JP2011076740A - 捲回型電極群およびそれを用いた電池、ならびに電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極のずれが抑制され、電極の巻芯への電気的な接続状態が良好である高信頼性の捲回型電極群を提供する。
【解決手段】本発明の捲回型電極群は、導電性を有する巻芯、巻芯に巻き付けられる第1電極および第2電極、ならびに第1電極と第2電極との間を隔離するセパレータを備える。第1電極および第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、集電体の両面に形成される活物質層とを含む。第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において活物質層が形成されない未塗工部を有する。未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付されている。粘着テープは、未塗工部における集電体の幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有する。延長部は、巻芯の一部に貼付されている。未塗工部は、粘着テープで覆われない集電体露出部を有する。集電体露出部が、巻芯に溶接されている。
【選択図】図4
【解決手段】本発明の捲回型電極群は、導電性を有する巻芯、巻芯に巻き付けられる第1電極および第2電極、ならびに第1電極と第2電極との間を隔離するセパレータを備える。第1電極および第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、集電体の両面に形成される活物質層とを含む。第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において活物質層が形成されない未塗工部を有する。未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付されている。粘着テープは、未塗工部における集電体の幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有する。延長部は、巻芯の一部に貼付されている。未塗工部は、粘着テープで覆われない集電体露出部を有する。集電体露出部が、巻芯に溶接されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、正極および負極のいずれかの電極の集電体が導電性巻芯に接続された捲回型電極群に関し、詳しくは、上記の集電体の導電性巻芯への接合に関する。
近年、携帯電話などの携帯型電子機器の小型化の要求に伴い、これらの駆動用電源である電池に対し、より一層の小型化、高エネルギー密度化が要求されている。
従来、捲回型電極群を備えた電池では、電極群を構成した後、電極群の中心部から巻芯を抜き取るため、電極群の中心部は空洞であった。この電池を小型化するため、巻芯を抜き取らずに集電体として用い、正極または負極のいずれか一方を巻芯に電気的に接続して電極群を構成した円筒型電池が開発されている。
従来、捲回型電極群を備えた電池では、電極群を構成した後、電極群の中心部から巻芯を抜き取るため、電極群の中心部は空洞であった。この電池を小型化するため、巻芯を抜き取らずに集電体として用い、正極または負極のいずれか一方を巻芯に電気的に接続して電極群を構成した円筒型電池が開発されている。
例えば、特許文献1では、リチウムを吸蔵脱離可能な正極活物質を正極集電体に保持させた正極と、リチウムを吸蔵脱離可能な負極活物質を負極集電体に保持させた負極と、前記正極と前記負極との間に配されたセパレータと、前記正極と前記負極と前記セパレータとを巻付ける導電性巻芯と、非水電解液と、電池外装体とを備え、負極集電体の巻付け方向の端部を、導電性巻芯の長手方向に沿って、2以上の箇所で点溶接した円筒型非水電解質電池(リチウムイオン電池)が記載されている。
一般に、円筒型電池は、負極および正極の各外部端子と電気的に接続されたリードを各電極の集電体に取り付けることで、捲回型電極群から電気エネルギーを取り出している。これにより、導電性巻芯を負極のリードおよび外部端子として併用できることから、部品点数の削減や電池の省スペース化を実現することができる。負極の集電体から導電性巻芯を介して集電しているため高出力化が可能である。負極のリードを外部端子と溶接する工程が不要であるため、電池の生産性が向上する。
しかし、帯状の電極の端部を棒状の巻芯に溶接する際、電極がずれる場合があった。電極がずれた状態で電極群を構成すると内部短絡等の不具合を生じる可能性がある。
上記の円筒型電池にて小型化および高エネルギー密度化を両立するためには、活物質量を減らさずに省スペース化する必要がある。例えば、棒状の巻芯を細くすることが考えられる。しかし、棒状の巻芯を細くすると、上記の電極のずれが起こり易くなる。
上記の円筒型電池にて小型化および高エネルギー密度化を両立するためには、活物質量を減らさずに省スペース化する必要がある。例えば、棒状の巻芯を細くすることが考えられる。しかし、棒状の巻芯を細くすると、上記の電極のずれが起こり易くなる。
また、棒状の巻芯を細くすると、電極と巻芯との溶接面積が小さくなる。そのため、溶接不良が起こり易く、内部短絡の発生および内部抵抗の増大を生じやすい。電極の巻芯に近い部分では、電極の屈曲が大きくなるため、電極の溶接部分に負荷が増大する。電極群を構成する際、電極のずれおよび電極群の緩みを防止するために、電極を捲回方向に大きな力で引っ張る必要がある。そのため、電極の溶接部分にかかる負荷が増大する。これらにより、電極の溶接部分の剥がれまたは電極の破損を生じ、電極と集電体との間で電気的な接触不良を起こす可能性がある。
そこで、本発明は、電極のずれが抑制され、電極の巻芯への電気的な接続状態が良好である高信頼性の電極群を提供することを目的とする。また、本発明は、内部短絡の発生および内部抵抗の増大が抑制された、小型で信頼性に優れた電池を提供することを目的とする。
本発明の捲回型電極群の一局面は、導電性を有する巻芯、前記巻芯に巻き付けられる第1電極および第2電極、ならびに前記第1電極と前記第2電極との間を隔離するセパレータを備え、
前記第1電極および前記第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、前記集電体の両面に形成される活物質層とを含み、
前記第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において前記活物質層が形成されない未塗工部を有し、
前記未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付され、
前記粘着テープは、前記未塗工部の前記幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有し、
前記延長部は、前記巻芯の一部に貼付され、
前記未塗工部は、前記粘着テープで覆われない集電体露出部を有し、
前記集電体露出部が、前記巻芯に溶接されている。
前記第1電極および前記第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、前記集電体の両面に形成される活物質層とを含み、
前記第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において前記活物質層が形成されない未塗工部を有し、
前記未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付され、
前記粘着テープは、前記未塗工部の前記幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有し、
前記延長部は、前記巻芯の一部に貼付され、
前記未塗工部は、前記粘着テープで覆われない集電体露出部を有し、
前記集電体露出部が、前記巻芯に溶接されている。
前記粘着テープは帯状であり、前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、前記粘着テープは、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付されているのが好ましい。
前記粘着テープは複数のテープ部材からなり、前記複数のテープ部材は、前記集電体の幅方向に離間して、配されているのが好ましい。
前記粘着テープは複数のテープ部材からなり、前記複数のテープ部材は、前記集電体の幅方向に離間して、配されているのが好ましい。
本発明の第1の好ましい態様は、前記粘着テープの長手方向に沿う両側に、一対の前記集電体露出部が形成されている。
前記一対の集電体露出部は、略同一の幅を有するのが好ましい。
前記一対の集電体露出部は、略同一の幅を有するのが好ましい。
本発明の第2の好ましい態様は、前記粘着テープは、一対のテープ部材からなり、前記一対のテープ部材は、前記集電体の長手方向に沿う両端縁部に沿って配され、前記一対のテープ部材の間に、前記集電体露出部が形成されている。
前記一対のテープ部材は、略同一の幅を有するのが好ましい。
前記一対のテープ部材は、略同一の幅を有するのが好ましい。
本発明の第3の好ましい形態は、前記粘着テープは、前記一対のテープ部材の間に、さらに1つ以上のテープ部材を有し、各テープ部材間に、それぞれ前記集電体露出部が形成されている。
各テープ部材は、略同一の幅を有するのが好ましい。
各集電体露出部は、略同一の幅を有するのが好ましい。
前記集電体露出部は、前記集電体の幅方向に沿って溶接されているのが好ましい。
各テープ部材は、略同一の幅を有するのが好ましい。
各集電体露出部は、略同一の幅を有するのが好ましい。
前記集電体露出部は、前記集電体の幅方向に沿って溶接されているのが好ましい。
本発明の電池の一局面は、一端が閉じられた略円筒状の電池ケースと、前記電池ケースに収容される上記の捲回型電極群と、上記の捲回型電極群に接触される電解質と、を備える。
前記巻芯の一端が、前記電池ケースの外部に露出し、電極端子として用いられるのが好ましい。
前記巻芯の一端が、前記電池ケースの外部に露出し、電極端子として用いられるのが好ましい。
本発明の電池の製造方法の一局面は、
(1)帯状の集電体および前記集電体の両面に形成された活物質層を有し、前記集電体の一端部の両面において、活物質層が形成されない未塗工部を有する、第1電極を構成する工程と、
(2)粘着テープの一端部を前記未塗工部の一部に貼付し、前記粘着テープの他端部を、導電性を有する巻芯の一部に貼付する工程と、
(3)前記粘着テープで前記未塗工部を前記巻芯上に固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後、前記未塗工部の前記粘着テープで覆われない集電体露出部を前記巻芯に溶接する工程と、
(5)前記工程(4)の後、前記第1電極と、第2電極とを、両者間にセパレータを介して巻芯に巻き付け、電極群を構成する工程と、
を含む。
(1)帯状の集電体および前記集電体の両面に形成された活物質層を有し、前記集電体の一端部の両面において、活物質層が形成されない未塗工部を有する、第1電極を構成する工程と、
(2)粘着テープの一端部を前記未塗工部の一部に貼付し、前記粘着テープの他端部を、導電性を有する巻芯の一部に貼付する工程と、
(3)前記粘着テープで前記未塗工部を前記巻芯上に固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後、前記未塗工部の前記粘着テープで覆われない集電体露出部を前記巻芯に溶接する工程と、
(5)前記工程(4)の後、前記第1電極と、第2電極とを、両者間にセパレータを介して巻芯に巻き付け、電極群を構成する工程と、
を含む。
前記粘着テープは帯状であり、前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、前記工程(2)において、前記粘着テープを、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
前記粘着テープが、複数のテープ部材からなり、前記工程(2)において、前記複数のテープ部材を、前記集電体の幅方向に離間して、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
本発明によれば、捲回型電極群を構成する際、粘着テープを用いて電極を巻芯に予め固定することにより、電極の巻芯への溶接時に生じる電極のずれを防止することができる。よって、電極群構成時の作業性が向上する。
電極群構成時に電極と巻芯との接合箇所にかかる負荷を、溶接点および粘着テープに分散させることにより、電極が巻芯から外れるのを防止することができる。
本発明によれば、内部短絡の発生および内部抵抗の増大が抑制された、小型の信頼性に優れた電池を提供することができる。
電極群構成時に電極と巻芯との接合箇所にかかる負荷を、溶接点および粘着テープに分散させることにより、電極が巻芯から外れるのを防止することができる。
本発明によれば、内部短絡の発生および内部抵抗の増大が抑制された、小型の信頼性に優れた電池を提供することができる。
本発明の捲回型電極群の一局面は、導電性を有する巻芯、前記巻芯に巻き付けられる第1電極および第2電極、ならびに前記第1電極と前記第2電極との間を隔離するセパレータを備える。前記第1電極および前記第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、前記集電体の両面に形成される活物質層とを含む。
前記第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において前記活物質層が形成されない未塗工部を有する。前記未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付されている。前記粘着テープは、前記未塗工部の前記幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有する。前記延長部は、前記巻芯の一部に貼付されている。前記未塗工部は、前記粘着テープで覆われない集電体露出部を有する。前記集電体露出部が、前記巻芯に溶接されている。第1電極および第2電極の一方は正極であり、他方は負極である。集電体の幅方向は、巻芯の軸方向と、略同一である。
前記第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において前記活物質層が形成されない未塗工部を有する。前記未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付されている。前記粘着テープは、前記未塗工部の前記幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有する。前記延長部は、前記巻芯の一部に貼付されている。前記未塗工部は、前記粘着テープで覆われない集電体露出部を有する。前記集電体露出部が、前記巻芯に溶接されている。第1電極および第2電極の一方は正極であり、他方は負極である。集電体の幅方向は、巻芯の軸方向と、略同一である。
ここで、「巻芯の一部」とは、集電体露出部との溶接に直接寄与しない部分である、この部分は、粘着テープの延長部との密着が十分に確保される面積を有していればよい。巻芯は、未塗工部と接する部分を含む。
「未塗工部の一方の面の一部」とは、巻芯との溶接に直接寄与しない部分である。この部分は、粘着テープの未塗工部との密着が十分に確保される面積を有していればよい。未塗工部は、粘着テープで覆われない部分(集電体露出部)を含む。
未塗工部の一方の面の一部は粘着テープで覆われ、未塗工部の他方の面は、巻芯と電気的に接触する。粘着テープの使用枚数は、単数でもよく、複数でもよい。溶接箇所は、1箇所でもよく、複数個所でもよい。
「未塗工部の一方の面の一部」とは、巻芯との溶接に直接寄与しない部分である。この部分は、粘着テープの未塗工部との密着が十分に確保される面積を有していればよい。未塗工部は、粘着テープで覆われない部分(集電体露出部)を含む。
未塗工部の一方の面の一部は粘着テープで覆われ、未塗工部の他方の面は、巻芯と電気的に接触する。粘着テープの使用枚数は、単数でもよく、複数でもよい。溶接箇所は、1箇所でもよく、複数個所でもよい。
捲回型電極群を構成する際、粘着テープを用いて電極を巻芯に予め固定することにより、電極の巻芯への溶接時に生じる電極のずれを防止することができる。
また、電極群構成時に電極と巻芯との接合箇所にかかる負荷を、溶接点および粘着テープに分散させることにより、電極が巻芯から外れるのを防止することができる。
本発明は、円筒型電池の電池ケースの外径が3〜20mmであり、ほぼ丸棒状の巻芯の軸方向に垂直な面の直径が1〜10mmである場合に好適である。巻芯が細く、電極の巻芯に近い部分の曲率が200〜2000m-1程度と大きくなる場合でも、電極群構成時の電極のずれ、および巻芯からの電極の脱落が抑制される。
また、電極群構成時に電極と巻芯との接合箇所にかかる負荷を、溶接点および粘着テープに分散させることにより、電極が巻芯から外れるのを防止することができる。
本発明は、円筒型電池の電池ケースの外径が3〜20mmであり、ほぼ丸棒状の巻芯の軸方向に垂直な面の直径が1〜10mmである場合に好適である。巻芯が細く、電極の巻芯に近い部分の曲率が200〜2000m-1程度と大きくなる場合でも、電極群構成時の電極のずれ、および巻芯からの電極の脱落が抑制される。
前記粘着テープは帯状であり、前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、前記粘着テープは、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付されているのが好ましい。
粘着テープの幅が、集電体の幅より狭いため、集電体露出部は、集電体の長手方向(巻芯で巻き付けられる方向)に沿って連続して形成される。
粘着テープで未塗工部が巻芯上に固定された状態では、巻芯の軸方向と垂直であり、集電体露出部を含む面において、巻芯は粘着テープで覆われない。よって、一対の抵抗溶接電極で、未塗工部および巻芯を挟んで、効率よく抵抗溶接することができる。
粘着テープの幅が、集電体の幅より狭いため、集電体露出部は、集電体の長手方向(巻芯で巻き付けられる方向)に沿って連続して形成される。
粘着テープで未塗工部が巻芯上に固定された状態では、巻芯の軸方向と垂直であり、集電体露出部を含む面において、巻芯は粘着テープで覆われない。よって、一対の抵抗溶接電極で、未塗工部および巻芯を挟んで、効率よく抵抗溶接することができる。
さらに、粘着テープは、複数のテープ部材からなり、複数のテープ部材が、集電体の幅方向に離間して、配されているのが好ましい。
このように、テープ部材を複数設けることにより、電極の巻芯への溶接時に生じる電極のずれをより確実に防止することができる。溶接時の作業性が向上する。電極が巻芯から外れるのを防止する効果が顕著に得られる。
集電体の幅方向に沿って、複数の集電体露出部(溶接部)を一定の間隔で形成することができ、電極が巻芯から外れるのを防止する効果が顕著に得られる。
このように、テープ部材を複数設けることにより、電極の巻芯への溶接時に生じる電極のずれをより確実に防止することができる。溶接時の作業性が向上する。電極が巻芯から外れるのを防止する効果が顕著に得られる。
集電体の幅方向に沿って、複数の集電体露出部(溶接部)を一定の間隔で形成することができ、電極が巻芯から外れるのを防止する効果が顕著に得られる。
前記集電体露出部は、前記集電体の幅方向に沿って溶接されているのが好ましい。巻芯の軸方向に沿って溶接されるため、電極を巻芯に強固に接合することができる。集電体露出部における集電体の幅方向の長さを短くすることができる。
本発明の電池の一局面は、一端が閉じられた略円筒状の電池ケースと、前記電池ケースに収容される上記の捲回型電極群と、前記捲回型電極群に接触される電解質と、を備える。上記の捲回型電極群を用いることにより、電池において内部短絡の発生および内部抵抗の増大を抑制することができる。
巻芯の一端が、電池ケースの外部に露出し、電極端子として用いられるのが好ましい。
巻芯の一端が、電池ケースの外部に露出し、電極端子として用いられるのが好ましい。
本発明の電池の製造方法の一局面は、
(1)帯状の集電体および前記集電体の両面に形成された活物質層を有し、前記集電体の一端部の両面において、活物質層が形成されない未塗工部を有する、第1電極を構成する工程と、
(2)粘着テープの一端部を前記未塗工部の一部に貼付し、前記粘着テープの他端部を、導電性を有する巻芯の一部に貼付する工程と、
(3)前記粘着テープで前記未塗工部を前記巻芯上に固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後、前記未塗工部の前記粘着テープで覆われない集電体露出部を前記巻芯に溶接する工程と、
(5)前記工程(4)の後、前記第1電極と、第2電極とを、両者間にセパレータを介して巻芯に巻き付け、電極群を構成する工程と、を含む。
(1)帯状の集電体および前記集電体の両面に形成された活物質層を有し、前記集電体の一端部の両面において、活物質層が形成されない未塗工部を有する、第1電極を構成する工程と、
(2)粘着テープの一端部を前記未塗工部の一部に貼付し、前記粘着テープの他端部を、導電性を有する巻芯の一部に貼付する工程と、
(3)前記粘着テープで前記未塗工部を前記巻芯上に固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後、前記未塗工部の前記粘着テープで覆われない集電体露出部を前記巻芯に溶接する工程と、
(5)前記工程(4)の後、前記第1電極と、第2電極とを、両者間にセパレータを介して巻芯に巻き付け、電極群を構成する工程と、を含む。
前記粘着テープは帯状であり、
前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、
前記工程(2)において、前記粘着テープを、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
前記粘着テープが、複数のテープ部材からなり、
前記工程(2)において、前記複数のテープ部材を、前記集電体の幅方向に離間して、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、
前記工程(2)において、前記粘着テープを、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
前記粘着テープが、複数のテープ部材からなり、
前記工程(2)において、前記複数のテープ部材を、前記集電体の幅方向に離間して、前記未塗工部に貼付するのが好ましい。
電極の端部を巻芯に溶接する際、粘着テープにより電極の端部が、巻芯上に十分に固定されていればよい。電極の端部が溶接により巻芯に固定された後(例えば、電解液を電極群12に含浸させた後)においても、粘着テープは、電極の端部および巻芯に強固に密着しているのが好ましいが、溶接後は、粘着テープは、電極の端部および巻芯に強固に密着していなくてもよい。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。複数の実施形態を通じて同一または同種の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
(実施形態1)
図1は、本発明の電池の一実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の一部を断面とする正面図である。図2は、負極に粘着テープを貼り付けた状態を示す縦断面図である。図3は、巻芯に固定された負極の状態を示す縦断面図である。図4は、巻芯に固定された負極の状態を示す展開図である。なお、図4中の、矢印Xの方向(以下、X方向)は、巻芯の軸方向を示す。矢印Yの方向(以下、Y方向)は、負極集電体の長手方向を示す。X方向は、Y方向と、略垂直である。
(実施形態1)
図1は、本発明の電池の一実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の一部を断面とする正面図である。図2は、負極に粘着テープを貼り付けた状態を示す縦断面図である。図3は、巻芯に固定された負極の状態を示す縦断面図である。図4は、巻芯に固定された負極の状態を示す展開図である。なお、図4中の、矢印Xの方向(以下、X方向)は、巻芯の軸方向を示す。矢印Yの方向(以下、Y方向)は、負極集電体の長手方向を示す。X方向は、Y方向と、略垂直である。
図1に示すように、リチウムイオン二次電池10は、有底円筒形の電池ケース11、電池ケース11内に収容された捲回型電極群12、および電池ケース11を封止する絶縁ガスケット31を備えている。電池ケース11の外側面は絶縁カバー34で覆われている。
電極群12は、導電性を有する巻芯14と、第1電極としての負極15と、第2電極としての正極16と、負極15と正極16との間を隔離するセパレータ17とを備えている。この電極群12には、非水電解質が接触している。
電極群12は、導電性を有する巻芯14と、第1電極としての負極15と、第2電極としての正極16と、負極15と正極16との間を隔離するセパレータ17とを備えている。この電極群12には、非水電解質が接触している。
電極群12の最外周には、正極16が配され、電池ケース11の内側面と電気的に接触する。電池ケース11の底面は、外部に露出し、外部正極端子として用いられる。
巻芯14の一端32は、電池ケースの外部に露出され、負極端子として用いられる。巻芯14の一端は、絶縁ガスケット31の孔に圧入されている。巻芯14の他端には、電池ケース11と短絡しないように、絶縁キャップ33が取付けられている。
巻芯14の一端32は、電池ケースの外部に露出され、負極端子として用いられる。巻芯14の一端は、絶縁ガスケット31の孔に圧入されている。巻芯14の他端には、電池ケース11と短絡しないように、絶縁キャップ33が取付けられている。
電池ケース11の内底面に絶縁板を配置する場合、絶縁キャップ33を用いなくてもよい。
また、以下の場合、絶縁キャップ33を用いなくてもよい。セパレータの電池ケース側の一端部が突出するように電極群を構成した後、セパレータの突出部を熱凝縮させて、電極群の一端面をセパレータで覆う。その電極群の一端面が電池ケースの内底面と対向するように電極群を電池ケース内に収容する。
これらの場合、絶縁キャップ33が無くても、電池ケース11の底部と、巻芯14との間の短絡を防止することができる。
また、以下の場合、絶縁キャップ33を用いなくてもよい。セパレータの電池ケース側の一端部が突出するように電極群を構成した後、セパレータの突出部を熱凝縮させて、電極群の一端面をセパレータで覆う。その電極群の一端面が電池ケースの内底面と対向するように電極群を電池ケース内に収容する。
これらの場合、絶縁キャップ33が無くても、電池ケース11の底部と、巻芯14との間の短絡を防止することができる。
負極15の一端部は、巻芯14に溶接されている。これにより、負極15は、巻芯14と、電気的に接続されている。
負極15の両面には、負極活物質層が形成されている。より具体的には、負極15は、集電体21の一方の面に負極活物質層22aおよび他方の面に負極活物質層22bが形成された両面塗工部と、集電体21の両面において負極活物質層が形成されず集電体が露出する未塗工部21aと、集電体の一方の面に負極活物質層22aが形成された片面塗工部21bとを有する。
片面塗工部21bは、両面塗工部と未塗工部21aとの間に形成され、電極群構成時には内周側に集電体露出面が位置するように、片面塗工部21bが捲回される。
未塗工部21aは、負極22の一端部に形成されている。
負極15の両面には、負極活物質層が形成されている。より具体的には、負極15は、集電体21の一方の面に負極活物質層22aおよび他方の面に負極活物質層22bが形成された両面塗工部と、集電体21の両面において負極活物質層が形成されず集電体が露出する未塗工部21aと、集電体の一方の面に負極活物質層22aが形成された片面塗工部21bとを有する。
片面塗工部21bは、両面塗工部と未塗工部21aとの間に形成され、電極群構成時には内周側に集電体露出面が位置するように、片面塗工部21bが捲回される。
未塗工部21aは、負極22の一端部に形成されている。
帯状の粘着テープ18により負極15および巻芯14が固定されている。溶接および粘着テープの両方で負極15および巻芯14を固定するため、負極15および巻芯14の安定した接触状態を強固に維持することができる。
図2に示すように、粘着テープ18の一端部18aが、未塗工部21aの一方の面(負極活物質層22a側と同一面)に、貼付されている。一端部18aのY方向の長さL2は、未塗工部21aのY方向の長さL3と略同一である。一端部18aのY方向における貼付長さが最大であり、一端部18aを未塗工部21aに安定して貼付することができる。本実施形態では、一端部18aのY方向の長さL2を、未塗工部21aのY方向の長さL3と略同一としているが、一端部18aを未塗工部21aに安定して貼付することができるのであれば、一端部18aのY方向の長さL2は、未塗工部21aのY方向の長さL3よりも小さくてもよく、粘着テープ18と負極活物質層22aとの間には、集電体が露出する部分があってもよい。
図2に示すように、粘着テープ18の一端部18aが、未塗工部21aの一方の面(負極活物質層22a側と同一面)に、貼付されている。一端部18aのY方向の長さL2は、未塗工部21aのY方向の長さL3と略同一である。一端部18aのY方向における貼付長さが最大であり、一端部18aを未塗工部21aに安定して貼付することができる。本実施形態では、一端部18aのY方向の長さL2を、未塗工部21aのY方向の長さL3と略同一としているが、一端部18aを未塗工部21aに安定して貼付することができるのであれば、一端部18aのY方向の長さL2は、未塗工部21aのY方向の長さL3よりも小さくてもよく、粘着テープ18と負極活物質層22aとの間には、集電体が露出する部分があってもよい。
図3に示すように、粘着テープ18は、一端部18aからさらにY方向に沿って延びる延長部として他端部18bを有し、他端部18bが巻芯14に貼付されている。
未塗工部21aの他方の面(負極活物質層22b側と同一面)が、巻芯14に接する。
負極15の端部を巻芯14に巻き付けることにより、片面塗工部21bは、巻芯14、粘着テープ18、および未塗工部を覆うように、捲回される。このとき、片面塗工部21bの集電体露出面は、集電体露出部19aおよび19bに接する。
未塗工部21aのY方向の長さL3は、巻芯14の円周長さの約1/4〜3/2倍が好ましく、より好ましくは、巻芯の円周長さの約1倍である。片面塗工部21bのY方向の長さL4は、巻芯14の円周長さの約3/2倍以下が好ましい。
本実施形態では、両面塗工部と未塗工部21aとの間に片面塗工部21bを形成して負極を構成しているが、片面塗工部21bを形成せずに、両面塗工部および未塗工部21aのみで負極を構成してもよい。
未塗工部21aの他方の面(負極活物質層22b側と同一面)が、巻芯14に接する。
負極15の端部を巻芯14に巻き付けることにより、片面塗工部21bは、巻芯14、粘着テープ18、および未塗工部を覆うように、捲回される。このとき、片面塗工部21bの集電体露出面は、集電体露出部19aおよび19bに接する。
未塗工部21aのY方向の長さL3は、巻芯14の円周長さの約1/4〜3/2倍が好ましく、より好ましくは、巻芯の円周長さの約1倍である。片面塗工部21bのY方向の長さL4は、巻芯14の円周長さの約3/2倍以下が好ましい。
本実施形態では、両面塗工部と未塗工部21aとの間に片面塗工部21bを形成して負極を構成しているが、片面塗工部21bを形成せずに、両面塗工部および未塗工部21aのみで負極を構成してもよい。
溶接時および電極群構成時に、粘着テープにより負極15および巻芯14を十分に固定することができ、作業性が向上することから、一端部18aのY方向の長さL2および他端部18bのY方向の長さL1は、略同一であるのが好ましい。
溶接時および電極群構成時に、粘着テープにより負極15および巻芯14を十分に固定することができ、作業性が向上することから、粘着テープ18のY方向の長さ(L1+L2)は、巻芯14の円周長さの約1/2〜3/2倍が好ましく、より好ましくは巻芯14の円周長さの約1倍である。
長さL1およびL2は、それぞれ巻芯14の円周長さの約1/4〜1倍が好ましく、より好ましくは巻芯14の円周長さの約1/2倍である。
溶接時および電極群構成時に、粘着テープにより負極15および巻芯14を十分に固定することができ、作業性が向上することから、粘着テープ18のY方向の長さ(L1+L2)は、巻芯14の円周長さの約1/2〜3/2倍が好ましく、より好ましくは巻芯14の円周長さの約1倍である。
長さL1およびL2は、それぞれ巻芯14の円周長さの約1/4〜1倍が好ましく、より好ましくは巻芯14の円周長さの約1/2倍である。
粘着テープ18は、当該粘着テープ18の長手方向が、Y方向と略平行となるように、未塗工部21aの幅方向の中央に配されている。
図4に示すように、粘着テープ18の幅W1a1は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(粘着テープの幅W1a1)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
粘着テープ18の両側に、一対の集電体露出部19aおよび19bが形成されている。一対の集電体露出部19aおよび19bは、略同一の幅を有するのが好ましい。
図4に示すように、粘着テープ18の幅W1a1は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(粘着テープの幅W1a1)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
粘着テープ18の両側に、一対の集電体露出部19aおよび19bが形成されている。一対の集電体露出部19aおよび19bは、略同一の幅を有するのが好ましい。
負極集電体の幅Wは、5〜20mmが好ましい。本実施形態では、1枚の粘着テープを用いているが、負極集電体の幅Wが5〜10mmの場合、1〜2枚の粘着テープを用いるのが好ましい。負極集電体の幅Wが10〜20mmの場合、1〜3枚の粘着テープを用いるのが好ましい。集電体露出部を十分に確保することができる。さらに、負極15の一端部を巻芯14に密着させた状態に固定して溶接することができる。溶接時の負極15および巻芯14のずれを防止できる。
集電体露出部に粘着テープを強固かつ安定した状態で貼付けることができるため、粘着テープ18の幅W1a1は、1〜6mmが好ましい。幅W1a1が1mm未満であると、粘着テープを安定して未塗工部に貼付し難くなる。幅W1a1が6mm超であると、電極群内において、電池の充放電に関与しない粘着テープが占める割合が過度に増大し、電池を高エネルギー密度化し難い場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W1a1は、上記範囲内で小さいほど、より好ましい。
集電体露出部に粘着テープを強固かつ安定した状態で貼付けることができるため、粘着テープ18の幅W1a1は、1〜6mmが好ましい。幅W1a1が1mm未満であると、粘着テープを安定して未塗工部に貼付し難くなる。幅W1a1が6mm超であると、電極群内において、電池の充放電に関与しない粘着テープが占める割合が過度に増大し、電池を高エネルギー密度化し難い場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W1a1は、上記範囲内で小さいほど、より好ましい。
集電体露出部19aおよび19bの幅W1b1およびW1b2は、2〜9.5mmが好ましい。集電体露出部19aおよび19bの幅W1b1およびW1b2の少なくとも1つの幅が2mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部を巻芯に溶接し難くなる。集電体露出部19aおよび19bの幅W1b1およびW1b2の少なくとも1つの幅が9.5mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W1b1およびW1b2は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
一対の集電体露出部19aおよび19bが巻芯14に溶接されている。粘着テープ18により負極15の一端部を巻芯14に密着させた状態に固定して溶接することができ、溶接時の負極15および巻芯14のずれを防止できる。
集電体露出部19aおよび19bの溶接点23は、それぞれ等間隔に3箇所が設けられている。溶接点23の間隔は、0.5〜3mmが好ましい。このように、1つの集電体露出部において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
集電体露出部19aおよび19bの溶接点23は、それぞれ等間隔に3箇所が設けられている。溶接点23の間隔は、0.5〜3mmが好ましい。このように、1つの集電体露出部において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
本発明の捲回型電極群12は、例えば、以下の方法により作製することができる。
負極15および巻芯14を、負極15の幅方向がX方向と略平行になるように、並べて配置する。粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付け、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に貼付ける。より具体的には、粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付した後、巻芯14を回転させて、他端部18bを巻芯14に巻き付けるようにして巻芯14に貼付する。例えば、他端部18bの長さL1が巻芯14の円周長さの約1/2倍の場合、巻芯14を約180°回転させる。このようにして、粘着テープ18を用いて負極22および巻芯14を固定する。
負極15および巻芯14を、負極15の幅方向がX方向と略平行になるように、並べて配置する。粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付け、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に貼付ける。より具体的には、粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付した後、巻芯14を回転させて、他端部18bを巻芯14に巻き付けるようにして巻芯14に貼付する。例えば、他端部18bの長さL1が巻芯14の円周長さの約1/2倍の場合、巻芯14を約180°回転させる。このようにして、粘着テープ18を用いて負極22および巻芯14を固定する。
さらに、未塗工部21aの粘着テープ18で貼付されない面が内側になるように、巻芯14を回転させ、負極15の未塗工部21aの粘着テープ18で貼付されない面を巻芯14と重ね合わせる。例えば、未塗工部21aの長さL3が巻芯14の円周長さの約1/2倍の場合、巻芯14を180°回転させる。このようにして、粘着テープ18で未塗工部21aを巻芯18上に固定する。
この状態で、針状の第1の抵抗溶接電極と、平板状の第2の抵抗溶接電極とを、負極15と巻芯14とを介して互いに対向させる。第1抵抗溶接電極を負極15(集電体露出部)の表面に接触させる。第2の抵抗溶接電極を巻芯14に接触させる。第1および第2の抵抗溶接電極間に電流を印加し、集電体露出部19aおよび19bの所定箇所(X方向に沿って等間隔に3箇所ずつ)を抵抗溶接する。
その後、負極15を、セパレータ17および正極16とともに、巻芯14に巻き付ける。このようにして、捲回型電極群12を得る。
その後、負極15を、セパレータ17および正極16とともに、巻芯14に巻き付ける。このようにして、捲回型電極群12を得る。
粘着テープ18には、電池内で化学的に安定な材質が用いられる。粘着テープ18は、基材層および前記基材層の片面に配された粘着層からなる。耐電解液性に優れていることから、基材層は、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)からなる群より選択される少なくとも1つを含むのが好ましい。耐電解液性に優れることから、粘着層は、アクリル系粘着材を含むのが好ましい。粘着テープ18は、例えば、厚み25〜80μmである。
負極集電体21には、金属箔が用いられ、好ましくは、銅箔または銅合金箔である。負極集電体21の厚みは、例えば、5〜20μmである。
負極集電体21には、金属箔が用いられ、好ましくは、銅箔または銅合金箔である。負極集電体21の厚みは、例えば、5〜20μmである。
巻芯14は、負極15に電気的に接続されるため、使用される負極活物質の充放電時の電位範囲において化学変化を起こさない材質を用いればよい。具体的には、巻芯14としては、ステンレス鋼(SUS)、銅、銅合金、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄、ニッケル、パラジウム、金、銀、白金が用いられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
巻芯14は、負極集電体21と、材質が同じであるのが好ましい。巻芯14は負極15との溶接に適した形状であればよい。巻芯14は、棒状であるのが好ましい。棒状の巻芯14は、長手方向に沿って平坦部を有するのが好ましい。平端部で電極と面接触させることができる。
巻芯14は、負極集電体21と、材質が同じであるのが好ましい。巻芯14は負極15との溶接に適した形状であればよい。巻芯14は、棒状であるのが好ましい。棒状の巻芯14は、長手方向に沿って平坦部を有するのが好ましい。平端部で電極と面接触させることができる。
負極15は、例えば、以下の方法により作製することができる。
帯状の負極集電体の両面に、負極スラリーを塗布し、乾燥して、塗膜を形成する。負極スラリーは、例えば、負極活物質に、水等の分散媒を加えて調製する。必要に応じて、負極スラリーに、負極結着剤および負極導電剤を加えてもよい。
このとき、負極において、両面塗工部、片面塗工部、および未塗工部が形成されるように、負極集電体の所定領域に負極スラリーを塗布する。このようにして、負極前駆体を得る。負極前駆体を一対のローラで圧縮し、負極を構成する。
帯状の負極集電体の両面に、負極スラリーを塗布し、乾燥して、塗膜を形成する。負極スラリーは、例えば、負極活物質に、水等の分散媒を加えて調製する。必要に応じて、負極スラリーに、負極結着剤および負極導電剤を加えてもよい。
このとき、負極において、両面塗工部、片面塗工部、および未塗工部が形成されるように、負極集電体の所定領域に負極スラリーを塗布する。このようにして、負極前駆体を得る。負極前駆体を一対のローラで圧縮し、負極を構成する。
負極活物質としては、例えば、天然黒鉛および人造黒鉛等の各種黒鉛、シリサイド、ケイ素酸化物、リチウム金属、または各種合金が用いられる。
負極結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、スチレン−ブタジエンゴムが挙げられる。
負極導電剤としては、例えば、グラファイト類、カーボンブラック類、炭素繊維、金属繊維、または導電性を有する有機材料が用いられる。
負極結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、スチレン−ブタジエンゴムが挙げられる。
負極導電剤としては、例えば、グラファイト類、カーボンブラック類、炭素繊維、金属繊維、または導電性を有する有機材料が用いられる。
正極16は、正極集電体、および正極集電体の両面に形成された正極活物質層からなる。正極16は、電極群の最外周部においては、正極集電体の内周側の面には、正極活物質層が形成され、正極集電体の外周側の面には、正極活物質層が形成されない片面塗工部が設けられている。片面塗工部における正極集電体露出面が、電池ケースの内面に密着している。このようにして、正極16は、電池ケース11と電気的に接触している。
正極集電体には、帯状の金属箔が用いられ、好ましくは、アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔である。
正極活物質層は、正極活物質を含み、さらに必要に応じて、正極導電剤および正極結着剤を含んでもよい。
正極集電体には、帯状の金属箔が用いられ、好ましくは、アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔である。
正極活物質層は、正極活物質を含み、さらに必要に応じて、正極導電剤および正極結着剤を含んでもよい。
正極活物質としては、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、およびマンガン酸リチウムのようなリチウム含有遷移金属酸化物が用いられる。
正極結着剤としては、たとえば、フッ素系樹脂、スチレン−ブタジエン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリアクリル酸、またはポリフッ化ビニリデンが用いられる。
正極導電剤としては、たとえば、グラファイト類、カーボンブラック類、炭素繊維、金属繊維、または導電性を有する有機材料が用いられる。
正極結着剤としては、たとえば、フッ素系樹脂、スチレン−ブタジエン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリアクリル酸、またはポリフッ化ビニリデンが用いられる。
正極導電剤としては、たとえば、グラファイト類、カーボンブラック類、炭素繊維、金属繊維、または導電性を有する有機材料が用いられる。
非水電解質は、溶質および非水溶媒を含む。
溶質は、非水溶媒に溶解する支持塩である。支持塩としては、たとえば、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、テトラフルオロ硼酸リチウム(LiBF4)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)2)、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2F5SO2)2)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C2F5SO2))、またはリチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO2)3)が用いられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
溶質は、非水溶媒に溶解する支持塩である。支持塩としては、たとえば、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、テトラフルオロ硼酸リチウム(LiBF4)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)2)、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2F5SO2)2)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C2F5SO2))、またはリチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO2)3)が用いられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
非水溶媒としては、たとえば、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、1,2−ジエトキシエタン(DEE)、γ‐ブチロラクトン(γ‐BL)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ホルムアミド、アセトアミド、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、トリメトキシメタン、ジオキソラン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、プロピレンカーボネート誘導体、またはテトラヒドロフラン誘導体が用いられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
非水電解質としては、例えば、液状電解質、ゲル状電解質、固体状電解質(高分子固体電解質)が挙げられる。
非水電解質としては、例えば、液状電解質、ゲル状電解質、固体状電解質(高分子固体電解質)が挙げられる。
セパレータ17としては、例えば微多孔性の薄膜、織布、または不織布が用いられる。これらは、イオン透過度が大きく、適度な機械的強度および絶縁性を有することが好ましい。セパレータ17の材質としては、例えば、ポリプロピレンおよびポリエチレンのようなポリオレフィンが挙げられる。
特に、ポリオレフィンからなる微多孔性の薄膜は、耐久性に優れ、一定の温度に上昇すると孔が閉塞する、いわゆるシャットダウン機能を有するため、リチウムイオン電池などのリチウムイオン二次電池用のセパレータとして好適に用いられる。
特に、ポリオレフィンからなる微多孔性の薄膜は、耐久性に優れ、一定の温度に上昇すると孔が閉塞する、いわゆるシャットダウン機能を有するため、リチウムイオン電池などのリチウムイオン二次電池用のセパレータとして好適に用いられる。
セパレータの厚みは、一般的に10〜300μmであるが、好ましくは40μm以下、より好ましくは5〜30μmである。セパレータは、1種の材料からなる単層膜でもよく、2種以上の材料からなる複合膜または多層膜でもよい。
絶縁ガスケット13の材質には、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリアミド、ポリイミド、液晶ポリマー、パーフルオロアルコキシエチレンの共重合体が用いられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらを、無機繊維などのフィラーと組み合わせて用いてもよい。絶縁ガスケットは、電池の気密性を高めるために、シール材でコーティングしてもよい。
(実施形態2)
図5は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ28aおよび28bは、未塗工部21aにおいて、互いに離間して、Y方向と略平行に配されている。
粘着テープ28aの幅W2a1および粘着テープ28bの幅W2a2の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W2a1および幅W2a2の合計)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
幅W2a1および幅W2a2は、略同一であるのが好ましい。
図5は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ28aおよび28bは、未塗工部21aにおいて、互いに離間して、Y方向と略平行に配されている。
粘着テープ28aの幅W2a1および粘着テープ28bの幅W2a2の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W2a1および幅W2a2の合計)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
幅W2a1および幅W2a2は、略同一であるのが好ましい。
集電体露出部に粘着テープを強固かつ安定した状態で貼付けることができるため、粘着テープ28aの幅W2a1および粘着テープ28bの幅W2a2は、1〜6mmが好ましい。幅W2a1および幅W2a2の少なくとも1つの幅が1mm未満であると、粘着テープを安定して未塗工部に貼付し難くなる。幅W2a1および幅W2a2の少なくとも1つの幅が6mm超であると、電極群内において、電池の充放電に関与しない粘着テープが占める割合が過度に増大し、電池を高エネルギー密度化し難い場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W3a1および幅W3a2は、上記範囲内で小さいほど、より好ましい。
粘着テープ28aの両側に、集電体露出部29aおよび29bが形成されている。
粘着テープ28bの両側に、集電体露出部29bおよび29cが形成されている。
集電体露出部29aおよび29cの幅W2b1およびW2b3は、2〜8mmが好ましい。
集電体露出部と巻芯との溶接点を複数確保し、十分な接続の強度を得るためには、集電体露出部29bの幅W2b2は、好ましくは2〜14mm、より好ましくは5〜14mmである。幅W2b1、幅W2b3、および幅W2b2の少なくとも1つの幅が2mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部と巻芯との溶接点が減少し、接続の強度が低下する場合がある。幅W2b1およびW2b3の少なくとも1つの幅が8mm超、または幅W2b2が14mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W2b1、W2b2、およびW2b3は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
粘着テープ28bの両側に、集電体露出部29bおよび29cが形成されている。
集電体露出部29aおよび29cの幅W2b1およびW2b3は、2〜8mmが好ましい。
集電体露出部と巻芯との溶接点を複数確保し、十分な接続の強度を得るためには、集電体露出部29bの幅W2b2は、好ましくは2〜14mm、より好ましくは5〜14mmである。幅W2b1、幅W2b3、および幅W2b2の少なくとも1つの幅が2mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部と巻芯との溶接点が減少し、接続の強度が低下する場合がある。幅W2b1およびW2b3の少なくとも1つの幅が8mm超、または幅W2b2が14mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W2b1、W2b2、およびW2b3は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
幅W2b1およびW2b3は、略同一であり、幅W2b2は、幅W2b1およびW2b3の約2倍の寸法を有するのが好ましい。この場合、粘着テープ38aおよび33bの両側に、それぞれ略同一の幅の集電体露出部が形成され、バランス良く溶接することができる。
集電体露出部29a、29b、および29cが、巻芯14に溶接されている。粘着テープ28aおよび28bにより負極15の一端部を巻芯14に密着させた状態に固定して溶接することができ、溶接時の負極15および巻芯14のずれを防止できる。
集電体露出部29aおよび29cの溶接点23は、X方向に沿って、それぞれ等間隔に2箇所ずつ設けられている。集電体露出部29bの溶接点23は、X方向に沿って、等間隔に4箇所設けられている。このように、3つの集電体露出部において、複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
バランス良く溶接するためには、集電体露出部29aおよび29cの溶接点23の間隔は、集電体露出部29bの溶接点23の間隔と、略同一であるのが好ましい。
集電体露出部29aおよび29cの溶接点23は、X方向に沿って、それぞれ等間隔に2箇所ずつ設けられている。集電体露出部29bの溶接点23は、X方向に沿って、等間隔に4箇所設けられている。このように、3つの集電体露出部において、複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
バランス良く溶接するためには、集電体露出部29aおよび29cの溶接点23の間隔は、集電体露出部29bの溶接点23の間隔と、略同一であるのが好ましい。
(実施形態3)
図6は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ38aおよび38bは、未塗工部21aのY方向に沿う両端縁部に沿って配されている。
粘着テープ38aの幅W3a1および粘着テープ38bの幅W3a2の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W3a1および幅W3a2の合計)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
幅W3a1および幅W3a2は、略同一であるのが好ましい。
粘着テープ38aと、粘着テープ38bとの間に、集電体露出部39が形成されている。
図6は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ38aおよび38bは、未塗工部21aのY方向に沿う両端縁部に沿って配されている。
粘着テープ38aの幅W3a1および粘着テープ38bの幅W3a2の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W3a1および幅W3a2の合計)/(負極集電体の幅W)は、1/10〜1/2が好ましい。
幅W3a1および幅W3a2は、略同一であるのが好ましい。
粘着テープ38aと、粘着テープ38bとの間に、集電体露出部39が形成されている。
集電体露出部に粘着テープを強固かつ安定した状態で貼付けることができるため、粘着テープ38aの幅W3a1および粘着テープ38bの幅W3a2は、1〜5mmが好ましい。幅W3a1および幅W3a2の少なくとも1つの幅が1mm未満であると、粘着テープを安定して未塗工部に貼付し難くなる。幅W3a1および幅W3a2の少なくとも1つの幅が5mm超であると、電極群内において、電池の充放電に関与しない粘着テープが占める割合が過度に増大し、電池を高エネルギー密度化し難い場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W3a1および幅W3a2は、上記範囲内で小さいほど、より好ましい。
集電体露出部39の幅W3b1は、3〜18mmが好ましい。幅W3b1が3mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部と巻芯との溶接点が減少し、接続の強度が低下する場合がある。幅W3b1が18mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W3b1は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
集電体露出部39が巻芯14に溶接されている。粘着テープ38aおよび38bにより負極15の一端部を巻芯14に密着させた状態に固定して溶接することができ、溶接時の負極15および巻芯14のずれを防止できる。
集電体露出部39の溶接点23は、X方向に沿って、等間隔に8箇所設けられている。このように、1つの集電体露出部39において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
集電体露出部39の溶接点23は、X方向に沿って、等間隔に8箇所設けられている。このように、1つの集電体露出部39において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
(実施形態4)
図7は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ48aおよび48cは、未塗工部21aのY方向に沿う両端縁部に沿って配されている。
粘着テープ48aと粘着テープ48cとの間に、さらに粘着テープ48bが、その長手方向が長手方向Yと略平行になるように、配されている。
粘着テープ48aの幅W4a1、粘着テープ48bの幅W4a2、および粘着テープ48cの幅W4a3の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3の合計)/(負極集電体の幅W)は、3/20〜1/2が好ましい。
幅W4a1および幅W4a3が略同一であるのが好ましい。さらに、幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3が略同一であるのが好ましい。
図7は、本実施形態の電池における負極および巻芯の接合部を示す要部正面図である。
一対の帯状の粘着テープ48aおよび48cは、未塗工部21aのY方向に沿う両端縁部に沿って配されている。
粘着テープ48aと粘着テープ48cとの間に、さらに粘着テープ48bが、その長手方向が長手方向Yと略平行になるように、配されている。
粘着テープ48aの幅W4a1、粘着テープ48bの幅W4a2、および粘着テープ48cの幅W4a3の合計は、負極集電体21(未塗工部21a)の幅Wより狭い。
負極15を巻芯14に安定して固定することができ、作業性が向上するため、(幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3の合計)/(負極集電体の幅W)は、3/20〜1/2が好ましい。
幅W4a1および幅W4a3が略同一であるのが好ましい。さらに、幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3が略同一であるのが好ましい。
集電体露出部に粘着テープを強固かつ安定した状態で貼付けることができるため、粘着テープ48aの幅W4a1、粘着テープ48bの幅W4a2、および粘着テープ48cの幅W4a3は、1〜6mmが好ましい。幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3の少なくとも1つの幅が1mm未満であると、粘着テープを安定して未塗工部に貼付し難くなる。幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3の少なくとも1つの幅が6mm超であると、電極群内において、電池の充放電に関与しない粘着テープが占める割合が過度に増大し、電池を高エネルギー密度化し難い場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W4a1、幅W4a2、および幅W4a3は、上記範囲内で小さいほど、より好ましい。
粘着テープ48aと粘着テープ48bとの間に、集電体露出部49aが形成されている。粘着テープ48bと粘着テープ48cとの間に、集電体露出部49bが形成されている。
集電体露出部49aおよび49bの幅W4b1およびW4b2は、2〜8.5mmが好ましい。幅W4b1および幅W4b2の少なくとも1つの幅が2mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部を巻芯に溶接し難くなる。幅W4b1および幅W4b2の少なくとも1つの幅が8.5mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W4b1およびW4b2は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
集電体露出部49aおよび49bの幅W4b1およびW4b2は、2〜8.5mmが好ましい。幅W4b1および幅W4b2の少なくとも1つの幅が2mm未満であると、集電体露出部の領域が小さくなり、集電体露出部を巻芯に溶接し難くなる。幅W4b1および幅W4b2の少なくとも1つの幅が8.5mm超であると、溶接点および溶接範囲が過度に増加して、溶接時の作業性が低下する場合がある。集電体露出部の確保の観点から、幅W4b1およびW4b2は、上記範囲内で大きいほど、より好ましい。
集電体露出部49aおよび49bが巻芯14に溶接されている。粘着テープ18により負極15の一端部を巻芯14に密着させた状態に固定して溶接することができ、溶接時の負極15および巻芯14のずれを防止できる。
集電体露出部49aおよび49bの溶接点23は、X方向に沿って、それぞれ等間隔に3箇所設けられている。このように、1つの集電体露出部において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
集電体露出部49aおよび49bの溶接点23は、X方向に沿って、それぞれ等間隔に3箇所設けられている。このように、1つの集電体露出部において複数箇所が溶接されているのが好ましい。溶接点23の1箇所が剥離した場合でも、残りの溶接点23により、電気的な接続状態を維持できる。
複数の溶接点23は、X方向に沿って、一列に配されている。このため、電極反応に直接関与しない集電体露出部のY方向の長さを短くすることができる。
上記実施形態では、負極は巻芯に電気的に接続され、電池ケースは正極の外部端子を兼ねるが、本発明はこれに限定されない、正極が巻芯に電気的に接続され、電池ケースは負極の外部端子を兼ねてもよい。
上記実施形態では、リチウムイオン二次電池を例に挙げたが、本発明はリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池に限定されない。本発明は、リチウム電池などの非水電解質一次電池や、アルカリ性または中性の水系電解液を用いた一次電池および二次電池への適用も可能である。また、電極材料および電解液の組成は特に限定されず、公知の材料および組成を適宜選択すればよい。
上記実施形態では、リチウムイオン二次電池を例に挙げたが、本発明はリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池に限定されない。本発明は、リチウム電池などの非水電解質一次電池や、アルカリ性または中性の水系電解液を用いた一次電池および二次電池への適用も可能である。また、電極材料および電解液の組成は特に限定されず、公知の材料および組成を適宜選択すればよい。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
《実施例1》
以下の手順により、図1に示す円筒型リチウムイオン二次電池10を作製した。
(1)負極15の作製
負極活物質、スチレンブタジエンゴム(SBR)、およびカルボキシメチルセルロース(CMC)に、水を適量加え、負極スラリーを調製した。このとき、負極活物質に人造黒鉛粉末(体積平均粒径20μm)を用いた。負極活物質、SBR、およびCMCの重量比を98:1:1とした。
この負極スラリーを、帯状の銅箔(厚み12μm、幅12mm、長手方向(巻付け方向)の長さ28mm)からなる負極集電体の両面に塗布し、乾燥して、塗膜(乾燥後の塗布量200g/m2)を形成した。その後、塗膜をロールプレスして、負極集電体の両面に負極活物質層22aおよび22bを形成した。このようにして負極15(厚み0.14mm)を得た。
《実施例1》
以下の手順により、図1に示す円筒型リチウムイオン二次電池10を作製した。
(1)負極15の作製
負極活物質、スチレンブタジエンゴム(SBR)、およびカルボキシメチルセルロース(CMC)に、水を適量加え、負極スラリーを調製した。このとき、負極活物質に人造黒鉛粉末(体積平均粒径20μm)を用いた。負極活物質、SBR、およびCMCの重量比を98:1:1とした。
この負極スラリーを、帯状の銅箔(厚み12μm、幅12mm、長手方向(巻付け方向)の長さ28mm)からなる負極集電体の両面に塗布し、乾燥して、塗膜(乾燥後の塗布量200g/m2)を形成した。その後、塗膜をロールプレスして、負極集電体の両面に負極活物質層22aおよび22bを形成した。このようにして負極15(厚み0.14mm)を得た。
このとき、図2に示すように、負極15の一端部において、負極集電体のいずれの面にも負極活物質層を有しない未塗工部21aを設けた。未塗工部21aの長さL3を、巻芯14の円周長さの約1/2倍、すなわち1.7mmとした。
未塗工部21aに隣接して、負極集電体21の片面に負極活物質層22aを形成し、片面塗工部21bを設けた。片面塗工部21bの長さL4を、巻芯14の円周長さの約1倍、すなわち3.4mmとした。
負極集電体21の残りの領域(未塗工部21aおよび片面塗工部21b以外の領域)では、負極集電体21の両面に負極活物質層22aおよび22bを形成した。
負極集電体21の残りの領域(未塗工部21aおよび片面塗工部21b以外の領域)では、負極集電体21の両面に負極活物質層22aおよび22bを形成した。
(2)正極16の作製
正極活物質、アセチレンブラック、およびポリフッ化ビニリデンに、N−メチルピロリドン(NMP)を適量加え、正極スラリーを調製した。このとき、正極活物質には、コバルト酸リチウムを使用した。正極活物質、アセチレンブラック、およびポリフッ化ビニリデンの重量比を90:5:5とした。
この正極スラリーを、帯状のアルミニウム箔(厚み20μm、幅10mm、長手方向(巻付け方向)の長さ33mm)からなる正極集電体の両面に塗布し、乾燥して、塗膜(乾燥後の塗布量450g/m2)を形成した。その後、塗膜をロールプレスして正極活物質層を形成した。このようにして、正極16(厚み0.16mm)を得た。
なお、正極16は、電極群の最外周部において、正極集電体の内周側の面には正極活物質層が形成され、正極集電体の外周側の面には正極活物質層が形成されない片面塗工部を設けた。
正極活物質、アセチレンブラック、およびポリフッ化ビニリデンに、N−メチルピロリドン(NMP)を適量加え、正極スラリーを調製した。このとき、正極活物質には、コバルト酸リチウムを使用した。正極活物質、アセチレンブラック、およびポリフッ化ビニリデンの重量比を90:5:5とした。
この正極スラリーを、帯状のアルミニウム箔(厚み20μm、幅10mm、長手方向(巻付け方向)の長さ33mm)からなる正極集電体の両面に塗布し、乾燥して、塗膜(乾燥後の塗布量450g/m2)を形成した。その後、塗膜をロールプレスして正極活物質層を形成した。このようにして、正極16(厚み0.16mm)を得た。
なお、正極16は、電極群の最外周部において、正極集電体の内周側の面には正極活物質層が形成され、正極集電体の外周側の面には正極活物質層が形成されない片面塗工部を設けた。
(3)電極群12の作製
以下の方法により、図3および4に示すように、粘着テープ18を用いて負極15の端部を巻芯14に固定した。
負極15および巻芯14を、負極15の幅方向がX方向と略平行になるように、並べて配置した。巻芯14には、ステンレス鋼の丸棒(直径1mm)を使用した。
粘着テープ18の一端部18aを未塗工部21aに貼付け、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に貼付けた。このとき、粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付した後、巻芯を約180°回転させて、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に巻き付けるようにして貼付した。
以下の方法により、図3および4に示すように、粘着テープ18を用いて負極15の端部を巻芯14に固定した。
負極15および巻芯14を、負極15の幅方向がX方向と略平行になるように、並べて配置した。巻芯14には、ステンレス鋼の丸棒(直径1mm)を使用した。
粘着テープ18の一端部18aを未塗工部21aに貼付け、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に貼付けた。このとき、粘着テープの一端部18aを未塗工部21aに貼付した後、巻芯を約180°回転させて、粘着テープ18の他端部18bを巻芯14に巻き付けるようにして貼付した。
未塗工部21aの粘着テープ18で貼付されない面が内側になるように、さらに、巻芯14を180°回転させ、負極15の未塗工部21aの粘着テープ18で貼付されない面を巻芯14と重ね合わせた。このようにして、粘着テープ18で未塗工部21aを巻芯18上に固定した。
より具体的には、粘着テープ18には、PPSフィルムからなる粘着テープ((株)寺岡製作所製、No.4813)を用いた。粘着テープ18(幅W1a13mm)を、未塗工部21aにおけるX方向の中央部に沿って、粘着テープ18の長手方向がY方向と略平行となるように、未塗工部21aに貼り付けた。粘着テープ18の両側に、集電体露出部19a(幅Wb14.5mm)および集電体露出部19b(幅Wb24.5mm)を形成した。粘着テープ18の長さは、巻芯14の約1周分の長さ、すなわち3.4mmとした。粘着テープ18の一端部18aの長さL2および他端部18bの長さL1は、それぞれ巻芯14の円周長さの約1/2倍、すなわち1.7mmとした。図3に示すように、巻芯14の約1/2周分に相当する外周面が未塗工部21aと接し、残りの約1/2周分に相当する外周面が粘着テープ18の他端部18bと接した。
この状態で、針状の第1の抵抗溶接電極と、平板状の第2の抵抗溶接電極とを、負極15と巻芯14とを介して互いに対向させた。具体的には、平板状の第2抵抗溶接電極上に巻芯14を静置し、針状の第1の抵抗溶接電極を負極15(集電体露出部19aおよび19b)の表面に点接触させた。
第1および第2の抵抗溶接電極間に電流を印加した。集電体露出部19aおよび19bの所定箇所(溶接点23:X方向に沿って等間隔に3箇所ずつ)を抵抗溶接した。
抵抗溶接機には、ミヤチテクノス(株)製のIP−205Aを用い、500Aの溶接電流により、1サイクルの溶接を行った。第1の抵抗溶接電極35の先端径は、φ0.3mmであった。第1の抵抗溶接電極の先端にかかる圧力は、350kg/cm2であった。
第1および第2の抵抗溶接電極間に電流を印加した。集電体露出部19aおよび19bの所定箇所(溶接点23:X方向に沿って等間隔に3箇所ずつ)を抵抗溶接した。
抵抗溶接機には、ミヤチテクノス(株)製のIP−205Aを用い、500Aの溶接電流により、1サイクルの溶接を行った。第1の抵抗溶接電極35の先端径は、φ0.3mmであった。第1の抵抗溶接電極の先端にかかる圧力は、350kg/cm2であった。
その後、負極15を、セパレータ17および正極16とともに、巻芯14に巻き付けた。このようにして、捲回型電極群12を得た。
負極15、正極16およびセパレータ17を巻き付けた後、その最外周を、ポリプロピレン製の粘着テープで固定した。巻芯21の一端32には、PFA樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)製の絶縁ガスケット13を圧入した。巻芯21の他端には、絶縁キャップ33を取り付けた。
負極15、正極16およびセパレータ17を巻き付けた後、その最外周を、ポリプロピレン製の粘着テープで固定した。巻芯21の一端32には、PFA樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)製の絶縁ガスケット13を圧入した。巻芯21の他端には、絶縁キャップ33を取り付けた。
(4)電解液の調製
非水溶媒として、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、10:10:80の重量比で含む混合溶媒を用いた。この混合溶媒にLiPF6を溶解させて、LiPF6の濃度が1.0mol/Lの非水電解液を得た。
非水溶媒として、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、10:10:80の重量比で含む混合溶媒を用いた。この混合溶媒にLiPF6を溶解させて、LiPF6の濃度が1.0mol/Lの非水電解液を得た。
(5)円筒型非水電解質二次電池の作製
上記捲回型電極群12を、有底円筒状のアルミニウム製の電池ケース11(外径4mm)へ挿入した後、それを100℃の真空下で放置し、その内部を乾燥させた。その後、電池ケース11内に上記非水電解液を所定量注液した。最後に、電池ケース11の開口端31を、絶縁ガスケット13の上部にかしめつけ、電池ケース11を封止した。このようにして、設計容量が16.5mAhの円筒型リチウムイオン二次電池(高さ35mm、直径4mm)を得た。
上記捲回型電極群12を、有底円筒状のアルミニウム製の電池ケース11(外径4mm)へ挿入した後、それを100℃の真空下で放置し、その内部を乾燥させた。その後、電池ケース11内に上記非水電解液を所定量注液した。最後に、電池ケース11の開口端31を、絶縁ガスケット13の上部にかしめつけ、電池ケース11を封止した。このようにして、設計容量が16.5mAhの円筒型リチウムイオン二次電池(高さ35mm、直径4mm)を得た。
《比較例1》
粘着テープ18を用いない以外、実施例1と同様の方法により電池を作製した。
粘着テープ18を用いない以外、実施例1と同様の方法により電池を作製した。
[評価]
実施例1および比較例1の電池を30個ずつ作製した後、下記(a)〜(d)の順に充放電した。
(a)0.05Cの定電流で4時間充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.05Cの定電流で放電した。
(b)電池の閉路電圧が4.1Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
(c)電池の閉路電圧が4.1Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
(d)電池の閉路電圧が4.2Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
上記(d)の放電において、放電電圧をモニタリングし、放電容量を確認した。この時、放電電圧が安定し、放電容量が理論容量の95%以上である電池を良と判断した。なお、上記の電流値のCは時間率を表す。設計容量Cに相当する電気量を時間tで流す場合、電流値はC/tと表される。
その結果を表1に示す。
実施例1および比較例1の電池を30個ずつ作製した後、下記(a)〜(d)の順に充放電した。
(a)0.05Cの定電流で4時間充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.05Cの定電流で放電した。
(b)電池の閉路電圧が4.1Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
(c)電池の閉路電圧が4.1Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
(d)電池の閉路電圧が4.2Vに達するまで0.1Cの定電流で充電した後、電池の閉路電圧が2.5Vに達するまで0.1Cの定電流で放電した。
上記(d)の放電において、放電電圧をモニタリングし、放電容量を確認した。この時、放電電圧が安定し、放電容量が理論容量の95%以上である電池を良と判断した。なお、上記の電流値のCは時間率を表す。設計容量Cに相当する電気量を時間tで流す場合、電流値はC/tと表される。
その結果を表1に示す。
その結果、本発明の実施例1の電池は、いずれも良であり、優れた信頼性を示した。一方、比較例1の電池では、内部短絡の発生および内部抵抗の増大により放電特性が低下し、不良が発生した。
本発明の電池は、携帯機器および情報機器等の各種電子機器の電源として好適に用いられる。
10 リチウムイオン二次電池
11 電池ケース
12 電極群
13 絶縁ガスケット
14 巻芯
15 負極
16 正極
17 セパレータ
18 粘着テープ
21 負極集電体
22a、22b 負極活物質層
23 溶接点
31 電池ケースの開口端
32 巻芯の一端
33 絶縁キャップ
34 絶縁カバー
11 電池ケース
12 電極群
13 絶縁ガスケット
14 巻芯
15 負極
16 正極
17 セパレータ
18 粘着テープ
21 負極集電体
22a、22b 負極活物質層
23 溶接点
31 電池ケースの開口端
32 巻芯の一端
33 絶縁キャップ
34 絶縁カバー
Claims (16)
- 導電性を有する巻芯、前記巻芯に巻き付けられる第1電極および第2電極、ならびに前記第1電極と前記第2電極との間を隔離するセパレータを備え、
前記第1電極および前記第2電極は、いずれも長手方向および幅方向に沿う端縁部を有する帯状の集電体と、前記集電体の両面に形成される活物質層とを含み、
前記第1電極の集電体は、巻付け方向の一方側の端部の両面において前記活物質層が形成されない未塗工部を有し、
前記未塗工部の一方の面の一部に、粘着テープが貼付され、
前記粘着テープは、前記未塗工部の前記幅方向に沿う端縁部からさらに延びる延長部を有し、
前記延長部は、前記巻芯の一部に貼付され、
前記未塗工部は、前記粘着テープで覆われない集電体露出部を有し、
前記集電体露出部が、前記巻芯に溶接されていることを特徴とする捲回型電極群。 - 前記粘着テープは帯状であり、
前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、
前記粘着テープは、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付されている請求項1記載の捲回型電極群。 - 前記粘着テープは複数のテープ部材からなり、
前記複数のテープ部材は、前記集電体の幅方向に離間して、配されている請求項2記載の捲回型電極群。 - 前記粘着テープの長手方向に沿う両側に、一対の前記集電体露出部が形成されている請求項2または3記載の捲回型電極群。
- 前記一対の集電体露出部は、略同一の幅を有する請求項4記載の捲回型電極群。
- 前記粘着テープは、一対のテープ部材からなり、
前記一対のテープ部材は、前記集電体の長手方向に沿う両端縁部に沿って配され、
前記一対のテープ部材の間に、前記集電体露出部が形成されている請求項2記載の捲回型電極群。 - 前記一対のテープ部材は、略同一の幅を有する請求項6記載の捲回型電極群。
- 前記粘着テープは、前記一対のテープ部材の間に、さらに1つ以上のテープ部材を有し、
各テープ部材間に、それぞれ前記集電体露出部が形成されている請求項6記載の捲回型電極群。 - 各テープ部材は、略同一の幅を有する請求項8記載の捲回型電極群。
- 各集電体露出部は、略同一の幅を有する請求項8記載の捲回型電極群。
- 前記集電体露出部は、前記集電体の幅方向に沿って溶接されている請求項1〜10のいずれかに記載の捲回型電極群。
- 一端が閉じられた略円筒状の電池ケースと、前記電池ケースに収容される請求項1〜11のいずれかに記載の捲回型電極群と、前記捲回型電極群に接触される電解質と、を備える電池。
- 前記巻芯の一端が、前記電池ケースの外部に露出し、電極端子として用いられる請求項12記載の電池。
- (1)帯状の集電体および前記集電体の両面に形成された活物質層を有し、前記集電体の一端部の両面において、活物質層が形成されない未塗工部を有する、第1電極を構成する工程と、
(2)粘着テープの一端部を前記未塗工部の一部に貼付し、前記粘着テープの他端部を、導電性を有する巻芯の一部に貼付する工程と、
(3)前記粘着テープで前記未塗工部を前記巻芯上に固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後、前記未塗工部の前記粘着テープで覆われない集電体露出部を前記巻芯に溶接する工程と、
(5)前記工程(4)の後、前記第1電極と、第2電極とを、両者間にセパレータを介して巻芯に巻き付け、電極群を構成する工程と、
を含むことを特徴とする電池の製造方法。 - 前記粘着テープは帯状であり、
前記粘着テープの幅は、前記集電体の幅よりも狭く、
前記工程(2)において、前記粘着テープを、その長手方向が前記集電体の長手方向と略平行になるように、前記未塗工部に貼付する請求項14記載の電池の製造方法。 - 前記粘着テープが、複数のテープ部材からなり、
前記工程(2)において、前記複数のテープ部材を、前記集電体の幅方向に離間して、前記未塗工部に貼付する請求項14または15記載の電池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009224182A JP2011076740A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 捲回型電極群およびそれを用いた電池、ならびに電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009224182A JP2011076740A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 捲回型電極群およびそれを用いた電池、ならびに電池の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011076740A true JP2011076740A (ja) | 2011-04-14 |
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ID=44020551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009224182A Pending JP2011076740A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 捲回型電極群およびそれを用いた電池、ならびに電池の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2011076740A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160049151A (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| KR20170047753A (ko) * | 2015-10-23 | 2017-05-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| KR101850181B1 (ko) * | 2015-02-05 | 2018-04-18 | 주식회사 엘지화학 | 원통형 리튬 이온 이차전지 |
| CN113809382A (zh) * | 2021-08-24 | 2021-12-17 | 广东利元亨智能装备股份有限公司 | 贴胶组件及具有其的贴胶设备 |
| WO2024099397A1 (zh) * | 2022-11-09 | 2024-05-16 | 珠海冠宇电池股份有限公司 | 电极片、卷芯和电池 |
-
2009
- 2009-09-29 JP JP2009224182A patent/JP2011076740A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160049151A (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| KR102283784B1 (ko) | 2014-10-24 | 2021-08-02 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| KR101850181B1 (ko) * | 2015-02-05 | 2018-04-18 | 주식회사 엘지화학 | 원통형 리튬 이온 이차전지 |
| KR20170047753A (ko) * | 2015-10-23 | 2017-05-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| KR102477634B1 (ko) | 2015-10-23 | 2022-12-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
| CN113809382A (zh) * | 2021-08-24 | 2021-12-17 | 广东利元亨智能装备股份有限公司 | 贴胶组件及具有其的贴胶设备 |
| CN113809382B (zh) * | 2021-08-24 | 2023-09-19 | 广东利元亨智能装备股份有限公司 | 贴胶组件及具有其的贴胶设备 |
| WO2024099397A1 (zh) * | 2022-11-09 | 2024-05-16 | 珠海冠宇电池股份有限公司 | 电极片、卷芯和电池 |
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