JP2010164678A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない分離スイッチを用いて走査電極駆動回路の出力インピーダンスを下げる。
【解決手段】走査電極駆動回路43は、維持パルス発生回路と、第1の波形発生回路60とを備え、維持パルス発生回路は、第1のクランプスイッチQ71と、第1の逆流防止用のダイオードD72と、第2のクランプスイッチQ74と、第2の逆流防止用のダイオードD73と、第1のクランプスイッチQ71と第2のクランプスイッチQ74とを接続する分離スイッチQ75とを備え、第1の波形発生回路60は、積分コンデンサC61とそれに電流を流す定電流回路80とを有する第1のミラー積分回路61を含み、定電流回路80は分離ダイオードD61を介して積分コンデンサC61に電流を流すとともに、第2のクランプスイッチQ74と第2の逆流防止用のダイオードD73との節点に積分コンデンサC61を接続するスイッチ回路90を設けた。
【選択図】図6
【解決手段】走査電極駆動回路43は、維持パルス発生回路と、第1の波形発生回路60とを備え、維持パルス発生回路は、第1のクランプスイッチQ71と、第1の逆流防止用のダイオードD72と、第2のクランプスイッチQ74と、第2の逆流防止用のダイオードD73と、第1のクランプスイッチQ71と第2のクランプスイッチQ74とを接続する分離スイッチQ75とを備え、第1の波形発生回路60は、積分コンデンサC61とそれに電流を流す定電流回路80とを有する第1のミラー積分回路61を含み、定電流回路80は分離ダイオードD61を介して積分コンデンサC61に電流を流すとともに、第2のクランプスイッチQ74と第2の逆流防止用のダイオードD73との節点に積分コンデンサC61を接続するスイッチ回路90を設けた。
【選択図】図6
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネルを用いた画像表示装置であるプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対がガラス製の前面基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線でRGB各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では、各電極に初期化電圧を印加して、それに続く書込み動作に必要な壁電荷を形成する。書込み期間では、走査電極に走査パルスを印加するとともにデータ電極に書込みパルスを印加して、表示を行うべき放電セルにおいて書込み放電を起こす。そして維持期間では、走査電極および維持電極に交互に維持パルスを印加して、書込み放電を起こした放電セルにおいて維持放電を起こし、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
このようにプラズマディスプレイ装置は、パネルの各電極を駆動するために各電極に対する電極駆動回路が設けられ、それらの電極駆動回路は多くのスイッチング素子を用いて構成されている。特に走査電極を駆動する走査電極駆動回路は複雑な駆動電圧波形を発生させる必要があり、初期化電圧発生回路、維持パルス発生回路、走査パルス発生回路等を組み合わせて構成されている。そしてそれらの回路が互いに干渉しないようにそれらの回路の間に必要に応じて分離スイッチが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような分離スイッチを電流経路に設けることで走査電極駆動回路の出力インピーダンスが大きくなり、維持放電にともなう大きな電流による大きな電力損失が生じていた。さらに出力インピーダンスと電極容量等の共振により維持パルスにリンギングが重畳する、あるいは、出力インピーダンスによる電圧降下の値が電流量に依存するため放電セルに加わる維持パルス電圧も電流量に依存する等、大きな出力インピーダンスは放電を不安定にする要因ともなっていた。またこれらの分離スイッチには高い電圧が印加されるため、高耐圧のスイッチング素子を用いて分離スイッチを構成しなければならず、高耐圧のスイッチング素子のオン抵抗は高いため多くのスイッチング素子を並列に接続して出力インピーダンスを下げる必要があった。
これらの課題を解決するために、走査電極駆動回路の出力インピーダンスを下げるとともに分離スイッチの耐圧を下げることができる走査電極駆動回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−266460号公報
特開2006−201735号公報
しかしながら、特許文献2に記載の走査電極駆動回路によれば、走査電極駆動回路の各部に多くの分離スイッチを入れる必要があり、回路が複雑になりまた回路規模も大きくなるといった課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、少ない分離スイッチを用いて出力インピーダンスを下げた、新規な走査電極駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、走査電極と維持電極とデータ電極とを有するパネルと、走査電極に印加する駆動電圧波形を発生する走査電極駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置であって、走査電極駆動回路は、走査電極に印加する維持パルスを発生する維持パルス発生回路と、最高電圧が維持パルスの高電圧側の電圧を超える駆動電圧波形を発生する第1の波形発生回路と、最低電圧が維持パルスの低電圧側の電圧未満の駆動電圧波形を発生する第2の波形発生回路とを備え、維持パルス発生回路は、維持パルスを発生させる維持電源の高電圧側の電圧に出力をクランプする第1のクランプスイッチと、第1のクランプスイッチに直列に接続された第1の逆流防止用のダイオードと、維持電源の低電圧側の電圧に出力をクランプする第2のクランプスイッチと、第2のクランプスイッチに直列に接続された第2の逆流防止用のダイオードと、第1のクランプスイッチと第2のクランプスイッチとを接続する分離スイッチを備え、第1の波形発生回路は、積分コンデンサと積分コンデンサに電流を流す定電流回路とを有するミラー積分回路を含み、定電流回路は分離ダイオードを介して積分コンデンサに電流を流すとともに、第2のクランプスイッチと第2の逆流防止用のダイオードとの節点に積分コンデンサを接続するスイッチ回路を設けたことを特徴とする。この構成により、少ない分離スイッチを用いて出力インピーダンスを下げた、新規な走査電極駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
また本発明のプラズマディスプレイ装置の第1のクランプスイッチ、第2のクランプスイッチ、分離スイッチはそれぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタであり、第1のクランプスイッチのエミッタと分離スイッチのエミッタとを接続し、第2のクランプスイッチのコレクタと分離スイッチのコレクタとを接続した構成であることが望ましい。
本発明によれば、少ない分離スイッチを用いて出力インピーダンスを下げた、新規な走査電極駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして表示電極対24を覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
図1は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして表示電極対24を覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これらの前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばキセノンを含む放電ガスが封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。なお、図1、図2に示したように、走査電極SCiと維持電極SUiとは互いに平行に対をなして形成されているため、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間に大きな電極間容量Cpが存在する。
次に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の構成およびその動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置40の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置40は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45、各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、画像信号をパネル10で表示できる画素数および階調数の画像信号に変換し、さらにサブフィールドのそれぞれにおける発光・非発光をデジタル信号のそれぞれのビットの「1」、「0」に対応させた画像データに変換する。データ電極駆動回路42は、画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する書込みパルスに変換し、各データ電極D1〜Dmに印加する。
タイミング発生回路45は、水平同期信号、垂直同期信号をもとにして、各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44は、それぞれのタイミング信号に基づき駆動電圧波形を発生し、走査電極SC1〜SCn、維持電極SU1〜SUnのそれぞれに印加する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置40の走査電極駆動回路43の詳細を示す回路図である。走査電極駆動回路43は、走査パルスを発生するための走査パルス発生回路50と、走査電極SC1〜SCnに印加する維持パルスを発生するとともに走査パルス発生回路50の節点N0の電圧にその維持パルスを重畳する維持パルス発生回路52と、維持パルスの低電圧側の電圧以上の駆動電圧波形を発生する第1の波形発生回路60と、維持パルスの高電圧側の電圧以下の駆動電圧波形を発生する第2の波形発生回路64とを備えている。なお、本実施の形態においては、維持電源の高電圧側の電圧は維持パルス電圧Vsusであり、維持電源の低電圧側の電圧はGND、すなわち電圧0(V)である。
走査パルス発生回路50は、節点N0の電圧に重畳される電圧Vscの電源E51と、走査電極SC1〜SCnのそれぞれに走査パルス電圧を出力するスイッチ部OUT1〜OUTnとを備えている。電源E51はDC−DCコンバータを用いて構成してもよいが、ブートストラップ回路を用いて構成してもよい。スイッチ部OUT1〜OUTnのそれぞれは、節点N0の電圧を出力するためのトランジスタQL1〜QLnと、節点N0の電圧に電圧Vscを重畳した電圧を出力するためのトランジスタQH1〜QHnとを有している。
維持パルス発生回路52は、クランプ部70と電力回収部76とを備えている。クランプ部70は、電圧Vsusの維持電源に出力をクランプする第1のクランプスイッチとしてのトランジスタQ71と、第1の逆流防止用のダイオードD72と、GNDに出力をクランプする第2のクランプスイッチとしてのトランジスタQ74と、第2の逆流防止用のダイオードD73と、分離スイッチとして働くトランジスタQ75とを備えている。またトランジスタQ71、トランジスタQ74のそれぞれに対して、エミッタからコレクタに向かう電流をバイパスさせるためのダイオードD71、ダイオードD74を並列に接続している。そして、トランジスタQ71とダイオードD72とを直列に、電圧Vsusの電源と節点N0との間に接続している。また、トランジスタQ74とダイオードD73とを直列に、GNDと節点N0との間に接続している。そして直列に接続された2つのダイオードD72、ダイオードD73と並列にトランジスタQ75が接続されている。トランジスタQ75のエミッタとコレクタとの間には耐圧保護用のコンデンサC75が接続されている。
第1のクランプスイッチ、第2のクランプスイッチ、分離スイッチとしては、それぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)または電界効果トランジスタを用いることができる。本実施の形態においては、トランジスタQ71、トランジスタQ74、トランジスタQ75としてIGBTを用いており、トランジスタQ71のエミッタとダイオードD72のアノードとを接続し、ダイオードD73のカソードとトランジスタQ74のコレクタとを接続している。さらにトランジスタQ71のエミッタとトランジスタQ75のエミッタとを接続し、トランジスタQ75のコレクタとトランジスタQ74のコレクタとを接続している。
したがって、トランジスタQ71をオンにすることによりトランジスタQ71およびダイオードD72を介して電圧Vsusの維持電源から節点N0に向かって電流を流すことができ、トランジスタQ75をオンにすることによりダイオードD73、トランジスタQ75およびダイオードD71を介して節点N0から電圧Vsusの維持電源に向かって電流を流すことができる。また、トランジスタQ74をオンにすることによりダイオードD73およびトランジスタQ74を介して節点N0からGNDに向かって電流を流すことができ、トランジスタQ75をオンにすることによりダイオードD74、トランジスタQ75およびダイオードD72を介してGNDから節点N0に向かって電流を流すことができる。
なお、スイッチング素子として電界効果トランジスタを用いる場合には、電界効果トランジスタのボディーダイオードが逆方向の電流をバイパスさせるため、対応するダイオードを省略してもよい。例えば、トランジスタQ71として電界効果トランジスタを用いる場合には、ダイオードD71を省略してもよい。
電力回収部76は、電力回収用のコンデンサC76と、コンデンサC76から走査電極SC1〜SCnへ電流を流す電流経路を形成するために直列に接続されたトランジスタQ77、ダイオードD77およびインダクタL77と、走査電極SC1〜SCnから電力回収用のコンデンサC76へ電流を流す電流経路を形成するために直列に接続されたトランジスタQ78、ダイオードD78およびインダクタL78とを有している。そして電極間容量CpとインダクタL77またはインダクタL78とをLC共振させて維持パルスの立ち上がりおよび立ち下がりを行う。なお、電力回収用のコンデンサC76は電極間容量Cpに比べて十分に大きい容量を持ち、電力回収部76の電源として働くように、電圧Vsusの半分の約Vsus/2に充電されている。
第1の波形発生回路60は、最高電圧が維持パルスの高電圧側の電圧を超える駆動電圧波形を発生する。本実施の形態においては、電界効果トランジスタQ61と積分コンデンサC61と定電流回路として働く抵抗R61とを有する第1のミラー積分回路61と、電界効果トランジスタQ62とダイオードD62とを有する電圧切換回路62とを備え、節点N0の電圧を緩やかに上昇させる上り傾斜波形電圧を発生する。そしてトランジスタQ61のドレインは電圧切換回路62に接続され、トランジスタQ61のソースは節点N0に接続されている。
第2の波形発生回路64は、最低電圧が維持パルスの低電圧側の電圧未満の駆動電圧波形を発生する。本実施の形態においては、電界効果トランジスタQ66とコンデンサC66と抵抗R66とからなり電圧Vadに接続された第2のミラー積分回路66を有し、節点N0の電圧を緩やかに下降させる下り傾斜波形電圧を発生させる。そしてトランジスタQ66のソースは電圧Vadの電源に接続され、トランジスタQ66のドレインは節点N0に接続されている。また第2の波形発生回路64は、電圧Vadに接続されたトランジスタQ68およびダイオードD68を有し、節点N0の電圧を負の電圧Vadにクランプする。そしてトランジスタQ68のエミッタは電圧Vadの電源に接続され、トランジスタQ68のコレクタは節点N0に接続されている。
次に、走査電極駆動回路43の動作をパネル10の駆動方法とともに説明する。パネル10はサブフィールド法、すなわち1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行う。それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。書込み期間では、書込み電圧として走査電極SC1〜SCnに走査パルスを印加するとともにデータ電極D1〜Dmに選択的に書込みパルスを印加して、発光させるべき放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、輝度重みに応じた数の維持パルスを表示電極対に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置40のパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図であり、2つのサブフィールドの駆動電圧波形を示している。また図5には、節点N0の電圧VN0も示している。
初期化期間の前半部では、データ電極D1〜Dm、維持電極SU1〜SUnにそれぞれ電圧0(V)を印加するとともに、走査電極SC1〜SCnには緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加する。
走査電極SC1〜SCnに上り傾斜波形電圧を印加するには、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオンにして節点N0の電圧VN0を電圧0(V)とし、スイッチ部OUT1〜OUTnのトランジスタQH1〜QHnをオンにして走査電極SC1〜SCnに電圧Vscを印加する。次にトランジスタQ74、トランジスタQ75をオフにするとともにトランジスタQ62をオンにして電圧Vsetを第1のミラー積分回路61に供給し、第1のミラー積分回路61を動作させる。すると節点N0の電圧VN0は電圧Vsetに向かって緩やかに上昇する。こうしてスイッチ部OUT1〜OUTnのそれぞれが節点N0の電圧VN0に電圧Vscを重畳した電圧を出力するので、走査電極SC1〜SCnに電圧Vscから電圧(Vsc+Vset)に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧が印加される。
この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こりそれぞれの電極上に壁電圧が蓄積される。その後トランジスタQ61をオフにする。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層33上、保護層26上、蛍光体層35上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間の後半部では、維持電極SU1〜SUnに正の電圧Ve1を印加するとともに、走査電極SC1〜SCnには緩やかに下降する下り傾斜波形電圧を印加する。
走査電極SC1〜SCnに下り傾斜波形電圧を印加する前に、トランジスタQ71、トランジスタQ75をオンにして節点N0の電圧VN0を電圧Vsusに変更する。その後、スイッチ部OUT1〜OUTnのトランジスタQH1〜QHnをオフ、トランジスタQL1〜QLnをオンにして走査電極SC1〜SCnに節点N0の電圧、すなわち電圧Vsusを印加する。そしてその後、トランジスタQ71、トランジスタQ75をオフにするとともに第2のミラー積分回路66を動作させる。すると節点N0の電圧VN0は電圧Vadに向かって緩やかに下降する。こうして電圧Vadに向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を走査電極SC1〜SCnに印加する。
この傾斜波形電圧が下降する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間で再び微弱な初期化放電が起こり、各電極上の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。なお本実施の形態においては、壁電圧を微調整するために、走査電極SC1〜SCnに印加する電圧が電圧Vadに達する前に電圧の降下を停止している。
このようにして初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。なお、図5の第2サブフィールドの初期化期間に示したように、初期化期間の前半部を省略してもよい。この場合には、直前のサブフィールドの維持期間に維持放電を行った放電セルで選択的に初期化放電が発生し、直前のサブフィールドの維持期間に維持放電を行わなかった放電セルでは初期化放電が発生しない。
続く書込み期間では、まず維持電極SU1〜SUnに電圧Ve2を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧(Vad+Vsc)を印加する。その後、走査電極SC1に負の電圧Vadの走査パルスを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の電圧Vdの書込みパルスを印加する。
走査電極SC1に走査パルスを印加するには、まずトランジスタQ68をオンにして節点N0の電圧VN0を負の電圧Vadとする。そしてスイッチ部OUT1〜OUTnのトランジスタQH1〜QHnをオン、トランジスタQL1〜QLnをオフにして走査電極SC1〜SCnに電圧(Vad+Vsc)を印加する。次に、トランジスタQH1をオフにしトランジスタQL1をオンにすることにより、1行目の走査電極SC1に電圧Vadの走査パルスを印加する。
すると1行目の放電セルのうち書込みパルスを印加した放電セルでは書込み放電が起こり、各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルスを印加しなかった放電セルでは書込み放電は発生しない。このようにして選択的に書込み動作を行う。
次に、トランジスタQH1をオン、トランジスタQL1をオフに戻し、トランジスタQH2をオフにしトランジスタQL2をオンにして2行目の走査電極SC2に走査パルスを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち2行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dkに書込みパルスを印加する。すると2行目の放電セルで選択的に書込み放電が起こる。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで行う。
その後、トランジスタQ68をオフにする。そしてトランジスタQ74、トランジスタQ75をオンにして節点N0の電圧VN0を電圧0(V)にする。さらにスイッチ部OUT1〜OUTnのトランジスタQH1〜QHnをオフ、トランジスタQL1〜QLnをオンにして走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加する。
続く維持期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vsusの維持パルスを印加する。
走査電極SC1〜SCnに維持パルス電圧Vsusを印加するには、まずトランジスタQ74をオフ、トランジスタQ77をオンにする。すると、電力回収用のコンデンサC76からトランジスタQ77、ダイオードD77、インダクタL77およびトランジスタQL1〜QLnを介して電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が上がり始める。インダクタL77と電極間容量Cpとは共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後には走査電極SC1〜SCnの電圧は電圧Vsus付近まで上昇する。
ここで注意すべきは、電力回収用のコンデンサC76から走査電極SCiに向かう電流経路に介在するスイッチング素子は、トランジスタQ77、ダイオードD77、およびトランジスタQLiだけであり、分離スイッチは介在していない点である。このように電流経路に介在するスイッチング素子の数を極力少なくすることで、走査電極駆動回路43の出力インピーダンスを抑制し、電力損失を抑制している。
そして、トランジスタQ71をオンにする。すると節点N0の電圧VN0が電圧Vsusとなり、走査電極SC1〜SCnに電圧Vsusが印加される。
ここで注意すべきは、電圧Vsusの電源から走査電極SCiに向かう電流経路に介在するスイッチング素子は、トランジスタQ71、ダイオードD72、トランジスタQLiだけであり、それ以外のスイッチング素子は介在していない点である。このように電流経路に介在するスイッチング素子の数を極力少なくすることで、走査電極駆動回路43の出力インピーダンスを抑制している。
このようにして走査電極SC1〜SCnの電圧は強制的に電圧Vsusまで上昇し、書込み放電を起こした放電セルで維持放電が発生する。その後、トランジスタQ77、トランジスタQ71をオフにする。
続いて走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加し、維持電極SU1〜SUnに維持パルス電圧Vsusを印加する。
走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加するには、まずトランジスタQ78をオンにする。すると、走査電極SC1〜SCnからトランジスタQL1〜QLn、インダクタL78、ダイオードD78、トランジスタQ78を介して電力回収用のコンデンサC76に電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が下がり始める。インダクタL78と電極間容量Cpとは共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後には走査電極SC1〜SCnの電圧は電圧0(V)付近まで低下する。
ここでも、走査電極SCiから電力回収用のコンデンサC76に向かう電流経路に介在するスイッチング素子は、トランジスタQLi、ダイオードD78、およびトランジスタQ78だけであり、それ以外のスイッチング素子は介在していない。
次にトランジスタQ74をオンにする。すると節点N0の電圧VN0が電圧0(V)となり、走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)が印加される。
ここでも、走査電極SCiからGNDに向かう電流経路に介在するスイッチング素子は、トランジスタQLi、ダイオードD73、およびトランジスタQ74だけであり、それ以外のスイッチング素子は介在していない。
このようにして走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)を印加する。そして維持電極SU1〜SUnに維持パルス電圧Vsusを印加すると、書込み放電を起こした放電セルで維持放電が発生する。その後、トランジスタQ78、トランジスタQ74をオフにする。
以下同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加し、表示電極対の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。なお本実施の形態においては、維持期間の間は分離スイッチであるトランジスタQ75をオンとしている。これは、走査電極SCiから電圧Vsusの電源に向かって電流を流す経路、およびGNDから走査電極SCiに向かって電流を流す経路を確保するためである。
そして、維持期間の最後には、消去波形を走査電極SC1〜SCnに印加して、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCiおよび維持電極SUi上の壁電圧を消去している。具体的には、維持電極SU1〜SUnを電圧0(V)に戻した後、走査電極SC1〜SCnに電圧Vrsまで緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加する。すると、維持放電を起こした放電セルの維持電極SUiと走査電極SCiとの間で弱い放電が起こり、走査電極SCi上と維持電極SUi上との間の壁電圧が弱められる。こうして維持期間における維持動作が終了する。
走査電極SC1〜SCnに電圧0(V)から電圧Vrsまで緩やかに上昇する上り傾斜波形電圧を印加するには、まずトランジスタQ71、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオフにする。そして第1のミラー積分回路61を動作させる。すると節点N0の電圧VN0は電圧Vrsに向かって緩やかに上昇する。こうして走査電極SC1〜SCnに電圧Vrsに向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧が印加される。そしてその後、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオンにして走査電極SC1〜SCnを電圧0(V)に戻す。
続くサブフィールドの動作もほぼ同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態において各電極に印加する電圧値は、例えば、電圧Vset=290(V)、電圧Vsus=200(V)、電圧Vrs=200(V)、電圧Vsc=140(V)、電圧Vad=−200(V)、電圧Ve1=130(V)、電圧Ve2=140(V)、電圧Vd=70(V)である。ただしこれらの電圧値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネル10の特性やプラズマディスプレイ装置40の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
以上に説明したように、本実施の形態における走査電極駆動回路43は、分離スイッチとしての1つのトランジスタQ75を有する。そして、電力回収用のコンデンサC76と走査電極SCiとの間に介在するスイッチング素子は2つのトランジスタと1つのダイオードだけである。また、電圧Vsusの電源から走査電極SCiに向かう電流経路、および走査電極SCiからGNDに向かう電流経路に介在するスイッチング素子も2つのトランジスタと1つのダイオードだけである。このように本実施の形態における走査電極駆動回路43は、1つの分離スイッチを用いて回路を構成し、各電流経路に介在するスイッチング素子の数を3個以下とすることで、走査電極駆動回路43の出力インピーダンスを抑制している。
このように本実施の形態における走査電極駆動回路43は、1つの分離スイッチを用いて回路を構成し、かつ出力インピーダンスの低い新規な走査電極駆動回路である。
なお上述したように、節点N0の電圧VN0は正の電圧Vsetから負の電圧Vadまで変化する。このとき第1の波形発生回路60の第1のミラー積分回路61の積分コンデンサC61に不要な電圧が充電されたままになっていると、あるいは必要な電圧が充電されないままになっていると、第1のミラー積分回路61が動作を始めるまでに時間遅れが発生することがある。あるいは正常な積分動作を行わないことがある。このような問題は、積分コンデンサC61に充電された不適切な電圧を充放電するまでにある程度の時間がかかるために発生する。この問題は、積分コンデンサC61に不適切な電圧を充放電しないように、また適切な電圧に速やかに充放電する回路を付加することで解決することができる。以下にその具体回路例について実施の形態2として説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるパネルの構造等については実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
実施の形態2におけるパネルの構造等については実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の第1のミラー積分回路61の回路図である。第1のミラー積分回路61は、トランジスタQ61と、積分コンデンサC61と、分離ダイオードD61と、定電流回路80と、スイッチ回路90とを備えている。図6に示した第1のミラー積分回路61は、図4に示した抵抗R61の代わりに定電流回路80を備えている。
定電流回路80は、トランジスタQ83と、ツェナーダイオードD83と、抵抗R83と、抵抗R84とを有する。そして制御信号sig61を「H」レベルとすると、ツェナーダイオードD83の電圧と抵抗R83の抵抗値とで決まる定電流を流す定電流源として動作する。
分離ダイオードD61は、定電流回路80から積分コンデンサC61に向かって電流を流すとともに、節点N0の電圧VN0が負の電圧Vadまで降下したときに積分コンデンサC61が過充電されるのを防止する。スイッチ回路90は、第1のミラー積分回路61が動作しないときはオンし、第1のミラー積分回路61が動作するときはオフする。
この分離ダイオードD61およびスイッチ回路90を追加することにより、第1のミラー積分回路61が動作を始めるまでの時間遅れを短縮することができる。以下にその動作について説明する。なお以下、積分コンデンサC61と分離ダイオードD61とが接続されている点を節点N1と称し、維持パルス発生回路52のダイオードD73とトランジスタQ74との節点を節点N2と称する。
図7は、本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の第1のミラー積分回路61の動作を説明する電圧波形図であり、走査電極SC1に印加する駆動電圧波形、分離スイッチであるトランジスタQ75の状態、制御信号sig61、節点N0の電圧VN0、節点N1の電圧VN1をそれぞれ示している。
時刻t1以前では、制御信号sig61は「L」レベルであり、スイッチ回路90はオンとなっている。またトランジスタQ74もオンとなっており、節点N1は適切な電圧0(V)となっている。その後、トランジスタQ74をオフとする。
時刻t1において、制御信号sig61を「H」レベルとすると、スイッチ回路90はオフとなる。そして定電流回路80は、ツェナーダイオードD83と抵抗R83とで決まる一定の電流を積分コンデンサC61に流し始め、節点N1の電位が一定の速度で上昇し始める。するとトランジスタQ61のゲート電圧も上昇するので、トランジスタQ61のソース電圧、すなわち節点N0の電圧VN0も一定の速度で上昇し始める。
時刻t2において、制御信号sig61を「L」レベルとするとスイッチ回路90はオンとなる。そしてトランジスタQ71、トランジスタQ75をオンとして、節点N0を電圧Vsusとする。すると節点N1の電圧VN1も電圧Vsusとなる。その後、トランジスタQ71、トランジスタQ75をオフとする。
時刻t3において、第2のミラー積分回路66を動作させて節点N0の電圧VN0を電圧Vadまで緩やかに低下させる。このときスイッチ回路90はオンであるがトランジスタQ75がオフであるため、節点N1、節点N2はハイインピーダンス状態となる。しかし耐圧保護用のコンデンサC75を介して節点N0と接続されているため、節点N1の電圧VN1も緩やかに低下する。そして節点N1の電圧VN1が電圧0(V)以下になるとダイオードD74が導通するため、節点N1の電圧VN1はそれ以下には低下しない。
時刻t4において、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオンとして、節点N0を電圧0(V)とする。すると積分コンデンサC61に蓄積された電荷が放電して、節点N1の電圧VN1も電圧0(V)となる。
その後、節点N0に維持パルスが重畳されるが、トランジスタQ75がオンであるので、節点N1にも維持パルスが重畳される。
時刻t5において、制御信号sig61を「H」レベルとすると、スイッチ回路90はオフとなる。そして定電流回路80は、ツェナーダイオードD83と抵抗R83とで決まる一定の電流を積分コンデンサC61に流し始め、節点N1の電位が一定の速度で上昇し始める。するとトランジスタQ61のゲート電圧も上昇するので、トランジスタQ61のソース電圧、すなわち節点N0の電圧VN0も一定の速度で上昇し始める。
時刻t6において、制御信号sig61を「L」レベルとするとスイッチ回路90はオンとなる。そしてトランジスタQ74、トランジスタQ75をオンとして、節点N0を電圧0(V)とする。すると節点N1の電圧VN1も電圧0(V)となる。その後、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオフとする。
時刻t7において、第2のミラー積分回路66を動作させて節点N0の電圧VN0を電圧Vadまで緩やかに低下させる。しかしこのときも節点N1の電圧VN1が電圧0(V)以下になるとダイオードD74が導通するため、節点N1の電圧VN1はそれ以下には低下せず、電圧0(V)に保持される。
時刻t8において、トランジスタQ74、トランジスタQ75をオンとして、節点N0を電圧0(V)とする。節点N1の電圧VN1も電圧0(V)のままである。
その後、節点N0に維持パルスが重畳されるが、トランジスタQ75がオンであるので、節点N1にも維持パルスが重畳される。
以下同様に、時刻t9において、制御信号sig61を「H」レベルとすると、スイッチ回路90はオフとなる。そして定電流回路80は、ツェナーダイオードD83と抵抗R83とで決まる一定の電流を積分コンデンサC61に流し始め、節点N1の電位が一定の速度で上昇し始める。するとトランジスタQ61のゲート電圧も上昇するので、トランジスタQ61のソース電圧、すなわち節点N0の電圧VN0も一定の速度で上昇し始める。
このように、本実施の形態における第1のミラー積分回路61は、制御信号sig61を「H」レベルとすることで、すぐに上り傾斜波形電圧を発生することができる。
もし、第1のミラー積分回路61に分離ダイオードD61とスイッチ回路90とが設けられていなかったと仮定すると、節点N0の電圧VN0が負の電圧Vadまで低下したとき、節点V1の電圧VN1も負の電圧Vadまで低下して、積分コンデンサC61は電圧(Vset−Vad)または電圧(Vsus−Vad)に充電される。その場合、定電流回路80の電流で積分コンデンサC61を充電して節点N1の電圧が電圧0(V)になった後に、第1のミラー積分回路61は動作を開始して上り傾斜波形電圧を出力する。したがって、制御信号sig61を「H」レベルとしても、速やかに節点N0の電圧VN0を上昇させることができない。例えば、上り傾斜波形電圧の上昇速度dV/dtが1.3V/μsと設定されている場合、節点N0の電圧VN0が上昇し始めるまでに、Vad/(dV/dt)=154μsの時間を要することになる。
しかしながら、本実施の形態の第1のミラー積分回路61にはスイッチ回路90が設けられており適切な電流経路が確保されているので、制御信号sig61を「H」レベルとすることで、速やかに節点N0の電圧VN0を上昇させることができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3におけるプラズマディスプレイ装置の第1のミラー積分回路61のスイッチ回路90の具体回路構成の一例を示す図である。トランジスタQ91は、節点N1と節点N2とを接続するスイッチング素子として働く。トランジスタQ92と抵抗R91、抵抗R92は反転増幅器として働く。ツェナーダイオードD95、ダイオードD96、抵抗R95、抵抗R96はシフトレジスタとして働く。またコンデンサC99、ダイオードD99、抵抗R99はブートストラップ回路であり、スイッチ回路90の電源として働く。
図8は、本発明の実施の形態3におけるプラズマディスプレイ装置の第1のミラー積分回路61のスイッチ回路90の具体回路構成の一例を示す図である。トランジスタQ91は、節点N1と節点N2とを接続するスイッチング素子として働く。トランジスタQ92と抵抗R91、抵抗R92は反転増幅器として働く。ツェナーダイオードD95、ダイオードD96、抵抗R95、抵抗R96はシフトレジスタとして働く。またコンデンサC99、ダイオードD99、抵抗R99はブートストラップ回路であり、スイッチ回路90の電源として働く。
このスイッチ回路90において、制御信号sig61が「L」レベルになると、トランジスタQ92はオフとなり、トランジスタQ91がオンとなって、節点N1から節点N2に向かう電流経路が形成される。また制御信号sig61が「H」レベルになると、トランジスタQ92はオンとなり、トランジスタQ91がオフとなって、節点N1から節点N2に向かう電流経路が切断される。
以上説明したように、本実施の形態においては、分離スイッチであるトランジスタQ75を1つ用いて、かつ出力インピーダンスの低い走査電極駆動回路43を実現している。
なお、本発明の実施の形態1〜3において用いた具体的な各数値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、少ない分離スイッチを用いて出力インピーダンスを下げた、新規な走査電極駆動回路を備え、プラズマディスプレイ装置として有用である。
10 パネル
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
32 データ電極
40 プラズマディスプレイ装置
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
50 走査パルス発生回路
52 維持パルス発生回路
60 第1の波形発生回路
61 第1のミラー積分回路
62 電圧切換回路
64 第2の波形発生回路
66 第2のミラー積分回路
70 クランプ部
76 電力回収部
80 定電流回路
90 スイッチ回路
C61 積分コンデンサ
D61 分離ダイオード
D72,D73 (逆流防止用の)ダイオード
Q71 トランジスタ(第1のクランプスイッチ)
Q74 トランジスタ(第2のクランプスイッチ)
Q75 トランジスタ(分離スイッチ)
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
32 データ電極
40 プラズマディスプレイ装置
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
50 走査パルス発生回路
52 維持パルス発生回路
60 第1の波形発生回路
61 第1のミラー積分回路
62 電圧切換回路
64 第2の波形発生回路
66 第2のミラー積分回路
70 クランプ部
76 電力回収部
80 定電流回路
90 スイッチ回路
C61 積分コンデンサ
D61 分離ダイオード
D72,D73 (逆流防止用の)ダイオード
Q71 トランジスタ(第1のクランプスイッチ)
Q74 トランジスタ(第2のクランプスイッチ)
Q75 トランジスタ(分離スイッチ)
Claims (2)
- 走査電極と維持電極とデータ電極とを有するプラズマディスプレイパネルと、前記走査電極に印加する駆動電圧波形を発生する走査電極駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置であって、
前記走査電極駆動回路は、前記走査電極に印加する維持パルスを発生する維持パルス発生回路と、最高電圧が前記維持パルスの高電圧側の電圧を超える駆動電圧波形を発生する第1の波形発生回路と、最低電圧が前記維持パルスの低電圧側の電圧未満の駆動電圧波形を発生する第2の波形発生回路とを備え、
前記維持パルス発生回路は、前記維持パルスを発生させる維持電源の高電圧側の電圧に出力をクランプする第1のクランプスイッチと、前記第1のクランプスイッチに直列に接続された第1の逆流防止用のダイオードと、前記維持電源の低電圧側の電圧に出力をクランプする第2のクランプスイッチと、前記第2のクランプスイッチに直列に接続された第2の逆流防止用のダイオードと、第1のクランプスイッチと第2のクランプスイッチとを接続する分離スイッチを備え、
前記第1の波形発生回路は、積分コンデンサと前記積分コンデンサに電流を流す定電流回路とを有するミラー積分回路を含み、
前記定電流回路は分離ダイオードを介して前記積分コンデンサに電流を流すとともに、前記第2のクランプスイッチと前記第2の逆流防止用のダイオードとの節点に前記積分コンデンサを接続するスイッチ回路を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 前記第1のクランプスイッチ、前記第2のクランプスイッチ、前記分離スイッチはそれぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタであり、前記第1のクランプスイッチのエミッタと前記分離スイッチのエミッタとを接続し、前記第2のクランプスイッチのコレクタと前記分離スイッチのコレクタとを接続したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009005479A JP2010164678A (ja) | 2009-01-14 | 2009-01-14 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009005479A JP2010164678A (ja) | 2009-01-14 | 2009-01-14 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010164678A true JP2010164678A (ja) | 2010-07-29 |
Family
ID=42580908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009005479A Pending JP2010164678A (ja) | 2009-01-14 | 2009-01-14 | プラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010164678A (ja) |
-
2009
- 2009-01-14 JP JP2009005479A patent/JP2010164678A/ja active Pending
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