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JP2010032674A - 立体画像表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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JP2010032674A JP2008193098A JP2008193098A JP2010032674A JP 2010032674 A JP2010032674 A JP 2010032674A JP 2008193098 A JP2008193098 A JP 2008193098A JP 2008193098 A JP2008193098 A JP 2008193098A JP 2010032674 A JP2010032674 A JP 2010032674A
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Abstract

【課題】遮光層による凹凸が存在する場合であっても、画像表示パネルに対する貼合を適切に行うことのできる立体画像表示装置を提供する。
【解決手段】右目用画像と左目用画像とを面内で規則的に混在させて表示する画像表示パネル1と、前記右目用画像と前記左目用画像を互いに異なる偏光状態となるように偏光を行う前記右目用画像に対応する右目用画像表示部2aおよび前記左目用画像に対応する左目用画像表示部2bとを有する位相差素子2と、前記右目用画像表示部2aと前記左目用画像表示部2bとの境界を含む領域部分のみに対応して凸設された遮光層3と、少なくとも前記遮光層3の頂面と前記画像表示パネル1との間に介在して当該画像表示パネル1と当該遮光層3および前記位相差素子2とを互いに貼合する接合剤層4と、を備えて立体画像表示装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、右目用画像と左目用画像とを利用して立体画像を表示する立体画像表示装置およびその製造方法に関する。
従来、立体画像を表示する立体画像表示装置としては、例えば図7に示す構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。図例の立体画像表示装置は、液晶パネル等からなる画像表示パネル51と、その画像出力面側に配された位相差素子52とを備えるとともに、これらによる表示出力内容を観者が偏光眼鏡53を使用して目視するように構成されたものである。さらに詳しくは、画像表示パネル51は、例えば水平ライン毎に右目用画像Rと左目用画像Lとを交互に表示するといったように、当該右目用画像Rと当該左目用画像Lとを面内で規則的に混在させて表示する。また、位相差素子52は、右目用画像Rに対応する右目用画像表示部52Rと、左目用画像Lに対応する左目用画像表示部Lとを有しており、これらが水平ライン毎に交互に配されている。そして、例えば、右目用画像表示部52Rが一方向性の直線偏光(例えば、右肩上がり。)であるのに対し、左目用画像表示部Lがこれと直交するように90°回転させた偏光(例えば、左肩上がり。)を実現するといったように、それぞれが互いに異なる偏光状態を実現するように構成されている。このような画像表示パネル51および位相差素子52に対して、観者は、各画像に合った左右異なる偏光角を持つ偏光眼鏡53を掛ける。したがって、当該観者にとっては、右目には右目用画像Rが、左目には左目用画像Lが、各々独立して入射することになる。すなわち、右肩上がりの偏光角の右目用眼鏡53Rを通しては、位相差素子52の左目用画像表示部Lによって偏光角が左肩上がりに90°回転した偶数ラインの左目用画像Lは見えず、偏光角の合った奇数ラインの右目用画像Rだけが見える。一方、左肩上がりの偏光角の左目用眼鏡53Lを通しては、位相差素子52の右目用画像表示部52Rによって偏光角が右肩上がりに90°回転した奇数ラインの右目用画像Rは見えず、偏光角の合った偶数ラインの左目用映像Lが見える。なお、上述した構成の他にも、左右の画像を分離して表示し、これを偏光眼鏡により立体画像として合成する立体画像表示装置としては、様々な構成のものが存在する。
このような立体画像表示装置においては、いわゆるクロストーク現象の発生が問題になることがある。「クロストーク現象」とは、例えば観者が正面ではなく斜め方向から見た場合に、右目用画像Rが左目用画像表示部Lを通過したり、左目用画像Lが右目用画像表示部52Rを通過したりすることで、当該観者が捕らえる画像が不鮮明になり、立体感が弱くなる等の不具合が発生することをいう。
このことから、立体画像表示装置の中には、位相差素子52における右目用画像表示部52Rと左目用画像表示部Lとの境界に、光を遮光する遮光層を設けたものも存在する(例えば、特許文献2参照。)。さらに詳しくは、例えば右目用画像表示部52Rと左目用画像表示部Lとが水平ライン毎に交互に配されている場合であれば、各表示部52R,52Lの境界を含む所定幅の領域部分のみに位置するように、ストライプ状の遮光層を配置する。遮光層は、光を遮光する機能を有した黒色材を、位相差素子52の面上から凸設されて形成することが考えられる。このような遮光層を設ければ、例えば観者が斜め方向から見た場合であっても、遮光層によって遮光されることで、右目用画像Rが左目用画像表示部Lを通過したり、左目用画像Lが右目用画像表示部52Rを通過したりすることがない。つまり、クロストーク現象の発生を未然に防止し得るようになる。
ところで、偏光眼鏡53を使用して立体画像を視認可能にする立体画像表示装置を構成する場合には、画像表示パネル51の画像出力面側に位相差素子52を配置固定する必要がある。この位相差素子52を配置固定については、マグネット等で重ね合わせたり、適宜な接着剤によって貼り合わせたりすることで、行うことが提案されている(例えば、特許文献3,4参照。)。具体的には、その一例として、マグネットやテープ等での周辺仮止めの後、外周部4点または8点を接着剤や紫外線硬化樹脂等で接着する、といった手法を採用することが考えられる。
特開2002−196281号公報 特開2002−185983号公報 特開2001−59948号公報 特開2001−75048号公報
しかしながら、画像表示パネル51と位相差素子52とを外周部のみで固定すると、表示領域の中心部分付近での密着性が十分に得られなかったり、それぞれの間の距離の均一性が損なわれたりするおそれがある。このような密着性や均一性等に関する問題は、モアレ現象やニュートンリング(干渉縞)等を招き、表示画像の画質劣化の要因となり得るため、その発生を回避すべきである。
このことから、立体画像表示装置を構成するのにあたっては、画像表示パネル51と位相差素子52との間について、互いの全面領域に接合剤を介在させて貼り合わせる、いわゆる全面貼合を行うことが考えられる。ここで、「接合剤」とは、接合のために部材間に介在するものをいい、具体的には接着剤または粘着剤がこれに該当する。
ただし、クロストーク現象の発生を防止すべく、遮光層が凸設された構成の立体画像表示装置においては、当該遮光層によって位相差素子52の面上に形成される凹凸の影響を考慮しなければならない。具体的には、遮光層が形成する凹凸によって、画像表示パネル51との貼合面には、面内にうねり等が存在することになる可能性がある。このようなうねり等が存在している場合には、画像表示パネル51と貼合した際に、当該うねり等の影響で、面内における貼り合わせ応力(反力)の分布状態が不均一になってしまうおそれがある。このような応力分布状態の面内不均一は、表示画像についての輝度ムラやコントラスト不均一等を招く要因となり得るため、その発生を抑制すべきである。
また、遮光層による凹凸を備えた構成であっても、画像表示パネル51への貼合については、その貼合作業も容易に行い得るものであることが望ましい。
そこで、本発明は、遮光層による凹凸が存在する場合であっても、画像表示パネルに対する貼合を適切に行うことのできる立体画像表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された立体画像表示装置で、右目用画像と左目用画像とを面内で規則的に混在させて表示する画像表示パネルと、前記右目用画像と前記左目用画像を互いに異なる偏光状態となるように偏光を行う前記右目用画像に対応する右目用画像表示部および前記左目用画像に対応する左目用画像表示部とを有する位相差素子と、前記位相差素子における前記右目用画像表示部と前記左目用画像表示部との境界を含む領域部分のみに前記画像表示パネルの側に向けて凸設された遮光層と、少なくとも前記遮光層の頂面と前記画像表示パネルとの間に介在して当該画像表示パネルと当該遮光層および前記位相差素子とを互いに貼合する接合剤層とを備える立体画像表示装置である。
上記構成の立体画像表示装置では、遮光層の頂面と画像表示パネルとの間に接合剤層が介在しており、これにより当該画像表示パネルと当該遮光層および位相差素子とが互いに貼合されている。つまり、遮光層の頂面以外の箇所(当該遮光層が形成されていない部分)では、画像表示パネルと位相差素子との間に、接合剤層が充填されない空間が存在し得ることになる。したがって、当該空間が貼合時に生じ得る歪みを逃がすように作用し、その結果として貼合後における面内貼り合わせ応力分布状態の不均一さが緩和されることになる。また、少なくとも遮光層の頂面、すなわち凸形状の頂面について、接合剤層が介在していればよいので、当該接合剤層が充填されない空間が存在しないようにする場合に比べて、当該接合剤層を介在させるための作業やその接合剤層を用いた貼合作業等が煩雑なものとなってしまうこともない。
なお、「接合剤層」とは、接合剤によって形成される層のことをいう。したがって、ここでいう「接合剤層」としては、例えば粘着剤によって形成される層が挙げられるが、接着剤によって形成される層も含まれるものとする。
本発明によれば、少なくとも遮光層の頂面と画像表示パネルとの間が接合剤層を介して貼合されるが、当該遮光層は当該画像表示パネルにおける画像表示領域内に対しても配置されるので、当該接合剤層による貼合箇所が当該画像表示領域内にも及ぶことになり、その結果として当該画像表示パネルと位相差素子との間が全面貼合される場合と略同様に、表示画像の画質劣化の要因となり得るモアレ現象やニュートンリング(干渉縞)等の発生を回避し得るようになる。
しかも、その場合であっても、貼合後における面内貼り合わせ応力分布状態の不均一さが緩和されることになり、遮光層によって形成される凹凸の悪影響を排除し得るようになるので、表示画像についての輝度ムラやコントラスト不均一等を招くこともなく、立体画像表示装置としての品質が十分に確保されることになる。
また、貼合作業等の煩雑化も抑制し得るので、当該貼合作業も簡便なものとすることも実現可能となる。
したがって、本発明は、立体画像表示装置を構成するのにあたり、位相差素子の面上に遮光層による凹凸が存在する場合であっても、当該位相差素子および当該遮光層の画像表示パネルに対する貼合を適切に行うことができるようになる。
以下、図面に基づき本発明に係る立体画像表示装置およびその製造方法について説明する。
〔立体画像表示装置の概略構成〕
先ず、立体画像表示装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係る立体画像表示装置の第一概略構成例を示す説明図である。
図例の立体画像表示装置は、画像表示パネル1と、位相差素子2と、遮光層3と、接合剤層4と、反射防止膜5と、接合剤層6と、を備えて構成されている。
画像表示パネル1は、少なくとも液晶パネル1aとその画像出力面側に配された偏光板1bとを有してなるもので、例えば水平ライン毎に右目用画像と左目用画像とを交互に表示するといったように、当該右目用画像と当該左目用画像とを面内で規則的に混在させて表示するものである。ただし、右目用画像と左目用画像とを面内で規則的に混在させるものであれば、水平ライン毎の交互表示ではなく、他の態様での混在表示を行うものであってもよい。
このような画像表示パネル1では、例えば液晶パネル1aが透過型のものであれば、偏光板1bと液晶パネル1aを挟んで対向する側に、当該偏光板1bとクロスニコルを構成する他の偏光板や光源となるバックライト等(ただし、いずれも不図示。)が配されているものとする。なお、画像表示パネル1は、必ずしも液晶パネル1aを用いて構成されたものである必要はなく、有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の他の表示デバイスを用いて構成されたものであってもよい。
位相差素子2は、右目用画像に対応する右目用画像表示部2aと、左目用画像に対応する左目用画像表示部2bとを有しており、これらが画像表示パネル1における右目用画像および左目用画像と同様に面内で規則的に混在するように(例えば、水平ライン毎に交互に)、当該画像表示パネル1に対して画像出力面側に配されている。ここで、「画像出力面側」とは、画像を表示出力するパネル面側のことをいい、具体的には当該画像を目視する観者に面する側をいう。さらに詳しくは、位相差素子2は、ガラス材または複屈折性の無いフィルムからなる支持基材2c上に位相差層が形成されてなり、当該位相差層が右目用画像に対応する偏光状態を実現する部分と左目用画像に対応する偏光状態を実現する部分とを有することで、右目用画像表示部2aおよび左目用画像表示部2bとしての機能を実現するようになっている。つまり、位相差素子2は、右目用画像表示部2aおよび左目用画像表示部2bのそれぞれが互いに異なる偏光状態を実現するように構成されている。
具体的には、例えば、右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとの偏光方向が互いに直交するようになっており、画像表示パネル1における各水平ラインの上下ピッチと合致するように、厚み0.7mm程度の支持基材2c上に交互に構成されたものを用いることが考えられる。また、例えば、支持基材2c上に接着剤を介して複屈折性の無いTAC(トリアセチルセルロース)フィルムと位相差機能を有する延伸PVAフィルムを積層させた後、線状体のレジストを塗布した部分以外の位相差機能を消失せしめて、右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bを交互に作成し、レジスト塗布側に複屈折性を有さない保護部材フィルムを設けた後に、画像表示パネル1に接合しているものであったり、支持基材2c上に液晶ポリマー層を一軸配向させたもの等を用いることも考えられる。
遮光層3は、クロストーク現象の発生を防止すべく、位相差素子2における右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとの境界を含む領域部分のみに、当該位相差素子2の面上から、画像表示パネルの側に向けて、凸設されたものである。さらに詳しくは、例えば右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとが水平ライン毎に交互に配されている場合であれば、各表示部2a,2bの境界を含む所定幅の領域部分のみに位置するように、ストライプ状に配設されたものである。このような遮光層3は、光を遮光する機能を有した炭素(カーボン)材等の黒色材を、位相差素子2の面上から、例えば10〜15μm程度の突出高さで凸設して形成することが考えられる。
接合剤層4は、画像表示パネル1と位相差素子2との間、さらに詳しくは画像表示パネル1と位相差素子2の面上に凸設された遮光層3との間に介在して、これらを互いに貼合するものである。ただし、遮光層3の頂面以外の箇所(当該遮光層3が形成されていない部分)では、画像表示パネル1と位相差素子2との間に、接合剤層4が充填されない空間が存在している。つまり、接合剤層4は、少なくとも遮光層3の頂面と画像表示パネル1との間には介在しているが、当該頂面と当該画像表示パネル1との間を含むパネル面内の全域に一様の厚さで介在しているため、当該遮光層3が形成されていない部分には接合剤層4が充填されない空間が存在しているのである。
ここで、「接合剤層」とは、接合剤によって形成される層のことをいう。「接合剤」とは、接合のために部材間に介在するものをいい、具体的には接着剤または粘着剤がこれに該当する。したがって、「接合剤層」には、接着剤によって形成される層と、粘着剤によって形成される層とが含まれる。
これに対して、本実施形態で説明する立体画像表示装置では、後述する理由により、接合剤層4が、透明ゲル状のアクリル系の粘着剤からなり、層厚が0より大きく25μm以下に形成されているものとする。さらには、当該粘着剤の40℃での貼合後保持力が8〜20N/20mmなるように構成されているものとする。
なお、「粘着剤」とは、初めから高粘度で低弾性率の半固体であり、接合形成後もその状態が変わらないもの、つまり固化の過程が必要でないものをいう。
反射防止膜5は、位相差素子2の画像出力面側を覆うように配されたもので、当該画像出力面での光の反射を防止して、光透過率を向上させるものである。
接合剤層6は、反射防止膜5を位相差素子2(さらに具体的には、当該位相差素子2を構成する支持基材2c。)に対して接合させるためのもので、例えば接着剤または粘着剤からなる層を用いることが考えられる。
このような構成の立体画像表示装置では、液晶パネル1aに設けられた観者側の偏光板1b上に、接合剤層4を介して、立体映像を現出させるための位相差素子2が配設されている。そして、その位相差素子2は、右目用画像に対応する右目用画像表示部2aと、左目用画像に対応する左目用画像表示部2bとを有しており、それぞれが互いに異なる偏光状態を実現するようになっている。
したがって、観者が各画像に合った左右異なる偏光角を持つ偏光眼鏡を掛ければ、当該観者にとっては、右目には右目用画像が、左目には左目用画像が、各々独立して入射することになるので、その結果として立体画像が視認可能になるのである。
また、画像表示パネル1と位相差素子2との間には、右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとの境界部分に対応して遮光層3が配設されているため、例えば観者が斜め方向から見た場合であっても、当該遮光層3によって遮光されることで、右目用画像が左目用画像表示部2bを通過したり、左目用画像が右目用画像表示部2aを通過したりすることがない。つまり、クロストーク現象の発生を未然に防止することができる。
図2は、本発明に係る立体画像表示装置の第二概略構成例を示す説明図である。
図例の立体画像表示装置は、位相差素子2と遮光層3との間に基材シート3aが介在している点で、上述した第一概略構成例(図1参照)とは異なる。
基材シート3aは、例えばTACフィルムからなるもので、その面上に遮光層3が凸設されるようになっている。このような基材シート3aを備えた構成では、位相差素子2の面上に直接的に遮光層3を形成するのではなく、基材シート3aの面上に遮光層3を形成し、その遮光層3が形成された基材シート3aを位相差素子2の面上に貼り付ける、といった製造手順を経ることになる。したがって、位相差素子2の面上に直接的に遮光層3を形成する場合に比べて、当該遮光層3の形成の容易化が図れるようになる。
なお、この点以外については、上述した第一概略構成例の場合と全く同様である。
図3は、本発明に係る立体画像表示装置の第三概略構成例を示す説明図である。
図例の立体画像表示装置は、遮光層3および基材シート3aが、画像表示パネル1を構成する液晶パネル1aと偏光板1bとの間に介在している点で、上述した第二概略構成例(図2参照)とは異なる。なお、少なくとも遮光層3の頂面と液晶パネル1aとの間は、接合剤層4によって接合されている。また、基材シート3aと偏光板1bとの間、偏光板1bと位相差素子2との間、および、位相差素子2と反射防止膜5との間は、それぞれ、接合剤層6によって接合されている。
このような構成の立体画像表示装置では、上述した第一概略構成例または第二概略構成例の場合に比べて、遮光層3が液晶パネル1aに近い位置に存在することになる。したがって、同一の視野角についてクロストーク現象の発生を防止する場合であれば、遮光層3の形成幅が第一概略構成例または第二概略構成例の場合に比べて小さくて済む。つまり、遮光層3の形成幅を第一概略構成例または第二概略構成例の場合に比べて小さくすることが可能となるので、クロストーク現象の発生を防止しつつ、その場合であっても表示画像の輝度低下を極力抑制し得るようになる。
〔立体画像表示装置の製造方法〕
次に、以上のような構成の立体画像表示装置の製造方法について説明する。
立体画像表示装置の製造にあたっては、少なくとも、遮光層形成工程と、位置決め工程と、貼合工程とを含むものとする。
以下、これらの各工程について順に説明する。
〔遮光層形成工程〕
上述したように、立体画像表示装置は、遮光層3を備えて構成されている。そのため、当該立体画像表示装置の製造過程では、遮光層3を形成する遮光層形成工程を実施する。
遮光層3の形成は、上述した第一概略構成例の場合のように、位相差素子2の面上に対して直接的に行うものであっても、第二概略構成例または第三概略構成例のように、基材シート3aの面上に対して行うものであってもよい。
いずれの場合であっても、遮光層3の具体的な形成手法については、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
〔位置決め工程〕
立体画像表示装置を構成する場合には、画像表示パネル1、位相差素子2および遮光層3について、それぞれの間の相対的な位置決めを正確に行う必要がある。
例えば、画像表示パネル1と位相差素子2との間が正確に位置決めされず、右目用画像に対する右目用画像表示部2aの位置や左目用画像に対する左目用画像表示部2bの位置等にズレが生じてしまうと、観者の捕らえる画像が不鮮明となったり立体感が薄れたりする等の不具合が発生し得るからである。具体的には、例えば40インチクラスのHD信号(ハイビジョン信号)を表示する場合であれば、1画素ラインの縦方向は500μm程度の極細線状となるので、位置ずれの許容範囲を5%未満とした場合に、25μmレベルでの位置決めを行う必要がある。
また、例えば、位相差素子2と遮光層3との間が正確に位置決めされず、遮光層3の配設位置が右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとの境界部分からズレてしまうと、クロストーク現象の発生を防止できなかったり、通過光の減少による表示画像の輝度低下を招いたりするからである。
これらのことから、立体画像表示装置の製造にあたっては、画像表示パネル1に対する位相差素子2および遮光層3の貼合を行うのに先立ち、画像表示パネル1、位相差素子2および遮光層3のそれぞれについての平面的な位置決めを行う位置決め工程を実施する。
図4は、位置決め工程の概要を示す説明図である。
図例では、液晶パネル1aと偏光板1bとを有した画像表示パネル1と、位相差素子2、遮光層3、反射防止膜5および接合剤層6からなる積層体との間で、平面的な位置合わせを行う場合を示している。ただし、平面的な位置合わせは、図例の場合のみならず、位相差素子2と、遮光層3および基材シート3aとの間についても、全く同様に適用することが考えられる。
図例に示した平面的な位置合わせを行う場合には、先ず、位置合わせ装置の上部台座11に画像表示パネル1を支持させ、当該位置合わせ装置の下部台座12に位相差素子2等の積層体を支持させ、これらを互いに対向させる。上部台座11および下部台座12による支持は、真空吸着等の公知技術を利用して行えばよい。また、上部台座11および下部台座12の少なくとも一方は、図中前後左右方向に、または上下方向に、スライド可能な構造を有しているものとする。
また、位置合わせ装置では、上部台座11および下部台座12の一方の側に、位置検出のための画像処理用カメラ等の撮像装置13が配されている。また、撮像装置13と上部台座11および下部台座12を挟んで対向する側には、光を照射する光源14が配されている。そして、光源14には、位相差素子2における右目用画像表示部2aまたは左目用画像表示部2bのいずれか一方に対応する偏光状態を実現する偏光板15が付設されている。
なお、位置合わせ装置は、2焦点の深度切り替え機構の採用により、撮像装置13からの画像に付加されるマーキングラインに対して、空隙を有した状態のまま、最適位置合わせを可能とする位置合わせ機構が設置されたものであってもよい。
このような構成の位置合わせ装置では、位相差素子2についての平面的な位置合わせ、さらに具体的には当該位相差素子2と遮光層3との平面的な位置合わせにあたり、光源14からの照射光を、当該光源14と当該積層体との間に配された偏光板15を介して、当該位相差素子2に到達させる。そして、当該位相差素子2を透過した光を、撮像装置13で撮像する。このとき、光源14からの照射光は、偏光板15によって偏光されている。そのため、右目用画像表示部2aまたは左目用画像表示部2bのいずれか一方については透過光が撮像装置13まで到達するが、他方については光源14からの照射光が透過せずに遮光される。したがって、撮像装置13での撮像結果によれば、位相差素子2における右目用画像表示部2aと左目用画像表示部2bとの境界が、明確に認識されることになる。
ところで、画像表示パネル1における液晶パネル1aが、いわゆるノーマリーブラックタイプのものである場合、電圧非印加状態では、一方の側からバックライト光程度の光量の照明光を当てても、当該液晶パネル1aでの光透過を実現させることは困難である。また、位置合わせのために、液晶パネル1aに対して電圧印加を行うことは、現実的でない。
そこで、位置合わせ装置では、画像表示パネル1についての平面的な位置合わせ、さらに具体的には当該画像表示パネル1における液晶パネル1aと位相差素子2や遮光層3等からなる積層体との平面的な位置合わせにあたり、光源14から、ノーマリーブラックタイプの液晶パネル1aが電圧非印加状態にあっても、すなわち当該液晶パネル1aにおける光透過率が最小となる状態にあっても、当該液晶パネル1aを透過する光量の照射光を出射する。具体的には、最小光量として、例えば3万ルクスを超える照射光を出射することが考えられる。ただし、最大光量は、液晶パネル1aにおける液晶分子等に悪影響を及ぼさない程度に抑えることが望ましい。
このような光量の照射光を光源14から出射すれば、液晶パネル1aがノーマリーブラックタイプのものであっても、当該液晶パネル1aに対する電圧印加を要することなく、当該液晶パネル1aを光が透過して、撮像装置13まで到達することになる。したがって、撮像装置13での撮像結果によれば、例えば画素領域のような光が透過する部分と配線領域のような遮光膜で覆われている部分とについての識別が可能となり、これにより液晶パネル1aを備えた画像表示パネル1の平面的な位置が明確に認識されることになる。
以上のような位置決め工程によれば、画像表示パネル1と位相差素子2等の積層体との間の位置合わせ精度を、従来は50〜60μmのばらつきが生じていたものに対して、25μm程度に向上させることが実現可能となる。
〔貼合工程〕
画像表示パネル1と位相差素子2等の積層体との間の平面的な位置合わせを行った後は、続いて、その位置合わせ状態を保ちつつ、これらを互いに貼り合わせる貼合工程を実施する。
ここでは、上述した第一概略構成例または第二概略構成例のように、画像表示パネル1に対して位相差素子2および遮光層3等を含む積層体を貼り合わせる場合を例に挙げて以下の説明を行う。なお、第三概略構成例についても、同様の手法による貼り合わせを行うことは可能である。
画像表示パネル1と位相差素子2および遮光層3等の積層体との貼り合わせは、これらの間に接合剤層4を介在させることで行う。すなわち、先ず、例えば画像表示パネル1における位相差素子2側の面上に接合剤層4を貼り付け、その後に位相差素子2および遮光層3等の積層体を重ねるように貼り付けることで、これらについての貼合を行う。
このとき、接合剤層4は、少なくとも遮光層3の頂面と画像表示パネル1との間に介在していればよい。そのため、遮光層3の頂面に対応する箇所にのみ、接合剤層4を配することも考えられる。
しかしながら、遮光層3は微細なストライプ状に配されたものであるため、当該遮光層3の頂面に対応する箇所にのみ接合剤層4を配することは、必ずしも容易ではない。
そこで、接合剤層4については、遮光層3の頂面と画像表示パネル1との間を含むパネル面内の全域に、一様の厚さで介在させるようにする。このようにすれば、例えばシート状に形成されている接合剤層4を画像表示パネル1の面上に貼り付けるだけで、当該接合剤層4を介在させることが可能となり、そのための作業が非常に容易なものとなる。
パネル面内の全域に一様の厚さの接合剤層4を介在させる場合には、遮光層3が形成されていない部分、すなわち光が透過する領域部分にも、当該接合剤層4が存在することになる。したがって、接合剤層4は、貼合後に画像表示パネル1と位相差素子2との間における光学特性に悪影響を及ぼすものであってはならない。そのために、接合剤層4の形成材料としては、光透過性を有した透明ゲル状のアクリル系の粘着剤を用いる。
また、接合剤層4は、その層厚が厚過ぎると、光透過率低下等といった光学特性への悪影響が生じるおそれがあり、また気泡等の異物が混入する可能性も高くなる。このことから、接合剤層4については、その層厚が0より大きく25μm以下となるように形成する。
さらに、接合剤層4は、貼合後の保持力が小さ過ぎると、画像表示パネル1と位相差素子2との間の平面的な位置合わせ状態を保つことが困難となる。一方、貼合後の保持力が大き過ぎると、例えば不具合時に、接合剤層4による貼合箇所を剥がし、再度貼り合せることが不可能となることから、好ましくない。
これらのことから、接合剤層4は、形成材料である粘着剤の貼合後の保持力が以下に述べるように設定されているものとする。
図5は、粘着剤保持力の一具定例を示す説明図である。
図5(a)は、厚み100μmの何種類かの粘着剤について、粘着剤保持力を比較検討した結果を示している。
なお、粘着剤の保持力(接着強度)は、図5(b)に示すように、ガラス材22に対して、幅20mmの粘着剤23における剥離強度を指標としている。
このような条件で粘着剤保持力を実測して比較検討した結果、図5(a)に示すように、40℃での貼合後保持力が8〜20N/20mmであることが、接合面全域について、気泡や剥がれ等が生じることなく、また外観上も問題なく、正確に位置決めされた状態を維持できることが判明した。
したがって、接合剤層4は、形成材料である粘着剤による40℃での貼合後保持力が8〜20N/20mmであるように設定されているものとする。
このような接合剤層4を遮光層3の頂面と画像表示パネル1との間に介在させて、当該画像表示パネル1と当該遮光層3および位相差素子2とを互いに貼合すれば、当該遮光層3の頂面以外の箇所(当該遮光層3が形成されていない部分)では、画像表示パネル1と位相差素子2との間に、接合剤層4が充填されない空間が存在することになる(例えば、図1〜3参照。)。したがって、例えば遮光層3が形成する凹凸によって、画像表示パネル1との貼合面、すなわち遮光層3の頂面によって構成される平面に、うねり等が存在する場合であっても、接合剤層4が充填されない空間が貼合時に生じ得る歪みを逃がすように作用し、その結果として貼合後における面内貼り合わせ応力分布状態の不均一さが緩和されることになる。
また、少なくとも遮光層3の頂面、すなわち凸形状の頂面について、接合剤層4が介在していればよいので、当該接合剤層4が充填されない空間が存在しないようにする場合に比べて、当該接合剤層4を介在させるための作業やその接合剤層4を用いた貼合作業等が煩雑なものとなってしまうこともない。つまり、例えばシート状の接合剤層4を貼り付ければよいといったように、貼合のための作業等を非常に簡便に行い得るようになる。
ところで、画像表示パネル1と位相差素子2および遮光層3等の積層体との貼り合わせを行う際には、パネルサイズが大型化するほど、その貼り合わせ時に微小な気泡等を巻き込む可能性が高くなる。また、画像表示パネル1または位相差素子2若しくは遮光層3の頂面についての面精度等を高く維持することが困難となることから、それぞれの間の貼合面にうねり等が生じて平面均一性が乏しくなる可能性が高く、局所的な隙間が生じたり、それぞれの間の密着性や離間距離等が均一ではなくなるおそれもある。
これらのことから、画像表示パネル1と位相差素子2および遮光層3等の積層体との貼り合わせに際しては、貼合用ローラを用いて加圧しながら、当該貼り合わせを行うようにする。
図6は、貼合用ローラを用いた加圧貼合の一具体例を示す説明図である。
図6(a)に示すように、画像表示パネル1と位相差素子2および遮光層3等の積層体との貼り合わせを行う際には、これらの間に接合剤層4を介在させた状態で、これら画像表示パネル1、接合剤層4、遮光層3および位相差素子2等からなる積層体の一端側から他端側に向けて(図中矢印参照)、当該積層体を積層方向の上下から加圧する貼合用ローラ31を走行させて、当該積層体についての貼合を行う。
このとき、貼合用ローラ31は、所定範囲に属する力で加圧を行い、かつ、所定範囲に属する速度で走行させる。
具体的には、図6(b)に示すように、最適条件エリアに属する加圧力で加圧を行い、かつ、当該最適条件エリアに属する速度で走行させる。加圧力が小さかったり、速度が大き過ぎたりすると、気泡等を巻き込む可能性が高くなるからである。
この最適条件エリアについては、実験等の経験則を通じて導き出すことが考えられる。図例では、後述する支持子32の上下位置(クリアランス)を0.4mmとした場合の貼合用ローラ31の加圧力と走行速度との関係を示している。ただし、上下位置は、貼り合せる位相差素子2の厚み、大きさ等に任意により調整が必要であり、それに伴って加圧力と走行速度との関係についても当然に異なったものとなる。
また、貼合用ローラ31を用いた加圧貼合に際しては、貼合用ローラ31による貼合位置よりも当該貼合用ローラ31の走行先となる積層体の他端側において、位相差素子2が画像表示パネル1に対して間隙を有するように、当該位相差素子2の端縁位置を保持する。
具体的には、図6(a)に示すように、位相差素子2の端縁位置を支持子32によって支持し、これにより画像表示パネル1と位相差素子2との間に隙を存在させる。そして、位相差素子2の端縁位置を貼合用ローラ31の走行状態に連動して移動させる。すなわち、貼合用ローラ31が支持子32に近づくのに伴って、画像表示パネル1と位相差素子2との間隙が小さくなるように、支持子32の位置を移動させる。
なお、貼合用ローラ31の走行およびこれに対する支持子32の連動を行う機構等については、公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその詳細な説明を省略する。
このような貼合用ローラ31を用いた加圧貼合を行えば、位相差素子2の一端を保持した支持子32の上下位置と貼合用ローラ31の走行速度とを連動させ、当該位相差素子2を反らせながら当該貼合用ローラ31により順次加圧して、当該貼合を行うことになる。したがって、貼合用ローラ31の走行先となる側には、常に気泡等の逃げ道が確保されることになるので、微細ゴミの混入や噛み込み泡を最小限にした上で、画像表示パネル1と位相差素子2等の積層体との貼り合わせを行うことができるようになる。
しかも、貼合用ローラ31による加圧力および走行速度についても、気泡等の巻き込みを抑制する上で最適化されたものとなっている。
したがって、上述した加圧貼合の結果得られる画像表示パネル1、接合剤層4および位相差素子2等の積層体については、各構成要素におけるうねり等に起因する平面性の劣った部分があっても、適正で均一な加圧条件で貼合されるので、局所的な隙間が生じたり、密着性や離間距離等が均一ではなくなったりすることがない。また、パネルサイズが大型化した場合であっても、気泡等の巻き込みが生じてしまうのを防止することができる。
以上のような貼合工程を経れば、少なくとも遮光層3の頂面と画像表示パネル1との間が接合剤層4を介して貼合されるが、当該遮光層3は当該画像表示パネル1における画像表示領域内に対しても配置されるので、当該接合剤層4による貼合箇所が当該画像表示領域内にも及ぶことになる。したがって、画像表示パネル1と位相差素子2との間が全面貼合される場合と略同様に、表示画像の画質劣化の要因となり得るモアレ現象やニュートンリング(干渉縞)等の発生を回避し得るようになる。
しかも、その場合であっても、接合剤層4が充填されない空間が存在することによって、貼合後における面内貼り合わせ応力分布状態の不均一さが緩和されることになり、遮光層3によって形成される凹凸の悪影響を排除し得るようになる。したがって、表示画像についての輝度ムラやコントラスト不均一等を招くこともなく、立体画像表示装置としての品質が十分に確保されることになる。
また、貼合作業等の煩雑化も抑制し得るので、当該貼合作業も簡便なものとすることも実現可能となる。
さらに、接合剤層4として、粘着剤によるものを用いれば、例えば接着剤を用いる場合に比べて、粘着剤自体のコストを低く抑えられる。さらには、粘着剤は接着剤のように固化するものではないため、接合剤層4自体が外部からの加重に対して緩衝性を有することになる。そのため、例えば液晶パネル1aに負荷が加わって割れが生じた場合にもガラス基板が飛散するのを防止でき、従来使用せざるを得なかった保護フィルム等が不要となるので、部品点数削減にも効果を挙げることが可能となる。さらにまた、接着剤やUV樹脂等のような固着接合ではないため、不具合時には剥がした後に再度貼り合わせるといったことも可能となり、その結果として貼合作業も容易に行い得るものとすることが実現可能となる。その上、接合剤層4を用いることから、例えば揮発性溶剤を含む接着剤を用いる場合に比べて、環境への悪影響も抑制し得ることが期待される。
なお、上述した実施の形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
本発明に係る立体画像表示装置の第一概略構成例を示す説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置の第二概略構成例を示す説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置の第三概略構成例を示す説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置の製造方法における位置決め工程の概要を示す説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置で用いる接合剤層の粘着剤保持力の一具定例を示す説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置の製造方法における貼合工程の一具体例を示す説明図であり、貼合用ローラを用いた加圧貼合の具体例を示す図である。 従来の立体画像表示装置の基本的な概略構成例を示す説明図である。
符号の説明
1…画像表示パネル、2…位相差素子、2a…右目用画像表示部、2b…左目用画像表示部、2c…支持基材、3…遮光層、4…粘着剤層、13…撮像装置、14…光源、15…偏光板、31…貼合用ローラ、32…支持子

Claims (9)

  1. 右目用画像と左目用画像とを面内で規則的に混在させて表示する画像表示パネルと、
    前記右目用画像と前記左目用画像を互いに異なる偏光状態となるように偏光を行う前記右目用画像に対応する右目用画像表示部および前記左目用画像に対応する左目用画像表示部とを有する位相差素子と、
    前記位相差素子における前記右目用画像表示部と前記左目用画像表示部との境界を含む領域部分のみに前記画像表示パネルの側に向けて凸設された遮光層と、
    少なくとも前記遮光層の頂面と前記画像表示パネルとの間に介在して当該画像表示パネルと当該遮光層および前記位相差素子とを互いに貼合する接合剤層と
    を備える立体画像表示装置。
  2. 前記接合剤層は、前記遮光層の頂面と前記画像表示パネルとの間を含むパネル面内の全域に一様の厚さで介在している
    請求項1記載の立体画像表示装置。
  3. 前記接合剤層は、透明ゲル状のアクリル系の粘着剤からなり、層厚が0より大きく25μm以下に形成され、40℃での貼合後保持力が8〜20N/20mmである
    請求項2記載の立体画像表示装置。
  4. 右目用画像に対応する右目用画像表示部および左目用画像に対応する左目用画像表示部を有するとともに当該右目用画像表示部と当該左目用画像表示部が互いに異なる偏光状態を実現するように構成された位相差素子に対して、当該右目用画像表示部と当該左目用画像表示部との境界を含む領域部分のみに対応するように、遮光層を凸設する遮光層形成工程と、
    前記右目用画像と前記左目用画像とを面内で規則的に混在させて表示する画像表示パネルと、少なくとも前記遮光層の頂面との間に、接合剤層を介在させて、当該画像表示パネルと当該遮光層および前記位相差素子とを互いに貼合する貼合工程と
    を含む立体画像表示装置の製造方法。
  5. 前記貼合工程では、前記遮光層の頂面と前記画像表示パネルとの間を含むパネル面内の全域に一様の厚さで前記接合剤層を介在させる
    請求項4記載の立体画像表示装置の製造方法。
  6. 前記貼合工程では、前記接合剤層として、透明ゲル状のアクリル系の粘着剤からなり、層厚が0より大きく25μm以下に形成され、40℃での貼合後保持力が8〜20N/20mmであるものを用いる
    請求項5記載の立体画像表示装置の製造方法。
  7. 前記貼合工程では、
    前記位相差素子、前記遮光層、前記接合剤層および前記画像表示パネルからなる積層体の一端側から他端側に向けて、当該積層体を積層方向の上下から所定範囲に属する力で加圧する貼合用ローラを所定範囲に属する速度で走行させて、当該積層体についての貼合を行い、
    当該貼合に際して、前記貼合用ローラよりも前記他端側にて前記位相差素子および前記遮光層が前記画像表示パネルに対して間隙を有するように、当該位相差素子の前記他端側における端縁の位置を保持するとともに、前記端縁の位置を前記貼合用ローラの走行状態に連動して移動させる
    請求項6記載の立体画像表示装置の製造方法。
  8. 前記遮光層形成工程に先立ち前記位相差素子と前記遮光層との平面的な位置合わせを行う位置決め工程を含むとともに、
    前記位置決め工程では、前記位相差素子の一方の側に配された光源からの照射光を、当該光源と当該位相差素子との間に配された偏光板を介して当該位相差素子に到達させ、当該位相差素子を透過した光を当該位相差素子の他方の側に配された撮像装置で撮像することで、当該位相差素子における前記右目用画像表示部と前記左目用画像表示部との境界を認識する
    請求項7記載の立体画像表示装置の製造方法。
  9. 前記貼合工程に先立ち前記積層体の構成要素についての平面的な位置決めを行う位置決め工程を含むとともに、
    前記位置決め工程では、前記積層体の一方の側に配された光源から、前記積層体を構成する前記画像表示パネルにおける光透過率が最小となる状態にあっても当該画像表示パネルを透過する光量の照射光を出射して、当該積層体を透過した光を当該積層体の他方の側に配された撮像装置で撮像することで、当該積層体における各構成要素の平面的な位置を認識する
    請求項7記載の立体画像表示装置の製造方法。
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