JP2009248195A - ワーク保持装置 - Google Patents
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract
【課題】被加工物の研削や研磨加工において、被加工物等の損傷を生じることなく、加工前後の段取り作業や被加工物の着脱を効率よく容易に行う。
【解決手段】被加工レンズ2を保持する受けホルダー3の背面を、弾性体6を介して押えホルダー5に支持させるレンズ保持装置H1において、受けホルダー3の背面に突設され、軸方向にエアー導入路3dが貫通して穿設された突起軸3bと、この突起軸3bが挿入されるように押えホルダー5に設けられたエアー導入路5dと、突起軸3bの外周の縮径溝部3mと、エアー導入路5dの内周の拡径溝部5mに隙間Gをなすように装着されるOリング8a等の連結部材8を設け、受けホルダー3と押えホルダー5が連結部材8を介して非拘束状態に連結されることで受けホルダー3の脱落を防止するとともに、必要に応じてエアー導入路3dを通じて真空吸引することで、被加工レンズ2が受けホルダー3に吸着固定されるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】被加工レンズ2を保持する受けホルダー3の背面を、弾性体6を介して押えホルダー5に支持させるレンズ保持装置H1において、受けホルダー3の背面に突設され、軸方向にエアー導入路3dが貫通して穿設された突起軸3bと、この突起軸3bが挿入されるように押えホルダー5に設けられたエアー導入路5dと、突起軸3bの外周の縮径溝部3mと、エアー導入路5dの内周の拡径溝部5mに隙間Gをなすように装着されるOリング8a等の連結部材8を設け、受けホルダー3と押えホルダー5が連結部材8を介して非拘束状態に連結されることで受けホルダー3の脱落を防止するとともに、必要に応じてエアー導入路3dを通じて真空吸引することで、被加工レンズ2が受けホルダー3に吸着固定されるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワーク保持技術に関し、たとえば、レンズ等の光学素子を研削あるいは研磨加工する装置に使用されるレンズ保持技術に関する。
たとえば、レンズ等の光学素子の製造工程では、精密な光学面を形成する加工方法として、研磨や研削加工が行われている。
従来のレンズ研削装置あるいは研磨装置においては、レンズ保持機構部のシャフトを固定させ、その先端部を常に球心方向に加圧しながら、研磨皿を回転および揺動させてレンズの加工を行なう技術が知られており、これらの研削装置あるいは研磨装置では、レンズ保持機構をコイルばね等にて加圧しているのが一般的である。
従来のレンズ研削装置あるいは研磨装置においては、レンズ保持機構部のシャフトを固定させ、その先端部を常に球心方向に加圧しながら、研磨皿を回転および揺動させてレンズの加工を行なう技術が知られており、これらの研削装置あるいは研磨装置では、レンズ保持機構をコイルばね等にて加圧しているのが一般的である。
この種のレンズ研磨装置におけるレンズ保持機構の一例としては、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。
すなわち、この特許文献1には、弾材を介して被研磨レンズの背面を保持する下段ホルダーと、この下段ホルダーを背面側から弾材を介して支持し、背面にホルダースピンドルが結合された上段ホルダーとで研磨ホルダー機構を構成する技術が開示されている。
すなわち、この特許文献1には、弾材を介して被研磨レンズの背面を保持する下段ホルダーと、この下段ホルダーを背面側から弾材を介して支持し、背面にホルダースピンドルが結合された上段ホルダーとで研磨ホルダー機構を構成する技術が開示されている。
そして、この構成によって、ホルダースピンドルにより押圧された圧力が、上段ホルダーの弾材を介して下段ホルダーの全体を均一に押圧し、さらに下段ホルダーの弾材を介して被研磨レンズを弾性的に押圧することにより、被研磨レンズの横転や脱落といったトラブルが生じることがなく、良好な加工面が得られるとしている。
しかしながら、上記の従来技術では、別体の上段ホルダーと下段ホルダーを単に積み重ねた構成であるため、加工作業の都度、研磨する前に被研磨レンズを下段ホルダーに収納した状態で研磨皿の上の載せ、その上にホルダースピンドルに保持された上段ホルダーを積み重ねた後、ホルダースピンドルの軸心を下段ホルダーの軸心に一致するように位置合わせを行う必要がある。
また、研磨加工終了によるホルダースピンドルの上昇に伴って上段ホルダーも上昇するが、この上段ホルダーと、被研磨レンズを保持した下段ホルダーは別体であるため、下段ホルダーや被研磨レンズが上段ホルダーから脱落して、被研磨レンズや研磨皿のかけなどに損傷を与える懸念があるとともに、被研磨レンズが研磨皿上に取り残される懸念もある。
したがって、研磨加工前後の被研磨レンズの着脱等の段取り作業が非常に煩雑となり、効率よく加工作業を続けることが困難となることが予想される。
特公平6−65460号公報
本発明の目的は、被加工物の研削や研磨加工において、被加工物等の損傷を生じることなく、加工前後の段取り作業や被加工物の着脱を効率よく容易に行うことが可能なワーク保持技術を提供することにある。
本発明は、被加工物が保持されるワーク保持部を備えた第1保持部材と、
弾性体を介して前記第1保持部材を支持する第2保持部材と、
前記第1保持部材を前記第2保持部材に係合させる係合手段と、
前記係合手段に設けられ、前記第1保持部材の前記ワーク保持部と前記被加工物の背面との間の空間を前記第2保持部材の外部に連通させる連通路と、
を含むワーク保持装置を提供する。
弾性体を介して前記第1保持部材を支持する第2保持部材と、
前記第1保持部材を前記第2保持部材に係合させる係合手段と、
前記係合手段に設けられ、前記第1保持部材の前記ワーク保持部と前記被加工物の背面との間の空間を前記第2保持部材の外部に連通させる連通路と、
を含むワーク保持装置を提供する。
本発明によれば、被加工物の研削や研磨加工において、被加工物等の損傷を生じることなく、加工前後の段取り作業や被加工物の着脱を効率よく容易に行うことが可能なワーク保持技術を提供することができる。
本実施の形態の第1態様は、被加工レンズを保持して工具皿の球心を通る軸と平行方向に加圧し、前記工具皿を回転かつ揺動させることにより被加工レンズを研磨または研削するレンズ加工装置におけるレンズ保持装置において、被加工レンズと前記工具皿とが接触する加工作用面に対して前記被加工レンズを押圧するための押えホルダーと被加工レンズを保持するための受けホルダーと、押えホルダーに取り付けた弾性体とを有している。
前記押えホルダーと前記受けホルダーにはそれぞれエアー導入路が設けられていて前記受けホルダーおよび前記被加工レンズを外部から真空吸引することができる。
前記押えホルダーと前記受けホルダーとの間にはわずかな隙間を設けて配置してなる連結部材があり、前記押えホルダーから前記受けホルダーが容易には抜けない構成となっている。
前記押えホルダーと前記受けホルダーとの間にはわずかな隙間を設けて配置してなる連結部材があり、前記押えホルダーから前記受けホルダーが容易には抜けない構成となっている。
前記押えホルダーに取り付けた弾性体と、前記受けホルダーに設けられた斜面が対向され、前記押えホルダーに取り付けた弾性体を介して、前記受けホルダーの斜面を弾性的に押圧する。
前記受けホルダーの斜面には、被加工レンズの最外周における接線と被加工レンズの中心軸との交点と、前記押えホルダーに取り付けた弾性体の接触部を結んだ線に対して、約90°になる角度を付ける。前記押えホルダーで前記弾性体と受けホルダーを介して、被加工レンズを前記加工作用面に対して押圧する。
また、本実施の形態の第2態様は、被加工レンズを保持して工具皿の球心を通る軸と平行方向に加圧し、前記工具皿を回転かつ揺動させることにより被加工レンズを研磨または研削するレンズ加工装置におけるレンズ保持装置において、被加工レンズと前記工具皿とが接触する加工作用面に対して前記被加工レンズを押圧するための押えホルダーと被加工レンズを保持するための受けホルダーと、受けホルダーに取り付けた弾性体と、を有している。
前記受けホルダーに取り付けた弾性体と、前記押えホルダーに設けられた斜面が対向され、前記受けホルダーに取り付けた弾性体を介して、前記押えホルダーの斜面で受けホルダーを弾性的に押圧する。
前記押えホルダーの斜面には、被加工レンズの最外周における接線と被加工レンズの中心軸との交点と、前記押えホルダーに取り付けた弾性体の接触部を結んだ線に対して、約90°になる角度を付ける。前記押えホルダーで前記弾性体と受けホルダーを介して、被加工レンズを前記加工作用面に対して押圧する。
本実施の形態の各態様のレンズ保持装置によれば、前記押えホルダーと前記受けホルダーが連結部材を介して接続されているため、前記押えホルダーから前記受けホルダーが脱落することが防止され、受けホルダーの脱落によって当該受けホルダーに保持された被加工レンズや、工具皿等の損傷を確実に防止できる。
また、加工の前後に、前記エアー導入路を通じて前記受けホルダーおよび前記被加工レンズを外部から真空吸引することで、前記押えホルダーに一体的に安定に保持させることができ、ワーク保持装置に対する被加工レンズの着脱を効率よく容易に行うことができる。
また、被加工レンズの最外周における接線と被加工レンズの中心軸との交点を中心に、受けホルダーと被加工レンズが可動な構造となるために、加工作用面(特に被加工レンズ外周部)で生じた摩擦力による回転モーメントとつりあう方向にかかるので、被加工レンズを互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じさせず、位置ずれや脱落が防止されるとともに、被加工レンズは滑らかに回転でき加工結果を安定させることができる。
つまり、被加工レンズは工具のさまざまな形状に十分追従することができ、そして、加工作用面にならう方向以外に被加工レンズを回転させようとするモーメントを生じさせないことにより、加工作用面の圧力分布は均一に保たれ、被加工レンズの被加工面をアスや、クセ等の形状むらのない高精度な状態に加工することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の一実施の形態であるワーク保持装置の構成の一例を示す断面図であり、図2は、本実施の形態のワーク保持装置が装着される研磨装置の構成の一例を示す斜視図である。
[実施の形態1]
図1は、本発明の一実施の形態であるワーク保持装置の構成の一例を示す断面図であり、図2は、本実施の形態のワーク保持装置が装着される研磨装置の構成の一例を示す斜視図である。
本実施の形態では、ワーク保持装置の一例として、被加工レンズの研磨加工に用いられるレンズ保持装置に適用した場合を例にとって説明する。
図1に例示されるように、本実施の形態のレンズ保持装置H1は、受けホルダー3(第1保持部材)、弾性体4、押えホルダー5(第2保持部材)、弾性体6、連結部材8(係合手段)を備えている。
図1に例示されるように、本実施の形態のレンズ保持装置H1は、受けホルダー3(第1保持部材)、弾性体4、押えホルダー5(第2保持部材)、弾性体6、連結部材8(係合手段)を備えている。
そして、レンズ保持装置H1は、被加工レンズ2(被加工物)を保持して、後述の研磨装置Mの側の工具皿1に被加工レンズ2の被加工面2aを押圧する動作を行う。
工具皿1は、たとえば鋳鉄等で球面状に作製された台皿に弾力性のある図示しない研磨シートを貼り付けた凹球面を加工作用面1aとする研磨工具である。
工具皿1は、たとえば鋳鉄等で球面状に作製された台皿に弾力性のある図示しない研磨シートを貼り付けた凹球面を加工作用面1aとする研磨工具である。
加工対象の被加工レンズ2は、凸球面からなる光学機能面としての被加工面2aと、この被加工面2aを取り囲む円筒状の外周面2bからなる。
凸球面からなる被加工面2aが研磨加工される被加工レンズ2は、その凸球面からなる被加工面2aと工具皿1の凹球面(加工作用面1a)が接触し、工具皿1に対し相対的に回転かつ揺動運動することにより、研磨加工される。
凸球面からなる被加工面2aが研磨加工される被加工レンズ2は、その凸球面からなる被加工面2aと工具皿1の凹球面(加工作用面1a)が接触し、工具皿1に対し相対的に回転かつ揺動運動することにより、研磨加工される。
また、工具皿1の加工作用面1aは、図示しない研磨シートを貼り付けた後にその曲率半径の精度が悪ければ、追加工される場合もある。
なお、上述のように、本実施の形態の説明においては、被加工レンズ2の研磨加工を例にとって説明し、また、工具皿1の形状を凹球面とし、加工される被加工レンズ2の形状が凸球面の場合について説明する。
なお、上述のように、本実施の形態の説明においては、被加工レンズ2の研磨加工を例にとって説明し、また、工具皿1の形状を凹球面とし、加工される被加工レンズ2の形状が凸球面の場合について説明する。
レンズ保持装置H1において、受けホルダー3は、凹形のワーク保持部3hに被加工レンズ2の背面を嵌合させて保持することにより、被加工レンズ2の位置を拘束する。
受けホルダー3において、ワーク保持部3hの反対側の背面の外周部には円錐台形の斜面3kが全周に形成されている。
受けホルダー3において、ワーク保持部3hの反対側の背面の外周部には円錐台形の斜面3kが全周に形成されている。
この場合、受けホルダー3の中心部には突起軸3b(係合手段)が設けられ、この突起軸3bには、軸方向に貫通するエアー導入路3d(係合手段)(連通路)が形成されている。また、突起軸3bの外周には縮径溝部3mが形成されている。
受けホルダー3の下面の被加工レンズ2を受けるワーク保持部3hの内部にはレンズ保持用の研磨シート等の弾性体4が取り付けられている。この弾性体4は、被加工レンズ2を弾性的に押圧し、被加工レンズ2の受け面(被加工面2aと反対側の面)が受けホルダー3と直接接触して傷つくことを防ぎ、さらに加工中に工具皿1の側から発生する振動を軽減することにより、被加工レンズ2の被加工面2aのひび、欠けや表面粗さの悪化を防ぐためのものである。
この受けホルダー3の背面側には、押えホルダー5が設けられている。この押えホルダー5は、受けホルダー3の動きを規制する凹部5aを備えている。
この押えホルダー5の凹部5aの下面内周部には、たとえば、Oリング等の弾性体6が取り付けられる弾性体保持部5bが形成されており、弾性体6を介して受けホルダー3の外周部に設けられた斜面3kを弾性的に押圧する。
この押えホルダー5の凹部5aの下面内周部には、たとえば、Oリング等の弾性体6が取り付けられる弾性体保持部5bが形成されており、弾性体6を介して受けホルダー3の外周部に設けられた斜面3kを弾性的に押圧する。
また、押えホルダー5の中心部には、受けホルダー3の背面側に突設された上述の突起軸3bが挿入される位置に当該押えホルダー5を貫通して開口したエアー導入路5d(係合手段)(連通路)と、このエアー導入路5dの内周に刻設された拡径溝部5mが設けられている。
押えホルダー5の背面の中央のエアー導入路5dの開口位置には、ホルダースピンドル7が同軸に取り付けられており、このホルダースピンドル7は図示しない軸受によってそのラジアル方向およびスラスト方向を保持されている。
また、ホルダースピンドル7には軸方向にエアー導入路7dが、押えホルダー5のエアー導入路5dに連通するように設けられており、このエアー導入路7dは、図示しない真空吸引装置とつながっている。
上述の受けホルダー3の突起軸3bに形成された縮径溝部3mと、前記押えホルダー5に形成された拡径溝部5mで形成された空間には、たとえばOリング8a等の弾性体からなる連結部材8が配置されている。
この連結部材8は押えホルダー5のエアー導入路5dの内周に設けられた拡径溝部5mに弾性を利用して変形させて挿入しておく。次に受けホルダー3の突起軸3bを連結部材8の変形を利用して挿入する。
このように押えホルダー5と受けホルダー3を組み立てることにより、受けホルダー3は押えホルダー5と連結部材8を介して連結され、たとえば受けホルダー3の自重程度の力では抜けることはない。これが本実施の形態における連結部材8の主な働きである。
なお、加工時には受けホルダー3の側の突起軸3bの縮径溝部3mと、押えホルダー5の側のエアー導入路5dの拡径溝部5mに対して、連結部材8が同時に接触しないだけの隙間Gが設けられるように、連結部材8、縮径溝部3m、拡径溝部5m等の各部の寸法が設定されている。
この連結部材8と縮径溝部3mおよび拡径溝部5mとの間の隙間Gにより、受けホルダー3と押えホルダー5の連結部材8を介した連結状態を確保しつつ、後述のような加工中における押えホルダー5に対する受けホルダー3の相対的な自由変位が確保される。
そして、以上のように構成されたレンズ保持装置H1(以下、単にホルダーともいう)により、被加工レンズ2を保持して工具皿1へ押圧して加圧する動作が行われる。
この場合、受けホルダー3の斜面3kは、被加工レンズ2の被加工面2aと外周面2bの交線上の点である最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記押えホルダーに取り付けた弾性体6の斜面3kに対する接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度で形成されている。
この場合、受けホルダー3の斜面3kは、被加工レンズ2の被加工面2aと外周面2bの交線上の点である最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記押えホルダーに取り付けた弾性体6の斜面3kに対する接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度で形成されている。
すなわち、受けホルダー3の斜面3kは、弾性体6との接触部cを通る法線(この場合、基準線L2)が、前記交点O2を通る角度に形成されている。
また、被加工レンズ2、受けホルダー3、押えホルダー5および弾性体6等の部材は、ホルダースピンドル7の中心軸(すなわち、中心軸Lc)上にほぼ対称的に保持されている。
また、被加工レンズ2、受けホルダー3、押えホルダー5および弾性体6等の部材は、ホルダースピンドル7の中心軸(すなわち、中心軸Lc)上にほぼ対称的に保持されている。
ホルダースピンドル7にはエアー導入路7dが形成されていて図示しない真空吸引装置によって発生した真空圧を導入し、押えホルダー5のエアー導入路5dと受けホルダー3のエアー導入路3dを介して被加工レンズ2を受けホルダー3の弾性体4に密着させるように真空吸引できるとともに、受けホルダー3も押えホルダー5に対して真空吸引により安定に保持される。
このように構成されたレンズ保持装置H1を研磨装置に取り付けてレンズの研磨加工を行なう。
図2は、本実施の形態のレンズ保持装置を取り付けうる研磨装置Mの代表的な一例を示している。
図2は、本実施の形態のレンズ保持装置を取り付けうる研磨装置Mの代表的な一例を示している。
この図2の研磨装置Mにおいて、本実施の形態のレンズ保持装置H1は保持具121に相当する。また、押えホルダー5のホルダースピンドル7は後述の上軸122に固定され、工具皿1の工具軸1bは、砥石スピンドル115に固定される。
図2に例示されるように、本実施の形態1の研磨装置Mは、装置本体150と、この装置本体150の上部に設けた揺動板151と、揺動板151の下方に設けた例えば上部が開口し、下辺部161bが円弧状に形成され、かつ、半円状の両側板162を備えた砥石用揺動体161と、この砥石用揺動体161の下辺部161bを一体で支持するハウジング171とを有している。
前記ハウジング171には、砥石モータ116と、この砥石モータ116により回転駆動される砥石スピンドル115が取り付けられ、さらに砥石スピンドル115の上端に球面研磨用の工具皿1が取り付けられている。前記砥石スピンドル115は球心104を通る軸線の回りに回転するように設定されている。
前記ハウジング171は、さらに、前記砥石モータ116に隣接する位置に、Y軸方向に沿って配置した揺動モータ112を備えている。
一方、前記装置本体150からは、前記砥石用揺動体161を一対の軸受163によって支持する平行配置の一対の支持アーム164が突出形成されており、さらに、一対の支持アーム164の下側には、前記ハウジング171を揺動させるための円弧状揺動ギヤ部181を備えた固定突出体180を設けている。
一方、前記装置本体150からは、前記砥石用揺動体161を一対の軸受163によって支持する平行配置の一対の支持アーム164が突出形成されており、さらに、一対の支持アーム164の下側には、前記ハウジング171を揺動させるための円弧状揺動ギヤ部181を備えた固定突出体180を設けている。
そして、前記揺動モータ112の原動軸に取り付けた歯車114と前記円弧状揺動ギヤ部181とを噛合させ、揺動モータ112により回転する歯車114と円弧状揺動ギヤ部181との噛み合いにより、前記ハウジング171、砥石用揺動体161を、前記球心104を揺動中心として図2に示す矢印方向(Y軸の回り)に揺動させるようになっている。
前記装置本体150の上部に設けた揺動板151の突出端には、Z軸方向に沿ってシリンダ120、このシリンダ120の伸縮するロッド120aに連結した上軸122、この上軸122の下端部に取り付けた保持具121が配置され、さらに保持具121により被加工レンズ2を保持するようになっている。即ち、被加工レンズ2は、光学素子を上下方向で変位させる変位機構としてのシリンダ120の動作により保持具121に支持されつつZ軸方向に変位(上下動)可能で、前記工具皿1に押圧可能となっている。
さらに被加工レンズ2を受けホルダー3に入れて、図示しない真空吸引装置によって、ホルダースピンドル7、押えホルダー5、受けホルダー3の各エアー導入路を用いて被加工レンズ2を受けホルダー3に吸着させることができる。
また、前記揺動板151の基部は、装置本体150上に固定配置した軸受箱体191によりX軸(揺動板151の基部の揺動中心を通るX軸方向の軸線は前記球心104を通るように設定している)の回りを揺動可能に支持され、軸受箱体191に連結したX軸揺動モータ190により駆動されるようになっている。即ち、被加工レンズ2は、揺動板151、上軸122、保持具121を介して支持されつつX軸の回りに揺動可能となっている。
本実施の形態1の研磨装置Mは、さらに、全体の制御を行う制御装置106と、前記揺動モータ112に接続した砥石揺動制御部107と、前記砥石モータ116の回転数制御用のインバータ108とを具備している。前記制御装置106は、前記X軸揺動モータ190及びシリンダ120の駆動制御をも行うようになっている。
次に上述した研磨装置Mによる被加工レンズ2の球面研磨方法について説明する。
図示しない真空吸引装置によって、ホルダースピンドル7、押えホルダー5、受けホルダー3の各々のエアー導入路5d、エアー導入路3d等を用いて被加工レンズ2を受けホルダー3に吸着させる。
図示しない真空吸引装置によって、ホルダースピンドル7、押えホルダー5、受けホルダー3の各々のエアー導入路5d、エアー導入路3d等を用いて被加工レンズ2を受けホルダー3に吸着させる。
このとき、本実施の形態の場合には、受けホルダー3はホルダースピンドル7に支持された押えホルダー5に対して連結部材8を介して係合しているため、受けホルダー3や被加工レンズ2が脱落することがない。
次にシリンダ120の動作により保持具121に支持されつつZ軸方向に変位(下動)し、前記工具皿1に押圧される。この時点で真空吸引は停止し、各導入路は大気圧としておくことが望ましい。
前記工具皿1は、砥石モータ116により駆動される砥石スピンドル115を介して回転駆動される。また、前記揺動モータ112の回転により歯車114が円弧状揺動ギヤ部181と噛み合いつつ回転し、これにより、前記ハウジング171、砥石用揺動体161とともに工具皿1は球心104を中心にY軸の回りを揺動する。
一方、被加工レンズ2を保持した保持具121は、シリンダ120のロッド120aの伸動作によりZ軸に沿って下方に変位し、被加工レンズ2を工具皿1に一定押圧力にて押圧接触させる。
さらに、保持具121により保持された被加工レンズ2は、X軸揺動モータ190により駆動される前記揺動板151の揺動に連動して、工具皿1に接触しつつ被加工面2a(光学機能面)の曲率中心(すなわち、被加工面2aの球心)を工具皿1の球心104に一致させてX軸の回りを揺動する。
このようにして、前記球心104を中心として、前記工具皿1がY軸の回りを揺動し、被加工レンズ2がX軸の回りを揺動して、被加工レンズ2の研磨面である被加工面2aと加工作用面1aとの相対的な摺動動作により、被加工面2aの所望の球面研磨が実行される。
次に、このような研磨加工において、図1に図示した本実施の形態1のレンズ保持装置H1(保持具121)の作用を説明する。
加圧時のレンズ保持装置H1において、受けホルダー3の上面外周部の斜面3kが、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記押えホルダー5に取り付けた弾性体6と当該斜面3kとの接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度に形成されているので、加圧時に受けホルダー3の上面外周部の斜面3kが交点O2を中心に可動構造となるため、加工支点を交点O2の一点に集中させることができる。
加圧時のレンズ保持装置H1において、受けホルダー3の上面外周部の斜面3kが、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記押えホルダー5に取り付けた弾性体6と当該斜面3kとの接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度に形成されているので、加圧時に受けホルダー3の上面外周部の斜面3kが交点O2を中心に可動構造となるため、加工支点を交点O2の一点に集中させることができる。
したがって、被加工レンズ2の被加工面2a(特に被加工レンズ2の外周部)で生じた摩擦力による回転モーメントも、工具皿1の加工作用面1aにならう一定方向にのみかかるので、被加工レンズ2を互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じず、受けホルダー3に安定に保持された被加工レンズ2は滑らかに回転し、研磨加工結果も安定する。
また、上述のように、押えホルダー5と受けホルダー3を係合する連結部材8の周囲には、縮径溝部3mと拡径溝部5mに対して同時に接触しないだけの隙間Gを設けているので、被加工レンズ2の加工時に、受けホルダー3の変位が押えホルダー5に対して拘束されないので、被加工レンズ2の安定加工が阻害されることがない。
こうして加工された後、再び、エアー導入路5dおよびエアー導入路3dをエアー導入路7dを通じて真空吸引し、被加工レンズ2を受けホルダー3に吸着する。次にシリンダ120の動作により保持具121に支持されつつZ軸方向に変位(上昇)し、被加工レンズ2を前記工具皿1から離脱させる。
保持具121が所望の高さに上昇したところで、真空吸引を解除することにより、受けホルダー3から被加工レンズ2を取り出すことができる。このときも、上述のように受けホルダー3は連結部材8によって、押えホルダー5と弾性的に連結されているので押えホルダー5から脱落することはない。
そのため、保持具121が所望の高さに上昇した作業性の良好な位置で、被加工レンズ2の着脱が行えるため、その着脱作業が容易にできる。
また、加工においては、被加工レンズ2の光学機能面としての被加工面2aの形状精度や粗さは悪化せず、工具皿1からの被加工レンズ2の横転あるいは脱落という障害も起こりにくい。
また、加工においては、被加工レンズ2の光学機能面としての被加工面2aの形状精度や粗さは悪化せず、工具皿1からの被加工レンズ2の横転あるいは脱落という障害も起こりにくい。
さらに連結部材8が弾性体であるので、たとえ受けホルダー3が加工抵抗で前記縮径溝部3mと拡径溝部5mに同時に接触しないだけの隙間G以上の傾斜した場合でも被加工面2aの形状精度や粗さは悪化しない。
また、連結部材8が弾性体であるので、連結部材8の弾性変形を利用して、押えホルダー5と受けホルダー3の分解や組み立を工具なしに手作業等で容易に行うことができ、レンズ保持装置H1の段取り替えや交換作業を容易にすばやく行うことができる。
すなわち、被加工物の研削や研磨加工において、被加工物等の損傷を生じることなく、加工前後の段取り作業や被加工物の着脱を効率よく容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態のレンズ保持装置H1を用いる研磨装置Mと、図示しない被加工レンズ2の供給排出装置を連動させることで、段取り作業も含めた自動加工を行うことも可能となる。
[実施の形態2]
図3は本発明の他の実施の形態であるワーク保持装置としてのレンズ保持装置の一例を示す断面図である。
さらに、本実施の形態のレンズ保持装置H1を用いる研磨装置Mと、図示しない被加工レンズ2の供給排出装置を連動させることで、段取り作業も含めた自動加工を行うことも可能となる。
[実施の形態2]
図3は本発明の他の実施の形態であるワーク保持装置としてのレンズ保持装置の一例を示す断面図である。
本実施の形態2のレンズ保持装置H2は、斜面5kを押えホルダー5の側に設けるとともに、受けホルダー3の側に弾性体6を保持させる点、および押えホルダー5に縮径溝部5pを有する突起軸5e(係合手段)を設けるとともに、受けホルダー3に拡径溝部3pを備えたエアー導入路3dを穿設し、縮径溝部5pと拡径溝部3pの間にOリング8a等の連結部材8を配置した点が、上述のレンズ保持装置H1と異なっている。
したがって、本実施の形態2のレンズ保持装置H2においては、上述の実施の形態1のレンズ保持装置H1と共通する構成要素については、共通の符号を付して重複した説明は割愛する。
本実施の形態2のレンズ保持装置H2において、被加工レンズ2の位置を拘束するための受けホルダー3では、その上面の外周部には、Oリング等からなる弾性体6が取り付けられる弾性体保持部3aが形成され、下面の被加工レンズ2を受けるワーク保持部3hの内面にはレンズ保持用の研磨シート等の弾性体4が取り付けられている。
押えホルダー5は受けホルダー3の動きを規制する凹部5aを備え、その下面の凹部5aの外周部には斜面5kが形成されていて、受けホルダー3の側に保持された弾性体6に当接して押圧する。押えホルダー5の上面にはホルダースピンドル7が取り付けられている。
そして、以上のように構成されたレンズ保持装置H2により、被加工レンズ2を保持して工具皿1へ押圧し加圧する。
この場合、前記押えホルダー5の斜面5kは、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記受けホルダー3に取り付けた弾性体6の接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度に形成されている。
この場合、前記押えホルダー5の斜面5kは、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記受けホルダー3に取り付けた弾性体6の接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度に形成されている。
すなわち、斜面5kにおける弾性体6との接触部cを通る法線(基準線L2)が、前記交点O2を通るように、斜面5kの角度が設定されている。
また、レンズ保持装置H2は、押えホルダー5に縮径溝部5pを有する突起軸5eを、受けホルダー3には拡径溝部3pを形成し、その間の空間にOリング8aの連結部材8を配置した構成となっている。連結部材8と拡径溝部3pや縮径溝部5pとの間にはわずかな隙間Gが存在し、この隙間Gや連結部材8の弾性変形により、受けホルダー3は押えホルダー5に対して拘束されない。
また、レンズ保持装置H2は、押えホルダー5に縮径溝部5pを有する突起軸5eを、受けホルダー3には拡径溝部3pを形成し、その間の空間にOリング8aの連結部材8を配置した構成となっている。連結部材8と拡径溝部3pや縮径溝部5pとの間にはわずかな隙間Gが存在し、この隙間Gや連結部材8の弾性変形により、受けホルダー3は押えホルダー5に対して拘束されない。
次に、図3に例示される本実施の形態2のレンズ保持装置H2の作用を説明する。
上述のように、被加工レンズ2の加圧時において、レンズ保持装置H2の押えホルダー5の下面の凹部5aの外周部に形成された斜面5kが被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記受けホルダー3に取り付けた弾性体6との接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度を形成されている。
上述のように、被加工レンズ2の加圧時において、レンズ保持装置H2の押えホルダー5の下面の凹部5aの外周部に形成された斜面5kが被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2と、前記受けホルダー3に取り付けた弾性体6との接触部cを結んだ基準線L2に対して、約90°になる角度を形成されている。
このため、被加工レンズ2の加圧時に受けホルダー3は前記交点O2を中心に可動の構造となるので、加工支点を前記交点O2の一点に集中させることができることになる。
したがって、工具皿1の加工作用面1a(特に被加工レンズ2の外周部)で生じた摩擦力による回転モーメントも、加工作用面1aにならう一定方向にのみかかるので、被加工レンズ2を互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じず、受けホルダー3に保持された被加工レンズ2は工具皿1に対して相対的に滑らかに回転し、被加工面2aの研磨加工結果も安定する。
したがって、工具皿1の加工作用面1a(特に被加工レンズ2の外周部)で生じた摩擦力による回転モーメントも、加工作用面1aにならう一定方向にのみかかるので、被加工レンズ2を互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じず、受けホルダー3に保持された被加工レンズ2は工具皿1に対して相対的に滑らかに回転し、被加工面2aの研磨加工結果も安定する。
上述のように、ホルダースピンドル7にはエアー導入路7dが形成されていて図示しない真空吸引装置によって発生した真空圧を導入し、レンズ保持装置H2の押えホルダー5のエアー導入路5dと受けホルダー3のエアー導入路3dを介して被加工レンズ2を真空吸引できる。
本実施の形態2のレンズ保持装置H2では、上述の実施の形態1の作用および効果に加えて、たとえば、被加工レンズ2の品種毎に作製される受けホルダー3には、エアー導入路3dを穿設するだけでよく、穴加工のため加工が簡単になるとともに、受けホルダー3の高さ寸法を削減でき、受けホルダー3やレンズ保持装置H2の製作コストを抑えられるという効果を奏する。
[実施の形態3]
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3のワーク保持装置としてのレンズ保持装置について説明する。
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3のワーク保持装置としてのレンズ保持装置について説明する。
本実施の形態3のレンズ保持装置H3においては、被加工レンズ2を工具皿1へ押圧して加圧するときに、押えホルダー5と受けホルダー3の係合部の構成要素を球面で形成した点、およびOリング8aの代わりに連結部材8としてワッシャー形状部材8bを用いる点が、上述の実施の形態1および実施の形態2と相違し、その他の構成や部材は実施の形態1の構成要素と同じであり、同一部材には同じ符号を付し、それらの構成や作用についての説明は省略する。
レンズ保持装置H3の受けホルダー3は、被加工レンズ2の位置を拘束するために設けられ、その上面には凸球面部3cが形成されている。
一方、押えホルダー5は、受けホルダー3と対向する下面に、受けホルダー3の動きを規制する凹球面部5cを備えている。押えホルダー5の凹球面部5cには、欠球状のシートからなる弾性体6aが取り付けられており、受けホルダー3の凸球面部3cを弾性的に保持して押圧可能になっている。
一方、押えホルダー5は、受けホルダー3と対向する下面に、受けホルダー3の動きを規制する凹球面部5cを備えている。押えホルダー5の凹球面部5cには、欠球状のシートからなる弾性体6aが取り付けられており、受けホルダー3の凸球面部3cを弾性的に保持して押圧可能になっている。
そして、上述のように構成されたレンズ保持装置H3により、被加工レンズ2を工具皿1へ押圧し加圧するときに、押えホルダー5の凹球面部5cの曲率半径R3が、受けホルダー3の凸球面部3cの曲率半径R2と弾性体6aの厚さ寸法tとの和に等しくなるように、弾性体6aの厚さ寸法tは調整されている。
なお、図4において、R1は工具皿1の加工作用面1aの曲率半径であり、点O1は加工作用面1aの曲率半径R1の曲率中心とし、点O3は受けホルダー3の凸球面部3cの曲率半径R2および押えホルダー5の凹球面部5cの曲率半径R3の各々の曲率中心とする。
本実施の形態3のレンズ保持装置H3では、受けホルダー3の凸球面部3cの曲率半径R2および押えホルダー5の凹球面部5cの曲率半径R3の各々の曲率中心である点O3は、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2とほぼ一致させる位置に設定されている。
受けホルダー3の背面に突設された突起軸3bには、エアー導入路3dが軸方向に貫通して穿設され、外周部には縮径溝部3mが設けられている。
また、押えホルダー5には、突起軸3bが挿入されるエアー導入路5dが貫通して穿設され、さらに、このエアー導入路5dの内周には、拡径溝部5mが形成されている。
また、押えホルダー5には、突起軸3bが挿入されるエアー導入路5dが貫通して穿設され、さらに、このエアー導入路5dの内周には、拡径溝部5mが形成されている。
そして、受けホルダー3の突起軸3bの縮径溝部3mと、押えホルダー5の拡径溝部5mとの間の空間にワッシャー形状部材8bからなる連結部材8を配置した構成となっている。連結部材8と縮径溝部3mおよび拡径溝部5mとの間にはわずかな隙間Gが存在し、連結部材8を介して押えホルダー5と受けホルダー3が連結されるとともに、受けホルダー3は押えホルダー5に対して変位が拘束されない。
次に、本実施の形態3のレンズ保持装置H3の作用を説明する。
上述のように、押えホルダー5の凹球面部5cの曲率半径R3が、受けホルダー3の凸球面部3cの曲率半径R2と弾性体6aの厚さ寸法tとの和に等しくなるように構成されているので、被加工レンズ2の工具皿1に対する加圧時に、受けホルダー3の凸球面部3cの球心(O3)が、押えホルダー5の凹球面部5cの球心(O3)に一致し、工具皿1の加工支点を点O3の一点に集中させることができる。
上述のように、押えホルダー5の凹球面部5cの曲率半径R3が、受けホルダー3の凸球面部3cの曲率半径R2と弾性体6aの厚さ寸法tとの和に等しくなるように構成されているので、被加工レンズ2の工具皿1に対する加圧時に、受けホルダー3の凸球面部3cの球心(O3)が、押えホルダー5の凹球面部5cの球心(O3)に一致し、工具皿1の加工支点を点O3の一点に集中させることができる。
しかも、凹球面部5cと凸球面部3cの球心O3を、被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2とほぼ一致させることによって、加工作用面1a(特に被加工レンズ2の外周部)で生じた摩擦力による回転モーメントも、加工作用面1aにならう一定方向にのみかかるので、被加工レンズ2を互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じず、受けホルダー3に保持された被加工レンズ2は工具皿1に対して滑らかに回転し、被加工面2aの研磨加工結果も安定する。
本実施の形態3のレンズ保持装置H3においては、押えホルダー5、受けホルダー3、弾性体6aの接触部を球面(凹球面部5c、凸球面部3c)にするので、受けホルダー3と被加工レンズ2の加工支点を一点に集中させることができ、研磨加工中におけるレンズ保持装置H3による被加工レンズ2の安定保持の効果が大きい。
ホルダースピンドル7にはエアー導入路7dが形成されていて図示しない真空吸引装置によって発生した真空圧を導入し、押えホルダー5のエアー導入路5dと受けホルダー3のエアー導入路3dを介して被加工レンズ2を真空吸引できる。
本実施の形態3のレンズ保持装置H3によれば、上述の実施の形態1の作用および効果に加えて、たとえば、凹球面部5cの加工が必要な押えホルダー5には、エアー導入路5dの開口のための簡単な穴加工だけで済み、凹球面部5cの球面加工の邪魔になる突起軸等の突起構造を球面上に設ける等の複雑な加工を必要とせず、押えホルダー5の制作コスト、ひいては、レンズ保持装置H3の全体の製作コストを削減できる効果がある。
[実施の形態4]
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4のワーク保持装置としてのレンズ保持装置について説明する。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4のワーク保持装置としてのレンズ保持装置について説明する。
本実施の形態4のレンズ保持装置H4においては、連結部材8として、Oリング8aではなく、押えホルダー5に固定したねじ状部材8cを用いる点、および押えホルダー5にホルダースピンドル7に対して螺合するスピンドル螺合部5fを備えた点が、上述の実施の形態1のレンズ保持装置H1と相違し、その他の構成や部材は実施の形態1の構成要素と同じであり、同一部材には同じ符号を付し、それらの構成や作用についての説明は省略する。
すなわち、本実施の形態4のレンズ保持装置H4においては、エアー導入路5dが軸方向に穿設されたスピンドル螺合部5fを押えホルダー5の背面側に突設し、このスピンドル螺合部5fの横方から連結部材8としてねじ状部材8cをねじ込んで、エアー導入路5dの内部に挿入されている受けホルダー3の突起軸3bに設けられた縮径溝部3mに嵌合させることで、受けホルダー3が押えホルダー5に連結されている。
連結部材8としてのねじ状部材8cの先端部と受けホルダー3の縮径溝部3mとはわずかな隙間Gがあり、加工時に加工抵抗で受けホルダー3が傾斜しても受けホルダー3と押えホルダー5は接触しない。しかし、ねじ状部材8cが縮径溝部3mに嵌合することで、受けホルダー3は押えホルダー5からは抜けない構造となっている。すなわち、ねじ状部材8cで固定しているため、確実に押えホルダー5からの受けホルダー3の脱落を防ぐことができる。
このように、本実施の形態4のレンズ保持装置H4によれば、上述の実施の形態1のレンズ保持装置H1と同様の効果が得られるとともに、さらに、押えホルダー5にスピンドル螺合部5fを設けたことにより、ホルダースピンドル7に対するレンズ保持装置H4の着脱を容易に行い得るという効果がある。
以上説明したように、本発明の各実施の形態のレンズ保持装置によれば、押えホルダー5または受けホルダー3に設けられた斜面または球面が弾性体を介して受けホルダー3または押えホルダー5に設けた斜面または球面を弾性的に押圧し、この受けホルダー3の下面のワーク保持部3hにて被加工レンズ2を保持しかつ押圧するようになし、さらに、斜面または球面による押圧は被加工レンズ2の最外周aにおける接線L1と被加工レンズ2の中心軸Lcとの交点O2にほぼ一致させることにより、工具皿1の被加工レンズ2に対する加工支点を一点に集中させることができ、加工作用面1aで生じた摩擦力による回転モーメントが加工作用面1aにならう一定方向にのみ被加工レンズ2にかかるので、被加工レンズ2を互いに異なる方向へ回転させるような無理な力は生じず、被加工レンズ2は工具皿1に対して滑らかに回転でき、被加工面2aの研磨加工結果も安定する。
すなわち、被加工レンズ2等の被加工物の研削や研磨加工において、被加工物の位置ずれや脱落を発生させることなく安定に保持して高精度の加工を実現することが可能となる。
そして、押えホルダー5と受けホルダー3にはそれぞれエアー導入路を形成した上で押えホルダー5と受けホルダー3の間にわずかな隙間Gが生じるように連結部材8を設けることにより、押えホルダー5から受けホルダー3が多少の力では抜けなくなる。さらに前記加工において発生した回転モーメントによって、受けホルダー3が押えホルダー5に対して傾斜しても両者の連結部材8による結合部分は接触しないので上述の高精度加工を妨げることがない。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、連結部材8としては、Oリング8a、ワッシャー形状部材8b、ねじ状部材8cに限らず、別種の結合部材を用いてもよい。あるいは、連結部材8を省略して、突起軸とエアー導入路とが直接的に所望の隙間Gをなすように嵌合する構造でもよい。
たとえば、連結部材8としては、Oリング8a、ワッシャー形状部材8b、ねじ状部材8cに限らず、別種の結合部材を用いてもよい。あるいは、連結部材8を省略して、突起軸とエアー導入路とが直接的に所望の隙間Gをなすように嵌合する構造でもよい。
また、被加工物としては、被加工レンズ等の光学素子に限らず、精密加工を必要とする一般の物品に広く適用することができる。
(付記1)
被加工物が保持されるワーク保持部の背面側に斜面が形成され、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材の前記斜面に当接する弾性体を介して、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記第1保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性体の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。
(付記2)
被加工物が保持されるワーク保持部の背面側に弾性体を保持し、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材に保持された前記弾性体に当接する斜面を備え、前記斜面を介して、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記第2保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性部材の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。
(付記3)
被加工物が保持される保持部の背面側に凸球面が形成され、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材の前記凸球面に弾性体を介して当接される凹球面を備え、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記凸球面および前記凹球面の曲率中心は、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点に近接あるいは一致していることを特徴とするワーク保持装置。
(付記4)
付記1から付記3のいずれか1項に記載のワーク保持装置において、
前記被加工物は、被加工レンズであり、前記被加工レンズを保持して工具皿の球心を通る軸と軸方向に加圧し、前記被加工レンズに対して前記工具皿を相対的に回転かつ揺動させることにより前記被加工レンズを研磨または研削するレンズ加工装置に備えられることを特徴とするワーク保持装置。
(付記1)
被加工物が保持されるワーク保持部の背面側に斜面が形成され、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材の前記斜面に当接する弾性体を介して、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記第1保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性体の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。
(付記2)
被加工物が保持されるワーク保持部の背面側に弾性体を保持し、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材に保持された前記弾性体に当接する斜面を備え、前記斜面を介して、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記第2保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性部材の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。
(付記3)
被加工物が保持される保持部の背面側に凸球面が形成され、かつエアー導入路を設けた第1保持部材と、
前記第1保持部材の前記凸球面に弾性体を介して当接される凹球面を備え、当該第1保持部材を支持し、かつエアー導入路を設けた第2保持部材と、
前記第1保持部材と前記第2保持部材との間にわずかな隙間を持たせて配置した連結部材と、
を含み、
前記凸球面および前記凹球面の曲率中心は、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点に近接あるいは一致していることを特徴とするワーク保持装置。
(付記4)
付記1から付記3のいずれか1項に記載のワーク保持装置において、
前記被加工物は、被加工レンズであり、前記被加工レンズを保持して工具皿の球心を通る軸と軸方向に加圧し、前記被加工レンズに対して前記工具皿を相対的に回転かつ揺動させることにより前記被加工レンズを研磨または研削するレンズ加工装置に備えられることを特徴とするワーク保持装置。
1 工具皿
1a 加工作用面
1b 工具軸
2 被加工レンズ
2a 被加工面
2b 外周面
3 受けホルダー
3a 弾性体保持部
3b 突起軸
3c 凸球面部
3d エアー導入路
3h ワーク保持部
3k 斜面
3m 縮径溝部
3p 拡径溝部
4 弾性体
5 押えホルダー
5a 凹部
5b 弾性体保持部
5c 凹球面部
5d エアー導入路
5e 突起軸
5f スピンドル螺合部
5k 斜面
5m 拡径溝部
5p 縮径溝部
6 弾性体
6a 弾性体
7 ホルダースピンドル
7d エアー導入路
8 連結部材
8a Oリング
8b ワッシャー形状部材
8c ねじ状部材
104 球心
106 制御装置
107 砥石揺動制御部
108 インバータ
112 揺動モータ
114 歯車
115 砥石スピンドル
116 砥石モータ
120 シリンダ
120a ロッド
121 保持具
122 上軸
150 装置本体
151 揺動板
161 砥石用揺動体
161b 下辺部
162 両側板
163 軸受
164 支持アーム
171 ハウジング
180 固定突出体
181 円弧状揺動ギヤ部
190 X軸揺動モータ
191 軸受箱体
G 隙間
H1 レンズ保持装置
H2 レンズ保持装置
H3 レンズ保持装置
H4 レンズ保持装置
M 研磨装置
1a 加工作用面
1b 工具軸
2 被加工レンズ
2a 被加工面
2b 外周面
3 受けホルダー
3a 弾性体保持部
3b 突起軸
3c 凸球面部
3d エアー導入路
3h ワーク保持部
3k 斜面
3m 縮径溝部
3p 拡径溝部
4 弾性体
5 押えホルダー
5a 凹部
5b 弾性体保持部
5c 凹球面部
5d エアー導入路
5e 突起軸
5f スピンドル螺合部
5k 斜面
5m 拡径溝部
5p 縮径溝部
6 弾性体
6a 弾性体
7 ホルダースピンドル
7d エアー導入路
8 連結部材
8a Oリング
8b ワッシャー形状部材
8c ねじ状部材
104 球心
106 制御装置
107 砥石揺動制御部
108 インバータ
112 揺動モータ
114 歯車
115 砥石スピンドル
116 砥石モータ
120 シリンダ
120a ロッド
121 保持具
122 上軸
150 装置本体
151 揺動板
161 砥石用揺動体
161b 下辺部
162 両側板
163 軸受
164 支持アーム
171 ハウジング
180 固定突出体
181 円弧状揺動ギヤ部
190 X軸揺動モータ
191 軸受箱体
G 隙間
H1 レンズ保持装置
H2 レンズ保持装置
H3 レンズ保持装置
H4 レンズ保持装置
M 研磨装置
Claims (8)
- 被加工物が保持されるワーク保持部を備えた第1保持部材と、
弾性体を介して前記第1保持部材を支持する第2保持部材と、
前記第1保持部材を前記第2保持部材に係合させる係合手段と、
前記係合手段に設けられ、前記第1保持部材の前記ワーク保持部と前記被加工物の背面との間の空間を前記第2保持部材の外部に連通させる連通路と、
を含むことを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記第2保持部材は駆動軸に支持され、前記駆動軸に穿設された真空吸引路に前記連通路が接続されることを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記係合手段は、
前記第1保持部材の前記第2保持部材に対する対向面側に突設され、内部に前記連通路としての第1エアー導入路が軸方向に貫通して穿設された突起軸と、
前記第2保持部材に、前記突起軸が挿入される位置に貫通して穿設され、前記連通路としての第2エアー導入路と、
前記突起軸の縮径部と前記第2エアー導入路の拡径部に嵌合する嵌合部材と、
を含むことを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記係合手段は、
前記第2保持部材の前記第1保持部材に対する対向面側に突設され、内部に前記連通路としての第1エアー導入路が軸方向に貫通して穿設された突起軸と、
前記第1保持部材に、前記突起軸が挿入される位置に貫通して穿設され、前記連通路としての第2エアー導入路と、
前記突起軸の縮径部と前記第2エアー導入路の拡径部に嵌合する嵌合部材と、
を含むことを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記第1保持部材は、前記ワーク保持部の背面側に斜面が形成され、
前記第2保持部材は、前記第1保持部材の前記斜面に当接する前記弾性体を介して当該第1保持部材を支持し、
前記第1保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性体の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記第1保持部材は、前記ワーク保持部の背面側に前記弾性体を保持する弾性体保持部を備え、
前記第2保持部材は、前記第1保持部材に保持された前記弾性体に当接する斜面を備え、前記斜面を介して当該第1保持部材を支持し、
前記第2保持部材の前記斜面は、当該斜面における前記弾性体の当接位置の法線が、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点を通過する角度に設定されていることを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1記載のワーク保持装置において、
前記第1保持部材は、前記ワーク保持部の背面側に凸球面が形成され、
前記第1保持部材を支持する前記第2保持部材は、前記第1保持部材の前記凸球面に前記弾性体を介して当接される凹球面を備え、
前記凸球面および前記凹球面の曲率中心は、前記被加工物の最外周における接線と当該被加工物の中心軸との交点に近接あるいは一致していることを特徴とするワーク保持装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワーク保持装置において、
前記被加工物は、被加工レンズであり、前記被加工レンズを保持して工具皿の球心を通る軸の軸方向に加圧し、前記被加工レンズに対して前記工具皿を相対的に回転かつ揺動させることにより前記被加工レンズを研磨または研削するレンズ加工装置に備えられることを特徴とするワーク保持装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2008094836A JP2009248195A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | ワーク保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2008094836A JP2009248195A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | ワーク保持装置 |
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|---|---|
| JP2009248195A true JP2009248195A (ja) | 2009-10-29 |
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Family Applications (1)
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- 2008-04-01 JP JP2008094836A patent/JP2009248195A/ja active Pending
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