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JP2011193350A - 画像読取機器及び密着型撮像装置 - Google Patents

画像読取機器及び密着型撮像装置 Download PDF

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JP2011193350A JP2010059346A JP2010059346A JP2011193350A JP 2011193350 A JP2011193350 A JP 2011193350A JP 2010059346 A JP2010059346 A JP 2010059346A JP 2010059346 A JP2010059346 A JP 2010059346A JP 2011193350 A JP2011193350 A JP 2011193350A
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昌尚 高畠
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Abstract

【課題】より鮮明に原稿を読み取ることのできる画像読取機器を提供すること。
【解決手段】原稿100の画像を読み取る画像読取部10に、発光可能な発光部26と、発光部26で発した光が原稿100で反射した場合における反射光を受光する複数の受光素子25と、を有する受発光層20と、原稿100からの反射光のうち、異なる受光素子25に対向する位置の原稿100からの受光素子25への反射光を遮光する遮光壁31を有する遮光層30と、を備える。これにより、原稿100からの反射光を受光素子25で受光することにより原稿100の画像を読み取る際に、受光素子25に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することに起因する画質の劣化を抑制することができる。この結果、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像読取機器及び密着型撮像装置に関する。
撮像装置での撮像時に画像を読み取る際に用いる画像読取機器としては様々な種類のものがあるが、近年では、画像を電気的に処理するものが増えている。例えば、特許文献1に記載された画像読取装置では、画像を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)と、所定の倍率で読取領域の投影像を形成する第1光学系と、第1光学系により形成された投影像をCCDに拡大投影する拡大投影レンズ、及び複数の拡大投影レンズ間を区分けするように遮光する遮光部材を備える第2光学系と、を有している。これにより、離散的に配置された多数の読取領域の画像を拡大して読み取ることができる。
また、特許文献2に記載された撮像装置では、光源としてX線等の放射線源を使用し、さらに、複数の画素を含む固体撮像素子と、固体撮像素子の表面上に形成され、複数の画素に対応して設けられた複数の貫通孔を有する遮光体と、貫通孔内のそれぞれに設けられた蛍光体と、を備えている。これにより、X線を用いて被写体を撮像する場合に、蛍光体によってX線を可視光線に変換し、固体撮像素子で、この変換後の可視光線によって撮像することができるので、X線等の放射線を用いて被写体を撮像する際に、可視光線用の固体撮像素子を使用して撮像することができる。
特開2002−354202号公報 特開平7−111322号公報
ここで、撮像装置の中には、特許文献1に記載された画像読取装置や特許文献2に記載された撮像装置のように、撮像素子から離間した被写体を撮像するのではなく、被写体を画像読取機器に近接させた状態で撮像するものがある。例えば、書類等の原稿を読み取る密着型撮像装置の中には、原稿を撮像素子の近傍に位置させた状態で撮像するものがあり、このような密着型撮像装置では、光を電気信号に変換する撮像素子である受光部の近傍に原稿を位置させ、原稿からの反射光を受光部で受光することにより原稿を撮像する。このため、このような密着型撮像装置では、反射光の光量を確保するために、原稿を照射する発光部を受光部側に配設し、この発光部を発光させた際における原稿からの反射光により、受光部に対向する部分に位置する原稿の画像を読み取る。
しかし、このように受光部と原稿との距離が近い状態で、原稿からの反射光を受光部で受光することによって画像を読み取る場合、原稿で反射した反射光が、原稿におけるこの反射した部分に対向する受光部とは異なる受光部で受光する場合がある。例えば、原稿で反射した反射光は拡散しながら受光部の方向に向かうため、原稿を読み取る際に、原稿と受光部との距離が撮像に適した距離よりも離れている場合には、受光部に到達する際の反射光の広がりは、大きくなり易くなる。このため、原稿で反射した反射光を受光部で受光する際に、受光部は、原稿における当該受光部に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光する場合がある。この場合、受光部は、不適切な反射光を受光することになるため、この反射光を受光することによって原稿を撮像する際に、撮像する画像が不鮮明になる場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より鮮明に原稿を読み取ることのできる画像読取機器を提供することを目的とする。また、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より鮮明に原稿を撮像することのできる密着型撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像読取機器は、発光可能な発光部と、前記発光部で発した光が原稿で反射した場合における反射光を受光する複数の受光部と、を有する受発光層と、前記反射光のうち、異なる前記受光部に対向する位置の前記原稿からの前記受光部への前記反射光を遮光する遮光部を有する遮光層と、を備えることを特徴とする。
この発明では、原稿で反射した反射光を受光部で受光する際に、異なる受光部に対向する位置の原稿から受光部への反射光を、遮光層が有する遮光部によって遮光している。このため、受光部が、当該受光部に対向している部分以外の位置の原稿からの反射光を受光することを抑制することができる。これにより、原稿からの反射光を受光部で受光することによって原稿の画像を読み取る際に、受光部に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することに起因する画質の劣化を抑制することができる。従って、例えば、原稿が画像読取機器から浮いている場合であっても、読み取った画像の画質が不鮮明になることを抑制することができる。この結果、より鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上記画像読取機器において、前記遮光部は、壁面が鏡面になっていることが好ましい。
この発明では、遮光部の壁面を鏡面にすることにより、遮光部で遮光した反射光を吸収せずに、鏡面になっている壁面で反射することができる。これにより、反射光が反射した部分の原稿に対向している受光部とは異なる受光部の方向に向かっている反射光を、反射光が反射した部分の原稿に対向している受光部の方向に向かわせることができる。これにより、原稿で反射した反射光を受光部で受光させる際に、受光部に対向している部分からの反射光の光量を増加させて受光させることができる。この結果、読み取る画像を明るくすることができ、より鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上記画像読取機器において、前記遮光部は、隣り合う前記遮光部同士のピッチが、前記受光部が配設されるピッチと同ピッチになっていることが好ましい。
この発明では、隣り合う遮光部同士のピッチを、受光部が配設されるピッチと同ピッチにするので、複数の受光部を遮光部によって1つずつ区分けすることができる。これにより、原稿からの反射光を受光部で受光する際に、それぞれの受光部に対向している部分以外の位置で反射した反射光を、より確実に遮光部によって遮光することができる。この結果、それぞれの受光部に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することを、より確実に抑制することができ、より確実に鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上記画像読取機器において、前記遮光層は、前記受光部が配設されるピッチの0.3〜1倍の厚さで設けられることが好ましい。
この発明では、遮光層を、このような厚さで設けることにより、適切ではない方向に向かう反射光を遮光しつつ、受光部で受光する原稿からの反射光の光量を確保できる。つまり、遮光層の厚さが、受光部が配設されるピッチの0.3倍より薄い場合には、本来受光すべき受光部とは異なる受光部の方向に原稿からの反射光が向かった場合でも、この反射光を遮光するのが困難になる場合がある。また、遮光層の厚さが、受光部が配設されるピッチの1倍より厚い場合には、受発光層と原稿との距離が大きくなり過ぎる場合があり、受発光層の発光部からの光が原稿に到達した際の光量や、原稿で反射した反射光を受光部で受ける場合の反射光の光量が低下する場合がある。このため、原稿で反射した反射光を受光部で受ける際に、光量が少ないことに起因して、読み取った画像が暗くなる場合がある。従って、遮光層を、受光部が配設されるピッチの0.3〜1倍の厚さで設けることにより、反射光が反射した位置に対向している受光部とは異なる受光部に向かう反射光を、より確実に遮光することができ、また、受光部で受光する原稿からの反射光の光量を、より確実に確保することができる。この結果、より確実に鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上記画像読取機器において、前記遮光層は、前記遮光部以外の部分であると共に、前記反射光を透過する透過部を有しており、前記遮光部は、屈折率が前記透過部の屈折率よりも相対的に小さいことが好ましい。
この発明では、遮光層に透過部を設け、遮光部の屈折率を透過部の屈折率よりも相対的に小さくしているので、効率よく、所望の方向にのみ光を向かわせることができる。つまり、異なる受光部に対向する位置の原稿から受光部への反射光が遮光層を通過する際に、遮光層の透過部に入り込んだ反射光のうち遮光部に向かう反射光は、屈折率が透過部の屈折率よりも相対的に小さくなっている遮光部と透過部との屈折率の差により、透過部と遮光部との境界部分で反射する。これにより、この反射光は遮光部には入り込まず、透過部と遮光部との境界部分で反射して透過部の方向に戻るため、受光部が、当該受光部に対向している部分以外の位置の原稿からの反射光を受光することを抑制することができる。また、透過部に入り込んだ反射光は、このように透過部と遮光部との境界部分で反射するが、その際には全反射が行われる。このため、発光部で発した光が原稿に向かう際に、より多くの光を原稿に到達させることができ、より多くの反射光によって原稿の画像を読み取ることができる。この結果、読み取る画像を明るくすることができ、より鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上記画像読取機器において、前記遮光部は、隣り合う前記遮光部同士のピッチが、前記受光部が配設されるピッチよりも小さいピッチで設けられていることが好ましい。
この発明では、隣り合う遮光部同士のピッチを、受発光層の受光部が配設されるピッチよりも小さいピッチで配設するため、隣り合う遮光部同士の間の部分は、受光部に対向する場合でも1つの受光部にのみ対向し、複数の受光部に跨っては対向しない。このため、発光部で発した光が、遮光層における隣り合う遮光部同士の間の部分に入り込んだ場合、この光が原稿で反射した場合における反射光は、同じ遮光部同士の間の部分を通って、これらに対向する1つの受光部にのみ到達する。従って、原稿で反射した反射光を受光部で受光する場合、異なる受光部に対向する位置の原稿からの受光部への反射光は受光せず、受光部に対向する位置の原稿からの反射光のみを受光することができる。これにより、受光部に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することに起因する画質の劣化を抑制することができる。この結果、より鮮明に原稿を読み取ることができる。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る密着型撮像装置は、ヒンジによって相対的に開閉可能に設けられた第1本体部と第2本体部とを有すると共に、前記第1本体部と前記第2本体部とには、双方を閉じた際に互いに対向するそれぞれの面に請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取機器が設けられており、前記原稿の画像を読み取る際には、前記第1本体部と前記第2本体部とを閉じることにより前記第1本体部と前記第2本体部との間に前記原稿を挟み込み、双方に設けられた前記画像読取機器により前記原稿の両面の画像を読み取ることが可能に設けられていることを特徴とする。
この発明では、相対的に開閉可能な第1本体部と第2本体部とに、上述した画像読取機器をそれぞれ設け、原稿の画像を読み取る際には、第1本体部と第2本体部との間に原稿を挟み込んで、原稿の両面から画像を読み取っている。これにより、原稿の両面をほぼ同時に、且つ、鮮明に読み取ることができる。この結果、より鮮明に原稿を撮像することができる。
本発明に係る画像読取機器は、より鮮明に原稿を読み取ることができる、という効果を奏する。また、本発明に係る密着型撮像装置は、より鮮明に原稿を撮像することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る薄型スキャナの外観を示す図であり、蓋部を閉じた状態を示す図である。 図2は、図1に示す薄型スキャナの蓋部を開いた状態を示す図である。 図3は、図2に示す画像読取部の構成を示す断面図である。 図4は、図3に示す画像読取部の斜視図である。 図5は、図1に示す薄型スキャナの構成の概略を示す図である。 図6は、原稿の画像を読み取る場合における説明図である。 図7は、画像読取部で原稿の画像を読み取る場合における説明図である。 図8は、遮光層の変形例を示す説明図である。 図9は、図8に示す遮光層を備える画像読取部で原稿の画像を読み取る場合における説明図である。 図10は、変形例に係る薄型スキャナの斜視図である。 図11は、変形例に係る薄型スキャナの斜視図である。 図12は、図10に示す薄型スキャナの構成の概略を示す図である。
以下に、本発明に係る画像読取機器及び密着型撮像装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る薄型スキャナの外観を示す図であり、蓋部を閉じた状態を示す図である。図2は、図1に示す薄型スキャナの蓋部を開いた状態を示す図である。本発明に係る密着型撮像装置の一例である実施形態に係る薄型スキャナ1は、共に薄型の略直方体、或いは略板状に形成された第1本体部である蓋部5と第2本体部である本体部6とを有しており、蓋部5と本体部6とは、双方の一辺がヒンジ8によって接続されている。これにより、蓋部5と本体部6とは、相対的に開閉可能に設けられている。また、これらの蓋部5と本体部6は、共に金属製の筐体を有しており、この蓋部5と本体部6とには、画像を読み取る画像読取機器である画像読取部10が設けられている。詳しくは、蓋部5には、蓋部5を閉じた際における本体部6側の面に第1画像読取部11が設けられ、本体部6には、蓋部5を閉じた際における蓋部5側の面に第2画像読取部12が設けられている。これらの第1画像読取部11と第2画像読取部12とは、蓋部5と本体部6とを閉じた際に、重なり合う位置に配設されている。
また、蓋部5には、第1画像読取部11が設けられている側の面の反対側の面に、画像表示部15が設けられている。この画像表示部15は、液晶パネルによって設けられており、任意の画像が表示可能になっている。また、この画像表示部15には、表示された画像に応じて当該画像表示部15を触れることにより入力操作を行うことができる、いわゆるタッチパネルが設けられており、画像表示部15は、タッチパネル付き液晶パネルになっている。このため、画像表示部15は、操作入力部としての機能も兼ね備えており、例えば、原稿の撮像の開始を行う際の指示の入力を行うスタートボタンとしての機能を備えている。
また、蓋部5や本体部6には、機械式センサや磁気センサ、または光センサ等により、双方の開閉の検出が可能な開閉検出機構(図示省略)が設けられている。
図3は、図2に示す画像読取部の構成を示す断面図である。図4は、図3に示す画像読取部の斜視図である。第1画像読取部11と第2画像読取部12との双方の画像読取部10は、共に図3、図4に示すような同様な構成で設けられている。この画像読取部10は、バックライト35と、このバックライト35上に設けられる透明なガラス基板21と、ガラス基板21上に所定の間隔で二次元配列状に複数が配設される受光部である受光素子25と、複数の受光素子25の受光面が位置する側に設けられる遮光層30とが、積層されて設けられている。このうち、バックライト35は、光源であるLED(Light Emitting Diode)38と、このLED38で発した光をガラス基板21全体に導く導光板36及び反射板37と、を備えている。
このように、光源としてLED38が用いられる画像読取部10では、LED38をR(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色とし、順次発光して画像を読み取り、読み取った画像を合成することでカラー画像を得ることができる。なお、LED38をRGB3色にする代わりに、受光素子25にRGBのカラーフィルターを備えることでも、カラー化が可能になる。
また、バックライト35が有する光源は、本実施形態に係る薄型スキャナ1ではLED38を用いているが、この光源はLED38以外のものを用いてもよく、例えば、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)等の光源を用いてもよい。
また、ガラス基板21上に配設される受光素子25は、詳しくはガラス基板21におけるバックライト35が位置する側の反対側の面に配設されており、さらに、ガラス基板21上には、受光素子25で受光した際における電気信号の伝達等を行う電気回路である回路パターン28が設けられている。この回路パターン28は、所定の間隔で配列された受光素子25同士の間に設けられており、受光素子25からは離間して配設されている。また、このように受光素子25同士の間に設けられる回路パターン28は、複数設けられる受光素子25からの電気信号の伝達を行うように設けられているため、回路パターン28において隣り合う経路同士のピッチは、隣り合う受光素子25同士のピッチP1と同ピッチになっている。
また、バックライト35は、ガラス基板21における受光素子25や回路パターン28が位置する側の反対側に設けられているが、このバックライト35は、LED38の発光時に、LED38で発した光を導光板36と反射板37とによってガラス基板21全体に導くことが可能になっており、また、ガラス基板21は透明な部材により設けられている。これらのため、LED38の発光時、即ち、バックライト35の発光時には、バックライト35からの光はガラス基板21を透過し、受光素子25と回路パターン28との間から、遮光層30の方向に照射される。
このように、透明に設けられるガラス基板21上における受光素子25と回路パターン28との間の部分は、バックライト35の発光時に、この光を用いて遮光層30に対して発光可能な発光部26として設けられている。つまり、ガラス基板21上に配設される受光素子25同士は離間しており、回路パターン28と受光素子25とも離間しているので、発光部26は、各受光素子25の周囲にそれぞれ設けられた状態になっている。また、これらのようにガラス基板21には受光素子25が設けられていると共に発光部26も設けられており、このため、受光素子25を含めたガラス基板21からなる層は、受光と発光とが可能な受発光層20として設けられている。
また、遮光層30は、受発光層20における受光素子25や回路パターン28が配設されている側に設けられており、この遮光層30は、遮光部である遮光壁31を有している。この遮光壁31は、遮光層30の厚さ方向に形成されると共に、受発光層20における受光素子25が設けられている側の面を区画するように形成されている。詳しくは、遮光壁31は、複数設けられる受光素子25を個々に区分けするように、不透明な部材によって設けられており、さらに詳しくは、概ね受発光層20の回路パターン28の幅より狭い厚さで、回路パターン28上に配設されている。
また、回路パターン28は、当該回路パターン28における隣り合う経路同士のピッチが、隣り合う受光素子25同士のピッチP1と同ピッチになっているため、遮光壁31において隣り合って配設されている部分同士のピッチP2も、受光素子25同士のピッチP1と同ピッチになっている。
また、回路パターン28と受光素子25とは離間して設けられており、回路パターン28と受光素子25との間には発光部26が位置しているため、遮光壁31により区分けされた各区画には、受光素子25と発光部26とが配設されている。さらに、この遮光壁31は、各壁面が鏡面になって形成されている。
このように形成される遮光壁31を有する遮光層30は、厚さが、受光素子25が配設されるピッチP1の0.3〜1倍の範囲内の厚さとなって設けられている。つまり、遮光壁31は、隣り合う受光素子25同士のピッチP1の0.3〜1倍の範囲内の高さとなって形成されている。
これらのように設けられる薄型スキャナ1は、当該薄型スキャナ1を制御する回路が搭載された主制御基板60(図5参照)により、各種の作動が制御可能に設けられており、この主制御基板60は、本体部6に搭載されている。
また、本実施形態に係る薄型スキャナ1は、IC(Integrated Circuit)を組み込み、非接触で情報の読み書きを行うことができるICカードであるNFC(Near Field Communication)カードを原稿として当該薄型スキャナ1で画像を読み取る場合に、NFCカードとの間で通信を行うことができる通信機能を備えている。このため、本実施形態に係る薄型スキャナ1は、NFCカードと通信可能なNFCアンテナ40(図5、図6参照)を搭載しており、NFCアンテナ40は本体部6に内設されている。
図5は、図1に示す薄型スキャナの構成の概略を示す図である。この薄型スキャナ1を制御可能な主制御基板60には、処理部、記憶部及び入出力部が設けられており、このうち処理部には、各種の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)70が設けられている。
また、処理部は、第1画像読取部11による画像の読み取りの制御を行う第1画像読取部制御部71と、第1画像読取部11で読み取った画像を取り込む第1読取画像取込部72と、第2画像読取部12による画像の読み取りの制御を行う第2画像読取部制御部75と、第2画像読取部12で読み取った画像を取り込む第2読取画像取込部76と、画像表示部15での画像表示の制御を行う画像表示制御部80と、画像表示部15に対して行われた入力操作を取得する入力操作取得部81と、開閉検出機構での検出結果に基づいて蓋部5と本体部6との開閉を検出する開閉検出部85と、NFCアンテナ40によるNFCカードとの通信の制御を行うNFC制御部90と、を有している。
この実施形態に係る薄型スキャナ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。図6は、原稿の画像を読み取る場合における説明図である。この薄型スキャナ1は、通常の使用時には、第2画像読取部12(図2)側を上方に向ける向きで本体部6を下側に位置させ、第2画像読取部12に対して相対的に開閉可能な蓋部5を、本体部6に対する蓋として使用する。このように設けられる薄型スキャナ1で、原稿100の画像を読み取る場合について説明すると、まず蓋部5を開いた状態で、本体部6に設けられる第2画像読取部12の上に原稿100を置き、この状態でヒンジ8を回動中心として蓋部5を閉じる。これにより、原稿100は蓋部5と本体部6とで挟み込まれ、第1画像読取部11(図2)と第2画像読取部12に挟み込まれた状態になる。即ち、原稿100の両面に、画像読取部10(図2)が位置する状態になる。
このように蓋部5と本体部6とを閉じると、開閉検出部85(図5)は、双方が閉じた状態であることを検出する。このように、蓋部5と本体部6とが閉じた状態であることを開閉検出部85で検出すると、自動的に、または、画像表示部15(図1)への所定の入力操作によって、薄型スキャナ1は、原稿100の画像を画像読取部10によって読み取る制御を行う。この画像読取制御を行う場合は、第1画像読取部制御部71(図5)で第1画像読取部11を制御し、第2画像読取部制御部75(図5)で第2画像読取部12を制御する。これにより、画像読取部10は、画像の読み取りを開始する。
第1画像読取部11や第2画像読取部12で読み取った原稿100の画像は、第1読取画像取込部72(図5)や第2読取画像取込部76(図5)で取り込み、画像表示制御部80(図5)で画像表示部15を制御することにより、画像表示部15で表示する。このように、画像表示部15で表示した原稿100の画像を薄型スキャナ1の使用者が視認し、使用者が任意のタイミングで、画像表示部15の1つの機能であるスタートボタンへの入力操作を行うと、薄型スキャナ1は、第1読取画像取込部72や第2読取画像取込部76で取り込んだ画像を記憶部に記憶する。つまり、第1画像読取部11や第2画像読取部12で読み取った画像を保存し、これにより原稿100の画像を撮像する。
図7は、画像読取部で原稿の画像を読み取る場合における説明図である。薄型スキャナ1の使用時には、これらのように第1画像読取部11や第2画像読取部12、即ち、画像読取部10で原稿100の画像を読み取るが、次に、画像読取部10で原稿100の画像を読み取る場合における詳細な作用について説明する。画像読取部10で原稿100の画像を読み取る場合は、画像読取部10のバックライト35が有するLED38を発光させる。LED38で発した光は導光板36で当該導光板36全体に導かれ、また、反射板37が位置している部分では、反射板37によって反射する。このため、LED38で発した光は、バックライト35における反射板37が位置している側の面の反対側の面から出光し、受発光層20を照射する。即ち、画像の読み取り時には、LED38を発光させることにより、バックライト35で受発光層20を照射する。
バックライト35によって受発光層20を照射した場合、バックライト35からの光は受発光層20が有するガラス基板21を透過し、発光部26から遮光層30に向けて出光する。即ち、バックライト35が受発光層20に向けて照射した光は、受発光層20のガラス基板21を透過し、ガラス基板21におけるバックライト35が位置する側の面の反対側の面において、受光素子25や回路パターン28が配設されていない部分である発光部26から遮光層30に向けて出光し、遮光層30に対して照射する。
遮光層30において受発光層20の発光部26が位置する部分には、遮光壁31が配設されていないため、発光部26から遮光層30に対して照射された光は、遮光層30を通過する。
バックライト35からの光は、このように遮光層30を通過するが、画像読取部10で原稿100の画像を読み取る場合は、原稿100は第1画像読取部11と第2画像読取部12とによって挟み込んで読み取る。このため原稿100は、遮光層30における受発光層20が位置する側の反対側に位置する状態になる。従って、受発光層20の発光部26から照射して遮光層30を通過した光は、原稿100に到達する。原稿100に到達した光は、原稿100で反射をするが、その際に、原稿100の表面の色など表面の状態に応じた反射光となって反射をする。
原稿100で反射した光は、遮光層30の方向に向かって反射し、遮光層30において遮光壁31が設けられている部分以外の部分を通って受発光層20に向かう。受発光層20に向かった反射光は、受発光層20における受光素子25や発光部26が位置している側の面から受発光層20に到達する。これにより、受光素子25は、原稿100で反射した反射光を受光する。
原稿100で反射した反射光は、原稿100の表面の状態に応じた反射光になっており、受光素子25は、受光した光に応じて電気信号を発生可能に設けられている。このため、原稿100で反射した反射光を受光した受光素子25は、受光した反射光が反射をした原稿100の表面の状態に応じた電気信号を発生する。このように受光素子25で発生した電気信号は、第1読取画像取込部72や第2読取画像取込部76に伝達され、これらの部分で取り込まれる。
つまり、第1画像読取部11が有する受光素子25で原稿100からの反射光を受光することにより発生した電気信号は第1読取画像取込部72に伝達され、第2画像読取部12が有する受光素子25で原稿100からの反射光を受光することにより発生した電気信号は第2読取画像取込部76に伝達される。第1読取画像取込部72や第2読取画像取込部76は、第1画像読取部11や第2画像読取部12が有する複数の受光素子25からの電気信号を取得することにより、原稿100における第1画像読取部11や第2画像読取部12のそれぞれが面している側の原稿100の画像情報を取得する。つまり、原稿100の一方の面を第1画像読取部11で読み取り、他方の面を第2画像読取部12で読み取ることにより、原稿100の両面を画像読取部10で読み取る。
画像読取部10では、第1画像読取部11と第2画像読取部12とで挟み込んだ原稿100の画像を、このようにして読み取るが、原稿100を挟み込んだ際における状態によっては、原稿100が画像読取部10から浮いた状態になる場合がある。つまり、原稿100の画像を画像読取部10で読み取る際に、図7に示す原稿浮き上がり部105のように、読み取る原稿100が遮光層30から離間した状態になる場合がある。
画像読取部10で原稿100の画像を読み取る際には、バックライト35で発した光を原稿100で反射し、この反射光を受光素子25で受光することによって読み取るが、原稿浮き上がり部105は、受光素子25からの距離が、遮光層30に密着した部分の原稿100と受光素子25との間の距離よりも離れている。このため、原稿浮き上がり部105で反射した反射光は拡散し易くなっている。つまり、原稿100で反射した反射光は拡散しながら遮光層30の方向に向かうため、原稿100からの距離が大きくなるに従って、反射光の広がりは大きくなる。このため、原稿浮き上がり部105で反射した反射光は、遮光層30に密着している部分の原稿100で反射した反射光よりも、広がりが大きくなるが、遮光層30には遮光壁31が設けられている。これにより、原稿浮き上がり部105で反射した反射光が遮光層30に到達した場合、広がろうとする反射光は遮光壁31により遮られ、反射光はそれ以上広がらなくなる。
また、遮光壁31は壁面が鏡面になって形成されている。このため、遮光壁31に当たった原稿からの反射光は、遮光壁31の壁面で反射する。このように遮光壁31の壁面で反射した光は、遮光壁31で区画されている部分の内側に向かう。遮光壁31で区画されている部分には、それぞれの部分に受光素子25が配設されているので、遮光壁31の壁面で反射した光は、この区画されている部分に配設されている受光素子25で受光する。このように受光素子25で受光した光は、原稿100において当該受光素子25に対向した位置で反射した反射光になっている。
つまり、遮光壁31は、原稿100からの反射光のうち、異なる受光素子25に対向する位置の原稿100からの受光素子25への反射光を遮光する。このため受光素子25は、原稿100において受光素子25に対向していない部分で反射した反射光は受光せず、受光素子25に対向している部分で反射した反射光を受光する。このため、受光素子25で受光した際に発生する電気信号は、各受光素子25において、対向する位置の原稿100で反射した反射光により発生する電気信号になるため、受光素子25で発生する電気信号には、それぞれの受光素子25において対向していない位置の原稿100で反射した反射光による成分は含まれなくなる。
従って、蓋部5と本体部6とで挟み込んだ原稿100の画像を画像読取部10で読み取る場合には、原稿100の異なる位置同士の反射光を同じ受光素子25で受光せず、原稿100の位置ごとに受光素子25を的確に対応させて受光することにより、原稿100の位置ごとの画像を的確に読み取る。これらのため、受光素子25で発生した電気信号によって第1読取画像取込部72や第2読取画像取込部76で取り込む原稿100の画像情報は、原稿100の異なる位置同士の画像情報が混ざり合うことがなく、原稿100におけるそれぞれの位置ごとに明確な画像情報になる。
以上の画像読取部10は、受発光層20に受光素子25と発光部26とが設けられているため、原稿100の画像を読み取る際には発光部26から原稿100に対して光を発し、原稿100で反射した反射光を受光素子25で受光することにより、原稿100の画像を読み取ることができる。さらに、このように反射光を受光素子25で受光する際に、異なる受光素子25に対向する位置の原稿100から受光素子25への反射光を、遮光層30に設けられた遮光壁31によって遮光しているので、受光素子25が、当該受光素子25に対向している部分以外の位置の原稿100からの反射光を受光することを抑制することができる。これにより、原稿100からの反射光を受光素子25で受光することによって原稿100の画像を読み取る際に、受光素子25に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することに起因する画質の劣化を抑制することができる。このため、例えば、画像読取部10で画像を読み取る原稿100が画像読取部10に密着しておらず、画像読取部10から浮いている場合であっても、読み取った画像の画質が不鮮明になることを抑制することができる。この結果、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、遮光壁31の壁面が鏡面になっているので原稿100からの反射光を遮光壁31で遮光した際に、遮光した反射光を壁面で反射させて受光素子25の方向へ向かわすことができる。つまり、遮光壁31は、原稿100で反射した反射光のうち、反射した部分に対向している受光素子25とは異なる受光素子25の方向に向かう反射光を遮光するが、遮光壁31の壁面を鏡面にすることにより、遮光した光を遮光壁31で吸収せずに反射することができる。これにより、反射光が反射した部分に対向している受光素子25とは異なる受光素子25の方向に向かっている反射光を、反射光が反射した部分に対向している受光素子25の方向に向かわせることができる。これにより、原稿100で反射した反射光を受光素子25で受光する際に、受光素子25に対向している部分からの反射光の光量を増加させて受光することができる。この結果、読み取る画像を明るくすることができ、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、遮光壁31は、隣り合う遮光壁31同士のピッチP2が、受光素子25が配設されるピッチP1と同ピッチになっているので、複数の受光素子25を遮光壁31によって1つずつ区分けすることができる。これにより、原稿100からの反射光を受光素子25で受光する際に、それぞれの受光素子25に対向している部分以外の位置で反射した反射光を、より確実に遮光壁31によって遮光することができる。この結果、それぞれの受光素子25に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することを、より確実に抑制することができ、より確実に鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、遮光層30を、受光素子25が配設されるピッチP1の0.3〜1倍の厚さで設けることにより、適切ではない方向に向かう反射光を遮光しつつ、受光素子25で受光する原稿100からの反射光の光量を確保できる。つまり、遮光層30の厚さが、受光素子25が配設されるピッチP1の0.3倍より薄い場合には、本来受光すべき受光素子25とは異なる受光素子25の方向に原稿100からの反射光が向かった場合でも、この反射光を遮光するのが困難になる場合がある。また、遮光層30の厚さが、受光素子25が配設されるピッチP1の1倍より厚い場合には、受発光層20と原稿100との距離が大きくなり過ぎる場合があり、受発光層20の発光部26からの光が原稿100に到達した際の光量や、原稿100で反射した反射光を受光素子25で受ける場合の反射光の光量が低下する場合がある。このため、原稿100で反射した反射光を受光素子25で受ける際に、光量が少ないことに起因して、読み取った画像が暗くなる場合がある。従って、遮光層30を、受光素子25が配設されるピッチP1の0.3〜1倍の厚さで設けることにより、反射光が反射した位置に対向している受光素子25とは異なる受光素子25に向かう反射光を、より確実に遮光することができ、また、受光素子25で受光する原稿100からの反射光の光量を、より確実に確保することができる。この結果、より確実に鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、遮光層30の遮光壁31は、受発光層20の回路パターン28上に配設されているため、バックライト35で発した光量を低減させることなく、受光素子25に向かう不適切な光を遮光することができる。つまり、回路パターン28は、受発光層20のガラス基板21上の設けられているため、バックライト35で発した光がガラス基板21を透過して原稿100の方向に向かう場合、この光の一部は回路パターン28によって遮られる。このため、遮光壁31を設ける際に、バックライト35で発した光の進行方向における回路パターン28の原稿100側の部分に配設することにより、遮光壁31を設けることに起因してガラス基板21を透過して原稿100の方向に向かう光の量が低下することを抑制できる。この結果、読み取る画像の明るさを確保しつつ、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、以上の薄型スキャナ1は、開閉可能な蓋部5と本体部6とに画像読取部10をそれぞれ設け、原稿100の画像を読み取る際には、蓋部5と本体部6との間に原稿100を挟み込んで、原稿100の両面から画像を読み取っている。これにより、原稿100の両面を同時に、且つ、鮮明に読み取ることができる。なお、第1画像読取部11や第2画像読取部12で画像を読み取る場合には、一方の画像読取部10で画像を読み取った後、他方の画像読取部10で画像を読み取るので、厳密は同時ではないが、これらは連続して行われる。従って、蓋部5と本体部6とに画像読取部10をそれぞれ設けることにより、原稿100の両面をほぼ同時に読み取ることができる。この結果、より鮮明に原稿100を撮像することができる。
また、原稿100を撮像する際には、原稿100を蓋部5と本体部6とで挟み込んで撮像するので、より確実に原稿の浮き上がりを抑制した状態で、画像読取部10で原稿100の画像を鮮明に読み取ることができる。この結果、より確実に鮮明に原稿100を撮像することができる。
なお、上述した薄型スキャナ1では、画像読取部10が有する遮光層30では、遮光壁31が設けられていない部分は、他の部材が配設されておらず、空気層となっているが、この部分にも他の部材を設けてもよい。図8は、遮光層の変形例を示す説明図である。遮光層30は、例えば図8に示すように、遮光部である反射部120が、格子状の形状で設けられており、遮光層30における反射部120が設けられていない部分には、透明なガラスやアクリル系樹脂など少なくとも可視光を透過させる透明な部材により形成される透過部121を配設してもよい。さらに、この場合、反射部120は、屈折率が透過部121の屈折率よりも相対的に小さい、低屈折率の光吸収素材によって形成してもよい。つまり、個々の透過部121を覆うように、低屈折率の反射部120が設けられており、換言すると、大きな透過部121が、格子状の反射部120でブロック状に区切られている。また、このように、遮光層30に透過部121を設け、反射部120を低屈折率の光吸収素材により形成した場合には、隣り合う反射部120同士のピッチP3を、受発光層20の受光素子25が配設されるピッチP1よりも小さいピッチにして配設するのが好ましい。
図9は、図8に示す遮光層を備える画像読取部で原稿の画像を読み取る場合における説明図である。このように、低屈折率の反射部120と透明な透過部121とを有する遮光層30を備える画像読取部10で画像を読み取る場合、発光部26から発した光が原稿100で反射することによる反射光は、隣り合う反射部120同士の間の部分に位置する透過部121を透過して受発光層20に向かう。このように、反射光が透過部121を透過して受発光層20に向かう場合、屈折率が透過部121の屈折率よりも相対的に小さくなっている反射部120と透過部121との屈折率の差により、反射光は、反射部120と透過部121との境界部分で反射する。詳しくは、透過部121に入り込み、透過部121から反射部120に到達した反射光のうち、一定の入射角以上の反射光は、反射部120で全反射する。一方、透過部121から反射部120に到達した反射光のうち、入射角が小さい反射光は、反射部120に進入するが、反射部120は光吸収素材により形成されている。このため、反射部120に進入した反射光は、反射部120で吸収されるため反射部120を透過せず、この反射光は隣接する他の透過部121には到達しない。このため、透過部121に入り込み、透過部121を透過する反射光は、直接、または反射部120の外側部分で反射しながら、受発光層20に向かう。
これらのため、原稿100で反射した反射光のうち、透過部121に入り込んで透過部121を透過する反射光は、原稿100において、透過部121に対向している範囲内に位置する部分の反射光になり、この透過部121から受発光層20に到達する反射光は、受発光層20において、この透過部121に対向している範囲内に到達する。このため、換言すると、透過部121を通って受発光層20に到達する反射光は、透過部121に対向している範囲の原稿100から、当該透過部121に対向している範囲の受発光層20に到達する。
ここで、遮光層30に複数設ける反射部120は、ピッチP3が受発光層20の受光素子25が配設されるピッチP1よりも小さいピッチになって配設されている。このため、反射部120で区切られた1つの透過部121は、受光素子25に対向している場合でも1つの受光素子25にのみ対向しており、複数の受光素子25に跨って対向してはいない。このため、発光部26で発した光が透過部121に進入した場合、この光が原稿100で反射した場合における反射光は、同じ透過部121を通って、これらに対向する1つの受光素子25にのみ到達する。
従って、原稿100で反射した反射光を受光素子25で受光することにより原稿100の画像を読み取る場合、異なる受光素子25に対向する位置の原稿100から受光素子25への反射光は受光せず、受光素子25に対向する位置の原稿100からの反射光のみを受光することができる。これにより、受光素子25に対向している位置以外の位置で反射した反射光を受光することに起因する画質の劣化を抑制することができ、画像読取部10で画像を読み取る原稿100が画像読取部10から浮いている場合であっても、読み取った画像の画質が不鮮明になることを抑制することができる。この結果、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、遮光層30に透過部121を設け、反射部120の屈折率を透過部121の屈折率よりも相対的に小さくしているので、効率よく、所望の方向にのみ光を向かわせることができる。つまり、透過部121に入り込んだ反射光は、反射部120と透過部121との屈折率の差により、透過部121と反射部120との境界部分で反射するが、その際に、反射部120への入射角が一定の入射角以上の場合には、全反射が行われる。このため、発光部26で発した光が原稿100に向かう際に、より多くの光を原稿100に到達させることができ、より多くの反射光によって原稿100の画像を読み取ることができる。この結果、読み取る画像を明るくすることができ、より鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、上述した薄型スキャナ1は、共に画像読取部10を備える蓋部5と本体部6とを有しており、これらがヒンジ8を介して接続されることにより、原稿100を蓋部5と本体部6で挟み込んで原稿100の画像を読み取ることができるが、原稿100を挟み込むように設けられていなくてもよい。
図10、図11は、変形例に係る薄型スキャナの斜視図である。例えば、薄型スキャナ130は、図10、図11に示すように、薄型の略直方体、或いは略板状の形状で形成された1つの本体部135のみにより設けられ、この本体部135の一方の面に画像表示部15が設けられ、他方の面に画像読取部10が設けられていてもよい。これらの画像読取部10及び画像表示部15の構成や機能は、実施形態に係る薄型スキャナ1に設けられる画像読取部10及び画像表示部15と同様な形態となって設けられている。
図12は、図10に示す薄型スキャナの構成の概略を示す図である。このように、薄型スキャナ130を1つの本体部135のみにより形成し、画像読取部10も1つのみ設ける場合も、薄型スキャナ130には、当該薄型スキャナ130の各部を制御する主制御基板60が設けられている。また、主制御基板60には、処理部、記憶部及び入出力部が設けられ、処理部にはCPU70が設けられている。また、処理部は、画像読取部10による画像の読み取りの制御を行う画像読取部制御部141と、画像読取部10で読み取った画像を取り込む読取画像取込部142と、画像表示制御部80と、入力操作取得部81と、を有している。
なお、この薄型スキャナ130では、実施形態に係る薄型スキャナ1に設けられるようなNFCアンテナ40(図5、図6)は設けられていないが、実施形態に係る薄型スキャナ1と同様にNFCアンテナ40を設けてもよい。この場合、主制御基板60の処理部には、実施形態に係る薄型スキャナ1の主制御基板60と同様に、NFC制御部90(図5)が設けられる。
これらのように形成される薄型スキャナ130で原稿100の画像を読み取る際には、読み取る原稿100における読み取る側の面に、当該薄型スキャナ130の画像読取部10を対向させる。このように原稿100に画像読取部10を対向させた状態で、または、対向させる前に、画像表示部15に所定の入力操作を行うと、画像読取部制御部141で画像読取部10を制御することにより、画像読取部10での読み取りを開始する。
画像読取部10で読み取った画像は読取画像取込部142で取り込み、画像表示制御部80で画像表示部15を制御することにより、読み取った画像を画像表示部15で表示する。このように、画像表示部15で表示した画像を薄型スキャナ130の使用者が視認し、スタートボタンへの入力操作を行うと、薄型スキャナ130は、読取画像取込部142で取り込んだ画像を記憶部に記憶し、原稿100の画像を撮像する。
このように、原稿100の読み取り時に原稿100を挟み込まない形態にする場合でも、画像を読み取る部分として、遮光層30が設けられる画像読取部10を用いることにより、原稿100が浮き上がった状態でも、鮮明に原稿100を読み取ることができる。
特に、このように原稿100を挟み込まない状態で原稿100と画像読取部10とを近接させ、この状態で原稿100の画像を読み取る場合、原稿100には原稿浮き上がり部105(図7)が発生し易くなるが、原稿100が浮き上がり易い状態で画像を読み取る場合でも、鮮明に原稿100を読み取ることができる。
また、このように、原稿100を鮮明に読み取ることができるため、原稿100に対して薄型スキャナ130を近接することによって原稿100の撮像する際に、鮮明に撮像することができ、鮮明な画像を得ることができる。
また、実施形態に係る薄型スキャナ1は、NFCアンテナ40が設けられ、NFCカードとの通信が可能に設けられているので、画像読取部10で画像を読み取る原稿にNFCカードを用いた場合、NFCカードの画像の読み取りと、NFCカードとの情報の通信とを同時に行うことができる。これにより、NFCカードの情報の読み取りやNFCカードへの情報の書き込みと、NFCカードの画像の撮像とを同時に行うことができる。従って、NFCカードの撮像と通信とを行う際に、別々で行う必要がなくなるので、利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る薄型スキャナ1の画像読取部10が有する遮光層30を形成する場合には、例えば、シート材をレーザやエッチングで加工することにより遮光壁31を形成するのが好ましい。これにより、高精度で、且つ、容易に、遮光壁31を有する遮光層30を形成することができる。
また、実施形態に係る薄型スキャナ1の画像読取部10が有する受発光層20は、複数の受光素子25は二次元配列状に配設されているが、受光素子25は一次元配列状に配設されていてもよく、または、他の形態で配設されていてもよい。画像読取部10は、受光素子25が配設される形態に関わらず、原稿100で反射した反射光のうち、この反射した位置に対向する受光素子25とは異なる受光素子25に向かう反射光を、遮光層30によって遮光することができるように設けられていればよい。
また、実施形態に係る薄型スキャナ1では、画像読取部10が有する遮光層30は、回路パターン28上に遮光壁31を形成することにより設けられており、上述した変形例では、反射部120と透過部121とにより設けられているが、遮光層30は、これら以外によって設けられていてもよい。例えば、遮光層30を複数の穴を明けた板により形成し、この穴と穴との間の部分を遮光部として用いてもよい。この場合、複数の穴の配列は受光素子25の配列と同様な配列にし、複数の穴のピッチは、受光素子25のピッチP1と同ピッチにする。これにより、原稿100で反射した反射光うち、反射した部分に対向する受光素子25に向かう反射光は、この穴を通って受光素子25の方向に向かい、反射した部分に対向する受光素子25以外の受光素子25に向かう反射光は、穴の壁面や、穴と穴との間で遮光される。即ち、穴の壁面や、穴と穴との間の部分は、遮光部となり、原稿100における反射光が反射した部分に対向する受光素子25以外の受光素子25の方向に向かう反射光を遮光する。このように、遮光層30を複数の穴を明けた板により形成することにより、容易に、且つ、精度よく遮光層30を形成することができるため、製造コストを抑えつつ、より鮮明に原稿100を読み取ることができる画像読取部10及び薄型スキャナ1を得ることができる。
また、上述した実施形態に係る薄型スキャナ1では、蓋部5が第1本体部として設けられており、本体部6が第2本体部として設けられているが、第1本体部と第2本体部とは、蓋部5と本体部6と以外により設けられていてもよい。即ち、第1本体部が第2本体部の蓋として設けられている必要はなく、第1本体部と第2本体部との関係は、実施形態に係る薄型スキャナ1の蓋部5と本体部6との関係にとらわれない。
また、遮光層30で行う遮光は、実施形態に係る薄型スキャナ1と上述した変形例とで異なる形態で行っているように、遮光には複数の形態が含まれる。つまり、実施形態に係る薄型スキャナ1において、遮光層30が有する遮光壁31の表面が鏡面であることによって光を遮断する場合のように、遮光壁31の表面が反射素材であることによる光の遮断も遮光に含まれ、上述した変形例において、反射部120が光吸収素材である場合のように、反射部120で光を吸収することによる光の遮断も遮光に含まれる。さらに、上述した変形例において、反射部120と透過部121との屈折率を異ならせた場合のように、双方の境界面の屈折率の違いより、光がこの境界面で反射することによる光の遮断も遮光に含まれる。これらのように、遮光層30で行う遮光は、所定の方向に向かう光の遮断であれば、その形態は問わない。
以上のように、本発明に係る画像読取機器は、原稿に近接して画像を読み取る画像読取機器に有用であり、特に、原稿を読み取る際に使用するバックライトを備える場合に適している。また、本発明に係る密着型撮像装置は、画像読取機器を原稿に近接させて撮像する密着型撮像装置に有用であり、特に、原稿の浮き上がりを有る程度許容しつつ、鮮明に撮像する場合に適している。
1、130 薄型スキャナ
5 蓋部
6、135 本体部
10 画像読取部
15 画像表示部
20 受発光層
21 ガラス基板
25 受光素子
26 発光部
28 回路パターン
30 遮光層
31 遮光壁
35 バックライト
36 導光板
37 反射板
38 LED
60 主制御基板
100 原稿
105 原稿浮き上がり部
120 反射部
121 透過部

Claims (7)

  1. 発光可能な発光部と、前記発光部で発した光が原稿で反射した場合における反射光を受光する複数の受光部と、を有する受発光層と、
    前記反射光のうち、異なる前記受光部に対向する位置の前記原稿からの前記受光部への前記反射光を遮光する遮光部を有する遮光層と、
    を備えることを特徴とする画像読取機器。
  2. 前記遮光部は、壁面が鏡面になっていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取機器。
  3. 前記遮光部は、隣り合う前記遮光部同士のピッチが、前記受光部が配設されるピッチと同ピッチになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取機器。
  4. 前記遮光層は、前記受光部が配設されるピッチの0.3〜1倍の厚さで設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取機器。
  5. 前記遮光層は、前記遮光部以外の部分であると共に、前記反射光を透過する透過部を有しており、
    前記遮光部は、屈折率が前記透過部の屈折率よりも相対的に小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像読取機器。
  6. 前記遮光部は、隣り合う前記遮光部同士のピッチが、前記受光部が配設されるピッチよりも小さいピッチで設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像読取機器。
  7. ヒンジによって相対的に開閉可能に設けられた第1本体部と第2本体部とを有すると共に、前記第1本体部と前記第2本体部とには、双方を閉じた際に互いに対向するそれぞれの面に請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取機器が設けられており、
    前記原稿の画像を読み取る際には、前記第1本体部と前記第2本体部とを閉じることにより前記第1本体部と前記第2本体部との間に前記原稿を挟み込み、双方に設けられた前記画像読取機器により前記原稿の両面の画像を読み取ることが可能に設けられていることを特徴とする密着型撮像装置。
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