JP2010030205A - 液体供給装置、液体吐出装置、及び液体吐出装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】供給されたインクをノズル21から吐出可能なラインヘッド20と、ラインヘッド20によって吐出されるインクを貯留したインクカートリッジ30と、インクカートリッジ30に貯留されているインクを移送するための移送ポンプ50と、移送ポンプ50によって移送されたインクをラインヘッド20に供給する前で一時的に貯留するサブタンク40と、サブタンク40内に貯留されたインクが一定量以上になったときに、サブタンク40からインクカートリッジ30にインクを戻すように配管された戻り管86とを有する。
【選択図】図9
Description
本発明の請求項1に記載の発明は、液体の消費対象に供給する液体を貯留した液体タンクと、前記液体タンクに貯留されている液体を移送するための移送ポンプと、前記移送ポンプによって移送された液体を前記消費対象に供給する前で一時的に貯留する補助タンクと、前記補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときに、前記補助タンクから前記液体タンクに液体を戻すように配管された戻り管とを有する液体供給装置である。
上記の請求項1に記載の発明は、液体タンクに貯留されている液体が移送ポンプによって移送され、消費対象に供給する前で一時的に補助タンクに貯留される。そして、補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときは、戻り管によって補助タンクから液体タンクに液体が戻される。そのため、液体をその消費対象に供給する液体供給装置において、消費対象への液体の移送経路上にある補助タンク内の液体が一定量以上になることはない。
上記の請求項3に記載の発明は、液体タンクに貯留されている液体が移送ポンプによって移送され、液体吐出ヘッドに供給する前で一時的に補助タンクに貯留される。そして、補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときは、戻り管によって補助タンクから液体タンクに液体が戻される。そのため、液体吐出ヘッドのノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、液体吐出ヘッドへの液体の移送経路上にある補助タンク内の液体が一定量以上になることはない。その結果、液体吐出ヘッド内の液体の圧力は、補助タンク内の液面高さに応じた適正な範囲に維持される。
上記の請求項8に記載の発明は、液体タンクに貯留されている液体が移送ポンプによって移送され、液体吐出ヘッドに供給する前で一時的に補助タンクに貯留される。そして、移送ポンプを駆動する駆動時間tは、液体吐出ヘッド内の液体を負圧に維持できる補助タンク内の液体の変化量Qを移送ポンプの単位時間当たりの液体の移送量Vで除した値(Q/V)以上としている。また、補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときは、戻り管によって補助タンクから液体タンクに液体が戻される。そのため、液体吐出ヘッドのノズルから液体が吐出され、補助タンク内の液体が消費されても、補助タンクに液体が適正に補充される。しかも、補充によって補助タンク内の液体が一定量以上になることはない。その結果、液体吐出ヘッド内の液体の圧力は、大気圧に対して適正な範囲の負圧に維持される。
なお、以下の実施形態では、本発明の液体供給装置及び液体吐出装置として、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)の4色のインク(液体)をラインヘッド20(本発明における消費対象及び液体吐出ヘッドに相当するもの)に供給して吐出するカラー対応のインクジェットプリンタ10を例に挙げて説明する。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、サイズの異なる3種類の記録用紙100をそれぞれ別々に収容可能な給紙トレイ11a,11b,11cと、印画するサイズに応じて給紙トレイ11a,11b,11cのいずれかから選択的に記録用紙100を給紙する給紙ユニット12と、給紙された記録用紙100に対して印画を行なうラインヘッド20と、非印画時にラインヘッド20のインク吐出面を覆って保護するヘッドキャップ22と、印画された記録用紙100を排紙する排紙ユニット13と、排紙された記録用紙100を収容する排紙トレイ14とを備えている。なお、ヘッドキャップ22は、開閉装置(図示せず)によってラインヘッド20のインク吐出面を密閉可能なものである。
図2に示すように、インクジェットプリンタ10は、吐出するインクの種類(Y,M,C,Kの各色)に応じて、複数(4つ)のラインヘッド20、インクカートリッジ30、サブタンク40、及び移送ポンプ50を有している。また、各サブタンク40から各インクカートリッジ30に各インクを戻すように配管された複数(4つ)の戻り管86と、各移送ポンプ50によって移送された各インクを各ラインヘッド20に供給するように配管された複数(4つ)の供給管87と、各ラインヘッド20によって消費されなかった各インクを各ラインヘッド20から排出するように配管された複数(4つ)の排出管88とを有している。さらにまた、各インクカートリッジ30から各移送ポンプ50に向かう流路と各排出管88から各移送ポンプ50に向かう流路とを切換え可能な複数(4つ)の3方弁60と、各インクの移送経路を変更可能な複数(4つ)の逆止弁アレイ70とを有している。
図3に示すように、インクジェットプリンタ10は、ラインヘッド20、インクカートリッジ30、サブタンク40、移送ポンプ50、3方弁60、及び逆止弁アレイ70を有している。そして、これらは、4色のインク(Y,M,C,K)ごとにそれぞれ設けられている。ただし、各移送ポンプ50は、共通の1つの駆動モータ51(本発明における駆動源に相当するもの)によって同時に駆動される。具体的には、各移送ポンプ50は、チューブポンプであり、1つの駆動モータ51によって各移送ポンプ50の弾性チューブを連続的に弾性変形させてインクを移送できる。また、各3方弁60は、共通の1つの作動源(図示せず)によって切換えできる。そのため、小型で安価なインクジェットプリンタ10を実現できる。
図4に示すように、ラインヘッド20は、半導体基板23にバリア層24を積層し、このバリア層24に、ノズル21を形成したノズルシート25を貼り合わせて構成したものである。そして、半導体基板23に複数の発熱抵抗体26が一定間隔で一方向に析出形成されており、発熱抵抗体26を囲む半導体基板23とバリア層24とノズルシート25とによってインク液室27が形成されている。
また、図6は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における逆止弁アレイ70を示す断面図であり、ヘッドキャップ22(図3参照)に吸引されたインクを循環させる状態を示している。
また、図8は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、サブタンク40へのインク充填途中の状態を示すものである。
さらにまた、図9は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、サブタンク40へのインク充填終了時の状態を示すものである。
また、図11は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、ラインヘッド20へのインク供給途中の状態を示すものである。
さらにまた、図12は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、ラインヘッド20へのインク供給終了時の状態を示すものである。
図13に示すように、インクジェットプリンタ10は、ラインヘッド20のノズル21から記録用紙100に向けてインク滴を吐出し、印画を行なう。そのため、吐出されたインク滴と同量のインクがサブタンク40からラインヘッド20に供給される。また、サブタンク40に対しては、インクカートリッジ30からインクが補充される。
図14に示すグラフにおいて、圧力範囲Δhは、ノズル21(図13参照)からのインクの漏れを防止しつつ安定的にインクを吐出可能な最小許容負圧と最大許容負圧との間の範囲を意味する。そのため、大気圧に対するラインヘッド20内のインクの圧力は、Δhの範囲内の負圧に維持する必要がある。また、T=移送ポンプ50駆動間隔、t及びt’=移送ポンプ50駆動時間である。
図15(A)に示すように、インクジェットプリンタ10によって印画(インクの吐出)を行なうと、4色のインク(Y,M,C,K)の消費量の違いにより、サブタンク40(Y)、サブタンク40(M)、サブタンク40(C)、及びサブタンク40(K)ごとにインクの液面高さが変わってくる。そして、このまま印画を続行すると、一番多くインクが消費されているサブタンク40(K)では、図14(A)に示す(b’)の状態のように、水頭差圧hが最大許容負圧を越えてΔhの範囲外となってしまう。
また、図17は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、ラインヘッド20内のインク中の気泡を除去する状態を示すものである。
また、図19は、本実施形態のインクジェットプリンタ10における印画部の1色分の配管系を示す概念図であり、ノズル21近傍のインク中の気泡を除去する状態を示すものである。
(1)本実施形態では、液体供給装置及び液体吐出装置として、印画幅分のラインヘッド20を備えるインクジェットプリンタ10を例に挙げた。しかし、このようなインクジェットプリンタ10に限らず、シリアルヘッド方式のインクジェットプリンタでもよい。また、各種の液体を吐出する他の液体吐出装置(例えば、染め物に対して染料を吐出する液体吐出装置等)にも広く適用できる。
15 着脱台座(タンク装着部)
20 ラインヘッド(消費対象及び液体吐出ヘッド)
20a 供給口
20b 排出口
21 ノズル
22 ヘッドキャップ
30 インクカートリッジ(液体タンク)
40 サブタンク(補助タンク)
41 大気開放弁
50 移送ポンプ
51 駆動モータ(駆動源)
60 3方弁
70 逆止弁アレイ
71 第1入口
72 第2入口
73 第1出口
86 戻り管
87 供給管
88 排出管
93 フィルタ
Claims (8)
- 液体の消費対象に供給する液体を貯留した液体タンクと、
前記液体タンクに貯留されている液体を移送するための移送ポンプと、
前記移送ポンプによって移送された液体を前記消費対象に供給する前で一時的に貯留する補助タンクと、
前記補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときに、前記補助タンクから前記液体タンクに液体を戻すように配管された戻り管と
を有する液体供給装置。 - 請求項1に記載の液体供給装置において、
前記移送ポンプに接続されて液体を移送する移送管と、
前記移送管及び前記戻り管が接続されるとともに、前記液体タンクを着脱自在に装着可能なタンク装着部と
を有する
液体供給装置。 - 供給された液体をノズルから吐出可能な液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドによって吐出される液体を貯留した液体タンクと、
前記液体タンクに貯留されている液体を移送するための移送ポンプと、
前記移送ポンプによって移送された液体を前記液体吐出ヘッドに供給する前で一時的に貯留する補助タンクと、
前記補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときに、前記補助タンクから前記液体タンクに液体を戻すように配管された戻り管と
を有する液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記ノズルから吐出する液体の種類に応じてそれぞれ設けられた複数の前記液体吐出ヘッド、複数の前記液体タンク、複数の前記移送ポンプ、複数の前記補助タンク、及び複数の前記戻り管を有する
液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置において、
複数設けられた各前記移送ポンプを同時に駆動できる1つの駆動源を有する
液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記補助タンク内の気体を大気に開放するための大気開放弁を有する
液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記補助タンクは、大気圧に対する前記液体吐出ヘッド内の液体の圧力を、前記ノズルからの液体の漏れを防止しつつ安定的に液体を吐出可能な範囲内の負圧に維持できるように、前記ノズルよりも下方に設置されている
液体吐出装置。 - 供給された液体をノズルから吐出可能な液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドによって吐出される液体を貯留した液体タンクと、
前記液体タンクに貯留されている液体を移送するための移送ポンプと、
前記移送ポンプの駆動を制御するための制御装置と、
前記移送ポンプによって移送された液体を前記液体吐出ヘッドに供給する前で一時的に貯留し、前記液体吐出ヘッド内の液体の圧力を負圧にするために、前記ノズルよりも下方に設置された補助タンクと、
前記補助タンク内に貯留された液体が一定量以上になったときに、前記補助タンクから前記液体タンクに液体を戻すように配管された戻り管と
を有し、
前記移送ポンプを駆動する駆動時間をt、前記移送ポンプの単位時間当たりの液体の移送量をV、大気圧に対する前記液体吐出ヘッド内の液体の圧力を、前記ノズルからの液体の漏れを防止しつつ安定的に液体を吐出可能な範囲内の負圧に維持できる前記補助タンク内の液体の変化量をQとしたとき、前記制御装置により、t≧(Q/V)となるように前記移送ポンプを駆動する
液体吐出装置の制御方法。
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