JP2010182504A - 燃料電池の製造装置、および燃料電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造装置、および燃料電池の製造方法を提供する。
【解決手段】燃料電池の製造装置は、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、カセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット2を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池の製造装置は、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、カセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット2を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池の製造装置、および燃料電池の製造方法に関し、さらに詳しくは、燃料電池のセル構成部品にガスケットを一体に成形するのに先立って、プライマを塗布し乾燥して、燃料電池を製造する燃料電池の製造装置と、燃料電池のセル構成部品にプライマを塗布した後に乾燥させる燃料電池の製造方法とに関するものである。
一般に、燃料電池は、複数のセルを積層することにより構成されている。燃料電池として組み立てたときには、積層されたセルの積層方向端部にそれぞれエンドプレートが配設され、所定の荷重を付与した状態で両エンドプレートがテンション部材によって締結されており(この状態を締結時という)、セパレータの間に燃料電池構成部品が挟持されている。各セルの構成部品としては、セパレータと、電解質膜の両面に電極層をそれぞれ設けてなるMEA(Membrane Electrode Assembly:膜−電極アセンブリ)と、MEAの両面にそれぞれ配置されたガス拡散層と、ガス拡散層へガスをそれぞれ流通させる多孔質体を含んでいる。MEAとその両側に配置されたガス拡散層とにより構成される部品は、一般にMEGAと呼ばれる。
燃料電池は、各セルに反応ガス(水素、空気等)や冷却媒体をそれぞれ分配・供給するためのマニホールドを有している。セパレータの燃料電池構成部品が積重される領域の周囲には、マニホールド孔が形成されている。そして、各セルには、セパレータの一方の面におけるマニホールド孔の周囲を取り囲み、且つ、燃料電池構成部品の周囲をシールするようにガスケットが一体に成形されており、マニホールドを構成している。
ところで、このようなガスケットを成形するに先立って、各セルの構成部品にはガスケットの接着強度を確保するために、プライマをそれぞれ塗布し、乾燥させることが行われている。なお、セル構成部品の生産はクリーンな環境の下で行われることが要求され、したがってプライマの乾燥時も塵などが付着しないようにクリーンな環境の下で行わなければならない。
セル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させるための従来の一般的な装置としては、図5に示すように、プライマ塗布装置Cに隣接して乾燥炉3’を設け、プライマ塗布装置Cから乾燥炉3’の搬出口に構成部品を搬送するための平ベルト4’を設けていた。乾燥炉3’内の搬出口3b’近傍を除いた部分には、遠赤外線ヒータなどの加熱手段Hを上方に設けて加熱ゾーンが構成されており、また、乾燥炉3’内の搬出口3b’近傍部分には、加熱手段Hを設けることなく冷却ゾーンが構成されている。そして、このような装置を使用する場合には、セルの構成部品1を平ベルト4’上に載置して、プライマ塗布装置Cによってプライマを塗布し、乾燥炉3’内を搬送することによって塗布されたプライマを乾燥させることが一般に行われていた。
また、図6に示すように、乾燥炉3’の占める面積をコンパクトにするために、プライマが塗布されたセルの構成部品1を乾燥炉3’内で蛇行させるように、すなわち上昇移動と、水平移動と下降移動と、水平移動とを繰り返すこと(以後、これらの移動をまとめて「蛇行移動」という)も行われている。そして、かかるセルの構成部品1を乾燥炉3’内で蛇行移動させるための構造としては、たとえば上昇移動させる部分と下降移動させる部分においては構成部品を支持する複数の支持台をチェーンなどによって接続し、水平移動させる部分においては、上昇移動させる部分と下降移動させる部分との間でセルの構成部品1を水平に移載させるためにトラバーサなどの手段を設けていた。
一方、特許文献1には、乾燥炉と、カセットと、上昇側テーブル及び下降側テーブルと、トラバーサーと、上昇側エレベータと、下降側エレベータとを有する連続熱処理装置であって、乾燥炉は、基板の搬入口と搬出口とを有し、基板を熱処理する雰囲気を内部に備えたものであり、カセットは、前記乾燥炉内で熱処理される基板を複数収容するものであり、上昇側テーブル及び下降側テーブルは、前記乾燥炉内に収容された前記カセットを上下に積み重ねて保持するものであり、トラバーサーは、前記上昇側テーブル上に保持された最上段のカセットを前記下降側テーブル上の最上段のカセットに積み重ねて移載するものであり、上昇側エレベータは、基板が収納されたカセットを前記上昇側テーブル側に押し上げて、該カセット上に前記上昇側テーブル上の最下段のカセットを受け入れて新たなカセットを追加し、新たに追加したカセットを前記上昇側テーブルの高さ位置まで上昇させ、新たに追加したカセットを最下段のカセットとして前記上昇側テーブルに支持させるものであり、下降側エレベータは、前記下降側テーブル上の最下段のカセットを受け入れ、該カセットを下降させて前記下降側テーブルから引き抜くものであることを特徴とする連続熱処理装置が開示されている。
そして、特許文献1には、カセットは、「内部の対向する内側壁には、基板の対向縁を受け入れる溝が設けられ、この溝により基板を上下に複数受け入れて収容するようになっている。」などと記載されている(0023)。また、特許文献1には、「カセット3c内が基板2で満杯になったときに、移載ロボット4による基板2のカセット3c内への移載が停止される。」などと記載されている(0029)。さらに特許文献1には、「下降側テーブル上の最上段にトラバーサーからのカセットを受け入れるように1個分のスペースを確保するようにしている」などとも記載されている(0030)。
しかしながら、上記従来の技術のうち、図5に示したものにあっては、乾燥炉3’の搬入口3a’から搬出口3b’へと搬送する間にプライマを乾燥させるものであるため、乾燥炉3’の搬入口3a’と搬出口3b’との間の長さが長くなり、乾燥炉3’が大型化するという問題がある。
また、上述したように燃料電池のセルの構成部品はクリーンな環境の下で生産されることが要求される。しかしながら、乾燥炉の大型化を解消すべく図6に示したように蛇行移動させるものにあっては、セル構成部品1を支持する複数の支持台をチェーンなどによって接続していたために、このチェーンが屈曲することなどにより摺動する部分から発塵するため、クリーンな環境の下でプライマを乾燥させることが、すなわち燃料電池のセルを生産することができないという問題があった。
さらに、上記特許文献1にあっては、乾燥炉の内部で基板が収納されたカセットを積み重ねてテーブルによって支持した状態から上昇移動および下降移動させることにより循環移動させ、しかも、搬入口および搬出口に臨んで位置する単一のカセットに対して基板を1枚ずつ繰り入れ・繰り出すものであるために、カセット内が基板で満杯になったときに、移載ロボットによる基板のカセット内への移載を停止する必要があることから、かかる基板のカセットへの繰り入れ・繰り出しに時間がかかり、しかも、その間には上昇移動も下降移動もさせることができず、さらには、カセットを上昇移動および下降移動させる際にテーブルの腕を開閉させるなどの動作が必要であることから、カセットの上昇移動および下降移動にも時間がかかるという問題があった。これに対して燃料電池は膨大な数のセルを積層することによって構成されるため、このように時間がかかると、燃料電池の生産性を向上させることが困難であった。
そして、上記特許文献1では、比較的剛性を有する基板を熱処理の対象としているために、カセットの溝に挿入して収容することができるが、燃料電池のセルの構成部品としてMEGAにプライマを塗布し乾燥させる場合には、MEGAが極めて薄く軽量で剛性がないために、特許文献1のようにカセットの溝に挿入することができない。セル構成部品がMEGAである場合に、その全面にわたって支持する必要があり、さらに、セル構成部品がMEGAであり塗布されたプライマを乾燥炉内で乾燥させる場合には、乾燥炉内の熱による対流などによってMEGAが浮遊することがないように支持する必要があるが、特許文献1では比較的重い基板が熱処理する対象であったために、カセットに基板を全面にわたって支持し且つ浮遊を防止することは考慮されていなかった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成により、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成により、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成により、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の燃料電池の製造装置に係る発明は、上記目的を達成するため、燃料電池のセル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させて燃料電池を製造する燃料電池の製造装置であって、前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の燃料電池の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、燃料電池のセル構成部品にプライマを塗布した後に乾燥させる燃料電池の製造方法であって、前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意し、前記搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、前記搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、前記戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことを特徴とするものである。
また、請求項2の燃料電池の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、燃料電池のセル構成部品にプライマを塗布した後に乾燥させる燃料電池の製造方法であって、前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意し、前記搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、前記搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、前記戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、複数のカセットと、乾燥炉と、炉内搬送手段と、乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを備えたという簡単な構成により、搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送して複数の棚に配置されたセル構成部品を各カセット毎に順次乾燥させる工程と、搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことができるため、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造装置を提供することができる。
また、請求項2の発明によれば、複数のカセットと、乾燥炉と、炉内搬送手段と、乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意しておき、搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことにより、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造方法を提供することができる。
また、請求項2の発明によれば、複数のカセットと、乾燥炉と、炉内搬送手段と、乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意しておき、搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことにより、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造方法を提供することができる。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に相当し、(5)項が請求項3に相当し、(6)項が請求項4に相当する。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に相当し、(5)項が請求項3に相当し、(6)項が請求項4に相当する。
(1) 燃料電池のセル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させて燃料電池を製造する燃料電池の製造装置であって、
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、
該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、
該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、
前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、
前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、
前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを備えたことを特徴とする燃料電池の製造装置。
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、
該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、
該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、
前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、
前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、
前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを備えたことを特徴とする燃料電池の製造装置。
(1)項の発明では、複数のカセットを乾燥炉の搬入位置に配置して、搬入手段によって一のカセットの棚上にセル構成部品を順次挿入配置し、かかるカセットの棚が満杯になったら、このカセットを炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送手段によって乾燥炉内で搬送して複数の棚に配置されたセル構成部品を各カセット毎に順次乾燥させ、これと並行して、搬入位置で待機していた他のカセットの棚上にセル構成部品を順次挿入配置する。またこれと同時に、乾燥炉から搬出された複数のカセットをその搬出位置に配置して、搬出手段によって一のカセットの棚からプライマが乾燥されたセル構成部品を順次取り出し、かかるカセットの棚が空になったら、このカセットを戻し搬送手段によって搬出位置から搬入位置へと乾燥炉の外部で搬送し、これと並行して、搬出位置で待機していた他のカセットの棚からセル構成部品を順次取り出す。各工程を同時に行うことができるため、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造装置を提供することができる。
(2) 前記カセットの各棚に、前記セル構成部品を吸着させる吸着手段が設けられていることを特徴とする(1)項に記載の燃料電池の製造装置。
(2)項の発明では、(1)項に記載の発明において、カセットの各棚に、セル構成部品を吸着させる吸着手段が設けられていることにより、セル構成部品が浮き上がりやすいものであっても、確実に各棚上にセル構成部品を全面わたって支持することができる。
(3) 前記セル構成部品が、MEAまたはMEGAであることを特徴とする(1)または(2)項のいずれかに記載の燃料電池の製造装置。
(3)項の発明では、(1)または(2)項のいずれかに記載の発明において、セル構成部品として、MEAまたはMEGAに塗布されたプライマの乾燥を具現化することができる。
(4) 前記搬入手段および搬出手段の少なくとも一方が水平多関節ロボットと、複数のカセットをそれぞれ昇降移動させるリフタとを備えていることを特徴とする(1)〜(3)項のいずれかに記載の燃料電池の製造装置。
(4)項の発明では、(1)〜(3)項のいずれかに記載の発明において、搬入手段および搬出手段の少なくとも一方が水平多関節ロボットと、複数のカセットをそれぞれ昇降移動させるリフタとを備えていることにより、水平多関節ロボットによって把持されたセル構成部品を各カセットの各棚に対して確実に短時間で支持させ、および/または、各カセットの各棚からセル構成部品を水平多関節ロボットによって把持して確実に短時間で取り出すことができる。
(5) 燃料電池のセル構成部品にプライマを塗布した後に乾燥させる燃料電池の製造方法であって、
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意し、
前記搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、
各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、
前記搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、
前記戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことを特徴とする燃料電池の製造方法。
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意し、
前記搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、
各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、
前記搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、
前記戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことを特徴とする燃料電池の製造方法。
(5)項の発明では、複数のカセットと、乾燥炉と、炉内搬送手段と、乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意しておくことにより、搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送して複数の棚に配置されたセル構成部品を各カセット毎に順次乾燥させる工程と、搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことができ、したがって、セルの生産性を向上させることが可能な燃料電池の製造方法を提供することができる。
(6) 前記カセットの各棚に、前記セル構成部品を吸着させる吸着手段を予め設けて、前記カセットの各棚に挿入配置された前記セル構成部品を吸着させることを特徴とする(5)項の燃料電池の製造方法。
(6)項の発明では、(5)項に記載の発明において、セル構成部品を吸着させる吸着手段をカセットの各棚に予め設けて、カセットの各棚に挿入配置されたセル構成部品を吸着させることにより、セル構成部品が浮き上がりやすいものであっても、確実に各棚上にセル構成部品を全面わたって支持することができる。
(7) 前記燃料電池のセル構成部品が、MEAまたはMEGAであることを特徴とする(5)または(6)項のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
(7)項の発明では、(5)または(6)項のいずれかに記載の発明において、セル構成部品として、MEAまたはMEGAに塗布されたプライマを乾燥することが具現化できる。
(8) 前記搬入手段および搬出手段の少なくとも一方を水平多関節ロボットと、複数のカセットをそれぞれ昇降移動させるリフタとにより構成し、
搬入位置および/または搬出位置に配置された複数のカセットのうちの一つの棚に対して、前記水平多関節ロボットによりセル構成部品を順次挿入配置し、および/または、順次取り出し、このカセットをリフタによって昇降移動させることを特徴とする(5)〜(7)項のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
搬入位置および/または搬出位置に配置された複数のカセットのうちの一つの棚に対して、前記水平多関節ロボットによりセル構成部品を順次挿入配置し、および/または、順次取り出し、このカセットをリフタによって昇降移動させることを特徴とする(5)〜(7)項のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
(8)項の発明では、(5)〜(7)項のいずれかに記載の発明において、搬入手段および搬出手段の少なくとも一方を水平多関節ロボットと、複数のカセットをそれぞれ昇降移動させるリフタとにより構成することにより、水平多関節ロボットによって把持されたセル構成部品を各カセットの各棚に対して確実に短時間で支持させ、および/または、各カセットの各棚からセル構成部品を水平多関節ロボットによって把持して確実に短時間で取り出すことができる。
最初に、本発明の燃料電池の製造装置の実施の一形態を、図1〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、図において同じ符号は、同様または相当する部分を示すものとする。
本発明の装置は、概略、燃料電池のセル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させるもので、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、このカセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、この乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット2を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを備えており、さらに、カセット2の各棚2aの表面に、セル構成部品1を吸着させる吸着手段8が設けられている。
なお、この実施の形態においては、塗布されたプライマを乾燥させるセル構成部品として、特に薄くて軽いために乾燥炉3内の熱による対流などによって浮遊し易いMEGA1の場合により説明する。
本発明の装置は、概略、燃料電池のセル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させるもので、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、このカセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、この乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット2を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを備えており、さらに、カセット2の各棚2aの表面に、セル構成部品1を吸着させる吸着手段8が設けられている。
なお、この実施の形態においては、塗布されたプライマを乾燥させるセル構成部品として、特に薄くて軽いために乾燥炉3内の熱による対流などによって浮遊し易いMEGA1の場合により説明する。
乾燥炉3は、図5に参照されるように、遠赤外線ヒータなどの加熱手段Hがカセット2の搬送路上に設けられている。図1および図2に示すように、乾燥炉3内の端部には搬入口3a(左方)と搬出口3b(右方)が形成されている。したがって、図1および図2では、カセット2の搬入位置Piが乾燥炉3の左方に示されており、カセット2の搬出位置Poが乾燥炉3の右方に示されている。乾燥炉3内には、炉内搬送手段として、耐熱性を有するベルトコンベア4が搬入口3aから搬出口3bにわたって配設されている。
乾燥炉3の搬入位置Piに設けられた搬入装置5は、プライマ塗布装置でプライマが塗布されたMEGA1を所定位置まで搬送するベルトコンベア50と、所定位置でMEGA1を受け取って、カセット2に搬送する水平多関節ロボット(以下、スカラロボットという)51と、搬入位置Piで複数のカセット2をそれぞれ支持してスカラロボット51に把持されたMEGA1をその支持しているカセット2の棚2aに順次挿入配置させることができるように昇降移動させるリフタ52(図1に矢印で模式的に示した)と、各棚2aにMEGA1が挿入配置されたカセット2を乾燥炉3の搬入口3aに移動させて乾燥炉3内のベルトコンベア4に移載するローダ53(図1に矢印で模式的に示した)とを備えている。
乾燥炉3の搬出位置Poに設けられた搬出手段6は、乾燥炉3内で搬送されたカセット2をベルトコンベア4上から取り出すアンローダ(図1に矢印で模式的に示した)60と、このアンローダ60からカセット2を受け取って所定の高さにそれぞれ昇降移動可能に支持する複数のリフタ(図2に矢印で模式的に示した)61と、各リフタ61によって所定の高さに支持されたカセット2の棚2aから順次MEGA1を把持して取り出すスカラロボット62と、スカラロボット62によって搬出されたMEGA1が載置されて送り出すベルトコンベア63とを備えている。
戻し搬送手段7は、この実施の形態の場合、搬出手段6のリフタ61から空のカセット2が移載されこれを搬送する搬出側ベルトコンベア70と、乾燥炉3の外部にこれと平行して設けられたベルトコンベア71と、搬入手段5のカセット2を支持していないリフタ52と対応する位置に空のカセット2を搬送してかかるリフタ52に移載する搬入側ベルトコンベア72とを備えている。
各カセット2の棚2aは、MEGA1を全面支持する板状のもので、この実施の形態では相対向する前後の辺が側板2bに接続されており、各カセット2の左右側方が開放していて、MEGA1を挿入配置および取り出すことが可能となっている。さらに各棚2aには、図4に示すように、棚2a上にMEGA1を吸着させるための吸着手段として、電源80と、電源80に接続された内部電極81,82と、内部電極81,82に電流が印加されることによって静電気を発生させる誘電体83とからなる静電チャック8が設けられている。各棚2aの静電チャック8の回路は制御手段に接続されており、たとえば、MEGA1が棚2a上に挿入配置されたときにONにされ、また、MEGA1を棚2aから取り出すときにはOFFとなるよう制御される。
なお、スカラロボット51、62の少なくとも一方のアームの先端には、各棚2aの静電チャック8と同様の静電チャック9が設けられており、MEGA1を吸着して把持するよう構成されている。また、吸着手段8、9は、静電チャックに限定されることはなく、たとえば、真空ポンプに接続された管路を棚2aの表面上に開口するように設けて、負圧によって棚2aの表面上、および、スカラロボット51、62の少なくとも一方のアームの先端にMEGA1を吸着させるものなど、他の形式のものを採用することもできる。
次に、本発明の燃料電池の製造方法を、上述したように構成された装置を用いる場合によって、その作動と共に説明する。
本発明の方法は、概略、燃料電池のセル構成部品1にプライマを塗布した後に乾燥させるものであって、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、このカセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、この乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット1を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを予め用意し、搬入位置Piに複数のカセット2を配置してそのうちの一つのカセット2の棚2a上にセル構成部品1を搬入手段5によって順次挿入配置する工程と、各棚2aに対するセル構成部品1の挿入配置が完了したカセット2を順次炉内搬送手段4によって乾燥炉3の内部で搬送する工程と、搬出位置Poに複数のカセット2を配置してそのうちの一つのカセット2の棚2aからプライマが乾燥したセル構成部品1を搬出手段6によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段7によって搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を順次搬送する工程とを同時に行うものである。
そしてさらに、カセット2の各棚2aに、セル構成部品1を吸着させる吸着手段8を予め設けておき、カセット2の各棚2aに挿入配置されたセル構成部品1を吸着手段8によって棚2aの表面上に吸着させるものである。
なお、この実施の形態においても、塗布されたプライマを乾燥させるセル構成部品として、特に薄くて軽いために乾燥炉3内の熱による対流などによって浮遊し易いMEGA1の場合により説明する。
本発明の方法は、概略、燃料電池のセル構成部品1にプライマを塗布した後に乾燥させるものであって、セル構成部品1を支持する棚2aが複数段設けられた複数のカセット2と、このカセット2の各棚2aにそれぞれ支持されたセル構成部品1を加熱する乾燥炉3と、この乾燥炉3の内部で各棚2aにそれぞれセル構成部品1が支持されたカセット1を搬送する炉内搬送手段4と、乾燥炉3の搬入位置Piに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上にセル構成部品1を順次挿入配置する搬入手段5と、乾燥炉3の搬出位置Poに配置されて複数のカセット2を支持しその各棚2a上からセル構成部品1を順次取り出す搬出手段6と、搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を搬送する戻し搬送手段7とを予め用意し、搬入位置Piに複数のカセット2を配置してそのうちの一つのカセット2の棚2a上にセル構成部品1を搬入手段5によって順次挿入配置する工程と、各棚2aに対するセル構成部品1の挿入配置が完了したカセット2を順次炉内搬送手段4によって乾燥炉3の内部で搬送する工程と、搬出位置Poに複数のカセット2を配置してそのうちの一つのカセット2の棚2aからプライマが乾燥したセル構成部品1を搬出手段6によって順次取り出す工程と、戻し搬送手段7によって搬出位置Poから搬入位置Piへと乾燥炉3の外部で空のカセット2を順次搬送する工程とを同時に行うものである。
そしてさらに、カセット2の各棚2aに、セル構成部品1を吸着させる吸着手段8を予め設けておき、カセット2の各棚2aに挿入配置されたセル構成部品1を吸着手段8によって棚2aの表面上に吸着させるものである。
なお、この実施の形態においても、塗布されたプライマを乾燥させるセル構成部品として、特に薄くて軽いために乾燥炉3内の熱による対流などによって浮遊し易いMEGA1の場合により説明する。
セル構成部品であるMEGA1の、後にガスケットを一体成形される部分には、プライマ塗布工程で予めプライマが塗布されている。このプライマが塗布されたMEGA1は、ベルトコンベア50上に載置され所定の位置に搬送されて、スカラロボット51のアームの先端に設けられた吸着手段9によって吸着・把持される。このとき、搬入位置Piに設けられた複数のリフタ52のうちの少なくとも一つには、カセット2が支持されている。そして、たとえば、カセット2の最上段の棚2aがスカラロボット51のアームの高さよりも僅かに低く、MEGA1を挿入配置しうる位置に保持されている。この状態で、スカラロボット51のアームの先端をカセット2の最上段の棚2a上にその左右側部の開口から挿入するよう駆動して、吸着手段9によって吸着・把持されていたMEGA1を最上段の棚2a上に挿入配置して、吸着手段9による吸着を解除し、最上段の棚2aに設けられた吸着手段8によってその棚2aの表面にMEGA1を吸着させる。このとき、ベルトコンベア50が駆動されて、次のプライマを塗布されたMEGA1が所定の位置に搬送されている。続いて、スカラロボット51のアームを最上段の棚2a上から抜いて、ベルトコンベア50上の次のプライマが塗布されたMEGA1を吸着・把持するとともに、リフタ52を駆動してカセット2の上から2段目の棚2aをスカラロボット51のアームの高さよりも僅かに低い位置となるように上昇移動させ、その後、最上段の棚2aと同様にしてMEGA1を一のカセット2の各棚2aに順次挿入配置する。また、この一のカセット2の各棚2aにMEGA1を挿入配置するときには、複数のリフタ52のうちでカセット2を支持していないものがあれば、戻し搬送手段7の搬入側ベルトコンベア72によりかかるリフタ52と対応する位置に空のカセット2を搬送してリフタ52に移載し支持させて待機させておく。そのため、スカラロボット51は、一のカセット2の各棚2aにMEGA1を順次挿入配置し終えると、すぐに、次に待機している別のカセット2に対してMEGA1の挿入配置を一のカセット2と同様に開始することができる。
各棚2aにMEGA1が挿入配置され吸着されたカセット2は、搬入手段5のローダ53によって乾燥炉3の搬入口3aに移動され乾燥炉3内のベルトコンベア4に載置されて、乾燥炉3内を搬出口3bに向かって所定時間をかけて搬送される。乾燥炉3内は所定の温度に加熱されており、その内部を搬送され搬出口3bに到達する間に各カセット2の各棚2a上でそれぞれ全面支持された大量のMEGA1に塗布されたプライマが乾燥されることとなる。搬出口3bに搬送されたカセット2は、搬出手段6のアンローダ60によってベルトコンベア4上から乾燥炉3外に取り出され、搬出位置Poに設けられた複数のリフタ61のうちの一つに支持させる。そして、たとえば最下段の棚2aがスカラロボット62のアームよりも僅かに低く、MEGA1を取り出すべくアームをカセット2の左右側部の開口に挿入しうる位置に保持しておく。この状態で、スカラロボット62のアームの先端をカセット2の最下段の棚2a上にその左右側部の開口から挿入するよう駆動して、吸着手段8により棚2aの表面にMEGA1を吸着していたのを解除し、スカラロボット62のアームの先端の吸着手段9にMEGA1を吸着・把持させて、スカラロボット62を駆動してアームを最下段の棚2a上から抜き出しベルトコンベア63上に位置させてスカラロボット62のアームの先端の吸着手段9による吸着・把持を解除することにより、かかるMEGA1をベルトコンベア63上に載置し、ベルトコンベア63を駆動することによってプライマが乾燥したMEGA1を所定の位置に搬出する。このとき、リフタ61の駆動によってカセット2が下降移動され、最下段から2番目の棚2aをスカラロボット62のアームの高さよりも僅かに低い位置となるように下降移動させる。その後、最下段の棚2aと同様にしてMEGA1を一のカセット2の各棚2aから順次取り出して搬出する。また、この一のカセット2の各棚2aからMEGA1を取り出すときには、複数のリフタ61のうちで既に空となったカセット2を支持しているものがあれば、戻し搬送手段7の搬出側ベルトコンベア70にかかる空のカセット2を移載して、乾燥炉3から次に搬出されるカセット2の支持に備えておく。そのため、スカラロボット62は、一のカセット2の各棚2aからMEGA1を取り出し終えると、すぐに、次に待機している別のカセット2からMEGA1の取り出しを一のカセット2と同様に開始することができる。そして、戻し搬送手段7の搬出側ベルトコンベア70に移載された空のカセット2は、ベルトコンベア71、72へと搬送され搬入手段5のカセット2を支持していないリフタ52、または、次にカセット2が乾燥炉3に搬入される予定のリフタ52と対応する位置に空のカセット2を搬送して、搬入手段5のリフタ51に移載させ、または移載させるために待機させておく。
以上の説明では、一のカセット2を中心として各工程の内容を順に説明したが、本発明の方法では、複数のカセット2に対して各工程が同時に並行して行われる。そのため、燃料電池を構成するために必要な大量のセル構成部品1に塗布されたプライマを効率よく乾燥させて、それぞれにガスケットを一体に成形することができる。
なお、上述した実施の形態では、セル構成部品1としてMEGAの場合により説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されることはなく、セル構成部品1としてMEAやセパレータ、あるいはMEGAとセパレータの積層品にガスケットを一体に成形する場合にも適用することができる。
1:MEGA(セル構成部品)、 2:カセット、 2a:棚、 3:乾燥炉、 4:炉内搬送手段、 5:搬入手段、 6:搬出手段、 7:戻し搬送手段、 8:吸着手段、 Pi:搬入位置、 Po:搬出位置、
Claims (4)
- 燃料電池のセル構成部品に塗布されたプライマを乾燥させて燃料電池を製造する燃料電池の製造装置であって、
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、
該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、
該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、
前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、
前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、
前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを備えたことを特徴とする燃料電池の製造装置。 - 前記カセットの各棚に、前記セル構成部品を吸着させる吸着手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の製造装置。
- 燃料電池のセル構成部品にプライマを塗布した後に乾燥させる燃料電池の製造方法であって、
前記セル構成部品を支持する棚が複数段設けられた複数のカセットと、該カセットの各棚にそれぞれ支持された前記セル構成部品を加熱する乾燥炉と、該乾燥炉の内部で各棚にそれぞれ前記セル構成部品が支持されたカセットを搬送する炉内搬送手段と、前記乾燥炉の搬入位置に配置された複数のカセットの各棚上に前記セル構成部品を順次挿入配置する搬入手段と、前記乾燥炉の搬出位置に配置された複数のカセットの各棚上から前記セル構成部品を順次取り出す搬出手段と、前記搬出位置から前記搬入位置へと前記乾燥炉の外部で空カセットを搬送する戻し搬送手段とを予め用意し、
前記搬入位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚上にセル構成部品を前記搬入手段によって順次挿入配置する工程と、
各棚に対するセル構成部品の挿入配置が完了したカセットを順次炉内搬送手段によって乾燥炉の内部で搬送する工程と、
前記搬出位置に複数のカセットを配置してそのうちの一つのカセットの棚からプライマが乾燥したセル構成部品を前記搬出手段によって順次取り出す工程と、
前記戻し搬送手段によって前記搬出位置から前記搬入位置へと乾燥炉の外部で空カセットを順次搬送する工程とを同時に行うことを特徴とする燃料電池の製造方法。 - 前記カセットの各棚に、前記セル構成部品を吸着させる吸着手段を予め設けて、前記カセットの各棚に挿入配置された前記セル構成部品を吸着させることを特徴とする請求項3の燃料電池の製造方法。
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| JP2009024063A JP2010182504A (ja) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | 燃料電池の製造装置、および燃料電池の製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2011096426A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池用セパレータの製造方法および搬送装置 |
| JP2013539589A (ja) * | 2010-08-17 | 2013-10-24 | ブルーム エナジー コーポレーション | 固体酸化物形燃料電池の作製方法 |
-
2009
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