JP2011150749A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルMCを配列してなるメモリセルアレイMAと、ワード線WLと、ビット線BLと、制御回路3とを備える。制御回路3は、偶数番目のビット線BL又は奇数番目のビット線BLのいずれかを選択ビット線BLとする一方、他方を非選択ビット線BLとし、非選択ビット線BLには、書き込み禁止電圧VDDを印加し、選択ビット線BLには、複数の閾値電圧分布のいずれか1つを与えるメモリセルMCに対応するビット線BLに、書き込み電圧VSSを印加する一方、他の閾値電圧分布を与えるメモリセルMC、書き込み済みのメモリセルMC、及び消去状態を維持すべきメモリセルMCに対応するビット線BLに、書き込み禁止電圧VDDを印加する書き込み動作を実行する。
【選択図】図7A
Description
[第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
図1は、本実施の形態のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイ及び制御回路を示す図である。NAND型フラッシュメモリのNANDセルユニット1は、ソース側選択ゲートトランジスタST1、及びドレイン側選択ゲートトランジスタST0と、選択ゲートトランジスタST1、ST0の間に直列接続された複数個のメモリセルMC0〜MC31とを有する。NANDセルユニット1内において、複数個のメモリセルMCは隣接するもの同士でソース/ドレイン領域を共有し、メモリストリングを形成している。
その後、図4に示すように、データ“01”が書き込まれるメモリセルMCの閾値電圧を、閾値電圧分布ErからAへと上昇させる。また、データ“00”、“10”が書き込まれるメモリセルMCの閾値電圧を、中間レベルLMからそれぞれ閾値電圧分布B、Cへと上昇させる。これにより、上位ページ書き込みが行われる。
もう1つの方式は、図5Aに示すように、1本の選択ワード線WLに沿ったメモリセルMCのうち、奇数番目のメモリセルMC、又は偶数番目のメモリセルMCのいずれか一方のみを書き込み対象として同時に書き込み動作を実行し、その間、他方は書き込み禁止状態とする方式(イーブン/オッド方式(E/O方式))である。例えば、奇数番目のメモリセルMCを書き込み対象とする場合には、奇数番目のビット線BLoには、書き込みデータに応じた電圧(電圧VSS又はVDD)を印加する一方、偶数番目のビット線BLeには、全て電源電圧VDDを印加し、書き込み禁止状態とする。逆に、偶数番目のメモリセルMCを書き込み対象とする場合には、偶数番目のビット線BLeには、書き込みデータに応じた電圧(電圧VSS又はVDD)を印加する一方、奇数番目のビット線BLoは、全て電源電圧VDDを印加し、書き込み禁止状態とする。
これに対し、ABL方式の場合には、選択メモリセルMCが位置するチャネルに隣接するチャネルの電圧は、その隣接するチャネルに位置する選択メモリセルMCに書き込むべきデータによって異なる。このため、選択メモリセルMCに対する書き込み動作が、隣接するメモリセルMCへの書き込みデータによって影響され易い。具体的には、隣接する選択メモリセルMCへの書き込みデータによって、選択メモリセルMCに対する1回のプログラム電圧VPGMの印加による閾値変動量が異なり、プログラム完了後の閾値電圧分布の幅が広がってしまうなどの問題が生じる。
しかし、E/O方式においても、書き込み対象とされるビット線BL(例えば、奇数番目のビット線BLo)において書き込みのための電圧VSSを与えられるビット線BLの数が多いと、その分非選択のビット線BL(例えば、偶数番目のビット線BLe)において、ビット線間の容量結合の影響により、電圧VDDへの充電を行うために大きな消費電流を必要とし、消費電力が増大するという問題が生じる(図5B参照)。消費電力の抑制のためには、書き込み対象とされるビット線BLoにおいても、できるだけ非選択のビット線BLeと同様に、電圧VDDが与えられている時間が長いのが望ましい。換言すれば、書き込み対象とされるビット線BLと、これに隣接する非選択のビット線BLとが、いずれも電圧VDDを与えられている時間を長くする(確率を高くする)のが、消費電力の抑制の観点からは望ましい。本実施の形態においては、そのような観点から、書き込み対象とされるビット線BLにおいても、電圧VDDを与える時間を長くするような制御を行っている。
また、演算制御回路31は複数のデータラッチDLA、DLBが保持するデータの論理演算を行い、その演算結果に基づいて書き込み動作を制御する機能を有する。演算制御回路31は、データラッチDLA、DLBが保持するデータ及び制御信号CSに基づいて、ビット線BLを電圧VDD又は電圧VSSに駆動する。
この制御回路3はメモリセルアレイMA内のn本のビット線BLにそれぞれ設けられる。本実施の形態において1つのワード線WLに接続されるメモリセルMCの数は8kバイト個であるものとし、制御回路3もメモリセルMCの数に対応して8kバイト個設けられるものとする。
次に、図7A及び図7Bを参照してNAND型フラッシュメモリの書き込み動作について説明する。上述のように、4値データの書き込み動作では、下位ページ書き込みと上位ページ書き込みの2つの段階に分けて書き込み動作を実行する。下位ページ書き込み(中間レベルLMの書き込み)は、従来方式と同様にして実行する。下位ページ書き込みの終了後、閾値電圧分布A、B、Cへの書き込み動作、すなわち上位ページ書き込みの動作について図7A及び図7Bを参照して説明する。上位ページ書き込み動作は、閾値電圧分布ErのメモリセルMCの閾値電圧を変動させて閾値電圧分布Aのデータを書き込むとともに、中間レベルLMのメモリセルMCの閾値電圧を変動させて閾値電圧分布B又はCのデータを書き込む動作である(図4参照)。
プログラム電圧VPGMの印加動作は、選択ワード線WLに沿った全ての偶数番目又は奇数番目のメモリセルMCに対する書き込み動作が完了するまで、複数のサイクルに亘って繰り返し実行される。各サイクルの間では、図示は省略するが、書き込みが完了したか否かを判定するためのベリファイ読み出し動作が実行される。ベリファイ読み出し動作の結果、書き込みが完了していないメモリセルMCの存在が検出された場合には、次の書き込みサイクルにおいて、プログラム電圧VPGMの電圧レベルを所定のステップアップ値ΔVだけ上昇させ、再びプログラム電圧VPGMの印加動作を実行する。なお、図7Aに示す例では、ベリファイ読み出し動作において、選択ワード線WLにベリファイ読み出し電圧VA、VB、又はVCを印加し、非選択ワード線WLには読み出しパス電圧Vreadを印加し、ビット線BLには1V程度の電圧をプリチャージする。
これにより、時刻t1〜t2の間では、閾値電圧分布Aが書き込まれるべきメモリセルMCに対する書き込み動作のみが実行され、その他の閾値電圧分布B、Cが書き込まれるべきメモリセルMCに対する書き込み動作は行われない。ビット線BLe(B)、BLe(C)が電源電圧VDDに維持される結果、接地電圧VSSが与えられるビット線BLeの数が少なくなり、逆に電源電圧VDDが与えられるビット線BLeの数が多くなる。従って、非選択の奇数番目のビット線BLoを電源電圧VDDへ充電する場合において、消費電流の増加を抑えることができる。
本実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリの書き込み動作の効果を、図7C及び図8を参照して説明する。
これにより、時刻t1〜t2の間では、閾値電圧分布A、B、Cが書き込まれるべきメモリセルMCに対する書き込み動作が実行される。ビット線BLe(B)、BLe(C)に電圧VSSが印加される結果、接地電圧VSSが与えられるビット線BLeの数が図7Aに示す第1の実施の形態の場合よりも多くなる。従って、図7Cに示す比較例の書き込み動作では、非選択の奇数番目のビット線BLoを電源電圧VDDへ充電する場合において、消費電流の増加を抑えることができない。
すなわち、メモリセルアレイMA全体では、8分の5のビット線BLに電圧VDDが印加され、8分の3のビット線BLに電圧VSSが印加される。このとき、電圧VDDを印加するビット線BLに隣接するビット線BLが電圧VSSとなる確率が最も高くなり、ビット線充電時の消費電流も大きくなる。
すなわち、メモリセルアレイMA全体では、8分の7のビット線BLに電圧VDDが印加され、8分の1のビット線BLに電圧VSSが印加される。そのため、比較例の書き込み動作に比べて、電圧VDDを印加するビット線BLと、電圧VSSを印加するビット線BLとが隣接する確率が低くなり、ビット線充電に必要な電流を抑制することが可能となる。
上述のように、本実施の形態の書き込み動作において、閾値電圧分布Aのデータ書き込み動作では、ビット線充電に必要な電流が抑えられる。そのため、書き込みサイクルの初期では比較例よりもビット線充電に必要な電流が低くなり、動作に必要なピーク電流が抑制されていることがわかる。
[第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
次に、本発明の第2の実施の形態の半導体記憶装置について説明する。本実施の形態の半導体記憶装置において、メモリセルアレイMA、制御回路3等の構成は、上述の第1の実施の形態の半導体記憶装置と同様である。
図9は、本実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリの動作を説明する図である。第1の実施の形態の書き込み動作においては、所望の閾値電圧分布が書き込まれるメモリセルMC以外のメモリセルMCのチャネルに電圧を与えるビット線BLには、電圧VDDが印加されていた。そして、ビット線BLの電圧VDDがメモリセルMCのチャネルに転送された後、選択ゲートトランジスタST0が非導通状態となり、メモリセルMCのチャネルがフローティング状態とされていた。これに対し、本実施の形態の書き込み動作においては、所望の閾値電圧分布が書き込まれるメモリセルMC以外のメモリセルMCのチャネルに電圧を与えるビット線BLに、電圧VDDを印加することなくフローティング状態とする。この点において、本実施の形態の書き込み動作は第1の実施の形態と異なる。
この場合、フローティング状態のビット線BLe(B)、BLe(C)は、隣接する電圧VDDが印加されているビット線BLoとのカップリングにより電圧が上昇する。時刻t1〜t2の間では、閾値電圧分布Aが書き込まれるべきメモリセルMCに対する書き込み動作のみが実行され、その他の閾値電圧分布B、Cが書き込まれるべきメモリセルMCに対する書き込み動作は行われない。フローティング状態のビット線BLe(B)、BLe(C)がカップリングにより電圧が上昇する結果、接地電圧VSSが与えられるビット線BLeの数が少なくなる。従って、非選択の奇数番目のビット線BLoを電源電圧VDDへ充電する場合において、消費電流の増加を抑えることができる。
本実施の形態の書き込み動作の場合、時刻t1からの書き込み電圧パルス印加では、閾値電圧分布AのメモリセルMCのみが書き込み状態になる。書き込みデータがランダムであると仮定すると、例えば奇数番ビット線BLoの全てと、偶数番ビット線BLeのうち4分の1(BLe(Er))とに電圧VDDが印加されることとなる。また、偶数番ビット線BLeのうち、半分(BLe(B)、BLe(C))がフローティング状態にされる。
フローティング状態のビット線BLは、電圧VDDが印加されているビット線BLoと隣接しているため、カップリングにより電圧VDD近傍まで上昇する。そのため、第1の実施の形態と同様に電圧VDDを印加するビット線BLoが、電圧VSSを印加するビット線BLeと隣接する確率が低くなる。従って、ビット線充電に必要な電流を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加、組み合わせ等が可能である。例えば、選択トランジスタST0、ST1の間に直列接続されるメモリセルMCの数は複数(2のべき乗)であればよく、その数は32個に限定されるものではない。そして、メモリセルMCに記憶されるデータは4値データであるものとして説明したが、これはその他の値のデータ(例えば8値データ)であってもよい。
また、第2の実施の形態のように非書き込みのビット線BLをフローティング状態にすることはできないが、第1の実施の形態のように非書き込みのビット線BLに電圧VDDを印加することによって、E/O方式での書き込み動作のみでなく、ABL(All Bit Line)方式での動作にも本実施の形態は適用可能である。
Claims (5)
- 複数のメモリセルを直列接続してなるメモリストリング、及び前記メモリストリングの両端にそれぞれ接続される選択トランジスタを含むNANDセルユニットを配列してなるメモリセルアレイと、
複数の前記NANDセルユニットに含まれる複数の前記メモリセルの制御ゲート電極に共通に接続されたワード線と、
前記NANDセルユニットの第1の端部に接続されるビット線と、
前記NANDセルユニットの第2の端部に接続されるソース線と、
前記メモリセルの閾値電圧が、消去状態を示す閾値電圧分布、又は複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布のいずれかに含まれるよう、前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加して前記メモリセルに対する書き込み動作を行って前記メモリセルに多値データを書き込む制御回路と
を備え、
前記制御回路は、偶数番目の前記ビット線又は奇数番目の前記ビット線のいずれかを選択ビット線とする一方、他方を非選択ビット線とし、
前記非選択ビット線においては、前記メモリセルへの書き込みが禁止される書き込み禁止電圧を印加し、
前記選択ビット線においては、
前記複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布のいずれか1つを与えるべき未書き込みの前記メモリセルに対応する前記ビット線に、閾値電圧を変化させ得る書き込み電圧を印加する一方、
その他の前記複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布を与えるべき未書き込みの前記メモリセル、所望のデータを書き込み済みの前記メモリセル、及び前記消去状態を示す閾値電圧分布を維持すべき前記メモリセルに対応する前記ビット線に、前記書き込み禁止電圧を印加する書き込み動作を実行する
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、
選択ワード線にプログラム電圧を印加した後、前記メモリセルの書き込み状態を確認する書き込みベリファイ動作を実行し、
前記プログラム電圧の印加と前記書き込みベリファイ動作とからなる書き込みサイクル毎に前記プログラム電圧の電圧値をステップアップして、前記書き込みサイクルを繰り返す
ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、
与えられるべき閾値電圧分布の電圧が低い前記メモリセルから順に書き込み動作を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、
前記メモリセルに書き込まれるデータを保持するラッチ回路と、
前記ラッチ回路が保持するデータを演算して、前記ビット線に対する電圧印加を制御する演算制御回路とを備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 複数のメモリセルを直列接続してなるメモリストリング、及び前記メモリストリングの両端にそれぞれ接続される選択トランジスタを含むNANDセルユニットを配列してなるメモリセルアレイと、
複数の前記NANDセルユニットに含まれる複数の前記メモリセルの制御ゲート電極に共通に接続されたワード線と、
前記NANDセルユニットの第1の端部に接続されるビット線と、
前記NANDセルユニットの第2の端部に接続されるソース線と、
前記メモリセルの閾値電圧が、消去状態を示す閾値電圧分布、又は複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布のいずれかに含まれるよう、前記ワード線及び前記ビット線に電圧を印加して前記メモリセルに対する書き込み動作を行って前記メモリセルに多値データを書き込む制御回路と
を備え、
前記制御回路は、偶数番目の前記ビット線又は奇数番目の前記ビット線のいずれかを選択ビット線とする一方、他方を非選択ビット線とし、
前記非選択ビット線においては、前記メモリセルへの書き込みが禁止される書き込み禁止電圧を印加し、
前記選択ビット線においては、
前記複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布のいずれか1つを与えるべき未書き込みの前記メモリセルに対応する前記ビット線に、閾値電圧を変化させ得る書き込み電圧を印加し、
その他の前記複数通りの書き込み状態の閾値電圧分布を与えるべき未書き込みの前記メモリセルに対応する前記ビット線に、フローティング状態を与え、
所望のデータを書き込み済みの前記メモリセル、及び前記消去状態を示す閾値電圧分布を維持すべき前記メモリセルに対応する前記ビット線に、前記書き込み禁止電圧を印加する書き込み動作を実行する
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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