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JP2010161329A - 二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ - Google Patents

二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ Download PDF

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JP2010161329A JP2009105939A JP2009105939A JP2010161329A JP 2010161329 A JP2010161329 A JP 2010161329A JP 2009105939 A JP2009105939 A JP 2009105939A JP 2009105939 A JP2009105939 A JP 2009105939A JP 2010161329 A JP2010161329 A JP 2010161329A
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Katsuyuki Hoshino
勝之 星野
Yasuhiro Nagatomo
靖浩 長友
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Abstract

【課題】二次元フォトニック結晶を構成する孔の微細化が困難な場合においても、活性層の利得の減少を抑制することができると共に、
該二次元フォトニック結晶の回折効率の減少を抑制することができ、素子特性の向上を図ることが可能となる二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザを提供する。
【解決手段】活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
前記二次元フォトニック結晶は、半導体層と誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で配列して構成され、
前記二次元フォトニック結晶の格子定数をaとし、前記誘電体の半径をrとしたとき、r=0.22a以上であって、
前記誘電体は、前記活性層と前記二次元フォトニック結晶の距離が近接するに従い、前記二次元フォトニック結晶の結合係数が増加傾向を示して変化する屈折率を有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザに関する。
面発光レーザの一つとして、反射鏡に二次元フォトニック結晶を利用した面発光レーザが知られている。
特に、近紫外から緑領域で発光可能な窒化物半導体を利用した面発光レーザでは、一般的に用いられる分布ブラッグ反射鏡の作製が困難なことから、二次元フォトニック結晶を利用した面発光レーザが盛んに研究されている。
二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザにおいて、特許文献1では、つぎのような半導体レーザ素子が開示されている。
この半導体レーザ素子では、導電性GaNからなる基板上に、n型GaN層と、活性層と、p型GaN層と、をこの順番に形成し、該p型層に、ドライエッチング法により、該二次元フォトニック結晶が形成される。
そして、別基板上に形成したp型GaNからなる半導体層と、上記二次元フォトニック結晶を備えた基板と、を張り合わせ技術を用い、融着貼り付けして形成するようにした半導体レーザ素子が開示されている。
上記半導体レーザ素子の構成によれば、前記活性層と前記フォトニック結晶との距離を任意に設定することが可能であり、これらを接近させることにより、該フォトニック結晶内に、該活性層から発光した光を効率良く導入することが可能となる。
また、特許文献2では、二次元フォトニック結晶の孔の部位に、誘電体膜を形成した後、半導体層を形成することで、融着貼り付けを用いずに、該フォトニック結晶層上に上層を形成するようにした面発光レーザが開示されている。
この構成に従えば、活性層と前記二次元フォトニック結晶との距離を任意に設定可能である。
同時に、融着貼り付けに起因した素子へのダメージや、該フォトニック結晶にうねりなどが発生している時に、融着貼り付けプロセスが難しいといった問題を回避することが可能となる。
また、上記した特許文献1および特許文献2では、該二次元フォトニック結晶を構成する孔の部位は、何も埋め込まない(空気を埋め込んだ状態)ようにするか、あるいは低屈折率である媒質を埋め込むことが、好ましいとされている。
その結果、該二次元フォトニック結晶を構成する、半導体層の屈折率と孔の屈折率との屈折率差が大きくなり、二次元フォトニック結晶の回折効率を向上させることが可能となる。
特開2006−165309号公報 特開2008−130731号公報
上記したように、特許文献1および特許文献2では、二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザにおいて、活性層と該二次元フォトニック結晶との距離を近づけることによって、該面発光レーザの特性を向上させている。
ところで、二次元フォトニック結晶の格子定数は、該フォトニック結晶に導入する光の波長と比例関係にある。
したがって、二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザの発光波長が短波長になるに従い、該フォトニック結晶の格子定数を減少させる必要がある。
例えば、GaNからなる二次元フォトニック結晶において、発光波長を405nmとすると、該二次元フォトニック結晶の格子定数は160nmとなる。
このため、該面発光レーザの短波長化に伴い、該二次元フォトニック結晶を構成する孔の半径を小さくする必要がある。
ここで、紫外〜緑領域で発光する窒化物半導体は、結晶の共有結合エネルギーが大きいために、化学エッチングによる微細加工が困難である。
そのため、二次元フォトニック結晶を構成する材料として用いたときに、該二次元フォトニック結晶の孔の半径を小さくすることが困難であるという問題があった。
一方、二次元フォトニック結晶を構成する孔の半径が大きいと、該二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザにおいて、活性層の利得の減少と該二次元フォトニック結晶の回折効率の減少が生じ、該面発光レーザの特性が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、二次元フォトニック結晶を構成する孔の微細化が困難な場合においても、活性層の利得の減少を抑制することができると共に、
該二次元フォトニック結晶の回折効率の減少を抑制することができ、素子特性の向上を図ることが可能となる二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザの提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、次のように構成した二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザを提供するものである。
本発明の二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザは、活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
前記二次元フォトニック結晶は、半導体層と誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で配列して構成され、
前記二次元フォトニック結晶の格子定数をaとし、前記誘電体の半径をrとしたとき、r=0.22a以上であって、
前記誘電体は、前記活性層と前記二次元フォトニック結晶の距離が近接するに従い、前記二次元フォトニック結晶の結合係数が増加傾向を示して変化する屈折率を有することを特徴とする。
本発明によれば、二次元フォトニック結晶を構成する孔の微細化が困難な場合においても、活性層の利得の減少を抑制することができると共に、該二次元フォトニック結晶の回折効率の減少を抑制することができ、素子特性の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施形態における二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザの構造を説明する断面図である。 本発明の実施形態におけるフォトニック結晶の結合係数κ3と活性層の光閉じ込め係数Γactについての計算に用いた構造の模式図である。 本発明の実施の形態において、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層の光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施の形態において、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層115と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3および該活性層への光閉じ込め係数Γactを計算した結果である。 本発明の実施の形態において、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施形態において、円柱状の誘電体の半径をパラメータとして、該誘電体の屈折率に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施の形態において、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施形態において、二次元フォトニックが三角格子状のときに、円柱状の誘電体の半径をパラメータとして、該誘電体の屈折率に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施形態において、二次元フォトニックが正方格子状のときに、四角柱状の誘電体の半径をパラメータとして、該誘電体の屈折率に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果である。 本発明の実施例1における面発光レーザを説明する図である。
本発明者らは、二次元フォトニック結晶の孔の半径が大きくなると、該二次元フォトニック結晶を構成する、半導体層の屈折率と、孔として機能する誘電体の屈折率との屈折率差を小さくした方が、面発光レーザの共振特性が向上することを見出した。
上記のように、特許文献1および特許文献2では、二次元フォトニック結晶を構成する孔の部位は、何も埋め込まない(空気を埋め込んだ状態)ようにするか、
あるいは、低屈折率である媒質を埋め込むことで、半導体層と孔の部位との屈折率差を大きくする構成が採られている。
これに対して、本発明者らは、該二次元フォトニック結晶の半径を大きくした場合には、逆に、該屈折率差を小さくした方が、好ましいことを見出した。
以下、図を用いて本発明の実施形態における二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザについて説明する。
図1に、本実施形態における二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザの構造を説明する断面図を示す。
図1において、111は下部コンタクト層、113は下部クラッド層、114は下部光ガイド層、115は活性層である。
121は誘電体、131は二次元フォトニック結晶、132は二次元フォトニック結晶を含む上部光ガイド層、133は上部クラッド層、134は上部コンタクト層である。
本実施形態において、二次元フォトニック結晶131を構成する半導体層は、窒化物半導体層であるGaN(屈折率2.54)層からなり、周期的に形成された誘電体121は、その屈折率が2.0以上、2.3以下の媒質からなる。
ここで、二次元フォトニック結晶131を含む上部光ガイド層132の製造プロセスについて説明する。
活性層115を形成した後、該活性層115上に、例えば酸化ハフニウム(屈折率2.1)などよりなる誘電体121を、面内方向に二次元周期に配列し、該面内方向に共振モードを有する二次元フォトニック結晶の形状に形成する。
次に、フォトニック結晶の形状の誘電体121が形成された活性層115上に、例えばMOCVD法またはMBE法(molecular beam epitaxy:分子線エピタキシー法)を用い、つぎのように上部光ガイド層132を形成する。
すなわち、該誘電体121が設けられていない場所から、例えばn型GaNからなる薄膜半導体層を結晶成長させ、該誘電体121を埋め込むことで、該誘電体121からなる二次元フォトニック結晶131を含む上部光ガイド層132を形成する。
本実施の形態において、活性層115と二次元フォトニック結晶131は近接して配置されているが、該活性層115と該二次元フォトニック結晶131の距離は、離れていてもよい。
その場合には、該活性層115を形成し、たとえばn型GaNからなる薄膜半導体層を必要な膜厚で積層する。
これにより、上部光ガイド層132の一部を形成した後、誘電体121を形成することで、該二次元フォトニック結晶131と該活性層115の距離を任意に設定することが可能となる。
ここで、特許文献1と比較した場合、二次元フォトニック結晶131を構成する誘電体121の屈折率が異なる。
特許文献1では、該誘電体の部位が空孔(気体、たとえば空気を充填した状態)であることが好ましいと記載されている。
すなわち、該二次元フォトニック結晶131を構成する半導体層と該誘電体121との屈折率の差を大きくすることが好ましい。
これに対して、本実施形態では、該空孔に、屈折率が2.0以上、2.3以下の媒質を埋め込んだ形態となっており、該半導体層と誘電体121との屈折率の差を小さくしている。
つぎに、以上の形態の差異が、面発光レーザの特性に及ぼす影響について説明する。
図2に、本実施形態におけるフォトニック結晶の結合係数κ3と活性層の光閉じ込め係数Γactについての計算に用いた構造の模式図を示す。
図2に示す構造をもとにし、上記形態の差異が、面発光レーザの特性に及ぼす影響を確認するため、面発光レーザ200におけるフォトニック結晶222の結合係数κ3および活性層213への光閉じ込め係数Γactについて計算を行った。
該フォトニック結晶222の結合係数κ3は該フォトニック結晶の回折効率、該活性層213への光閉じ込め係数Γactは該活性層の利得、にそれぞれ比例している。すなわち、該フォトニック結晶222の結合係数κ3と該活性層213への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactは、面発光レーザの共振特性を強く反映している。この計算では、下部光ガイド層212、および、二次元フォトニック結晶222を含む上部光ガイド層214の厚さ、をそれぞれ150nm、誘電体221の高さを100nm、下部クラッド層211および上部クラッド層215の厚さをそれぞれ無限大とした。
また、下部クラッド層211および上部クラッド層215の屈折率を2.5、下部光ガイド層212および上部光ガイド層214の屈折率を2.54、該活性層213の屈折率を2.73として計算を行った。
また、発光波長は405nmとして計算を行った。
図3に、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層の光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果を示す。
(計算例:半径0.15a)
図3(a)は、誘電体の半径が0.15aのときの、κ3×Γactを計算した結果である。
すなわち、正方格子状に配列された円柱状の誘電体221の半径rが、二次元フォトニック結晶222の格子定数をaとしたときに、r=0.15aのときの、活性層213と二次元フォトニック結晶222との距離dに対するκ3×Γactの計算結果である。ここで、該誘電体221の屈折率をパラメータとして、該屈折率が、1.0、1.5、および2.1のときの計算を行った。
該誘電体221の半径rがr=0.15aのときは、該活性層213と該二次元フォトニック結晶222との距離dに依らず、該誘電体221の屈折率の減少に伴い、κ3×Γactは増加する。
したがって、該誘電体221の屈折率nは、n=1.0であることが好ましい。
(計算例:半径0.25a)
該誘電体221の半径rがr=0.25aのときの、κ3×Γactを計算した結果を図3(b)に示す。
誘電体221の半径rが0.15aからr=0.25aに増加すると、該誘電体221の屈折率に依らず、κ3×Γactは減少する。
ここで、該誘電体221の屈折率が1.0から2.1に増加するに従い、該誘電体221の半径増加に伴うκ3×Γactの減少率は減少する。
これにより、該誘電体221の半径rがr=0.25aのときは、該誘電体221の屈折率の増加に伴い、κ3×Γactの最大値は増加する。
また、活性層213と二次元フォトニック結晶222との距離dが40nm以下の範囲においては、該誘電体221の屈折率が大きいほど、κ3×Γactは大きくなる。したがって、該誘電体221の屈折率nは、n=2.1であることが好ましい。
すなわち、誘電体の半径が大きくなるにつれ、誘電体の屈折率は高い方が好ましいということが分かる。
(誘電体の半径とκ3およびΓactとの関係)
図4に、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層213と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3および該活性層への光閉じ込め係数Γactを計算した結果を示す。
図4(a)は、誘電体の半径が0.15aのときの、κ3を計算した結果である。図4(b)は、誘電体の半径が0.15aのときの、Γactを計算した結果である。これらは、上記の結果をより詳細に検討するために、誘電体221の半径rをr=0.15aとして、
該誘電体221の屈折率を1.0および2.1としたときの、活性層213と二次元フォトニック結晶222との距離dに対するκ3およびΓactを計算した結果である。同様に、図4(c)は、誘電体の半径が0.25aのときの、κ3を計算した結果である。
また、図4(d)は、誘電体の半径が0.25aのときの、Γactを計算した結果である。
図4(a)に示すように、該誘電体221の半径rがr=0.15aのとき、該フォトニック結晶222の結合係数κ3は、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dの減少に伴い、増加傾向を示す。
これは、該活性層213と該フォトニック結晶222が近づくことで、より多くの光が、該活性層213から該フォトニック結晶222へ導入されるためである。
また、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dが0nm(近接状態)のとき、該誘電体221の屈折率が2.1から1.0に減少すると、κ3は1.86倍に増加する。
これは、該フォトニック結晶222を構成する半導体の屈折率(GaNの場合、2.54)と該フォトニック結晶222の孔として機能する該誘電体221との屈折率差が増加することで、該フォトニック結晶222の回折効率が増加するためである。
一方、活性層213への光閉じ込め係数Γactは、図4(b)に示すように、活性層213とフォトニック結晶222との距離dの減少に伴い、わずかな減少傾向を示すが、大きく変化はしない。
また、誘電体221の屈折率の違いによって、Γactに大きな変化は現れない。以上の結果から、κ3×Γactは、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dおよび該誘電体221の屈折率に対する、κ3の変化に強く影響される。このため、該誘電体221の屈折率が2.1よりも1.0のときの方が、κ3×Γactは大きくなる。
つぎに、誘電体221の半径rがr=0.25aのときは、図4(c)に示すように、該誘電体221の屈折率が2.1では、活性層213とフォトニック結晶222との距離dの減少に伴い、該フォトニック結晶222の結合係数κ3は単調増加となる。しかし、該誘電体221の屈折率が1.0のときは、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dが50nm以下になると、距離の減少に伴うκ3の増加率は減少する。
また、距離が20nm以下になると、該フォトニック結晶222の結合係数κ3は増加傾向から減少傾向に転ずる。
これは、該フォトニック結晶222の平均屈折率の低下により、該フォトニック結晶222への光の導入が抑制されることに起因している。
すなわち、該誘電体221の半径rが、0.15aから0.25aに増加すると、該フォトニック結晶内における該誘電体221の充填率が7.1%から19.6%に増加する。このとき、該誘電体221の屈折率が2.1から1.0に減少すると、該フォトニック結晶222の平均屈折率は、2.45から2.24に大きく減少する。これにより、該フォトニック結晶222内に光が導入され難くなる。
また、その影響は、該フォトニック結晶222が面発光レーザ200内部における導波モードの中心に近づくほど大きくなる。
したがって、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dを減少させていった場合、κ3は、つぎの割合によって決定される。
すなわち、κ3は、距離dの減少に伴う該フォトニック結晶222内への光の導入量増加と、該フォトニック結晶222の平均屈折率が低いことに起因する光の導入量減少と、の割合によって決定される。
一方、活性層213への光閉じ込め係数Γactは、図4(d)に示すように、活性層213とフォトニック結晶222との距離の減少に伴い、減少傾向を示す。
また、その減少率は、誘電体221の屈折率が2.1から1.0に減少するとより大きくなる。
これは、上記のκ3のときと同様に、該フォトニック結晶222の平均屈折率の低下による、該フォトニック結晶222への光の導入の抑制に起因しており、その影響は活性層213と該フォトニック結晶222との距離dが減少するほど大きくなる。
以上のように、誘電体221の半径rがr=0.25aのときは、フォトニック結晶222の平均屈折率に対する該誘電体221の屈折率の影響が大きくなる。そのため、図3(b)に示したように、該誘電体221の屈折率を増加させた方が、κ3×Γactの最大値は増加する。
(κ3×Γactの最大値と屈折率および距離dとの関係)
図5に、誘電体の屈折率をパラメータとして、活性層と二次元フォトニック結晶との距離に対する該フォトニック結晶の結合係数κ3と該活性層への光閉じ込め係数Γactの積κ3×Γactを計算した結果を示す。
ここでは、誘電体221の半径rが、κ3×Γactに及ぼす影響をより詳細に検討するために、
該誘電体221の半径rを0.20a、0.21a、0.22a、0.23a、および0.24aと変化させて、活性層213と二次元フォトニック結晶222との距離dに対するκ3×Γactの計算を行った。
図5(a)は、誘電体221の半径が0.20aのときの、κ3×Γactを計算した結果である。
ここで、該誘電体221の屈折率をパラメータとして、該屈折率が、1.0、1.5、および2.1のときの計算を行った。
同様に、図5(b)は誘電体221の半径が0.21a、図5(c)は誘電体の半径が0.22a、図5(d)は誘電体の半径が0.23a、図5(e)は誘電体の半径が0.24aのときの、κ3×Γactを計算した結果である。
これらの結果から、それぞれの誘電体の半径rに対して、κ3×Γactが最大となるときの誘電体の屈折率と距離dの一覧を表1に示す。該誘電体221の半径rが0.22a以上のときは、該誘電体221の屈折率を大きく(2.1)すると、κ3×Γactがより大きな値をとることができる。ここで、該誘電体221の半径r=0.22a以上は、35nm以上に対応し、フォトニック結晶222内における該誘電体221の充填率は15.2%以上になる。
[表1]
Figure 2010161329
(誘電体の屈折率とκ3×Γactの関係)
つぎに、誘電体221の屈折率が、κ3×Γactに及ぼす影響をより詳細に検討するために、図6に示すように、該誘電体221の半径をパラメータとして、該誘電体221の屈折率に対するκ3×Γactの計算を行った。
ここで、該誘電体221の半径rは、0.15a、0.20a、0.21a、0.22a、0.23a、0.24a、および0.25aとした。
また、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dは0nm(近接状態)とした。
該誘電体221の半径rが増加するに従い、κ3×Γactが最大となる該誘電体221の屈折率は、高屈折率側にシフトしていく。
ここで、該誘電体221の半径rが0.22a以上において、κ3×Γactが最大となる該誘電体の屈折率は、2.0以上となる。
また、該誘電体221の屈折率が2.3を超えると、κ3×Γactは急速に減少する。これは、フォトニック結晶222の結合係数κ3が減少するためである。
その理由は、該フォトニック結晶222を構成する、半導体の屈折率(GaNの場合、2.54)と該誘電体221との屈折率差が小さくなることで、該フォトニック結晶222の回折効率が減少するためである。
図7に、誘電体の半径が0.22aのときの、距離dに対するκ3×Γactについて、誘電体の屈折率を1.5から2.3まで0.1刻みで変化させたときの計算結果を示す。
図7に示すように、誘電体の半径rが0.22aのとき、屈折率が2.0以上において、κ3×Γactは、距離dの減少に伴い単調増加を示す。一方、屈折率が1.5から1.9の範囲では、距離dの減少に伴いκ3×Γactは減少傾向となる。このように、屈折率1.9と屈折率2.0とでは、活性層と二次元フォトニック結晶が近接することに伴うκ3×Γactの傾向が異なる。
そのため、半径rが0.22aのときは、屈折率が2.0以上であることが好ましい。但し、図7に示すように、該誘電体221の屈折率を2.3以上にすると、κ3×Γactの値が小さくなる。なお、半径rが0.22a以上の場合であっても、この屈折率の傾向は変わらない。
以上のように、本実施形態では、特許文献1の形態と比較して、フォトニック結晶222の孔として機能する誘電体221の半径rが0.22a以上の範囲においては、より高い屈折率を有する誘電体を設ける方がκ3×Γactを大きくすることができる。
また、半径rが0.22aの場合には、誘電体221の屈折率を2.0以上にすることで、活性層と二次元フォトニック結晶との距離dが減少してもκ3×Γactが減少傾向を示さない。
但し、誘電体221の屈折率を2.3以上にすると、κ3×Γactの値が小さくなる。
したがって、誘電体221の材料の範囲は、屈折率が2.0以上、2.3以下の関係にあるものが好ましい。
例えば、酸化ハフニウム(屈折率約2.1)、酸化タンタル(屈折率約2.3)、酸化チタン(屈折率約2.2)、酸化ジルコニウム(屈折率約2.2)、酸化ニオブ(屈折率約2.3)、窒化アルミニウム(屈折率約2.2)などを用いることができる。
また、本実施の形態において、フォトニック結晶222の形状が正方格子状の場合の計算を行ったが、該フォトニック結晶222の形状がκ3×Γactに及ぼす影響を検討するために、三角格子状の場合についても同様の計算を行った。
図8は、該フォトニック結晶222の形状が三角格子状のときに、誘電体221の半径をパラメータとして、該誘電体221の屈折率に対するκ3×Γactを示したものである。
ここで、該誘電体221の半径rは、0.20a、0.21a、0.22a、0.23a、0.24a、および0.25aとした。
また、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dは0nm(近接状態)とした。
該誘電体221の半径が増加するに従い、κ3×Γactが最大となる該誘電体221の屈折率は、高屈折率側にシフトしていき、正方格子状のときと同様の傾向を示すことが分かる。
ここで、誘電体221の半径r=0.22a以上のとき、フォトニック結晶222内における該誘電体221の充填率は17.6%以上に対応する。
これにより、本実施の形態における該フォトニック結晶222の形状は、正方格子状に限らず、三角格子状にしてもよい。
また、本実施形態において、誘電体221の形状を円柱状とした場合の計算を行ったが、該誘電体221の形状がκ3×Γactに及ぼす影響を検討するために、四角柱状の場合についても同様の計算を行った。
図9は、フォトニック結晶222の形状が正方格子状であり、該誘電体221の形状がその断面が正方形である四角柱状のときに、該誘電体221の断面の一辺の長さをパラメータとして、該誘電体221の屈折率に対するκ3×Γactを示したものである。ここで、該誘電体221の断面の一辺の長さLは、0.40a、0.42a、0.44a、0.46a、および0.48aとした。
また、該活性層213と該フォトニック結晶222との距離dは0nm(近接状態)とした。
Lが増加するに従い、κ3×Γactが最大となる該誘電体221の屈折率は、高屈折率側にシフトしていき、円柱状のときと同様の傾向を示すことが分かる。ここで、Lが0.40a以上において、κ3×Γactが最大となる該誘電体221の屈折率は、2.0以上となる。
このとき、L=0.40a以上は、64nm以上に対応し、フォトニック結晶222内における該誘電体221の充填率は16%以上になる。
これにより、本実施の形態における該誘電体221の形状は、円柱状に限らず、四角柱状にしてもよい。
以上の本実施形態の構成によれば、二次元フォトニック結晶を構成する孔の半径がある程度大きい場合においても、活性層の利得の減少を抑制することができると共に、該二次元フォトニック結晶の回折効率の減少も抑制でき、素子特性の向上を図ることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、本発明を適用して構成した二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザについて説明する。
本実施例における面発光レーザの基本構成は、図1に示す上記した実施形態における面発光レーザ100と、同様の構成を備えている。
本実施例においては、図1に示すように、面発光レーザ100は、p型コンタクト層111と、p型クラッド層113と、p型光ガイド層114と、活性層115とを備えている。
また、二次元フォトニック結晶131と、二次元フォトニック結晶を含むn型光ガイド層132と、n型クラッド層133と、n型コンタクト層134と、電極101および102とを備えている。
p型光ガイド層114および二次元フォトニック結晶を含むn型光ガイド層132は、それぞれp型およびn型GaNの半導体層からなっている。
p型クラッド層113およびn型クラッド層133は、それぞれp型およびn型AlGaNの半導体層であり、それぞれ該p型ガイド層114および該n型ガイド層132よりも屈折率が低い。
p型光ガイド層114、二次元フォトニック結晶を含むn型光ガイド層132、p型クラッド層113、およびn型クラッド層133は、活性層115に注入されるべきキャリアが伝導する伝導層として機能する。
また、該p型光ガイド層114および該n型光ガイド層132により該活性層115を挟み、
該p型クラッド層113および該n型クラッド層133により該p型光ガイド層114、該活性層115および該n型光ガイド層132を挟んで、
SCH構造(separated confinement heterostructure:分離閉じ込めヘテロ構造)を形成している。
このため、発光に寄与するキャリアは該活性層115に、該活性層115から発光した光は該活性層115、該p型光ガイド層114および該n型光ガイド層132に、それぞれ閉じ込めるようになっている。
活性層115は、窒化物半導体材料を用いた多重量子井戸構造からなっており、該量子井戸構造の井戸層および障壁層は、それぞれInGaNおよびGaNからなる。
該井戸層のバンドギャップは、該障壁層、p型光ガイド層114および二次元フォトニック結晶を含むn型光ガイド層132のバンドギャップより小さい。
該活性層115は、キャリアの注入により発光する。なお、本実施例における活性層115は、上記の多重量子井戸構造であるが、単一量子井戸構造であってもよい。
n型コンタクト面135およびp型コンタクト面112には、それぞれ電極102および101が形成されている。
該電極102、101間に電圧を印加することにより活性層115が発光し、該活性層115からしみ出した光が、二次元フォトニック結晶131に入射する。該フォトニック結晶131が有する所定の周期に一致する光は、該フォトニック結晶131により回折を繰り返し、定在波が発生し、位相条件が規定される。
該フォトニック結晶131によって位相が規定された光は、回折により該活性層115内の光にフィードバックされ、定在波を発生させる。
この定在波は、該フォトニック結晶131において規定される光の波長および位相条件を満足している。これにより、光は該フォトニック結晶131で共振して増幅され、コヒーレントな光が、光放出面135から面発光される。
二次元フォトニック結晶131は、格子形状に配列された誘電体121からなっている。該誘電体121は、酸化ハフニウム(HfO2)からなっている。
なお、本実施例における該誘電体121の材料は、上記の酸化ハフニウム(屈折率2.1)に限定されるものでなく、屈折率が2.0以上、かつ、2.3以下の媒質であれば、他の材料であってもよい。
例えば、酸化タンタル(屈折率約2.3)、酸化チタン(屈折率約2.2)、酸化ジルコニウム(屈折率約2.2)、酸化ニオブ(屈折率約2.3)、窒化アルミニウム(屈折率約2.2)などを用いることができる。
次に、本実施例における面発光レーザ100の製造方法について、図10(a)〜図10(c)を用いて、説明する。
先ず、図10(a)に示すように、サファイアからなる基板911上に、MOCVD法により、歪緩衝層912を介してGaNからなる転位低減のためのGaNバッファ層913を形成する。
次に、このGaNバッファ層913上に、p型GaNからなるp型コンタクト層914、p型AlGaNからなるp型クラッド層915、p型GaNからなるp型光ガイド層916、InGaNを含む多重量子井戸構造からなる活性層917を、この順番で形成する。これらに上記各層による積層構造を形成する。
なお、本実施例における基板911は、前記サファイア基板に特に限定されるものではなく、たとえばシリコン基板であってもよい。
次に、電子ビーム蒸着装置を用いて酸化ハフニウム膜を100nm成膜した後、電子ビーム露光によって該酸化ハフニウム膜上に所定形状のレジスト膜を形成する。
続いて、該レジストをマスクとして該酸化ハフニウム膜をドライエッチングする。
その後、該レジストを除去することで、図10(b)に示すように、面内方向に二次元的かつ周期的に配列され、該面内方向に共振モードを有する二次元フォトニック結晶の形状の酸化ハフニウムからなる誘電体921が形成される。
次に、図10(c)に示すように、フォトニック結晶の形状の誘電体921が形成された活性層917上に、MOCVD法により、該誘電体921が設けられていない場所から、n型GaNからなる薄膜半導体層を結晶成長させる。
これにより、誘電体921を埋め込み、誘電体921からなる二次元フォトニック結晶931を含むn型光ガイド層932を形成する。
続いて、n型AlGaNからなるn型クラッド層933と、n型GaNからなるn型コンタクト層934と、による積層構造をこの順番で形成する。
なお、本実施例では、二次元フォトニック結晶931の形成に、上記の方法を用いたが、これに限定されるものではない。
例えば、本実施例では、誘電体921の形成にドライエッチング法を用いたが、ウェットエッチング法を用いてもよい。
また、活性層917まで成長した後、該活性層917上に所定形状のレジスト膜を形成し、酸化ハフニウ膜を成膜した後、リフトオフすることで、前記二次元フォトニック結晶931を形成してもよい。
また、活性層917上にn型GaNからなる薄膜半導体層を積層させた後、該薄膜半導体層にドライエッチング法を用いて空孔を形成し、電子ビーム蒸着装置を用いて酸化ハフニウムを成膜する。
これにより、該空孔を該酸化ハフニウムで充填することで、前記二次元フォトニック結晶931を形成してもよい。
その後、前記空孔内に充填されているものを除く前記酸化ハフニウムを除去し、再度、n型GaNからなる薄膜半導体層を結晶成長させることにより、前記誘電体921からなる二次元フォトニック結晶931を含むn型光ガイド層932が形成される。
また、別基板上に二次元フォトニック結晶931を形成し、接合技術を用いて、張り合わせてもよい。
すなわち、図10(a)に示す構造とは別に、別基板上に剥離層を介して、n型コンタクト層934と、n型クラッド層933と、誘電体921からなる二次元フォトニック結晶931を含むn型光ガイド層932と、の積層構造をこの順番で形成する。
続いて、活性層917と二次元フォトニック結晶931とが互いに対向するような向きで、接合技術を用いて、2つの基板を融着貼り付けする。その後、剥離層を除去することでn型コンタクト層934を露出させる。
本実施例において、活性層917と二次元フォトニック結晶931は近接して配置されているが、該活性層917と該二次元フォトニック結晶931の距離は任意に設定することが可能である。
その場合には、該活性層917を形成し、n型GaNからなる薄膜半導体層を必要な膜厚で積層することで、n型光ガイド層932の一部を形成した後、誘電体921を形成する。
これにより、該フォトニック結晶931と該活性層917の距離を任意に設定することができる。
次に、レーザリフトオフ法により、歪緩衝層912を熱分解し、基板911を剥離した。
なお、本実施例における基板911の除去方法は、上記除去方法に特に限定されるものではなく、例えば、機械研磨などの他の方法であってもよい。
続いて、ドライエッチング法により、GaNバッファ層913を剥離面からエッチングし、p型コンタクト層914を露出させた。
なお、本実施例におけるp型コンタクト層914の露出方法は、上記露出方法に特に限定されるものではなく、他の方法であってもよい。
次に、図1に示すように、p型コンタクト層111のコンタクト面112に電極101と、n型コンタクト層134のコンタクト面135に電極102と、を形成し、面発光レーザ100を作製した。
なお、本実施例では、活性層115の上側に、二次元フォトニック結晶131を形成する場合について示した。
しかし、本発明の面発光レーザにおいて、該二次元フォトニック結晶131の配置場所は特に限定されず、該活性層115の下側に該二次元フォトニック結晶131を形成してもよい。
また、本実施例では、図10(a)に示すように、基板911上に、p型層と、活性層と、n型層と、をこの順番で積層したが、該基板911上に、n型層と、活性層と、p型層と、をこの順番で積層してもよい。
[実施例2]
実施例2では、実施例1と異なり、導電性基板を用いて作製された二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザについて説明する。
先ず、p型SiCからなる基板上に、MOCVD法により、p型AlGaNからなるp型クラッド層を積層した。
これ以外の基本的な構成は、図1に示す実施例1と同様であるが、基板を剥離する工程は行わず、p型電極を該p型SiC基板の裏面(半導体層を積層する面と反対の面)に直接形成した。
本実施例では、実施例1と比較して、p型電極を形成する際に、基板を剥離する工程およびドライエッチング法によりGaNバッファ層を除去する工程といった複雑な工程を必要としない作製上の利点がある。
また、SiC基板は、サファイア基板と比較して、その格子定数がGaNの格子定数と近いために、作製工程(半導体層の積層工程)において、格子不整合に起因した欠陥の導入を抑制することができる。
すなわち、本実施例では、実施例1のサファイア基板を用いた場合と比較して、結晶品質の高い該レーザを作製できる利点がある。
なお、本実施例においては、p型SiC基板を用いたが、n型SiC基板を用いて、n型層と、活性層と、p型層と、をこの順番で積層することで、面発光レーザを作製してもよい。
また、n型導電性基板として、n型GaN基板を用いてもよい。
100:面発光レーザ
101,102:電極
111:下部コンタクト層
112:コンタクト面
113:下部クラッド層
114:下部光ガイド層
115:活性層
121:誘電体
131:二次元フォトニック結晶
132:二次元フォトニック結晶を含む上部光ガイド層
133:上部クラッド層
134:上部コンタクト層
135:コンタクト面、および、光放出面

Claims (8)

  1. 活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
    前記二次元フォトニック結晶は、半導体層と誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で配列して構成され、
    前記二次元フォトニック結晶の格子定数をaとし、前記誘電体の半径をrとしたとき、r=0.22a以上であって、
    前記誘電体は、前記活性層と前記二次元フォトニック結晶の距離が近接するに従い、前記二次元フォトニック結晶の結合係数が増加傾向を示して変化する屈折率を有することを特徴とする二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  2. 前記誘電体の屈折率が2.0以上、2.3以下であることを特徴とする請求項1に記載の二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  3. 前記誘電体の半径rが、35nm以上であることを特徴とする請求項2に記載の二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  4. 前記活性層と前記二次元フォトニック結晶との距離が40nm以下であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  5. 活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
    前記二次元フォトニック結晶は、窒化物半導体層と円柱状の誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で正方格子状に配列して構成され、
    前記フォトニック結晶内における前記円柱状の誘電体の充填率は、15.2%以上であり、かつ、該誘電体の屈折率が2.0以上、2.3以下であることを特徴とする二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  6. 活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
    前記二次元フォトニック結晶は、窒化物半導体層と円柱状の誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で三角格子状に配列して構成され、
    前記フォトニック結晶内における前記円柱状の誘電体の充填率は、17.6%以上であり、かつ、該誘電体の屈折率が2.0以上、2.3以下であることを特徴とする二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  7. 活性層と二次元フォトニック結晶を備え、該二次元フォトニック結晶の面内方向に共振モードを有する面発光レーザであって、
    前記二次元フォトニック結晶は、窒化物半導体層と四角柱状の誘電体とによる屈折率の異なる媒質を二次元周期で正方格子状に配列して構成され、
    前記フォトニック結晶内における前記四角柱状の誘電体の充填率は、16%以上であり、かつ、該誘電体の屈折率が2.0以上、2.3以下であることを特徴とする二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
  8. 前記四角柱状の誘電体の断面の一辺の長さが、64nm以上であることを特徴とする請求項7に記載の二次元フォトニック結晶を備えた面発光レーザ。
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