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JP2010170591A - 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法 Download PDF

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Akisuke Fujii
章輔 藤井
Naoki Yasuda
直樹 安田
Koichi Muraoka
浩一 村岡
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Abstract

【課題】電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース・ドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネル上に設けられた第1絶縁膜及び前記第1絶縁膜上に設けられた電荷蓄積層を有する積層構造体と、前記積層構造体上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルと、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、前記第1パルスの印加の回数に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法に関する。
従来のフラッシュメモリでは、情報を記憶させる電荷保持層として導電性のポリシリコンからなる浮遊ゲートを使用しているが、さらに高性能な次世代フラッシュメモリとして、絶縁性の電荷保持層を有するメモリが検討されている。
例えば、電荷保持層として絶縁性の窒化シリコンを用いたMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor)構造のメモリは、浮遊ゲートの代わりに窒化シリコンのような電荷蓄積層を用いることで、従来の浮遊ゲート型メモリにおいて問題となっていた隣接セル間干渉や、トンネル絶縁膜の欠陥による保持データの破損などが低減されると考えられている。
しかしながら、MONOS型メモリのような絶縁性の電荷蓄積層を有する不揮発性半導体記憶装置を実用化するにあたり、繰り返し動作の信頼性が低いことが問題となっている(例えば、非特許文献1参照)。すなわち、繰り返し印加される書き込み及び消去動作のストレスによって、メモリセルにおいて絶縁破壊が発生する。また、絶縁性の電荷蓄積層を有するSilicon-Oxide-Nitride-Oxide-Silicon構造のメモリ(例えば、非特許文献2参照)や、電荷蓄積層としてナノクリスタルを用いるメモリ(例えば、非特許文献3参照)においても、同様の絶縁破壊が発生し、繰り返し動作の信頼性が問題である。
なお、浮遊ゲート型の不揮発性半導体記憶装置において、チャネル電流が流れない状態にてゲート絶縁膜に電圧ストレスを印加して、ゲート絶縁膜にトラップされていた電子を浮遊ゲート側に引き抜くことによって書き込み特性を回復させる技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平7−122091号公報
"Nitride Engineering and The Effect of Interface on Charge Trap Flash Performance and Reliability", IEEE CFP08RPS-CDR 46th Annual International Reliability Physics Symposium Proceedings, Phoenix, pp.406-410, 2008. "Polarity-Dependent Device Degradation in SONOS Transistors Due to Gate Conduction under Nonvolatile Memory Operations", IEEE Transactions on Device and Materials Reliability, vol.6 No.2, pp.334-342 June 2006. "Performance and Reliability Features of Advanced Nonvolatile Memories Based on Discrete Traps (Silicon Nanocrystals, SONOS)", IEEE Transactions on Device and Materials Reliability, vol.4 No.3, pp.377-389, September 2004.
本発明は、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法を提供する。
本発明の一態様によれば、チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、前記積層構造体の上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルと、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、前記第1パルスの印加の回数に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の一態様によれば、チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、前記積層構造体の上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルと、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、予め定められた時間に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の一態様によれば、チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、前記積層構造体電荷蓄積層の上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルと、起動信号が入力される入力部と、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、前記入力部に入力された前記起動信号に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の一態様によれば、チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜及び前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層を有する積層構造体と、前記電荷蓄積層の上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、前記第1パルスの印加の回数に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 比較例の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 比較例の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 比較例の不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第2の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第7の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 本発明の第8の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第9の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動方法を例示するフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、同図は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101のメモリセルの構成を模式的断面図として例示しており、1つのトランジスタ型メモリセルを表している。
図1に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101は、チャネル1aとチャネル1aの両側に設けられたソース領域2a及びドレイン領域2bとを有する半導体層1を有す。そして、半導体層1の上には、電荷蓄積層3Bを含む積層構造体(積層絶縁膜)3が設けられている。そして、積層構造体3の上にゲート電極4が設けられている。積層構造体3は、電荷蓄積層3Bと、電荷蓄積層3Bと半導体層1との間に設けられた第1絶縁膜3Aと、電荷蓄積層3Bとゲート電極4との間に設けられた第2絶縁膜3Cと、を有する。
そして、このような構造を有するメモリセル8に、駆動部20が接続されている。駆動部20は、半導体層1及びゲート電極4に接続され、半導体層1及びゲート電極4との間に印加される電圧を供給する出力部21と、出力部21に接続された制御部22と、を有する。
第1絶縁膜3Aには、例えば厚さ4nmのSiO膜が用いられる。そして、電荷蓄積層3Bとしては、例えば厚さ5nmのSi膜が用いられる。そして、第2絶縁膜3Cには、例えば厚さ17nmのAl膜が用いられる。第1絶縁膜3Aは例えばトンネル絶縁膜であり、第2絶縁膜3Cは例えばブロック絶縁膜である。そして、ゲート電極4には、nポリシリコンを用いることができる。すなわち、本具体例のメモリセル8は、MONOS型のメモリセルである。
なお、不揮発性半導体記憶装置101は、第1絶縁膜3Aと第2絶縁膜3Cとの間の界面に電荷を捕獲する界面トラップ型の不揮発性半導体記憶装置とすることもできる。この場合は絶縁膜と絶縁膜との間の界面が電荷蓄積層3Bとみなされる。
さらには、電荷蓄積層3Bの内部や、第1絶縁膜3Aと電荷蓄積層3Bとの間の界面、並びに、電荷蓄積層3Bと第2絶縁膜3Cとの間の界面に、電荷を捕獲するナノドット(ナノクリスタル)が埋め込まれた構造のナノドット層を有する不揮発性半導体記憶装置とすることもできる。また、電荷蓄積層3Bをナノドット層としてもよい。なお上記のナノドットとは、シリコンやゲルマニウム、あるいは有機物や金属の粒状物のことで、サイズが0.5nmから3nmである。ナノドットは、1つのメモリセルの中に十分な個数を収めるために、できるだけ小さな粒状物であることが望ましく、そのサイズは0.5nmから2nmであることが望ましい。
電荷蓄積層3Bは、注入された電荷を捕獲する機能を有す。電荷蓄積層3Bは、例えば、離散トラップを有する。離散トラップは空間的に分布しており、電荷蓄積層3B中に、または、電荷蓄積層3Bの半導体層1の側(すなわち、第1絶縁膜3Aの側)の界面付近、または、電荷蓄積層3Bの第2絶縁膜3Cの側の界面付近に分布している。電荷蓄積層3Bには、例えば窒化シリコン膜を用いることができ、また、離散トラップの密度が高い金属酸化膜などを用いることもできる。また、離散トラップを有する複数の材料を積層して電荷蓄積層3Bを構成することも可能である。さらに、電荷蓄積層3Bには、電荷蓄積層3Bの中に離散トラップを有していない絶縁層を適用することもできる。
図1に例示したように、不揮発性半導体記憶装置101は、積層構造体3によって構成されたメモリセル8を有するMONOS型の不揮発性半導体記憶装置である。なお、SONOS型(Semiconductor-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor)型としても良い。
ただし、後述するように第2絶縁膜3Cを省略することもでき、すなわち、MNOS(Metal-Nitride-Oxide-Semiconductor)型構造の不揮発性半導体記憶装置とすることもできる。以下では、図1に例示したMONOS型構造を例にして説明する。
上記において、第1絶縁膜3AにSiO膜を用い、電荷蓄積層3BにSi膜を用い、第2絶縁膜3CにAl膜を用いた例を説明したが、これらに用いる材料は任意である。
電荷蓄積層3Bには、例えば、窒化シリコン(Si)、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)及びランタン・アルミネート(LaAlO)等を用いることができる。また、電荷蓄積層3Bには、これらの材料から選択された少なくともいずれかの材料の層を積層した構造を用いることもできる。
また、第1絶縁膜3Aには、例えば、酸化シリコン(SiO)窒化シリコン(Si)、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)及びランタン・アルミネート(LaAlO)等を用いることができる。また、電荷蓄積層3Bには、これらの材料から選択された少なくともいずれかの材料の層を積層した構造を用いることもできる。
また、第2絶縁膜3Cには、例えば、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸窒化アルミニウム(AlON)、ハフニア(HfO)、ハフニウム・アルミネート(HfAlO)、窒化ハフニア(HfON)、窒化ハフニウム・アルミネート(HfAlON)、ハフニウム・シリケート(HfSiO)、窒化ハフニウム・シリケート(HfSiON)、酸化ランタン(La)及びランタン・アルミネート(LaAlO)、ランタンアルミシリケート(LaAlSiO)等を用いることができる。また、電荷蓄積層3Bの場合と同様に、また、第2絶縁膜3Cにはこれらの材料から選択された少なくともいずれかの材料の層を積層した構造を用いることもできる。
また、半導体層1には、シリコン、SiGe、SiGeC、Ge等の各種の半導体基板を用いることができる。さらに、半導体層1には、SOI(Silicon on Insulator)層やGOI(Germanium on Insulator)層及びSGOI層等を用いることもできる。
また、メモリセル8は、例えば半導体層1の主面が基板の主面と交差する縦型の構造を有することもできる。
なお、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101において、導電型は任意である。以下では不揮発性半導体記憶装置101がNチャネル型のメモリセル8を有する場合として説明する。
すなわち、積層構造体3の上にゲート電極4が形成され、例えばゲート電極4をマスクとして、P型の半導体層1にN型の不純物をイオン注入することにより、半導体層1においてN型のソース領域2a及びドレイン領域2bが形成される。そして、ソース領域2aとドレイン領域2bとの間の半導体層1にチャネル1aが形成される。
なお、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101は、Nチャネル型に限らず、Pチャネル型にも適用可能である。その際、ソース領域2a及びドレイン領域2bと半導体層1との不純物が逆極性となる。
以下、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101の動作、及び、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動方法に関して説明する。以下の動作及び駆動方法は、駆動部20によって実現される。
なお、以下では、メモリセル8へのデータの書き込みが、半導体層1の電位よりもゲート電極4の電位が高い場合に行われ、メモリセル8に書き込まれたデータの消去が、半導体層1の電位よりもゲート電極4の電位が低い場合に行われるものとして説明する。すなわち、例えば、データの書き込みが電荷蓄積層3Bへの電子の注入と捕獲であり、データの消去が電荷蓄積層3Bへの正孔の注入と捕獲である場合として説明する。また、以下では、半導体層1を基準にした時のゲート電極4の電位をゲート電圧Vgとする。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
図2に表したように、不揮発性半導体記憶装置101においては、まず、メモリセル8へデータ書き込みを行う(ステップS110)。すなわち、書き込み動作が行われる。
すなわち、図3に表したように、不揮発性半導体記憶装置101のメモリセル8において、半導体層1の電位よりも電位が高い書き込みパルスPw(第3パルスP3)がゲート電極4に印加される。すなわち、正極性の書き込みパルスPwがゲート電極4に印加される。書き込みパルスPwの電圧(書き込みパルス電圧Vw)は例えば10V〜30Vであり、また、書き込みパルスPwの印加の時間(書き込みパルス時間幅Tw)は10μs〜100μsである。ただし、本発明において、書き込みパルスPwにおける電圧と印加の時間は任意である。これにより、不揮発性半導体記憶装置101に所望のデータが記憶される。
この後、メモリセル8に記憶されたデータが任意の保持期間Thに渡って保持される(ステップS120)。
この時、図3に表したように、保持期間Thにおけるゲート電圧Vgは、書き込みパルス電圧Vwよりも低い電圧とされ、本具体例では0Vである。ただし、上記の保持期間Thにおけるゲート電圧Vgは、書き込まれたデータに実質的に影響を与えない電圧であれば良く、メモリセル8の設計によって所定の値に定められる。例えば、保持期間Thにおけるゲート電圧Vgの絶対値は、書き込みパルス電圧Vwの絶対値及び後述する消去パルス電圧Veの絶対値よりも低く設定される。
なお、この保持期間Thの時間の長さは、不揮発性半導体記憶装置101の使用状態によって定められるものであり、任意である。また、場合によっては、このデータの保持のステップS120は省略され、上記のステップS110から直接以下のステップS130に移行する場合があっても良い。
そして、保持しているデータを書き換えたり消去したりする時に、例えば、所定のトリガを得て、次のステップに進行し、メモリセル8へのデータ消去を行う(ステップS130)。すなわち、消去動作を行う。これは、メモリセル8に一度書き込まれたデータを消去する動作であり、例えば、メモリセル8に新しいデータを書き込む等の前に実行される動作である。
この時、図3に表したように、半導体層1の電位よりも電位が低い消去パルスPe(第1パルスP1)がゲート電極4に印加される。すなわち、負極性の消去パルスPeがゲート電極4に印加される。消去パルスPeの電圧(消去パルス電圧Ve)は例えば−10V〜−30Vであり、またその印加の時間(消去パルス時間幅Te)は1ms〜10msである。ただし、本発明において、消去パルスPeにおける電圧と印加の時間は任意である。これにより、不揮発性半導体記憶装置101に記憶されたデータが消去され、例えば新しいデータを書き込む準備がなされる。
そして、上記の書き込み動作のステップS110と消去動作のステップS130とが繰り返される。なお、この時、上記のデータの保持のステップS120も一緒に繰り返される。
そして、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101の動作及び駆動方法においては、上記の消去動作のステップS130が繰り返して行われる回数が一定の回数に到達した時に、半導体層1に対してゲート電極4の電位が正となる回復パルスPrを半導体層1とゲート電極4との間に印加する(ステップS150)。
例えば、本具体例では、図2に表したように、初期状態において回数nを0としておく(ステップS105)。回数nは、上記の書き込み動作(ステップS110)及び消去動作(ステップS130)が実行される回数であり、回数nは0以上の整数である。そして、1回目の動作においてまず、nをn+1の1とする(ステップS106)。その後、上記のステップS110、ステップS120及びステップS130を実行する。
そして、回数nが予め定められた設定回数N(予め定められた値)以上かどうかを判断する(ステップS140)。設定回数Nは任意であり、また、後述するように、書き込み動作と消去動作の実施の累積回数に従って変えても良いが、ここでは、設定回数Nが例えば10回とする。この時、回数nが設定回数Nよりも小さい場合、ステップS106に戻り、上記のステップS110、ステップS120及びステップS130が繰り返して行われる。すなわち、例えば上記のステップS110、ステップS120及びステップS130が9回繰り返して行われる。
そして、ステップS140において、回数nが設定回数Nに到達した時、すなわち、回数nが設定回数N以上になった時に、上記のステップS150に進む。すなわち、例えば上記のステップS110、ステップS120及びステップS130が10回繰り返して行われた時に、次のステップS150を実施する。
そして、図3に表したように、ステップS150においては、回復パルスPr(第2パルスP2)が例えばゲート電極4に印加される。回復パルスPrは、半導体層1に対してゲート電極4の電位が正となる電圧である。そして、この回復パルスPrの印加によって積層構造体3へ電子が注入される。
回復パルスPrの電圧(回復パルス電圧Vr)は例えば、10〜30Vであり、回復パルスPrの印加の時間(回復パルス時間幅Tr)は例えば100μsよりも長く10s以下である。ただし、本発明は、これに限らず、回復パルスPrにおける回復パルス電圧Vrと回復パルス時間幅Trは任意である。なお、ここで、回復パルスPrを印加する動作を、「回復動作」と呼ぶことにする。
そして、上記の回復パルスPrの印加の後、半導体層1に対してゲート電極4の電位が負となる初期化パルスPi(第4パルスP4)を半導体層1とゲート電極4との間に印加してメモリセルを初期化する(ステップS160)。
すなわち、図3に表したように、ゲート電極4に初期化パルスPiを印加する。初期化パルスPiの電圧は、半導体層1に対してゲート電極4の電位が負となる電圧である。これにより、例えば、電荷蓄積層3Bに正孔が注入され、メモリセル8のデータ記憶状態が初期化される。なお、初期化パルスPiの電圧を初期化パルス電圧Viとし、その印加の時間を初期化パルス時間幅Tiとする。初期化パルス電圧Vi及び初期化パルス時間幅Tiは任意である。なお、初期化パルスPiを印加する動作を「初期化動作」と呼ぶことにする。
そして、再びステップS105に戻り、回数nを0にして、上記の動作を繰り返す。
このように、駆動部20は、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスP1を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。そして、第1パルスP1の印加の回数nに基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3へ電子を注入する第2パルスP2(回復パルスPr)を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。ここでは、第1パルスP1は消去パルスPeであり、消去の動作の回数に基づいて、回復パルスPrが印加される。
この回復パルスPrの印加により、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させることができる。
なお、上記のように、本具体例では、消去パルスPeが第1パルスP1であり、回復パルスPrが第2パルスP2である。この時、書き込みパルスPwを第3パルスP3とする。すなわち、駆動部20は、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして前記データの書き込み及び消去のいずれか他方の動作(本具体例では書き込み動作)を行う第3パルス(書き込みパルスPw)を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、不揮発性半導体記憶装置101において、上記の書き込み動作及び消去動作を繰り返して実行した場合のフラットバンド電圧の測定結果を例示している。同図において、横軸は書き込み動作と消去動作の繰り返しの回数nであり、縦軸は書き込み動作後のフラットバンド電圧Vfbw及び消去動作後のフラットバンド電圧Vfbeを表す。なお、本測定実験では、回数nの最大は1万回であり、すなわち、書き込み動作と消去動作は1万回繰り返して行われた。
また、本具体例では、書き込みパルス電圧Vwは22Vであり、書き込みパルス時間幅Twは100μsである。一方、消去パルス電圧Veは−23Vであり、消去パルス時間幅Teは10msである。そして、回復パルス電圧Vrは22Vで、回復パルス時間幅Trは100msとした。そして、設定回数Nは10とした。すなわち、書き込み動作と消去動作の繰り返しの回数nが10回に1回、上記の回復パルスPrが印加された。そして、各回復パルスPrの印加の後に初期化パルスPiを印加し、その時、初期化パルス電圧Viは−23Vで、初期化パルス時間幅Tiは10msとした。
同図に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置101においては、測定を実施した繰り返し動作の回数nが1万回まで、フラットバンド電圧Vfbw及びVfbeとも測定可能であり、また初期状態からあまり変化しなかった。すなわち、不揮発性半導体記憶装置101においては、繰り返し動作の回数nが少なくとも1万回まで素子破壊が発生しなかった。
(比較例)
図5は、比較例の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。 図6は、比較例の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
図5及び図6に表したように、比較例の不揮発性半導体記憶装置109(図示せず)においては、回復パルスPrが印加されない。
すなわち、まず、メモリセル8へデータ書き込みを行い(ステップS110)、その後、メモリセル8に記憶されたデータが任意の保持期間Thに渡って保持され(ステップS120)、そして、メモリセル8へのデータ消去を行う(ステップS130)。すなわち、書き込みパルスPwの印加と、任意の保持期間Thのデータの保持と、消去パルスPeの印加が繰り返し行われるだけである。そして、その繰り返しの回数nを数えることもない。
図7は、比較例の不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、比較例の不揮発性半導体記憶装置109において、上記の書き込み動作及び消去動作を繰り返して実行した場合のフラットバンド電圧の測定結果を例示している。なお、本測定実験では、素子が破壊されるまで上記の動作が繰り返された。
図7に表したように、比較例の不揮発性半導体記憶装置109の場合は、繰り返し動作の回数nが1500回において、メモリセル8が絶縁破壊(破線BDで示している)を起こし、それ以上の回数nでは、書き込み動作後のフラットバンド電圧Vfbw及び消去動作後のフラットバンド電圧Vfbeとも測定できなかった。
このように、回復パルスPrを用いない比較例の場合は、1500回の動作において素子破壊が発生したのに対し、回復パルスPrを用いる本実施形態の不揮発性半導体記憶装置101においては、1万回以上の動作においても素子破壊は発生しなかった。このように、回復パルスPrの印加のステップS150を実施することで、MONOS型メモリセルの絶縁破壊寿命が大幅に向上する。
回復パルスPrの印加による絶縁破壊寿命の向上の原理について以下に説明する。
発明者のこれまでの実験により、MONOS型メモリセルの絶縁破壊現象は、ゲート電極4に対して半導体層1を正電圧にする消去動作によって律速されていることがわかった。これは、消去動作によって、半導体層1から電荷蓄積層3Bへ注入される正孔や、ゲート電極4の側から電荷蓄積層3Bへ注入されるバックトンネル電子により、積層絶縁膜3(第1絶縁膜3A、電荷蓄積層3B及び第2絶縁膜3Cの少なくともいずれか)が劣化し、ついには絶縁破壊に至ることを示している。
さらに、発明者の実験によると、正孔の注入やバックトンネル電子の注入によって劣化したメモリセル8において、半導体層1に対してゲート電極4を正の極性とする電圧を印加することで積層絶縁膜3の劣化がある程度回復することが判明した。すなわち、半導体層1から積層絶縁膜3(第1絶縁膜3A、電荷蓄積層3B及び第2絶縁膜3Cの少なくともいずれか)への電子の注入により、積層絶縁膜3の劣化を回復させることができる。
すなわち、MONOS構造のような積層絶縁膜構造を有するメモリセルの場合、劣化や絶縁破壊現象は、メモリセルに印加する電圧の極性に依存する。例えば、消去動作のように半導体層1から正孔注入を行うような極性の電圧を印加すると、メモリセル8の劣化は促進され、ついには絶縁破壊に至る。一方、書き込み動作のように電子注入を行うような極性の電圧を印加しても絶縁破壊へ至るような劣化は起こらず、むしろ正孔注入によって劣化した部分をある程度回復させるのである。
一般的に、MONOS構造のような積層絶縁膜構造のメモリセルの場合、消去動作の方が書き込み動作よりも遅く、そのため消去パルス時間幅Teは、書き込みパルス時間幅Twよりも長い傾向にある。本具体例でも、消去パルス時間幅Teは10msであり、書き込みパルス時間幅Twの100μsよりも2桁大きい。
そのため、比較例のように回復パルスPrを印加しない場合は、消去動作すなわち正孔注入によって劣化したメモリセル8は、書き込み動作による電子注入ではその電圧の印加時間が短いために回復しきれず、絶縁破壊に至ってしまう。つまり、書き込み動作による電子注入だけでは、劣化した部分を十分に回復させることはできない。書き込み動作のみで十分に劣化を回復させるために、書き込みパルスPwの印加時間を長くすることが考えられるが、この場合は書き込み動作速度の大幅な低下につながってしまう。また、書き込みパルスPwの電圧を上げることも考えられるが、書き込み動作においては個々のメモリセルに対して書き込みレベルを制御する必要があるので、むやみに高電圧で長時間の書き込みパルスPwを印加することはできない。
これに対し、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置101のように、書き込み動作とは別に、回復パルスPrを適切な頻度で印加し、大量の電子を注入することで、書き込み動作の電子注入だけでは回復しきれなかった部分を補って、積層絶縁膜3における劣化を回復させることができる。すなわち、回復パルスPrの印加によって、消去動作によって劣化したメモリセル8を十分に回復させることが可能となる。その結果、絶縁破壊寿命が向上する。なお、回復パルスPrは複数のメモリセルに同時に印加することができ、その印加に必要な時間は全体として短いので実用的に問題にはならない。
なお、特許文献1で開示された技術では、トンネルゲート絶縁膜に捕獲された電子による書き込み不良を回復させることを目的とし、捕獲された電子を引き抜くための電圧ストレス印加時にはチャネル電流が流れないようにされる。もし、チャネル電流が流れてしまうと電子を引き抜くことができず、むしろトンネルゲート絶縁膜への電子捕獲を助長する懸念もある。このため、ソース線を開放状態に置くように制御される。
一方、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置101においては、積層絶縁膜3の絶縁破壊耐性を向上させることを意図しており、回復パルスPrによって積層構造体3へ電子を注入するために、チャネル電流が流れる状態とされる。このため、例えばソース線は解放状態ではなく、所定の電位に設定される。
なお、特許文献1が対象としている浮遊ゲート型の不揮発性半導体記憶装置では、トンネルゲート絶縁膜が比較的厚く、このために、トンネル絶縁膜に電子が捕獲されることに起因して書き込み不良が発生する。これに対し、本実施形態が対象とする電荷蓄積層型の不揮発性半導体記憶装置では、トンネルゲート絶縁膜に対応する第1絶縁膜3Aは比較的薄い。このため、本実施形態において、回復パルスPrの印加によって第1絶縁膜3Aに電子が捕獲されることは実用的には問題とならない。例えば、図4(本実施形態)及び図7(比較例)の書き込み特性(Vfbw)を比較したときに双方の書き込み特性は実質的に同様であり、回復パルスPrによって第1絶縁膜3Aの劣化は助長されないことが明らかである。
不揮発性半導体記憶装置101において、回復パルスPrの回復パルス電圧Vrは、半導体層1から積層絶縁膜3へ電子が注入される電圧以上であれば良いが、発明者の実験によると、例えば10V以上30V以下の電圧が望ましい。すなわち、10Vより低い場合は、劣化の回復効果が低く、また、30Vよりも高い場合は、別の絶縁破壊が発生するおそれがある。また、回復パルス電圧Vrは、15V以上30V以下がより望ましい。15V以上の電圧を用いることで、劣化の回復効果がより効果的に発揮される。
また、回復パルス時間幅Trは、書き込みパルス時間幅Tw以上であることが望ましい。回復パルス時間幅Trが、書き込みパルス時間幅Twよりも短い時は、劣化の回復効果が低く、回復パルス時間幅Trを、書き込みパルス時間幅Tw以上とすることで、劣化の回復効果がより効果的に発揮される。
回復パルス時間幅Trは、例えば100μsよりも長く10s以下が望ましい。100μs以下であると劣化の回復の効果が低く、10sよりも長い時は回復動作に長い時間を要し、実用性が低下する。回復パルス時間幅Trは、1ms以上10s以下がより望ましい。すなわち、1ms以上とすることで、劣化の回復効果がより効果的に発揮される。
また、設定回数Nは1以上100以下が望ましい。発明者の実験によると、動作の繰り返し回数nが100回以下のメモリセル8に対して回復パルスPrを印加すると素子破壊の抑制の効果が高く、100回を超えると素子破壊の抑制の効果が低下する。
また、場合によっては、書き込み動作及び消去動作ごとに回復パルスPrを印加しても良い。ただし、この場合は、回復パルスPrの印加のための時間によって、不揮発性半導体記憶装置としての動作速度が低下するので、素子破壊の抑制効果と動作速度との観点で設定回数Nとして適切な数値が設定される。また、後述するように、動作の繰り返しの累積回数に基づいて、設定回数Nを変化させても良い。
なお、設定回数Nが1である場合は、毎回の書き込み動作及び消去動作(具体的には第1パルスP1の印加)において、回復パルスPrが印加される。このように、毎回の書き込み動作及び消去動作において回復パルスPrを印加する場合も、回復パルスPrは、第1パルスP1の印加の回数に基づいて印加されると見なすことができる。
また、上記では、所定の設定回数Nごとに回復パルスPrを印加する動作について説明したが、本発明はこれには限定されない。例えば、後述するように、消去パルスPe(第1パルスP1)の印加の回数(累積回数)に基づいて、回復パルスPr(第2パルスP2)の電圧(回復パルス電圧Vr)、印加の時間(回復パルス時間幅Tr)及び、回復パルスPrに含まれるパルスの数の少なくともいずれかを変化させても良い。そして、このように、電圧、印加の時間及び含まれるパルスの数が、第1パルスP1の印加の回数に基づいて変化する回復パルスPrを、第1パルスP1の印加の毎回に印加しても良く、または、設定回数Nごとに印加しても良い。
ところで、図2に例示した動作において、繰り返し動作の回数n(第1パルスP1の印加の回数)が予め定められた値である設定回数N(例えば10回)に到達した場合に、回復パルスPr(第2パルスP2)を印加する、として説明したが、動作の累積の回数mが、予め定めた複数の設定回数(例えば、10、20、30〜100000等)に到達した場合に、回復パルスPrを印加する、としても良い。この場合も、「第1パルスP1の印加の回数が予め定められた値である設定回数に到達した場合に、第2パルスP2を印加する」と見なされる。このように、「第1パルスP1の印加の回数」として累積の回数を用いる場合には、「設定回数」も累積の回数を用いる。そして、この場合には、累積の設定回数に含まれる複数の数の間隔が、1以上100以下とされることが望ましい。
なお、上記において、繰り返し動作の回数nとして、書き込み動作と消去動作との繰り返しの回数を用いる場合について説明したが、負極性の電圧を印加する方の動作の回数を用いれば良い。すなわち、上記の具体例では、負極性の電圧を印加する消去動作において積層絶縁膜3の劣化が進行するので、繰り返し動作の回数nとして、消去パルスPeの印加の回数を用いることができる。
また、通常、書き込み動作と消去動作とは、組み(セット)として実施される。例えば、負極性の電圧を印加する消去動作の前に、または、後に、正極性の電圧を印加する書き込み動作が1つのセットとして実施される。この場合には、正極性の書き込みパルス(第3パルスP3)の印加の回数が、実質的に負極性の消去パルスPe(第1パルスP1)の印加の回数nに対応する。従って、第3パルスP3の印加の回数に基づいて第2パルスP2を印加することは、第1パルスP1の印加の回数に基づいて第2パルスP2を印加することに含まれる。
さらに、上記で説明した具体例では、書き込み動作が正極性の電圧をゲート電極4に印加して、例えば電荷蓄積層3Bに電子を注入する動作であり、消去動作が負極性の電圧をゲート電極4に印加して、例えば電荷蓄積層3Bに正孔を注入する動作であり、その際に、正極性の電圧である回復パルスPrをゲート電極4に印加する例を説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば、書き込みパルスP3が複数のサブパルスを含んでもよく、そのサブパルスのうちのいずれかが負極性のサブパルスであってもよい。また消去動作も同様に消去パルスPe(第1パルスP1)が複数のサブパルス含んでもよく、そのサブパルスのうちのいずれかが正極性であってもよい。その際にも、正の極性の電圧である回復パルスPrを、第1パルスP1の印加の回数に基づいて印加する。
例えば、書き込み動作が、負極性の電圧をゲート電極4に印加して、例えば電荷蓄積層3Bに正孔を注入する動作であり、消去動作が正極性の電圧をゲート電極4に印加して、例えば電荷蓄積層3Bに電子を注入する動作である場合にも適用でき、その際にも、正の極性の電圧である回復パルスPrをゲート電極4に印加する。
すなわち、メモリセル8において、積層絶縁膜3が劣化するのは、半導体層1から電荷蓄積層3Bへ正孔が注入される場合や、ゲート電極4の側から電荷蓄積層3Bへバックトンネル電子が注入される場合であり、この場合においては書き込み動作の方である。そして、この場合においても、半導体層1に対してゲート電極4を正の極性とする電圧である回復パルスPrをメモリセル8に印加することでこの劣化を回復させることができる。
この場合には、繰り返し動作の回数nとして、劣化の原因となる負極性の電圧を印加する書き込み動作の繰り返しの回数を少なくとも採用することができる。
すなわち、繰り返しの回数nとして、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれかの動作を行う第1パルスの印加の回数を採用することができる。
図2に例示した動作は、駆動部20によって行われる。すなわち、上記のステップS105〜ステップS160の各動作の制御が、制御部22によって行われ、制御部22の制御に従って、ステップS110、S130、S150及びS160に対応する電圧が出力部21によって生成され、メモリセル8に印加される。
図1に表したように、制御部22には、例えば上記の書き込み動作と消去動作の繰り返し動作の回数nを記憶する記憶部23が設けられる。さらに、繰り返しの動作の回数nごとに回数nを増やす演算部24が設けられ、その回数nに基づいて上記の動作を実施する。
また、上記のメモリセルが複数設けられた場合において、上記の回復パルスPrをそれぞれのメモリセル8に別々に印加することができる。ただし、短時間で動作させ、効率を高めるために、複数のメモリセル8に対して一括して回復パルスPrを印加することができる。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置101は、複数のメモリセル8を備え、記憶部23は、複数のメモリセル8の第1パルスP1の印加の回数nを記憶する。そして、駆動部20は、記憶部23に記憶された複数のメモリセル8の前記回数nに基づいて、第2パルスP2を複数のメモリセル8に印加する。
この時、例えば、不揮発性半導体記憶装置101がフラッシュメモリの場合は、上記の消去動作は複数のメモリセル8を一括して消去するブロック一括消去を行うことができる。この場合には、制御部22の記憶部は、それぞれのメモリセル8の繰り返し動作の回数nではなく、ブロックごとの繰り返し動作の回数nを記憶するように構成すれば良い。
すなわち、複数のメモリセル8は複数のブロックに分割され、記憶部23は、そのブロックごとに第1パルスP1の印加の回数nを記憶する。そして、駆動部20は、記憶部23に記憶されたブロックごとの前記回数nに基づいて、第2パルスP2をブロックごとに印加する。
これにより、不揮発性半導体記憶装置の素子構成が簡単になり、より小型にでき、また動作をより高速化することができる。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、不揮発性半導体記憶装置101において、回復パルス電圧Vrや回復パルス時間幅Trを変えたものである。すなわち、同図8(a)は、回復パルス電圧Vrが18Vで回復パルス時間幅Trが500msの時の結果であり、同図(b)は、回復パルス電圧Vrが24Vで回復パルス時間幅Trが100msの時の結果である。そして、この場合においても、設定回数Nは10回とし、すなわち、書き込み動作と消去動作が10回繰り返されるごとに、上記の回復パルスPrが1回挿入されて印加された。なお、書き込みパルスPw、消去パルスPe及び初期化パルスPiは、図4(本実施形態)及び図7(比較例)と同じである。
図8(a)に表したように、回復パルス電圧Vrが18Vで回復パルス時間幅Trが500msの場合は、繰り返しの回数nが3000回の時に素子破壊が発生した。すなわち、この場合も図3に例示した比較例の1500回に比べて素子寿命が向上した。このように、回復パルス電圧Vrが書き込みパルス電圧Vwの22Vよりも低い18Vでも良く、素子寿命を向上させることができる。
一方、図8(b)に表したように、回復パルス電圧Vrが24Vで回復パルス時間幅Trが100msの場合は、繰り返しの回数nが5000回の時に素子破壊が発生した。すなわち、この場合も図3に例示した比較例の1500回に比べて素子寿命が向上した。そして、図8(a)に例示した時よりも回復パルス電圧Vrを高くした場合、回復パルス時間幅Trを短くしても、より素子寿命が向上した。
このように、回復パルス電圧Vrと回復パルス時間幅Trとは、任意に設定できる。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
図9に表したように、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置102においては、回復パルスPrが複数のパルスを有する。それ以外は、不揮発性半導体記憶装置101と同様なので説明を省略する。
すなわち、回復パルスPrが、半導体層1よりもゲート電極4を高い電位にする正極性の第1サブパルスPr1及び第2サブパルスPr2を有している。そして、本具体例では、第1サブパルスPr1及び第2サブパルスPr2の間に休止期間T01が設けられている。本具体例では、休止期間T01においては、ゲート電圧Vgは0とされている。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
同図に示された具体例では、第1サブパルスPr1及び第2サブパルスPr2の第1及び第2サブパルス電圧Vr1及びVr2は、共に22Vである。そして、第1サブパルスPr1及び第2サブパルスPr2のそれぞれの印加の時間である第1サブパルス時間幅Tr1及び第2サブパルス時間幅Tr2は共に45msである。そして、休止期間T01は10msである。そして、書き込み動作と消去動作の繰り返しの回数nが10回に1回、上記の回復パルスPr(第1サブパルスPr1及び第2サブパルスPr2)が印加された。
図10に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置102においては、繰り返し動作の回数nが5000回まで素子破壊は生じなかった。このように、回復パルスPrが複数のパルスを有する場合においても、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置が提供できる。
なお、第1及び第2サブパルス電圧Vr1及びVr2は同じでも良く、また異なっていても良い。また、第1及び第2サブパルス時間幅Tr1及びTr2は同じでも良く、また異なっていても良い。
また、上記において、休止期間T01におけるゲート電圧Vgの値は任意である。ただし、休止期間T01におけるゲート電圧Vgの絶対値は、書き込み及び消去の状態に影響を与えないように、小さく設定される。さらに、休止期間T01を設けず、第1サブパルスPr1と第2サブパルスPr2とが連続して印加されても良い。すなわち、例えば、回復パルスPrは、電圧の異なる任意の複数のパルスから構成されても良い。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
図11に表したように、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置102aにおいては、回復パルスPrが3つのパルスを有する。それ以外は、不揮発性半導体記憶装置101と同様なので説明を省略する。
すなわち、回復パルスPrは、第1サブパルスPr1、第2サブパルスPr2及び第3サブパルスPr3を有している。そして、これらのパルスの第1〜第3サブパルス電圧Vr1〜Vr3は、互いに異なっている。そして、第1〜第3サブパルスPr3のそれぞれの印加の時間である第1〜第3サブパルス時間幅Tr1〜Tr3も互いに異なっている。また、これらのパルスの間には、休止期間T01及びT02が挿入されている。休止期間におけるゲート電圧Vgは、例えば、書き込み及び消去の状態に影響を与えないようにされ、任意である。
このように、回復パルスPrは、3つ以上の任意の数のパルス(サブパルス)を含んでも良い。そして、3つ以上のパルスのそれぞれの電圧及び時間幅は任意である。また、3つ以上のパルスのそれぞれの間に任意の休止期間を設けても良く、また、休止期間を設けなくても良い。
以上のように、回復パルスPrは、半導体層1よりもゲート電極4を高い電位にする正極性を有する任意の複数のパルスを含むことができ、この場合も、回復パルスPrを印加しない従来の不揮発性半導体記憶装置に比べて破壊寿命を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。
図12に表したように、本実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置103においては、消去動作(ステップS130)の繰り返しの動作の累積回数mによって、設定回数N及び回復パルスPrの少なくともいずれかを変化させて、回復パルスPrを印加するものである。
すなわち、設定回数Nとしては、累積回数mの関数である設定回数N(m)を用いる。設定回数N(m)も予め定められた値である。例えば、繰り返し動作の累積回数mが1〜30回の時は、設定回数N(m)を30回とし、累積回数mが31〜70回の時は、設定回数N(m)を20回とし、累積回数mが71〜100回の時は、設定回数N(m)は10回とし、累積回数mが101回以上の時は、設定回数N(m)は5回とする。
この時は、繰り返し動作の累積回数mが1〜29回の時は回復パルスPrが印加されず、累積回数mが30回の時に回復パルスPrが印加される。そして、31〜49回の時は回復パルスPrが印加されず、50回の時に回復パルスPrが印加される。そして、51〜69回の時は回復パルスPrが印加されず、70回の時に回復パルスPrが印加される。そして、71〜100回においては、80回、90回及び100回の10回ごとに回復パルスPrが印加される。そして、101回以上の時は、5回ごとに回復パルスPrが印加される。
メモリセル8において繰り返し動作の累積回数mが増えるに従って劣化が進行する時に、上記のように、累積回数mに基づいて、回復パルスPrの印加の間隔を変えることで、積層絶縁膜3における劣化を効率的に抑制し、また、累積回数mが少ない時は回復パルスPr(m)の印加に要する時間が短縮でき、使い易くなる。
また、回復パルスPrとして、累積回数mの関数である回復パルスPr(m)を用いても良い。すなわち、回復パルスPr(m)は、累積回数mによって、その電圧値や時間幅を変えることができる。例えば、累積回数mの関数である回復パルス電圧Vr(m)と回復パルス時間幅Tr(m)とを用いる。例えば、累積回数mの増加に従って回復パルス電圧Vr(m)を上昇させる。また、例えば、累積回数mの増加に従って回復パルス時間幅Tr(m)を長くする。また、これらを併用する。
さらに、回復パルスPr(m)が複数のサブパルスを含む場合のサブパルスの数や、それぞれのサブパルスにおける電圧値や時間幅を、累積回数mに基づいて変えても良い。例えば、回復パルスPr(m)が一定の回復パルス電圧Vrsと一定の回復パルス時間幅Trsとを有するサブパルスから構成されるようにし、累積回数mの増加に従って、そのサブパルスの数を増やすように構成することができる。
これにより、積層絶縁膜3における劣化を効率的に抑制し、また、累積回数mが少ない時は回復パルスPr(m)の印加に要する時間が短縮でき、使い易くなる。
また、累積回数mによって設定回数N(m)を変えることと、回復パルスPr(m)を変えることと、を同時に実施しても良い。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
同図は、書き込み動作及び消去動作の繰り返しの一部の動作を例示している。
図13に表したように、不揮発性半導体記憶装置103においては、ある書き込み動作と消去動作の繰り返しのサイクルを経たメモリセル8に対して、第1の回復パルスPrm1が印加される。本具体例では、第1の回復パルスPrm1は、単一のパルスであり、その電圧値は例えば20Vであり、時間幅は150msである。
そして、その後、例えば、書き込み動作と消去動作が30回繰り返された後に、第2の回復パルスPrm2が印加される。本具体例では、第2の回復パルスPrm2は、電圧値が22Vで時間幅が80msの第1サブパルスPr1と、電圧値が24Vで時間幅が120msの第2サブパルスPr2と、電圧値が20Vで時間幅が100msの第3サブパルスPr3とを有している。
そして、その後、例えば、書き込み動作と消去動作とが20回繰り返された後に、第3の回復パルスPrm3が印加される。本具体例では、第3の回復パルスPrm3は、単一のパルスであり、電圧値が26Vで時間幅が500msである。
このように、回復パルスPrを印加する際の繰り返し動作の間隔(インターバル)は任意に変更でき、また、回復パルスPrのそれぞれにおいて、電圧値、時間幅及びそれに含まれるパルス(サブパルス)の数は任意である。
(第4の実施の形態)
図14は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。
図15は、本発明の第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式図である。
図14及び図15に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置104においては、書き込み動作及び消去動作の組みにおける順番が、不揮発性半導体記憶装置101における順番と逆である。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置104においては、書き込み動作(ステップS110)の前に消去動作(ステップS130)が実施される。そして、書き込み動作の後に、任意の期間、データが保持される(ステップS120)。そして、保持しているデータを書き換えたり消去したりする時に、例えば、所定のトリガを得て、次のステップに進行する。その際に、動作の繰り返しの回数nが判定される(ステップS140)。
そして、動作の繰り返しの回数nが設定回数Nよりも小さい場合は、ステップS106に戻り、再び、消去動作と書き込み動作を実施する。
そして、動作の繰り返しの回数nが設定回数Nに到達した場合は、回復動作として回復パルスPrが印加される。なお、本具体例では、初期化動作、すなわち、初期化パルスPiは省略される。そして、消去動作を経て次の書き込み動作が行われる。この場合も、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置が提供できる。
このように、書き込み動作の前に消去動作を行う場合は、回復動作(回復パルスPrの印加)の後の初期化動作(初期化パルスPiの印加)を省略できる。
なお、この消去動作を省略した動作と、第2の実施形態に関して説明した回復パルスPrを複数のパルスで構成する動作や、第3の実施形態に関して説明した累積回数mに基づいて設定回数Nや回復パルスPrを変える動作と、を組み合わせて実施することができる。
(第5の実施の形態)
図16は、本発明の第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。
図16に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置105においては、半導体層1の上に、積層構造体3が設けられている。そして、積層構造体3の上にゲート電極4が設けられている。積層構造体3は、電荷蓄積層3Bと、電荷蓄積層3Bと半導体層1との間に設けられた第1絶縁膜3Aと、を有する。このように、不揮発性半導体記憶装置105は、図1に例示した不揮発性半導体記憶装置101において第2絶縁膜3Cを省略した構造を有する。
そして、この場合も、駆動部20は、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去の少なくともいずれかの動作を行う第1パルスP1(本具体例では消去パルスPe)を半導体層1とゲート電極4との間に印加し、第1パルスP1の印加の回数nに基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3へ電子を注入する第2パルスP2(回復パルスPr)を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。
これにより、第2絶縁膜3Cが省略された構造においても、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させることができる。
なお、第2〜第4の実施形態で説明した動作を、第2絶縁膜3Cが省略された構造の不揮発性半導体記憶装置に適用しても良い。
なお、上記では、メモリセル8がNチャネルの場合について説明したが、メモリセル8はPチャネルを有することもできる。この場合は、データの書き込み動作は正孔の注入により行われ、消去動作は電子の注入によって行われる。すなわち、書き込みパルスPw及び消去パルスPeの電圧の極性は、Nチャネルの場合とそれぞれ逆となる。既に説明したように、この時においても回復パルスPrには、正極性のパルスが用いられる。
また、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置における回復パルスPrの印加の効果は、メモリセル8の特性に関するものであるので、その回路レベルの接続方法には依存せず、任意の回路構成に応用することができる。従って、NAND型の他、NOR型、AND型及びDINOR型等の任意の回路構成の不揮発性半導体記憶装置に適用することが可能である。
(第6の実施の形態)
図17は、本発明の第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。
図17に表したように、本実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置106は、上記のメモリセル8を複数配置してなるメモリセルアレイ11と、メモリセルアレイ11を駆動する駆動部20と、を有する。
駆動部20は、電圧制御回路12を有する。電圧制御回路12は、既に説明した制御部22と出力部21とを有する。なお、制御部22には、例えば、第1パルスP1の印加の回数n及び累積回数mを記憶する記憶部23が設けられる。さらに、演算部24を設けても良い。
そして、駆動部20は、さらに電圧発生回路13を設けることができ、電圧発生回路13によって発生された電源電圧は電圧制御回路12に供給され、上に説明した書き込みパルスPw、消去パルスPe、回復パルスPr及び初期化パルスPiを発生して、メモリセルアレイ11の各メモリセル8に印加する。
さらに、駆動部20は、読み出し回路14を有することができ、メモリセルアレイ11の各メモリセル8のしきい値を読み出して、記憶された情報を読み出す。
駆動部20は、第1〜第5の実施形態に関して説明した動作を実行する。
なお、上記の駆動部20の少なくとも一部は、メモリセルアレイ11が設けられる基板の上に設けることができる。これにより、高密度で小型の不揮発性半導体記憶装置が得られる。
(第7の実施の形態)
第1〜第6の実施形態においては、不揮発性半導体記憶装置は、第1パルスP1の印加の回数を基準にして第2パルスP2が印加されたが、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置107では、第1パルスP1とは独立して第2パルスP2が印加される。すなわち、例えば時間に基づいて第2パルスP2が印加される。
不揮発性半導体記憶装置107の構成は、図1、図16及び図17にそれぞれ例示した不揮発性半導体記憶装置101、105及び106と同様とすることができるので説明を省略し、以下では、不揮発性半導体記憶装置107の動作について説明する。
図18は、本発明の第7の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。
図18に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置107においては、駆動部20は、書き込み動作を行い(ステップS110)、その後、任意のデータ保持を行い(S120)、そして、消去動作を行う(ステップS130)。その際、不揮発性半導体記憶装置107における経過時間ttが、予め定めた設定時間TT(予め定められた値)以上かどうかを判定する(ステップS140)。そして、経過時間ttが設定時間TTよりも短い時は、再びステップS110に戻り、書き込み動作、データ保持、及び消去動作を繰り返す。そして、経過時間ttが設定時間TT以上の時は、回復パルスPr(第2パルスP2)を印加して回復動作を行う(ステップS150)。そして、必要に応じて初期化パルスPiを印加して初期化動作を行う(ステップS160)。その後、必要に応じて、経過時間ttを0に設定する(ステップS105)。なお、経過時間ttとして累積の経過時間を用いる場合は、ステップS105は設けず、設定時間TTを複数用意することができる。
以上の動作により、例えば定期的に回復動作を実施することができ、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させることができる。例えば、不揮発性半導体記憶装置107の例えば演算部24にタイマーを設けておき、また、例えば記憶部23に設定時間TTを記憶させておき、時刻が設定時間TTに基づく時刻を過ぎた時に、回復パルスPrを印加する。この時、時刻が設定時間TTに基づく時刻を過ぎた瞬間に回復パルスPrを印加するのではなく、時刻が設定時間TTに基づく時刻を過ぎた後に、書き込み動作または消去動作の少なくともいずれかの動作を行う際に、回復パルスPrを印加すれば良い。
このように、不揮発性半導体記憶装置107においては、駆動部20は、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスP1を半導体層1とゲート電極4との間に印加し、予め定められた時間(例えば上記の設定時間TT)に基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3へ電子を注入する第2パルスP2を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。
この場合も、予め定められた時間、すなわち、回復パルスPrが印加される間隔(インターバル)を、時間(累積の時間)の経過に従って変えても良く、また、回復パルスPrの電圧値、時間幅及びそれに含まれるパルス(サブパルス)の数を任意に変化させることができる。
なお、不揮発性半導体記憶装置107において、複数のメモリセル8が設けられる場合、予め定められた時間に基づいて、複数のメモリセル8に一括して第2パルスP2を印加することができる。例えば、複数のメモリセル8が複数のブロックに分割されている場合、第2パルスP2をブロックごとに印加することができる。これにより、複数のメモリセルの劣化を効率的に抑制することができる。
(第8の実施の形態)
上記の第7の実施形態においては、不揮発性半導体記憶装置においては、時間に基づいて第2パルスP2が印加されたが、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、例えばユーザから与えられる起動信号に基づいて、第2パルスP2が印加される。
図19は、本発明の第8の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式図である。
図19に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置108は、既に説明したメモリセル8及び駆動部20に加え、起動信号25Iが入力される入力部25をさらに備える。入力部25は、駆動部20の例えば制御部22に接続される。
入力部25に入力される起動信号25Iは、例えば本不揮発性半導体記憶装置を使用する使用者から任意に入力される例えば「リフレッシュ命令」などに基づく電気信号である。すなわち、本不揮発性半導体記憶装置が搭載される各種の電子機器において、使用者から所望のタイミングで、回復動作を行うべき電気信号が起動信号25Iとして入力部25に入力される。すなわち、この起動信号25Iは、不揮発性半導体記憶装置に対する通常の書き込みや消去のための信号とは異なり、既に説明した積層絶縁膜3の特性を回復させる動作を実行するための信号である。例えば、使用者は、本不揮発性半導体記憶装置において書き込み動作及び消去動作の回数がある程度以上になったと感じた場合に、所望のタイミングで「リフレッシュ命令」を入力し、これに基づいた電気信号である起動信号25Iが例えば電子機器において発生される。
そして、入力部25に入力された起動信号25Iに基づいて、例えば制御部22は、所定の信号を発生し、回復パルスPrをメモリセル8に印加する。これにより、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置が提供できる。
なお、不揮発性半導体記憶装置108において、複数のメモリセル8が設けられる場合、第2パルスP2を複数のメモリセル8に印加することができる。さらに、例えば、複数のメモリセル8が複数のブロックに分割されている場合、例えば、「リフレッシュ命令」にブロックを指定するように機能を持たせることもでき、これに基づき、第2パルスP2をブロックごとに印加することができる。これにより、複数のメモリセルの劣化を効率的に抑制することができる。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置の駆動方法である。
すなわち、チャネル1aとチャネル1aの両側に設けられたソース領域2a及びドレイン領域2bとを有する半導体層1と、チャネル1aの上に設けられた第1絶縁膜3Aと、第1絶縁膜3Aの上に設けられた電荷蓄積層3Bと、電荷蓄積層3Bの上に設けられたゲート電極4と、を有するメモリセル8を有する不揮発性半導体記憶装置の駆動方法である。以下では、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴部分について説明する。
図20は、本発明の第9の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動方法を例示するフローチャート図である。
図20に表したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動方法においては、まず、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスP1を半導体層1とゲート電極4との間に印加する(ステップS110)。
例えば、図2に例示したように、第1パルスP1として消去パルスPeを印加する。そして、既に説明したように、図2に例示した具体例では、消去パルスPeの印加の前に、書き込みパルスPw(第3パルスP3)も印加され、任意の期間データが保持される。そして、書き込みパルスPwと消去パルスPeとの印加が繰り返され、書き込み動作と消去動作が繰り返される。
そして、第1パルスP1の印加の回数に基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3へ電子を注入する第2パルス(回復パルスPr)を半導体層1とゲート電極4との間に印加する(ステップS120)。
これにより、積層絶縁膜3の劣化を抑制することができ、素子破壊の信頼性を向上し、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供できる。
例えば、第1パルスP1の印加の回数が予め定められた値である設定回数Nに到達した場合に、第2パルスP2を印加する。この時、既に説明したように、第1パルスP1の印加の累積回数mに基づいて、上記の設定回数Nを変化させても良く、また、第2パルスP2の電圧値、時間幅及びそれに含まれるパルス(サブパルス)の数を変化させても良い。
また、上記の設定回数Nは、1回以上100回以下とすることが望ましい。
また、第2パルスP2は、10V以上30V以下であることが望ましい。また、第2パルスの時間幅は、100μsよりも長く10s以下であることが望ましく、また、1ms以上10s以下であることがさらに望ましい。
また、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くしてデータの書き込み及び消去のいずれか他方を行う第3パルスP3(図2の具体例では書き込みパルスPw)を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。そして、この場合、第2パルスP2の印加の時間(回復パルス時間幅Tr)は、第3パルスの印加の時間(図2の具体例では書き込みパルス時間幅Tw)よりも長いことが望ましい。
以上によって、素子破壊をより効果的に抑制することができる。
また、不揮発性半導体記憶装置が複数のメモリセル8を備える場合においては、複数のメモリセル8の第1パルスP1の印加の回数に基づいて、第2パルスP2を複数のメモリセル8に印加することができる。そして、複数のメモリセル8が複数のブロックに分割され、ブロックごとの第1パルスP1の印加の回数に基づいて、第2パルスP2をブロックごとに印加することができる。これにより、複数のメモリセルの劣化を効率的に抑制することができる。
また、第2パルスP2の印加から第1パルスP1の印加の間に、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くする第4パルスP4(初期化パルスPi)を印加することができる。なお、図14及び図15に関して説明したように、第4パルスP4の印加は省略しても良い。
また、本実施形態に係る別の駆動方法では、まず、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスP1を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。そして、予め定められた時間(例えば上記の設定時間TT)に基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3へ電子を注入する第2パルスP2を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。
さらに、本実施形態に係る別の駆動方法では、まず、半導体層1よりもゲート電極4の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスP1を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。そして、例えばユーザから入力される命令などによる起動信号に基づいて、半導体層1よりもゲート電極4の電位を高くして、積層構造体3メモリセル8内へ電子を注入する第2パルスP2を半導体層1とゲート電極4との間に印加する。
これにより、電荷蓄積型のメモリセルの繰り返し動作信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供できる。
なお、上記のいずれの駆動方法においても、回復パルスPrが印加される間隔(インターバル)は任意に設定でき、また、回復パルスPrの電圧値、時間幅及びそれに含まれるパルス(サブパルス)の数を任意に変化させることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法を構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
1 半導体層
1a チャネル
2a ソース領域
2b ドレイン領域
3 積層絶縁膜(積層構造体)
3A 第1絶縁膜
3B 電荷蓄積層
3C 第2絶縁膜
4 ゲート電極
8 メモリセル
11 メモリセルアレイ
12 電圧制御回路
13 電圧発生回路
14 読み出し回路
20 駆動部
21 出力部
22 制御部
23 記憶部
24 演算部
25 入力部
101、102、102a、103、104、105、106、107、108、109 不揮発性半導体記憶装置
N 設定回数(定められた値)
P1 第1パルス
P2 第2パルス
P3 第3パルス
P4 第4パルス
Pe 消去パルス
Pi 初期化パルス
Pr 回復パルス
Pr1〜Pr3 第1〜第3サブパルス
Prm1〜Prm3 第1〜第3の回復パルス
Pw 書き込みパルス
T01、T02 休止期間
Te 消去パルス時間幅
Th 保持期間
Ti 初期化パルス時間幅
Tr、Tr(m)、Trs 回復パルス時間幅
Tr1〜Tr3 第1〜第3サブパルス時間幅
TT 設定時間(定められた値)
Tw 書き込みパルス時間幅
Ve 消去パルス電圧
Vg ゲート電圧
Vi 初期化パルス電圧
Vr、Vrs 回復パルス電圧
Vr1〜Vr3 第1〜第3サブパルス電圧
Vw 書き込みパルス電圧
n 回数
m 累積回数
tt 経過時間

Claims (20)

  1. チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、
    前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、
    前記積層構造体の上に設けられたゲート電極と、
    を有するメモリセルと、
    前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、
    前記第1パルスの印加の回数に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記駆動部は、前記印加の回数を記憶する記憶部をさらに有し、前記記憶部に記憶された前記印加の回数に基づいて前記第2パルスを印加することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記駆動部は、前記印加の回数が予め定められた値に到達した場合に、前記第2パルスを印加することを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記予め定められた値は、前記第1パルスの印加の累積回数に基づいて変化することを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記予め定められた値は、1回以上100回以下であることを特徴とする請求項3または4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第2パルスにおける電圧及び印加の時間、並びに前記第2パルスに含まれるパルスの数の少なくともいずれかは、前記第1パルスの印加の累積回数に基づいて変化することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記駆動部は、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記データの書き込み及び消去のいずれか他方を行う第3パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、
    前記第2パルスの印加の時間は、前記第3パルスの印加の時間よりも長いことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第2パルスの印加の時間は、100μsよりも長く10s以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記第2パルスにおける前記半導体層を基準にした前記ゲート電極の電位は、10V以上30V以下高いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 複数の前記メモリセルを備え、
    前記駆動部は、複数のメモリセルにおける前記印加の回数に基づいて、前記第2パルスを前記複数のメモリセルに印加することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記複数のメモリセルは、複数のブロックに分割され、
    前記駆動部は、前記ブロックごとの前記印加の回数に基づいて、前記第2パルスを前記ブロックごとに印加することを特徴とする請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記駆動部は、前記第2パルスの印加から次の書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスの印加の間に、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くする第4パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記積層構造体は、前記電荷蓄積層と前記ゲート電極との間に設けられた第2絶縁膜をさらに有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、
    前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、
    前記積層構造体の上に設けられたゲート電極と、
    を有するメモリセルと、
    前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、
    予め定められた時間に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  15. チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、
    前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層と、を有する積層構造体と、
    前記積層構造体電荷蓄積層の上に設けられたゲート電極と、
    を有するメモリセルと、
    起動信号が入力される入力部と、
    前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、
    前記入力部に入力された前記起動信号に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加する駆動部と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  16. チャネルと前記チャネルの両側に設けられたソース領域及びドレイン領域とを有する半導体層と、前記チャネルの上に設けられた第1絶縁膜及び前記第1絶縁膜の上に設けられた電荷蓄積層を有する積層構造体と、前記電荷蓄積層の上に設けられたゲート電極と、を有するメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
    前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を低くしてデータの書き込み及び消去のいずれか一方を行う第1パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加し、
    前記第1パルスの印加の回数に基づいて、前記半導体層よりも前記ゲート電極の電位を高くして前記積層構造体へ電子を注入する第2パルスを前記半導体層と前記ゲート電極との間に印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
  17. 前記印加の回数が予め定められた値に到達した場合に、前記第2パルスを印加することを特徴とする請求項16記載の不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
  18. 前記予め定められた値は、1回以上100回以下であることを特徴とする請求項16または17に記載の不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
  19. 前記不揮発性半導体記憶装置は複数の前記メモリセルを有し、
    複数のメモリセルにおける前記印加の回数に基づいて、前記第2パルスを前記複数のメモリセルに印加することを特徴とする請求項16〜18のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
  20. 前記複数のメモリセルは、複数のブロックに分割され、
    前記ブロックごとの前記印加の回数に基づいて、前記第2パルスを前記ブロックごとに印加することを特徴とする請求項19記載の不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
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