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JP2010208293A - 多列型可撓性チューブ体および流体噴射装置 - Google Patents

多列型可撓性チューブ体および流体噴射装置 Download PDF

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JP2010208293A JP2009059823A JP2009059823A JP2010208293A JP 2010208293 A JP2010208293 A JP 2010208293A JP 2009059823 A JP2009059823 A JP 2009059823A JP 2009059823 A JP2009059823 A JP 2009059823A JP 2010208293 A JP2010208293 A JP 2010208293A
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Abstract

【課題】流通過程での流体粘度のバラツキを抑制できる多列型可撓性チューブ体及び流体噴射装置の提供を目的とする。
【解決手段】幅方向に並設された複数のインク流路101を有すると共に、上記並設された方向に沿った一対の幅広面102を備える略帯形状のインク供給チューブ12であって、幅方向両端のインク流路101a、101dが設けられる部位の厚さは、その他のインク流路101b、101cが設けられる部位の厚さよりも大きいという構成を採用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、多列型可撓性チューブ体および流体噴射装置に関する。
柔軟性エラストマ材料より形成されたチューブ体は、可撓性を有して容易に屈曲させることができ、振動や屈曲に耐性を持つため、気体や液体等の流体を扱う分野に広く用いられている。例えば、インクジェット型の流体噴射装置の分野では、所定位置に固定されるインクカートリッジとキャリッジに搭載され移動自在な記録ヘッドとの間を繋ぐ流路を形成するものとして、上記チューブ体を用いている。
下記特許文献1には、内部に複数の互いに独立した流路を備え、色調の異なるインクを個別に流通させることができる多列型のチューブ体が開示されている。このチューブ体は、所定形状のコア及びダイを備える金型を用いて、樹脂材を押出成形することにより製造される。
特開2007−203617号公報
ところで、このチューブ体は、流路を流通する過程でのインクの増粘を防止するべく、空気や水分等に対する透過性(以下、単に透過性と称する)が低いことが要求される。しかし、上記記録ヘッドに接続されるチューブ体は、キャリッジの移動に追従して屈曲、伸展を繰り返すものであるから、その仕様上、その材料の選択幅は限られ、透過性が完全にゼロである材料を用いることは難しい。このため、従来では、各流路に対応する厚さがそれぞれ均一で、且つ、ある程度の厚さを備えさせることで、この透過性を調節し、各流路を個別に流通する各インクの増粘対策をしていた。
しかしながら、上記形状のチューブ体を用いて複数のインクを流通させた際に、各流路を流通する過程で粘度のバラツキが生じていることが判明した。特に、両端の流路を流通するインクが、他の流路を流通するインクよりも増粘の傾向が強く、問題となっている。
この原因の一つに、このチューブ体の各流路が設けられる部位の厚さが均一であることが挙げられる。すなわち、該チューブ体において両端の流路が設けられる部位(以下、両端部と称する)は、その他の流路が設けられる部位(以下、中央部と称する)に比べて、外気接触面積が広い。このため、両端部においては、インクに含まれる水分の蒸発、外気の浸透、あるいは熱の放散によりインクが増粘し易くなる。その結果、両端部と中央部とで粘度のバラツキが生じ、どちらの流路を流通したかによって流体噴射特性が変化してしまうという不具合が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、流通過程での流体粘度のバラツキを抑制できる多列型可撓性チューブ体及び流体噴射装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、所定方向に並設された複数の流路を有すると共に、上記並設された方向に沿った一対の幅広面を備える略帯形状の多列型可撓性チューブ体であって、上記所定方向両端の上記流路が設けられる部位の厚さは、その他の上記流路が設けられる部位の厚さよりも大きいという構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、流体が増粘し易い両端部の厚さを、流体が増粘し難い中央部の厚さより大きくすることで、該両端部の透過性を低下させ、両者の間で増粘のし易さのバランスをとる。このため、各流路の流通過程において流体の粘度を一様に維持できる。
また、本発明においては、上記所定方向両端の流路が設けられる部位は、上記その他の流路が設けられる部位よりも拡径した断面視略円形状を有するという構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、両端部が略円形に拡径しているため、両端部における流路の側壁面と外気接触面との距離を略一様にでき、該流路のうちの特定部位における流体の増粘を防止できる。また、両端部が略円形に拡径しているため、幅広面に沿った方向の曲げに対し強くなり、該方向における垂れや振動を抑制し流路の安定化を図ることができる。
また、本発明においては、上記その他の流路が設けられる部位は、上記円形状の直径より厚さが小さい略平板形状を有するという構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、中央部が両端部より薄く平板状なるため、幅広面と交差する方向(該チューブ体の厚さ方向)に曲げ易くなる。
また、本発明においては、上記流路を流通する流体とは流体特性が異なる第2流体が流通する第2流路を有し、上記第2流路は、上記所定方向両端の流路が設けられる部位よりも該所定方向において外側に設けられているという構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、流体特性が異なる第2流体が流通する第2流路を両端部より外側に設けることによって、該第2流体との間の透過性の関係における両端部の流路の増粘影響を回避することができる。
また、本発明においては、流体を噴射すると共に所定方向に移動自在な流体噴射ヘッドと、上記流体を貯溜する流体貯溜タンクと、上記流体噴射ヘッドと上記流体貯溜タンクとの間に上記流体が流通する流路を形成すると共に上記流体噴射ヘッドに接続された端部が上記流体噴射ヘッドに追従して移動自在なチューブ体とを有する流体噴射装置であって、上記チューブ体として、先に記載の多列型可撓性チューブ体を備えるという構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、流体噴射ヘッドに対し粘度が一様の複数の流体の供給を行うことが可能となる。
本発明の実施形態におけるインクジェットプリンターの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるインク供給チューブの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるインク供給チューブを製造する押出成形装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態における押出成形装置が備える金型の構成を示す斜視図である。 図4における線視A−A断面図である。 図5における線視B−B断面図である。 本発明の実施形態におけるインク供給チューブの取り付け状態を模式的に示す平面図である。 図7における矢視X図及び同図における線視C−C断面図である。 本発明の別実施形態におけるインク供給チューブの断面図である。
以下、本発明について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る多列型可撓性チューブ体を用いる流体噴射装置として、記録媒体である記録紙(対象物)にインクの滴を吐出(噴射)して、その記録紙に対する記録を実行するインクジェット式プリンター(以下、インクジェットプリンターと称する)を例示する。
図1は、本実施形態におけるインクジェットプリンター1の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、インクジェットプリンター1は、インクにより記録紙に対する記録を実行する記録ユニット2と、記録紙を搬送する記録紙搬送機構3とを備えている。
記録ユニット2は、インクを噴射する記録ヘッド(流体噴射ヘッド)4と、記録ヘッド4を支持しながら移動可能なキャリッジ5と、記録ヘッド4及びキャリッジ5と対向する位置に配置され、インクが噴射される記録紙を支持するプラテン6とを含む。
インクジェットプリンター1は、キャリッジ5を移動するモータ等を含むキャリッジ駆動装置7と、キャリッジ5の移動を案内するキャリッジガイド部材とを備えている。
キャリッジ5は、キャリッジガイド部材に案内されながら、キャリッジ駆動装置7によって、主走査方向(所定方向)に移動する。記録紙は、記録紙搬送機構3により、記録ユニット2に対して、主走査方向と交差する副走査方向に移動する。
また、インクジェットプリンター1は、記録紙を収容する給紙カセット9を備えている。
給紙カセット9は、インクジェットプリンター1の本体の背面側に、着脱可能に設けられている。給紙カセット9は、積層された複数の記録紙を収容可能に設けられている。
記録紙搬送機構3は、給紙カセット9の記録紙を搬出するための給紙ローラと、給紙ローラを駆動するモータ等を含む給紙ローラ駆動装置10と、記録紙の移動を案内する記録紙ガイド部材11と、給紙ローラに対して搬送方向の下流側に配置されている搬送ローラと、搬送ローラを駆動する搬送ローラ駆動装置と、記録ユニット2に対して搬送方向の下流側に配置されている排出ローラとを有している。
給紙ローラは、給紙カセット9に積層されている複数の記録紙のうち、最も上側に配置されている記録紙をピックアップし、給紙カセット9より搬出可能に構成されている。給紙カセット9の記録紙は、記録紙ガイド部材11に案内されながら、給紙ローラ駆動装置10によって駆動する給紙ローラによって、搬送ローラに送られる。搬送ローラに送られた記録紙は、搬送ローラ駆動装置によって駆動する搬送ローラにより、搬送方向の下流側に配置された記録ユニット2に搬送される。
記録ユニット2のプラテン6は、記録ヘッド4及びキャリッジ5と対向する位置に配置され、記録紙の下面を支持する。記録ヘッド4及びキャリッジ5は、プラテン6の上方に配置されている。記録紙搬送機構3は、記録ユニット2による記録動作と連動して、記録紙を副走査方向に搬送する。記録ユニット2で記録された記録紙は、排出ローラを含む記録紙搬送機構3によって、インクジェットプリンター1の正面側から排出される。
また、インクジェットプリンター1は、機内の所定位置に固定される不図示のインクカートリッジ(流体貯溜タンク)と、該インクカートリッジのインクをキャリッジ5の記録ヘッド4に向けて搬送するインク供給チューブ(多列型可撓性チューブ体)12(後述)とを備えている。インクカートリッジのインクは、インク供給針を介してインク供給路に供給され、そのインク供給路より、インク供給チューブ12を介して、キャリッジ5の記録ヘッド4に供給される。
また、インクジェットプリンター1は、記録ヘッド4をメンテナンス可能なメンテナンス装置13を備えている。
メンテナンス装置13は、キャッピング装置14及びワイピング装置15を含む。ワイピング装置15は、記録ヘッド4と対向可能なワイプ部材44を備えている。ワイピング装置15は、ワイプ部材44を用いて、残留したインク等、記録ヘッド4の噴射面に付着している異物を拭き取ったり、払ったりすることができる。
メンテナンス装置13は、キャリッジ5及び記録ヘッド4のホームポジションに配置されている。ホームポジションは、キャリッジ5の移動領域内であって、記録ユニット2による記録動作が実行される記録領域の外側の端部領域に設定されている。
電源が切断されている間、あるいは長時間に亘って記録動作が実行されない場合、キャリッジ5及び記録ヘッド4は、ホームポジションに配置される。
次に、本実施形態におけるインクジェットプリンター1が備えるインク供給チューブ12の構成について図2〜図7を参照して詳しく説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるインク供給チューブ12の構成を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態におけるインク供給チューブ12を製造する押出成形装置200の構成を模式的に示す図である。図4は、本発明の実施形態における押出成形装置200が備える金型210の構成を示す斜視図である。図5は、図4における線視A−A断面図である。図6は、図5における線視B−B断面図である。図7は、本発明の実施形態におけるインク供給チューブ12の取り付け状態を模式的に示す平面図である。
インク供給チューブ12は、図2に示すように、長手方向に沿う互いに独立したインク流路(流路)101を、複数(本実施形態では4つ)有するマルチチューブ(多列型チューブ)である。複数のインク流路101a〜101dは、所定間隔を空けて所定方向(幅方向)に並設されている。インク供給チューブ12は、これらインク流路101を用い、インクカートリッジから記録ヘッド4に向けて、互いに色調の異なるインク(例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))を一括して搬送する構成となっている。
インク供給チューブ12は、インク流路101の並設方向に沿う一対の幅広面102を備える略帯形状を有する。このインク供給チューブ12は、幅広面102に沿う曲げよりも幅広面102に対し交差する方向に容易に屈曲させることができる。
インク供給チューブ12は、振動や屈曲に耐性を持つ柔軟性エラストマ材料の合成樹脂等から形成される。インク供給チューブ12は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、オレフィン系の熱可塑性エラストマ(TPE)、スチレン系のTPE、ポリアミド系のTPE及びウレタン系のTPE等から形成される。このインク供給チューブ12は、上記材料から形成され、空気や水分等に対するある程度の透過性を備える。
本実施形態のインク供給チューブ12は、幅方向両端のインク流路101(101a、101d)が設けられる部位(両端部12A)の厚さW1が、その他のインク流路101(101b、101c)が設けられる部位(中央部12B)の厚さW2よりも大きい形状を有する。インク流路101のそれぞれの断面は、同一形状で、略円形状を有する。
両端部12Aは、中央部12Bの厚さW2よりも拡径した断面視略円形状を有し、インク流路101a、101dのそれぞれに沿って長手方向略全体に亘って延在している。なお、両端部12Aは、その円形状の中心位置がそれぞれインク流路101a、101dの中心位置と略一致するように形成されている。
中央部12Bは、両端部12Aの断面円形状の直径より厚さが小さい略平板形状を有し、インク流路101b及びインク流路101cに沿って長手方向略全体に亘って延在している。なお、中央部12Bは、その厚さW2の中心位置がインク流路101b、101cの中心位置と略一致するように形成されている。
ここで、インク流路101aあるいはインク流路101dの側壁面と、それに対応する両端部12Aの外気接触面12A1との距離を距離L1とする。また、インク流路101bあるいはインク流路101cの側壁面と中央部12Bの外気接触面である幅広面102との距離を距離L2とする。
上記距離L1、L2の互いの関係は、L1>L2となる。
上記構成のインク供給チューブ12は、例えば図3に示す押出成形装置200を用いて製造される。押出成形装置200は、図4に示す押出成形用の金型210を備える。金型210は、インク供給チューブ12の内側形状(インク流路101)を規定するコア211aを有するコアプレート211と、コア211aの周囲を包囲して樹脂流路を形成するダイプレート212と、インク供給チューブ12の外側形状を規定するリッププレート213とを組み合わせて構成される。
図5に示すように、コアプレート211には、コア211aの基端部を囲うように樹脂流路溝211bが形成されている。また、コアプレート211には、コア211aの先端部まで貫通する通気口211a1が形成されている。コア211aの先端部は、図6に示すように、4つに分岐しており、それぞれに通気口211a1が形成されている。本実施形態のコア211aの先端部の外形は、インク流路101の形状に対応して略円形状となっている。また、リッププレート213は、インク供給チューブ12の外形に沿った形状に開口した開口部213aを有する。コア211aの先端部は、型締めされた際この開口部213aを抜けて外側に所定長さ突出する。
押出成形装置200は、図3に示すホッパー220を介して上記金型210に樹脂材を供給し、金型210の開口部213aを介して押し出された成形物の寸法をサイジングプレート230で調整し、サイジングプレート230で寸法を調整された成形物を冷却装置240で冷却し、冷却され引取機250により引き取られた成形物を裁断機260で所定の長さに裁断することによりインク供給チューブ12を製造する。
このインク供給チューブ12は、図7に示すようにインクジェットプリンター1に取り付けられる。
図に示すように、インク供給チューブ12の一端部は、コネクタ130Aを介してインクジェットプリンター1機内の所定位置に固定されるインクカートリッジに接続される。一方、インク供給チューブ12の他端部(端部)は、コネクタ130Bを介して主走査方向に移動自在なキャリッジ5に搭載された記録ヘッド4に接続される。
インク供給チューブ12は、コネクタ130Aが固定される位置から主走査方向に沿って伸びると共に、所定の径を有するように折り返されて記録ヘッド4に接続される。このインク供給チューブ12は、幅広面102a側が折り返し部120の外側に、幅広面102b側が折り返し部120の内側になるように取り付けられる。
続いて、図7と更に図8を参照して上記構成のインク供給チューブ12の作用について説明する。図8(a)は、図7における矢視X図を示し、図8(b)は、図8(a)の線視C−C断面図を示す。なお、図8(b)の2点鎖線は、従来のインク供給チューブの形状を示す。
図に示すように、インク供給チューブ12は、インクカートリッジと記録ヘッド4との間を繋ぐ流路を形成する。そして、記録ヘッド4が移動するとインク供給チューブ12の他端部は、記録ヘッド4の主走査方向の移動に追従して移動する。インク供給チューブ12は、キャリッジ5の主走査方向に移動に追従して屈曲、伸展を繰り返すため、キャリッジ5の移動ストロークに対してある程度余裕を持たせた長さとなっている。
本実施形態のインク供給チューブ12は、該長さを有する各インク流路101の流通過程においてインクの粘度を一様に維持できる。すなわち、インク供給チューブ12は、図8(b)に示すように幅方向両端のインク流路101a、101dが設けられる両端部12Aの厚さが、その他のインク流路101b、101cが設けられる中央部12Bの厚さよりも大きい形状を有する。インク供給チューブ12の厚さが大きくなると、インク流路101と外気との間における空気や水分等の透過や浸透するため距離が大きくなり、時間も掛かる。このため、インク供給チューブ12の厚さが大きい部位においては、透過性が低下する。
すなわち、インクに含まれる水分の蒸発、外気の浸透等により増粘し易い両端部12Aの厚さを、インクが増粘し難い中央部12Bの厚さより大きくすることで、該両端部12Aの透過性を低下させ、両者の間で増粘のし易さのバランスをとることが可能となる。加えて、外気接触面積が広い両端部12Aを流通するインクの熱放散も低減させることが可能となり、熱的要因の増粘対策にもなる。したがって、上記構成のインク供給チューブ12は、各インク流路101の流通過程においてインクの粘度を一様に維持できる。
なお、本実施形態のように、各インク流路101を互いに近接して配置すれば、積極的に各流路間の水分の透過(交換)をさせる作用が得られるため、各インク流路101を流通する互いに色調の異なるインクの粘度を一様に調節する上で有用である。
また、本実施形態の両端部12Aは、略円形に拡径しているため、両端部12Aにおけるインク流路101の側壁面と外気接触面との距離を略一様にでき、該流路の特定部位におけるインクの増粘を防止できる。また、両端部12Aがそれぞれ略円形に拡径しているため、断面二次モーメントが向上して幅広面102に沿った方向の曲げに対し強くなり、重力方向の垂れ(図8(a)の2点差線で示す)や振動を抑制してインク流路101の安定化を図ることができる。
さらに、本実施形態の中央部12Bは、両端部12Aの円形状の直径より厚さが小さい略平板形状を有するため、インク供給チューブ12が幅広面102と交差する厚さ方向に曲げ易くなる。また、インク供給チューブ12の両端部12Aは、中央部12Bより厚いため剛性が向上しており、該厚さ方向の曲げの際に該両端部12Aを起点とするチューブ折れを抑制できる。
したがって、上述した本実施形態によれば、幅方向に並設された複数のインク流路101を有すると共に、上記並設された方向に沿った一対の幅広面102を備える略帯形状のインク供給チューブ12であって、幅方向両端のインク流路101a、101dが設けられる部位の厚さは、その他のインク流路101b、101cが設けられる部位の厚さよりも大きいという構成を採用することによって、両者の間で増粘のし易さのバランスをとり、流通過程においてインクの粘度を一様に維持できる。
したがって、本実施形態では、流通過程でのインク粘度のバラツキを抑制できるインク供給チューブ12が得られる。
また、本実施形態によれば、インクを噴射すると共に主走査方向に移動自在な記録ヘッド4と、インクを貯溜するインクカートリッジと、記録ヘッド4とインクカートリッジとの間にインクが流通する流路を形成すると共に記録ヘッド4に接続された他端部が記録ヘッド4に追従して移動自在なチューブ体とを有するインクジェットプリンター1であって、上記チューブ体として、インク供給チューブ12を備えるという構成を採用することによって、インク流路101の安定化がなされ、且つ、記録ヘッド4に粘度が一様の複数のインクが供給されるため、インク噴射特性を一定に維持でき、良好な画像形成を行うことができる効果がある。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、図9に示すように、インク供給チューブ12は、インク流路101a〜101dの他に、ライトマゼンタやライトシアン等が流通するインク流路101e、101f、更には、記録ヘッド4のサブインクタンク内の気泡発生を抑えるための空気(第2流体)が流通する空気流路(第2流路)101gを備える構成であっても良い。
この別実施形態によれば、インク流路101a〜101fを流通するインクとは流体特性が異なる空気が流通する空気流路101gを幅方向両端のインク流路101aが設けられる部位よりも該幅方向において外側に設けることによって、該空気との関係におけるインク流路101aの増粘影響を回避することができる。
尚、上述の実施形態においては、本発明の流体噴射装置がインクジェットプリンター1である場合を例にして説明したが、インクジェットプリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、上述の実施形態においては、流体噴射装置が、インク等の流体(液状体)を噴射する流体噴射装置である場合を例にして説明したが、本発明の流体噴射装置は、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に適用することができる。流体噴射装置が噴射可能な流体は、流体、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体、流体として流して噴射できる固体、及び粉体(トナー等)を含む。
また、上述の実施形態において、流体噴射装置から噴射される流体(液状体)としては、インクのみならず、特定の用途に対応する流体を適用可能である。流体噴射装置に、その特定の用途に対応する流体を噴射可能な噴射ヘッドを設け、その噴射ヘッドから特定の用途に対応する流体を噴射して、その流体を所定の物体に付着させることによって、所定のデバイスを製造可能である。例えば、本発明の流体噴射装置(液状体噴射装置)は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した流体(液状体)を噴射する流体噴射装置に適用可能である。
また、流体噴射装置としては、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。
また、本発明の多列型可撓性チューブ体は、上記の他に気体や液体等の流体を扱う分野に広く用いることができる。
1…インクジェットプリンター(流体噴射装置)、4…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、5…キャリッジ、12…インク供給チューブ(多列型可撓性チューブ体)、12A…両端部、12B…中央部、101…インク流路(流路)、101g…空気流路(第2流路)、102…幅広面、W1…厚さ、W2…厚さ

Claims (5)

  1. 所定方向に並設された複数の流路を有すると共に、前記並設された方向に沿った一対の幅広面を備える略帯形状の多列型可撓性チューブ体であって、
    前記所定方向両端の前記流路が設けられる部位の厚さは、その他の前記流路が設けられる部位の厚さよりも大きいことを特徴とする多列型可撓性チューブ体。
  2. 前記所定方向両端の流路が設けられる部位は、前記その他の流路が設けられる部位よりも拡径した断面視略円形状を有することを特徴とする請求項1に記載の多列型可撓性チューブ体。
  3. 前記その他の流路が設けられる部位は、前記円形状の直径より厚さが小さい略平板形状を有することを特徴とする請求項2に記載の多列型可撓性チューブ体。
  4. 前記流路を流通する流体とは流体特性が異なる第2流体が流通する第2流路を有し、
    前記第2流路は、前記所定方向両端の流路が設けられる部位よりも該所定方向において外側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の多列型可撓性チューブ体。
  5. 流体を噴射すると共に所定方向に移動自在な流体噴射ヘッドと、前記流体を貯溜する流体貯溜タンクと、前記流体噴射ヘッドと前記流体貯溜タンクとの間に前記流体が流通する流路を形成すると共に前記流体噴射ヘッドに接続された端部が前記流体噴射ヘッドに追従して移動自在なチューブ体とを有する流体噴射装置であって、
    前記チューブ体として、請求項1〜4のいずれか一項に記載の多列型可撓性チューブ体を備えることを特徴とする流体噴射装置。
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