JP2010022911A - プレコート鋼板の製造方法およびその製造方法により製造されたプレコート鋼板。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/m2の範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/m2の範囲内である
【選択図】図1
Description
水性塗料が主成分の一つとして含む水性樹脂には、樹脂そのものが水溶性である水溶性樹脂、および水に対して不溶性であるがエマルジョンやサスペンジョンのように樹脂が水中に分散した状態を所定の期間維持できる水分散性樹脂が含まれる。
(1)亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/m2の範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/m2の範囲内であることを特徴とするプレコート鋼板の製造方法。
1.第一の皮膜形成工程
(1)処理液
本発明に係る第一の皮膜形成工程では、次の水溶性の処理液を用いる。
具体的には以下の(i)〜(v)のような組成のものが例示される。
(ii)エポキシ基を有するもの:3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロへキシル)エチルトリメトキシシラン;
(iii)ビニル基を有するもの:ビニルトリエトキシシラン;
(iv)メルカプト基を有するもの:3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン;
(v)メタクリロキシ基を有するもの:3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン。
シランカップリング剤(c)を含有させる場合、水溶性フェノール樹脂(a)との合計量に対するシランカップリング剤(c)の含有量が10%〜90%となる割合とすることが好ましく、より好ましくは20%〜50%である。シランカップリング剤(c)の含有量が10%より少ない場合には、皮膜の基材(亜鉛めっき鋼板)表面との接着力が低下するため、耐食性、塗装性が不十分になることがある。逆に、シランカップリング剤(c)の含有量が90%より多いと、処理液の成膜性が低下し、処理した亜鉛系めっき鋼板の耐食性、上塗り塗装性が不十分となることがある。
第一の皮膜形成工程により表面処理される亜鉛系めっき鋼板は、任意の亜鉛めっき鋼板または亜鉛合金めっき鋼板でよい。めっきとしては、溶融亜鉛めっき、溶融Zn−5%AlおよびZn-55%Al亜鉛合金めっき、合金化溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっきならびに電気Zn−Ni合金めっきが例示される。めっき付着量も特に制限されず、通常の範囲(例、10〜100g/m2)でよい。上層が亜鉛系めっきであれば、複層めっき鋼板も使用できる。亜鉛系めっき鋼板が両面めっきである場合には、両面のめっき面を本発明の処理液で処理してもよいし、片面だけを処理してもよい。
本発明に係るプレコート鋼板の処理対象部材(基材)である亜鉛系めっき鋼板は、本発明の処理液で表面処理する前に、当業者に周知の適当な前処理を施して、表面を清浄にしておくことが好ましい。例えば、前処理として、亜鉛系めっき鋼板の表面を脱脂および水洗することができる。
本発明の処理液から形成された第一の皮膜(下層皮膜)の付着量は0.01〜1g/m2の範囲とする。0.1〜0.5g/m2であれば特に好ましい。第一の皮膜(下層皮膜)の付着量が1g/m2を超えると、第一の皮膜(下層皮膜)の密着性、および耐食性の効果が飽和してしまう。また、生産性の観点から、付着量は少なければ少ないほど好ましい。なお、曲げ加工性を向上させることが求められる場合には、第一の皮膜(下層皮膜)の付着量を少なめ、具体的には0.3g/m2未満に設定することが好ましい。ただし、付着量が0.01g/m2未満の場合には、皮膜の耐食性が低下してしまう。
本発明に係る第二の皮膜形成工程では、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を用いる。
一般に、水性樹脂としては、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン−カルボン酸系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリオキシアルキレン鎖を有する樹脂、ポリビニルアルコール、ポリグリセリン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどが挙げられるが、これらの中でも、本発明に係る第二の皮膜形成工程では、ウレタン系の水性樹脂を用いる。
ポリエステルポリオール化合物は有機酸とポリオールとのエステル反応によって得られるものである。ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、3−メチルペンタンジオール、ヘキサメチレングリコール、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、およびグリセリン等の低分子量ポリオールが例示される。一方、有機酸としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、およびヘキサヒドロフタル酸等の多塩基酸との反応によって得られるものであって、その末端にヒドロキシル基を有するものが例示される。
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性樹脂が含有する着色顔料(B)は特に限定されず、いかなる材料を用いてもよい。具体的には、上層皮膜中の着色顔料(B)は、カーボンブラック、酸化チタン、黒鉛、酸化鉄、コバルトブラック、弁柄、チタンイエロー、アルミニウム顔料、パール、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、亜鉛華、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、コバルトブルーが例示される。このうち望ましいものはカーボンブラック、チタニア、アルミ、パールである。
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性樹脂は、その他の含有成分として、ワックス、体質顔料、防錆顔料、界面活性剤、消泡剤、増粘剤や、皮膜の性能を多様にするための硬化剤、ビーズ、ブロックイソシアネート系架橋剤などの架橋剤、艶消し剤等を適宜含有させることができる。これらのその他の成分全体の含有量は、第二の皮膜(上層皮膜)の全皮膜形成成分に対する割合として40質量%以下、好ましくは1〜20質量%である。
防錆顔料としては、リン酸系、シリカ系、モリブデン系、およびタングステン系が例示される。
なお、上記の水性塗料が含有するこれらのいずれも成分もクロム系材料を含まないようにすれば、環境への影響を最小限に抑えることができ、好ましい。
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性塗料の溶媒の主成分は水であるが、分散性を向上させるなどの観点から、アルコール、エーテル、ケトン、アミンなどの極性有機溶媒を用いてもよい。その含有量の上限は、得られた第二の皮膜の特性に悪影響を及ぼさない範囲で、塗料成分に応じて適宜決定される。溶媒に有機溶媒を含有させる場合の典型的な含有量は、全溶媒に対する比率として10〜20質量%である。
本発明に係る第二の皮膜形成工程では、水性樹脂を、ロールコータ法、スプレー法、浸漬(ディッピング)法、スピンコート法、カーテンフローコート法など、任意の適当な方法で塗布することで実施することができる。塗布は0〜50℃程度の温度で行うことが好ましい。
本発明に係る第二の皮膜(上層皮膜)の付着量は5g/m2以上であることが望ましく、8g/m2以上であれば特に望ましい。5g/m2未満の場合には、付着量が若干変動したときの外観の変動、特に色差が大きくなるため、製造上厳しい付着量管理が求められるようになり、生産性の低下をもたらすおそれがある。また、第二の皮膜(上層皮膜)の付着量の上限は25g/m2とすることが好ましい。付着量が25g/m2を超えると、二次密着性の低下や塗装コストの上昇を招く傾向があるからである。
本発明のプレコート鋼板は、上記の複合皮膜が形成される面(おもて面)と反対の面、すなわちうら面のめっき皮膜の上に表面処理が施されていてもよい。このとき、その処理液が上記の第一の皮膜形成工程における処理液であって、その工程の製造方法と同一の製造方法によって第一の皮膜(下層皮膜)と同一の皮膜を備えてもよい。この処理液、製造方法および付着量については、基本的に前述のとおりであるから説明を省略する。
1.試験板の作製
(1)供試材
下記に示した市販の両面亜鉛めっき鋼板を供試材として使用した。なお、供試材のサイズは200mm×300mmである。
板厚0.6mm、目付量=20/20(g/m2)
・溶融亜鉛めっき鋼板(GI)
板厚0.6mm、目付量=60/60(g/m2)
・合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)
板厚0.6mm、目付量=60/60(g/m2)
上記の各供試材を、アルカリ脱脂剤(日本パーカライジング株式会社製 ファインクリーナー4480)で脱脂処理後、水道水で洗浄した。
上記の脱脂処理を経た供試材のおもて面およびうら面に、下記の組成を備えるフェノール樹脂系の処理液を室温にてバーコーターを用いて塗布し、PMT(製造時における試験板の最高到達温度、以下「到達板温」という。)が100℃(一部の供試材については到達板温を変化させて乾燥を行った。)なるようにしつつ40秒間乾燥させて、フェノール樹脂を含むおもて面下層皮膜(第一の皮膜)およびうら面皮膜を形成した。
・水溶性樹脂:フェノール樹脂(ビスフェノール型の反復単位の構造を有する)
・チタン化合物:チタンフッ化水素酸(含有量:処理液1kgあたり10mmol)
・シランカップリング剤:3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
・りん酸:pH調整用
上記の工程により双方の面に皮膜が形成された鋼板に、表1に記載の水性ウレタンディスパージョン樹脂(Alberdingk Boley GmbH製 U6100)、ならびにアルミペースト、カーボンブラック、および/またはチタニアを水に分散させて作製した水性塗料を、バーコーターを用いて塗布した。
なお、一部の供試材についてはPMTを変化させて熱処理を行った。また、おもて面上層皮膜(第二の皮膜)の付着量は、塗装サンプルの所定面積の上層皮膜をリムーバー(神東塗料株式会社製 特殊リムーバー)により剥がし、脱膜前後の重量変化により算出した。
(1)塗装外観
ハンター式色差計(ミノルタ株式会社製:CR−300)を用いてL,a,bの値を測定し、基準となるサンプルのL,a,bの値をL0,a0,b0、測定サンプルのL,a,bの値をLx,ax,bxとしたとき、測定サンプルの色差ΔEを以下の式により求めた。
このΔEの計測は、付着量が1g/m2異なるプレコート鋼板を用意し、付着量の多いほうを基準用のサンプルとして行った。これらの鋼板を区別するために、測定用サンプルをNo.1、基準用サンプルをNo.1R、のように規定した。
○:色差ΔEが1.00以下 (良好)
×:色差ΔEが1.00を超える (不芳)
作製したプレコート鋼板を沸騰水に浸漬し、2時間後に取り出し、1mmマスの碁盤目を100個(縦10個×横10個)カッターナイフで作製し、エリクセン張り出し試験器で7mm張り出した後、テープ剥離試験(テープ:ニチバン株式会社製 CT−24)を行い、残存マス数を調べて、下記のように評価した。
○:剥離のあるマスが10個以下 (良好)
×:剥離のあるマスが10個を超過 (不芳)
JIS K5400に規定されている密着曲げ試験(以下、「常温0T試験」という。)を各プレコート鋼板について行い、常温での0Tでのクラック数で評価した。観察はルーペ(倍率:10倍)で行い、下記のように評価した。
○:クラックの個数が5個以下 (良好)
×:クラックの個数が5個を超過 (不芳)
○:テープ面への皮膜の付着無し(剥離無し、特に良好)
△:テープ面への皮膜の付着が部分的に有り(部分的に剥離有り:良好)
×:テープ面への皮膜の付着がほぼ全面に有り(全面剥離有り:不芳)
なお、△と×とのしきい値となる剥離面積率は約30%とした。
作製したプレコート鋼板の端面をシール後、35℃にて5%塩水噴霧試験を120時間実施した。観察は目視により下記のように評価した。
○:白錆発生無し (特に良好)
△:白錆発生 10%未満 (良好)
×:白錆発生 10%以上 (不芳)
導電性を評価するために、図1に示す装置を用いて表面抵抗値を測定した。図1に示されるように、ほぼ直方体のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のブロックに所定の間隔(本実施例では60mm)で離間した2本の平行な溝を形成し、その溝に、部分的にPTFEブロックに埋設されるようにほぼ直方体の銅製のブロックが設置・固定されている。この2つの銅ブロックには、それぞれPTFEブロックの溝と平行な溝が設けられており、その溝に、金属メッシュを絶縁材に巻きつけたガスケット(フォーム化成株式会社製 EGUN1―0707)が銅ブロックに部分的に埋設されるように設置・固定されている。また、銅ブロックのそれぞれについて、リード線の一方の端部がはんだ付けされており、各リード線の他方の端部はマルチメーター(横河電機株式会社製 DIGITAL MULTIMETER 734 01)に接続されている。
この接触状態において
○:表面抵抗値が5Ω以下 (特に良好)
△:表面抵抗値が10Ω以下 (良好)
×:表面抵抗値が10Ωを超える (不芳)
うら面についても耐食性の評価を行った。作製したプレコート鋼板の端面をシール後、35℃にて5%塩水噴霧試験を120時間実施した。観察は目視により下記のように評価した。
○:赤錆発生無し(良好)
×:赤錆発生あり (不芳)
上記の評価を行った結果を表2〜6に示す。
No.1から11における処理対象鋼板は電気亜鉛めっき鋼板(EG)とした。これらについて色差測定をしたところ、No.1のΔEが1.37であり、No.2〜6はいずれもΔEが1.00以下であった。
曲げ加工性については、おもて面の下層付着量が1.0g/m2以下では良好だが、1.0g/m2を超える場合(No.9、9R)には不具合を生じた。
おもて面上層の到達板温を160℃に固定した場合における、曲げた部分のテープ剥離試験(常温1TT試験)の結果を表3に示す。いずれも常温0T試験では良好であるが、おもて面下層付着量および下層の到達板温を勘案すると、おもて面下層付着量が0.3g/m2未満にすることで、常温1TT試験で皮膜の剥離のない良好なサンプル、すなわち折り曲げ加工性に特に優れたものが得られることが確認された。また、おもて面下層の到達温度が70〜95℃の範囲であれば常温1TT試験で皮膜の剥離のない良好なサンプル、すなわち折り曲げ加工性に優れるものが比較的安定に得られることが確認された。
おもて面下層および下層の到達板温を100℃に固定した場合における、二次密着性試験および常温1TT試験の結果を表4に示す。上層の到達板温が120℃未満の場合には二次密着性が不芳となり、220℃を超えると、常温1TT試験で皮膜の剥離が認められることが確認された。
おもて面下層皮膜をアクリルオレフィン樹脂からなるものとして、おもて面上層の到達板温を160℃に固定した場合における、曲げた部分のテープ剥離試験(常温1TT試験)の結果を表5に示す。この場合には、下層の到達板温によらず、いずれの場合も二次密着性が不芳であって、おもて面下層皮膜と上層皮膜との間における化学的な相互作用が、フェノール系樹脂を用いた場合よりも発生していないことが推測された。
おもて面下層皮膜に用いたものと同じフェノール樹脂を含む処理液を用いて、おもて面下層皮膜を形成したときと同じ製造方法で、うら面上に皮膜を形成した。こうして皮膜が形成されたうら面について、耐食性評価および表面抵抗値の測定を行った。その結果を図6に示す。うら面の耐食性および表面抵抗値の双方について優れた特性を得るためには、うら面の付着量に好適な範囲が存在することが確認された。
Claims (9)
- 亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、
当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、
当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、
前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/m2の範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/m2の範囲内であること
を特徴とするプレコート鋼板の製造方法。 - 前記第一の皮膜形成工程における処理液が、シランカップリング剤(c)を、水溶性フェノール樹脂(a)との合計量に対して10〜90質量%の量でさらに含有する、請求項1記載のプレコート鋼板の製造方法。
- 前記第一の皮膜形成工程における処理液中のチタン化合物(b)の含有量が処理液1kg当たり0.0010モル以上である請求項1または2記載のプレコート鋼板の製造方法。
- 前記第二の皮膜の着色顔料(B)の含有量が1〜40質量%である、請求項1から3のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
- 前記第一の皮膜形成工程における処理液のpHが2〜6.5である、請求項1から4のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
- 前記第一の皮膜形成工程における処理液中の全皮膜形成成分と溶媒との質量比が、溶媒/全皮膜形成成分として5〜40である、請求項1から5のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
- 請求項1から6のいずれかに記載された製造方法により製造された第一の皮膜と第二の皮膜とからなる複合皮膜を有することを特徴とするプレコート鋼板。
- 亜鉛系めっき鋼板を基材とし、
当該基材のおもて面のめっき皮膜の上に形成された、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない、付着量0.01〜1g/m2の第一の皮膜と、
当該第一の皮膜の上に形成された、全皮膜形成成分に対して、40〜90質量%のウレタン系水性樹脂(A)および1〜40質量%の着色顔料(B)を含有し、クロムを含有しない、付着量5〜25g/m2の第二の皮膜と、
前記基材のうら面のめっき皮膜の上に形成された、クロムを含まず、表面抵抗が10Ω以下である導電性皮膜とを備えること
を特徴とするプレコート鋼板。 - 前記導電性皮膜が、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、その付着量が0.1〜1g/m2である請求項8記載のプレコート鋼板。
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