JP2010117011A - 球面軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性に優れる球面軸受を提供すること。
【解決手段】大球(51)、この大球の周囲に配設されている、中空球体を球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の複数の湾曲小球保持片(52a、52b)からなる球状小球保持器52、球状小球保持器に回転可能に保持された複数の小球(54a、54b、〜)、そして球状小球保持器を複数の小球と共に収容している、上下の少なくとも一方に開口を有する球状の空洞部を持つハウジング(56)を含む球面軸受であって、前記の複数の小球保持片(52a、52b)が、それぞれの分割面を介して接合手段(57)により互いに接合されていることを特徴とする球面軸受。
【選択図】図5
【解決手段】大球(51)、この大球の周囲に配設されている、中空球体を球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の複数の湾曲小球保持片(52a、52b)からなる球状小球保持器52、球状小球保持器に回転可能に保持された複数の小球(54a、54b、〜)、そして球状小球保持器を複数の小球と共に収容している、上下の少なくとも一方に開口を有する球状の空洞部を持つハウジング(56)を含む球面軸受であって、前記の複数の小球保持片(52a、52b)が、それぞれの分割面を介して接合手段(57)により互いに接合されていることを特徴とする球面軸受。
【選択図】図5
Description
本発明は、三次元位置決め装置あるいは産業用ロボットの部品として有利に用いられる球面軸受に関する。
球面軸受は、例えば、三次元位置決め装置のステージ、あるいは産業用ロボットのアームと、その駆動装置との間に接続され、ステージやアームを多自由度で移動するために用いられている。
図1は、従来の球面軸受の構成例を示す断面図である。そして図2及び図3は、それぞれ図1の球面軸受10が備える球状小球保持器12の正面図及び平面図である。なお、図2及び図3において、球状小球保持器12は、複数の小球14a、14b、〜が保持されて、そして大球11の周囲にて湾曲小球保持片12a、12bが互いに離隔された状態で記入してある。
この球面軸受10は、大球11、大球11の周囲に配設されている、中空球体を球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の二個の湾曲小球保持片12a、12bからなる球状小球保持器12、球状小球保持器12に回転可能に保持された複数の小球14a、14b、〜、そして球状小球保持器12を複数の小球14a、14b、〜と共に収容している、上下の各々に開口15a、15bを有する球状の空洞部15を持つハウジング16などから構成されている。
球面軸受10の大球11は、大球11とハウジング16との間に加圧状態にて配置された複数の小球14a、14b、〜によって緊密に支持されている。このため、球面軸受10は、そのロッド18を大球11と共に円滑に傾斜移動(及び/又はロッド18の軸を中心として回転)させることができる。
特許文献1には、図1の球面軸受10と同様に二個の湾曲小球保持片(リテーナの分割体)からなる球状小球保持器を備える球面軸受が、そして特許文献2には、六個の湾曲小球保持片(保持器の分割体)からなる球状小球保持器を備える球面軸受が開示されている。
特許文献3には、前記のような従来の球面軸受は部品点数が多く、組み立てに手間がかかり、また球状小球保持器が金属材料から形成されていると、球状小球保持器と小球との摩擦により発生する金属粉の影響を受けて小球の転動が不安定になる場合があると記載されている。そして同文献においては、上記の問題を解決するため、樹脂材料を用いて一体成形された球状小球保持器を備える球面軸受が提案されている。この球面軸受では、球状小球保持器の小球を保持する透孔(保持孔)に、小球(鋼球)を保持器の外側面の側から圧入して収容する。
特開2002−115710号公報(第4図)
特開平8−338422号公報(第4図)
特開2002−339947号公報
通常、球面軸受の球状小球保持器の外側面の側の透孔の開口の直径は、球状小球保持器からの小球の脱落を防止するため、小球の直径よりも小さな値に設定される。
前記の特許文献3の球面軸受では、樹脂材料製の球状小球保持器の透孔の内側面に、金属材料製の小球が接触するため、透孔の内側面が摩耗し易い。このため、この球面軸受は、長期間使用すると、前記の摩耗が原因で球状小球保持器の透孔のサイズが大きくなり易く、極端な場合には透孔から小球が脱落する場合もある。このような脱落を抑制するためには、球状小球保持器の外側面の側の透孔の開口の直径を小さくすることが望ましい。しかしながら、この球面軸受では、球状小球保持器の外側面の側の透孔の開口から小球を透孔に圧入する必要があるため、前記の透孔の開口の直径を極端に小さくすることは難しい。
本発明の課題は、耐久性に優れる球面軸受を提供することにある。
本発明者の検討によると、図1の球面軸受10のハウジング16の内部で金属粉が発生する主な原因は、以下に説明するように大球11と球状小球保持器12との相対的な位置関係にあることが判明した。
この図1は、球面軸受10を組み立てた直後における球状小球保持器12の配置を示している。図1に示すように、二個の湾曲小球保持片12a、12bは互いに近接配置されて球状小球保持器12を構成している。
そして、この球面軸受10のロッド18を大球11と共に傾斜移動させ、次いで図1に示す垂直の配置に復帰させる操作を繰り返した場合であっても、通常は、球状小球保持器12は球状の形態を保ったまま傾斜移動し、次いで図1に示す配置に復帰することを繰り返すのみで何ら問題を生じることはない。
しかしながら、ロッド18を大球11と共に傾斜移動させ、次いで垂直の配置に復帰させる操作を更に繰り返すと、図4に示すように球状小球保持器12の湾曲小球保持片12aと湾曲小球保持片12bとが互いに離隔する場合がある。このように両者の湾曲小球保持片が離隔する原因は、次の通りである。
球面軸受10の大球11の表面とハウジング16の内側面との間隔は、大球11をその周囲に配設された複数の小球14a、14b、〜によって緊密に支持するため、通常は小球の直径よりも僅かに小さな間隔(小球のサイズにも依存するが、例えば、小球の直径よりも1〜5μm程度小さな間隔)に設定される。そして、例えば、図1に示すロッド18を図にて右側に傾斜移動させる際に、小球14dは、ハウジング16の下側の開口15bの縁部に接触し、ハウジング16の内部への進入が妨げられる。このため、小球14dを保持している湾曲小球保持片12bは、大球11に対して僅かではあるが相対的に下方に移動する。従って、球面軸受10は、ロッド18を大球11と共に図にて右側に傾斜移動させ、次いで垂直の配置に復帰させる操作を繰り返すと、湾曲小球保持片12aと湾曲小球保持片12bとが、図4に示すように互いに離隔する傾向にある。
そして、図4に示すように湾曲小球保持片12bが大球11に対して相対的に下方に移動すると、例えば、小球14cが、ハウジング16の外部において大球11から離れた位置に配置される。このため、ロッド18を垂直の配置に復帰させる際に、小球14cがハウジング16の下側の開口15bの縁部に強く接触する。これに伴い、小球14cが湾曲小球保持片12bの透孔19cの内側面に強く接触する。また、湾曲小球保持片12bが直接ハウジング16の内側面に接触する場合もある。そして、これらの接触が原因でハウジング16の内部に金属粉(前記の接触による摩耗が原因で生じる、小球、球状小球保持器あるいはハウジングの材料の粉末)、あるいは樹脂粉(例えば、球状小球保持器12が樹脂材料から形成されている場合)が発生し易くなる。
また、例えば、図4に示すように湾曲小球保持片12bが大球11に対して極端に下方に移動すると、ロッド18を垂直の配置に復帰する際に、湾曲小球保持片12bがロッド18とハウジング16とに挟まれて破損する場合もある。
本発明者は、前記の球状小球保持器12の湾曲小球保持片12aと湾曲小球保持片12bとの離隔(各々の湾曲小球保持片の大球11に対する相対的な移動)を防止することにより、ハウジング内部での金属粉や樹脂粉等の発生が抑制され、そして球状小球保持器の破損も防止されるため、球面軸受の耐久性が飛躍的に向上することを見出し、本発明に到達した。
従って、本発明は、大球、この大球の周囲に配設されている、中空球体を球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の複数の湾曲小球保持片からなる球状小球保持器、球状小球保持器に回転可能に保持された複数の小球、そして球状小球保持器を複数の小球と共に収容している、上下の少なくとも一方に開口を有する球状の空洞部を持つハウジングを含む球面軸受であって、前記の複数の小球保持片が、それぞれの分割面を介して接合手段により互いに接合されていることを特徴とする球面軸受にある。
本発明の球面軸受の好ましい態様は、次の通りである。
(1)接合手段が接着剤である。
(2)接合手段が、複数の湾曲小球保持片の外周面に各片の分割面を横断して環状に形成された溝、および前記溝の内部に挿入された弾性材料からなる環状の固定具から構成されている。
(3)球状小球保持器が、2〜4個の湾曲小球保持片からなる。
(1)接合手段が接着剤である。
(2)接合手段が、複数の湾曲小球保持片の外周面に各片の分割面を横断して環状に形成された溝、および前記溝の内部に挿入された弾性材料からなる環状の固定具から構成されている。
(3)球状小球保持器が、2〜4個の湾曲小球保持片からなる。
本発明の球面軸受は、ハウジング内部での金属粉や樹脂粉等の発生が抑制され、そして球状小球保持器の破損も防止されるために優れた耐久性を示す。
本発明の球面軸受を、添付の図面を用いて説明する。
図5は、本発明の球面軸受の構成例を示す断面図である。そして図6及び図7は、それぞれ図5の球面軸受50が備える球状小球保持器52の正面図及び平面図である。なお、図6及び図7において、球状小球保持器52は、複数の小球54a、54b、〜が保持されて、そして大球51の周囲にて湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとが接合手段(接着剤)57により互いに接合された状態で記入してある。
図5〜図7に示す球面軸受50は、大球51、大球51の周囲に配設されている、中空球体を球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の二個の湾曲小球保持片52a、52bからなる球状小球保持器52、球状小球保持器52に回転可能に保持された複数の小球54a、54b〜、そして球状小球保持器52を複数の小球54a、54b、〜と共に収容している、上下の各々に開口55a、55bを有する球状の空洞部55を持つハウジング56などから構成されている。そして球面軸受50は、前記の二個の湾曲小球保持片52a、52bが、それぞれの分割面を介して接合手段57である接着剤を介して接合されていることに主な特徴がある。
球面軸受50の大球51にはロッド58が備えられており、このロッド58を大球51と共に傾斜移動すると、この大球51の傾斜移動に伴い大球51の周囲に配設された複数の小球54a、54b、〜が転動する。これらの小球の転動によって、球面軸受50のロッド58は、ハウジング56に対して大きな摩擦抵抗を生じることなく滑らかに傾斜移動(及び/又はロッド58の軸を中心に回転)することができる。
球面軸受50を構成する、ハウジング56、ロッド58、大球51、そして小球54a、54b、〜の各々の材料としては、通常、アルミニウム、銅合金(例、真鍮)、鋼(例、高炭素クロム鋼、ステンレス鋼)などの金属材料が用いられる。また、例えば、球面軸受が水中あるいは高温の環境下で使用される場合には、セラミック材料を用いることもできる。また、球面軸受を軽量化するために樹脂材料を用いることもできる。樹脂材料としては、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、あるいはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂などに代表される機械的強度の大きな樹脂材料を用いることが好ましい。
ハウジング56、ロッド58、大球51、そして小球54a、54b、〜の各々は、優れた機械的強度が得られることから金属材料(特に、鋼)から形成することが好ましい。
球状小球保持器52は、複数の小球54a、54b、〜を保持して各々の小球の保持器52の外部への脱落を防止し、そしてロッド58を傾斜移動した際に、隣接する小球同士の接触による小球の摩耗の発生を抑制する。
球状小球保持器52の材料としては、前記の金属材料や樹脂材料を用いることができる。球状小球保持器52もまた、優れた機械的強度が得られ、また小球を収容保持する透孔を形成する機械加工が容易になることから金属材料(特に、真鍮)から形成することが好ましい。
そして前記のように、本発明の球面軸受50においては、球状小球保持器52を構成する二個の湾曲小球保持片52a、52bが、それぞれの分割面を介して接合手段(接着剤)57により互いに接合されている。このため、球面軸受50は、図8に示すようにロッド58を大球51と共に傾斜移動させ、次いで垂直の配置に復帰させる操作を繰り返した場合であっても、図に示すように湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとが離隔する(各々の湾曲小球保持片が大球51に対して相対的に移動する)ことがない。すなわち、球面軸受50では、ハウジング56の外部に配置され、大球51を支持する機能を果たしていない小球(例、小球54d)を常に大球51に密着した状態で配置させることにより、この小球及び球状小球保持器52のハウジング内部への円滑な進入を実現している。このため、球面軸受50は、ハウジング内部での金属粉あるいは樹脂粉等の発生が抑制され、そして球状小球保持器の破損も防止されるために優れた耐久性を示す。
接合手段57としては、湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとを接合して互いに固定することができる限り特に制限はないが、各々の湾曲小球保持片を接合のために特別な形状に設定する必要がないことから、前記のように接着剤を用いることが好ましい。
接合手段57として用いる接着剤としては、公知の接着剤を用いることができるが、湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとの接合の作業が容易になることから、嫌気性接着剤(紫外線硬化型の嫌気性接着剤を含む)を用いることが好ましい。
本発明の球面軸受において、球状小球保持器を構成する湾曲小球保持片の数に特に制限はないが、球状小球保持器の組み立てが容易であることから、球状小球保持器を2〜4個の湾曲小球保持片から構成することが好ましい。このような球状小球保持器の構成例として、図9に、三個の湾曲小球保持片92a、92b、92cを接合手段(接着剤)57により互いに接合して構成した球状小球保持器92を、そして図10に、四個の湾曲小球保持片102a、102b、102c、102dを接合手段(接着剤)57により互いに接合して構成した球状小球保持器102を示す。
図11は、本発明の球面軸受に用いることができる球状小球保持器の更に別の構成例を示す断面図である。図12は、図11の球状小球保持器112の正面図である。そして図13は、図12に示す環状の固定具117bの平面図である。
図11〜図13に示す球状小球保持器112においては、接合手段117が、二個の湾曲小球保持片112a、112bの外周面に各片の分割面を横断して環状に形成された溝117aと、溝117aの内部に挿入された弾性材料(代表例、金属材料)からなる環状の固定具117bとから構成されている。
このような環状の固定具117bを利用した接合手段117は、接着剤を用いる必要がないため、湾曲小球保持片112aと湾曲小球保持片112bとの接合を、簡単な操作で且つ短時間で行なえる利点がある。
なお、本発明の球面軸受においては、前記のように球状小球保持器を樹脂材料から形成することもできる。このような場合にもまた、ロッドを垂直の配置に復帰させる際の小球とハウジングの開口の縁部との接触による金属粉の発生が抑制され、そして小球と球状小球保持器の透孔の内側面との接触、あるいは球状小球保持器とハウジングとの接触による樹脂粉の発生が抑制され、そして球状小球保持器の破損も防止される。そして更に、本発明の球面軸受で用いる樹脂材料製の球状小球保持器は、前記の特許文献3に記載の球状小球保持器とは異なり、球状小球保持器の外側面の側の透孔の開口から小球を透孔に圧入する必要はない。従って、樹脂材料製の球状小球保持器を備える本発明の球面軸受は、球状小球保持器の外側面の側の透孔の開口の直径を、小球の脱落を十分に防止できる程度に小さな値に設定すること、すなわち前記の小球と球状小球保持器の透孔の内側面との接触により前記透孔の内側面が摩耗した場合であっても小球を確実に保持することが可能であるため優れた耐久性を示す。
また、本発明の球面軸受において、大球には必ずしもロッドが固定されている必要はない。すなわち、本発明の球面軸受は、例えば、大球にロッド(例えば、外部の機械装置の駆動軸)を取り付けるための孔が形成された構成であってもよい。また、本発明の球面軸受において、ロッドは大球の上下の各々に備えられていてもよい。このような球面軸受は、例えば、各種の産業用ロボットの部品(例えば、駆動装置と駆動対象物とを連結するジョイント)として有利に用いることができる。
[実施例1]
実施例1では、図5に示す球面軸受50を、以下の手順に従って作製した。
実施例1では、図5に示す球面軸受50を、以下の手順に従って作製した。
先ず、球面軸受50を構成する部品であるハウジング56の本体56b及び蓋56a、ロッド58を備えた大球51、そして複数の小球54a、54b、54c、〜を用意した。これらの部品としては、各々高炭素クロム鋼から形成された公知の球面軸受の部品を用いた。そして、図5に示す球状小球保持器52を構成する二個の湾曲小球保持片52a、52bを、それぞれ真鍮製の金属材を切削加工して作製した。
次に、湾曲小球保持片52aの内周面の側から、保持片52aの各透孔にグリースを付着させた小球を収容することにより、各透孔の内部に小球を仮固定した。同様にして、湾曲小球保持片52bの各透孔の内部に、グリースを用いて小球(例、小球54a、54b、54c、〜)を仮固定した。そして各々の湾曲小球保持片の分割面に市販の嫌気性接着剤を塗布した後、湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとを両者の間に大球を収容した状態で互いに接着し、前記の接着剤が硬化するまで静置した。これにより、湾曲小球保持片52aと湾曲小球保持片52bとが互いに接合され、大球51の周囲に球状小球保持器52が形成される。
そして、前記のハウジング56の本体56bを、開口55bと対応する位置に空間部を設けた支持台の上に配置した。この本体55bの内部に、ロッド58を備え、そして前記のようにして周囲に球状小球保持器52が取り付けられた大球51を収容した。これにより、ロッド58は前記支持台の空間部に配置され、そして大球51が球状小球保持器52に保持された複数の小球(例、小球54c、54d、〜)を介してハウジング本体56bに支持される。このハウジングの本体56bの上側に蓋56aをボルト56cで固定し、次いで大球51とハウジング56との間に潤滑用のグリースを充填することにより、図5に示す球面軸受50を作製した。
作製した球面軸受50のロッド58を、垂直に配置した状態から一方の方向に40度の角度にて傾斜移動して再び垂直に配置し、次いで前記とは逆の方向に40度の角度にて傾斜移動して再び垂直に配置する操作を240万回繰り返した。そして、球面軸受50のハウジング56の蓋56aを本体56bから取り外し、ハウジング56の内側面、そして球状小球保持器52の外側面を目視にて観測した結果、球状小球保持器52に割れや傷は無く、また金属粉も発生していなかった。
10 球面軸受
11 大球
12 球状小球保持器
12a、12b 湾曲小球保持片
14a、14b、14c、14d 小球
15 空洞部
15a、15b 開口
16 ハウジング
18 ロッド
19c 透孔
50 球面軸受
51 大球
52 球状小球保持器
52a、52b 湾曲小球保持片
54a、54b、54c、54d 小球
55 空洞部
55a、55b 開口
56 ハウジング
56a 蓋
56b 本体
56c ボルト
57 接合手段(接着剤)
58 ロッド
59b、59c 透孔
92 球状小球保持器
92a、92b、92c 湾曲小球保持片
102 球状小球保持器
102a、102b、102c、102d 湾曲小球保持片
112 球状小球保持器
112a、112b 湾曲小球保持片
117 接合手段
117a 溝
117b 環状の固定具
11 大球
12 球状小球保持器
12a、12b 湾曲小球保持片
14a、14b、14c、14d 小球
15 空洞部
15a、15b 開口
16 ハウジング
18 ロッド
19c 透孔
50 球面軸受
51 大球
52 球状小球保持器
52a、52b 湾曲小球保持片
54a、54b、54c、54d 小球
55 空洞部
55a、55b 開口
56 ハウジング
56a 蓋
56b 本体
56c ボルト
57 接合手段(接着剤)
58 ロッド
59b、59c 透孔
92 球状小球保持器
92a、92b、92c 湾曲小球保持片
102 球状小球保持器
102a、102b、102c、102d 湾曲小球保持片
112 球状小球保持器
112a、112b 湾曲小球保持片
117 接合手段
117a 溝
117b 環状の固定具
Claims (4)
- 大球、該大球の周囲に配設されている、中空球体を該球体の中心を通り上下に伸びる軸を含む仮想平面により均等に分割した構成の複数の湾曲小球保持片からなる球状小球保持器、該球状小球保持器に回転可能に保持された複数の小球、そして該球状小球保持器を複数の小球と共に収容している、上下の少なくとも一方に開口を有する球状の空洞部を持つハウジングを含む球面軸受であって、前記の複数の小球保持片が、それぞれの分割面を介して接合手段により互いに接合されていることを特徴とする球面軸受。
- 接合手段が接着剤である請求項1に記載の球面軸受。
- 接合手段が、複数の湾曲小球保持片の外周面に各片の分割面を横断して環状に形成された溝、および該溝の内部に挿入された弾性材料からなる環状の固定具から構成されている請求項1に記載の球面軸受。
- 球状小球保持器が、2〜4個の湾曲小球保持片からなる請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載の球面軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008292433A JP2010117011A (ja) | 2008-11-14 | 2008-11-14 | 球面軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008292433A JP2010117011A (ja) | 2008-11-14 | 2008-11-14 | 球面軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010117011A true JP2010117011A (ja) | 2010-05-27 |
Family
ID=42304801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008292433A Withdrawn JP2010117011A (ja) | 2008-11-14 | 2008-11-14 | 球面軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010117011A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102086903A (zh) * | 2011-02-21 | 2011-06-08 | 东南大学 | 一种用于重载和高频摆动工况的动静压球头铰链机构 |
| CN104330314A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-02-04 | 重庆大学 | 用于超高温陶瓷高温直接拉伸强度测试装置的装夹机构 |
| CN107654485A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-02 | 成都望锦汽车部件有限公司 | 一种轴承式球铰 |
-
2008
- 2008-11-14 JP JP2008292433A patent/JP2010117011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102086903A (zh) * | 2011-02-21 | 2011-06-08 | 东南大学 | 一种用于重载和高频摆动工况的动静压球头铰链机构 |
| CN104330314A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-02-04 | 重庆大学 | 用于超高温陶瓷高温直接拉伸强度测试装置的装夹机构 |
| CN107654485A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-02 | 成都望锦汽车部件有限公司 | 一种轴承式球铰 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |