JP2010536060A - レンズ基材上に被覆済みまたは未被覆の膜を設ける方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の方法は、レンズ基材の粗い面、即ち面加工およびファイニングは施されたが研磨はされていない面、または(典型的にはデジタル面加工による)面加工(切削)を施され、研磨はされていない面に皮膜を転写したり、被覆済みまたは未被覆の膜を貼り付けたりすることも可能にする。
従って、典型的には有機ガラス材料から成るレンズ基材の少なくとも一つの主要面を、レンズ基材表面から順に数えて耐衝撃性皮膜(耐衝撃性プライマー)、耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜(ハードコート)、反射防止膜、および場合によっては防汚トップコートで被覆するのは通常の手法である。偏光皮膜、フォトクロミック皮膜、または染色皮膜といった他の皮膜がレンズ基材の一方または両方の面上に設けられる場合も有る。
眼科用レンズの面を被覆する方法は多数提案され、また開示されている。
―所定形状寸法の面を少なくとも一つ有するレンズブランクを用意し、
―皮膜を支持する内側面と、外側面とを有する支持体もしくは成形型を用意し、
―前記レンズブランクの前記所定形状寸法面上にかまたは前記皮膜上に、予め測定された量の硬化性接着剤組成物を置き、
―レンズブランクと支持体とを相対移動させ、それによって皮膜を硬化性接着剤組成物と接触させるか、または硬化性接着剤組成物をレンズブランクの所定形状寸法面と接触させ、
―硬化性組成物が硬化したら得られる最終的な接着剤層の厚みが100マイクロメートル未満となるように十分な圧力を支持体の外側面に印加し、
―接着剤組成物層を硬化させ、
―支持体もしくは成形型を取り去ってレンズブランクを、該レンズブランクの所定形状寸法面に皮膜が付着した状態で回収する
ことを含む。
(a)少なくとも一つの機能性皮膜を支持する主要面を有するキャリヤーを得る工程、
(b)少なくとも一つの所定形状寸法面を有するレンズ基材を得る工程、
(c)前記少なくとも一つの機能性皮膜上にかまたはレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面上に接着剤組成物の層をデポジットする工程、
(d)前記接着剤組成物の層が工程(c)終了時にはまだ処理条件下で流動し得ない状態でない時は該層をそのような状態にする工程、
(e)キャリヤーとレンズ基材とを相対移動させ、それによって接着剤組成物の層をレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面かまたは前記少なくとも一つの機能性皮膜と直接接触させる工程、
(f)接着剤組成物の層と前記少なくとも一つの機能性皮膜かまたはレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面とを一緒に加圧する工程、
(g)場合によっては設けられる、加圧工程(f)の間に熱を加える工程、
(h)加圧工程(f)を停止する工程、および
(i)キャリヤーを取り去り、前記少なくとも一つの所定形状寸法面に透明な接着剤組成物の層を介して付着した前記少なくとも一つの機能性皮膜で被覆されたレンズ基材を回収する工程
を含む方法を開示している。
それでも、接着剤層の厚みをより良く制御し、基材面全体での接着剤層の厚みの変動を最小限に抑えることの必要性はなお存在する。また、レンズ基材の粗い面、即ち面加工およびファイニングは施されたが研磨はされていない面を接着剤層でより良くカバーし、デジタル面加工を施されたのみで研磨されていないレンズ基材の表面の凹凸は接着剤で埋めることも必要である。
加えて、最終製品の耐熱性などの性能を改善することも必要である。
本発明はまた、上記のような方法であって、レンズ基材の粗い面に皮膜を転写するか、または被覆済みもしくは未被覆の膜を貼り付けることも可能にする方法を提供することを目的とする。
最終的に得られるレンズ基材の性能、特に耐熱性を改善することも本発明の目的である。
(a)液状ホットメルト接着剤(HMA)組成物を用意し、この組成物は
1.ガラス転移温度Tgを有し、場合によっては融解温度Tmも有し、その際Tg<Tmである少なくとも1種のHMAベースポリマー、
2.重合性、より好ましくはUV重合性である少なくとも1種のモノマー、オリゴマーまたはポリマー、および
3.場合によってはさらに、前記少なくとも1種のポリマーとも前記少なくとも1種の重合性モノマー、オリゴマーまたはポリマーとも相溶性である少なくとも1種の液体溶媒
を含み、
(b)背中合わせの二つの主要面、即ち場合によっては少なくとも一つの機能性皮膜を支持する第1主要面と、第2主要面とを有する膜を用意し、
(c)少なくとも一つの所定形状寸法面を有するレンズ基材を用意し、
(d)液状HMA組成物を前記膜の表面か、または前記少なくとも一つの所定形状寸法面に塗布し、
(e)塗布した液状HMA組成物を乾燥させて、前記膜の前記少なくとも一方の主要面かまたはレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面と接触した乾燥HMA層を形成し、
(f)膜とレンズ基材とを相対移動させ、それによって乾燥HMA層をレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面か、または前記膜の前記二つの主要面の一方と接触させ、
(g)膜に圧力を印加し、
(h)ガラス転移温度Tg以上であるが、前記ポリマーが融解温度Tmを示す場合はTmより低い温度Tmax processまで加熱し、この温度Tmax processにおいて前記モノマーまたはオリゴマーは液体の形態を取り、
(i)加圧および加熱下に前記モノマー、オリゴマーまたはポリマーを重合させ、
(j)キャリヤーに印加した圧力を除去し、レンズ基材を、その主要面に膜が付着した状態で回収する
工程を含む方法が提供される。
本発明において「ポリマー」という語は、ホモポリマーとコポリマーとのいずれをも意味するものとする。
本発明では、ガラス転移温度(Tg)および融解温度(Tm)は示差走査熱量測定(DSC)によって求められる。
HMAベースポリマーのTgは好ましくは−60℃から90℃までであり、より好ましくは0〜90℃、さらに好ましくは40〜90℃である。
HMAベースポリマーのTgはまた、80℃未満であることが好ましい。
さらに好ましい実施形態において、工程d)〜f)で処理される膜の主要面は第2主要面であり、得られるレンズ基材は、レンズ基材/硬化HMA層/膜/機能性皮膜がこの順序に並んだ構造を有する。
上記第3の実施形態の工程d)は、液状HMA組成物をレンズ基材の少なくとも一つの所定形状寸法面か、または膜の第1主要面上の機能性皮膜に塗布することを含む。
好ましくは、工程d)は液状HMA組成物を膜の第1主要面上の機能性皮膜に塗布することを含む。
この実施形態では本発明の方法は、膜もしくはキャリヤーを取り去り、上記少なくとも一つの所定形状寸法面に硬化HMA層を介して付着した少なくとも一つの機能性皮膜で被覆されたレンズ基材を回収する工程k)も含む。
本明細書中で以後転写処理に言及する時は、「膜」に替えて「キャリヤー」という語を用いる。
その場合、皮膜転写処理をBST(裏側転写)処理と呼称する。当然ながら、レンズ基材の前面の所定形状寸法面も本発明の方法を用いて被覆でき、前後両面の所定形状寸法面を本発明の方法で被覆することも可能である。レンズ基材の後面(通常凹面)は、用時着用者の眼に最も近接する面である。レンズ基材の前面(通常凸面)は、用時着用者の眼から最も離隔する面である。
本発明の方法によって処理され得る眼科用品は、好ましくは透明なポリマー基材を含む完成または半完成品である。
適当な変形性または可撓性球面膜が用いられるかぎり、本発明において被覆されるべきレンズ基材の所定形状寸法面は球面であっても、トーリック面であっても、累進面であってもよい。
以下の説明は、具体的には皮膜転写の実施形態、即ち転写する皮膜に硬化性HMA接着剤を接触させ、処理終了時にはキャリヤーと呼称される膜を取り去ってレンズ基材を、少なくとも一つの所定形状寸法面に硬化HMA層を介して付着した少なくとも一つの機能性皮膜で被覆された状態で回収する実施形態に関するものである。
しかし、硬化性HMA接着剤を膜の、機能性皮膜を有する第1主要面と背中合わせに位置する第2主要面に接触させる貼り付けの実施形態にも同じ処理条件および同じ硬化性HMA接着剤を用いることができる。
同様に、レンズ基材のベースカーブとは、転写される皮膜を支持する面のベースカーブのことである。本出願ではベースカーブを次のように定義する。
トーリック面は二つの基準メリディアンを有し、それらの半径RおよびrにはR>rという関係が有る。トーリック面の場合は、該面を規定する曲率半径Rおよびrにそれぞれ対応する2種のベースカーブBLRおよびBLr(BLR<BLr)が計算され得る。
ベースカーブ(もしくはベース)は530/曲率半径(mm)の比として定義されるから、単位mmのRおよびrに関して、
BLR=530/RおよびBLr=530/r
となる。
上記トーリック面のベースカーブBLRおよびBLr並びにキャリヤーのベースカーブBCは、好ましくは次の関係:
a)BLr−BLR≦3.5の時
0<BC−BLR<3および|BC−BLr|<1
好ましくは
0.2<BC−BLR<2.5および|BC−BLr|<0.5
b)BLr−BLR>3.5の時
BLR<BC<BLr
を満足する。
好ましくは、キャリヤーとレンズ基材とを相対移動させたら圧力をまずキャリヤー中央部に印加し、次いでレンズ基材の周縁へ向かって半径方向に増大させる。
可撓性キャリヤーを用いてレンズ基材の後面に皮膜を転写する場合、キャリヤーの凸状前面は被覆されるレンズ基材の凹面より小さい曲率半径を有してもよい。
中央部に圧力を印加されるとキャリヤーは変形し、レンズ基材の所定形状寸法面に馴染む。
キャリヤーの直径はレンズブランクの直径より大きくても小さくてもよい。
典型的には、機械的処理は連続する3工程、即ち研削、精密研削(ファイニングとも呼称)、および研磨を含む。
研削は、レンズブランクの面に曲率を付与するべく行なわれる機械加工工程である。
研削後に行なわれる精密研削(ファイニング)がレンズブランクの被処理面の形状寸法をさらに変化させるが、この工程で得られるレンズブランクは精々半透明であり、その被処理面はなお甚だしい表面粗さを示す。
最後の研磨は比較的長時間に亘る機械加工工程であり、この工程では通常被処理面の形状寸法は変化せず、残存する粗さが可能な限り除かれて、最終的に透明なレンズブランクが得られる。本発明で用いるレンズ基材は研磨済みであっても、ファイニングを施されたのみで未研磨であってもよい。
直接的な面加工は普通、デジタル面加工、直接面加工、自由曲面加工などと呼称される。
球面または円筒面を有する通常のレンズ面加工具ではレンズの後面しか加工できないのに対し、デジタル面加工、自由曲面加工もしくは直接面加工は、レンズブランクの前面、後面、またはその両方を必要に応じて研削して精巧な設計のレンズを製造することを可能にする。
デジタル面加工には、面を局所的に切削し得る手段、典型的にはダイヤモンド素材のナイフが用いられる。
面が「デジタルに」切削された場合は通常、ファイニング工程は必要ない。
レンズはその後、典型的にはコンピュータ制御の軟質スポンジシステムを用いて、面の湾曲を完璧に保ちつつ最高の透明性を確実に達成するべく研磨される。
CNC式加工機の典型例に、Schneider社が商品名HSC(High Speed Cutting)の下に提供している機械、例えばHSC100が有る。
ファイニング(通常の面加工処理)を施された面のRqは普通0.01μm以上であり、好ましくは0.01〜1.5μm、より好ましくは0.05〜1.0μmである。
デジタル面加工後にファイニングを施されず、後に研磨されるべき面のRqは通常0.05μmを上回り、かつ1μm未満、好ましくは0.6μm未満、さらに好ましくは0.4μm未満である。
レンズブランクの研磨面の表面粗さRqは通常0.01μm未満で、好ましくは0.005μm前後である。
面の二乗平均平方根輪郭曲線高さRq(2DRq)(先に粗さRqとも呼称)の算定には、TAYLOR HOBSON FTS(フォームタリサーフシリーズ2)プロフィルメーター/粗さ測定システムが有利に用いられる。システムはレーザーヘッド(例えば製品番号112/2033−541)と、半径2mmの球形/円錐形ヘッドを具えた70mm長の触針(製品番号112/1836)とを有する。このシステムで所定断面の二次元輪郭を測定することで、曲線Z=f(x)が得られる。輪郭の測定は長さ20mmにわたって行なわれる。得られた輪郭曲線からは様々な表面特性、特に表面の形状、うねり、および粗さが抽出され得る。
Rq算定のためには、輪郭曲線に対して2種の異なる処理、即ち形状抽出と、平均線の抽出に相当するフィルタ処理とが実施される。
―輪郭曲線Z=f(x)の取得、
―形状抽出、
―フィルタ処理(平均線抽出)、および
―パラメーターRqの算定。
輪郭曲線取得段階では、上記システムの触針が対象レンズの面上を移動し、それによって面の高低Zが移動距離xの関数として記憶される。形状抽出段階では、前段階で得られた輪郭曲線が理想球面、即ち、輪郭曲線において対象球面と最小限にしか相違しない球面と関係付けられる。この時選択されるモードはLS弧モード(最良円弧抽出)である。このモードによって、面の輪郭曲線のうねりおよび粗さに関する特徴を表わす曲線が得られる。フィルタ処理段階では或る一定の波長に対応する瑕疵のみ保存される。その目的は、粗さに起因する瑕疵より長い波長を有する瑕疵の一形態であるうねりを排除することである。フィルタはガウスフィルタで、用いられるカットオフ値は0.25mmである。
上記式中、Znは各点の、フィルタ処理時に算出された平均線との代数差Zである。
レンズ基材は無機ガラス製であっても有機ガラス製であってもよいが、有機ガラス製であることが好ましい。有機ガラスは、ポリカルボナートおよび熱可塑性ポリウレタンなどの熱可塑性材料であっても、ジエチレングリコールビス(アリルカルボナート)ポリマーおよびコポリマー(特にPPG IndustriesのCR 39(登録商標))、熱硬化性ポリウレタン、ポリチオウレタン、ポリエポキシド、ポリエピスルフィド、ポリ(メタ)アクリラート、ポリチオ(メタ)アクリラート、並びにこれらのコポリマーおよびブレンドなどの熱硬化性(架橋)材料であってもよい。好ましいレンズ基材材料はポリカルボナートおよびジエチレングリコールビス(アリルカルボナート)コポリマーであり、ポリカルボナート製基材が特に好ましい。
接着剤組成物の層は、キャリヤーに支持された一つもしくは一重なりの皮膜の上に形成するか、または皮膜が転写されるレンズ基材の所定形状寸法面の上に形成するが、好ましくはキャリヤー上の一つもしくは一重なりの皮膜の上に形成する。
具体的には、レンズの湾曲が球面状であろうと、トーリック面状であろうと、あるいはまた累進形状を有しようと関わりなく、層の最大厚みと最小厚みとの差が2.0μm以下、好ましくは1.0μm以下、より好ましくは0.65μm以下であれば該層の厚みは均一であると見なすことができる。平坦なHMA組成物層を予め設けることで、皮膜転写処理により光学的歪みが惹起される危険性を著しく低減することができる。従って、きわめて精密な光学品質を具えた累進面を有するレンズを含めたあらゆる種類の光学パワーレンズに皮膜を転写することが可能となる。
接着剤組成物層の厚みは通常0.5〜30μmで、好ましくは0.5〜20μm、より好ましくは1〜20μm、さらに好ましくは1〜10μmであり、該層を処理条件下で流動し得ない状態にした時に5〜10μmであるのが最も好ましい。
きわめて一様な厚みを有するHMA層が得られるので、スピンコーティングが好ましい。
ポリマーがTgを有し、そのTgが40℃より低い場合、得られるHMA層の安定性は温度が低いほど低くなる傾向に有り、この傾向は特にポリマーのTgが0℃より低く、さらには−60℃より低い場合に強くなる。ポリマーのTgが90℃より高い場合には、本発明の方法の実施が困難となる。
従ってHMAベースポリマーは、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリウレタン/ウレア、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリ(オキサゾリン)、およびポリ(メタ)アクリル樹脂類の中から選択し得る。
好ましいHMAベースポリマーはポリ(オキサゾリン)、ポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリウレタン(ウレア)、ポリオレフィン、オレフィンとポリビニルピロリドンとのコポリマー、ポリエステルアミド、ポリエステルである。
HMAベースポリマーはポリウレタン、特にBaxendenから商品名W−240およびW−234の下に市販されているラテックスのような乾燥ポリウレタンラテックスであってもよい。
特に好ましいポリ(メタ)アクリル樹脂エマルジョンは、Joncryl(商標) 1532、8383、1919、1980、1972、1992といったJoncryl(商標)エマルジョンなどである。
他の好ましいラテックスに、米国特許第6,503,631号に記載されているようなコア/シェルラテックス、および特にブチルアクリラートおよびブチルメタクリラートなどのアルキル(メタ)アクリラートを主体とするラテックスが有る。
このポリマーは、式:
の反復単位を有し、式中Rはアルキル、好ましくはC1〜C4アルキル基であるか、またはアリール基、好ましくはフェニル基である。
好ましいポリ(オキサゾリン)はポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)およびポリ(2−エチル−2−フェニル−オキサゾリン)である。
これらのポリ(オキサゾリン)は、Polymer Chemistry Innovations, Inc.から商品名AQUAZOL(登録商標)(ポリ(2−エチルオキサゾリン))およびAQUAZOL HP/HVIS(登録商標)(ポリ(2−エチル−2−フェニル−2−オキサゾリン))の下に市販されている。
最も好ましいHMAベースポリマーはポリ(アルキル(メタ)アクリラート)、特にポリ(ブチルメタクリラート)、およびポリ(オキサゾリン)、特にポリ(アルキルオキサゾリン)、中でもポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)である。
好ましい第2成分は重合性モノマーもしくはオリゴマー、またはその混合物である。
HMA組成物にはいずれの光重合性モノマーおよび/またはオリゴマーを用いてもよい。単独で、または適当な溶媒と共にHMAベースポリマーと混合した時相分離を惹起しないものが好ましい。
好ましい光重合性モノマーおよびオリゴマーの例には、(メタ)アクリラート基、ヒドロキシ基、およびカルボキシ基などの光重合性官能基を少なくとも1個、好ましくは2個以上有するモノマーおよびオリゴマーが含まれる。
重合性モノマーおよびオリゴマーは周囲温度(即ち20〜25℃の温度)で液体であってもよく、その場合にはHMAベースポリマーをモノマーやオリゴマーと直接混合することができる。光重合性モノマーおよびオリゴマーが周囲温度で固体である場合は、HMA組成物の調製に溶媒または溶媒混合物を用い得る。
溶媒または溶媒混合物は、HMAベースポリマーとも重合性モノマーおよびオリゴマーとも相溶性でなければならない。
適当な溶媒としては特に、水、アルカノールなどのアルコール、メチルエチルケトンなどのケトン、酢酸アルキルなどのエステル、THFなどが挙げられる。
重合性モノマーおよび/またはオリゴマー対HMAベースポリマーの重量比は通常95:5から5:95とし、好ましくは80:20から20:80、さらに好ましくは60:40から40:60とする。
重合はHMAベースポリマーのTg以上の温度で開始させることが重要である。
推奨される熱重合開始剤は、ラウロイルペルオキシド(商品名Luperox LP)、ベンゾイルペルオキシド(商品名Luperox A98)などのジアシルペルオキシド、ジ(n−プロピル)ペルオキシジカルボナート(商品名Luperox 221)、ジ(sec−ブチル)ペルオキシジカルボナート(商品名Luperox 225V60)、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボナート(商品名Luperox 223S)などのペルオキシジカルボナート、t−ブチルペルオキシネオデカノアート即ちLuperox 10や、Luperox 256などの2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンといったペルオキシエステルである。
AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)のような、以前から用いられている熱重合開始剤を用いてもよい。
熱重合開始剤は通常の量、即ちHMAベースポリマー並びに熱重合性モノマーおよびオリゴマーの総重量に基づき0.1〜5重量部、好ましくは1〜5重量部の量で添加する。
光重合性モノマーを重合させるべく添加されることが広く知られた化合物のいずれをも無制限に光重合開始剤として用いることができる。本発明で好適に用い得る光重合開始剤の例には、ベンゾフェノン化合物、アセトフェノン化合物、α−ジカルボニル化合物、アシルホスフィンオキシド化合物、ビスアシルホスフィンオキシド化合物、およびこれらの混合物が含まれる。
具体的には、光重合開始剤化合物は下記式によって表わすことができる。
〔式中、R1およびR2はシクロヘキサン環を共に形成し得るアルキル基であり、R13はアルキル基または水素原子である〕。
〔式中、R4は各々メチル基、メトキシ基または塩素原子であり、かつ互いに同じであっても異なっていてもよく、eは2または3であり、R5はフェニル基またはメトキシ基である〕。
アセトフェノン光重合開始剤:
1) 1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン;
2) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン;および
3) 1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン。
α−ジカルボニル化合物:
1) 1,2−ジフェニルエタンジオン;および
2) メチルフェニルグリオキシラート。
アシルホスフィンオキシド光重合開始剤:
1) 2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド;
2) 2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド;
3) メチル2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィナートエステル;
4) 2,6−ジクロロベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド;および
5) 2,6−ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド。
以上の光重合開始剤は1種のみを用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ビスアシルホスフィンオキシド光重合開始剤:
1) ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド。
Irgacure(登録商標) 500
ベンゾフェノンと1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルとの1/1混合物。
Irgacure(登録商標) 184
Irgacure(登録商標) 819
Irgacure(登録商標) 1850
一般に、UV出力は40〜140mWとされ、UV硬化時間は用いられるUV強度に応じて20秒から10分となる。
皮膜、もしくは重なり合った皮膜の中で最も外側の皮膜を、該皮膜を保護する機能を有し、本発明の方法の実施前に除去されるべきである保護剥離皮膜で被覆してもよいことにも留意するべきである。
当該技術分野では公知であるが、防汚トップコートは、脱イオン水との静的接触角が少なくとも60°で、好ましくは少なくとも75°、より好ましくは少なくとも90°であり、さらに好ましくは100°より大きい層である。最も有効な防汚トップコートは110°以上の静的水接触角を有する。静的接触角は、光学物品上で直径2mm未満の水滴を形成して接触角を測定する液滴法により求められる。
上記表面エネルギーの値は、Owens, D.K.; Wendt, R.G., “Estimation of the surface force energy of polymers(ポリマーの表面力エネルギーの推計),” J. Appl. Polym. Sci., 1969, 51, 1741−1747に記載されたOwens−Wendt法により計算される。
トップコートをキャリヤーにデポジットすることは通常のデポジション法のいずれを用いても可能であるが、好ましくは加熱蒸着法を用いて行なう。
防汚トップコートの厚みは通常1〜30nmとし、好ましくは1〜15nm、より好ましくは1〜5nmとする。
反射防止膜は、特に次の技法:
1) 場合によってはイオンビームを援用する蒸着;
2) イオンビームを用いる吹き付け;
3) 陰極スパッタリング;または
4) プラズマ援用化学気相成長
による真空デポジションによって設けることができる。
溶液の塗布、好ましくはスピンコーティングによって反射防止膜を設けることも可能である。
当然ながら、多層反射防止膜の誘電材料層はキャリヤーもしくは防汚トップコート上に、完成光学物品上に存在する時と逆の順序でデポジットする。
好ましい反射防止膜は、真空デポジションにより重ねて形成される四つの層、例えば約100〜160nmの光学厚みを有する第1のSiO2層、約120〜190nmの光学厚みを有する第2のZrO2層、約20〜40nmの光学厚みを有する第3のSiO2層、および約35〜75nmの光学厚みを有する第4のZrO2層を有し得る。
好ましくは、4層を重ねた反射防止膜をデポジットした後に、厚み(物理的厚み)が1〜50nmの薄いSiO2層をデポジットする。この層は積層反射防止膜と、通常次にデポジットされる耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜との付着を促進し、光学的には不活性である。
当然ながら耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜は、完成光学物品の耐摩耗性および/または耐引掻性を、同じ光学物品が当該耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜を有しない場合と比較して改善する皮膜のことである。
最も好ましい耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜組成物は、主成分としてγ−グリシドキシプロピル−トリメトキシシラン(GLYMO)などのエポキシアルコキシシラン、およびジメチルジエトキシシラン(DMDES)などのジアルキルジアルコキシシランを含有すると共にコロイドシリカ、および触媒量の硬化触媒、例えばアルミニウムアセチルアセトナートまたはその加水分解物を含有し、その残余は実質的に、耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜組成物の調製に通常用いられる溶媒から成る。
ビニルシランの例には、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリスイソブトキシシラン、ビニルトリ−tert−ブトキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン、ビニルビス(トリメチルシロキシ)シラン、およびビニルジメトキシエトキシシランが有る。
アリルシランの例には、アリルトリメトキシシラン、アルキルトリエトキシシラン、およびアリルトリス(トリメチルシロキシ)シランが有る。
アクリルシランの例には、3−アクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリルオキシ−プロピル−トリメトキシシラン、アクリルオキシ−プロピルメチル−ジメトキシシラン、3−アクリルオキシプロピル−メチルビス(トリメチルシロキシ)シラン、3−アクリルオキシプロピル−ジメチルメトキシシラン、N−(3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−3−アミノプロピル−トリエトキシシランが有る。
メタクリルシランの例には、3−メタクリルオキシプロピルトリス(ビニルジメトキシシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリス(メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリルオキシ−プロピル−トリメトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピル−ペンタメチル−ジシロキサン、3−メタクリルオキシ−プロピル−メチルジメトキシシラン、3−メタクリルオキシ−プロピルメチル−ジエトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピル−ジメチル−メトキシシラン、3−メタクリルオキシ−プロピル−ジメチルエトキシシラン、3−メタクリルオキシ−プロペニル−トリメトキシシラン、および3−メタクリルオキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランが有る。
好ましいシランはアクリルオキシプロピル−トリメトキシシランである。
カップリング剤の調製に用いるエポキシアルコキシシランおよび不飽和アルコキシシランの量は好ましくは、重量比:
R=エポキシアルコキシシランの重量/不飽和アルコキシシランの重量
が条件0.8≦R≦1.2に適うようなものとする。
「エポキシアルコキシシランおよび不飽和アルコキシシランに由来する固形分の重量」と言う時は、これらのシランから理論上得られる乾燥抽出物の重量を意味し、この重量は単位QkSiO(4−k)/2から算出される重量で、式中Qはエポキシまたは不飽和基を有する有機基であり、QkSiO(4−k)/2はQkSiR’O(4−k)のSi−R’が加水分解時に反応してSi−OHを生じることで生成される。
kは整数1〜3であり、好ましくは1に等しい。
R’は好ましくはOCH3などのアルコキシ基である。
先に触れた水および有機溶媒は、カップリング剤組成物に始めに加えられたもの、およびカップリング剤組成物中に存在するアルコキシシランの加水分解および縮合によって生じた水およびアルコールである。
1)アルコキシシランを混合し、
2)アルコキシシランを、好ましくは塩酸などの酸を添加することにより加水分解させ、
3)混合物を攪拌し、
4)場合によっては有機溶媒を添加し、
5)アルミニウムアセチルアセトナートなどの触媒を1種または複数種添加し、
6)攪拌する(通常、一晩継続)
ことを含む。
耐引掻性皮膜組成物中に導入されるカップリング剤の量は通常組成物の総重量の0.1〜15重量%であり、好ましくは1〜10重量%である。
耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜組成物は、次に耐衝撃性プライマー皮膜(この皮膜は透明接着剤組成物層であってもよい)を設ける前か、または本発明の方法を実施する前に単に乾燥してもよいし、場合によっては予備硬化させてもよい。耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜組成物の性質に応じて、熱硬化、UV硬化、あるいはこれらの組み合わせを用い得る。
硬化した耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜の厚みは普通1〜15μmであり、好ましくは2〜6μm、より好ましくは3〜5μmである。
耐引掻性皮膜に耐衝撃性プライマーを塗布する前に、付着向上のため耐引掻性皮膜の表面にコロナ処理または真空プラズマ処理を施すことも可能である。
(メタ)アクリル樹脂主体の耐衝撃性皮膜は特に米国特許第5,015,523号および同第6,503,631号に開示されており、一方熱可塑性架橋ポリウレタン樹脂を主体とする皮膜は特に日本出願公開第63−141001号および同63−87223号、欧州特許第0404111号、並びに米国特許第5,316,791号に開示されている。
本発明による耐衝撃性プライマー皮膜は特に、ポリ(メタ)アクリル樹脂ラテックス、ポリウレタンラテックス、またはポリエステルラテックスといったラテックス組成物から製造することができる。
(メタ)アクリル樹脂主体の耐衝撃性プライマー皮膜組成物として好ましいものの中からポリエチレングリコール(メタ)アクリラート主体の組成物を挙げることができ、これは例えばテトラエチレングリコールジアクリラート、ポリエチレングリコール(200)ジアクリラート、ポリエチレングリコール(400)ジアクリラート、ポリエチレングリコール(600)ジ(メタ)アクリラート、並びにウレタン(メタ)アクリラートとその混合物などである。
好ましくは、耐衝撃性プライマー皮膜は30℃より低いガラス転移温度(Tg)を有する。好ましい耐衝撃性プライマー皮膜組成物の例として、Zenecaから商品名Acrylic latex A−639の下に市販されているアクリル樹脂ラテックス、およびBaxendenから商品名W−240およびW−234の下に市販されているポリウレタンラテックスが挙げられる。
好ましい一実施形態において、耐衝撃性プライマー皮膜の光学基材および/または耐引掻性皮膜に対する付着を促進するべく、プライマー皮膜に有効量のカップリング剤を含有させてもよい。耐衝撃性皮膜組成物にも耐引掻性皮膜組成物に用いたのと同じカップリング剤を同じ量で用い得る。
耐衝撃性プライマー皮膜組成物は、光学基材の成形前に単に乾燥してもよいし、場合によっては予備硬化させてもよい。耐衝撃性プライマー皮膜組成物の性質に応じて、熱硬化、UV硬化、あるいはこれらの組み合わせを用い得る。
硬化した耐衝撃性プライマー皮膜の厚みは普通0.05〜30μmであり、好ましくは0.5〜20μm、より好ましくは0.6〜15μm、さらに好ましくは0.6〜5μmである。
特にレンズ基材前面への転写を行なう場合にキャリヤーをレンズ基材の皮膜が転写される面により好く馴染ませるべく、キャリヤーへの圧力を増大させる付加的手段を用いてもよい。通常、キャリヤーの凡その形状に適合して、キャリヤーに印加される圧力を増大させることができる、場合により変形可能なパッドを用い得る。
少なくとも一つの機能性皮膜4、およびHMA組成物層5を可撓性キャリヤー3の面にデポジットすることは、真空デポジション、スピンコーティング、フローコーティング、ディップコーティングなど、光学分野で通常用いられるデポジション法のいずれによっても可能である。当然ながら、用いるべきデポジション法は可撓性キャリヤー3の面にデポジットする皮膜およびHMA組成物層の性質に依存する。
熱源はエアオーブン、湯浴、IR熱源、またはマイクロ波源とし得る。加熱時間は数分から30分までとし得、例えば3〜30分間熱を加える。
図1Cに示すように、レンズ基材1と、HMA組成物層5と、少なくとも一つの機能性皮膜4と、可撓性キャリヤー3との集合体を次にUV光で照射し、光重合性のモノマーおよびオリゴマーを重合させる。照射後、図1Dに示すように、圧力を除去して可撓性キャリヤー3を取り去り、レンズ基材1を、その凹面2に少なくとも一つの機能性皮膜4が接着剤組成物層5を介して付着した状態で回収する。
加熱およびUV硬化工程は通常それぞれ2分間および1分間実施し得る。
転写または貼り付け条件に関する短周期の一例を下記に示す。
膨張プロファイル: 120秒で24psi(165.47kPa)に到達。
可撓性キャリヤーの温度: 80℃。
加圧時温度時間: 2分。
UVへの曝露: 1分。
UV強度: 30〜31mW/cm2。
UV源: Dymax 5000 ECフラッドランプ(400W金属ハロゲン化物バルブ)。
以下の実施例によって本発明をさらに詳述する。
各実施例において、キャリヤーはポリカルボナート(PC)キャリヤーであり、その凸面は、キャリヤー側から順に数えて防汚トップコート、反射防止膜、および耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜を含む一重なりの皮膜を支持する。耐摩耗性および/または耐引掻性皮膜上に、耐衝撃性プライマー組成物としても機能する透明接着剤組成物の層を形成する。皮膜の重なりと、透明接着剤組成物層との集合体を「HMC皮膜」と呼称する。
HMC皮膜を支持するPCキャリヤーを「HMCキャリヤー」と呼称する。
保護剥離皮膜の組成を次表に示す。
PCキャリヤーを石鹸水で洗浄し、圧縮空気で乾燥する。次に、キャリヤーの凸面を上記組成の保護皮膜組成物で被覆し、この被覆は速度600rpmで3秒間塗布し、速度1200rpmで6秒間乾燥するスピンコーティングによって行なう。得られた皮膜を、Fusion System H+バルブを用いて1.524m/分(毎分5フィート)の速度で硬化させる。
この保護剥離皮膜は転写されず、HMC皮膜の転写後キャリヤー上に留まる。
保護皮膜をデポジットしたPCキャリヤーに、次のような真空被覆を施す。
A/ 標準的AR処理: 周知の真空蒸着法を用いる標準的な箱形コーターにおいて真空AR処理を行なう。以下は、キャリヤー上にVARを得る一手順である。
1. その凸面に保護皮膜が設けられたキャリヤーを標準的な箱形コーターに装填し、チャンバを高真空レベルにまでポンピングする。
2. キャリヤーの上記面に防汚皮膜(化学製剤はShin EtsuのKP 801M)を、加熱蒸着法を用いてデポジットし、その際膜厚は2〜15nmとする。
3. 次いで、重なり合った高屈折率材料層および低屈折率材料層から成る誘電多層AR皮膜を、各層が規定の順序とは逆の順序で並ぶようにデポジットする。このデポジションの詳細は次のとおりである。
交互に配置する低屈折率層および高屈折率層の光学厚みを次表に示す(層はキャリヤー面側から掲示の順序でデポジットする)。
実施例でデポジットする好ましい積層体では、低屈折率材料をSiO2、高屈折率材料をZrO2とする。
ハードコートの組成を次表に示す。
接着性でかつ耐衝撃性のプライマー皮膜の組成を次表に示す。
実施例では、上記組成のプライマー皮膜組成物をホットメルト接着剤組成物として用いる。
ステップ1および2で保護皮膜、防汚コート、およびARコートをデポジットしたPCキャリヤーを600rpm/1200rpmでのスピンコーティングによりHC溶液で被覆し、80℃で10分間の予備硬化処理後、同速度でのスピンコーティングにより今度は接着性かつ耐衝撃性プライマー組成物溶液で被覆し、80℃で1時間の後硬化処理を行なう。(その結果、約1.8〜2ミクロンの厚みを有する乾燥ラテックス層が形成される)。
カップリング剤は、下記組成を有する予備縮合物溶液とする。
3MのSCOTCH(登録商標)600番透明テープを用い、ISTM 02010によるクロスハッチ付着試験を行なって乾燥時付着を測定する。25個の正方形を形成する。付着は次のように評価する。
検査に用いる、R−17と呼称される試験は、参考により本明細書に含まれる国際公開第2006/136757号に詳述された透過試験(光学欠陥測定プロトコル)である。
国際公開第2006/136757号にはこのプロトコルに加え、検査に用いられる装置も詳述されている。
Bulbtronics Inc.製のBT XL 75/ LIS//Lampを用いて、アークランプでの検査を実施する。
上記ランプからの光をレンズの方へ向け、反射光をスクリーンに投射させる。スクリーン上のレンズの像を目視で検査して、光学欠陥の有無を調べる。
1. HMAベースポリマーを溶媒に溶解させ、これに光重合性モノマー/オリゴマーを混合して溶液を得ることにより液状HMA組成物を調製する。必要であれば光重合開始剤を添加する。
2. 400rpmで2秒間、および1500rpmで8秒間実施という条件でのスピンコーティングにより、HMCキャリヤーが支持する機能性皮膜の露出面を液状HMA組成物で被覆する。室温で数時間乾燥後に得られる、きわめて均一な厚みを有する層は適度粘着状態を示し、後続の処理工程で用いることができる。
3. 乾燥した光重合性(UV重合性)HMA層を支持したHMCキャリヤーを用いて、HMC皮膜をレンズの凹状主要面に転写する。
上記主要面は粗い面、即ち研削および精密研削は施されたが研磨はされていない面である。
転写は国際公開第03/004255号に開示されたインフレータブル膜装置を用いて行なう。
4. 特に断らない限り、印加圧力は約1.38bar(20psi)とし、加熱温度は約80℃、加熱時間は約30分とする。
5. 特に断らない限り、照射とは、80mW/cm2で約1分間継続するUV光照射のことである。
0.55gのポリブチルメタクリラートと、5.0gのトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラートと、2.0gの2,4,6−トリブロモフェニルエトキシアクリラートと、0.1gの光重合開始剤Igacure(登録商標)819とを4.0gのMEKに加えて混合溶液を調製した。この溶液を用いてキャリヤーの、ベースカーブ6を有するHMC側凸面をスピンコーティングにより被覆した。乾燥後、被覆済みのキャリヤーを、Schneider製加工機によって直接切削され、研磨はされていない、表面が粗く不透明なOrma(登録商標)レンズ(+2.00)上に置き、インフレータブル膜加圧装置を用いて両者を貼り合わせた。1.38bar(20psi)の圧力下に、キャリヤーに支持された皮膜を伴ったレンズを80℃で30分間加熱した。in situでのUV硬化処理を120Wで1.5分間行なった後、集合体を取り出し、冷却した。インフレータブル膜装置およびBSTキャリヤーを除去して、面加工による掻き傷が肉眼によっても、アークランプで検査しても一切認められない透明な光学レンズを得た。この処理後のレンズは、Humpheryによって調べると処理前と同じ+2.00の光学パワーを有する。
表7に、処理前および処理後のレンズの曇り度もしくは表面明澄度を示す。
HMA層の厚み: 8μm
Orma(登録商標)レンズ: PPG Industriesから市販されているCR−39(登録商標)(エチレングリコールビス(アリルカルボナート)のポリマー)から成るレンズ
0.5gのポリブチルメタクリラートと、7.0gのトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラートと、2.5gの2,4,6−トリブロモフェニルエトキシアクリラートと、0.1gの光重合開始剤Igacure(登録商標)819とを5.0gのTHFに加えて混合溶液を調製した。この溶液を用いてキャリヤーの、ベースカーブ7を有するHMC側凸面をスピンコーティングにより被覆した。乾燥後、被覆済みのキャリヤーを、V−95によって切削され、かつ15μmパッドでファイニングを施されたが研磨はされていないOrma(登録商標)レンズ(−2.00)のファイニング済みの凹面に載せ、これをインフレータブル膜装置に設置した。1.38bar(20psi)の圧力下に、集合体を温度80〜85℃に30分間加熱した。in situでのUV硬化処理を1分間行なった後、デバイスを取り出し、冷却した。インフレータブル膜装置およびキャリヤーを除去して透明な光学レンズを得たが、このレンズは肉眼によって認められる掻き傷も、アークランプでの検査で見いだされる被覆材の流痕も有しなかった。HMA層の厚みは5μmであり、顕微鏡測定したその変動幅はレンズ面全体わたって1μm未満である。
表8に挙げた実験用組成物を、15μmパッドを用い、かつ最後に9μmパッドを用いてファイニングを施されただけのCR−39(登録商標)レンズにおいて試験した。BST転写処理は実施例1および2と同様にして行なった。得られたレンズは非常に明澄かつ透明な外観を有し、R−17検査、アークランプおよびミニスポットの下でも微小な痕跡や粗い表面は認められなかった。
得られたHMC転写レンズは、クロスハッチ評点0というきわめて良好な付着を示す。このレンズは硬度においても優れる。
Aquazol 5(分子量5000)
Aquazol 200(分子量200,000)
BP−A DMAc=ビスフェノールAジメタクリラート
SR 368=トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアクリラート
CD 406=シクロヘキサンジメタノールジアクリラート
BR 31=トリブロモフェニルエトキシアクリラート
Aquazolはポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)である。
Aquazol 5とAquazol 200とは同じTgを有する(Tg=69〜71℃)。
処理パラメーター
レンズ: CR−39(登録商標)、5.5ベースの後面湾曲、LOH切削およびファイニング加工機により9μmパッドでファイニングを施されたのみで、未研磨。
キャリヤー: 6.0ベースHMC
圧力: 1.38bar(20psig)(ファイニングのみのレンズ)
温度: 85℃で30分、次いで
UVランプ出力: 80mW/cm2で1分
デジタル面加工を施され、研磨はされていないCR−39(登録商標)レンズに実施例1および2と同様の皮膜転写処理を、表9のHMA組成物を用いて行なった。
得られたレンズは非常に明澄かつ透明な外観を有し、R−17検査、アークランプおよびミニスポットの下でも微小な痕跡や粗い表面は認められなかった。
実施例12を再現したが、ただしその際パワーが+0.75Dである通常のファイニングおよび研磨済みOrmaレンズを用いた。得られたレンズは非常に良好な付着を示す(乾燥時クロスハッチ評点0〜1)。また、ARコート転写時に積層ARを与圧下に置くHMA−UV接着剤層のおかげで、このレンズの積層ARはきわめて優れた耐熱性、即ち従来の接着剤を用いた場合よりはるかに高い耐熱性を示す(加熱臨界温度Tcは80℃)。
パワーが−2.00Dである通常のファイニングおよび研磨済みポリカルボナートレンズを用いたことを除き、実施例16を再現した。得られたレンズは非常に良好な付着と、優れた光学特性とを示す。
通常のファイニングおよび研磨済みThin & Light 1.67平面レンズおよびThin & Light 1.67レンズを用い、ポリチオウレタンレンズ材料の表面をコロナで前処理してから皮膜転写処理を行なったことを除き、実施例16を再現した。得られたレンズは非常に良好な付着を示し、光学特性も優れている。
0.86mmの厚みを有するベースカーブ6のポリウレタンPU平面膜を実施例12のHMA UV組成物でのスピンコーティングにより被覆した。乾燥後、HMA UV接着剤層を伴った膜をパワー+0.75DのOrmaレンズに貼り付けた。貼り付け時の諸条件は実施例12と同じにした。加熱、硬化、およびエッジング後に得られた、PU膜を貼り付けられたOrmaレンズは優れた光学特性(貼り付け処理後に+0.78D)および外観を有した。
比較例1: HMCキャリヤーを、100%のAquazol(登録商標)5を含有するポリマー膜溶液でのスピンコーティングにより被覆した。乾燥後、被覆したHMCキャリヤーに実施例1および2と同様の転写処理を施したが、UV放射は適用しなかった。得られたレンズは、非常に粗く、かつ皺の多いHMC転写皮膜を有した。このことは、HMC層転写時に均一な膜を実現する上でUV硬化モノマーが重要であることを示している。
比較例2: Dymax Co.から市販されているアクリル系UV接着剤組成物(OP−40)を、実施例16で用いたHMA接着剤に替えて用いた。硬化処理を実施例16と同様にして行なったが、その際加熱はUV硬化処理では必要ないので行なわなかった。得られたレンズは非常に良好なAR転写と良好な乾燥時付着とを示すが、積層ARの耐熱性は低い(Tcは約50〜60℃)。
実施例1を再現したが、ただしその際
―HMA接着剤の替わりに、Bayerから市販されているUV硬化性オリゴマー(水を分散媒とするUV硬化性ポリウレタン分散液)のBayhydrol UV 2282との重量比1:1の混合物を含む組成物を用いた。
―加熱は80℃で2分間行なう。UV硬化処理は1分間実施する。
測定した付着特性を表11に示す。
(1): SCは自己架橋性を意味する。
「屈折率1.6」および「屈折率1.67」とは、Mitsuiから市販されている材料MR8(商標)およびMR7(商標)でそれぞれ製造されたポリチオウレタンレンズのことである。
HMAベースポリマーのJoncryl(商標)はS.C.Johnsonの提供するアクリル樹脂エマルジョンであり、自己架橋性のものとそうでないものとが有る。
Joncryl 1532はアクリル樹脂/スチレンコポリマーである。
水を主体とするUV硬化性ウレタンオリゴマーNeorad(商標)R440をBayhydrolの替わりに用いることを除き、実施例20を再現する。上記代替成分はDSMから提供されている。
HMAベースポリマーとしては様々なJoncrylポリマーを用いる。
(1): SCは自己架橋性を意味する。
UV硬化性脂肪族ウレタンアクリラートオリゴマーの水性分散液であるLaromer(商標)LR8949をNeorad(商標)の替わりに用いることを除き、実施例26〜31を再現する。上記代替製品はBASFから市販されている。
(1): SCは自己架橋性を意味する。
Claims (26)
- レンズ基材の少なくとも一つの、所定の形状寸法を有する面上に被覆済みまたは未被覆の膜を設ける方法であって、
(a)液状ホットメルト接着剤(HMA)組成物を用意し、この組成物は
(a1)ガラス転移温度Tgを有し、場合によっては融解温度Tmも有し、その際Tg<Tmである少なくとも1種のHMAベースポリマー、
(a2)重合性、より好ましくはUV重合性である少なくとも1種のモノマー、オリゴマーまたはポリマー、および
(a3)場合によってはさらに、前記少なくとも1種のポリマーとも前記少なくとも1種の重合性モノマー、オリゴマーまたはポリマーとも相溶性である少なくとも1種の液体溶媒
を含み、
(b)背中合わせの二つの主要面、即ち場合によっては少なくとも一つの機能性皮膜を支持する第1主要面と、第2主要面とを有する膜を用意し、
(c)少なくとも一つの所定形状寸法面を有するレンズ基材を用意し、
(d)液状HMA組成物を前記膜の表面か、または前記少なくとも一つの所定形状寸法面に塗布し、
(e)塗布した液状HMA組成物を乾燥させて、前記膜の前記少なくとも一方の主要面かまたはレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面と接触した乾燥HMA層を形成し、
(f)膜とレンズ基材とを相対移動させ、それによって乾燥HMA層をレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面か、または前記膜の前記二つの主要面の一方と接触させ、
(g)膜に圧力を印加し、
(h)ガラス転移温度(Tg)以上であるが、前記ポリマーが融解温度Tmを示す場合はTmより低い温度Tmax processまで加熱し、この温度Tmax processにおいて前記モノマーまたはオリゴマーは液体の形態を取り、
(i)加圧および加熱下に前記モノマー、オリゴマーまたはポリマーを重合させ、
(j)キャリヤーに印加した圧力を除去し、レンズ基材を、その主要面に膜が付着した状態で回収する
工程を含む方法。 - 前記液状ホットメルト接着剤組成物が少なくとも1種の重合性モノマーまたはオリゴマーを含む請求項1に記載の方法。
- 前記膜の第1主要面が少なくとも一つの機能性皮膜を支持する請求項1または2に記載の方法。
- 工程d)が、液状HMA組成物をレンズ基材の前記少なくとも一つの所定形状寸法面か、または前記膜の前記第1主要面上の前記機能性皮膜に塗布することを含む請求項3に記載の方法。
- 工程d)が、液状HMA組成物を前記膜の前記第1主要面上の前記機能性皮膜に塗布することを含む請求項4に記載の方法。
- 膜を取り去り、前記少なくとも一つの所定形状寸法面に硬化HMA層を介して付着した前記少なくとも一つの機能性皮膜で被覆されたレンズ基材を回収する工程(k)を含む請求項4または5に記載の方法。
- 少なくとも1種の重合性モノマーまたはオリゴマーが光重合性である請求項2から6のいずれかに記載の方法。
- 少なくとも1種の重合性モノマーまたはオリゴマーがUV重合性である請求項7に記載の方法。
- 工程i)が前記モノマーまたはオリゴマーを化学線で照射することを含む請求項1から8のいずれかに記載の方法。
- 化学線での照射がUV光での照射を含む請求項8に記載の方法。
- 少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーが熱重合性である請求項1から6のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1種のHMAベースポリマーが熱可塑性ポリマーである請求項1から11のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1種のHMAベースポリマーのTgが40〜90℃である請求項1から12のいずれかに記載の方法。
- HMA組成物が少なくとも1種の液体溶媒、および周囲温度で固体であるが周囲温度で前記少なくとも1種の溶媒に溶解する少なくとも数種のモノマーまたはオリゴマーを含む請求項1から13のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1種のHMAベースポリマーが液体モノマーおよび/またはオリゴマーに溶解する請求項1から14のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1種のHMAベースポリマーがポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリウレタン/ウレア、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリ(メタ)アクリル樹脂、およびポリ(オキサゾリン)から成る群から選択される請求項1から15のいずれかに記載の方法。
- 前記少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーがモノおよびポリ(メタ)アクリラート化合物の中から選択される請求項1から16のいずれかに記載の方法。
- 光重合性モノマーおよび/またはオリゴマー対HMAベースポリマーの重量比が95:5から5:95、好ましくは80:20から20:80である請求項1から17のいずれかに記載の方法。
- 前記重量比が60:40から40:60である請求項18に記載の方法。
- レンズ基材の所定形状寸法面が研磨された状態に有る請求項1から19のいずれかに記載の方法。
- レンズ基材の所定形状寸法面が研削およびファイニングを施されたが研磨はされていない請求項1から19のいずれかに記載の方法。
- レンズ基材の所定形状寸法面のRqが0.01μm以上で、好ましくは0.01〜1.50μm、より好ましくは0.05〜1μmである請求項21に記載の方法。
- レンズ基材の所定形状寸法面がデジタル研削を施されており、研磨はされていない請求項1から19のいずれかに記載の方法。
- レンズ基材の所定形状寸法面のRqが0.05μmを上回り、かつ1μm未満、好ましくは0.6μm未満、さらに好ましくは0.4μm未満である請求項23に記載の方法。
- Tmax processが130℃より低い請求項1から24のいずれかに記載の方法。
- 請求項1から24のいずれかに記載の方法によって得られるレンズ。
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