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JP2010140521A - 不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法 Download PDF

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JP2010140521A JP2008313309A JP2008313309A JP2010140521A JP 2010140521 A JP2010140521 A JP 2010140521A JP 2008313309 A JP2008313309 A JP 2008313309A JP 2008313309 A JP2008313309 A JP 2008313309A JP 2010140521 A JP2010140521 A JP 2010140521A
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Abstract

【課題】FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
【解決手段】各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイからのデータの読み出しを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各ゲート間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる。
【選択図】図11

Description

本発明は、例えばフラッシュメモリなどの電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)とその読み出し方法に関する。
ビット線とソース線との間に複数のメモリセルトランジスタ(以下、メモリセルという)を直列に接続してNANDストリングを構成し、高集積化を実現したNAND型不揮発性半導体記憶装置が知られている(例えば、非特許文献1−4参照。)。
一般的なNAND型不揮発性半導体記憶装置において、消去は、半導体基板に例えば20Vの高電圧を印加し、ワード線に0Vを印加する。これにより、例えばポリシリコンなどからなる電荷蓄積層であるフローティングゲートより電子を引き抜いて、しきい値を消去しきい値(例えば、−3V)よりも低くする。一方、書き込み(プログラム)においては、半導体基板に0Vを与え、制御ゲートに例えば20Vの高電圧を印加する。これにより、半導体基板よりフローティングゲートに電子を注入することにより、しきい値を書き込みしきい値(例えば、1V)よりも高くする。これらのしきい値をとるメモリセルは、書き込みしきい値と消去しきい値の間の読み出し電圧(例えば、0V)を制御ゲートに印加することにより、そのメモリセルに電流が流れるか否かにより、その状態を判断することができる。
例えば、特許文献5に開示された不揮発性半導体記憶装置においては、不揮発性メモリセル間の容量性カップリング(すなわち、フローティングゲート間(すなわち、記憶ノード間)の容量性カップリングであり、以下、FG−FGカップリングという。)によるしきい値電圧の見掛け上の変動によって書き込み失敗を検出させないようにするために、以下の方法を開示している。いわゆる多値記憶を行う書き換え可能な不揮発性メモリセル(MC)において、記憶情報の書き換え単位には書き込むべき情報に応じて書き込み選択とされる不揮発性メモリセルと書き込み非選択とされる不揮発性メモリセルとを含む。書き換え単位に対する書き込み処理において書き込み選択の不揮発性メモリセルに対して、書き込みベリファイ電圧を用いて、そのしきい値電圧を一方向から所要の分布に収めるように設定し、書き込み処理の結果に対して例えば上裾判定電圧を用いて書き換え単位の書き込み選択及び書き込み非選択の不揮発性メモリセルから記憶情報を読み出す。読み出した記憶情報の内、書き込み非選択の不揮発性メモリセルから読み出した情報を、前記書き込み処理に対する成功可否の判定対象から除外する。これにより、FG−FGカップリングによるしきい値電圧の見掛け上の変動によって書き込み失敗を検出させないようにすることができる。
図3は従来例に係るページバッファ14及びメモリセルアレイ10(1対のビット線BLE,BLOのみを示す。)の構成を示す回路図である。図3において、メモリセルアレイ10は、それぞれ複数のメモリセルを直列に接続する1対のビット線BLE,BLOを備えて構成される。YBLE,YBLOは1対のビット線BLE,BLOのうちのいずれか一方を接地電位VIRPWRに接続するようにビット線BLE,BLOの電圧を制御する制御電圧である。また、BLCD,BLCLAMP,BLCN,BLSE,BLSOもビット線を制御する制御電圧であり、ページバッファ14のラッチL1は電界効果トランジスタ(以下、トランジスタという。)Q1,Q2、接続点S2及びトランジスタQ3を介して接続点S1に接続され、当該接続点S1はトランジスタQ4を介してビット線BLEに接続され、また、当該接続点S1はトランジスタQ5を介してビット線BLOに接続される。
さらに、ページバッファ14において、プリチャージ電圧V1はプリチャージ制御電圧BLPREが印加されるゲートを有するトランジスタQ10を介して接続点S2に接続される。また、プログラム制御電圧V2はトランジスタQ8,Q9を介して接続点S2に接続される。ここで、トランジスタQ9は制御電圧REGにより制御されるが、トランジスタQ8は、ラッチL1の電圧からトランジスタQ6,Q7を介して制御された電圧により制御される。ここで、トランジスタQ6はプログラム制御電圧DTG1により制御され、トランジスタQ7はプログラム制御電圧DTG2により制御される。
特開平9−147582号公報。 特開2000−285692号公報。 特開2003−346485号公報。 特開2001−028575号公報。 特開2007−149186号公報。
図5は従来例に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスを示すタイミングチャートである。当該メモリの読み出しでは、選択されたワード線(以下、選択ワード線という。)WLnはVREAD(各値の読み出しレベルによって変化する。)となり、32本のワード線で構成されかつ制御電圧SGDのトランジスタと制御電圧SGSのトランジスタとの間に位置する1つのブロック内の他のワード線は、選択されていないワード線(以下、非選択ワード線という。)は電圧(=6.5V)に設定される。ここで、ビット線BLE又はBLOを例えば1.2Vにプリチャージし、制御電圧SGDのトランジスタと制御電圧SGSのトランジスタとをオンすることで、メモリセルからの放電(以下、メモリディスチャージという。)を開始し、対象となる選択メモリセルのしきい値電圧Vthにより、メモリディスチャージ終了後のビット線電位が変化する。このビット線電位をページバッファ14内で比較し、ラッチL1によりラッチすることで読み出しデータがハイレベルであるか、ローレベルであるかを区別する。図5から明らかなように、ラッチL1の電圧に応じてハイレベル(実線)であるかローレベル(破線)であるか判断できる。
しかしながら、プロセスルールの微細化が進み、フローティングNAND型フラッシュメモリでは、1つのメモリセルに着目した場合、そのメモリセルの隣接ワード線や隣接ビット線にあるメモリセルを書き込むことにより、先に書き込みを行ったメモリセルのしきい値電圧VthがFG−FGカップリング効果により上昇し、誤読み出しの原因となってしまうという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法を提供することにある。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイからのデータの読み出しを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、
第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる電圧低下手段を備えたことを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置において、上記電圧低下手段は、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する第1の回路と上記データを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタのゲート電圧を制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビット線を上記プリチャージ電圧に上昇させることを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記電圧低下手段は、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する第2の回路を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記電圧低下手段は、プリチャージ電圧を供給する第1の回路とは別に設けられた第3の回路であって、当該第3の回路は、上記第1の供給回路とビット線との間の接続点に接続された一端と、上記プリチャージ電圧よりも低い所定電圧の電圧源に接続された他端とを有し、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記第1のワード線に接続された上記データを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記第3の回路を介して上記電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする。
またさらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記MSBが書き込まれているときは、上記MSBにおいて少なくとも特定の1つのレベルが書かれたときであることを特徴とする。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法は、各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイからのデータの読み出しを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、
第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる電圧低下ステップを含むことを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、上記電圧低下ステップは、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する第1の回路と上記データを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタのゲート電圧を制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビット線を上記プリチャージ電圧に上昇させることを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、上記電圧低下ステップは、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する第2の回路を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、上記不揮発性半導体記憶装置は、プリチャージ電圧を供給する第1の回路とは別に設けられた第3の回路をさらに備え、当該第3の回路は、上記第1の供給回路とビット線との間の接続点に接続された一端と、上記プリチャージ電圧よりも低い所定電圧の電圧源に接続された他端とを有し、
上記電圧低下ステップは、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記第1のワード線に接続された上記データを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記第3の回路を介して上記電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする。
またさらに、上記不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、上記MSBが書き込まれているときは、上記MSBにおいて少なくとも特定の1つのレベルが書かれたときであることを特徴とする。
従って、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法によれば、第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる。これにより、第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、第2のワード線に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができ、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。また、図2は図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。まず、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの構成について以下に説明する。
図1において、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMは、メモリセルアレイ10と、その動作を制御する制御回路11と、ロウデコーダ12と、高電圧発生回路13と、データ書き換え及び読み出し回路14と、カラムデコーダ15と、コマンドレジスタ17と、アドレスレジスタ18と、動作ロジックコントローラ19と、データ入出力バッファ50と、データ入出力端子51とを備えて構成される。
メモリセルアレイ10は、図2に示すように、例えば16個のスタックト・ゲート構造の電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0〜MC15を直列接続してNANDセルユニットNU(NU0,NU1, …)が構成される。各NANDセルユニットNUは、ドレイン側が選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、ソース側が選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続される。ロウ方向に並ぶメモリセルMCの制御ゲートは共通にワード線WLに接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲート電極はワード線WLと平行して配設される選択ゲート線SGD,SGSに接続される。1本のワード線WLにより選択されるメモリセルの範囲が書き込み及び読み出しの単位となる1ページである。1ページ又はその整数倍の範囲の複数のNANDセルユニットNUの範囲がデータ消去の単位である1ブロックとなる。書き換え及び読み出し回路14は、ページ単位のデータ書き込み及び読み出しを行うために、ビット線毎に設けられたセンスアンプ回路(SA)及びラッチ回路(DL)を含み、以下、ページバッファという。
図2のメモリセルアレイ10は、簡略化した構成を有し、複数のビット線でページバッファを共有してもよい。この場合は、データ書き込み又は読み出し動作時にページバッファに選択的に接続されるビット線数が1ページの単位となる。また、図2は、1個の入出力端子52との間でデータの入出力が行われるセルアレイの範囲を示している。メモリセルアレイ10のワード線WL及びビット線BLの選択を行うために、それぞれロウデコーダ12及びカラムデコーダ15が設けられている。制御回路11は、データ書き込み、消去及び読み出しのシーケンス制御を行う。制御回路11により制御される高電圧発生回路13は、データ書き換え、消去、読み出しに用いられる昇圧された高電圧や中間電圧を発生する。
入出力バッファ50は、データの入出力及びアドレス信号の入力に用いられる。すなわち、入出力バッファ50及びデータ線52を介して、入出力端子51とページバッファ14の間でデータの転送が行われる。入出力端子52から入力されるアドレス信号は、アドレスレジスタ18に保持され、ロウデコーダ12及びカラムデコーダ15に送られてデコードされる。入出力端子52からは動作制御のコマンドも入力される。入力されたコマンドはデコードされてコマンドレジスタ17に保持され、これにより制御回路11が制御される。チップイネーブル信号CEB、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号WEB、読み出しイネーブル信号REB等の外部制御信号は動作ロジックコントロール回路19に取り込まれ、動作モードに応じて内部制御信号が発生される。内部制御信号は、入出力バッファ50でのデータラッチ、転送等の制御に用いられ、さらに制御回路11に送られて、動作制御が行われる。
ページバッファ14は、2個のラッチ回路14a,14bを備え、多値動作の機能とキャッシュの機能を切り換えて実行できるように構成されている。すなわち、1つのメモリセルに1ビットの2値データを記憶する場合に、キャッシュ機能を備え、1つのメモリセルに2ビットの4値データを記憶する場合には、キャッシュ機能とするか、又はアドレスによって制限されるがキャッシュ機能を有効とすることができる。
次いで、本発明に係る、FG−FGカップリングによるメモリセルのしきい値電圧Vthの上昇分を相殺するための手段について以下に説明する。ここで、図3の回路図は実施例1及び2においても同様であり、それを用いる。また、本実施形態において、多値記憶のNAND型フラッシュEEPROMを用いるが、そのしきい値電圧Vth分布を図4に示す。図4から明らかなように、データを書き込んでいない状態ではデータ「11」の状態であり、まず、LSBを書き込み(データ「11」→データ「10L」)を行った後、MSBを書き込む(データ「11」→データ「01」又はデータ「10L」→データ「00」、なお、データ「10L」はデータ「10U」に推移する。)。ここで、R1,R2,R3はデータの読み出し電圧を示す。
図6はFG−FGカップリングによりしきい値電圧Vthが上昇するメモリセルを示すメモリセルアレイを示す平面図である。FG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇が問題となるのは既にMSB(最上位ビット)書き込みが終了しているメモリセルと、LSB(最下位ビット)書き込みが終了していて、隣接ワード線にMSB書き込みを行うメモリセルである。NAND型フラッシュメモリでは書き込み順番が決まっており、図6のようにMSB書き込みを行う順番はワード線の並び順となっている。いま、ワード線WLn+1へのMSB書き込みを考えた場合、ワード線WLnとワード線WLn+2はFG−FGカップリングによりしきい値電圧Vthが上昇するが、ワード線WLn+2は次のアドレスを書く場合はMSB書き込みとなり、ワード線WLnほどカップリングによる上昇をケアする必要がない。以上の図6の説明については、実施例1,2,3において適用される。
以下の実施例1及び2においては、図3のページバッファ14の回路をそのまま用いてビット線のプリチャージ電圧を変化させる方法を示し、実施例3においては、図3の回路に代えて図11の回路を用いてビット線のプリチャージ電圧を変化させる方法を示す。
本実施形態では、各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイ10と、メモリセルアレイ10からのデータの読み出しを制御する制御回路11とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WLnに接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、ワード線WLnに接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線WLn,WLn+1に接続されたメモリセルの各ゲート間のFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させることを特徴としている。
図7及び図8は、実施例1に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスを示すタイミングチャートである。実施例1は、隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータにより、ビット線のプリチャージ電圧を変えることを特徴としている。具体的には、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する回路(電圧V1,Q10)とデータを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタQ2のゲート電圧BLCLAMPを制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビットをプリチャージ電圧に上昇させ、これにより上記データを読み出すビット線のみを他のビット線に比較してFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させることを特徴としている。
実施例1の読み出しシーケンスについて図7及び図8を参照して以下に説明する。
読み出し対象がワード線WLnのとき、まず、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルからデータを読み出す。このときのワード線WLn+1の電位は読み出し電圧VREAD=R1である。ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」のときは、読み出した結果、データラッチL1に格納されるデータはローレベルであり、それ以外はハイレベルである。これをプログラム制御電圧V1,V2を利用し、データを反転させたものをノードAに保持させる。このとき、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」のときはノードAの電位は2.4Vとなり、それ以外のデータの場合は0Vとなる。
次いで、データラッチL1のデータをリセットし、ワード線WLの電位を変え、読み出し対象であるワード線WLnに接続されたメモリセルからのデータ読み出しに移行する。このときのビット線のプリチャージ電圧はワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」の場合のみ1.2Vとなり、それ以外は1.1Vとなる。プリチャージ電圧は制御電圧BLCLAMPを変えることにより制御できる(図8の101参照)。初めに、全ビット線をその所定の低い電圧(例えば1.1V)にセットした後に、信号REGのトランジスタQ9をオンにしてノードAがハイレベルのとき、すなわち、隣接ワード線WLn+1にMSBを書いていなかったビット線に電圧V2を接続して、トランジスタQ2のゲート電圧BLCLAMPを1.2V+Vthに制御することにより、隣接ワード線WLn+1にMSBを書いていなかったビット線の電圧を所定の高い電圧(例えば1.2V)に上げる。この操作により、隣接ワード線WLn+1にMSBを書いたビット線のプリチャージ電圧が低く設定される。プリチャージ電圧が低いと、メモリディスチャージ後のビット線電圧も低くなり、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができる。この例では2種類のビット線プリチャージ電位をそれぞれ1.2Vと1.1Vとしたが、これはカップリングによる上昇分を0.1Vとした場合の設定値であり、上昇分が0.05Vのときはそれぞれ1.2Vと1.15Vとすればよい。
以上説明したように、本実施例1によれば、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する回路(電圧V1,Q10)とデータを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタQ2のゲート電圧BLCLAMPを制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビットをプリチャージ電圧に上昇させ、これにより上記データを読み出すビット線のみを他のビット線に比較してFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させることができる。従って、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができ、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
図9及び図10は、実施例2に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスを示すタイミングチャートである。実施例2では、実施例1とは別の方法でワード線WLn+1のデータによりビット線のプリチャージ電圧を1.1Vにすることを特徴としている。具体的には、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する回路(V2,Q8,Q9)を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源V2に接続することにより、当該プリチャージ電圧をFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させことを特徴としている。
実施例2に係る読み出しシーケンスについて図9及び図10を参照して以下に説明する。
読み出し対象がワード線WLnに接続されたメモリセルのとき、まず、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルからデータを読み出す。このときのワード線WLn+1電位は読み出し電圧VREAD=R1である。ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」のときは読み出した結果、データラッチL1に格納されるデータはローレベルであり、それ以外はハイレベルである。データラッチL1のデータを制御電圧DTG1とDTG2によりトランジスタQ6,Q7をオンすることにより、当該データをノードAに保持させる。このとき、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」のときはノードA電位は0V、それ以外のデータの場合は2.4Vとなる。
次いで、データラッチL1のデータをリセットし、ワード線WL電位を変え、読み出し対象であるワード線WLnに接続されたメモリセルのデータ読み出しに移行する。ビット線のプリチャージ電圧は最初すべて1.2Vとなるが、制御電圧V2を1.1Vに設定し(図8の102参照)、ゲート電圧REGのトランジスタQ9をオンすることにより、ノードA電圧がハイレベル(ワード線WLn+1に接続されたメモリセルのデータが「11」以外)のときのみ、プリチャージ電圧が1.2V→1.1Vに引き抜かれて低下する(図8の103参照)。このようにプリチャージ電圧を低く設定することにより、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができる。
以上説明したように、本実施例2によれば、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する回路(V2,Q8,Q9)を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源V2に接続することにより、当該プリチャージ電圧をFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させる。従って、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができ、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
図11は実施例3に係るページバッファ14A及びメモリセルアレイ10の構成を示す回路図である。図11のページバッファ14Aは図3のページバッファ14に比較して、ビット線のプリチャージ電圧を所定の電圧だけディスチャージにより低下させる電圧低下回路を追加したことを特徴としている。当該電圧低下回路は、プリチャージ電圧を供給する回路(V1,Q10)とは別に設けられた回路(VS3,Q11,Q12)であって、上記プリチャージ電圧を供給する回路(V1,Q10)とビット線との間の接続点S3に接続された一端と、上記プリチャージ電圧よりも低い所定電圧の電圧源VS3に接続された他端とを有し、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、ワード線WLnに接続された上記データを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記別に設けられた回路(VS3,Q11,Q12)を介して電圧源VS3に接続することにより、当該プリチャージ電圧をFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させることを特徴としている。
実施例3に係る電圧低下回路及びその動作について図11を参照して以下に説明する。
図11において、当該電圧低下回路は、トランジスタQ11,Q12から構成され、トランジスタQ2,Q3の接続点S3は、第2のビット線クランプ電圧BLCLAMP2がゲートに印加されるトランジスタQ12と、トランジスタQ7,Q8の接続ノードAの電圧がゲートに印加されるトランジスタQ11とを介して電圧源VS3に接続される。
従来例に係る読み出し時に行うビット線のプリチャージにおいては、制御電圧V1が、1.2Vに、ゲート電圧BLCLAMPにより制御されるトランジスタQ10のしきい値電圧Vthだけ加算してなる1.2V+Vthとなるように制御されて、ビット線に1.2Vでプリチャージしている。これに対し、実施例3の図11のようにもう1つの別のゲート電圧BLCLAMP2のトランジスタQ12を追加することにより、ビット線における1.2Vをディスチャージするパスを作成している。1.2V+Vthの電圧で電圧V2からプリチャージした電圧をどれだけ低下させるかは制御電圧BLCLAMP2及び電圧源VS3の電圧を調整することで変えられる。例えば、VS3=1.1V、BLCLAMP2=1.2V+Vthとする。ここで、ゲート電圧BLCLAMP2のトランジスタQ12に接続されたスイッチング用トランジスタQ11は、ノードAに保持されるデータによってオン又はオフされる構成となっている。
ワード線WLnのメモリセルからデータを読み出す場合には、まず、ワード線WLn+1を、MSB書き込みをチェックする所定の読み出し電圧R1(図4参照)でデータを読み出し、ワード線WLn+1のメモリセルでMSB書き込みが行われたかをチェックし、そのデータを図11のノードAに転送する。ワード線WLn+1に接続されたメモリセルでMSB書き込みが行われたアドレスのページバッファのノードAはハイレベルのデータとなる。次に、ワード線WLnに接続されたメモリセルからデータを読み出す場合のビット線のプリチャージ電圧は通常1.2Vだが、ワード線WLnに接続されたメモリセルにMSB書き込みが行われている場合にはゲート電圧BLCLAMP2のトランジスタQ12によってディスチャージが発生し(図11の104参照)、プリチャージ電圧を1.2Vより低下させることが可能になり、FG−FGカップリングで上昇したしきい値電圧Vthのシフト量を相殺することができる。なお、BLCLAMP2の電圧は従来技術に係る内部電圧トリミング方法で変更することができる。
実施例3に係る読み出しシーケンスについては、実施例1又は2のようなタイミング図で行うことも可能であるが、読み出し時間の短縮のために、従来例のように全ビット線のプリチャージを一斉に行うときに当該ビット線のみ1.1Vに電圧VS3に引き抜く方法が取られる(図11の104)。
以上説明したように、本実施例3によれば、上記電圧低下回路(VS3,Q11,Q12)を追加し、ワード線WLnの次に隣接するワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、ワード線WLnに接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記別に設けられた回路(VS3,Q11,Q12)を介して電圧源VS3に接続することにより、当該プリチャージ電圧をFG−FGカップリングによるしきい値上昇電圧分だけ低下させる。従って、ワード線WLn+1に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができ、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
以上の実施例の説明ではすべてのワード線WLにMSBを書くことを想定していたが、実際はMSB書き込みはスキップすることも許容されており、その場合はFG−FGカップリングによる隣接ワード線WLのメモリセルのしきい値電圧Vthシフトは発生しない。そこで、MSB書き込みの有無をはっきりさせるために、ページ単位でフラグビットを持つのが普通であり、従って、通常のシーケンスは初めにMSB書き込みをチェックして、MSB書き込みがされていた場合に上記実施例のシーケンスに移り、MSB書き込みがスキップされていたら従来例のように読み出しを行う。フラグビットのメモリセルはデータビットのメモリセルと状態が同じだが、MSB書き込み時にデータ10U又はデータ00に書かれる点が異なる。
また、以上の実施例では、ワード線WLn+1のメモリセルのデータ01、10U、00のすべてに対してワード線WLnのメモリセルには、所定のプリチャージ電圧よりも低いビット線プリチャージ電圧を設定したが、図4からわかるとおり、10L→10Uはしきい値電圧Vthのシフト量は小さく、従って、ワード線WLnのメモリセルに与えるFG−FGカップリング効果も小さいので、この10Uのデータの場合、当該低いプリチャージの対象にしないシーケンスも取りえる。すなわち、ワード線WLn+1のデータがデータ01とデータ00のときのみ(図4の設定の場合)、ワード線WLnの読み出し時のビット線プリチャージ電圧をより低く設定する。この方法は、ノードAにデータ01とデータ00のときのみハイレベル又はローレベルとして実施例のとおりに行えばよい。ノードAにこのように設定する方法は、ワード線WLn+1を読出電圧R1,R2,R3で読出し、ページバッファ14内部で演算を行うことにより実現できる。
ワード線WLn+1のMSBが書かれていた場合にワード線WLnの読み出し時のビット線電圧低下量については、動作点でのメモリセル電流のワード線WL電圧依存性を示すgm(A/V)とビット線容量CBL及びディスチャージ時間Tを使えば、理論的には、gm×ΔVth×T/CBLで計算され、FG−FGカップリングによるしきい値電圧Vthシフトが0.2Vであれば、例えば、300nA/V×0.2V×5μsec/3pF=0.1Vとなる。gm×ΔVthがFG−FGカップリングにより減少するセル電流であり、それをディスチャージ時間で放電したはずの電圧分に換算したものである。
変形例.
以上の実施形態においては、NAND型フラッシュEEPROMについて説明しているが、本発明はこれに限らず、NOR型フラッシュEEPROMなどのフローティングゲートにデータを書き込むことが可能な不揮発性半導体記憶装置に広く適用できる。
以上詳述したように、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法によれば、第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる。これにより、第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、第2のワード線に接続されたメモリセルにMSB書き込みした際に発生したFG−FGカップリングによるしきい値電圧Vth上昇分を相殺させることができ、FG−FGカップリングが発生しても誤読み出しを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。 図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。 従来例及び実施例1,2に係るページバッファ14及びメモリセルアレイ10の構成を示す回路図である。 従来例及び実施形態(実施例1,2,3を含む)に係る書込方法を示すしきい値分布を示す図である。 従来例に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスを示すタイミングチャートである。 従来例の問題点を示す図であって、FG−FGカップリングによりしきい値電圧Vthが上昇するメモリセルを示すメモリセルアレイの平面図である。 実施例1に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスの第1の部分を示すタイミングチャートである。 実施例1に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスの第2の部分を示すタイミングチャートである。 実施例2に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスの第1の部分を示すタイミングチャートである。 実施例2に係るNAND型フラッシュEEPROMの読み出しシーケンスの第2の部分を示すタイミングチャートである。 実施例3に係るページバッファ14A及びメモリセルアレイ10の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…メモリセルアレイ、
11…制御回路、
12…ロウデコーダ、
13…高電圧発生回路、
14,14A…データ書き換え及び読み出し回路(ページバッファ)、
14a,14b…ラッチ回路、
15…カラムデコーダ、
17…コマンドレジスタ、
18…アドレスレジスタ、
19…動作ロジックコントローラ、
50…データ入出力バッファ、
51…データ入出力端子、
52…データ線、
L1,L2…ラッチ、
Q1〜Q12…トランジスタ。

Claims (10)

  1. 各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイからのデータの読み出しを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、
    第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる電圧低下手段を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 上記電圧低下手段は、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する第1の回路と上記データを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタのゲート電圧を制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビット線を上記プリチャージ電圧に上昇させることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 上記電圧低下手段は、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する第2の回路を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 上記電圧低下手段は、プリチャージ電圧を供給する第1の回路とは別に設けられた第3の回路であって、当該第3の回路は、上記第1の供給回路とビット線との間の接続点に接続された一端と、上記プリチャージ電圧よりも低い所定電圧の電圧源に接続された他端とを有し、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記第1のワード線に接続された上記データを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記第3の回路を介して上記電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 上記MSBが書き込まれているときは、上記MSBにおいて少なくとも特定の1つのレベルが書かれたときであることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 各メモリセルに複数の異なるしきい値を設定することにより少なくともLSB及びMSBの2ビットを記録する不揮発性のメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイからのデータの読み出しを制御する制御回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、
    第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すときに、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれているか否かを判断し、MSBが書き込まれているときに、上記第1のワード線に接続されたメモリセルからデータを読み出すビット線のプリチャージ電圧を、隣接する2つのワード線に接続されたメモリセルの各記憶ノード間カップリングによるしきい値上昇電圧分を相殺する所定の電圧だけ低下させる電圧低下ステップを含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  7. 上記電圧低下ステップは、初め全ビット線を上記プリチャージ電圧よりも低い所定の低電圧にプリチャージした後、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、プリチャージ電圧を供給する第1の回路と上記データを読み出すビット線との間に接続されたトランジスタのゲート電圧を制御することにより、上記データを読み出すビット線以外のビット線を上記プリチャージ電圧に上昇させることを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  8. 上記電圧低下ステップは、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記データを読み出すビット線に接続されプログラム電圧を供給する第2の回路を介して、上記プリチャージ電圧よりも低い電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  9. 上記不揮発性半導体記憶装置は、プリチャージ電圧を供給する第1の回路とは別に設けられた第3の回路をさらに備え、当該第3の回路は、上記第1の供給回路とビット線との間の接続点に接続された一端と、上記プリチャージ電圧よりも低い所定電圧の電圧源に接続された他端とを有し、
    上記電圧低下ステップは、上記第1のワード線の次に隣接する第2のワード線に接続されたメモリセルにMSBが書き込まれていることを判断したときに、上記第1のワード線に接続された上記データを読み出すビット線のプリチャージ電圧を上記第3の回路を介して上記電圧源に接続することにより、当該プリチャージ電圧を上記所定の電圧だけ低下させることを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  10. 上記MSBが書き込まれているときは、上記MSBにおいて少なくとも特定の1つのレベルが書かれたときであることを特徴とする請求項6乃至9のうちのいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
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