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JP2010179879A - 空気吹出装置 - Google Patents

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JP2010179879A
JP2010179879A JP2009027302A JP2009027302A JP2010179879A JP 2010179879 A JP2010179879 A JP 2010179879A JP 2009027302 A JP2009027302 A JP 2009027302A JP 2009027302 A JP2009027302 A JP 2009027302A JP 2010179879 A JP2010179879 A JP 2010179879A
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cylindrical body
protrusion
air blowing
blowing device
air
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JP2009027302A
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English (en)
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Koji Sawada
耕二 澤田
Masahiro Endo
昌宏 遠藤
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Howa Plastics Co Ltd
Original Assignee
Howa Plastics Co Ltd
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Publication date
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    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H1/3414Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction
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Abstract

【課題】 空気流の向きを調整する性能を確実に維持しながら製造コストに優れた空気吹出装置を提供すること。
【解決手段】 空気吹出装置10は、第1円筒体21と、第1円筒体21の内部に支持される第2円筒体22と、空気流調整部材30と、を備える。第2円筒体22は、第2円筒体22に一体的に形成された突部(22eに配設)を備えている。この突部は、第2円筒体22の径方向外側に向けて突出するとともに、第1円筒体21の内壁を第2円筒体22の径方向外側に向けて弾性的に押圧する。これにより、第1円筒体21と第2円筒体22とが相対移動すること(がたつき)が防がれるので、第2円筒体22が滑らかに回転する状態を維持することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車等の空調装置に使用される空気吹出装置に関する。
従来から、自動車等の室内環境を調整することを目的とし、同室内への冷暖房空気等の供給及び遮断の切り換え、並びに、同室内へ冷暖房空気等を供給する場合における空気流の方向調整を行う空気吹出装置が提案されている。
従来の空気吹出装置の一つは、複数の風向調整板、内側円筒体、及び、車体内装部材等に固定される外側円筒体を備えている。この複数の風向調整板は、連結部材によって互いに連結されており、連動して回動するようになっている。更に、この複数の風向調整板は、内側円筒体の内部において、その内側円筒体の回転軸線(中心軸)に垂直な回動軸線周りに回動可能となるよう、その内側円筒体に支持されている。一方、複数の風向調整板を支持した内側円筒体は、外側円筒体の内部において、外側円筒体の軸線周りにその外側円筒体に対して同軸的に回転可能になるように、その外側円筒体に対して支持されている。即ち、この空気吹出装置は、外側円筒体の軸線及び同軸線に垂直な回動軸線の双方に対し、風向調整板の回転角度を調整できるようになっている。これにより、この空気吹出装置は、空気流の吹出方向を操作できるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。以下、便宜上、ある部材の回転軸線を単に「軸線」とも称呼する。
特開2004−237854号公報
ところで、上記従来の空気吹出装置は、内側円筒体が外側円筒体に対して接触することなく円滑に回転することができるように、内側円筒体と外側円筒体との間に隙間(クリアランス)が存在するように構成されている。
一方、上記従来の空気吹出装置に採用されている「内側円筒体」は、その内壁からその軸線(中心軸)に向かって延びる「複数の支持腕部」と、この複数の支持腕部によってその軸線上の所定位置に保持された「中央軸受部」と、を備えている。他方、「外側円筒体」は、その開口部(空気流入部)を覆うように設けられた「網部」と、この網部によってその軸線(中心軸)上の所定位置に保持された「中央軸部」と、を備えている。この中央軸部は、内側円筒体が外側円筒体の内部に支持されるとき、内側円筒体の中央軸受部に挿入される。これにより、内側円筒体は、「中央軸受部に挿入された外側円筒体の中央軸部」を中心として外側円筒体の軸線周りに回転することができるようになっている。
上記構成により、「内側円筒体の軸線」と「外側円筒体の軸線」とが一致せしめられるとともに、内側円筒体と外側円筒体とが偏心することが防がれるので、上記「隙間」が存在しても、内側円筒体が外側円筒体に対して相対移動すること(所謂、がたつき)を回避することができる。更に、上記「隙間」を設けることにより、例えば温度変化等の理由によって内側円筒体及び外側円筒体の形状が変化した場合においても、両者が過度に接触して内側円筒体の回転が困難又は不能となることを回避することができる(以下、内側円筒体の回転が困難又は不能となる状態を「回転異常状態」と称呼する。)。
しかしながら、上述した支持腕部及び中央軸受部は、内側円筒体の開口部を覆うように設けられているので、「内側円筒体の内部に風向調整板等の部材を組付ける作業」の障害となる。そのため、この組付け作業が煩雑となり、組付け作業に時間を要する。その結果、空気吹出装置を製造するコストが増大するという問題がある。
ここで、内側円筒体から「複数の支持腕部」及び「中央軸受部」を取り除くことにより、上記問題に対処することが考えられる。ところが、これらを内側円筒体から取り除く場合、内側円筒体のがたつきを回避するためには、内側円筒体の外壁面と外側円筒体の内壁面との間の「隙間」を非常に小さくする必要がある。しかしながら、この「隙間」を非常に小さくすると、上述したように内側円筒体及び外側円筒体の形状が変化した場合等において、内側円筒体が回転異常状態に陥る可能性がある。
即ち、内側円筒体から複数の支持腕部及び中央軸受部を取り除くと、「内側円筒体が外側円筒体の内部において滑らかに回転することができる状態(以下、「正常回転状態」とも称呼する。)」を維持することができない場合があるという問題がある。
本発明は、上記課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、製造を容易にすることによって製造コストを低減し、且つ、正常回転状態を確実に維持することができる空気吹出装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気吹出装置は、第1円筒体、第2円筒体、及び、風向調整板を備え、第1円筒体の内部に第2円筒体を回転可能に支持するとともに、第2円筒体の内部に風向調整板を回動可能に支持するように構成されている。より具体的に述べると、
本発明の空気吹出装置は、
空気導出路を形成する第1円筒体であって同第1円筒体の後端側の開放部から流入した空気が同第1円筒体の前端側の開口部から吹出される「第1円筒体」と、
前記第1円筒体の内部に配設されるとともに同第1円筒体に対して同第1円筒体の軸線周りに回転可能に支持される「第2円筒体」と、
前記第1円筒体から吹出される空気の向きを調整する風向調整板であって、前記第2円筒体の内部に配設されるとともに同第2円筒体に対して同第2円筒体の軸線周りに回転不能に且つ同第2円筒体の軸線に垂直な回動軸線周りに回動可能に支持される「風向調整板」と、を備える。
この空気吹出装置において、
前記第2円筒体は、前記第1円筒体の内壁を同第2円筒体の径方向外側に向けて弾性的に押圧する第1突部であって、同第2円筒体に一体的に形成され且つ同第2円筒体の径方向外側に向けて突出する少なくとも一つの第1突部を備える。なお、本明細書では、それぞれの部材において空気が流入する側を「後端側」と称呼し、空気が流出する側を「前端側」と称呼する。
このように構成された本発明の空気吹出装置において、「第2円筒体」に形成された「第1突部」は、第2円筒体が第1円筒体の内部に支持されているとき、第1円筒体の内壁を第2円筒体の径方向外側に向けて「弾性的に押圧する」ようになっている。ここで、「少なくとも一つの第1突部」のうちの一の第1突部が第1円筒体の内壁を押圧すると、その第1突部は、第1円筒体の内壁から反力を受ける。この反力は、その第1突部が第1円筒体の内壁を押圧する向きと逆方向(即ち、径方向内側)を向く。その第1突部は第2円筒体に「一体的に」形成されているので、第2円筒体は、その第1突部に与えられた反力に応じた力を受ける。
従って、この反力に応じた力により、第2円筒体の外壁(第1突部が2以上設けられている場合には、この反力を受けている第1突部と異なる他の第1突部を含む。)は、第1円筒体の内壁に当接する。従って、第2円筒体は、第1円筒体に対してその径方向に相対移動しないようになっている。更に、第2円筒体に与えられる外力等によって第2円筒体が第1円筒体に対してその径方向に相対移動しようとする場合、第1突部から第2円筒体に対してその第2円筒体の相対移動を阻止するような力が与えられる。これにより、第2円筒体が第1円筒体に対して相対移動すること(がたつき)が防がれる。
加えて、前記第1突部は前記第1円筒体の内壁を弾性的に押圧しているので、例えば温度変化等の理由によって第1円筒体及び第2円筒体の形状が変化した場合であっても、第1突部はそれらの形状変化に応じて変位することができる。即ち、第1突部は第1円筒体及び第2円筒体の形状変化を吸収することができる。これにより、第1円筒体が第2円筒体に過大な力にて押圧されることを避けることができるので、第2円筒体が回転異常状態に陥ることを防ぐことができる。その結果、本発明の空気吹出装置は、正常回転状態を維持することができる。
以上に説明したように、本発明の空気吹出装置は、従来の空気吹出装置に設けられていた複数の支持腕部及び中央軸受部を備えなくても、正常回転状態を維持することができる。その結果、空気吹出装置を容易に製造することができるので、空気吹出装置の製造コストを低減することができる。
加えて、本発明の空気吹出装置は、空気吹出装置の外部から空気吹出装置に対して振動等が与えられた場合であっても、第1突部がその振動を吸収(緩和)することができるので、第2円筒体の外壁面が第1円筒体の内壁面に衝突することを防ぐことができる。その結果、本発明の空気吹出装置は、第1円筒体と第2円筒体とが衝突することによって異音が発生することを防ぐこともできる(以下、この異音を、「衝突異音」とも称呼する。)。
なお、第1突部の数、第1突部が形成されている位置、及び、第1突部が第2円筒体の内壁を押圧する力の大きさ等は、「第1円筒体が第2円筒体に過大な力にて押圧されることによって第2円筒体の回転が妨げられることがない」範囲において適宜定めることができる。
本発明の空気吹出装置は、更に、
前記第2円筒体の軸線に沿うとともに同第2円筒体の前端側に向かう方向である軸線方向前方に同第2円筒体を付勢する荷重付与部材であって、前記第2円筒体に保持され且つ前記第1円筒体の「第1所定箇所」にて同第1円筒体に当接する「荷重付与部材」と、
前記第2円筒体が前記第1円筒体に対して前記軸線方向前方に所定距離以上移動することを規制する「規制部材」と、
を備える。
この「荷重付与部材」及び「規制部材」を備えた空気吹出装置において、前記第2円筒体は、同第2円筒体の軸線に沿うとともに第2円筒体の後端側に向かう方向である「軸線方向後方」に向けて突出して前記第1円筒体の「第2所定箇所」にて同第1円筒体に当接する第2突部であって、同第2円筒体に一体的に形成された第2突部を備えることが好適である。
上述したように、本発明の空気吹出装置は、第2円筒体に形成された「第1突部」によって、正常回転状態を維持するようになっている。しかし、第2円筒体の軸線を第1円筒体の軸線に対して傾かせるような大きな外力が第2円筒体に対して与えられた場合、第1突部のみによっては正常回転状態を十分に維持することができない虞がある。
そこで、上記構成においては、第2円筒体は、「規制部材」によって前記第1円筒体に対して前記軸線方向前方に所定距離以上移動しないようになっている。更に、第2円筒体は、荷重付与部材によって「軸線方向前方」に付勢されている。加えて、第2円筒体は、「軸線方向後方」に向けて突出するとともに第1円筒体に当接する「第2突部」により、軸線方向後方に移動しないようになっている。
上記構成により、第2円筒体の軸線が第1円筒体の軸線に対して「傾く」ことをより確実に防ぐことができる。以下、この点につき、図1を参照しながらより詳細に説明する。なお、図1は、第1円筒体の内部に第2円筒体が支持される様子を説明するための模式図であって、第1円筒体、その内部に支持された第2円筒体及び規制部材をそれらの軸線に平行な平面にて切断した場合におけるそれらの断面を示している。
まず、例えば、第2円筒体が荷重付与部材「のみ」を備えている場合について説明する。この場合、第2円筒体22は、図1(a)に示すように、規制部材23によって所定位置PPよりも軸線方向前方に移動しないように規制されながら、荷重付与部材40によって軸線方向前方(図1における左方向)に押圧されている(図中の矢印を参照。)。なお、このとき、第2円筒体22に形成された第1突部P1は、第1円筒体21の内壁面を弾性的に押圧しており、第2円筒体22が第1円筒体21に対して径方向に相対移動すること(がたつき)を防いでいる。
ここで、第2円筒体22に対して与えられた外力により、第2円筒体22がその所定位置PPよりも軸線方向後方(図1における右方向)に移動すると、例えば図1(b)に示すように第2円筒体22の軸線ALが、第1円筒体21の軸線に対して「傾く」。第2円筒体22の軸線ALが傾くと、第1円筒体21が第2円筒体22に局所的に過大な力にて押圧される(以下、「異常接触」とも称呼する。)ことにより、空気吹出装置が回転異常状態に陥る虞がある。
そこで、上記構成のように第2円筒体22が「軸線方向後方に突出するとともに第1円筒体21に当接する第2突部P2」を備えると、図1(c)に示すように、第2円筒体22が軸線方向後方に移動することが防がれる。これにより、第2円筒体22の軸線ALが傾くことを防ぐことができる。
この結果、本発明の空気吹出装置は、第2円筒体の軸線が第1円筒体の軸線に対して傾くことを防ぐことができるので、正常回転状態をより確実に維持することができる。
ここで、本発明の空気吹出装置は、第2突部が第1円筒体を「弾性的に押圧する」ように構成されてもよい。このように第2突部を構成すると、例えば温度変化等の理由によって第1円筒体及び第2円筒体の形状が変化した場合であっても、第2突部が第1円筒体に適度に当接した状態を維持することができる。これにより、正常回転状態を更に確実に維持することができる。
本発明において、「第1突部」及び「第2突部」は、第2円筒体が上述したように正常回転状態を維持することができる限り、どのような形態にて第2円筒体に設けられてもよい。以下、先ず、「第1突部」の好ましい形態について述べる。
本発明の空気吹出装置において、
前記第2円筒体は、少なくとも一つのスリットによって形成された「可撓部」を備え、
前記「第1突部」は、前記可撓部に設けられていることが好適である。
第2円筒体に設けられた「可撓部」に第1突部を設けることにより、その可撓部が弾性変形することを利用し、上述した「第1突部が第1円筒体の内壁を径方向外側に向けて弾性的に押圧する」機能を得ることができる。換言すると、第2円筒体と別体の弾性部材等を設けることなく、上記機能を得ることができる。
加えて、第1突部が第1円筒体の内壁を押圧する力の大きさは、可撓部の形状に応じて変化する。そのため、空気吹出装置が使用される環境等に応じて可撓部の形状を変更することにより、第1突部が第1円筒体の内壁を押圧する力の大きさを適切な値にすることができる。これにより、正常回転状態をより確実に維持することができる空気吹出装置を得ることができる。
なお、可撓部の形状は、第2円筒体に設けられたスリットの長さ、幅、及び、形状等を変更することにより、容易且つ自在に決定することができる。以下、可撓部の形状の好ましい例について述べる。
本発明の空気吹出装置において、
前記可撓部は、一の端部が前記第2円筒体に「連結」するとともに前記一の端部と異なる他の端部が「自由端」となるように形成されることが好適である。
代替として、
前記可撓部は、一の端部及び前記一の端部と異なる他の端部の「双方」が前記第2円筒体に「連結」するように形成されることが好適である。
上述したいずれの場合においても、可撓部の長さ及び幅等を変更することにより、第1突部が第1円筒体の内壁を押圧する力の大きさを調整することができる。なお、第1突部が設けられる可撓部上の位置は、特に制限されない。例えば、第1突部は、可撓部の先端部に設けられてもよく、可撓部の中央部に設けられてもよい。
更に、本発明の空気吹出装置において、
可撓部に設けられる前記第1突部は、曲面形状を有するように構成されることが好適である。
上述したように、第1突部は、第1円筒体の内壁を弾性的に押圧している。そのため、第2円筒体が第1円筒体の内部において回転するとき、第1突部は、第1円筒体の内壁面に接触した状態を維持しながら第1円筒体の内壁面上を移動する。そこで、第1突部が曲面形状を有するように構成すると、例えば第1円筒体の内壁面上に凹凸等が存在する場合であっても、第1突部は、その凹凸を容易に乗り越えることができる。これにより、正常回転状態をより確実に維持することができる空気吹出装置を得ることができる。
次いで、「第2突部」の好ましい形態について述べる。
即ち、本発明の空気吹出装置において、
前記第1円筒体は、同第1円筒体の内壁面に沿って円環状に配列された複数の突起を備える「円環状突起部」を有し、
前記荷重付与部材は、前記円環状突起部の一部である前記第1所定箇所にて同円環状突起部に当接するとともに同円環状突起部を弾性的に押圧する、曲面形状を有する第3突部を備え、
前記第2突部は、同第2突部の先端部に平面を有するとともに、同平面が前記円環状突起部の一部である前記第2所定箇所にて同円環状突起部の前記複数の突起のうちの少なくとも二つの突起の先端部に当接するように構成されることが好適である。
上述したように、第2突部は、第1円筒体に当接して第2円筒体が軸線方向後方に移動することを防ぎ、もって、第2円筒体の軸線が第1円筒体の軸線に対して傾くことを防ぐ(図1を参照。)。上記構成においては、第2突部は、上述した形状を有する「平面」を備えるとともに、第1円筒体の「円環状突起部」に当接するようになっている。ここで、先ず、第2突部が当接する部材である「円環状突起部」について説明する。
「円環状突起部」は、第1円筒体の内壁面に沿って円環状に配列された複数の突起を備える部分である。この円環状突起部には、「荷重付与部材」が備える「第3突部」が弾性的に押圧されるようになっている。この荷重付与部材は、第2円筒体に保持されているので、第2円筒体の回転に伴って移動する。このとき、第3突部は、曲面形状を有し且つ円環状突起部に弾性的に押圧されているので、円環状突起部に接触した状態を維持しながらその突起を「順次乗り越えるように」移動する。これにより、第2円筒体を回転操作する場合の操作荷重(以下、「回転操作荷重」とも称呼する。)、及び、その際の節度感(以下、「回転操作節度感」とも称呼する。)が得られるようになっている。
次いで、この「円環状突起部」に当接する「第2突部」について説明する。第2突部の先端部に設けられた平面は、円環状突起部の複数の突起のうちの「少なくとも二つの突起の先端部」に当接するようになっている。そのため、第2突部の先端部は、円環状突起部の「突起と突起との間」には入らない。従って、第2円筒体の回転に伴って第2突部が移動するとき、第2突部の先端は、「円環状突起部の突起の先端部」上を移動することができる。
これにより、第2円筒体が回転している場合においても、第2突部が第2円筒体に与える力の大きさが変化しないようにすることができる。その結果、第2円筒体が回転している場合であっても、第2円筒体の軸線の傾きを確実に防ぐことができる。更に、第2円筒体の回転に伴って荷重付与部材が突起を乗り越える際に生じる第2円筒体の軸線の傾きを抑制することもできる。
加えて、回転操作荷重を得るための「円環状突起部」に第2突部を当接させているので、第2突部が当接するための部分を個別に第1円筒体に設ける必要がない。そのため、第1円筒体の構造をより簡便にすることができる。その結果、空気吹出装置の製造コストを低減することもできる。
ここで、第2突部が形成される位置は、特に制限されない。例えば、第2突部は、第1突部が形成されている可撓部に形成することができる。
一の円筒体の内部に他の円筒体が支持される様子を説明するための模式図である。 本発明の空気吹出装置の一実施形態を示す斜視図である。 図2に示した空気吹出装置の分解斜視図である。 図2に示した空気吹出装置に係る軸方向腕部の概略図である。 図2に示した空気吹出装置を1−1線に沿った平面にて切断した同空気吹出装置の断面図である。 図2に示した空気吹出装置を2−2線に沿った平面にて切断した同空気吹出装置の断面図である。 図2に示した空気吹出装置を2−2線に沿った平面にて切断した同空気吹出装置の断面図である。 図2に示した空気吹出装置において一の円筒体の内部に他の円筒体が支持される様子を説明するための模式図である。 一の円筒体の内部に他の円筒体が支持される他の例を説明するための模式図である。 本発明の空気吹出装置に適用することができるインナレジスタの他の例を示す概略図である。 図10に示すインナレジスタが備える周方向腕部の概略図である。 本発明の空気吹出装置に適用することができるインナレジスタの更に他の例を示す概略図である。 本発明の空気吹出装置に適用することができるインナレジスタの更に他の例を示す概略図である。 本発明の空気吹出装置に適用することができるインナレジスタの更に他の例を示す概略図である。
以下、本発明の空気吹出装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る空気吹出装置10は、図2に示すように、筒体20と、筒体20の内部において回転可能に支持される空気流調整部材30と、を備えている。図2において矢印Aによって示すように、空気は筒体20の後端側から空気吹出装置10に流入し、流入した空気は筒体20の前端側(空気流調整部材30が設けられている開口部)から吹出されるようになっている。
筒体20は、図3に示すように、円筒状のリテーナ21と、リテーナ21の内部に支持されるインナレジスタ22と、リテーナ21の前端側の端部に嵌合する円環状のベゼル23と、から形成されている。リテーナ21、インナレジスタ22、及び、ベゼル23は同軸配置されている。
リテーナ21は、前端部21a及び後端部21bが開放された円筒体である。即ち、リテーナ21は、空気吹出口を構成する前端部21aと、空気導入口を構成する後端部21bと、を有する。リテーナ21の軸線方向略中央部よりも前端側の部分の内径は、リテーナ21の軸線方向中央部よりも後端側の部分の内径よりも僅かに大きくなっている。リテーナ21の前端側部分と後端側部分とが接続される部分であってリテーナ21の内周部には、連続的に繰り返し並べられた複数の突起を備える円環状の段差部(以下、「円環状突起部」と称呼する。)21cが形成されている。この複数の突起のそれぞれは、リテーナ21の軸線方向且つ前端側に突出している(図5乃至図7も参照。)。
更に、リテーナ21は、その前端部21a近傍の外壁面に複数の係止爪21dを備えている。加えて、リテーナ21は、その後端部21bの開放部を覆うように設けられたハニカム形状の網部21eを備えている(図5乃至図7を参照。)。
インナレジスタ22は、前端部22a及び後端部22bが開放された円筒体である。インナレジスタ22は、薄肉部と、厚肉部と、を有している。厚肉部は、互いに対向する二箇所に設けられている。この二箇所に設けられた厚肉部の一方には、凹部形状を有する荷重付与部材取付部22cが形成されている。この荷重付与部材取付部22cは、円形の凹部と、その凹部からインナレジスタ22の軸線方向に沿うように延設された溝部と、からなる。一方、厚肉部の他方には、荷重付与部材取付部22cの円形の凹部と対向するように軸受孔22dが形成されている。
更に、インナレジスタ22の薄肉部には、後端部22bの端面から前端部22aに向かって軸線方向に沿うように伸びる二対のスリット(即ち、二組の一対のスリット)が設けられている。各スリットは、その後端側の端部が開放されるとともに、その前端側の端部が閉鎖されている。即ち、この二対のスリットのうちの一方の一対のスリットの間には、「一の端部がインナレジスタ22に連結されるとともに、この一の端部と異なる他の端部が自由端であり、且つ、インナレジスタ22の軸線方向に沿って伸びる腕部形状の可撓部22e」が形成されている。以下、この腕部形状の可撓部22eを「軸方向腕部22e」とも称呼する。また、他方の一対のスリットの間にも、同様に、軸方向腕部22eが形成されている。即ち、インナレジスタ22は、インナレジスタ22と一体的に形成された二本の軸方向腕部22eを備えている。
この二本の軸方向腕部22eは、上述した軸受孔22dが形成されている厚肉部を挟む位置に、即ち、その厚肉部の両端近傍の薄肉部に、それぞれ形成されている。
更に、この軸方向腕部(可撓部)22eは、図4(a)に示すように、一の端部がインナレジスタ22に連結する軸方向連結部22e1と、軸方向連結部22e1の自由端の先端部に設けられるとともにインナレジスタ22の径方向外側に突出する第1突部22e2と、軸方向連結部22e1の自由端の先端部に設けられるとともにインナレジスタ22の軸方向に沿う方向に突出する第2突部22e3と、から構成されている。この第1突部22e2は、曲面形状を有している。更に、この第2突部22e3の先端部には、図4(b)に示すように、平面22e4が設けられている。
再び、図3を参照して、説明を続ける。ベゼル23は、円環状の部材である。ベゼル23は、その外周部に複数の係止孔23aを備えている。この複数の係止孔23aのそれぞれは、リテーナ21に設けられている係止爪21dのそれぞれに対応する位置に設けられている。
空気流調整部材30は、複数の板状の風向調整板が一体的に連結された部材である。より具体的に述べると、空気流調整部材30は、第1風向調整板31、第2風向調整板32、及び、第3風向調整板33の3枚の風向調整板を有している。この3枚の風向調整板は、第1連結部材34及び第2連結部材35(図5を参照。)により、互いに平行になるように連結されている。第1連結部材34及び第2連結部材35は、略長方形板状の形状を有しており、3枚の風向調整板のそれぞれの端部を連結している。
第1風向調整板31は、略円板状の形状を有している。より具体的に述べると、第1風向調整板31は、正面視における形状がインナレジスタ22の前端側の開放部(前端部22a)の形状と略同一となっている。また、第2風向調整板32及び第3風向調整板33は、略半円板状の形状を有している。更に、第2風向調整板32の長径側の両端部には、第2風向調整板32の径方向外側に突出した一対の丸軸状の回動軸36が設けられている。この回動軸36の基端部の周囲には、円環状であって回動軸36に垂直な摺動面37を形成する摺動部が設けられている。
上述した空気流調整部材30を構成する各部材(即ち、3枚の風向調整板31〜33、2つの連結部材34,35、及び、回動軸36等)は、同一の材料(本例においては、合成樹脂)からなり、一体的(分離不能)に成形されている。
空気吹出装置10は、更に、荷重付与部材40を備えている。荷重付与部材40は、図3に示すように、回動軸支持部41、角柱状(棒状)の連結部42、2本の脚部43、及び、第3突部44からなる部材である。荷重付与部材40を構成するこれらの部材は、同一の材料(本例においては、合成樹脂)からなり、一体的(分離不能)に成形されている。
より具体的に述べると、回動軸支持部41は、連結部42の一の端部に接続されている。回動軸支持部41には軸受孔41aが形成されている。
2本の脚部43のそれぞれは角柱状(棒状)である。2本の脚部43は、V字形状を有するように連結部42の他の端部に接続されている。即ち、2本の脚部43は、連結部42との接続箇所から所定角度(本例においては、160度程度)をなすように延びている。このように、回動軸支持部41と2本の脚部43とは、連結部42によって連結されている。
第3突部44は、2本の脚部43のそれぞれの先端部に設けられている。この第3突部44は、連結部42の長手方向に沿う方向に向けて突出している。第3突部44は、曲面形状を有している。
空気吹出装置10は、上述した各部材を順次組付けることによって製造される。以下、空気吹出装置10の製造方法について説明する。
先ず、荷重付与部材40が、その連結部42の長手方向がインナレジスタ22の軸線に対して略平行となるように、インナレジスタ22の荷重付与部材取付部22cに嵌め込まれる。より具体的には、回動軸支持部41が荷重付与部材取付部22cの円形の凹部に嵌め込まれ、連結部42が荷重付与部材取付部22cの溝部に嵌め込まれる。このとき、荷重付与部材40は、その脚部43の先端部(即ち、第3突部44が設けられている端部)がインナレジスタ22の後端部22bよりも後端側に突出するように、インナレジスタ22に保持される。
次いで、空気流調整部材30がインナレジスタ22の内部に取り付けられる。より具体的に述べると、空気流調整部材30の一対の回動軸36の一方がインナレジスタ22の軸受孔22dに挿入されるとともに、この一対の回動軸36の他方が荷重付与部材取付部22cに取り付けられた荷重付与部材40の軸受孔41aに圧入嵌合される。このように、空気流調整部材30は、一対の回動軸36によって得られる回動軸線周りに回動可能となるように、インナレジスタ22の内部に支持される。
次いで、空気流調整部材30を支持したインナレジスタ22が、リテーナ21の内部に挿入される。より具体的に述べると、インナレジスタ22は、荷重付与部材40の第3突部44がリテーナ21の円環状突起部21cに当接するまで、リテーナ21の開口部21aからリテーナ21の後端側に向かって挿入される。このとき、インナレジスタ22の軸方向腕部22eに設けられた第1突部22e2は、リテーナ21の内壁を弾性的に押圧するようになっている。
最後に、ベゼル23が、その各係止孔23aにリテーナ21の各係止爪21dが嵌め込まれるように、リテーナ21の開口部21aに取り付けられる。このとき、インナレジスタ22は、ベゼル23によってリテーナ21の後端側に向かって所定位置に至るまで押し込まれる。更に、ベゼル23は、インナレジスタ22がその所定位置よりも前端側に移動することを規制するようになっている。即ち、ベゼル23は、インナレジスタ22がリテーナ21に対してリテーナ21の軸線方向前方に所定距離以上移動することを規制する。
インナレジスタ22が後端側に向かって押し込まれることにより、荷重付与部材40の第3突部44は円環状突起部21cに押圧されるとともに、荷重付与部材40の脚部43は円環状突起部21cから離れる方向に湾曲(弾性変形)する。その結果、荷重付与部材40の第3突部44は、円環状突起部21cを弾性的に押圧するようになっている。更に、このとき、インナレジスタ22の軸方向腕部22eに設けられた第2突部22e3は、リテーナ21の円環状突起部21cに当接するようになっている。
このように各部材を組付けることにより、空気吹出装置10が製造される。以下、空気吹出装置10の作動について、図5乃至図7と、模式図である図8と、を参照しながら説明する。
上述したように、インナレジスタ22の第1突部22e2は、リテーナ21の内壁を弾性的に押圧するようになっている。より具体的に述べると、インナレジスタ22がリテーナ21の内部に支持されているとき、軸方向腕部22eは、径方向内側(図5における右方向)に向かって湾曲するように弾性変形している。そして、この弾性変形が回復しようとする力により、第1突部22e2は、リテーナ21の内壁を径方向外側(図5における左方向)に向けて弾性的に押圧するようになっている。
このとき、第1突部22e2がリテーナ21の内壁を押圧する力に応じ、第1突部22e2は、リテーナ21の内壁から径方向内側(図5における右方向)に向かう反力を受ける。この反力により、第1突部22e2が設けられている部分に対向するインナレジスタ22の外壁面の一部(図5及び図8における部分CP)が、リテーナ21の内壁に当接する。
インナレジスタ22がリテーナ21の内部において軸線周りに回転するとき、第1突部22e2及びインナレジスタ22の外壁面の一部CPは、リテーナ21の内壁面(より具体的には、リテーナ21の前端側部分の内壁面)に弾性的に接触した状態を維持しながらその内壁面上を移動することができる。これにより、インナレジスタ22がリテーナ21に対して径方向に相対移動すること(がたつき)が防がれる。
更に、上述したように、荷重付与部材40の第3突部44は、円環状突起部21cを弾性的に押圧するようになっている。このとき、第3突部44が円環状突起部21cを押圧する力に応じ、第3突部44は、円環状突起部21cから軸線方向前方(図5における上方向)へ向かう反力を受ける。この反力は、荷重付与部材40を介してインナレジスタ22に与えられる。即ち、インナレジスタ22は、荷重付与部材40によって軸線方向前方へ弾性的に押圧されるようになっている。一方、インナレジスタ22は、ベゼル23によって所定位置よりも軸線方向前方(図5における上方向)に移動しないように規制されている。加えて、上述したように、軸方向腕部22eの第2突部22e3は、その先端部に設けられた平面22e4において円環状突起部21cに当接するようになっている。
これにより、インナレジスタ22にインナレジスタ22の軸線を傾けるような外力が与えられた場合であっても、インナレジスタ22の一部又は全部が軸線方向後方(図5における下方向)に移動すること防がれる。即ち、インナレジスタ22の軸線がリテーナ21の軸線に対して傾くことを防ぐことができる。その結果、空気吹出装置10は、インナレジスタ22がリテーナ21の内壁面に異常接触することを防ぐことができるので、正常回転状態をより確実に維持することができる。
一方、上述したように、空気流調整部材30は、一対の回動軸36によって得られる回動軸線周りに回動することができるようになっている。より具体的に述べると、空気流調整部材30は、空気吹出装置の前端側の開放部が閉鎖された状態(図6を参照。以下、「全閉状態」とも称呼する。)から空気流が空気吹出装置の軸線に平行な方向に吹出される状態(図7を参照。以下、「全開状態」とも称呼する。)までの範囲において、回動することができるようになっている。なお、空気流調整部材30が全閉状態にある場合、第1風向調整板31はそれ単独にてインナレジスタ22の前端側の開放部を閉鎖するようになっている。
ここで、軸受孔41aと、その軸受孔41aに圧入嵌合された回動軸36と、の間に生じる摩擦力により、空気流調整部材30を回動操作する際の操作荷重(回動操作荷重)が得られる。更に、この摩擦力により、空気流調整部材30は、全閉状態から全開状態までの範囲における任意の位置にて回動が停止した状態を維持することができる。
更に、空気流調整部材30は、インナレジスタ22に支持されているので、インナレジスタ22とともにリテーナ21の軸線周りに回転することができる。ここで、上述したように、インナレジスタ22は、荷重付与部材40を保持している。この荷重付与部材40の第3突部44は、曲面形状を有するとともに円環状突起部21cを弾性的に押圧しているので、インナレジスタ22がその軸線周りに回転するとき、円環状突起部21cに接触した状態を維持しながらその突起を順次乗り越えるように移動することができる。
その結果、回転操作荷重及び回転操作節度感が得られる。更に、空気流調整部材30は、任意の位置にて回転が停止した状態を維持することができる。
このように構成された空気吹出装置10は、自動車等の室内に設けられた空調装置の空気吹出口に装着して用いられる。そして、空気流調整部材30を全閉状態(図6を参照。)にすると、自動車等の室内への空気流を遮断することができる。更に、全閉状態にある第1風向調整板31の上部(図2おける楕円状の凹部近傍)を空気吹出装置10内に向かって押し込むと、空気流調整部材30は回動する。この回動を継続すると、空気流調整部材30は全開状態(図7を参照。)に至る。更に、空気流調整部材30は、全閉状態から全閉状態までの範囲における任意の位置にて固定することができる。加えて、空気流調整部材30は、インナレジスタ22とともにその軸線周りに回転させることができる。これらにより、空気流の吹出方向を操作することができる。
以上、説明したように、
本発明の実施形態に係る空気吹出装置10は、
空気導出路を形成する第1円筒体(リテーナ21。以下、単に「21」と記す。)であって同第1円筒体21の後端側の開放部21bから流入した空気が同第1円筒体21の前端側の開口部21aから吹出される第1円筒体21と、
前記第1円筒体21の内部に配設されるとともに同第1円筒体21に対して同第1円筒体21の軸線周りに回転可能に支持される第2円筒体(インナレジスタ22。以下、単に「22」と記す。)と、
前記第1円筒体21から吹出される空気の向きを調整する風向調整板(空気流調整部材30。以下、単に「30」と記す。)であって、前記第2円筒体22の内部に配設されるとともに同第2円筒体22に対して同第2円筒体22の軸線周りに回転不能に且つ同第2円筒体22の軸線に垂直な回動軸線周りに回動可能に支持される風向調整板(第1風向調整板31、第2風向調整板32、及び、第3風向調整板33)と、
を備え、
前記第2円筒体22は、前記第1円筒体21の内壁を同第2円筒体22の径方向外側に向けて弾性的に押圧する第1突部22e2であって、同第2円筒体22に一体的に形成され且つ同第2円筒体22の径方向外側に向けて突出する少なくとも一つの第1突部22e2を備える。
この空気吹出装置10は、更に、
前記第2円筒体22の軸線に沿うとともに同第2円筒体22の前端側22aに向かう方向である軸線方向前方に同第2円筒体22を付勢する荷重付与部材40であって、前記第2円筒体22に保持され且つ前記第1円筒体21の第1所定箇所(円環状突起部21cの一部)にて同第1円筒体21に当接する荷重付与部材40と、
前記第2円筒体22が前記第1円筒体21に対して前記軸線方向前方に所定距離以上移動することを規制する規制部材(ベゼル23。以下、単に「23」と記す。)と、
を備えるとともに、
前記第2円筒体22は、同第2円筒体22の軸線に沿うとともに第2円筒体22の後端側22bに向かう方向である軸線方向後方に向けて突出して前記第1円筒体21の第2所定箇所(円環状突起部21cの一部)にて同第1円筒体21に当接する第2突部22e3であって、同第2円筒体22に一体的に形成された第2突部22e3を備える。
更に、この空気吹出装置10において、
前記第2円筒体22は、少なくとも一つのスリットによって形成された可撓部(軸方向腕部22e。以下、単に「22e」と記す。)を備え、
前記第1突部22e2は、前記可撓部22eに設けられている。
前記可撓部は、一の端部が前記第2円筒体22に連結するとともに前記一の端部と異なる他の端部が自由端となるように形成されている。
更に、前記第1突部22e2は曲面形状を有する。
加えて、この空気吹出装置において、
前記第1円筒体21は、同第1円筒体21の内壁面に沿って円環状に配列された複数の突起を備える円環状突起部21cを有し、
前記荷重付与部材40は、前記円環状突起部21cの一部である前記第1所定箇所にて同円環状突起部21cに当接するとともに同円環状突起部21cを弾性的に押圧する曲面形状を有する第3突部44を備え、
前記第2突部22e3は、同第2突部22e3の先端部に平面22e4を有するとともに、同平面22e4が前記円環状突起部21cの前記複数の突起のうちの少なくとも二つの突起の先端部に当接するように構成されている。
上述したように構成された空気吹出装置においては、第1突部により、第2円筒体が第1円筒体に対して径方向に相対移動すること(がたつき)が防がれる。更に、温度変化等の理由によって第1円筒体及び第2円筒体の形状が変化した場合であっても、第1突部がその形体変化を吸収することができる。加えて、第2突部により、第1円筒体の軸線と第2円筒体の軸線とが傾くことが防がれるので、第1円筒体と第2円筒体とが異常接触すること防がれる。これにより、本発明の空気吹出装置は、従来の空気吹出装置に設けられていた複数の支持腕部及び中央軸受部を備えなくても、正常回転状態を確実に維持することができる。その結果、空気吹出装置を容易に製造することができるので、空気吹出装置の製造コストを低減することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上述した空気吹出装置10は、第1円筒体21の内壁面に対し、第2円筒体22に形成された第1突部22e2と、第2円筒体22の外壁面の一部CPと、が当接するように構成されている(図8を参照。)。しかし、本発明の空気吹出装置は、第1円筒体21の内壁面に対し、第2円筒体22に形成された第1突部22e2のみが当接するように構成されてもよい(図9を参照。)。
更に、上述した空気吹出装置10が採用しているインナレジスタ22は、可撓部として「軸」方向に伸びる軸方向腕部22eを備えている。しかし、インナレジスタ22は、この軸方向腕部22eに代え、「周」方向に伸びる腕部を備えてもよい。より具体的に述べると、インナレジスタ22は、図10に示すように、「一の端部がインナレジスタ22に連結されるとともに、この一の端部と異なる他の端部が自由端であり、且つ、インナレジスタ22の周方向に沿って伸びる腕部22f」を備えてもよい(以下、この腕部を「周方向腕部22f」と称呼する。)。
ここで、インナレジスタ22は、軸方向腕部22eと同様、この周方向腕部22fを二本備えることができる。更に、この二本の周方向腕部22fは、軸受孔22dが形成されている厚肉部を挟むように、その厚肉部の両端近傍の薄肉部に形成することができる。このとき、この二本の周方向腕部22fのそれぞれは、厚肉部に近い側の端部が自由端であるように構成することができる。
更に、この周方向腕部22fは、図11(a)に示すように、一の端部がインナレジスタ22に連結する周方向連結部22f1と、周方向連結部22f1の自由端側に設けられるとともにインナレジスタ22の径方向外側に突出する第1突部22f2と、周方向連結部22f1の自由端側に設けられるとともにインナレジスタ22の軸方向に沿う方向に突出する第2突部22f3と、を備えるように構成することができる。この第1突部22f2は、曲面形状を有するように構成することができる。加えて、図11(b)に示すように、この第2突部22f3の先端部には平面22f4を設けることができる。
更に、インナレジスタ22は、図12に示すように、軸方向腕部22eと周方向腕部22fとの双方を備えてもよい。この場合、軸方向腕部22eと周方向腕部22fとは、上記同様、軸受孔22dが形成されている厚肉部を挟むように、その厚肉部の両端近傍の薄肉部に形成することができる。このとき、周方向腕部22fは、厚肉部に近い側の端部が自由端であるように構成することができる。
更に、「可撓部」の形状は、上述した腕部形状に限られない。例えば、インナレジスタ22は、図13に示すように、一の端部及び前記一の端部と異なる他の端部の「双方」が前記第2円筒体に連結する可撓部22gを備えるように構成されてもよい。加えて、例えば、インナレジスタ22は、図14に示すように、一の端部が所定の連結部において前記第2円筒体に連結するとともに、前記連結部と異なる端部を有し、前記連結部から前記端部に向かうにつれて幅が小さくなる可撓部22hを備えるように構成されてもよい。
更に、上述した空気吹出装置10においては、「3枚の風向調整板と2つの連結部材とを分離不能に一体的に成形した空気流調整部材30」が採用されている。しかし、風向調整板の枚数は3枚に限定されず、任意の枚数に変更することができる。加えて、本発明の空気吹出装置は、この空気流調整部材30に代え、「それぞれ独立した少なくとも1枚の風向調整板と、それらの風向調整板を連結してそれらの風向調整板を連動して回転させる連結部材と、を有する空気流調整部材」を採用してもよい。
更に、本発明の空気吹出装置は、空気流調整部材30を全閉状態(図6を参照。)とした場合に所定の節度感が得られるような機構を備えてもよい。
10・・・空気吹出装置、20・・・筒体、21・・・リテーナ、22・・・インナレジスタ、22e・・・軸線方向腕部、22e1・・・軸方向連結部、22e2・・・第1突部、22e3・・・第2突部、22e4・・・平面部、23・・・ベゼル、30・・・空気流調整部材、40・・・荷重付与部材、44・・・第3突部


Claims (7)

  1. 空気導出路を形成する第1円筒体であって同第1円筒体の後端側の開放部から流入した空気が同第1円筒体の前端側の開口部から吹出される第1円筒体と、
    前記第1円筒体の内部に配設されるとともに同第1円筒体に対して同第1円筒体の軸線周りに回転可能に支持される第2円筒体と、
    前記第1円筒体から吹出される空気の向きを調整する風向調整板であって、前記第2円筒体の内部に配設されるとともに同第2円筒体に対して同第2円筒体の軸線周りに回転不能に且つ同第2円筒体の軸線に垂直な回動軸線周りに回動可能に支持される風向調整板と、
    を備えた空気吹出装置において、
    前記第2円筒体は、前記第1円筒体の内壁を同第2円筒体の径方向外側に向けて弾性的に押圧する第1突部であって、同第2円筒体に一体的に形成され且つ同第2円筒体の径方向外側に向けて突出する少なくとも一つの第1突部を備える空気吹出装置。
  2. 請求項1に記載の空気吹出装置であって、
    前記第2円筒体の軸線に沿うとともに同第2円筒体の前端側に向かう方向である軸線方向前方に同第2円筒体を付勢する荷重付与部材であって、前記第2円筒体に保持され且つ前記第1円筒体の第1所定箇所にて同第1円筒体に当接する荷重付与部材と、
    前記第2円筒体が前記第1円筒体に対して前記軸線方向前方に所定距離以上移動することを規制する規制部材と、
    を備えるとともに、
    前記第2円筒体は、同第2円筒体の軸線に沿うとともに第2円筒体の後端側に向かう方向である軸線方向後方に向けて突出して前記第1円筒体の第2所定箇所にて同第1円筒体に当接する第2突部であって、同第2円筒体に一体的に形成された第2突部を備えるように構成される空気吹出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空気吹出装置において、
    前記第2円筒体は、少なくとも一つのスリットによって形成された可撓部を備え、
    前記第1突部は、前記可撓部に設けられている空気吹出装置。
  4. 請求項3に記載の空気吹出装置において、
    前記可撓部は、一の端部が前記第2円筒体に連結するとともに前記一の端部と異なる他の端部が自由端となるように形成されている空気吹出装置。
  5. 請求項3に記載の空気吹出装置において、
    前記可撓部は、一の端部及び前記一の端部と異なる他の端部の双方が前記第2円筒体に連結するように形成されている空気吹出装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の空気吹出装置において、
    前記第1突部は曲面形状を有するように構成された空気吹出装置。
  7. 請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の空気吹出装置において、
    前記第1円筒体は、同第1円筒体の内壁面に沿って円環状に配列された複数の突起を備える円環状突起部を有し、
    前記荷重付与部材は、前記円環状突起部の一部である前記第1所定箇所にて同円環状突起部に当接するとともに同円環状突起部を弾性的に押圧する、曲面形状を有する第3突部を備え、
    前記第2突部は、同第2突部の先端部に平面を有するとともに、同平面が前記円環状突起部の一部である前記第2所定箇所にて同円環状突起部の前記複数の突起のうちの少なくとも二つの突起の先端部に当接するように構成された空気吹出装置。


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