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JP2010188438A - ワークホルダおよび研磨装置 - Google Patents

ワークホルダおよび研磨装置 Download PDF

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JP2010188438A
JP2010188438A JP2009032546A JP2009032546A JP2010188438A JP 2010188438 A JP2010188438 A JP 2010188438A JP 2009032546 A JP2009032546 A JP 2009032546A JP 2009032546 A JP2009032546 A JP 2009032546A JP 2010188438 A JP2010188438 A JP 2010188438A
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Toshiichi Akaha
敏一 赤羽
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Abstract

【課題】ワークのサイズに影響されることなく、長時間メンテナンス無しで高精度の研磨加工を実現することが可能なワークホルダを提供する。
【解決手段】レンズ3を保持するホルダ5の背面にカンザシ球2を介してカンザシ1を接続して傾動自在に支持するワークホルダH1において、カンザシ1およびホルダ5に、正圧エアー13および負圧エアー14を作用させるエアー通路10およびエアー通路5eを設け、カンザシ球2の周囲には溝形空気溜り8を設け、ホルダ5のエアー通路5eには、逆止弁16を配置し、レンズ3の搬送時には、エアー通路10およびエアー通路5eを通じて負圧エアー14をワーク保持凹部5aに作用させてレンズ3を吸着保持し、加工時には、正圧エアー13を溝形空気溜り8に導入してカンザシ球2をホルダ5から浮上させて摩擦抵抗を軽減し、レンズ3を保持したホルダ5が研磨皿4に対して確実に従動回転するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークホルダおよび研磨装置に関する。
一般にレンズ、プリズム、ミラーなどの光学素子の表面仕上げを行なう手法としては、被研磨物(以降、レンズと総称する)と研磨用の弾性工具(ピッチやポリウレタン製のパッド、ポリシャを示し、以降、研磨皿と称する)とを互いに摺動運動させ、界面に介在する研磨用砥粒でレンズの表面の凹凸を除去する研磨加工法が用いられる。
この研磨加工法はレンズにとどまらず半導体やガラスハードディスク、液晶テレビなど表示装置のガラスパネルの加工にも利用されている。
このような加圧およびすり合わせにより被加工物を摩滅させて加工を行う研磨加工法では、研磨面の形状精度を確保する段取り作業を相変わらず人の技能に依存する製造形態が多く存在する。特に均等に研磨、つまり均等に被研磨物の磨耗を進めることは困難である。
図4に示す特許文献1には、ガラスレンズを製造する工程において、創成した球面形状の精度を高めるために研磨皿131で球面を仕上げる研削加工を実施するための研磨機が開示されている。
具体的には、上軸121を支持する揺動アーム129に、案内筒123および滑車125を設け、案内筒123の内部を昇降するバランスウェイト122を、バランスワイヤ124および滑車125を介して上軸121の上端に接続した構成としている。
上軸121は、上軸シリンダー部126のピストンと一体となって当該上軸シリンダー部126を貫通し、下端部(レンズ軸B)にはカンザシ133、レンズホルダ132を介してレンズ130が保持されている。
そして、上軸シリンダー部126におけるエアーポート127および上軸上昇用エアーポート128に対する流体圧の給排により、カンザシ133に支持されたレンズ130の研磨皿131に対する押圧力Wを自在に制御可能にしたものである。
そして、研磨皿軸Cに支持された研磨皿131を回転させながら、レンズ130を研磨皿131に当接させて上方よりカンザシ133を介して加圧し、研磨皿131を揺動アーム129により揺動中心Oを支点として揺動させて研磨が行われる。
ところが、この特許文献1の研磨機では、レンズ130と研磨皿131との間に発生する摩擦抵抗によってレンズ130を研磨皿131に対して従動回転させつつ研磨するが、小径のレンズ130では、発生する摩擦抵抗が小さくカンザシ133とレンズホルダ132の間に発生する摩擦力に負けて従動回転しなくなってしまうため、摩擦抵抗の大きい大径レンズしか研磨できないという技術的課題があった。
また、この特許文献1の構成ではカンザシ133、レンズホルダ132、レンズ130が別体構造のため、作業者の介助無しではレンズ130を把持して上下に搬送できず自動化ができない。
また、この特許文献1の研磨機の構成で研磨剤をかけながら加工を行うとレンズホルダ132が研磨剤により磨耗してカンザシ133との間にガタが生じてレンズの加工精度に影響がでる。
特開平8−39425号公報
本発明の目的は、ワークのサイズに影響されることなく、長時間メンテナンス無しで高精度の研磨加工を実現することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、ワークが保持されるワーク保持部を備えたホルダと、
カンザシ球を介して前記ホルダに接続されるカンザシと、
前記カンザシおよび前記カンザシ球に軸方向に貫通して穿設された第1流体通路と、
前記ホルダに穿設され、前記ワーク保持部と前記第1流体通路とを連通させる第2流体通路と、
前記第2流体通路に配置され、前記ワークを前記ワーク保持部に吸引する方向に選択的に流体を通過させる逆止弁と、
前記カンザシ球と前記ホルダの間に設けられ、前記第1流体通路に連通する流体溜りと、
を備えたワークホルダを提供する。
本発明の第2の観点は、研磨工具と、ワークを保持して前記研磨工具に押圧するワークホルダを備えた研磨装置において、
前記ワークホルダは、
前記ワークが保持されるワーク保持部を備えたホルダと、
カンザシ球を介して前記ホルダに接続されるカンザシと、
前記カンザシおよび前記カンザシ球に軸方向に貫通して穿設された第1流体通路と、
前記ホルダに穿設され、前記ワーク保持部と前記第1流体通路とを連通させる第2流体通路と、
前記第2流体通路に配置され、前記ワークを前記ワーク保持部に吸引する方向に選択的に流体を通過させる逆止弁と、
前記カンザシ球と前記ホルダの間に設けられ、前記第1流体通路に連通する流体溜りと、
を備えた研磨装置を提供する。
本発明によれば、ワークのサイズに影響されることなく、長時間メンテナンス無しで高精度の研磨加工を実現することが可能な技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるワークホルダを備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。 本発明の一実施の形態であるワークホルダの変形例を備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。 本発明の他の実施の形態であるワークホルダの変形例を備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。 従来技術の研磨機を示す概念図である。
本実施の形態の第1態様では、レンズ等の光学素子を研磨する研磨機に備えられたワークホルダにおいて、ワークを押えるカンザシ内部に設けたエアー導入口と、カンザシ先端のカンザシ球とホルダの間に設けた空気溜りと、カンザシステーとホルダ上部との隙間に設けることで内圧を高め研磨剤の侵入を防ぐようにしたラビリンスシールと、ホルダ内部に設けた導入エアーの逆止弁とを設けた構成を例示する。
この第1態様によれば、ワークとしてのレンズを上下に搬送する場合は、エアー導入口に負圧エアーを導入すれば、負圧エアーがカンザシの内部を通って逆止弁を介してホルダ内に作用し、レンズが緩衝材を介してホルダに吸着されるように作用するので、作業者の介助等必要とすることなく、レンズをホルダに保持した状態で自動的に搬送できる。
その状態で、ホルダを下降させて研磨皿にレンズを押圧する。
次に、エアー導入口に正圧エアーを導入すれば正圧エアーがカンザシの内部を通ってカンザシ球に至るが、ホルダ内の逆止弁によって、レンズへのエアーが遮断される。
このため、外部から導入された正圧エアーは、カンザシ球とホルダの隙間に流入し、溝形空気溜りに空気溜りができることによりカンザシ球がホルダより浮上して回転抵抗が無くなり、ホルダがカンザシに対して軽微なトルクでも回転可能となる。この結果、レンズの口径が比較的小さく研磨皿とレンズとの間の摩擦抵抗が小さい場合でも、加工時に研磨皿に対するレンズの従動回転が確実に可能となる。
また、ホルダに研磨剤をかけながら加工を行ったとしても、ホルダとカンザシの接続部に設けられたラビリンスシールの内部は、外部から導入された正圧エアーによって正圧となっており、カンザシ球の部分への研磨剤の侵入を防ぐ事ができる。
また、第2態様として、上述の第1態様において、前記空気溜りとして、カンザシ球側またはホルダ側に刻設された溝からなる溝形空気溜りを設けることができる。
また、第3態様として、上述の第1態様において、前記空気溜りとして、カンザシ球側に設けられた孔形空気溜りを設けることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態であるワークホルダを備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。
図2は、本発明の一実施の形態であるワークホルダの変形例を備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。
なお、図1において、上下方向をZ方向、左右方向をX方向、紙面に垂直な方向をY方向として説明する。
そして、本実施の形態の場合、一例として、Z方向は鉛直方向、X方向およびY方向は水平方向である。
(構成)
図1に例示されるように、本実施の形態の研磨装置M1は、鉛直方向に対向した配置された研磨皿4(研磨工具)と、この研磨皿4に対して、レンズ3(ワーク)を保持して押圧するワークホルダH1を備えている。
ワークホルダH1は、図示しない3次元移動機構および揺動機構に支持されており、レンズ3を保持してX、Y、Zの各方向に任意に移動可能であるとともに、たとえば、Z−X平面内で研磨皿4に対してレンズ3を相対的に揺動させることが可能になっている。
研磨皿4は、鉛直方向に設けられた工具軸4aに同軸に固定され、当該工具軸4aを介して研磨装置M1の装置筐体4bに支持されて回転する構成となっている。
一方、本実施の形態のワークホルダH1は、カンザシステー9と、カンザシ1と、ホルダ5と、カンザシ受けナット部6と、を備えている。
カンザシステー9は、鉛直方向に配置され、その内部には、当該カンザシステー9の下端側から上端側に向かって軸方向にエアー通路12(第1流体通路)が穿設され、このエアー通路12の上端側はカンザシステー9の側面にエアー導入口12a(第1流体通路)として開口している。
カンザシステー9のエアー通路12の下端側には、カンザシ1の上端部が同軸に圧入されて固定されている。
カンザシ1の下端側には、カンザシ球2が同軸かつ一体に設けられている。
この場合、カンザシ1およびカンザシ球2には、軸方向(Z方向)に貫通するエアー通路10(第1流体通路)が形成されており、このエアー通路10は、カンザシステー9のエアー通路12と同軸に連通している。
カンザシ1は、カンザシ球2を介して、カンザシ1に対してZ方向に対して傾動自在にホルダ5を支持している。
ホルダ5は、研磨皿4に対向する下面にワーク保持凹部5a(ワーク保持部)が設けられ、ワーク保持凹部5aの内部に配置された緩衝材7を介してレンズ3の被加工面3aと反対側の背面3bを保持している。
ホルダ5において、ワーク保持凹部5aと反対側の背面の中央部には、カンザシ受座5bが突設されている。
このカンザシ受座5bの位置には、カンザシ球2の下面側に摺接する欠球面からなる球形摺動面5cが設けられている。
この球形摺動面5cの中央部には、カンザシ1のエアー通路10と同軸となるようにZ方向にエアー通路5e(第2流体通路)が貫通して形成され、このエアー通路5eの下端部は、ワーク保持凹部5aにおける緩衝材7の背面に開口している。
カンザシ受座5bの外周部には、ネジ部5fが刻設されており、このネジ部5fにはカンザシ受けナット部6がネジ部6dを介して螺合している。
カンザシ受けナット部6には、カンザシ1が挿通されるカンザシ挿通孔6aと、このカンザシ挿通孔6aと同軸となるように形成された欠球面からなる球形摺動面6bが形成されている。
そして、カンザシ1をカンザシ挿通孔6aに挿通した状態で、ホルダ5にカンザシ受けナット部6を螺合させ、カンザシ受座5bの球形摺動面5cとカンザシ受けナット部6の球形摺動面6bをカンザシ球2に摺接させることで、ホルダ5は、カンザシ1(カンザシステー9)に対してZ方向に対して傾動自在に、かつZ方向の回りにカンザシ1に対して空転自在に支持される。
カンザシ球2に接するカンザシ受座5bの球形摺動面5cと、カンザシ受けナット部6の球形摺動面6bの各々には、溝5dおよび溝6cがそれぞれ刻設され、溝形空気溜り8(流体溜り)を構成している。
この溝形空気溜り8は、カンザシ球2と球形摺動面5cおよび球形摺動面6bとの間に隙間を通じてカンザシ1のエアー通路10およびカンザシ1が挿通されるカンザシ挿通孔6aに連通している。
カンザシ1のエアー通路10に連通するホルダ5のエアー通路5eには、下端側から、貫通孔17aを有するテーパ弁座部17が圧入され、エアー通路5eの上端側には、通気性の多孔質体からなる多孔質ブッシュ15が圧入して配置されている。
さらに、エアー通路5eには、このテーパ弁座部17と多孔質ブッシュ15との間に遊動状態の球形弁体16aが配置され、エアー通路5eにおいて下側のワーク保持凹部5aから上側のカンザシ球2に向かう方向にのみ流体を通過させる逆止弁16を構成している。
すなわち、この逆止弁16は、エアー通路5eにおいて、カンザシ球2の側から下向きに正圧エアー13(流体)が流れようとするときは、球形弁体16aがテーパ弁座部17に密着して貫通孔17aを閉塞することでエアー通路5eを閉塞する。
逆に、逆止弁16は、エアー通路5eに負圧エアー14(流体)が作用してワーク保持凹部5aの側から上方のカンザシ球2の側にエアーが流れようとするときは、球形弁体16aがテーパ弁座部17から浮上して貫通孔17aを開き、エアー通路5eを介してワーク保持凹部5aに保持されたレンズ3および緩衝材7が吸引される。
一方、カンザシステー9のカンザシ受けナット部6に対向する下端部には、カンザシ1と同軸となるようにシール空間9aが穿設され、当該カンザシステー9の下端部は薄肉のシールフィン9bを構成している。
また、カンザシ受けナット部6において、カンザシ1が挿通されるカンザシ挿通孔6aの周囲には、当該カンザシ挿通孔6aと同軸に筒状のシールフィン6eが突設され、このシールフィン6eは、カンザシステー9の側のシール空間9aに挿入され、シールフィン9bと所定の間隙をなして全周にわたって非接触に勘合している。
そして、カンザシ受けナット部6のシールフィン6eと、カンザシステー9のシールフィン9bとで、カンザシ受けナット部6におけるカンザシ挿通孔6aに対するカンザシ1の挿通部を外部から保護するラビリンスシール11を構成している。
(作用)
以下、本実施の形態のワークホルダH1を備えた研磨装置M1の作用の一例を説明する。
まず、ワークホルダH1のホルダ5にレンズ3を保持してX−Y−Zの三次元空間内で搬送する場合は、エアー導入口12aに負圧エアー14を導入する。
これにより、エアー導入口12aに作用する負圧エアー14がエアー通路12およびカンザシ1の内部のエアー通路10、ホルダ5のエアー通路5eを通って逆止弁16の球形弁体16aを負圧によりテーパ弁座部17から浮上させて多孔質ブッシュ15に押し付けて当該エアー通路5eを開き、ワーク保持凹部5aが、エアー通路12と連通状態となる結果、負圧エアー14によりワーク保持凹部5aが陰圧(負圧)状態となり、レンズ3は緩衝材7を介してホルダ5のワーク保持凹部5aに吸着保持される。
その状態で、ワークホルダH1をZ方向に下降させて、工具軸4aにて回転駆動されている研磨皿4にレンズ3を押圧する。
次に、エアー導入口12aに正圧エアー13を導入することにより、この正圧エアー13がカンザシステー9のエアー通路12、カンザシ1の内部のエアー通路10、ホルダ5のエアー通路5eを通って逆止弁16の球形弁体16aをテーパ弁座部17に押圧してエアー通路5eが遮断される。
これにより、エアー通路5eを通じたホルダ5のレンズ3への正圧エアー13は遮断され、カンザシ球2と、ホルダ5およびカンザシ受けナット部6の隙間に正圧エアー13が流入し、溝形空気溜り8に空気溜りができることによりカンザシ球2がホルダ5およびカンザシ受けナット部6の球形摺動面5cおよび球形摺動面6bに対して非接触に浮上して摩擦抵抗が無くなり、ホルダ5がカンザシ1(カンザシ球2)に対して低抵抗にて軽く回転および傾動可能となり、加工時にレンズ3の研磨皿4に対する従動回転が可能となる。
この状態で、研磨皿4を回転させることにより、ホルダ5に保持されたレンズ3の研磨や研削加工が行われる。
すなわち、レンズ3の直径が比較的小さい場合には、研磨皿4からレンズ3が受ける従動の回転トルクは比較的小さくなるが、本実施の形態の研磨装置M1の場合には、上述のように、ワークホルダH1におけるホルダ5がカンザシ球2を介してカンザシ1に対して極めて低摩擦抵抗にて支持された状態となるため、レンズ3の直径が小さい場合でも、ホルダ5に保持されたレンズ3は、加工中に研磨皿4に従動して回転し、良好な加工結果が得られる。
すなわち、本実施の形態の研磨装置M1の場合には、大口径から小口径までの広い範囲の多様な寸法のレンズ3において良好な研磨加工結果を得ることができる。
また、図示しない研磨剤を研磨皿4およびレンズ3に供給しながら加工を行ったとしても、ラビリンスシール11の内部のシール空間9aは、エアー通路12、エアー通路10、およびカンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6の隙間を通じて供給される正圧エアー13によって正圧に保たれており、カンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6との接続部に対する研磨剤の侵入を効果的に防ぐ事ができる。
この結果、研磨剤によるカンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6の摺動部の磨耗が防止され、カンザシ1によるホルダ5の保持精度の低下を防止して、ホルダ5(レンズ3)をカンザシ1によって高精度に保持でき、研磨皿4によるレンズ3の加工精度が向上する。
さらに、ワークホルダH1のカンザシ1およびホルダ5、カンザシ受けナット部6等を分解して清掃する等の煩雑な保守管理作業の頻度が大幅に軽減される。
換言すれば、レンズ3等のワークのサイズに影響されることなく、長時間メンテナンス無しで高精度の研磨加工を実現することができる。
(効果)
本実施の形態のワークホルダH1を備えた研磨装置M1によれば、たとえば、ワークホルダH1のホルダ5に対する負圧エアー14の供給による吸着により、作業者の介助を必要とせずにレンズ3をホルダ5に確実に保持することができ、ホルダ5に保持されたレンズ3の搬送の自動化が可能となる。
また、摩擦抵抗の小さい小径のレンズ3を加工する場合でも、カンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6の間の摩擦抵抗が無くなるために、カンザシ1に対してホルダ5が軽く従動して回転および傾動可能となり、小径のレンズ3の高精度な加工が可能となる。
また、ラビリンスシール11と、エアー通路12、エアー通路10等を通じたシール空間9aへの正圧エアー13の導入により、加工中に研磨剤が、カンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6との摺動部に侵入することが無いので、長時間メンテナンス無しで研磨加工可能なワークホルダH1を提供することが可能となる。
すなわち、小径のレンズ3を、高精度に、長時間メンテナンス無しで研磨加工することが可能なワークホルダH1および研磨装置M1を提供することができる。
図2は、本実施の形態のワークホルダH1の変形例であるワークホルダH2を備えた研磨装置M2の構成例を示す略断面図である。
この図2に例示される変形例のワークホルダH2および研磨装置M2の場合、カンザシ球2の表面に溝2aを刻設して、上述の溝形空気溜り8として機能させる点が、上述のワークホルダH1および研磨装置M1と異なり、他の構成は同様である。
この変形例のワークホルダH2および研磨装置M2の場合、上述のワークホルダH1および研磨装置M1と同様の効果が得られるとともに、さらに、ホルダ5およびカンザシ受けナット部6の代わりに、カンザシ球2に集中して溝2aを刻設することで溝形空気溜り8を実現できるため、ワークホルダH1の加工や構成の簡略化を実現できる利点がある。
(実施の形態2)
図3は、本発明の他の実施の形態であるワークホルダを備えた研磨装置の構成の一例を示す略断面図である。
(構成)
この図3に例示されるワークホルダH3を備えた研磨装置M3では、カンザシ1のカンザシ球2に、エアー通路10に交差して連通するように複数の貫通孔2bを放射状に穿設して孔形空気溜り18(流体溜り)として機能させる点が、上述のワークホルダH1および研磨装置M1と異なり、他の構成は同様である。
このワークホルダH3の場合、貫通孔2bからなる孔形空気溜り18が、エアー通路10に直結した構成であるため、エアー導入口12aからエアー通路12を通じてエアー通路10に導入される正圧エアー13が、孔形空気溜り18を介して、カンザシ球2の表面と、ホルダ5の球形摺動面5cおよびカンザシ受けナット部6の球形摺動面6bとの間隙に流入し易くなる。
この結果、より確実に、カンザシ球2を、ホルダ5およびカンザシ受けナット部6に対して低摩擦の浮上状態にすることができる利点がある。
また、ホルダ5の球形摺動面5cや、カンザシ受けナット部6の球形摺動面6bの側には溝等の加工が不要であり、ワークホルダH3の製作や構造の簡略化を実現できる利点もある。
(作用)
このワークホルダH3の場合、レンズ3を搬送する場合は、上述のワークホルダH1と同様に、エアー導入口12aに負圧エアー14を導入し、負圧エアー14が、カンザシ1の内部のエアー通路10を通って逆止弁16を開き、ホルダ5のワーク保持凹部5aが負圧となるようにして、緩衝材7を介してレンズ3をホルダ5に吸着保持する。
その状態で、ワークホルダH3を下降させて、ホルダ5に保持されたレンズ3を研磨皿4に押圧する。
次に、エアー導入口12aに正圧エアー13を導入すれば、正圧エアー13がカンザシ1の内部のエアー通路10を通って逆止弁16の球形弁体16aをテーパ弁座部17に押圧してホルダ5のエアー通路5eを閉塞し、レンズ3が位置するワーク保持凹部5aへの正圧エアー13の流出を遮断する。
同時に、エアー通路10に導入された正圧エアー13は、当該エアー通路10に直結して設けられた貫通孔2bからなる孔形空気溜り18を通じて、カンザシ球2とホルダ5の隙間に流入し、これによりカンザシ球2がホルダ5およびカンザシ受けナット部6に対して浮上して摩擦抵抗が無くなり、カンザシ1に対してホルダ5が軽く回転および傾動可能となる。
この結果、小径のレンズ3の場合でも、加工時にレンズ3の研磨皿4に対する従動回転が可能となり、高精度の研磨加工が可能となる。
また、研磨皿4およびレンズ3等に図示しない研磨剤をかけながら加工を行ったとしても、エアー通路10を通じて導入された正圧エアー13が、孔形空気溜り18およびカンザシ球2とホルダ5の隙間を通じてシール空間9aに流入することにより、ラビリンスシール11の内部のシール空間9aは正圧となっており、ホルダ5およびカンザシ受けナット部6に対するカンザシ球2の摺動部への研磨剤の侵入を防ぐ事ができる。
(効果)
ワークホルダH3のカンザシ1に設けられたエアー通路10等を通じた負圧エアー14の作用によってホルダ5のワーク保持凹部5aにレンズ3を吸着保持できるので、作業者の介助を必要とせず、レンズ3の搬送の自動化が可能となる。
また、摩擦抵抗の小さい小径のレンズ3を加工する際でも、カンザシ球2とホルダ5の間の摩擦抵抗が無くなるために、ホルダ5に保持されたレンズ3が研磨皿4に対して軽く従動回転可能となり、小径のレンズ3の高精度な研磨加工や研削加工が可能となる。
また、カンザシ球2とホルダ5およびカンザシ受けナット部6との摺動部を保護するラビリンスシール11の内部のシール空間9aが、エアー通路10等を通じた正圧エアー13の導入によって正圧に保たれるので、加工中に研磨剤がカンザシ球2の摺動部に侵入することが確実に防止され、長時間メンテナンス無しで研磨加工可能なワークホルダH3を提供することが可能となる。
以上説明したように、本発明の各実施の形態によれば、小径レンズを高精度に長時間メンテナンス無しで研磨加工可能なワークホルダを提供することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ワークとしては、レンズ等の光学素子に限らず、一般のワークの加工に広く適用できる。
[付記1]
光学素子を研磨する研磨機において、ワークを押えるカンザシ内部に設けたエアー導入口と、カンザシ先端のカンザシ球とホルダの間に設けた空気溜りと、カンザシステーとホルダ上部との隙間に設けることで内圧を高め研磨剤の侵入を防ぐようにしたラビリンスシールと、ホルダ内部に設けた導入エアーの逆止弁とを持つことを特徴とするワークホルダ。
[付記2]
付記1記載のワークホルダにおいて、空気溜りが溝形状として、カンザシ球側にあることを特徴とするワークホルダ。
[付記3]
付記1記載のワークホルダにおいて、空気溜りが孔形状として、カンザシ球側にあることを特徴とするワークホルダ。
1 カンザシ
2 カンザシ球
2a 溝
2b 貫通孔
3 レンズ
3a 被加工面
3b 背面
4 研磨皿
4a 工具軸
4b 装置筐体
5 ホルダ
5a ワーク保持凹部
5b カンザシ受座
5c 球形摺動面
5d 溝
5e エアー通路
5f ネジ部
6 カンザシ受けナット部
6a カンザシ挿通孔
6b 球形摺動面
6c 溝
6d ネジ部
6e シールフィン
7 緩衝材
8 溝形空気溜り
9 カンザシステー
9a シール空間
9b シールフィン
10 エアー通路
11 ラビリンスシール
12 エアー通路
12a エアー導入口
13 正圧エアー
14 負圧エアー
15 多孔質ブッシュ
16 逆止弁
16a 球形弁体
17 テーパ弁座部
17a 貫通孔
18 孔形空気溜り
H1 ワークホルダ
H2 ワークホルダ
H3 ワークホルダ
M1 研磨装置
M2 研磨装置
M3 研磨装置

Claims (7)

  1. ワークが保持されるワーク保持部を備えたホルダと、
    カンザシ球を介して前記ホルダに接続されるカンザシと、
    前記カンザシおよび前記カンザシ球に軸方向に貫通して穿設された第1流体通路と、
    前記ホルダに穿設され、前記ワーク保持部と前記第1流体通路とを連通させる第2流体通路と、
    前記第2流体通路に配置され、前記ワークを前記ワーク保持部に吸引する方向に選択的に流体を通過させる逆止弁と、
    前記カンザシ球と前記ホルダの間に設けられ、前記第1流体通路に連通する流体溜りと、
    を備えたことを特徴とするワークホルダ。
  2. 前記ホルダに対する前記カンザシ球の接続部を取り囲むようにラビリンスシールが設けられ、前記第1流体通路を通じて外部から導入される前記流体によって、前記ラビリンスシールの内部が正圧に保たれることを特徴とする請求項1記載のワークホルダ。
  3. 前記流体溜りは、前記ホルダの前記カンザシ球に対する摺動面に刻設された溝形流体溜りであることを特徴とする請求項1記載のワークホルダ。
  4. 前記流体溜りは、前記カンザシ球の前記ホルダに対する摺動面に刻設された溝形流体溜りであることを特徴とする請求項1記載のワークホルダ。
  5. 前記流体溜りは、前記カンザシ球の前記ホルダに対する摺動面に開口した孔形流体溜りであることを特徴とする請求項1記載のワークホルダ。
  6. 研磨工具と、ワークを保持して前記研磨工具に押圧するワークホルダを備えた研磨装置において、
    前記ワークホルダは、
    前記ワークが保持されるワーク保持部を備えたホルダと、
    カンザシ球を介して前記ホルダに接続されるカンザシと、
    前記カンザシおよび前記カンザシ球に軸方向に貫通して穿設された第1流体通路と、
    前記ホルダに穿設され、前記ワーク保持部と前記第1流体通路とを連通させる第2流体通路と、
    前記第2流体通路に配置され、前記ワークを前記ワーク保持部に吸引する方向に選択的に流体を通過させる逆止弁と、
    前記カンザシ球と前記ホルダの間に設けられ、前記第1流体通路に連通する流体溜りと、
    を備えたことを特徴とする研磨装置。
  7. 前記ホルダに対する前記カンザシ球の接続部を取り囲むようにラビリンスシールが設けられ、前記第1流体通路を通じて外部から導入される前記流体によって、前記ラビリンスシールの内部が正圧に保たれることを特徴とする請求項6記載の研磨装置。
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