JP2010539298A - 粘結炭の嵩密度を制御するための方法及び組成物 - Google Patents
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Abstract
石炭の嵩密度を調整する組成物及びその組成物を用いる方法が提供される。ある実施形態においては、本発明は石炭の嵩密度を調整すべく、その組成物を用いる方法を提供する。組成物は植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンからなる群から選択される1又はそれ以上の成分を含んでもよい。これらの組成物はトリグリセリドに関連するバイオディーゼル生成プロセス又はエステル交換反応から得てもよい。
【選択図】なし
【選択図】なし
Description
[関連出願の相互参照]
本出願は2006年11月17日出願の米国特許出願第11/561,150号の一部継続出願、及び2006年7月20日出願の米国特許出願第11/490,193号の一部継続出願であり、現在の米国特許第7,108,800号である2004年5月14日出願の米国特許出願第10/846,218号の一部継続出願である。
本出願は2006年11月17日出願の米国特許出願第11/561,150号の一部継続出願、及び2006年7月20日出願の米国特許出願第11/490,193号の一部継続出願であり、現在の米国特許第7,108,800号である2004年5月14日出願の米国特許出願第10/846,218号の一部継続出願である。
本発明は粘結炭の嵩密度を制御することに関する。特に、本発明はバイオマスから得られる液化炭化水素を含む、石炭の嵩密度を制御するための組成物に関する。バイオマスの液化炭化水素は植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンを含んでもよい。液化炭化水素は石炭の嵩密度を調整すべく粘結炭に適用される。
製司コークスは石炭中の総ての揮発性成分が蒸発するまで、無酸素雰囲気中で石炭を加熱することによって調製される。冶金学上、石炭は鉄鋼産業において、鉄鉱石を鉄に還元するための溶鉱炉、焼結プラント、及び鋳造用の燃料として主に用いられる。
石炭の粘結は、最適な壁圧で動作するよう設計される、内部で空気と接触することがないコークス炉で生じる。動作中、炉は膨張及び収縮の周期的な応力を受ける。炉内の過剰な圧力を防止し、最適な容量で炉が動作するよう、石炭の嵩密度が測定及び制御されることは必須である。
未加工の粘結炭は稀にしか必要な嵩密度を所有しないが、それは主に石炭上の表面水分の存在のためである。表面水分は従前に乾燥した粘結炭の嵩密度を減少させる。粘結炭の嵩密度を所望の値に到達させるために、広範に用いられる手段がディーゼル燃料を石炭に適用することである。燃料は石炭の嵩密度を増加させ、ひいては炉を損傷させうる膨張を制御する。
ディーゼル燃料を用いるにはいくつかの弱点がある。ディーゼル燃料は石油炭化水素から得られ、粘結プロセス中に汚染物質を排出する。更にコストは近年増大している。従って、汚染物質をほとんど排出せず、人間の健康及び環境に有害性のほとんどない、かつ経済的な再生可能資源から得られる石炭の嵩密度を調整するための組成物を同定することが所望される。
本発明は粘結炭の嵩密度を制御するための方法及び組成物に関する。
ある実施形態においては、本発明は植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンからなる群から選択される、約10ないし約99重量パーセントの1又はそれ以上の成分を含む、有効に嵩密度を増加させる処理組成物の量を石炭に適用するステップを含む粘結炭の嵩密度を調整する方法である。
本発明による組成物はディーゼル燃料に変えて用いてもよく、あるいは、実質的に減少したディーゼル燃料の量を含んでもよい。組成物は再生可能資源から得られ、環境に優しい化学物質を含む。組成物はバイオディーゼル生成プロセスならびに石けん及び洗剤生成プロセスの副生成物を含んでもよい。このことによって経済的に用いることができる。
更に、全部の未燃焼炭化水素、一酸化炭素、微粒子、硫酸エステル、多環芳香族炭化水素(PAH)、及びニトロ化されたPAHを含む汚染物質の排出は、粘結プロセス中に嵩密度を調整するのにディーゼル燃料が用いられる場合よりも低くできる。
本発明は、組成物が結果的に石炭の水分含有量を低減でき、そのスループット特性を改善できる点が更なる利点となりうる。
本発明は植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンといったバイオマス液体を含む処理組成物を用いる。本明細書中に記載の植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンは「地球に優しいもの(green)」、すなわち、無害で、無毒性で、生分解性で、環境に優しく、かつ、再生可能資源から得られるものである。
本明細書中で用いられるように、「トリグリセリド(triglyceride)」は特定の油又は脂肪と関連する異なる分子量の異なる脂肪酸を有する、三価アルコールであるグリセロールのエステルのことである。トリグリセリドは脂肪、獣脂油、黄色油脂、及び/又は植物油の主成分である。天然の脂肪及び油から調達される最も一般的な脂肪酸はパルミチン酸、ステアリン酸、及びリノール酸を含む。
「脂肪酸(fatty acid)」は動物性又は植物性の脂肪又は油から得られる、あるいはそれに含まれるカルボン酸を意味する。脂肪酸は末端のCOOH基と飽和型又は不飽和型の長鎖アルキル鎖とを含む。代表的な脂肪酸は酪酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等を含む。
「グリセリン(glycerin)」及び「グリセロール(glycerol)」は、1,2,3−プロパントリオールを意味する。
グリセリン、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、及び/又は脂肪酸エチルエステルは、本明細書中に記載のようにバイオディーゼル生成プロセスと関連するエステル交換反応を含む、トリグリセリドと関連するエステル交換反応で副生成物として得てもよい。
「メチルエステル(methyl ester)」又は「エチルエステル(ethyl ester)」は本明細書中に記載のような脂肪酸のエステルを意味する。
「植物油(vegetable oil)」はトウモロコシ油、ダイズ油、キャノーラ油、パーム油、ヤシ油、ナタネ油等を含む植物の種子、果実又は葉から抽出されるトリグリセリドを意味する。
「ディーゼル燃料(diesel fuel)」は1号燃料油、2号燃料油等を含む。
「トリグリセリドと関連するエステル交換反応(transesterification reaction involving triglyceride)」は、塩基、及びメタノール又はエタノールといった一価アルコールの存在下で、植物油及び/又は動物性脂肪から得られるトリグリセリドを分解して、元のトリグリセリドを含む脂肪酸のモノエステルを生成することをいう。
「界面活性物質(surfactant)」は別の物質の表面張力を低減させるのに用いられる任意の物質である。ある実施形態においては、本発明は界面活性物質とともに用いられて、石炭の嵩密度を改善し、かつ、石炭の流動特性を改善する。
ある実施形態においては、メチルエステル、エチルエステル、グリセリン、及び脂肪酸はトリグリセリドと関連するエステル交換反応で得られる。
本明細書中に記載のエステル交換反応で用いられる代表的な脂肪及び油は、獣脂、未精製トール油、バージン植物油、ダイズ、カラシ、キャノーラ、ヤシ、ナタネ、パーム、家禽類の内臓、魚油、黄色油脂、使用済み食用油、及び/又はトラップグリース等を含む。
ある実施形態においては、グリセリン、脂肪酸、エチルエステル、及びメチルエステルはバイオディーゼル生成プロセスで得られる。
バイオディーゼルは天然の再生可能資源から生成される大気汚染の少ない(cleaner−burning)ディーゼル代替燃料である。例えば、バイオディーゼルは新品及び使用済みの植物油及び動物性脂肪といった原料から生成される、大気汚染の少ないディーゼル代替燃料として用いられる脂肪酸アルキルエステルを含んでもよい。
米国エネルギー省の米国燃料データセンタ(American Fuel Data Center)によると、約55%のバイオディーゼルが現在では再利用型の食用油脂を含む再利用型の脂肪又は油の供給原料から生成される。他の半分の産業は植物油に限定され、最小価格のものがダイズ油である。生成能力が過剰であり、生成物が過剰であり、価格が低下したため、ダイズ産業はバイオディーゼル実用化の駆動力となった。同様の結果は再利用型の油脂及び動物性脂肪の産業にも、供給原料はダイズ油より廉価であるが当てはまる。双方の産業の資源の組合せに基づく場合、19億ガロンのバイオディーゼルを供給するのに十分な供給原料がある。
バイオディーゼルは一般的には、植物油又は動物性脂肪が脂肪酸アルキルエステル及びグリセリン副生成物に変換されるエステル交換反応と呼ばれる化学プロセスを通して生成される。脂肪酸及び脂肪酸アルキルエステルは、油の塩基触媒エステル交換反応、油の直接的な酸触媒エステル化、ならびに、油の脂肪酸への変換及びその後のバイオディーゼルへのエステル化によって、油及び脂肪から生成してもよい。
大多数の脂肪酸アルキルエステルは塩基触媒法によって生成される。一般的には、油のエステル交換反応でバイオディーゼルを生成するように用いられる触媒として、いずれの塩基も用いられうるが、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムが大多数の商業上のプロセスで用いられる。
バイオディーゼル生成プロセスにおいて、油及び脂肪を濾過及び事前処理して、水及び汚染物質を除去できる。遊離脂肪酸が存在する場合は、除去してもよく、あるいは、酸触媒エステル化といった特異的な事前処理技術を用いてバイオディーゼルに変換してもよい。事前処理された油及び脂肪は次いでアルコール及び触媒(例えば、塩基)とともに混合されうる。反応のために用いられる塩基は一般的には、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムであり、標準的な攪拌又は混合で、対応するアルコキシドを形成すべく用いられるアルコール(一般的には、エタノール又はメタノール)中に溶解される。いずれの好適な塩基も用いられうることは理解すべきである。アルコキシドは次いで、閉止した反応槽内に充填され油と脂肪が添加される。室温で反応が起こるのを推奨する系もあるが、系を閉止して、約1ないし8時間の期間、約71℃(華氏160度)で維持してもよい。
反応が一度完了すると、油分子(例えば、トリグリセリド)は加水分解されて、1)未精製の脂肪酸アルキルエステル相と、2)グリセリン副生成物相という2の主要な生成物が生成される。一般的に未精製の脂肪酸アルキルエステル相は、高密度なグリセリン副生成物相の頂部に層を形成する。グリセリン副生成物相はバイオディーゼル相より高密度であるため、その2つは重力分離できる。例えば、グリセリン副生成物相は簡単に沈降槽の底部に除去される。いくつかの場合においては、遠心分離機を用いて、2相の分離を促進してもよい。
グリセリン副生成物相は一般的に、グリセリン、メチルエステル、メタノール、Mong、ならびに無機塩及び水の混合物からなる。Mongは「非グリセロール有機成分(matiere organique non glycerol)」である。Mongは通常、石けん、遊離脂肪酸、及び他の不純物からなる。メチルエステル又はエチルエステルは一般的に、約0.01ないし約5重量パーセントの量で存在する。
メタノールは約0.1重量パーセントないし約35重量パーセントの量でグリセリン副生成物中に存在しうる。
グリセリン含有の副生成物は約30ないし約95重量パーセントのグリセリンを含んでもよい。特定の例においては、グリセリン濃度を調整し、及び/又は、不純物を除去するために、例えば洗浄、酸性化、又は蒸留によって使用前にグリセリン副生成物を更に精製することが必要となりうる。
脂肪酸副生成物はバイオディーゼル生成プロセス中に、未精製の脂肪酸アルキルエステル相及び/又は未精製のグリセリン相の精製により生成してもよい。例えば、未精製の脂肪酸アルキルエステル相は一般的に脂肪酸アルキルエステル、水、及び脂肪酸塩の成分の混合物を含む。これらの脂肪酸塩成分は一般的に、水相で溶液を形成し(例えば、石けん水)、この場合、脂肪酸アルキルエステル成分から更に分離されうる。脂肪酸アルキルエステルの成分から一度分離されると、例えば塩酸といった任意の好適な酸を脂肪酸塩成分を含む水相に添加して、本発明の脂肪酸副生成物を生成できる。
脂肪酸副生成物はろう又は固形の形態であってもよい。それは更に脂肪酸エステルを含んでもよい。エステルは本発明の有益な成分である。メチルエステル又はエチルエステルはいずれ、洗浄又は蒸着を含む更なる処理を通じて濃縮される。メチルエステル又はエチルエステルの副生成物は、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド、ステロール、脂肪酸、トコフェロール、及び他の不純物を含む他の成分を含んでもよい。
同様に、未精製のグリセリン相は一般的に、グリセリン、水、及び脂肪酸塩の成分の混合物を含む。この脂肪酸塩成分は水相で溶液又は懸濁液を形成し、任意の好適な酸を添加することによって、グリセリン成分から更に分離して、本発明に好適な脂肪酸副生成物を回収できる。
本発明の脂肪酸副生成物は、例えば洗浄水を有する脂肪酸塩成分(例えば、石けん水)を含む、任意のバイオディーゼル生成プロセスの流動/段階の酸性化によって得られうることは理解すべきである。バイオディーゼル生成プロセスの任意の異なる段階/流動で得られるこれらの脂肪酸副生成物は、石炭の嵩密度を調整する組成物として用いてもよい。
石炭からのコークス生成は空気のない炉で生じる。これらの炉は動作状態時に気密性があり、膨張及び収縮の周期的な応力を受ける。各々の炉は、粘結チャンバ、加熱チャンバ及び再生チャンバという3の領域からなる。総てのチャンバは耐火れんがを用いて裏張りされる。粘結チャンバは石炭を充填するために、その頂部にポートを有する。
コークス生成ステップは、石炭を調製、充填、及び加熱するステップと、粘結生成物を除去及び冷却するステップと、炉用のガスを冷却、洗浄及び再利用するステップとからなる。洗浄された(副生成物の除去後の)炉用のガスの約40パーセントはコークス炉を加熱するのに用いられる。
粘結用の石炭の調製は3.2ミリメートルのスクリーンを通す移動を誘起すべく粉末化を必要とする。いくつかの型の石炭を混合して、所望の特性を生成してもよく、あるいは、炉内の石炭混合物の膨張を制御してもよい。ディーゼル燃料を含む水又は油は、密度を調整すべく石炭に添加されてもよい。目的は膨張を制御することであり、炉の損傷を防ぐことである。
石炭は乾式又は湿式の炉に添加される。壁面温度は負荷及び実際の粘結の間、華氏約2000度である。ポートは石炭が充填された後に閉止され、石炭は約12ないし20時間加熱される。
微粒子、揮発性有機化合物、一酸化炭素、及び他の化合物を含む大気汚染物質は、様々な粘結動作、すなわち、石炭調製、石炭事前加熱、石炭充填、炉の漏出、コークス除去、高温コークスの急冷、及び燃焼の積み重ねによって排出される。
本発明は再生可能資源から得られるバイオマス液体を含む新規の処理組成物を用いて、石炭の嵩密度を調整する。ディーゼル燃料を用いて、石炭の密度を調整するのと比較して、本発明は地球に優しく、汚染物質をほとんど排出せず、かつ経済的な組成物を用いる。
ある実施形態においては、処理組成物は石炭の嵩密度を調整するために、1又はそれ以上の脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、又はその組合せを含む。
上述したように、脂肪酸メチル及びエチルエステルは更に、バイオディーゼルとして知られ、車両エンジン及びボイラ用のディーゼル燃料を代替するために用いられてきた。バイオディーゼルがディーゼル燃料の代わりに用いられた場合、これらのアプリケーションからの排気はわずかであると報告されている。天然バイオディーゼル委員会(National Biodiesel Board)は、全部の未燃焼炭化水素の67%の減少と、一酸化炭素の48%の減少と、微粒子物質の47%の減少と、硫酸エステルの100%の減少と、多環芳香族炭化水素の80%の減少と、ニトロ化されたPAHの90%の減少と、種分化した炭化水素のオゾンポテンシャルの50%の減少を報告している。
ある実施形態においては、処理組成物は約30ないし約99重量パーセントの脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、又はその組合せを含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約40ないし約85重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約3ないし約50重量パーセントの脂肪酸と、約0.5ないし約5重量パーセントのトコフェロールと、約0.5ないし約5重量パーセントのステロールとを含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約10ないし約99重量パーセントのグリセリンを含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約95ないし約99重量パーセントのグリセリンと、約0.05ないし約1重量パーセントのメタノールと、約0.05ないし約1重量パーセントの水とを含む。
ある実施形態においては、処理組成物はディーゼル燃料を更に含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約30ないし約70重量パーセントのディーゼル燃料を含む。
上述のように、ディーゼル燃料を石炭に適用して、石炭の嵩密度を調整し、かつ、石炭の表面水分を除去できる。従って、ある実施形態においては、処理組成物はディーゼル燃料を更に含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約30重量パーセントないし約70重量パーセントのディーゼル燃料を含む。
ある実施形態においては、処理組成物は約30ないし約99.9重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約70重量パーセントのディーゼル燃料とを含む。
1又はそれ以上の界面活性物質は、成分の拡張係数を増加させるために処理組成物に添加してもよい。界面活性物質は、処理組成物が水溶性か非水溶性かによって、油溶性又は水溶性であってもよい。長鎖型の一価及び二価アルコール、直鎖アルコール、アルキルアリールスルホン酸塩、及びその混合物を含む代表的な界面活性物質は、非水溶性の処理組成物用に用いられるべきである。
油溶性の界面活性物質が用いられる場合、1又はそれ以上のC1ないしC8アルコールが処理組成物に含まれることは好都合である。代表的なC1ないしC8アルコールは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、オクタノール等を含む。好適な界面活性物質及びアルコールの詳細な説明については、引用によって本明細書中に取り込まれる米国特許第4,304,636号参照のこと。
ある実施形態においては、処理組成物は約5ないし約30重量パーセントの界面活性物質と、約70ないし約95重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約25重量パーセントのディーゼル燃料とを含む。
処理組成物は噴霧又は注入してもよく、そうでない場合は、石炭が粘結炉に配置される前に、任意の段階で石炭に適用されてもよい。
嵩密度の所望の増加を得るのに要求される、石炭1トンあたりの処理組成物の量は、処理中の石炭の型及びその表面水分量を考慮して、当該技術分野の当業者によって経験的に決定されうる。ある実施形態においては、石炭1トンあたり約1ないし約20パイントの前記処理組成物が石炭に適用される。
上述の内容は以下の実施例によってより良く理解されうるが、例示の目的のために示されるもので、発明の範囲を限定することを意図していない。
[実施例:石炭の嵩密度の調整]
未精製のグリセリン溶液はバイオディーゼル合成プロセスで得られる。この実施形態においては、未精製のグリセリン成分は約80重量パーセントのグリセリンと、約10ないし11重量パーセントの水と、約7重量パーセントの塩化ナトリウムと、約1ないし2重量パーセントの脂肪酸及びそのメチルエステルとを含む。生成物は42重量パーセントの水で希釈されて、58重量パーセントの未精製のグリセリン副生成物溶液を提供する。組成物は1トンあたり2パイント(ppt)で石炭に適用される。2のサンプルが生成され、一方は処理済みの石炭を有し、他方はグリセリン処理を伴わなかった。2号燃料油が同一の油濃度で双方のサンプルに添加された。4pptの油濃度の範囲で、グリセリンで処理されたサンプルは1キューセックあたり約1 lbのより高い嵩密度を呈した。
未精製のグリセリン溶液はバイオディーゼル合成プロセスで得られる。この実施形態においては、未精製のグリセリン成分は約80重量パーセントのグリセリンと、約10ないし11重量パーセントの水と、約7重量パーセントの塩化ナトリウムと、約1ないし2重量パーセントの脂肪酸及びそのメチルエステルとを含む。生成物は42重量パーセントの水で希釈されて、58重量パーセントの未精製のグリセリン副生成物溶液を提供する。組成物は1トンあたり2パイント(ppt)で石炭に適用される。2のサンプルが生成され、一方は処理済みの石炭を有し、他方はグリセリン処理を伴わなかった。2号燃料油が同一の油濃度で双方のサンプルに添加された。4pptの油濃度の範囲で、グリセリンで処理されたサンプルは1キューセックあたり約1 lbのより高い嵩密度を呈した。
変更は請求項に規定されるような本発明の概念及び範囲から離れることなく、本明細書中に記載の本発明の方法の組成物、動作、及び配置においてなされうる。
Claims (15)
- 粘結炭の嵩密度を調整する方法であって、植物油、動物性脂肪、トリグリセリド、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、及びグリセリンからなる群から選択される、約10ないし約99重量パーセントの1又はそれ以上の成分を含む、有効に嵩密度を増加させる処理組成物の量を石炭に適用するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、石炭1トンあたり約1ないし約20パイントの前記処理組成物が、前記石炭に適用されることを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が少なくとも1の脂肪酸メチルエステルと、少なくとも1の脂肪酸エチルエステル、バイオディーゼル生成プロセスで得られる少なくとも1の脂肪酸メチルエステルと、バイオディーゼル生成プロセスで得られる少なくとも1の脂肪酸エチルエステルと、エステル交換反応で得られる少なくとも1の脂肪酸メチルエステルと、エステル交換反応で得られる少なくとも1の脂肪酸エチルエステルと、10ないし約99重量パーセントのグリセリンと、ディーゼル燃料と、少なくとも1の界面活性物質と、そのいずれかの組合せとからなるリストから選択される1の要素を含むことを特徴とする方法。
- 請求項3に記載の方法において、前記処理組成物が約30ないし約99重量パーセントの脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、又はその組合せを含むことを特徴とする方法。
- 請求項4に記載の方法において、前記処理組成物が約40ないし約85重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約3ないし約50重量パーセントの脂肪酸と、約0.5ないし約5重量パーセントのトコフェロールと、約0.5ないし約5重量パーセントのステロールとを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が約95ないし約99重量パーセントのグリセリンと、約0.05ないし約1重量パーセントのメタノールと、約0.05ないし約1重量パーセントの水とを含むことを特徴とする方法。
- 請求項6に記載の方法において、前記グリセリンがバイオディーゼル生成プロセス又はエステル交換反応で得られることを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が約30重量パーセントないし約70重量パーセントのディーゼル燃料を含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が約30ないし約99.9重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約70重量パーセントのディーゼル燃料とを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が約5重量パーセントないし約30重量パーセントの界面活性物質を含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が1又はそれ以上のC1ないしC8アルコールを更に含むことを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記処理組成物が約5ないし約30重量パーセントの界面活性物質と、約70ないし約95重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約25重量パーセントのディーゼル燃料とを含むことを特徴とする方法。
- 粘結炭の嵩密度及びスループット特性を改善するための処理組成物であって、約95ないし約99重量パーセントのグリセリンと、約0.05ないし約1重量パーセントのメタノールと、約0.05ないし約1重量パーセントの水とを含むことを特徴とする処理組成物。
- 粘結炭の嵩密度及びスループット特性を改善するための処理組成物であって、約30ないし約99.9重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約70重量パーセントのディーゼル燃料とを含むことを特徴とする処理組成物。
- 粘結炭の嵩密度及びスループット特性を改善するための処理組成物であって、約5ないし約30重量パーセントの界面活性物質と、約70ないし約95重量パーセントの脂肪酸メチルエステルと、約0.1ないし約25重量パーセントのディーゼル燃料とを含むことを特徴とする処理組成物。
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