JP2010010368A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の半導体装置は、基板と、前記基板の少なくとも一方の面側に設けられた第1半導体素子と、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子と、を有する半導体装置であって、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、前記第1半導体素子と、前記第2半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第1接着層が配置されてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
半導体素子を立体的に積層する手法としては、半導体素子の間をワイヤー・ボンディングで接続するマルチ・チップ・パッケージ(MCP:Multi―Chip Package)という技術がある。これに対し、貫通電極(TSV:Through Silicon Via)は、半導体素子に穴を開けて金属を満たし、半導体素子間の接続を行う。この手法では、接続用のワイヤーが不要となるため、半導体素子同士の間隔を狭められるため、今後主流になっていくと考えられる。
また、本発明の目的は、貫通電極を有する半導体素子と、他の半導体素子とを生産性良く接合する半導体装置の製造方法を提供することにある。
(1)基板と、前記基板の少なくとも一方の面側に設けられた第1半導体素子と、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子と、を有する半導体装置であって、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、前記第1半導体素子と、前記第2半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第1接着層が配置されてなることを特徴とする半導体装置。
(2)前記基板と前記第1半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、かつ前記基板と前記第1半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂組成物の硬化物で構成される第2接着層が配置されているものである上記(1)に記載の半導体装置。
(3)前記樹脂組成物は、さらにフィルム形成樹脂を含むものである上記(1)または(2)に記載の半導体装置。
(4)前記フラックス活性を有する化合物は、カルボキシル基およびフェノール性水酸基の少なくとも一方を有する化合物である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の半導体装置。
(5)前記フラックス活性を有する化合物は、前記架橋反応可能な樹脂の硬化剤として作用することができるものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の半導体装置。
(6)厚さ方向に貫通する複数の導体部を有する半導体ウエハの一方の面に、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層およびダイシングシート層を配置する工程と、前記半導体用ウエハを個片化して、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子を得る工程と、前記第2半導体素子を架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層を有した状態で、ダイシングシート層からピックアップする工程と、前記ピックアップした第2半導体素子を、基板の一方の面側に搭載された第1半導体素子の他方の面側に搭載する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(7)前記第1半導体素子と、前記基板とが、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第2接着層で、あらかじめ接合されているものである上記(6)に記載の半導体装置の製造方法。
また、本発明によれば、貫通電極を有する半導体素子と、他の半導体素子とを生産性良く接合する半導体装置の製造方法を得ることができる。
本発明の半導体装置は、基板と、前記基板の少なくとも一方の面側に設けられた第1半導体素子と、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子と、を有する半導体装置であって、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、前記第1半導体素子と、前記第2半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第1接着層が配置されてなることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、厚さ方向に貫通する複数の導体部を有する半導体ウエハの一方の面に、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層およびダイシングシート層を配置する工程と、前記半導体用ウエハを個片化して、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子を得る工程と、前記第2半導体素子を架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層を有した状態で、ダイシングシート層からピックアップする工程と、前記ピックアップした第2半導体素子を、基板の一方の面側に搭載された第1半導体素子の他方の面側に搭載する工程とを有することを特徴とする。
図1は、本発明の半導体装置の一例を示す断面図である。
図1に示すように、半導体装置100は、基板10と、基板10の上側(図1中の上側)に搭載されている第1半導体素子1と、第1半導体素子の上側(図1中の上側)に搭載されている第2半導体素子2と、を有している。
基板10の上側の面には、図示しない回路パターンが形成されており、電極パッドが配置されている。
第1半導体素子1と基板10とは、半田バンプ11を介して電気的に接続されている。第1半導体素子1と、基板10との間には、半田バンプ11の周囲を保護するように架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第2接着層12が配置されている。
基板10としては、例えばセラミック基板または有機基板等を用いることができる。セラミック基板としては、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板等を用いることができる。有機基板としては、ポリイミドフィルムを基板として用いたポリイミドフィルム基板、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたFR−4基板、ビスマレイミド−トリアジン樹脂を含浸させたBT基板等を用いることができる。
このアンダーフィル材を半導体素子の一辺または複数面に塗布し、毛細管現象を利用して樹脂組成物を回路基板と半導体素子の間隙に流れ込ませ硬化し、樹脂硬化物を形成し電極を保護する。
前記架橋反応可能な樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、オキセタン樹脂、フェノール樹脂、(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、マレイミド樹脂等のいわゆる熱硬化性樹脂に分類されるものに加え、カルボキシル基、エポキシ基等の官能基を有する熱可塑性樹脂等も本発明の架橋反応可能な樹脂として挙げることができる。これらの中でも、硬化性と保存性、硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性に優れるエポキシ樹脂が好適に用いられる。
このフラックス活性を有する化合物として、より具体的には分子中にカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を少なくとも1つ以上有する化合物が挙げられ、これは液状であっても固体であっても構わない。
他の脂肪族カルボン酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバル酸カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、オレイン酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、マロン酸、琥珀酸等が挙げられる。
このフラックス活性を有する硬化剤としては、例えば1分子中にエポキシ樹脂等の架橋反応可能な樹脂に付加することができる少なくとも2個のフェノール性水酸基と、金属酸化膜に対してフラックス作用を示す、芳香族に直接結合したカルボキシル基を一分子中に少なくとも1個有する化合物が挙げられる。具体的には、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、ゲンチジン酸(2,5−ジヒドロキシ安息香酸)、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸(3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸)等の安息香酸誘導体;1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,5−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,7−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸等のナフトエ酸誘導体;フェノールフタリン;およびジフェノール酸等が挙げられる。
これらのフラックス活性を有する化合物は、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記硬化剤としては、例えばフェノール類、アミン類、チオール類が挙げられる。架橋反応可能な樹脂としてエポキシ樹脂が用いられる場合、このエポキシ樹脂との良好な反応性、硬化時の低寸法変化および硬化後の適切な物性(例えば、耐熱性、耐湿性等)が得られるという点で、フェノール類が好適に用いられる。
前記イミダゾール化合物としては、特に限定されないが、融点が150℃以上のイミダゾール化合物を使用することが好ましい。これにより、第1接着層22の硬化と、フラックス機能との両立を図ることが容易となる。すなわち、イミダゾール化合物の融点が低すぎると、半田バンプの酸化膜が除去され、半田バンプと電極が金属接合する前に接着テープが硬化してしまい、接続が不安定になったり、接着テープの保存性が低下したりする場合を抑制することができる。
融点が150℃以上のイミダゾール化合物としては、例えば2−フェニルヒドロキシイミダゾール、2−フェニル−4−メチルヒドロキシイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール等が挙げられる。なお、イミダゾール化合物の融点の上限に特に制限はなく、例えば第1接着層22の接着温度に応じて適宜設定することができる。
前記フィルム形成性樹脂としては、例えばフェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、シロキサン変性ポリイミド樹脂、ポリブタジエン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体、ポリアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、アクリルゴム等を用いることができる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
フィルム形成性樹脂として、アクリルゴムが用いられる場合、フィルム状の接着テープを作製する際の成膜安定性を向上させることができる。また、接着テープの弾性率を低下させ、被接着物と接着テープ間の残留応力を低減することができるため、被接着物に対する密着性を向上させることができる。
・
図2は、本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す模式図である。
まず、架橋可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層およびダイシングシート層で構成される積層体を製造する。
図2(a)に示すように、支持基材5に架橋反応可能な化合物およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物を塗布、乾燥し、樹脂層12’を得る。次に、樹脂層12’と、支持基材51と粘着層6とで構成されるダイシングシート層の粘着層6とが隣接するように、ラミネーター等でラミネートして積層体7を得る(図2(b))。
この積層体7から支持基材5を剥離して樹脂層12’と、厚さ方向に貫通する複数の導体部81を有する半導体ウエハ8の一方の面(図2中の上側の面)とが、隣接するように積層する(図2(c))。
ここで、支持基材51は、特に限定されるものではなく、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、塩化ビニル、エチレンーメタクリル酸共重合体などの樹脂フィルムおよびこれら樹脂の架橋フィルム、さらにこれら樹脂表面にシリコーン樹脂等を塗布して剥離処理したフィルムを挙げることができる。
本発明では、上述のようなフラックス活性を有する樹脂層12’を用いているので、半導体素子同士の半田接続に際して、フラックス処理が不要となるものである。また、耐リフロー性にも優れているものである。
1.樹脂層の製造
架橋反応可能な樹脂としてエポキシ樹脂(NC6000(エポキシ当量200g/eq、日本化薬(株)製)47.00重量%、フィルム形成性樹脂としてアクリル酸エステル共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重量平均分子量:500,000)19.51重量%とアクリル樹脂(アクリル酸−スチレン共重合体、重量平均分子量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)9.75重量%、硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/OH基、住友ベークライト(株)製)10.26重量%、硬化促進剤としてイミダゾール化合物(2P4MHZ、四国化成工業(株)製)0.08重量%、フラックス化合物としてフェノールフタリン12.88重量%、カップリング剤としてプロピルトリメトキシシラン(KBM303、信越化学工業(株)製)0.52重量%をメチルエチルケトン(MEK)に溶解して樹脂固形分40%の樹脂ワニスを得た。
コンマコーターを用いて上述の樹脂ワニスを、離型フィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ38μm)に塗布した後、90℃、5分間乾燥して、厚さ35μmの樹脂層を得た。
クリアテックCT−H717(クラレ製)を、押し出し機で、厚み100μmのフィルムを形成し、表面をコロナ処理して、基材フィルムを得た。
次に、アクリル酸2−エチルヘキシル50重量部、アクリル酸ブチル10重量部、酢酸ビニル37重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3重量部とを共重合して得られた重量平均分子量500,000の共重合体を剥離処理した厚さ38μmのポリエステルフィルム(粘着層のカバーフィルムに相当)に乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し、80℃で5分間乾燥し、粘着剤層を得た。その後、この粘着剤層を上述した基材フィルムのコロナ処理面にラミネートして基材フィルムおよび粘着剤層を得た(ダイシングシート層)。
離型フィルム付きの樹脂層の樹脂層のみ(ウエハと接合される部分のみ残す)をハーフカットし、ダイシングシート層からカバーフィルムを剥離して、樹脂層とが接合するように貼り付け、ラミネートした。これにより、基材フィルム、粘着剤層、樹脂層、カバーフィルムとがこの順に構成されてなる積層体を得た。
この積層体のカバーフィルムを剥離して、樹脂層面を半導体ウエハ(8インチ、100μm)の裏面に、温度110℃、圧力0.3MPaで貼り付けし、樹脂層を有する半導体ウエハを得た。次に、この半導体ウエハを、ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rpm、切断速度50mm/secで7mm×7mm角の半導体素子(電極数480、ポスト径30μm,高さ20μm、ピッチ50μm、錫銀半田高さ10μm)のサイズにダイシング(切断)した。そして、樹脂層の裏面から突上げし、ダイシングシートの粘着層および樹脂層間で剥離し、樹脂層が接着した第2半導体素子を得た。
予め、第1半導体素子(サイズ7mm×7mm、厚さ100μm、電極数480、ポスト径30μm,高さ20μm、ピッチ50μm、錫銀半田高さ10μm)がソルダーレジスト(太陽インキ製造社製:PSR4000 AUS308)をコーティングしたBT(ビスマレイミド−トリアジン)樹脂基板(0.8mmt)に、接合されているものに、上述の樹脂層を有する第2半導体素子を、樹脂層と、第1半導体素子とが隣接するようにフリップチップボンダーを用いて位置合わせを行った後に、250℃10sec圧着させて搭載した。そして、180℃×60分間加熱することにより樹脂層を硬化して接着層とし、半導体素子が2つ積層された半導体装置を得た。
樹脂層として、以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
フィルム形成性樹脂を、アクリル樹脂(アクリル酸−スチレン共重合体、重量平均分子量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)を用いずに、アクリル酸エステル共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重量平均分子量:500,000)29.26重量%とした。
樹脂層として、以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
架橋反応可能な樹脂を、エポキシ樹脂(NC6000(エポキシ当量200g/eq、日本化薬(株)製)37.60重量%、フィルム形成性樹脂としてアクリル酸エステル共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重量平均分子量:500,000)15.60重量%とアクリル樹脂(アクリル酸−スチレン共重合体、重量平均分子量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)7.80重量%、硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/OH基、住友ベークライト(株)製)8.21重量%、硬化促進剤としてイミダゾール化合物(2P4MHZ、四国化成工業(株)製)0.07重量%、フラックス化合物としてフェノールフタリン10.3重量%、カップリング剤としてプロピルトリメトキシシラン(KBM303、信越化学工業(株)製)0.42重量%をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、さらにシリカ(クオートロンSP−03B 扶桑化学工業(株)、平均粒径0.02umシリカ)を加え分散した。
樹脂層として、以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
架橋反応可能な樹脂を、エポキシ樹脂(エポキシ当量180g/eq、エピクロン840S、大日本インキ化学工業(株))62.5重量%、フィルム形成性樹脂としてフェノキシ樹脂(YL−6954、ジャパンエポキシレジン(株)製)25.00重量%、硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/OH基、住友ベークライト(株)製)31.30重量%、硬化促進剤としてリン系化合物(テトラフェニルフォスフィン/フェニルトリメトキシシラン/2,3−ジヒドロキシナフタレンの分子化合物)0.50重量%、フラックス化合物としてセバシン酸5.70重量%をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、固形分40%の樹脂ワニスを得た。
半導体ウエハを、ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rpm、切断速度50mm/secで7mm×7mm角の半導体素子のサイズにダイシング(切断)し、第1半導体素子を得た。次に、この半導体素子の裏面(機能素子面の反対面)にフラックスを塗布し、ソルダーレジスト(太陽インキ製造社製:PSR4000 AUS308)をコーティングしたBT(ビスマレイミド−トリアジン)樹脂基板(0.8mmt)に、フリップチップボンダーを用いて位置合わせを行った後に、250℃、10sec圧着させてフリップチップパッケージを得た。次に、余分なフラックスを、フラックス洗浄液を用いて洗浄した。その後、半導体素子と基板の間に液状封止樹脂(住友ベークライト社製、品番CRP−4152D1)を流し込み、150℃、2時間で硬化を行い、半導体装置を得た。次に、別の半導体ウエハを、ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rpm、切断速度50mm/secで5mm×5mm角の半導体素子(電極数480、ポスト径30μm,高さ20μm、ピッチ50μm、錫銀半田高さ10μm)のサイズにダイシング(切断)して、第2半導体素子を得た。この第2半導体素子の裏面(機能素子面の反対面)にフラックスを塗布し、第1半導体素子に、フリップチップボンダーを用いて位置合わせを行った後に、250℃、10sec圧着させてフリップチップパッケージを得た。次に余分なフラックスを、フラックス洗浄液を用いて洗浄した。その後、第1半導体素子と第2半導体素子との間に液状封止樹脂(住友ベークライト社製社製、品番CRP−4120B2)を流し込み、150℃、2時間で硬化を行い、半導体装置を得た。
接続信頼性は、得られた半導体装置をヒートサイクル試験後に導通がとれるかどうかで評価した。
具体的には、半導体素子、基板間の接続抵抗を、デジタルマルデジタルマルチメータにより測定した。測定は半導体装置を作製後と、−65℃で1時間および150℃で1時間の温度サイクル1,000サイクル後の両方を測定した。各符号は、以下の通りである。
◎:20/20個の半導体装置で導通が取れた。
○:18〜19/20個の半導体装置で導通が取れた。
△:16〜17/20の半導体装置で導通が取れた。
×:16以下/20の半導体装置で導通が取れた。
耐リフロー性は、得られた半導体装置を85℃/85%RH/168時間吸湿処理をした後、260℃のIRリフローを3回行い走査型超音波探傷機(SAT)で評価した。
各符号は、以下の通りである。
◎:クラックが、全く無かった。
○:クラック発生数が、2個以下であった。
△:クラック発生数が、3個以上、5個以下であった。
×:クラック発生数が、6個以上であった。
比較例1の生産工数を基準(100)として、他の実施例および比較例の生産性を比較した。各符号は、以下の通りである。なお、表中の−は、評価できなかったことを示す。
◎:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が40以上、60未満であった。
○:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が60以上、80未満であった。
△:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が80以上、100未満であった。
×:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が100以上であった。
また、実施例1〜4は、生産性にも優れていることが示された。
また、比較例1のような半導体素子と基板の間に液状封止樹脂を流し込む方法では、上述したような狭ピッチ間に流し込むことが困難であり、充填性が不十分となり、信頼性が低下すること示された。
10 基板
11 半田バンプ
12 第2接着層
12’ 樹脂層
13 導体部
14 機能面
2 第2半導体素子
21 半田バンプ
22 第1接着層
23 導体部
24 機能面
5 支持基材
51 支持基材
6 粘着層
7 積層体
8 半導体ウエハ
81 導体部
100 半導体装置
Claims (7)
- 基板と、前記基板の少なくとも一方の面側に設けられた第1半導体素子と、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子と、を有する半導体装置であって、
前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、
前記第1半導体素子と、前記第2半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第1接着層が配置されてなることを特徴とする半導体装置。 - 前記基板と前記第1半導体素子とが、突起電極を介して電気的に接続されており、かつ前記基板と前記第1半導体素子との間には、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂組成物の硬化物で構成される第2接着層が配置されているものである請求項1に記載の半導体装置。
- 前記樹脂組成物は、さらにフィルム形成樹脂を含むものである請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記フラックス活性を有する化合物は、カルボキシル基およびフェノール性水酸基の少なくとも一方を有する化合物である請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記フラックス活性を有する化合物は、前記架橋反応可能な樹脂の硬化剤として作用することができるものである請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置。
- 厚さ方向に貫通する複数の導体部を有する半導体ウエハの一方の面に、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層およびダイシングシート層を配置する工程と、
前記半導体用ウエハを個片化して、厚さ方向に貫通する導体部を有する第2半導体素子を得る工程と、
前記第2半導体素子を架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物で構成される層を有した状態で、ダイシングシート層からピックアップする工程と、
前記ピックアップした第2半導体素子を、基板の一方の面側に搭載された第1半導体素子の他方の面側に搭載する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1半導体素子と、前記基板とが、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物の硬化物で構成される第2接着層で、あらかじめ接合されているものである請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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