JP2010097853A - 金属端子フィルム及びそれが接着された金属端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートシール後、熱接着部位の接着強度分布を容易に検査することができる金属端子フィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】耐熱性樹脂層とポリオレフィン系樹脂層が少なくとも順次積層された金属端子フィルム150において、ポリオレフィン系樹脂層152bを構成する樹脂に着色顔料を添加した。
【選択図】図1
【解決手段】耐熱性樹脂層とポリオレフィン系樹脂層が少なくとも順次積層された金属端子フィルム150において、ポリオレフィン系樹脂層152bを構成する樹脂に着色顔料を添加した。
【選択図】図1
Description
本発明は、金属端子近傍の密封性を確保するとともに、金属端子との接着強度分布を容易に検査することができる金属端子フィルムに関するものである。
リチウムイオン電池とは、リチウム二次電池ともいわれ、液状、ゲル状又は高分子ポリマー状の電解質を持ち、正極・負極活物質が高分子ポリマーからなるものを含むものである。このリチウムイオン電池は、充電時には正極活物質であるリチウム遷移金属酸化物中のリチウム原子(Li)がリチウムイオン(Li+)となって負極の炭素層間に入り込み(インターカレーション)、放電時にはリチウムイオン(Li+)が炭素層間から離脱(デインターカレーション)して正極に移動し、元のリチウム化合物となることにより充放電反応が進行する電池であり、ニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池より出力電圧が高く、高エネルギー密度である上、浅い放電と再充電を繰り返すことにより見掛け上の放電容量が低下する、いわゆるメモリー効果がないという優れた特長を有している。
また、リチウムイオン電池の構成は、正極集電材/正極活性物質層/電解質層/負極活性物質層/負極集電材及び、これらを包装する外装体からなり、外装体を形成する包装材料として従来、金属をプレス加工し円筒状または直方体状等に容器化した金属製缶が用いられていた。
しかし、金属製缶は、容器外壁がリジッドであるため、電池自体の形状が限定されてしまい、ハード側を電池に合わせて設計する必要から形状の自由度がないため、近年、金属製缶に替わって多層フィルムからなる積層体で構成される包装材料が外装体として用いられる傾向にある。
図5は従来の包装材料210の層構成を示す断面図であり、図5に示すように、従来の包装材料210は、少なくとも基材層211、金属箔層212、熱接着性樹脂層213で構成され、基材層211と金属箔層212とは第1接着剤層214aで接着され、金属箔層212と熱接着性樹脂層213とは第2接着剤層214bにより接着されている。
この包装材料210を袋状に加工し、内部に電池本体を収納するパウチタイプの電池用外装体、または、包装材料210をプレス加工して凹部を形成し、凹部内部に電池本体を収納するエンボスタイプの電池用外装体220を作製することができる。図6は、エンボスタイプの電池用外装体220を用いたリチウムイオン電池231の斜視図であり、図7は、図6に示したリチウムイオン電池231を分解して示す分解斜視図であり、図8は金属端子フィルムの層構成を示す断面図であり、図9は図6に示すリチウムイオン電池231のB−B’における断面図である。図6及び図7に示すように、エンボスタイプの電池用外装体220を用いたリチウムイオン電池231はエンボス部が形成されたトレイ220tの内部にリチウムイオン電池本体241を収納し、トレイ220tとシート220sの熱接着性樹脂層213(図8参照)同士を重ね合わせ外装体周縁部をヒートシールすることにより、電池用外装体220内部にリチウムイオン電池本体241を密封収納して構成される。
なお、リチウムイオン電池本体241は、正極活物質及び正極集電体から成る正極と、負極活物質及び負極集電体から成る負極と、正極及び負極間に充填される電解質と(いずれも図示せず)を含むセル(蓄電部)と、セル内の正極及び負極に連結されるとともに先端が電池用外装体220の外部に突出する金属端子242から構成されている。
また、図7に示すように、金属端子242はそれぞれトレイ220tとシート220sの間に金属端子フィルム250を挟持させて、金属端子242近傍の挟持部分を含む外装体周縁部をヒートシールされる。ここで、図8に示すように、金属端子フィルム250は少なくとも耐熱性樹脂層251の両面にポリオレフィン系樹脂層252a、252bが配された積層フィルムで構成され、図9に示すように、金属端子242の挟持部近傍では、ヒートシール時の熱と圧により、ポリオレフィン系樹脂層252bが溶融し、金属端子242の両側部の空隙を埋めて密封性が確保されている。
しかし、上記方法により密封する場合でも、金属端子242の上面及び下面は、電池の長期間の使用により、ポリオレフィン系樹脂層252b間との接着強度が低下し、金属端子フィルム250と剥離が生じるという問題があった。
従来、この問題を解決するために、特許文献1では、タブ(金属端子)を封止する樹脂の延伸方向とタブの取り出し方向との関係からタブ近傍の密封性を向上させる方法が記載されている。この方法によると、タブの取り出し方向に対して外部から引張り応力が発生した場合に、タブ近傍における樹脂との剥離を防止することができる。しかし、特許文献1に記載の電池は外部からの引張り応力を原因とするタブと樹脂間の剥離を解決する発明であり、その他の要因について検討されていなかった。
そこで、本発明者は金属端子242とポリオレフィン系樹脂層252bとの接着強度低下の原因を検討した結果、製造工程において、図10に示すように、ヒートシール時にヒートシールバー260からポリオレフィン系樹脂層252bに付加される熱および圧力がポリオレフィン系樹脂層252bを構成する面全体に均一に付加されていない場合、ヒートシール後、ポリオレフィン系樹脂層252bの層厚に歪みが発生し、当該部位におけるポリオレフィン系樹脂層252bと金属端子242との接着性が低下し、金属端子242の上面又は下面に対して接着強度が不均一に分布することを見出した。
また、従来リチウムイオン電池が携帯電話、ノートパソコン等の小型電化製品に用いられていたのに対し、近年、電動式自転車、自動車等に用いられる傾向にあり、それに伴い、リチウムイオン電池の大型化、高出力化が求められる傾向にある。このとき、リチウムイオン電池の大型化に伴い、金属端子242も大型化するため、必然的に金属端子242と金属端子フィルム250の接着面積も大きくなる。これにより、ヒートシール時、ヒートシールバー260からポリオレフィン系樹脂層252bに付加される熱および圧力が不均一になり易く、ポリオレフィン系樹脂層252bの層厚が薄い部位からポリオレフィン系樹脂層252bと金属端子242の剥離が発生し易くなっていた。このため、リチウムイオン電池の製造工程において、一旦、金属端子242に金属端子フィルム250をヒートシールした後、金属端子242と金属端子フィルム250が均一に熱接着されているか否か検査する必要があった。
なお、特許文献2、特許文献3に記載されている圧力測定フィルムは、マイクロカプセル化した発色剤やトナーをフィルムに塗布又は添加し、これらの色変化から圧力分布を測定することができる。しかし、ヒートシールのような高温処理下でこれら圧力測定フィルムに圧力をかけた場合、発色剤やトナーは圧力測定フィルムの面全体で発色し、圧力分布を測定することができなかった。
特開2004−31097号公報
特開平6−331467号公報
特開2000−321156号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ヒートシール時のシール圧力分布から金属端子との接着強度分布を容易に確認することが可能な金属端子フィルムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成による金属端子フィルムは、正極活物質及び正極集電体から成る正極と、負極活物質及び負極集電体から成る負極と、正極及び負極間に充填される電解質と、正極および負極の各々に連結される金属端子と、を含む電気化学セル本体と、電気化学セル本体を内部に収納し、金属端子の先端が外部に突出するように金属端子を挟持して、挟持部分を含む外装体周縁部をヒートシールすることにより電気化学セル本体を内部に密封する外装体と、を備えた電気化学セルに用いられ、少なくとも挟持部分において金属端子と外装体との間に配される金属端子フィルムであって、金属端子フィルムは耐熱性樹脂層の両面にポリオレフィン系樹脂層を有し、ポリオレフィン系樹脂層のうち少なくとも金属端子側に配されるポリオレフィン系樹脂層が酸変性ポリオレフィン樹脂で構成され、ポリオレフィン系樹脂層のうち少なくとも一方に着色顔料が添加されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の構成は、上記金属端子フィルムにおいて、前記ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂に対してカーボン粉末が0.05質量%以上1.0質量%以下添加されていることを特徴とする。
また、本発明の第3の構成は、上記金属端子フィルムにおいて、耐熱性樹脂層がポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムで構成されていることを特徴とする。
また、本発明の第4の構成による金属端子は、上記金属端子フィルムが予めヒートシールされたことを特徴とする。
また、本発明の第5の構成による電気化学セルは、上記金属端子を備えることを特徴とする。
本発明の第1の構成によると、金属端子フィルムにおいて、ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂に着色顔料が添加された樹脂を用いることにより、ヒートシール時にヒートシールバーを金属端子フィルムの被押圧面に対して、不均一な押圧分布で押圧した場合、溶融したポリオレフィン系樹脂層がその押圧分布に応じた層厚に形成され、そのまま冷却固化して、形成されたポリオレフィン系樹脂層の厚みに応じてポリオレフィン系樹脂層に色の濃淡が表出する。つまり、ポリオレフィン系樹脂層の層厚が相対的に薄く形成された部位は淡い色が表出し、ポリオレフィン系樹脂層の層厚が相対的に厚く形成された部位は濃い色が表出する。これにより、ヒートシール後、冷却固化した熱接着樹脂層の色の濃淡を検知して、ヒートシール時の圧力分布から接着強度分布を容易に確認することができる。
これにより、電気化学セルの製造工程において、上記構成の金属端子フィルムをまず、金属端子にヒートシールし、接着した金属端子フィルムの熱接着樹脂層の色の濃淡から金属端子との接着強度分布を確認し、接着強度分布にムラがある場合、その金属端子を不良部品として取り除くことができる。また、ポリオレフィン系樹脂層を酸変性ポリオレフィン樹脂で構成することにより、酸変性ポリオレフィン樹脂は金属部材に対して安定した接着性を示すので、金属端子フィルムと金属端子とのヒートシール強度が安定する。
本発明の第2の構成によると、上記金属端子フィルムにおいて、ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂に対してカーボン粉末を0.05質量%以上1.0質量%以下添加することにより、ヒートシール後のカーボン粉末が添加されたポリオレフィン系樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂層の厚みに応じて表出する色の濃淡がより鮮明に表れる。したがって、目視による検知を容易におこなうことができる。なお、ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂に対して添加するカーボン粉末が0.05質量%未満又は1.0質量%超の場合、表出する色のコントラスト(濃淡)が不明確になり目視による検知が難しくなる。
本発明の第3の構成によると、上記金属端子フィルムにおいて、耐熱性樹脂層をポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムで構成した場合、これらのフィルムは融点がヒートシール温度よりも十分に高いので、ヒートシール時の圧力により金属端子フィルムがつぶれるのを防ぎ、金属端子フィルムの安定した接着性を確保することができる。また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムは水蒸気ガスバリア性が高いため、金属端子フィルムの端面を浸透して外装体内部に水蒸気が侵入するのを防ぐことができる。また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムは耐薬品性に優れるため、電解質等の内容物が付着しても腐食し難い。
本発明は、ヒートシール時のシール圧力分布を容易に検査することができる金属端子フィルムである。本発明の金属端子フィルムの一実施形態について図等を利用してさらに詳細に説明する。なお、従来例の図5〜図10と共通する部分は説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の金属端子フィルム150の層構成を示す断面図であり、図1を用いて本実施形態の金属端子フィルム150を構成する各層について説明する。本実施形態の金属端子フィルム150は耐熱性樹脂層151の両面にポリオレフィン系樹脂層152a、152bが少なくとも積層されて構成されている。なお、本発明の金属端子フィルム150は上記各層を含むとともに各層間に異なる層を介在させた場合も本発明の技術範囲に含むものとする。
図1は、本実施形態の金属端子フィルム150の層構成を示す断面図であり、図1を用いて本実施形態の金属端子フィルム150を構成する各層について説明する。本実施形態の金属端子フィルム150は耐熱性樹脂層151の両面にポリオレフィン系樹脂層152a、152bが少なくとも積層されて構成されている。なお、本発明の金属端子フィルム150は上記各層を含むとともに各層間に異なる層を介在させた場合も本発明の技術範囲に含むものとする。
また、図2は金属端子142の上面及び下面に金属端子フィルム150をヒートシールしたリチウムイオン電池本体141の平面図であり、図3は図2に示すリチウムイオン電池本体141のA−A’における断面図である。図3に示すように、金属端子フィルム150において、金属端子142と熱接着するポリオレフィン系樹脂層152bを構成する樹脂には着色顔料が添加されている。これにより、ヒートシール時にヒートシールバーが金属端子フィルム150を上方から下方に押圧しながら加熱する際、ヒートシールバーが金属端子フィルム150の被押圧面を均一な圧力で押圧できなかった場合、ポリオレフィン系樹脂層152の厚みが不均一な状態のままポリオレフィン系樹脂層152を構成する樹脂が冷却固化し、ポリオレフィン系樹脂層152の厚みに応じてポリオレフィン系樹脂層152に色の濃淡が表出する。つまり、ポリオレフィン系樹脂層152の層厚が相対的に薄く形成された部位は淡い色が表出し、ポリオレフィン系樹脂層152の層厚が相対的に厚く形成された部位は濃い色が表出する。これにより、ヒートシール後、冷却固化したポリオレフィン系樹脂層152bを金属端子142の上面側又は下面側から目視して、ヒートシール時のシール圧力分布を検査することにより、接着強度分布を確認することができる。
ここで、ポリオレフィン系樹脂層152bを構成する樹脂に対してカーボン粉末を0.05%以上1.0質量%以下、好ましくは0.1質量%以上0.5質量%以下添加することにより、ヒートシール後のカーボン粉末が添加されたポリオレフィン系樹脂層152bは、ポリオレフィン系樹脂層152bの厚みに応じて表出する色の濃淡がより鮮明に表れる。したがって、目視による検知を容易におこなうことができる。なお、ポリオレフィン系樹脂層152bを構成する樹脂に対して添加するカーボン粉末が0.05質量%未満又は1.0質量%超の場合、表出する色のコントラスト(濃淡)が不明確になり目視による検知が難しくなる。
また、図4は図2に示した金属端子フィルム150を上面及び下面にヒートシールした金属端子142を有するリチウムイオン電池131の分解斜視図であり、図4に示すように、金属端子142と金属端子フィルム150との接着強度が良品と判断された金属端子フィルム150付きの金属端子142をトレイ120tとシート120sの間に挟持させて、挟持部分を含む外装体周縁部をヒートシールすることにより、リチウムイオン電池131を作製することができる。なお、金属端子142の挟持部近傍は、図3に示すように、ヒートシール時の熱と圧により、ポリオレフィン系樹脂層152bが溶融し、金属端子142の両側部の空隙を埋めて密封性が確保されている。
次に金属端子フィルム150を構成する各層について具体的に説明する。ポリオレフィン系樹脂層152a、152bは接着する対象物の材質によりポリオレフィン系樹脂層152a、152bを構成する最適な樹脂の種類は異なる。接着する対象物が金属以外の部材である場合、オレフィン系樹脂の単体ないし混合物などからなる樹脂を用いればよいが、接着する対象物が金属部材である場合、不飽和カルボン酸でグラフト変性した酸変性ポリオレフィン樹脂を用いる必要がある。したがって、金属端子150と接着するポリオレフィン系樹脂層152aには酸変性ポリオレフィン樹脂を用い、外装体の最内層に配された熱接着性樹脂層と接着するポリオレフィン系樹脂層152bにはポリオレフィン系樹脂の単体ないし混合物などからなる樹脂を用いればよい。
したがって、ポリオレフィン系樹脂層152aとしては不飽和カルボン酸でグラフト変性したポリオレフィン樹脂、エチレンないしプロピレンとアクリル酸、または、メタクリル酸との共重合体、あるいは、金属架橋ポリオレフィン樹脂等が好適に用いられ、必要に応じてブテン成分、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、非晶質のエチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等を5%以上添加してもよいものである。
また、ポリオレフィン系樹脂層152aに酸変性ポリプロピレンを用いることで、耐電解質性、接着強度に優れた金属端子フィルム150を提供することができる。
酸変性ポリプロピレンを用いる場合、
(1)ビガット軟化点115℃以上、融点150℃以上のホモタイプ、
(2)ビガット軟化点105℃以上、融点130℃以上のエチレンープロピレンとの共重合体(ランダム共重合タイプ)
(3)融点110℃以上である不飽和カルボン酸を用い酸変性重合した単体又はブレンド物等を用いることができる。
(1)ビガット軟化点115℃以上、融点150℃以上のホモタイプ、
(2)ビガット軟化点105℃以上、融点130℃以上のエチレンープロピレンとの共重合体(ランダム共重合タイプ)
(3)融点110℃以上である不飽和カルボン酸を用い酸変性重合した単体又はブレンド物等を用いることができる。
なお、ポリオレフィン系樹脂層152bとしてはポリプロピレンが好適に用いられるが、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンの単層または多層、または、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンのブレンド樹脂からなる単層または多層からなるフィルムも使用できる。また、ポリプロピレンには、ランダムプロピレン、ホモプロピレン、ブロックプロピレン等各タイプに分けることができる。
また、上記各タイプのポリプロピレン、すなわち、ランダムポリプロピレン、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレンには、低結晶性のエチレンーブテン共重合体、低結晶性のプロピレンーブテン共重合体、エチレンとブテンとプロピレンの3成分共重合体からなるターポリマー、シリカ、ゼオライト、アクリル樹脂ビーズ等のアンチブロッキング剤(AB剤)、脂肪酸アマイド系のスリップ剤等を添加してもよい。
また、本実施形態に係るポリオレフィン系樹脂層152a、152bは上記各タイプのポリプロピレン層を適時組み合わせて多層化してもよいし、カーボン粉末が添加されるポリオレフィン系樹脂層152a、152bを構成する樹脂もカーボン粉末を添加した上記各タイプのポリプロピレン層を適時組み合わせて多層化してもよい。また、着色顔料にはカーボン以外の顔料を用いることも可能であり、層厚の変化により色の濃淡が表出するとともに、ヒートシールの熱で変色しないものが好ましい。
耐熱性樹脂層151にはポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムで構成した場合、これらのフィルムは融点がヒートシール温度よりも十分に高いので、ヒートシール時の圧力により金属端子フィルム150がつぶれるのを防ぎ、金属端子フィルム150の安定した接着性を確保することができる。また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムは水蒸気ガスバリア性が高いため、金属端子フィルム150を浸透する水蒸気の侵入を防ぐことができる。また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムは耐薬品性に優れるため、電解質等の内容物が付着しても腐食し難い。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムの厚さとしては、6μm以上であり、好ましくは12〜25μmである。6μm未満では短絡の虞があり、25μm超ではコスト対効果(短絡防止効果)において顕著な向上効果が見られない。また、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポリエチレンナフタレートフィルムの表面には必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理等の周知の易接着手段を講じることができる。
[実施例]
以下に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
以下に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.075質量%添加し試料1とした。層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.135質量%添加し試料2とした。層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.165質量%添加し試料3とした。層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.25質量%添加し試料4とした。層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.45質量%添加し試料5とした。層厚100μmの酸変性ポリプロピレン樹脂に対してカーボン粉末を0.55質量%添加し試料6とした。なお、試料1〜試料6で酸変性ポリプロピレン樹脂に添加するカーボン粉末にはファーネス法により作製された平均粒子径26nmのカーボンブラックを用いた。
次に試料1〜試料6を反射式濃度計(GretagMacbeth社製SpectroEye(商品名))により、マクベス色度を測定し、表1およびグラフ1にまとめた。
表1及びグラフ1より、カーボン粉末を0.1質量%以上0.5質量%以下添加した酸変性ポリプロピレン樹脂のヒートシール前のマクベス色度から、ヒートシール後、酸変性ポリプロピレン樹脂の厚みに応じて色の濃淡が表出し、それを検知することが可能であることがわかる。
以上、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、金属端子フィルム付の金属端子を備えたリチウムイオン電池として電動式自転車、自動車等に利用することができる。
120、220 外装体
120t、220t エンボス部
120s、220s シート
131、231 リチウムイオン電池
141、241 リチウムイオン電池本体
142、242 金属端子
150、250 金属端子フィルム
151、251 耐熱性樹脂層
152a、252a ポリオレフィン系樹脂層
152b、252b ポリオレフィン系樹脂層
210 包装材料
211 基材層
212 金属箔層
213 熱接着性樹脂層
214a 第1接着剤層
214b 第2接着剤層
120t、220t エンボス部
120s、220s シート
131、231 リチウムイオン電池
141、241 リチウムイオン電池本体
142、242 金属端子
150、250 金属端子フィルム
151、251 耐熱性樹脂層
152a、252a ポリオレフィン系樹脂層
152b、252b ポリオレフィン系樹脂層
210 包装材料
211 基材層
212 金属箔層
213 熱接着性樹脂層
214a 第1接着剤層
214b 第2接着剤層
Claims (5)
- 正極活物質及び正極集電体から成る正極と、負極活物質及び負極集電体から成る負極と、前記正極及び負極間に充填される電解質と、前記正極および前記負極の各々に連結される金属端子と、を含む電気化学セル本体と、
前記電気化学セル本体を内部に収納し、前記金属端子の先端が外部に突出するように前記金属端子を挟持して、前記挟持部分を含む前記外装体周縁部をヒートシールすることにより前記電気化学セル本体を内部に密封する外装体と、を備えた電気化学セルに用いられ、
少なくとも前記挟持部分において前記金属端子と前記外装体との間に配される金属端子フィルムであって、
前記金属端子フィルムは耐熱性樹脂層の両面にポリオレフィン系樹脂層を有し、
前記ポリオレフィン系樹脂層のうち少なくとも前記金属端子側に配される前記ポリオレフィン系樹脂層が酸変性ポリオレフィン樹脂で構成され、
前記ポリオレフィン系樹脂層のうち少なくとも一方に着色顔料が添加されていることを特徴とする金属端子フィルム。 - 前記ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂に対してカーボン粉末が0.05質量%以上1.0質量%以下添加されていることを特徴とする請求項1に記載の金属端子フィルム。
- 前記耐熱性樹脂層がポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金属端子フィルム。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1に記載の金属端子フィルムが予めヒートシールされたことを特徴とする金属端子。
- 請求項4に記載の金属端子を備えることを特徴とする電気化学セル。
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