JP2010012807A - 車両用着座席 - Google Patents
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Abstract
【目的】着座部の中央に設けた凹部により乗員に対するホールド感を高めつつも、凹部の上側開口が開きすぎないように規制し、かつ凹部を挟む左右の座面がそれぞれ別個に大きく動かないように規制するとともに、通気性を良好に維持する。
【構成】着座部20の中央に前後方向へ長い凹部25を設け、その上方をシート30で覆い、シート30を左右の表皮へ連結する。これにより、乗車姿勢が変化して、シート30により凹部25の上方開口部が必要以上開かないように規制し、凹部25の左右の座面21がそれぞれ別個に大きく動かないように規制する。またシート30を通気性構造にすることで、着座部の通気性を良好に維持する。
【選択図】図6
【構成】着座部20の中央に前後方向へ長い凹部25を設け、その上方をシート30で覆い、シート30を左右の表皮へ連結する。これにより、乗車姿勢が変化して、シート30により凹部25の上方開口部が必要以上開かないように規制し、凹部25の左右の座面21がそれぞれ別個に大きく動かないように規制する。またシート30を通気性構造にすることで、着座部の通気性を良好に維持する。
【選択図】図6
Description
この発明は、自動2輪車用等の車両用着座席であって座面にホールド感を高めるための凹部を設けたものに関する。
乗員着座時に臀部のホールド性を高めて乗車姿勢を良好に保つため、車両用着座席の座面後方かつ左右方向略中央に凹部を設けたものがある。このように着座席を構成すると、乗員が着座した際、臀部に対する左右方向でのホールド性を高め、乗車姿勢を良好に保つことができる。
特開2008−1181
上記凹部によりホールド性を高めた構造では、座面の略中央に凹部があるので、車両の状態や乗員の乗り方によっては、凹部の両側のクッション層が左右方向で外に広がったり、独立して動くことで臀部の周囲に違和感を与えるような場合がある。そこで本願発明は座り心地の向上を目的とする。
上記課題を解決するため車両用着座席に係る請求項1の発明は、乗員が着座する座面と、この座面の下方に設けられたクッション材と、座面の左右方向中央に上方に向けて開口する凹部とを備えた着座部を有する車両用着座席において、
前記凹部の上方開口部の少なくとも一部を覆い、車両の左右方向で開口部の両側の縁を繋ぐシートを設けたことを特徴とする。
前記凹部の上方開口部の少なくとも一部を覆い、車両の左右方向で開口部の両側の縁を繋ぐシートを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1の発明において、前記シートが通気孔を有することを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2の発明において、前記凹部の底部が、車両の前後方向で後方に向かうに従い深くなるように傾斜し、前記凹部の後部が着座部の後壁部に開口していることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項3の発明において、前記車両用着座席は、前記着座部の後方にバックレストを設け、
前記着座部と前記バックレストの間に、前記凹部の後端開口部と連なり、外方に向けて延びる通路を設けたことを特徴とする。
前記着座部と前記バックレストの間に、前記凹部の後端開口部と連なり、外方に向けて延びる通路を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項2の発明において、前記凹部の底部に穴を設け、前記着座部は底板を有するとともに、前記凹部の底部に設けられた穴から入った水を着座部の外部に排出するための排水部を前記底板に設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項1の発明において、前記凹部の底部に穴を設け、着座部は底板を有するとともに、この底板に前記凹部の底部の穴へ走行風を導く通路を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、開口部の左右方向を繋ぐシートを設けたので、凹部により臀部のホールド性を高めて乗車姿勢を良好に保つ効果を得ながらも、凹部が左右方向外側に広がるのを抑えることができ、また、開口部の左右方向をシートで繋ぐことで、凹部の両側のクッション層の動きを連動させることもできるため、臀部の周囲に与える違和感を緩和させることができる。
請求項2の発明によれば、シートが通気孔を有するので、着座域の通気性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、凹部が前後方向で後方に向かうに従い深くなるように傾斜するとともに、着座部の後部に開口しているので、凹部内に溜まった水等を着座部の後部に開いている開口から外に出すことができる。
請求項4の発明によれば、凹部内に溜まった水等を、着座部の後部に開いている開口から、前記着座部と前記バックレストの間にある通路を通って、外に出すことができる。
請求項5の発明によれば、底板に排水部を設けたので、凹部の底部に設けられた穴から入った水を底板の排水部から外部へ排水することができる。
請求項6の発明によれば、走行風を底版に設けた通路を通して凹部へ導くことができるので、臀部周辺を涼しくすることができる。
以下、図面に基づいて実施例を説明する図1は実施例に係る自動2輪車の側面図であり、前輪1と後輪2を支持する車体フレーム3は、ハンドル4にて転舵するフロントフォーク5と、ヘッドパイプ6を前端に設けた前部フレーム7と、その後部から上方へ立ち上がるモノコック式の後部フレーム8とを備え、後部フレーム8の上部は上面が略水平をなす座席支持部9をなし、ここに単座用の座席10を支持する。乗員Mは座席10に着座して臀部Hを座面(後述)で支持され、足を座席10下方における車体左右側面に設けられているステップ11に置き、手でハンドル4を持った乗車姿勢で走行する。
符号12はエンジン、13はリヤスイングアーム、14はリヤクッションユニット、15は収納ボックスである。収納ボックスは座席10の下方となる座席支持部9の内側に設けられて、上方に解放し、座席10を回動することによって開口部を開閉するようになっている。
符号12はエンジン、13はリヤスイングアーム、14はリヤクッションユニット、15は収納ボックスである。収納ボックスは座席10の下方となる座席支持部9の内側に設けられて、上方に解放し、座席10を回動することによって開口部を開閉するようになっている。
以下、第1実施例に係る座席10について詳細を説明する。図2は座席10の斜視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は後述する凹部部分の拡大断面図、図6は作用を示す図4と同様部位の断面図である。また本願において座席の前後・左右・上下とは着座した走行状態における乗員を基準とする。
これらの図に示すように、座席10は着座部20とバックレスト40及び底板50(図3・4参照)を備える。着座部20は、その上面が平面視で前方へ突出する大概三角形状をなす座面21をなし、座面21の前部側は幅の狭い前方突出部21aをなし、後部側は幅の広い本体部21bであり、この着座部20に乗員が着座する。
これらの図に示すように、座席10は着座部20とバックレスト40及び底板50(図3・4参照)を備える。着座部20は、その上面が平面視で前方へ突出する大概三角形状をなす座面21をなし、座面21の前部側は幅の狭い前方突出部21aをなし、後部側は幅の広い本体部21bであり、この着座部20に乗員が着座する。
着座部20は底板50上の軟質部分として表皮22でスポンジ状等の軟質フォーム材からなるクッション材23を覆った部分を備え(図5参照)、さらに座面21の周囲から下方へ垂れ下がる周壁部24を備え、周壁部24は前壁部24a、側壁部24b及び後壁部24cを備える。なお、図2〜4及び6では表皮22が線として表現され、座面21との区別がつきにくいので、便宜上符号を省略してある。表皮22は、レザー、天然皮革もしくは布等、公知の材料で適宜構成されている。
座面21の本体部21b部分中央には前後方向へ長い凹部25が座面の表面側から底部側へ向かって彫り込まれるように形成されている(図3)。符号Cは車体中心Cであり、座面21の左右方向中央を通る中心線とほぼ一致する。
凹部25の上部開口は前方側の一部を残して後述するシート30で部分的に覆われている。
凹部25の上部開口は前方側の一部を残して後述するシート30で部分的に覆われている。
図3に示すように、凹部25は前後方向断面にて前方側から後方側へ向かって次第に深くなり、底部26は後方へ傾斜する斜面状をなす。底部26の前部は先端部が座面21の本体部21b表面に達し、シート30の前方に上方開放部27を形成している。底部26の後部は、後端が後壁部24cへ達し、後方解放部28を形成している。したがって、凹部25は上方及び後方へ開放されている。
凹部25の上部開口のうち、前側の一部を除きほとんどがシート30で覆われ、シート30の前方にシート30で覆われない上方開放部27が形成されている。シート30は底部26の上方に置ける空間を覆い、この空間は後壁部24cの車幅方向略中央に形成された後方開放部28で後方へ開放されている。
シート30は、レザー、天然皮革、布(編み物、織物、不織等)などの適宜材料からなるシート(sheet)状物であり、本実施例では、通気性の良好なメッシュシートで構成され、多数の通気孔が形成され、通気孔は布目のようなシート30の材質自体に基因するものや、積極的に穴開け加工をして開口形成したものでもよい。シート30をメッシュ状にすることで、その網目が多数の通気孔をなし、この通気孔でシート30の上下を連通して、凹部25の空間内の空気を通気孔から臀部Hの回りへ流すことにより通気性を良好にして蒸れを防止している。
また、シート30が凹部25を部分的に覆う構成にし、上方開放部27を設けることにより、凹部25内の換気をスムーズになり、さらに通気性を良好にしている。しかも、シート30の使用量を節約できる。但し、シート30で凹部25の上方全体を覆うこともできる(図10参照)。
また、座面21上に雨などによる水がかかると、底部26を伝って後方開放部28から後方へ流出し、凹部25内へ溜まらないよう排水が可能になっている。
また、座面21上に雨などによる水がかかると、底部26を伝って後方開放部28から後方へ流出し、凹部25内へ溜まらないよう排水が可能になっている。
図4及び5に示すように、凹部25の横断面形状は、上方へ拡開して解放される略V字状をなし、凹部25の左右の側壁29も表皮22で覆われている(図5参照)。シート3における左右の端末部31は、凹部25の側壁29の上へ折り曲げられて重ねられて、溶着、接着もしくは縫合等の適宜手段で結合されている。このようにすると、端末部31と表皮22の結合部を乗員と接触しないようにして感触を良好に保つとともに、端末処理部を見えないようにして外観を良好にすることができる。但し、座面上における凹部の上方開口縁部にてシート3における左右の端末を結合してもよい。32は通気孔である。
凹部25は座面21の本体部21bにおける中央部を沈み込むように変形させることによって、乗員のホールド感を向上させるためのものであり、シート30は左右の端末部31を凹部25の上方開口縁部左右にて表皮22へ結合することにより、乗車姿勢の変化時等において凹部25の上方開口部が必要以上に開かないように規制するための部材である。
このため、シート30の上記機能を担保する限度において、凹部25の開口の開きをある程度許容できるよう、予めシート30を若干凹部25内へたるませた状態で架け渡してもよい。しかし、凹部25の上をたるみ無く左右へ架け渡してもよい(図5はこの状態を示す)。
図2及び3に示すように、着座部20の後方にはバックレスト40が設けられ、乗員の腰部を支持するようになっている。着座部20の下方及びバックレスト40の後方は一体の底板50で支持されている。
バックレスト40も着座部20同様にクッション材41と、その表面を覆う表皮42(図3に線で示す)で構成され、乗員の腰部を支持する中央部43と、左右へ張り出して腰部の左右を支持する側部44を一体に備える(図2)。
バックレスト40も着座部20同様にクッション材41と、その表面を覆う表皮42(図3に線で示す)で構成され、乗員の腰部を支持する中央部43と、左右へ張り出して腰部の左右を支持する側部44を一体に備える(図2)。
バックレスト40の周囲を囲み後方へ張り出す周壁部45のうち、中央部43の上壁45aと下壁45b(図3)は、それぞれ後方へ斜め下がりに張り出すとともに、下壁45bは、後壁部24cに対面し、かつ両壁間に若干の間隙46を形成する。この間隙46は、後方開放部28により凹部25内の空間と連通し、凹部25による通気効果を確実にするとともに、凹部25内の水を排水するための通路にもなっている。間隙46の底部は底板50に達し、底板50に形成されたドレン穴51(底板に設けた排水部に相当する)に連通し、ここから凹部25及びバックレスト40の表面を流れた水を座席10の下方へ流出するようになっている。なおドレン穴51内における表皮22は図3の拡大部に示すように、端末22aをドレン穴51に貫通させて底板50の裏側へだしてステイプルなどの適宜結合具22bで結合することにより、ドレン穴51内へ表皮22の一部に囲まれた排水路22cを形成するようにしてもよい。
底板50は、樹脂や金属等からなる公知のものであり、本実施例では着座部20及びバックレスト40を支持するよう着座部支持部52とバックレスト受け部53とが一体に形成され、その周囲は折り返し状に形成されて全周を覆うフランジ部をなし、このうち、前フランジ54上に前壁部24aが重なり、後フランジ55上に上壁45aが重なり(図3)、側部フランジ56に側壁部24bが重なる(図4)。表皮22及び表皮42の端末はそれぞれこれらのフランジの内側へ折り返されて適宜手段で固定される。
このようにすると、凹部25が後方へ向かって次第に深くなるので、十分な通気性を維持するための空間を確保できる。また底部26が後方へ向かって傾斜するので、凹部25内へ入った水を後方解放部28からスムーズに排出できる。
さらに、凹部25により乗員に対するホールド感を高めつつ、しかもシート30の通気構造により通気性を確保できるとともに、コーナリング等で乗員の乗車姿勢が変化しても、凹部25が必要以上に大きく開口変化しないように規制することができる。また、凹部25を挟んだ左右のクッション部を連動させることができる。
さらに、凹部25により乗員に対するホールド感を高めつつ、しかもシート30の通気構造により通気性を確保できるとともに、コーナリング等で乗員の乗車姿勢が変化しても、凹部25が必要以上に大きく開口変化しないように規制することができる。また、凹部25を挟んだ左右のクッション部を連動させることができる。
図6はこの状態を説明する図であり、乗員Mの臀部Hを示す線が中心線Cに対して左右対称をなす通常時の線L1から傾斜時の線L2へ変化しても、凹部25の上面開口部はシート30で突っ張られ、必要以上に開かないように規制されるので、凹部25が大きく開口することによるホールド感の減少間隔を阻止でき、しかも座面21の凹部25を挟む左右部分が必要以上に独立して大きく動くことを防ぎ、臀部Hの周囲に違和感を与えないようにすることができる。
図7はシート30の別案を示す第2実施例である。Aに示す例では、シート30をパンチングレザーで構成することにより、穴開け加工としてのパンチングで比較的小径の穴を通気孔32として全面に多数形成してある(符号32は一部のみを例示的に示す、以下も同様)。
このようにすると、任意の孔径の通気孔32を任意の位置や分布で開口できるため、通気孔32の形成における自由度が高くなる。
このようにすると、任意の孔径の通気孔32を任意の位置や分布で開口できるため、通気孔32の形成における自由度が高くなる。
Bに示す例では、シート30は大きな網目を通気孔32とした網状シートで構成されている。このようにすると通気性を著しく良好にでき、通気性の確保と凹部25の開口部における不必要な拡大阻止の双方を十分に満足させることができる
なお、上記ABいずれの例でも、凹部25の上方側開口全体を覆う形状及び寸法になっている。
なお、上記ABいずれの例でも、凹部25の上方側開口全体を覆う形状及び寸法になっている。
図8,9は第3実施例に係り、図8は図2同様の座席10の斜視図、図9は前後方向の部分断面図である。
この例では、着座部20とバックレスト40の表皮22及び42(それぞれ線で示す)が一体に形成され、間隙46は左右両側まで延びて左右へ開放される開放部47になっており、着座部20とバックレスト40の間に形成され、外方に向けて延びる通路をなしている。このようにすると、凹部25及びバックレスト40の表面を流れて間隙46へ入っ水は、間隙46内を左右へ流れて、両側から下方へ流出するので、底板50側にドレン穴51を形成する必要がない。なお、シート30は便宜上図面では省略してあるが、前各実施例同様に設けられている。
この例では、着座部20とバックレスト40の表皮22及び42(それぞれ線で示す)が一体に形成され、間隙46は左右両側まで延びて左右へ開放される開放部47になっており、着座部20とバックレスト40の間に形成され、外方に向けて延びる通路をなしている。このようにすると、凹部25及びバックレスト40の表面を流れて間隙46へ入っ水は、間隙46内を左右へ流れて、両側から下方へ流出するので、底板50側にドレン穴51を形成する必要がない。なお、シート30は便宜上図面では省略してあるが、前各実施例同様に設けられている。
図10,11は第4実施例に係り、図10は座席10の分解斜視図、図11は図10の11−11線に沿う座席の横断面図である。
この座席10は着座部20、バックレスト40及び底板50を備えるが、着座部20は、前座席60と後座席61を備えたダブルシートとして構成されている。前座席60と後座席61の間に段差部62が設けられて前座席60より後座席61を一段高くし、後座席61の後部にバックレスト40が設けられる(バックレストの取付構造については省略している。)。着座部20の表面全体は連続する表皮で覆われている。
後座席61の中央部前後方向に段差部62の下端部近傍に達する凹部25が形成され、その上面開口全体がシート30で覆われている。
この座席10は着座部20、バックレスト40及び底板50を備えるが、着座部20は、前座席60と後座席61を備えたダブルシートとして構成されている。前座席60と後座席61の間に段差部62が設けられて前座席60より後座席61を一段高くし、後座席61の後部にバックレスト40が設けられる(バックレストの取付構造については省略している。)。着座部20の表面全体は連続する表皮で覆われている。
後座席61の中央部前後方向に段差部62の下端部近傍に達する凹部25が形成され、その上面開口全体がシート30で覆われている。
底板50も前座席60,後座席61及び段差部62に対応して、前部70,後部71及び段差部72が連続して形成され、前部70の後部には段差部72の基部に沿って左右方向へ横断する排水溝である横溝73(底50板に設けた排水部に相当する)が形成されている。この横溝73は上方に開放されるとともに、左右方向両端74が、底板50の周囲へ連続して一段低く形成された周縁部76上へ張り出し、ここに上下方向に貫通するドレン穴75が形成されている。横溝73の底部で左右のドレン穴75の間は左右方向中央部が最も高くなるように湾曲もしくは傾斜し、中央部状から左右へ向かって下り傾斜の斜面をなしている。
また、横溝73の左右方向中間部近傍かつ段差部72の基部近傍部分には固定具取付穴77が設けられ、ここに固定具78がボルト79で下方から取付けられる。
また、横溝73の左右方向中間部近傍かつ段差部72の基部近傍部分には固定具取付穴77が設けられ、ここに固定具78がボルト79で下方から取付けられる。
固定具78は樹脂や金属等適宜材料からなり、横溝73上に位置するドレン78aとその後方に固定具取付穴77と重なる取付穴78bが形成され、底板50上へ着座部20を取付けるとき、凹部25内へ固定具78を入れ、底部26に横溝73と重なる位置に予め形成されているドレン穴26aへ側壁29の表面を覆う表皮22の端末22aの上から押さえ込んで、固定具78の取付穴78bを固定具取付穴77へ重ねてボルト79で固定する。このときボルト79は固定具78に一体化されているナット(図13参照)へ締結される。
これにより、凹部25のドレン穴26a及び固定具78のドレン78aを横溝73上に位置させ、凹部25内へ流れ込んだ水を横溝73内へ流し、さらに横溝73内を左右へ流してドレン穴75から下方へ流出させるようになっている。しかも、横溝73は左右方向中央部が高く、左右方向両端部側が低くなるように傾斜しているため排水がスムーズになる。
そのうえ、前座席60及び後座席70の下方に物品収納部である収納ボックス15が位置し、ドレン穴75はこの収納ボックス15を避けてその両側に開口する。このため、前座席60の中央に凹部25が形成されても、収納ボックス15内へ水が入らないように排水できる。
このようにすると、第3実施例のような左右へ横断する排水溝が無い場合でも、確実に排水できる。なお、ドレン穴75は左右いずれか一方でもよい。また、車体構造上可能ならば中央部でもよい。
このようにすると、第3実施例のような左右へ横断する排水溝が無い場合でも、確実に排水できる。なお、ドレン穴75は左右いずれか一方でもよい。また、車体構造上可能ならば中央部でもよい。
図12,13は第5実施例であり、図12はダブルシートとして構成された前実施例同様の底板50に関する分解斜視図、図13は座席前半側における前後方向断面図である。
この例では、底板50における前部70の中央下面に排水溝として、前端及び上方へ開放された別体の縦溝部材80(底50板に設けた排水部に相当する)が着脱自在に形成されている。縦溝部材80は全体が樹脂等の適宜材料で形成される。縦溝部材80の前端部は前部70及びその前端に達し、縦溝部材80の底部81は前方へ向かって緩傾斜し、縦溝部材80内へ入った水を前端から下方へ排水できるようになっている。
この例では、底板50における前部70の中央下面に排水溝として、前端及び上方へ開放された別体の縦溝部材80(底50板に設けた排水部に相当する)が着脱自在に形成されている。縦溝部材80は全体が樹脂等の適宜材料で形成される。縦溝部材80の前端部は前部70及びその前端に達し、縦溝部材80の底部81は前方へ向かって緩傾斜し、縦溝部材80内へ入った水を前端から下方へ排水できるようになっている。
縦溝部材80の後端は、取付フランジ部85をなし、ここに取付穴86が形成されている。段差部72の基部近傍である前部70後端部下面に取付フランジ部85を重ね、取付穴86に通したボルト79を、前実施例同様に前部70に設けられている固定具取付穴70aに嵌合されている固定具78の取付穴78bへ下方から締結する。固定具78の取付穴78b部分には予めナット78cが埋め込まれており、このナット78cへボルト79を締め付けることで、底板50及び表皮22の端末部22aを固定具78と縦溝部材80で上下から挟んで全体が一体化され、固定具78と縦溝部材80が底板50へ固定される。
縦溝部材80は前後方向に長い縦溝82が設けられ、この縦溝82は前方及び上方に開放され、前方の開放部はガイド部83の上に臨む。84は縦溝82を挟んで対向する側壁である。縦溝部材80の前端部は底部81から一体に前方へ延出するガイド部83になっている。
ガイド部83は前下がりに傾斜して前方へ延出する斜面部をなし、底部81の前端部から先端にかけて滑らかな湾曲面をなす。ガイド部83の前端は座席の前端まで延び、車体前方に向けて開口して、排水と導風をスムーズにするようになっている。縦溝部材80及びガイド部83は走行風を凹部25へ導く通路でもある。
ガイド部83の前部は着座部20のクッション材及び底板50との間に十分大きな開口部87を形成し、後部は底部81と段差なく滑らかに接続している。
ガイド部83の前部は着座部20のクッション材及び底板50との間に十分大きな開口部87を形成し、後部は底部81と段差なく滑らかに接続している。
このようにすると、凹部25から縦溝部材80内へ流れ込んだ水を底部81上に前方へ流してガイド部83からスムーズに排水させる。縦溝部材80は前下がりに傾斜するため排水がスムーズになる。このとき、ガイド部83は収納ボックス15の前方に位置し、かつ収納ボックス15の前部と底部81の下面との間に適当なシール材16が設けられてシールしているので、収納ボックス15内へ水が浸入しないようにすることができる。
また、縦溝部材80が前方へ向かって開口しているので、この開口部87から走行風を縦溝部材80内へ取り込むことができ、この走行風を利用して凹部25内から積極的に換気をすることができる。このとき、ガイド部83が導風部材として機能し、スムーズな走行風の取り込みを可能にすることができる。
図14は第6実施例であり、第1実施例の凹部25の一部を車体前方まで延長して着座部20の前端へ開口する前後方向部25aを枝分かれ状に設たけ例である。この例では、前後方向部25aの前端部25bを前壁部24aに開口させ、前後方向部25aの後端部をバックレスト40の中央部43に形成された上下方向の縦溝90に連通させることにより凹部25の一部をさらにバックレスト40の縦溝にも枝分かれ状に接続する。縦溝90は左右方向へ3本設けられ、各下端部は中央部43の下端に沿う横溝91に連通し、横溝91の左右方向中央部は、前後方向部25aの後端部と連通する。なお、これらの前後方向部25a,横溝91,縦溝90はシート30で覆われ、走行風を導く通路でもある。
縦溝90の各後端部92は、上壁45a上に開口する。したがって、前後方向部25aは後端で横溝91を介して左右へ三つ叉状に分かれて縦溝90となり、前端22bから取り込んだ走行風をこれらの前後方向部25a,横溝91,縦溝90を通して、上壁45aの後端部92から後方へ抜けるように流すことにより、乗員の着座域を広範囲において通気性良好とし、臀部周辺及び要部から背中回りを涼しくすることができる。なお、水はこれらの縦溝90,横溝91,前後方向部25aを通って前端部25bより座席10の前方から下方へ排出される。
10:座席、15:収納ボックス、20:着座部、25:凹部、30:シート、40:バックレスト、50:底板、51:ドレン穴、60:前座席、61:後座席、62:段差部、70:前部、71:後部、72:段差部、73:横溝、75:ドレン穴、80:縦溝、90:縦溝、91:横溝、92:後端部
Claims (6)
- 乗員が着座する座面と、この座面の下方に設けられたクッション材と、座面の左右方向中央に上方に向けて開口する凹部とを備えた着座部を有する車両用着座席において、
前記凹部の上方開口部の少なくとも一部を覆い、車両の左右方向で開口部の両側の縁を繋ぐシートを設けたことを特徴とする車両用着座席。 - 前記シートが通気孔を有することを特徴とする請求項1に記載した車両用着座席。
- 前記凹部の底部が、車両の前後方向で後方に向かうに従い深くなるように傾斜し、前記凹部の後部が着座部の後壁部に開口していることを特徴とする請求項2に記載した車両用着座席。
- 前記車両用着座席は、前記着座部の後方にバックレストを設け、
前記着座部と前記バックレストの間に、前記凹部の後端開口部と連なり、外方に向けて延びる通路を設けたことを特徴とする請求項3に記載した車両用着座席。 - 前記凹部の底部に穴を設け、前記着座部は底板を有するとともに、前記凹部の底部に設けられた穴から入った水を着座部の外部に排出するための排水部を前記底板に設けたことを特徴とする請求項2に記載した車両用着座席。
- 前記凹部の底部に穴を設け、着座部は底板を有するとともに、この底板に前記凹部の底部の穴へ走行風を導く通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載した車両用着座席。
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