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JP2010515618A - 航空機座席取付けレールまたは航空機座席植込ボルトのコーティング - Google Patents

航空機座席取付けレールまたは航空機座席植込ボルトのコーティング Download PDF

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JP2010515618A
JP2010515618A JP2009545183A JP2009545183A JP2010515618A JP 2010515618 A JP2010515618 A JP 2010515618A JP 2009545183 A JP2009545183 A JP 2009545183A JP 2009545183 A JP2009545183 A JP 2009545183A JP 2010515618 A JP2010515618 A JP 2010515618A
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ホーマン,イェンス−ペーター
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エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー
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Abstract

本発明は、航空機内に設備を取付けるように設計された航空機座席取付けレールに関する。前記取付けレールは、塗料からなるコーティング部(20)でコーティングされており、塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、コーティングされていない取付けレールを形成する材料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも低い。前記塗料は、導電性添加剤を含んでいてよい。

Description

本発明は、航空機内に設備を取付けるための、取付けレールおよび航空機座席植込ボルトに関し、特に、塗料を含むコーティングで少なくとも部分的にコーティングされた、航空機座席取付けレールおよび航空機座席植込ボルトに関する。
キャビン設備を配置および再配置する際には、座席または座席ユニットだけでなく、他の設備も、所定の順番でキャビンスペースの中に移動させる必要がある。なぜなら、構成部材、特に座席ユニットの中には、数個の座席を含むものもあり、これらを後から交換することは、容易ではないからである。
運び込まれるユニットまたは除去されるユニットを、対応する設備位置まで移動させるための大きな障害となるのは、既に設置されたユニットの上方に不十分な空間しか残っていないことである。従ってこれまでは、座席ユニットを、所定のドアを通って飛行機または航空機内に搬入し、設置前に、所定の順番で配置させることによって、構成部材を後から交換したり移し替えたりしなくてもよいようにしていた。
すなわち、このように、例えば座席または座席の列を設置する場合には、例えば2人で座席を運び、航空機の中を通って、求められる座席の位置に設置していた。このプロセスでは、第1の座席が航空機内の第1の位置に運ばれる。他の全ての座席は、空間的理由から近接して配置され、こうして全ての座席が航空機内に運び込まれる。
全ての座席が航空機内に運び込まれて初めて、座席が揃えられる。このプロセスでは、最後に運び込まれた座席が、第1の位置または第1の座席の列に配置される。座席を揃えることは、座席を運び込む順番と逆の順番で行われる。この構成では、座席の寸法および重量のため、一般に、座席を運んで配置するには2人の人間が必要である。
表面特性および材料特性の理由から、航空機工学において、取付けレール、および、航空機座席植込ボルト、および、取付け脚部(フィッティング)に用いられているアルミニウム合金は、摩擦係数が高く、このため従来技術で用いられるアルミニウムの取付けレールまたはアルミニウムの座席レールの表面は、取付けレール内で座席をスライドさせるには適していない。
本発明の一目的は、例えば座席または座席ユニットのフィッティングを取付けレール内でスライドさせることを容易にする、航空機座席取付けレールおよび航空機座席植込ボルトを提供することであり得る。
本発明のさらなる一目的は、例えば座席または座席ユニットのためのエネルギー供給または信号伝送を提供することを容易にする、航空機座席取付けレールおよび航空機座席植込ボルトを提供することであり得る。
本発明の目的を、独立請求項によって達成すると共に、従属請求項には、好ましい実施形態について記載する。
本発明の典型的な一実施形態によれば、航空機内に設備を取付けるように設計された取付けレールを提供する。ここで、前記取付けレールは、塗料からなるコーティング部で少なくとも部分的にコーティングされており、前記塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、コーティングされていない取付けレールを形成する材料と、取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも低い。
このため、取付けレールの中に設置される素子、例えば座席または座席素子(座席の群)またはそれらのフィッティングを、取付けレールの中でスライドさせることが可能になる。上記スライドは、今までは航空機構造内で使用される材料により不可能であったプロセスである。例えば今までは、特定の順番で航空機内の対応する場所まで運び込まれていた座席の列を、これからは1人でスライドさせることが可能になる。けれども、従来技術では、座席または座席の列を抱えて運ばなければならなかったため、このプロセスには、2人または数人が必要であった。
本発明の典型的な一実施形態では、塗料は、フッ素樹脂を含む。
本発明の典型的なさらなる一実施形態では、塗料は、ポリテトラフルオロエチレンを含む。
フッ素樹脂、特にポリテトラフルオロエチレンは、機械的耐久性、耐温度性、および、摩擦係数に関して特性を有している。これらの特性は、例えば台所用鍋およびフライパンのコーティングから公知である。これらの材料は、航空機内に設備を取付けるように設計された取付けレールのコーティング部にも適しており、有効寿命が続く間、適切な耐久性を有することが分かった。
本発明の典型的な一実施形態では、塗料は、バインディング用樹脂を含む。
上記バインディング用樹脂は、コーティング部における、硬化性と共に機械的安定性を向上させる。
本発明の典型的な一実施形態では、コーティング部は、10μmと100μmとの間、好ましくは約40μmの塗膜厚さを含む。
耐久性を有するコーティング部を取付けレールに塗布により形成するには、最小10μmのコーティング部が必要であることが示されている。この最小10μmのコーティング部は、取付け中、または、配置または再配置中にかかる負荷に耐えることが可能である。塗膜厚さが100μmでは、飛行機の製造における許容された公差を越えることなく、今まで使用されていた構成部材を引き続き使用することが可能となる。ほぼ40μmの塗膜厚さを用いると、1回の作業工程で適した厚さのコーティング部を取付けレールに塗布により形成することができるため、耐久性と作業成果との双方を最適に満足させることが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、塗料は、コーティング補強剤または層補強剤として機能するような混合材を含む。
上記混合材を含むことによって、コーティング部が外部の影響またはダメージを受け易くなることを回避することが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、塗料は、コーティング接続部または層接続部として機能するような混合材料を含む。
上記混合材料を含むことにより、コーティング部と取付けレールとの間の接続性を改善することによって、例えば大きな機械的負荷または熱的負荷がコーティング部にかかって、上記コーティング部が分離することを防止することが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、取付けレールは、長手方向の溝を含み、前記長手方向の溝は、底面を形成する基部を備えている。ここで、前記長手方向の溝は、その長手方向に沿った各側面に突出部を有している。
この形状設計によって、底部領域内に皿穴状に埋め込まれた設備を実現することが可能である。この場合、上記溝の突出部は、大きな機械負荷がかかった時に、上記溝内に配置され、スライド座席に取付けられた例えばフィッティングが、取付けレールから引き離されることを妨げる。スライド座席が取付けレールから外れることは、航空機内の安全性に関して著しいリスクとなる。
本発明の典型的な一実施形態では、少なくとも溝の底面は、コーティング部を含む。
一般に、溝の底面は、最も大きな負荷がかかる領域であり、この領域内を、例えばスライドの形をした締結素子またはフィッティングが滑走する。
本発明の典型的な一実施形態では、溝の側面がコーティング部を含む。
溝の底面は、特定の実施形態のスライド素子が実質的にスライドする領域であるが、特に、スライド素子がわずかに水平方向に傾いている場合に、溝の側面をコーティングすることによって、スライド特性を向上させることが可能である。その結果、溝の底面のスライド特性を改善することによって得た摩擦の最小化を、さらに最小化することが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、突出部は、溝の底面の方を向いた面上にコーティング部を含む。
上記面上のコーティング部によって、上記溝内にあるいくつかの締結素子またはスライド素子が上方に突出している場合でも、摩擦を軽減する作用を生じさせることが可能である。例えば、座席または座席の列が、背もたれによって、比較的高い位置に沿って押さえられると、押さえる方向に位置するスライド素子またはフィッティング素子は上記溝の底面上をより強く押さえつけるが、押さえる方向の反対方向に位置するスライドは、底面から離昇して、突出部の下面を押さえつける。このため、溝の床の方を向いた突出部の下面または突出部の面をコーティングすることによって、取付けレール内に取付けられる素子のスライド特性を改善することが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、突出部は、溝の底面の方向とは異なる方向を向いている面上にコーティング部を含む。
上記コーティング部によって、溝の底面で支えられる代わりに突出部の上部で支えられるスライド素子の、摩擦を軽減した動作が確実に可能になる。
本発明の典型的な一実施形態によれば、設備を取付けるために、航空機内に設置された取付けレールをコーティングするための方法を提供する。上記方法は、塗料を取付けレールに塗布する塗布工程と、塗料を熱処理する熱処理工程とを含む。前記熱処理工程の後では、塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、取付けレールを形成する材料と、取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも小さい。
上述の方法は、また、取付けレールに固着させるユニット(例えば、フィッティングを有する座席)が、前記取付けレール内をより容易に移動可能なように、航空機内の定位置に既に配置されている取付けレールの性能を向上させることを可能にする。上記向上によって、キャビンスペースを配置または再配置するために必要な時間が大幅に短縮される。上記短縮により、地上での整備時などのダウンタイムを抑制できて、航空機をより効果的に使用することが可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、塗布工程は噴霧工程を含む。
噴霧工程によって、コーティングされる取付けレールの構成部材上を、可能な限り平ら、且つ、一定の塗膜厚さで塗布することが可能である。
もちろん、塗料の塗布は、液状の塗料を、例えば刷毛を用いて塗布することによって実現してもよいし、液状の塗料を流し広げることによって実現してもよい。これらは、取付けレールが、上記の刷毛を用いた塗布または流し広げが可能な位置に設置されている場合に有効である。
本発明の典型的な一実施形態によれば、噴霧工程を、中間乾燥工程を有する2回の各サブ噴霧工程を経て行ってもよい。このようにして、より厚い塗膜厚さを得ることも可能である。
本発明の典型的な一実施形態では、上記塗膜厚さは、10μmと100μmとの間、好ましくはほぼ40μmである。
このようにして、最適な塗膜厚さを設定可能である。前記最適な塗膜厚さとは、可能限り長い耐用年数を提供し、特定の公差内にあり、作業工程が可能な限り少ない塗膜厚さのことを指す。
本発明の典型的な一実施形態では、上記方法は、塗布工程の前に、取付けレールの熱クリーニング工程を含む。
上記熱クリーニング工程を含むことによって、不純物を除去し、塗料の取付けレールへの接着力を改善することが可能である。
典型的な実施形態では、上記方法は、塗布工程の前、且つ、熱クリーニング工程の後に、取付けレールの機械的クリーニング工程と、ブラスト処理好ましくは上質のコランダムでブラスト処理することによる粗化工程とを含む。
上記各工程によって、コーティングが取付けレール上に接着する力をさらに向上させることが可能である。
本発明の典型的な一実施形態によれば、噴霧工程を、原則的に低温において行う。
上記低温での噴霧工程によって、無駄な蒸発を回避することが可能であり、塗料は、噴霧工程中に予め硬化し始めないようにして、熱処理によって硬化可能とするように提供され得る。
本発明の典型的な一実施形態では、熱処理を、約250℃の局部温度で行う。
本発明の典型的な一実施形態では、熱処理は加熱固化工程である。
加熱固化工程によって、塗料の塗布および比較的耐久性のあるコーティング部を実現することが可能である。
典型的な一実施形態によれば、航空機内に設備を取付けるために設計された航空機座席取付けレールを提供してもよい。航空機座席取付けレールは、電源と内装設備との間に配置されるように設計されていると共に、導電性塗料で少なくとも部分的にコーティングされており、航空機座席取付けレールのコーティング部は、電気エネルギーが、航空機座席取付けレールを通って電源から内装設備まで伝送可能なように設計されていてもよい。
上記設計は、電源接続または信号接続を提供することが可能として、航空機内に長いケーブル構造を設けることを不要とする。複数の各線、例えば複数の各導線を、互いに分離させて座席レール上に設けてもよいことに留意されたい。
上記電源接続または信号接続に対応する各構成を植込ボルトに対して設けることによって、上記レールと上記植込ボルトとの間に、電気的に互いに分離された各接続部を設けてもよい。これら各接続部によって、複数の各信号または各電力レベルを個々に制御することが可能である。
典型的な一実施形態では、データが、航空機座席取付けレールを通って機内娯楽システムから内装設備まで伝送可能なように設計された、航空機座席取付けレールを提供してもよい。
典型的な一実施形態によれば、塗料にフッ素樹脂が含まれた、航空機座席取付けレールを提供してもよい。
典型的な一実施形態では、塗料にポリテトラフルオロエチレンが含まれた、航空機座席取付けレールを提供することが可能である。
典型的な一実施形態によれば、塗料は、導電性を提供するために、金属切削片または金属粉または炭素繊維を含む、航空機座席取付けレールを提供してもよい。
典型的な一実施形態では、アルミニウムからなる航空機座席取付けレールを提供してもよい。
典型的な一実施形態によれば、塗料が10μmと100μmとの間の塗膜厚さを含む、航空機座席取付けレールを提供してもよい。
上述の航空機座席取付けレールに関する特徴は、航空機座席植込ボルトにも適用されてもよいことに留意されたい。この場合、前記航空機座席取付けレールの各部分は、対応する植込ボルトの部分に、同様に置き換えられる。従って、上述の方法を、植込ボルトの製造に適用してもよい。
本発明の目的から逸脱することなく、上述の複数の各特性における個々の特性を、特に種々の塗面に関して組み合わせてもよいことに留意されたい。
以下に記載する実施形態を参照しながら、本発明の上述の形態および他の形態について説明すると共に図示する。
以下に、図面を参照しながら、本発明の典型的な実施形態について説明する。
本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールを示す斜視図である。 溝の底面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの長手方向軸に沿った上記取付けレールの断面図である。 溝の底面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの断面図である。 溝の底面の前処理された表面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの断面図である。 溝の側面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの断面図である。 突出部の下面、または、溝の底面の方を向いた突出部の面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの断面図である。 溝の底面の方を向いていない突出部の面にコーティング部を含む、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの断面図である。 本発明の典型的な一実施形態に係る方法のフローチャートである。 本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールの典型的な構成を含む航空機の概略図である。
図1は、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレールを示す図である。取付けレール10は、長手方向に細長い長溝11を含んでおり、前記長溝11は、底面12を有すると共に、各内側壁部に側面13と突出部14とを備え、前記突出部14は、側面13の上端部において、溝11を覆うように底面12の上方に突出している。上記構成では、突出部14は、底面12の方を向いた面15と、底面12の方を向いていない、つまり上記面15とは異なる面16とを有している。
上記突出部14は、互いに均一に離間された各窪み部17を有していることが可能であり、前記各窪み部17は、溝11内を移動可能なスライドまたは締結素子を、所定のグリッド間隔において所定の位置で固定するために用いられる。グリッドの寸法は、各窪み部17間の距離によって決定される。
上記構成では、取付けレール10は航空機1の床領域4の中または上にある。このような取付けレールは、主に、例えば座席または座席ユニットを、乗客キャビン内に固定するために用いられるものである。この場合、取付けレールは、概して、底面12の方を向いていない突出部14の面16がキャビンの床の歩行面とほぼ同一平面になるように、飛行機または航空機の床領域4に配置される。
図3、図4、図5、図6、および図7に示す各断面図は、それぞれ、図1に示した切断線I−Iに関する矢視断面図である。
本発明の典型的な一実施形態では、取付けレール10は、少なくとも部分的にコーティング部20にてコーティングされている。このコーティング部20は、特に摩擦係数を低減することによって、スライド素子6または締結素子6(フィッティング)が、長溝11内をより容易に移動することを可能にする。換言すると、コーティング部20の、移動される素子6に対する摩擦係数は、取付けレール10の材料が長溝11内にて移動される素子6に対して有する摩擦係数よりも低い。
図2は、本発明の典型的な一実施形態に係る取付けレール10の長手方向断面図を示すものである。底面12の方を向いていない突出部14の面16に相当する、取付けレール10の上端部は、キャビンの床4の歩行面とほぼ同一平面にある。取付けレール10の長溝11内には、航空機工学においてフィッティングと呼ばれる、例えば座席または座席ユニット5のスライド素子6または締結素子6が挿入される。
取付けレール10の底面12には、コーティング部20が、所定の塗膜厚さdで塗布されている。コーティング部20のスライド素子6の材料に対する摩擦係数は、取付けレール10の材料がスライド素子6に対して有する摩擦係数よりも低い。
重量の理由から、取付けレール10自体は該して、航空機内に設備を固定するための締結素子6またはスライド素子6と同じく、アルミニウム合金またはアルミニウムからできている。
互いに面し合った2つのアルミニウム表面の摩擦係数は比較的高いため、アルミニウムのスライド素子6を含む設備をアルミニウムの取付けレール10内で動かすことは、たとえ可能であったとしても、極めて大きな力が必要になる。
このため、今までは、スライド素子6を有する設備を取付けレール10から持ち上げて、その後、当該設備を所望の新たな位置に運ばなければならない場合が多くあり、このプロセスには、一般に、数人の作業員が必要であった。
上記のようなコーティング部20を用いて摩擦係数を低減することによって、例えば、たった1人の作業員が、設備素子を、スライド素子6を用いてより容易に取付けレール10内に沿ってスライドさせることが可能になる。そのため、様々な設備位置間をより早く変化させることが可能である。
これは、特に、航空機の乗客キャビンを配置または再配置する際に必要である。今までは、民間航空機のキャビンをわずかに再配置するだけでも丸一日かかり、その上、航空機キャビンを大幅に再配置するには最大一週間の作業日が必要であったことに留意されたい。この時間の大部分は、構成部材の移動および位置変更に費やすために必要とされた時間である。
突出部14は、航空機が大きく減速または加速される操縦時に、設置される素子、例えばスライド素子6が、取付けレール10から外れることを妨げ、当該素子、例えばスライド素子6を取付けレール10内でしっかりと保持することを確実にする。
本発明の典型的な一実施形態によれば、コーティング部20を、取付けレール10の長溝11の底面12に塗布により形成する。この底面12は、設備に対して通常の負荷が作用している時にその配置面を介してスライド素子6の力を受ける、取付けレール10または長溝11の領域である。結果的に、スライド素子6が細長い長溝11に沿ってスライドされる時に、前記長溝の底面において最も大きい摩擦力が生じるが、この摩擦力は、上記コーティング部20によって低減することが可能である。
コーティング部20を、複数回の各塗布により形成してもよく、この場合、複数回の各塗布の間に所定の期間の中間乾燥工程を設けて、より大きな塗膜厚さdを得ることが可能である。
図4は、本発明の典型的な一実施形態を示す図である。ここでは、二層コーティングを提供することが可能である。二層コーティングは、例えば、取付けレール10の材料にコーティング部20の塗料を塗布することができない、または、極めて不完全にしか塗布することができない場合、特に、用いられる材料同士が相溶性を有していない場合に必要である。
この場合、中塗り部21が必要となり得る。この中塗り部21は、取付けレール10の材料に対し、図4の実施例では取付けレール10の底面12に永続的に接着するように塗布可能に選択されていると共に、コーティング部20の塗料に相溶性を有している。このため、中塗り部21は、コーティング部20と取付けレール10の底面12との間を接続する接続コーティングとして機能する。
上記中塗り部21の塗料は、コーティング部20と取付けレール10の底面12との間の相溶性が確保されるように、添加剤を含んでいてもよいことに留意されたい。この場合、中塗り部21を底面12の全面上に形成する必要はない。なぜなら、上記添加剤を混ぜることによって、取付けレール10上、特に取付けレール10の底面12上のコーティング部20に対して良好な耐久性が確保されるからである。
図4は、図式的に、同一の塗料を用いた二層のコーティング部、あるいは、接着性が改善された中塗りコーティング部または中塗りコーティング層といった中塗り部を有するコーティング部を示し得ることに留意されたい。
図5は、取付けレール10の各側面13にコーティング部20が塗布により形成された、本発明の典型的な一実施形態を示す図である。図5には、各側面13上のコーティング部20だけが示されているが、もちろん、底面12にも同時に、前記コーティング部20が施されていてもよいことは明らかであろう。しかしながら、底面12のコーティング部20については、簡潔にするために図5には示していない。
水平方向の位置のコーティング部20は、スライド素子6(図示しない)が取付けレール10の長溝11内において水平方向に傾き、スライド素子6の側面と取付けレール10の側面との間にも摩擦力が生じることが予測されてしまう傾向にある場合に、特に有効である。
このような水平方向の位置のコーティング部を、取付けレール10の側面13において形成してもよいし、スライド素子6(図示しない)の底部が溝11の側面に接触していない代わりに、スライド素子6の誘導案内が突出部14の面の端部で行われる場合には、突出部14の面においても形成してもよい。このようなコーティング部を、参照番号22によって示す。本発明は、側面13、突出部14の複数の面、および、側面13と突出部14との両表面にコーティングが施された複数の各実施形態を対象とするものであることに留意されたい。
図6は、長溝11の底面12の方を向いた突出部14の面15に、コーティング部20が塗布により形成された、本発明の典型的な一実施形態を示す図である。図6に示す実施形態でも、各側面13および底面12に追加的なコーティング部を施してもよい。しかしながら、これについては、簡潔にするために図示しない。
底面12の方を向いた突出部14の面15上のコーティングは、キャビン備品5をスライドさせるとスライド方向の反対方向に位置しているスライド素子6が持ち上がり、これによってスライド素子6が突出部14の下面を押圧、つまり押さえつけてしまう傾向がある場合に有効である。その結果、この位置でも、摩擦を低減するコーティング部20によって、長溝11におけるスライド素子(図示しない)のより良好なスライド性が確保される。
図7は、長溝11の底面12の方を向いていない突出部14の面16上にコーティング部20が施された、本発明の典型的なさらなる一実施形態を示す図である。図7に示す実施形態でも、上記のコーティング部20に加えて、各側面13、底面12または突出部14の下面15、および、突出部14の複数の面にコーティング部を施してもよい。しかしながら、このコーティング部については、簡潔にするために図示しない。底面12の方を向いていない突出部14の面16にコーティングを施すことは、スライドが、実際には面16で支えられており、長溝11の底面には、全く支持力がかからないか、または、わずかしかかからない場合に有効である。
図8は、航空機座席取付けレール、および、航空機座席植込ボルトに関連する、本発明の典型的な一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。図示した、典型的な実施形態に係る方法は、高温での熱クリーニング工程100を含む。この熱クリーニング工程100は、熱風または直火を用いて行うことが可能である。上記工程では、特に、例えば航空機の乗客キャビン内に既に取付けられた状態の取付けレールの周囲が、この熱処理によって絶対に悪影響を受けないようにする必要がある。
典型的な一実施形態では、次の工程において、機械的前処理工程200を行うことが可能である。前記機械的前処理工程200は、例えば、機械的クリーニング工程210と粗化工程220とを含むことが可能である。例えば前記粗化工程220は、例えば上質(ハイグレード)のコランダムを用いたブラスト処理することによって行ってよい。
本発明の典型的な一実施形態では、次に、塗料を塗布する塗布工程300を行う。前記塗布工程300は、噴霧工程310を含むことが可能であり、前記噴霧工程310もまた、いくつかの各工程を含んでよい。前記噴霧工程310では、例えば第1の噴霧経路311において、取付けレール10または座席植込ボルトに塗料を塗布することが可能であり、次に、中間乾燥工程312を行うことが可能である。その後、第2の噴霧経路313において、塗料のさらなるコーティングを塗布する。
中間乾燥工程は、空気に曝すことによって、および/または、外部から熱を供給することによって、行うことが可能である。
典型的な実施形態では、次に、塗料の硬化を導く熱処理工程400を行う。ここで、中間乾燥工程312が、熱処理工程400の場合と同一の機能または類似した機能を有していることも可能である。熱処理工程400はまた、塗料内に所定の微細構造変化を生じさせることが可能な加熱固化工程410を含んでよい。
例えば、次のような工程を行ってもよい。取付けレール10または座席レールまたは座席植込ボルトを、300℃の加熱チェンバーで一晩熱クリーニングし、次に、上質のコランダムによるブラスト工程を行う。前記ブラスト工程では、コーティングが行われる領域からあらゆる堆積物を除去し、前記領域をわずかに粗化させる。
次に、塗料を塗布する塗布工程を、例えば、中間乾燥工程を有する2つの噴霧経路における低温での噴霧工程において行う。ここで、塗膜厚さは、10μmと100μmとの間、例えば40μmであってよい。
次に、上述のコーティング部20を、加熱チェンバーにおいて約250℃での加熱固化により形成してよい。その後、塗膜厚さ、粗度、および外観に関する最終検査を行う。
本発明は、これらの特定の温度、および、記載した全ての工程に限定されるものでなく、特許請求の範囲の対象によって特定されるものであることに留意されたい。特に、材料の性質が既に適切なものであるならば、上記クリーニング工程を行わなくてもよい。
本方法の対応する各工程を変更させて、既に設置された取付けレールを後からコーティングする工程を、例えば航空機の改装または改修の一部として、航空機のキャビン内で行うことも可能である。再配置を行わなければならない頻度によっては、既に設置された取付けレールを後から取付けたり、後処理したりすることは、全体的に時間の節約が見込めるため有用である。
図9は、本発明に係る取付けレール10および/または座席植込ボルトを航空機1に設けた、本発明の典型的な一実施形態を示す図である。本構成では、取付けレール10は、乗客キャビンの床領域4内に設けられている。もちろん、このような取付けレール10を、倉庫内、つまり貨物室の設備に、または、頻繁な再配置が予定されている航空機の他の領域(例えば手荷物室)に設けることも想定可能である。
図9に示す実施形態では、複数の設備、つまり図示した状況では座席ユニット5が、取付けレール10に固定されている。もちろん、厨房設備(ギャレー)または衛生設備といった他の設備を、キャビンスペース3において、本発明に係る取付けレール10に固定させてもよい。図9は、単に概略的に示す図であり、実際には、上記各座席ユニット5の相対的な各配置位置については変動し得ることに留意されたい。
本発明によって、結果的に、飛行機の初期の配置時間または再配置時間を大幅に短縮する。例えば、キャビンに座席または座席ユニットを備え付ける時に、座席ユニットを、直接、コーティングされた取付けレールまたは座席レール内に置き、大きな力をかけなくても、前記座席ユニットを定位置に設置することが可能である。
これは、特に、空間に余裕がなくて、中央の座席ユニットを除去したり、または、中央に配置したりすることができず、このため、他の全ての座席ユニットをスライドさせなければならないような場合に有効である。
次に、コーティングされた取付けレールの上で座席を、座席が取付けレールに固定される定位置まで移動させることが可能であり、この際に、座席の位置を新たに変更する必要はない。
さらに、本発明では、既存の座席フィッティングまたは座席固定具を使用することが可能であると共に、座席レールまたは取付けレールの基本的な形状デザインを変更せずにそのまま保持することが可能である。さらに、コーティング部は比較的薄いものであるため、コーティング部によって大幅に重量が増大することはない。
本発明に係る取付けレールおよび座席植込ボルトは、同様の問題を有する、例えば船舶、列車、または、バスといった他の車両において、つまり、迅速な配置が可能でなければならないこと、および、場合によっては空間が制限されていることに関して、多数の設備構成部材をスライドさせることが求められている他の車両においても、使用可能であることに留意されたい。
さらに、「含む」という用語は、他の素子または工程を排除するものでなく、同様に、「1つの(a)」という用語は、複数を排除するものでないことを強調する。本発明の対象から逸脱するとこなく、様々な実施形態に照らして記載された素子同士を組み合わせることも可能である。
請求項内の参照番号は、特許請求の範囲に関する限定であると解されるものでないことを強調する。
本願は、2007年1月12日出願のアメリカ合衆国仮特許出願番号第60/880 110号、および、2007年1月12日出願のドイツ国特許出願番号第10 2007 001 806.3号の優先日の利益を主張するものであり、これらの各出願の各開示内容は、本願明細書に対し引用により組み込まれる。

Claims (63)

  1. 航空機内に設備を取付けるように設計された航空機座席取付けレールであって、
    取付けレール(10)は、塗料からなるコーティング部(20)で少なくとも部分的にコーティングされており、
    上記塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、コーティングされていない取付けレールを形成する材料と、取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも低い、航空機座席取付けレール。
  2. 上記塗料は、フッ素樹脂を含む、請求項1に記載の航空機座席取付けレール。
  3. 上記塗料は、ポリテトラフルオルエチレンを含む、請求項1または2に記載の航空機座席取付けレール。
  4. 上記塗料は、バインディング用樹脂を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  5. 上記コーティング部(20)は、10μmと100μmとの間、好ましくはほぼ40μmの塗膜厚さ(d)を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  6. 上記塗料は、混合材を含み、
    上記混合材は、コーティング補強剤として機能する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  7. 上記塗料は、混合材料を含み、
    上記混合材料は、層接続部またはコーティング接続部として機能する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  8. 上記取付けレール(10)は、底面(12)を形成する基部を備える長溝(11)を含み、
    上記長溝(11)は、上記長溝の長手方向に沿った各側面に突出部(14)を有している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  9. 上記長溝(11)は、少なくとも底面(12)においてコーティング部(20)を含む、請求項8に記載の航空機座席取付けレール。
  10. 上記長溝(11)は、上記コーティング部(20)を含む各側面(13)を有する、請求項8または9に記載の航空機座席取付けレール。
  11. 上記突出部(14)は、上記長溝(11)の底面(12)の方を向いた面(15)上に、上記コーティング部(20)を含む、請求項8〜10のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  12. 上記突出部(14)は、上記長溝(11)の底面(12)の方を向いていない面(16)上に、上記コーティング部(20)を含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール(10)を備える航空機。
  14. 上記航空機座席取付けレール(10)は、乗客キャビン(3)の床領域(4)内に配置されており、座席素子(5)を取付けレール(10)に固定可能である、請求項13に記載の航空機。
  15. 設備(5)を取付けるために、航空機(1)内に設置された航空機座席取付けレール(10)または航空機座席植込ボルトをコーティングする方法であって、
    上記方法は、
    上記航空機座席取付けレール(10)または航空機座席植込ボルトに塗料を塗布する塗布工程(300)と、上記塗料を熱処理する熱処理工程(400)とを含み、
    上記熱処理工程(400)の後では、上記塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトを形成する材料と、取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも小さい、方法。
  16. 上記塗布工程(300)は、噴霧工程(310)を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 上記噴霧工程(310)を、中間乾燥工程(312)を有する2つの噴霧経路(311、313)において行う、請求項16に記載の方法。
  18. 塗膜厚さ(d)が、10μmと100μmの間、好ましくはほぼ40μmである、請求項15〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 上記塗布工程(300)の前に、航空機座席取付けレール(10)または航空機座席植込ボルトを熱クリーニングする熱クリーニング工程(100)を含む、請求項15〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 上記塗布工程(300)の前、且つ、上記熱クリーニング工程(100)の後に、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトを機械的にクリーニングする機械的クリーニング工程(210)と、好ましくは上質のコランダムを用いたブラスト処理による粗化工程(220)とを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 上記噴霧工程(310)を原則的に低温において行う、請求項16〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 上記熱処理工程(400)を約250℃の局部温度において行う、請求項15〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 上記熱処理工程(400)は、加熱固化工程(410)を含む、請求項15〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 航空機内に設備を取付けるように設計された航空機座席取付けレールであって、
    上記航空機座席取付けレールは、電源と内装設備との間に配置されるように設計されていると共に、導電性塗料で少なくとも部分的にコーティングされており、
    上記航空機座席取付けレールのコーティング部は、電気エネルギーが、上記航空機座席取付けレールを通って電源から内装設備まで伝送可能なように設計されている、航空機座席取付けレール。
  25. 上記航空機座席取付けレールは、上記航空機座席取付けレールによって、データが機内娯楽システムから内装設備まで伝送可能なように設計されている、請求項24に記載の航空機座席取付けレール。
  26. 上記塗料は、フッ素樹脂を含む、請求項24または25に記載の航空機座席取付けレール。
  27. 上記塗料は、ポリテトラフルオルエチレンを含む、請求項24〜26のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  28. 上記塗料は、導電性を提供するために、金属切削片または金属粉または炭素繊維を含む、請求項24〜27のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  29. 上記航空機座席取付けレールは、アルミニウムからなる、請求項24〜28のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  30. 上記塗料は、10μmと100μmとの間の塗膜厚さを含む、請求項24〜29のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレール。
  31. 航空機内に内装設備を取付けるように設計された、航空機座席取付けレールまたは航空機座席植込ボルトをコーティングする方法であって、
    上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトは、電源と内装設備との間に配置されるように設計されており、
    上記方法は、
    加熱による、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトの熱クリーニング工程と、
    上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトの、機械的クリーニング工程および粗化工程と、
    上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトに塗料を塗布する塗布工程と、
    上記塗料を加熱する加熱工程とを含み、
    上記のコーティングの加熱工程後の、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトの導電性は、電気エネルギーが、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトによって電源から内装設備まで伝送可能なようになっている方法。
  32. 上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトは、データが、上記航空機座席取付けレールまたは上記航空機座席植込ボルトによって、機内娯楽システムから内装設備まで伝送可能なように設計されている、請求項31に記載の方法。
  33. 上記熱クリーニング工程を、約250℃の温度で行う、請求項31または32に記載の方法。
  34. 上記機械的クリーニング工程および上記粗化工程を、ブラスト工程において行う、請求項31〜33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 上記塗布工程は、噴霧工程を含む、請求項31〜34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 上記噴霧工程を、中間乾燥工程を有する2つの噴霧経路において行う、請求項35に記載の方法。
  37. 上記噴霧工程を、原則的に低温において行う、請求項35または36に記載の方法。
  38. 上記塗料の加熱工程を、約230℃の温度において行う、請求項31〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 上記加熱工程は、加熱固化工程を含む、請求項31〜38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 上記塗料の塗膜厚さは、10μmと100μmとの間である、請求項31〜39のいずれか1項に記載の方法。
  41. 請求項1〜12、または、請求項24〜30のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレールの航空機における使用。
  42. 請求項1〜12、または、請求項24〜30のいずれか1項に記載の航空機座席取付けレールを含む航空機。
  43. 上記航空機座席取付けレールは、乗客キャビンの床領域内に配置されており、座席素子を上記取付けレールに固定可能である、請求項42に記載の航空機。
  44. 上記航空機座席取付けレールは、静電荷時に電荷が上記航空機座席取付けレールから放電可能なように導電性を有して、航空機の機体に固定可能である、請求項42または43に記載の航空機。
  45. 航空機内に設備を取付けるように設計された航空機座席植込ボルトであって、
    上記航空機座席植込ボルトは、塗料からなるコーティング部(20)で少なくとも部分的にコーティングされており、
    上記塗料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数は、コーティングされていない航空機座席植込ボルトを形成する材料と取付けられる素子の材料との間の摩擦係数よりも低い、航空機座席植込ボルト。
  46. 上記塗料は、フッ素樹脂を含む、請求項45に記載の航空機座席植込ボルト。
  47. 上記塗料は、ポリテトラフルオルエチレンを含む、請求項45または46に記載の航空機座席植込ボルト。
  48. 上記塗料は、バインディング用樹脂を含む、請求項45〜47のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  49. 上記コーティング部(20)は、10μmと100μmとの間、好ましくはほぼ40μmの塗膜厚さ(d)を含む、請求項45〜48のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  50. 上記塗料は、混合材を含み、
    上記混合材は、コーティング補強剤として機能する、請求項45〜49のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  51. 上記塗料は、混合材料を含み、
    上記混合材料は、層接続部またはコーティング接続部として機能する、請求項45〜50のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  52. 少なくとも支持面がコーティング部(20)を含む、請求項45〜51のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  53. 請求項45〜52のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルトを含む航空機。
  54. 航空機内に設備を取付けるように設計された航空機座席植込ボルトであって、
    上記航空機座席植込ボルトは、電源と内装設備との間に配置されるように設計されていると共に、導電性塗料で少なくとも部分的にコーティングされており、
    上記航空機座席取付けレールのコーティング部は、電気エネルギーが、上記航空機座席植込ボルトによって電源から内装設備まで伝送可能なように設計されている、航空機座席植込ボルト。
  55. 上記航空機座席植込ボルトは、データが、上記航空機座席植込ボルトによって機内娯楽システムから内装設備まで伝送可能なように設計されている、請求項54に記載の航空機座席植込ボルト。
  56. 上記塗料は、フッ素樹脂を含む、請求項54または55に記載の航空機座席植込ボルト。
  57. 上記塗料は、ポリテトラフルオルエチレンを含む、請求項54〜56のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  58. 上記塗料は、導電性を提供するために、金属切削片または金属粉または炭素繊維を含む、請求項54〜57のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  59. 上記航空機座席植込ボルトは、アルミニウムからなる、請求項54〜58のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  60. 上記塗料は、10μmと100μmとの間の塗膜厚さを含む、請求項54〜59のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルト。
  61. 請求項45〜52、または、請求項54〜60のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルトの航空機における使用。
  62. 請求項54〜60のいずれか1項に記載の航空機座席植込ボルトを含む航空機。
  63. 上記航空機座席植込ボルトは、乗客キャビンの床領域内に配置されており、座席素子を航空機座席取付けレールに固定可能である、請求項62に記載の航空機。
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