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JP2010022911A - プレコート鋼板の製造方法およびその製造方法により製造されたプレコート鋼板。 - Google Patents

プレコート鋼板の製造方法およびその製造方法により製造されたプレコート鋼板。 Download PDF

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JP2010022911A
JP2010022911A JP2008185224A JP2008185224A JP2010022911A JP 2010022911 A JP2010022911 A JP 2010022911A JP 2008185224 A JP2008185224 A JP 2008185224A JP 2008185224 A JP2008185224 A JP 2008185224A JP 2010022911 A JP2010022911 A JP 2010022911A
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JP2008185224A
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Katsumi Okada
克己 岡田
Yasuaki Kawamura
保明 河村
Osamu Hiraoka
修 平岡
Michiyasu Takahashi
通泰 高橋
Masamitsu Matsumoto
雅充 松本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

【課題】上層皮膜が水性塗料からなる場合であっても、意匠性および密着性に優れたプレコート鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】 亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/m2の範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/m2の範囲内である
【選択図】図1

Description

本発明は、意匠性かつ密着性に優れたプレコート鋼板の製造方法およびその製造方法により製造されたプレコート鋼板に関し、特に家電製品等の筐体、電子機器用備品等の分野で使用されるものに関する。
プレコート鋼板は、家電製品、家具、建材等の外板として用途が広まってきており、従来の成形加工後に塗装するポストコートに代わる技術である。プレコート鋼板は、ポストコートと異なり、塗装後に成形加工されることから、塗膜伸びの生じた部位の塗膜割れや、剥離が生じないことが求められる。
プレコート鋼板の基本構成は次のようになっている。亜鉛めっき鋼板などの鋼板上に防錆機能を有する下地処理を行い、その上に下層皮膜を形成し、さらにその上に上層皮膜を形成する。このうち下層皮膜は、耐食性や耐摩耗性を有するような添加剤が含まれる場合が多く、さらに、上層皮膜の塗装状態を良好にするために、鋼板の粗さを吸収するため所定の厚みを有している場合が多い。一方の上層皮膜は、最外層として様々な機能が求められ、具体的には、耐食性、耐指紋性、潤滑性、溶接性、耐摩耗性等が挙げられる。これらの機能を実現するために、基剤となる樹脂に加え、防錆剤、潤滑剤、硬化剤、顔料などについて、適切なバランスで含有させることが必要となる。
上記の構成を備えるプレコート鋼板において、防錆機能や耐食性を実現するために、下地処理にはクロメート処理が主に使用され、下層皮膜にもクロム系防錆顔料が使用されてきた。しかしながら、近年、WEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)やRoHS(Restriction of the use Hazardous Substances)等の規制など環境問題の高まりから、6価クロムやそれを還元して得られる3価クロムを含む皮膜が形成されるクロメート処理を施した製品や、防錆剤としてクロム系防錆顔料を使用した製品が、ユーザーから敬遠される傾向にある。
こうしてクロムフリーのプレコート鋼板が開発されるようになってきた。例えば、特許文献1には、水性樹脂100重量部、シランカップリング剤0.1〜3000重量部を含有する皮膜層を下地処理層として有し、さらにその上に着色された皮膜層を上層として有するプレコート金属板が開示されている。
特開2000−265282号公報
特許文献1が開示する下地処理層は水性樹脂を有している点でも環境に優しいといえるが、本発明者の調査によると、特許文献1に係る下地処理層では、上層皮膜が水性樹脂の場合には、意匠性および密着性、特に二次密着性(評価方法等詳細は後述。)に優れたプレコート鋼板を得ることが困難であることが明らかになった。
実際、上層皮膜が水性樹脂を含む塗料(以下、「水性塗料」という。)からなるプレコート鋼板はおもに内部部品で使用され、意匠性(外観の美麗さ)が要求される様な家電製品、家具、建材等の外板などの箇所に適用することはまれである。また、自動車用鋼板では、極めて高い意匠性に加え、10年以上の大気暴露環境に耐える高い密着性が必要とされており、このために水性塗料を用いて膜厚が数十μmの塗装がされている。しかしながら、その殆どがポストコート法によるものであり、プレコート鋼板は実質的に採用されていない。
そこで、本発明は、上層皮膜が水性塗料からなる場合であっても、プレコート鋼板として求められる基本特性(耐食性、折り曲げ加工性など)を確保しつつ、家電品の筐体の外装などの意匠性が求められる用途に使用でき、さらに高い密着性を有するプレコート鋼板およびプレコート鋼板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するにあたって、まず、上層皮膜が水性塗料からなるプレコート鋼板がおもに内部部品で使用される理由について検討した。
水性塗料が主成分の一つとして含む水性樹脂には、樹脂そのものが水溶性である水溶性樹脂、および水に対して不溶性であるがエマルジョンやサスペンジョンのように樹脂が水中に分散した状態を所定の期間維持できる水分散性樹脂が含まれる。
水性塗料は、環境対応の観点から、従来の溶剤系塗料に代わるものとして開発が盛んに行われている。水性塗料の利点としては、溶剤系塗料が引きおこす中毒、障害等の人体への影響を軽減すること、さらに設備面からインシネレーターへの負荷軽減、地球温暖化を及ぼす炭酸ガスの排出量抑制など環境への負荷軽減などが挙げられる。
水性塗料が上層皮膜として用いられるためは、耐食性、耐指紋性、潤滑性、溶接性等の様々の性能に応える必要がある。このため、上記の水性樹脂に加え、多量のシリカ、防錆剤、潤滑剤等を含有する場合が多い。これらの多くは水に対して不溶性であるから、水分散性樹脂の場合と同様に、塗料中に分散させる必要がある。特に、外装筐体などに適用できるように意匠性をも実現するためには、この塗料中への分散均一性を高める必要がある。
しかも、重要なこととして、塗料中で水性樹脂などが均一に分散していたとしても、溶媒が蒸発して塗装膜となる過程においても均一性を維持できなければ、塗装膜にムラを引き起こすこととなる。このムラは意匠性を低下させるばかりでなく、密着性の低下をも引き起こしてしまう。
このように、意匠性を求め、かつ高い密着性を求める用途に水性塗料を使用できるようにするためには、塗料の状態での均一性と下層皮膜上に塗布されてから塗装膜となるまでの間の均一性とが求められる。
本発明者は、後者の均一性に着目して実験を重ねた結果、この均一性を実現するためには、上層皮膜に合わせて下層皮膜の特性を適切に設定することが重要であり、上層皮膜と下層皮膜との間の化学的な相互作用を十分に考慮した製造方法を設定することが必要であるとの知見を得た。
上記知見に基づき完成された本発明は次のとおりである。
(1)亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/mの範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/mの範囲内であることを特徴とするプレコート鋼板の製造方法。
(2)前記第一の皮膜形成工程における処理液が、シランカップリング剤(c)を、水溶性フェノール樹脂(a)との合計量に対して10〜90質量%の量でさらに含有する、上記(1)記載のプレコート鋼板の製造方法。
(3)前記第一の皮膜形成工程における処理液中のチタン化合物(b)の含有量が処理液1kg当たり0.0010モル以上である上記(1)または(2)記載のプレコート鋼板の製造方法。
(4)前記第二の皮膜の着色顔料(B)の含有量が1〜40質量%である、上記(1)から(3)のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
(5)前記第一の皮膜形成工程における処理液のpHが2〜6.5である、上記(1)から(4)のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
(6)前記第一の皮膜形成工程における処理液中の全皮膜形成成分と溶媒との質量比が、溶媒/全皮膜形成成分として5〜40である、上記(1)から(5)のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
(7)上記(1)から(6)のいずれかに記載された製造方法により製造された第一の皮膜と第二の皮膜とからなる複合皮膜を有することを特徴とするプレコート鋼板。
(8)亜鉛系めっき鋼板を基材とし、当該基材のおもて面のめっき皮膜の上に形成された、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない、付着量0.01〜1g/mの第一の皮膜と、当該第一の皮膜の上に形成された、全皮膜形成成分に対して、40〜90質量%のウレタン系水性樹脂(A)および1〜40質量%の着色顔料(B)を含有し、クロムを含有しない、付着量5〜25g/mの第二の皮膜と、前記基材のうら面のめっき皮膜の上に形成された、クロムを含まず、表面抵抗が10Ω以下である導電性皮膜とを備えることを特徴とするプレコート鋼板。
(9)前記導電性皮膜が、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、その付着量が0.1〜1g/mである上記(8)記載のプレコート鋼板。
本発明に係るプレコート鋼板は、そのおもて面に形成される複合皮膜について、第一の皮膜(下層皮膜)を構成する水溶性フェノール樹脂および/またはチタン化合物が、第二の皮膜(上層皮膜)を構成するウレタン系水性樹脂と化学的に相互作用しやすい。このため、かかるプレコート鋼板は、折り曲げ特性などプレコート鋼板が有すべき基本特性を確保しつつ、意匠性および密着性に優れている。さらに、そのうら面は導電性と耐食性とを両立させているため、本発明に係るプレコート鋼板は薄型TVなど表示装置の筐体として特に好適である。
また、本発明に係る製造方法は、上記の化学的な相互作用を確実に発生させる工程を備えるため、耐食性、折り曲げ特性などの基本特性を確保しつつ、意匠性および密着性に優れるプレコート鋼板を提供することができる。
以下、本発明に係るプレコート鋼板の製造方法の最良の形態について説明する。
1.第一の皮膜形成工程
(1)処理液
本発明に係る第一の皮膜形成工程では、次の水溶性の処理液を用いる。
第一の皮膜形成工程に係る処理液は、水溶性であって、水溶性フェノール樹脂(a)を含む。「水溶性フェノール樹脂」とは、フェノール類(ベンゼン環の骨格構成炭素に結合する水素の少なくとも一つが水酸基に置換した構造を有する化学物質の総称。)とホルムアルデヒドとが縮合重合してなるオリゴマーまたはポリマーであって、水系溶媒(水を主成分とし、アルコールなどの水への溶解度が高い有機溶媒を有するものも含む。)に可溶なものをいう。
水溶性フェノール樹脂は、後述する第二の皮膜(上層皮膜)に係る水性塗料に含まれるウレタン系水性樹脂と化学的な相互作用を行うことにより、この水溶性フェノール樹脂を含んでなる第一の皮膜(下層皮膜)上に塗布された第二の皮膜(上層皮膜)に係る水性塗料が皮膜となる過程の均一性を維持することに寄与する。
水溶性フェノール樹脂の好ましい平均重合度は2〜50であり、オリゴマーまたはポリマー状態で少なくとも一つの水酸基を有していることが好ましい。さらに好ましい構造はビスフェノール型の反復単位を有する重合体分子であって、ホルムアルデヒドと縮合重合していないベンゼン環の骨格構成炭素に結合する水素が水酸基以外の極性基、例えばアミノ基(アンモニウム塩となっている場合を含む。)、カルボニル酸、スルホニル酸基などにより置換されているものや、末端に水酸基、アミノ基(アンモニウム塩となっている場合を含む。)、カルボニル酸、スルホニル酸基などが結合したアルキル基に置換されているもの、具体例を示せばアミノメチル基等が溶媒への可溶性を高める観点および後述する第二の皮膜(上層皮膜)との化学相互作用を行う可能性を高める観点から特に好ましい。
また、第一の皮膜形成工程に係る処理液はチタン化合物(b)を含有する。チタン化合物(b)は、第一の皮膜(下層皮膜)の耐食性の改善に加え、上記の水溶性フェノール樹脂と同様にウレタン系水性樹脂と化学的な相互作用を行って、第二の皮膜(上層皮膜)の均一形成に寄与する。使用できるチタン化合物としては、たとえば硫酸チタン、オキシ硫酸チタン、チタンフッ化水素酸、チタンフッ化アンモニウムなどの水溶性無機チタン化合物、しゅう酸チタンカリウム、クエン酸チタンなどの有機酸チタン塩、さらにはチタンアルコキシドなどが挙げられる。また、チタネート系カップリング剤もチタン化合物として使用できる。
チタン化合物(b)の含有量は、処理液1kgあたり、0.0010モル以上の量とすることが好ましい。チタン化合物(b)の含有量が0.0010モル未満では、その添加効果が発現せず、処理した亜鉛系めっき鋼板の耐食性が不十分となる。また、後述する第二の皮膜形成工程において使用する水性塗料のなじみ性が悪くなり、第二の皮膜(上層皮膜)の密着性が低下する傾向を見られるようになる。チタン化合物(b)の含有量の上限は特に制限されないが、多すぎても効果が飽和するため、通常は処理液1kg当たり0.1モル以下とすることが好ましい。チタン化合物(b)のより好ましい含有量は、処理液1kg当たり0.0050〜0.050モルである。
第一の皮膜形成工程に係る処理液は、耐食性のさらなる改善のため、公知のシランカップリング剤(c)をさらに含有していてもよい。
具体的には以下の(i)〜(v)のような組成のものが例示される。
(i)アミノ基を有するもの:N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエトキシシラン;
(ii)エポキシ基を有するもの:3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロへキシル)エチルトリメトキシシラン;
(iii)ビニル基を有するもの:ビニルトリエトキシシラン;
(iv)メルカプト基を有するもの:3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン;
(v)メタクリロキシ基を有するもの:3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン。
なお、シランカップリング剤(c)は一種類でもよいし複数種類を混合させてもよい。
シランカップリング剤(c)を含有させる場合、水溶性フェノール樹脂(a)との合計量に対するシランカップリング剤(c)の含有量が10%〜90%となる割合とすることが好ましく、より好ましくは20%〜50%である。シランカップリング剤(c)の含有量が10%より少ない場合には、皮膜の基材(亜鉛めっき鋼板)表面との接着力が低下するため、耐食性、塗装性が不十分になることがある。逆に、シランカップリング剤(c)の含有量が90%より多いと、処理液の成膜性が低下し、処理した亜鉛系めっき鋼板の耐食性、上塗り塗装性が不十分となることがある。
第一の皮膜形成工程に係る処理液の溶媒はその主成分が水であるが、溶質の溶解度を維持できる範囲でたとえばアルコールなどの有機系材料を含んでもよい。また、溶媒と皮膜形成成分(水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)、さらに必要に応じ含有されたシランカップリング剤(c)を意味する。)との質量比率は、塗布しやすさならびに熱処理における大規模なクラック発生の抑制および処理条件の緩和の観点から、溶媒/皮膜形成成分として5〜40とすることが好ましく、10〜20とすれば特に好ましい。
第一の皮膜形成工程に係る処理液のpHは2.0〜6.5であることが好ましい。pHが2.0より小さい処理液は、基材表面との反応性が過度に高くなり、被覆不良が発生して、処理した亜鉛系めっき鋼板の耐食性、塗装性、加工性などが不十分になる傾向を示すことが懸念される。処理液のpHが6.5を越えると、水溶性フェノール樹脂(a)自体が処理液中から沈殿析出し易くなるため、処理液の寿命が短くなるおそれがある。より好ましい処理液pHは3.0〜6.0であり、3.5〜5.5の範囲内であれば特に好ましい。処理液のpHは、必要であれば、適当な酸または塩基を添加して調整することができる。酸として、りん酸、酢酸、硝酸等を使用することが好ましく、塩基としてはアンモニア水を使用することが好ましい。
また、第一の皮膜形成工程に係る処理液は、クロムを含まない。ここで「クロム」とは、WEEE等において規制されている6価クロムイオンのみならず、3価クロムイオンなど他の価数のクロムイオンならびに金属クロムおよびクロム合金を意味する。
(2)亜鉛系めっき鋼板
第一の皮膜形成工程により表面処理される亜鉛系めっき鋼板は、任意の亜鉛めっき鋼板または亜鉛合金めっき鋼板でよい。めっきとしては、溶融亜鉛めっき、溶融Zn−5%AlおよびZn-55%Al亜鉛合金めっき、合金化溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっきならびに電気Zn−Ni合金めっきが例示される。めっき付着量も特に制限されず、通常の範囲(例、10〜100g/m2)でよい。上層が亜鉛系めっきであれば、複層めっき鋼板も使用できる。亜鉛系めっき鋼板が両面めっきである場合には、両面のめっき面を本発明の処理液で処理してもよいし、片面だけを処理してもよい。
(3)第一の皮膜(下層皮膜)を有する亜鉛めっき鋼板の製造方法
本発明に係るプレコート鋼板の処理対象部材(基材)である亜鉛系めっき鋼板は、本発明の処理液で表面処理する前に、当業者に周知の適当な前処理を施して、表面を清浄にしておくことが好ましい。例えば、前処理として、亜鉛系めっき鋼板の表面を脱脂および水洗することができる。
処理液の塗布は、ロールコータ法、スプレー法、浸漬(ディッピング)法、スピンコート法、カーテンフローコート法など、任意の適当な方法で行うことができる。塗布は0〜50℃程度の温度で行うことが好ましい。
上記の方法で塗布したら、引き続いて、水洗を行うことなくそのまま乾燥を行う。乾燥温度はPMT(到達板温度)で50〜200℃の範囲で行うことが好ましく、70〜95℃であれば特に好ましい。乾燥温度が低すぎると、乾燥の完了していない第一の皮膜(下層皮膜)と後述する第二の皮膜(上層皮膜)との密着性が低下するおそれがある。逆に、乾燥温度が高すぎると、下層皮膜の架橋が進みすぎて、後述する第二の皮膜形成工程において使用する水性塗料のなじみ性が悪くなり、第二の皮膜(上層皮膜)の密着性が低下することが懸念される。乾燥時間は、十分に皮膜が乾燥し、かつ架橋が過度に進まない程度であれば特に制限されず、第一の皮膜(下層皮膜)の付着量も考慮して適宜設定すればよい。一般的には15秒〜120秒であり、望ましくは30秒〜60秒である。
以上の処理によって、亜鉛系めっき鋼板のめっき膜上に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)、ならびに場合によりシランカップリング剤(c)を含有し、クロムを含有しない第一の皮膜(下層皮膜)が、めっき膜の表面を覆うように形成される。前述のように、チタン化合物(b)は、第一の皮膜(下層皮膜)の耐食性の向上に寄与するとともに第二の皮膜(上層皮膜)のための水性樹脂の第一の皮膜(下層皮膜)上でのなじみ性の向上に寄与する。シランカップリング剤(c)がさらに存在すると耐食性およびなじみ性はさらに改善される。
(4)付着量
本発明の処理液から形成された第一の皮膜(下層皮膜)の付着量は0.01〜1g/mの範囲とする。0.1〜0.5g/mであれば特に好ましい。第一の皮膜(下層皮膜)の付着量が1g/mを超えると、第一の皮膜(下層皮膜)の密着性、および耐食性の効果が飽和してしまう。また、生産性の観点から、付着量は少なければ少ないほど好ましい。なお、曲げ加工性を向上させることが求められる場合には、第一の皮膜(下層皮膜)の付着量を少なめ、具体的には0.3g/m未満に設定することが好ましい。ただし、付着量が0.01g/m未満の場合には、皮膜の耐食性が低下してしまう。
2.第二の皮膜形成工程
本発明に係る第二の皮膜形成工程では、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を用いる。
(1)ウレタン系水性樹脂
一般に、水性樹脂としては、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン−カルボン酸系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリオキシアルキレン鎖を有する樹脂、ポリビニルアルコール、ポリグリセリン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどが挙げられるが、これらの中でも、本発明に係る第二の皮膜形成工程では、ウレタン系の水性樹脂を用いる。
ウレタン系水性樹脂としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールに代表されるポリオールとジイソシアネートとからなるポリウレタンを、必要に応じてジオール、ジアミンなどのような2個以上の活性水素を持つ低分子量化合物である鎖伸長剤の存在下で鎖伸長し、水中に安定に分散もしくは溶解させたものを用いればよい。
ポリウレタン樹脂を水中に安定に分散もしくは溶解させる方法は特に限定されないが、次のような方法が例示される。まず、ポリウレタンポリマーの側鎖又は末端に水酸基、カルボキシル基などのカチオン性基、および/またはアミノ基などのアニオン性基を導入することにより親水性を付与し、自己乳化により水中に分散又は溶解する方法が挙げられる。この場合には、導入したイオン性基の解離度や導入量によって、水溶性樹脂となったり、水分散性樹脂となったりする。なお、このイオン性基が導入されるポリウレタンポリマーの分子量が比較的低いプレポリマーとしておくことで溶解性または高度の分散性を発現させておき、鎖伸長剤も存在させておいて高分子化させる方法もある。
また、反応の完結したポリウレタンポリマーまたは末端イソシアネート基を、オキシム、アルコール、フェノール、メルカプタン、アミン、重亜硫酸ソーダなどのブロック剤でブロックしたポリウレタンポリマーを乳化剤と機械的剪断力を用いて強制的に水中に分散させ、水分散性樹脂とする方法がある。さらに、末端イソシアネート基を持つウレタンポリマーを水、乳化剤および上記の鎖伸長剤と混合し、機械的剪断力を用いて分散化と高分子量化を同時に行う方法もある。
あるいは、ポリウレタン主原料のポリオールとしてポリエチレングリコールのような水溶性ポリオールを使用し、水に可溶なポリウレタンとして水中に分散又は溶解する方法もある。この場合も水溶性ポリオールの含有量によって水溶性樹脂となったり、水分散性樹脂となったりする。
上記のウレタン系樹脂に使用されるジイソシアネートとしては、芳香族、脂環族及び脂肪族のジイソシアネートが挙げられ、具体的にはヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート、1,3−(ジイソシアナトメチル)シクロヘキサノン、1,4−(ジイソシアナトメチル)シクロヘキサノン、4,4’−ジイソシアナトシクロヘキサノン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、2,4−ナフタレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネートなどが挙げられる。これらのうち2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネートが特に好ましい。
また、ポリエステル骨格はポリエステルポリオール化合物、ポリエーテル骨格はポリエーテルポリオール化合物からそれぞれ得ることができる。
ポリエステルポリオール化合物は有機酸とポリオールとのエステル反応によって得られるものである。ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、3−メチルペンタンジオール、ヘキサメチレングリコール、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、およびグリセリン等の低分子量ポリオールが例示される。一方、有機酸としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、およびヘキサヒドロフタル酸等の多塩基酸との反応によって得られるものであって、その末端にヒドロキシル基を有するものが例示される。
ポリエーテルポリオール化合物は同一または異なるポリオールを脱水縮合させることで得られるものである。ポリオールとしては上記のポリオールが例示され、ビスフェノール骨格含有グリコールが好ましい。その具体例を示せば、メチレンビスフェノール、エチリデンビスフェノール、ブチリデンビスフェノール、イソプロピリデンビスフェノールなどのビスフェノールに、炭素原子数2〜4のアルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)を付加したものが挙げられる。
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性塗料が含有するウレタン系水性樹脂(A)は、水溶性樹脂でも水分散性樹脂でもかまわない。第一の皮膜(下層皮膜)における水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)、ならびに必要に応じ含まれるシランカップリング剤(c)がこのウレタン系水性樹脂(A)と化学的に相互作用するため、水性塗料に含まれるウレタン系水性樹脂(A)が水分散樹脂であっても、第一の皮膜(下層皮膜)上に塗布された水性塗料は優れた均一分散性を有する。
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性塗料におけるウレタン系水性樹脂(A)の含有量は、第二の皮膜(上層皮膜)の全皮膜形成成分(ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)、さらに必要に応じ添加された下記のその他の成分を意味する。)に対する割合としてウレタン系水性樹脂(A)由来の樹脂成分の含有量が40〜90質量%となる範囲とする。この範囲とすることで密着性、加工性、意匠性といった第一の皮膜(下層皮膜)と第二の皮膜(上層皮膜)とからなる複合皮膜に求められる諸性能のバランスを高次に実現することが実現される。40質量%未満であると、顔料や添加剤の量に対し樹脂の量が過小であるため、皮膜の基本特性である密着性や加工性を所定のレベルで達成することが困難となる。また、90質量%を超えると、顔料や添加剤の量に対し樹脂の量が過多であるため、着色顔料(B)の種類によっては十分な隠蔽性が得られず所望の意匠性を得ることができなくなったり、添加剤により確保したい性能が発揮されなかったりする場合がある。ウレタン系水性樹脂(A)の含有量の好ましい範囲は、第二の皮膜(上層皮膜)の全皮膜形成成分に対する割合としてウレタン系水性樹脂(A)由来の樹脂成分の含有量が50〜90質量%となる範囲であり、55〜90質量%とすれば特に好ましい。
(2)着色顔料
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性樹脂が含有する着色顔料(B)は特に限定されず、いかなる材料を用いてもよい。具体的には、上層皮膜中の着色顔料(B)は、カーボンブラック、酸化チタン、黒鉛、酸化鉄、コバルトブラック、弁柄、チタンイエロー、アルミニウム顔料、パール、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、亜鉛華、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、コバルトブルーが例示される。このうち望ましいものはカーボンブラック、チタニア、アルミ、パールである。
この着色顔料(B)の水性樹脂における含有量は、必要な色や隠蔽力によって決定すればよい。具体的な数値範囲を例示すれば、第二の皮膜(上層皮膜)の全皮膜形成成分に対する割合として1〜40質量%とすることが好ましく、2〜30質量%であれば特に好ましい。40質量%を超えると、曲げ加工性が低下し、曲げ加工部での剥離が生じやすくなる傾向を示す。また、1質量%未満であると十分な隠蔽性が得られず、用途によっては意匠性に問題を生ずる場合がある。
(3)その他の成分
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性樹脂は、その他の含有成分として、ワックス、体質顔料、防錆顔料、界面活性剤、消泡剤、増粘剤や、皮膜の性能を多様にするための硬化剤、ビーズ、ブロックイソシアネート系架橋剤などの架橋剤、艶消し剤等を適宜含有させることができる。これらのその他の成分全体の含有量は、第二の皮膜(上層皮膜)の全皮膜形成成分に対する割合として40質量%以下、好ましくは1〜20質量%である。
ワックスについては、例えばポリエチレンワックス、合成パラフィン、天然パラフィン等の炭化水素系化合物、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、メチレンビスステアロアミドなどの脂肪酸アミド系化合物、ポリフルオロエチレン樹脂(ポリ四フッ化エチレン樹脂等)、ポリフッ化ビニル樹脂、およびポリフッ化ビニリデン樹脂等のフッ素樹脂系化合物が挙げられる。ワックスの含有量については、第二の皮膜(上層皮膜)中の全皮膜形成成分に対する割合として1〜15質量%が適正である。1質量%未満であると効果が殆どを発揮せず、また、必要量以上含有させると、塗料の安定性を損なう傾向を示す。
体質顔料としては、シリカ、硫酸バリウム、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、チタン酸カリウム、およびホウ酸アルミニウムが例示される。
防錆顔料としては、リン酸系、シリカ系、モリブデン系、およびタングステン系が例示される。
なお、上記の水性塗料が含有するこれらのいずれも成分もクロム系材料を含まないようにすれば、環境への影響を最小限に抑えることができ、好ましい。
(4)溶媒
本発明に係る第二の皮膜形成工程で使用される水性塗料の溶媒の主成分は水であるが、分散性を向上させるなどの観点から、アルコール、エーテル、ケトン、アミンなどの極性有機溶媒を用いてもよい。その含有量の上限は、得られた第二の皮膜の特性に悪影響を及ぼさない範囲で、塗料成分に応じて適宜決定される。溶媒に有機溶媒を含有させる場合の典型的な含有量は、全溶媒に対する比率として10〜20質量%である。
(5)複合皮膜を有する亜鉛めっき鋼板(プレコート鋼板)の製造方法
本発明に係る第二の皮膜形成工程では、水性樹脂を、ロールコータ法、スプレー法、浸漬(ディッピング)法、スピンコート法、カーテンフローコート法など、任意の適当な方法で塗布することで実施することができる。塗布は0〜50℃程度の温度で行うことが好ましい。
上記の方法で水性塗料を塗布したら、引き続いて熱処理を行う。熱処理における加熱温度は、PMT(最高到達温度)で第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高く、かつ120〜220℃の範囲とすることが好ましく、150〜200℃であれば特に好ましい。この熱処理を適切に行うことで、第一の皮膜(下層皮膜)も加熱されて架橋が進み十分に硬化すると同時に、めっき皮膜および第二の皮膜(上層皮膜)との密着性を高めることも実現される。
熱処理温度が120℃より低いと、第二の皮膜(上層皮膜)の形成が十分でなく、第一の皮膜(下層皮膜)に対する密着力が不十分となる場合があり、第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも低いと、第一の皮膜(下層皮膜)と第二の皮膜(上層皮膜)との間の化学的な相互作用が少なくなり、やはり第一の皮膜(下層皮膜)に対する密着力が低下するおそれがある。熱処理温度が220℃より高いと、加工した場合に複合皮膜の割れが発生する場合がある。
乾燥時間は第二の皮膜(上層皮膜)の乾燥が完了するとともに、第一の皮膜(下層皮膜)と化学的な相互作用を行う時間が必要であるが、過剰に長くすると、硬化が進みすぎて加工性を低下させる可能性がある。したがって、乾燥時間は、第一の皮膜(下層皮膜)および第二の皮膜(上層皮膜)の付着量にも依存するが、一般的には15秒〜120秒とするべきであり、望ましくは30秒〜60秒である。
(6)付着量
本発明に係る第二の皮膜(上層皮膜)の付着量は5g/m以上であることが望ましく、8g/m以上であれば特に望ましい。5g/m未満の場合には、付着量が若干変動したときの外観の変動、特に色差が大きくなるため、製造上厳しい付着量管理が求められるようになり、生産性の低下をもたらすおそれがある。また、第二の皮膜(上層皮膜)の付着量の上限は25g/mとすることが好ましい。付着量が25g/mを超えると、二次密着性の低下や塗装コストの上昇を招く傾向があるからである。
ここで、二次密着性とは、複合皮膜を備えるプレコート鋼板を沸騰水に所定時間、例えば2時間浸漬させた後の密着力である。この密着力の評価は、例えば、浸漬後クロスカットした鋼板をエリクセン張り出し試験器で7mm張り出させた後、テープ剥離テストを行うことによりなすことができる。
3.プレコート鋼板のうら面への表面処理
本発明のプレコート鋼板は、上記の複合皮膜が形成される面(おもて面)と反対の面、すなわちうら面のめっき皮膜の上に表面処理が施されていてもよい。このとき、その処理液が上記の第一の皮膜形成工程における処理液であって、その工程の製造方法と同一の製造方法によって第一の皮膜(下層皮膜)と同一の皮膜を備えてもよい。この処理液、製造方法および付着量については、基本的に前述のとおりであるから説明を省略する。
ただし、このプレコート鋼板を液晶、PDP、有機ELなどの表示素子を含む薄型TVに代表される電子機器用に使用する場合には、電磁波遮蔽機能をこの鋼板に付与する関係でうら面は導電性を有している必要がある。うら面が導電性を有するためには付着量を0.5g/m以下として表面抵抗を10Ω以下、さらに好ましくは5Ω以下とすることが好ましく、うら面に求められる耐食性を安定的に確保する観点では、0.1〜0.5g/mとすることが好ましい。
すなわち、亜鉛系めっき鋼板を基材とし、この基材のおもて面のめっき皮膜の上に形成された、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない、付着量0.01〜1g/mの第一の皮膜と、この第一の皮膜の上に形成された、全皮膜形成成分に対して、40〜90質量%のウレタン系水性樹脂(A)および1〜40質量%の着色顔料(B)を含有し、クロムを含有しない、付着量5〜25g/mの第二の皮膜と、基材のうら面のめっき皮膜の上に形成された、クロムを含まず、表面抵抗が10Ω以下である導電性皮膜とを備えるプレコート鋼板からなる電磁波遮蔽部材は、耐食性、折り曲げ特性、密着性などのプレコート鋼板として求められる基本特性を確保しつつ、意匠性および導電性に優れるため、電子機器用電磁波遮蔽部材として好適である。
なお、導電性を付与するために、うら面の皮膜に導電性の部材、具体的にはグラファイト粉末、金属粉末を分散させてもよいが、導電性の面内均一性を確保するためには導電性部材を皮膜に均一に分散させる必要があり、生産管理項目が増えることになる。したがって、生産性の観点からは、このような導電性部材を有さないことが好ましい。導電性部材を処理液に分散させる場合には、その処理液中の含有量を、第一の皮膜(下層皮膜)の全皮膜形成成分に対する導電性部材の割合が15質量%以下になるようにすることが好ましく、10質量%以下になるようにすれば特に好ましい。15質量%を超えて分散させると、密着性や加工性などに影響することが懸念される。
以下の本発明例および比較例により、本発明の作用効果を具体的に例示する。なお、本発明例はあくまでも例示であって、本発明を何ら限定するものではない。
1.試験板の作製
(1)供試材
下記に示した市販の両面亜鉛めっき鋼板を供試材として使用した。なお、供試材のサイズは200mm×300mmである。
・電気亜鉛めっき鋼板(EG)
板厚0.6mm、目付量=20/20(g/m
・溶融亜鉛めっき鋼板(GI)
板厚0.6mm、目付量=60/60(g/m
・合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)
板厚0.6mm、目付量=60/60(g/m
(2)脱脂処理
上記の各供試材を、アルカリ脱脂剤(日本パーカライジング株式会社製 ファインクリーナー4480)で脱脂処理後、水道水で洗浄した。
(3)おもて面下層皮膜(第一の皮膜)およびうら面皮膜の形成
上記の脱脂処理を経た供試材のおもて面およびうら面に、下記の組成を備えるフェノール樹脂系の処理液を室温にてバーコーターを用いて塗布し、PMT(製造時における試験板の最高到達温度、以下「到達板温」という。)が100℃(一部の供試材については到達板温を変化させて乾燥を行った。)なるようにしつつ40秒間乾燥させて、フェノール樹脂を含むおもて面下層皮膜(第一の皮膜)およびうら面皮膜を形成した。
処理液(溶媒:水、pH:4〜5)
・水溶性樹脂:フェノール樹脂(ビスフェノール型の反復単位の構造を有する)
・チタン化合物:チタンフッ化水素酸(含有量:処理液1kgあたり10mmol)
・シランカップリング剤:3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
・りん酸:pH調整用
上記処理液の皮膜形成成分(水性樹脂、チタン化合物およびシランカップリング剤)と溶媒である水との質量比率は、溶媒/皮膜形成成分として約5〜40の範囲であった。また、水溶性樹脂とシランカップリング剤との重量比は1:1であった。
付着量の調整は、上記比率(溶媒/皮膜形成成分)およびバーコーターの種類を適宜変更することで行った。また、おもて面下層皮膜およびうら面皮膜の付着量は、皮膜中のTiを蛍光X線法により予め作成した検量線を用いて算出した。
なお、一部の供試材については、アクリルオレフィン樹脂を含む処理液(中央理化工業株式会社製 ET−8)を同様に塗布し、PMT75〜100℃としつつ40秒間乾燥させて、アクリルオレフィン樹脂を含むおもて面下層皮膜を形成した。
(4)おもて面上層皮膜(第二の皮膜)の形成
上記の工程により双方の面に皮膜が形成された鋼板に、表1に記載の水性ウレタンディスパージョン樹脂(Alberdingk Boley GmbH製 U6100)、ならびにアルミペースト、カーボンブラック、および/またはチタニアを水に分散させて作製した水性塗料を、バーコーターを用いて塗布した。
なお、表1における質量割合は、皮膜形成成分(ウレタン系樹脂、着色顔料)に対する割合である。また、皮膜形成成分と分散媒である水との質量比率は、液粘度などを考慮して決定され、水/皮膜形成成分として約0.8〜1.7の範囲とした。
続いて、到達板温を160℃としつつ40秒間熱処理することにより、プレコート鋼板を得た。ここでの付着量の調整は、バーコーターの種類を適宜変更することで行った。
なお、一部の供試材についてはPMTを変化させて熱処理を行った。また、おもて面上層皮膜(第二の皮膜)の付着量は、塗装サンプルの所定面積の上層皮膜をリムーバー(神東塗料株式会社製 特殊リムーバー)により剥がし、脱膜前後の重量変化により算出した。
2.評価方法
(1)塗装外観
ハンター式色差計(ミノルタ株式会社製:CR−300)を用いてL,a,bの値を測定し、基準となるサンプルのL,a,bの値をL0,a0,b0、測定サンプルのL,a,bの値をL,a,bとしたとき、測定サンプルの色差ΔEを以下の式により求めた。
ΔE =((L−L02+(a−a02+(b−b021/2
このΔEの計測は、付着量が1g/m異なるプレコート鋼板を用意し、付着量の多いほうを基準用のサンプルとして行った。これらの鋼板を区別するために、測定用サンプルをNo.1、基準用サンプルをNo.1R、のように規定した。
判定にあたっては、一般にはΔEが1以内なら僅差であるため、色の差異は無いと判断されることから、下記の基準に基づき評価した。
○:色差ΔEが1.00以下 (良好)
×:色差ΔEが1.00を超える (不芳)
(2)二次密着性
作製したプレコート鋼板を沸騰水に浸漬し、2時間後に取り出し、1mmマスの碁盤目を100個(縦10個×横10個)カッターナイフで作製し、エリクセン張り出し試験器で7mm張り出した後、テープ剥離試験(テープ:ニチバン株式会社製 CT−24)を行い、残存マス数を調べて、下記のように評価した。
○:剥離のあるマスが10個以下 (良好)
×:剥離のあるマスが10個を超過 (不芳)
(3)加工性
JIS K5400に規定されている密着曲げ試験(以下、「常温0T試験」という。)を各プレコート鋼板について行い、常温での0Tでのクラック数で評価した。観察はルーペ(倍率:10倍)で行い、下記のように評価した。
○:クラックの個数が5個以下 (良好)
×:クラックの個数が5個を超過 (不芳)
また、さらに、常温で評価対象のプレコート鋼板と同じ板厚の鋼板を挟んで密着曲げを行ったあと、曲げた部分にポリエステルテープ(ニチバン株式会社製 CT−24)を貼り付け、勢いよくテープを剥がす試験(以下、「常温1TT試験」という。)を行った。観察はルーペ(倍率:10倍)で行い、下記のように評価した。
○:テープ面への皮膜の付着無し(剥離無し、特に良好)
△:テープ面への皮膜の付着が部分的に有り(部分的に剥離有り:良好)
×:テープ面への皮膜の付着がほぼ全面に有り(全面剥離有り:不芳)
なお、△と×とのしきい値となる剥離面積率は約30%とした。
(4)おもて面の耐食性
作製したプレコート鋼板の端面をシール後、35℃にて5%塩水噴霧試験を120時間実施した。観察は目視により下記のように評価した。
○:白錆発生無し (特に良好)
△:白錆発生 10%未満 (良好)
×:白錆発生 10%以上 (不芳)
(5)サンプルうら面の表面抵抗値
導電性を評価するために、図1に示す装置を用いて表面抵抗値を測定した。図1に示されるように、ほぼ直方体のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のブロックに所定の間隔(本実施例では60mm)で離間した2本の平行な溝を形成し、その溝に、部分的にPTFEブロックに埋設されるようにほぼ直方体の銅製のブロックが設置・固定されている。この2つの銅ブロックには、それぞれPTFEブロックの溝と平行な溝が設けられており、その溝に、金属メッシュを絶縁材に巻きつけたガスケット(フォーム化成株式会社製 EGUN1―0707)が銅ブロックに部分的に埋設されるように設置・固定されている。また、銅ブロックのそれぞれについて、リード線の一方の端部がはんだ付けされており、各リード線の他方の端部はマルチメーター(横河電機株式会社製 DIGITAL MULTIMETER 734 01)に接続されている。
そして、この装置のガスケットに対して、プレコート鋼板をそのうら面が接触するように載置して、この状態におけるマルチメーターにより得られた抵抗値をそのサンプルの表面抵抗値とし、次の基準で評価した。なお、外部からの荷重印加は行わずプレコート鋼板の自重のみでの接触としたため、プレコート鋼板のガスケットへの接触圧は5gf/cmであった。
この接触状態において
○:表面抵抗値が5Ω以下 (特に良好)
△:表面抵抗値が10Ω以下 (良好)
×:表面抵抗値が10Ωを超える (不芳)
(6)うら面の耐食性
うら面についても耐食性の評価を行った。作製したプレコート鋼板の端面をシール後、35℃にて5%塩水噴霧試験を120時間実施した。観察は目視により下記のように評価した。
○:赤錆発生無し(良好)
×:赤錆発生あり (不芳)
3.評価結果
上記の評価を行った結果を表2〜6に示す。
(1)表2
No.1から11における処理対象鋼板は電気亜鉛めっき鋼板(EG)とした。これらについて色差測定をしたところ、No.1のΔEが1.37であり、No.2〜6はいずれもΔEが1.00以下であった。
おもて面の上層皮膜付着量が25g/mを超えた場合(No.6、6R)には、二次密着性で不具合を生じた。
曲げ加工性については、おもて面の下層付着量が1.0g/m以下では良好だが、1.0g/mを超える場合(No.9、9R)には不具合を生じた。
No.10、10R、11、11Rでは、亜鉛めっき鋼板として、それぞれ、亜鉛めっき鋼板(GI)および溶融合金化亜鉛めっき鋼板(GA)を用い、これらに対して塗料No.Aを用いて複合皮膜を形成した。その結果、いずれの評価でも問題はなかった。
No.12〜17、12R〜17Rでは塗料を変更して上層被膜の組成を変化させた。その結果14、14R、17、17Rでは、着色感の少ない色の透けたサンプルになった。一方、15、15R、16、16Rでは曲げ加工性での不具合が見られた。
なお、表2における下線は、本発明の範囲外の条件であることを示している。
(2)表3
おもて面上層の到達板温を160℃に固定した場合における、曲げた部分のテープ剥離試験(常温1TT試験)の結果を表3に示す。いずれも常温0T試験では良好であるが、おもて面下層付着量および下層の到達板温を勘案すると、おもて面下層付着量が0.3g/m未満にすることで、常温1TT試験で皮膜の剥離のない良好なサンプル、すなわち折り曲げ加工性に特に優れたものが得られることが確認された。また、おもて面下層の到達温度が70〜95℃の範囲であれば常温1TT試験で皮膜の剥離のない良好なサンプル、すなわち折り曲げ加工性に優れるものが比較的安定に得られることが確認された。
(3)表4
おもて面下層および下層の到達板温を100℃に固定した場合における、二次密着性試験および常温1TT試験の結果を表4に示す。上層の到達板温が120℃未満の場合には二次密着性が不芳となり、220℃を超えると、常温1TT試験で皮膜の剥離が認められることが確認された。
(4)表5
おもて面下層皮膜をアクリルオレフィン樹脂からなるものとして、おもて面上層の到達板温を160℃に固定した場合における、曲げた部分のテープ剥離試験(常温1TT試験)の結果を表5に示す。この場合には、下層の到達板温によらず、いずれの場合も二次密着性が不芳であって、おもて面下層皮膜と上層皮膜との間における化学的な相互作用が、フェノール系樹脂を用いた場合よりも発生していないことが推測された。
(5)表6
おもて面下層皮膜に用いたものと同じフェノール樹脂を含む処理液を用いて、おもて面下層皮膜を形成したときと同じ製造方法で、うら面上に皮膜を形成した。こうして皮膜が形成されたうら面について、耐食性評価および表面抵抗値の測定を行った。その結果を図6に示す。うら面の耐食性および表面抵抗値の双方について優れた特性を得るためには、うら面の付着量に好適な範囲が存在することが確認された。
表面抵抗の測定に用いた装置の概略図である。

Claims (9)

  1. 亜鉛系めっき鋼板の表面に、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない水溶性の処理液を塗布し、次いで50〜200℃の温度で乾燥を行って第一の皮膜を形成する第一の皮膜形成工程と、
    当該第一の皮膜の上に、ウレタン系水性樹脂(A)および着色顔料(B)を含有する水性塗料を塗布し、120〜220℃の範囲内であって前記第一の皮膜形成工程における乾燥温度よりも高い温度で乾燥を行って第二の皮膜を形成する第二の皮膜形成工程とを備え、
    当該第二の皮膜の全皮膜形成成分に対するウレタン系水性樹脂(A)の含有量が40〜90質量%であり、
    前記第一の皮膜の付着量が0.01〜1g/mの範囲内であって、前記第二の皮膜の付着量が5〜25g/mの範囲内であること
    を特徴とするプレコート鋼板の製造方法。
  2. 前記第一の皮膜形成工程における処理液が、シランカップリング剤(c)を、水溶性フェノール樹脂(a)との合計量に対して10〜90質量%の量でさらに含有する、請求項1記載のプレコート鋼板の製造方法。
  3. 前記第一の皮膜形成工程における処理液中のチタン化合物(b)の含有量が処理液1kg当たり0.0010モル以上である請求項1または2記載のプレコート鋼板の製造方法。
  4. 前記第二の皮膜の着色顔料(B)の含有量が1〜40質量%である、請求項1から3のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
  5. 前記第一の皮膜形成工程における処理液のpHが2〜6.5である、請求項1から4のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
  6. 前記第一の皮膜形成工程における処理液中の全皮膜形成成分と溶媒との質量比が、溶媒/全皮膜形成成分として5〜40である、請求項1から5のいずれかに記載のプレコート鋼板の製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載された製造方法により製造された第一の皮膜と第二の皮膜とからなる複合皮膜を有することを特徴とするプレコート鋼板。
  8. 亜鉛系めっき鋼板を基材とし、
    当該基材のおもて面のめっき皮膜の上に形成された、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、クロムを含有しない、付着量0.01〜1g/mの第一の皮膜と、
    当該第一の皮膜の上に形成された、全皮膜形成成分に対して、40〜90質量%のウレタン系水性樹脂(A)および1〜40質量%の着色顔料(B)を含有し、クロムを含有しない、付着量5〜25g/mの第二の皮膜と、
    前記基材のうら面のめっき皮膜の上に形成された、クロムを含まず、表面抵抗が10Ω以下である導電性皮膜とを備えること
    を特徴とするプレコート鋼板。
  9. 前記導電性皮膜が、水溶性フェノール樹脂(a)およびチタン化合物(b)を含有し、その付着量が0.1〜1g/mである請求項8記載のプレコート鋼板。
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