の位置関係に誤差が生じるおそれがない。
したがって、検出精度をより一層高めることができる。
(3)さらに、バイアス磁石2,3は、それぞれ長さ方向の両端に磁極を有する棒状磁石であるため、バイアス磁石が発生する磁場をロータ50の歯51の方に延ばすことができる。
したがって、歯51とバイアス磁石2,3とのギャップが大きいときでも磁気センサの出力電圧を高くすることができるため、検出精度をより一層高めることができる。
(4)バイアス磁石2には段部2dが形成されており、バイアス磁石3には段部3dが形成されているため、各バイアス磁石2,3が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅を大きくすることができるので、検出精度をより一層高めることができる。
(5)バイアス磁石2,3および補助磁石4から成る部分の縦断面形状が凹形状であるため、凹部の空間11にセンサチップ5を収容することができる。
したがって、磁気センサを小型化することができる。また、各バイアス磁石2,3から発生し、補助磁石4に戻ってくる磁場の近傍にセンサチップ5が存在するため、磁気センサ1の感度を高めることができる。
(6)補助磁石4が、バイアス磁石2,3のうち、ロータ50の歯51に近い位置に配置されているため、各バイアス磁石2,3が発生する磁場の磁気ベクトルの振幅をより一段と大きくすることができるので、検出精度をより一層高めることができる。
(7)バイアス磁石2,3および補助磁石4のうち、ロータ50の歯51と対向する着磁面が面一になっているため、バイアス磁石2,3および補助磁石4から発生する磁場の強度のばらつきをなくすことができる。
(8)バイアス磁石2,3間に形成された空間およびセンサチップ5が絶縁材料21によってモールドされているため、センサチップ5が塵芥、気温および湿度の影響を受け難くすることができる。
(9)磁電変換素子として磁気抵抗素子5a〜5dを用いるため、歪が小さく高い出力電圧を得ることができるので、感度および検出精度をより一層高めることができる。
〈第2実施形態〉
次に、この発明の第2実施形態について説明する。図8は、この実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。
相対向するバイアス磁石2,3間に形成された空間の上部全体が補助磁石4によって覆われており、バイアス磁石2,3および補助磁石4から成る部分を平面で見ると矩形を呈している。補助磁石4は、バイアス磁石2,3と一体成形されている。バイアス磁石2,3の形状は、第1実施形態のバイアス磁石と同じである。補助磁石4の下には、センサチップ5などを収容する空間11が形成されている。センサチップ5は補助磁石4の下方であれば、どの位置に配置してもよい。この実施形態に係る磁気センサを用いた場合も第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。
〈第3実施形態〉
次に、この発明の第3実施形態について説明する。図9は、この実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。
相対向するバイアス磁石2,3の内向き側面2c,3c間の下部に補助磁石4が連結されている。補助磁石4は、板状に形成されており、バイアス磁石2,3と一体成形されている。バイアス磁石2,3の形状は、第1実施形態のバイアス磁石と同じである。補助磁石4の上には、センサチップ5などを収容する空間11が形成されている。この実施形態に係る磁気センサを用いた場合も第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。なお、センサチップ5は補助磁石4の前方または後方に配置してもよい。
〈第4実施形態〉
次に、この発明の第4実施形態について説明する。図10は、この実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。
相対向するバイアス磁石2,3の内向き側面2c,3c間の上部に補助磁石4が連結されている。補助磁石4は、板状に形成されており、バイアス磁石2,3と一体成形されている。バイアス磁石2,3の形状は、第1実施形態のバイアス磁石と同じである。補助磁石4の下には、センサチップ5などを収容する空間11が形成されている。この実施形態に係る磁気センサを用いた場合も第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。なお、センサチップ5は補助磁石4の前方または後方に配置してもよい。
〈第5実施形態〉
次に、この発明の第5実施形態について説明する。図11は、この実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。
相対向するバイアス磁石2,3の内向き側面2c,3c間であって、その前方の下部に補助磁石4が連結されている。つまり、補助磁石4が第1実施形態の磁気センサ1とは逆に下部に配置されている。補助磁石4は、板状に形成されており、バイアス磁石2,3と一体成型されている。バイアス磁石2,3は、縦断面が矩形の棒状に形成されており、段部が形成されていない。補助磁石4の上に形成された空間11には、センサチップ5、アイランド8aおよび基板6が収容されている。この実施形態に係る磁気センサを用いた場合も第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。なお、センサチップ5は補助磁石4の後方に配置してもよい。
〈第6実施形態〉
次に、この発明の第6実施形態について説明する。図12は、この実施形態に係る磁気センサを構成するバイアス磁石および補助磁石の外観斜視図である。
相対向するバイアス磁石2,3間に形成された空間の上部全体が補助磁石4によって覆われている。補助磁石4は、バイアス磁石2,3と一体成型されている。バイアス磁石2,3は、縦断面が矩形の棒状に形成されており、段部が形成されていない。補助磁石4の下には、センサチップ5などを収容する空間11が形成されている。センサチップ5は補助磁石4の下方であれば、どの位置に配置してもよい。この実施形態に係る磁気センサを用いた場合も第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。
〈第7実施形態〉
次に、この発明の第7実施形態について説明する。図13は、この実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。図14は、バイアス磁石および補助磁石を取付けた状態の説明図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。
磁気センサ1は、ロータ50の近傍に取り付けるためのソケット30を備える。ソケット30は、樹脂などの非磁性材料によって形成されており、基部31と、この基部31の前面から舌形状に突出形成された舌片部32とを備える。舌片部32の裏面には、溝33が形成されている。溝33は、図9に示した補助磁石4を嵌め込むためのものである。舌片部32は、板状に形成されており、その表面には、センサチップ5およびリードフレーム10が配置されている。センサチップ5は、ボンディングワイヤ20によってリード端子7〜9と電気的に接続されている。
リード端子7〜9は、基部31の後面から突出している。舌片部32は、図9に示したバイアス磁石2,3の間隔と一致する幅に形成されている。図9に示した補助磁石4の上面を溝33に嵌め込むと、図14に示すように、補助磁石4の左右両端に一体成型されたバイアス磁石2,3の内向き側面2c,3c間に舌片部32が配置され、バイアス磁石2,3間にセンサチップ5が配置される。つまり、補助磁石4を溝33に嵌め込むと、バイアス磁石2,3が目標とする位置に位置決めされる。
また、バイアス磁石2,3間の空間および舌片部32の周囲は、樹脂材料によってモールドされる。
この実施形態に係る磁気センサを用いれば、補助磁石4を溝33に嵌め込むだけの簡単な作業により、バイアス磁石2,3および補助磁石4を容易に位置決めすることができる。また、第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。
なお、溝33の位置は、補助磁石4の位置によって変更することができる。例えば、図11に示したバイアス磁石2,3および補助磁石4を用いる場合は、溝33を舌片部32の裏面前方に形成すれば良い。また、舌片部32の裏面前端に表面方向に切欠き形成した段部を形成し、その段部に補助磁石を嵌め込むようにしても良い。
〈第8実施形態〉
次に、この発明の第8実施形態について説明する。図15は、この実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。図16(a),(b)は、この実施形態に係る磁気センサの変更例を示す正面図である。
舌片部32の表面には、センサチップ5の位置決めをするための位置決め部材34,34が突出形成されている。図15(a)に示すように、左側の位置決め部材34は、平面視L字形状に形成されており、右側の位置決め部材34は、点対称の逆L字形状に形成されている。各位置決め部材34は、センサチップ5の幅と同じ間隔で相対向して設けられている。センサチップ5の前端角部を各位置決め部材34の内側角部に当接させると、センサチップ5が目標の取付け位置に位置決めされる。
各位置決め部材34は、センサチップ5を各位置決め部材34の間に配置したときに磁気検出感度が最大になる位置に設けられている。この実施形態に係る磁気センサを用いれば、センサチップ5を位置決め部材34間に載置するだけの簡単な作業により、センサチップ5を位置決めすることができる。また、第1実施形態の磁気センサ1と同等の効果を奏することができる。なお、各位置決め部材34は、L字形状に屈曲していない直線状でも良い。また、図16(a)に示すように、舌片部32の表面から突出した棒状の位置決め部材35を用いても良い。さらに、図16(b)に示すように、舌片部32の前端を縦断面凹形状に形成した位置決め部36を用いても良い。
〈第9実施形態〉
次に、この発明の第9実施形態について説明する。図17は、この実施形態に係る磁気センサの説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
図17に示すバイアス磁石2,3および補助磁石4は、第1実施形態にて説明したものと同じものである。リードフレーム10を構成する信号出力用リード端子7の前部の左側の一部がバイアス磁石2の内向き側面2cにインサート成形されており、電源供給用リード端子9の前部の右側の一部がバイアス磁石3の内向き側面3cにインサート成形されている。つまり、信号出力用リード端子7および電源供給用リード端子9が、近い方のバイアス磁石にそれぞれインサート成形されている。また、グランド用リード端子8の前端に形成されたアイランド8aの両端がバイアス磁石2,3の各内向き側面2c,3cにインサート成形されている。
バイアス磁石2,3は、磁石の粉末を熱硬化性樹脂やゴムなどの原材料に混合した材料を用いて成型することができる。そして、その成型の際にリードフレーム10を成形型内に配置し、インサート成形する。磁石の粉末の原料としては、フェライト磁石、ネオジウム磁石、サマリウムコバルト磁石などを用いることができる。
この実施形態の磁気センサを用いれば、リードフレーム10を固定するための基板が不要となるため、その分、磁気センサの製造コストを削減することができる。また、リードフレーム10がバイアス磁石にインサート成形されている分、磁気センサを小型化することができる。
〈他の実施形態〉
(1)補助磁石4をバイアス磁石2,3間の下部に配置する構成において、センサチップ5の裏面が補助磁石4の表面と接するように、補助磁石4の直上にセンサチップ5を配置することもできる。また、補助磁石4をバイアス磁石2,3間の上部に配置する構成において、センサチップ5の表面が補助磁石4の裏面と接するように、補助磁石4の直下にセンサチップ5を配置することもできる。これらの構成を用いれば、磁気センサの感度をより一層高めることができる。
(2)バイアス磁石2,3および補助磁石4ならびに段部2d,3dの形状は、前述した形状に限定されるものではなく、変更することができる。
(3)磁気センサ1の被検出対象は、ロータ50などの回転体の他、ラックアンドピニオン機構を構成するラックに形成された歯でも良い。また、被検出対象は歯のように凸状に形成されている必要はなく、着磁された平面でも良い。
(4)磁気抵抗素子に代えてホール素子を用いることもできる。また、ホール素子として、横型ホール素子または縦型ホール素子を用いることができる。ホール素子は磁気抵抗素子よりも感度が小さいが、前述した各実施形態に記載したバイアス磁石2,3および補助磁石4を用いれば、磁場の磁気ベクトルの振幅を大きくすることができるため、感度が小さいことを補うことができる。
この発明に係る磁気センサは、エンジンのカムシャフトのカム角を検出するカム角センサ、クランクシャフトのクランク角を検出するクランク角センサ、車輪速を検出する車輪速センサ、自動変速機のギヤの回転角を検出する回転センサ、操舵力補助装置におけるステアリングホイールの回転角を検出するセンサ、さらには、ロボットの関節の回転角度を検出するセンサなどに適用可能である。
1・・磁気センサ、2,3・・バイアス磁石、2d,3d・・段部、4・・補助磁石、
5・・センサチップ、5a〜5d・・磁気抵抗素子(磁電変換素子)、6・・基板、
7・・信号出力用リード端子、8・・グランド用リード端子、8a・・アイランド、
9・・電源供給用リード端子、10・・リードフレーム、11・・空間、
50・・ロータ(回転体)、51・・歯(被検出対象)。

Claims (21)

  1. 磁電変換素子を有するセンサチップをバイアス磁石が発生するバイアス磁界内に配置し、被検出対象と前記磁電変換素子との相対位置の変化に伴う前記バイアス磁界の変化を前記磁電変換素子によって検出する磁気センサにおいて、
    相対向して配置されており、かつ、前記被検出対象と対向する部位の磁極が同一の一対のバイアス磁石と、
    前記一対のバイアス磁石間に配置されており、各バイアス磁石と磁極の向きが同一の補助磁石と、を備えており、
    前記一対のバイアス磁石間に前記センサチップが配置されていることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記一対のバイアス磁石が前記補助磁石によって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記一対のバイアス磁石および補助磁石は、一体成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記一対のバイアス磁石は、それぞれ長さ方向の両端に磁極を有する棒状磁石であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  5. 前記一対のバイアス磁石には、縦断面の面積が他の部分よりも小さい部分がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  6. 前記一対のバイアス磁石には、段部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  7. 前記段部が、前記一対のバイアス磁石の相対向する部分にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項6に記載の磁気センサ。
  8. 前記段部が、前記一対のバイアス磁石のうち、前記被検出対象から遠い位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の磁気センサ。
  9. 前記一対のバイアス磁石は、それぞれ縦断面形状が略矩形であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  10. 前記一対のバイアス磁石および補助磁石から成る部分の縦断面形状が凹形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  11. 前記補助磁石が、前記一対のバイアス磁石のうち、前記被検出対象に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  12. 前記一対のバイアス磁石および補助磁石のうち、前記被検出対象と対向する着磁面が面一になっていることを特徴とする請求項11に記載の磁気センサ。
  13. 前記補助磁石は、前記一対のバイアス磁石間に形成された空間の上部に配置されており、前記センサチップは、前記補助磁石の下に形成された空間に収容されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  14. 前記補助磁石は、前記一対のバイアス磁石間に形成された空間の下部に配置されており、前記センサチップは、前記補助磁石の上に形成された空間に収容されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  15. 前記センサチップは、その裏面が前記補助磁石の表面と接するように配置されていることを特徴とする請求項14に記載の磁気センサ。
  16. 前記補助磁石を収容するための溝が裏面に形成されており、前記センサチップを表面に取付けるための取付部材を備えており、
    前記補助磁石を前記溝に収容すると、前記センサチップが前記一対のバイアス磁石間に配置されるように構成されたことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の磁気センサ。
  17. 前記センサチップの後端から一対の検出信号出力端子が延出しており、各検出信号出力端子が、近い方のバイアス磁石にそれぞれインサート成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  18. 前記一対のバイアス磁石間に形成された空間およびセンサチップが絶縁材料によってモールドされていることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  19. 前記被検出対象は、回転体の周面に形成された凹凸であることを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  20. 前記磁電変換素子は磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項19のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  21. 前記磁電変換素子はホール素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項19のいずれか1つに記載の磁気センサ。
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