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JP2010235578A - 二剤式染毛剤 - Google Patents

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JP2010235578A
JP2010235578A JP2009191776A JP2009191776A JP2010235578A JP 2010235578 A JP2010235578 A JP 2010235578A JP 2009191776 A JP2009191776 A JP 2009191776A JP 2009191776 A JP2009191776 A JP 2009191776A JP 2010235578 A JP2010235578 A JP 2010235578A
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Japan
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foam
agent
hair
hair dye
acid
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JP2009191776A
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English (en)
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Makoto Iijima
誠 飯島
Muneo Ogawa
宗男 小川
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】高い浴比で使用された場合であっても、吐出・塗布した泡が、放置中に液だれしないしっかりした泡質を有し、しかも根元まで充分に行き渡り、かつ染色性も良好な二剤式の泡状毛髪脱色剤及び泡状染毛剤の提供。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を泡状に吐出するエアゾールフォーマー容器からなる二剤式染毛剤であって、エアゾールフォーマー容器から常温(25℃)で吐出させた泡の動的粘弾性について、レオメーターを用いて測定した複素弾性率G*が70〜600の範囲内である二剤式染毛剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、二剤式染毛剤に関する。
従来、毛髪脱色剤、染毛剤としては、液状又はクリーム状のものが普及しているが、これらを毛髪にムラなく塗布するのは難しい。特に、毛髪の根元部分や後頭部の塗布にはブロッキング、合わせ鏡等のスキルが必要とされ、多くの時間も要する。
これに対し、二剤式毛髪脱色剤又は二剤式染毛剤をエアゾールタイプ又はノンエアゾールタイプのフォーマー容器から泡状に吐出させるものが提案されている(特許文献1及び2参照)。
しかし、上記のようなタイプの毛髪脱色剤や染毛剤は、想定されるユーザーが染毛操作に熟練していない一般消費者であるため、脱色又は染毛処理に使用する適量がわからず、高い効果を得ようとして、又は操作を誤って、泡を大量に吐出させてしまうことがある。このような場合には、毛髪の量に対する混合液の比率(浴比)が過剰となり、塗布後の放置中に液だれすることがある。
そこで、そのような高い浴比で使用した場合であっても、塗布した泡が液だれせず、しかも根元まで充分に行きわたり、かつ染色性も良好な毛髪脱色剤及び染毛剤が求められている。
特開平9-136818号公報 特開2004-339216号公報
従って本発明は、高い浴比で使用された場合であっても、吐出・塗布した泡が、放置中に液だれしないしっかりした泡質を有し、しかもそのようなしっかりした泡でも根元まで充分に行き渡り、かつ染色性も良好な二剤式染毛剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、エアゾールフォーマー容器から吐出される二剤式染毛剤の泡を、特定の粘弾性を有するものとすることにより、上記課題が解決されることを見出した。
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を泡状に吐出するエアゾールフォーマー容器からなる二剤式染毛剤であって、フォーマー容器から常温(25℃)で吐出させた混合液の泡の動的粘弾性について、レオメーターを用いて下記条件で測定したとき、複素弾性率G*が70〜600の範囲内である二剤式染毛剤を提供するものである。
レオメーターの設定:
ジオメトリーは直径50mm、ステンレス製パラレルプレートを使用。
測定部温度は30℃に保持。
測定手順:
1.スパチュラーで泡をレオメーターの台座部分に4.5〜5.5cm3取る。
2.ギャップを2mmに調整し、台座の間から溢れた泡は丁寧に取り除く。
3.30秒間保持して泡を測定部温度になじませた後、下記条件にて動的ひずみ掃引評価を開始する。
周波数:2Hzに固定、ひずみ:1×10-3〜1×103
4.得られたデータから、G*として、ひずみに対して線形領域となる値を採用する。
本発明の二剤式染毛剤は、高い浴比で使用された場合であっても、吐出・塗布した泡が、放置中に液だれしないしっかりした泡質を有し、しかもそのようなしっかりした泡でも根元まで充分に行き渡り、かつ染色性も良好である。
本発明において「二剤式染毛剤」は、染料を含有する染毛剤と、染料を含有しない脱色剤との両方を含む概念である。
二剤式エアゾール泡状染毛剤は、使用直前に第1剤と第2剤とを混合する必要があるため、第1剤と第2剤は、それぞれ噴射剤と共に、別々のエアゾール容器に封入される必要がある。よって、第1剤と第2剤とが別々のエアゾール容器から噴射剤の圧力により吐出されると、噴射剤が気化することにより第1剤の泡、第2剤の泡が別々に形成される。別々に形成された泡は、毛髪に適用する前、あるいは適用後の毛髪の上で混合される。この混合の際に、気化した噴射剤は散逸する一方で、残った第1剤の原液と第2剤の原液とがいったん原液状態にもどり、ないし泡の状態のまま混合される。このような使用実態を考慮し、本明細書中に限って、単に「混合液」というときは、(別々のエアゾールフォーマー容器中に存在する第1剤と第2剤の原液同士が容器中で混合される場面は無いものの)便宜上第1剤と第2剤の原液同士を混合した液をいうものとする。同様に第1剤の泡と第2剤の泡を混合して出来た泡を、本明細書中に限って便宜上「混合液の泡」ともいうものとする。
〔動的粘弾性〕
エアゾール容器内の原液と噴射剤とを良好に混合させ、別々にエアゾール容器から吐出した第1剤と第2剤のそれぞれが毛髪に適用しやすい泡となるようにする観点から、エアゾール容器から第1剤、第2剤それぞれの泡を吐出させる前には、エアゾール容器を振盪させることが好ましい。
振盪の程度としては、振盪の割合は、好ましくは1秒あたり0.5〜5往復、より好ましくは1〜4往復、更に好ましくは2〜3往復である。振盪の幅は、好ましくは5〜50cm、より好ましくは10〜40cm、更に好ましくは20〜30cmである。振盪回数は、好ましくは2〜20往復、より好ましくは3〜15往復、更に好ましくは4〜10往復である。その後、時間を置かずに(好ましくは10分以内、更には5分以内、更には3分以内)染毛剤を吐出させることが好ましい。
本発明において、エアゾールフォーマー容器から吐出させた泡は、時間の経過とともに破壊されるので、速やかに(例えば1分以内、好ましくは30秒以内、更には10秒以内)下記に示す動的粘弾性の測定に付す。
動的粘弾性の測定に用いる測定装置としては、例えば、Paar Physica社製のMCR300を使用することができる。本発明においては、パラレルプレート型(直径50mm、ステンレス製)のジオメトリーを使用し、測定部温度は30℃とする。
測定手順は、以下のとおりである。
1.スパチュラーで泡をレオメーターの台座部分に4.5〜5.5cm3取る。
2.ギャップを2mmに調整し、台座の間から溢れた泡は丁寧に取り除く。
3.30秒間保持して泡を測定部温度になじませた後、下記条件にて動的ひずみ掃引評価を開始する。
周波数:2Hzに固定、ひずみ:1×10-3〜1×103
4.得られたデータから、G*として、ひずみに対して線形領域となる値を採用する。
本発明の二剤式染毛剤は、混合液の泡が、複素弾性率G*が70〜600という適度な値を有することにより、毛髪に塗布後、放置中に液だれしないしっかりした泡質を有するものである。更にはG*が100〜400、更には120〜300、更には130〜250、更には140〜200であることが好ましい。
また、本発明の二剤式染毛剤は、吐出した泡が適度な流動性と適度な弾力性を両立し、毛髪の根元まで良好に行き渡り、ムラのない染毛を可能とする観点より、混合液の泡が、上記手順4において、貯蔵弾性率G'と損失弾性率G"の比(tanδ)として、ひずみに対して線形領域となる値を採用したとき、tanδが0.3〜0.8の範囲内であることが好ましい。更にはtanδが0.35〜0.75、特に0.4〜0.7であることが好ましい。
〔アルカリ剤〕
第1剤中にはアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩; 1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩; 炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、十分な染毛・脱色効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、混合液中の0.05〜15質量%が好ましく、更に0.1〜10質量%、特に0.2〜5質量%が好ましい。
〔過酸化水素〕
第2剤中の過酸化水素の含有量は、1〜9重量%、特に3〜6重量%が好ましく、第1剤と第2剤の混合液中における過酸化水素の含有量は、1〜6重量%、特に2〜5重量%が好ましい。また、第2剤のpHは、過酸化水素の分解抑制のため、2〜6、特に2.5〜4とすることが好ましい。
〔油剤〕
本発明の二剤式染毛剤において、第1剤と第2剤の混合液の泡をG*=70〜600の範囲内にさせ、しっかりした泡質のものとし高い浴比で使用された場合にも液だれせず、しかも髪の根元から毛先まで均一に染める観点から、混合液中に、油剤を0.01〜3質量%含有するように処方することが好ましく、更には0.03〜2.5質量%、特に0.05〜2質量%含有させることが好ましい。
このような油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2-オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、高級アルコール類が好ましく、特にミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールが好ましい。
〔水溶性ポリマー〕
また、本発明の二剤式染毛剤において、同様に第1剤と第2剤の混合液の泡をG*=70〜600の範囲内にさせ、しっかりした泡質のものとし高い浴比で使用された場合にも液だれせず、しかも髪の根元から毛先まで均一に染める観点から、混合液中に、水溶性ポリマーを一定量含有するように処方することが好ましい。混合液中に含有させる水溶性ポリマーの量は、その分子量によっても異なるが、ごく少量を含有させた場合にはtanδを減少させて泡を弾性的にさせ、更に含有させた場合にはG*を増大させてしっかりとした泡となる。その観点から混合液中に0.01〜3質量%、更には0.1〜2質量%、特に0.2〜1.5質量%含有させることが好ましい。
水溶性ポリマーとしては、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、アニオン性ポリマー及び非イオン性ポリマーのいずれを用いることもできる。
カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、ジアリルジアルキルアンモニウム塩を構成単位として含むか、又はポリマー主鎖が第4級アンモニウム基を含む構成単位の繰り返しから成るもの、例えば、カチオン化セルロース、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム、ジアリルジアルキルアンモニウム塩の重合体又は共重合体、ビニルピロリドンの第4級化共重合体、以下の一般式(A)で表される繰り返し単位からなる第4級アンモニウムポリマー、以下の一般式(B)で表される繰り返し単位からなる第4級アンモニウムポリマー等が挙げられる。
Figure 2010235578
〔式中、pは1〜6の整数を示し、Dは結合手又は基-(CH2)r−CO−(rは4又は7を示す)を示し、X-はアニオンを示す。〕
Figure 2010235578
〔式中、R1〜R4は同一でも異なってもよく、炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びmはそれぞれ2〜20の整数を示し、X-はアニオンを示す。〕
カチオン化セルロースとしては、レオガードG、同GP(ライオン社)、ポリマーJR-125、同400、同30M(ダウ・ケミカル社)等として市販されているポリクオタニウム-10;セルコートH-100、同L-200(ナショナルスターチアンドケミカル社)等として市販されているヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド(ポリクオタニウム-4)が挙げられる。
カチオン化グアーガムとしては、ジャガーC-13S、同C-14S、C-17(ローディア社)等として市販されているグアーヒドロキシトリモニウムクロリドが挙げられる。
ジアリルジアルキルアンモニウム塩の重合体又は共重合体としては、マーコート100(ナルコ社)等として市販されているポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド(ポリクオタニウム-6);マーコート550(ナルコ社)等として市販されているジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-7)が挙げられる。
ビニルピロリドンの第4級化共重合体としては、ガフカット734、同755、同755N(アイエスピー社)等として市販されているポリクオタニウム-11;ルビカットFC307、同FC550、同FC905(ビーエーエスエフ社)等として市販されているポリクオタニウム-16;ガフカットHS-100(アイエスピー社)等として市販されているポリクオタニウム-28が挙げられる。
前記の一般式(A)で表される繰り返し単位からなる第4級アンモニウムポリマーとしては、ミラポールA15(ローディア社)等として市販されているポリクオタニウム-2;ミラポールAD1(ローディア社)等として市販されているポリクオタニウム-17;ミラポールAZ1(ローディア社)等として市販されているポリクオタニウム-18が挙げられる。
前記の一般式(B)で表される繰り返し単位からなる第4級アンモニウムポリマーとしては、Mexomere PAK(シメックス社)等として市販されているポリクオタニウム-34が挙げられる。
両性ポリマーとしては、例えばスルホン酸基やカルボキシル基などのアニオン性基を有するモノマーとアミノ基又はアンモニウム基を有するモノマーとの共重合体、ベタイン型モノマーの重合体又は共重合体、スルホン酸基やカルボキシル基などのアニオン性基をカチオン性ポリマーに導入したもの等が挙げられる。
具体的には、マーコート280、同295(ナルコ社)等として市販品されているジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22);マーコートプラス3330、同3331(ナルコ社)等として市販されているアクリルアミド・アクリル酸・ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体(ポリクオタニウム-39);マーコート2001(ナルコ社)等として市販されているアクリル酸・アクリル酸メチル・メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体(ポリクオタニウム-47);ユカフォーマーM-75(三菱化学社)等として市販されているメタクリロイルエチルベタイン・アクリレーツ共重合体;アンフォマー(ナショナルスターチアンドケミカル社)等として市販されているオクチルアクリルアミド・アクリレーツ・メタクリル酸エチルアミノブチル共重合体;プラスサイズL401(互応化学社)等として市販されているポリメタクリロイルエチルベタイン(ポリクオタニウム-50);プラスサイズL440(互応化学社)等として市販されているメタクリロイルエチルベタイン・メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロリド・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体(ポリクオタニウム-49);プラスサイズL450(互応化学社)等として市販されているメタクリロイルエチルベタイン・メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロリド・メタクリル酸2-ヒドリキシエチル共重合体(ポリクオタニウム-48)などが挙げられる。
アニオン性ポリマーとしては、合成又は天然若しくは半合成のアニオン性ポリマーが挙げられ、合成のアニオン性ポリマーとしては酸性ビニルモノマー又はその塩を重合して得られる重合体又は共重合体が挙げられ、架橋されていてもよい。上記酸性ビニルモノマーとしては、カルボキシ基、スルホン酸基、リン酸基等の酸性基と、重合可能なビニル基とを有する化合物であって、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ビニル安息香酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタクリルスルホン酸、3-メタクリルプロパンスルホン酸等の不飽和一塩基酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和二塩基酸、及びこれらのモノエステル等が挙げられる。また、これらと共重合可能な他のビニルモノマーを共重合することもできる。他のビニルモノマーとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル類、スチレン、α-メチルスチレン等のスチレン類、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、酢酸ビニル等が挙げられる。
具体的には、カルボマー(市販品としてはカーボポール980、同981(ノベオン社))、スタビリーゼQM(アイエスピー社)等として市販されているメチルビニルエーテル/無水マレイン酸デカジエンクロスポリマー;アキュリン22(ロームアンドハース社)等として市販されているアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体などが挙げられる。
天然又は半合成のアニオン性ポリマーとしては、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、ファーセラン、アラビアガム、ガッチガム、カラヤガム、ウェランガム、トラガントガム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。
非イオン性ポリマーとしては、天然、半合成又は合成の非イオン性ポリマーが挙げられ、天然の非イオン性ポリマーとしては、セルロース、グアーガム、寒天、デンプン等が挙げられる。半合成の非イオン性ポリマーとしては、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。合成の非イオン性ポリマーとしては、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エチル、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体等が挙げられる。
これらポリマーの中では、ジアリルジアルキルアンモニウム塩の重合体又は共重合体であるポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-39が好ましく、ポリクオタニウム-6(市販品としてはマーコート100)とポリクオタニウム-22(市販品としてはマーコート295)が特に好ましい。
〔カチオン界面活性剤〕
また、本発明の二剤式染毛剤において、油剤を乳化させ、かつ第1剤と第2剤の混合液の泡をG*=70〜600の範囲内にさせ、しっかりした泡質のものとし高い浴比で使用された場合にも液だれせず、しかも髪の根元から毛先まで均一に染める観点から、混合液中に、カチオン界面活性剤を0〜5質量%、更には0.1〜4質量%、特に0.5〜3質量%含有させることが好ましい。特にアニオン界面活性剤と併用したときに上記効果が得られる。
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、セトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド等が挙げられ、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリドがより好ましい。カチオン界面活性剤の市販品としては、コータミン86W、同86P コンク、同60W(以上、花王社製)、ニッコール CA-2580(日本サーファクタント工業社製)が挙げられる
本発明において、第1剤と第2剤の混合液の泡を、G*=70〜600の範囲内のものとするには、前記のi)油剤の含有量、ii)水溶性ポリマーの含有量、iii)カチオン界面活性剤の含有量、の3条件のうちi)を満たすことが好ましく、更には他の2つのうちの1条件を満たすこと、特に3条件全てを満たすことが好ましい。
〔染料〕
本発明の二剤式染毛剤が、毛髪脱色剤である場合には、染料は含有せず、染毛剤である場合には、第1剤に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
(酸化染料中間体)
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラフェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレンジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメチル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。
また、カプラーとしては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジアミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2, 4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカプラーはそれぞれ2種以上を併用してもよく、プレカーサーとカプラーそれぞれの含有量は、混合液中の0.01〜5質量%、特に0.1〜4質量%が好ましい。
(直接染料)
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、アシッドオレンジ3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCイエローNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.5、HCレッドNo.3、N, N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、ディスパーズバイオレット1、ディスパーズブルー1、ディスパーズブラック9等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76、ベーシックレッド51、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
直接染料は、2種以上を併用してもよく、酸化染料中間体と併用してもよい。またその含有量は、混合液中の0.001〜5質量%、特に0.01〜3質量%が好ましい。
〔界面活性剤〕
エアゾールフォーマー容器によって形成された第1剤と第2剤の泡が混合された後に安定となるようにするため、第1剤と第2剤のいずれか一方、又は両方に、前記カチオン界面活性剤以外に、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン界面活性剤を含有させることができる。
アニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩等の硫酸エステル界面活性剤;脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸塩(N-アシルサルコシン塩、N-アシルグルタミン酸塩、N-アシルグリシン塩等)、コハク酸アルキル又はコハク酸アルケニルの塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテル酢酸塩等のカルボン酸界面活性剤;アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩等のリン酸エステル界面活性剤;ポリオキシアルキレンアルキルエーテルスルホコハク酸塩、イセチオン酸脂肪酸エステル塩、アシルタウリン塩、アルキルベンゼンスルホン酸、α-オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン酸等のスルホン酸界面活性剤などが挙げられる。これらのうち、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩が好ましく、そのアルキル基の炭素数が10〜24、特に炭素数が12〜18であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。また、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩、特にポリオキシエチレンアルキル硫酸塩がより好ましく、なかでもオキシエチレン基の平均付加モル数が1〜10、特に2〜5であるものが好ましい。また、N-アシルアミノ酸塩、エーテルカルボン酸塩も好ましく、そのアシル基の炭素数が10〜18のN-アシルグルタミン酸塩、アルキル基の炭素数が10〜18でオキシエチレン基の平均付加モル数が3〜15のポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩が好ましい。アニオン界面活性剤は二種以上を併用することもでき、第1剤と第2剤の混合液中における含有量は、0.01〜8重量%が好ましく、更には0.1〜6重量%、特に1〜5重量%が好ましい。
両性界面活性剤としては、炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又はアシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系、ホスホベタイン系、イミダゾリニウム系の界面活性剤が挙げられ、なかでもカルボベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤が好ましい。好ましい両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。両性界面活性剤は二種以上を併用することもでき、第1剤と第2剤の混合液中における含有量は、0.001〜5重量%が好ましく、更には0.005〜1重量%、特に0.01〜0.4重量%が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、アルキルポリグルコシド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。アルキルポリグルコシドとしては、アルキル基の炭素数が8〜18、更には8〜14、特に9〜11であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。グルコシドの平均縮合度は1〜5、特に1〜2が好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が10〜22、特に12〜18であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルがより好ましく、なかでもオキシエチレン基の平均付加モル数が1〜40、特に4〜30であるものが好ましい。アルキルグリセリルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が8〜18、特に8〜12であるものが好ましく、またこのアルキル基が分岐鎖であるものが好ましい。非イオン界面活性剤は二種以上を併用することもでき、第1剤と第2剤の混合液中における含有量は、0.1〜14.8重量%が好ましく、更には0.4〜8重量%、特に1〜5重量%が好ましい。
〔シリコーン類〕
本発明で用いる二剤式染毛剤には、吐出させた泡を長時間維持できる観点からは、第1剤と第2剤の混合液中にシリコーンを含有しないことが好ましいが、泡を頭髪に滑らかになじませるため、また頭髪に高いコンディショニング効果を付与するため、一定範囲内で、更にシリコーン類を含有させることもできる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーンエラストマー等、及びこれらを界面活性剤により水中に分散させたエマルションが挙げられる。これらのうち、増粘剤を用いることなく安定に水中に分散可能な点から、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン及びこれらのエマルションが好ましい。
ポリエーテル変性シリコーンには、末端変性及び側鎖変性のもの、例えばペンダント型(櫛型)、両末端変性型、片末端変性型のものなどが含まれる。このような変性シリコーンとしては、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体等が挙げられる。ポリエーテル変性シリコーンとしては、HLB10以上、特にHLB10〜18のものが、水との相溶性の点から好ましい。ここで、HLBは、曇数(曇数:HLBと相関のある指標でエーテル型非イオン界面活性剤に適用される)から求めた値によるものである。
アミノ変性シリコーンとしては、アミノ基又はアンモニウム基を有しているものであればよいが、アモジメチコーンが好ましい。
第1剤と第2剤の混合液中にシリコーン類を加える場合におけるシリコーン類の含有量は、起泡性を妨げずに、泡を頭髪に滑らかになじませるため、また頭髪に高いコンディショニング効果を付与するため、2質量%以下が好ましく、更には0.005〜1質量%、特に0.01〜0.5質量%が好ましい。
〔媒体〕
本発明の組成物には、媒体として、水及び必要により有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン等のポリオール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ベンジルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。
〔その他任意成分〕
本発明の組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、動植物油脂、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔pH〕
本発明の組成物のpH(25℃)は、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、使用時(混合時)において、8〜12、更には9〜11、特に9〜10が好ましい。pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸、リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。
〔粘度〕
第1剤と第2剤の混合液の粘度は、1〜300mPa・s、更には5〜200mPa・s、特に10〜100mPa・sが好ましい。なお、ここでの粘度は、25℃、B型回転粘度計で、ローターNo.1を用い、測定対象が100mPa・s以下の場合の回転速度は60rpm、100〜200mPa・sの場合は30rpm、200mPa・s以上の場合は12rpmで測定する。回転数の大きい測定から順番に行い、表示が振り切れることなく測定できた時点で測定を完了し、以降の回転数の小さい測定は行わない。
第1剤と第2剤の混合液の粘度が上記範囲となるように調整することにより、塗布しやすい泡体積を実現することができ、かつ混合液が毛髪に塗布された後の垂れ落ちを抑制することができる。混合液の粘度を前述の範囲に調整するためには、エタノール等の水溶性溶剤を添加したり、あるいは界面活性剤、ポリオール類、高級アルコール等の含有量や種類を適宜調整すればよい。
〔噴射剤〕
噴射剤は、エアゾール容器から内容物の染毛剤を泡状に吐出させるための剤であり、一般的に用いられている噴射剤であれば何でも用いることができる。例えば液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス、窒素ガス、これらの混合物等が挙げられる。また、HFC-152a等の代替フロンを使用することもできる。このうち、染毛剤原液の粘度を低下させて気体との混合性を良好にすることで染毛剤を再度泡立てる際に泡立ちやすくする観点から、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)又はこれらの混合物が好ましく、更にはジメチルエーテル(DME)を含むものであることが好ましい。噴射剤中のジメチルエーテル(DME)の割合は、1〜99質量%、更には2〜97質量%、更には5〜95質量%であることが好ましい。
〔エアゾール容器〕
第1剤原液と噴射剤を収容する第1のエアゾール容器、及び第2剤原液と噴射剤を収容する第2のエアゾール容器は、原液を泡状に吐出する機構を備え、噴射剤の圧力に耐えられ、保存に適しているものであれば、どのような素材からなるものでもよく、例えばガラス瓶、金属缶などが挙げられる。金属缶の場合には、内容物により金属の腐食を防止するため、缶の内面に内袋を貼り付けた二重容器とすることが好ましい。
エアゾール容器の内圧(20℃)は、0.01〜2MPa、更には0.02〜1.5MPa、更には0.05〜1MPaが好ましい。毛髪に適用しやすい泡を得ることができ、しかも第1剤の泡と第2剤の泡とが相互に均一に混合しやすく、かつ再度泡立てる操作を行いやすい泡とする観点から、第1剤、第2剤とも、それぞれ原液:噴射剤の質量比が99:1〜80:20であることが好ましく、更には98:2〜82:18、95:5〜85:15であることが好ましい。
実施例1〜2
常温(25℃)において、表1に示す第1剤及び第2剤を調製し、LPGと共に、それぞれエアゾール式フォーマー容器に入れ、吐出させた泡について、レオメーターにより動的粘弾性(G*,tanδ)を測定し、また「液だれ」及び「脱色性」について評価した。なお第1剤と第2剤との混合比は、原液ベースで1:1.5とした。
常温(25℃)において、エアゾール式フォーマー容器から、別々に吐出させた第1剤の泡、第2剤の泡を混合した「混合液の泡」を以下の手順で作り、次項の動的粘弾性の測定に用いるものとする。
・500mLビーカー内に第1剤の泡と第2剤の泡を所定の比率で噴射させる。合計量は約10gとする。
・モーター(新東科学株式会社製スリーワンモーターHEIDON600G)にアンカー型撹拌羽根(翼径8cm;前述のビーカーの内径にほぼぴったり)を装着させる。
・前記攪拌羽を回転数150rpmで回転させ、ビーカー中の泡を攪拌する。第1剤の泡と第2剤の泡とが均一に混合され、かつ攪拌しすぎないようにする。攪拌時間の目安としては約1分間である。
(泡の動的粘弾性の測定方法)
得られた混合液の泡について、以下のようにして動的粘弾性(G*,tanδ)を測定した。
レオメーター:Paar Physica社製MCR300
ジオメトリーは直径50mm、ステンレス製パラレルプレートを使用。
測定部温度は30℃に保持。
測定手順:
1.スパチュラーで泡をレオメーターの台座部分に4.5〜5.5cm3取る。
2.ギャップを2mmに調整し、台座の間から溢れた泡は丁寧に取り除く。
3.30秒間保持して泡を測定部温度になじませた後、下記条件にて動的ひずみ掃引評価を開始する。
周波数:2Hzに固定、ひずみ:1×10-3〜1×103
4.得られたデータから、tanδ及びG*として、ひずみに対してそれぞれ線形領域となる値を採用する。
(液だれの評価方法)
ビューラックス社製ウイッグNo.775Sの髪を、髪全体の質量が約70gとなるようにショートヘアにカットし、通常は混合液の質量を髪の質量と同量の70g(浴比:剤の質量/髪の質量=1)とするところ、本評価においては100g(浴比=1.43)に設定して塗布した。塗布後放置し、経時的に液だれの発生について以下の評価基準で評価した。
◎:45分間放置しても液だれしなかった。
○:30分間放置しても液だれしなかったが、45分間放置では液だれが見られた。
△:20分間放置しても液だれしなかったが、30分間放置では液だれが見られた。
×:20分間放置でも液だれが見られた。
(染色性/脱色性及び染色/脱色の均一性の評価方法)
ビューラックス社製ウイッグNo.775Sの髪を、髪全体の質量が約70gとなるようにショートヘアにカットし、通常は混合液の質量を髪の質量と同量の70g(浴比=1)とするところ、本評価においては100g(浴比=1.43)に設定して塗布した。30分間放置した後、剤を洗い流し、シャンプー、リンス、乾燥処理を行った。乾燥後の髪の染色性/脱色性及び染色/脱色の均一性についてパネラーによる目視評価を行い、以下の判定基準で評価した。
◎:良い
○:やや良い
△:やや悪い
×:悪い
Figure 2010235578

Claims (2)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を泡状に吐出するエアゾールフォーマー容器からなる二剤式染毛剤であって、エアゾールフォーマー容器から常温(25℃)で吐出させた混合液の泡の動的粘弾性について、レオメーターを用いて下記条件で測定したとき、複素弾性率G*が70〜600の範囲内である二剤式染毛剤。
    レオメーターの設定:
    ジオメトリーは直径50mm、ステンレス製パラレルプレートを使用。
    測定部温度は30℃に保持。
    測定手順:
    1.スパチュラーで泡をレオメーターの台座部分に4.5〜5.5cm3取る。
    2.ギャップを2mmに調整し、台座の間から溢れた泡は丁寧に取り除く。
    3.30秒間保持して泡を測定部温度になじませた後、下記条件にて動的ひずみ掃引評価を開始する。
    周波数:2Hzに固定、ひずみ:1×10-3〜1×103
    4.得られたデータから、G*として、ひずみに対して線形領域となる値を採用する。
  2. 測定手順4において、レオメーターで測定された貯蔵弾性率G'と損失弾性率G"の比(tanδ)として、ひずみに対して線形領域となる値を採用したとき、tanδが0.3〜0.8である請求項1記載の二剤式染毛剤。
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