JP2010149185A - 金属フィラー、はんだペースト、及び接続構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本願発明に係る鉛フリーはんだ接続構造体は、Cu合金粒子100質量部、及びSn粒子又はSn合金粒子30〜550質量部からなる金属フィラーであって、該Cu合金粒子が、Cu及びIn、並びにAg、Sn、及びBiからなる群から選ばれる一種以上の金属を含み、かつ、該Cu合金粒子の平均粒径が、10〜30μmであることを特徴とする前記金属フィラー、及びフラックス成分を含有するはんだペーストをリフロー熱処理して得られる。
【選択図】図3
Description
部品を基板中に内蔵したり、複数のLSIを1パッケージ化したり、限られた容積を有効利用するため、多様な実装技術が開発されている。一方、高密度化が進めば進むほど、基板内部やパッケージ内部に組み込まれた部品のはんだ接続部は、後工程で熱処理を受ける回数が多くなり、部品と封止樹脂の隙間で起こる、はんだ再溶融によるショート問題が顕在化してきている。
その為、基板内部やパッケージ内部に組み込まれた部品の接続において、後工程で複数回の熱処理を受けても、溶融しない鉛フリーはんだ材料の開発が望まれている。
鉛フリーはんだのリフロー熱処理条件とは、代表的なSn−3.0Ag−0.5Cu(融点217℃)で、はんだ接続する場合の一般的なリフロー熱処理条件であり、ピーク温度240〜260℃の範囲のことである。
該はんだ材料の導電性フィラーは、Cu主成分の第1の金属粒子とリフロー熱処理において溶融する第2の金属粒子との混合体からなり、リフロー熱処理において、新たな安定合金相を形成することで、再度のリフロー熱処理においても、溶融しない特徴を有するものであった。
該はんだ材料では、リフロー熱処理において、第1の金属粒子と溶融した第2の金属粒子の熱拡散反応を促進させる観点から、接触面積を大きくする必要があり、平均粒径で6μm以下の微粒子が使用されている。
該はんだ材料は、熱処理により、Cu6Sn5を含むCuSn化合物とCu粒子を有する接続部により接続され、且つCu粒子同士は、該CuSn化合物で連結されていることを特徴としている。
しかしながら、該はんだ材料において、Cu界面に形成されるCu6Sn5は、接続内部で粗大な晶出物として成長するため、接合強度等の機械的性質が劣化し易く、接続信頼性に問題があった。
また、Cu粒子は、酸化凝集し易く、吸湿するとより強固に凝集するので、保存安定性においても問題があった。
すなわち、本発明は、以下のとおりものである:
[1]Cu合金粒子100質量部、及びSn粒子又はSn合金粒子30〜550質量部からなる金属フィラーであって、該Cu合金粒子が、Cu及びIn、並びにAg、Sn、及びBiからなる群から選ばれる一種以上の金属を含み、かつ、該Cu合金粒子の平均粒径が、10〜30μmであることを特徴とする前記金属フィラー。
また、前記Cu合金粒子の成分比としては、Sn又はSn合金粒子との熱拡散による合金化の観点から、Cu及びInを含み、更にAg、Sn、及びBiから成る群から選ばれる一種以上の金属を含む。前記Cu合金粒子は、具体的には、Ag5〜15質量%、Bi2〜8質量%、Cu49〜81質量%、In2〜8質量%、Sn10〜20質量%を含むことが好ましい。
また、前記Cu合金粒子は、示差走査熱量測定(DSC)で発熱ピークとして観測される準安定合金相を230〜300℃に少なくとも1つと、吸熱ピークとして観測される融点を480〜530℃に少なくとも1つ有していることが好ましい。示差走査熱量測定(DSC)における発熱は、新たな合金相が形成される際に発生する潜熱の検出であり、合金粒子に準安定合金相が存在することを示す。
ガス噴霧法では、通常、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを使用することができるが、ガス噴霧時の線速を高くし、冷却速度を速くするため、比重の軽いヘリウムガスを用いることが好ましい。冷却速度は、500〜5000℃/秒の範囲であることが好ましい。遠心噴霧法では、回転ディスク上面に均一な溶融膜を形成する観点から、材質は、サイアロンであることが好ましく、ディスク回転速度は、6万〜12万rpmの範囲であることが好ましい。
この新たな安定合金相の融点は、鉛フリーはんだのリフロー熱処理温度より高く、後工程で複数回の熱処理を受けても溶融しないので、はんだ再溶融によるショートを抑制することができる。
Cu−Snの2元系では、Cu6Sn5が、接続内部で粗大な晶出物として成長するため、接合強度等の機械的性質が劣化し易いという問題がある。しかしながら、合金相にNi、In等が微量に存在すると、結晶粒を微細化するので、接続信頼性が改善される。合金相のNi、In等の成分比は、安定した合金相を形成する観点から5質量%以下が好ましく、より好ましくは、3質量%以下である。また、接続信頼性の改善効果を発現するには、成分比0.01%以上が好ましい。
該Cuを含む粒子とは、接続構造体の断面を出して、加速電圧10kV、倍率2000で、反射電子像を撮影した場合、最も濃く見える部分で、その粒径は、最長径と最短径の平均値であり、平均粒径は、300個以上の粒子の粒径データの平均値で、粒度分布のピーク位置は、同データのピーク値である。
[実施例1]
(1)Cu合金粒子の製造
Cu6.5kg(純度99質量%以上)、Sn1.5kg(純度99質量%以上)、Ag1.0kg(純度99質量%以上)、Bi0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn0.5kg(純度99質量%以上)を、黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。
次に、この溶融金属を坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、ヘリウムガス(純度99体積%以上、酸素濃度0.1体積%未満、圧力2.5MPa)を噴出してアトマイズを行い、Cu合金粒子を作製した。この時の冷却速度は、2600℃/秒であった。
得られたCu合金粒子を走査型電子顕微鏡(日立製作所:S−3400N)で観察したところ球状であった。
次にCu合金粒子を示差走査熱量計(島津製作所:DSC−50)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜580℃の範囲において測定した。この結果得られたDSCチャートを図1に示す。図1に示すように、502℃、521℃で吸熱ピークが検出され、複数の融点から、複数の合金相の存在を確認することができた。また、258℃、282℃では発熱ピークが検出され、準安定合金相の存在を確認した。
Sn10.0kg(純度99質量%以上)を黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。
次に、この溶融金属を坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、ヘリウムガス(純度99体積%以上、酸素濃度0.1体積%未満、圧力2.5MPa)を噴出してアトマイズを行い、Sn粒子を作製した。この時の冷却速度は、2600℃/秒であった。
得られたSn粒子を走査型電子顕微鏡(日立製作所:S−3400N)で観察したところ球状であった。
次にSn粒子を示差走査熱量計(島津製作所:DSC−50)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜580℃の範囲において測定した。この結果、242℃で吸熱ピークを検出、融点232℃(融解開始温度:固相線温度)を有することを確認した。尚、特徴的な発熱ピークは、検出されなかった。
前記Cu合金粒子とSn粒子を重量比100:82で混合し、金属フィラーとした。次に金属フィラー89.9質量%、ロジン系フラックス10.1質量%を混合し、ソルダーソフナー(マルコム:SPS−1)、脱泡混練機(松尾産業:SNB−350)に順次かけてはんだペーストを作製した。このようにして得られたはんだペーストをスパイラル粘度計(マルコム:PCU−205)で測定したところ、粘度194Pa・s、チクソ指数0.46であった。
次にはんだペーストをサイズ25mm×25mm、厚み0.25mmのCu基板上に印刷塗布し、サイズ2mm×2mm、厚み0.5mmのCuチップを搭載後、窒素雰囲気にて、ピーク温度250℃でリフロー熱処理してサンプルを作製した。熱処理装置は、リフローシミュレータ(マルコム:SRS−1C)を使用した。温度プロファイルは、熱処理開始(常温)から140℃までを1.5℃/秒で昇温し、140℃から170℃までを110秒かけて徐々に昇温後、170℃から250℃までを2.0℃/秒で昇温し、ピーク温度250℃で15秒間保持する条件を採用した。印刷パターン形成は、スクリーン印刷機(マイクロテック:MT−320TV)を用い、版は、メタル製で、スキージは、ウレタン製のものを用いた。マスク開口サイズは、2mm×3.5mmで、厚みは、0.1mmである。印刷条件は、速度50mm/秒、印圧0.1MPa、スキージ圧0.2MPa、背圧0.1MPa、アタック角度20°、クリアランス0mm、印刷回数1回とした。
次に前記作製サンプルを樹脂包埋(ビューラー:エポシン)した後、研磨してCuチップセンター部の断面を出し、接続部を観察した。この結果得られた反射電子像を図3に示す。図3中、反射電子像の最も濃く見える部分(成分としてCuを含む粒子)の平均粒径を測定したところ12.4μmであり、粒度分布のピーク値は、11.1μmだった。
次に接続部のCuを含む粒子周辺界面の合金相をTEM−EDX(特性X線分析装置)測定したところ、Inを1.3質量%有するCu−Sn−In合金相が存在することを確認した。
実施例1記載のCu合金粒子とSn粒子の混合比を変えた混合体を金属フィラーとして、実施例1と同様の方法で、ペースト化、リフロー熱処理した後、チップ接合強度、接続構造体のCuを含む粒子の平均粒径を測定したものを、以下の表1に、実施例2〜7として示す。
尚、実施例2〜7の全てにおいて、接続構造体のCuを含む粒子周辺界面に、Cu−Sn−In合金相が存在することを確認した。
また、以下の表1に、比較例1として、代表的な鉛フリーはんだSn−3.0Ag−0.5Cuの結果を示す。
表1の結果から明らかなように、260℃に加熱した状態において、比較例1では、はんだ接続部が溶融するのに対し、実施例1〜7では、0.2MPa以上の接合強度があり、接続状態を保持する十分な耐熱性があることが判る。
実施例1でガスアトマイズにより製造した分級前のCu合金粒子を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)用いて、30μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度40μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた平均粒径26.4μmのCu合金粒子を用いて、実施例1と同様にSn粒子と混合、ペースト化、リフロー熱処理した後、チップ接合強度、接続構造体のCuを含む粒子の平均粒径を測定したところ、常温の剪断強度11.8MPa、260℃の剪断強度2.1MPa、接続構造体のCuを含む粒子の平均粒径23.5μmの結果であった。
また、接続構造体のCuを含む粒子周辺界面に、Cu−Sn−In合金相が存在することも確認した。
高耐熱エポキシ樹脂ガラス布からなるプリント基板のCu電極上に実施例1で作製したはんだペーストを印刷塗布し、0603サイズ積層セラミックチップコンデンサー(以下、0603Cともいう。)と1005サイズ積層セラミックチップコンデンサー(以下、1005Cともいう。)を搭載後、前記熱処理方法にて、ピーク温度250℃でリフロー熱処理してサンプルを作製した。
次に前記作製サンプルをホットプレート上で80℃に加熱し、搭載部品の高さまで、アンダーフィルを塗布後、オーブンに入れ、170℃で1時間硬化した。次にモールド樹脂を搭載部品の上部、及び周囲に塗布してオーブンに入れ、150℃で2時間硬化した後、125℃で24時間ベーキングを行った。
次に前記作製サンプルを樹脂溶解剤ダイナソルブ(ダイナロイ:711)に浸漬して、超音波を掛け、搭載部品周囲の樹脂を除去した。
次に前記リフロー熱処理により、はんだが溶融して、部品と封止樹脂の隙間を濡れ広がった痕跡があるか観察したが、痕跡は見られず、260℃でも流動しない耐熱性を確認した。結果を以下の表2に示す。
以下の表2に、実施例10として、実施例4で作製したはんだペーストを実施例9と同様の方法で評価した結果を示す。
また、以下の表2に実施例11として、実施例6で作製したはんだペーストを実施例9と同様の方法で評価した結果を示す。
また、以下の表2に比較例2として、実施例9と同様の方法で評価した代表的な鉛フリーはんだSn−3.0Ag−0.5Cuの結果を示す。
表2の結果から明らかなように、比較例2では、非常に高い確率で、はんだが溶融して部品と封止樹脂の隙間を濡れ広がった痕跡が確認され、部品がショートを起こし易い状況になることが判明した。発生は、小型の0603C部品で、より顕著であった。
前記プリント基板のCu電極上に実施例1で作製したはんだペーストを印刷塗布し、0603サイズチップ抵抗器(以下、0603Rともいう。)、0603C、1005サイズチップ抵抗器(以下、1005Rともいう。)、及び1005Cの4種の部品を搭載後、前記熱処理方法にて、ピーク温度250℃でリフロー熱処理してサンプルを作製した。
尚、前記作製サンプルを実施例1と同様の方法で接続構造体のCuを含む粒子の平均粒径を求めたところ8.3μmであり、粒度分布のピーク値は、7.4μmであった。
次にはんだ接続部の画像を撮影し、画像処理ソフト(三谷商事:ウインルーフ)を用いて、はんだ接続部に含まれるボイドの割合を算出した。前記作業を各部品で10点行い、平均値を算出したところ、ボイド率は、0603Rで3.6%、0603Cで6.0%、1005Rで6.5%、1005Cで6.4%と、何れも10%以下で、ボイドが非常に少ないことが確認できた。結果を以下の表3に示す。
以下の表3に実施例13として、実施例4で作製したはんだペーストを実施例12と同様の方法で評価した結果を示す。
また、以下表3に実施例14として、実施例6で作製したはんだペーストを実施例12と同様の方法で評価した結果を示す。
以下の表3に、比較例3として、実施例1でガスアトマイズにより製造した分級前のCu合金粒子を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)用いて、1.6μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度10μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた平均粒径2.7μmのCu合金粒子を用いて、実施例1と同様にSn粒子と混合、ペースト化、実施例12と同様の方法で評価した結果を示す。
また、比較例6として、Cu合金粒子の代わりに平均粒径15.4μmのCu粒子(福田金属箔粉工業:Cu−HWQ 15μm)を用いて、実施例1と同様にSn粒子と混合、ペースト化、実施例12と同様の方法で評価した結果を示す。
尚、比較例3で作製したはんだペーストを実施例1と同様の方法で接続構造体のCuを含む粒子の平均粒径を求めたところ0.8μmであり、粒度分布のピーク値は、0.4μmだった。
表3から明らかなように、同じ組成のCu合金粒子でも、実施例12の方が、比較例3、4に比較して、はんだ接続部に含まれるボイドが少なくなることを確認した。
前記プリント基板のCu電極上に実施例1で作製したはんだペーストを印刷塗布し、1005R部品を搭載後、前記熱処理方法にて、ピーク温度250℃でリフロー熱処理してサンプルを作製した。
次に前記作製サンプルの剪断方向の部品接合強度をプッシュ・プルゲージにより、押し速度10mm/分で測定、30点の平均値を接合強度とした。次に150℃のオーブンに入れ1000時間放置した後、前記同様に部品接合強度を測定したところ、1005R部品の接合強度は、8.4Nから7.1Nに減少、減少率は15.5%であった。結果を以下の表4に示す。
以下の表4に実施例16として、実施例4で作製したはんだペーストを実施例15と同様の方法で評価した結果を示す。
また、以下の表4に実施例17として、実施例6で作製したはんだペーストを実施例15と同様の方法で評価した結果を示す。
以下の表4に、比較例7として、実施例15と同様の方法で評価した代表的な鉛フリーはんだSn−3.0Ag−0.5Cuの結果を示す。
また、比較例8として、比較例3で作製したはんだペーストを実施例15と同様の方法で評価した結果を示す。
また、比較例9として、比較例6で作製したはんだペーストを実施例15と同様の方法で評価した結果を示す。
表4から明らかなように、150℃高温放置試験における接合強度低下(減少率)は、実施例15〜17に比較して、比較例7〜9で大きい結果となった。これは、Cu電極又はCu粒子界面で成長するCuSn化合物による影響と考えられる。これに対し、実施例15〜17では、Cu−Sn−In合金相が存在しており、粗大晶出が抑制されたと考えられる。尚、比較例8に比べ実施例15の方が、ボイドが少ない点から、初期の接合状態が良いと想定される。
前記プリント基板のCu電極上に実施例1で作製したはんだペーストを印刷塗布し、0603R部品(ゼロオーム抵抗器)を直列回路になるよう87個搭載後、前記熱処理方法にて、ピーク温度250℃でリフロー熱処理してサンプルを作製した。
次に前記作製サンプルの回路抵抗を4端子法で測定した後、−40℃、125℃各30分を1サイクルとする冷熱サイクル試験機に投入し、1000サイクル後の回路抵抗を測定して、抵抗変化率を求めたところ0.2%であった。結果を以下の表5に示す。
以下の表5に、実施例19として、実施例4で作製したはんだペーストを実施例18と同様の方法で評価した結果を示す。
また、以下の表5に実施例20として、実施例6で作製したはんだペーストを実施例18と同様の方法で評価した結果を示す。
以下の表5に、比較例10として、実施例18と同様の方法で評価した代表的な鉛フリーはんだSn−3.0Ag−0.5Cuの結果を示す。
また、比較例11として、比較例3で作製したはんだペーストを実施例18と同様の方法で評価した結果を示す。
また、比較例12として、比較例6で作製したはんだペーストを実施例18と同様の方法で評価した結果を示す。
表5から明らかなように、冷熱サイクル試験における抵抗変化率は、実施例18〜20に比較して、比較例10〜12で大きい結果となった。これは、Cu電極又はCu粒子界面で成長するCuSn化合物による影響と考えられる。これに対し、実施例18〜20では、Cu−Sn−In合金相が存在しており、粗大晶出が抑制されたと考えられる。尚、比較例11に比べ実施例18の方が、ボイドが少ない点から、初期の接合状態が良いと想定される。
Claims (7)
- Cu合金粒子100質量部、及びSn粒子又はSn合金粒子30〜550質量部からなる金属フィラーであって、該Cu合金粒子が、Cu及びIn、並びにAg、Sn、及びBiからなる群から選ばれる一種以上の金属を含み、かつ、該Cu合金粒子の平均粒径が、10〜30μmであることを特徴とする前記金属フィラー。
- 前記Cu合金粒子は、Ag5〜15質量%、Bi2〜8質量%、Cu49〜81質量%、In2〜8質量%、及びSn10〜20質量%を含む、請求項1に記載の金属フィラー。
- 前記Cu合金粒子が、示差走査熱量測定(DSC)で発熱ピークとして観測される準安定合金相を230〜300℃に少なくとも1つと、吸熱ピークとして観測される融点を480〜530℃に少なくとも1つ有する、請求項1又は2に記載の金属フィラー。
- 前記Cu合金粒子が、Cu−Sn合金相又はCu−In合金相の結晶粒を含み、これらの合金相の界面にAg又はBiが存在する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属フィラー。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属フィラー、及びフラックス成分を含有するはんだペースト。
- 請求項5に記載のはんだペーストをリフロー熱処理して得られる接続構造体。
- 鉛フリーはんだである導電領域中に成分としてCuを含む粒子を有する接続構造体であって、Cu−Sn−Inを含む合金相が少なくとも該Cuを含む粒子の界面に存在し、該Cuを含む粒子の平均粒径が、2〜28μmであり、且つ、粒度分布のピーク位置が、5〜25μmであることを特徴とする接続構造体。
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