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JP2010005688A - テーブルロールの軸受状態判定方法 - Google Patents

テーブルロールの軸受状態判定方法 Download PDF

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JP2010005688A
JP2010005688A JP2008170627A JP2008170627A JP2010005688A JP 2010005688 A JP2010005688 A JP 2010005688A JP 2008170627 A JP2008170627 A JP 2008170627A JP 2008170627 A JP2008170627 A JP 2008170627A JP 2010005688 A JP2010005688 A JP 2010005688A
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Toshio Imazeki
敏夫 今関
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Abstract

【課題】テーブルロールの軸受の状態を確実に判定できる方法を提供する。
【解決手段】テーブルロールの軸受12から排出される潤滑剤Sを、センサ17あるいはさらにセンサにより検出し、検出された潤滑剤Sの状態に基づいて軸受12の状態を判定する方法であって、前記潤滑剤の状態を検出するセンサが、潤滑剤の流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出し、予め定めた閾値と比較することで軸受の状態を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明はテーブルロールの軸受状態判定方法に関する。
説明の便宜上、ここでは、熱間圧延ラインにおけるテーブルロールの軸受の場合を例に挙げて説明する。熱間圧延とは、一般的に、連続鋳造または造塊、分塊によって製造されたスラブ状の金属材料を、加熱炉にて数百〜千数百℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、一対または複数対のロールで挟圧しつつそのロールを回転させることで、薄く延ばし、コイル状に巻き取るプロセスをいう。
図2は、従来から一般的に用いられている熱間圧延ライン100の一例を示す。加熱炉1により数百〜千数百℃に加熱された厚み140〜300mmの金属材料(以下、被圧延材。仕上圧延後は熱延金属帯ともいう。)6は、粗圧延機2、仕上圧延機3により厚み0.8〜25mmまで圧延されて金属帯状に薄く延ばされる。そして、冷却設備26にて所望の温度まで水冷された後、巻取設備4にて巻き取られる。
粗圧延機2は、図2に示す熱間圧延ライン100の場合、R1からR3の3基であるが、必ずしも基数はこれに限らない。
これら基数の違いはあるが、粗圧延機2は、往復圧延あるいは一方向圧延あるいは両者により粗圧延を行なって、粗圧延後の被圧延材6を、それにつづく仕上圧延機3に向け供給する。なお、粗圧延機2のすぐ上流に幅プレスを設置したものもある。
仕上圧延機3を構成する各圧延機(スタンド)の数は、図2に示す熱間圧延ライン100の場合、F1〜F7の7基であるが、6基のものもある。19はワークロールである。
このほか、熱間圧延ライン100には、仕上圧延機3の各スタンド間を除いて、その他の圧延機(スタンド)間には、多数(百以上)のテーブルロール5が設置されており、被圧延材6を搬送する。
また、被圧延材6には、加熱炉1から抽出されたとき、その表裏面に酸化物の層(以下、スケール)が生成しており、圧延され薄く延ばされるとともに放熱により降温していく過程でも、被圧延材6は高温の状態で大気に曝されるため、新たなスケールが被圧延材6の表裏面に生成する。このため、粗圧延機2を構成する各圧延機の入側には、ポンプからの供給圧にして10〜30MPa内外の高圧水を被圧延材6の表裏面に吹き付けてスケールを除去するデスケーリング装置7が設置され、スケールを除去している。
18はクロップシャーであり、仕上圧延前に被圧延材6の先尾端のクロップ(被圧延材6の先尾端の、いびつな形状の部分)を切断除去し、仕上圧延機3にスムーズに噛み込みやすい略矩形の平面形状に整形する。
50は制御装置、70はプロセスコンピュータ、90はビジネスコンピュータである。
図3にテーブルロール5周辺の機器の配置を示す。テーブルロール5は被圧延材6の発する輻射熱からの保護を目的として、冷却水ヘッダー10より供給される冷却水wにより冷却されている。なお、便宜上、被圧延材6を透視したように描いている。
図4にテーブルロール5の軸受12の断面図を示す。軸受12の潤滑を目的として配管13より潤滑剤(通常、油もしくはグリス)が軸受12内に向け供給されている。なお、図中、8は軸受箱、14は冷却水wを噴射するためのノズルである。
テーブルロールの軸受に対するユーティリティ供給に関する先行技術は少なく、わずかに、熱間圧延ではなく連続鋳造に関するものとして、軸受箱を冷却エアにて冷却する、特許文献1のようなものが存在するにすぎない。
特開2003−290891号公報
さて、図4中に示すような冷却水ヘッダー10より供給される冷却水wや、図示しない、デスケーリング装置7から被圧延材6の表裏面に吹き付けられたのちに被圧延材6から流れ落ちる水が、テーブルロール5を伝わって軸受12内に侵入することがあり、このとき、軸受12内の潤滑剤Sが少なかったり切れたりした状態であると、軸受12が焼き付いて損傷してしまう。
このため、図5に潤滑剤供給系統の例を示すと、従来は、潤滑剤供給系統の途中にある分配弁16の作動状況もしくは軸受12の供給口11の入側に設置されたセンサ17により潤滑状態を判定していた。
ところが、この従来の方法では、軸受12内に確実に潤滑剤が供給されたことを保証することが出来ない。
例えば、図6に示すように、配管13の軸受12の供給口11への取付部15が、同供給口11から外れてしまっていた場合、軸受12の潤滑状態は異常になる。にもかかわらず、従来の方法では、センサ17は、軸受12の潤滑状態は正常と判定してしまい、軸受12が焼き付いて損傷してしまう事故を防げない問題があった。
本発明は、従来技術のかような問題を解決するためになされたものであり、テーブルロールの軸受の状態を確実に判定できる方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
(1)テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態をセンサにより検出し、該検出された潤滑剤の状態に基づいて軸受の状態を判定することを特徴とするテーブルロールの軸受状態判定方法。
(2)前記潤滑剤の状態を検出するセンサが、前記潤滑剤の流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出するセンサであって、該センサで検出した値を、予め定めた閾値と比較することで軸受の状態を判定することを特徴とする(1)に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
(3)前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤の流量である場合は、該流量が、予め定めた閾値以下であれば軸受の潤滑状態は異常と判定し、前記閾値超であれば軸受の状態は正常と判定し、前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が前記潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度である場合は、該鉄分濃度または水分濃度が、予め定めた閾値以上であれば軸受の状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定することを特徴とする(2)に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
(4)テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の状態と、前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態とをセンサにより検出し、該検出された前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の状態と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態との違いに基づいて軸受の状態を判定することを特徴とするテーブルロールの軸受状態判定方法。
(5)前記潤滑剤の状態を検出するセンサが、前記潤滑剤の流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出するセンサであって、該センサで検出した前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の方の値と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の方の値との違いを、予め定めた閾値と比較することで軸受の状態を判定することを特徴とする(4)に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
(6)前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤の流量である場合は、前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の流量と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の流量との違いが、予め定めた閾値以上であれば軸受の状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定し、前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が前記潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度である場合は、前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度との違いが、予め定めた閾値以上であれば軸受の状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定することを特徴とする(5)に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
本発明によれば、テーブルロールの軸受の状態を確実に判定できる方法を提供できる。
本発明の実施の形態の一例を、図1を用いて説明する。ここでは、軸受12の潤滑剤Sはグリスである。潤滑剤Sは配管13から分配弁16により分配され、2つの軸受箱8、軸受12に向け供給される。
分配弁16の作動状況は、図示しない制御装置50およびプロセスコンピュータ70などに送られる。
分配弁16に作動状況をモニターするセンサ17Aを付設して、作動状況に関する情報を、図示しない制御装置50およびプロセスコンピュータ70などに送るようにしてもよい。
潤滑剤Sは図示しないポンプにより昇圧され、配管13を通じて供給される。そして、潤滑剤Sは軸受12内に向け供給された後、センサ17を介して軸受12、軸受箱8の外に排出される。
軸受12内に向け新しい潤滑剤Sが供給されることにより、軸受12内の古い潤滑剤Sが押し出され、軸受12、軸受箱8の外に排出される。
(実施の形態1)
本発明は、第一義的に、軸受から排出される潤滑剤の状態をセンサにより検出し、検出された潤滑剤の状態に基づいて軸受の状態を判定するものである。
なお、図1のように、潤滑剤Sが分配弁16を介して複数の軸受12に向け供給されている場合のほか、図1とは異なり、潤滑剤Sが分配弁16を介しないで直接それぞれの軸受12に向け供給されている場合にも、本発明は同様に適用できる。
(実施の形態2)
潤滑剤Sの状態を検出するセンサ17は、潤滑剤Sの流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出するものを用いることができる。
上記潤滑剤Sの流量を検出するセンサとしては、例えば、ルーツ式等の油用容積流量計、上記鉄分濃度を検出するセンサとしては、例えば、電磁誘導式等の油中鉄分濃度計、上記水分濃度を検出するセンサとしては、例えば、気化式や容量法等の油中水分濃度計などをそれぞれ用いることができるが、これらに限定されるものではない。
なお、排出されたグリスのような潤滑剤Sの水分や鉄分の濃度を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑状態のほか経時的な劣化状態の判定を含む損傷状態の判定も可能となり、軸受12の交換時期を判定することもできる。
例えば、潤滑剤Sの供給、排出される方向Bにみて軸受12の出側の、潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17で、潤滑剤Sの流量を検出し、その流量Qが、ある一定の値Qa以下、すなわち下記式(1)を満たせば、例えば、先述の図6に示したように、配管13の軸受12の供給口11への取付部15が、同供給口11から外れてしまって、軸受12に潤滑剤が供給されなくなっており、軸受12の潤滑状態は異常と判定する。一方、ある一定の値Qa超すなわち下記式(1)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態は正常と判定することができる。
Q≦Qa (1)
また、例えば、潤滑剤Sの排出される方向Bにみて軸受12の出側の、潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17で、潤滑剤Sの鉄分濃度を検出し、その鉄分濃度Dが、ある一定の値Da以上、すなわち下記式(2)を満たせば、軸受12の潤滑状態と損傷状態は異常と判定する。一方、ある一定の値Da未満、すなわち下記式(2)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態と損傷状態は正常と判定することができる。
D≧Da (2)
また、例えば、潤滑剤Sの排出される方向Bにみて軸受12の出側の、潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17で、潤滑剤Sの水分濃度を検出し、その水分濃度Eが、ある一定の値Ea以上、すなわち下記式(3)を満たせば、軸受12の潤滑状態と損傷状態は異常と判定する。一方、ある一定の値Ea未満、すなわち下記式(3)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態と損傷状態は正常と判定することができる。
E≧Ea (3)
さらにまた、例えば、軸受から排出されるグリスなどの潤滑剤Sの油分濃度を検出することも考えられる。しかし、本発明は、主にデスケーリング装置7から被圧延材6の表裏面に吹き付けられたのちに被圧延材6から流れ落ちる水が、テーブルロール5を伝わって軸受12内に侵入し、軸受12内の潤滑剤Sが少なくなったり切れたりしているのを検出しようとするものである。そのため、軸受12から排出される潤滑剤S中の水分濃度が高ければ、それはすなわち潤滑剤S中の油分濃度が低いことを意味し、水分濃度を検出するだけで、油分濃度を検出するのと同じ効果を得られる。
(実施の形態3)
排出されたグリスのような潤滑剤Sの流量を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑の状態の判定が可能となることは先に述べた。
また、排出されたグリスのような潤滑剤Sの水分や鉄分の濃度を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑状態と経時的な劣化状態の判定を含む損傷状態の判定が可能となることも先に述べた。
してみれば、潤滑剤Sの状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤Sの流量である場合は、その流量が、例えば、先述の(1)式を満たす、すなわち、予め定めた閾値以下であれば軸受12の潤滑状態は異常と判定し、先述の(1)式を満たさない、すなわち、前記した閾値超であれば軸受12の潤滑状態は正常と判定するようにし、潤滑剤Sの状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤Sの鉄分濃度または水分濃度である場合は、その鉄分濃度または水分濃度が、例えば、先述の(2)式あるいは(3)式を満たす、すなわち、予め定めた閾値以上であれば軸受12の潤滑と損傷の状態は異常と判定し、先述の(2)式あるいは(3)式を満たさない、すなわち、前記した閾値未満であれば軸受12の潤滑と損傷の状態は正常と判定する、という具合に、センサの種類に応じて判定する状態の種類を変えることもできる。
(実施の形態4)
本発明では、軸受12に供給される潤滑剤Sの状態と、軸受12から排出される潤滑剤Sの状態とをセンサにより検出し、検出された軸受12に供給される潤滑剤Sの状態と軸受12から排出される潤滑剤Sの状態との違いに基づいて軸受12の状態を判定することもできる。
(実施の形態5)
図1とは異なり、潤滑剤Sが分配弁16を介しないで直接それぞれの軸受12に向け供給されている場合には、例えば、潤滑剤Sの供給、排出される方向Bにみて軸受12の入側の、潤滑剤Sを通ずるそれぞれの配管13に分配弁16に代えて設置したセンサ17Aと、同方向Bにみて軸受12の出側に設置したセンサ17とで、それぞれ潤滑剤Sの流量を検出する。そして、入側の流量QENTと出側の流量QEXITとの差が、ある一定の値Qb以上、すなわち、下記式(4−1)を満たせば、軸受12の潤滑状態は異常と判定し、ある一定の値未満、すなわち下記式(4−1)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態は正常と判定することができる。ここで、上記センサ17Aとしては、センサ17と同様のものを用いることができる。
ENT−QEXIT≧Qb (4−1)
このように、ある一定の値Qb以上少ないことを判定条件として追加すると、センサの誤差や経年的な特性の変化があったときにも、Qbの値を調整することで、実際の潤滑剤Sの流量のわずかな変動にも、その都度反応して、異常と判定してしまう煩を防止することができる。
あるいは、図1に示す場合、分配弁16に付設のセンサ17Aで検出した潤滑剤Sの流量QENTに、各軸受12毎に決まっているある一定の分配比率αiをかけた流量QENT×αiに比して、対応する各軸受12のそれぞれ出側の潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17が検出した潤滑剤Sの流量QEXITiが、ある一定の値Qb以上少なくて、下記式(4−2)を満たせば、そのある一定の値Qb以上少ない軸受12の潤滑状態は異常と判定し、ある一定の値未満、すなわち下記式(4−2)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態は正常と判定することもできる。
ENT×αi−QEXITi≧Qb (4−2)
また、例えば、潤滑剤Sの供給、排出される方向Bにみて軸受12の入側の、潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17Aと、同方向Bにみて軸受12の出側に設置したセンサ17とで、それぞれ潤滑剤Sの鉄分濃度を検出し、入側の鉄分濃度DENTと出側の鉄分濃度DEXITとの差が、ある一定の値Db以上、すなわち、下記式(5)を満たせば、軸受12の潤滑状態と損傷状態は異常と判定する。一方、ある一定の値未満すなわち下記式(5)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態と損傷状態は正常と判定することができる。
EXIT−DENT≧Db (5)
また、例えば、潤滑剤Sの供給、排出される方向Bにみて軸受12の入側の、潤滑剤Sを通ずる配管13に設置したセンサ17Aと、同方向Bにみて軸受12の出側に設置したセンサ17とで、それぞれ潤滑剤Sの水分濃度を検出し、入側の水分濃度EENTと出側の鉄分濃度EEXITとの差が、ある一定の値Eb以上、すなわち、下記式(6)を満たせば、軸受12の潤滑状態と損傷状態は異常と判定する。一方、ある一定の値未満すなわち下記式(6)を満たさなければ、軸受12の潤滑状態と損傷状態は正常と判定することができる。
EXIT−EENT≧Eb (6)
(実施の形態6)
排出されたグリスのような潤滑剤Sの流量を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑の状態の判定が可能となることは先に述べた。
また、排出されたグリスのような潤滑剤Sの水分や鉄分の濃度を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑状態と損傷状態の判定が可能となることも先に述べた。
してみれば、潤滑剤Sの状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤Sの流量である場合は、その流量が、例えば、先述の(4)式を満たす、すなわち、予め定めた閾値以上であれば軸受12の潤滑状態は異常と判定し、先述の(4)式を満たさない、すなわち、前記した、閾値未満であれば軸受12の潤滑状態は正常と判定するようにし、潤滑剤Sの状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤Sの鉄分濃度または水分濃度である場合は、その鉄分濃度または水分濃度が、例えば、先述の(5)式あるいは(6)式を満たす、すなわち、予め定めた閾値以上であれば軸受12の潤滑と損傷の状態は異常と判定し、先述の(5)式あるいは(6)式を満たさない、すなわち、前記した、閾値未満であれば軸受12の潤滑と損傷の状態は正常と判定する、という具合に、センサの種類に応じて判定する状態の種類を変えることもできる。
以上の通りであるが、上記実施の形態の説明は、あくまで一例であり、本発明はこれらに限られるものではない。例えば、潤滑剤Sはグリスのような固体潤滑剤に限らず、油などの液体潤滑剤の場合であっても、本発明は何ら支障なく適用できる。
また、上記実施の形態の説明は、熱間圧延ラインにおけるテーブルロールの軸受の場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、連続鋳造ラインにおけるテーブルロールの軸受などにも同様に適用できる。
あるいは、上記実施の形態での例のように、配管13の軸受12の供給口11への取付部15が、同供給口11から外れてしまって、軸受12に潤滑剤が供給されなくなっている場合に限らず、配管13が閉塞していたり、配管13に亀裂が入って潤滑剤Sが漏出していたりするような場合であっても、本発明は上記実施の形態での方法と全く同じ方法により、軸受12の状態を判定することができる。
そして、上記実施の形態では、センサで検出したテーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の方の値と同テーブルロールの同軸受から排出される潤滑剤の方の値との違いを、予め定めた閾値と比較するにあたっては、両者の差をとっているが、引く値と引かれる値の順序を逆にすれば、不等号の向きは逆になり、このような実施の形態も、上記実施の形態と実質的に同一であるため、本発明の範囲内に入る。
さらに、両者の差をとるのに代えて比をとるようにし、それを予め定めた閾値と比較するようにしてもよく、その場合は、テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の方の値と同テーブルロールの同軸受から排出される潤滑剤の方の値のどちらを分母にとり、どちらを分子にとるようにしてもよいが、異常な場合と正常な場合とで理論的に決まる不等号の向きを設定することが必要になり、そのようにした場合も、本発明の範囲内に入る。
しかし、いずれにしても、本発明によれば、軸受12から排出される潤滑剤Sを、センサ17あるいはさらにセンサ17Aにより検出することにより、軸受12の潤滑状態を判定するようにしたので、例えば、先述の図6に示したように、配管13の軸受12の供給口11への取付部15が、同供給口11から外れてしまって、軸受12に潤滑剤Sが供給されなくなっているなどしても、そのことを判定することができ、軸受12が焼き付いて損傷してしまう事故を防ぐことができる。
また、排出される潤滑剤Sの例えば水分や鉄分を検出するようにした場合は、軸受12の潤滑状態のほか経時的な劣化状態の判定を含む損傷状態の判定も可能となり、軸受12の交換時期を判定することもできるようになるため、事故に伴う補修費を削減できるなどのメリットもある。
本発明の実施の形態の一例について説明するための線図である。 熱間圧延ラインの全体概要について説明するための線図である。 テーブルロール周辺設備について説明するための線図である。 テーブルロールの軸受の断面図である。 従来のテーブルロールの軸受潤滑状態判定方法について説明するための線図である。 従来技術の問題について説明するための線図である。
符号の説明
1 加熱炉
2 粗圧延機
3 仕上圧延機
4 巻取設備
5 テーブルロール
6 被圧延材
7 デスケーリング装置
8 軸受箱
9 モータ
10 冷却水ヘッダー
11 供給口
12 軸受
13 配管
14 ノズル
15 取付部
16 分配弁
17,17A センサ
18 クロップシャー
19 ワークロール
19A バックアップロール
20 ルーパ
21 仕上出側温度計
22 仕上出側板厚計
23 ランナウトテーブル
25 巻取設備入側温度計
26 冷却設備
50 制御装置
70 プロセスコンピュータ
90 ビジネスコンピュータ
100 熱間圧延ライン
w 冷却水
A 被圧延材6の搬送方向
B 潤滑剤Sの供給(排出)される方向
S 潤滑剤

Claims (6)

  1. テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態をセンサにより検出し、該検出された潤滑剤の状態に基づいて軸受の状態を判定することを特徴とするテーブルロールの軸受状態判定方法。
  2. 前記潤滑剤の状態を検出するセンサが、前記潤滑剤の流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出するセンサであって、該センサで検出した値を、予め定めた閾値と比較することで軸受の状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
  3. 前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤の流量である場合は、該流量が、予め定めた閾値以下であれば軸受の潤滑状態は異常と判定し、前記閾値超であれば軸受の潤滑状態は正常と判定し、前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が前記潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度である場合は、該鉄分濃度または水分濃度が、予め定めた閾値以上であれば軸受の状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定することを特徴とする請求項2に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
  4. テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の状態と、前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態とをセンサにより検出し、該検出された前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の状態と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の状態との違いに基づいて軸受の状態を判定することを特徴とするテーブルロールの軸受状態判定方法。
  5. 前記潤滑剤の状態を検出するセンサが、前記潤滑剤の流量、鉄分濃度、水分濃度のいずれか一つ以上を検出するセンサであって、該センサで検出した前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の方の値と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の方の値との違いを、予め定めた閾値と比較することで軸受の状態を判定することを特徴とする請求項4に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
  6. 前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が潤滑剤の流量である場合は、前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の流量と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の流量との違いが、予め定めた閾値以上であれば軸受の潤滑状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定し、前記潤滑剤の状態を検出するセンサにより検出された値が前記潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度である場合は、前記テーブルロールの軸受に供給される潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度と前記テーブルロールの軸受から排出される潤滑剤の鉄分濃度または水分濃度との違いが、予め定めた閾値以上であれば軸受の状態は異常と判定し、前記閾値未満であれば軸受の状態は正常と判定することを特徴とする請求項5に記載のテーブルロールの軸受状態判定方法。
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