JP2010014330A - 熱交換器、及びその熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】扁平管とフィンとの接触状態が良好で、結露水に対する水はけ性を向上させた熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器10では、導水フィン13が、一つの板状素材から波形フィン12と一体成形され、通風空間の外側で且つ通風空間を通る空気流の下流側に配置されている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部が、下側の導水フィン13の上部と近接又は接触している。扁平管11及び波形フィン12で発生した結露水は、空気流に押されて波形フィン12と一体の導水フィン13へ伝わり、そこから下方へ流れる。
【選択図】図5
【解決手段】熱交換器10では、導水フィン13が、一つの板状素材から波形フィン12と一体成形され、通風空間の外側で且つ通風空間を通る空気流の下流側に配置されている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部が、下側の導水フィン13の上部と近接又は接触している。扁平管11及び波形フィン12で発生した結露水は、空気流に押されて波形フィン12と一体の導水フィン13へ伝わり、そこから下方へ流れる。
【選択図】図5
Description
本発明は、扁平管とフィンとを備えた熱交換器、及びその熱交換器の製造方法に関する。
従来、扁平管の平面部を水平にし、平面部と平面部との間にフィンが波形に折り曲げられた状態で配置されている熱交換器が広く普及している。このような熱交換器では、フィンが扁平管によって分断されているので、結露水が滞留して通風抵抗となる。この結露水の滞留を解消するために、フィンの端部から突出部を空気流の下流側へ突出させ、その突出部に切り欠きを設けた熱交換器が提供されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている熱交換器によれば、発生した結露水は、空気流に押されて下流側に集まり、切り欠きを通って下方へ落下する。
しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器では、結露水が切り欠きから落下するのは、結露水が自重で落下できる程度の大きさまで成長したときであって、周期的に結露水が熱交換器に滞留することがあり、結露水に対する水はけ性は低い。また、熱交換器の小型化がさらに進む状況下において、熱交換器の小型化は結露水に対する熱交換器の水はけ性を低下させる可能性が高いので、さらなる水はけ性の向上が求められている。
他方、水はけ性を向上させるために、扁平管が水平面に対して傾斜した状態でフィンに貫通する熱交換器も提供されている(特許文献2参照)。特許文献2に開示されている熱交換器によれば、発生した結露水は、傾斜した扁平管の表面を流れるので、滞留して空気抵抗となることはない。
しかしながら、特許文献2に記載の熱交換器では、扁平管がフィンに嵌め込まれるという構成であるので、ロウ付け溶接時にフィンが扁平管の長手方向に逃げ易く、ロウ付け溶接後の扁平管とフィンとの接触状態が不完全となり、熱交換性能が低下する。
実公昭63−6632号公報
特開2005−121318号公報
本発明の課題は、扁平管とフィンとの接触状態が良好で、結露水に対する水はけ性を向上させた熱交換器を提供することにある。
第1発明に係る熱交換器は、扁平管と、波形フィンと、導水フィンとを備えている。扁平管は、平面部を上下方向に向けた状態で複数段配列されている。波形フィンは、上下に隣接する扁平管に挟まれた通風空間に波形に折り曲げられた状態で配置されている。導水フィンは、一つの板状素材から波形フィンと一体成形され、通風空間の外側で且つ通風空間を通る空気流の上流側及び/又は下流側に配置されている。
この熱交換器では、扁平管及び波形フィンで発生した結露水は、空気流に押されて波形フィンと一体の導水フィンへ伝わり下方へ流れる。その結果、熱交換器の水はけがよくなる。また、波形フィンは、扁平管の長手方向にそって波形に延びているので、ロウ付け溶接時に、扁平管の長手方向に逃げ難く、ロウ付け溶接後の扁平管と波形フィンとの接触状態がよい。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、上下に隣接する導水フィンの上側の導水フィンが、下側の導水フィンと近接又は接触している。
この熱交換器では、上側の導水フィンから降下してきた結露水は、降下時の勢い、又は結露水同士の結合によって下側の導水フィンへ移動し下方へ流れるので、熱交換器の水はけがさらによくなる。
第3発明に係る熱交換器の製造方法は、第1発明又は第2発明に係る熱交換器の製造方法であって、波形フィンが、波形に折り曲げられる前の板状素材のとき、波形フィンとなる予定の第1領域と、導水フィンとなる予定の第2領域とを有している。第1領域と第2領域との境界線のうち、波形フィンの谷と隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線が設けられている。第1領域が波形に折り曲げられるときに、第2領域が第1領域の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる。
この熱交換器の製造方法では、波形フィン及び導水フィンが折り曲げ後にせん断加工を必要としないので、製造コストの増大が抑制される。また、波形フィンと導水フィンとの一体化により部品点数が削減される。
第4発明に係る熱交換器の製造方法は、第1発明又は第2発明に係る熱交換器の製造方法であって、波形フィンが、波形に折り曲げられる前の板状素材のとき、波形フィンとなる予定の第1領域と、導水フィンとなる予定の第2領域とを有している。第1領域と第2領域との境界線のうち、波形フィンの谷と隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線が設けられている。第2領域のうち、波形フィンの山と隣接する予定の部分に切り欠きが設けられている。第1領域が波形に折り曲げられるときに、第2領域が第1領域の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる。
この熱交換器の製造方法では、波形フィン及び導水フィンが折り曲げ後にせん断加工を必要としないので、製造コストの増大が抑制される。また、波形フィンと導水フィンとの一体化により部品点数が削減される。さらに、本来、導水フィンの谷となる部分が切り欠かれているので、結露水が導水フィンに溜まることがない。
第1発明に係る熱交換器では、扁平管及び波形フィンで発生した結露水は、空気流に押されて波形フィンと一体の導水フィンへ伝わり下方へ流れるので、熱交換器の水はけがよくなる。また、波形フィンは、扁平管の長手方向にそって波形に延びているので、ロウ付け溶接時に、扁平管の長手方向に逃げ難く、ロウ付け溶接後の扁平管と波形フィンとの接触状態がよい。
第2発明に係る熱交換器では、上側の導水フィンから降下してきた結露水は、降下時の勢い、又は結露水同士の結合によって下側の導水フィンへ移動し下方へ流れるので、熱交換器の水はけがさらによくなる。
第3発明に係る熱交換器の製造方法では、波形フィン及び導水フィンが折り曲げ後にせん断加工を必要としないので、製造コストの増大が抑制される。また、波形フィンと導水フィンとの一体化により部品点数が削減される。
第4発明に係る熱交換器の製造方法では、本来、導水フィンの谷となる部分が切り欠かれているので、結露水が導水フィンに溜まることがない。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<熱交換器10の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換器の正面図であり、図2は、図1のA部の拡大斜視図である。図1において、熱交換器10は、扁平管11、波形フィン12、導水フィン13及びヘッダ15を備えている。
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換器の正面図であり、図2は、図1のA部の拡大斜視図である。図1において、熱交換器10は、扁平管11、波形フィン12、導水フィン13及びヘッダ15を備えている。
(扁平管11)
図2において、扁平管11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成形されており、伝熱面となる平面部11aと、冷媒が流れる複数の冷媒流路11bを有している。扁平管11は、平面部11aを上下に向けた状態で複数段配列されている。
図2において、扁平管11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成形されており、伝熱面となる平面部11aと、冷媒が流れる複数の冷媒流路11bを有している。扁平管11は、平面部11aを上下に向けた状態で複数段配列されている。
(波形フィン12)
図2において、波形フィン12は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。波形フィン12は、上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間に配置され、谷部12g及び山部12hとなる折り曲げ部が扁平管11の平面部11aと接触している。なお、谷部12gと山部12hと平面部11aとはロウ付け溶接されている。
図2において、波形フィン12は、波形に折り曲げられたアルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。波形フィン12は、上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間に配置され、谷部12g及び山部12hとなる折り曲げ部が扁平管11の平面部11aと接触している。なお、谷部12gと山部12hと平面部11aとはロウ付け溶接されている。
伝熱面12aは、通風空間を通過する空気流Bと熱交換する部分であり、効率よく熱交換を行うためのルーバー12cが形成されている。ルーバー12cは、伝熱面12aの一方の面から他方の面へ貫通する開口を形成している。説明の便宜上、図2正面視において、伝熱面12aの正面側を「第1面」、背面側を「第2面」と呼ぶ。伝熱面12aの中央から上流側に位置するルーバー12c群は、空気流が第2面からから第1面へ流れるように傾いており、伝熱面12aの中央から下流側に位置するルーバー12c群は、空気流が第1面からから第2面へ流れるように傾いている。
(導水フィン13)
図2において、導水フィン13は、通風空間の外側に位置し、通風空間から空気流Bの下流側へはみ出ている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部は、下側の導水フィン13の上部に近接又は接触している。
図2において、導水フィン13は、通風空間の外側に位置し、通風空間から空気流Bの下流側へはみ出ている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部は、下側の導水フィン13の上部に近接又は接触している。
図3は、波形フィン及び導水フィンの斜視図である。図3において、波形フィン12の谷部12gと導水フィンの山部13hとは隣接しており、本実施形態では、波形フィン12と導水フィン13とは同一板状素材から一体成形されているので、波形フィン12の谷部12gと導水フィンの山部13hとがなめらかに繋がっている。
(波形フィン12と導水フィン13の製造方法)
図4は、波形フィン及び導水フィンの折り曲げ前の板状素材の平面図である。なお、図4では、波形フィン12のルーバー12cの記載が省略されている。図4において、波形フィン12及び導水フィン13の折り曲げ前の板状素材は、波形フィン12となる予定の第1領域121と、導水フィン13となる予定の第2領域とを有している。この状態では、波形フィン12の谷部12gとなる第1谷予定域121gと、導水フィン13の山部13hとなる予定の第2山予定域122hとが隣接し、波形フィン12の山部12hとなる第1山予定域121hと、導水フィン13の谷部13gとなる予定の第2谷予定域122gとが隣接している。第1領域121と第2領域122との境界線上には、切り込み線123が設けられている。但し、第1谷予定域121gと第2山予定域122hとの境界線上には、切り込み線123は設けられていない。
図4は、波形フィン及び導水フィンの折り曲げ前の板状素材の平面図である。なお、図4では、波形フィン12のルーバー12cの記載が省略されている。図4において、波形フィン12及び導水フィン13の折り曲げ前の板状素材は、波形フィン12となる予定の第1領域121と、導水フィン13となる予定の第2領域とを有している。この状態では、波形フィン12の谷部12gとなる第1谷予定域121gと、導水フィン13の山部13hとなる予定の第2山予定域122hとが隣接し、波形フィン12の山部12hとなる第1山予定域121hと、導水フィン13の谷部13gとなる予定の第2谷予定域122gとが隣接している。第1領域121と第2領域122との境界線上には、切り込み線123が設けられている。但し、第1谷予定域121gと第2山予定域122hとの境界線上には、切り込み線123は設けられていない。
上記の板状素材の折り曲げは、第1谷予定域121gの両側が上方に向って折れ、第2山予定域122hの両側が下方に向って折れるように行われる。このとき、第1山予定域121hが上方に向って移動し、第2谷予定域122gは下方に向って移動する。これによって、波形フィン12の谷部12gと導水フィン13の山部13hとが繋がった一体物が完成する。なお、図4の破線Xは、折り曲げ予定位置を示している。
(ヘッダ15)
図1において、ヘッダ15は、上下方向に複数段配列された扁平管11の両端に連結されている。説明の便宜上、図1の正面視右側のヘッダを「第1ヘッダ151」と呼び、左側のヘッダを「第2ヘッダ152」と呼ぶ。第1ヘッダ151及び第2ヘッダ152は、扁平管11を支持する機能と、冷媒を扁平管11の冷媒流路11bに導く機能と、冷媒流路11bから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
図1において、ヘッダ15は、上下方向に複数段配列された扁平管11の両端に連結されている。説明の便宜上、図1の正面視右側のヘッダを「第1ヘッダ151」と呼び、左側のヘッダを「第2ヘッダ152」と呼ぶ。第1ヘッダ151及び第2ヘッダ152は、扁平管11を支持する機能と、冷媒を扁平管11の冷媒流路11bに導く機能と、冷媒流路11bから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
(冷媒の流れ)
図1、図2において、第1ヘッダ151の入口151aから流入した冷媒は、最上段の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、2段目の扁平管11の各冷媒流路11bへ均等に分配され第1ヘッダ151へ向って流れる。以降、奇数段目の扁平管11内の冷媒は、第2ヘッダ152へ向って流れ、偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れる。そして、最下段で且つ偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れ、第1ヘッダ151で集合し出口151bから流出する。
図1、図2において、第1ヘッダ151の入口151aから流入した冷媒は、最上段の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、2段目の扁平管11の各冷媒流路11bへ均等に分配され第1ヘッダ151へ向って流れる。以降、奇数段目の扁平管11内の冷媒は、第2ヘッダ152へ向って流れ、偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れる。そして、最下段で且つ偶数段目の扁平管11内の冷媒は、第1ヘッダ151に向って流れ、第1ヘッダ151で集合し出口151bから流出する。
なお、冷媒の流れ方は、用途又は冷媒の圧力損失の程度に応じて変更される。例えば、冷媒が複数の扁平管11内を同時に同方向へ流れるようにして冷媒の圧力損失を抑えてもよい。以下、再度、図1を参照しながら、冷媒の他の流れ方を説明する。
先ず、第1ヘッダ151の入口151aから流入した冷媒は、最上段及び第2段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、第3段目及び第4段目の扁平管11の各冷媒流路11bへ均等に分配され第1ヘッダ151に向って流れる。第1ヘッダ151に達した冷媒は第5段目及び第6段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配され第2ヘッダ152に向って流れる。第2ヘッダ152に達した冷媒は、第7段目及び第8段目の扁平管11の各冷媒流路11bへほぼ均等に分配されヘッダ151に向って流れる。そして、第1ヘッダ151で集合した冷媒は出口151bから流出する。これによって、1つに冷媒流路11bを通る冷媒の流速が低くなり、冷媒の圧力損失が軽減される。
熱交換器10が蒸発器として機能するとき、冷媒流路11bを流れる冷媒は、波形フィン12を介して通風空間を流れる空気流から吸熱する。熱交換器10が凝縮器として機能するときは、冷媒流路11bを流れる冷媒は、波形フィン12を介して通風空間を流れる空気流へ放熱する。
(結露水の流れ)
一般に、扁平管11が平面部11aを上下に向けて配列されているとき、熱交換器表面の水はけが悪く、蒸発器として利用した場合、滞留した結露水が空気流の抵抗となり熱交換性能が低下することがある。しかし、本実施形態の熱交換器10では、導水フィン13があるので結露水は滞留することがない。以下、結露水の流れについて図面を用いて説明する。
一般に、扁平管11が平面部11aを上下に向けて配列されているとき、熱交換器表面の水はけが悪く、蒸発器として利用した場合、滞留した結露水が空気流の抵抗となり熱交換性能が低下することがある。しかし、本実施形態の熱交換器10では、導水フィン13があるので結露水は滞留することがない。以下、結露水の流れについて図面を用いて説明する。
図5は、図1の熱交換器を扁平管の長手方向と垂直な平面で切断したときの部分断面図である。図5において、波形フィン12の伝熱面12aで発生した結露水Wは、重力によって伝熱面12aを降下しながら、空気流Bに押されて下流側へ移動する。途中で扁平管11の平面部11aへ落ちた結露水および平面部11aで発生した結露水も、空気流Bに押され平面部11aに沿って下流側へ移動する。また、波形フィン12の谷部12g(図3参照)へ降下した結露水も、空気流Bに押され谷部12gに沿って下流側へ移動する。また、波形フィン12の谷部12gと扁平管11の平面部11aとの隙間に侵入した結露水は、その隙間による毛細管現象によって隙間に沿って下流側へ移動する。
波形フィン12の下流側に達した結露水は、空気流Bに押されて導水フィン13の山部13h(図3参照)へ移動し、導水フィン13の鉛直面に沿って下方に移動する。その結果、導水フィン13がないものに比べて水はけがよくなる。
<特徴>
(1)
熱交換器10では、導水フィン13が、一つの板状素材から波形フィン12と一体成形され、通風空間の外側で且つ通風空間を通る空気流の下流側に配置されている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部が、下側の導水フィン13の上部と近接又は接触している。扁平管11及び波形フィン12で発生した結露水は、空気流に押されて波形フィン12と一体の導水フィン13へ伝わり、そこから下方へ流れる。したがって、水はけがよい。また、波形フィン12は、扁平管11の長手方向にそって波形に延びているので、ロウ付け溶接時に、扁平管11の長手方向に逃げ難く、ロウ付け溶接後の扁平管11と波形フィン12との接触状態がよい。
(1)
熱交換器10では、導水フィン13が、一つの板状素材から波形フィン12と一体成形され、通風空間の外側で且つ通風空間を通る空気流の下流側に配置されている。上下に隣接する導水フィン13のうち、上側の導水フィン13の下部が、下側の導水フィン13の上部と近接又は接触している。扁平管11及び波形フィン12で発生した結露水は、空気流に押されて波形フィン12と一体の導水フィン13へ伝わり、そこから下方へ流れる。したがって、水はけがよい。また、波形フィン12は、扁平管11の長手方向にそって波形に延びているので、ロウ付け溶接時に、扁平管11の長手方向に逃げ難く、ロウ付け溶接後の扁平管11と波形フィン12との接触状態がよい。
(2)
熱交換器10では、波形フィン12が、波形に折り曲げられる前の板状素材のとき、波形フィン12となる予定の第1領域121と、導水フィン13となる予定の第2領域122とを有している。第1領域121と第2領域122との境界線のうち、波形フィン12の谷部12gと隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線123が設けられている。第1領域121が波形に折り曲げられるときに、第2領域122が第1領域121の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる。その結果、波形フィン12の谷部12gと導水フィン13の山部13hとが繋がった状態となり、波形フィン12で発生した結露水が導水フィン13へ移動し易くなる。また、波形フィン12及び導水フィン13は折り曲げ後にせん断加工を必要としないので、製造コストの増大が抑制される。
熱交換器10では、波形フィン12が、波形に折り曲げられる前の板状素材のとき、波形フィン12となる予定の第1領域121と、導水フィン13となる予定の第2領域122とを有している。第1領域121と第2領域122との境界線のうち、波形フィン12の谷部12gと隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線123が設けられている。第1領域121が波形に折り曲げられるときに、第2領域122が第1領域121の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる。その結果、波形フィン12の谷部12gと導水フィン13の山部13hとが繋がった状態となり、波形フィン12で発生した結露水が導水フィン13へ移動し易くなる。また、波形フィン12及び導水フィン13は折り曲げ後にせん断加工を必要としないので、製造コストの増大が抑制される。
<変形例>
図6は、変形例に係る波形フィン及び導水フィンの斜視図であり、図7は、変形例に係る波形フィン及び導水フィンの折り曲げ前の板状素材の平面図である。なお、上記実施形態と同一の部分には同一符号を付与して説明を省略する。図6、図7において、導水フィン13の谷部、即ち上記実施形態の谷部13g(図3参照)に相当する部分が切断されている。
図6は、変形例に係る波形フィン及び導水フィンの斜視図であり、図7は、変形例に係る波形フィン及び導水フィンの折り曲げ前の板状素材の平面図である。なお、上記実施形態と同一の部分には同一符号を付与して説明を省略する。図6、図7において、導水フィン13の谷部、即ち上記実施形態の谷部13g(図3参照)に相当する部分が切断されている。
図7に示すように、変形例に係る波形フィン及び導水フィンの折り曲げ前の板状素材では、第1領域121と第2領域122との境界線上には、切り込み線123が設けられている。但し、第1谷予定域121gと第2山予定域122hとの境界線上には、切り込み線123は設けられていない。さらに、導水フィン13の谷部となる予定の領域、即ち、上記実施形態の第2谷予定域122g(図4参照)に相当する領域に切り欠き124が設けられている。
上記の板状素材の折り曲げは、第1谷予定域121gの両側が上方に向って折れ、第2山予定域122hの両側が下方に向って折れるように行われる。このとき、第1山予定域121hが上方に向って、切り欠き124は下方に向って移動する。これによって、谷部が切断された導水フィン13が形成され、波形フィン12の谷部12gと導水フィン13の山部13hとが繋がった一体物が完成する。
<変形例の特徴>
変形例に係る熱交換器10では、導水フィン13の鉛直面に沿って降下してきた結露水が、塞き止められることがなく容易に下方の導水フィン13へ移動することができる。
変形例に係る熱交換器10では、導水フィン13の鉛直面に沿って降下してきた結露水が、塞き止められることがなく容易に下方の導水フィン13へ移動することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態及び変形例では、導水フィン13が、上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間から空気流Bの下流側にはみ出ているが、これに限定されるものではなく、通風空間から空気流Bの上流側にはみ出てもよい。
上記実施形態及び変形例では、導水フィン13が、上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間から空気流Bの下流側にはみ出ているが、これに限定されるものではなく、通風空間から空気流Bの上流側にはみ出てもよい。
図8は、空気流の上流側及び下流側に導水フィンを備えた熱交換器の部分断面図である。図8において、導水フィン13は、結露水を下方に流すだけでなく、熱交換用フィンとしての機能が高まる。
図9は、扁平管を空気流の方向に複数列で複数段配列した熱交換器の部分断面図である。図9において、扁平管11は空気流Bの方向に2列あり、上下方向に複数段配列されている。導水フィン13は、1列目の上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間の上流側、2列目の上下に隣接する扁平管11に挟まれた通風空間の下流側、及び1列目の通風空間と2列目の通風空間との間に配置されている。
この熱交換器10では、導水フィン13が、1列目の通風空間と2列目の通風空間との間に配置されているので、1列目の扁平管11及び波形フィン12で発生した結露水は、空気流Bに押されて下流側へ進む途中で導水フィン13に到達して下方へ流れる。その結果、結露水が熱交換器10の中央部分で滞留することがない。
以上のように、本発明に係る熱交換器は、扁平管が上下方向に複数段配列された場合でも結露水に対して水はけがよいので、空調機の熱交換器及び自動車のラジエターに有用である。
10 熱交換器
11 扁平管
11a 平面部
12 波形フィン
12g 波形フィンの谷部
12h 波形フィンの山部
13 導水フィン
121 第1領域
122 第2領域
123 切り込み線
124 切り欠き
11 扁平管
11a 平面部
12 波形フィン
12g 波形フィンの谷部
12h 波形フィンの山部
13 導水フィン
121 第1領域
122 第2領域
123 切り込み線
124 切り欠き
Claims (4)
- 平面部(11a)を上下方向に向けた状態で複数段配列される扁平管(11)と、
上下に隣接する前記扁平管(11)に挟まれた通風空間に、波形に折り曲げられた状態で配置される波形フィン(12)と、
一つの板状素材から前記波形フィン(12)と一体成形され、前記通風空間の外側で且つ前記通風空間を通る空気流の上流側及び/又は下流側に配置される導水フィン(13)と、
を備えた、
熱交換器(10)。 - 上下に隣接する前記導水フィン(13)の上側の前記導水フィン(13)が、下側の前記導水フィン(13)と近接又は接触している、
請求項1に記載の熱交換器(10)。 - 請求項1又は請求項2に記載の熱交換器(10)の製造方法であって、
前記波形フィン(12)は、前記波形に折り曲げられる前の前記板状素材のとき、
前記波形フィン(12)となる予定の第1領域(121)と、
前記導水フィン(13)となる予定の第2領域(122)と、
を有し、
前記第1領域(121)と前記第2領域(122)との境界線のうち、前記波形フィン(12)の谷(12g)と隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線(123)が設けられ、
前記第1領域(121)が前記波形に折り曲げられるときに、前記第2領域(122)が前記第1領域(121)の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる、
熱交換器(10)の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の熱交換器(10)の製造方法であって、
前記波形フィン(12)は、前記波形に折り曲げられる前の前記板状素材のとき、
前記波形フィン(12)となる予定の第1領域(121)と、
前記導水フィン(13)となる予定の第2領域(122)と、
を有し、
前記第1領域(121)と前記第2領域(122)との境界線のうち、前記波形フィン(12)の谷(12g)と隣接する予定の範囲を除いた部分に切り込み線(123)が設けられ、
前記第2領域(122)のうち、前記波形フィン(12)の山(12h)と隣接する予定の部分に切り欠き(124)が設けられ、
前記第1領域(121)が前記波形に折り曲げられるときに、前記第2領域(122)が前記第1領域(121)の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げられる、
熱交換器(10)の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008174237A JP2010014330A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 熱交換器、及びその熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008174237A JP2010014330A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 熱交換器、及びその熱交換器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010014330A true JP2010014330A (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=41700599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008174237A Pending JP2010014330A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 熱交換器、及びその熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010014330A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013089116A1 (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-20 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器 |
| EP3128277A1 (en) * | 2015-08-03 | 2017-02-08 | DongHwan Ind. Corp. | Evaporator having vertical arrangement of header pipe for vehicle air conditioner |
-
2008
- 2008-07-03 JP JP2008174237A patent/JP2010014330A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013089116A1 (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-20 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器 |
| JP2013124808A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Daikin Industries Ltd | 熱交換器 |
| AU2012353427B2 (en) * | 2011-12-14 | 2015-07-16 | Daikin Industries, Ltd. | Heat exchanger |
| EP3128277A1 (en) * | 2015-08-03 | 2017-02-08 | DongHwan Ind. Corp. | Evaporator having vertical arrangement of header pipe for vehicle air conditioner |
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