JP2011091088A - 発熱体の放熱構造、および該放熱構造を用いた半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱基板と放熱体の接合部の空隙を減少して密着性を高めることにより、接合部における接触抵抗を低下させ、放熱性を大幅に向上して信頼性を高めるとともに、組み立てが容易で製造コストを抑えた発熱体の放熱構造、および該放熱構造を用いた半導体装置を提供する。
【解決手段】第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102に突部300(a)、第2吸熱面201に溝部300(b)が形成されており、突部300(a)が溝部300(b)に収容されて嵌合方向10に挿入されるに従って圧着されるように、突部300(a)および溝部300(b)は、互いに嵌合方向10側につれて窄むように斜傾して形成される。
【選択図】図1
【解決手段】第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102に突部300(a)、第2吸熱面201に溝部300(b)が形成されており、突部300(a)が溝部300(b)に収容されて嵌合方向10に挿入されるに従って圧着されるように、突部300(a)および溝部300(b)は、互いに嵌合方向10側につれて窄むように斜傾して形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、パワーエレクトロニクス分野において、モータドライブ用インバータやサーボアンプに使用される半導体チップが実装されたパワーモジュールを含む発熱体の放熱構造、および該放熱構造を用いた半導体装置に関する。
大容量電力変換装置に使用される半導体チップが実装されたパワーモジュールは、発生する熱を効果的に放熱する絶縁性の放熱基板を有し、放熱基板は、銅やアルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属製の放熱体と接続されている。このような放熱構造において、放熱基板と放熱器との接合部分での接触抵抗が増大すると放熱性が低下し、装置の性能低下を引き起こす要因となることから、この接合部分で生じる接触抵抗を低下させることにより、放熱性を向上することが技術課題となっている。
このため、金属製の放熱基板と金属製の放熱体との結合面は、互いに凹凸面で形成され、熱伝導性薄膜を介して嵌合される構造が示されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、熱吸収部材と放熱部材の各熱結合部側には、互いに嵌合する凹凸部を形成し、熱吸収部材と放熱部材の嵌合部をシリコーン樹脂などの硬化性樹脂により接着して結合する構造が示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1で示される放熱基板と放熱体の各結合面の形状を凹凸面で形成する場合、凹凸の鋭角部分では空隙が生じ易くなり、空隙により接触抵抗の高い箇所ができるため、全体としては放熱性を向上させることは難しい。このため、熱伝導性薄膜を介して嵌合すると、接触抵抗は低減するものの、一般に、このような熱伝導性薄膜は金属よりも熱抵抗が高く、層が厚くなるほど熱伝導性が低下するので、放熱性を大幅に向上させることは困難である。
一方、特許文献2で示される凹凸構造についても、加工時の寸法公差を考慮すると、熱吸収部材と放熱部材の勘合部分には空隙が生じやすくなる。このため、熱伝導性コンパウンドを用いて空隙を充填する必要があり、上述のように、放熱性の大幅な向上には至らない。
一方、特許文献2で示される凹凸構造についても、加工時の寸法公差を考慮すると、熱吸収部材と放熱部材の勘合部分には空隙が生じやすくなる。このため、熱伝導性コンパウンドを用いて空隙を充填する必要があり、上述のように、放熱性の大幅な向上には至らない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、放熱基板と放熱体の接合部の空隙を減少して密着性を高めることにより、接合部における接触抵抗を低下させ、放熱性を大幅に向上して信頼性を高めるとともに、組み立てが容易で製造コストを抑えた発熱体の放熱構造、および該放熱構造を用いた半導体装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、発熱体が固定された第1吸熱面と、前記第1吸熱面が吸熱した熱が伝達される第1放熱面とを有し、前記発熱体から発せられる熱を伝達する第1放熱部と、前記第1放熱面に対向して配置された第2吸熱面と、前記第2吸熱面が吸熱した熱が伝達される第2放熱面とを有し、前記第1放熱部から伝達された熱を放熱する第2放熱部と、前記第1放熱面と前記第2吸熱面とを係合させる係合部とを備え、前記係合部は、前記第1放熱面と前記第2吸熱面のいずれか一方の面に突部が形成され、他方の面に前記突部が収容される溝部が形成され、前記突部が、前記溝部に収容されて前記第1放熱面及び前記第2吸熱面に平行となる嵌合方向に挿入されるに従って圧着されるように、前記突部および前記溝部は、互いに前記嵌合方向側につれて窄むように斜傾して形成されるものである。
請求項2に記載の発明は、前記一方の面に、前記突部と前記溝部がそれぞれ少なくとも1以上形成され、前記他方の面に、前記突部と前記溝部とにそれぞれ対応する前記溝部と前記突部がそれぞれ少なくとも1以上形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記一方の面には、2以上の前記突部が形成され、前記一方の面の前記突部には、少なくとも1以上の溝部が形成され、前記他方の面には、前記2以上の前記突部に対応した2以上の前記溝部が形成され、前記他方の面の前記溝部には、前記1以上の溝部に対応した1以上の前記突部が形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記溝部はアリミゾ構造を有し、前記突部はアリホゾ構造を有するものである。
請求項5に記載の発明は、前記突部を前記嵌合方向に挿入し、前記第1放熱部と前記第2放熱部を固定する固定手段を有するものである。
請求項6に記載の発明は、前記固定手段は、軸部に雄ネジが切られたボルトと、前記第1放熱部または前記発熱体の前記勘合方向側端面から前記勘合方向に雌ネジが切られたネジ穴と、前記第1放熱部及び前記第2放熱部と一体化または橋架して貫通穴が設けられた固定板で構成され、前記ボルトの軸部を前記貫通穴を貫通して前記ネジ穴にねじ込むようにするものである。
請求項7に記載の発明は、半導体チップが実装されたパワーモジュールの放熱手段は、
請求項1記載の発熱体の放熱構造により構成され、前記発熱体は半導体チップにより構成されたものである。
請求項8に記載の発明は、前記パワーモジュールの放熱手段は、前記半導体チップを含む前記発熱体の両面を請求項1記載の発熱体の放熱構造により構成したものである。
請求項1に記載の発明は、発熱体が固定された第1吸熱面と、前記第1吸熱面が吸熱した熱が伝達される第1放熱面とを有し、前記発熱体から発せられる熱を伝達する第1放熱部と、前記第1放熱面に対向して配置された第2吸熱面と、前記第2吸熱面が吸熱した熱が伝達される第2放熱面とを有し、前記第1放熱部から伝達された熱を放熱する第2放熱部と、前記第1放熱面と前記第2吸熱面とを係合させる係合部とを備え、前記係合部は、前記第1放熱面と前記第2吸熱面のいずれか一方の面に突部が形成され、他方の面に前記突部が収容される溝部が形成され、前記突部が、前記溝部に収容されて前記第1放熱面及び前記第2吸熱面に平行となる嵌合方向に挿入されるに従って圧着されるように、前記突部および前記溝部は、互いに前記嵌合方向側につれて窄むように斜傾して形成されるものである。
請求項2に記載の発明は、前記一方の面に、前記突部と前記溝部がそれぞれ少なくとも1以上形成され、前記他方の面に、前記突部と前記溝部とにそれぞれ対応する前記溝部と前記突部がそれぞれ少なくとも1以上形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記一方の面には、2以上の前記突部が形成され、前記一方の面の前記突部には、少なくとも1以上の溝部が形成され、前記他方の面には、前記2以上の前記突部に対応した2以上の前記溝部が形成され、前記他方の面の前記溝部には、前記1以上の溝部に対応した1以上の前記突部が形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記溝部はアリミゾ構造を有し、前記突部はアリホゾ構造を有するものである。
請求項5に記載の発明は、前記突部を前記嵌合方向に挿入し、前記第1放熱部と前記第2放熱部を固定する固定手段を有するものである。
請求項6に記載の発明は、前記固定手段は、軸部に雄ネジが切られたボルトと、前記第1放熱部または前記発熱体の前記勘合方向側端面から前記勘合方向に雌ネジが切られたネジ穴と、前記第1放熱部及び前記第2放熱部と一体化または橋架して貫通穴が設けられた固定板で構成され、前記ボルトの軸部を前記貫通穴を貫通して前記ネジ穴にねじ込むようにするものである。
請求項7に記載の発明は、半導体チップが実装されたパワーモジュールの放熱手段は、
請求項1記載の発熱体の放熱構造により構成され、前記発熱体は半導体チップにより構成されたものである。
請求項8に記載の発明は、前記パワーモジュールの放熱手段は、前記半導体チップを含む前記発熱体の両面を請求項1記載の発熱体の放熱構造により構成したものである。
請求項1の発明によれば、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる突部が溝部に収容され、嵌合方向に挿入されるに従い、第1放熱部と第2放熱部との隙間が小さくなり、さらに圧入することにより係合面は均等に圧着され、密着性が極めて良好になる。これにより熱伝導性が改善され、放熱性が大幅に向上する。この結果、放熱部の小型化が可能となり、インバータやサーボアンプのようなモータ制御装置、あるいは電力変換装置のパワー密度が高まるとともに、信頼性が向上する。また、突部を溝部に挿入して嵌合方向に圧入されることにより位置決めと固定が容易にできるので、製造が容易になりコスト低減が可能になる。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、、第1放熱部と第2放熱部の嵌合部分の面積が大きくなるので、さらに密着性が良くなり放熱性が向上する。
請求項4の発明によれば、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる溝部をアリミゾ構造とし、突部をアリホゾ構造とすることにより、請求項1乃至3と同様の効果が得られるとともに、さらに密着性および放熱性が向上する。
請求項5の発明によれば、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる突部を嵌合方向に挿入して圧着、固定する際、特殊な工具を必要とせず、製造が容易にできるようになる。
請求項6の発明によれば、汎用的な部材を用いて、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる突部を嵌合方向に挿入して圧着、位置決め、及び固定することが容易になり、製造コストの低減に寄与することができるようになる。
請求項7の発明によれば、半導体チップが実装されたパワーモジュールの放熱性が向上することにより半導体装置の性能、信頼性、製造性が向上し、小型化やコスト低減が実現できる効果が得られる。
請求項8記載の発明によれば、半導体装置を搭載するモータドライブ用インバータやサーボアンプなどの電力変換装置の性能、信頼性、製造性が向上し、小型化やコスト低減が実現できる効果が得られる。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、、第1放熱部と第2放熱部の嵌合部分の面積が大きくなるので、さらに密着性が良くなり放熱性が向上する。
請求項4の発明によれば、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる溝部をアリミゾ構造とし、突部をアリホゾ構造とすることにより、請求項1乃至3と同様の効果が得られるとともに、さらに密着性および放熱性が向上する。
請求項5の発明によれば、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる突部を嵌合方向に挿入して圧着、固定する際、特殊な工具を必要とせず、製造が容易にできるようになる。
請求項6の発明によれば、汎用的な部材を用いて、第1放熱部と第2放熱部とを係合させる係合部となる突部を嵌合方向に挿入して圧着、位置決め、及び固定することが容易になり、製造コストの低減に寄与することができるようになる。
請求項7の発明によれば、半導体チップが実装されたパワーモジュールの放熱性が向上することにより半導体装置の性能、信頼性、製造性が向上し、小型化やコスト低減が実現できる効果が得られる。
請求項8記載の発明によれば、半導体装置を搭載するモータドライブ用インバータやサーボアンプなどの電力変換装置の性能、信頼性、製造性が向上し、小型化やコスト低減が実現できる効果が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例で参酌する図面では、発明の理解を容易にするため、各要素が模式的に示されており、ケーブル類や接続端子を含む電子部品は省略している。
図1は、本発明の実施例1を示す発熱体の放熱構造の概略図である。図1(a)は、発熱体1と、第1放熱部100、および第2放熱部200から構成される放熱構造の縦断面図である。図1(b)は、図1(a)の横断面図であり、第1放熱部100と第2放熱部200の嵌合方向を示している。図1(c)は、図1(a)および図1(b)の上面図である。
第1放熱部100の第1吸熱面101は、発熱体1と接合される。また、第1吸熱面101の裏側が第1放熱面102であり、第2放熱部200の第2吸熱面201と接合される。このため、発熱体1で発生した熱は、第1放熱部100を介して第2放熱部200に伝達し、大気または冷却水などの液中に放熱される。
なお、第1放熱部100は熱伝導性の良好な銅またはアルミニウムを含む金属材料、樹脂材料、繊維材料、あるいはそれらの複合材などにより構成されており、発熱体1と第1吸熱面101とは熱溶着、樹脂材料、ビス止めなどにより接合される。一方、第2放熱部200は、熱伝導性の良好な銅やアルミニウムを含む金属材料、樹脂材料、繊維材料、あるいはそれらの複合材などから構成され、第2吸熱面201の裏側の第2放熱面202は、表面積を広げて放熱を良好にするための放熱フィンを含む凹凸を有しており、大気あるいは冷却水などに接して放熱する構造となっている。また、効率良く熱伝導を行うためには、第1放熱面102よりも第2吸熱面201の縦横の寸法が大きい方が良い。
第1放熱部100の第1吸熱面101は、発熱体1と接合される。また、第1吸熱面101の裏側が第1放熱面102であり、第2放熱部200の第2吸熱面201と接合される。このため、発熱体1で発生した熱は、第1放熱部100を介して第2放熱部200に伝達し、大気または冷却水などの液中に放熱される。
なお、第1放熱部100は熱伝導性の良好な銅またはアルミニウムを含む金属材料、樹脂材料、繊維材料、あるいはそれらの複合材などにより構成されており、発熱体1と第1吸熱面101とは熱溶着、樹脂材料、ビス止めなどにより接合される。一方、第2放熱部200は、熱伝導性の良好な銅やアルミニウムを含む金属材料、樹脂材料、繊維材料、あるいはそれらの複合材などから構成され、第2吸熱面201の裏側の第2放熱面202は、表面積を広げて放熱を良好にするための放熱フィンを含む凹凸を有しており、大気あるいは冷却水などに接して放熱する構造となっている。また、効率良く熱伝導を行うためには、第1放熱面102よりも第2吸熱面201の縦横の寸法が大きい方が良い。
次に、第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102には突部300(a)、第2吸熱面201には溝部300(b)が形成されており、突部300(a)が溝部300(b)に収容されて嵌合方向10に挿入されるに従い、第1放熱部100と第2放熱部200が圧着されるように、突部300(a)および前記溝部300(b)は、互いに嵌合方向10側につれて窄むように斜傾して形成されている。なお、図において、突部300(a)の断面はアリホゾ構造を有し、これを収容する溝部300(b)の断面はアリミゾ構造を有している。また、本実施例では、第1放熱面102に突部300(a)、第2吸熱面201に溝部300(b)が形成されているが、第1放熱面102に溝部300(b)、第2吸熱面201に突部300(a)を形成することも可能である。
また、突部および溝部の断面構造は、多角形、円形、楕円形を含め、その他の形状でも良く、一部または全面のいずれかが嵌合方向10側につれて窄むように斜傾した形状であれば良い。
また、突部および溝部の断面構造は、多角形、円形、楕円形を含め、その他の形状でも良く、一部または全面のいずれかが嵌合方向10側につれて窄むように斜傾した形状であれば良い。
次に、上記の構成を用いた半導体装置の放熱効率について熱解析を行い、比較例との対比を行った。図2は、熱解析における半導体装置の模式図である。発熱体1は半導体チップ1(a)と絶縁回路基板1(b)を接合して構成されている。熱解析条件を表1に示す。表1において、本実施例と比較例では、第1放熱部100の第1吸熱面101と、第2放熱部200の第2吸熱面201との係合部300における接合条件が異なっており、実施例では、熱伝導性コンパウンドは使用せず、図1と同様の接合が行われることにより、第1放熱部100と第2放熱部200は隙間なく密着されている。一方、比較例では、第1吸熱面101および第2吸熱面201を平面として、その間に熱伝導性コンパウンドが0.3mmの厚さで均一に塗布されて第1放熱部100と第2放熱部200が接合されている。
熱解析結果を表2に示す。表2によると、実施例の半導体チップ1(a)の表面温度は160℃に上昇し、比較例側は164℃であった。
以上のように、突部300(a)を溝部300(b)に収容して嵌合方向10に挿入するにしたがって、第1放熱部と第2放熱部との隙間が小さくなり、さらに圧入することにより係合面は均等に圧着され、第1放熱部100と第2放熱部200は密着する。これにより、接触抵抗が低下して放熱性が向上することとなり、発熱体の温度上昇が抑制される。この結果、小型で信頼性の高い半導体装置を提供することが可能になる。また、突部300(a)を溝部300(b)に収容し嵌合方向10に挿入するだけで位置決めと固定が容易にできる。
なお、第1放熱部100と第2放熱部200間の係合部300に熱伝導性コンパウンドを塗布した場合においても、係合部300は均等に圧着されるので、熱伝導性コンパウンドは均一に引き伸ばされ極薄い膜状となる。このため、熱伝導性コンパウンドを塗布することによる熱伝導性の低下は非常に小さくなる。
これらにより、インバータやサーボアンプのようなモータ制御装置のパワー密度が高くなるとともに、信頼性の向上や製造コストの低減にも寄与することができる。
なお、第1放熱部100と第2放熱部200間の係合部300に熱伝導性コンパウンドを塗布した場合においても、係合部300は均等に圧着されるので、熱伝導性コンパウンドは均一に引き伸ばされ極薄い膜状となる。このため、熱伝導性コンパウンドを塗布することによる熱伝導性の低下は非常に小さくなる。
これらにより、インバータやサーボアンプのようなモータ制御装置のパワー密度が高くなるとともに、信頼性の向上や製造コストの低減にも寄与することができる。
図3は、本発明の実施例2を示す発熱体の放熱構造の概略図である。
第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102は、突部300(a)と溝部300(b)が形成され、第2吸熱面201には、溝部300(b)と突部300(a)が形成されており、互いに突部300(a)が溝部300(b)に挿入されるようになっている。
第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102は、突部300(a)と溝部300(b)が形成され、第2吸熱面201には、溝部300(b)と突部300(a)が形成されており、互いに突部300(a)が溝部300(b)に挿入されるようになっている。
本実施例においても、突部300(a)を溝部300(b)に収容して嵌合方向10に挿入するに従い圧着されるように、突部300(a)および溝部300(b)は、互いに嵌合方向10側につれて窄むように斜傾して形成されており、実施例1と同様の効果が得られる。
図4は、本発明の実施例3を示す発熱体の放熱構造の概略図である。
第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102は、突部300(a)が2箇所と溝部300(b)1箇所が形成され、第2吸熱面201には、溝部300(b)が2箇所と突部300(a)が1箇所形成されており、互いに突部300(a)が溝部300(b)に挿入されるようになっている。
第1放熱部100と第2放熱部200とを係合させる係合部300の第1放熱面102は、突部300(a)が2箇所と溝部300(b)1箇所が形成され、第2吸熱面201には、溝部300(b)が2箇所と突部300(a)が1箇所形成されており、互いに突部300(a)が溝部300(b)に挿入されるようになっている。
本実施例においても、突部300(a)を溝部300(b)に収容して嵌合方向10に挿入するに従い、圧着されるように突部300(a)および溝部300(b)は、互いに嵌合方向10側につれて窄むように斜傾して形成されている。また、第1放熱部100と第2放熱部200の嵌合部分の面積が大きくなるので、さらに第1放熱部100と第2放熱部200の密着性が向上する。
図5は、本発明の実施例4を示す発熱体の放熱構造の概略図である。図5(a)は、第1放熱部100、および第2放熱部200から構成される放熱構造の横断面図を示している。図5(b)は図5(a)の上面図である。
第2放熱部100の嵌合方向10側の端面には固定板400が取り付けられ、貫通穴400(a)が設けられている。また、貫通穴400(a)には軸部に雄ネジが切られたボルト401が貫通するようになっており、第1放熱部の嵌合方向10側の端面には雌ネジが切られたネジ穴402が設けられている。
第1放熱部と第2放熱部とを係合させる際、ボルト401を貫通穴400(a)に通し、ネジ穴402にねじ込むことにより、第1放熱部は嵌合方向10に少しずつスライドして挿入され、次第に第2放熱部と密着して固定される。
なお、固定板400は第2放熱部100と一体化せず、第1放熱部100と第2放熱部200を橋架する取り外しの可能な構造であっても良い。
第2放熱部100の嵌合方向10側の端面には固定板400が取り付けられ、貫通穴400(a)が設けられている。また、貫通穴400(a)には軸部に雄ネジが切られたボルト401が貫通するようになっており、第1放熱部の嵌合方向10側の端面には雌ネジが切られたネジ穴402が設けられている。
第1放熱部と第2放熱部とを係合させる際、ボルト401を貫通穴400(a)に通し、ネジ穴402にねじ込むことにより、第1放熱部は嵌合方向10に少しずつスライドして挿入され、次第に第2放熱部と密着して固定される。
なお、固定板400は第2放熱部100と一体化せず、第1放熱部100と第2放熱部200を橋架する取り外しの可能な構造であっても良い。
このように、汎用の部材を用いて、第1放熱部と第2放熱部との圧着、位置決め、及び固定することが容易にできるので、第1放熱部100と第2放熱部200との接合作業が容易になり、製造コストの低減が可能となる。
図6は、本発明の実施例5を示す半導体装置の概略構成図である。図6(a)は、半導体装置の斜視図であり、図6(b)は図6(a)のA−A´における断面図を示している。半導体チップや絶縁回路基板を含む発熱体1の両面にはそれぞれ第1放熱部100が接合され、さらにそれらの両側から第2放熱部200が接合されるようになっている。また、発熱体1の嵌合方向10側の端面には雌ネジが切られたネジ穴402が設けられており、双方の第2放熱部200を橋架するように、貫通穴400(a)の設けられた固定板400を設置できるようになっている。このネジ穴402と貫通穴400の位置を合わせて、ボルト401をねじ込むことにより、発熱体1と接合された第1放熱部100は嵌合方向10に少しずつスライドして挿入され、次第に第2放熱部と圧着されて固定される。
このように、半導体チップが実装されたパワーモジュールで発生する熱は両面に放熱されることとなり、さらに放熱性が向上するため、パワーモジュールの性能、信頼性が大幅に改善される。また、上記の接合手段により製造性が改善され、コスト低減が実現できる効果が得られる。
図7は、本発明の実施例6を示す半導体装置の概略構成図である。図7(a)は、
半導体装置の縦断面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A´における断面図を示している。本実施例は、実施例5の半導体装置がさらに多重に積層された構造となっており、第2放熱部200は冷却水路203を有している。
また、第2放熱部200は、内燃機関の冷却を行う多数の細い流路で構成された車載用ラジエータであっても良い。
半導体装置の縦断面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A´における断面図を示している。本実施例は、実施例5の半導体装置がさらに多重に積層された構造となっており、第2放熱部200は冷却水路203を有している。
また、第2放熱部200は、内燃機関の冷却を行う多数の細い流路で構成された車載用ラジエータであっても良い。
このように、半導体チップが実装されたパワーモジュールはさらに放熱性が向上し、パワーモジュールの性能、信頼性が大幅に改善される。また、ラジエータを利用した放熱構造とすることにより、パワーモジュールから発熱する熱を効果的に放熱することができるとともに、収容スペースのコンパクト化が可能となる。
半導体装置に限定されず、発熱体を有する電気品全般、あるいは熱交換器の放熱構造に適用することができる。また、内燃機関の冷却を行う車載用ラジエータ以外の産業機械、建設機械、あるいは家庭用の熱交換器等に使用されるラジエータを利用して放熱構造を構成することも可能である。
1 発熱体
1(a) 半導体チップ
1(b) 絶縁回路基板
10 嵌合方向
100 第1放熱部
101 第1吸熱面
102 第1放熱面
200 第2放熱部
201 第2吸熱面
202 第2放熱面
203 冷却水路
300 係合部
300(a) 突部
300(b) 溝部
400 固定板
400(a) 貫通穴
401 ボルト
402 ネジ穴
1(a) 半導体チップ
1(b) 絶縁回路基板
10 嵌合方向
100 第1放熱部
101 第1吸熱面
102 第1放熱面
200 第2放熱部
201 第2吸熱面
202 第2放熱面
203 冷却水路
300 係合部
300(a) 突部
300(b) 溝部
400 固定板
400(a) 貫通穴
401 ボルト
402 ネジ穴
Claims (8)
- 発熱体が固定された第1吸熱面と、前記第1吸熱面が吸熱した熱が伝達される第1放熱面とを有し、前記発熱体から発せられる熱を伝達する第1放熱部と、
前記第1放熱面に対向して配置された第2吸熱面と、前記第2吸熱面が吸熱した熱が伝達される第2放熱面とを有し、前記第1放熱部から伝達された熱を放熱する第2放熱部と、
前記第1放熱面と前記第2吸熱面とを係合させる係合部とを備え、
前記係合部は、前記第1放熱面と前記第2吸熱面のいずれか一方の面に突部が形成され、他方の面に前記突部が収容される溝部が形成され、
前記突部が、前記溝部に収容されて前記第1放熱面及び前記第2吸熱面に平行となる嵌合方向に挿入されるに従って圧着されるように、前記突部および前記溝部は、互いに前記嵌合方向側につれて窄むように斜傾して形成されることを特徴とする発熱体の放熱構造。 - 前記一方の面に、前記突部と前記溝部がそれぞれ少なくとも1以上形成され、
前記他方の面に、前記突部と前記溝部とにそれぞれ対応する前記溝部と前記突部がそれぞれ少なくとも1以上形成されることを特徴とする請求項1に記載の発熱体の放熱構造。 - 前記一方の面には、2以上の前記突部が形成され、
前記一方の面の前記突部には、少なくとも1以上の溝部が形成され、
前記他方の面には、前記2以上の前記突部に対応した2以上の前記溝部が形成され、
前記他方の面の前記溝部には、前記1以上の溝部に対応した1以上の前記突部が形成されることを特徴とする、請求項2に記載の発熱体の放熱構造。 - 前記溝部はアリミゾ構造を有し、前記突部はアリホゾ構造を有することを特徴とする請求項1乃至3記載の発熱体の放熱構造。
- 前記突部を前記嵌合方向に挿入し、前記第1放熱部と前記第2放熱部を固定する固定手段を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の発熱体の放熱構造。
- 前記固定手段は、軸部に雄ネジが切られたボルトと、前記第1放熱部または前記発熱体の前記勘合方向側端面から前記勘合方向に雌ネジが切られたネジ穴と、前記第1放熱部及び前記第2放熱部と一体化または橋架して貫通穴が設けられた固定板で構成され、前記ボルトの軸部を前記貫通穴を貫通して前記ネジ穴にねじ込むようにすることを特徴とする請求項5に記載の発熱体の放熱構造。
- 半導体チップが実装されたパワーモジュールの放熱手段は、請求項1記載の発熱体の放
熱構造により構成され、前記発熱体は半導体チップにより構成されたことを特徴とする半導体装置。 - 前記パワーモジュールの放熱手段は、前記半導体チップを含む前記発熱体の両面を請求項1記載の発熱体の放熱構造により構成したことを特徴とする半導体装置。
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|---|---|---|---|
| JP2009241325A JP2011091088A (ja) | 2009-10-20 | 2009-10-20 | 発熱体の放熱構造、および該放熱構造を用いた半導体装置 |
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Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013069959A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Nissan Motor Co Ltd | パワーモジュールの冷却構造 |
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| JP2013165122A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
| JP2014179394A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
| KR101836658B1 (ko) * | 2016-06-29 | 2018-03-09 | 현대자동차주식회사 | 파워 모듈 및 그 제조 방법 |
| CN108141009A (zh) * | 2015-10-20 | 2018-06-08 | 松下知识产权经营株式会社 | 光源装置 |
| CN111466159A (zh) * | 2017-12-08 | 2020-07-28 | 海拉有限双合股份公司 | 用于制造电路板-散热体结构的方法以及对此的包括电路板和散热体的结构 |
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| WO2023071671A1 (zh) * | 2021-10-26 | 2023-05-04 | 北京比特大陆科技有限公司 | 一种芯片模组和电路板 |
| WO2025058194A1 (ko) * | 2023-09-13 | 2025-03-20 | (주)라온반도체 | 양면 냉각 구조를 갖는 파워 모듈 |
-
2009
- 2009-10-20 JP JP2009241325A patent/JP2011091088A/ja active Pending
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