[go: up one dir, main page]

JP2011165696A - 巻線コイル部品の製造方法 - Google Patents

巻線コイル部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011165696A
JP2011165696A JP2010023132A JP2010023132A JP2011165696A JP 2011165696 A JP2011165696 A JP 2011165696A JP 2010023132 A JP2010023132 A JP 2010023132A JP 2010023132 A JP2010023132 A JP 2010023132A JP 2011165696 A JP2011165696 A JP 2011165696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin composition
winding
curing
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010023132A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kinami
信之 木南
Nobuhiro Taniuchi
宣博 谷内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010023132A priority Critical patent/JP2011165696A/ja
Publication of JP2011165696A publication Critical patent/JP2011165696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

【課題】モールド用の樹脂が乾燥・硬化の工程で流れ出すことを抑制して、樹脂成分が外部電極の表面にまで回り込むことによる外部電極の汚染を防止し、信頼性の高い巻線型コイル部品を確実に、しかも効率よく製造することを可能にする。
【解決手段】巻芯部と、その両端側に配設された一対の鍔部と、少なくとも一方の鍔部の外側面に配設された外部電極とを有する磁性コアの巻芯部に巻回された巻線を覆うように配設されたモールド樹脂を備えた巻線コイル部品を製造するにあたって、分子量が1850以上のエポキシ樹脂と、フィラーと、溶剤とを含有する、硬化後にモールド樹脂となる樹脂組成物を、巻芯部に巻回された巻線を覆うように一対の鍔部間に付与し、この樹脂組成物を乾燥・硬化させることにより巻線がモールド樹脂によりモールドされた巻線型コイル部品を得る。
樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程を、100℃以上180℃以下の温度範囲で実施する。
【選択図】なし

Description

本発明は、巻線コイル部品の製造方法に関し、詳しくは、巻芯部と、その両端側に配設された一対の鍔部とを有する磁性コアの、巻芯部に巻回された巻線を覆うように、一対の鍔部間に充填されたモールド樹脂(外層樹脂)を備えた巻線コイル部品の製造方法に関する。
巻線コイル部品の一つに、例えば、図4に示すように、巻芯部51とその両端側に配設された一対の鍔部52a,52bを有する磁性コア53と、この磁性コア53の巻芯部51に巻回された巻線54と、巻芯部51に巻回された巻線54を覆うように、一対の鍔部52a,52b間に充填されたモールド樹脂55と、 一対の鍔部52a,52bのうちの下側の鍔部52aの、上側の鍔部52bと対向する面とは逆側の面(外側面)に配設され、巻線54の一方端部および他方端部が電気的に接続される一対の外部電極56a,56bとを備えたチップ型の巻線コイル部品がある。
そして、このような巻線コイル部品において用いられるモールド樹脂用の樹脂組成物として、例えば、(A)エポキシ樹脂と、(B)シリカ粒子と、(C)酸無水物と、(D)硬化促進剤とを必須成分として含有し、上記(B)シリカ粒子として平均粒径10〜30μmのシリカ粒子を、エポキシ樹脂組成物中に30〜85質量%含む樹脂組成物(モールドコイル含浸用エポキシ樹脂組成物)が提案されており、また、この樹脂組成物を用いたモールドコイル装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1の樹脂組成物は、コイルへの含浸性に優れており、その硬化物は、機械強度および通電状態における絶縁破壊電圧が高く、絶縁信頼性に優れており、この樹脂組成物をモールド用樹脂として用いることにより、機械強度および絶縁信頼性に優れたモールドコイル装置を安価に製造することができるとされている。
しかしながら、この樹脂組成物を用いた場合において、巻線の露出を回避すべく、相当量の樹脂組成物を塗布することが必要になった場合、加熱して樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程で、樹脂成分が流れ出し、鍔部の外側面にまで回り込んで外部電極の表面を汚染し、接続信頼性(実装信頼性)を低下させるという問題点がある。
また、シリカ粒子などのフィラーを高い割合で充填する場合、樹脂組成物の流動性を向上させるために溶剤を含ませることがある。このような場合、特に上記の外部電極の汚染の問題が生じやすい。
特開2008−195782号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、製造工程において用いられるモールド用の樹脂が乾燥・硬化の工程で流れ出すことを抑制して、樹脂成分が外部電極の表面にまで回り込むことによる外部電極の汚染を防止し、信頼性の高い巻線型コイル部品を確実に、しかも効率よく製造することが可能な巻線型コイル部品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の巻線コイル部品の製造方法は、
巻芯部とその両端側に配設された一対の鍔部とを有する磁性コアと、
前記磁性コアの前記巻芯部に巻回された巻線と、
前記一対の鍔部のうちの一方の鍔部の、他方の鍔部と対向する面とは逆側の面に配設され、前記巻線の一方端部および他方端部が電気的に接続される一対の外部電極と、
前記巻芯部に巻回された巻線を覆うように、前記一対の鍔部間に充填されたモールド樹脂と
を備えた巻線コイル部品の製造方法であって、
分子量が1850以上のエポキシ樹脂と、フィラーと、溶剤とを含有する、硬化後に前記モールド樹脂となる樹脂組成物を、前記巻芯部に巻回された巻線を覆うように前記一対の鍔部間に付与する工程と、
前記一対の鍔部間に付与された前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程と
を備えていることを特徴としている。
また、本発明の巻線型コイル部品の製造方法においては、前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程が、100℃以上180℃以下の温度範囲で実施されることが望ましい。
また、前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程が、所定の温度で乾燥を行う乾燥工程と、前記乾燥工程よりも高い温度で実施される硬化工程とを備えていることが望ましい。
本発明の巻線コイル部品の製造方法においては、分子量が1850以上のエポキシ樹脂と、フィラーと、溶剤とを含有する、硬化後にモールド樹脂となる樹脂組成物を、巻芯部に巻回された巻線を覆うようにモールド樹脂一対の鍔部間に付与し、乾燥・硬化させるようにしているので、樹脂を流れ出しにくくして、外部電極の表面が汚染されることを防止することが可能になり、信頼性の高い巻線型コイル部品を確実に、しかも効率よく製造することができるようになる。
すなわち、分子量が1850以上のエポキシ樹脂は、軟化点が高いため、加熱して、乾燥・硬化させる際の流動性が小さく、毛細管現象による回り込みが生じにくい。したがって、このようなエポキシ樹脂をベース樹脂として用いることにより、樹脂成分の回り込みを抑制、防止して、外部電極の表面が樹脂により汚染されることを確実に防止することが可能になり、生産効率を高く保ちつつ、外部電極の表面の汚染がなく、実装信頼性に優れた巻線型コイル部品を確実に製造することができる。
なお、本発明において用いられる樹脂組成物を構成するエポキシ樹脂の種類に特別の制約はないが、好適なエポキシ樹脂の例として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が挙げられる。
また、本発明において用いられる樹脂組成物を構成するフィラーの種類についても特別の制約はなく、充填性、流動性などを制御したり、絶縁性を向上させたりすることを目的として、種々のものを用いることができる。代表的なフィラーとしては、フェライト粒子などの磁性体粒子や、シリカ粒子などの絶縁体セラミック粒子などが例示される。また、樹脂組成物中のフィラーの配合割合についても特別の制約はなく、用途などに応じて種々の割合とすることが可能である。
また、樹脂組成物に含まれる溶剤の種類についても特別の制約はなく、例えば、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテートをはじめとする種々の溶剤を、種々の割合で用いることができる。
さらに、本発明においては、樹脂組成物を付与する(塗布する)方法についても特別の制約はなく、例えば、外部電極が形成された面を粘着テープなどの支持体に密着させて巻線型コイル部品素子を保持し、その状態でディスペンサから樹脂組成物を供給して巻線を覆うように塗布するディスペンサ塗布工法、少なくとも外部電極が形成されている面が浸漬しないような態様で樹脂組成物に浸漬することにより樹脂組成物を巻線を覆うように塗布するディッピング塗布工法などの種々の方法を用いることができる。
また、樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程を、100℃以上180℃以下の温度範囲で実施することにより、さらに確実に、樹脂組成物を乾燥・硬化させる際の樹脂の流動を抑制して、樹脂成分の外部電極への回り込みを防止することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、樹脂組成物を乾燥・硬化させるにあたって、硬化工程での熱処理温度よりも低い所定の温度で乾燥工程を実施した後、さらに温度を上昇させて、乾燥工程よりも高い温度で硬化工程を実施することにより、樹脂組成物の流動を抑制しつつ、確実に硬化させることが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
なお、本発明の巻線型コイル部品の製造方法においては、乾燥工程を、エポキシ樹脂の軟化温度より30℃以上高い温度とならない範囲で実施することにより、樹脂組成物の流動を十分に抑制しつつ溶剤を乾燥させることが可能になり、その後に温度をさらに上昇させて硬化工程を実施する場合にも、樹脂成分が外部電極の表面にまで回り込むことを確実に抑制、防止することが可能になる。
本発明の実施例において用意した、モールド樹脂を配設する前の段階の巻線コイル部品素子を示す正面断面図である。 本発明の実施例において、巻芯部に巻回された巻線を覆うように、磁性コアの一対の鍔部間に樹脂組成物を塗布、充填する方法を示す図である。 本発明の実施例にかかる方法により製造した巻線コイル部品を示す正面断面図である。 従来の、モールド樹脂を備えた巻線コイル部品を示す正面断面図である。
以下に本発明の実施の形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
<実施例1>
[1]樹脂組成物の作製
まず、以下の各原料を秤取し、混合することにより樹脂組成物を作製した。
なお、この樹脂組成物の粘度は23Pa・sであった。
(a)エポキシ樹脂(分子量が1850で軟化点が97℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂)349g
(b)硬化剤(フェノール樹脂)40g
(c)溶剤(ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート)761g
(d)フィラー(フェライト粒子)3617g
(e)硬化促進剤(イミダゾール系硬化促進剤)3.3g
[2]モールド樹脂を備えた巻線コイル部品の作製
この実施例では、樹脂組成物を塗布する対象である巻線コイル部品素子として、図1に示すように、巻芯部1と、その両端側に配設された一対の鍔部2a,2bとを有する磁性コア3と、この磁性コア3の巻芯部1に巻回された、表面が絶縁被覆された巻線4と、巻線4の両端部が電気的に接続される外部電極6a,6bとを備えた巻線コイル部品素子(モールド樹脂を配設する前の巻線コイル部品)A1を用意した。
なお、外部電極6a,6bは、一対の鍔部2a,2bのうち、他方の鍔部2bと対向する一方の鍔部2aの、他方の鍔部2bと対向する面とは逆側の面に配設されている。そして、巻線4の一方端部が一方の外部電極6aに接続され、他方端部が他方の外部電極6bに電気的に接続されている。
それから、図2に示すように、主面が略垂直で、長手方向が略水平になるような姿勢で所定の方向(矢印Xの方向)に搬送されるように構成された粘着テープ(保持部材)10に、巻線型コイル部品素子A1の鍔部2aの、外部電極6a,6bが形成された面を粘着保持させる。
そして、その状態で、巻線コイル部品素子A1の、巻芯部1に巻回された巻線4を覆うように、磁性コア3の一対の鍔部2a,2b間に、上述のようにして作製した樹脂組成物5aを、ディスペンサ塗布機11を用いて塗布、充填した。
なお、樹脂組成物5aを塗布、充填するにあたっては、原料調合時に用いた溶剤と同じ溶剤(ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート)を添加することにより、粘度が3Pa・sになるまで樹脂組成物を希釈して用いた。
それから、鍔部2a,2b間に樹脂組成物5aが充填された巻線型コイル部品素子A1を100℃に加熱して0.5h保持することにより乾燥させ、少なくとも溶剤の大部分を揮発させて除去した後、さらに温度を上昇させて、150℃で3h保持することにより、樹脂組成物5aを硬化させた。これにより、図3に示すように、巻線型コイル部品素子A1(図1)の、巻芯部1に巻回された巻線4がモールド樹脂5によりモールドされた構造を有する巻線型コイル部品Aを得た。なお、図3において、図1と同じ符号を付した部分は同一部分を示している。
そして、このようにして作製した巻線型コイル部品について、外部電極の表面を観察し、モールド樹脂の回り込みによる汚染の有無を確認するとともに、観察に供した巻線型コイル部品の個数(試料総数)と、汚染が認められた巻線型コイル部品の個数(汚染不良個数)の関係から不良率を算出した。なお、不良率は下記の式により求めた。
不良率(%)=(汚染不良が認められた試料数/試料総数)×100
<実施例2>
上記実施例1の樹脂組成物を構成する(a)のエポキシ樹脂として、分子量が5700のビスフェノールA型エポキシ樹脂(軟化点144℃)を用い、その配合量を375gとしたこと、および、上記実施例1の樹脂組成物を構成する(b)の硬化剤として、同じフェノール樹脂を用い、その配合量を14gとしたこと以外は、実施例1場合と同様の方法で樹脂組成物を作製した。この実施例2における樹脂組成物の粘度は66Pa・sであった。
そして、この樹脂組成物を用いて実施例1の場合と同じ方法で巻線型コイル部品を作製し、同じ方法で評価を行った。
<比較例1>
上記実施例1の樹脂組成物を構成する(a)のエポキシ樹脂として、分子量が1000のビスフェノールA型エポキシ樹脂(軟化点64℃)を用い、その配合量を318gとしたこと、および、上記実施例1の樹脂組成物を構成する(b)の硬化剤として、同じフェノール樹脂を用い、その配合量を70gとしたこと以外は、実施例1場合と同様の方法で樹脂組成物を作製した。この比較例1における樹脂組成物の粘度は20Pa・sであった。
そして、この樹脂組成物を用いて実施例1の場合と同じ方法で巻線型コイル部品を作製し、同じ方法で評価を行った。
[比較例2]
上記実施例1の樹脂組成物を構成する(a)のエポキシ樹脂として、分子量が1200のビスフェノールA型エポキシ樹脂(軟化点67℃)を用い、その配合量を334gとしたこと、および、上記実施例1の樹脂組成物を構成する(b)の硬化剤として、同じフェノール樹脂を用い、その配合量を54gとしたこと以外は、実施例1場合と同様の方法で樹脂組成物を作製した。この比較例2における樹脂組成物の粘度は20Pa・sであった。
そして、この樹脂組成物を用いて実施例1の場合と同じ方法で巻線型コイル部品を作製し、同じ方法で評価を行った。
[比較例3]
上記実施例1の樹脂組成物を構成する(a)のエポキシ樹脂として、分子量が1500のビスフェノールA型エポキシ樹脂(軟化点82℃)を用い、その配合量を341gとしたこと、および、上記実施例1の樹脂組成物を構成する(b)の硬化剤として、同じフェノール樹脂を用い、その配合量を47gとしたこと以外は、実施例1場合と同様の方法で樹脂組成物を作製した。この比較例3における樹脂組成物の粘度は22Pa・sであった。
そして、この樹脂組成物を用いて実施例1の場合と同じ方法で巻線型コイル部品を作製し、同じ方法で評価を行った。
[評価]
上述のようにして作製した、実施例1および2の巻線型コイル部品、および比較例1〜3の巻線型コイル部品について評価結果を表1に示す。
Figure 2011165696
表1に示すように、エポキシ樹脂として、分子量が1850で軟化点が97℃のエポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)を用いた実施例1および、エポキシ樹脂として、分子量が5700で軟化点が144℃のエポキシ樹脂を用いた実施例2の巻線型コイル部品の場合、回り込んだ樹脂により外部電極の表面が汚染される不良の発生する割合(不良率)は1.5%(実施例1)、および1.4%(実施例2)と低く、信頼性の高い巻線型コイル部品を効率よく製造できることが確認された。
これに対し、エポキシ樹脂として、分子量が1000で軟化点が64℃のエポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)を用いた比較例1、分子量が1200で軟化点が67℃のエポキシ樹脂を用いた比較例2、および、分子量が1500で軟化点が82℃のエポキシ樹脂を用いた比較例3の巻線型コイル部品の場合、回り込んだ樹脂により外部電極の表面が汚染される不良の発生する割合(不良率)は7.0%(比較例1)、5.6%(比較例2)、3.4%(比較例3)と高く、信頼性が低いことが確認された。
なお、本発明の要件を満たす場合に、樹脂の回り込みにより外部電極の表面が汚染されることによる不良の発生率が減少するのは、樹脂組成物を構成するエポキシ樹脂として、分子量が1850以上で軟化点の高いエポキシ樹脂が用いられているため、塗布した樹脂組成物を、乾燥・硬化させるための熱処理工程において樹脂成分の流動が起こりにくくなり、外部電極の表面、すなわち、上記実施例では、粘着テープ(保持部材)10と、磁性コア3の鍔部2aの外部電極6a,6bが形成された面とで形成される空間にまで樹脂が回り込みにくくなることによる。
以上の結果から、本発明の巻線型コイル部品の製造方法によれば、磁性コア3の一対の鍔部2a,2b間に、巻線4を被覆するために充填される樹脂組成物5aが、その乾燥・硬化のための熱処理工程で流れ出し、外部電極6a,6bの表面にまで回り込むことを防止して、信頼性の高い巻線型コイル部品Aを効率よく製造できることが確認された。
なお、上記実施例では、樹脂組成物を構成するフィラーとしてフェライト粒子を用い、溶剤としてジプロピレングリコールメチルエーテルアセテートを用いているが、他の種類のフィラーや溶剤を用いることも可能である。
また、上記実施例では、樹脂組成物の乾燥・硬化工程を、樹脂組成物を100℃で0.5h保持することにより実施される乾燥工程と、その後にさらに温度を上昇させて、150℃で3h保持することにより樹脂組成物を硬化させる硬化工程とを備えた、2段熱処理を行う工程としているが、各段の温度条件は、樹脂組成物を構成するエポキシ樹脂の種類や、樹脂組成物の具体的な組成などを考慮して決定することが望ましい。
また、乾燥・硬化の熱処理工程は、場合によっては、所定の一定の温度で実施する(すなわち、一段熱処理により乾燥と硬化を行わせる)ことも可能である。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施例に限定されるものではなく、樹脂組成物の具体的な組成や、巻線型コイル部品を構成する磁性コアの構成、外部電極の配設態様、樹脂組成物の塗布方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 巻芯部
2a,2b 鍔部
3 磁性コア
4 巻線
5 モールド樹脂
5a 樹脂組成物
6a,6b 外部電極
10 粘着テープ(保持部材)
11 ディスペンサ塗布機
A1 巻線コイル部品素子
A 巻線コイル部品

Claims (3)

  1. 巻芯部とその両端側に配設された一対の鍔部とを有する磁性コアと、
    前記磁性コアの前記巻芯部に巻回された巻線と、
    前記一対の鍔部のうちの一方の鍔部の、他方の鍔部と対向する面とは逆側の面に配設され、前記巻線の一方端部および他方端部が電気的に接続される一対の外部電極と、
    前記巻芯部に巻回された巻線を覆うように、前記一対の鍔部間に充填されたモールド樹脂と
    を備えた巻線コイル部品の製造方法であって、
    分子量が1850以上のエポキシ樹脂と、フィラーと、溶剤とを含有する、硬化後に前記モールド樹脂となる樹脂組成物を、前記巻芯部に巻回された巻線を覆うように前記一対の鍔部間に付与する工程と、
    前記一対の鍔部間に付与された前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程と
    を備えていることを特徴とする巻線コイル部品の製造方法。
  2. 前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程が、100℃以上180℃以下の温度範囲で実施されることを特徴とする請求項1記載の巻線コイル部品の製造方法。
  3. 前記樹脂組成物を乾燥・硬化させる工程が、所定の温度で乾燥を行う乾燥工程と、前記乾燥工程よりも高い温度で実施される硬化工程とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の巻線コイル部品の製造方法。
JP2010023132A 2010-02-04 2010-02-04 巻線コイル部品の製造方法 Pending JP2011165696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010023132A JP2011165696A (ja) 2010-02-04 2010-02-04 巻線コイル部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010023132A JP2011165696A (ja) 2010-02-04 2010-02-04 巻線コイル部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011165696A true JP2011165696A (ja) 2011-08-25

Family

ID=44596071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010023132A Pending JP2011165696A (ja) 2010-02-04 2010-02-04 巻線コイル部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011165696A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102789882A (zh) * 2012-08-20 2012-11-21 深圳顺络电子股份有限公司 一种开磁路绕线电感
US9966187B2 (en) 2014-07-28 2018-05-08 Taiyo Yuden Co., Ltd. Coil component
US10276296B2 (en) 2014-08-01 2019-04-30 Taiyo Yuden Co., Ltd Coil component and electronic device equipped with the same
JP2022116787A (ja) * 2021-01-29 2022-08-10 太陽誘電株式会社 コイル部品及びコイル部品の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03149252A (ja) * 1989-11-06 1991-06-25 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品の封止材料
JPH05190328A (ja) * 1992-01-10 1993-07-30 Murata Mfg Co Ltd 電子部品用外装樹脂
JP2000286140A (ja) * 1999-01-28 2000-10-13 Taiyo Yuden Co Ltd チップ状電子部品及びその製造方法
JP2003158025A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Denso Corp 点火コイルおよびその製造方法
JP2004296952A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Tdk Corp 電子部品及びその外層形成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03149252A (ja) * 1989-11-06 1991-06-25 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品の封止材料
JPH05190328A (ja) * 1992-01-10 1993-07-30 Murata Mfg Co Ltd 電子部品用外装樹脂
JP2000286140A (ja) * 1999-01-28 2000-10-13 Taiyo Yuden Co Ltd チップ状電子部品及びその製造方法
JP2003158025A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Denso Corp 点火コイルおよびその製造方法
JP2004296952A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Tdk Corp 電子部品及びその外層形成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102789882A (zh) * 2012-08-20 2012-11-21 深圳顺络电子股份有限公司 一种开磁路绕线电感
US9966187B2 (en) 2014-07-28 2018-05-08 Taiyo Yuden Co., Ltd. Coil component
US10276296B2 (en) 2014-08-01 2019-04-30 Taiyo Yuden Co., Ltd Coil component and electronic device equipped with the same
US10741323B2 (en) 2014-08-01 2020-08-11 Taiyo Yuden Co., Ltd Coil component and electronic device equipped with the same
JP2022116787A (ja) * 2021-01-29 2022-08-10 太陽誘電株式会社 コイル部品及びコイル部品の製造方法
JP7648394B2 (ja) 2021-01-29 2025-03-18 太陽誘電株式会社 コイル部品及びコイル部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI301989B (en) Surface-mounting coil component and method of producing the same
CN104205256B (zh) 线圈部件
US10483034B2 (en) Manufacturing method of coil-embedded inductor using soft magnetic molding solution and coil-embedded inductor manufactured by using the same
CN103366947A (zh) 表面安装电感器的制造方法
KR101640559B1 (ko) 코일매립형인덕터의 상온하몰딩제조를 위한 자성분말페이스트의 제조방법 및 자성분말페이스트
JP2011165696A (ja) 巻線コイル部品の製造方法
US11569026B2 (en) Compact dry-type transformer
JP6152321B2 (ja) 点火コイル注形用エポキシ樹脂組成物、点火コイルおよびその製造方法
JP2019161011A (ja) 巻線型コイル部品、巻線型コイル部品の製造方法
JP7249209B2 (ja) 注形用エポキシ樹脂組成物、電子部品及び電子部品の製造方法
JP5027576B2 (ja) 高圧トランスおよびその製造方法
US11948725B2 (en) Electronic component
KR101806448B1 (ko) 연자성복합체의 제조방법
JP4479669B2 (ja) コイル部品の製造方法
JP4816706B2 (ja) コイル部品の製造方法及びコイル部品
US11532429B2 (en) Dry-type transformer
JP2011159793A (ja) 巻線コイル部品の製造方法
JP4217861B2 (ja) 真空用機器
JPH03291904A (ja) インダクタンス素子及びその製造方法
JP2003318056A (ja) 高圧トランスおよびその製造方法
CN110615968B (zh) 浇铸成型用环氧树脂组合物、电子部件及电子部件的制造方法
JP2016060898A (ja) 2液性注型用エポキシ樹脂組成物、及びコイル部品
JP2007002025A (ja) 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法およびコイル部品の製造方法
JPS6072211A (ja) ポリエステルエナメル銅線をコイルの構成材料として含む電気部品の製造法
JP2024128584A (ja) 軟磁性金属粒子、圧粉磁心および磁性部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140213