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JP2010019292A - 流体動圧軸受装置 - Google Patents

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JP2010019292A JP2008178379A JP2008178379A JP2010019292A JP 2010019292 A JP2010019292 A JP 2010019292A JP 2008178379 A JP2008178379 A JP 2008178379A JP 2008178379 A JP2008178379 A JP 2008178379A JP 2010019292 A JP2010019292 A JP 2010019292A
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Abstract

【課題】 流体動圧軸受装置の低コスト化を図ること、および蓋部材の耐抜け強度の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明の流体動圧軸受装置1は、軸部材2と、軸部材2の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成する軸受スリーブ8と、軸受スリーブ8を収容し、両端が開口したハウジング9と、ハウジング9の一端側の開口部を閉塞し、スラスト軸受部T1,T2を形成する蓋部材10とを有する。ハウジング9は、軸受スリーブ8をインサートした射出成形品とし、ハウジング9の他端側に、シール空間Sを形成するシール部9bを一体に形成する。蓋部材10は、ハウジングの外周面に固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸部材の外周面と軸受スリーブの内周面との間のラジアル軸受隙間に生じた流体膜で軸部材を回転自在に支持する流体動圧軸受装置に関する。
流体動圧軸受装置は、その高回転精度および静粛性から、情報機器(例えばHDD)の磁気ディスク駆動装置、CD、DVD、ブルーレイ等の光ディスク駆動装置、若しくはMD、MO等の光磁気ディスク駆動装置等のスピンドルモータ用、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ用、プロジェクタのカラーホイールモータ用、又は電気機器の冷却等に使用されるファンモータなどの小型モータ用として使用されている。
例えば、特許文献1には、軸部材と、内周に軸部材を挿入した軸受スリーブと、内周に軸受スリーブを保持した筒状のハウジングと、ハウジングの一方の開口部を閉塞する蓋部材と、シール空間を形成するシール部材とを有する流体動圧軸受装置が示されている。蓋部材はハウジングの内周面に接着や圧入、あるいは加締め等の適宜の手段で固定されている。
特開2003−336636号公報
流体動圧軸受装置に対するコスト削減要求は近年益々厳しくなる傾向にあり、さらなる低コスト化が強く求められている。
また、用途の拡大に伴って流体動圧軸受装置に求められる改善要求が多様化する傾向にある。一例として、蓋部材の耐抜け強度の向上を挙げることができる。流体動圧軸受装置に衝撃荷重が加わると、軸部材の端部が蓋部材に突き当たり、この時の衝撃で蓋部材が破損したり脱落するおそれがある。特に、HDD等の大容量化を目的として複数枚のディスクを搭載する場合には、軸部材側の重量が増大して蓋部材に加わる衝撃が大きくなるため、蓋部材の耐抜け強度が強く求められる。上記特許文献1の流体動圧軸受装置のようにハウジングの内周面に蓋部材を固定する場合、蓋部材の肉厚を増せばハウジングと蓋部材との固定面積が拡大され、蓋部材の固定強度を高めて蓋部材をハウジングから抜け難くすることができる。しかし、蓋部材の肉厚を増すと軸受装置の軸方向寸法の拡大やラジアル軸受部の軸受スパンの縮小を招くため、蓋部材をむやみに厚肉化することはできない。
本発明の主な課題は、流体動圧軸受装置の低コスト化を図ること、蓋部材の耐抜け強度の向上を図ること、にある。
前記課題を解決するために、本発明にかかる流体動圧軸受装置は、軸部材と、軸部材の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成する軸受スリーブと、軸受スリーブを収容し、両端が開口したハウジングと、ハウジングの一端側の開口部を閉塞し、スラスト軸受部を形成する蓋部材とを有する流体動圧軸受装置において、ハウジングが、軸受スリーブをインサートした射出成形品であり、ハウジングの他端側に、シール空間を形成するシール部が一体に形成され、蓋部材がハウジングの外周面に固定されていることを特徴とするものである。
軸受スリーブをインサートした射出成形品でハウジングを形成することにより、両者を接着固定していた従来に比べ、接着工程を省略でき、工数減を通じて流体動圧軸受装置の低コスト化を図ることができる。
また、蓋部材をハウジングの外周面に固定しているため、蓋部材をハウジングの内周面に固定する場合に比べて、内周面と外周面の径差分だけ固定面積を増すことができる。蓋部材を軸受スリーブの外周面に固定しようとする場合、開口部を閉塞する部分(例えば図2のプレート部10a参照)と、外周面に固定される筒状の部分(例えば図2の起立部10b参照)とが必要となるが、両者の固定面積を拡大するには、固定される起立部を軸方向に延ばして蓋部材とハウジング外周面との接触面積を拡大すれば足り、蓋部材を厚肉化する必要がない。また、起立部を延ばしても軸受装置全体の軸方向寸法には影響しない。以上から、軸受装置の軸方向寸法やラジアル軸受部の軸受スパンに影響を与えることなく、蓋部材の耐抜け強度を高めることができる。
加えてハウジングの外周面に固定した蓋部材を、モータのベースとなる部材、例えばモータブラケットへの取り付け部として活用することができる。例えば蓋部材に相当する部分をハウジングと一体に成形する場合、成形性を考えて樹脂を使用する場合が多いが、この樹脂部品をモータブラケット(通常は金属製)に接着固定する際には、固定強度を確保することが難しくなる。これに対して、本願発明のように、蓋部材をモータブラケットへの取り付け部として活用する構成であれば、ハウジングを成形性に富む材料(例えば樹脂)で形成し、その一方で、蓋部材をモータブラケットとの接着性に富む材料(例えば金属)で形成することができ、成形性と固定強度とを両立することが可能となる。
また、本発明にかかる流体動圧軸受装置は、軸部材と、軸部材の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成する軸受スリーブと、軸受スリーブを収容し、両端が開口したハウジングと、ハウジングの一端側の開口部を閉塞し、スラスト軸受部を形成する蓋部材とを有する流体動圧軸受装置において、ハウジングが、軸受スリーブをインサートした射出成形品であり、ハウジングの他端側に、シール空間を形成するシール部が一体に形成され、蓋部材とハウジングが異なる材料で形成されていることを特徴とするものである。
この場合も、軸受スリーブをインサートした射出成形品でハウジングを形成しているので、両者を接着固定していた従来品に比べて、接着工程を省略でき、流体動圧軸受装置の低コスト化を図ることができる。
また、蓋部材とハウジングを異なる材料で形成することで、蓋部材およびハウジングを両者に求められる特性に適合した材料で形成することができ、軸受装置の設計自由度が高まる。例えば上記のようにハウジングと蓋部材に相当する部分とを一体に射出成形する場合には、成形性が材料選択の重要なファクターとなるが、ハウジングには、この他にも強度、ブラケットに対する接着性、導電性等も必要とされる。コストを考慮すると、これらの要求特性を単一材料で満足することは困難である。これに対し、ハウジングと蓋部材を異なる材料で形成すれば、例えばハウジングを成形性に富む材料で形成する一方で、蓋部材を強度、導電性、あるいは接着性に優れた材料で形成することが可能となり、上記要求性能を満足することができる。ここで「異なる材料」の代表例として、ハウジングと蓋部材のうち、一方を樹脂材料で形成し、他方を金属材料で形成する場合を挙げることができる。化学的組成の異なる材料である限り両部材を何れも樹脂材料で形成し、あるいは金属材料で形成することもできる。双方を樹脂材料で形成する場合の「異なる材料」として、ベース樹脂が異なるものを挙げることができる。
以上に述べた構成においては、蓋部材の導電率(固有電気抵抗の逆数)をハウジングの導電率よりも大きくするのが望ましい。通常、HDD等のディスク装置では、ディスクとヘッドとの間に静電気が帯電するので、この静電気を、軸受装置を通じて接地側のモータブラケットに放電することが望まれる。この場合、導電経路となるハウジングに導電性が必要とされるが、上述のとおりハウジングの成形性と導電性を両立することは難しい。これに対し、蓋部材を、その導電率がハウジングの導電率よりも大きい材料で形成することで、蓋部材を介した導電経路を確保することができ、その一方で、ハウジングの導電性が不要となるので、ハウジングの材料として、ハウジングに求められる特性(成形性)のみに適合した材料を選択することができ、材料の選択余地を拡大することができる。
軸受スリーブの前記一端側(蓋部材で閉塞している側)の少なくとも外周チャンファをハウジングで被覆することで、軸受スリーブの抜け止めを図ることができる。この効果は、軸受スリーブの前記一端側の端面をハウジングで被覆することによって、より顕著に得ることができる。
ハウジングで軸受スリーブの前記一端側の端面を被覆した場合、この被覆部の端面に、動圧溝等のスラスト動圧発生部を形成することもできる。これにより、スラスト軸受部を動圧軸受で構成することが可能となる。このスラスト動圧発生部は、ハウジングの射出成形と同時に型成形することができるので、かかるスラスト動圧発生部を独立した工程で形成する必要がなく、軸受装置の製造工程を簡略化することができる。
蓋部材をプレス成形品とすることで、蓋部材の製作コストを低廉化することができる。
以上に述べた流体軸受装置においては、軸部材にフランジ部を設け、軸受スリーブの端面とフランジ部の一方の端面との間、および蓋部材とフランジ部の他方の端面との間に、それぞれスラスト軸受隙間を形成することにより、スラスト軸受部を動圧軸受で構成することができる。
この際、ハウジングと蓋部材の間に、両スラスト軸受隙間が0となるまでハウジングと蓋部材の軸方向の接近移動を許容する軸方向隙間を介在させておけば、スラスト軸受部のスラスト軸受隙間を高精度に設定することが可能となる。この場合、スラスト軸受隙間の隙間幅を0にした状態から、軸受スリーブから離隔する方向に蓋部材を所定量だけ移動させれば(これによってハウジングと蓋部材の間に、前記軸方向隙間が形成される)、スラスト軸受隙間を規定幅に設定することができる。この方法によれば、各部材の精度に依存することなく、蓋部材の移動量でスラスト軸受隙間の幅設定を行うことができるため、各部品の加工精度が緩和され、加工コストを低減することができる。
以上のように、本発明によれば、流体動圧軸受装置の低コスト化を図ることができる。また、大型化や軸受性能の低下を招くことなく、蓋部材の耐抜け強度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置1を組込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自在に支持する流体動圧軸受装置1と、軸部材2の上端部に固定されたディスクハブ3と、ギャップ(図示例では半径方向のギャップ)を介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5と、ベース部材としてのモータブラケット6とを備えている。ステータコイル4はモータブラケット6の外周に取り付けられ、ロータマグネット5はディスクハブ3の内周に取り付けられている。流体動圧軸受装置1は、モータブラケット6の内周に固定される。ディスクハブ3には、情報記録媒体としてのディスクDが1枚又は複数枚(本実施形態では2枚)保持され、図示しないクランプ装置で固定される。ステータコイル4に通電すると、ロータマグネット5が回転し、これに伴って、ディスクハブ3およびディスクハブ3に保持されたディスクDが軸部材2と一体に回転する。
図2に示す流体動圧軸受装置1は、軸部材2と、内周に軸部材2を挿入した軸受スリーブ8と、軸受スリーブ8を収容し、軸方向両端を開口したハウジング9と、軸受スリーブ8の軸方向一端側(図示例では下端側)の開口部を閉塞する蓋部材10とを有する。尚、以下では、説明の便宜上、軸方向において、蓋部材で閉塞された側を下側、その反対側を上側と言うものとする。
軸部材2は、軸部2aと、フランジ部2bとを有する。軸部2aおよびフランジ部2bは耐摩耗性に富む金属材料、例えばステンレス鋼で形成される。軸部2aの下端には、小径部2a1が形成されており、この小径部2a1を穴あき円盤状のフランジ部2bの内周に嵌合固定することで、軸部材2が形成される。軸部とフランジ部の固定方法は任意であり、圧入や接着、さらには溶接(特にレーザ溶接)等を採用することができる。軸部材2として、軸部2aとフランジ部2bを鍛造等で一体成形したものを使用することもできる。
図3に示すように、軸受スリーブ8は、多孔質体、例えば銅を主成分とする焼結金属で円筒状に形成される。この他、軸受スリーブ8を他の金属や樹脂、あるいはセラミック等で形成することも可能である。軸受スリーブ8の内周面8a及び外周面8dは、共に軸方向で径方向寸法を一定とした円筒面状に形成される。また、軸受スリーブ8の軸方向両端の内径端および外径端には、それぞれチャンファ8ei、8eo、8fi、8foが形成される。
軸受スリーブ8の内周面8aには、ラジアル軸受隙間の流体膜(油膜)に動圧作用を発生させるためのラジアル動圧発生部が形成され、本実施形態では図3に示すように、ヘリングボーン形状の動圧溝8a1、8a2を配列した2つの動圧溝領域が軸方向に離隔して形成される。2つの動圧溝領域のうち、動圧溝8a1、8a2を除くクロスハッチングを付した部分は丘部となる。上側の動圧溝領域では、動圧溝8a1が軸方向非対称形状に形成され、具体的には、丘部の軸方向略中央部に形成された帯状部分に対して、上側の溝の軸方向寸法X1が下側の溝の軸方向寸法X2よりも大きくなっている(X1>X2)。下側の動圧溝領域では、動圧溝8a2が軸方向対称形状に形成される。以上に述べた上下動圧溝領域でのポンピング能力のアンバランスにより、軸部材2の回転中は、軸受スリーブ8の内周面8aと軸部2aの外周面との間に満たされた油が下方に押し込まれるようになる。
軸受スリーブ8の下側端面8cには、スラスト軸受隙間の油膜に動圧作用を発生させるためのスラスト動圧発生部が形成される。このスラスト動圧発生部は、図4に示すようにへリングボーン形状で、V字状に屈曲した動圧溝8c1と丘部8c2を円周方向に交互に配列した構成を有する。
図2に示すように、ハウジング9は、軸方向両端を開口した円筒状を成し、内周に軸受スリーブ8が保持された本体部9aと、本体部9aの上端内径側に配置されたシール部9bとを一体に有する。本体部9aの内周面は内径寸法一定の円筒状をなし、外周面は下側を小径にした段付きの円筒面状に形成される。これにより、本体部9aの上側に厚肉部9a1が形成され、その下側に厚肉部9a1よりも薄い薄肉部9a2が形成される。
シール部9bの内周面9b1は、下方へ向けて漸次縮径したテーパ面状に形成され、このテーパ状内周面9b1と軸部2aの外周面との間に下方へ向けて径方向寸法を漸次縮小した楔状のシール空間Sが形成される。シール部9bで密封された軸受の内部空間は潤滑油で満たされる。シール空間Sには、軸受内部に満たされた潤滑油の油面(気液界面)が形成され、楔状のシール空間Sの毛細管力の引き込み作用により、油面は常にシール空間Sに保持される。シール空間Sの容積は、温度変化に伴って軸受内部に充満した潤滑油が膨張、収縮した場合でも、潤滑油の油面が常にシール空間Sの範囲内に保持できるように設定される。
本体部9aとシール部9bの境界となるハウジング9の上端外径側では、角部が肉取りされている。この肉取りに9cによって、本体部9aからシール部9bにかけての領域でハウジング9の肉厚がほぼ均一化されるので、樹脂の成形収縮によるシール部9bの内周面9b1の変形を抑制し、シール空間Sの形状精度を確保することができる。
以上に述べたハウジング9は、軸受スリーブ8をインサート部品とした樹脂の射出成形によって一体に形成される。ハウジング9の樹脂材料は特に限定されず、例えば液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の結晶性樹脂、あるいはポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)等の非晶性樹脂をベース樹脂とする樹脂組成物が使用可能である。この樹脂材料には、目的に応じて各種充填材を適量配合することができ、例えば、ガラス繊維等の繊維状充填材、チタン酸カリウム等のウィスカ状充填材、マイカ等の鱗片状充填材、その他、適宜の粉末状充填材が使用可能である。従来の樹脂製ハウジング9では、導電性確保のため、カーボン繊維、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノマテリアル、各種金属粉等の導電性充填材を配合するのが通例であるが、本発明におけるハウジング9では、この種の導電性充填材は基本的に不要である。但し、ハウジング9の要求特性(例えば成形性)に悪影響を及ぼさず、コスト面でも支障がなければ、これら導電性充填材を配合しても構わない。
ハウジング9のインサート成形により、軸受スリーブ8の上側端面8bが外周チャンファ8eoも含めて樹脂で被覆される。併せて、図示のように少なくとも軸受スリーブ8の下端の外周チャンファ8foを樹脂で被覆すれば、軸受スリーブ8のハウジング9に対する抜け止めを図ることができる。軸受スリーブ8の上端の内周チャンファ8eiは、樹脂で被覆されず、焼結金属の組織が露出している。これは射出成形時に内周チャンファ8e1を型に接触させることで、型内で軸受スリーブ8の位置決めを行うためである。
蓋部材10は、ハウジング9の薄肉部9a2の外周面に嵌合固定され、ハウジング9の下側開口部を閉塞する。図示例では、蓋部材10はコップ状をなし、略円盤状のプレート部10aと、プレート部10aの外径端から上方へ延びた円筒状の起立部10bとを有する。蓋部材10は、導電性を有する金属材料で形成され、例えば金属板をプレス加工することにより、プレート部10a及び起立部10bが一体に形成される。
プレート部10aの上側端面10a1には、スラスト軸受隙間の油膜に動圧作用を発生させるスラスト動圧発生部が形成される。このスラスト動圧発生部は、図5に示すようにへリングボーン形状で、V字状に屈曲した動圧溝10a11と丘部10a12を円周方向に交互に配列した構成を有する。
蓋部材の起立部10bの上端面10b1とハウジング9の厚肉部9a1の下端面9a11とは軸方向に対向している。後述するスラスト軸受隙間の幅設定後は、両端面10b1・9a11間に軸方向隙間δ1が形成され、かつプレート部10aの上端面10a1とハウジング9の薄肉部9a2の下端面との間に軸方向隙間δ2が形成される。スラスト軸受隙間の幅設定後は、軸方向隙間δ1を接着剤で埋めて確実に封止するようにしてもよい。軸受装置内部の保油量を減じるため、軸方向隙間δ2は極力小さくするのが望ましい。
上記構成の流体動圧軸受装置1の組立に際しては、先ずハウジング9と一体化した軸受スリーブ8の内周に軸部材2を挿入する。次いで、ハウジング9の薄肉部9a2の外周面あるいは蓋部材10の起立部10bの内周面に接着剤を塗布し、薄肉部9a2の外周面に蓋部材10の起立部10bの内周面を嵌合する。そのまま蓋部材10を押し進め、フランジ部2bの両端面2b1・2b2に軸受スリーブ8及び蓋部材10のプレート部10aを当接させる(すなわちスラスト軸受隙間の隙間幅が0の状態にする)。このとき、蓋部材10の起立部10bの上端面10b1と、ハウジング9の厚肉部9a1の下端面9a11とが接触せず、かつプレート部10aの上端面10a1と薄肉部9a2の下端面とが接触しないように各部品の寸法を設定する。次いで、各スラスト軸受隙間の隙間幅の合計量分だけ蓋部材10をハウジング9に対して下方向(ハウジング9から離反する方向)に引き戻し、その後、接着剤を固化させることにより、蓋部材10の取り付けとスラスト軸受隙間の幅設定とが同時に完了する。この手順であれば、蓋部材10の移動量でスラスト軸受隙間の幅を管理することができるので、各部品の加工精度を緩和して、加工コストを低減化することができる。
組立完了後、流体動圧軸受装置1の内部空間、すなわち、ハウジング9及び蓋部材10で密閉された空間に、軸受スリーブ8の内部空孔を含め、潤滑流体として例えば潤滑油を満たす。
この流体動圧軸受装置1において、軸部材2が回転すると、軸受スリーブ8の内周面8aに形成した上下の動圧溝領域と、これに対向する軸部2aの外周面との間に2つのラジアル軸受隙間が形成される。このラジアル軸受隙間の油膜の圧力が動圧溝8a1、8a2により高められ、これにより軸部材2をラジアル方向に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1及び第2ラジアル軸受部R2が構成される。これと同時に、軸部材2のフランジ部2bの上側端面2b1と軸受スリーブ8の下側端面8cとの間、及び、軸部材2のフランジ部2bの下側端面2b2と蓋部材10のプレート部10aの上側端面10a1との間に、それぞれスラスト軸受隙間が形成される。各スラスト軸受隙間の油膜の圧力が動圧溝8c1、10a11により高められ、これにより軸部材2をスラスト方向に非接触支持する第1スラスト軸受部T1及び第2スラスト軸受部T2が構成される。
流体動圧軸受装置1は、蓋部材10の起立部10bの外周面、およびハウジング9の本体部9aの外周面をモータブラケット6の内周面に例えば接着固定することでモータに組み込まれる。蓋部材10の起立部10bとハウジング9の本体部9aの外径寸法を等しくしておけば、これらをモータブラケット6の円筒状の内周面に確実に固定することができる。蓋部材10とモータブラケット6は何れも金属製であるので、両部材間で高い接着強度を得ることができる。蓋部材10とモータブラケット6との間で十分な固定強度を確保できる場合には、ハウジング9の本体部9aとモータブラケット6とを敢えて接着固定する必要はない。
以上に述べたように、本発明では、ハウジング9を、軸受スリーブ8をインサートした射出成形(インサート成形)で形成している。そのため、従来のように軸受スリーブ8をハウジング9に接着固定する場合に必須となる接着工程を不要にすることができる。また、ハウジング9と軸受スリーブ8の接着に際しては、ハウジング9と軸受スリーブ8の同軸度を確保するため、個々の製品について接着剤が完全に硬化するまで両部材を冶具で拘束する必要があり、精度確保に多大な労力を要する。これに対して、インサート成形であれば、射出成形型内で軸受スリーブを精度良く位置決めするだけで、精度の良い同軸度を確保することができる。従って、高い同軸度を有するハウジング9と軸受スリーブ8の一体成形品を効率よく製造することができ、低コストを図ることができる。
また、蓋部材10をハウジング9の外周面に固定しているので、従来のように蓋部材10をハウジング9の内周面に固定する場合に比べ、内周面と外周面の径差分だけ両部材間の固定面積を増すことができる。また、ハウジング9の厚肉部9a1の軸方向長さを短くすることで、蓋部材10の起立部10bの軸方向寸法を増すことができ、固定面積のさらなる増大も容易に達成できる。しかも、これに伴って、蓋部材10を厚肉化する必要がない。従って、軸受装置1の軸方向寸法やラジアル軸受部R1、R2の軸受スパンに影響を与えることなく、蓋部材10の耐抜け強度を高めることができる。
蓋部材10は金属材料で形成されているので、ディスクDが回転することにより帯電した静電気を、軸部材2→蓋部材10→モータブラケット6という経路を介して確実に接地側に放電することができる。蓋部材10とモータブラケット6を接着固定する場合、接着剤(通常は絶縁体である)によって上記導電経路が遮断される事態を防止するため、必要に応じて、蓋部材10の下端の外径端とブラケット6の下端の内径端とに跨って(図1中のA領域)、適当な導電材(例えば金属粉を分散させたペースト状のもの)を塗布し、導電性被膜を形成する。
このように蓋部材10で導電経路を構成すれば、ハウジング9の導電性が不要となるので、ハウジングの成形材料を検討する際に、材料選択の余地が広がり、軸受装置の設計自由度が増す。樹脂製ハウジング9に導電性を持たせる場合、上記のように樹脂材料中に高価な導電性充填材を配合するのが通例であるが、本発明では、この種の導電性充填材の配合を不要とし、あるいは配合量を少なくすることができるので、材料コストを抑えることができる。
従来のように、ハウジング、軸受スリーブ、およびシール部をそれぞれ別部材で形成し、軸受スリーブ及びシール部材をハウジングにそれぞれ個別に固定する構成では、軸受装置の内部での油圧のアンバランスを防止するため、軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面との間、およびシール部材の端面とこれに対向する軸受スリーブ8の上端面8bとの間に油の循環路を形成し、上側のスラスト軸受隙間とシール空間Sとを連通させる場合が多い。この種の循環路は、軸受スリーブ8の外周面8dや上端面8bのそれぞれに形成した1または複数の溝で構成されるのが通例である。
これに対し、本発明のように、軸受スリーブ8をインサートしてハウジング9を射出成形する場合、上記溝にも樹脂が充填されるので、循環路を形成することは困難である。そのため、図2に示す流体軸受装置1も循環路は具備しない。しかしながら、軸受スリーブ8の外周面や端面に上記溝を敢えて形成した上で射出成形を行えば、溝に入り込んだ樹脂がアンカー効果を発揮するので、軸受スリーブ8の抜け止めや回り止めを図ることができる。図2では、軸受スリーブ8の上端面8bに上下識別マークとしての環状溝8b1を形成し、これを射出成形して環状溝8b1を樹脂で充填した構成を例示している。なお、特に必要がなければ、これらの溝(図2では環状溝8b1)を省略しても構わない。
油の循環路を有しない流体動圧軸受装置1において、上下の動圧溝領域のポンピング能力のアンバランス(図3参照)により、軸受スリーブ8の内周面と軸部2aの外周面との間の油を下方に押し込む構成をとる場合、軸受内部の閉塞側の空間、特に下側のスラスト軸受隙間よりも内径側の空間(底面空間P、図6参照)で圧力が過剰に高くなるおそれがある。圧力が極端に大きくなると、軸部材2に作用する上向きの浮上力が過剰となり、上下方向のスラスト支持力をバランスさせることが難しくなる。この点に鑑み、本発明では、図1および図6に示すように、フランジ部2bの上側端面2b1と下側端面2b2とに開口する連通孔11を設けている。この連通孔11を介して上下のスラスト軸受隙間間で油を循環させることにより、上下のスラスト支持力をバランスさせることができる。
図6に示すように、連通孔11は、径方向部11a及び軸方向部11bを有するもので、両スラスト軸受部T1、T2の動圧溝領域を避けてその内径側に開口させるため、屈曲した形状をなしている。さらに詳しくは、径方向部11aの外径端がフランジ部2bの上端面2b1と軸受スリーブ8の内周チャンファ8fiと軸部2aの下端部に設けられたヌスミ部2a2とで形成される空間に開口し、径方向部11aの内径端につながった軸方向部11bが軸部2aの小径部2a1の外周面に沿って延び、第2スラスト軸受部T2のスラスト動圧発生部の内径側に開口している。穴あき円盤状のフランジ部2bの内周面に軸方向溝を形成すると共に、フランジ部2bの上側端面2b1に前記軸方向溝に通じる半径方向溝を形成し、その後、フランジ部2bの内周孔に軸部2aの小径部2a1を嵌合固定することにより、半径方向溝で半径方向部11aを形成し、軸方向溝で軸方向部11bを形成することができる。なお、連通孔11は、円周方向の一箇所に設ける他、複数箇所に設けることもできる。
上記のように本発明では、底面空間Pの圧力が高くなる傾向にあるので、第2スラスト軸受部T2の動圧溝10a11を従来品で多用されるポンプインタイプのスパイラル形状にすると、スラスト軸受隙間の油が内径側に押し込まれるため、底面空間Pの圧力増大を助長することになる。これを回避するため、第2スラスト軸受部の動圧溝10a11は、上記のとおりへリングボーン形状(図5参照)にするのが望ましい。上側の第1スラスト軸受部T1では、この種の問題を生じないので、図4に示すへリングボーン形状の動圧溝8c1に代えて、ポンプインタイプのスパイラル形状の動圧溝を採用することもできる。
本発明は、上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、上記実施形態と同様の構成、機能を有する部位には同一の符号を付して、説明を省略する。
図7に示す流体動圧軸受装置1’は、図2に示す流体動圧軸受装置1と同様に、ハウジング9を、軸受スリーブ8をインサートした樹脂の射出成形品とし、かつ金属製の蓋部材10をハウジング9の外周面、具体的には薄肉部9a2の外周面に固定したものである。スラスト軸受隙間の幅設定後は、蓋部材10の起立部10bの端面10b1と、ハウジング9の厚肉部9a1の端面との間に軸方向隙間δ1が形成されている。
図2に示す流体動圧軸受装置1では、軸受スリーブ8の下端の外周チャンファ8foを樹脂製ハウジング9で被覆し、下端面8cは被覆していない。これに対し、図7に示す流体動圧軸受装置1’では、ハウジング9の薄肉部9a2の下端に、内径側に延びる被覆部9dが形成され、この被覆部9dで軸受スリーブ8の外周チャンファ8foのみならず、軸受スリーブ8の下端面8cの全体が被覆されている。被覆部9dの端面には、第1スラスト軸受部T1のスラスト動圧発生部として機能する複数の動圧溝(例えば図5に示すへリングボーン形状の動圧溝)が形成されている。なお、軸受スリーブ8の下端の内周チャンファ8fiは、被覆部9dで被覆されていない。
このように、ハウジング9の被覆部9dにスラスト動圧発生部を形成することにより、図2に示す実施形態において、軸受スリーブ8の下端面8cに形成されていたスラスト動圧発生部が不要となる。そのため、軸受スリーブ8の半径方向の肉厚を、図2に示す実施形態に比べて薄くすることができる。この薄肉化により、焼結金属製軸受スリーブ8が内部に保有する油量を減らすことができるため、軸受装置全体の保油量を少なくすることができ、昇温時の油の熱膨張量を抑制することができる。従って、シール空間Sの容積を小さくすることができ、シール空間Sの軸方向寸法を減じて、軸受装置全体を軸方向で小型化することが可能となる。
なお、被覆部9dのスラスト動圧発生部は、金型にスラスト動圧発生部に対応した成形型を形成することで、ハウジング9の射出成形と同時に型成形することができる。そのため、スラスト動圧発生部の形成工程を省略して低コスト化を図ることができる。
シール空間Sの軸方向寸法が小さくなることで、ハウジング9におけるシール部9bの肉厚と本体部9aの肉厚差が小さくなるため、樹脂の成形収縮時における変形が生じにくくなる。そのため、この実施形態の流体動圧軸受装置1’ではハウジング9の上端外径部に形成する肉取り9c(図2参照)を省略している。
以上に説明した実施形態では、ハウジング9の射出材料として樹脂を使用しているが、これに限らず、例えば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の低融点金属材料を使用して射出成形することも可能である。
また、以上の実施形態では、蓋部材10を軸受スリーブ8に固定する際、予め接着剤をハウジング9の薄肉部9a2や蓋部材10の起立部10bに塗布してから、蓋部材10をハウジングの薄肉部9a2に嵌合させているが、これ以外にも、先に蓋部材10とハウジング9とを嵌合させ、スラスト軸受隙間の幅設定を行った後に、軸方向隙間δ1から接着剤を供給し、起立部10bの内周面と薄肉部9a2の外周面との間の微小隙間の毛細管力で接着剤を引き込むことで両者を接着固定してもよい。また、上記実施形態では、蓋部材10と軸受スリーブ8とを接着により固定する場合を例示したが、これに限らず、例えば圧入や圧入接着、あるいは溶接等の手段で固定してもよい。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1・R2及びスラスト軸受部T1・T2の動圧発生部がそれぞれ軸受スリーブ8の内周面8a、下側端面8c、及び蓋部材10のプレート部10aの上側端面10a1に形成されているが、これらの面と軸受隙間を介して対向する面、すなわち軸部2aの外周面、フランジ部2bの上側端面2b1、あるいは下側端面2b2に形成してもよい。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1・R2のラジアル動圧発生部として、ヘリングボーン形状の動圧溝を形成する場合を例示したが、これに限らず、例えば、いわゆるステップ軸受や波型軸受、あるいは多円弧軸受を採用することもできる。また、軸受スリーブ8の内周面8a及び軸部材2の外周面2a1の双方を円筒面とした、いわゆる真円軸受を、ラジアル軸受部R1・R2として採用することもできる。この場合、ラジアル軸受隙間の流体膜に積極的に動圧作用を発生させる動圧発生部は有さないが、軸部材の回転時には、潤滑流体の粘性により流体膜に動圧作用が発生し、ラジアル軸受部R1・R2が構成される。
また、以上の実施形態では、スラスト軸受部T1・T2のスラスト動圧発生部として、動圧溝を使用する場合を例示したが、これに限らず、例えばステップ軸受や波型軸受の構成を採用することもできる。あるいは、動圧軸受からなるスラスト軸受部T1・T2に代えて、軸部材2の端部を蓋部材10のプレート部10aの上端面10a1で接触支持するピボット軸受でスラスト軸受部を構成することもできる。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1・R2が軸方向に離隔して設けられているが、これらを軸方向で連続的に設けても良い。あるいは、これらの何れか一方のみを設けてもよい。
スピンドルモータの断面図である。 流体動圧軸受装置の断面図である。 軸受スリーブの断面図である。 軸受スリーブの底面図である。 蓋部材の平面図である。 連通孔付近を拡大して示す断面図である。 流体動圧軸受装置の他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1,1’流体動圧軸受装置
2 軸部材
2a 軸部
2b フランジ部
3 ディスクハブ
4 ステータコイル
5 ロータマグネット
6 モータブラケット
8 軸受スリーブ
8ei 内周チャンファ
8f1 内周チャンファ
8eo 外周チャンファ
8fo 外周チャンファ
9 ハウジング
9a 本体部
9b シール部
10 蓋部材
10a プレート部
10b 起立部
11 連通孔
R1・R2 ラジアル軸受部
T1・T2 スラスト軸受部
S シール空間
δ1 軸方向隙間
δ2 軸方向隙間

Claims (9)

  1. 軸部材と、軸部材の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成する軸受スリーブと、軸受スリーブを収容し、両端が開口したハウジングと、ハウジングの一端側の開口部を閉塞し、スラスト軸受部を形成する蓋部材とを有する流体動圧軸受装置において、
    ハウジングが、軸受スリーブをインサートした射出成形品であり、ハウジングの他端側に、シール空間を形成するシール部が一体に形成され、蓋部材がハウジングの外周面に固定されていることを特徴とする流体動圧軸受装置。
  2. 軸部材と、軸部材の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成する軸受スリーブと、軸受スリーブを収容し、両端が開口したハウジングと、ハウジングの一端側の開口部を閉塞し、スラスト軸受部を形成する蓋部材とを有する流体動圧軸受装置において、
    ハウジングが、軸受スリーブをインサートした射出成形品であり、ハウジングの他端側に、シール空間を形成するシール部が一体に形成され、蓋部材とハウジングが異なる材料で形成されていることを特徴とする流体動圧軸受装置。
  3. 蓋部材の導電率をハウジングの導電率よりも大きくした請求項1または2記載の流体動圧軸受装置。
  4. 軸受スリーブの前記一端側の外周チャンファをハウジングで被覆した請求項1または2記載の流体動圧軸受装置。
  5. さらに軸受スリーブの前記一端側の端面をハウジングで被覆した請求項4記載の流体動圧軸受装置。
  6. 軸受スリーブの前記一端側の端面を被覆するハウジングの端面にスラスト動圧発生部を形成した請求項5記載の流体動圧軸受装置。
  7. 蓋部材をプレス成形品とした請求項1または2記載の流体動圧軸受装置。
  8. 軸部材にフランジ部を設け、軸受スリーブの端面とフランジ部の一方の端面との間、および蓋部材とフランジ部の他方の端面との間に、それぞれスラスト軸受隙間を形成した請求項1または2記載の流体動圧軸受装置。
  9. ハウジングと蓋部材の間に、両スラスト軸受隙間が0となるまでハウジングと蓋部材の軸方向の接近移動を許容する軸方向隙間を介在させた請求項8記載の流体動圧軸受装置。
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