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JP2010169640A - 位置算出方法及び位置算出装置 - Google Patents

位置算出方法及び位置算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カルマンフィルター処理を用いた位置算出の正確性を向上させること。
【解決手段】携帯型電話機1は、移動体が等速移動状態にあることを表す第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルの2種類の等速度KFモデルを用いたインタラクティブミキシングモデル(IMM)による位置算出処理を行って、出力位置を決定する。第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルは、KFにおけるパラメーターの一種である状態遷移行列は同じであるが、誤差パラメーターの一種であるシステムノイズが異なる値に設定されたモデルである。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置算出方法及び位置算出装置に関する。
測位用信号を利用した測位システムとしては、GPS(Global Positioning System)が広く知られており、携帯型電話機やカーナビゲーション装置等に内蔵された位置算出装置に利用されている。GPSでは、複数のGPS衛星の位置や各GPS衛星から位置算出装置までの擬似距離等の情報に基づいて位置算出装置の位置を示す3次元の座標値と時計誤差とを求める位置算出処理を行う。
位置算出処理としては、最小二乗法(LS(Least Squared))を用いた位置算出処理や、カルマンフィルター(以下、「KF(Kalman Filter)」と称す。)を用いた位置算出処理が知られている。また、KFを用いた位置算出処理を応用した技術として、複数のKFモデルを用意して各KFモデルについて位置算出処理を行い、それらの処理結果を合成して最終的な出力位置を決定するインタラクティブミキシングモデル(以下、「IMM(Interactive Mixing Model)」と称す。)を用いた位置算出処理が知られている(例えば、非特許文献1)。
Yaakov Bar-Shalom, X.Rong Li, Thiagalingam Kirubarajan著、「Estimation with Applications to Tracking and Navigation」、(米国)、JOHN WILEY & SONS INC、2001年、p.92−93、453−457
IMMでは、位置算出装置の種々の移動状態に対応するために、想定される移動状態それぞれに応じたKFモデルを定義して、計算を行うことが考えられる。例えば、位置算出装置の移動状態として停止状態、等速度状態、加減速状態を想定して、定点KFモデル、等速度KFモデル、定加速度KFモデルを用いてIMMによる位置算出処理を行うことが考えられる。
IMMでは、KFモデルに入力する外部観測量の尤もらしさ(以下、「尤度」と称す。)を正規分布(ガウス分布)に従った確率密度関数を用いて算出する。そして、算出した尤度を用いて、各KFモデルの処理結果を合成する際の重みとなるモデル確率を算出する。そして、算出したモデル確率を用いて各KFモデルの処理結果を合成することで出力位置を決定する。
KFモデルに入力する外部観測量としては、例えば測位用信号の受信周波数や位相の情報を用いることができる。しかし、測位用信号の受信環境が悪いと、観測される測位用信号の受信周波数や位相の正確性が低下するため、尤度が適切に求められず、誤ったモデル確率が算出される場合がある。
これにより、例えば、位置算出装置は移動しているのに定点KFモデルのモデル確率が高くなり、その結果、出力位置が実際の位置に対して時間的に遅れる“位置遅れ”が発生する場合がある。また、逆に、位置算出装置は停止しているのに定加速度KFモデルのモデル確率が高くなり、その結果、出力位置が実際の位置から大きくずれる“位置飛び”が発生する場合もあり、位置算出の正確性が低下する要因となっていた。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、複数のKFモデルを用いた位置算出の正確性を向上させることを目的としている。
以上の課題を解決するための第1の発明は、位置算出対象である移動体の移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群それぞれに応じたカルマンフィルター処理であって、前記パワースペクトル密度群に応じて異なる値に設定された誤差パラメーターと、等速移動状態にあることを示すパラメーターとを含んだ複数のカルマンフィルター処理による位置算出処理を測位用衛星からの衛星信号に基づき実行することと、前記カルマンフィルター処理それぞれによって求められた位置を用いて、位置を決定することと、を含む位置算出方法である。
また、他の発明として、位置算出対象である移動体の移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群それぞれに応じたカルマンフィルター処理であって、前記パワースペクトル密度群に応じて異なる値に設定された誤差パラメーターと、等速移動状態にあることを示すパラメーターとを含んだ複数のカルマンフィルター処理による位置算出処理を測位用衛星からの衛星信号に基づき実行する算出部と、前記カルマンフィルター処理それぞれによって求められた位置を用いて、位置を決定する位置決定部と、を備えた位置算出装置を構成してもよい。
この第1の発明等によれば、誤差パラメーターと、等速移動状態にあることを示すパラメーターとを含んだ複数のカルマンフィルター処理による位置算出処理を測位用衛星からの衛星信号に基づき実行する。誤差パラメーターは、移動体の移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群に応じて異なる値に設定される。そして、カルマンフィルター処理それぞれによって求められた位置を用いて、位置を決定する。
詳細は後述するが、本願発明者が、位置算出装置を保持或いは搭載した移動体の走行試験を種々の条件を変えて行った結果、移動体の移動加速度はホワイトノイズに近い特徴を示すことがわかった。そこで、本発明の実施形態として、加速状態にあることを示すパラメーターを含むカルマンフィルター処理を用いずに、等速移動状態にあることを示すパラメーターを含む複数のカルマンフィルター処理を用いて位置を算出することとした。これにより、移動中であるにもかかわらず停止状態にあることを前提とするカルマンフィルター処理が重視されたり、逆に、停止中であるにもかかわらず加速状態にあることを前提とするカルマンフィルター処理が重視されるといった矛盾する判定を防止することができた。
しかし、移動加速度がホワイトノイズに近い特徴を示したとはいえ、移動体が加速・減速することで加速度は生ずるため、移動加速度を完全に無視して考えることはできない。そこで、移動体の移動加速度を誤差成分とみなして、カルマンフィルター処理におけるパラメーターの一種である誤差パラメーターの値に反映させることとした。すなわち、移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群に応じて、複数のカルマンフィルター処理それぞれの誤差パラメーターの値を設定した。その結果、位置算出の正確性を向上させることに成功した。
また、第2の発明として、第1の発明の位置算出方法であって、前記誤差パラメーターには、位置変化の許容度を表す位置変化許容パラメーターが含まれ、前記カルマンフィルター処理は、前記位置変化許容パラメーターの値が異なる位置算出方法を構成してもよい。
この第2の発明によれば、誤差パラメーターに含まれる位置変化の許容度を表す位置変化許容パラメーターの値が異なる複数のカルマンフィルター処理を行って位置を決定する。誤差パラメーターには、移動体の位置の変化の許容度を表すパラメーターや移動速度の変化の許容度を表すパラメーターなど複数の変化許容パラメーターが含まれ得るが、特に位置の変化の許容度を表す位置変化許容パラメーターの値が異なる複数のカルマンフィルター処理を行うことで、位置算出の正確性が向上する。
また、この場合、第3の発明として、第2の発明の位置算出方法であって、前記位置変化許容パラメーターの値は、加速度が異なる移動を想定して定められた値である位置算出方法を構成することも可能である。
また、第4の発明として、第1〜第3の何れかの発明の位置算出方法であって、前記カルマンフィルター処理は、2種類のカルマンフィルター処理である位置算出方法を構成してもよい。
本願発明者が実験を行った結果、少なくとも、等速移動状態にあることを示すパラメーターを含む2種類のカルマンフィルター処理を行って位置を決定すれば、ある程度の位置算出の正確性が担保されることがわかった。第4の発明では、この知見に基づいて、等速移動状態にあることを示すパラメーターを含む2種類のカルマンフィルター処理を行って位置を算出する。
3モデルの場合のIMMの説明図。 モデル確率の時間変化の一例を示すグラフ。 出力位置の誤差の一例を示すグラフ。 等速2モデルの場合のIMMの説明図。 加速度成分を周波数解析した結果を示すヒストグラム。 システムノイズの説明図。 システムノイズの説明図。 第1等速度KFモデル用システムノイズ行列「Q1」を示す図。 第2等速度KFモデル用システムノイズ行列「Q2」を示す図。 等速2モデルを用いた場合の出力位置の誤差の一例を示すグラフ。 等速2モデルを用いた場合の出力位置の軌跡を示すグラフ。 等速2モデルを用いた場合の出力位置の軌跡を示すグラフ。 3モデルを用いた場合のモデル確率の時間変化の一例を示すグラフ。 等速2モデルを用いた場合のモデル確率の時間変化の一例を示すグラフ。 携帯型電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 ROMに格納されたデータの一例を示す図。 RAMに格納されるデータの一例を示す図。 衛星別メジャメントデータのデータ構成の一例を示す図。 計測履歴データのデータ構成の一例を示す図。 メイン処理の流れを示すフローチャート。 IMM位置算出処理の流れを示すフローチャート。 IMM位置算出処理の流れを示すフローチャート。 等速度KFモデル用状態遷移行列「φ」を示す図。
以下、図面を参照して、位置算出装置を備えた電子機器の一種である携帯型電話機1に本発明を適用した場合の実施形態について説明する。また、携帯型電話機1は、ユーザーに携帯されることで移動したり、自動車等に配置設定されて移動する。このため、本実施形態では、携帯型電話機1を保持或いは搭載した人や物のことを“移動体”として説明し、携帯型電話機1が検出する各種方向を移動体の方向として説明する。尚、本発明を適用可能な実施形態が以下説明する実施形態に限定されるわけでないことは勿論である。
1.原理
先ず、本実施形態における特徴的な処理の1つであるインタラクティブミキシングモデル(Interactive Mixing Model:以下、適宜「IMM」と称す。)を用いた位置算出処理について説明する。
図1は、IMMの概念を説明するための図である。ここでは、説明を分かりやすくするため、複数の処理回路ブロックにおける演算によってIMMによる位置算出が実現されるものとして説明するが、単独のプロセッサーによってIMMによる位置算出を実現することも可能であり、その詳細についてはフローチャートを用いて後述する。
IMMは、複数のカルマンフィルターモデル(Kalman Filter Model:以下、「KFモデル」と称す。)を定義し、各KFモデルの処理結果をモデル確率「μ」と呼ばれる重みで合成することで、最終的な出力結果を決定するモデルである。
KFモデルとしては、種々のモデルを定義することができる。例えば、移動体の移動状態として、停止状態、等速状態、加減速状態の3つの移動状態を想定し、停止状態用のKFモデルである「定点KFモデル」、等速移動状態用のKFモデルである「等速度KFモデル」、加減速状態用のKFモデルである「定加速度KFモデル」の3つのKFモデルを定義することが一例として挙げられる。
各KFモデルに対しては、外部観測量が与えられる。本実施形態では、GPS衛星信号の受信周波数及びコード位相の観測値(以下、「メジャメント観測値」と称す。)「Z」を外部観測量として与える。尚、外部観測量は、IMMを適用するシステムに応じて適宜設定変更することが可能である。
IMMでは、ミキサが、各KFモデル間の遷移確率を示すモデル間遷移確率「p」と、1つ前のステップにおいてモデル確率更新部により算出・更新された各KFモデルのモデル確率「μ:μ1,μ2,μ3」と、各KFモデルそれぞれについて算出された状態ベクトルの計算値「X:X1,X2,X3」及び誤差共分散の計算値「P:P1,P2,P3」とを用いて、各KFモデルそれぞれの状態ベクトル及び誤差共分散の今回の計算における初期値「X0:X01,X02,X03」及び「P0:P01,P02,P03」を算出する。そして、算出した結果を、対応するKFモデルにそれぞれ出力する。
状態ベクトル「X」は、携帯型電話機1の状態を表すベクトルであり、例えば、3次元の位置「(x,y,z)」、3次元の移動速度「(u,v,w)」、3次元の加速度「(ax,ay,az)」、クロックのバイアス「b」及びクロックのドリフト「d」を成分とする11×1の行列で表すことができる。また、誤差共分散行列「P」は、状態ベクトルに含まれる各成分の誤差の共分散を示す11×11の行列である。
「定点KFモデル」、「等速度KFモデル」、「定加速度KFモデル」の3つのKFモデルの違いは、カルマンフィルターのパラメーターの一種である状態遷移行列「φ」が異なることである。状態遷移行列「φ」は、状態ベクトル「X」の遷移を表す11×11の行列であり、その行と列の並びは、状態ベクトル「X」の11次元の各成分の並びに対応する。「定点KFモデル」では定点KFモデル用の状態遷移行列「φS」を用いて計算し、「等速度KFモデル」では等速度KFモデル用の状態遷移行列「φV」を用いて計算し、「定加速度KFモデル」では定加速度KFモデル用の状態遷移行列「φA」を用いて計算する。
ミキサは、モデル間遷移確率「p」と、1つ前のステップにおいてモデル確率更新部により算出・更新されたモデル確率「μ」とを用いて、規格化定数「CN:C1,C2,C3」と呼ばれる定数を算出して、モデル確率更新部に出力する。
各KFモデルは、ミキサから入力した状態ベクトル及び誤差共分散行列の初期値「X0」及び「P0」と、外部観測量であるメジャメント観測値「Z:Z1,Z2,Z3」とを用いて、公知のカルマンフィルターと同様、予測演算と補正演算とを行うことで、状態ベクトル及び誤差共分散行列の今回の計算値「X」及び「P」を算出して、モデル確率更新部に出力する。また、各KFモデルは、尤度「λ:λ1,λ2,λ3」と重み係数「β:β1,β2,β3」と呼ばれる値を算出して、モデル確率更新部に出力する。
数式を用いて後述するが、尤度「λ」は、メジャメント観測値「Z」の尤もらしさを表す指標値であり、予め定められた確率密度関数(以下、この関数を「尤度関数」と称す。)を用いて算出することができる。また、重み係数「β」は、尤度関数の係数部分として表される値である。
モデル確率更新部は、ミキサから入力した規格化定数「CN」と、KFモデルから入力した尤度「λ」及び重み係数「β」とを用いて、モデル確率「μ」を新たに算出・更新する。そして、KFモデルから入力した状態ベクトル及び誤差共分散それぞれを、算出したモデル確率「μ」で重み付けして合成することで、状態ベクトルの出力値「X」及び誤差共分散の出力値「P」を算出する。状態ベクトルの出力値「X」に含まれる3次元の位置「(x,y,z)」で表される位置が、最終的な出力位置となる。
この3種類のKFモデルを用いたIMMは、移動体の様々な移動状態に対応することができるという利点がある。しかし、GPS衛星信号の受信環境が悪い場合等には、観測されるGPS衛星信号の受信周波数やコード位相(メジャメント観測値)の正確性が低下する。メジャメント観測値の正確性が低下すると、尤度「λ」が適切に求められず、誤ったモデル確率「μ」が算出される要因となる。
これにより、例えば、移動体は移動しているのに定点KFモデルのモデル確率「μ1」が高くなってしまい、出力位置が実際の位置に対して時間的に遅れる“位置遅れ”が発生する場合がある。逆に、移動体は停止しているのに定加速度KFモデルのモデル確率「μ3」が高くなってしまい、出力位置が実際の位置に対して大きく変動する“位置暴れ”が発生する場合もある。
図2は、上述した3種類のKFモデルを用いたIMMを実装した位置算出装置を搭載した移動体を等速度で走行させた場合に、各KFモデルのモデル確率「μ」を実際に算出してプロットしたグラフである。移動体を最初に停止させておき、その後、1分間かけて時速6kmまで加速させ、その後、時速6kmで等速走行させた。移動体の移動方向は「北東方向」とした。
図2において、横軸は時間、縦軸はモデル確率「μ」を示している。また、四角形のプロットは定点KFモデルのモデル確率「μ1」を、ダイヤ形のプロットは等速度KFモデルのモデル確率「μ2」を、三角形のプロットは定加速度KFモデルのモデル確率「μ3」をそれぞれ示している。モデル確率「μ」は[0,1]の範囲の値であり、「μ1+μ2+μ3=1」である。
加速した後、移動体は等速度で移動しているため、本来であれば等速度KFモデルのモデル確率「μ2」が高くなっていなければならないはずである。しかし、この図を見ると、定点KFモデルのモデル確率「μ1」が全体的に高くなっており、モデル確率が正しく求められていないことがわかる。
図3は、図2の実験において実際に算出された出力位置の誤差の分布を示すグラフである。北方向の位置誤差と東方向の位置誤差とを算出して2次元的にプロットした結果を示している。四角形のプロットがグラフの中心に近いほど、出力位置の誤差が小さいことを意味する。
この図を見ると、出力位置の誤差は、グラフの中心から外れて南西の部分に分布していることがわかる。図2の実験では、移動体の移動方向を北東方向としたため、出力位置の誤差が南西の部分に分布しているということは、“位置遅れ”が発生していることを意味する。これは、図2に示したように、定点KFモデルのモデル確率「μ1」が高くなったことにより、定点KFモデルの処理結果に対する重みが高くなり、出力位置の変動を抑制するように(出力位置をなるべく静止させるように)フィルターが作用したことによるものである。
このように、移動体は実際には移動しているのに定点KFモデルが選択されたり、逆に、実際には移動体は停止しているのに定加速度KFモデルが選択されるといった実際の移動状態とは正反対の事象が選択されることによって位置算出の正確性が低下する。そこで、本願発明者は、定点KFモデル及び定加速度KFモデルを削除することを考えた。
図4は、本実施形態におけるIMMの概念を説明するための図である。本実施形態では、第1等速度KFモデルと、第2等速度KFモデルとの2種類の等速度KFモデルを用意してIMMによる位置算出を行う。このIMMでは、携帯型電話機1の3次元の位置「(x,y,z)」、3次元の移動速度「(u,v,w)」、クロックのバイアス「b」及びクロックのドリフト「d」を成分とする、次式(1)に示すような8×1の状態ベクトル「X」を用いて計算を行う。定加速度KFモデルを使用しないため、3次元の加速度「(ax,ay,az)」を状態ベクトル「X」に含めていない。これにより、計算量の大幅な削減になる。
Figure 2010169640
第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルは、何れも等速度KFモデルであるため、図23に示すような等速度KFモデル用状態遷移行列「φV」を用いて計算を行う。本実施形態では、式(1)に示したように8×1の状態ベクトル「X」を用いて計算を行うため、この場合における等速度KFモデル用状態遷移行列「φV」は8×8の行列となり、その行と列の並びは、状態ベクトル「X」の8次元の各成分の並びに対応する。
2種類の等速度KFモデルを採択した理由について説明する。本願発明者は、位置及び移動速度を高い正確性で計算可能な公知のGPS受信機を、自動車、人間、電車等の移動体に保持或いは搭載させ、移動体を自由に走行させるフィールド試験を行った。歩行試験、山道での走行試験、町中での走行試験、高速道路での走行試験、マルチパス環境での走行試験、新幹線での走行試験等、種々の環境化において移動体の走行試験を行い、移動体の位置及び移動速度を算出した。そして、算出した位置及び移動速度を用いて(具体的には移動速度ベクトルを微分することで)、移動体の移動加速度を算出した。
そして、自己相関(Auto Correlation)の手法を用いて移動加速度を周波数解析したところ、移動加速度がホワイトノイズに近い特徴を示すことがわかった。この結果から、定加速度KFモデルを用いずに位置算出する実施形態を考案した。しかし、移動加速度がホワイトノイズに近い特徴を示したとはいえ、移動体が加速・減速することで移動加速度は生ずるため、移動加速度を完全に無視して考えることはできない。そこで、移動加速度をKFモデルのモデル誤差、すなわちノイズとみなし、KFにおける誤差パラメーターの一種である「システムノイズ」に反映させる実施形態を考案した。
図5に、ノイズのパワーを解析したヒストグラムを示す。横軸は、パワースペクトル密度、縦軸はパワースペクトル密度の度数を示している。これを見ると、大きく分けて、「100」のオーダーのパワースペクトル密度のグループG1と、「10−1」のオーダーのパワースペクトル密度のグループG2との2つのグループにノイズのパワーを分類できる。この結果から、2種類の等速度KFモデルを用意し、各等速度KFモデルにおけるシステムノイズの値を、グループG1及びG2におけるノイズのパワーに基づいて決定する実施形態を考案した。
図6及び図7は、本実施形態におけるシステムノイズの概念を説明するための図である。等速度KFモデルは、移動体が等速度で移動することを想定したKFモデルであるが、移動体が完全に等速度で移動するということはなく、多かれ少なかれ移動加速度は生じている。この加速度をKFモデルのモデル誤差とみなし、移動体の状態(位置や移動速度)の変化をどの程度許容するかを決定付けるパラメーターが、本実施形態におけるシステムノイズである。後述するようにシステムノイズは行列の形で表されるが、システムノイズのうち、移動体の位置変化の許容度を決定付けるパラメーターのことを、特に「位置変化許容パラメーター」と称する。
概念的には、時刻「t−1」における移動体の位置を「p(t−1)」とした場合、位置「p(t−1)」を中心とする円の範囲を、位置変化を許容する範囲(以下、「位置変化許容範囲」と称する。)と考えることができる。位置変化許容範囲の半径が位置変化許容パラメーターの値によって定まる。KFによる計算では、次の時刻「t」における位置「p(t)」がこの円内に収まるようにフィルターが作用する。
位置変化許容パラメーターの値が小さいと位置変化許容範囲は狭くなるため、KFの計算においてフィルターが強くかかり、移動体の位置の変動は抑制される。この場合は、位置変化の許容度は小さい。一方、位置変化許容パラメーターの値が大きければ位置変化許容範囲は広くなるため、KFの計算においてフィルターの作用は弱まり、移動体の位置の変動は大きくなる。この場合は、位置変化の許容度は大きい。尚、状態ベクトル「X」には位置以外の成分も含まれるが、位置以外の成分についても同様に考えることができる。
図8は、第1等速度KFモデル用のシステムノイズである第1等速度KFモデル用システムノイズ行列「Q1」を示す図であり、図9は、第2等速度KFモデル用のシステムノイズである第2等速度KFモデル用システムノイズ行列「Q2」を示す図である。
本実施形態では、状態ベクトル「X」を8次元のベクトルとしているため、システムノイズも8次元で考える必要がある。具体的には、状態ベクトル「X」の8次元の成分に対応する8×8の行列で表されるシステムノイズを考える。行と列の並びは、状態ベクトル「X」の8次元の成分にそれぞれ対応している。本実施形態において、システムノイズは行列の形で表されるため「システムノイズ行列」ともいう。
「Q1」及び「Q2」は、略同一の行列で表されるが、異なるのは行列に含まれる「SP1」及び「SP2」の値である。具体的には、3次元の位置「(x,y,z)」に対応する行列部分MP1の対角成分は、「Q1」では「Sp1・dt3/3」であるが、「Q2」では「Sp2・dt3/3」である。また、3次元の移動速度「(u,v,w)」に対応する行列部分MP2の対角成分は、「Q1」では「Sp1・dt」であるが、「Q2」では「Sp2・dt」である。また、位置と速度が交差する行列部分MP3及びMP4の対角成分は、「Q1」では「Sp1・dt2/2」であるが、「Q2」では「Sp2・dt2/2」である。但し、「dt」は、今回の位置算出においてメジャメント観測値を取得した時刻と、前回の位置算出時刻との時刻差である。
また、クロックのバイアス「b」及びクロックのドリフト「d」に対応する成分は、何れのシステムノイズ行列においても共通であり、それぞれ「BiasQ」及び「DriftQ」である。「BiasQ」及び「DriftQ」の値は、位置算出装置(GPS受信機)のクロックの特性に基づいて定められる定数である。
「SP1」及び「SP2」は、図5に示したヒストグラムの2つのグループG1及びG2のパワースペクトル密度から求められる値である。グループG1の方がグループG2に比べてパワースペクトル密度が小さいため「SP1<SP2」となる。すなわち、第2等速度KFモデルの方が、第1等速度KFモデルよりも誤差が大きいモデルであると言える。
2.実験結果
図10は、第1等速度及び第2等速度の2種類のKFモデル(以下、「等速2モデル」と称す。)を用いたIMMによる位置算出処理を行った場合の出力位置の誤差の分布を示す図である。実験の条件は、図3における実験の条件と同一である。定点、等速度、定加速度の3種類のKFモデル(以下、「3モデル」と称す。)を用いた場合と比較するため、図3の実験結果を重ねて表示している。
図10において、四角形のプロットが、3モデルを用いた場合の出力位置の誤差を示しており、三角形のプロットが、等速2モデルを用いた場合の出力位置の誤差を示している。この図を見ると、等速2モデルの場合の出力位置の誤差がグラフの中央部に集中しており、3モデルの場合と比べて、出力位置の誤差が小さくなっていることがわかる。
図11は、IMMによる位置算出処理により得られた出力位置をプロットした実験結果の一例を示す図である。この実験では、携帯型電話機1を搭載した自動車を、図の右下部分から左上部分に向かって道路上を等速度で走行させた。図11において、四角形のプロットは3モデルの場合の出力位置を示しており、三角形のプロットは等速2モデルの場合の出力位置を示している。また、プロットに重ねて表示した矢印は移動速度ベクトルである。
この結果を見ると、3モデルの場合は、出力位置の軌跡は道路に沿っておらず、大きく湾曲していることがわかる。しかし、等速2モデルの場合は、出力位置の軌跡は道路に沿って真っ直ぐとなっており、自動車の走行した軌跡がほぼ正確に再現されていることがわかる。
図12は、出力位置をプロットした他の実験結果の一例を示す図である。この実験では、携帯型電話機1を搭載した自動車を図の右上部分に所定時間停止させた後、左方向に向けて加速させ、その後等速度で走行させた。図12において、四角形のプロットは3モデルの場合の出力位置を示しており、三角形のプロットは等速2モデルの場合の出力位置を示している。また、プロットに重ねて表示した矢印は移動速度ベクトルである。
この結果を見ても、3モデルの場合は、出力位置の軌跡が道路から外れ、大きく揺らいでいることがわかる。しかし、等速2モデルの場合は、3モデルの場合に比べて揺らぎが小さくなっており、出力位置の軌跡は道路に沿ったものとなっている。
図13は、図12の実験結果における3モデルの場合の各KFモデルのモデル確率の時間変化を示すグラフである。図13において、横軸は時間、縦軸はモデル確率「μ」を示している。また、四角形のプロットは定点KFモデルのモデル確率を、ダイヤ形のプロットは等速度KFモデルのモデル確率を、三角形のプロットは定加速度KFモデルのモデル確率をそれぞれ示している。
また、図14は、図12の実験結果における等速2モデル場合の各等速度KFモデルのモデル確率の時間変化を示すグラフである。図14において、横軸は時間、縦軸はモデル確率を示している。また、ダイヤ形のプロットは第1等速度KFモデルのモデル確率を示しており、四角形のプロットは、第2等速度KFモデルのモデル確率をそれぞれ示している。
図13及び図14を見ると、自動車が加速状態にある時刻「t1」において、3モデルの場合は定加速度KFモデルのモデル確率が高くなっており、等速2モデルの場合は第2等速度KFモデルのモデル確率が高くなっていることがわかる。前述したように、第2等速度KFモデルは、誤差(加速度成分のノイズ)が大きな方のモデルである。それでも、図12を見ると、時刻「t1」では等速2モデルの方が3モデルよりも出力位置の揺らぎが小さくなっている。これらのことから、誤差が大きな方の等速度KFモデルが選択される場合であっても、3モデルの場合に比べて出力位置が正しく求められることがわかる。
3.機能構成
図15は、携帯型電話機1の機能構成を示すブロック図である。携帯型電話機1は、GPSアンテナ10と、GPS受信部20と、ホストCPU(Central Processing Unit)40と、操作部50と、表示部60と、携帯電話用アンテナ65と、携帯電話用無線通信回路部70と、ROM(Read Only Memory)80と、RAM(Random Access Memory)90とを備えて構成される。
GPSアンテナ10は、GPS衛星から発信されているGPS衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号を受信するアンテナであり、受信した信号をGPS受信部20に出力する。尚、GPS衛星信号は、衛星毎に異なる拡散符号の一種であるPRN(Pseudo Random Noise)コードで直接スペクトラム拡散方式により変調された1.57542[GHz]の通信信号である。PRNコードは、コード長1023チップを1PNフレームとする繰返し周期1msの擬似ランダム雑音符号である。
GPS受信部20は、GPSアンテナ10から出力された信号に基づいて携帯型電話機1の位置を計測する位置算出回路であり、いわゆるGPS受信機に相当する機能ブロックである。GPS受信部20は、RF(Radio Frequency)受信回路部21と、ベースバンド処理回路部30とを備えて構成される。尚、RF受信回路部21と、ベースバンド処理回路部30とは、それぞれ別のLSI(Large Scale Integration)として製造することも、1チップとして製造することも可能である。
RF受信回路部21は、RF信号の処理回路ブロックであり、所定の発振信号を分周或いは逓倍することで、RF信号乗算用の発振信号を生成する。そして、生成した発振信号を、GPSアンテナ10から出力されたRF信号に乗算することで、RF信号を中間周波数の信号(以下、「IF(Intermediate Frequency)信号」と称す。)にダウンコンバートし、IF信号を増幅等した後、A/D変換器でデジタル信号に変換して、ベースバンド処理回路部30に出力する。
ベースバンド処理回路部30は、RF受信回路部21から出力されたIF信号に対して相関処理等を行ってGPS衛星信号を捕捉・抽出し、データを復号して航法メッセージや時刻情報等を取り出す回路部である。ベースバンド処理回路部30は、演算制御部31と、ROM35と、RAM37とを備えて構成される。また、演算制御部31は、メジャメント取得演算部33を備えて構成される。
メジャメント取得演算部33は、RF受信回路部21から出力された受信信号(IF信号)からGPS衛星信号を捕捉する回路部であり、相関演算部331を備えて構成されている。メジャメント取得演算部33は、捕捉したGPS衛星信号の受信周波数やコード位相等の情報を取得し、メジャメント観測値としてホストCPU40に出力する。
相関演算部331は、受信信号に含まれるPRNコードとレプリカコードとの相関を、例えばFFT演算を用いて算出し積算する相関演算処理を行って、GPS衛星信号を捕捉する。レプリカコードとは、擬似的に発生させた捕捉しようとするGPS衛星信号に含まれるPRNコードを模擬した信号である。
捕捉しようとするGPS衛星信号が間違いなければ、そのGPS衛星信号に含まれるPRNコードとレプリカコードとは一致し(捕捉成功)、間違っていれば一致しない(捕捉失敗)。そのため、算出された相関値のピークを判定することによってGPS衛星信号の捕捉が成功したか否かを判定でき、レプリカコードを次々に変更して、同じ受信信号との相関演算を行うことで、GPS衛星信号を捕捉することが可能となる。
また、相関演算部331は、上述した相関演算処理を、レプリカコードの発生信号の周波数及び位相を変更しつつ行っている。レプリカコードの発生信号の周波数と受信信号の周波数とが一致し、且つ、PRNコードとレプリカコードとの位相が一致した場合に、相関値が最大となる。
より具体的には、捕捉対象のGPS衛星信号に応じた所定の周波数及び位相の範囲をサーチ範囲として設定する。そして、このサーチ範囲内で、PRNコードの開始位置(コード位相)を検出するための位相方向の相関演算と、周波数を検出するための周波数方向の相関演算とを行う。サーチ範囲は、例えば、周波数についてはGPS衛星信号の搬送波周波数である1.57542[GHz]を中心とする所定の周波数掃引範囲、位相についてはPRNコードのチップ長である1023チップのコード位相範囲内に定められる。
ホストCPU40は、ROM80に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って携帯型電話機1の各部を統括的に制御するプロセッサーである。また、ホストCPU40は、IMMによる位置算出処理を行って携帯型電話機1の位置を計測して表示部60に表示させる出力位置を決定し、当該出力位置をプロットしたナビゲーション画面を生成して表示部60に表示させる。
操作部50は、例えばタッチパネルやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、押下されたキーやボタンの信号をホストCPU40に出力する。この操作部50の操作により、目的地の入力やナビゲーション画面の表示要求等の各種指示入力がなされる。
表示部60は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、ホストCPU40から入力される表示信号に基づいた各種表示を行う表示装置である。表示部60には、ナビゲーション画面や時刻情報等が表示される。
携帯電話用アンテナ65は、携帯型電話機1の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で携帯電話用無線信号の送受信を行うアンテナである。
携帯電話用無線通信回路部70は、RF変換回路、ベースバンド処理回路等によって構成される携帯電話の通信回路部であり、携帯電話用無線信号の変調・復調等を行うことで、通話やメールの送受信等を実現する。
ROM80は、読み取り専用の不揮発性の記憶装置であり、ホストCPU40が携帯型電話機1を制御するためのシステムプログラムや、ナビゲーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM90は、読み書き可能な揮発性の記憶装置であり、ホストCPU40により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各種処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成している。
4.データ構成
図16は、ROM80に格納されたデータの一例を示す図である。ROM80には、ホストCPU40により読み出され、メイン処理(図20参照)として実行されるメインプログラム801が記憶されている。また、メインプログラム801には、IMM位置算出処理(図21及び図22参照)として実行されるIMM位置算出プログラム8011がサブルーチンとして含まれている。
メイン処理とは、ホストCPU40が、携帯型電話機1の本来の機能である通話やメールの送受信のための処理を行う他、携帯型電話機1の位置を算出する処理を行う処理である。メイン処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。
IMM位置算出処理とは、ホストCPU40が、IMMによる位置算出処理を行って携帯型電話機1の出力位置を決定し、出力位置をプロットしたナビゲーション画面を生成して表示部60に表示させる処理である。IMM位置算出処理についても、フローチャートを用いて詳細に後述する。
図17は、RAM90に格納されるデータの一例を示す図である。RAM90には、IMMパラメーターデータ901と、衛星別メジャメントデータ903と、計測履歴データ905とが記憶される。
IMMパラメーターデータ901は、IMMにおけるパラメーター値が記憶されたデータであり、第1等速度KFモデルパラメーターデータ9011と、第2等速度KFモデルパラメーターデータ9012とがこれに含まれる。KFモデルパラメーターには、状態遷移行列「φ」や、システムノイズ行列「Q」、観測誤差共分散行列「R」等の各種パラメーターの値が含まれる。
図18は、衛星別メジャメントデータ903のデータ構成の一例を示す図である。衛星別メジャメントデータ903は、メジャメント取得演算部33により取得演算されたメジャメント観測値に関するデータであり、捕捉衛星9031と、当該捕捉衛星から受信したGPS衛星信号の受信周波数及びコード位相でなるメジャメント観測値9033と、予測されたGPS衛星信号の受信周波数及びコード位相でなるメジャメント予測値9035とが対応付けて記憶される。メジャメント予測値9035は、状態ベクトルの予測値「X」に所定の観測行列「H」を乗算することで算出することができる。
例えば、捕捉衛星「S1」についてのメジャメント観測値9033は、受信周波数が「SFreq1」、コード位相が「SCP1」である。また、捕捉衛星「S1」についてのメジャメント予測値9035は、受信周波数が「EFreq1」、コード位相が「ECP1」である。
図19は、計測履歴データ905のデータ構成の一例を示す図である。計測履歴データ905は、IMM位置算出処理により求められた状態ベクトルの出力値に関するデータであり、位置算出時刻9051と、位置ベクトル9053と、移動速度ベクトル9055と、クロックバイアス9057と、クロックドリフト9059とが対応付けて記憶される。
5.処理の流れ
図20は、ROM80に記憶されているメインプログラム801がホストCPU40により読み出されて実行されることで、携帯型電話機1において実行されるメイン処理の流れを示すフローチャートである。
メイン処理は、ホストCPU40が、操作部50を介してユーザーにより電源投入操作がなされたことを検出した場合に実行を開始する処理である。また、特に説明しないが、以下のメイン処理の実行中は、GPSアンテナ10によるRF信号の受信や、RF受信回路部21によるRF信号のIF信号へのダウンコンバージョンが行われ、IF信号がベースバンド処理回路部30に随時出力される状態にあるものとする。また、メジャメント取得演算部33により、GPS衛星信号の受信周波数及びコード位相の算出が随時行われているものとする。
先ず、ホストCPU40は、操作部50を介してなされた指示操作を判定し(ステップA1)、指示操作が通話指示操作であると判定した場合は(ステップA1;通話指示操作)、通話処理を行う(ステップA3)。具体的には、携帯電話用無線通信回路部70に無線基地局との間の基地局通信を行わせ、携帯型電話機1と他機との間の通話を実現する。
また、ステップA1において指示操作がメール送受信指示操作であると判定した場合は(ステップA1;メール送受信指示操作)、ホストCPU40は、メール送受信処理を行う(ステップA5)。具体的には、携帯電話用無線通信回路部70に基地局通信を行わせ、携帯型電話機1と他機との間のメールの送受信を実現する。
また、ステップA1において指示操作が位置算出指示操作であると判定した場合は(ステップA1;位置算出指示操作)、ホストCPU40は、ROM80からIMM位置算出プログラム8011を読み出して実行することで、IMM位置算出処理を行う(ステップA7)。
図21及び図22は、IMM位置算出処理の流れを示すフローチャートである。以下の数式において、各変数の添え字の「j」は、j番目の等速度KFモデルに対応する変数であることを示しているものとする。
先ず、ホストCPU40は、モデル間遷移確率行列「p」を設定する(ステップB1)。モデル間遷移確率行列「p」は、次式(2)に示すような2×2の行列で与えられる。
Figure 2010169640
行列の成分「pnm」は、n番目の等速度KFモデルからm番目の等速度KFモデルへの遷移の確率を示している。例えば、行列の成分「p11」は、第1等速度KFモデルから第1等速度KFモデル(自身)への遷移の確率を示しており、行列の成分「p12」は、第1等速度KFモデルから第2等速度KFモデルへの遷移の確率を示している。また、各行「i」の成分を合算した値は「1」である。すなわち、「p11+p12=1,p21+p22=1」である。
次いで、ホストCPU40は、次式(3)に従って規格化ベクトル「CN」を算出する(ステップB3)。
Figure 2010169640
式(3)からわかるように、規格化ベクトル「CN」は、モデル間遷移確率行列「p」の転置行列と、モデル確率「μ」の各成分との積で表される。
その後、ホストCPU40は、次式(4)に従って、合成確率行列「γ」を算出する(ステップB5)。
Figure 2010169640
式(4)からわかるように、合成確率行列「γ」は、モデル間遷移確率行列「p」の各成分と、モデル確率「μ」の各成分と、規格化ベクトル「CN」の各成分とを用いて算出される。
その後、ホストCPU40は、次式(5)及び(6)に従って、各等速度KFモデルそれぞれにおける状態ベクトルの初期値「X0j」及び誤差共分散行列の初期値「P0j」を算出する(ステップB7)。
Figure 2010169640
Figure 2010169640
次いで、ホストCPU40は、2種類の等速度KFモデルそれぞれについて、ループAの処理を実行する(ステップB9〜B23)。ループAの処理では、ホストCPU40は、状態ベクトル「X」及び誤差共分散行列「P」について、次式(7)及び(8)に従って予測演算を行って、状態ベクトルの予測値「X」及び誤差共分散行列の予測値「P」を算出する(ステップB11)。
Figure 2010169640
Figure 2010169640
ホストCPU40は、第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデル用の状態遷移行列として、図23に示すような等速度KFモデル用状態遷移行列「φV」を用いて予測演算を行う。状態遷移行列は、8×8の行列であり、その行と列の並びは、状態ベクトル「X」の成分の並びに対応している。
状態遷移行列「φ」では、対角成分が全て「1」になっている。また、位置と移動速度とが交差する3×3の行列部分MP3において、対角成分が「dt」となっている。「dt」は、状態遷移行列「φ」を状態ベクトル「X」に乗算すると、位置に対して移動速度×dtが加算されるため(x+u×dt,y+v×dt,z+w×dt)、移動体が等速度で移動していることを前提として、移動体の予測位置が算出されることになる。
次いで、ホストCPU40は、GPS衛星信号の受信周波数及びコード位相をメジャメント観測値として取得して、当該等速度KFモデル用の観測ベクトル「Z」とする(ステップB13)。また、ホストCPU40は、ステップB11で算出した状態ベクトルの予測値「X」に所定の観測行列「H」を乗算することで、予測された観測ベクトル(以下、「予測観測ベクトル」と称す。)「HX」を算出する(ステップB15)。
観測行列「H」は、状態ベクトルの予測値「X」の各成分を用いて、観測ベクトル「Z」の成分であるGPS衛星信号の受信周波数及びコード位相を予測するための行列である。観測行列「H」は2×8の行列であり、状態ベクトルの予測値「X」は8×1の行列であるため、予測観測ベクトル「HX」は2×1の行列として求められる。
その後、ホストCPU40は、次式(9)〜(11)に従って補正演算を行い、ステップB11で算出した状態ベクトルの予測値「X」及び誤差共分散行列の予測値「P」を補正して、状態ベクトルの補正値「X」及び誤差共分散行列の補正値「P」を算出する(ステップB17)。
Figure 2010169640
Figure 2010169640
Figure 2010169640
次いで、ホストCPU40は、次式(12)に従って、メジャメント観測値「Z」の尤もらしさを示す尤度「λ」を算出する(ステップB19)。また、ホストCPU40は、次式(13)に従って、重み係数「β」を算出する(ステップB21)。
Figure 2010169640
Figure 2010169640
但し、「N」は、メジャメント観測値の個数を示している。
全ての等速度KFモデルについてステップB11〜B21の処理を行った後、ホストCPU40は、ループAの処理を終了する(ステップB23)。ループAの処理を終了した後、ホストCPU40は、次式(14)に従って、規格化定数「C」を算出する(ステップB25)。
Figure 2010169640
規格化定数「C」は、モデル確率「μ」が[0,1]の範囲の値となるように規格化(正規化)するための定数であり、尤度「λ」の各成分と、規格化ベクトル「CN」の各成分とに基づいて算出される。
そして、ホストCPU40は、次式(15)に従って、各等速度KFモデルそれぞれについてモデル確率「μ」を算出する(ステップB27)。
Figure 2010169640
次いで、ホストCPU40は、ステップB27で算出したモデル確率「μ」を用いて、次式(16)及び(17)に従って、状態ベクトルの出力値「X」及び誤差共分散行列の出力値「P」を決定する(ステップB29)。
Figure 2010169640
Figure 2010169640
その後、ホストCPU40は、状態ベクトルの出力値「X」に含まれる3次元の位置「(x,y,z)」で表される位置を出力位置に決定する(ステップB31)。そして、ホストCPU40は、出力位置をプロットしたナビゲーション画面を生成して、表示部60に表示させる(ステップB33)。
その後、ホストCPU40は、操作部50を介してユーザーにより位置算出終了指示がなされたか否かを判定し(ステップB35)、なされなかったと判定した場合は(ステップB35;No)、ステップB1に戻る。また、位置算出終了指示がなされたと判定した場合は(ステップB35;Yes)、IMM位置算出処理を終了する。
図20のメイン処理に戻って、ステップA3〜A7の何れかの処理を行った後、ホストCPU40は、操作部50を介してユーザーにより電源切断指示操作がなされたか否かを判定する(ステップA9)。そして、なされなかったと判定した場合は(ステップA9;No)、ステップA1に戻る。また、電源切断指示操作がなされたと判定した場合は(ステップA9;Yes)、メイン処理を終了する。
6.作用効果
携帯型電話機1は、移動体が等速移動状態にあることを表す第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルの2種類の等速度KFモデルを用いたインタラクティブミキシングモデル(IMM)による位置算出処理を行って、出力位置を決定する。第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルは、KFにおけるパラメーターの一種である状態遷移行列は同じであるが、誤差パラメーターの一種であるシステムノイズが異なる値に設定されたモデルである。
本実施形態では、定点KFモデルや定加速度KFモデルを用いずに、2種類の等速度KFモデルを用いて位置を算出することとした。これにより、移動中であるにもかかわらず定点KFモデルが選択されたり、逆に、停止中であるにもかかわらず定加速度KFモデルが選択されるといった正反対の事象が選択されることを防止することができた。
また、本実施形態では、移動体の加速度を誤差成分とみなして、システムノイズの値に反映させることとした。すなわち、移動体の加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群に応じて、第1等速度KFモデル及び第2等速度KFモデルそれぞれのシステムノイズの値を設定した。その結果、位置算出の正確性を向上させることに成功した。
7.変形例
7−1.電子機器
また、本発明は、携帯型電話機の他にも、位置算出装置を備えた電子機器であれば何れの電子機器にも適用可能である。例えば、ノート型パソコンやPDA(Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション装置、携帯型ナビゲーション装置等についても同様に適用可能である。
7−2.衛星位置算出システム
上述した実施形態では、衛星位置算出システムとしてGPSを例に挙げて説明したが、WAAS(Wide Area Augmentation System)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO等の他の衛星位置算出システムであってもよい。
7−3.処理の分化
ホストCPU40が実行する処理の一部又は全部を、ベースバンド処理回路部30の演算制御部31が行う構成としてもよい。例えば、ホストCPU40がIMM位置算出処理を行うのではなく、メジャメント取得演算部33により演算されたメジャメント観測値を用いて、演算制御部31がIMM位置算出処理を行うようにする。
7−4.等速度KFモデルの種類
上述した実施形態では、2種類の等速度KFモデルを用いたIMMによって位置算出を行うものとして説明したが、3種類以上の等速度KFモデルを用いたIMMによって位置算出を行うこととしてもよい。この場合は、誤差パラメーターの一種であるシステムノイズ行列「Q」が異なる複数の等速度KFモデルを用いたIMMによって位置算出を行えばよい。
7−5.加速度成分の周波数解析
上述した実施形態では、フィールド試験において、公知のGPS受信機を用いて計算された移動速度ベクトルを微分することで移動体の加速度成分を取得して周波数解析を行う場合を例に挙げて説明した。これを、3モデル(定点、等速度、定加速度)のIMMを実装したGPS受信機を用いて加速度成分を取得する構成としてもよい。
3モデルのIMMでは、前述したように、位置算出装置の3次元の位置「(x,y,z)」、3次元の移動速度「(u,v,w)」、3次元の加速度「(ax,ay,az)」、クロックのバイアス「b」及びクロックのドリフト「d」を成分とする11×1の状態ベクトルを用いてIMMによる位置算出処理を行うことができる。
例えば、フィールド試験において、IMMによる位置算出処理を行って状態ベクトルの出力値「X」を求め、これに含まれる3次元の加速度「(ax,ay,az)」に対して周波数解析を行うことで、図5に示したようなパワースペクトル密度のヒストグラムを作成することができる。そして、作成したヒストグラムから得られるパワースペクトル密度の分布に基づいて、システムノイズ行列「Q」を決定する方法が考えられる。
1 携帯型電話機、 10 GPSアンテナ、 20 GPS受信部、
21 RF受信回路部、 30 ベースバンド処理回路部、 31 演算制御部、
33 メジャメント取得演算部、 35 ROM、 37 RAM、
40 ホストCPU、 50 操作部、 60 表示部、 65 携帯電話用アンテナ、
70 携帯電話用無線通信回路部、 80 ROM、 90 RAM

Claims (5)

  1. 位置算出対象である移動体の移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群それぞれに応じたカルマンフィルター処理であって、前記パワースペクトル密度群に応じて異なる値に設定された誤差パラメーターと、等速移動状態にあることを示すパラメーターとを含んだ複数のカルマンフィルター処理による位置算出処理を測位用衛星からの衛星信号に基づき実行することと、
    前記カルマンフィルター処理それぞれによって求められた位置を用いて、位置を決定することと、
    を含む位置算出方法。
  2. 前記誤差パラメーターには、位置変化の許容度を表す位置変化許容パラメーターが含まれ、
    前記カルマンフィルター処理は、前記位置変化許容パラメーターの値が異なる、
    請求項1に記載の位置算出方法。
  3. 前記位置変化許容パラメーターの値は、加速度が異なる移動を想定して定められた値である、
    請求項2に記載の位置算出方法。
  4. 前記カルマンフィルター処理は、2種類のカルマンフィルター処理である、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の位置算出方法。
  5. 位置算出対象である移動体の移動加速度を予め周波数解析することで分類した複数のパワースペクトル密度群それぞれに応じたカルマンフィルター処理であって、前記パワースペクトル密度群に応じて異なる値に設定された誤差パラメーターと、等速移動状態にあることを示すパラメーターとを含んだ複数のカルマンフィルター処理による位置算出処理を測位用衛星からの衛星信号に基づき実行する算出部と、
    前記カルマンフィルター処理それぞれによって求められた位置を用いて、位置を決定する位置決定部と、
    を備えた位置算出装置。
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