JP2010013519A - 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 - Google Patents
低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010013519A JP2010013519A JP2008173150A JP2008173150A JP2010013519A JP 2010013519 A JP2010013519 A JP 2010013519A JP 2008173150 A JP2008173150 A JP 2008173150A JP 2008173150 A JP2008173150 A JP 2008173150A JP 2010013519 A JP2010013519 A JP 2010013519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyacetal resin
- heat
- polymerization
- polyacetal
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
【解決手段】重合後の不安定末端部分を有する粗ポリアセタール樹脂を加熱溶融処理して安定化するポリアセタール樹脂の製造方法において、加熱溶融処理温度X(℃)、ポリアセタール樹脂の融点Y(℃)、加熱溶融処理時間Z(分間)との関係が、下式で示される範囲であることを特徴とするポリアセタール樹脂の製造方法。Z>−0.0227X+1.29Y−201(1)、Z≧1,Y≦X≦260(2)
【選択図】なし
Description
加熱溶融処理温度X(℃)、ポリアセタール樹脂の融点Y(℃)、加熱溶融処理時間Z(分間)との関係が、下式で示される範囲であることを特徴とするポリアセタール樹脂の製造方法。
Z>−0.0227X+1.29Y−201 (1)
Z≧1,Y≦X≦260 (2)
(2)加熱溶融処理温度X(℃)、ポリアセタール樹脂の融点Y(℃)、加熱溶融処理時間Z(分間)との関係が、下式で示される範囲であることを特徴とする(1)記載のポリアセタール樹脂の製造方法。
Z>−0.0801X+0.792Y−97 (3)
Z≧1,Y≦X≦260 (4)
(3)ポリアセタール樹脂が、トリオキサン100重量部に対し0.2〜30.0重量部の1種種以上のコモノマーを共重合したものである(1)又は(2)に記載のポリアセタール樹脂の製造方法。
さらに、ポリアセタール樹脂には、慣用のポリアセタール樹脂、例えば、分岐形成成分や架橋形成成分を共重合することにより分岐構造や架橋構造が導入された共重合体、更には、オキシメチレン基の繰返しを構成単位として有するブロック共重合体やグラフト共重合体なども含まれる。これらのポリアセタール樹脂は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
活性触媒としては、(1)ルイス酸、特にホウ素、スズ、チタン、リン、ヒ素およびアンチモン等のハロゲン化物、例えば三フッ化ホウ素、四塩化スズ、四塩化チタン、五塩化リン、五フッ化リン、五フッ化ヒ素および五フッ化アンチモン、およびその錯化合物または塩の如き化合物、(2)プロトン酸、例えばトリフルオロメタンスルホン酸、パークロル酸、プロトン酸のエステル、殊にパークロル酸と低級脂肪族アルコールとのエステル、プロトン酸の無水物、特にパークロル酸と低級脂肪族カルボン酸との混合無水物、あるいはトリエチルオキソニウムへキサフルオロホスファート、トリフェニルメチルヘキサフルオロアルゼナート、アセチルへキサフルオロボラート、ヘテロポリ酸またはその酸性塩、イソポリ酸またはその酸性塩などが挙げられる。特に三フッ化ホウ素を含む化合物、あるいは三フッ化ホウ素水和物および配位錯体化合物が好適であり、エーテル類との配位錯体である三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート、三フッ化ホウ素ジブチルエーテラートは特に好ましい。
る触媒失活剤の中でも3価の有機リン化合物および3級アミンが好ましい。3価の有機リン化合物の中で、特に好ましい化合物は熱的に安定でかつ熱による成形品の着色弊害を及ぼさないトリフェニルホスフィンである。3級アミンの中で、特に好ましい化合物はトリエチルアミンおよびN,N−ジメチルブチルアミンである。失活剤は完全に触媒を失活させるを量入れる必要は無く、後述の有機アミン添加加熱保持時に粗ポリアセタール樹脂の分子量低下が製品の許容範囲に抑えられるようにすればよい。失活剤の使用量は、使用触媒のモル数に対して、通常0.01〜500倍、好ましくは0.05〜100倍である。失活剤を溶液、懸濁液の形態で使用する場合、使用される溶剤は特に限定されるものではない。
例えば、水、アルコール類、原料モノマー、コモノマー、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチレンジクロライド、エチレンジクロライド等の脂肪族または芳香族の各種有機溶媒が挙げられる。これらは、混合して使用することも可能である。
Z>−0.0227X+1.29Y−201 (1)
Z≧1,Y≦X≦260 (2)
かかる特定の条件で、粗ポリアセタール樹脂を、加熱溶融処理し造粒することにより、厚さ30μmのフィルムで測定した際に、長軸が30μm以上のフィッシュアイ数が、100個/25cm2以下である、低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂を製造することができる。
Z>−0.0801X+0.792Y−97 (3)
Z≧1,Y≦X≦260 (4)
[処理条件]
処理条件は次の通り判定した。請求項1に記載の数式(1)を用いて得られる処理時間をZ100、請求項2に記載の数式(2)を用いて得られる処理時間をZ10としたとき、実際の処理時間Zが、Z>Z10のときを◎、Z100<Z<Z10のときを○、Z<Z100のときを×として示した。
[フィッシュアイ測定]
表1に記載の方法で得られたポリアセクール樹脂を、Tダイで厚み30μmのフィルムに成形し、5cm角中に含まれる長軸の長さが30μm以上のフィッシュアイを目視で確認した。
二つの円が一部重なった内断面を有し、内断面の長径が20cmであり、周囲にジャケットを有する、長いケース内に1対のシャフトを備え、それぞれのシャフトには互いにかみ合う擬三角形板が多数はめ込まれ、擬三角形板の先端でケース内面および相手の擬三角形板の表面をクリーニングできる連続混合機を重合装置として2台、更には、シャフトには互いにかみ合う擬三角形板の代わりにスクリュー様の羽根が多数はめ込まれた構造を有し、供給口部分から停止剤溶液を注入し、連続的に重合体と混合せしめる停止剤混合機を直列に接続したものを使用し、オキシメチレン共重合体の製造を実施した。
第1段目の重合機の入口に、80kg/hr(889kmo1/hr)のトリオキサンおよび表1に示した量の1,3−ジオキソランと、触媒として三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートのベンゼン溶液を用い、モノマー合計量に対して三フッ化ホウ素として20ppmになるように連続的に供給した。また分子量調節剤としてメチラールを、極限粘度1.1〜1.5dl/gに調節するのに必要な量を連続的に供給した。ベンゼンの合計使用量はトリオキサンに対して1重量%以下であった。また、停止剤混合機の入口より、使用した触媒量の2倍モルのトリフェニルホスフィンをベンゼン溶液で連続的に供給して重合を停止し、出口より粗共重合体を収得した。なお、連続重合機は、各々シャフト回転数を約40rpmとし、また第1段目ジャケット温度を65℃、、第2段目および停止剤混合機ジャケット温度を各々40℃に設定して重合運転を行った。また、得られた粗共重合体100重量部に、トリエチレングリコールービス[3−(3−t−ブチルー5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(チバガイギー社製、商品名イルガノックス245)0.3重量部、メラミン0.025重量部を添加、混合した後、ベント付同方向回転型二軸押出し機と二軸攪拌翼型重合機とを組み合わせて、表1に記載の条件で加熱溶融した。その後、ギアポンプで抜き出し水中下で冷却してペレット化した。得られたペレットを120℃、24時間熱風乾燥機で乾燥して最終サンプルとした。
二つの円が一部重なった内断面を有し、内断面の長径が20cmであり、周囲にジャケットを有する、長いケース内に1対のシャフトを備え、それぞれのシャフトには互いにかみ合う擬三角形板が多数はめ込まれ、擬三角形板の先端でケース内面および相手の擬三角形板の表面をクリーニングできる連続混合機を重合装置として2台、更には、シャフトには互いにかみ合う擬三角形板の代わりにスクリュー様の羽根が多数はめ込まれた構造を有し、供給口部分から停止剤溶液を注入し、連続的に重合体と混合せしめる停止剤混合機を直列に接続したものを使用し、オキシメチレン共重合体の製造を実施した。第1段目の重合機の入口に、80kg/hr(889kmo1/hr)のトリオキサンおよび表1に示した量の1,3−ジオキソランと、触媒として三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートのベンゼン溶液を用い、モノマー合計量に対して三フッ化ホウ素として20ppmになるように連続的に供給した。また分子量調節剤としてメチラールを、極限粘度1.1〜1.5dl/gに調節するのに必要な量を連続的に供給した。ベンゼンの合計使用量はトリオキサンに対して1重量%以下であった。また、停止剤混合機の入口より、使用した触媒量の2倍モルのトリフェニルホスフィンをベンゼン溶液で連続的に供給して重合を停止し、出口より粗共重合体を収得した。なお、連続重合機は、各々シャフト回転数を約40rpmとし、また第1段目ジャケット温度を65℃、第2段目および停止剤混合機ジャケット温度を各々40℃に設定して重合運転を行った。また、得られた粗共重合体100重量部に、トリエチレングリコールービス(3−(3−t−ブチルー5−メチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕(チバガイギー社製、商品名イルガノックス245)0.3重量部、メラミン0.025重量部を添加混合した後、ベント付同方向回転型二軸押出し機で表1に記載の条件で、加熱溶融した。その後、ギアポンプで抜き出し水中下で冷却してペレット化した。得られたペレットを120℃、24時間熱風乾燥機で乾燥して最終サンプルとした。
Claims (3)
- 重合後の不安定末端部分を有する粗ポリアセタール樹脂を加熱溶融処理して安定化するポリアセタール樹脂の製造方法において、
加熱溶融処理温度X(℃)、ポリアセタール樹脂の融点Y(℃)、加熱溶融処理時間Z(分間)との関係が、下式で示される範囲であることを特徴とするポリアセタール樹脂の製造方法。
Z>−0.0227X+1.29Y−201 (1)
Z≧1,Y≦X≦260 (2) - 加熱溶融処理温度X(℃)、ポリアセタール樹脂の融点Y(℃)、加熱溶融処理時間Z(分間)との関係が、下式で示される範囲であることを特徴とする請求項1記載のポリアセタール樹脂の製造方法。
Z>−0.0801X+0.792Y−97 (3)
Z≧1,Y≦X≦260 (4) - ポリアセタール樹脂が、トリオキサン100重量部に対し0.2〜30.0重量部の1種種以上のコモノマーを共重合したものである請求項1又は2に記載のポリアセタール樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008173150A JP2010013519A (ja) | 2008-07-02 | 2008-07-02 | 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008173150A JP2010013519A (ja) | 2008-07-02 | 2008-07-02 | 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010013519A true JP2010013519A (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=41699925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008173150A Pending JP2010013519A (ja) | 2008-07-02 | 2008-07-02 | 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010013519A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63159463A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-02 | Ube Ind Ltd | オキシメチレン共重合体の安定化法 |
| WO2000017247A1 (fr) * | 1998-09-24 | 2000-03-30 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Copolymere de polyoxymethylene et composition le contenant |
| JP2000159850A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-06-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリアセタールコポリマー及びその組成物 |
| JP2006224682A (ja) * | 2001-12-12 | 2006-08-31 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ハードディスク用ランプの製造方法 |
| JP2007112959A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Polyplastics Co | 不安定末端基分解処理剤、それを用いた安定化ポリアセタール樹脂、製造方法、組成物及び成形体 |
-
2008
- 2008-07-02 JP JP2008173150A patent/JP2010013519A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63159463A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-02 | Ube Ind Ltd | オキシメチレン共重合体の安定化法 |
| WO2000017247A1 (fr) * | 1998-09-24 | 2000-03-30 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Copolymere de polyoxymethylene et composition le contenant |
| JP2000159850A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-06-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリアセタールコポリマー及びその組成物 |
| JP2006224682A (ja) * | 2001-12-12 | 2006-08-31 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ハードディスク用ランプの製造方法 |
| JP2007112959A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Polyplastics Co | 不安定末端基分解処理剤、それを用いた安定化ポリアセタール樹脂、製造方法、組成物及び成形体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6024749B2 (ja) | オキシメチレン共重合体の製造方法 | |
| JP2011137087A (ja) | ポリアセタール共重合体の製造方法 | |
| JP2005272707A (ja) | ポリオキシメチレン共重合体の製造方法 | |
| JP5229458B2 (ja) | 摺動性に優れたポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP4736874B2 (ja) | 高摺動ポリアセタール樹脂組成物の製造方法。 | |
| JP2010013519A (ja) | 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂の製造方法 | |
| JP2004339271A (ja) | ポリオキシメチレン樹脂組成物の製造方法 | |
| JP2008195755A (ja) | オキシメチレン共重合体組成物 | |
| JP2008195777A (ja) | オキシメチレン共重合体組成物 | |
| JP5648477B2 (ja) | 低フィッシュアイ・ポリアセタール樹脂 | |
| EP1607422B1 (en) | Process for producing oxymethylene copolymer | |
| US20090062503A1 (en) | Process for Producing Polyoxymethylene Copolymer | |
| JP6225523B2 (ja) | ポリアセタール樹脂の製造方法 | |
| JP4605322B2 (ja) | オキシメチレン共重合体の製造方法 | |
| JP2004352913A (ja) | ポリオキシメチレン樹脂組成物の製造方法 | |
| JP3998806B2 (ja) | ポリアセタール樹脂の製造方法 | |
| JP2005225973A (ja) | ポリオキシメチレン共重合体の製造方法 | |
| JP5066832B2 (ja) | 高靭性ポリアセタール樹脂組成物の製造方法。 | |
| JP4092545B2 (ja) | オキシメチレン共重合体の連続製造方法 | |
| JP4169868B2 (ja) | ポリオキシメチレン共重合体及びその製造方法 | |
| JP5403234B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP2010180312A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP2006291001A (ja) | 低ホルムアルデヒド化ポリアセタール樹脂組成物の製造方法。 | |
| JP5403257B2 (ja) | ポリアセタール共重合体 | |
| JP2009046549A (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20110630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20120117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20121211 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130903 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |